JPH11215492A - 2値形状信号符号化/復号化装置 - Google Patents

2値形状信号符号化/復号化装置

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JPH11215492A
JPH11215492A JP979398A JP979398A JPH11215492A JP H11215492 A JPH11215492 A JP H11215492A JP 979398 A JP979398 A JP 979398A JP 979398 A JP979398 A JP 979398A JP H11215492 A JPH11215492 A JP H11215492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適応的算術符号化技法を用いて2値形状信
号を適応的に符号化して、伝送すべきデータの量をより
一層減らし、且つ符号化の効率を向上させ得る2値形状
信号符号化/復号化装置を提供する。 【解決手段】 各2値画素に対するコンテキスト番号
を計算し、この番号に対応する確率を決定するコンテキ
スト番号計算部120と、確率と所定のしきい値とを比
較して、各2値画素の状態及び予測画素値を定める状態
決定部130と、予測画素値とその元の画素値とを比較
して、各2値画素に対するマッピング値を計算する比較
部140と、2値ブロックを第1及び第2シーケンスに
再整列して再整列2値ブロックを生成する再整列部15
0と、第1及び第2シーケンスを算術符号化して、符号
化2値形状信号を生成する適応的算術符号化部170と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値形状信号の符
号化/復号化装置に関し、特に、その2値形状信号の符
号化効率を向上させるコンテキストベース算術符号化/
復号化(context-based arithmetic coding/decoding)
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2値形状信号は物体の位置及び形状を表
し、1つのフレーム(または、ビデオ物体平面)の内で
例えば、16×16個の2値画素よりなる2値アルファ
ブロック(binary alpha block: BAB)として表現さ
れ得る。各2値画素は、例えば、背景画素を表す「0」
または物体画素を表す「1」を有する。そのBABは、
通常のコンテキストベース算術符号化(CAE)方法の
ようなビットマップベース形状符号化(bit-map-based
shape coding)法によって符号化され得る。
【0003】例えば、イントラフレームに対して、現B
ABは従来のイントラCAE方法によって符号化され
る。ここで、現BAB内の各画素は、現フレームから取
出された画素の組よりなるイントラコンテキスト(intr
a-context)に基づいて算術符号化される。即ち、現B
ABの符号化の際、隣接するBABからの複数の画素
は、該当イントラコンテキストを形成するのに用いられ
る。図3に示すように、現BABの周りにおいて2つの
画素分の幅を有する境界領域が形成され、現境界BAB
が生成される。同図において、現境界BABの明るい領
域内の画素は以後符号化されるべき現BAB領域を表
し、暗い領域内の画素は境界画素を表す。現境界BAB
内において、これらの各画素は、復号化の時にその値が
分からない「0」で表示された領域を除いては、以前に
符号化され、再構成されたBABから求められる。イン
トラコンテキストは、図1に示すように現境界BABに
基づいて選択される。従って、図1中で、斜線で示す画
素、即ち現BAB内の画素はイントラコンテキスト1
0、例えば、C0〜C9によって符号化される。
【0004】インターフレームにおいて、現BABは、
イントラCAEまたはインターCAE技法のうち、より
少量の符号化データを生成する技法によって符号化され
得る。インターCAE技法によれば、最初、現BAB
と、この現フレームに対応する前フレーム内に含められ
る各々の所定の候補BABとの間の差分を表す誤差が計
算され、最も類似な候補BAB及び動きベクトルが動き
推定法によって求められる。ここで、最も類似な候補B
ABは、複数の候補BABのうちで最小の誤差をもたら
す候補BABを表し、また動きベクトルは、現BABと
最も類似な候補BABとの間の変位を表す。従って、現
BAB内の各画素はインターコンテキストに基づいて算
術的に符号化され、動きベクトルとその動きベクトルの
推定値(MVDP)との間の差分を表す動きベクトル差
