JPH11213066A - 病院情報システム - Google Patents

病院情報システム

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JPH11213066A
JPH11213066A JP1098798A JP1098798A JPH11213066A JP H11213066 A JPH11213066 A JP H11213066A JP 1098798 A JP1098798 A JP 1098798A JP 1098798 A JP1098798 A JP 1098798A JP H11213066 A JPH11213066 A JP H11213066A
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JP
Japan
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patient
medical
information
treatment
service
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JP1098798A
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English (en)
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Kunihiko Kido
邦彦 木戸
Yoichi Seto
洋一 瀬戸
Koichi Morishita
孝一 森下
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】診断の質の向上、患者サービス、経営改善等の
メリットがありオーダエントリシステムや電子カルテシ
ステムなどにおいて、情報の発生源である医師あるいは
看護婦などの入力に対する負荷を少なくする。 【解決手段】診断治療サービスを特定するオペレーショ
ン名および各オペレーションに引き渡すパラメータリス
トなどのインタフェース定義情報が管理されたプロブレ
ムリポジトリ101と、そのインターフェース定義情報
に基づき、クライアント102から要求されたサービス
を受け取るプロブレムインターフェース103と、要求
されたサービスに対応するサービスオブジェクトとクラ
イアントとの通信処理を行うサービス要求仲介処理10
4と、サービス群106からなる病院情報システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院において診断
の質の向上、患者サービス、経営改善等を目指した病院
情報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、医師などの医療スタッフが病
院内で使用するシステムとしては、オーダエントリシス
テムと電子カルテシステムがある。オーダエントリシス
テムは、オーダ情報として例えば、処方箋や臨床検査依
頼などの情報を診察室の医師端末から電子的に入力し、
薬剤サブシステムや臨床検査サブシステムにローカルエ
リアネットワーク(LAN)などのネットワークを通じ
てリアルタイムに伝達することにより、診療業務の効率
化をはかり、患者の待ち時間の短縮や検査結果をデータ
ベースに蓄積することで診療の質を向上させるシステム
である。一方、電子カルテシステムは、患者に関する診
療情報を医師端末から電子的に入力し、カルテデータベ
ースに逐次蓄積するシステムである。ここで、診療情報
には、オーダ情報を含む診断治療計画情報に加え、主訴
などの主観情報、身体所見、検査所見などの客観情報、
患者プロブレムなどの評価情報などが含まれる。患者情
報を時系列的にもれなくデータベース化することで、治
療成績の追跡評価や心臓疾患における新たなリスク要因
の発見、新しい治療戦略の開発などに役立てることが可
能になる。また、カルテデータベースを利用することに
より、治療成績を落とさずにコストを低減する治療パタ
ーンの開発なども可能になり、病院の経営戦略などにも
利用できる。ここで、オーダエントリシステムと電子カ
ルテシステムの接点は、主に診断治療計画情報と客観情
報に存在する。オーダ情報についてはカルテの診断治療
計画情報に記載され、検査結果などはカルテの客観情報
に記載される。従って、電子カルテシステムはオーダエ
ントリシステムを包含すると考えても良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オーダエントリシステ
