JPH1120703A - 手押し運搬車 - Google Patents

手押し運搬車

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JPH1120703A
JPH1120703A JP17230297A JP17230297A JPH1120703A JP H1120703 A JPH1120703 A JP H1120703A JP 17230297 A JP17230297 A JP 17230297A JP 17230297 A JP17230297 A JP 17230297A JP H1120703 A JPH1120703 A JP H1120703A
Authority
JP
Japan
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frame
wheels
loading frame
arc
cart
Prior art date
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Application number
JP17230297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Shigematsu
繁雄 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIGEMATSU KOGYO KK
Original Assignee
SHIGEMATSU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHIGEMATSU KOGYO KK filed Critical SHIGEMATSU KOGYO KK
Priority to JP17230297A priority Critical patent/JPH1120703A/ja
Publication of JPH1120703A publication Critical patent/JPH1120703A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B1/00Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor
    • B62B1/18Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows
    • B62B1/186Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows comprising an additional wheel, e.g. mounted on the struts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B1/00Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor
    • B62B1/18Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows
    • B62B1/24Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows involving tiltably-mounted containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2203/00Grasping, holding, supporting the objects
    • B62B2203/02Grasping, holding, supporting the objects suspended
    • B62B2203/04Grasping, holding, supporting the objects suspended pivotally, e.g. for keeping it horizontally

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】凸凹道や片側に傾斜面のある路面を運行する際
に、フレームが傾いても積み荷を水平に保ち、バランス
を崩すことのない手押し運搬車を提供すること。 【解決手段】左右一対の車輪2,2 を具備するとともに、
後部にハンドル3を設けた枠状のフレーム1に、下方へ
