JPH11217563A - 地盤改良方法 - Google Patents

地盤改良方法

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JPH11217563A
JPH11217563A JP2345098A JP2345098A JPH11217563A JP H11217563 A JPH11217563 A JP H11217563A JP 2345098 A JP2345098 A JP 2345098A JP 2345098 A JP2345098 A JP 2345098A JP H11217563 A JPH11217563 A JP H11217563A
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康範 鈴木
Tsukasa Uchisawa
司 内沢
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小百合 東條
Masahiro Yoshihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地盤改良などの土木工事の際、固化材ミルク
を土壌と十分に混合させ得ない場合でも、所望の凝結遅
延効果を得ることができる地盤改良方法の提供。 【解決手段】 固化材((1)50〜99部の高炉スラ
グ粉末、0〜20部の石膏、1〜30部のポルトランド
セメント(1350〜5000cm2 /gの粉末度ブレー
ン値を有する)を含むもの、(2)50〜98部の高炉
スラグ、0〜20部の石膏、1〜20部のポルトランド
セメント及び1〜10部のセメント水和物の微細粒子を
含むもの、又は(3)70〜92部の高炉スラグ、0〜
20部の石膏、1〜10部のセメント水和物の微細粒子
を含むもの)に、その重量の0.1〜5.0%の凝結遅
延剤を含有させて、固化材ミルクを調製し、このミルク
を土壌に混合し固化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤改良方法に関
するものである。更に詳しく述べるならば本発明は、土
壌と地盤改良材との混合が均一になされない場合の地盤
改良方法に関するものである。本発明方法は、土壌と地
盤改良材とが十分均一に混合されない場合でも、地盤改
良材の一部が、過早期に凝結硬化することがなく、従っ
て、土木工事の円滑な進行を阻害することを防止するこ
とが可能になる。
【0002】
【従来の技術】従来技術において、例えば杭をラップす
る場合、セメントミルクに、ベントナイト、増粘剤、及
び凝結遅延剤などを添加したものを用いて、杭を作製
し、翌日には、この未硬化杭形成セメントミルクを機械
的に強制撹拌し、その上に、セメントミルクを追加し、
ラップ部分の連続性を確保していた。このような工法が
実施できず、一日の施工量で1本の杭が改良できない場
合には、コンクリート杭の代りに鋼管杭を打設すること
が必要となり、このため、コストが上昇するという問題
を生ずる。
【0003】地盤改良の場合でも、地盤中の土壌にセメ
ントミルクを注入し、地盤中において、これを混練する
工法においては、混練状況の良否を確認することが不可
能であり、混練不足の場合には、土壌から遊離したセメ
ントミルク層が形成されることになる。この場合、土壌
と十分混和したセメントミルクは、土壌の混入により地
盤の単位体積当りのセメントミルクの存在量が低下し、
セメント成分と土壌との反応などにより、凝結及び強度
発現の遅延化が得られるが、セメントミルクの土壌と混
和していない部分は、土壌と混和している部分よりも急
速に凝結硬化してしまい、このため、土木工事の円滑な
延長を阻害することになる。
【0004】また、固化材として、遅硬性固化材を用い
ても、このような遅硬性固化材ミルクは、土壌と混合さ
れない状態では、1日程度は未硬化状態を保持できる
が、3−7日間の長時間にわたり未硬化状態を維持する
ことは困難である。
【0005】従来技術において、例えば、特公平3−2
6237号公報には、特定ブレーン比表面積値及び特定
粉末度を有する水硬性セメント5〜15重量%に、特定
ブレーン比表面積値及び特定粉末度を有する潜在水硬性
物質65〜80重量%及び石膏5〜20重量%を混合
し、更に必要により遅延剤又は減水剤などの混和剤を添
加して調製した地盤改良用固化材を、水底軟弱地盤の土
壌に、15〜20重量%の割合で混合し、固化する方法
が記載されている。
【0006】また、特開昭60−135478号公報に
は、軟弱地盤安定化処理用固化材として、60〜70重
量%の3CaO・SiO2 及び4重量%以下の3CaO
・Al2 3 を含み、特定粉末度を有するポルトランド
セメント20〜50重量%と、高炉スラグ50〜80重
量%を含み、必要により、2重量%以下の凝結遅延剤を
含む、組成物を用いることが示されている。
【0007】しかしながら、これらの先行技術において
は、固化材が土壌に十分均一に混合されない場合、固化
材ミルクの土壌に混合された部分と、土壌に混合されて
いない部分とが、互に異る凝結速度で、凝固して強度を
発現し、このため、固化材注入土壌部分を、所望の凝結
速度で、均一に凝固させ、土木工事の進行を円滑にする
ことができなくなること、及びこの問題の解決手段につ
いては全く教示も示唆もなされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、土壌と地盤
改良材との混合が均一になされない場合において、セメ
