JPH11206046A - 永久磁石モータ及びその着磁方法 - Google Patents

永久磁石モータ及びその着磁方法

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JPH11206046A
JPH11206046A JP10004013A JP401398A JPH11206046A JP H11206046 A JPH11206046 A JP H11206046A JP 10004013 A JP10004013 A JP 10004013A JP 401398 A JP401398 A JP 401398A JP H11206046 A JPH11206046 A JP H11206046A
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JP
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rotor
permanent magnet
stator
hole
magnet motor
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JP10004013A
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English (en)
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Hitoo Togashi
仁夫 富樫
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの構造を複雑化することなく容易にそ
のトルク特性を高めることのできる永久磁石モータ及び
その着磁方法を提供する。 【解決手段】 固定子2の中央部に形成された空間に回
転子1を回転可能に収容し、固定子2には、回転子1を
包囲する複数位置に回転子1の回転軸と平行に配置され
た複数相の巻線32、33、34が配設される。回転子
1には、鉄心中央部11及びそれを包囲する複数の鉄心
外周部14間に低透磁率部が配設されるとともに、その
低透磁率部に永久磁石5が配設されている。また、回転
子1には、永久磁石5から固定子2に向かう磁束を回転
子1の回転方向へ偏倚させるためのスリット状の貫通孔
17が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子内部に永久
磁石を埋め込んだ永久磁石モータ及びその着磁方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】回転子内部に永久磁石を埋め込んだ永久
磁石モータ(以下、単にIPM(Interior P
ermanent Magnet)モータと記す)は、
永久磁石によるマグネットトルクに加え回転子の突極性
に起因するリラクタンストルクを利用できるため、小型
で高効率なモータとして近年電気自動車の駆動用モータ
等に適用されている。そしてこのIPMモータのトルク
特性を高めるために様々な技術が提案されている。例え
ば特開平8−331783号公報に示されるIPMモー
タが知られており、同公報のIPMモータにおいては、
1極あたりの永久磁石を回転子半径方向に2分割し、分
割された回転子外周側の永久磁石と回転子内周側永久磁
石との間に固定子巻線による磁束の通路が設けられてい
る。すなわち、ここでは前記磁束の通路を設けることに
よって、リラクタンストルクを増加させてIPMモータ
のトルク特性を高める技術が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記IPM
モータのトルク特性を高めるために、例えば磁極数すな
わち永久磁石の数を増やしたりすると、回転子の構成が
複雑化するという不都合が生じる。また磁極の永久磁石
の構成を上記公報に示されるようなものとすると、その
永久磁石の製造に手間がかかるという不都合が生じたり
する。それらはまた、モータ全体の構造を複雑化させた
り、その製造工程を増加させてしまう要因ともなってい
る。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、モータの構造を複雑化することなく容易にそ
のトルク特性を高めることのできる永久磁石モータ及び
その着磁方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の永久磁石モータ