湾曲させた弧状支持杆4を前後に一定間隔をあけて架設
し、同フレーム1の内側に、前記弧状支持杆4上を転動
する転動輪6を具備した積載用枠体5を配置し、同転動
輪6を介して積載用枠体5を揺動自在に支持して、フレ
ーム1の傾きにかかわらず、積載用枠体5を水平状態に
維持可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手押し運搬車に関
し、詳しくは、農作物やその他の品物を収容したコンテ
ナ等を1個、あるいは複数個積載し、路面に凸凹があっ
たり、片側に傾斜していてもバランスを良好に保ちつつ
手押しにより運搬可能とした手押し運搬車に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、農作物や様々な物品を収容したコ
ンテナ等を積載し、容易に運搬することのできる手押し
運搬車があった。
【0003】例えば農家等では、収穫した野菜や果実等
をコンテナに収容し、収穫場所から搬送用のコンベヤ装
置、あるいは停車させているトラック等まではかかる手
押し運搬車を用いて運搬することが多い。
【0004】手押し運搬車の構成は、コンテナ載置部を
有するフレームに左右一対の車輪を設け、同フレームの
後端に手押し用ハンドルを連設したリヤカータイプのも
のや一つのタイヤを設けた一輪車タイプのものが一般的
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
手押し運搬車には、下記の解決すべき課題が残されてい
た。
【0006】すなわち、一輪車タイプのものは小型で小
回りはきくものの安定性が悪く、慣れないものにとって
はきわめて扱いにくいものであった。
【0007】他方、リヤカータイプのものは、積載量も
多くとれ、安定性も一輪車タイプのものよりははるかに
優るが、運搬するものが農作物などの場合、畦道や農道
には凸凹が多く、かかる凸凹道を手押し運搬車で通る場
合は、運搬車が左右に振れ、同時に積載したコンテナも
大きく左右に振れたりして不安定であった。特に、コン
テナ内に収容したものがスイカなどの重量物であった
り、コンテナを複数段積載した場合はなおさらである。
【0008】また、ミカン畑などでは傾斜地を通ること
が多く、運搬車が傾いた状態で運搬しなければならず、
不安定な状態の運搬車を支えるために、使用者の腕に大
きな負担がかかるものであった。したがって、場合によ
っては支えきれずに横転したり、積載したコンテナやコ
ンテナ内の収容物を運搬車から落下させてしまうおそれ
があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る手押し運搬車を提供することを目的としている。
【0010】
【発明が解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明では、左右一対の車輪を具
備するとともに、後部にハンドルを設けた枠状のフレー
ムに、下方へ湾曲させた弧状支持杆を前後に一定間隔を
あけて架設し、同フレームの内側に、前記弧状支持杆上
を転動する転動輪を具備した積載用枠体を配置し、同転
動輪を介して積載用枠体を揺動自在に支持して、フレー
ムの傾きにかかわらず、積載用枠体を水平状態に維持可
能とした。
【0011】また、請求項2記載の本発明では、前記左
右一対の車輪を、フレームの外側に配置した。
【0012】また、請求項3記載の本発明では、前記左
右一対の車輪を、フレームの内側に配置した。
【0013】また、請求項4記載の本発明では、前記弧
状支持杆に、転動輪に当接して積載用枠体の揺動量を規
制するストッパを設けた。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明では、前記
フレームに、積載用枠体を支持固定する揺動ロック機構
を設けた。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、左右一対の車輪を具備
するとともに、後部にハンドルを設けた枠状のフレーム
に、下方へ湾曲させた弧状支持杆を前後に一定間隔をあ
けて架設し、同フレームの内側に、前記弧状支持杆上を
転動する転動輪を具備した積載用枠体を配置し、同転動
輪を介して積載用枠体を揺動自在に支持して、フレーム
の傾きにかかわらず、積載用枠体を水平状態に維持可能
としたものである。
【0016】すなわち、凸凹の多い路上や傾斜地を通る
場合、片側車輪が落ち込んだり、乗り上げたりしてフレ
ームが斜めに傾いた場合、弧状支持杆もフレーム同様に