ントミルクの凝結を所要期間にわたって遅延させること
ができ、土木工事の進行を円滑にすることができる地盤
改良方法を提供しようとするものである。
【0009】本発明の地盤改良方法(1)は土壌と地盤
改良材との混合が均一になされない場合において、50
〜99重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部の石
膏粉末と、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブレー
ン値を有する1〜30重量部のポルトランドセメントと
を含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製する
に際し、この固化材ミルクに、前記固化材重量に対し
0.1〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含有せしめ、こ
の混合ミルクを土壌に混合し固化させる、ことを特徴と
するものである。
【0010】本発明に係る地盤改良方法(2)は、土壌
と地盤改良材との混合が均一になされない場合におい
て、50〜98重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重
量部の石膏粉末と、1350〜5000cm2 /gの粉末
度ブレーン値を有する1〜20重量部のポルトランドセ
メント及び1〜10重量部のセメント水和物の微細粉末
とを含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製す
るに際し、この固化材ミルクに、前記固化材の重量に対
して0.1〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含有せし
め、この混合ミルクを土壌に混合し固化させる、ことを
特徴とするものである。
【0011】本発明に係る土壌改良方法(3)は、土壌
と地盤改良材との混合が均一になされない場合におい
て、70〜99重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重
量部の石膏粉末と、1〜10重量部のセメント水和物の
微細粒子とを含む固化材を水中に分散して固化材ミルク
を調製するに際し、この固化材ミルクに、前記固化材の
重量に対し、0.1〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含
有せしめ、この混合ミルクを土壌に混合し固化させる、
ことを特徴とするものである。
【0012】上記本発明の地盤改良方法の各々におい
て、前記凝結遅延剤が、リグニンスルホン酸塩を例とす
る有機酸塩、クエン酸、2ケトグルコン酸を例とする有
機酸、ポリオール高分子複合体を例とする高分子複合
体、リグニンスルホン酸誘導体を例とする有機物誘導
体、グルコース、しょ糖を例とする糖類、けいふっ化
物、ほう酸塩、りん酸塩を例とする無機塩類から選ばれ
た1種以上からなることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明方法において、一般に、土
壌と地盤改良材とが、十分均一に混合されない場合、例
えば、深層混合処理工法の場合において、所定成分を含
有する固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製し、
この固化材ミルクに、前記固化材の重量に対し、0.1
〜5.0%、好ましくは0.4〜2.0%の凝結遅延剤
を添加混合し、この混合ミルクを改良すべき地盤中の土
壌に混合し固化させる。上記本発明方法において、混合
ミルクの土壌と混合した部分においては、凝結遅延剤
は、土壌に吸着され、その凝結遅延効果は低下乃至失わ
れるが、混合ミルクが、土壌により希釈され、さらに固
化材組成物自体の遅硬性状が相俟って凝結遅延効果を示
し、遅延した所望の凝結速度を示す。また、混合ミルク
の土壌と混合しない部分は、凝結遅延剤が土壌に吸着さ
れることがなく、従って混合ミルクは土壌により希釈さ
れなくても、所望の凝結遅延効果を示す。従って、本発
明方法においては、混合ミルクの土壌と混合した部分及
び混合しない部分は、ともに凝結遅延効果を示し、所要
の土木工事を円滑に進行させることができる。
【0014】本発明に係る地盤改良方法(1)に用いら
れる固化材(1)は、50〜99重量部、好ましくは7
0〜95重量部の高炉スラグ及び0〜20重量部、好ま
しくは0〜15重量部の石膏粉末と、1350〜500
0cm2 /g、好ましくは1350〜3500cm2 /gの
粉末度ブレーン値を有する1〜30重量部、好ましくは
5〜15重量部のポルトランドセメントとを含むもので
ある。固化材(1)は容易に水中に分散し、固化材ミル
クを形成することができる。
【0015】本発明方法(1)に用いられる固化材
(1)において、高炉スラグ粉末の含有量が50重量部
未満であると、混合ミルクの土壌に混合された部分の凝
結遅延不良という不都合を生じ、またそれが99重量部
を超えると、固化材の土壌固化作用が不良という不都合
を生ずる。固化材(1)に用いられる高炉スラグの粉末
の粉末度ブレーン値は、1500〜5000cm2 /gで
あることが好ましい。また固化材(1)に用いられる石
膏の種類には、特に限定はなく、二水石膏、半水石膏、
または無水石膏などから選ぶことができるが、一般的な
排脱石膏利用することができる。また1500〜500
0cm2 /g程度の粉末度(ブレーン値)のものを用いる
