JPH11203468A - 画像の2値化処理方法およびこの処理方法を搭載した画像処理装置 - Google Patents

画像の2値化処理方法およびこの処理方法を搭載した画像処理装置

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JPH11203468A
JPH11203468A JP10003746A JP374698A JPH11203468A JP H11203468 A JPH11203468 A JP H11203468A JP 10003746 A JP10003746 A JP 10003746A JP 374698 A JP374698 A JP 374698A JP H11203468 A JPH11203468 A JP H11203468A
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Michiharu Asai
道治 浅井
Yuji Nishikawa
裕治 西川
Itsuo Segi
逸雄 世木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認識対象となるワークを位置がずれた状態で
カメラより入力した場合においても、画像を正しく2値
化処理して面積、重心などの特徴量を正しく求めること
のできる画像の2値化処理方法およびこの処理方法を搭
載した画像処理装置を得る。 【解決手段】 濃度値が0から255で入力された画像
の濃度を1から255または0から254に変換する濃
度変換回路14と、濃度ヒストグラムデータの最低濃度
値の頻度または最高濃度値の頻度を0に書き換える濃度
ヒストグラム変換回路15と、を備えた画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリント
基板の位置決めマークなどの位置を認識する際の画像の
2値化処理方法およびこの処理方法を搭載した画像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の画像処理システムの構成を
示す図である。図において、1bはカメラからのビデオ
信号を処理し対象ワークの特徴量を計測する画像処理装
置、2はこの画像処理システムに電源を供給する電源ユ
ニット、3は画像処理装置1bに制御命令を与えるとと
もに、画像処理装置1bからの出力命令に基づきさらな
る制御命令を出力するCPUユニット、4は画像処理装
置1bに対し画像処理のパラメータの設定や、画像処理
装置1bの操作を行うトラックボール、5はあらかじめ
対象ワークの特徴量などを記憶しておくメモリカード、
6は計測結果を表示するCRT等の表示装置、7は対象
ワークの画像を読み取る撮像手段としてのカメラ、8は
カメラ7に電源を供給するカメラ電源である。
【0003】図8は従来の画像処理システムにおける画
像処理装置1bのブロック構成を示す図である。図にお
いて、1bは画像処理装置、9は各種画像処理や計測処
理、コマンド処理を施す中央処理装置、10は中央処理
装置9で実行されるコマンドやデータが格納される記憶
装置、11はカメラ7のアナログ信号をデジタル信号に
変換し入力する画像入力回路、12は画像入力回路11
からの画像や中央処理装置9で各種画像処理、計測処理
した結果を格納する画像メモリ、13は各種画像処理を
実行する画像処理回路である。
【0004】図9は従来の画像を認識する方法に関する
フローチャートである。また、図10はカメラより入力
した画像と2値処理ウィンドウとの関係を示す図、図1
1はカメラより入力した画像の濃度ヒストグラムを示す
図、図12はカメラより入力した画像を2値化した画像
を示す図である。従来の画像を認識する方法について、
図7〜図12により説明する。
【0005】最初に、オフラインモードにおける操作を
行う。認識対象となるワークの画像をカメラ7にて撮像
し、その画像データを画像処理装置1b内の画像メモリ
12へ取り込む。オペレータは、取り込まれた原画像を
表示装置6で確認しながら、トラックボール4を用い
て、認識対象となるテンプレートを設定する。次に、画
像メモリ12に取り込まれた画像に対して2値化処理を
施し、面積、重心などの特徴量を求めるための2値処理
ウィンドウを、オペレータが表示装置6で確認しながら
