JPH11207A - 携帯品の落下防止具 - Google Patents

携帯品の落下防止具

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Publication number
JPH11207A
JPH11207A JP16969397A JP16969397A JPH11207A JP H11207 A JPH11207 A JP H11207A JP 16969397 A JP16969397 A JP 16969397A JP 16969397 A JP16969397 A JP 16969397A JP H11207 A JPH11207 A JP H11207A
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JP
Japan
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button
clip
strap
holding
prevention device
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Pending
Application number
JP16969397A
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English (en)
Inventor
Shoichi Miyoshi
正一 三好
Kazunori Machida
和則 町田
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Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
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Publication date
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Publication of JPH11207A publication Critical patent/JPH11207A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服のポケットからの落下を有効に防止でき
る携帯品の落下防止具の提供。 【解決手段】 携帯品51を接続するストラップ52
と、該ストラップに取り付けられて衣服53のボタン5
5に止着されるクリップ1とから成る携帯品の落下防止
具であって、クリップは、上記ストラップを取り付ける
取付部4と、ボタンをその径方向から対向して抱持する
第1抱持部と、ボタンをその肉厚方向から対向して抱持
する第2抱持部5とを有することにより、当該第1抱持
部と第2抱持部を利用して、携帯品を接続したストラッ
プに取り付けられたクリップを衣服のボタンに止着する
だけで、例え、携帯品が衣服のポケットから誤って滑り
落ちたとしても、このクリップで携帯品を確実に受け止
めて、携帯品が床面や地面に落下することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPHS
と称される移動電話機等の携帯品の落下防止具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、通常の移動電話機は、特開平5
−219166号公報や特開平6−334557号公報
などに示す如く、その側部にストラップを接続して、当
該ストラップを用いて携帯できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、現今におい
ては、移動電話機自体の小型化と軽量化が大いに進んで
いるので、移動電話機を携帯する場合には、ワイシャツ
の胸ポケットや背広の内ポケット等に収めることが可能
となった。この為、その携帯性が一層良好となった訳で
あるが、例えば、移動電話機をワイシャツの胸ポケット
に収めたまま、何かの理由で、身体を屈めたような場合
には、移動電話機が胸ポケットから誤って床面や地面に
落下して、移動電話機が故障したり、破損することが屡
々見受けられた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る実情に鑑
み開発されたもので、請求項1記載の発明は、携帯品を
接続するストラップと、該ストラップに取り付けられて
衣服のボタンに止着されるクリップとから成る携帯品の
落下防止具であって、クリップは、ストラップを取り付
ける取付部と、ボタンをその径方向から対向して抱持す
る第1抱持部と、ボタンをその肉厚方向から対向して抱
