JPH11214179A - 自動照度制御装置 - Google Patents

自動照度制御装置

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JPH11214179A
JPH11214179A JP10015873A JP1587398A JPH11214179A JP H11214179 A JPH11214179 A JP H11214179A JP 10015873 A JP10015873 A JP 10015873A JP 1587398 A JP1587398 A JP 1587398A JP H11214179 A JPH11214179 A JP H11214179A
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Koki Iwatsubo
幸喜 岩坪
Kazuo Ban
和生 伴
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
Koichi Saito
耕一 斎藤
Hiroyuki Nanaarashi
啓之 七嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明制御装置の目標照度の設定が適確かつ自
動的に行われ、余分な人手を要することなく部屋の視環
境の向上を達成し得る自動照度制御装置を得る。 【解決手段】 コントローラはマイクロコンピュータの
プログラムを使用し、照度センサーの測定値の差から外
光と人工光を測定して、ゲイン切換回路を調整するハー
ドウェアゲイン調整と、ソフトウェアゲイン調整を自動
的に行う調整モードを設けて、自動的に目標照度の設定
を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明の制御シス
テムならびに照度センサを使用した調光制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、照度センサを利用して被照射面の
照度を一定とするように照明器具の出力を制御するもの
として、図15に示す特開昭58−53187号公報の
ような自動調光装置があった。すなわち、制御装置30
に照度検出器31から送られてくる照度のゲインと、手
動にてボリュームなどを回して調整する調整操作回路3
2を基に作成される基準信号の大小を比較回路33にて
判断し、その比較回路33の比較結果に基づき、制御信
号発生回路34が位相制御回路35を制御し、その結果
ランプ点灯装置36を調光することにより、被照射面で
の照度を一定になるように制御を行っていた。また、図
16に示すように照度センサからの入力信号を、最適値
に自動的に調整するものとして、本発明者らが先に出願
した特公平8−256488号の明細書に記載の照明制
御装置があった。すなわち、コントローラ41は照度セ
ンサ42のゲインの調整を行う場合は、コントローラ4
1にてプッシュスイッチなどを押して電源切替部43を
操作して調整モードに切り替え、照明器具(図示せず)
9に対して所定の調光信号の出力を行うとともに、照度
センサ42に調整モードの通報を行っている。照度セン
サ42は、調整モードの通報を受信すると、センサ出力
が一定の値になるように、自己の増幅率を変化させるこ
とで、照度センサ42のゲインを最適化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の照明制御装置は
上記のように構成されており、照度センサによる自動調
光が可能になっている。しかし、部屋の床面の反射率が
設置場所により大きく異なるために、照明器具の出力に
対するセンサ入力のレベルが部屋毎に大きく異なるため
に、制御装置を設置時に、手動にてボリュームなどを回
して調整操作回路を調整する必要があった。また従来の
異なる照明制御装置は、プッシュスイッチなどを押すだ
けで自動的に調整できるが、外光の影響が入るため、夜
間やブラインドなどを下げて、外光の影響を少なくして
調整を行う必要があった。
【0004】また、複数のエリアに設置して、利用者が
ボリュームを回して調整する場合、エリア間の照度のバ
ラツキを押さえるのが難しく、照度計などの測定器を使
用する必要があった。本発明の目的は、上記従来例のも
のにおける問題点に鑑み、照明システムにおいて、適正
な自動設定が適正な照度の設定が適格かつ自動的に行わ
れ、余分な人手を要することなく部屋の視環境の向上が
達成できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る照明制御
システムは、照明器具と、その照明器具の照射空間の照
度を測定する照度センサを接続し、前記照度センサの測
定値に基づき自動的に照射空間の照度が一定となるよう
に照明器具に対して調光制御信号を出力するコントロー
ラから構成され、コントローラはマイクロコンピュータ
のプログラムを使用して実現するとともに、照明器具の
出力変化に対する照度センサの電圧を測定し、センサの
測定値の差から照射空間における外光と照明器具の最大
出力時の照度を計算し、さらに人工光最大出力時の照度
センサの電圧が、マイクロコンピュータの測定可能な測
定限界値近くの電圧にゲイン切換回路を調整するハード
ウェアゲイン調整と、このハードウェアゲイン調整後の
電圧をマイクロコンピュータのA/D変換回路で処理し
プログラムにより処理する最大値になるようにソフトウ
ェアゲイン調整を行う、調整モードを設け自動的にゲイ
ン調整と目標照度の設定を行うものである。
【0006】また、通常初期照明は径年変化を考慮し、
約1000lxで照明設計されており、コントローラは
ゲイン調整後、照明器具の光出力が照度計測により測定
された照度センサの電圧の約70%の700lxになる
ように目標照度を設定する調整モードを設けたものであ
る。
【0007】また、この発明に係る別のコントローラ
は、調整モードの際に、調光制御信号出力の最大時と最
小時を変化させて照度値を計算し、照度センサの出力電
圧が前記A/D変換回路の測定限界値を超過する場合は
調光制御信号出力を下げて、測定範囲内に測定ポイント
