JPH11210990A - Lng受入れ装置 - Google Patents

Lng受入れ装置

Info

Publication number
JPH11210990A
JPH11210990A JP10009487A JP948798A JPH11210990A JP H11210990 A JPH11210990 A JP H11210990A JP 10009487 A JP10009487 A JP 10009487A JP 948798 A JP948798 A JP 948798A JP H11210990 A JPH11210990 A JP H11210990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lng
gas
tank
line
ship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10009487A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Kono
和仁 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP10009487A priority Critical patent/JPH11210990A/ja
Publication of JPH11210990A publication Critical patent/JPH11210990A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船内タンクにガスを送り込む簡単な装置を提
供するとともに、このガスを送る配管を短くする。 【解決手段】 LNGを貯蔵するタンク2,3と、LN
G船1よりLNGをタンク2,3へ荷下しするLNG荷
下しライン26と、このLNG荷下しライン26よりL
NGを抽出し気化してLNG気化ガスとしLNG船1へ
戻すLNG抽出ライン40と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LNG船よりLN
Gを液体で受け入れ貯蔵するLNG受入れ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来用いられているLNG(液化
天然ガス)を受け入れる受入れ装置とこの受け入れたL
NGを用いた発電装置を示す。受入れ装置としては、地
下タンク2や地上タンク3が設けられ、LNG船1が接
岸する桟橋14には地上の配管をLNG船1の取合金具
25と接続するローディングアーム19が設けられてい
る。ローディングアーム19はLNGを移送する液体用
ローディングアーム19aと、LNG気化ガスを移送す
るガス用ローディンアーム19bよりなる。液体用ロー
ディングアーム19aと地下タンク2および地上タンク
3はLNG荷下しライン26により接続されている。
【0003】地下タンク2および地上タンク3に貯蔵さ
れたLNGはタンク内の温度上昇により一部気化してガ
スになる。各タンク2,3にはこの気化したガスを取り
出す気化ガス取出しライン28が設けられている。気化
ガス取出しライン28にはガス圧縮機5が設けられ、気
化ガスをボイラ7に導きそこで燃焼させる。また気化ガ
ス取出しライン28にはリターンガスブロワ4が設けら
れ気化ガスの一部をガス用ローディングアーム19bを
介して、LNG船1に戻している。
【0004】LNG船1にはLNGを積載する船内タン
ク18が設けられ、この船内タンク18にはLNGを送
りだすLNGポンプ15が設けられ、このLNGポンプ
15と液体用ローディングアーム19aの取合金具25
とはLNG取出しライン23により接続されている。ま
た船内タンク18の頂部とガス用ローディングアーム1
9bの取合金具25とはガス戻りライン24により接続
されている。
【0005】次にLNG受入れ装置へのLNG受け入れ
について説明する。LNG船1が桟橋14に係留される
と、流体用およびガス用ローディングアーム19a,1
9bがLNG船1の取合金物25に接続される。船内タ
ンク18のLNGポンプ15を稼働しLNG荷下しライ
ン26から地下タンク2,地上タンク3にLNGを移送
する。両タンク2,3内では常時LNGの気化が緩やか
に行われているので、気化ガス取出しライン28のガス
圧縮機5により吸い込んでボイラ7に送っている。LN
G船1のLNGポンプ15の稼働と並行してリターンガ
スブロワ4を稼働し、船内タンク18のLNGの減少に
応じてLNG気化ガスを供給し、船内タンク18の内圧
をほぼ一定に保持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】リターンガスブロワ4
は外形、設置面積が大きく、機器の価格も高い。また、
地下タンク2及び地上タンク3から桟橋14上に設けら
れたガス用ローディングアーム19bまでの距離は通常
1km以上はあり、この間ガス移送用のガス配管が必要
になる。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、船内タンクにガスを送り込む簡単な装置を提供
することにより、このガスを送る配管を短くすること、