持する第2抱持部とを有する構成を採用した。
【0005】請求項2記載の発明は、携帯品を接続する
ストラップと、該ストラップに取り付けられて衣服のボ
タンに止着されるクリップとから成る携帯品の落下防止
具であって、クリップは、内側にボタンを差し込めるC
字形状を呈し、該C字形状を呈するクリップの開口と反
対側の外面に一対の操作部を設けると共に、該各操作部
が存在しない外面にストラップを取り付ける取付部を設
ける一方、クリップの内側縁にボタンをその肉厚方向か
ら対向して抱持する抱持部を設ける構成を採用した。
【0006】請求項3記載の発明は、携帯品を接続する
ストラップと、該ストラップに取り付けられて衣服のボ
タンに止着されるクリップとから成る携帯品の落下防止
具であって、クリップは、開放口を有して内部にボタン
を差し込めるボックス形状を呈し、該ボックス形状を呈
するクリップのボタンの肉厚方向に位置する一方の側壁
に上記開放口から連続する糸の移動通路部を設ける一
方、他方の側壁の内面にボタン縁に係止する係止部を設
けると共に、同他方の側壁に当該係止部のボタン縁に対
する係止を解く操作部を設け、且つ、クリップにストラ
ップを取り付ける取付部を設ける構成を採用した。
【0007】請求項4記載の発明は、携帯品を接続する
ストラップと、該ストラップに取り付けられて衣服のボ
タンに止着されるクリップとから成る携帯品の落下防止
具であって、クリップは、開閉可能に軸支されて閉状態
に弾性付勢される一対の抱持体を備え、該各抱持体の対
向面にボタンをその径方向から対向して抱持する抱持部
と、ボタンをその肉厚方向から対向して抱持する抱持部
とを設ける一方、抱持体のいずれか一方にストラップを
取り付ける取付部を設ける構成を採用した。
【0008】請求項5記載の発明は、携帯品を接続する
ストラップと、該ストラップに取り付けられて衣服のボ
タンに止着されるクリップとから成る携帯品の落下防止
具であって、クリップは、内部にボタンを差し込めるU
字形状を呈し、該U字形状を呈するクリップの一方の抱
持片にボタンの径よりも大きな大孔部とボタンの径より
も小さな小孔部とを連続して有する差込窓を設けると共
に、該一方の抱持片の内面にボタンの移動を規制するス
トッパー部を設け、他方の抱持片の内面に上記差込窓の
小孔部側に移動したボタン縁に係止する係止部を設け、
且つ、一方と他方の抱持片の連結域にストラップを取り
付ける取付部を設ける構成を採用した。
【0009】依って、請求項1の発明によれば、携帯品
を接続したストラップに対するクリップの取付状態を得
て、クリップの第1抱持部でボタンをその径方向から抱
持し、同第2抱持部でボタンをその肉厚方向から抱持す
れば、クリップが衣服のボタン側に止着されるので、斯
る止着状態の下では、例え、携帯品が衣服のポケットか
ら滑り落ちたとしても、当該クリップで携帯品を確実に
受け止めて、携帯品が床面や地面に落下することを防止
できる。
【0010】請求項2の発明によれば、ストラップに対
するクリップの取付状態を得て、C字形状を呈するクリ
ップの内側にボタンを差し込むと、クリップのC字状内
面自体でボタンをその径方向から抱持し、対向する抱持
部でボタンをその肉厚方向から抱持して、クリップが衣
服のボタン側に止着されるので、やはり、携帯品が床面
や地面に落下することを防止できる。
【0011】請求項3の発明によれば、ストラップに対
するクリップの取付状態を得て、ボックス形状を呈する
クリップの内部にボタンを差し込むと、ボタン縁に係止
部が係止すると同時に、クリップのボックス形状を画成
する各側壁でボタンをその径方向と肉厚方向から抱持し
て、クリップが衣服のボタン側に止着されるので、やは
り、携帯品が床面や地面に落下することを防止できる。
【0012】請求項4の発明によれば、ストラップに対
するクリップの取付状態を得て、クリップが備える一対
の抱持体でボタンを挾み付けると、一対の抱持体の各対
向面に設けられている抱持部でボタンをその径方向と肉
厚方向から抱持して、クリップが衣服のボタン側に止着
されるので、やはり、携帯品が床面や地面に落下するこ
とを防止できる。
【0013】請求項5の発明によれば、ストラップに対
するクリップの取付状態を得て、U字形状を呈するクリ
ップの内部にボタンを差し込んで、ボタンを差込窓の小
孔部側に移動させると、ボタン縁に係止部が係止して、
当該係止部とストッパー部でボタンをその径方向から抱
持し、一方と他方の抱持片でボタンをその肉厚方向から
抱持して、クリップが衣服のボタン側に止着されるの
で、やはり、携帯品が床面や地面に落下することを防止
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述すれば、各実施の形態に係る
落下防止具は、いずれも、携帯品たる移動電話機を対象
