JPH11218805A - ファインダーユニット - Google Patents

ファインダーユニット

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JPH11218805A
JPH11218805A JP10019851A JP1985198A JPH11218805A JP H11218805 A JPH11218805 A JP H11218805A JP 10019851 A JP10019851 A JP 10019851A JP 1985198 A JP1985198 A JP 1985198A JP H11218805 A JPH11218805 A JP H11218805A
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JP
Japan
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diopter
lens
finder
cam
field frame
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JP10019851A
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English (en)
Inventor
Akio Omiya
秋夫 大宮
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/06Viewfinders with lenses with or without reflectors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】視度レンズを支持する筒体の外周に視度補正リ
ングを回動自在に外嵌し、視度補正リングのカム面に視
度レンズのカムピンを従動させて視度レンズを進退移動
させることにより、ファインダーの光学性能を劣化させ
ることなく構造が簡単で組み立ても容易な視度調整機構
を構成でき、また、LCDパネルにより視野枠等のファ
インダー内の情報表示を行うことにより、ファインダー
内の情報表示を見やすくし、且つ組み立て時の視野枠の
位置調整を容易にするファインダーユニットを提供す
る。 【解決手段】視度レンズ94を筒体90の内部に配置
し、視度調整ダイヤル26が一体形成された視度補正リ
ング92を筒体90の外周に回動自在に外嵌して前記視
度レンズ94に突設されたカムピン94Aを筒体90の
直進溝90Aを介して視度補正リング92の端部に形成
されたカム面92Aに当接し、視度調整ダイヤル26の
回転操作によって視度レンズ94を進退移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファインダーユニッ
トに係り、特に視度調整が可能であり、かつファインダ
ー内に視野枠等の情報を光学的に表示するファインダー
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのファインダーの視度調整
は、一般に接眼レンズを構成する視度レンズを光軸方向
に移動させて行われる。この種の視度調整機構として
は、例えば、特開平1−155325号公報や特開平1
−291227号公報に開示されているように視度調整
ダイヤルと連動して回転する回転部材の外周面にカム溝
を形成すると共に視度レンズの外周にカムピンを突設
し、このカムピンを上記回転部材のカム溝に嵌合させ
て、視度調整ダイヤルの回転に従動させて視度レンズを
光軸方向に進退移動させるようになっている。
【0003】また、従来、実像ファインダーの場合、フ
ァインダー視野の範囲を実像面に置かれた視野枠によっ
て限定し、ファインダー視野をフイルム実画面に略一致
させるようにしている。逆ガリレオ式ファインダーの場
合には対物レンズと接眼レンズの中間にハーフミラーを
入れて、その反射光路上に視野枠を示す光像枠を設け、
ハーフミラーの透過と反射で視野の像に光像枠の像を重
ねるようにしている。この光像枠は、採光窓から採取し
た外光によって照明されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファインダーの視度調整機構では、視度調整ダイヤルの
回転操作を視度レンズの進退移動に伝達する機構が複雑
なため、ファインダーを配置するスペースが大きくな
り、組み立ても煩雑になるという不具合があった。ま
