JPH11208037A - 画像形成システムにおける制御装置及び制御方法 - Google Patents

画像形成システムにおける制御装置及び制御方法

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JPH11208037A
JPH11208037A JP10015192A JP1519298A JPH11208037A JP H11208037 A JPH11208037 A JP H11208037A JP 10015192 A JP10015192 A JP 10015192A JP 1519298 A JP1519298 A JP 1519298A JP H11208037 A JPH11208037 A JP H11208037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ制御回路の共通化を図りつつ、それぞ
れのスループットに応じて最も高速なデータ転送を行う
ことのできる画像形成システムにおける記憶装置の制御
装置を提供すること。 【解決手段】 メモリ制御回路5a及びDMAコントロ
ーラ5eに供給するクロック信号を、CPU1に供給す
るシステムクロック信号SYSCLKとプリントエンジン7に
よるドット径に応じたクロック信号であるビデオクロッ
ク信号VCLKの何れかにセレクタ5fにより切り換え可能
に構成し、DMAコントローラ5eがシステムにおける
バス専有権を確保した段階で、DMAコントローラ5e
からセレクタ5fに対して切り換え制御信号を出力し
て、システムクロック信号SYSCLKからビデオクロック信
号VCLKへと切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAM等の記憶
装置の制御装置及び制御方法、特に画像形成装置等のC
PUとDRAM等を備えた画像形成システムにおける当
該DRAM等の制御装置及び制御方法の技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成システムの一例とし
て、パーソナルコンピュータとプリンタから構成される
システムを挙げることができる。この画像形成システム
においては、ビットマップデータ等のプリントデータ
を、パーソナルコンピュータからプリンタへと送信し、
プリンタ内において当該プリントデータをプリント可能
なデータに変換した後、電子写真方式あるいはインクジ
ェット方式等のプリントエンジンにて記録紙等にプリン
トを行っている。
【0003】従って、プリンタ内には、前記プリントデ
ータを記憶し、さらに記憶したプリントデータの変換後
のデータであるプリント可能データを記憶する記憶装置
が備えられている。通常、このような記憶装置として
は、大容量化並びに高速化の可能なDRAMを採用する
のが一般的であり、例えば、記録紙1ページ分のプリン
トデータ及びプリント可能データを記憶できるメモリ空
間をDRAMで構成している。
【0004】そして、このようなプリンタ内には、プリ
ント実行時間のより一層の短縮化を目的として、ビデオ
メモリが設けられている。このビデオメモリには、一行
分のプリント可能データを格納できるラインメモリ、あ
るいは、複数行分のプリント可能データを格納できるフ
ィールドメモリが用いられており、前記DRAMに対し
てパーソナルコンピュータからのプリントデータの送信
が行われている間に、一行分あるいは複数行分のプリン
ト可能データを当該DRAMから前記ビデオメモリに読
み込み、プリンタエンジンに送信するようになってい
る。
【0005】従って、このようなDRAMからビデオメ
モリへのデータ転送は、前記プリントデータのDRAM
への転送よりも高速に行う必要があり、従来はDMA
(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ等を用いた
メモリ制御回路により、CPUを介することなく、前記
DRAMから前記ビデオメモリのデータの直接転送が行
われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記メ
モリ制御回路は、CPUのシステムクロック信号に同期
して動作するように構成されているが、前記ビデオメモ
リは、プリンタエンジンのドット径に合わせたクロック
であるビデオクロック信号に同期して動作するように構
成されている。
【0007】このようにビデオメモリに対してビデオク
ロック信号を用いるのは、それぞれのプリンタの仕様に
よってスループットが異なり、それぞれのプリンタエン
ジンの特性に合わせてプリント可能データの転送を行う
必要があるためである。
【0008】従って、前記DRAMからビデオメモリへ
直接データを転送する際には、システムクロック信号に
同期して前記DRAMから転送されるデータを、ビデオ
メモリにおいてビデオクロック信号でサンプリングし、
ビデオクロック信号に同期させてビデオメモリのメモリ
領域に格納していた。
【0009】しかしながら、システムクロック信号は、
CPUの仕様によって決定されるため、近年のCPUの
高速化に伴って、ビデオメモリ側でプリント可能データ
をサンプリングできなくなるという問題が発生した。
【0010】つまり、ビデオクロック信号は、スループ
ットが20枚機においては82.3MHzと速いクロッ
クであるが、10枚機においては41.7MHz、8枚
機においては32.7MHz、6枚機においては24.