として開発されたもので、当該移動電話機を接続するス
トラップと、該ストラップに取り付けられてワイシャツ
のボタンに止着されるクリップとから成っている。
【0015】そこで、まず、第一実施の形態に供される
クリップ1から説明すると、当該クリップ1は、合成樹
脂の一体成形品で、図1に示す如く、内側にワイシャツ
のボタンを差し込める大きさのC字形状を呈し、当該C
字形状を呈するクリップ1の開口2と反対の外面に一対
の操作突起部3を設けると共に、側部外面に移動電話機
を接続したストラップを取り付ける挿通孔4aを有する
取付片部4を設ける一方、クリップ1の内側両縁にボタ
ンをその肉厚方向から対向して抱持する複数の抱持片部
5を互い違いとなる状態に設ける構成となっている。
尚、図中、6は、クリップ1の開口2の両縁に設けられ
た湾曲状のガイド片部である。
【0016】依って、第一実施の形態に係る落下防止具
の下では、上記取付片部4の挿通孔4aにストラップ5
2を挿通した状態を得て、一対の操作突起部3を摘ん
で、クリップ1の開口2を拡開しながら、ボタン55を
上記ガイド片部6に沿って開口2内に差し込むと、ボタ
ン55は互い違いに設けられている各抱持片部5に案内
されて、クリップ1の内側に完全に差し込まれることと
なるので、これにより、図2に示す如く、C字形状を呈
するクリップ1がワイシャツ53のボタン55側にワン
タッチで止着される。
【0017】従って、斯るクリップ1の止着状態にあっ
ては、例え、何かの理由で、身体を屈めて、移動電話機
51がワイシャツ53の胸ポケット54から滑り落ちた
としても、ボタン55に止着されているクリップ1によ
って、移動電話機51が確実に受け止められるので、今
までのように、移動電話機51が床面や地面に誤って落
下して、故障したり破損することを有効に防止できる。
【0018】しかも、クリップ1は、図示する如く、第
1抱持部となる自身のC字状内面自体でボタン55をそ
の径方向から抱持し、且つ、第2抱持部となる互い違い
の各抱持片部5でボタン55をその肉厚方向から抱持す
ることとなるので、ボタン55から容易に抜け外れる心
配がない。又、クリップ1をボタン55から取り外す場
合には、前記とは逆に、一対の操作突起部3を摘んで、
クリップ1の開口2を拡開しながら、クリップ1をボタ
ン55から引き抜けば良い。
【0019】尚、第一実施の形態にあっては、専ら、ク
リップ1のC字状内面と互い違いの抱持片部5とで、ク
リップ1をボタン55側に止着する構成となしたもので
あるが、例えば、図3に示す如く、上記ガイド片部6に
代えて、ボタン55方向に折曲して延びる撓み可能なス
トッパー片部7を設けて、クリップ1側に大きな引き抜
き力が加わった場合でも、クリップ1のボタン55から
の抜け外れをより確実に防止するように構成することも
可能である。
【0020】更に、図4に示す如く、開口2の両側に位
置する抱持片部を尖鋭形状となして、当該抱持片部5a
の尖鋭先端部をボタン55の裏面側において糸56間に
臨ましめて、クリップ1に大きな引き抜き力が加わった
時には、抱持片部5aの尖鋭先端部を糸56側に食い込
ませることにより、クリップ1の抜け外れを防止するよ
うに構成することも実施に応じ任意である。
【0021】第二実施の形態に供されるクリップ11
は、第一実施の形態と同様に、合成樹脂の一体成形品
で、図5に示す如く、開放口12を有して内部にボタン
55を差し込める大きさのボックス形状を呈し、当該ボ
ックス形状を呈するクリップ11の裏側壁13aに上記
開放口12から連続する糸56の移動通路部14を開設
する一方、表側壁13bに弾性片15をU字状のスリッ
ト16を介して形成して、当該弾性片15の内面にボタ
ン55縁に係止する係止突起部17を設けると共に、弾
性片15の自由端外面に操作片部18を設け、且つ、ク
リップ11の両側壁13cの一方にストラップ52を取
り付ける挿通孔19aを有する取付片部19を設ける構
成となっている。
【0022】依って、第二実施の形態に係る落下防止具
の下では、上記取付片部19の挿通孔19aにストラッ
プ52を挿通した状態を得て、糸56を移動通路部14
に臨ましめながら、ボタン55をクリップ11の開放口
12から差し込むと、ボタン55は、対向する表裏側壁
13a・13bと対向する両側壁13c・13cに案内
されて、弾性片15を外方に撓ませながら、クリップ1
1の内部に差し込まれる。そして、ボタン55が開放口
12と反対側の側壁13dに当接するまで完全に差し込
まれると、弾性片15が原形に復帰して、その係止突起
部17をボタン55縁に係止するので、これにより、図
6に示す如く、ボックス形状を呈するクリップ11がワ
イシャツ53のボタン55側にワンタッチで止着され
る。