た、従来、ファインダー視野枠は被写体像の明るさや採
光窓から採光される光の強さによって見えにくくなると
いう問題があった。更に、パララックスのため撮影距離
に応じてファインダー視野の範囲を変更する必要がある
が、そのためには、実像ファインダーの場合には視野枠
自体の大きさ、位置を撮影距離に基づいて変化させなけ
ればならず、機構的に複雑になるという問題があった。
また、逆ガリレオ式ファインダーの場合には例えば2重
の光像枠によって通常撮影用の視野枠と近距離撮影の視
野枠とを常時ファインダーに表示させるようにしたもの
があるが、この場合には、被写体が見ずらく、また、い
ずれの視野枠が正しいのか判断しずらいという欠点があ
った。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ファインダーの光学性能を劣化させることなく
視度調整機構を小型化でき、且つ構造が簡単で組み立て
が容易であり、また、視野枠等のファインダー内の情報
表示を見やすく、且つ組み立て時の視野枠の位置調整を
容易にするファインダーユニットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、視度調整ダイヤルが回転操作されると、視
度レンズを光軸方向に進退移動させてファインダーの視
度を調整するファインダーユニットにおいて、前記視度
レンズの周面に突設されたカムピンと、光軸方向に直進
溝が貫通形成された円筒状の固定部材であって、前記視
度レンズを前記固定部材の内部に嵌入すると共に前記カ
ムピンを前記直進溝に嵌合させて、前記視度レンズを光
軸方向に進退移動自在に支持するガイド部材と、前記視
度調整ダイヤルと一体形成され、前記ガイド部材の外周
に回動自在に外嵌される円筒状の回転部材であって、該
回転部材の端部に前記カムピンと当接するカム面が形成
された視度調整リングと、前記カムピンを前記視度調整
リングのカム面に押圧する付勢部材と、を備え、前記視
度調整リングの回転により、前記カムピンをカム面に従
動させて前記視度レンズを光軸方向に進退移動させるこ
とを特徴としている。
【0007】本発明によれば、視度レンズをカム機構に
より進退移動させる視度調整リングが視度レンズを支持
するガイド部材の外周に配設されるため、視度調整リン
グを回動自在に支持する特別な機構が不要であることか
ら、構造が簡単であり小型にすることができる。また、
上記カム機構はカムピンとカム溝ではなく、カムピンと
カム面によるものなので、視度調整リング、視度レンズ
及び付勢部材を所定の順にガイド部材に配置すれば良く
組み立ても簡単である。更に、付勢部材によってカムピ
ンをカム面に確実に押し当てているため、ガタ等がなく
光学性能が良いという利点があり、また、これに伴い視
度調整も容易になる。
【0008】また、本発明の目的を達成するために、被
写体像が導かれる対物レンズと接眼レンズの光路上にハ
ーフミラーを配置し、前記対物レンズを通過した被写体
像に前記ハーフミラーを介して他の光路から視野枠の像
を重畳させるファインダーユニットであって、前記他の
光路に液晶パネルを配置し、光出力手段によって前記液
晶パネルを照明すると共に前記液晶パネルに前記視野枠
を表示させて前記視野枠の像を生成することを特徴とし
ている。
【0009】本発明によれば、LED等の光出力手段に
よって照明された液晶パネルによって視野枠の像を生成
し、被写体像にハーフミラーを介して重畳させるように
したため、被写体像の明るさや外光の明るさにかかわら
ず、ファインダー内の視野枠表示が見やすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るファインダーユニットの好ましい実施の形態を詳述す
る。図1は、本発明に係るファインダーユニットが適用
されたカメラの正面図である。同図に示すようにカメラ
10の正面には撮影レンズ12、ファインダー窓14、
AF投光窓16、AF受光窓18、AE窓20等が設け
られる。また、カメラ10の正面側に***したグリップ
部22にはシャッターボタン24が設けられる。カメラ
10の上面には、視度調整ダイヤル26やその他の各種
操作ダイヤル、操作ボタン等が設けられる。詳細は後述
するが、視度調整ダイヤル26を回動操作すると、ファ
インダーの視度レンズを前後に移動させることができ、
ファインダー視度を調整できるようになっている。
【0011】図2は、上記カメラ10のファインダーを
構成するファインダーユニットの分解斜視図である。
