JPH11203374A - 電子マネー取扱装置およびそれに用いられる電子マネー記録媒体 - Google Patents

電子マネー取扱装置およびそれに用いられる電子マネー記録媒体

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JPH11203374A
JPH11203374A JP439598A JP439598A JPH11203374A JP H11203374 A JPH11203374 A JP H11203374A JP 439598 A JP439598 A JP 439598A JP 439598 A JP439598 A JP 439598A JP H11203374 A JPH11203374 A JP H11203374A
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electronic money
amount
limit
card
storage unit
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JP439598A
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Zen Kasai
漸 笠井
Naoko Tsuno
直子 津野
Toshikazu Umetsu
利和 梅都
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネーカードに個人限度額を簡単に設定
することができ、かつ、電子マネー補充操作時の操作性
を向上させるとともに、入力間違いによる電子マネーの
払出しすぎを防止することが可能な電子マネー取扱装置
およびそれに用いられる電子マネーカードを提供するこ
と。 【解決手段】 電子マネーカードの挿入口122と、挿入
口122に挿入された電子マネーカード130に個人限度額
(個人限度額記憶部135)を設定する手段117〜118と、
電子マネーの補充を指示する補充指示手段119を有す
る。補充指示手段による補充指示に基づき、口座から電
子マネーカード130に個人限度額に達するまで電子マネ
ーを補充したり、個人限度額を越えた額を追加補充した
り、さらには電子マネーカード130に個人限度額を越え
た額の電子マネーが格納(保有残金額記憶部136)され
ている場合に、その越えた額を口座に自動的に預金す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーをやり
取りする電子マネーシステムに用いられる電子マネー取
扱装置および電子マネー記録媒体に関し、特に、電子マ
ネー補充操作時の操作性向上、および、補充金額の入力
間違いによる払出しすぎを防止することが可能な電子マ
ネー取扱装置および電子マネー記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現金を電子的な情報で表わした電
子マネーを使用して決済を行なう電子マネーシステムの
実用化が進められている。この電子マネーシステムで
は、ICカード等の記録媒体である電子マネー記録媒体
(以下、電子マネーカードという)に現金に相当する情
報を記録し、電子財布等のICカードリード/ライト機
能を有する電子マネー取扱装置を用いて電子マネーカー
ド中の現金に相当する情報を読み書きして、商品購入時
等の決済を行なうものが検討されている。
【0003】例えば、商品の購入を行った場合には、電
子マネー取扱装置により電子マネーカード中の現金情報
にアクセスし、商品の代金に相当する現金情報を購入者
の電子マネーカードから購入先の電子マネーカード等に
移動して代金の支払いを行なう。電子マネーカードの残
金が少なくなった場合には、電子マネー対応ATM、電
子マネー対応電話等の電子マネー取扱装置を利用して、
銀行の個人口座にアクセスし電子マネーの補充を行な
う。また、現段階では、信頼性などの観点から電子マネ
ーカードに多量の電子マネーを保持することを抑止する
必要があり、電子マネー補充の際、各国ごとに定められ
た一定の限度額(以下、公定限度額という)の範囲内で
の運用を行なうための技術が用いられている。また、電
子マネーカードの所有者レベルで個人限度額を区別する