ムと電子カルテシステムは、診断の質の向上、患者サー
ビス、経営改善等のメリットがあり病院にとって好まし
いが、情報の発生源である医師あるいは看護婦などの医
療スタッフに対して入力に対する負荷を強いることにな
る。特に、外来診療においては、患者一人あたりの診察
時間が短い病院などでは、カルテ情報をすべてキーボー
ド入力する時間がなくカルテ情報を電子化することが難
しい場合がある。また、電子カルテシステムの一部であ
るオーダエントリシステムで扱う情報ですら、電子的に
入力することが困難な忙しい診療科が存在する。入力の
手間を低減する方法としては、入力項目を調べて定型化
し、定型フォームの形で入力インターフェースを用意す
ることがよく行われる。この場合、2〜3個のボタンや
チェックボックスを選択することにより、目的の情報を
入力することが可能になる。例えば、オーダエントリシ
ステムの場合の慢性肝疾患用の検査セット、電子カルテ
システムの場合の慢性肝炎用の身体所見・検査所見テン
プレートなどがこれにあたる。ここで、各診断治療行為
に対応するサービスについてのみ定型化されていること
を注意する。上記の例であると、サービスとは検査オー
ダサービス、客観情報入力サービスである。従って、外
来初診時の患者に対して、医師が行うサービスのセット
については、いちいち各サービスの検査セットや入力テ
ンプレートを医師自ら選択し入力を行っていく必要があ
る。またこれは、診療支援システムのサーバに対して
は、診断治療行為に関わるサービスそのもを依頼してい
る。すなわち、初診、外来検査スクリーニングなどの患
者の状態あるいは診察初期段階における頭痛等のプロブ
レムなど、患者の状態・プロブレムで特定されるような
定型化はなされておらず、患者の状態に応じたサービス
を一まとめに扱うことができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】患者状態やプロブレムに
より特定できるインタフェースについて、診断治療サー
ビスを特定するオペレーション名および各オペレーショ
ンに引き渡すパラメータリストなどのインタフェース定
義情報が管理されたプロブレムリポジトリ101と、プ
ロブレムリポジトリ101により定義されるインターフ
ェース定義情報に基づき、サービスを要求するクライア
ント102と、クライアントからのサービスをインター
フェース定義情報に基づき受け取るプロブレムインター
フェース103と、要求されたサービスに対応するサー
ビスオブジェクトとクライアントとの通信処理を行うサ
ービス要求仲介処理104と、インターフェース定義情
報から適切なサービスオブジェクトを割り当てるアダプ
タ105と、インターフェースの実装であるサービス群
106からなる病院情報システム。
【0005】
【発明の実施の形態】カルテの記述形式としては、L.
L. Weedが提唱したPOS(Ploblem OrientedSystem)
が有名である。
【0006】L. L. Weed; Medical Records That Guide
and Teach. New Eng1. J. Med. 278:593-600, 652-65
7, 1965.POSでは、腹痛など患者の問題点(以下、プ
ロブレムと呼ぶ)を抽出し、プロブレムごとにカルテ情
報を記述していくスタイルである。POSは、あくまで
カルテの記述技法であるが、この技法を推し進めると医
師の問題解決プロセスの定式化に行き着く。すなわち、
患者のプロブレムが特定されると、その時、医師が何を
しなければいけないか選択肢が狭まる場合がある。図2
はこれを図示したものである。プロブレムが特定される
と、患者の状態空間上の患者状態が遷移して行く。患者
の各状態において適切な医療資源が割り当てられる。こ
こで、医療資源とは、診断判定基準、診療データ、オー
ダフォームなどが上げられる。
【0007】本発明では、患者の状態空間上での状態を
特定することで、適切な医療資源を割り当てるフレーム
ワークを提供することにある。これにより、データ入力
の負荷低減が図れるとともに、診断治療の定型化による
均質化により診断治療の質の低下を抑える。もちろん、
患者の状態遷移図やプロブレムに応じた医療資源の割り
当てが難しい難疾患がある。この場合は、時間はかかる
が、従来例でのオーダエントリシステムや電子カルテシ
ステムでサポートせざるを得ないかもしれない。しか
し、このような患者がくるのが希な一般病院では、来院
する患者の大方が病気でなく、病気であっても単なる風
邪や急性大腸炎など治療パターンがある程度定型化可能
な一般急性疾患を扱っている。従って、本発明による病
院情報システムにより、医療スタッフの入力負荷が著し