尚、同図に示すファインダーは実像ファインダーであ
る。同図に示すようにファインダーユニットはファイン
ダー本体50を有し、このファインダー本体50にファ
インダーユニットの各部材が取り付けられるようになっ
ている。そして、ファインダー本体50の脚部50A、
50Aがネジによりカメラ10内の所定の位置に固定さ
れるようになっている。
【0012】上記ファインダー本体50は前段部52、
中段部54及び後段部56とから構成される。前段部5
2の前面には開口52Aが形成され、この開口52Aに
は、レンズG1が嵌め込まれる。そして、その前方から
押さえ環58が取り付けられる。尚、押さえ環58は、
押さえ環58の爪58A、58Aと上記開口52Aの側
部に形成された孔52B、52Bとが係合することによ
って開口52Aに固定される。これによりレンズG1
は、その周縁部が押さえ環58によって押さえ付けられ
て、開口52Aに固定されるようになっている。
【0013】また、上記レンズG1は、カメラカバーに
形成されたファインダー窓14(図1参照)の後方に配
置され、被写体像がファインダー窓14を通過してレン
ズG1に導かれるようなっている。上記前段部52の内
部には、レンズG2、G3が配設される。レンズG2の
上端には突起60が設けられ、この突起60は、前段部
52の上面に形成された直進溝52Cに摺動自在に嵌合
される。また、レンズG2の下面には円筒状のガイド部
材62が一体的に設けられ、このガイド部材62の中心
の孔62Aにガイド軸64が挿通されるようになってい
る。ガイド軸64は、前段部52の前面に形成された孔
52Dから前段部52内部に挿入され、上記ガイド部材
62の孔62Aを通って図示しない軸受けによって前段
部52内に光軸と平行に固定される。従って、レンズG
2は前段部52内で光軸方向に摺動自在に支持される。
【0014】同様にレンズG3の上端には突起66が一
体的に設けられ、この突起66は上記直進溝52Cに摺
動自在に嵌合される。また、レンズG3の下端には円筒
状のガイド部材68が一体的に設けられ、このガイド部
材68の中心の孔68Aには上記レンズG2のガイド部
材62の孔62Aと共にガイド軸64が挿通される。従
って、レンズG3もレンズG2と同様光軸方向に摺動自
在に支持される。
【0015】また、レンズG2のガイド部材62とレン
ズG3のガイド部材68にはそれぞれカムピン62Bと
カムピン68Bが突設される。また、レンズG2とレン
ズG3の外周部にそれぞれL字形状のフック70とフッ
ク72が設けられ、これらのフック70、72に引張バ
ネ73が掛け渡される。これにより、上記カムピン62
Bとカムピン68Bは互いに近づく方向に付勢され、後
述のカム軸74に形成されるカム面74B、74Cに当
接するようになっている。
【0016】上記カム軸74は、支軸76に回動自在に
支持されて上記ガイド軸64と平行に前段部52の内部
に配設される。上記支軸76は、前段部52の前面の孔
52Eから前段部52の内部に挿入されて前段部52の
内部に上記ガイド軸64と平行に固定される。上記カム
軸74の端部には、ギア74Aが一体形成され、このギ
ア74Aは撮影レンズ用の駆動モータに図示しないギア
列を介して連結されるようになっている。
【0017】また、カム軸74の周面には、所定の位置
関係で離間した上記2つのカム面74B、74Cが形成
される。上記レンズG2のガイド部材62とレンズG3
のガイド部材68に突設されたカムピン62Bとカムピ
ン68Bは引張バネ73の付勢力によってこれらのカム
面74B、74Cに当接されるようになっている。従っ
て、撮影レンズを移動させるために駆動モータが回動す
ると、これと連動してカム軸74が回動し、レンズG2
とレンズG3がカム面74B、74Cに規定された位置
関係で移動する。これにより、撮影画角に応じてファイ
ンダー視野範囲が適切に調整されるようになっている。
【0018】尚、図3に上記レンズG2とカム軸74の
配置を示す。同図は、ファインダー本体50を前方から
見た場合にレンズG2とカム軸74を透視して表したも
ので上述したようにレンズG2は、上端の突起60がフ
ァインダー本体50の前段部52に形成された直進溝5
2Cに嵌合され、下端のガイド部材62の孔62Aにガ
イド軸64が挿通されて、光軸方向に摺動自在に支持さ
れている。そして、レンズG2の下方にカム軸74が支
軸76によって回動自在に支持され、そのカム面74B
とレンズG2のガイド部材62に突設されたカムピン6
2Bが当接されている。