ことが好ましい。石膏粉末の含有量が、20重量部をこ
えると、土壌に混合された部分および混合されない部分
の凝結遅延が不良並びに長期材齢の強度が不良という不
都合を生ずる。
【0016】本発明方法(1)に用いられる固化材
(1)において、ポルトランドセメントの含有量は、1
〜30重量部であり、それが1重量部未満では固化材の
土壌固化作用が不良という不都合を生じ、またそれが3
0重量部をこえると混合ミルクの土壌に混合された部分
および混合されない部分の凝結遅延が不良という不都合
を生ずる。なお、こゝでいうポルトランドセメントは原
材料(クリンカー、せっこう)、および製造方法はポル
トランドセメント(JISR5210)に準ずるが粉末
度、凝結、圧縮強さなどの物理的性質は、規格値に拘束
されるものではない。固化材(1)に含まれるポルトラ
ンドセメントは、超早強ポルトランドセメントを除くポ
ルトランドセメントならばいずれでもよく、例えば普通
ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、
低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメ
ントなどの中から選ばれる少なくとも1種類を用いるこ
とができる。固化材(1)に含まれるポルトランドセメ
ントは、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブレーン
値を有するものである。この値が、1350cm2 /g未
満では、固化材の土壌固化作用が不良という不都合を生
じ、またそれが、5000cm 2 /gをこえると、混合ミ
ルクの土壌に混合された部分の凝結遅延不良という不都
合を生ずる。
【0017】本発明の地盤改良方法(2)に用いられる
固化材(2)は、50〜98重量部、好ましくは75〜
90重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部、好ま
しくは0〜15重量部の石膏粉末と、1350cm2 /g
〜5000cm2 /g、好ましくは1350〜3500cm
2 /gの粉末度ブレーン値を有する1〜20重量部、好
ましくは5〜10重量部のポルトランドセメント、及び
1〜10重量部、好ましくは5〜10重量部のセメント
水和物の微細粉末とを含むものである。このような固化
材(2)は容易に水中に分散し、固化材ミルクを形成す
る。
【0018】本発明方法(2)に用いられる固化材
(2)において、高炉スラグ粉末の含有量が50重量部
未満であると、混合ミルクの土壌に混合された部分およ
び混合されない部分の凝結遅延不良という不都合を生
じ、またそれが98重量部を超えると、固化材の土壌固
化作用が不良という不都合を生ずる。固化材(2)に用
いられる高炉スラグ粉末の粉末度ブレーン値は、150
0〜5000cm2 /gであることが好ましい。またこの
石膏は、二水石膏、半水石膏、無水石膏から選ぶことが
できるが、二水石膏を用いることが好ましく、一般的な
排脱石膏を用いることができる。粉末度ブレーン値は1
500〜5000cm2 /gであることが好ましい。石膏
粉末の含有量が、20重量部をこえると、土壌に混合さ
れた部分および混合されない部分の凝結遅延が不良並び
に長期材齢の強度が不良という不都合を生ずる。
【0019】本発明方法(2)に用いられる固化材
(2)において、ポルトランドセメントの含有量は、1
〜20重量部であり、それが1重量部未満では固化材の
土壌固化作用が不良になるという不都合を生じ、またそ
れが20重量部をこえると混合ミルクの土壌に混合され
た部分の凝結遅延不良という不都合を生ずる。固化材
(1)に含まれるポルトランドセメントは、超早強ポル
トランドセメントを除くポルトランドセメントならばい
ずれでもよく、例えば普通ポルトランドセメント、中庸
熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、
耐硫酸塩ポルトランドセメントなどの中から選ばれる少
なくとも1種類を用いることができる。固化材(2)に
含まれるポルトランドセメントは、1350〜5000
cm2 /gの粉末度ブレーン値を有するものである。この
値が、1350cm2 /g未満では、固化材の土壌固化作
用が不良になるという不都合を生じ、またそれが500
0cm2 /gをこえると、混合ミルクの土壌に混合された
部分及び混合されない部分の凝結硬化不良という不都合
を生ずる。
【0020】本発明方法(2)に用いられる固化材
(2)には、1〜10重量部のセメント水和物の微細粉
末が含まれる。このセメント水和物とは、コンクリート
スラッジから得られるセメント水和物、硬化コンクリー
トから得られるセメント水和物、及び又はセメントに水
を添加して水和反応させて得られるセメント水和物の各
微細粒子を使用することができる。このセメント水和物
の粉末度はBET法(ガス吸着による表面積測定法)に
よる0.4〜10m2 /gであることが好ましい。本発
明方法(2)に用いられる固化材(2)において、セメ
ント水和物微細粉末の含有量が1重量部未満では、固化
材の土壌固化作用不良および混合ミルクの不分離性助長
効果が小さいという不都合を生じ、またそれが10重量
部を超えると混合ミルクの土壌に混合された部分および
混合されない部分の凝結遅延が不良という不都合を生ず
る。
【0021】本発明方法(3)に用いられる固化材
(3)は、70〜99重量部、好ましくは75〜95重
量部の高炉スラグ粉末と、0〜20重量部、好ましくは