トラックボール4を用いて設定する。設定されたテンプ
レートの画像と座標および2値処理ウィンドウの座標は
メモリカード5に記憶される。
【0006】次に、オンラインモードにおける画像処理
装置1bの動作について図9のフローチャートを基に説
明する。ステップS301で、CPUユニット3からの
制御命令により認識対象となるワークをカメラ7にて撮
像し、その画像データを画像処理装置1b内の画像メモ
リ12へ取り込む。ステップS102で、撮像した画像
データとあらかじめオフラインモードにて登録されてい
るテンプレートとを比較し、認識対象となるワークの位
置ずれを求め、ずれ量から画像転送により位置補正を行
う。ステップS103で、図10に示すような2値処理
ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求め、ステッ
プS105で、図11に示すように2値化処理を施す際
のしきい値を求める。ステップS106で、2値処理ウ
ィンドウ内の画像を図12に示すように2値化処理し、
ステップS107で2値画像の面積、重心などの特徴量
を求める。
【0007】ここで、認識対象ワークの位置がずれた状
態で撮像した画像データを認識する場合について考え
る。先ず、認識対象ワークの濃度が背景の濃度より白い
場合について考える。図13は背景より白い認識対象ワ
ークを位置がずれた状態でカメラより入力した画像を示
す図である。図14は、図13で撮像した画像データに
対して従来の位置補正を行った後の画像と2値処理ウィ
ンドウとの位置関係を示す図である。図15は、図13
で撮像した画像データに対して従来の位置補正を行った
後の画像の濃度ヒストグラムを示す図である。図16
は、図14に示す従来の位置補正を行った後の画像に対
して2値化処理を行った後の画像を示す図である。
【0008】上述の従来例における画像を認識する方法
においては、図13に示すように認識対象となるワーク
を位置がずれた状態でカメラより入力した場合には、認
識対象となるワークを2値処理ウィンドウ内の中央とな
るように位置補正する。この際、位置ずれによって画像
メモリからはみ出している部分のデータが、位置補正に
より2値処理ウィンドウ内に図14に示すように画像転
送される。図14に示される従来の位置補正を行った後
の画像を基に、2値処理ウィンドウ内の濃度ヒストグラ
ムを求めると、画像メモリからはみ出ていた部分のデー
タが含まれるため、図15に示すような濃度ヒストグラ
ムになり、この濃度ヒストグラムより2値化処理を施す
際のしきい値を求め、そのしきい値で2値化処理を施す
と、図16に示すような画像となる。
【0009】また、認識対象ワークの濃度が背景の濃度
より黒い場合について考える。図17は背景より黒い認
識対象ワークの位置がずれた状態でカメラより入力した
画像を示す図である。図18は、図17で撮像した画像
データに対して従来の位置補正を行った後の画像と2値
処理ウィンドウを示す図である。図19は、図17で撮
像した画像データに対して従来の位置補正を行った後の
画像の濃度ヒストグラムを示す図である。図20は、図
18に示す従来の位置補正を行った後の画像に対して2
値化処理を行った後の画像を示す図である。
【0010】上述の従来例における画像を認識する方法
においては、図17に示すように認識対象となるワーク
を位置がずれた状態でカメラより入力した場合には、認
識対象となるワークを2値処理ウィンドウ内の中央とな
るように位置補正する。この際、位置ずれによって画像
メモリからはみ出している部分のデータが、位置補正に
より2値処理ウィンドウ内に図18に示すように画像転
送される。図18に示される従来の位置補正を行った後
の画像を基に、2値処理ウィンドウ内の濃度ヒストグラ
ムを求めると、画像メモリからはみ出ていた部分のデー
タが含まれるため、図19に示すような濃度ヒストグラ
ムになり、この濃度ヒストグラムより2値化処理を施す
際のしきい値を求め、そのしきい値で2値化処理を施す
と、図20に示すような画像となる。
【0011】また、画像の一部がはみ出した場合、画像
がずれた場合の画像認識を扱ったものとして、特開昭6
2−271084号公報または特開平8―54221号
公報がある。
【0012】特開昭62−271084号公報には、黒
色系統の枠内に記載された文字の一部がその枠からはみ
