JPH11218353A - クリーンルームへの吹出し風速調整装置 - Google Patents

クリーンルームへの吹出し風速調整装置

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JPH11218353A
JPH11218353A JP10021244A JP2124498A JPH11218353A JP H11218353 A JPH11218353 A JP H11218353A JP 10021244 A JP10021244 A JP 10021244A JP 2124498 A JP2124498 A JP 2124498A JP H11218353 A JPH11218353 A JP H11218353A
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JP
Japan
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fan
clean room
air
filter
filter unit
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JP10021244A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kawai
雅利 河合
Masahiro Okura
雅広 大倉
Masayoshi Hara
正誉 原
Sadaji Igarashi
貞二 五十嵐
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Toshiba Corp
Toshiba Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Air Conditioning Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタ前後の静圧差からファンフィルタユニ
ットの吹出し風量、吹出し速度を精度よく、正確に自動
調整することができるクリーンルームへの吹出し風速調
整装置を提供する。 【解決手段】クリーンルームへの吹出し風速調整装置は
ファンフィルタユニット30の吹出し速度、風量とフィ
ルタ静圧との間に精度のよい関係式が成立することに着
目したものである。建物の密閉室12内はファンフィル
タユニット群13とグレーチング床14とにより天井チ
ャンバ16とクリーンルーム17と床下チャンバ18と
に区画され、ファンフィルタユニット群13は、送風フ
ァン31とフィルタ32とを組み立てたファンフィルタ
ユニット30を多数敷設して構成される。ファンフィル
タユニット30にフィルタ前後の静圧差を検出する圧力
検出手段35を設け、この圧力検出手段35を送風量制
御手段40に接続し、この送風量制御手段40によりフ
ァンフィルタユニット30からの吹出し風量あるいは風
速を自動調整してクリーンルーム17への吹出し風量を
調整したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンフィルタユ
ニットからの吹出し風量あるいは風速を調整するクリー
ンルームへの吹出し風速調整装置に係り、特に、ファン
フィルタユニットのフィルタ上流側と下流側のフィルタ
静圧差を検出してクリーンルームへの吹出し風量を自動
調整させるクリーンルームへの吹出し風速調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームは、空気中に浮遊する微
粒子を塵埃,微生物を問わず全てゴミとして、コンタミ
ネーションコントロールが行なわれる限られた制御対象
空間をいい、クリーンルームは空気中の浮遊微粒子を限
定された清浄度レベル以下に管理する他、必要に応じて
温度,湿度,圧力などの環境条件についても管理が行な
われるようになっている。
【0003】クリーンルームは大別すると、半導体製造
装置等に用いられる工業用クリーンルームと、微生物粒
子を制御対象とするバイオロジカルクリーンルームと、
病原性微生物や未知の遺伝子取扱い分野で用いられるバ
イオハザード対策施設とがある。このうち、工業用クリ
ーンルームは、空気清浄化設備を備え、室内を正圧に維
持し、空気中に浮遊する微粒子を塵埃や微生物を問わ
ず、全ての微粒子を制御対象とし、要求される空気清浄
度を保持している。
【0004】クリーンルーム内の室内清浄度を所要の清
浄度レベルに保持するためには、塵埃等の微粒子のゴミ
をクリーンルーム内に持ち込ませず、しかも、クリーン
ルーム内ではゴミを発生させず、堆積させず、かつ速か
にクリーンルームから排除させる必要がある。
【0005】工業用クリーンルームでは、クリーンルー
ム内に製造装置が設置され、作業員がクリーンルーム内
に入って種々の作業工程が実施される。クリーンルーム
内に作業員が入って種々の作業工程が実施されると、製
造装置や作業員自身が発塵源となり、この発塵源で発生
した塵埃等の微粒子が製品に付着し、製品歩留りを低下
させる虞がある。
【0006】クリーンルームへの作業員の入室管理や、