傾くが、積載用枠体は、これに取付けた転動輪を介して
弧状支持杆に支持されているので、転動輪が弧状支持杆
上を相対的に転動して揺動することになり、積載用枠体
は水平姿勢を維持することができる。
【0017】したがって、積載したコンテナ等の積載物
の重心位置は変化することがないので、積載物を含む運
搬車全体のバランスが崩れることがなく、また、バラン
スを保つために手押しする腕に多大な負担をかけること
がないので楽な運搬作業が行え、作業能率も向上する。
このように、運搬従事者は凸凹や傾斜を気にすることな
く安全に運搬作業を行える。
【0018】ところで、前記左右一対の車輪は、フレー
ムの外側に配置してリヤカータイプのように構成した
り、あるいは、フレームの内側にトレッド間距離を小さ
くして設けることもできる。
【0019】すなわち、リヤカータイプでは、フレーム
高さを低くして重心を下げることができるが、手押し運
搬車の用途が、畦道などのように道幅が狭い所での使用
が主となるものであれば、トレッド間距離を小さくした
タイプのものが使い易い。
【0020】しかも、一対の車輪からなるので、一輪車
と異なり安定性もあって扱い易く、また、接地面の広い
ローラタイプとも異なり、旋回時などでは片側の接地面
を中心にして旋回可能となるので小回りもきく。
【0021】なお、この場合は、積載用枠体と車輪との
干渉を回避するために、フレーム高さを車輪の径に合わ
せて高くする必要があり、重心位置がリヤカータイプに
比べて高くなってしまうが、積載用枠体が水平維持され
る構成には変わりなく、バランスは良好であり、転倒な
どのおそれがなく安全、かつ円滑に運搬することができ
る。
【0022】さらに、前記弧状支持杆には、転動輪に当
接して積載用枠体の揺動量を規制するストッパを設ける
ことが好ましい。
【0023】すなわち、前記転動輪は、積載用枠体に取
付金具を介して回動自在に取付けられているが、揺動量
が大きくなりすぎると、片側の転動輪が弧状支持杆の端
部を通り超して離脱するおそれがあるので、弧状支持杆
の最下点を挟んだ両側方に、積載用枠体の揺動量に見合
う幅をあけて弾力性を有する部材からなるストッパを取
付けるものである。
【0024】このストッパにより、転動輪がフレームか
ら脱落して積載用枠体の支持が外れたりすることを防止
できる。
【0025】また、前記フレームに、積載用枠体を支持
固定する揺動ロック機構を設けることができ、平坦路で
使用する場合には積載用枠体を水平状態に固定して通常
の運搬車のように使用することができる。
【0026】以上説明してきたように、本発明では、凸
凹道や片側が傾斜した道で使用する場合でも、積載物を
水平状態に保つことができるのでバランスが良好とな
り、安全に運搬することができる。バランスが良好なの
で、コンテナなどを多段に積んで使用することもできる
ので運搬効率も向上する。
【0027】
【実施例】
(第1実施例)以下、添付図に基づいて、本発明の第1
実施例を説明する。
【0028】図1は第1実施例に係る手押し運搬車Aの
正面図、図2は同平面図、図3は同左右側面図、図4は
同背面図、図5は同底面図、図6は同分解斜視図であ
る。
【0029】図1に示すように、本実施例に係る手押し
運搬車Aは、野菜や果実などを収容可能としたコンテナ
Cを1〜3個並列に、さらにはその上に段積みして運搬
可能としている。
【0030】1は矩形枠状に形成したフレームであり、
同フレーム1の側部枠10,11 の外側方に左右一対のタイ
ヤを装着した車輪2,2 を取付けるとともに、フレーム1
の後部枠12の両端部からは斜め上方へ伸延するハンドル
3を連設し、さらに、同フレーム1の前後方向に一定間
隔をあけて、下方へ湾曲させたパイプ状の弧状支持杆4,
4 を側部枠10,11 間に架設している。20は車軸である。
【0031】5はコンテナCを3個載置可能とした矩形
形状の積載用枠体であり、図7に示すように、フレーム
1の内側に配置しており、同積載用枠体5の左右枠部5
0,51それぞれに、前記弧状支持杆4,4 上を転動する二個
の転動輪6,6 を取付けている(図2、図5参照)。
【0032】すなわち、同積載用枠体5は、これら四個
の転動輪6,6,6,6 を介して弧状支持杆4,4 上に揺動自在
に支持されており、フレーム1の傾きにかかわらず、積
載用枠体5を水平状態に維持可能としている。
【0033】例えば、手押し運搬車Aを凸凹道や傾斜の
ある道で使用する場合に、図8に示すように、一側の車
輪2が沈み、他側の車輪2が浮いた状態であると、フレ
ーム1も傾くものであるが、この傾きに対して積載用枠