は、固定子の中央部に形成された空間に回転子を回転可
能に収容し、前記固定子には前記回転子を囲繞する複数
位置に複数相の巻線が配設される一方、前記回転子には
鉄心中心部とそれを囲繞する鉄心外周部との間に永久磁
石が配設された永久磁石モータにおいて、前記回転子
は、前記永久磁石から前記固定子に向かう磁束を同回転
子の回転方向へ偏倚させる偏倚手段を有して構成され
る。このような構成においては、永久磁石から発生して
前記巻線を貫通する磁束が偏倚手段によって回転子の回
転方向に偏倚されているため、マグネットトルクが最大
値をとる巻線電流の無負荷誘導起電力に対する位相角が
変化して、マグネットトルクが最大値をとる同位相角と
リラクタンストルクが最大値をとる同位相角との差が小
さくなる。そのとき、マグネットトルクとリラクタンス
トルクとによる合成トルクの最大値が増す。
【0006】具体的には、前記偏倚手段は、前記永久磁
石及び前記固定子間に設けられるとともに同じく前記回
転子の回転軸方向に貫通してその固定子側端部が同回転
子の回転方向に対し前方に傾きを持つスリット状の第2
の貫通孔から構成される。この具体的構成においては、
空気が鉄心よりも透磁率が低いため、永久磁石から発生
した磁束は、第2の貫通孔の傾きに沿って、回転子の回
転方向に対して前方に偏倚する。
【0007】さらに具体的には、前記第2の貫通孔のス
リット幅が前記回転子の鉄心中心部と鉄心外周部との間
にあって同回転子の回転軸方向に貫通するスリット状の
第1の貫通孔のスリット幅よりも狭く構成される。この
具体的構成においては、第2の貫通孔の幅を、低透磁率
部(第1の貫通孔)の幅より小さくすることによって、
第2の貫通孔が巻線のつくる磁界に与える影響が同第1
の貫通孔が与える影響より小さくなる。すなわち、第2
の貫通孔のリラクタンストルクに与える影響を小さくで
きる。
【0008】また、具体的に前記偏倚手段は、前記回転
子と前記固定子との間のギャップ幅について、前記永久
磁石の回転子回転方向前方のギャップ幅を第1のギャッ
プ幅、同永久磁石の回転子回転方向後方のギャップ幅を
第2のギャップ幅とするとき、( 第1のギャップ幅
< 第2のギャップ幅 )なる異なるギャップ幅をもっ
て構成される。この具体的構成においては、ギャップ幅
が小さいほど磁束が通り易いため、永久磁石から発生す
る磁束は、ギャップ幅の小さい方向に偏倚する。
【0009】さらに具体的には、前記回転子は、前記第
2のギャップ幅を確保すべくその対応する外周面がその
回転軸方向に沿って削り取られた偏平部を有して構成さ
れる。この具体的構成によれば、上記( 第1のギャッ
プ幅 < 第2のギャップ幅)なる異なるギャップ幅を
容易に構成できる。
【0010】また、具体的に前記偏倚手段は、前記回転
子に対する前記永久磁石の偏倚した配設をもって構成さ
れる。この具体的構成においては、回転子に対して永久
磁石が偏倚して配設されるため、その偏倚に対応して永
久磁石から発生する磁束も回転子の回転方向に対して前
方に偏倚する。
【0011】さらに具体的には、前記回転子の各磁極は
各々形状の異なる二個の永久磁石によって形成され、そ
れら各磁極を形成する二個の永久磁石が前記固定子側に
向かって開いたV字状を成すように偏倚して配設され
る。この具体的構成においては、回転子の各磁極におい
て二個の永久磁石が偏倚して配設されるため、その偏倚
に対応して永久磁石から発生する磁束は、より好適に回
転子の回転方向に対して前方に偏倚する。
【0012】また、具体的に前記偏倚手段は、前記回転
子のN極を形成する永久磁石にあっては同回転子の回転
方向前方に傾斜し、前記回転子のS極を形成する永久磁
石にあっては同回転子の回転方向後方に傾斜する磁化方
向の偏倚をもって構成される。この具体的構成において
は、永久磁石から発生する磁束は、永久磁石の磁化方向
に傾いて発生するため、回転子の回転方向に対して前方
または後方に偏倚する。
【0013】また、本発明の永久磁石モータの着磁方法
は、固定子の中央部に形成された空間に回転子を回転可
能に収容し、前記固定子には前記回転子を囲繞する複数
位置に複数相の巻線が配設される一方、前記回転子には
鉄心中心部とそれを囲繞する鉄心外周部との間に永久磁
石が配設される永久磁石モータの、前記永久磁石に着磁
を行う方法であって、前記回転子のN極を形成する永久
磁石についてはその磁化方向が同回転子の回転方向前方
に傾斜するように着磁し、前記回転子のS極を形成する
永久磁石についてはその磁化方向が同回転子の回転方向