【0023】従って、斯るクリップ11の止着状態にあ
っても、例え、何かの理由で、身体を屈めて、移動電話
機51が胸ポケット54内から滑り落ちたとしても、ボ
タン55に止着されているクリップ11によって、移動
電話機51が床面や地面に誤って落下することを防止で
きる。
【0024】しかも、クリップ11は、図示する如く、
第2抱持部となる自身の表裏側壁13a・13bでボタ
ン55をその肉厚方向から抱持すると同時に、第1抱持
部となる両側壁13cによる抱持に加えて、係止突起部
17と側壁13dとでもボタン55をその径方向から抱
持することとなるので、ボタン55から容易に抜け外れ
ることはない。又、クリップ11をボタン55から取り
外す場合には、操作片部18を外方に引っ張ると、係止
突起部17のボタン55縁に対する係止が解けるので、
この状態のまま、クリップ11をボタン55から引き抜
けば良い。
【0025】尚、第二実施の形態にあっては、操作片部
18を弾性片15の自由端側に外方に向かって突設した
ものであるが、例えば、図7に示す如く、弾性片15の
連結基端部側に面一状態をもって延長して、当該延長操
作片部18aを開放口12側に押すことによって、係止
突起部17のボタン55縁に対する係止が解けるように
構成することも実施に応じ任意である。
【0026】第三実施の形態に供されるクリップ21
は、図8に示す如く、一対の合成樹脂製抱持体22・2
3と、該各抱持体22・23をその軸受部22a・23
aを介して開閉可能に軸支するピン24と、該ピン24
に装着されて各抱持体22・23の先端部を閉状態に弾
性付勢する捩じりコイルばね25とを備え、各抱持体2
2・23の対向面にボタン55縁を係入する凹部26・
27を設けて、該凹部26・27の底面26a・27a
でボタン55をその径方向から抱持し、凹部26・27
の両側面26b・27bでボタン55をその肉厚方向か
ら抱持すると共に、抱持体23の基端部側にストラップ
52を挿通する挿通孔28を穿設する構成となってい
る。尚、一方の凹部26の底面26aは曲線状となし、
他方の凹部27の底面27aは直線状となすものとす
る。
【0027】依って、第三実施の形態に係る落下防止具
の下では、上記挿通孔28にストラップ52を挿通した
状態を得て、一対の抱持体22・23の基端部を捩じり
コイルばね25のばね圧に抗して押圧して、各抱持体2
2・23の先端部側を開きながら、ボタン55の上下縁
を各抱持体22・23の凹部26・27内に係入して、
上記押圧操作を解けば、ボタン55の上下縁が一対の抱
持体22・23で挾み付けられるので、これにより、図
9に示す如く、クリップ21がワイシャツ53のボタン
55側にワンタッチで止着される。
【0028】従って、斯るクリップ21の止着状態にあ
っても、例え、何かの理由で、身体を屈めて、移動電話
機51が胸ポケット54内から滑り落ちたとしても、ボ
タン55に止着されているクリップ21によって、移動
電話機51が床面や地面に誤って落下することを防止で
きる。
【0029】しかも、クリップ21の各抱持体22・2
3は、図示する如く、第1抱持部となる凹部26・27
の各底面26a・27aでボタン55をその径方向から
抱持し、第2抱持部となる凹部26・27の両側面26
b・27bでボタン55をその肉厚方向から抱持するこ
ととなるので、ボタン55から容易に抜け外れることは
ないし、又、クリップ21をボタン55から取り外す場
合には、一対の抱持体22・23の基端部を同様に押圧
すれば、クリップ21をボタン55から簡単に取り外せ
る。
【0030】第四実施の形態に供されるクリップ31
は、やはり、合成樹脂の一体成形品で、図10に示す如
く、内部にボタン55を差し込める大きさのU字形状を
呈し、当該U字形状を呈するクリップ31の裏側抱持片
32にボタン55の径よりも大きな大孔部34aとボタ
ン55の径よりも小さな小孔部34bとを連続して有す
る差込窓34を開設すると共に、同裏側抱持片32の自
由端側内面にストッパー段部35を設け、表側抱持片3
3の内面に上記差込窓34の小孔部34b側に移動した
ボタン55縁に係止する係止突起部36を設け、且つ、
両抱持片32・33の連結部37をストラップ52の取
付手段として利用する構成となしたものである。
【0031】依って、第四実施の形態に係る落下防止具
の下では、上記連結部37の内側にストラップ52を取
り付けた状態を得て、差込窓34の大孔部34a内にボ
タン55を差し込むと、ボタン55は表側抱持片33を
外方に押圧しながら内部に差し込まれるので、この状態
のまま、クリップ31を所定方向に引いて、今度は、ボ
タン55をストッパー段部35に当接するまで差込窓3
4の小孔部34b側に移動させると、表側抱持片33が
原形に復帰して、その係止突起部36をボタン55縁に