技術も、既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子マネー
システムでは、各国ごとに定められた公定限度額での運
用や、電子マネーカードの所有者レベルで個人限度額を
区別することについて、検討,実施されているが、各個
人が電子マネーカードに個人用の個人限度額を設定する
手段は与えられていなかった。そのため、各個人が限度
と考える金額または頻繁に利用する金額を個人限度額と
して電子マネーカードに設定することが容易に行うこと
ができないという問題があった。また、電子マネーカー
ドに該個人限度額まで電子マネーを補充するためには補
充金額の入力などの操作が必要であり、そのため、補充
金額の入力間違いなどにより補充のしすぎなどを起こし
やすいという問題があった。本発明の目的は、上記問題
点を解決し、電子マネーカードに個人限度額を簡単に設
定することができ、かつ、電子マネー補充操作時の操作
性を向上させるとともに、入力間違いによる電子マネー
の払出しすぎを防止することが可能な電子マネー取扱装
置およびそれに用いられる電子マネーカードを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子マネー取扱装置(110,520)
は、電子マネー記録媒体(電子マネーカード)の挿入口
(122,532)と、挿入口(122,532)に挿
入された電子マネー記録媒体(電子マネーカード13
0,540)にその所有者によって指定された個人限度
額を設定する手段(117〜118,527〜528)
と、電子マネーの補充を指示する補充指示手段(11
9,529)と、該補充指示手段(119,529)に
よる補充指示に基づき、金融機関に設けられた口座から
電子マネー記録媒体(130,540)に前記個人限度
額に達するまで電子マネーを補充する手段、さらには、
個人限度額を越えた額を追加補充する手段,電子マネー
記録媒体に個人限度額を越えた額の電子マネーが格納さ
れている場合に、その越えた額を前記口座に自動的に預
金する手段を具備している。
【0006】上記目的を達成するために、本発明の電子
マネー記録媒体(電子マネーカード130)は、所有者
によって指定される電子マネーの個人限度額を記憶する
個人限度額記憶部(135)と、保有残金額記憶部(1
36)と、個人限度額記憶部または保有残金額記憶部に
対して電子マネー情報を書き込んだり読み出したりする
書き込み読み出し手段(制御部131,電子マネー処理
プログラム134)と、該書き込み読み出し手段で読み
出した電子マネー情報を電子マネー取扱装置に送出する
とともに、電子マネー取扱装置からの電子マネー情報を
受信して前記書き込み読み出し手段に通知する通信手段
(通信機能部133)とを具備している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態では、
ICカードリード/ライト機能を有する電子マネー取扱
装置を用いて、従来行なっている電子マネーカードの電
子的なロック/解除オペレーション等を行なう方式と同
様に、電子マネーカードの個人限度額設定オペレーショ
ンを具備しており、電子マネー取扱装置に電子マネーカ
ードを挿入し、任意の金額を入力することにより、個人
限度額の設定を可能としている。
【0008】また、本発明の電子マネー取扱装置は、電
子マネーを補充する際に、その電子マネーカードに設定
されている個人限度額に達するまで電子マネーを自動的
に補充することを可能としている。本発明では、個人限
度額の電子マネーの補充を行なう場合、電子マネー対応
ATM、電子マネー対応電話等の電子マネー取扱装置に
電子マネーカードを挿入し、補充金額を直接入力せず、
例えば、限度額補充ボタンとその確認を行なう確認ボタ
ンを押下するだけで、電子マネーカードに予め設定され
ている個人限度額を読み出し、その個人限度額に達する
までホストに登録されている口座から自動的に補充処理
を行なう。
【0009】また、本発明は、電子マネーカードに電子
マネーを補充する際に、その電子マネーカードに設定さ
れている個人限度額に加えて、任意額を追加補充するこ
とを可能としている。本発明では、電子マネーの補充を
行なう場合、電子マネー対応ATM、電子マネー対応電
話等の電子マネー取扱装置に電子マネーカードを挿入
し、例えば、限度額補充ボタンと、追加で補充したい金