後方に傾斜するように着磁することを特徴とする。この
方法において着磁された永久磁石から発生する磁束は、
永久磁石の磁化方向に傾いて発生するため、回転子の回
転方向に対して前方または後方に偏倚する。
【0014】具体的には、前記回転子の鉄心外周部に同
回転子の回転軸方向に貫通する貫通孔を設ける工程と、
前記永久磁石への着磁時、該貫通孔に回転子固定治具を
挿入して同治具を前記回転子の外部で固定する工程と、
前記永久磁石への着磁後、前記回転子固定治具を前記貫
通孔から離脱せしめるとともに、同貫通孔を高透磁率材
料にて充填する工程とを備える。この具体的方法におい
ては、永久磁石への着磁時、回転子の固定が回転子出力
軸の固定による他、前記回転子固定治具を用いて行うこ
とができ、前記磁化方向を傾斜させる着磁が好適に行わ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】(IPMモータのトルク)実施の
形態の説明の前にIPMモータのトルクについて説明す
る。
【0016】突極性モータのトルクは、d−q軸座標を
用いたモータの出力式(省略)から一般に下式のように
導き出される。 T = Pn Φa Iq + Pn (Ld −Lq )Id Iq ・・・・・ (1) ここで、Pn は極対数、Φa は永久磁石による電機子鎖
交磁束、Id ,Iq はそれぞれ電機子(巻線)電流Iの
d,q軸成分、Ld ,Lq はそれぞれd,q軸インダク
タンスを表わす。
【0017】上記(1)式において、第1項がマグネッ
トトルク、第2項がリラクタンストルクに相当する。す
なわち、回転子が突極性を有するモータにおいては、巻
線による磁気回路のd軸(鎖交磁束Φa の方向)方向の
磁気抵抗とq軸(極間方向)方向の磁気抵抗が異なるた
め、d軸インダクタンスLd とq軸インダクタンスLq
に差が生じ、上記(1)式の(Ld −Lq )がゼロとな
らずリラクタンストルクが発生する。なお、このリラク
タンストルクは、鎖交磁束Φa に関係なく、すなわち界
磁がなくても発生する。また、通常の突極性モータにお
いてはLd >Lq となるが、前記IPMモータにおいて
は、一般にLd <Lq となり逆突極性を示す。
【0018】また、d−q座標軸上でq軸(鎖交磁束Φ
a により発生する無負荷誘導起電力E0 のベクトル方
向)からの電機子電流Iの進み角(以下、電流位相差角
と記す)をθとして、IPMモータにおける鎖交磁束Φ
a 、電機子電流I等を同d−q座標軸上に示すと図12
のようになる。なお、同図12においてd軸が鎖交磁束
Φa のベクトル方向とされる。
【0019】そして、 Id =−Isinθ, Iq =Iconθ とし、それぞれを上記(1)式に代入してマグネットト
ルクTm及びリラクタンストルクTrを前記電流位相差
角θの関数として書き換えると下式となる。 Tm= Pn Φa Iconθ ・・・・・ (2) Tr= 1/2{Pn (Lq −Ld )I2 sin2θ} ・・・・・ (3) この(2)式及び(3)式に基づき、マグネットトルク
Tm,リラクタンストルクTr及びそれらを加算した合
成トルクTを前記電流位相差角θをパラメータとして図
示すると図13のようになる。
【0020】同図13に示されるように、マグネットト
ルクTmは、電流位相差角θが0°すなわち電機子電流
Iと無負荷誘導起電力E0 とが同相のとき最大値Mmax
をとり、一方リラクタンストルクTrは、同位相差角θ
が45°のとき最大値Rmaxをとることから、その合成
トルクTは、同位相差角θが25°近傍においてその最
大値Tmax をとる。そしてこの合成トルクの最大値Tma
x は、マグネットトルクの最大値Mmax より大きいもの
となる。
【0021】このように、IPMモータにおいてはその
合成トルクTは前記電流位相差角θにより変化するた
め、この電流位相差角θをインバータ等により適宜制御
して、例えば常に合成トルクの最大値Tmax で運転する
最大トルク制御等が行われている。
【0022】以下、本発明の実施の形態につき、図面に
沿って具体的に説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態における永久磁石モ
ータ(IPMモータ)は、図1及び図2に示すように、
円筒状の固定子2の中央部に形成された空間に、円柱状
の回転子1が回転可能に収容されている。
【0023】固定子2は円環状の固定子鉄心21の内周
面に回転子1を包囲し、同固定子2には回転子1の回転