係止するので、これにより、図11に示す如く、U字形
状を呈するクリップ31がワイシャツ53のボタン55
側にワンタッチで止着される。
【0032】従って、斯るクリップ31の止着状態にあ
っても、例え、何かの理由で、身体を屈めて、移動電話
機51が胸ポケット54内から滑り落ちたとしても、ボ
タン55に止着されているクリップ31によって、移動
電話機51が床面や地面に誤って落下することを防止で
きる。
【0033】しかも、クリップ31は、図示する如く、
第1抱持部となる係止突起部36とストッパー段部35
でボタン55をその径方向から抱持し、第2抱持部とな
る表裏側の抱持片32・33でボタン55をその肉厚方
向から抱持することとなるので、やはり、クリップ31
がボタン55から容易に抜け外れることはないし、又、
クリップ31をボタン55から取り外す場合には、表側
抱持片33の自由端部側を外方へ開きながら、ボタン5
5を差込窓34の大孔部34a側に移動すれば、同様
に、クリップ31をボタン55から簡単に取り外せるこ
ととなる。
【0034】尚、上記の各実施の形態にあっては、ワイ
シャツ53のボタン55を利用して、移動電話51がワ
イシャツ53の胸ポケット54から落下することを防止
したものであるが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、背広の内ポケットのボタンを利用して、移動電
話機51が当該背広の内ポケットから落下することをも
防止できると共に、対象物に関しても、移動電話機51
に限定されるものではなく、ワイシャツ53の胸ポケッ
ト54や背広の内ポケット等に収められる小型の携帯用
カメラ等をも対象とできることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、移動電話機等の携帯品を接続したストラップに
取り付けられたクリップを衣服のボタンに止着するだけ
で、例え、携帯品が衣服のポケットから誤って滑り落ち
たとしても、当該クリップで携帯品を確実に受け止め
て、携帯品が床面や地面に落下することを有効に防止で
きることとなった。
【0036】この場合において、請求項1の下では、ク
リップの第1抱持部でボタンをその径方向から抱持し、
同第2抱持部でボタンをその肉厚方向から抱持すれば、
クリップがボタン側に止着される。請求項2の下では、
C字形状を呈するクリップの内側にボタンを差し込ん
で、クリップのC字状内面自体でボタンをその径方向か
ら抱持し、対向する抱持部でボタンをその肉厚方向から
抱持すれば、クリップがボタン側に止着される。
【0037】請求項3の下では、ボックス形状を呈する
クリップの内部にボタンを差し込んで、ボタン縁に係止
部を係止させて、クリップのボックス形状を画成する各
側壁でボタンをその径方向と肉厚方向から抱持すれば、
クリップがボタン側に止着される。請求項4の下では、
一対の抱持体でボタンを挾み付けて、一対の抱持体の各
対向面に設けられている抱持部でボタンをその径方向と
肉厚方向から抱持すれば、クリップがボタン側に止着さ
れる。請求項5の下では、U字形状を呈するクリップの
内部にボタンを差し込んで、ボタン縁に係止部を係止さ
せて、当該係止部とストッパー部でボタンをその径方向
から抱持し、一方と他方の抱持片でボタンをその肉厚方
向から抱持すれば、クリップがボタン側に止着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第一実施の形態に係る落下防
止具に供されるクリップを示す斜視図、(B)は図1A
のA−A線断面図である。
【図2】(A)はクリップを移動電話機のストラップと
一緒にワイシャツのボタンに止着した状態を示す要部正
面図、(B)は同断面図である。
【図3】第一実施の形態におけるクリップの変形例をボ
タンに止着した状態をもって示す正面図である。
【図4】(A)は第一実施の形態における別のクリップ
の変形例をボタンに止着した状態をもって示す正面図、
(B)は同側面図である。
【図5】(A)は第二実施の形態に係る落下防止具に供
されるクリップを示す斜視図、(B)は図5AのB−B
線断面図、(C)は図5AのC−C線断面図である。
【図6】(A)はクリップをストラップと一緒にワイシ
ャツのボタンに止着した状態を示す要部正面図で、
(B)は同断面図である。
【図7】(A)は第二実施の形態におけるクリップの変
形例を示す正面図、(B)は図7AのD−D線断面図で
ある。
【図8】(A)は第三実施の形態に係る落下防止具に供
されるクリップを示す斜視図、(B)は図8AのE−E
線断面図、(C)は図8AのF−F線断面図である。
【図9】(A)はクリップをストラップと一緒にワイシ
ャツのボタンに止着した状態を示す要部正面図、(B)