額を入力し、その確認を行なう確認ボタンを押下するこ
とにより、電子マネーカードに予め設定されている個人
限度額を読み出し、設定された個人限度額と追加すべき
必要な金額の電子マネーの補充処理を行なう。また、電
子マネー記録媒体に個人限度額を越えた額の電子マネー
が格納されている場合に、その越えた額を口座に自動的
に預金することを可能にする。
【0010】本発明では、各個人(電子マネーカード所
有者)が、限度と考える金額または頻繁に利用する金額
(個人限度額)を電子マネーカードに設定しておくこと
により、電子マネー補充操作時の操作性を向上させるこ
とが可能となり、また、予め個人限度額金額を設定して
あるため、電子マネー補充操作時、補充金額を直接入力
する必要がなく、入力間違いによる電子マネーの払出し
すぎを防止することが可能となる。
【0011】次に、本発明の実施の形態を図面を用いて
詳細に説明する。 (実施形態1)まず最初に、本発明を適用した実施形態
1として、電子マネーカードに個人限度額を設定する処
理や電子マネー補充操作時、設定されている個人限度額
に達するまで自動的に電子マネーを補充する処理を行な
う電子マネーシステムについて図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用した電子マネーシステムの概略構
成を示す図である。同図に示すように、本実施形態は、
ユーザからの入出金依頼を受け付けて電子マネー取扱装
置110に格納指示/払出し指示等を送信するホストコ
ンピュータ100と、電子マネーカード130に個人限
度額を設定したり、電子マネーの払出しオペレーション
を行なったりする電子マネー取扱装置110と、個人限
度額や現在の電子マネー残金額を保有する電子マネーカ
ード130を備えている。
【0012】ホストコンピュータ100は、ホストコン
ピュータ100全体を制御するCPU101と、電子マ
ネー取扱装置110と交信し、電子マネーカード130
に指示を送信するプログラムをロードするメモリ102
と、前記プログラムを格納する磁気ディスク装置103
と、異常発生時の回復手順等を入力する必要がある場
合、操作指示を入力するキーボード104と、電子マネ
ー取扱装置110からの処理依頼や前記プログラムの処
理結果等を表示するディスプレイ装置105と、ユーザ
や電子マネー取扱装置110との間で通信を行なう通信
装置106とを備えている。メモリ102には、勘定業
務処理プログラム107が格納される。勘定業務処理プ
ログラム107は、ユーザからの入出金依頼を入力し、
ホスト元帳データの更新、電子マネー取扱装置110に
格納指示/払出し指示等を指示する処理プログラムであ
る。
【0013】本例のホストコンピュータ100におい
て、勘定業務処理プログラム107は、フロッピーディ
スク等の記憶媒体に記録されており、一旦磁気ディスク
装置103に格納された後、メモリ102にロードされ
て実行されるものとする。尚、このプログラムは、フロ
ッピーディスク以外の他の媒体に記憶されていてもよい
ことはいうまでもない。
【0014】電子マネー取扱装置110は、電子マネー
取扱装置110全体の動作を制御するCPU111と、
個人限度額を設定したり、電子マネーカード130との
間で電子マネーをやり取りし、ホストコンピュータ10
0と通信を行なうプログラムをロードするメモリ112
と、前記プログラムや処理データを格納する磁気ディス
ク装置113と、操作指示を入力するキーボード114
と、個人限度額を設定した際などの処理結果を表示する
ディスプレイ装置115と、ホストコンピュータ100
や電子マネーカード130との間で通信を行なう通信装
置116とを備えている。
【0015】また、キーボード114は、金額を入力す
る数字ボタン117、個人限度額を設定する設定ボタン
118、個人限度額に達するまで自動的に電子マネーを
補充する際に使用する限度額補充ボタン119、電子マ
ネーを補充する際に、行った操作を確認するための確認
ボタン120を備えている。
【0016】メモリ112には、電子マネー処理プログ
ラム121が格納される。この電子マネー処理プログラ
ム121は、電子マネーカード130との間で電子マネ
ー処理を行なったり、電子マネーカード130の処理結
果を判断して、ディスプレイ装置115にエラーメッセ