軸方向に貫通する24個のスロット22a、23a、2
4a、22b、23b、24bが各2個ずつ等間隔に繰
り返し凹設されている。そして、U相スロット22a,
22b、V相スロット23a,23b、W相スロット2
4a,24bに、U相巻線32、V相巻線33、W相巻
線34が夫々回転子1の回転軸と平行に配置されてい
る。
【0024】一方、回転子1の中心部には、出力軸3が
貫通固定され、また、その外側には、出力軸3を包囲し
て幅3mmの長方形の断面形状を有する4枚の永久磁石5
が固定されている。各永久磁石5は回転子1の径方向に
着磁され、隣り合う永久磁石5の着磁方向は、互いに逆
方向となっている。各永久磁石5で囲まれた部分に鉄心
中央部11が形成されている。各永久磁石5の両端から
回転子1の外周に向かってほぼ放射状に空隙16が形成
され、その空隙16は、回転子1の軸方向に伸びてい
る。隣接する空隙16は平行をなしている。そして、永
久磁石5、空隙16により囲まれた部分に鉄心外周部1
4が形成されている。
【0025】また、各永久磁石5の両端に設けられた空
隙16は、その永久磁石5から発生した磁束が空隙16
を通過して外側に漏洩する漏洩磁束を減少させるため
に、永久磁石5と同じ幅3mmに形成されている。永久磁
石5の透磁率は、ほぼ真空透磁率に等しいため、この空
隙16と各永久磁石5とによって、4個の低透磁率部が
構成される。
【0026】鉄心外周部14には、偏倚手段として貫通
孔17が回転子1の軸方向に透設されている。貫通孔1
7は、回転子1の出力軸3とは直交する断面にて、幅
0.3mmの細長いスリット形状を有するとともに、固定
子2側の端部が回転子1の回転方向に対して前方に所定
の傾斜角にて傾斜している。なお、この貫通孔17の傾
斜角は実験等により決定される。
【0027】この貫通孔17は、鉄心外周部14の他の
領域と比較して透磁率が低いため、磁束が通り難い。従
って、永久磁石5から発生した磁束は、図3に示すよう
に、貫通孔17の傾斜に沿って、矢印Rで示す回転子1
の回転方向( 図示右側) に偏倚する。これにより、永久
磁石5から発生する磁束による磁気的中心(最も磁束の
集中する部分)は、鉄心外周部14の中心から回転子1
の回転方向に対して前方に移動する。本実施の形態の場
合、同磁気的中心は、U相巻線32とV相巻線33との
ほぼ中間であって、鉄心外周部14の中心から機械角で
所定角度(以下、偏倚角という)α、例えば15度ずれ
た位置にある。
【0028】また、巻線による磁気回路のd軸方向の磁
気抵抗が永久磁石5(低透磁率)の存在によりq軸方向
の磁気抵抗に比べ大きくなる。そのため、上述したよう
に、d軸インダクタンスLd とq軸インダクタンスLq
に差が生じ、上記(3)式の(Lq −Ld )がゼロとな
らずリラクタンストルクが発生する。なおその際、貫通
孔17による影響はほとんどない。
【0029】次に、このように構成される本実施の形態
における永久磁石モータの動作を説明する。上記永久磁
石モータにおいて、前記巻線に対して電気角で120°
位相の異なる三相交流電流を供給すると、図1及び図3
の矢印Rに示す方向に回転磁界が生じ、この回転磁界に
つられ回転子1も同様に矢印R方向に回転する。その毎
秒当たりの回転数は、回転子1が4極構成のため電流周
波数の半分となり、例えば電流周波数が50Hzの場
合、同回転数は25回転/秒となる。
【0030】ところで本実施の形態においては、上述し
たように、永久磁石5から発生した磁束Φa’が機械角
で15(α)度回転子1の回転方向に偏倚されている。
そのため、図3に示すように、機械的d’−q’座標軸
は同d−q座標軸とα度の角度を保った状態で時間的に
早く回転する。これを前記電気的d−q座標軸上で示す
と図4のようになる。すなわち、同図4に示すように、
磁束Φa’のベクトル方向は電気角で30(2α)°d
軸からq軸側に進角したd’軸方向となる。また、無負
荷誘導起電力E0 ’のベクトル方向も同様にq軸から2
α°(電気角)進角したd’軸方向となる。そのため、
前記マグネットトルクTmを示す(2)式は下式とな
る。
【0031】 Tm’= Pn Φa Iq’ = Pn Φa Icon(θ−2α) ・・・・・ (2)’ このとき、前記したようにリラクタンストルクTrは、
磁束Φa’によらないため、リラクタンストルクTrを
示す(3)式は変化しない。
【0032】この(2)’式及び(3)式に基づき、マ
グネットトルクTm’,リラクタンストルクTr及びそ