0〜15重量部の石膏粉末と、1〜10重量部、好まし
くは5〜10重量部のセメント水和物の微細粒子とを含
むものである。このような固化材(3)は、容易に水中
に分散し、固化材ミルクを形成する。
【0022】本発明方法(3)に用いられる固化材
(3)において、高炉スラグ粉末の含有量が70重量部
未満であると、混合ミルクの土壌に混合された部分およ
び混合されない部分の凝結遅延が不良という不都合を生
じ、またそれが99重量部を超えると、固化材の土壌固
化作用不良という不都合を生ずる。固化材(3)に用い
られる高炉スラグ粉末の粉末度ブレーン値は、1500
〜5000cm2 /gであることが好ましい。またこの石
膏は、二水石膏、半水石膏または無水石膏から選ぶこと
ができるが、二水石膏を用いることが好ましく、一般的
な排脱二水石膏を用いることができる。粉末度ブレーン
値は1500〜5000cm2 /gであることが好まし
い。石膏粉末の含有量が、20重量部をこえると、土壌
に混合されない部分および混合された部分の凝結遅延が
不良並びに長期材齢における強度が不良という不都合を
生ずる。
【0023】本発明方法(3)に用いられる固化材
(3)は、1〜10重量部のセメント水和物の微細粉末
が含まれる。このセメント水和物とは、コンクリートス
ラッジから得られるセメント水和物、硬化コンクリート
から得られるセメント水和物及び又はセメントに水を添
加して水和反応させて得られるセメント水和物の各微細
粒子を使用することができる。このセメント水和物の粉
末度はBET法(ガス吸着による表面積測定法)による
0.4〜10m2 /gであることが好ましい。本発明方
法(3)に用いられる固化材(3)において、セメント
水和物微細粉末の含有量が1重量部未満では、固化材の
土壌固化作用不良および混合ミルクの不分離性助長効果
が小さいという不都合を生じ、またそれが10重量部を
超えると混合ミルクの土壌に混合された部分の凝結遅延
が不良という不都合を生ずる。
【0024】本発明方法(1),(2),(3)の各々
に用いられる凝結遅延剤としては、リグニンスルホン酸
塩、オキシカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、グ
ルコン酸塩、芳香族スルホン酸塩などの有機酸塩、オキ
シカルボン酸、アミノカルボン酸、乳酸、酒石酸、クエ
ン酸、2ケトグルタル酸、2ケトグルコン酸などの有機
酸、ポリオール系高分子複合体、変性リグニンとオキシ
カルボン酸化合物との複合体、高変性ポリオールとグリ
シトール誘導体との複合体、変性ポリオールとポリカル
ボン酸エーテルとの複合体、変性リグニンスルホン酸化
合物とオキシカルボン酸との複合体、ヒドロキシ系高分
子複合体などの高分子複合体、リグニンスルホン酸誘導
体、有機酸系誘導体、変性リグニンスルホン酸高分子セ
ルロース誘導体などの有機物誘導体、グルコース、しょ
糖、ソルビトール、ペンタエリスリトールなどの糖類、
けいふっ化物、リン酸塩、ほう酸塩などの無機塩などの
ような既知凝結遅延性化合物の少なくとも1種からなる
ものが用いられる。
【0025】本発明方法(1),(2)及び(3)の各
々において、固化材(1),(2)及び(3)の各々は
水分に分散されて、固化材ミルクを形成するが、このミ
ルクに、各固化材の重量の0.1〜5.0%の凝結遅延
剤をさらに含有させて混合ミルクを形成する。この凝結
遅延剤の添加量が、0.1%未満であると、混合ミルク
の土壌と十分に混合されなかった部分の凝結が速くな
り、全体として、凝結遅延効果が不十分になる。またそ
れが5.0%を超えると、凝結遅延後の土壌の固化作用
が不良という不都合を生ずる。
【0026】本発明方法(1),(2)及び(3)の各
々において、混合ミルクを土壌と混合するには、従来既
知の方法、例えば深層混合処理工法などの方法を用いれ
ばよい。
【0027】本発明方法(1),(2),(3)の各々
に用いられる混合ミルクは、予じめ、所定成分を含有す
る固化材(1),(2),(3)の各々を調製してお
き、その水中分散の際に凝結遅延剤を添加混合して調製
してもよいし、各固化材に予じめ、凝結遅延剤を添加混
合しておき、これを水中に分散して調製してもよいし、
或は、各成分を使用時に混合し、水中に分散して調製し
てもよい。
【0028】
【実施例】本発明を、下記実施例によりさらに説明す
る。
【0029】実施例1 表1に記載の組成により、混合ミルク(遅延剤添加)、
固化材ミルク(遅延剤無添加)および前記各ミルクと土
壌との混合ミルク(以下土壌混合ミルクと称する)を調
製した。なお遅延剤を所定量添加した混合ミルクおよび
これと土壌とを混合した土壌混合ミルクは本発明の実施
例であり、遅延剤無添加の固化材ミルクおよびこれと土
壌とを混合した土壌混合ミルクは比較例である。 (1)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度ブレーン値:1360cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重:2.92 粉末度:4040cm2 /g 石膏、比重:2.95 粉末度:1890cm2 /g (2)凝結遅延剤: 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは材料分離による影響を避ける為である。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4,1.0,2.0重量%であった。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室において封緘養生させたときの材