【0019】ファインダー本体50の中段部54の内部
には、図2に示すようにポロプリズム80、視野枠8
2、三角プリズム84及びハーフミラー86等が配設さ
れる。ポロプリズム80は、上記レンズG1、G2、G
3を通過した被写体像を入射面80Aから入射し、入射
した被写体像を面方向が45度に傾斜した反射面80B
及び反射面80Cで反射して出射面80Dから出射す
る。ポロプリズム80の出射面80Dには視野枠82が
取り付けられる。視野枠82には開口82Aが形成さ
れ、この開口82Aによってファインダー視野範囲が制
限される。尚、ポロプリズム80の出射面80Dに突設
された位置決めピン80E、80Eと視野枠82に穿設
されたピン孔82B、82Bとが嵌合することによって
視野枠82が出射面80Dの適切な位置に位置決めされ
る。
【0020】上記レンズG1、G2、G3を通過した被
写体像は、これらのレンズによって集光され、ポロプリ
ズム80の出射面80Dの位置、即ち、視野枠82の開
口82Aの面上で実像を結ぶようになっている。三角プ
リズム84は、上記視野枠82を挟んでポロプリズム8
0の出射面80Dに隣接した位置に配置され、押さえ部
材85によって中段部54内に固定される。この三角プ
リズム84は、上記視野枠82を通過した被写体像を入
射面84Aから入射し、面方向が45度に傾斜した反射
面84Bで上方に反射した後出射面84Cから出射す
る。尚、上記図3にポロプリズム80、視野枠82及び
三角プリズム84の配置が示されている。
【0021】ハーフミラー86は、三角プリズム84の
上方に配設され、押さえ部材87に支持されて中段部5
4内に固定される。このハーフミラー86は、上記三角
プリズム84の出射面84Cから上方に出射された被写
体像を後方に反射すると共に、中段部54の開口54A
に設置されるLCD部200(LCD部200について
は後述する。)から出射された各種情報を示す光学像を
後方に透過させる。これにより、上記被写体像に上記光
学像が重畳され、ファインダー本体50の後段部56に
上記被写体像と上記光学像とが重ね合わされた像が導か
れるようになっている。
【0022】中段部54の上部開口54Bには、塵や埃
がファインダー本体50の内部に入らないように上記各
部材を内部に配した後、防塵カバー88が被せられる。
ファインダー本体50の後段部56は、円筒状の筒体9
0を有し、この筒体90に視度補正リング92、視度レ
ンズ94、バネ96及び防塵用レンズ枠98等が配設さ
れる。尚、図4は、カメラ10のカバー(カメラカバ
ー)11に固定されたファインダー本体50を後段部5
6の中心を通る垂直面で切断した断面図であり、図2と
併用して以下後段部56の構成を説明する。
【0023】上記視度補正リング92は、カメラカバー
11の上面に配設される視度調整ダイヤル26(図1及
び図4参照)と一体形成され、この視度補正リング92
は筒体90の外周に回動自在に嵌められる。従って、視
度調整ダイヤル26をカメラ外部から回動操作すると、
この視度補正リング92が回動する。また、視度補正リ
ング92の後端側には、視度レンズ94に突設されたカ
ムピン94A、94A、94Aと係合するカム面92A
が形成される。
【0024】視度レンズ94は、筒体90の後部から筒
体90の内部に挿入され、筒体90の内周面に摺動自在
に支持される。視度レンズ94の周面には上記カムピン
94A、94A、94Aが3本突設され、これらのカム
ピン94A、94A、94Aは筒体90の光軸方向に貫
通形成された直進溝90A、90A、90Aに嵌合され
る。従って、視度レンズ94は回動が規制された状態で
光軸方向にのみ移動できるようになっている。また、上
記カムピン94Aの先端は、直進溝90Aを通って上記
視度補正リング92のカム面92Aに当接するようにな
っている。
【0025】視度レンズ94の後面側にはバネ96が配
設され、その後方に防塵用レンズ枠98が配設される。
防塵用レンズ枠98は筒体90の後部開口90Bに爪9
0Cによって固定されるため、バネ96の後端はこの防
塵用レンズ枠98によって固定されて、バネ96の先端
が視度レンズ94の周縁部を付勢する。従って、視度レ
ンズ94は前方に付勢され、視度レンズ94のカムピン
94A、94A、94Aが視度補正リング92のカム面
92Aに押し当てられる。これにより、視度調整ダイヤ
ル26をカメラ外部から回動操作し、視度補正リング9
2を回動させると、カム面92Aに従動して視度レンズ
94が光軸方向に移動することとなり、視度レンズ94