製造装置,作業員の発塵源から発生する塵埃等の微粒子
の取扱いが、クリーンルームの清浄度保持や製品の歩留
り低下を防止する上で重要になる。
【0007】このため、高清浄度を必要とする工業用ク
リーンルームでは、垂直一方向流方式を採用し、建物の
密閉室内に配置された高性能フィルタで空気を清浄化
し、清浄化された空気をクリーンルーム内で上方から下
方への一方向の下降面流となるように案内している。
【0008】従来の工業用クリーンルームでは、クリー
ンルームの要求性能に応じて上方から下方への一方向流
が室全体で均一な平均面風速(水平断面風速)、例えば
0.5m/sec の管理風速となるように、ファンフィル
タユニット群の各ファンフィルタユニットを決定してい
る。
【0009】ファンフィルタユニット群は、建物の密閉
室内に敷設されて天井チャンバとクリーンルームとを区
画する一方、下方に設けられたグレーチング床によりク
リーンルームと床下チャンバとを区画している。建物の
密閉室内は上下に離間して配置されたファンフィルタユ
ニット群とグレーチング床とにより天井チャンバ、クリ
ーンルームおよび床下チャンバに区画される。
【0010】一方、ファンフィルタユニット群は、クリ
ーンルームの天井側に数百ないし数千台のファンフィル
タユニットを敷設して構成される。各ファンフィルタユ
ニット(以下、FFUという。)は送風ファンとそのフ
ァン下流側設置のフィルタとを一体的に組み立てたもの
で、FFU1台当りの吹出し風量あるいは風速は、クリ
ーンルームに要求される平均面風速をフィルタ有効面積
率で除することにより決定される。
【0011】クリーンルームは要求性能(クラス)に応
じた平均面風速を得るために、循環風量が通る搬送経路
(通風路)の空気抵抗を概略計算したり、取り付けられ
るFFUのフィルタ抵抗を求めてFFUに必要な静圧を
決定している。
【0012】本来、クリーンルームを内部に形成した建
物が、設計通りの搬送経路抵抗であれば、FFUからの
吹出し風速あるいは風量を調整する必要はないが、建物
の施工状況により物件毎に搬送経路抵抗が変化する。
【0013】しかも、建物は、建築構造上、FFUの設
置台数や空調システムが建物毎に異なり、使用されるフ
ィルタも建物毎に異なる。その上、建物は、搬送通路抵
抗を基準に建築構造が定まるものではなく、クリーンル
ームに設置される製造装置や実験装置等の各種装置や用
途に応じて建築構造が定められる。このため、建物は物
件毎にFFUからの吹出し風量、風速あるいは必要な静
圧が違ってくる。
【0014】従来のクリーンルームへの吹出し風速調整
装置は、クリーンルームへの吹出し風速を検出して、フ
ィルタユニット群のFFUのグループ毎あるいは個別に
送風ファンのファンモータをインバータ制御してクリー
ンルームへの吹出し風速あるいは風量の制御を行なった
り、また、インバータ制御の代りにダンパー調整を行な
って吹出し風速あるいは風量の制御を行なっている。さ
らに、送風ファンのファンモータを強・中・弱のモータ
ノッチ切替え等で吹出し風速あるいは風量制御を行なっ
ている。
【0015】この種のクリーンルームへの吹出し風量あ
るいは風速制御には、熱式あるいは羽根車等を用いた風
速センサを使用し、この風速センサによりFFUから吹
き出される風速を測定し、ダンパー調整を行ない、「調
整→風速測定→調整……」のトライアンドエラー方式の
繰返しにより、クリーンルームへの吹出し速度あるいは
風量調整を行なっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリーンルーム
への吹出し風量あるいは風速の調整は、風速センサにて
吹出し風速を測定し、トライアンドエラー方式の繰返し
により行なっており、吹出し風速あるいは風量調整作業
に多大の労力と時間を要し、クリーンルームの試運転調
整時間に手間隙がかかり、立上げに膨大な時間を要して
いる。
【0017】また、FFUから吹き出される風速を測定
する風速センサは風速測定精度が低いため、通常0.5
m/sec 以下の微風速を正確に測定することができず、
センサ誤差が生じ易く、正確な吹出し風速あるいは風量
に調整することが困難である。このため、クリーンルー
ムの要求性能(クラス)によっては、従来のクリーンル
ームへの吹出し風速調整装置を採用することが困難であ
り、FFUからの吹出し風速あるいは風量を正確に測定
できる吹出し風速調整装置が強く要望されている。
【0018】さらに、稼動工場や実験室などのクリーン
ルームを内部に形成した建物では、クリーンルーム内に
製造装置や実験装置等の各種装置が多数設置されてお
り、FFUからの吹出し風速を変更させた場合、測定精
度上の問題から正確な風速測定ができない場所が多く、
吹出し風速あるいは風量を正確に調整できず、ラフな風
速調整となっていた。
【0019】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、フィルタ静圧と風量の間に精度の良い関係が
あることに着目し、フィルタ上流側および下流側の静圧
差から吹出し風量あるいは速度を正確に精度よく自動調
整可能なクリーンルームへの吹出し風速調整装置を提供