分(MVD)は、例えば、可変長符号化(VLC)法に
よって符号化される。図2の(A)及び(B)を参照す
ると、インターコンテキストは2つのサブセットの画素
から構成されるが、図2(A)中の第1サブセットの画
素20A(例えば、C0〜C3)はイントラCAEで用
いられるものと類似な方法を用いて現フレーム内の画素
から決まり、図2(B)中の第2サブセットの画素20
B(例えば、C4〜C8)は動きベクトルに基づいて前
フレームから決まる。即ち、動き補償BABの周囲の1
つの画素分の幅を有する境界領域は、動きベクトルを用
いて前フレームから検出され、図4に示したような境界
動き補償BABが生成される。図4において、明るい領
域は動き補償BABに、暗い領域は境界領域に各々対応
する。一旦、境界動き補償BABが定まると、2値画素
C4〜C8を有する第2サブセットの画素20Bが境界
動き補償BABから選択される。ここで、第2サブセッ
トの画素20B内の画素C6の位置は、第1サブセット
の画素20A内で斜線で示す画素の位置と同一である。
【0005】従って、イントラコンテキストまたはイン
ターコンテキストは前述したようにして選択され、現B
AB内の斜線で示す画素のコンテキスト番号は対応する
コンテキストに基づいて計算される。斜線で示す画素の
コンテキスト番号が計算されると、該当コンテキスト番
号に対応する確率が、多様なコンテキスト番号に割当て
られる予め定められた確率を有する確率表から求めら
れ、求められた確率は算術符号化されることによって、
符号化2値形状信号を生成する。CAE技法及びMVD
に対する詳細は、“MPEG-4 Video Verification Model
Version 7.0., International Organization for Stand
ardization, Coding of Moving Picturesand Associate
d Audio Information, ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 MPEG9
7/N1642,Bristol, April 1997”を参照されたい。
【0006】前述した従来のCAE技法を用いて、伝送
すべきビットの数を低減するとしても、2値形状信号を
符号化して伝送すろのには依然に多量のビットを必要と
する。従って、2値形状信号の符号化の際に必要なビッ
ト数をより一層減らす必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、適応的算術符号化技法を用いて2値形状信号を
適応的に符号化して、伝送すべきデータの量をより一層
減らし、且つ符号化の効率を向上させ得る2値形状信号
符号化/復号化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一実施例によれば、各々の2値画素が物
体の外部または内部を各々表す2つの相異なる2値のう
ちの何れか1つを有し、各々がM×N個(M及びNは各
々正の整数)の2値画素を有する複数の2値ブロックよ
りなる、2値形状信号を符号化する2値形状信号符号化
装置であって、コンテキストが前記各2値画素の以前に
処理された2値画素から決定され、対応するコンテキス
トに基づいて、前記2値ブロックにおける各2値画素に
対するコンテキスト番号を計算し、前記コンテキスト番
号に対応する確率を決定するコンテキスト番号計算手段
と、前記確率と予め定められた閾値とを比較して、前記
各2値画素の状態と予測画素値とを定める状態決定手段
と、前記予測画素値とその元の画素値とを比較して、前
記予測画素値が前記元の画素値と同一であるか否かを表
す、前記各2値画素に対するマッピング値を計算する比
較手段と、第1及び第2シーケンスの各々が前記2値ブ
ロックにおける前記2値画素をその状態によって分類す
ることによって構成され、前記2値ブロックを前記第1
及び第2シーケンスに再整列して再整列2値ブロックを
生成する再整列手段と、前記第1及び第2シーケンスを
算術符号化して、符号化2値形状信号を生成する符号化
手段とを含むことを特徴とする2値形状信号符号化装置
が提供される。
【0009】本発明の他の実施例によれば、符号化2値
形状信号を復号化して、復号化2値形状信号を生成する
2値形状信号復号化装置であって、前記符号化2値形状
信号を算術復号化して、各々が2値画素の再構成マッピ
ング値を有する第1及び第2シーケンスよりなる、復号
化2値形状データを発生する復号化手段と、コンテキス
トが前記各2値画素の以前に再構成された2値画素から
決定され、対応するコンテキストに基づいて、前記2値
ブロックにおける各2値画素に対するコンテキスト番号