の位置を適切なファインダー視度となるように調整でき
るようになっている。
【0026】また、上記バネ96の付勢力がカムピン9
4Aをカム面92Aに確実に押し当ると共に、視度補正
リング92を中段部54の側壁に片寄せして回動させる
ため、視度レンズ94のガタが確実に防止されている。
尚、視度調整ダイヤル26の回動操作にクリック感を与
えるため、視度補正リング92のクリック溝が連続的に
形成されると共に、このクリック溝にクリック板バネ9
9が当接されるようになっている。
【0027】防塵用レンズ枠98の開口98Aには、防
塵用レンズ100が押さえ環102によって固定され
る。尚、押さえ環102は、周縁部に形成された突片の
孔102A、102Aが防塵用レンズ枠98の周面に形
成された爪98B、98Bに掛止されて、防塵用レンズ
枠98に固定される。これにより、防塵用レンズ100
がファインダー50の内部に塵や埃等が進入するのを防
止する。
【0028】上記視野枠82の開口82Aにおいて結像
された被写体像は、上記三角プリズム84及びハーフミ
ラー86で後段部56に反射された後、視度レンズ94
及び防塵用レンズ100によって拡大され、ファイダー
接眼部を構成するファインダーカバー104の開口10
4Aを通過して撮影者に観察されるようになっている。
【0029】以上のように構成された視度調整機構によ
れば、筒体90の外周と内周に視度補正リング92や視
度レンズ94等の各部材を配設するようにしているた
め、装置を小型化することができる。また、視度補正リ
ング92、視度レンズ94、バネ96及び防塵用レンズ
枠98を順に筒体90に嵌め込むだけなので構造が極め
て簡単で且つ組み立てが容易であり、また、視度レンズ
94のガタもないためファインダーの光学性能が極めて
高い。
【0030】次に上記ファインダー本体50の中段部5
4に形成された開口54Aに取り付けられるLCD部2
00の構成について上記図4と、図5の分解斜視図を用
いて説明する。LCD部は、主として各種情報を示す光
学像を表示画面上に表示するLCDパネル120とLC
Dバネル120を背面側から照明する4つのLED12
2A〜122Dとから構成される。LCDパネル120
の前面(表示画面側)はLCD枠台124に当接され、
LCDパネル120の後面には段差を埋めるスペーサ1
26を介して押さえ部材128が取り付けられる。押さ
え部材128は、その上端と下端に形成された突片の孔
128A、128AとLCD枠台124の上面と下面に
形成された爪124A、124Aとが係合して、LCD
枠台124に固定される。これにより、LCDパネル1
20が押さえ部材128に押さえられてLCD枠台12
4に固定されるようになっている。
【0031】尚、LCDパネル120をLCD枠台12
4に固定する際には、LCDパネル120の固定角度を
調整してLCDパネル120の上下、左右の方向をLC
D枠台124の上下、左右の方向に一致させるようにす
る。一方、LED122A〜122Dは、基板130に
取り付けられて基板130から電力の供給を受け、発光
面からLED光を発光させる。各LED122A〜12
2Dは、それぞれライトガイド台132の内部に形成さ
れた切り欠きに嵌着され、ライトガイド台132の前面
に中央部が矩形状に突出したライトガイド134が取り
付けられる。ライトガイド134の中央の突出部134
Aは、光を遮断する部材であり、ライトガイド台132
の内部に固定された4つのLED122によって形成さ
れた孔に嵌入される。従って、LED122A〜122
Dによって囲まれる中央の範囲には光が入り込まないよ
うになっている。
【0032】一方、ライトガイド134の周縁の平坦部
134Bは、LED122A〜122Dの発光面の前方
に配置され、各LEDから出射されたLED光を拡散さ
せて均一な光として前方に透過させる。このようにして
LED122A〜122Dやライトガイド134が取り
付けられたライトガイド台132は、上記押さえ部材1
28の後面側に取り付けられる。即ち、ライトガイド台
132の一側面には爪132B、132Bが設けられる
と共に反対の側面には突起(図示せず)が形成されてお
り、この突起を押さえ部材128に形成された孔128
Bに嵌合させると共に上記爪132Bを押さえ部材12
8に形成された孔128Cに掛止させることにより、ラ
イトガイド台132が押さえ部材128に固定される。
これにより、ライトガイド台132とLCD枠台124
が連結され、LCDパネル120の背面側にLED12