5MHzとなっており、例えば、システムクロック信号
が33MHzの場合、前記の8枚機、6枚機に関して
は、システムクロック信号よりも遅いため、正確なサン
プリングができなかった。
【0011】従って、あらゆる仕様のプリンタにおいて
共通のメモリ制御回路を用いようとする場合には、遅い
ビデオクロックに適合するように設定する必要があり、
システムクロック信号を分周するなどして対応するしか
なかった。
【0012】そのため、高速なデータ転送が可能である
にも拘わらず製品の仕様上遅いデータ転送速度に設定す
るか、あるいは、高速なプリンタと低速なプリンタと
で、クロック設定の異なるメモリ制御回路を用いなけれ
ばならないという問題があった。
【0013】そこで、本発明は、前記問題点を解決し、
メモリ制御回路の共通化を図りつつ、それぞれのスルー
プットに応じて最も高速なデータ転送を行うことのでき
る画像形成システムにおける記憶装置の制御装置及び制
御方法を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成システムにおける制御装置は、前記課題を解決するた
めに、ドットマトリックス状の描画領域に対し、画像情
報に基く描画を行う画像形成手段を備えた画像形成シス
テムにおける制御装置であって、前記画像情報を記憶す
る第1記憶装置と、前記第1記憶装置から読み出した前
記画像情報を、前記画像形成手段による描画の対象とな
る画像情報として記憶する第2記憶装置と、前記第1記
憶装置又は前記第2記憶装置に対する前記画像情報の書
き込み又は読み出しを、所定のクロック信号に基づいて
制御する記憶装置制御手段と、前記記憶装置制御手段か
らの制御信号に基づいて前記記憶装置制御手段に供給す
るクロック信号を、非画像形成動作時においては前記画
像形成システムのシステムクロック信号に、又、画像形
成動作時においては前記画像形成手段による前記ドット
間隔の描画の際の基準描画クロック信号に切り換えるク
ロック信号切換手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置によれば、まず、非画像形成動作時において
は、記憶装置制御手段は、例えば外部のパーソナルコン
ピュータ等から画像情報が送信される場合には、クロッ
ク信号切換手段に対して制御信号を出力し、記憶装置制
御手段に供給するクロック信号を、システムクロック信
号に切り換えさせる。従って、記憶装置制御手段は、画
像形成システムの制御手段である、例えばCPU等と同
期が取れた状態でCPU等から出力される制御信号に基
づいて第1記憶装置を制御することができ、外部のパー
ソナルコンピュータから送信される画像情報を確実に第
1記憶装置に記憶させる。一方、画像形成動作時におい
ては、記憶装置制御手段は、クロック信号切換手段に対
して制御信号を出力し、記憶装置制御手段に供給するク
ロック信号を、前記画像形成手段による前記ドット間隔
の描画の際の基準描画クロック信号に切り換えさせる。
従って、非画像形成動作時においてはシステムクロック
信号に同期した信号に基づいて制御されていた第1記憶
装置は、画像形成動作時においては前記基準描画クロッ
ク信号に同期して制御されることになり、元来前記基準
描画クロック信号に同期して制御される第2記憶装置と
の同期が取られることになる。つまり、記憶装置制御手
段は、前記第1記憶装置から読み出した前記画像情報
を、前記画像形成手段による描画の対象となる画像情報
として第2記憶装置に記憶させるが、これらの記憶装置
は互いに前記基準描画クロック信号に基づいて動作して
おり、第1記憶装置に記憶された画像情報は、確実に第
2記憶装置においてサンプリングされ、記憶される。以
上のように、非画像形成動作時においては、システムク
ロック信号に基づいて記憶装置の制御が行われるため、
速度を低下させることなくデータの転送が行われ、画像
形成動作時においては、第1記憶装置と第2記憶装置が
共に前記基準描画クロック信号に基づいて制御されるの
で、前記基準描画クロック信号がシステムクロック信号
に比べて遅い場合でも、確実に第1記憶装置から第2記
憶装置への画像信号の転送が行われる。その結果、前記
基準描画クロック信号が、夫々のシステムにおいて異な
る場合でも、前記記憶装置制御手段の構成を変更する必
要がなく、効率の良い画像形成システムを提供すること
ができる。
【0016】請求項2に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置は、前記課題を解決するために、請求項1に
記載の画像形成システムにおける制御装置において、前
記記憶装置制御手段は、前記第1記憶装置から前記第2
記憶装置に対して画像情報の転送を行うDMA(ダイレ
クトメモリアクセス)コントローラを備えていることを
特徴とする。
【0017】請求項2に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置によれば、画像形成時においては、前記第1
記憶装置から前記第2記憶装置に対する画像情報の転送
は、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ
により行われる。従って、CPU等を介することなく、
高速な転送が行われると共に、前記基準描画クロック信
号がシステムクロック信号に比べて遅い場合でも、DM
Aコントローラから転送される画像情報は、前記基準描
画クロック信号に同期して制御される第2記憶装置によ
り確実にサンプリングされ、記憶される。
【0018】請求項3に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置は、前記課題を解決するために、請求項2に
記載の画像形成システムにおける制御装置において、前
記クロック信号切換手段への前記制御信号の出力は、D
MA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラにより
行われることを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置によれば、画像形成動作時においては、CP
U等からDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントロ
ーラに対して、CPU等を介さない直接メモリ間転送を
行う旨の制御信号が出力され、この制御信号を入力した
DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラによ
り、次のような第1記憶装置と第2記憶装置との間の画
像情報の転送が行われる。
【0020】まず、DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)コントローラは、クロック信号切換手段に対して所
定の制御信号を出力し、記憶装置制御手段に供給するク
ロック信号を、前記画像形成手段による前記ドット間隔
の描画の際の基準描画クロック信号に切り換えさせる。
そして、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントロ
ーラは、第1記憶装置から読み出した画像情報を、前記
基準描画クロック信号に同期させて第2記憶装置に転送
し、更に第2記憶装置においても前記基準描画クロック
信号に同期したタイミングで前記画像情報を読み取る。
このように、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コン
トローラ自身から出力した制御信号により前記基準描画
クロック信号への切り換えを行わせた後に、当該基準描
画クロック信号に同期した直接なメモリ間転送が行われ
ることになるので、同期が外れることなく、常に確実な
画像情報の転送が実行される。
【0021】請求項4に記載の画像形成システムにおけ
る制御方法は、前記課題を解決するために、ドットマト
リックス状の描画領域に対し、画像情報に基く描画を行
う画像形成手段を備えた画像形成システムにおける制御
方法であって、所定のクロック信号に基づいて第1記憶
装置を制御し、該第1記憶装置に前記画像情報を記憶さ
せる第1記憶工程と、所定のクロック信号に基づいて前
記第1記憶装置及び第2記憶装置を制御し、前記第1記
憶装置に記憶させた前記画像情報を、前記画像形成手段
による描画の対象となる画像情報として前記第2記憶装
置に記憶させる第2記憶工程と、前記各記憶装置の制御
におけるクロック信号を、非画像形成動作時においては
前記画像形成システムのシステムクロック信号に、又、
画像形成動作時においては前記画像形成手段による前記
ドット間隔の描画の際の基準描画クロック信号に切り換
えるクロック信号の切換工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】請求項4に記載の画像形成システムにおけ
る制御方法によれば、まず、非画像形成動作時、例えば
外部のパーソナルコンピュータ等から画像情報が送信さ
れ、この画像情報を受信して記憶させる処理を行う場合
には、第1記憶装置の制御に用いられるクロック信号
が、システムクロック信号に切り換えられ、画像形成シ
ステムのクロック信号と同期が取れた状態で、前記送信
された画像情報が前記第1記憶装置に記憶される。一
方、画像形成動作時、例えば前記第1記憶装置に記憶さ
れた画像情報を描画対象として前記画像形成手段に転送
するために第2記憶装置に記憶させる場合には、第1記
憶装置及び第2記憶装置の制御に用いられるクロック信
号が、前記画像形成手段による前記ドット間隔の描画の
際の基準描画クロック信号に切り換えられる。従って、
上述のように第1記憶装置に記憶された画像情報は、前
記基準描画クロック信号に同期して読み出され、第2記
憶装置においては前記基準描画クロック信号に同期して
サンプリングされて当該第2記憶装置に記憶される。以
上のように、非画像形成動作時においては、システムク
ロック信号に基づいて第1記憶装置の制御が行われるた
め、速度を低下させることなく第1記憶装置に対するデ
ータの転送が行われ、画像形成動作時においては、第1
記憶装置と第2記憶装置が共に前記基準描画クロック信
号に基づいて制御されるので、前記基準描画クロック信
号がシステムクロック信号に比べて遅い場合でも、確実
に第1記憶装置から第2記憶装置への画像信号の転送が
行われる。その結果、前記基準描画クロック信号が、夫
々のシステムにおいて異なる場合でも、記憶装置の制御
工程の構成を変更する必要がなく、効率の良い画像形成
システムを提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面の図1乃至図7に基づいて説明する。図1は、本実
施形態における画像形成システムの一例としてのプリン
タシステムの概略構成を示すブロック図である。
【0024】このプリンタシステムは、図1に点線で囲
まれたプリンタ装置Aと、このプリンタ装置Aに接続さ
れたパーソナルコンピュータ等のホスト装置10とから
構成されており、ホスト装置10から出力される印字デ
ータがプリント装置AのRAMに一旦格納され、この印
字データに基づいて生成されるビデオデータが適宜プリ
ントエンジンに出力されることにより、プリント処理を
行うシステムである。以下、このプリンタ装置Aの構成
について詳しく説明する。
【0025】CPU1は、ROM2に記憶された制御プ
ログラムに基づいて、ASIC5等のプリンタ装置Aの
構成手段を制御する手段であり、アドレスデータの出力
と、当該アドレスに割り当てられた手段との間における
データの入出力と、各手段に対する制御信号の入出力を
行う。
【0026】ROM2は、上述したように制御プログラ
ムを記憶するメモリであり、実行プログラムの他に、テ
ーブルデータ等をも記憶する。
【0027】第1記憶装置としての内蔵RAM3は、C
PU1による演算処理に必要な作業領域と、このデータ
処理システムにおける主記憶としての役割を有するメモ
リであり、本実施形態ではDRAMが用いられている。
【0028】また、もう一方の第1記憶装置としての拡
張RAM4は、主記憶の容量を増加させるために取り付
けられるメモリであり、内蔵RAM3と同様に、本実施
形態ではDRAMが用いられている。
【0029】ASIC5は、CPU1による処理の負荷
を軽減するために設けられた、この画像形成システムに
特有のIC回路であり、ROM2及び内蔵RAM3並び
に拡張RAM4を制御するためのメモリ制御回路5a
と、スイッチパネル6を制御するためのI/O制御回路
5bと、プリントエンジン7を制御するためのエンジン
制御回路5cと、ホスト装置10との通信を制御するた
めのインターフェース制御回路5dとから構成されてい
る。
【0030】ASIC5内の夫々の制御回路は、この画
像形成システム内において、夫々特定のアドレスが割り
当てられており、CPU1から夫々の特定のアドレスに