を計算し、前記コンテキスト番号に対応する確率を決定
するコンテキスト番号計算手段と、前記確率と予め定め
られた閾値とを比較して、前記各2値画素の状態及び予
測画素値を定める状態決定手段と、前記各2値画素の状
態に応じて、前記第1シーケンスまたは前記第2シーケ
ンスから前記各2値画素に対する前記再構成マッピング
値のうちの何れか1つを取るマッピング手段と、前記取
った再構成マッピング値と前記予測画素値とを比較し
て、前記各2値画素に対する2値画素値を再構成し、前
記復号化2値形状データに対応する前記再構成2値画素
値を前記復号化2値形状信号として順に出力する再構成
手段とを含むことを特徴とする2値形状信号復号化装置
が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例につい
て図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0011】図5には、本発明の好適実施例によるコン
テキストベース算術符号化装置のブロック図が示されて
いる。
【0012】2値形状信号は、各々がM×N個、例え
ば、16×16個の2値画素を有する複数の2値ブロッ
クを備え、各2値画素は例えば、物体画素を表す「1」
及び背景画素を表す「0」のうちの何れか1つを有す
る。M及びNは各々正の整数である。同図において、2
値形状信号の各ブロックは格納部110に入力され、そ
の内で現2値ブロックとして格納される。その後、現2
値ブロックにおける各2値画素は、現画素として比較部
140に供給される。
【0013】一方、コンテキスト番号計算部120は、
対応するコンテキスト、即ち、イントラコンテキストま
たはインターコンテキストのうちの何れか1つに基づい
て、従来のCAE技法で用いたものと同一の方法を通じ
て現2値ブロックにおける各2値画素に対応するコンテ
キスト番号を計算する。また、コンテキスト番号計算部
120は、従来のような確率表に基づいてコンテキスト
番号に対応する確率を計算する。上記において、計算さ
れたコンテキスト番号及びその確率は、各々、現画素に
対応する現コンテキスト番号及び現確率として状態決定
部130に供給される。
【0014】この状態決定部130は、コンテキスト番
号計算部120から受け取った現確率と予め決められた
閾値とを比較して、現コンテキスト番号を有する現画素
が良好な状態にあるか、または不良な状態にあるかを決
定する。比較の結果、現確率が予め決められた閾値以上
であると、現画素は良好な状態として決定され、そうで
ないと、不良な状態として定められる。また、状態決定
部130は現画素の状態を表す状態指示信号を比較部1
40に伝達する。また状態決定部130は、現画素に対
応する予測画素値を比較部140に供給する。その予測
画素値は、現確率と予測閾値、例えば、最大確率の半分
に該当する値とを比較することによって決定される。例
えば、確率表が2値「0」を基準として決定される場合
には、現確率が予測閾値以上であると2値「0」が予測
画素値として定められ、そうでないと2値「1」が予測
画素値として決定される。
【0015】本発明の他の実施例では、2値画素の状態
を決定すべく、予め決められた閾値は2つのレベル、例
えば、ハイレベル及びローレベルを有することとする。
即ち、現確率がハイレベル以上であるか、またはローレ
ベル未満である場合には、その現画素は良好な状態とし
て決定され、そうでない場合には、即ち、現確率がハイ
レベル未満であり、ローレベル以上である場合には、そ
の現画素は不良な状態として決定される。
【0016】続いて、比較部140は、状態決定部13
0から受け取った予測画素値と格納部110から受け取
った現画素値との間の比較を行う。比較の結果、予測画
素値と現画素値とが互いに同一であると、比較部140
は現画素にマッピング値「0」を割当て、そうでない場
合にはマッピング値「1」を現画素に割当てる。そし
て、比較部140は、マッピング値及び状態指示信号を
有する現画素情報を再整列部150に伝達する。
【0017】上記のプロセスは、現2値ブロックにおけ
る全ての2値画素に対して繰り返し行われ、その後、各
2値画素に対する現画素情報は再整列部150に順に供
給される。
【0018】この再整列部150は、現2値ブロックに
おける全ての2値画素に対する現画素情報を格納すると
共に、それらの対応する状態指示信号に応じて、現画素
情報に含まれている各マッピング値を再整列して第1及
び第2シーケンスを生成する。ここで、第1シーケンス
は良好な状態として決定された2値画素に対応するマッ
ピング値を有し、第2シーケンスは不良な状態として決