を設定するように構成したものである。
【0008】また、この発明に係る別のコントローラ
は、遠方からの通信手段によりコントローラに照射空間
の照度が一定となる目標照度を複数設定できるとともに
各々の目標照度に対し下限値を設定して、設定照度を再
現するようにしたものである。
【0009】また、この発明に係る別のコントローラ
は、コントローラに自動的に照射空間の照度が一定とな
るように照明器具を制御する自動制御モードと通信手段
や外部入力手段により調光制御出力を外部よりUP/D
OWNや調光出力指示できるマニュアルモードを備えた
ものである。
【0010】また、この発明に係る別のコントローラ
は、運転状態表示用のLEDを設け、ハードウェアゲイ
ン調整が行えない場合、ゲイン調整エラーの表示を行
い、予めマイクロコンピュータに記憶された設定データ
に従い自動的に照射空間の照度が一定となるように照明
器具を制御するようにしたものである。
【0011】さらに、この発明に係る別のコントローラ
は、調光制御信号出力と照度センサを各々3つ備え、太
陽などからの自然光が室内に入射する窓を有する部屋に
おいて、自然光が一定と見なせる範囲を基に照明器具の
制御単位を3つに決定し、前記コントローラの調光制御
信号出力と照度センサを、これらの制御単位に割り当て
るとともに、各調光制御信号出力が予め設定された調光
制御信号出力の差以上にならないように制御し、なおか
つ窓側から内側に位置する程、調光制御信号出力を明る
く制御するようにしたものである。
【0012】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに運転状態表示用のLEDを設
け、コントローラの起動時と設定変更時にメモリ内のゲ
イン調整データ等のチェックを行い、設定データが異常
な場合はメモリ異常の表示を行い、予めマイクロコンピ
ュータに記憶された設定データにより自動的に照射空間
の照度が一定となるように照明器具を制御するようにし
たものである。
【0013】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに運転状態表示用のLEDと終了
報知用のブザーを設け、照射空間における昼光等の外光
と照明器具の光出力最大時における照射空間の照度の測
定中に表示を行い、さらにゲイン調整終了時にブザーを
鳴らし、自動的に照射空間の照度が一定となるように照
明器具を制御するようにしたものである。
【0014】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに出力エラー表示用のLEDを設
け、照度センサの入力電圧が予め決められた値より小さ
い場合は、照度センサ未接続と判断し、出力エラー表示
を中止し、また調光信号出力が短絡している場合は、出
力短絡の異常表示を行い、照明器具の光出力最大時の照
度センサの出力電圧が予め決められた値より小さい場合
は、出力不足エラーの異常表示を行うようにしたもので
ある。
【0015】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに自己がゲイン調整中である旨を
他のコントローラに通報する機能を設けるとともに、予
めゲイン調整を行う範囲を設定し、他のコントローラか
らゲイン調整中の情報を受信し、ゲイン調整範囲内の場
合は、ゲイン調整を同期して行うようにしたものであ
る。
【0016】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラにマイクロコンピュータのA/D
変換回路、D/A変換回路とプログラムを使用して実現
するとともに、外光を取り除いた照明器具の光出力最大
時における照度センサの出力電圧をA/D変換回路の基
準電圧とするようにD/A変換回路を制御するようにし
たものである。
【0017】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラと照度計にて計測される照度デー
タを送信する機能を設けたワイヤレスリモコンを使用し
て実現するとともに、前記コントローラのゲイン調整時
にワイヤレスリモコンからの照度データを受信し、照度
センサの出力電圧と対応させて照度の補正を行い目標照
度に制御するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1および
図2はこの発明の実施例1による自動照度制御装置の構
成を示すブロック図であり、図3は、図1と図2で示し
た自動照度制御装置の中央処理装置2における基本動作
を示すフローチャートである。これらの図において、1
はコントローラであり、照度センサ6からのセンサ信号
に基づいて、照明器具9に調光信号を送ることで照射空
間の照度が一定となるように制御を行っている。
【0019】照度センサ6は、照明器具9や太陽14な
どの人工光からの光を電気信号に変換する受光回路8
と、受光回路8からの電気信号を増幅する増幅回路7か
ら構成されている。この増幅されたセンサ6からのセン
サ信号は、コントローラ1に送られ、コントローラ1内
の増幅回路4にて所定のレベルに増幅されてマイクロコ
ンピュータ等にて構成された中央処理装置2に送られ
る。
【0020】中央処理装置2では、増幅されたセンサ信
号と、メモリ3にあらかじめ設定された目標レベルとを
比較し、その比較結果に基づきセンサ信号が少ない場合
は、照明器具9を明るくするために、制御信号のレベル
を明るくする。また、逆に比較結果からセンサ信号が大
きい場合は、照明器具9を暗くするために、制御信号の
レベルを暗くする。中央処理装置2からの制御信号を受
信した調光信号出力部5は、制御信号を照明器具9を制
御するために所定の信号レベルに変換して、調光信号を
出力する。
【0021】このように構成した自動照度制御装置にお
いて、電源の投入などにより、コントローラが動作を開
始すると、中央処理装置2はメモリ3に保存された設定
データの読み込みを行う(ステップ1)。さらにメモリ
3のチェックサムをチェックする(ステップ2)。メモ
リ3内の増幅回路4に対するゲイン切替信号のデータが