2による照明光源が配置される。
【0033】以上の如く構成されたLCD部は、図2に
示したファインダー本体50の中段部54に形成された
開口54Aに連結される。中段部54の開口54A上部
には2本のピン136、136が突設されると共にネジ
穴138が形成され、開口54Aの底面には横方向の長
孔139が形成される。一方、図5に示すようにLCD
枠台124の上端の突片に横方向の長孔124C、12
4Cとネジ140を挿通する孔124Dが穿設され、下
面にピン124Bが突設される。尚、孔124Dは、ネ
ジ140の径より充分大きな径を有している。
【0034】従って、図4に示すように開口54Aのピ
ン136をLCD枠台124の長孔124Cに嵌合させ
ると共にLCD枠台124のピン124Aを開口54A
の長孔139に嵌合させ、ネジ140をLCD枠台12
4の孔124Dに通して開口54Aのネジ穴138に締
めつけることによって、LCD枠台124が開口54A
に固定される。
【0035】また、LCD枠台124を開口54Aに固
定する際に、LCD枠台124を上記長孔124Bと長
孔139で規制される範囲内でスライドさせることでL
CDパネル120の表示画面の左右方向の位置調整を容
易に行うことができ、また、表示画面の上下方向の位置
調整に関しては、ファインダー本体50とLCD枠台1
24の間に所望の厚みの調整ワッシャー142を挟み込
むことで調整することができるようになっている。
【0036】次に、上記LCD部のLCDパネル120
の表示内容とLED122A〜122Dの照明範囲につ
いて図3及び図6を用いて説明する。これらの図には、
上記実像面に設置された視野枠82の開口82Aの縁が
LCDパネル12上の枠Pで示されている。この枠Pは
LCDパネル120に表示されるものではなく、LCD
パネル120の表示画面と開口82Aの縁との位置関係
を示したものである。これらの図に示すように枠Pの範
囲内には被写体距離に応じた視野枠を示すラインL1、
L2、M1、M2、M3、N、O1、O2が表示され
る。例えば、被写体距離を3段階に分けて、遠距離撮影
の場合にはラインL1、M1、N、O1が表示され、中
距離撮影の場合にはラインL1、M2、N、O1が表示
され、近距離撮影の場合にはラインL2、M3、N、O
2が表示されるようになっている。これにより被写体距
離に応じて適切な視野枠がファインダーに表示される。
【0037】また、LCDパネル120の枠Pの左側に
は被写体距離がバーグラフGで表示され、右側にはシャ
ッター速度S、ストロボ情報F等が表示されるようにな
っている。また、図6において上記LCDパネル120
の斜線で示す範囲に、各LED122A〜122Dが配
設されるようになっており、LCDパネル120の後面
側に配設された各LEDによってこの斜線の範囲にLE
D光が照明される。これによれば、例えば、枠Pの範囲
外の情報表示を照明するLED122AやLED122
Cは、枠Pの範囲内の視野枠を示すラインの照明に兼用
されており、LEDの設置点数が削減されている。
【0038】以上のように構成されたLCD部によれ
ば、LEDによって照明されたLCDパネルによって視
野枠を表示するようにしたため、被写体像の明るさ等に
影響されず常に視野枠を見やすくすることができる。ま
た、LCDパネル上の視野枠の表示位置を変更するだけ
で簡単に被写体距離に応じた視野枠の切り替えができる
ようになると共に、例えば、近距離撮影用と遠距離撮影
用の視野枠といった複数の視野枠を常時に表示させてお
く必要がないため、ファインダー内の被写体像が見やす
く、視野枠を誤るといったことも防止できる。
【0039】尚、上記実施の形態では、実像ファインダ
ーについて説明したが、本発明は実像ファインダーに限
らず、逆ガリレオ式ファインダー等の他の方式のファイ
ンダーにも適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るファインダーユニットによ
れば、視度レンズをカム機構により進退移動させる視度
調整リングが視度レンズの光軸と同軸上に配設され、視
度調整リングを回動自在に支持する特別な機構が不要で
あるため、構造が簡単であり小型にすることができる。
また、上記カム機構はカムピンとカム溝ではなく、カム
ピンとカム面によるものなので、視度調整リング、視度
レンズ及び付勢部材を所定の順でガイド部材に配置すれ
ば良く組み立ても簡単である。更に、付勢部材によって
カムピンをカム面に確実に押し当てているため、ガタ等