および機器の削減、敷地の有効活用化を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、LNGを貯蔵するタンクと、
LNG船よりLNGを前記タンクへ荷下しするLNG荷
下しラインと、このLNG荷下しラインよりLNGを抽
出し気化してLNG気化ガスとし前記LNG船へ戻すL
NG抽出ラインと、を備える。
【0009】LNG船のLNGはLNG荷下しラインに
よりタンクに移送される。LNG抽出ラインはこのLN
G荷下しラインに接続し、LNGを抽出し気化してLN
G気化ガスとし前記LNG船へ戻す。抽出位置をLNG
船を係留する桟橋近傍にすることにより気化したガスを
LNG船に送るガス配管の長さを短縮でき、同時に機器
の削減、および敷地の有効活用化が可能となる。
【0010】請求項2の発明では、前記LNG抽出ライ
ンは、抽出したLNGを減圧調整する圧力調整弁と、こ
の減圧したLNGを気化してガスとする気化器と、を備
えている。
【0011】LNGは海水などと熱交換することにより
容易にガス化するので、船内タンクを満たす程度の小規
模な気化器はリターンブロワ等の送風機よりも安価に製
作できる。またLNG荷下しラインは船内のLNG液ポ
ンプにより加圧されているので、気化器のガス出口圧力
は、コントロールユニットにて船内に送る適切な圧力に
コントロールできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について、
図面を参照して説明する。図1は本実施形態のLNG受
入れ装置と受け入れたLNGをガス化し発電する発電装
置を示す。LNG受入れ装置は、LNGを貯蔵する地下
タンク2と地上タンク3(これらは通常複数基ありいず
れか一方の形式のみの場合も多い)、タンク2,3内の
LNGの気化したガスを取り出してボイラ7に送るガス
圧縮機5、LNG船1より荷下しされるLNGを抽出し
てしガスとする小型の気化器42、LNG船内タンク1
8に送るガスの圧力を計測する圧力計41a、LNG船
1の配管とタンク2,3の配管を接続する液体用ローデ
ィングアーム19a、ガス用ローディングアーム19b
を有する。LNG船1は荷下し専用の桟橋14に係留さ
れる。桟橋14には液体用ローディングアーム19a、
ガス用ローディングアーム19b、および小型の気化器
42が配置されている。
【0013】LNG船1は通常船内タンク18を複数個
有し、各船内タンク18にはLNGポンプ15と、これ
に接続するLNG取出しライン23と、LNGガスを一
部戻しLNG取り出しによるLNG船内タンク18のタ
ンク内圧の変化を防止するガス戻りライン24が設けら
れ、LNG取出しライン23は液体用ローディングアー
ム19aと、ガス戻りライン24はガス用ローディング
アーム19bと、取合金具25で接続するようになって
いる。
【0014】液体用ローディングアーム19aと各タン
ク2,3を結んでLNG荷下しライン26が設けられ、
各タンク2,3にLNGを移送する。各タンク2,3の
頂部とガス圧縮機5を結び気化ガス取出しライン28が
設けられ、タンク内で気化したLNG気化ガスをボイラ
7に送り込む。地下タンク2にはタンク内底部近傍にL
NGポンプ15が設けられ、地上タンク3にはタンク外
の底部近傍にLNGポンプ15が設けられており、LN
G移送ライン27を介して大型の気化器6にLNGを移
送する。
【0015】LNG荷下しライン26より分岐してLN
G抽出ライン40が設けられ、ガス用ローディングアー
ム19bに接続している。分岐点Pは桟橋14に近い位
置としガス用ローディングアーム19bまでのガス配管
長さを短くしている。LNG抽出ライン40にはコント
ロールユニット41と小型の気化器42が設けられてい
る。気化器42は海水等により低温のLNGの温度を上
昇させて気化させる装置で、その容量は接岸するLNG
船のLNGタンク容積に見合うもので、各タンク2,3
のLNGを気化する気化器6よりはるかに小容量の気化
器である。このため気化器42は装置として比較的コン
パクトであり、桟橋14の上に設置できる。このように
気化器42を桟橋14に設置することにより、従来のよ
うにリターンブロワ据付用の比較的大きい敷地をタンク
2,3の近傍に設ける必要はなくスペースを削減でき、
また分岐点Pを桟橋14近くに設置するので、LNG抽
出ライン40の長さは従来のタンク2,3よりガス用ロ
ーディンアーム19bまでのガス配管長さより遙かに短
くなる。
【0016】気化器6は各タンク2,3から移送される
LNGを海水により昇温し気化させる装置で、前述の気
化器42よりもはるかに大きな容量のものである。気化
したLNGはガス圧縮機5からのLNG気化ガスと合流
してボイラ7に送られる。ボイラ7で発生した蒸気は蒸
気ライン33によりタービン8に送られ、タービンを回
転し、タービン軸に直結した発電機9を回転して発電す
る。発電された電気は電線34により変圧器10へ入り
送電用の高電圧に昇圧され、電線34により開閉所11
へ入り、ここから送電装置12により需要者に送電され
る。
【0017】岸壁の近辺には海水を吸い上げる海水ポン
プ16が設けられ、吸い上げた海水を海水供給ライン3
0でタービン8の復水器へ送る。復水器で加熱された海
水は海水排出ライン31により再び海に戻されるが、一