することを目的とする。
【0020】本発明の他の目的は、吹出し風速調整装置
のファンフィルタユニットの取付自由度を向上させ、後
付けも可能として既設のファンフィルタユニットの取付
を可能とし、信頼性を向上させたクリーンルームへの吹
出し風速調整装置を提供するにある。
【0021】本発明のさらに他の目的は、ファンフィル
タユニット群の各ファンフィルタユニットからの吹出風
速を個別にあるいはグループ毎に簡単かつ容易に自動調
整可能とし、クリーンルームへの吹出し風量あるいは風
速変更の自由度を向上させ、吹出し風速調整を短時間で
簡単かつ容易に行ない得るようにしたクリーンルームへ
の吹出し風速調整装置を提供するにある。
【0022】本発明のさらに他の目的は、ファンフィル
タユニット群の各ファンフィルタユニットからの吹出し
速度を遠隔制御できて利便性が向上する一方、クリーン
ルームへの吹出し風量あるいは風速制御に専門性が要求
されず、調整者による個人差も生じず、信頼性を向上さ
せたクリーンルームへの吹出し風速調整装置を提供する
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクリーンル
ームへの吹出し風速調整装置は、上述した課題を解決す
るために、請求項1に記載したように、ファンフィルタ
ユニット群とグレーチング床とを上下に間隔をおいて配
置して密閉室内に天井チャンバとクリーンルームと床下
チャンバとを区画する一方、上記ファンフィルタユニッ
ト群は送風ファンとこのファン下流側のフィルタとを組
み立てたファンフィルタユニットを多数敷設して構成
し、上記ファンフィルタユニットにフィルタ上流側と下
流側との静圧差を検出する圧力検出手段を設け、この圧
力検出手段からのフィルタ静圧差に応じて送風量を制御
する送風量制御手段を設け、この送風量制御手段により
クリーンルームへの吹出し風量を調整したものである。
【0024】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調整装置は、
請求項2に記載したように、送風量制御手段は、送風フ
ァンのファンモータ回転駆動を制御するインバータ制御
手段および送風ファンのファン吸込口設置のダンパー開
閉機構を駆動制御するダンパー制御手段の一方で構成し
たり、さらに、請求項3に記載したように、送風量制御
手段には、中央制御盤が電気的に接続され、上記中央制
御盤で送風量制御手段を遠隔制御して各ファンフィルタ
ユニットを個別にあるいはグループ毎に自動調整可能に
構成したものである。
【0025】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調整装
置は、請求項4に記載したように、圧力検出手段は、フ
ァンフィルタユニットのフィルタ上流側ファンケース内
とフィルタ下流側とのフィルタ静圧差をファンフィルタ
ユニット毎に個別に検出可能に構成したものであり、ま
た、請求項5に記載したように、圧力検出手段は、ファ
ンフィルタユニット外部のフィルタ上流側天井チャンバ
と、フィルタ下流側のクリーンルームとの静圧差を検出
可能に構成したものである。
【0026】またさらに、上述した課題を解決するため
に、本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調整装
置は、請求項6に記載したように、圧力検出手段および
送風量制御手段はファンフィルタユニット群のファンフ
ィルタユニットに着脱可能に設け、後付け可能に構成し
たものである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係るクリーンルームへの
吹出し風速調整装置の実施形態について添付図面を参照
して説明する。
【0028】図1は本発明に係るクリーンルームへの吹
出し風速調整装置の一実施形態を簡略的あるいは原理的
に示した全体構成図を示す。この吹出し風速調整装置
は、種々の製造装置や実験装置を収容した建物の建屋1
0内に設置される。この建屋10は内部に仕切壁11で
仕切られた密閉室12が形成され、この密閉室12内の
上下にファンフィルタユニット群13とグレーチング床
14とが間隔をおいて設けられ、密閉室12内を天井チ
ャンバ16とクリーンルーム17と床下チャンバ18と
に区画している。このクリーンルーム17は例えば工業
用クリーンルームとして用いられる。
【0029】グレーチング床14はメッシュ状の床で、
密閉室12近傍に横架された格子状の梁20上に設けら
れ、この梁20上に立設された支保工、支柱等のグレー
チング受け金具である支持具21を介して載置される。
グレーチング床14の下方には均圧化フィルタ手段とし
てのプレフィルタ22が設置され、クリーンルーム17
内を下降する気流が管理風速を保って均一な下降流とな
るように調節している。管理風速は0.2m/sec から
0.7m/sec の間でクリーンルーム17の要求性能に
応じて適宜決定される。
【0030】床下プレフィルタ22は梁20間に架け渡
されて、支持される。床下プレフィルタ22はクリーン
ルーム17内の圧力調整を行ない、下降流の整流化を図
っている。床下プレフィルタ22に代えてグレーチング