れらを加算した合成トルクT’を前記電流位相差角θを
パラメータとして図示すると図5のようになる。
【0033】同図5に示すように、マグネットトルクT
m’を示す線図は、従来のマグネットトルクTmを示す
線図(図13)を2α°(30°)だけ同図5において
右側にシフトさせたものとなり、マグネットトルクT
m’が最大値Mmax をとるのは、前記電流位相差角θが
同2α°のところとなる。従って、マグネットトルクT
m’が最大値Mmax をとる電流位相差角θとリラクタン
ストルクTrが最大値Rmax をとる電流位相差角θとの
位相差が15°(45°−30°)となり、従来の同位
相差45°より位相差が狭まる。そして、電流位相差角
θが(30°〜45°)の間で、合成トルクT’は最大
値T’max となる。このとき、同合成トルクの最大値
T’max は従来の合成トルクNの最大値Tmax より大き
くなる。
【0034】そして、前記したように、インバータ等に
より電流位相差角θを合成トルクT’が最大値T’max
となる角度に制御すれば、常に合成トルクの最大値T'm
axで永久磁石モータを運転することができる。
【0035】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば以下の効果が得られるようになる。 ・本実施の形態によれば、マグネットトルクTm’とリ
ラクタンストルクTrとによる合成トルクT’の最大値
T’max を増加させることができる。すなわち、マグネ
ットトルクTm’とリラクタンストルクTrとの利用効
率を向上させて永久磁石モータのトルク特性を高めるこ
とができる。しかもそれが、何らそのための機能部品を
別途設けることなく、単に回転子の鉄心外周部14に貫
通孔17を設けるという簡単な構成により可能となる。 (第2の実施の形態)本実施の形態においては、前記回
転子1の各鉄心外周部14と固定子鉄心21との間のギ
ャップ幅を変化させることによって、永久磁石5から固
定子鉄心2に向かう磁束を、鉄心外周部14の中心より
回転子1の回転方向へ偏倚させて第1の実施の形態と同
様に合成トルクT’の最大値T’max を増加させる場合
について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構
成については、同一符号を付しその説明を省略する。
【0036】図6に示すように、各永久磁石5からみ
て、回転子1の回転方向前方のギャップ6aの幅を0.
3mm、同回転方向後方のギャップ6bの幅を最大0.6
mmとなるように鉄心外周部14の一部を切削すると、ギ
ャップ幅の広いギャップ6bより狭いギャップ6aの方
を磁束が通り易いため、永久磁石5から発生する磁束
は、同ギャップ6a側に偏倚する。このため、永久磁石
5から発生する磁束は、鉄心外周部14の中心から回転
子1の回転方向に所定角度、例えば15度だけ偏倚す
る。
【0037】一方、回転子1及び固定子鉄心21間のギ
ャップ6bの幅をギャップ6aの幅より大きくしたこと
によりd軸及びq軸方向の磁気抵抗は大きくなるが、同
d軸及びq軸方向の磁気抵抗の差、すなわちd軸インダ
クタンスLd 及びq軸インダクタンスLq の差(Ld −
Lq )には変化がない。従って、リラクタンストルクT
rはギャップ幅の変化によって影響されない。
【0038】従って、本実施の形態によれば第1の実施
の形態と同様に以下の効果が得られるようになる。 ・本実施の形態によれば、永久磁石5から発生する磁束
の回転子1の回転方向への偏倚(α度)により、前記マ
グネットトルクTm’とリラクタンストルクTrとによ
る合成トルクT’の最大値T’max を増加させることが
できる。すなわち、マグネットトルクTm’とリラクタ
ンストルクTrとの利用効率を向上させて永久磁石モー
タのトルク特性を高めることができる。しかもそれが、
何らそのための機能部品を別途設けることなく、単に回
転子1及び固定子鉄心21間のギャップを変化させると
いう簡単な構成により可能となる。 (第3の実施の形態)本実施の形態においては、前記回
転子1に配設された永久磁石の磁化方向を回転子1の回
転方向に傾斜させることによって、永久磁石から固定子
鉄心21に向かう磁束を、鉄心外周部14の中心より回
転子1の回転方向へ偏倚させて第1の実施の形態と同様
に合成トルクT’の最大値T’max を増加させる場合に
ついて説明する。また、永久磁石の磁化方向を傾斜させ
る同永久磁石の着磁方法についても説明する。なお、第
1の実施の形態と同一の構成については、同一符号を付