出した場合でも、枠の上端、下端の座標を1走査線毎に
抽出し、それらを統計的に処理することにより、正確な
枠形状が検出でき、文字領域を正確に抽出する文字認識
装置が記載されている。
【0013】また、特開平8―54221号公報には、
撮像手段で認識対象物を撮像して得られるアナログ映像
信号をデジタル化して濃淡画像データとし、この濃淡画
像データをテンプレートマッチングして認識対象物の位
置を認識する画像認識方法において、回転ずれテンプレ
ートを作成する際に、回転によって標準テンプレートか
らはみ出す回転ずれテンプレート部分を、不感帯や画像
の一致度の演算結果に影響を与えない輝度濃度に置き換
えることにより、前記回転ずれテンプレートを作成する
ためにメモリに登録しておく必要があるデータが、従来
例の1/2になり、従来例に比較して、同一容量のメモ
リに、より多くの品種のテンプレート用データを登録で
きる画像認識方法が記載されている。
【0014】さらに、回転ずれテンプレートを作成する
際に、回転によって標準テンプレートからはみ出す回転
ずれテンプレート部分を、メモリに登録してある標準テ
ンプレートの外接円内の画像データから作成するので、
メモリに登録しておく必要があるデータが、従来例のπ
/4になり、従来例に比較して、同一容量のメモリに、
より多くの品種のテンプレート用データを登録できる方
法が記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画
像処理装置では、認識対象となるワークの位置ずれがあ
った場合、認識対象となるワークを2値処理ウィンドウ
内の中央となるように位置補正するが(図14:認識対
象ワークの濃度が背景の濃度より白い場合、図18:対
象ワークの濃度が背景の濃度より黒い場合)、画像メモ
リからはみ出ていた部分のデータが濃度ヒストグラムに
含まれるために(図15:認識対象ワークの濃度が背景
の濃度より白い場合、図19:対象ワークの濃度が背景
の濃度より黒い場合)、しきい値が正しく求まらず、そ
のしきい値で2値化処理を施すと、認識対象となるワー
クの2値画像が得られないので(図16:認識対象ワー
クの濃度が背景の濃度より白い場合、図20:対象ワー
クの濃度が背景の濃度より黒い場合)、面積、重心など
の特徴量を正しく求めることができないというた問題点
があった。
【0016】また、特開昭62−271084号公報に
記載されている方法は、枠または文字が画像メモリから
はみ出した場合の2値化処理については記載されておら
ず、同様に正しいしきい値を求めることができず、2値
画像が得られないという問題点があった。
【0017】また、特開平8―54221号公報に記載
されている方法においても、認識対象画像が画像メモリ
からはみ出した場合の2値化処理については記載されて
おらず、同様に正しいしきい値を求めることができず、
2値画像が得られないという問題点があった。
【0018】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、認識対象となるワークを位置
がずれた状態でカメラより入力した場合においても、画
像を正しく2値化処理して面積、重心などの特徴量を正
しく求めることのできる画像の2値化処理方法およびこ
の処理方法を搭載した画像処理装置を得ることを目的と
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
装置の画像の2値化処理方法は、認識対象ワークの濃度
が背景の濃度より白い場合に、撮像手段にて撮像した認
識対象となるワークの画像データを、濃度の最低値に1
を加算して画像メモリに取り込む段階と、この撮像した
画像データとあらかじめオフラインモードにて登録され
ているテンプレートとを比較して、認識対象となるワー
クの位置ずれを求めるとともに、視野からはみ出た部分
には濃度値の最低値を代入し、画像転送により位置補正
を行う段階と、2値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒス
トグラムを求める段階と、濃度ヒストグラムの最低濃度
値の頻度を0に書き換える段階と、2値化処理を施す際
のしきい値を求める段階と、2値処理ウィンドウ内の画
像を2値化処理する段階と、2値画像の面積、重心など
の特徴量を求める段階と、を有するものである。