体5は転動輪6,6,6,6 が弧状支持杆4,4 上を相対的に転
動して揺動し、結果的に水平状態を維持する。
【0034】このように、パイプからなる弧状支持杆4
上に転動輪6を介して積載用枠体5を支持しているの
で、フレーム1の傾きにかかわらず積載用枠体5は水平
状態を維持することができ、積載したコンテナCの重心
位置は変化することがないので同コンテナCを含む手押
し運搬車A全体のバランスが崩れることがなく、運搬従
事者は凸凹や傾斜を気にすることなく安全に運搬作業を
行える。
【0035】また、コンテナCは常に水平状態に維持さ
れるので、コンテナCに農作物などの収容物を略山盛り
に詰めてあっても収容物が落下したりするおそれもな
い。
【0036】7は弧状支持杆4に設けたストッパであ
り、前記各転動輪6に当接して積載用枠体5の揺動量を
規制するものである。
【0037】すなわち、各転動輪6は、積載用枠体5に
取付金具60を介してそれぞれ回動自在に取付けられてい
るが、揺動量が大きくなりすぎると、片側の転動輪6が
弧状支持杆4の端部を通り超して離脱するおそれがあ
る。そこで、弧状支持杆4の最下点を挟んだ両側方に、
積載用枠体5の揺動量に見合う幅をあけてこのストッパ
7を設けている。本実施例では、積載用枠体5の最大揺
動角度を左右それぞれ10度に規制している。70はストッ
パ取付部材である。
【0038】なお、同ストッパ7は、転動輪6とストッ
パ7との衝突時のショックを和らげるために、弾力性を
有するゴムなどで形成することが好ましい。このよう
に、ストッパ7を設けたことにより、各転動輪6がフレ
ーム1から脱落して積載用枠体5の支持が外れたりする
おそれがない。
【0039】また、フレーム1に、積載用枠体5を支持
固定する揺動ロック機構Bを設けることができる。
【0040】すなわち、揺動ロック機構Bは、手押し運
搬車Aを平坦路で使用する場合には積載用枠体5を水平
状態に固定して通常の運搬車のように使用できるように
するためのもので、本実施例では、図9に示すように、
フレーム1の後部枠12に設けている。
【0041】14,14 は後部枠12に設けたピン挿通孔であ
り、同挿通孔14,14 中にロックピン8,8 をスプリング8
0,80 を介して挿通し、ロックピン8,8 の基端を、操作
レバー81により進退される連結板82に連設している。
【0042】そして、操作レバー81の基端部83をカム状
に形成し、同基端部83を回動自在に枢支している。
【0043】したがって、図9(a)に示すように、操
作レバー81の回動操作によりカム状の基端部83が前記連
結板82を押圧し、スプリング80,80 に抗してロックピン
8,8の先端部が積載用枠体5の下部に達するまで押し込
まれ、積載用枠体5の揺動がロックされる。
【0044】また、図9(b)に示すように、操作レバ
ー81を逆方向に回動操作すると、ロックピン8,8 はスプ
リング80,80 の付勢により後退し、積載用枠体5はフリ
ーな状態となる。
【0045】ここで、本実施例に係る手押し運搬車Aの
その他の構成について説明すると、図1〜図6におい
て、15,16 は後側抜け止め具、前側抜け止め具であり、
積載用枠体5が抜け出るのを防止するために、フレーム
1の後部枠12と前部枠13とに設けている。
【0046】前側抜け止め具16は、図10に示すよう
に、前部枠13の中央に取付けた取付片16a のピン挿通孔
16b にスプリング16c を介して先端にローラ体16e を設
けた抜け止めピン16d を取付け、同抜け止めピン16d を
進退自在に構成しており、後側抜け止め具15は、先端に
ローラ体15e を設けた抜け止めピン15d を取付片15a に
固定している。
【0047】一方、積載用枠体5の前後端面には弧状の
係合片52,52 を連設しており、同係合片52,52 は、積載
用枠体5をフレーム1内に配設したときには、図7に示
すように、前記抜け止めピン15d,16d とフレーム1の前
・後部枠13,12 の上面との間隙内に位置するようにして
いる。
【0048】したがって、積載用枠体5を配設する場合
は、先ず、後端側の係合片52を後側抜け止め具15の抜け
止めピン15d と後部枠12との間に差し込むようにして後
側の転動輪6,6 を弧状支持杆4上に載せ、次いで、前側
抜け止め具16の抜け止めピン16d を後退させて前側の転
動輪6,6 を弧状支持杆4上に載せ、抜け止めピン16dを
スプリング16c により進出させて、積載用枠体5の前端
側の係合片52も抜け止めピン16d と前部枠13との間隙内