しその説明を省略する。
【0039】図7に示すように、回転子1に配設された
永久磁石51の磁化方向を回転子1の回転方向に対して
前方に傾斜させると、永久磁石51から発生する磁束は
永久磁石51の磁化方向に傾斜して発生するため、同磁
束は回転子1の回転方向に所定角度、例えば15度だけ
偏倚する。
【0040】一方、永久磁石51の磁化方向を変化させ
ても巻線による磁気回路の磁気抵抗が変化しないため、
すなわちインダクタンスが変化しないため、リラクタン
ストルクTrは、同磁化方向の変化によって影響されな
い。
【0041】従って、第1の実施の形態と同様に永久磁
石51から発生する磁束の回転子1の回転方向への偏倚
により、前記マグネットトルクTm’とリラクタンスト
ルクTrとによる合成トルクT’の最大値T’max を増
加させることができる。すなわち、マグネットトルクT
m’とリラクタンストルクTrとの利用効率を向上させ
て永久磁石モータのトルク特性を高めることができる。
しかもそれが、何らそのための機能部品を別途設けるこ
となく、単に永久磁石51の磁化方向を変化させるとい
う簡単な構成により可能となる。
【0042】なお、図8に示すように、永久磁石51
は、一般的に使用される磁化装置9において、等間隔に
配置された4個の着磁端子91に対して、永久磁石51
と着磁端子91とが対向する位置から回転子1の回転方
向に対して前方にずらして回転子1を配置することによ
って得られる。例えば、回転子1の回転方向に対して前
方にα度ずらした場合、永久磁石51の着磁方向は、回
転子の径方向から回転子1の回転方向に対して前方にα
度傾くことになる。
【0043】このとき、回転子1には、永久磁石51と
着磁端子91とが対向しようとする方向に力が発生し、
出力軸3だけでは、その力に対して回転子1を固定する
ことが困難であるため、回転子1の各鉄心外周部14に
透設した孔19にジグ(図示略)を挿入し、そのジグを
固定することによって、回転子1を固定している。その
後、鉄等の透磁率の高い材料をその孔19に充填するこ
とによって、着磁方向が傾斜した永久磁石51を有する
回転子1を得ることができる。
【0044】(第4の実施の形態)本実施の形態におい
ては、回転子1に対して永久磁石を偏倚させて配置し、
同永久磁石から固定子鉄心21に向かう磁束を、鉄心外
周部14の中心より回転子1の回転方向へ偏倚させて第
1の実施の形態と同様に合成トルクT’の最大値T’ma
x を増加させる場合について説明する。なお、第1の実
施の形態と同一の構成については、同一符号を付しその
説明を省略する。
【0045】図9に示すように、回転子1にその磁化方
向が傾斜していない4対の永久磁石52、53を、回転
子の出力軸3側から固定子2側に向かって両永久磁石5
2、53の間隔が広くなるようにV字状に偏倚させて配
置する。各対となる両永久磁石52、53のうち一方の
永久磁石52は、他方の永久磁石53より長く形成され
ている。これにより、永久磁石52、53から発生する
磁束による合成磁束は、永久磁石52が配置されている
側、即ち、回転子1の回転方向に対して前方に所定角
度、例えば15度だけ偏倚する。
【0046】一方、このように偏倚させた永久磁石5
2、53の配置により、d軸インダクタンスLd 及びq
軸インダクタンスLq の差(Ld −Lq )に大きな変化
は生じない。従って、リラクタンストルクTrも大きく
変化しない。
【0047】従って、第1の実施の形態と同様に永久磁
石52、53から発生する磁束(合成)の回転子1の回
転方向への偏倚により、前記マグネットトルクTm’と
リラクタンストルクTrとによる合成トルクT’の最大
値T’max を増加させることができる。すなわち、マグ
ネットトルクTm’とリラクタンストルクTrとの利用
効率を向上させて永久磁石モータのトルク特性を高める
ことができる。
【0048】なお、上記各実施の形態は次のように変更
して具体化することも可能である。 ・前記第1の実施の形態においては、貫通孔17は一定
の傾斜角で傾斜している例を示したがこれに限定され
ず、同傾斜角を一定とせず、例えば貫通孔17の回転子
径方向の所定中間位置からは回転子回転方向の前方によ
り傾斜させるものとしてもよい。また、貫通孔17の幅
0.3mmもこれに限定されず、所定要求トルク応じて変
化させればよい。
【0049】・前記第2の実施の形態においては、回転
子1と固定子鉄心21との間のギャップ幅の構成例とし
て、回転子1の回転方向前方のギャップ6aの幅を0.