齢と圧縮強度との関係を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、凝結遅延剤を無
添加の場合には固化材ミルクで材齢3日、土壌混合ミル
クで材齢7日以降強度発現が認められる。一方、凝結遅
延剤を添加すると、混合ミルク、土壌混合ミルクとも材
齢7日以降に強度発現が確実に遅延する。しかも、凝結
遅延剤の添加量が増加すると、混合ミルクの強度発現は
確実に遅延するが、材齢28日の土壌混合ミルクの強度
は無添加の場合よりも低下していない。
【0032】実施例2 請求項2に記載している範疇の組成物により、混合ミル
ク、固化材ミルクおよび各土壌混合ミルクを調製した。 (1)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度 1360cm2 /g セメント水和物の微細粒子(コンクリートスラッジから調製) 比重 2.25 粉末度 0.8cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.88 粉末度ブレーン値 4020cm2 /g 石膏、比重 2.95 粉末度 3670cm2 /g (2)凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4重量%とした。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、請求項2に記載
しているセメントとセメント水和物微細粒子を刺激剤と
する固化材を用いた場合は、凝結遅延剤を添加すると、
混合ミルク、土壌混合ミルクとも材齢7日以降に強度発
現が確実に遅延する。しかも、材齢14日における固化
強度は無添加に比べやや低下するが、材齢28日におけ
るその強度は無添加の場合と同等以上となっている。
【0035】実施例3 請求項3に記載している範疇の組成物により、混合ミル
ク、固化材ミルクおよび各土壌混合ミルクを調製した。 (3)固化材 セメント水和物の微細粒子(コンクリートスラッジから調製) 比重 2.25 粉末度 0.8cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.92 粉末度ブレーン値 4400cm2 /g 石膏、比重 2.95 粉末度 3670cm2 /g (4)凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4重量%であった。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表2に示す。
【0036】
【表3】
【0037】表3から明らかなように、請求項3に記載
しているセメント水和物を刺激剤とする固化材を用いた
場合は、凝結遅延剤を添加すると、混合ミルク、土壌混
合ミルクとも材齢7日以降に強度発現が確実に遅延す
る。ただし、材齢28日における土壌混合ミルクの強度
は無添加に比べ半分以下に低下するが、材齢56日なる
とその強度は無添加の材齢28日の強度にかなり近くな
る。
【0038】実施例4 請求項1に記載している範疇の組成物により、固化材ミ
ルクとその固化材ミルクと土壌との混合物を調整した。
ただし、実施例1に記載しているセメントとは粉末度ブ
レーン値が3270cm2 /gと異なる。 (5)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度 3270cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.90 粉末度ブレーン値 4150cm2 /g 凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対し
4水準に変化させた。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4は、請求項1に記載している組成物の
うち、ポルトランドセメントの粉末度ブレーン値が32
70cm2 /gの場合の試験結果を示している。ポルトラ
ンドセメントの重量部が30%を越えると、凝結遅延剤
の添加量を増加することで、混合ミルクの強度発現は遅
れても、土壌混合ミルクは材齢1日において既に強度が
発現してしまっている。したがって、ポルトランドセメ
ントの重量部は30%以下にしないと、所定の凝結遅延
効果は得られないといえる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の地盤改良方法(1)は土壌と地盤
改良材との混合が均一になされない場合において、50
〜99重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部の石
膏粉末と、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブレー
ン値を有する1〜30重量部のポルトランドセメントと
を含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製する
に際し、この固化材ミルクに、前記固化材重量に対し
0.1〜5.0%の、有機酸塩、有機酸、高分子複合
体、有機物誘導体、糖類、けいふっ化物、ほう酸塩、及
びりん酸塩から選ばれた1種以上からなる凝結遅延剤を
さらに含有せしめ、この混合ミルクを土壌に混合し固化