面側に圧力調整ダンパーを設けてもよい。
【0031】また、建屋10の両側には仕切壁11によ
りエアスペース24が区画され、このエアスペース24
が床下チャンバ18からの空気を天井チャンバ16に導
く通風路としての搬送経路24を形成している。床下チ
ャンバ18からの搬送経路24の流入側に熱交換器(冷
却器)としてのドライコイル25が設置され、搬送経路
24に案内される空気を冷却している。
【0032】一方、密閉室12の上部に敷設されるファ
ンフィルタユニット群13は、図1ないし図3に示すよ
うに、格子状天井フレームとしてのフィルタフレーム2
7上に支持される。フィルタフレーム27は吊具(図3
参照)により天井壁28からワイヤやケーブル等で吊設
され、天井部に架設される。ファンフィルタユニット群
13は数百台ないし数千台のファンフィルタユニット3
0をフィルタフレーム27上にマトリックス状に敷設し
て構成される。
【0033】ファンフィルタユニット(FFU)は、タ
ーボファン、プラグファン等の軸流ファンからなる送風
ファン31とHEPAフィルタ、ULPAフィルタ等の
高性能フィルタ32とを一体的に組み立てて構成され、
フィルタ32はファンモータ33駆動の送風ファン31
の下流側に設けられる。密閉室12に敷設される各FF
U30は、原則的に風量・静圧が同じ仕様のものが使用
されるが、フィルタフレーム27上への割付けの関係か
ら、一部は特殊サイズのものが必要に応じて用いられ
る。
【0034】ファンフィルタユニット(FFU)30に
は、フィルタ上流側とフィルタ下流側とのフィルタ静圧
差を検出する圧力検出手段35が着脱自在に設けられ
る。図3は、右側のFFU30にフィルタ静圧差検出用
の圧力検出手段35を設けた例を示したが、この圧力検
出手段35は各FFU30の全てに個別に設けても、ま
た、仕様条件が同じFFU30を複数台ずつグループ化
し、各グループ毎に設けてもよい。仕様条件が異なるF
FU30には、圧力検出手段35がそれぞれ設けられ
る。
【0035】圧力検出手段35は、ピトー管、マノメー
タ等で構成される対をなす棒状の静圧センサ36と静圧
センサ36からの検出信号を処理する減圧器等の信号処
理器37で構成される。静圧センサ36はFFU30の
ファンケース38およびフィルタケース39内に、フィ
ルタ上流側と下流側で気流の流れに直交する方向に突出
して着脱自在に設けられる。各静圧センサ36で検出さ
れた静圧の圧力検出信号は信号処理器37に送られて減
算処理され、フィルタ上流側と下流側とのフィルタ静圧
差ΔP1 が検出される。検出されたフィルタ静圧差ΔP
1 は送風量制御手段40に送られるようになっている。
【0036】また、フィルタ上流側と下流側の静圧差Δ
1 を検出する圧力検出手段35とともに、あるいこの
圧力検出手段35に代えてFFU30のファンケース3
8外の静圧(機外静圧)を検出する静圧センサ43を設
け、この静圧センサ43とフィルタ下流側の静圧を検出
する静圧センサ36と、減算器としての信号処理器44
により、第2の圧力検出手段45が設けられる。第2圧
力検出手段45によってもフィルタ上流側のFFU機外
静圧とフィルタ下流側静圧との機外静圧差ΔP2 を検出
することができる。この機外静圧差ΔP2 により、搬送
経路24の抵抗値を予想することができる。第2の圧力
検出手段45からの機外静圧差信号も送風流制御手段4
0に送られるようになっている。
【0037】送風量制御手段40は送風ファン31のフ
ァンモータ33を周波数制御させるインバータ制御器で
構成され、このインバータ制御器によりファンモータ3
3を20Hz〜60Hzの間で周波数可変制御し、送風
ファン31の送風量をコントロールしている。送風量制
御手段40は制御ボックス46内に納められて、FFU
30のファンケース38の頂部に着脱自在に設置され
る。制御ボックス46はファンケース38の外側方には
み出さないようにセットされる。
【0038】その際、送風量制御手段40は各FFU3
0にそれぞれ設けた例を示したが、仕様条件が同じ各F
FU30を複数台ずつグループ化し、各グループのFF
U毎に1つの送風量制御手段40を設け、この送風量制
御手段40としてインバータ制御器で各グループのFF
U30を駆動制御させてもよい。この場合には、送風量
制御手段40に対応させて圧力検出手段35および45
も各グループのFFU30毎に1個ずつ設けてもよい。
【0039】圧力検出手段35,45および送風量制御
手段40は、FFU30の吹出し風速調整装置48を構
成しており、この吹出し風速調整装置48はファンフィ
ルタユニット群13の各FFU30に着脱自在に設けら
れる。吹出し風速調整装置48はFFU30の工場出荷
時にFFU30に付設しても、また、建屋10内に敷設
されたFFU30に現場に付設し、後付けしてもよい。
吹出し風速調整装置48は既設のFFU30に付設して
もよく、取付自由度を向上させることができる。
【0040】また、送風量制御手段40は、遠隔制御可
能な中央制御盤50に電気ケーブル51あるいは無線に
より電気的に接続される。中央制御盤50は監視盤を兼
ね、送風量制御手段40から送られてくる制御信号を監