【0020】また、この発明に係る画像処理装置の画像
の2値化処理方法は、認識対象ワークの濃度が背景の濃
度より黒い場合に、撮像手段にて撮像した認識対象とな
るワークの画像データを、濃度の最高値に1を減算して
画像メモリに取り込む段階と、この撮像した画像データ
とあらかじめオフラインモードにて登録されているテン
プレートとを比較して、認識対象となるワークの位置ず
れを求めるとともに、視野からはみ出た部分には濃度値
の最高値を代入し、画像転送により位置補正を行う段階
と、2値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを
求める段階と、濃度ヒストグラムの最高濃度値の頻度を
0に書き換える段階と、2値化処理を施す際のしきい値
を求める段階と、2値処理ウィンドウ内の画像を2値化
処理する段階と、2値画像の面積、重心などの特徴量を
求める段階と、を有するものである。
【0021】さらに、この発明に係る画像処理装置は、
各種画像処理や計測処理、コマンド処理を施す中央処理
装置と、この中央処理装置で実行されるコマンドやデー
タが格納される記憶装置と、認識対象ワークの画像を読
み取った撮像手段からのアナログ信号をデジタル信号に
変換し入力する画像入力回路と、この画像入力回路から
の画像や前記中央処理装置で各種画像処理、計測処理し
た結果を格納する画像メモリと、各種画像処理を実行す
る画像処理回路と、濃度値が0から255で入力された
画像の濃度を1から255または0から254に変換す
る濃度変換回路と、濃度ヒストグラムデータの最低濃度
値の頻度または最高濃度値の頻度を0に書き換える濃度
ヒストグラム変換回路と、を備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施の形態である画像処理システムの構成を示す図で
ある。図において、2〜8は図7で示した従来の画像処
理システムと同様であり、その説明を省略する。1aは
カメラからのビデオ信号を処理し対象ワークの特徴量を
計測する画像処理装置である。
【0023】図2はこの発明の一実施の形態である画像
処理システムの画像処理装置のブロック構成を示す図で
ある。図において、1aは画像処理装置、9は各種画像
処理や計測処理、コマンド処理を施す中央処理装置、1
0は中央処理装置9で実行されるコマンドやデータが格
納される記憶装置、11はカメラ7のアナログ信号をデ
ジタル信号に変換し入力する画像入力回路、12は画像
入力回路11からの画像や中央処理装置9で各種画像処
理、計測処理した結果を格納する画像メモリ、13は各
種画像処理を実行する画像処理回路である。また、14
は濃度値が0から255で入力された画像の濃度を1か
ら255または0から254に変換する濃度変換回路、
15は濃度ヒストグラムデータの最低濃度値の頻度また
は最高濃度値の頻度を0に書き換える濃度ヒストグラム
変換回路である。図2の画像処理装置1aは、従来例と
して図8に示した画像処理装置1bに濃度変換回路14
および濃度ヒストグラム変換回路15を加えた構成であ
る。
【0024】図3はこの発明の一実施の形態である画像
処理装置の画像を認識する方法に関するフローチャート
で、認識対象ワークの濃度が背景の濃度より白い場合の
ものである。図4は、従来例で示した図13で撮像した
画像データに対して、この発明の一実施の形態である画
像処理装置の位置補正を行った後の画像の濃度ヒストグ
ラムを示す図である。次に、画像を認識する方法につい
て説明する。オフラインモードにおける動作は、上述の
従来例と同様であり、その説明を省略する。
【0025】オンラインモードにおいては、ステップS
101で、CPUユニット3からの制御命令により認識
対象となるワークをカメラ7にて撮像し、その画像デー
タを画像処理装置1b内の画像メモリ12へ取り込む。
この時、濃度の最低値に1を加算して画像メモリ12へ
取り込む。例えば、カメラ7から入力される画像の濃度
値が0から255である場合、濃度値が最低値の0とし
て入力されたデータは1を加算して濃度値を1として画
像メモリ12へ取り込む。
【0026】ステップS102で、撮像した画像データ
とあらかじめオフラインモードにて登録されているテン
プレートとを比較し、認識対象となるワークの位置ずれ
を求め、ずれ量から画像転送により位置補正を行う。こ