させる、ことを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記本発明の地盤改良方法(2)及び
(3)の各々において、前記凝結遅延剤が、リグニンス
ルホン酸塩を例とする有機酸塩、クエン酸、2ケトグル
コン酸を例とする有機酸、ポリオール高分子複合体を例
とする高分子複合体、リグニンスルホン酸誘導体を例と
する有機物誘導体、グルコース、しょ糖を例とする糖
類、けいふっ化物、ほう酸塩、りん酸塩を例とする無機
塩類から選ばれた1種以上からなることが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明に係る地盤改良方法(1)に用いら
れる固化材(1)は、50〜99重量部、好ましくは7
0〜95重量部の高炉スラグ及び0〜20重量部、好ま
しくは0〜15重量部の石膏粉末と、1350〜500
0cm2 /g、好ましくは1350〜3500cm2 /gの
粉末度ブレーン値を有する1〜30重量部、好ましくは
5〜15重量部のポルトランドセメントとを含むもので
あり、これらの固化材を水中に分散して固化材ミルクを
調製するに際し、この固化材ミルクに、固化材重量に対
し、0.15〜5.0%の、有機酸塩、有機酸、高分子
複合体、有機物誘導体、糖類、けいふっ化物、ほう酸塩
及びりん酸塩から選ばれた1種以上からなる凝結遅延剤
をさらに含有させる。このようにして得られた固化材
(1)は容易に水中に分散し、固化材ミルクを形成する
ことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明方法(1)に用いられる固化材
(1)において、ポルトランドセメントの含有量は、1
〜30重量部であり、それが1重量部未満では固化材の
土壌固化作用が不良という不都合を生じ、またそれが3
0重量部をこえると混合ミルクの土壌に混合された部分
および混合されない部分の凝結遅延が不良という不都合
を生ずる。なお、こゝでいうポルトランドセメントは原
材料(クリンカー、せっこう)、および製造方法はポル
トランドセメント(JISR5210)に準ずるが粉末
度、凝結、圧縮強さなどの物理的性質は、規格値に拘束
されるものではない。固化材(1)に含まれるポルトラ
ンドセメントは、超早強ポルトランドセメントを除くポ
ルトランドセメントならばいずれでもよく、例えば普通
ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、
低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメ
ントなどの中から選ばれる少なくとも1種類を用いるこ
とができる。固化材(1)に含まれるポルトランドセメ
ントは、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブレーン
値を有するものである。この値が、1350cm2 /g未
満では、固化材の土壌固化作用が不良という不都合を生
じ、またそれが、5000cm 2 /gをこえると、混合ミ
ルクの土壌に混合された部分の凝結遅延不良という不都
合を生ずる。本発明方法(1)に用いられる凝結遅延剤
としては、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸
塩、ヒドロキシカルボン酸塩、グルコン酸塩、芳香族ス
ルホン酸塩などの有機酸塩、オキシカルボン酸、アミノ
カルボン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、2ケトグルタル
酸、2ケトグルコン酸などの有機酸、ポリオール系高分
子複合体、変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との
複合体、高変性ポリオールとグリシトール誘導体との複
合体、変性ポリオールとポリカルボン酸エーテルとの複
合体、変性リグニンスルホン酸化合物とオキシカルボン
酸との複合体、ヒドロキシ系高分子複合体などの高分子
複合体、リグニンスルホン酸誘導体、有機酸系誘導体、
変性リグニンスルホン酸高分子セルロース誘導体などの
有機物誘導体、グルコース、しょ糖、ソルビトール、ペ
ンタエリスリトールなどの糖類、けいふっ化物、リン酸
塩、及びほう酸塩などのような既知凝結遅延性化合物の
少なくとも1種からなるものが用いられる。本発明方法
(1)において、固化材(1)は水分に分散されて、固
化材ミルクを形成するが、このミルクに、各固化材の重
量の0.1〜5.0%の上記特定凝結遅延剤をさらに含
有させて混合ミルクを形成する。この凝結遅延剤の添加
量が、0.1%未満であると、混合ミルクの土壌と十分
に混合されなかった部分の凝結が速くなり、全体とし
て、凝結遅延効果が不十分になる。またそれが5.0%
を超えると、凝結遅延後の土壌の固化作用が不良という
不都合を生ずる。本発明方法(1)において、混合ミル
クを土壌と混合するには、従来既知の方法、例えば深層
混合処理工法などの方法を用いればよい。本発明方法
(1)に用いられる混合ミルクは、予じめ、所定成分を
含有する固化材(1)を調製しておき、その水中分散の
際に凝結遅延剤を添加混合して調製してもよいし、各固
化材に予じめ、凝結遅延剤を添加混合しておき、これを
水中に分散して調製してもよいし、或は、各成分を使用
時に混合し、水中に分散して調製してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明方法(2)及び(3)の各々に用い