部は海水ポンプ17により気化用海水ライン32に入
る。気化器6ではLNGをこの加熱された海水で気化し
LNG気化ガスにする。LNG気化ガスはガス供給ライ
ン29によりボイラ7のバーナ22に送られる。
【0018】ボイラ7の燃焼炉にはバーナ22と、空気
を送風する送風路35と、燃焼排ガスを送り出す燃焼排
ガス路36が設けられている。送風路35入口には空気
ブロワ20が設けられ、送風路21と燃焼排ガス路36
には空気予熱器21が設けられており、空気を予熱し燃
焼排ガスを冷却する。冷却した燃焼排ガスは煙突13よ
り排出される。
【0019】次にLNG受入れ装置の動作について説明
する。LNG船1が桟橋14に係留されると、船側に装
備された取合金具25とローディングアーム19a,1
9b側の取合金具25が結合される。船内タンク18内
のLNGポンプ15を稼働し、LNGを液体用ローディ
ングアーム19a,LNG荷下しライン26を通して地
下タンク2や地上タンク3に移送する。これとともにコ
ントロールユニット41を調整して気化器42に適した
圧に減圧し、気化器42によりLNG船内タンク18に
送る圧力に見合うLNG気化ガスを発生させ、ガス用ロ
ーディングアーム19bより船内タンク18に送り込
む。なお、船内タンク18の圧力は1000mmAq程
度であり、気化器42と船内タンク18とのガス配管の
長さも短いので、ブロワを用いなくても気化するときの
膨張圧で気化したガスを船内タンク18に送り込むこと
ができる。このようにして船内タンク18では、移送さ
れたLNGの体積に見合うLNG気化ガスが供給され、
タンク内圧をほぼ一定に保持することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、LNG荷
下しラインよりLNGを一部抽出して気化し、船内タン
クに戻すようにしたので、リターンガスブロワが不要に
なり、この据付エリアも不要となる。また抽出位置をL
NG船係留桟橋近傍とすることによりガス配管長さを大
幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のLNG受入れ装置と発電装
置の構成を示す図である。
【図2】従来のLNG受入れ装置と発電装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 LNG船 2 地下タンク 3 地上タンク 4 リターンガスブロワ 5 ガス圧縮機 6 気化器 7 ボイラ 8 タービン 9 発電機 10 変圧器 11 開閉所 12 送電装置 13 煙突 14 桟橋 15 LNGポンプ 16 海水取入れポンプ 17 海水ポンプ 18 船内タンク 19a 液体用ローディングアーム 19b ガス用ローディングアーム 22 バーナ 23 LNG取出しライン 24 ガス戻りライン 25 取合金具 26 LNG荷下しライン 27 LNG移送ライン 28 気化ガス取出しライン 29 LNG気化ガス供給ライン 30 海水供給ライン 31 海水排出ライン 32 気化用海水ライン 33 蒸気ライン 40 LNG抽出ライン 41 コントロールユニット 41a 圧力計 42 気化器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LNGを貯蔵するタンクと、LNG船よ
    りLNGを前記タンクへ荷下しするLNG荷下しライン
    と、このLNG荷下しラインよりLNGを抽出し気化し
    てLNG気化ガスとし前記LNG船へ戻すLNG抽出ラ
    インと、を備えたことを特徴とするLNG受入れ装置。
  2. 【請求項2】 前記LNG抽出ラインは、抽出したLN
    Gを減圧調整する圧力調整弁と、この減圧したLNGを
    気化してガスとする気化器と、を備えていることを特徴
    とする請求項1記載のLNG受入れ装置。
JP10009487A 1998-01-21 1998-01-21 Lng受入れ装置 Pending JPH11210990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009487A JPH11210990A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 Lng受入れ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009487A JPH11210990A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 Lng受入れ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11210990A true JPH11210990A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11721598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10009487A Pending JPH11210990A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 Lng受入れ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11210990A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008031146A1 (en) * 2006-09-11 2008-03-20 Woodside Energy Limited Boil off gas management during ship-to-ship transfer of lng