の位置補正を行う際に、視野からはみ出た部分には濃度
値の最低値を代入する。例えば、図13に示すような対
象ワークの濃度が背景よりも白い画像を入力した場合、
位置補正を行うと図14に示す画像となる。このとき、
濃度値の最低値が0である場合、視野からはみ出た部分
の濃度値は0となる。
【0027】ステップS103で、図4に示すような2
値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求め、
ステップS104で、濃度ヒストグラムの最低濃度値の
頻度を0に書き換える処理を施す。例えば、図4に示す
ように、最低濃度値が0である場合には、濃度値0の頻
度を0に書き換える。
【0028】ステップS105で、図4に示すように2
値化処理を施す際のしきい値を求める。ステップS10
6で、2値処理ウィンドウ内の画像を図12に示すよう
に2値化処理し、ステップS107で2値画像の面積、
重心などの特徴量を求める。
【0029】実施の形態2.図5はこの発明の一実施の
形態に係る画像処理装置の画像を認識する方法に関する
フローチャートで、認識対象ワークの濃度が背景の濃度
より黒い場合ものである。図6は、従来例で示した図1
7で撮像した画像データに対して、この発明の一実施の
形態に係る画像処理装置の位置補正を行った後の画像の
濃度ヒストグラムを示す図である。画像を認識する方法
について説明する。オフラインモードにおける動作は、
上述の従来例と同様であり、その説明を省略する。
【0030】オンラインモードにおいては、ステップS
201で、CPUユニット3からの制御命令により認識
対象となるワークをカメラ7にて撮像し、その画像デー
タを画像処理装置1b内の画像メモリ12へ取り込む。
濃度の最高値に1を減算して画像メモリ12へ取り込
む。例えば、カメラ7から入力される画像の濃度値が0
から255である場合、濃度値が最高値の255として
入力されたデータは1を減算して濃度値を254として
画像メモリへ取り込む。
【0031】ステップS102で、撮像した画像データ
とあらかじめオフラインモードにて登録されているテン
プレートとを比較し、認識対象となるワークの位置ずれ
を求め、ずれ量から画像転送により位置補正を行う。こ
の位置補正を行う際に、視野からはみ出た部分には濃度
値の最高値を代入する。例えば、図17に示すような対
象ワークの濃度が背景よりも黒い画像を入力した場合、
位置補正を行うと図18に示す画像となる。このとき、
濃度値の最高値が255である場合、視野からはみ出た
部分の濃度値は255となる。
【0032】ステップS103で、図6に示すような2
値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求め、
ステップS204で、濃度ヒストグラムの最高濃度値の
頻度を0に書き換える処理を施す。例えば、図6に示す
ように、最高濃度値が255である場合には、濃度値2
55の頻度を0に書き換える。
【0033】ステップS105で、図4に示すように2
値化処理を施す際のしきい値を求める。ステップS10
6で、2値処理ウィンドウ内の画像を図12に示すよう
に2値化処理し、ステップS107で2値画像の面積、
重心などの特徴量を求める。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0035】この発明の画像の2値化処理方法では、認
識対象ワークの濃度が背景の濃度より白い場合に、撮像
手段にて撮像した認識対象となるワークの画像データ
を、濃度の最低値に1を加算して画像メモリに取り込む
段階と、この撮像した画像データとあらかじめオフライ
ンモードにて登録されているテンプレートとを比較し
て、認識対象となるワークの位置ずれを求めるととも
に、視野からはみ出た部分には濃度値の最低値を代入
し、画像転送により位置補正を行う段階と、2値処理ウ
ィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求める段階と、
濃度ヒストグラムの最低濃度値の頻度を0に書き換える
段階と、2値化処理を施す際のしきい値を求める段階
と、2値処理ウィンドウ内の画像を2値化処理する段階
と、2値画像の面積、重心などの特徴量を求める段階
と、を有するようにしたので、認識対象となるワークが
画像メモリからはみ出している場合においても、画像を