視盤に送り、この監視盤にてFFU30からの吹出し風
速あるいは風量を遠隔地から監視することができるよう
になっている。
【0041】ところで、FFU30は仕様条件(例え
ば、ファンモータ;3φ、200V、60Hz、4P、
200W,送風ファン:PF−15−35)が定まる
と、図4に示すようにフィルタ32の静圧Pと風量Qの
関係を精度よく測定でき、FFU性能特性曲線、いわゆ
るP−Q特性曲線が正確かつ一義的に得られる。このP
−Q特性曲線からP−Q特性近似式(FFU性能式)が
得られる。このP−Q特性近似式を採用することによ
り、機外静圧ΔP2 の測定により、風量Qを求めること
ができる。
【0042】また、FFU30のフィルタ32に例えば
HEPAフィルタを用いたとき、フィルタ静圧差ΔP1
と風速Vの関係を図5に示すように、精度よく測定する
ことができ、この関係からフィルタ性能曲線(P−V特
性曲線)が正確かつ一義的に得られる。このP−V特性
曲線からP−V特性近似式(フィルタ性能式)が得られ
る。そして、このP−V特性近似式を採用することによ
り、フィルタ静圧差ΔP1 を測定することにより、吹出
し風速Vを求めることができる。
【0043】次に、FFU30の吹出し風速調整装置4
8の作用を説明する。
【0044】建屋10内の密閉室12の下部にグレーチ
ング床14を設ける一方、密閉室12の上部に横架され
たフィルタフレーム27上にファンフィルタユニット3
0を多数整列状態で配列し、ファンフィルタユニット群
13を設ける。このファンフィルタユニット群13とグ
レーチング床14により密閉室12内を天井チャンバ1
6とクリーンルーム17と床下チャンバ18に区画す
る。
【0045】ファンフィルタユニット群13を構成する
ファンフィルタユニット(FFU)30に吹出し風速調
整装置48を取り付ける。吹出し風速調整装置48は、
工場出荷時に各FFU30に取り付けても、また、フィ
ルタフレーム27に据え付けられたFFU30に現場に
て取り付けてもよい。吹出し風速調整装置48は、仕様
条件が同じFFU30を複数台ずつグループ化し、各グ
ループ毎に1つの吹出し風速調整装置を設けてもよい。
【0046】この設置状態で、ファンフィルタユニット
群13の各FFU30を運転させると、各FFU30の
運転により、天井チャンバ16内の空気は、各FFU3
0の送風ファン31によりフィルタ32を通して吹き出
させる。その際、フィルタ32により、空気中に含まれ
る塵埃や微粒子が除去され、清浄化された空気がクリー
ンルーム17に吹き出される。
【0047】クリーンルーム17へ吹き出された清浄な
空気は、上方から下方への一方向の下降面流となって管
理速度(例えば0.3m/sec )でグレーチング床14
に向って流れ、続いてこのグレーチング床14を通過し
て床下チャンバ16に導かれる。クリーンルーム17内
を下降する空気流は、塵埃を舞い上がらせることのない
平均面速度(管理速度)で下降させるように、各FFU
30により吹出し速度Vあるいは吹出し風量Qが調整さ
れる。
【0048】一方、床下チャンバ18に案内された空気
は、プレフィルタ22を経て両側のエアスペース側に案
内され、ドライコイル25で熱交換されて空気調和さ
れ、両側方の搬送経路24を経て天井チャンバ16に還
流され、再び各FFU30に導かれる。
【0049】各FFU30からの吹出し速度あるいは吹
出し風量は次のようにして自動調整される。その際、所
定の仕様条件のFFU30は、フィルタの静圧と風量の
関係式が予め精度よく測定されており、既知である。そ
して、実際に据え付けられたFFU30のフィルタ静圧
差ΔP1 を圧力検出手段35で感知することにより、フ
ィルタ静圧差ΔP1 からFFU30の吹出し速度V、吹
出し風量Qを算出することができ、この吹出し風量Qを
自動調整させることができる。
【0050】FFU30の吹出し風量Qを自動調整させ
るために、クリーンルーム17の要求性能(クラス)に
応じて平均面風速(水平断面風速)が管理風速となるF
FU30の吹出し風速V(例えば0.35m/sec )、
フィルタ有効面積A(例えば0.67m2 )、フィルタ
特性式(P−V特性近似式)Fv、FFU性能式(P−
Q特性近似式)Fq、搬送経路(ΔP2 )の予想抵抗値
St(例えば5mmAq)、ファン定格周波数Ff(例え
ば50Hz)の6項目を中央制御盤50でセットし、送
風量制御手段40に入力させる。送風量制御手段40に
は、仕様条件に応じたFFU30のフィルタ性能式(P
−V性能近似式)FvやFFU性能条件式(P−性能近
似式)Fqが内蔵された設定器が組み込まれている。
【0051】送風量制御手段40は、6項目の入力値に
基づいて、FFU30の所望運転風量(設定運転風量)
Q(例えば840m3 /hr)を算出して設定し、FFU
30の運転に必要な機外静圧ΔP(ΔP1 +ΔP2 )が
算出される。このFFU30の必要機外静圧ΔPは例え
ば13.5mmAqとフィルタ前後差圧ΔP1 と搬送経路
予想抵抗値St(ΔP2 )とから算出される。また、送
風量制御手段40は、FFU30の始動に必要な運転周
波数を算出する。この始動運転周波数は、例えば33.