3mm、同回転方向後方のギャップ6bの幅を最大0.6
mmとなるように鉄心外周部14の一部を切削する例を示
したがこれに限定されない。例えば、ギャップ6aの幅
を0.25mm、ギャップ6bの幅を最大0.7mmとして
もよい。また、ギャップ6a及びギャップ6bの回転子
円周方向の長さを各々異なるように、例えばギャップ6
aの同円周方向の長さをギャップ6bの同円周方向の長
さより短くなるように構成してもよい。また、異なるギ
ャップ幅を構成する例をとして鉄心外周部14の一部を
切削する例を示したが、同鉄心外周部14の円形断面の
一部を半径外側に膨らます構成としてもよい。さらに、
鉄心外周部14の切削部を同切削部と同一形状の低透磁
率材料で補てんし、回転子1の形状を円柱状に戻す構成
としてもよい。
【0050】・前記第3の実施の形態においては、各極
を一個の永久磁石51により構成する例を示したが、図
10及び図11に示すように、各極を二個の永久磁石に
より構成し、各々所定の方向に磁化方向を傾斜させた構
成としてもよい。なお、各極を構成する永久磁石は三個
以上であってもよい。
【0051】・前記第4の実施の形態においては、各極
をその磁化方向が傾斜していない二個の永久磁石52、
53により構成する例を示したが、同永久磁石52、5
3の磁化方向を傾斜させた構成としてもよい。また、各
極を、回転子1に対し偏倚して配置される一個の永久磁
石により構成してもよい。さらに、永久磁石52、53
の形状を同一とし、各々その磁化方向を傾斜させず永久
磁石52の磁化強度を永久磁石53より強くするような
構成としてもよいし、また前記図11に示すように、磁
化方向を傾斜させた構成としてもよい。
【0052】・前記各実施の形態においては、マグネッ
トトルクTm' が最大値Mmax をとる電流位相差角θを
30°(偏倚角α=15度)とする例を示したがこれに
限定されず、好ましくは45°とすればよい。この場
合、マグネットトルクTm' が最大値Mmax をとる電流
位相差角θと、リラクタンストルクTrが最大値Rmax
をとる電流位相差角θとが一致し、合成トルクT’の最
大値T’max が最大となる。
【0053】・前記各実施の形態においては、回転子1
は4極構成としたがこれに限定されず、回転子1は2極
構成あるいは6極構成であってもよい。その他、前記実
施の形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にその効果とともに記載する。
【0054】(1) 前記回転子外周面の切削部が同切
削部と同一形状の低透磁率材料にて補てんされた回転子
により構成される請求項5記載の永久磁石モータ。 この構成においては、回転子の形状が円柱状となるた
め、回転子の回転特性を損なうことなく、例えば同回転
子の回転時の空気抵抗を増すことなく、同永久磁石モー
タのトルク特性を高めることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、永久磁石から固定子に
向かう磁束を回転子の回転方向へ偏倚させることによ
り、マグネットトルクとリラクタンストルクとの利用効
率を向上させ永久磁石モータのトルク特性を高めること
ができる。しかも、磁束の偏倚手段が、回転子に貫通孔
を設けること,回転子及び固定子間のギャップ幅を変化
させること,永久磁石の磁化方向を変化させること,永
久磁石の配置を偏倚させることにより行われるため、磁
束の偏倚のための機能部品を別途設ける必要がない。す
なわち、本発明によれば、永久磁石モータの構造を複雑
化することなく容易にそのトルク特性を高めることがで
きる。
【0056】また、永久磁石の磁化方向を傾斜させる着
磁が好適に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における永久磁石
モータの構造を表す断面図である。
【図2】 図1の永久磁石モータの構造を表す斜視図で
ある。
【図3】 図1において、永久磁石から発生する磁束の
分布を表す図である。
【図4】 d−q座標上での巻線電流のベクトル図であ
る。
【図5】 マグネットトルク、リラクタンストルク及び
合成トルクと電流位相差角との関係を示すグラフであ
る。
【図6】 本発明の第2の実施の形態における永久磁石
モータの回転子構造を表す断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態における永久磁石
モータの回転子構造を表す断面図である。
【図8】 図7で示した永久磁石モータの回転子に配置
された永久磁石の磁化方法を示す断面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態における永久磁石
モータの回転子構造を表す断面図である。
【図10】 本発明のその他の実施の形態における永久
磁石モータの回転子構造を表す断面図である。
【図11】 同じくその他の実施の形態における永久磁