アクセスすることにより、夫々の制御回路に対するアク
セスが可能になっている。
【0031】スイッチパネル6は、プリンタ装置Aのパ
ネル部に設けられた表示手段と、ステッチ等から構成さ
れており、スイッチの操作によるプリンタ装置Aの動作
モードの設定、あるいは表示手段におけるエラーメッセ
ージの表示等が行われる。
【0032】プリントエンジン7は、電子写真方式ある
いはインクジェット方式の画像形成手段であり、エンジ
ン制御回路5cから出力されるビデオデータに基づい
て、記録用紙に画像を形成する手段である。
【0033】次に、以上のようなプリンタシステムにお
けるメモリ制御部分の構成を更に詳しく説明する。
【0034】図2は、図1のブロック図から、CPU1
と、ASIC5のメモリ制御回路5a及びエンジン制御
回路5c並びにこれらの周辺回路と、内蔵RAM3及び
拡張RAM4とを抜き出したブロック図である。なお、
図2においては、内蔵RAM3及び拡張RAM4を説明
の簡略化のために「RAM3(4)」と表記しており、
以下、これらを総称して単にRAM3と称することとす
る。
【0035】図2に示すように、ASIC5のメモリ制
御回路5aは、非画像形成時においてはCPU1から出
力されるアドレスデータ及び制御信号に基づいてRAM
3を制御し、画像形成時においては後述するDMAコン
トローラ5eからの制御信号に基づいてRAM3を制御
する回路である。ここで、非画像形成時とは、例えばホ
スト装置10から印字データが送信されてきた場合に、
この印字データをI/F制御回路5dを介して受信し
て、一旦RAM3に格納すると共に、格納後に印字デー
タを印字実行可能データに展開する場合等のように、プ
リントエンジン7に対する印字実行可能データの送信を
行わない場合をいう。また、画像形成時とは、前記印字
実行可能データを第1記憶装置としてのRAM3から第
2記憶装置としてのビデオメモリ5gに転送すると共
に、随時プリントエンジン7に送信して、実際の描画動
作を行う場合を言う。
【0036】また、メモリ制御回路5aに供給されるク
ロック信号は、システムクロック信号SYSCLKまたはビデ
オクロック信号VCLKの何れかが供給されるように構成さ
れており、これらのクロック信号の切り換えは、クロッ
ク信号切換手段としてのセレクタ5fにより行われる。
【0037】非画像形成動作時においては、メモリ制御
回路5aに供給されるクロック信号は、前記セレクタ5
fによりシステムクロック信号SYSCLKに切り換えられて
おり、このシステムクロック信号SYSCLKはCPU1にも
供給される。従って、メモリ制御回路5aはCPU1と
同期取りされた状態で動作することになり、CPU1か
ら出力されるアドレスデータ及び制御信号を確実に読み
取り、これらのアドレスデータ及び制御信号に基づいて
RAM3を制御する。具体的には、アドレスデータをデ
コードすることにより、チップセレクト信号を切り換え
たり、あるいはリード/ライト信号の切り換えと共に、
アドレスストローブ信号をRAM3に対して出力する。
【0038】システムクロック信号SYSCLKは、CPU1
のスペックにより決定されるクロック信号であり、シス
テムクロック信号発振器20から供給される。また、こ
のシステムクロック信号SYSCLKは、近年のCPUの高ス
ペック化に伴って非常に高速なクロック信号が採用され
ている。本実施形態では、33MHzのクロック信号を
用いている。そして、このような高速なシステムクロッ
ク信号SYSCLKに同期して、前記メモリ制御回路5a及び
RAM3が動作することになるので、ホスト装置10か
ら受信した印字データの格納及び印字実行可能データへ
の展開処理は非常に高速に行われることになる。
【0039】ここで、印字実行可能データへの展開処理
とは、例えばホスト装置10から送信されるデータがビ
ットマップデータである場合には、このビットマップデ
ータをデコードする処理等をいう。本実施形態では、ホ
スト装置10側から指定された記録用紙1ページ分の印
字データを格納した段階で、印字実行可能データへの展
開処理を開始するように構成されている。
【0040】このように展開された印字実行可能データ
は、プリントエンジン7からのデータ転送要求があった
際に、1行分ごとにRAM3からビデオメモリ5gへの
転送し、画像形成動作への移行が行われるように構成さ
れている。
【0041】つまり、プリントエンジン7からのデータ
転送要求を、エンジン制御回路5cが受け取ると、エン
ジン制御回路5cは、DMAコントローラ5eに対して
メモリ間の直接データ転送処理要求信号を出力する。こ
の信号を入力したDMAコントローラ5eは、CPU1
に対してバス開放要求信号を出力し、CPU1からバス
開放許可信号を入力すると、CPU1に代わって前記メ
モリ制御回路5a及びエンジン制御回路5cに備えられ
たビデオメモリ5gを制御する。
【0042】このように、DMAコントローラ5eは、
画像形成動作時において、RAM3に記憶されている印
字実行可能データを、CPU1における制御を介するこ
となく、エンジン制御回路5cのビデオメモリ5gに転
送するように制御を行う回路である。DMAコントロー
ラ5eには、前記メモリ制御回路5aと同様に、システ
ムクロック信号SYSCLKとビデオクロック信号VCLKの何れ
かがセレクタ5fを介して供給されるように構成されて
おり、上述のように、CPU1からのバス開放許可信号
を入力した時に、セレクタ5fに対してクロック信号を
切り換える制御信号を出力することで、セレクタ5fか
ら出力されるクロック信号を、システムクロック信号SY
SCLKからビデオクロック信号VCLKに切り換える。
【0043】このビデオクロック信号VCLKは、プリント
エンジン7により描画されるドット径に合わせたクロッ
ク信号であり、描画の際の基準となるクロック信号であ
る。このビデオクロック信号VCLKは、ビデオクロック信
号発振器21からエンジン制御回路5cに供給されると
共に、上述のようなDMAコントローラ5eの制御によ
り、セレクタ5fを介してDMAコントローラ5e及び
メモリ制御回路5aに供給される。また、このビデオク
ロック信号VCLKは、プリントエンジン7の特性で大きく
変わるクロック信号であり、例えば、スループットが毎
分20枚のプリントエンジンにおいては82.3MH
z、毎分10枚のプリントエンジンにおいては41.7
MHz、毎分8枚のプリントエンジンにおいては32.