ージを表示したりするプログラムであり、フロッピーデ
ィスク等の記憶媒体に記録されており、一旦磁気ディス
ク装置113に格納された後、メモリ112にロードさ
れて実行されるものとする。尚、前記プログラムは、フ
ロッピーディスク以外の他の媒体に記憶されていてもよ
いことはいうまでもない。
【0017】電子マネーカード130は、電子マネーカ
ード130全体の動作を制御する制御部131と、個人
限度額を設定したり、保有残金額の加減算を行ない、電
子マネー取扱装置110との間で電子マネーをやり取り
するプログラムをロードするメモリ132と、電子マネ
ー取扱装置110との間で通信を行なう通信機能部13
3とを備えている。
【0018】メモリ132は、個人限度額記憶部13
5,保有残金額記憶部136,各国で定められた一定の
公定限度額を記憶する公定限度額記憶部137,および
電子マネー処理プログラム134を具備している。電子
マネー処理プログラム134は、それが読み出されて制
御部541で実行されることにより、前述した電子マネ
ー取扱装置110との間で電子マネー処理を行なった
り、設定されている個人限度額を保有する個人限度額記
憶部135、現在の電子マネーの残高データである保有
残金額記憶部136をアクセスし、各データの読み出
し、書き込みを行なったり、各国で定められた一定の公
定限度額を記憶する公定限度額記憶部137から公定限
度額の読み出しを行ない、個人限度額のチェックおよび
電子マネー補充操作時の払出し金額のチェック等を行な
う処理プログラムである。本例の電子マネーカード13
0においては、電子マネー処理プログラム134はメモ
リ132等の記憶媒体に記録されている例を示したが、
メモリ132以外の他の媒体に記憶されていてもよい。
【0019】図2は、本実施形態の電子マネーカード1
30に個人限度額を設定する処理手順を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、本実施形態の電子マネ
ー取扱装置110は、ステップ200において、数字ボ
タン117から金額が入力され、設定ボタン118が押
下されたことを判断すると、ステップ201に進む。
【0020】ステップ201では、電子マネーカード1
30の公定限度額記憶部137から各国で定められた
「公定限度額」を読み出し、ステップ202では、数字
ボタン117から入力された金額が「公定限度額」の範
囲内かどうかの判断を行なう。入力された金額のほうが
高額な場合は、ステップ203に進み、電子マネー取扱
装置110のディスプレイ装置115に、例えば「入力
金額オーバー」等のエラーメッセージを表示して、再入
力を促す。また、入力された金額が「公定限度額」の範
囲内であれば、ステップ204で入力金額を「個人限度
額」として、ステップ205により電子マネーカード1
30の個人限度額記憶部135に設定する。
【0021】図3は、本実施形態の電子マネーカード1
30に設定された個人限度額まで自動補充する処理手順
を示すフローチャートである。同図に示すように、本実
施形態の電子マネー取扱装置110は、ステップ300
で、限度額補充ボタン119と確認ボタン120が押下
されたことを判断すると、ステップ301に進む。ステ
ップ301では、電子マネーカード130の個人限度額
記憶部135から「個人限度額」の読み出しを行ない、
更にステップ302で、保有残金額記憶部136から
「保有残金額」の読み出しを行なう。次に、ステップ3
03では、ステップ301およびステップ302で読み
出した「個人限度額」と「保有残金額」を用いて、「払
出し金額」を算出する(「払出し金額」=「個人限度
額」−「保有残金額」)。ステップ304では、算出さ
れた「払出し金額」を元に次のチェックを行なう。算出
された「払出し金額」が0円以上の場合、すなわち「個
人限度額」が「保有残金額」以上の場合は、ステップ3
05に進む。
【0022】ステップ305では、「払出し金額」をホ
ストコンピュータ100に送信し、ステップ306でホ
ストコンピュータ100からの回答を待つ。ステップ3
07で、ホストコンピュータ100からの指示金額によ
り、「保有残金額」を加算更新して(「保有残金額」=
「保有残金額」−「ホスト指示金額」)、ステップ30
8で電子マネーカード130の保有残金額記憶部136