に位置させるものである。積載用枠体5を取り外す場合
は、上記手順の逆に行えばよい。
【0049】このように、積載用枠体5は着脱自在とな
っているので(図6参照)、フレーム1、あるいは積載
用枠体5をそれぞれ個別にメンテナンスすることがで
き、維持管理が容易である。
【0050】また、17,17 は脚部であり、フレーム1の
後端両側にV字状に形成しており、同脚部17,17 と車輪
2,2 とが接地して地上に安定した状態で設置されるの
で、コンテナCの積み降ろしも安全である。
【0051】(第2実施例)次に、第2実施例に係る手
押し運搬車A'について説明する。図11は第2実施例に
係る運搬車A'の正面図、図12は同平面図である。
【0052】本実施例に係る手押し運搬車A'と第1実施
例に係る手押し運搬車Aとの違いは車輪2,2 の配設位置
にあり、本実施例では、左右一対の車輪2,2 を、フレー
ム1の内側に配置している。
【0053】すなわち、図11及び図12に示すよう
に、弧状支持杆4同士の略中間位置で、フレーム1の側
部枠10,11 間に支承部材25を架設するとともに、同支承
部材25の内側寄りに二つの車軸受け26,26 を垂設し、同
車軸受26,26 間に車軸27を介して一対の車輪2,2 を取付
けている。なお、支承部材25は、積載用枠体5が最大揺
動した位置でも干渉することのないようにフレーム1の
下面よりも下方に位置させている。
【0054】このように、本実施例に係る手押し運搬車
A'は、第1実施例同様に、凸凹道や片側傾斜の道を運行
する場合であってもコンテナCなどの積載物を水平に維
持してバランスを良好に保ち、手押しする腕に大きな負
担をかけたりすることがないという大きな効果を有する
とともに、車輪2,2 のトレッド間距離がきわめて小さい
ので、畦などの狭い路面での運行に適しており、しか
も、一輪車と異なり走行安定性も高く扱い易い。
【0055】さらに、旋回時などでは片側車輪2のみ接
地させてターン可能となるので抵抗が小さく小回りがき
き、走行性能がよい。
【0056】また、本実施例の変形として、車輪2,2 の
トレッド間距離をもう少し拡げて走行安定を向上させた
り(図13、図14参照)、あるいは、車輪2,2 を平面
視でハの字状に取付けて直進性を向上させたりすること
ができる。なお、トレッド間距離は、運行する畦などの
幅を勘案して決定するとよい。
【0057】本実施例における他の構成は第1実施例と
略同様であるが、ここでは、車輪2,2 をフレーム1の内
側に配設しているので、フレーム1の地上高さが高くな
っており、これに伴って脚部17' の長さも長くしてい
る。なお、本実施例では、脚部17' をフレーム1の後部
枠12中央位置にW字状に設けているが、第1実施例同様
に後部枠12の左右両端側に別々に設けてよいことは当然
である。
【0058】(第3実施例)次に、第3実施例に係る手
押し運搬車A'' について説明する。図13は第3実施例
に係る運搬車A'' の平面図、図14は同側面図である。
【0059】本実施例に係る手押し運搬車A'' は、前述
した第2実施例A'の変形例に、左右一対の後輪W,W を設
けたものである。このように、4輪で接地しているので
より安定性が向上するとともに、ハンドル3を持上げな
くても運行可能となって、運搬時の負担が少ない。
【0060】ところで、本実施例においては、後輪W,W
をそれぞれ独立して設けているが、前側の(車輪2,2 )
同様に共通の車軸に取付けてもよい。
【0061】また、他の実施例として、左右一対の後輪
W,W に代えて、単輪である尾輪を取付けることもでき
る。
【0062】さらに、各実施例とも、ハンドル3等の大
きさや形状等は適宜変更しても構わない。
【0063】以上、各実施例を通して説明してきたよう
に、本発明では、運搬時に積載したコンテナ等の積載物
の重心位置が変化することがなく、積載物を含む運搬車
全体のバランスが崩れることがないので、運搬従事者は
凸凹や傾斜を気にすることなく安全に運搬作業を行え、
バランスを保つために、手押しする腕に多大な負担をか
けることもないので運搬作業が楽になり、作業能率が向
上する。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明してきたような形態
で実施され、以下のような効果を奏する。
【0065】請求項1記載の本発明では、左右一対の
車輪を具備するとともに、後部にハンドルを設けた枠状
のフレームに、下方へ湾曲させた弧状支持杆を前後に一
定間隔をあけて架設し、同フレームの内側に、前記弧状