られる凝結遅延剤としては、リグニンスルホン酸塩、オ
キシカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、グルコン
酸塩、芳香族スルホン酸塩などの有機酸塩、オキシカル
ボン酸、アミノカルボン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、
2ケトグルタル酸、2ケトグルコン酸などの有機酸、ポ
リオール系高分子複合体、変性リグニンとオキシカルボ
ン酸化合物との複合体、高変性ポリオールとグリシトー
ル誘導体との複合体、変性ポリオールとポリカルボン酸
エーテルとの複合体、変性リグニンスルホン酸化合物と
オキシカルボン酸との複合体、ヒドロキシ系高分子複合
体などの高分子複合体、リグニンスルホン酸誘導体、有
機酸系誘導体、変性リグニンスルホン酸高分子セルロー
ス誘導体などの有機物誘導体、グルコース、しょ糖、ソ
ルビトール、ペンタエリスリトールなどの糖類、けいふ
っ化物、リン酸塩、ほう酸塩などの無機塩などのような
既知凝結遅延性化合物の少なくとも1種からなるものが
用いられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本発明方法(2)及び(3)の各々におい
て、固化材(2)及び(3)の各々は水分に分散され
て、固化材ミルクを形成するが、このミルクに、各固化
材の重量の0.1〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含有
させて混合ミルクを形成する。この凝結遅延剤の添加量
が、0.1%未満であると、混合ミルクの土壌と十分に
混合されなかった部分の凝結が速くなり、全体として、
凝結遅延効果が不十分になる。またそれが5.0%を超
えると、凝結遅延後の土壌の固化作用が不良という不都
合を生ずる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本発明方法(2)及び(3)の各々におい
て、混合ミルクを土壌と混合するには、従来既知の方
法、例えば深層混合処理工法などの方法を用いればよ
い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】本発明方法(2)及び(3)の各々に用い
られる混合ミルクは、予じめ、所定成分を含有する固化
材(2)及び(3)の各々を調製しておき、その水中分
散の際に凝結遅延剤を添加混合して調製してもよいし、
各固化材に予じめ、凝結遅延剤を添加混合しておき、こ
れを水中に分散して調製してもよいし、或は、各成分を
使用時に混合し、水中に分散して調製してもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】実施例1〜3及び比較例1 実施例1〜3及び比較例1の各々において、表1に記載
の組成により、混合ミルク(遅延剤添加)、固化材ミル
ク(遅延剤無添加)および前記各ミルクと土壌との混合
ミルク(以下土壌混合ミルクと称する)を調製した。な
お遅延剤を所定量添加した混合ミルクおよびこれと土壌
とを混合した土壌混合ミルクは本発明の実施例であり、
遅延剤無添加の固化材ミルクおよびこれと土壌とを混合
した土壌混合ミルクは比較例である。 (1)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度ブレーン値:1360cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重:2.92 粉末度:4040cm2 /g 石膏、比重:2.95 粉末度:1890cm2 /g (2)凝結遅延剤: 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは材料分離による影響を避ける為である。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4,1.0,2.0重量%であった。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室において封緘養生させたときの材
齢と圧縮強度との関係を表1に示す。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】実施例4及び5 実施例4及び5の各々において、表2に記載している組
成物により、混合ミルク、固化材ミルクおよび各土壌混
合ミルクを調製した。 (1)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度 1360cm2 /g セメント水和物の微細粒子(コンクリートスラッジから調製) 比重 2.25 粉末度 0.8cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.88 粉末度ブレーン値 4020cm2 /g 石膏、比重 2.95 粉末度 3670cm2 /g (2)凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4重量%とした。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表2に示す。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】実施例6 表3に記載している組成物により、混合ミルク、固化材