く軽減するとともに診断治療の質が向上する。
【0008】ここで、図2のような患者の状態に対する
医療資源の割り当てに際して、次の点を考慮しなければ
ならい。すなわち、患者の状態から医療資源への割り当
て方法は、自由度が存在することである。例えば、病院
ごとの診断治療に対するポリシィの違いや、医療技術の
進歩による使用資源の変化があげられる。従って、図2
を実装する際に、患者の状態と医療資源のリンクが密接
に結合していると、患者の状態から医療資源への割り当
ての変化が生じた場合に対応できない。そこで、患者状
態やプロブレムにより特定できる医療資源サービスに対
するインタフェースを定義し、このインターフェースに
対する診断治療を特定するオペレーション名および各オ
ペレーションに引き渡すパラメータリストなどのインタ
フェース定義情報を管理するプロブレムリポジトリ10
1を用意する。クライアントプログラムは、プロブレム
名や患者状態をコールするのみで、具体的なオペレーシ
ョン名やオペレーションに対応するパラメータリストは
記述しない。ランタイム時には、上記プロブレムリポジ
トリ101を参照し、オペレーション名および各オペレ
ーションに引き渡すパラメータリストを決定する。ま
た、インターフェースの具体的な実装であるサーバアプ
リケーションについては、プロブレムリファレンスで定
義されたインプリメンテーション定義情報から選択実行
される。ここで、オペレーション名やオペレーションに
対応するパラメータリストがインプリメンテーションに
引き渡されサービスが実行される。すなわち、クライア
ントとサーバとの間では、患者の状態やプロブレムに関
わるメッセージが伝達され患者の状態や問題点に基づき
診断治療に関わるサービスが提供される。これにより、
サービスそのものをサーバに依頼する場合の問題点であ
る、クライアントとサーバとがサービスにより強い結び
つきが避けられ、プログラムの保守がやりやすくなる。
【0009】図3は、本発明の実施例において想定され
る病院システムの構成図である。オーダエントリシステ
ム301、オーダ・カルテデータベース302、薬剤シ
ステム303、入退院管理システム304、放射線科シ
ステム305、臨床検査システム306、会計システム
307、医師端末308からなる。
【0010】図4は、本実施例における画面例である。
患者の氏名、年齢等の患者基本情報エリア401、初
診、再診、頭痛などの患者の状態・プロブレムを特定す
る患者状態・プロブレムエリア402、所見等のカルテ
情報が入力されるカルテ情報エリア403、オーダ伝票
や検査結果、定型入力テンプレートなどを扱うエリア4
04に別れている。
【0011】図5は、患者状態・プロブレムエリア40
2の例であり、外来初診、外来検査、頭痛など患者状態
・プロブレムに関するイベントを特定するためのボタン
を並べる患者状態・プロブレムボックスである。この患
者状態・プロブレムボックスは、図6のような状態遷移
図でもよい。状態遷移図であれば、患者の状態遷移状況
が一目で分かるメリットがある。
【0012】ここで、例えば外来の患者が来院した時、
患者状態・プロブレムエリア402から外来検査ボタン
をクリックした時の動作について図8を用いて説明す
る。
【0013】(1)外来検査時のサービスについて、プ
ロブレムリファレンス情報を取得する。(図番801) (2)外来検査オブジェクトに対するリクエストオブジ
ェクトの組みを生成する。(図番802) (3)各リクエストオブジェクトに、オペレーション
名、パラメータを付加する。(図番803) (4)各リクエストオブジェクトについて、リクエスト
が起動される。(図番804) (5)戻り値、出力パラメータを読み取る。(図番80
5) (6)リクエストオブジェクトを削除する。(図番80
6) リクエストオブジェクトのオペレーション名、パラメー
タを付加する方法としては前記のとおり、プロブレムリ
ファレンスのインターフェース定義情報に基づき、プロ
ブレムリポジトリ101から該当するオペレーション名
及びパラメータを検索し作成する。ここで、上記プロブ
レムリファレンス情報とリクエストオブジェクトが参照
する情報を以下のように定義する。
【0014】プロブレムリファレンス (1)リファレンスデータ (2)インターフェース定義情報 (3)インプリメンテーション定義情報 リファレンスデータは、当該プロブレムインスタンスを
一意に指定するID情報とする。また、インタフェース
定義情報は、本プロブレムに対してリクエストされるサ
ービスに対するインターフェースを定義するオブジェク
ト、インプリメンテーション定義情報はリクエストされ