正常な場合は、ゲイン設定起動のチェックをする(ステ
ップ5)。ゲイン切替信号のデータが異常な場合は、メ
モリ異常として運転状態LED12の表示を行い使用者
に再設定を促し(ステップ3)、ゲイン切替信号のデー
タのデフォルト値をセットし(ステップ4)、自動運転
を行う(ステップ10)。
【0022】次にゲイン設定起動の要求があると(ステ
ップ5)、運転状態表示LED12をスローフリッカ
し、ゲイン調整中であることを報知し(ステップ6)、
ゲイン調整処理を行う(ステップ7)。
【0023】次に、中央処理装置2がゲイン調整処理が
終了すると、運転状態表示LED12のスローフリッカ
を消灯し(ステップ8)、さらにブザーを鳴らしゲイン
調整終了であることを報知する(ステップ9)。つぎに
マニュアル操作要求状態をチェックし(ステップ1
2)、マニュアル操作要求があると運転状態表示LED
12をファーストフリッカしマニュアル運転中であるこ
とを報知し(ステップ13)、マニュアルモードを実行
する(ステップ14)。
【0024】またマニュアル操作要求で無い場合は、運
転状態表示LED12のファーストフリッカを消灯しマ
ニュアル操作終了であることを報知する(ステップ1
5)。また設定モード起動状態をチェックし(ステップ
16)、設定モード起動要求があると運転状態表示LE
D12をフリッカし設定中であることを報知し(ステッ
プ17)、設定モードを実行する(ステップ18)。
【0025】次に、設定モードが起動状態でない場合
は、運転状態表示LED12のフリッカを消灯し設定モ
ード終了であることを報知する(ステップ19)。な
お、マニュアル操作実行後もしくは設定モード実行後は
自動運転は行わず出力エラーチェックを行う(ステップ
11)。
【0026】さらにゲイン調整の詳細な動作説明を図4
のグラフと図5のフローチャートを用いて説明する。ま
ずゲイン調整処理にはいると、中央処理装置2は、10
0%調光出力に対応した制御信号を出力し、調光信号出
力部5が照明器具9に対して100%調光出力の調光信
号を出力する(ステップ1)。このとき中央処理装置2
は、増幅回路4のゲインを1にし、照度センサ2の電圧
を読み込み、照度センサ6の入力電圧が安定する5秒後
に、これを調光出力100%時のセンサ信号とする(ス
テップ2)。図4のグラフでは外光と調光出力100%
時の照度を合わせた照度電圧のA点になる。
【0027】次に中央処理装置2は、照度電圧のA点が
中央処理装置2のA/D変換回路の測定限界値(本実施
例では5V)か判断する(ステップ3)。判定が測定限
界値以内であれば次に中央処理装置2は25%調光出力
に対応した制御信号を出力し、調光信号出力部5が照明
器具9に対して25%調光出力の調光信号を出力する
(ステップ4)。このとき中央処理装置2は、増幅回路
4のゲインを1にし、照度センサ6の電圧を読み込み、
照度センサ6の入力電圧が安定する5秒後に、これを調
光出力25%時のセンサ信号とする(ステップ5)。図
4のグラフではB点になる。中央処理装置2は、図4の
外光C点を求める演算 C=(4B−A)/3 を行い
外光を求める(ステップ6)。
【0028】この求められた図4の外光C点と外光と調
光出力100%時の照度を合わせた照度電圧のA点から
調光出力100%時の照度E点 E=A−C を計算す
る(ステップ7)。調光出力100%時の照度は図4に
示されるように、調光信号の変化に対するセンサ信号の
変化の計算で求めることができる。このように、昼光の
影響があっても、調光出力100%時の照度を求めるこ
とが可能になる。
【0029】次に、仮に調光出力100%時の照度が1
000Lx、反射率が低く照度センサ6の電圧が0.5
Vの場合、中央処理装置2のA/D変換回路の測定限界
値5Vであるためにマイクロコンピュータの1/8ビッ
トのデータに対し約40Lxになり精度が低下する。ち
なみに照度センサの電圧が5Vの場合マイクロコンピュ
ータの1/8ビットのデータに対し約4Lxになる。こ
の低反射による精度の低下を改善する対策として、増幅
回路4のハードウェアゲインを切り替え中央処理装置2
のA/D変換回路の測定限界値近くまで引き上げ(ステ
ップ17,18,19)、さらにマイクロコンピュータ
の8ビットの解像度までソフトウェアのゲインをかける
(ステップ20)。
【0030】次に、ハードウェアゲインとソフトウェア
ゲインデータをメモリ3に記憶し(ステップ21)、さ
らにチェックサムを計算しメモリ内のチェックサムを更
新する(ステップ22)。さらに、先に述べたように通
常机上面の照度は径年変化を考慮して明るめの約100
0Lxに設計されているために、ゲインの調整が終了す
ると、700Lxになるように調光出力100%時の照
度センサ3の電圧の70%の電圧を目標照度として自動
運転になる(ステップ23)。
【0031】次に、増幅回路4を介した照度センサ2の
電圧のA点が中央処理装置2のA/D変換回路の測定限
界値の判断で(ステップ3)、測定限界値以上であれ
ば、中央処理装置2は、50%調光出力に対応した制御
信号を出力し、調光信号出力部5が照明器具9に対して
50%調光出力の調光信号を出力する(ステップ8)。
これにより中央処理装置2のA/D入力が飽和すること
を防止することができる。このとき中央処理装置2は、
増幅回路4をゲイン1で照度センサ6の電圧を読み込
み、照度センサ6の入力電圧が安定する5秒後に、これ
を調光出力50%時のセンサ信号とする(ステップ
9)。
【0032】さらに中央処理装置2は、照度電圧が中央
処理装置2のA/D変換回路の測定限界値か判断する
(ステップ10)。判定が測定限界値以内であれば次に
中央処理装置2は25%調光出力に対応した制御信号を
出力し、調光信号出力部5が照明器具9に対して25%
調光出力の調光信号を出力する(ステップ11)。この
とき中央処理装置2は、照度センサ6からのセンサ信号
を読み込み、増幅回路4をゲイン1で照度センサ6の入
力電圧が安定する5秒後に、これを調光出力25%時の
センサ信号とする(ステップ12)。中央処理装置2
は、外光C点を求める演算 C=2B−A を行い外光
をもとめる(ステップ13)。
【0033】この求められた外光C点と外光と調光出力