がなく光学性能が良いという利点があり、また、これに
伴い視度調整も容易になる。
【0041】また、LED等の光出力手段によって照明
された液晶パネルによって視野枠の像を生成し、被写体
像にハーフミラーを介して重畳させるようにしたため、
被写体像の明るさや外光の明るさにかかわらず、ファイ
ンダー内の視野枠表示が見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、カメラの正面図である。
【図2】図2は、ファインダーユニットの分解斜視図で
ある。
【図3】図3は、ファインダーユニットを正面から見た
場合の所定部材の配置を示した透視図である。
【図4】図4は、ファインダーユニットの側面断面図で
ある。
【図5】図5は、LCD部の分解斜視図である。
【図6】図6は、ファインダーに表示される光学像の構
成を示した図である。
【符号の説明】
10…カメラ 14…ファインダー窓 26…視度調整ダイヤル 50…ファインダー本体 90…筒体 92…視度補正リング 94…視度レンズ 96…バネ 98…防塵用レンズ枠 100…防塵用レンズ 102…押さえ環 120…LCDパネル 122A〜122D…LED 124…LCD枠台 134…ライトガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】視度調整ダイヤルが回転操作されると、視
    度レンズを光軸方向に進退移動させてファインダーの視
    度を調整するファインダーユニットにおいて、 前記視度レンズの周面に突設されたカムピンと、 光軸方向に直進溝が貫通形成された円筒状の固定部材で
    あって、前記視度レンズを前記固定部材の内部に嵌入す
    ると共に前記カムピンを前記直進溝に嵌合させて、前記
    視度レンズを光軸方向に進退移動自在に支持するガイド
    部材と、 前記視度調整ダイヤルと一体形成され、前記ガイド部材
    の外周に回動自在に外嵌される円筒状の回転部材であっ
    て、該回転部材の端部に前記カムピンと当接するカム面
    が形成された視度調整リングと、 前記カムピンを前記視度調整リングのカム面に押圧する
    付勢部材と、 を備え、前記視度調整リングの回転により、前記カムピ
    ンをカム面に従動させて前記視度レンズを光軸方向に進
    退移動させることを特徴とするファインダーユニット。
  2. 【請求項2】被写体像が導かれる対物レンズと接眼レン
    ズの光路上にハーフミラーを配置し、前記対物レンズを
    通過した被写体像に前記ハーフミラーを介して他の光路
    から視野枠の像を重畳させるファインダーユニットであ
    って、 前記他の光路に液晶パネルを配置し、光出力手段によっ
    て前記液晶パネルを照明すると共に前記液晶パネルに前
    記視野枠を表示させて前記視野枠の像を生成することを
    特徴とする請求項1記載のファインダーユニット。
JP10019851A 1998-01-30 1998-01-30 ファインダーユニット Pending JPH11218805A (ja)

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JP10019851A JPH11218805A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 ファインダーユニット
US09/237,914 US6169859B1 (en) 1998-01-30 1999-01-27 Viewfinder

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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JPH11218805A true JPH11218805A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12010760

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JP10019851A Pending JPH11218805A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 ファインダーユニット

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