るサービスを実行するオブジェクトである。また、プロ
ブレムリファレンスには、サーバのアドレス情報が含ま
れている。このサーバのアドレス情報に基づき、サーバ
とのコネクションを確立し、サーバアプリケーションと
メッセージ交換を実現する。
【0015】リクエストオブジェクト (1)オペレーション名 (2)パラメータリスト (3)戻り値 オペレーション名は、プロブレムリファレンスで指定さ
れるオブジェクトがサポートする処理メソッドを指定す
る。パラメータリストは、オペレーション名で特定され
る処理メソッドに引き渡されるパラメータであり、戻り
値はサービスの結果としてサーバから戻される値であ
る。
【0016】ここで、上記、外来検査の例では、外来検
査時の医療資源として単純X線撮影、血液検査オーダ、
生化学検査オーダ、尿検査オーダ、血清検査オーダが含
まれているとする。そして、各検査オーダにはそれぞれ
次の検査項目が含まれているとする。尿:蛋白、糖、ウ
ロビリノーゲン、潜血、沈渣、比重、血清;赤沈、血
液;ヘモグロビン、白血球数、血小板数、血液塗抹線染
色標本像、生化学:TP、ALB、T-CHO、BUN、CRN、UA、N
a、K、Cl、Ca、 I-P、GOT、GPT、LDH、ALP、CPK、放射
線:胸部X線(PA)。従って、プロブレムリポジトリに
は、外来検査インターフェースに対する、オペレーショ
ン名として次のものが含まれている。
【0017】・単純X線撮影オーダ ・血液検査 ・生化学検査 ・血清検査 ・尿検査 また、各オペレーションに対するパラメータとして以下
のものが含まれる。
【0018】・尿:蛋白、糖、ウロビリノーゲン、潜
血、沈渣、比重 ・血清;赤沈 ・血液;ヘモグロビン、白血球数、血小板数、血液塗抹
線染色標本像 ・生化学:TP、ALB、T-CHO、BUN、CRN、UA、Na、K、C
l、Ca、I-P、GOT、GPT、LDH、ALP、CPK ・放射線:胸部X線(PA) 従って、801〜803の処理までに、外来検査時の検
査内容・項目がセットされる。
【0019】804で、プロブレムリファレンス情報が
サーバ側の外来検査オブジェクトに伝達される。サーバ
側の外来検査オブジェクトは、受け取ったプロブレムリ
ファレンスからオペレーション名とパラメータ、この場
合は検査内容・項目を取り出しサービスを実行する。こ
の場合のサービスは、臨床検査システムと放射線科シス
テムにオーダ内容を伝達すること、および、オーダ内容
である検査内容・項目をオーダ発行日時、発行者(例え
ば医師名、医師ID)ととともにオーダデータベースに
登録することである。詳細はプロブレムリファレンスに
おける、インプリメンテーション定義情報により特定さ
れるサービスオブジェクトの実装に依存する。また、オ
ーダ情報はカルテにおける診断治療計画情報であり発行
されたオーダ情報は、カルテ領域403に表示される。
ここで、805では戻り値として正常終了またはエラー
フラグが返される。正常終了の場合には、最後に806
でリクエストオブジェクトを削除し外来検査イベントに
対する一連の処理が終わる。
【0020】804において、各リクエストオブジェク
トについてリクエストを、いきなりサーバにリクエスト
するのではなく、図7のような確認用のフォームを表示
し、発行ボタン701がクリックされた時点でリクエス
トする実装方法もある。もし、取り消しボタン702が
クリックされればこのフォームに対応するリクエストオ
ブジェクトはキャンセルされることになる。
【0021】上記の例は、リクエストオブジェクトにお
けるパラメータリストとして、検査内容と検査項目埋め
込んだが、パラメータリストには時間情報などを含めて
もよい。初診時の外来検査と再診時の外来検査の内容を
変えたい場合など、パラメータリストに来院が初回か2
回目以降かを埋め込み、リクエストに対するインプリメ
ンテーション側でこの時間情報を受け取り、外来検査セ
ットを変えることが可能である。違う例としては、初診
時に処方した薬を飲み続け経過観察していたが、1週間
たっても症状が改善しない場合に、1週間後には別の薬
を自動的に処方するようなケースに適用できる。この場
合、その症状に対応するプロブレムのリクエストオブジ
ェクトのパラメータリストに、時間情報(この場合は、
1週間後)を含めることで、リクエストに対するインプ
リメンテーション側でこの時間情報を受け取り、処方オ
ーダ情報が判断できる。
【0022】次の例では、データ参照の場合について説
明する。患者状態・プロブレムエリア402から検査結
果参照ボタンをクリックした時の動作について説明す
る。検査結果参照に対するプロブレムリファレンスにつ