100%時の照度を合わせた増幅回路4をゲイン1で照
度センサ6の電圧Aから調光出力100%時の照度E点
E=A−C を計算する(ステップ14)。このよう
に、昼光により照度センサ6の入力が飽和しても、調光
出力100%時の照度を求めることが可能になる。ステ
ップ10における判定が測定限界値以上であれば中央処
理装置2は運転状態表示LED12にゲイン調整エラー
の表示を行う(ステップ15)。なお、中央処理装置2
は暫定的にもっとも少ないゲイン1をデフォルト値とし
て、目標照度70%をメモリより読み込み自動運転に切
り替わる(ステップ10)。
【0034】図6はこの発明のコントローラのマニュア
ルモード実行プログラムの動作を示すフローチャートで
ある。図において、中央処理装置2はワイヤレスリモコ
ン15から通信インタフェース10を介しマニュアル実
行の要求があると、外部入力17からの要求が判断する
(ステップ1)。まず中央処理装置2は、外部入力16
の信号A/D変換を行い入力電圧が0.5V以上である
と外部モードと判断する(ステップ2)。さらに、中央
処理装置2はA/D変換された入力電圧に対応した制御
信号を出力し、調光信号出力部5が照明器具9に対して
調光信号を出力する(ステップ3)。またステップ1に
おいて入力電圧が0.5V以下であると外部入力なしと
判断し、通信インタフェース10を調べ遠隔操作の内容
をチェックする(ステップ4)。
【0035】遠隔操作コマンドがUPコマンドならば中
央処理装置2は現在の調光制御信号から1%出力を上
げ、調光信号出力部5が照明器具9に対して調光信号を
出力する(ステップ5)。遠隔操作コマンドがDOWN
コマンドならば中央処理装置2は現在の調光制御信号か
ら1%出力を下げ、調光信号出力部5が照明器具9に対
して調光信号を出力する(ステップ6)。また、遠隔操
作コマンドが調光率指示コマンドならば中央処理装置2
は現在の調光制御信号から絶対値の調光出力値を調光信
号出力部5が照明器具9に対して調光信号を出力する
(ステップ7)。
【0036】図7はこの発明のコントローラの設定モー
ドプログラムの動作を示すフローチャートである。図に
おいて、中央処理装置2は、ワイヤレスリモコン15か
ら通信インタフェース10を介し設定の要求があると、
目標照度設定コマンドの内容を判断する(ステップ
1)。設定要求コマンドが目標照度設定コマンドである
と中央処理装置2は増幅回路4を介した照度センサ6の
電圧が目標照度の電圧になるように調光信号出力部5が
照明器具9に対して調光信号を出力する(ステップ
2)。次に設定要求コマンドが下限設定コマンドか判断
する(ステップ3)。下限設定コマンドであると中央処
理装置2は増幅回路4を介した照度センサ6の電圧が下
限照度の電圧になるように調光信号出力部5が照明器具
9に対して調光信号を出力する(ステップ4)。次に設
定要求コマンドが登録コマンドか判断する(ステップ
5)。設定要求コマンドが登録コマンドであると中央処
理装置2は目標照度値と下限値をメモリに書き込む(ス
テップ6)。さらに、メモリ内の設定データのチェック
サムを計算しメモリにチェックサムを書き込む(ステッ
プ7)。
【0037】図8はこの発明のコントローラの照度セン
サ6と調光制御信号出力の異常状態をチェックする出力
エラーチェックプログラムの動作を示すフローチャート
である。図において、中央処理装置2は、照度センサ6
の有無を調べるために増幅回路4からの電圧が0.1V
以下か調べる(ステップ1)。増幅回路4からの電圧が
0.1V以下の場合は他の出力エラー表示は行わず通常
の動作にもどる。次に調光制御信号が短絡状態か調べる
(ステップ2)。調光制御信号が短絡状態の場合は調光
出力を1秒間停止し出力エラー表示LED11に出力短
絡の点灯表示を行う(ステップ3)。さらに調光制御信
号が最大出力か判断する(ステップ4)。調光制御信号
が最大出力の場合は、増幅回路を介した照度センサ6の
電圧が目標照度の半分以下か判断する(ステップ5)。
目標照度の半分以下の場合は、出力エラー表示LED1
1に出力不足の点灯表示を行う(ステップ6)。
【0038】発明の実施の形態2.図9はこの発明の実
施例2による自動照度制御装置の配置図、図10は自動
照度制御装置の構成を示すブロック図である。図9にお
いては、自動照度制御装置を3つの調光制御信号出力5
と、3つの照度センサ6a,6b,6cと、窓13を有
するとともに、窓13からの太陽14などからの自然光
が入射する部屋において、自然光による照度が略一定と
見なせる範囲を基に照明の制御単位を決定するととも
に、照明の制御単位毎にコントローラ1a,1bにて制
御する場合の配置を示す。
【0039】図においては、3.2m×3.2mに照明
器具2台が配置され、窓13に平行になるように5台ず
つ8列に配置されている。これを、自然光による照度を
考慮して、窓側から2列・2列・4列の3つの制御単位
に分けている。この各々の制御単位毎にコントローラ1
a,1bと、外付け照度センサ6a,6b,6c,6
d,6e,6fを各制御単位の中心と見なせる位置に設
置している。このように、各制御単位毎にコントローラ
1aまたは1bが同時に3つの調光出力を切り替え自動
的にゲインの調整を行うため、隣の制御範囲の照明器具
9の照度は図4のグラフに示す外光C点に含まれてない
ために外光を取り除いた照明器具の光出力最大時におけ
る照度Eが小さくならず目標照度が暗めに調整されなく
なる。
【0040】図10において、コントローラ1は通信イ
ンタフェース10を有しており、自己のゲイン調整中に
関する情報を送信するとともに、他のコントローラから
送られたゲイン調整中の情報を受信する機能を有してい
る。また予め自己のゲイン調整の対象となる他のコント
ローラのグループ分けのゲイン調整開始番号の情報がメ
モリ3内に記憶されている。また図11は、図10で示
した自動照度制御装置の中央処理装置2における調整モ
ードの動作を示すフローチャートである。
【0041】このように構成した自動照度制御装置は、
図11のフローチャートに示すように光ワイヤレスリモ
コンから調整モード操作をすると、中央処理装置2は調