7MHz、あるいは毎分6枚のプリントエンジンにおい
ては24.5MHzとなっている。
【0044】このビデオクロック信号VCLKが、エンジン
制御回路5cに供給され、エンジン制御回路5c内のビ
デオメモリ5gに供給されると、ビデオクロック信号VC
LKに同期して印字実行可能データのサンプリングと記
憶、更にはプリントエンジン7への出力が行われ、所定
のスループットでの印字動作が行われることになる。
【0045】ここで、本実施形態におけるビデオメモリ
5gの構成について詳しく説明する。図3は、本実施形
態におけるビデオメモリ5gの構成を示すブロック図で
ある。図3に示すように、ビデオメモリ5gは、RAM
3から転送されるデータを1行分だけ記憶するライト・
ライン・バッファ30と、ライト・ライン・バッファ3
0に記憶したデータを、1行ずつ、あるいは複数行ずつ
記憶するメモリ・セル31と、メモリ・セル31に記憶
したデータを、1行ずつ出力するリード・ライン・バッ
ファ32とを備えている。このうち、ライト・ライン・
バッファ30とリード・ライン・バッファ32は、シフ
トレジスタ等により構成される記憶手段であり、クロッ
クコントローラ34により、ビデオクロック信号VCLKが
供給されるように構成されている。つまり、ライト・ラ
イン・バッファ30とリード・ライン・バッファ32
は、RAM3から読み出されるデータをビデオクロック
信号VCLKに同期してサンプリングし、あるいは読み出す
回路である。
【0046】また、メモリ・セル31は、DRAMと同
様なメモリ・セルを有し、行アドレスで指定される記憶
領域を有する記憶手段である。この行アドレス信号は、
メモリコントローラ33から出力されるものであり、メ
モリコントローラ33には、ライト・ロウ・カウンタ3
5、リフレッシュ・ロウ・カウンタ36、リード・ロウ
・カウンタ37から、夫々書き込みを行う行アドレスデ
ータ、リフレッシュする行アドレスデータ、または読み
出しを行う行アドレスデータが、供給されるようになっ
ている。
【0047】ビデオメモリ5gに対する印字実行可能デ
ータの書き込みは、上述したように、画像形成時におい
て、DMAコントローラ5eの制御に基づいて行われ、
基本的には、RAM3から読み出される印字実行可能デ
ータを、ビデオクロック信号VCLKに同期してサンプリン
グしながら、1行分のデータをライト・ライン・バッフ
ァ30に格納し、1行分のデータ単位でメモリ・セル3
1に転送することにより行われる。そして、この書き込
み時において基準となるクロック信号は、上述したよう
にビデオクロック信号VCLKであり、CPU1に供給され
るシステムクロック信号SYSCLKとは異なる信号である。
【0048】ここで、ビデオメモリ5gの動作の基準ク
ロック信号をビデオクロック信号VCLKとするのは、従来
と同様の構成であるが、従来は図7に示すように、エン
ジン制御回路5cのみにビデオクロック信号VCLKが供給
される構成となっていた。
【0049】従って、従来のシステムにおいては、サン
プリングしようとする印字実行可能データの出力系のク
ロック信号、即ちRAM3及びメモリ制御回路5a並び
にDMAコントローラ5eの動作の基準となるクロック
信号であるシステムクロック信号SYSCLKと、ビデオメモ
リ5gの動作の基準クロック信号とは互いに異なる信号
であったため、プリントエンジン7の特性によっては、
RAM3から出力される印字実行可能データを適正にサ
ンプリングできないという問題があった。
【0050】図7にそのサンプリングの例を示す。サン
プリングは、図3に示すクロックコントローラ34にD
MAコントローラ5eから供給されるシステムクロック
信号SYSCLKの立ち上がりのタイミングでビデオメモリ5
gのデータ入力端子に入力されている印字実行可能デー
タを、ビデオクロック信号VCLKの立ち上がりで読みとる
ことにより行われる。
【0051】従って、例えば、システムクロック信号SY
SCLKが33MHzであり、ビデオクロック信号VCLKが8
2.3MHzの場合には、図8に示すように、全てのビ
デオクロック信号VCLKの立ち上がりタイミングで印字実
行可能データをサンプリングすると、サンプリングされ
た個数は、同じ印字実行可能データに対して、2個であ
ったり、3個であったりというように変化はするが、サ
ンプリングできない印字実行可能データは無い。
【0052】また、ビデオクロック信号VCLKが41.7
MHzの場合も同様に、図8に示すように、サンプリン
グされる個数は、1個と2個という具合に変化するが、
印字実行可能データを飛ばすことなくサンプリングする
ことができる。
【0053】さらに、ビデオクロック信号VCLKが32.