定された2値画素に対応するマッピング値を有する。ま
た、再整列部150は第1及び第2シーケンスに含まれ
ているマッピング値「0」の数をカウントすると共に、
その結果であるカウント値を確率組決定部160に供給
する。
【0019】この確率組決定部160は再整列部150
から受け取ったカウント値を用いて、第1及び第2シー
ケンスに各々対応する最適確率組を決定し、何れの確率
組が選択されたかを表す選択信号を生成する。その後、
この選択信号は符号化されて、ラインL10を通じてマ
ルチプレクサMUX180に供給され、その最適確率組
はラインL20を通じて適応的算術符号化部170に伝
達される。
【0020】本発明によれば、カウント数の増加に従っ
て、マッピング値「0」に割当てられる確率は段々大き
くなり、反面、マッピング「1」に割当てられる確率は
段々小さくなる。
【0021】適応的算術符号化部170は、ラインL2
0を通じて確率組決定部160から受け取った最適確率
組に基づいて、公知の算術符号化技法を用いて第1及び
第2シーケンスを符号化して、符号化2値データをMU
X180に供給する。
【0022】MUX180においては、適応的算術符号
化部170からの符号化2値データと確率組決定部16
0からの符号化選択信号との間の多重化が行われて、伝
送路(図示せず)を通じて伝送されるべき符号化2値形
状信号が生成される。
【0023】図6には、本発明の好適実施例によるコン
テキストベース算術復号化装置のブロック図が示されて
いる。
【0024】伝送チャネルを通じて取り込んだ符号化2
値形状信号はデマルチプレクサDEMUX200に入力
される。
【0025】このDEMUX200は、符号化2値形状
信号を符号化選択信号と符号化2値データとに分け、符
号化選択信号はラインL40を通じて確率組決定部21
0に供給し、符号化2値データはラインL30を通じて
適応的算術復号化部220に供給する。
【0026】確率組決定部210は、符号化選択信号を
復号化して復号化選択信号を生成し、この復号化選択信
号に基づいて確率組を決定する。
【0027】適応的算術復号化部220は、確率組決定
部210からの決定された確率組に基づいて、図5中の
適応的算術符号化部170で用いたコンテキストベース
算術符号化技法に対応する公知のコンテキストベース算
術復号化技法を用いて、受け取った符号化2値データを
復号化すると共に、第1及び第2シーケンスを有する復
号化2値データを格納部230に供給する。ここで、第
1シーケンスは良好な状態として決定された2値画素の
復号化マッピング値を有し、第2シーケンスは不良な状
態として決定された2値画素の復号化マッピング値を有
する。第1及び第2シーケンスよりなる復号化2値デー
タは格納部230に格納される。
【0028】一方、コンテキスト番号計算部240は、
処理2値画素の以前に再構成された2値画素から選択さ
れるコンテキストを用いて、現2値ブロック内に含まれ
ている各2値画素に対応する処理2値画素のコンテキス
ト番号を計算する。その後、コンテキスト番号計算部2
40は、計算したコンテキスト番号を状態決定部250
に伝達する。
【0029】この状態決定部250は、最初、コンテキ
スト番号計算部240から受け取ったコンテキスト番号
に対応する確率を求め、この確率と図5のコンテキスト
ベース算術符号化装置で用いた予め決められた閾値とを
比較して、処理2値画素の状態を決定する。従って、確
率が予め決められた閾値以上である場合は、処理2値画
素は良好な状態として決定され、そうでない場合には、
処理2値画素は不良な状態として決定される。また、こ
の状態決定部250は処理2値画素に対して決定された
状態を表す状態指示信号を生成する。さらに、図5のコ
ンテキストベース算術符号化装置で説明したように、処
理2値画素の予測画素値が確率に基づいて決定される。
これらの予測画素値及び状態指示信号は、再整列部26
0に入力される。
【0030】この再整列部260は、状態決定部250
から出力される状態指示信号に応じて、格納部230に
格納された第1シーケンスまたは第2シーケンスからマ
ッピング値を取得する。言換えれば、状態指示信号が良
好な状態を表すと、再整列部260は格納部230に格
納された第1シーケンスからマッピング値を取得し、状
態指示信号が不良な状態を表すと、マッピング値は格納
部230に格納された第2シーケンス内のマッピング値
中から検出される。次いで、再整列部260は、上記で
取得したマッピング値と状態決定部250からの予測画
素値とを比較して、処理2値画素の2値画素値を再構成
する。マッピング値が2値「0」であれば、予測画素値
が再構成画素値として定められる。そうでない場合は、