正しく2値化処理することができ、面積、重心などの特
徴量を正確に求めることができる。
【0036】また、認識対象ワークの濃度が背景の濃度
より黒い場合に、撮像手段にて撮像した認識対象となる
ワークの画像データを、濃度の最高値に1を減算して画
像メモリに取り込む段階と、この撮像した画像データと
あらかじめオフラインモードにて登録されているテンプ
レートとを比較して、認識対象となるワークの位置ずれ
を求めるとともに、視野からはみ出た部分には濃度値の
最高値を代入し、画像転送により位置補正を行う段階
と、2値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを
求める段階と、濃度ヒストグラムの最高濃度値の頻度を
0に書き換える段階と、2値化処理を施す際のしきい値
を求める段階と、2値処理ウィンドウ内の画像を2値化
処理する段階と、2値画像の面積、重心などの特徴量を
求める段階と、を有するようにしたので、認識対象とな
るワークが画像メモリからはみ出している場合において
も、画像を正しく2値化処理することができ、面積、重
心などの特徴量を正確に求めることができる。
【0037】また、この発明の画像処理装置は、各種画
像処理や計測処理、コマンド処理を施す中央処理装置
と、この中央処理装置で実行されるコマンドやデータが
格納される記憶装置と、対象ワークの画像を読み取った
撮像手段からのアナログ信号をデジタル信号に変換し入
力する画像入力回路と、この画像入力回路からの画像や
前記中央処理装置で各種画像処理、計測処理した結果を
格納する画像メモリと、各種画像処理を実行する画像処
理回路と、濃度値が0から255で入力された画像の濃
度を1から255または0から254に変換する濃度変
換回路と、濃度ヒストグラムデータの最低濃度値の頻度
または最高濃度値の頻度を0に書き換える濃度ヒストグ
ラム変換回路と、を備えたので、認識対象となるワーク
が画像メモリからはみ出している場合においても、画像
を正しく2値化処理することができ、面積、重心などの
特徴量を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態である画像処理シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の一実施の形態である画像処理シス
テムの画像処理装置のブロック構成を示す図である。
【図3】 この発明の一実施の形態である画像処理装置
の画像を認識する方法に関するフローチャートで、認識
対象ワークの濃度が背景の濃度より白い場合のものであ
る。
【図4】 従来例で示した図13で撮像した画像データ
に対して、この発明の一実施の形態である画像処理装置
の位置補正を行った後の画像の濃度ヒストグラムを示す
図である。
【図5】 この発明の一実施の形態に係る画像処理装置
の画像を認識する方法に関するフローチャートで、認識
対象ワークの濃度が背景の濃度より黒い場合のものであ
る。
【図6】 従来例で示した図17で撮像した画像データ
に対して、この発明の一実施の形態に係る画像処理装置
の位置補正を行った後の画像の濃度ヒストグラムを示す
図である。
【図7】 従来の画像処理システムの構成を示す図であ
る。
【図8】 従来の画像処理システムにおける画像処理装
置1bのブロック構成を示す図である。
【図9】 従来の画像を認識する方法に関するフローチ
ャートである。
【図10】 カメラより入力した画像と2値処理ウィン
ドウとの関係を示す図である。
【図11】 カメラより入力した画像の濃度ヒストグラ
ムを示す図である。
【図12】 カメラより入力した画像を2値化した画像
を示す図である。
【図13】 背景より白い認識対象ワークを位置がずれ
た状態でカメラより入力した画像を示す図である。
【図14】 図13で撮像した画像データに対して従来
の位置補正を行った後の画像と2値処理ウィンドウとの
位置関係を示す図である。
【図15】 図13で撮像した画像データに対して従来
の位置補正を行った後の画像の濃度ヒストグラムを示す
図である。
【図16】 図14に示す従来の位置補正を行った後の
画像に対して2値化処理を行った後の画像を示す図であ
る。
【図17】 背景より黒い認識対象ワークの位置がずれ
た状態でカメラより入力した画像を示す図である。
【図18】 図17で撮像した画像データに対して従来