整モード操作要求ありと判断し、調整モードに切り替え
る(ステップ1)。すると、中央処理装置2はゲイン調
整開始番号を通信インタフェース10を開始、他のコン
トローラに送信し(ステップ2)、同時にゲイン調整モ
ードを起動する(ステップ3)。自己のゲイン調整が終
了すると、次に中央処理装置2はゲイン調整終了番号を
通信インタフェース10を介し、他のコントローラに送
信を行うことで、他のコントローラにゲイン調整終了で
ある旨の通報を行う(ステップ4)。
【0042】また、調整モード操作受信でない場合は、
ゲイン調整開始番号を受信したか判断し(ステップ
5)、自己に登録されたゲイン調整開始番号を受信した
場合は自己のゲイン調整モードを起動する(ステップ
6)。しかし、ゲイン調整開始番号でない場合はゲイン
調整を中断し通常モードになる(ステップ7)。
【0043】発明の実施の形態3.図12はこの発明の
実施例3による自動照度制御装置の構成を示すブロック
図である。図において2はマイクロコンピュータからな
り、A/D変換回路およびD/A変換回路を備えた中央
処理装置であり、照度センサ6が接続されている。また
A/D変換の基準電圧はD/A変換回路と接続され、A
/D変換の基準電圧を変更できる構成になっている。図
13は、図12で示した照明制御システムの中央処理装
置2におけるゲイン調整モードの動作を示すフローチャ
ートである。
【0044】この図13のフローチャートに示すよう
に、まずゲイン調整処理に入ると、中央処理装置2は、
100%調光出力に対応した制御信号を出力し、調光信
号出力部5が照明器具9に対して100%調光出力の調
光信号を出力する(ステップ1)。このとき中央処理装
置2は、A/D基準電圧を5Vに設定し、照度センサ6
の電圧を読み込み、照度センサ6の入力電圧が安定する
5秒後に、これを調光出力100%時のセンサ信号とす
る。次に中央処理装置2は、照度電圧が中央処理装置2
のA/D変換回路の測定限界値(本実施例では5V)か
判断する(ステップ3)。
【0045】判定が測定限界値以内であれば次に中央処
理装置2は25%調光出力に対応した制御信号を出力
し、調光信号出力部5が照明器具9に対して25%調光
出力の調光信号を出力する(ステップ4)。このとき中
央処理装置2は、照度センサ6の電圧を読み込み、照度
センサ6の入力電圧が安定する5秒後に、これを調光出
力25%時のセンサ信号とする(ステップ5)。中央処
理装置2は、図4のグラフの外光を求める演算 C=
(4B−A)/3 を行い外光を求める(ステップ
6)。この求められた外光Cと外光と調光出力100%
時の照度を合わせた照度電圧から調光出力100%時の
みの照度E E=A−C を計算する(ステップ7)。
【0046】次に調光出力100%時のみの照度センサ
6の電圧を中央処理装置2D/A変換回路からA/D変
換回路の基準電圧に与える(ステップ8)。さらにこの
D/A変換データをメモリ3に書き込み(ステップ
9)、メモリ内のチェックサムを計算しチェックサムを
メモリ3に書き込む(ステップ10)。このように、増
幅回路がなくとも照度センサ6の精度の維持が可能にな
る。さらに、通常机上面の照度は径年変化を考慮して明
るめの約1000Lxに設計されているために、ゲイン
の調整が終了すると、700Lxになるように調光出力
100%時の照度センサ6の電圧の70%の電圧を目標
照度として自動運転になる(ステップ11)。
【0047】次に、照度センサ6の電圧が中央処理装置
2のA/D変換回路の測定限界値の判断で(ステップ
3)、判定が測定限界値以上であれば、中央処理装置2
は、50%調光出力に対応した制御信号を出力し、調光
信号出力部5が照明器具9に対して50%調光出力の調
光信号を出力する(ステップ12)。これにより中央処
理装置2のA/D入力が飽和することを防止することが
できる。このとき中央処理装置2は、照度センサ6の電
圧を読み込み、照度センサ6の入力電圧が安定する5秒
後に、これを調光出力50%時のセンサ信号とする(ス
テップ13)。
【0048】さらに中央処理装置2は、照度電圧が中央
処理装置2のA/D変換回路の測定限界値か判断する
(ステップ14)。判定が測定限界値以内であれば次に
中央処理装置2は25%調光出力に対応した制御信号を
出力し、調光信号出力部5が照明器具9に対して25%
調光出力の調光信号を出力する(ステップ15)。この
とき中央処理装置2は、照度センサ6からのセンサ信号
を読み込み、照度センサ6の入力電圧が安定する5秒後
に、これを調光出力25%時のセンサ信号とする(ステ
ップ16)。
【0049】中央処理装置2は、図4の外光C点を求め
る演算 C=2B−A を行い外光をもとめ、この求め
られた外光Cと外光と調光出力100%時の照度を合わ
せた増幅回路4を介した照度センサ2の電圧Aから調光
出力100%時の照度E E=A−C を計算する(ス
テップ17)。ステップ14における判定が測定限界値
以上であれば中央処理装置2は運転状態表示LED12
にゲイン調整エラーの表示を行う(ステップ18)。な
お、中央処理装置2は暫定的に5VをD/A変換回路の
データとし、さらに目標照度70%をメモリより読み込
み自動運転に切り替わる(ステップ19)。
【0050】発明の実施の形態4.図14は、ワイヤレ
スリモコン15に照度計機能を備えた実施例4のゲイン
調整モードの動作を示すフローチャートである。まず、
ワイヤレスリモコン15は、ゲイン調整操作を行うとゲ
イン調整処理に入り、ゲイン調整終了かの判断を行う
(ステップ1)。次にゲイン調整終了でない場合は、照
度を1秒間隔でサンプリングし8回ごとに平均照度をと
る(ステップ2)。次に平均照度が10Lx以上か判断
する(ステップ3)。平均照度の変化量が10Lx以上
の場合は、照度データをコントローラ1に送信する(ス
テップ4)。一方、中央処理装置2は、ゲイン調整が終
了すると定期的にワイヤレスリモコン15から送信され
る照度データと照度センサ6の電圧を増幅回路4を介し
A/D変換した電圧データを対象付け、目標照度の補正
を行いゲイン調整モードを終了する。
【0051】なお、実施の形態2において、コントロー