7Hzである。
【0052】ファンフィルタユニット群13の各FFU
30の始動により、運転が開始されると、フィルタ前後
差圧が発生するので、圧力検出手段35によりフィルタ
前後差圧(静圧差)ΔP1 (例えば8.0mmAq)が測
定される。測定されたフィルタ前後差圧ΔP1 からFF
U30の吹出し風速Va(例えば0.330m/sec)
および吹出し風量Qa(例えば793m3 /hr)が送風
量制御手段40の計算にて算出され、この算出吹出し風
量QaをFFU30の運転風量Qと比較させる。そし
て、算出吹出し風量Qaが設定運転風量Qに一致するよ
うに、FFU30の運転周波数を送風量制御手段40に
より収束運転制御(増減制御)させ、FFU30の吹出
し風量を自動調整させる。
【0053】このように、圧力検出手段35でファンフ
ィルタユニット群13の各ファンフィルタユニット30
のフィルタ前後差圧(静圧差)ΔP1 を検出し、この測
定フィルタ前後差圧ΔP1 を予め既知のフィルタ性能式
(P−V特性近似式)に当てはめると、FFU30の吹
出し風速あるいは吹出し風量を自動調整させる。この結
果、従来のようにトライアンドエラー方式の繰返し風速
調整作業が不要となり、無駄な労力を省くことができ、
クリーンルームの運転立上げをスムーズにかつ能率的に
行なうことができる。
【0054】ファンフィルタユニット群13の各FFU
30からの吹出しにより、クリーンルーム17への吹出
し風量が管理風速の平均面風速、例えば0.30m/se
c となるように調整される。FFU30の1台当りの吹
出し風速・風量は、平均面風速をフィルタ32の有効面
積率、例えば85%で除することにより、決定される。
【0055】図1のような密閉室12内にファンフィル
タユニット群13を配置して運転した場合、一般的に
は、両側のエアスペース側にクリーンルーム17内の気
流が偏り、斜流となり易い。この斜流防止には、グレー
チング床14側に、プレフィルタ22や図示しない圧力
調整ダンパーを設置してクリーンルーム17内の圧力調
整を行って整流化を図っている。
【0056】このとき、クリーンルーム17内の性能評
価条件として、下記の条件が満足するように設定され
る。
【0057】クリーンルーム17の各測定点における
風速は、設計風速(管理風速)に対し、0〜±10%以
内であること、 各測定点でのばらつきは、平均面風速に対し±15%
以内であること、 斜流角度は14度以内であること、 である。
【0058】このクリーンルームへの吹出し風速調整装
置においては、フィルタ32を通る面風速は、均一でし
かも一方向流(下降流)に維持されているので、静圧を
測定し易く、フィルタ前後の静圧差を精度よく正確に測
定することができる。フィルタ前後の静圧差ΔP1 を正
確に測定することにより、フィルタ性能式(P−V特性
近似式)およびFFU性能特性式(P−Q特性近似式)
からクリーンルーム17への吹出し風速V、吹出し風量
Qを精度よく正確に自動調整することができる。
【0059】また、FFU30の吹出し風速調整装置4
8は各FFU30に着脱可能に取り付けることができる
ので、工場出荷時にFFU30に取り付けることができ
るのみならず、現場に据え付けられたFFU30に後付
けで取り付けることができ、吹出し風速調整装置48の
取付に専門性が要求されず、省労力化を図ることができ
る。また、吹出し風速調整装置48によるFFU30の
吹出し風速や風量の調整は、自動調整で行なわれ、専任
者が不要となり、調整者による個人差が生じないので、
信頼性が向上する。
【0060】さらに、送風量制御手段40は遠隔制御可
能な中央制御盤50に電気的に接続され、FFU30の
吹出し風速や風量の自動調整を遠隔制御でき、しかも調
整状態を遠隔監視できるので、自動調整システムの利便
性が向上する。
【0061】FFU30の吹出し風速調整装置48は、
各FFU30からの吹出し風速や風量を中央制御盤50
の遠隔操作により、設定できるので、実験室等のクリー
ンルームのように、FFU30からの吹出し風速や風量
を変化させることが多いシステムに好適に用いられる。
【0062】また、吹出し風速調整装置48はFFU3
0に着脱自在に取り付けることができるので、後付けも
可能となり、取付自由度が向上する一方、吹出し風速調
整装置48は、各FFU30の全てに個別に取り付けて
も、また、仕様条件が同じFFU30を複数台ずつグル