7MHzの場合には、図8に示すように、タイミングt
1,t2,t3においてはサンプリングすることができ
るが、タイミングt4,t5においては、適正なタイミ
ングでサンプリングすることができない。ただ、この場
合、システムクロック信号SYSCLKとビデオクロック信号
VCLKの差が小さいので、t4,t5のようなタイミング
が発生する頻度は少なく、サンプリング期間によっては
問題とならないこともある。
【0054】しかしながら、ビデオクロック信号VCLKが
24.5MHzの場合には、図8に示すように、タイミ
ングt6,t7,t8,t9においては適正にサンプリ
ングできるが、t6とt7の間の2番目のデータをサン
プリングできないことになってしまう。このような、サ
ンプリングミスは、システムクロック信号SYSCLKとビデ
オクロック信号VCLKの差が大きいので、頻発することに
なり、問題となる。
【0055】以上のように、ビデオクロック信号VCLKの
1周期がシステムクロック信号SYSCLKの1周期よりも長
い場合には、印字実行可能データを適正なタイミングで
サンプリングできないため、従来は、システムクロック
信号SYSCLKの2パルス分で一つの印字実行可能データを
出力するように構成していた。従って、システムクロッ
ク信号SYSCLKの高速化を図った場合でも、その利点をビ
デオメモリ5gへのデータの書き込みに反映させること
ができず、高速な印字処理ができないという問題があっ
た。
【0056】この問題の対策として、例えば図8の例に
おいては、ビデオクロック信号VCLKが82.3MHzと
41.7MHzの場合は、システムクロック信号SYSCLK
の1パルス分で一つの印字実行可能データを出力するよ
うに構成し、他のこれらより低いビデオクロック信号VC
LKにより動作するプリントエンジンに対しては、システ
ムクロック信号SYSCLKの2パルス分で一つの印字実行可
能データを出力することが考えられる。しかし、この手
法では、プリントエンジンの特性に応じてASIC5の
メモリ制御部分の構成を変更しなければならず、ASI
C5の共通化ができないという問題があった。
【0057】そこで、本実施形態では、前記のような問
題を解決するために、クロック信号切換手段としてのセ
レクタ5fを設け、メモリ制御回路5aとDMAコント
ローラ5eに供給するクロック信号を、必要に応じて、
システムクロック信号SYSCLKとビデオクロック信号VCLK
との間で切り換えるように構成した。
【0058】このクロック信号の切り換えは、DMAコ
ントローラ5eから出力されるクロック信号切換制御信
号により行われ、DMAコントローラ5eは、システム
のバス専有権を確保した後に、メモリ制御回路5a及び
DMAコントローラ5eに供給するクロック信号を、シ
ステムクロック信号SYSCLKからビデオクロック信号VCLK
に切り換えるように構成されている。
【0059】以下、図4のフローチャート及び図5のタ
イミングチャートに基づいて、本実施形態におけるメモ
リ制御処理を、このようなクロック信号の切り換え処理
と併せて説明する。
【0060】まず、前提として、プリンタ装置Aに電源
が投入された時点では、メモリ制御回路5aとDMAコ
ントローラ5eには、システムクロック信号SYSCLKが供
給されるように構成されるものとする。
【0061】そして、I/F制御回路5dを介してホス
ト装置10から印字データを受け取ると(ステップS
1)、CPU1はメモリ制御回路5aに対してデータの
書き込みを行う旨の制御信号と、書き込み先のアドレス
データを出力し、メモリ制御回路5aは、これらの制御
信号及びアドレスデータに基づいて、RAM3の所定の
領域に印字データを格納する。そして、格納した印字デ
ータを印字実行可能データとして展開する。
【0062】次に、プリントエンジン7からの1ラスタ
(1行分)のデータ要求がエンジン制御回路5cに入力
され(ステップS2)、この要求を入力したエンジン制
御回路5cからはDMAコントローラ5eに対して1ラ
スタ分のデータを、RAM3からビデオメモリ5gに転
送する要求を出力する(ステップS3)。
【0063】次に、DMAコントローラ5eは、CPU
1に対してバス開放要求信号を出力し、CPU1がバス
開放許可信号を出力した段階で(ステップS4)、セレ
クタ5fに対してクロック信号をビデオクロック信号VC
LKに切り換える旨の制御信号を出力する(ステップS
5)。そして、DMAコントローラ5eは、1ラスタの
データをRAM3からビデオメモリ5gに直接転送する
処理を行う(ステップS6)。
【0064】つまり、DMAコントローラ5eは、メモ
リ制御回路5aに対して、RAM3からのデータの読み
出しを行うように制御信号を出力し、これに応じて、メ
モリ制御回路5aはビデオクロック信号VCLKに同期した
タイミングでRAM3にアドレスストロープ信号等を出
力する。
【0065】従って、ビデオメモリ5gにおいては、R
AM3から図5に示すようにビデオクロック信号VCLKに
同期したタイミングで印字実行可能データが出力される
ことになり、この印字実行可能データは、ビデオクロッ
ク信号VCLKに同期したタイミングでサンプリングされる
ことになる。
【0066】このように、RAM5からビデオメモリ5
gへの印字実行可能データの直接転送は、互いの系に共
通したビデオクロック信号VCLKに基づいて行われること
になり、たとえプリントエンジンの特性に応じてビデオ
クロック信号VCLKの値が変わり、システムクロック信号
SYSCLKよりも遅い信号となった場合でも、適切に実行さ
れることになる。
【0067】以上のようにして、1ラスタのデータのメ
モリ間直接転送が終了すると、DMAコントローラ5e
は、メモり制御回路5a及びDMAコントローラ5に供
給するクロック信号を、ビデオクロック信号VCLKからシ
ステムクロック信号SYSCLKに切り換えるように、セレク
タ5fに対して制御信号を出力する(ステップS7)。
【0068】そして、DMAコントローラ5eは、CP
U1に対して出力していたバス開放要求信号を停止し
(ステップS8)。これにより、バスの専有権はCPU