いて、オペレーション名としては、 ・X線画像検索 ・MRI画像検索 ・CT画像検索 ・血液検査検索 ・生化学検査検索 ・血清検査検索 ・尿検査検索 各オペレーションに対するパラメータリストとしては、
最新画像から過去何回分の検査結果を参照するかを表す
数値をセットするとする。
【0023】・X線画像検索:1回 ・MRI画像検索:1回 ・CT画像検索:1回 ・血液検査検索:10回 ・生化学検査検索:10回 ・血清検査検索:10回 ・尿検査検索:10回 このプロブレムレファレンスに従い検査結果が参照さ
れ、リクエストオブジェクトの戻り値として、これら検
査結果を示すポインタが返される。従って、検査結果参
照ボタンを一回クリックすることで、あらゆる検査結果
が医師端末に集められる。
【0024】今までの実施例では、一つの病院にクロー
ズした病院情報システムを考えた、次の実施例は、広域
ネットワーク環境下での仮想的病院システムについて説
明する。すなわち、図2における患者状態空間上での患
者状態について、割り当てられる医療資源が院外にある
場合を考える。仮想的病院システムにおいては、かかり
つけ医による一次医療、専門医が対応しケアの領域に入
る二次医療、アフタケアの領域に入る三次医療からな
る。一次〜三次医療までの連続性のある医療の提供と、
二次医療における検査会社や薬局との分業による、診療
治療の質の向上と医療施設間での医療資源の分散化によ
る効率化を達成することが目的である。構成は図1と変
わらないが、広域環境下でプロブレムリファレンスの一
意性を保証するために、リファレンスデータについて注
意が必要である。この時、図10のようにリファレンス
データを一括管理するネーミングサービスを利用する方
法がある。ステップ801でプロブレムレファレンスを
取り込む時には、ネーミングサービスを参照する。例え
ば院外処方により、院外の薬局に処方箋を発行する場合
などが考えられる。例えば、病院(外来)901におい
て、あるプロブレムリファレンスのインターフェース定
義情報に院外薬局に対する処方オーダが含まれていると
き、院外の薬局のサーバがこの処方オーダに関するプロ
ブレムリファレンスをネーミングサービスをに登録す
る。病院(外来)901のサービスをリクエストする側
は、このネーミングサービスのプロブレムリファレンス
を参照することで、広域環境下での患者状態・プロブレ
ムに基づく診断治療サービスを受けることが可能なる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、患者の状態空間上での状態
を特定することで、適切な医療資源を割り当てるフレー
ムワークを提供することにある。これにより、データ入
力の負荷低減が図れるとともに、診断治療の定型化によ
る均質化により診断治療の質の低下を抑える。
【0026】また本発明では、患者状態やプロブレムに
より特定できる医療資源サービスに対するインタフェー
スを定義し、このインターフェースに対する診断治療を
特定するオペレーション名および各オペレーションに引
き渡すパラメータリストなどのインタフェース定義情報
を管理するプロブレムリポジトリ101を用意してい
る。クライアントプログラムは、プロブレム名や患者状
態をコールするのみで、具体的なオペレーション名やオ
ペレーションに対応するパラメータリストは記述しな
い。従って、ランタイム時に、上記プロブレムリポジト
リを参照し、オペレーション名および各オペレーション
に引き渡すパラメータリストを決定することができ、患
者の状態から医療資源への割り当てに変化が生じた場合
に柔軟に対応可能である。また、インターフェースの具
体的な実装であるサーバアプリケーションについては、
プロブレムリファレンスで定義されたインプリメンテー
ション定義情報から選択実行される。ここで、オペレー
ション名やオペレーションに対応するパラメータリスト
がインプリメンテーションに引き渡されサービスが実行
される。すなわち、クライアントとサーバとの間では、
患者の状態やプロブレムに関わるメッセージが伝達され
患者の状態や問題点に基づき診断治療に関わるサービス
が提供される。
【0027】これにより、サービスそのものをサーバに
依頼する場合の問題点である、クライアントとサーバと
がサービスにより強い結びつきが避けられ、プログラム
の保守がやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機能構成図。
【図2】患者状態空間とサービスとの関係を説明した
図。
【図3】本発明の実施例における診療系病院システムの
構成図。
【図4】本発明の実施例における医療スタッフ端末の画