ラ16のゲイン調整中の通報は、コントローラ16間で
直接行う場合で説明を行ったが、このものに限定される
のではなく、他の管理装置などを設けるとともに管理装
置を経由して通報しても同等の効果が得られることはい
うまでもない。
【0052】なお、実施の形態1において、コントロー
ラ16の通信は、ワイヤレスリモコン15を使用して行
う場合で説明を行ったが、このものに限定されるのでは
なく、電波などのワイヤレスや電力線搬送通信による通
信方式を使用して通報しても同等の効果が得られること
はいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、コントローラが、照明器具の出力変化に対する照度
センサの電圧を測定し、照度センサの測定値の差から照
射空間における人工光と自然光を計測して、照明器具の
調光制御信号出力100%時の照度センサの電圧がマイ
クロコンピュータの測定可能な測定限界値近くの電圧値
にゲイン切換回路を調整するハードウェアゲイン調整
と、このハードウェアゲイン調整後の電圧をマイクロコ
ンピュータのA/D変換回路で処理し、プログラムによ
り処理する最大値になるようにソフトウェアゲイン調整
の調整を行いA/D変換回路の最大能力で動作するとと
もに、通常初期照明は経年変化を考慮し約1000lx
で照明設計されており、このコントローラはゲイン調整
後、器具の照射空間の照度が照度計測により測定された
照度センサの電圧の約70%の700lxになるように
目標照度を設定する調整モードを設けることにより、外
光の影響があっても、設置時に手動にてボリューム等を
回して照度の調整をする必要がなくなるという効果があ
る。
【0054】また、この発明に係る別のコントローラ
は、調整モードの際に、照射空間における昼光等の外光
とコントローラの調光制御信号出力の最大時の照明器具
の照射空間の照度の測定において、調光制御信号出力の
2ポイントの照度値を計測するとともに調光制御信号出
力に対する前記A/D変換回路の測定限界値を超過する
場合、調光制御信号出力を下げ測定範囲内に測定ポイン
トを設定することにより、昼光の影響が大きい場合で
も、自動的にゲインの調整を行うことができるという効
果がある。
【0055】また、この発明に係る別のコントローラ
は、コントローラに運転状態表示用のLEDを設け、コ
ントローラの起動時と設定変更時にメモリ内のゲイン調
整データ等の設定データのチェックを行い、設定データ
が異常な場合はメモリ異常の表示を行い、予めマイクロ
コンピュータに記憶された設定データにより自動的に照
射空間の照度一定となるように照明器具の照度の制御を
行うことができるという効果がある。
【0056】また、この発明に係る別のコントローラ
は、運転状態表示用のLEDを設け、照射空間における
昼光等の外光と、コントローラの調光制御信号出力の最
大時の照明器具の照射空間の照度の測定が行えない場合
にゲイン調整エラーの表示を行い、予めマイクロコンピ
ュータに記憶された設定データにより自動的に照射空間
の照度一定となるように照明器具を制御することによ
り、正しく動かない場合の原因を利用者がわかりやすい
機器を提供できるという効果がある。
【0057】また、この発明に係る別のコントローラ
は、照射空間の照度一定となる目標照度を複数設定で
き、さらに各々の目標照度に対し下限値を設定でき、遠
方からの通信手段により目標照度および下限設定を変更
でき、設定時の照度を再現することにより瞬時に目標照
度を確認できるとともに、利用者の利便性を高めるとい
う効果がある。
【0058】また、この発明に係る別のコントローラ
は、自動的に照射空間の照度一定となるように照明器具
を制御する自動制御モードと通信手段や外部入力手段に
より調光制御出力を外部より制御できるマニュアルモー
ドを備えたことにより、会議室におけるプレゼンテーシ
ョン等の光の演出を行えるなど利用者の利便性を高める
という効果がある。
【0059】また、この発明に係る別のコントローラ
は、運転状態表示用のLEDを設け、照射空間における
昼光等の外光とコントローラの調光制御信号出力の最大
時の照明器具の照射空間の照度の測定が行えない場合に
ゲイン調整エラーの表示を行い、原因が利用者にわかり
やすい機器を提供でき、また予めマイクロコンピュータ
に記憶された設定データにより自動的に照射空間の照度
一定となるように照明器具を制御し、異常動作を防ぐな
ど利用者の利便性を高めるという効果がある。
【0060】さらに、この発明に係る別のコントローラ
は、運転状態表示用のLEDと終了報知用のブザーを設
け、照射空間における昼光等の外光とコントローラの調
光制御信号出力の最大時の照明器具の照射空間の照度の
測定中に表示を行い、終了時にブザーを鳴らし、自動的
に照射空間の照度一定となるように照明器具を制御し利
用者の利便性を高めるという効果がある。
【0061】さらに、この発明に係る別のコントローラ
は、運転状態表示用のLEDを設け、コントローラの起
動時と設定変更時にメモリ内のゲイン調整データ等の設
定データのチェックを行い、設定データが異常な場合は
メモリ異常の表示を行い、予めマイクロコンピュータに
記憶された設定データにより自動的に照射空間の照度一
定となるように照明器具を制御し、異常動作を防ぐ効果
がある。
【0062】さらに、この発明に係る別のコントローラ
は、出力エラー表示用のLEDを設け、照度センサの入
力電圧が予め決められた値より小さい場合は照度センサ
無しと判断し出力エラー表示を行わず、また調光信号出
力が短絡している場合は異常として出力短絡の表示を行
い、調光制御信号出力最大時の照度センサの入力電圧が
予め決められた値より小さい場合は出力不足として出力
不足エラーの表示を行い異常を報知することにより利用
者が不具合の原因を容易に判断できるという効果があ
る。
【0063】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに調光制御信号出力と照度センサ
を各々3つ備え、太陽などからの自然光が室内に入射す
る窓を有する部屋において、自然光が一定と見なせる範
囲を基に照明器具の制御単位を3つに決定し、前記コン