1に移り、再びホスト装置10から印字データの格納が
可能な状態となる。
【0069】次に、エンジン制御回路5cは1ラスタの
印字実行可能データをプリントエンジン7に送信し、プ
リントエンジン7において、印字動作が行われることに
なる(ステップS9)。
【0070】以下、1ページ分の印刷が終了するまでこ
のような処理を繰り返し(ステップS10:いいえ)、
1ページ分の印刷が終了したところで制御が終了する
(ステップS10:はい)。
【0071】以上のように、本実施形態によれば、ホス
ト装置10からの印字データの格納時等の非画像形成時
おいては、システムクロック信号SYSCLKに同期したRA
M3の制御が行われるために、システムクロック信号の
高速化に伴う高速なメモリ転送が可能となる。また、R
AM3からビデオメモリ5gに印字実行可能データを直
接転送する画像形成時においては、ビデオメモリ5gだ
けでなく、RAM3を制御するメモリ制御回路5a及び
DMAコントローラ5eの基準クロック信号をビデオク
ロック信号VCLKに切り換えるので、プリントエンジン7
の特性に拘わらず、常に適正なメモリ転送を実行するこ
とができる。従って、本実施形態の構成によれば、プリ
ントエンジン7の特性によってメモリ制御部の構成を変
える必要がなく、共通のASIC5を用いることができ
るので、部品の共通化による低コストのプリンタ装置を
提供することが可能である。
【0072】なお、上述した実施形態においては、シス
テムクロック信号SYSCLKをそのまま、メモリ制御回路5
a及びDMAコントローラ5eのクロック信号として用
いる例について説明したが、本発明はこれに限られる訳
ではなく、システムのクロック信号を分周した上でメモ
リ制御回路5a及びDMAコントローラ5eに供給する
ように構成しても良い。このように構成すれば、CPU
1の高性能化に伴って、システムクロック信号が著しく
高速になり、ビデオクロック信号との速度差が大きくな
る場合でも、適切なメモリ制御を行うことができる。
【0073】また、クロック信号切換手段としてのセレ
クタ5fは、DMAコントローラ5eにより制御する場
合について説明したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、CPU1によりセレクタ5fを制御するように
構成してもよい。但し、DMAコントローラ5eにより
セレクタ5fを制御する構成を採った場合には、クロッ
ク信号の切り換えタイミングのずれを確実に防止するこ
とができる。
【0074】また、本実施形態でのビデオメモリ5g
は、ラインバッファをメモリセルの前段と後段に備えた
DRAM的なものとして説明したが、本発明はこれに限
るものではない。例えば、図6のように、1ライン分の
ビデオデータを記憶する容量をもつ同期式RAMであっ
ても良い。この同期式RAMへ入力されるクロックとし
て、前述のビデオクロック信号VCLKが用いられ、このク
ロックに同期してこの同期式RAMのリード,ライトが
行われる。
【0075】ここで、DMAコントローラからのデータ
書き込みは、メモリコントローラ40を介して行われ、
プリントエンジン7へのデータ転送は、メモリコントロ
ーラ40がメモリセル41から1word(32bi
t)毎にデータを読み込み、そのデータをパラレル−シ
リアル変換してビデオクロック信号VCLKに同期させるこ
とで達成される。
【0076】また、本実施形態では、内蔵RAM及び拡
張RAMとしてDRAMを用いた場合について説明した
が、本発明はこれに限られるものではなく、シンクロナ
スDRAM等の各種のメモリを用いることができる。ま
た、RAMは、1ワードが1,4,16ビット等の適宜
のRAMを使用可能であり、容量も種々の容量のものを
使用できる。
【0077】また、本実施形態においては、プリンタシ
ステムに本発明を適用した場合について説明したが、上
述したようなモードレジスタの設定を行う記憶装置を用
いてるデータ処理システムであれば、他のシステムにも
適用可能である。例えばパーソナルコンピュータ、ワー
ドプロセッサ、複写機、通信装置等のデータ処理システ
ムに適用可能である。
【0078】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成システムにお
ける制御装置によれば、画像情報を記憶する第1記憶装
置と、前記第1記憶装置から読み出した前記画像情報
を、前記画像形成手段による描画の対象となる画像情報
として記憶する第2記憶装置との制御を行う記憶装置制
御手段に供給するクロック信号を、非画像形成動作時に
おいては前記画像形成システムのシステムクロック信号
に、又、画像形成動作時においては前記画像形成手段に
よる前記ドット間隔の描画の際の基準描画クロック信号
に切り換えるよう構成した。その結果、非画像形成動作
時においては、速度を低下させることなくデータの転送
を行うことができ、画像形成動作時においては、前記基
準描画クロック信号がシステムクロック信号に比べて遅
い場合でも、確実に第1記憶装置から第2記憶装置への
画像信号の転送を行うことができる。従って、前記基準
描画クロック信号が、夫々のシステムにおいて異なる場
合でも、前記記憶装置制御手段の構成を変更する必要が
なく、効率の良い画像形成システムを提供することがで
きる。
【0079】請求項2に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置によれば、前記記憶装置制御手段として、前
記第1記憶装置から前記第2記憶装置に対して画像情報
の転送を行うDMA(ダイレクトメモリアクセス)コン
トローラを備えたので、CPU等を介することなく、高
速な転送を行うことができると共に、前記基準描画クロ
ック信号がシステムクロック信号に比べて遅い場合で
も、DMAコントローラから転送される画像情報を、確
実にサンプリングして記憶することができる。
【0080】請求項3に記載の画像形成システムにおけ
る制御装置によれば、クロック信号切換手段への制御信
号の出力は、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コン