即ち、マッピング値が2値「1」であれば、予測画素値
を反転した2値が再構成画素値として決定される。各々
の再構成画素値は、復号化2値形状信号として出力され
る。
【0031】上記の復号化プロセスは、現2値ブロック
内の全ての画素値が再構成されるまで繰り返して行われ
る。
【0032】上記において、本発明の好適な実施の形態
について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱すること
なく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【0033】
【発明の効果】従って、本発明によれば、適応的算術符
号化技法を用いて2値形状信号を適応的に符号化して、
伝送すべきデータの量をより一層減らすことができ、且
つ符号化の効率をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】符号化されるべき2値画素と対応するイントラ
コンテキストの構成を示す図である。
【図2】(A)及び(B)よりなり、各々符号化される
べき2値画素と対応するインターコンテキストの構成を
示す図である。
【図3】現境界2値アルファブロックBABを示す図で
ある。
【図4】境界動き補償BABを示す図である。
【図5】本発明によるコンテキストベース算術符号化装
置のブロック図である。
【図6】本発明によるコンテキストベース算術復号化装
置のブロック図である。
【符号の説明】
10 イントラコンテキスト 20A、20B インターコンテキストを構成する画素
の組 110、230 格納部 120、240 コンテキスト番号計算部 130、250 状態決定部 140 比較部 150、260 再整列部 160、210 確率組決定部 170 適応的算術符号化部 180 MUX 200 DEMUX 220 適応的算術復号化部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の2値画素が物体の外部または内
    部を各々表す2つの相異なる2値のうちの何れか1つを
    有し、各々がM×N個(M及びNは各々正の整数)の2
    値画素を有する複数の2値ブロックよりなる、2値形状
    信号を符号化する2値形状信号符号化装置であって、 コンテキストが前記各2値画素の以前に処理された2値
    画素から決定され、対応するコンテキストに基づいて、
    前記2値ブロックにおける各2値画素に対するコンテキ
    スト番号を計算し、前記コンテキスト番号に対応する確
    率を決定するコンテキスト番号計算手段と、前記確率と
    予め定められた閾値とを比較して、前記各2値画素の状
    態と予測画素値とを定める状態決定手段と、 前記予測画素値とその元の画素値とを比較して、前記予
    測画素値が前記元の画素値と同一であるか否かを表す、
    前記各2値画素に対するマッピング値を計算する比較手
    段と、 第1及び第2シーケンスの各々が前記2値ブロックにお
    ける前記2値画素をその状態によって分類することによ
    って構成され、前記2値ブロックを前記第1及び第2シ
    ーケンスに再整列して再整列2値ブロックを生成する再
    整列手段と、 前記第1及び第2シーケンスを算術符号化して、符号化
    2値形状信号を生成する符号化手段とを含むことを特徴
    とする2値形状信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記状態決定手段が、 前記確率と第1の予め定められた閾値とを比較して、前
    記確率が前記第1の予め定められた閾値以上である場合
    は、前記各2値画素を良好な状態として定め、そうでな
    い場合には、前記各2値画素を不良な状態として定める
    第1状態指定手段と、 前記確率と第2の予め定められた閾値とを比較して、前
    記各2値画素に対する予測画素値を決定する第1予測画
    素値決定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の2値形状信号符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記状態決定手段が、 前記確率と前記第1及び第2の予め定められた閾値とを
    比較して、前記確率が前記第1の予め定められた閾値以
    上であるか、または前記第2の予め定められた閾値未満
    である場合は、前記各2値画素を前記良好な状態として
    決定し、そうでない場合には、前記各2値画素を前記不