ープ化し、各グループ毎に取り付けてもよい。
【0063】ところで、ファンフィルタユニット群13
は、実際には、図6に示すように、天井チャンバ16に
設けられる支持フレーム組立体60に吊設支持される。
支持フレーム組立体60はトラス梁61、チャンバ支柱
62、吊りフレーム63、補強ブリッジ材64等のフレ
ームを一体的に組み立てたもので、吊りフレーム63に
吊設ケーブルあるいはワイヤ65を介して天井フレーム
としてのフィルタフレーム27が吊具66で吊設支持さ
れる一方、このフィルタフレーム27上に載置されるF
FU30も、吊りフレーム63にケーブルあるいはワイ
ヤ67により吊設される。こうして、ファンフィルタユ
ニット群13は、クリーンルーム17の上方で吊設支持
され、クリーンルーム17と天井チャンバ16とを区画
している。なお、符号68はターンバックルである。
【0064】本発明に係るクリーンルームへの吹出し風
速調整装置の一実施形態においては、送風量制御手段4
0はインバータ制御器で、送風ファン31のファンモー
タ33を周波数運転制御する例を示したが、送風量制御
手段40は、ダンパー制御器で構成してもよい。
【0065】この場合には、ファンフィルタユニット群
13の各ファンフィルタユニット30に図7ないし図9
に示されるダンパー開閉機構53,54,55が設けら
れ、ダンパー開閉機構53,54,55はFFU30の
ファン吸込口(ベルマウス)に設置され、モータ駆動に
よりダンパーが開閉される。
【0066】図7に示されるダンパー開閉機構53はス
ライドシャッタ式のダンパー56を採用したもので、ダ
ンパー制御器の駆動により、スライドシャッタ式ダンパ
ー56の開閉度が調節制御される。このダンパー開閉機
構53、ダンパー56が均一に分散開口するので、均一
な平均面流速を得る上で好ましいものとなる。
【0067】図8は絞り式ダンパー57を採用したもの
であり、図8は扇子式ダンパー58を採用したものであ
る。
【0068】なお、本発明の一実施形態では、工業用ク
リーンルームに適用した例を示したが、工業用クリーン
ルームだけでなく、バイオロジカルクリーンルームや、
バイオハガード対策施設、海上コンテナ船の冷凍ユニッ
ト、病院のクリーンルームや分娩室等の種々のクリーン
ルームに適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係るクリ
ーンルームへの吹出し風速調整装置においては、ファン
フィルタユニットのフィルタ静圧と風量との間に精度の
高い関係があることに着目し、ファンフィルタユニット
のフィルタ前後の静圧差を圧力検出手段で測定して送風
量制御手段を作動制御し、この送風量制御手段でファン
フィルタユニットの吹出し風量を調整したから、クリー
ンルームへの吹出し風量や風速を正確に精度よく自動調
整することきができ、しかも、各ファンフィルタユニッ
ト毎に独立した吹出し風速調整を単独あるいはグループ
毎に容易に短時間で行なうことができ、クリーンルーム
への吹出し風量や風速調整作業を短時間に能率的に行な
うことができる。
【0070】また、本発明に係るクリーンルームへの吹
出し風速調整装置は、送風量制御手段を中央制御盤に電
気的に接続し、この中央制御盤で送風制御手段を遠隔制
御して各ファンフィルタユニットを個別にあるいはグル
ープ毎に自動調整可能としたので、利便性が高く、ま
た、クリーンルームへの吹出し風量や風速制御に専門性
が要求されず、調整者による個人差もなく、信頼性を向
上させることができる。
【0071】さらに、本発明に係るクリーンルームへの
吹出し風速調整装置は、圧力検出手段および送風量制御
手段をファンフィルタユニット群のファンフィルタユニ
ットに着脱可能に設けたので、取付自由度が高く、ファ
ンフィルタユニットへの後付けも可能となり、既設のフ
ァンフィルタユニットに取り付けることができ、信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調
整装置の一実施形態を示すものでクリーンルームを形成
した建物の簡略的な全体構成図。
【図2】図1のII−II線に沿う平断面図。
【図3】本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調
整装置の要部を示す断面図。
【図4】本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調