トローラにより行うので、同期が外れることなく、常に
確実な画像情報の転送を実行することができる。
【0081】請求項4に記載の画像形成システムにおけ
る制御方法によれば、画像情報を記憶する第1記憶装置
と、前記第1記憶装置から読み出した前記画像情報を、
前記画像形成手段による描画の対象となる画像情報とし
て記憶する第2記憶装置との制御を行う工程を、非画像
形成動作時においては前記画像形成システムのシステム
クロック信号に、又、画像形成動作時においては前記画
像形成手段による前記ドット間隔の描画の際の基準描画
クロック信号に基づいて行うように構成した。その結
果、非画像形成動作時においては、速度を低下させるこ
となくデータの転送を行うことができ、画像形成動作時
においては、前記基準描画クロック信号がシステムクロ
ック信号に比べて遅い場合でも、確実に第1記憶装置か
ら第2記憶装置への画像信号の転送を行うことができ
る。従って、前記基準描画クロック信号が、夫々のシス
テムにおいて異なる場合でも、前記記憶装置制御工程の
構成を変更する必要がなく、効率の良い画像形成システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成処理シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のブロック図から、記憶装置及び記憶装置
の制御装置を抜き出したブロック図である。
【図3】図1の画像形成処理システムに用いられるビデ
オメモリの構成を示すブロック図である。
【図4】図1の画像形成処理システムにおける印字デー
タの受信から1ページの印刷終了までの制御の流れを示
すフローチャートである。
【図5】図1の画像形成処理システムにおける画像形成
時のメモリ間直接転送のタイミングチャートである。
【図6】図1の画像形成処理システムに用いられる他の
ビデオメモリの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の画像形成システムにおける、記憶装置及
び記憶装置の制御装置を抜き出したブロック図である。
【図8】従来の画像形成システムにおける、画像形成時
のメモリ間直接転送時の問題点を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…内蔵RAM 4…拡張RAM 5…ASIC 5a…メモリ制御回路 5b…I/O制御回路 5c…エンジン制御回路 5d…I/F制御回路 5e…DMAコントローラ 5f…セレクタ 5g…ビデオメモリ 6…SWパネル 7…プリントエンジン 10…ホスト 20…システムクロック信号発振器 21…ビデオクロック信号発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/12 G09G 5/12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットマトリックス状の描画領域に対
    し、画像情報に基く描画を行う画像形成手段を備えた画
    像形成システムにおける制御装置であって、 前記画像情報を記憶する第1記憶装置と、 前記第1記憶装置から読み出した前記画像情報を、前記
    画像形成手段による描画の対象となる画像情報として記
    憶する第2記憶装置と、 前記第1記憶装置又は前記第2記憶装置に対する前記画
    像情報の書き込み又は読み出しを、所定のクロック信号
    に基づいて制御する記憶装置制御手段と、 前記記憶装置制御手段からの制御信号に基づいて前記記
    憶装置制御手段に供給するクロック信号を、非画像形成
    動作時においては前記画像形成システムのシステムクロ
    ック信号に、又、画像形成動作時においては前記画像形
    成手段による前記ドット間隔の描画の際の基準描画クロ
    ック信号に切り換えるクロック信号切換手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成システムにおける制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置制御手段は、前記第1記憶
    装置から前記第2記憶装置に対して画像情報の転送を行
    うDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラを
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    システムにおける制御装置。
  3. 【請求項3】 前記クロック信号切換手段への前記制御
    信号の出力は、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コ
    ントローラにより行われることを特徴とする請求項2に
    記載の画像形成システムにおける制御装置。
  4. 【請求項4】 ドットマトリックス状の描画領域に対
    し、画像情報に基く描画を行う画像形成手段を備えた画
    像形成システムにおける制御方法であって、 所定のクロック信号に基づいて第1記憶装置を制御し、
    該第1記憶装置に前記画像情報を記憶させる第1記憶工
    程と、 所定のクロック信号に基づいて前記第1記憶装置及び第
    2記憶装置を制御し、前記第1記憶装置に記憶させた前
    記画像情報を、前記画像形成手段による描画の対象とな
    る画像情報として前記第2記憶装置に記憶させる第2記
    憶工程と、 前記各記憶装置の制御におけるクロック信号を、非画像
    形成動作時においては前記画像形成システムのシステム
    クロック信号に、又、画像形成動作時においては前記画
    像形成手段による前記ドット間隔の描画の際の基準描画
    クロック信号に切り換えるクロック信号の切換工程と、 を備えたことを特徴とする画像形成システムにおける制
    御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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