トローラの調光制御信号出力と照度センサを割り当てる
とともに、各調光制御信号出力が予め設定された調光制
御信号出力の差以上にならないように制御し、なおかつ
窓側から内側に位置する程、調光制御信号出力を明るく
制御するため、エリア毎にボリュームなどにより調整を
行う必要がなくなり、使用者の利便性を高めるという効
果がある。また、予め設定された複数のエリアが自動的
に調整を行われるため、利用者がボリュームを調整する
場合と異なり、照度計などの機器を使用しなくても機器
間のバラツキが少なくできるという効果がある。
【0064】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラに自己がゲイン調整中である旨を
他のコントローラに通報する機能を設けるとともに、予
めゲイン調整を行う範囲を設定し、他のコントローラか
らゲイン調整中の情報を受信すると、受信した側のコン
トローラはゲイン調整を同期して行うように構成したこ
とにより、ゲインの調整時に、他のエリアの影響をなし
で調整の精度を高めるという効果がある。
【0065】さらに、この発明に係る別の自動照度制御
装置は、コントローラと照度計にて計測される照度デー
タを送信する機能を設けたワイヤレスリモコンを使用し
て実現するとともに、前記コントローラのゲイン調整時
にワイヤレスリモコンからの照度データを受信して照度
センサの電圧と対応させ照度の補正を行い目標照度の精
度を上げるとともにユーザーが照度値にて設定でき利便
性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す自動照度制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1における自動照度制御装置の構
成の詳細を示すブロック図である。
【図3】 図1および図2で示した自動照度制御装置の
基本動作のフローチャートである。
【図4】 図2の動作を補足するためのグラフである。
【図5】 この発明の実施の形態1による自動照度制御
装置のゲイン調整処理のフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による自動照度制御
装置のマニュアルモード実行のフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1による自動照度制御
装置の設定モードのフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態1による自動照度制御
装置の出力エラーチェックのフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2による自動照度制御
装置の配置図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による自動照度制
御装置のブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による自動照度制
御装置のフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態3による自動照度制
御装置のブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態3による自動照度制
御装置のフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4による自動照度制
御装置のワイヤレスリモコンのフローチャートである。
【図15】 特開昭58−53187号公報に示された
従来の自動調光装置を示すブロック図である。
【図16】 この発明の先願である特願平8−2564
88号の明細書に示された従来の照明制御装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 コントローラ、2 中央処理装置、3 メモリ、4
増幅回路、5 調光信号出力部、6 照度センサ、7
増幅回路、8 受光回路、9 照明器具、10 通信
インタフェース、11 エラー表示LED、12 運転
状態表示LED、13 窓、14 太陽、15 ワイヤ
レスリモコン、16 外部入力、30制御装置、31
照度検出器、32 調整操作回路、33 比較回路、3
4 制御信号発生回路、35 位相制御回路、36 L
ED点灯装置、41 コントローラ、42 照度セン
サ、43 電源切替部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 圭一 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 斎藤 耕一 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機照明株式会社内 (72)発明者 七嵐 啓之 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機照明株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具と、この照明器具の照射空間の
    照度を測定する照度センサを備え、前記照度センサの測
    定値に基づき自動的に照射空間の照度が一定となるよう
    に照明器具に対して調光制御信号を出力するコントロー
    ラとから構成される自動照度制御装置において、前記コ
    ントローラは、照明器具の光出力を変化させ、照明器具
    の光出力の大きいときと小さいときの照度センサの測定
    値から、照射空間における昼光等の外光による照度と、
    照明器具の光出力最大時における照射空間の照度を計測
    することを特長とする自動照度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラに、照度センサのゲイ
    ンを調整するゲイン切換回路とマイクロコンピュータの
    A/D変換回路とをプログラムを使用して実現するとと
    もに、照明器具の光出力最大時における照度センサの出