    良な状態として定める第2状態指定手段と、 前記確率と第3の予め定められた閾値とを比較して、前
    記各2値画素に対する前記予測画素値を決定する第2予
    測画素値決定手段とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の2値形状信号符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記予測画素値が前記元の画素値と同
    一である場合は、前記マッピング値が2値「0」であ
    り、そうでない場合には、前記マッピング値が2値
    「1」であることを特徴とする請求項2または3に記載
    の2値形状信号符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化手段が、 前記第1及び第2シーケンスにおいてマッピング値
    「0」の数をカウントして、カウント数を生成する計数
    手段と、 前記カウント数を用いて、前記第1及び第2シーケンス
    に各々対応する確率組を決定し、その決定された確率組
    を表す選択信号を出力する確率組決定手段と、 前記選択信号を符号化して、符号化選択信号を出力する
    選択信号符号化手段と、 前記確率組を用いて前記第1及び第2シーケンスを算術
    符号化して、符号化2値形状データを出力するシーケン
    ス符号化手段と、 前記符号化選択信号と前記符号化2値形状データとを多
    重化して、前記符号化2値形状信号を出力する多重化手
    段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の2値形
    状信号符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記マッピングの数の増加に従って、
    より大きい確率が前記マッピング値「0」を有する2値
    画素に割当てられ、より小さい確率が前記マッピング値
    「1」を有する2値画素に割当てられることを特徴とす
    る請求項5に記載の2値形状信号符号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化2値形状信号を復号化して、復
    号化2値形状信号を生成する2値形状信号復号化装置で
    あって、 前記符号化2値形状信号を算術復号化して、各々が2値
    画素の再構成マッピング値を有する第1及び第2シーケ
    ンスよりなる、復号化2値形状データを発生する復号化
    手段と、 コンテキストが前記各2値画素の以前に再構成された2
    値画素から決定され、対応するコンテキストに基づい
    て、前記2値ブロックにおける各2値画素に対するコン
    テキスト番号を計算し、前記コンテキスト番号に対応す
    る確率を決定するコンテキスト番号計算手段と、 前記確率と予め定められた閾値とを比較して、前記各2
    値画素の状態及び予測画素値を定める状態決定手段と、 前記各2値画素の状態に応じて、前記第1シーケンスま
    たは前記第2シーケンスから前記各2値画素に対する前
    記再構成マッピング値のうちの何れか1つを取得するマ
    ッピング手段と、 前記取得した再構成マッピング値と前記予測画素値とを
    比較して、前記各2値画素に対する2値画素値を再構成
    し、前記復号化2値形状データに対応する前記再構成2
    値画素値を前記復号化2値形状信号として順に出力する
    再構成手段とを含むことを特徴とする2値形状信号復号
    化装置。
  8. 【請求項8】 前記復号化手段が、前記符号化2値形
    状信号を発生するエンコーダで用いたのと同一の確率組
    を用いて、前記符号化2値形状信号を復号化することを
    特徴とする請求項7に記載の2値形状信号復号化装置。
  9. 【請求項9】 前記マッピング手段が、前記各2値画
    素の状態が前記第1シーケンスに対応する場合は前記第
    1シーケンスから前記再構成マッピング値を取得し、そ
    うでない場合には、前記第2シーケンスから前記再構成
    マッピング値を取得することを特徴とする請求項8に記
    載の2値形状信号復号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111670543A (zh) * 2018-04-13 2020-09-15 杜塞尔多夫华为技术有限公司 用于信号整形的多组成编码

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