は同断面図である。
【図10】(A)は第四実施の形態に係る落下防止具に供
されるクリップを裏面側から示す斜視図、(B)は図1
0AのG−G線断面図である。
【図11】クリップをストラップと一緒にワイシャツのボ
タンに止着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 開口 3 操作突起部(操作部) 4 取付片部(取付部) 4a 挿通孔 5 抱持片部(抱持部) 11 クリップ 12 開放口 13a 裏側壁 13b 表側壁 13c 側壁 13d 側壁 14 移動通路部 15 弾性片 17 係止突起部(係止部) 18 操作片部(操作部) 21 クリップ 22 抱持体 23 抱持体 26 凹部 26a 凹部の底面(抱持部) 26b 凹部の側面(抱持部) 27 凹部 27a 凹部の底面(抱持部) 27b 凹部の側面(抱持部) 28 挿通孔(取付部) 31 クリップ 32 裏側抱持片(一方の抱持片) 33 表側抱持片(他方の抱持片) 34 差込窓 34a 差込窓の大孔部 34b 差込窓の小孔部 35 ストッパー段部(ストッパー部) 36 係止突起部(係止部) 37 連結部(取付部) 51 移動電話機(携帯品) 52 ストラップ 53 ワイシャツ 54 胸ポケット 55 ボタン 56 糸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯品を接続するストラップと、該スト
    ラップに取り付けられて衣服のボタンに止着されるクリ
    ップとから成る携帯品の落下防止具であって、クリップ
    は、ストラップを取り付ける取付部と、ボタンをその径
    方向から対向して抱持する第1抱持部と、ボタンをその
    肉厚方向から対向して抱持する第2抱持部とを有するこ
    とを特徴とする携帯品の落下防止具。
  2. 【請求項2】 携帯品を接続するストラップと、該スト
    ラップに取り付けられて衣服のボタンに止着されるクリ
    ップとから成る携帯品の落下防止具であって、クリップ
    は、内側にボタンを差し込めるC字形状を呈し、該C字
    形状を呈するクリップの開口と反対側の外面に一対の操
    作部を設けると共に、該各操作部が存在しない外面にス
    トラップを取り付ける取付部を設ける一方、クリップの
    内側縁にボタンをその肉厚方向から対向して抱持する抱
    持部を設けたことを特徴とする携帯品の落下防止具。
  3. 【請求項3】 携帯品を接続するストラップと、該スト
    ラップに取り付けられて衣服のボタンに止着されるクリ
    ップとから成る携帯品の落下防止具であって、クリップ
    は、開放口を有して内部にボタンを差し込めるボックス
    形状を呈し、該ボックス形状を呈するクリップのボタン
    の肉厚方向に位置する一方の側壁に上記開放口から連続
    する糸の移動通路部を設ける一方、他方の側壁の内面に
    ボタン縁に係止する係止部を設けると共に、同他方の側
    壁に当該係止部のボタン縁に対する係止を解く操作部を
    設け、且つ、クリップにストラップを取り付ける取付部
    を設けたことを特徴とする携帯品の落下防止具。
  4. 【請求項4】 携帯品を接続するストラップと、該スト
    ラップに取り付けられて衣服のボタンに止着されるクリ
    ップとから成る携帯品の落下防止具であって、クリップ
    は、開閉可能に軸支されて閉状態に弾性付勢される一対
    の抱持体を備え、該各抱持体の対向面にボタンをその径
    方向から対向して抱持する抱持部と、ボタンをその肉厚
    方向から対向して抱持する抱持部とを設ける一方、抱持
    体のいずれか一方にストラップを取り付ける取付部を設
    けたことを特徴とする携帯品の落下防止具。
  5. 【請求項5】 携帯品を接続するストラップと、該スト
    ラップに取り付けられて衣服のボタンに止着されるクリ
    ップとから成る携帯品の落下防止具であって、クリップ
    は、内部にボタンを差し込めるU字形状を呈し、該U字
    形状を呈するクリップの一方の抱持片にボタンの径より
    も大きな大孔部とボタンの径よりも小さな小孔部とを連
    続して有する差込窓を設けると共に、該一方の抱持片の
    内面にボタンの移動を規制するストッパー部を設け、他
    方の抱持片の内面に上記差込窓の小孔部側に移動したボ
    タン縁に係止する係止部を設け、且つ、一方と他方の抱
    持片の連結域にストラップを取り付ける取付部を設けた
    ことを特徴とする携帯品の落下防止具。
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