ミルクおよび各土壌混合ミルクを調製した。 (1)固化材 セメント水和物の微細粒子(コンクリートスラッジから調製) 比重 2.25 粉末度 0.8cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.92 粉末度ブレーン値 4400cm2 /g 石膏、比重 2.95 粉末度 3670cm2 /g (2)凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (3)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (4)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対
し、0.4重量%であった。 (5)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表2に示す。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施例7〜10及び比較例2〜5 実施例7〜10及び比較例2〜5の各々において、表4
に記載の組成物により、固化材ミルクとその固化材ミル
クと土壌との混合物を調整した。ただし、実施例1に記
載しているセメントとは粉末度ブレーン値が3270cm
2 /gと異なる。 (1)固化材 セメント、名称:普通ポルトランドセメント 粉末度 3270cm2 /g 高炉スラグ粉末、比重 2.90 粉末度ブレーン値 4150cm2 /g 凝結遅延剤 名称:ポズリスNo.89 成分:変性リグニンとオキシカルボン酸化合物との複合 体 (2)混合ミルク又は固化材ミルクにおける水と固化材
との重量配合比(W/C)=60%、混合ミルクにおけ
る凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対する重量
%である。ただし、水と固化材との重量配合比を60%
としたのは、材料分離による悪影響を避けるためであ
る。 (3)土壌混合ミルクは、土壌として海成シルトを用
い、土壌1m3 に対し、300kgの固化材(遅延剤を含
まず)を添加し、水と固化材との重量比(W/C)は1
50重量%とした。なお、深層混合処理工法において上
記の値が通常40〜200%であることを勘案して、上
記の水と固化材との重量比(W/C)を150重量%と
定めた。凝結遅延剤の添加量は、固化材合計重量に対し
4水準に変化させた。 (4)前記混合ミルク、固化材ミルク及び土壌混合ミル
クを20℃恒温養生室内において封緘養生させた時の材
齢と圧縮強度との関係を表4に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 正博 東京都千代田区神田美土代町1番地 住友 大阪セメント株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌と地盤改良材との混合が、均一にな
    されない場合において、 50〜99重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部
    の石膏粉末と、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブ
    レーン値を有する1〜30重量部のポルトランドセメン
    トとを含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製
    するに際し、 この固化材ミルクに、前記固化材重量に対し0.1〜
    5.0%の凝結遅延剤をさらに含有せしめ、 この混合ミルクを、土壌に混合し固化させる、ことを特
    徴とする地盤改良方法。
  2. 【請求項2】 土壌と地盤改良材との混合が均一になさ
    れない場合において、 50〜98重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部
    の石膏粉末と、1350〜5000cm2 /gの粉末度ブ
    レーン値を有する1〜20重量部のポルトランドセメン
    ト及び1〜10重量部のセメント水和物の微細粉末とを
    含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調製するに
    際し、 この固化材ミルクに、前記固化材の重量に対して0.1
    〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含有せしめ、 この混合ミルクを土壌に混合し固化させる、ことを特徴
    とする土盤改良方法。
  3. 【請求項3】 土壌と地盤改良材との混合が均一になさ
    れない場合において、 70〜99重量部の高炉スラグ粉末及び0〜20重量部
    の石膏粉末と、1〜10重量部のセメント水和物の微細
    粒子とを含む固化材を水中に分散して固化材ミルクを調
    製するに際し、 この固化材ミルクに、前記固化材の重量に対し、0.1
    〜5.0%の凝結遅延剤をさらに含有せしめ、 この混合ミルクを土壌に混合し固化させる、ことを特徴
    とする地盤改良方法。
  4. 【請求項4】 前記凝結遅延剤が、有機酸塩、有機酸、
    高分子複合体、有機物誘導体、糖類及び無機塩類から選
    ばれた1種以上からなる請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の地盤改良方法。
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