の位置補正を行った後の画像と2値処理ウィンドウとの
位置関係を示す図である。
【図19】 図17で撮像した画像データに対して従来
の位置補正を行った後の画像の濃度ヒストグラムを示す
図である。
【図20】 図18に示す従来の位置補正を行った後の
画像に対して2値化処理を行った後の画像を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 画像処理装置、 2 電源ユニット、 3
CPUユニット、4 トラックボール、 5 メモリ
カード、 6 表示装置、 7 カメラ、8 カメラ電
源、 9 中央処理装置、 10 記憶装置、 11
画像入力回路、 12 画像メモリ、 13 画像処理
回路、 14 濃度変換回路、 15 濃度ヒストグラ
ム変換回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識対象ワークの濃度が背景の濃度より
    白い場合に、撮像手段にて撮像した認識対象となるワー
    クの画像データを、濃度の最低値に1を加算して画像メ
    モリに取り込む段階と、この撮像した画像データとあら
    かじめオフラインモードにて登録されているテンプレー
    トとを比較して、認識対象となるワークの位置ずれを求
    めるとともに、視野からはみ出た部分には濃度値の最低
    値を代入し、画像転送により位置補正を行う段階と、2
    値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求める
    段階と、濃度ヒストグラムの最低濃度値の頻度を0に書
    き換える段階と、2値化処理を施す際のしきい値を求め
    る段階と、2値処理ウィンドウ内の画像を2値化処理す
    る段階と、2値画像の面積、重心などの特徴量を求める
    段階と、を有する画像の2値化処理方法。
  2. 【請求項2】 認識対象ワークの濃度が背景の濃度より
    黒い場合に、撮像手段にて撮像した認識対象となるワー
    クの画像データを、濃度の最高値に1を減算して画像メ
    モリに取り込む段階と、この撮像した画像データとあら
    かじめオフラインモードにて登録されているテンプレー
    トとを比較して、認識対象となるワークの位置ずれを求
    めるとともに、視野からはみ出た部分には濃度値の最高
    値を代入し、画像転送により位置補正を行う段階と、2
    値処理ウィンドウ内の画像の濃度ヒストグラムを求める
    段階と、濃度ヒストグラムの最高濃度値の頻度を0に書
    き換える段階と、2値化処理を施す際のしきい値を求め
    る段階と、2値処理ウィンドウ内の画像を2値化処理す
    る段階と、2値画像の面積、重心などの特徴量を求める
    段階と、を有する画像の2値化処理方法。
  3. 【請求項3】 各種画像処理や計測処理、コマンド処理
    を施す中央処理装置と、この中央処理装置で実行される
    コマンドやデータが格納される記憶装置と、認識対象ワ
    ークの画像を読み取った撮像手段からのアナログ信号を
    デジタル信号に変換し入力する画像入力回路と、この画
    像入力回路からの画像や前記中央処理装置で各種画像処
    理、計測処理した結果を格納する画像メモリと、各種画
    像処理を実行する画像処理回路と、濃度値が0から25
    5で入力された画像の濃度を1から255または0から
    254に変換する濃度変換回路と、濃度ヒストグラムデ
    ータの最低濃度値の頻度または最高濃度値の頻度を0に
    書き換える濃度ヒストグラム変換回路と、を備えた画像
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108206918A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种光补偿方法及装置
CN109410278A (zh) * 2017-08-15 2019-03-01 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种目标定位方法、装置及***

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