面例。
【図5】本発明の実施例における医療スタッフ端末のプ
ロブレム・患者状態ボックス例。
【図6】本発明の実施例における医療スタッフ端末のプ
ロブレム・患者状態ボックス例。
【図7】本発明の実施例における放射線科オーダフォー
ムと血液検査オーダフォームの例。
【図8】本発明の実施例における、動作を記述したフロ
ーチャート。
【図9】本発明の実施例における、仮想病院システムの
構成図。
【図10】本発明の実施例における、クライアント、ネ
ーミングサービス、仮想病院システムの構成図。
【符号の説明】
101…プロブレムリポジトリ、 102…クラ
イアント、103…プロブレムインターフェース、 1
04…サービス要求仲介処理、105…アダプタ、
106…サービス群、301…オーダ
エントリシステム、302…SOAP・オーダデータベ
ース、 303…薬剤システム、304…入退院管理
システム、 305…放射線科システム、30
6…臨床検査システム、 307…会計シス
テム、308…入出力端末、 401
…患者基本情報、402…プロブレム・患者状態エリ
ア、 403…カルテエリア、404…オーダ伝票・検
査結果・入力テンプレート、701…発行ボタン、
702…取り消しボタン、901…病院
(外来)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、前記入力端末と診療支援
    システムの間で、患者の状態や問題点に関わるメッセー
    ジが伝達され、患者の状態や問題点に基づいた診断治療
    に関わるサービスを提供することを特徴とする病院情報
    システム。
  2. 【請求項2】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、前記入力端末と診療支援
    システムの間で、患者の状態や問題点に関わるメッセー
    ジに時間情報を含むことを特徴とする請求項1の病院情
    報システム。
  3. 【請求項3】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、患者の状態や問題点によ
    り特定できる診断治療サービスの組みについて、診断治
    療サービスを特定するオペレーション名および各オペレ
    ーションに引き渡すパラメータリストなどのインタフェ
    ース定義情報を集中管理したデータベースを有すること
    を特徴とする、請求項1の病院情報システム。
  4. 【請求項4】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、患者状態や問題点により
    特定できる診断治療サービスの組みについて、請求項3
    の各診断治療サービスを特定するオペレーション名およ
    び各オペレーションに引き渡すパラメータリストなどの
    インタフェース定義情報は、前記入力端末からリクエス
    トが発行された時に請求項3のデータベースから検索す
    ることを特徴とする請求項1の病院情報システム。
  5. 【請求項5】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、前記入力端末には、患者
    の状態や問題点に関わる情報を特定するための画面が用
    意されていることを特徴とする請求項1の病院情報シス
    テム。
  6. 【請求項6】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、患者の状態や問題点に関
    わるメッセージから提供されるサービスには診療情報の
    記録が含まれること特徴とする請求項1の病院情報シス
    テム。
  7. 【請求項7】患者の診療情報や診断治療行為を入力する
    複数入力端末と、患者の診療情報保存や診断治療行為に
    関わるサービスを提供する複数診療支援システムからな
    る病院情報システムに関して、前記入力端末と診療支援
    システムの間で、患者の来院状態に関わるメッセージが
    伝達され、来院状態に基づいた診断治療に関わるサービ
    スを提供することを特徴とする病院情報システム。
JP1098798A 1998-01-23 1998-01-23 病院情報システム Pending JPH11213066A (ja)

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Cited By (9)

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