JP2014169734A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Osaka Gas Co Ltd 液化ガス移送システム
WO2016052375A1 (ja) * 2014-10-01 2016-04-07 川崎重工業株式会社 ローディングアーム用緊急離脱システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008031146A1 (en) * 2006-09-11 2008-03-20 Woodside Energy Limited Boil off gas management during ship-to-ship transfer of lng
JP2014169734A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Osaka Gas Co Ltd 液化ガス移送システム
WO2016052375A1 (ja) * 2014-10-01 2016-04-07 川崎重工業株式会社 ローディングアーム用緊急離脱システム
JP2016070455A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 川崎重工業株式会社 ローディングアーム用緊急離脱システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4343703B2 (ja) 運搬体上におけるlngの再ガス化装置及びその方法
US7484371B2 (en) Shipboard regasification for LNG carriers with alternate propulsion plants
US7690365B2 (en) Fuel gas supply system and method of an LNG carrier
US8499569B2 (en) System and process for transporting LNG by non-self-propelled marine LNG carrier
JP5538234B2 (ja) 天然ガス供給方法及び装置
US7143598B2 (en) Energy system making use of a thermoelectric power unit and natural gas stored in liquid form
US7287389B2 (en) Feeding energy to a gas terminal from a ship for transporting liquefied gas
JP2004036608A (ja) 液化ガス輸送船舶の発電システムへのガス状燃料供給設備
US20140116062A1 (en) Method and system for combusting boil-off gas and generating electricity at an offshore lng marine terminal
KR102384294B1 (ko) 가스 재기화 시스템 및 이를 포함하는 선박
JPH08505926A (ja) 燃料ガスの利用及び供給方法及びシステム
JP2005521849A (ja) Lng運搬体上におけるlngの再ガス化方法及び装置
JPH11210990A (ja) Lng受入れ装置
KR20110130050A (ko) 친환경 재기화 장치 및 방법
JP2006504049A (ja) 改良型lng運搬体
KR20180083556A (ko) 부유식 발전 시스템
KR100489806B1 (ko) 전기 추진 시스템을 사용하는 엘엔지 선에서의 증발가스 처리장치 및 방법
CN112585395B (zh) 液化天然气的输出方法
JP3547169B2 (ja) 液化ガス供給設備
KR20220140913A (ko) 선박용 저장탱크의 압력 조절 시스템 및 방법
CN117677791A (zh) 用于借助意欲放置在水体中的装置生产电力的方法
KR20150017152A (ko) 공기 윤활 장치가 탑재된 엘엔지 운반선의 압축 공기 생산 시스템 및 방법
KR20180126976A (ko) 부유식 발전 시스템
KR20090106682A (ko) 대기식 기화기를 통하여 회수된 lng의 냉열을 이용한가스 터빈의 효율 증가 방법 및 상기 가스 터빈을 갖는해상 구조물
JPH11141798A (ja) 低温液化ガス出荷設備

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees