JPH11216655A - 水噴射式グラインダー - Google Patents

水噴射式グラインダー

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Publication number
JPH11216655A
JPH11216655A JP4349098A JP4349098A JPH11216655A JP H11216655 A JPH11216655 A JP H11216655A JP 4349098 A JP4349098 A JP 4349098A JP 4349098 A JP4349098 A JP 4349098A JP H11216655 A JPH11216655 A JP H11216655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
wheel cutter
electric motor
grinder
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP4349098A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kimura
幸夫 木村
Yasuhiro Yuya
康弘 油谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIREKKU GIKEN KK
Original Assignee
AIREKKU GIKEN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by AIREKKU GIKEN KK filed Critical AIREKKU GIKEN KK
Priority to JP4349098A priority Critical patent/JPH11216655A/ja
Publication of JPH11216655A publication Critical patent/JPH11216655A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉塵の舞い上がりを確実かつ有効に抑えること
ができるとともに、ホイール力ッターと塗膜面等との間
の潤滑性を良好に保て、かつ集塵機構の保守点検という
煩わしい作業が不要で、能率的に切削作業を進めること
ができる水噴射式グラインダーを提供する。 【解決手段】グラインダー本体1に、電動モータ4およ
びこの電動モータ4により駆動されて回転するホイール
カッター9を設け、前記電動モータ4の外周にはウオー
タジャケット22を設け、このウオータジャケット22
から前記ホイールカッター9の内側に通じる通水経路を
設け、ホイールカッター9の回転時に給水ポンプを介し
て前記ウオータジャケット22から通水経路を通してホ
イールカッター9の内側に水を噴射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビルの補
修時等においてその外壁の表面下地処埋等に使用する水
噴射式グラインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルの外壁の塗膜の切削剥離にはグライ
ンダーが用いられている。従来のこの種のグラインダー
は、カップ状のホイールカッターを駆動源を用いて回転
させ、このホイールカッターで塗膜を切削して除去する
ようにしている。
【0003】ここで、塗膜をホイールカッターで切削す
ると、その切削による粉塵が周囲に舞い上がって飛散
し、作業環境を悪化させてしまう。そこで、ホイールカ
ッターの片面側の外周をカバーで覆い、グラインダーと
は別個の集塵機構から導出された吸引ホースを前記カバ
ーに接続し、塗膜の切削に伴う粉塵をカバーの内側から
前記吸引ホースを通して吸引する手段が採られることが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗膜の
切削に伴う粉塵は微細で乾燥しており、このため吸引に
よる手段では粉塵の充分な除去が困難で、かなりの粉塵
がカバーの外周に飛散して舞い上がってしまい、またそ
の塗膜面がドライ状態にあるからホイールカッターと塗
膜面との間の潤滑性がなく、このためホイールカッター
の円滑な回転が得られず、作業能率の低下の原因とな
り、またホイールカッターと塗膜面との摩擦でホイール
カッターが高温となり、ホイールカッターの寿命の低下
の原因となってしまう。
【0005】さらに集塵機構を用いるため、その内部で
の目詰まり等の問題が生じ、集塵機構を定期的に清掃し
なければならず、その保守点検に煩わしい作業が必要と
なってしまう。
【0006】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、粉塵の舞い上がり
を確実かつ有効に抑えることができるとともに、ホイー
ルカッターと塗膜面等との間の潤滑性を良好に保て、か
つ集塵機構の保守点検という煩わしい作業が不要で、能
率的に切削作業を進めることができる水噴射式グライン
ダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、グラインダー本体に、電動モータ
およびこの電動モータにより駆動されて回転するホイー
ルカッターを設け、前記電動モータの外周には流水部を
設け、この流水部から前記ホイールカッターの内側に通
じる通水経路を設け、ホイールカッターの回転時に給水
手段を介して前記流水部から通水経路を通してホイール
カッターの内側に水を噴射させるようにしたものであ
る。
【0008】ホイールカーターの内側には、通水経路を
通して噴射される水をホイールカッターの内周面に向け
て飛散させる飛散手段を設けることが好ましい。この飛
散手段は通水経路の開口に対向して反射板を設けること
により構成することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1にはこの発明の第1
の実施形態に係る水噴射式グラインダーの断面図を、図
2には平面図をそれぞれ示してある。図に示す1はグラ
インダー本体で、このグラインダー本体1はハウジング
2と、このハウジング2に取り付けられたブラケット3
とで構成されている。
【0010】ハウジンク2には電動モータ4が取り付け
られ、またブラケット3にはその上下方向に貫通するよ
うに回転軸5が設けられ、この回転軸5が軸受6,7を
介して回転自在に支持されている。この回転軸5の途中
にはギア8が取り付けられ、またこの回転軸5の下端部
はブラケット3から突出し、この突出部に偏平なカップ
状をなすホイールカッター9がナット10を介して脱着
可能に取り付けられている。
【0011】ブラケット3の上面にはキャップ11が取
り付けられ、このキャップ11の内部に回転軸5の上端
部が突出し、この突出部が軸受12を介して回転自在に
支持されている。回転軸5の中心軸部には通水用の貫通
孔13が形成され、前記キャップ11内には前記貫通孔
13に連通する通水路14が形成されている。
【0012】電動モータ4の出力軸15はブラケット3
の内部に突出し、この突出部にギア16が取り付けら
れ、さらにブラケット3には電動モータ4の出力軸15
と前記回転軸5との間に位置して支軸17が軸受18,
19を介して回転自在に設けられ、この支軸17にアイ
ドルギア20が取り付けられている。そしてこのアイド
ルギア20が電動モータ4の出力軸15に設けられたギ
ャ16および前記回転軸5に設けられたギア8にそれぞ
れ噛合し、この噛合により電動モータ4の出力軸15の
回転動力が回転軸5に伝わってホイールカッター9が回
転するようになっている。
【0013】21は電動モータ4のコイルカバー部で、
このコイルカバー部21はハウジング2からその後方側
に延びており、このコイルカバー部21の外周に流水部
を構成する筒状のウオタージャッケト22が取り付けら
れている。このウオタージャケット22はグラインダー
をハンドリングするときのハンドルを兼ねており、その
周壁の内部空間が水を貯留して流通させる貯水部23と
なつている。
【0014】ウオタージャケット22の一端側の端部と
前記キャップ11との間には、ウオタージャケット22
内の貯水部23とキャップ11内の通水路14とを連通
させる水パイプ24が取り付けられている。そしてこれ
ら貯水部23、水パイプ24、通水路14、および回転
軸5の貫通孔13により水が流通する一連の通水経路が
構成されている。
【0015】ウオタージャケット22の他端側の端部に
は貯水部23内に連通する水コック25が取り付けら
れ、この水コック25に給水手段としての給水ポンプ
(図示せず)から導出された給水ホース26が接続され
ている。前記水コック25は回動式のハンドル27を備
えており、このハンドル27の操作により給水の開始お
よび停止、ならびに給水量の調整を行なうことができる
ようになっている。
【0016】電動モータ4のコイルカバー部21の後端
面からは電源コード28が導出し、またその後端面に電
動モータ4をオンオフするスイッチ29が設けられてい
る。このように構成された水噴射式グラインダーを使用
する際には、まずスイッチ29を投入して電動モータ4
を起動させ、この電動モータ4で回転軸5を駆動してホ
イールカッタ−9を回転させ、このホイールカッタ−9
を例えばビルの外壁の塗膜面に押し当て、その塗膜を切
削する。
【0017】この際、水コック25を開き、給水ポンプ
から圧送されてくる水をウオタージャケット22の貯水
部23、水パイプ24、通水路14、および回転軸5の
貫通孔13を通してホイールカッター9の内側に順次噴
射させる。
【0018】この噴射された水は切削中の塗膜面に当た
って拡散し、したがってその切削に伴う塗膜の粉塵に水
分が含浸し、このため粉塵が勢いよく舞い上がるような
ことがなく、速やかに鎮静化し、さらにホイールカッタ
ー9で切削しようとする塗膜面がウエット状態となり、
このためホイールカッター9と塗膜面との間の潤滑性が
良好に保たれ、これによりホイールカッター9が円滑に
回転し、能率的に切削作業を進めることができる。
【0019】そして水の噴射で粉塵の舞い上がりを防止
することができるから、従来のような吸引による集塵機
構が不要となり、その集塵機構の保守点検という煩わし
い作業を省け、より一層能率的に切削作業を進めること
ができる。
【0020】また、ホイールカッター9の内側に噴射さ
れる水により、ホイールカッター9が冷却され、この冷
却によりホイールカッター9の過度な温度上昇が抑制さ
れ、その寿命の低下が防止される。
【0021】一方、グラインダーの使用中には、電動モ
ータ4、特にコイルカバー部21の温度が上昇し、ホイ
ールカッター9に大きな負荷がかかると過熱する恐れが
ある。ところが電動モータ4のコイルカバー部21の外
周にはウオータジャケット22が設けられ、このウオー
タジャケット22内の貯水部23には給水ポンプから水
が供給されて流通し、このためこのウオータジャケット
22内の水で電動モータ4が常時冷却され、したがって