    力電圧がA/D変換回路の測定限界値近くになるように
    ゲイン切換回路を調整するハードウェアゲイン調整を行
    うことを特長とする請求項1に記載の自動照度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 コントローラは、前記ハードウェアゲイ
    ン調整された前記マイクロコンピュータのA/D変換回
    路の計測値をプログラムにより処理する最大値なるよう
    にソフトウェアゲイン調整を行うことを特長とする請求
    項1または2の何れかに記載の自動照度制御装置。
  4. 【請求項4】 照度計測により測定された照度センサの
    電圧を予め設定された割合になるように、照射空間の目
    標照度を決定し調光制御信号を出力するとともに、予め
    設定される割合を70%にしたことを特長とする請求項
    1または2の何れかに記載の自動照度制御装置。
  5. 【請求項5】 コントローラは、照射空間における昼光
    等の外光による照度と照明器具の光出力最大時における
    照度センサの出力電圧が前記A/D変換回路の測定限界
    値を超過する場合、調光制御信号出力を下げ、測定範囲
    内に測定ポイントを設定するようにしたことを特長とす
    る請求項1または2の何れかに記載の自動照度制御装
    置。
  6. 【請求項6】 コントローラは、遠方からの通信手段に
    より照射空間の照度が一定となる目標照度を複数設定で
    きるとともに、各々の目標照度に対して下限値を設定し
    て、設定照度を再現することができるようにしたことを
    特長とする請求項1または2の何れかに記載の自動照度
    制御装置。
  7. 【請求項7】 コントローラに自動的に照射空間の照度
    が一定となるように照明器具を制御する自動制御モード
    と通信手段や外部入力手段により調光制御出力を外部よ
    り制御できるマニュアルモードを備えたことを特長とし
    た請求項1から6の何れかに記載の自動照度制御装置。
  8. 【請求項8】 コントローラに運転状態表示用のLED
    を設け、ハードウェアゲイン調整が行えない場合、ゲイ
    ン調整エラーの表示を行い、予めマイクロコンピュータ
    に記憶された設定データに従い自動制御モードを実行す
    るようにしたことを特長とする請求項1から6の何れか
    に記載の自動照度制御装置。
  9. 【請求項9】 コントローラは調光制御信号出力と照度
    センサを各々3つ備え、太陽などからの自然光が室内に
    入射する窓を有する部屋において、自然光が一定と見な
    せる範囲を基に照明器具の制御単位を3つに決定し、前
    記コントローラの調光制御信号出力と照度センサをこれ
    らの制御単位に割り当てるとともに、各調光制御信号出
    力が予め設定された調光制御信号出力の差以上にならな
    いように制御し、なおかつ窓側から内側に位置する程、
    調光制御信号出力を明るく制御するようにしたことを特
    長とする請求項1または2の何れかに記載の自動照度制
    御装置。
  10. 【請求項10】 コントローラに運転状態表示用のLE
    Dを設け、コントローラの起動時と設定変更時にメモリ
    チェックを行い、設定データが異常な場合はメモリ異常
    の表示を行い、予めマイクロコンピュータに記憶された
    設定データに従い自動制御モードを実行するようにした
    ことを特長とする請求項1から5の何れかに記載の自動
    照度制御装置。
  11. 【請求項11】 コントローラに運転状態表示用のLE
    Dと終了報知用のブザーを設け、照射空間における昼光
    等の外光と照明器具の光出力最大時の照度測定中に表示
    を行い、さらにゲイン調整終了時にブザーを鳴らし、予
    めマイクロコンピュータに記憶された設定データに従い
    自動制御モードを実行するようにしたことを特長とする
    請求項1から5の何れかに記載の自動照度制御装置。
  12. 【請求項12】 コントローラに出力エラー表示用のL
    EDを設け、照度センサの入力電圧が予め決められた値
    より小さい場合は照度センサ未接続と判断し、出力エラ
    ー表示を中止し、また調光信号出力が短絡している場合
    は、出力短絡の異常表示を行い、調光制御信号出力最大
    時の照度センサの入力電圧が予め決められた値より小さ
    い場合は、出力不足エラーの異常表示を行うようにした
    ことを特長とする請求項1から5の何れかに記載の自動
    照度制御装置。
  13. 【請求項13】 コントローラに自己がゲイン調整中で
    ある旨を他のコントローラに通報する機能を設けるとと
    もに、予めゲイン調整を行う範囲を設定し、他のコント
    ローラからゲイン調整中の情報を受信し、ゲイン調整範
    囲内の場合はゲイン調整を同期して行うようにしたこと
    を特長とする請求項1から5の何れかに記載の自動照度
    制御装置。
  14. 【請求項14】 コントローラにマイクロコンピュータ
    のA/D変換回路、D/A変換回路とプログラムを使用
    して実現するとともに、外光を取り除いた照明器具の光
    出力最大時における照度センサの出力電圧をA/D変換
    回路の基準電圧とするようにD/A変換回路を制御する
    ようにしたことを特長とする請求項1に記載の自動照度
    制御装置。
  15. 【請求項15】 コントローラと照度計にて計測される
    照度データを送信する機能を備えたワイヤレスリモコン
    を使用して実現するとともに、前記コントローラのゲイ
    ン調整時にワイヤレスリモコンからの照度データを受信
    し、照度センサの出力電圧と対応させ、照度の補正を行
    い目標照度に制御するようにしたことを特長とする請求
    項1または2の何れかに記載の自動照度制御装置。
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