整装置に備え付けられるファンフィルタユニットの機外
静圧と吹出し風量の関係(P−Q特性曲線)を示す図。
【図5】本発明に備え付けられるファンフィルタユニッ
トのフィルタ静圧と吹出し風速の関係(P−V特性曲
線)を示す図。
【図6】本発明に係るクリーンルームへの吹出し風速調
整装置か設置されるファンフィルタユニット群の実際の
取付状態を示す図。
【図7】本発明に備え付けられるファンフィルタユニッ
トのファン吸込口に設置されるダンパー開閉機構を示す
平面図。
【図8】ダンパー開閉機構の第1変形例を示す平面図。
【図9】ダンパー開閉機構の第2変形例を示す平面図。
【符号の説明】
10 建屋 11 仕切壁 12 密閉室 13 ファンフィルタユニット群 14 グレーチング床 16 天井チャンバ 17 クリーンルーム 18 床下チャンバ 20 梁 21 支持具 22 プレフィルタ 24 エアスペース(搬送経路) 25 ドライコイル(熱交換器) 27 フィルタフレーム 28 天井壁 30 ファンフィルタユニット 31 送風ファン 32 フィルタ(HEPAフィルタ,ULPAフィル
タ) 33 ファンモータ 35 圧力検出手段 36 静圧センサ 37 信号処理器 38 ファンケース 39 フィルタケース 40 送風量制御手段(インバータ制御器) 43 静圧センサ 44 信号処理器 45 第2の圧力検出手段 46 制御ボックス 48 吹出し風速調整装置 50 中央制御盤 51 電気ケーブル 53,54,55 ダンパー開閉機構 56,57,58 ダンパー 60 支持フレーム組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 正誉 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 五十嵐 貞二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンフィルタユニット群とグレーチン
    グ床とを上下に間隔をおいて配置して密閉室内に天井チ
    ャンバとクリーンルームと床下チャンバとを区画する一
    方、上記ファンフィルタユニット群は送風ファンとこの
    ファン下流側のフィルタとを組み立てたファンフィルタ
    ユニットを多数敷設して構成し、上記ファンフィルタユ
    ニットにフィルタ上流側と下流側との静圧差を検出する
    圧力検出手段を設け、この圧力検出手段からのフィルタ
    静圧差に応じて送風量を制御する送風量制御手段を設
    け、この送風量制御手段によりクリーンルームへの吹出
    し風量を調整したことを特徴とするクリーンルームへの
    吹出し風速調整装置。
  2. 【請求項2】 送風量制御手段は、送風ファンのファン
    モータ回転駆動を制御するインバータ制御手段および送
    風ファンのファン吸込口設置のダンパー開閉機構を駆動
    制御するダンパー制御手段の一方で構成された請求項1
    記載のクリーンルームへの吹出し風速調整装置。
  3. 【請求項3】 送風量制御手段には、中央制御盤が電気
    的に接続され、上記中央制御盤で送風量制御手段を遠隔
    制御して各ファンフィルタユニットを個別にあるいはグ
    ループ毎に自動調整可能に構成した請求項1または2記
    載のクリーンルームへの吹出し風速調整装置。
  4. 【請求項4】 圧力検出手段は、ファンフィルタユニッ
    トのフィルタ上流側のファンケース内とフィルタ下流側
    とのフィルタ静圧差をファンフィルタユニット毎に個別
    に検出可能に構成した請求項1記載のクリーンルームへ
    の吹出し風速調整装置。
  5. 【請求項5】 圧力検出手段は、ファンフィルタユニッ
    ト外部のフィルタ上流側天井チャンバと、フィルタ下流
    側のクリーンルームとの静圧差を検出可能に構成した請
    求項1記載のクリーンルームへの吹出し風速調整装置。
  6. 【請求項6】 圧力検出手段および送風量制御手段はフ
    ァンフィルタユニット群のファンフィルタユニットに着
    脱可能に設け、後付け可能に構成した請求項1記載のク
    リーンルームへの吹出し風速調整装置。
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