電動モータ4の過熱が確実に抑えられ、その過熟による
電動モータ4の焼損等が防止される。
【0022】図3にはこの発明の第2の実施形態を示し
てあり、この実施形態においては、ホイールカッター9
の内側に、水を飛散させる飛散手段として曲面状をなす
反射板30が設けられている。この反射板30は、回転
軸5に形成された貫通孔13の下端の開口13aに対向
して配置するように、複数のステー31を介してホイー
ルカッター9に取り付けられている。
【0023】この第2の実施形態によるグラインダーに
おいては、回転軸5の貫通孔13から噴射する水が反射
板30に当ってホイールカッター9の内周面に飛散し、
さらにそのホイールカッター9の回転により霧状の水滴
となってホイールカッター9内の全体に拡散する。
【0024】したがって、ホイールカッター9の切削に
伴う塗膜の粉塵に水分が均等にかつ充分に含み込み、こ
のためより一層粉塵の舞い上がりを効果的に抑えること
ができる。
【0025】なお、水を飛散させる飛散手段としては、
図4に第3の実施形態として示すように、反射板を用い
ずに、回転軸5の下端部をホイールカッター9の内側に
突出させ、この回転軸5の貫通孔13の下端を閉止する
とともに、その突出部分の回転軸5の周面に横向きの一
つまたは複数の噴射孔32を形成し、この噴射孔32か
らホイールカッター9の内周面に向けて水を噴射させる
ように構成する場合であってもよい。
【0026】また、この発明による水噴射式ダラインダ
ーは、塗膜を切削して除去する場合に限らず、ビルの外
壁面や床壁面に付着している異物層を切削して除去する
ような場合においても同様に使用することができるもの
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
粉塵の舞い上がりを水の噴射により確実かつ有効に抑え
ることができ、したがって作業環境を良好に保て、また
ホイールカッターと塗膜面等との間の潤滑性が良好に得
られ、したがってホイールカッターを円滑に回転させて
作業性の向上を図れ、さらに噴射用の水を利用して電動
モータを冷却してその過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る水噴射式グラ
インダーの断面図。
【図2】そのグラインダーの平面図。
【図3】この発明の第2の実施形態に係る水噴射式グラ
インダーの断面図。
【図4】この発明の第3の実施形態に係る水噴射式グラ
インダーの断面図。
【符号の説明】
1…グラインダー本体 4…電動モータ 5…回転軸 8…ギア 9…ホイールカッター 13…貫通孔 14…通水路 15…出力軸 16…ギア 17…支軸 20…アイドルギア 22…ウオータジャケット 24…水パイプ 25…水コック 26…給水ホース 30…反射板 32…噴射孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラインダー本体に、電動モータおよびこ
    の電動モータにより駆動されて回転するホイールカッタ
    ーを設け、前記電動モータの外周には流水部を設け、こ
    の流水部から前記ホイールカッターの内側に通じる通水
    経路を設け、ホイールカッターの回転時に給水手段を介
    して前記流水部から通水経路を通してホイールカッター
    の内側に水を噴射させることを特徴とする水噴射式グラ
    インダー。
  2. 【請求項2】ホイールカッターの内側には、通水経路を
    通して噴射される水をホイールカッターの内周面に向け
    て飛散させる飛散手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の水噴射式グラインダー。
  3. 【請求項3】飛散手段は通水経路の開口に対向して配置
    する反射板により構成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の水噴射式グラインダー。
JP4349098A 1997-11-28 1998-02-25 水噴射式グラインダー Pending JPH11216655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4349098A JPH11216655A (ja) 1997-11-28 1998-02-25 水噴射式グラインダー

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32873597 1997-11-28
JP9-328735 1997-11-28
JP4349098A JPH11216655A (ja) 1997-11-28 1998-02-25 水噴射式グラインダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216655A true JPH11216655A (ja) 1999-08-10

Family

ID=26383272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4349098A Pending JPH11216655A (ja) 1997-11-28 1998-02-25 水噴射式グラインダー

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JP (1) JPH11216655A (ja)

Cited By (6)

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