石モータの回転子構造を表す断面図である。
【図12】 従来のd−q座標上での巻線電流のベクト
ル図である。
【図13】 従来のマグネットトルク、リラクタンスト
ルク及び合成トルクと電流位相差角との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1:回転子 2:固定子 3:出力軸 5:永久磁石 11:鉄心中央部 14:鉄心外周部 16:空隙(第1の貫通孔) 17:貫通孔(第2の貫通孔) 21:固定子鉄心 22(22a,22b):U相スロット 23(23a,23b):V相スロット 24(24a,24b):W相スロット 32(32a,32b):U相巻線 33(33a,33b):V相巻線 34(34a,34b):W相巻線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子の中央部に形成された空間に回転子
    を回転可能に収容し、前記固定子には前記回転子を囲繞
    する複数位置に複数相の巻線が配設される一方、前記回
    転子には鉄心中心部とそれを囲繞する鉄心外周部との間
    に永久磁石が配設された永久磁石モータにおいて、 前記回転子は、前記永久磁石から前記固定子に向かう磁
    束を同回転子の回転方向へ偏倚させる偏倚手段を有して
    構成されることを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 【請求項2】前記永久磁石は、前記回転子の鉄心中心部
    と鉄心外周部との間にあって同回転子の回転軸方向に貫
    通するスリット状の第1の貫通孔からなる低透磁率部に
    配設され、 前記偏倚手段は、前記永久磁石及び前記固定子間に設け
    られるとともに同じく前記回転子の回転軸方向に貫通し
    てその固定子側端部が同回転子の回転方向に対し前方に
    傾きを持つスリット状の第2の貫通孔から構成される請
    求項1記載の永久磁石モータ。
  3. 【請求項3】前記第2の貫通孔のスリット幅が前記第1
    の貫通孔のスリット幅よりも狭い請求項2記載の永久磁
    石モータ。
  4. 【請求項4】前記偏倚手段は、前記回転子と前記固定子
    との間のギャップ幅について、前記永久磁石の回転子回
    転方向前方のギャップ幅を第1のギャップ幅、同永久磁
    石の回転子回転方向後方のギャップ幅を第2のギャップ
    幅とするとき、 第1のギャップ幅 < 第2のギャップ幅 なる異なるギャップ幅をもって構成される請求項1記載
    の永久磁石モータ。
  5. 【請求項5】前記回転子は、前記第2のギャップ幅を確
    保すべくその対応する外周面がその回転軸方向に沿って
    削り取られた偏平部を有して構成される請求項4記載の
    永久磁石モータ。
  6. 【請求項6】前記偏倚手段は、前記回転子に対する前記
    永久磁石の偏倚した配設をもって構成される請求項1記
    載の永久磁石モータ。
  7. 【請求項7】前記回転子の各磁極は各々形状の異なる二
    個の永久磁石によって形成され、それら各磁極を形成す
    る二個の永久磁石が前記固定子側に向かって開いたV字
    状を成すように偏倚して配設される請求項6記載の永久
    磁石モータ。
  8. 【請求項8】前記偏倚手段は、前記回転子のN極を形成
    する永久磁石にあっては同回転子の回転方向前方に傾斜
    し、前記回転子のS極を形成する永久磁石にあっては同
    回転子の回転方向後方に傾斜する磁化方向の偏倚をもっ
    て構成される請求項1記載の永久磁石モータ。
  9. 【請求項9】固定子の中央部に形成された空間に回転子
    を回転可能に収容し、前記固定子には前記回転子を囲繞
    する複数位置に複数相の巻線が配設される一方、前記回
    転子には鉄心中心部とそれを囲繞する鉄心外周部との間
    に永久磁石が配設される永久磁石モータの、前記永久磁
    石に着磁を行う方法であって、 前記回転子のN極を形成する永久磁石についてはその磁
    化方向が同回転子の回転方向前方に傾斜するように着磁
    し、前記回転子のS極を形成する永久磁石についてはそ
    の磁化方向が同回転子の回転方向後方に傾斜するように
    着磁することを特徴とする永久磁石モータの着磁方法。
  10. 【請求項10】前記回転子の鉄心外周部に同回転子の回
    転軸方向に貫通する貫通孔を設ける工程と、 前記永久磁石への着磁時、該貫通孔に回転子固定治具を
    挿入して同治具を前記回転子の外部で固定する工程と、 前記永久磁石への着磁後、前記回転子固定治具を前記貫
    通孔から離脱せしめるとともに、同貫通孔を高透磁率材
    料にて充填する工程と、 を備える請求項9記載の永久磁石モータの着磁方法。
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