支持杆上を転動する転動輪を具備した積載用枠体を配置
し、同転動輪を介して積載用枠体を揺動自在に支持し
て、フレームの傾きにかかわらず、積載用枠体を水平状
態に維持可能としたので、積載したコンテナ等の積載物
の重心位置が変化することがなく、積載物を含む運搬車
全体のバランスが崩れることがない。したがって、運搬
従事者は凸凹や傾斜を気にすることなく安全に運搬作業
を行え、バランスを保つために、手押しする腕に多大な
負担をかけることがないので運搬作業が楽になり、作業
能率も向上する。
【0066】請求項2記載の本発明では、前記左右一
対の車輪を、フレームの外側に配置したことにより、上
記の効果に加え、運搬作業時の安定性が増し、安全性
も高まる。
【0067】請求項3記載の本発明では、前記左右一
対の車輪を、フレームの内側に配置したことにより、上
記の効果に加え、トレッド間距離が小さくなって、狭
い畦道などの運行が容易に行える。
【0068】請求項4記載の本発明では、前記弧状支
持杆に、転動輪に当接して積載用枠体の揺動量を規制す
るストッパを設けたことにより、上記及び又はの
効果に加え、積載用枠体がフレームから離脱したりする
ことを防止し、安全性をより高めることができる。
【0069】請求項5記載の本発明では、前記フレー
ムに、積載用枠体を支持固定する揺動ロック機構を設け
たことにより、上記〜の効果に加え、積載部分がフ
レームと一体化した通常の運搬車としても選択的に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る手押し運搬車の正面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】同左右側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】同底面図である。
【図6】同分解斜視図である。
【図7】積載用枠体の支持状態を示す説明図である。
【図8】積載用枠体の傾動状態を示す説明図である。
【図9】揺動ロック機構の説明図である。
【図10】抜け止め具の説明図である。
【図11】第2実施例に係る手押し運搬車の正面図であ
る。
【図12】同手押し運搬車の平面図である。
【図13】第3実施例に係る手押し運搬車の平面図であ
る。
【図14】同手押し運搬車の側面図である。
【符号の説明】
A 手押し運搬車 B 揺動ロック機構 C コンテナ 1 フレーム 2 車輪 4 弧状支持杆 5 積載用枠体 6 転動輪 7 ストッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の車輪(2),(2) を具備するととも
    に、後部にハンドル(3) を設けた枠状のフレーム(1)
    に、下方へ湾曲させた弧状支持杆(4),(4) を前後に一定
    間隔をあけて架設し、同フレーム(1) の内側に、前記弧
    状支持杆(4),(4) 上を転動する転動輪(6),(6),(6),(6)
    を具備した積載用枠体(5) を配置し、同転動輪(6),(6),
    (6),(6) を介して積載用枠体(5) を揺動自在に支持し
    て、フレーム(1) の傾きにかかわらず、積載用枠体(5)
    を水平状態に維持可能としたことを特徴とする手押し運
    搬車。
  2. 【請求項2】前記左右一対の車輪(2),(2) を、フレーム
    (1) の外側に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    手押し運搬車。
  3. 【請求項3】前記左右一対の車輪(2),(2) を、フレーム
    (1) の内側に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    手押し運搬車。
  4. 【請求項4】前記弧状支持杆(4),(4) に、転動輪(6) に
    当接して積載用枠体(5) の揺動量を規制するストッパ
    (7) を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の手押し運搬車。
  5. 【請求項5】前記フレーム(1) に、積載用枠体(5) を支
    持固定する揺動ロック機構(B) を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の手押し運搬車。
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