に書込みを行ない、一連の処理を終了する。また、ステ
ップ304のチェックで、算出された「払出し金額」が
0円未満の場合、すなわち「個人限度額」が「保有残金
額」未満の場合は、ステップ309に進む。ステップ3
09では、電子マネー取扱装置110のディスプレイ装
置115に例えば「保有残金額超過」等のエラーメッセ
ージを表示し、電子マネーの自動補充は行なわない。
【0023】図4は、本実施形態の電子マネーカード1
30に設定された個人限度額まで自動補充する機能に、
追加で電子マネーを補充する機能の処理手順を示すフロ
ーチャートである。同図に示すように、本実施形態の電
子マネー取扱装置110は、ステップ400で、限度額
補充ボタン119と、数字ボタン117で任意額の入力
および確認ボタン120が押下されたことを判断する
と、ステップ401に進む。ステップ401では、電子
マネーカード130の個人限度額記憶部135から「個
人限度額」の読み出しを行ない、ステップ402で、保
有残金額記憶部136から「保有残金額」の読み出しを
行ない、更にステップ403で、公定限度額記憶部13
7から「公定限度額」の読み出しを行なう。
【0024】次に、ステップ404では、ステップ40
1およびステップ402で読み出した「個人限度額」と
「保有残金額」を用いて「払出し金額」を算出する。ス
テップ405では、算出された「払出し金額」を元に次
のチェックを行なう。算出された「払出し金額」が0円
以上の場合、すなわち「個人限度額」が「保有残金額」
以上の場合はステップ406に進む。ステップ406で
は、「払出し金額」に入力された追加分の任意額を加算
更新し、最終的な払出し金額とする。また、ステップ4
05のチェックで算出された「払出し金額」が0円未満
の場合、すなわち「個人限度額」が「保有残金額」未満
の場合は、ステップ407に進む。ステップ407で
は、電子マネーカード130内には、既に個人限度額以
上の電子マネーが存在するため、「払出し金額」を入力
された追加分の任意額のみとする。
【0025】ステップ408では、以上までで算出され
た「払出し金額」が各国で定められた「公定限度額」の
範囲内かどうかの判断を行なう。「払出し金額」が「公
定限度額」の範囲内であればステップ409に進み、
「払出し金額」をホストコンピュータ100に送信し、
ステップ410でホストコンピュータ100からの回答
を待つ。ステップ411で、ホストコンピュータ100
からの指示金額により、保有残金額を加算更新して、ス
テップ412で、電子マネーカード130の保有残金額
記憶部136に書込みを行ない、一連の処理を終了す
る。また、ステップ408のチェックで「払出し金額」
が「公定限度額」より高額な場合はステップ413に進
む。
【0026】ステップ413では、電子マネー取扱装置
110のディスプレイ装置115に「入力金額オーバ
ー」等のエラーメッセージを表示し、電子マネーの自動
補充は行なわない。前記のように、本実施形態の電子マ
ネーシステムの電子マネーカード130には、電子財布
等の電子マネー取扱装置110を用いて、個人限度額を
設定することができ、補充金額を入力せずに、予め設定
してある限度金額分まで電子マネーを簡単な操作で電子
マネーカード130に補充することが可能となる。
【0027】例えば、電子マネーカード130の保有者
が電子マネーが少なくなったと感じた時、特に使用目的
が決まっていない場合は、例えば「これだけあれば大丈
夫だという金額」または「これ以上は持ちたくないとい
う金額」まで補充することが、回数的に多い。このよう
な金額を「個人限度額」として、予め電子マネーカード
130に設定しておくことにより、電子マネー補充時
は、電子マネー対応ATM、電子マネー対応電話等の電
子マネー取扱装置110に電子マネーカード130を挿
入し、電子マネー取扱装置110に備えられている限度
額補充ボタン119と、金額が正しいことを確認して確
認ボタン120を押下するだけで、個人限度額まで電子
マネーを補充することが可能である。
【0028】さらに、本実施形態の電子マネーシステム
においては、前述したような予め設定されている個人限
度額まで補充するだけではなく、一時的に一定額以上の
電子マネーが必要となった場合に必要金額の入力を追加
することにより、予め設定してある「個人限度額」以上
の電子マネーを電子マネーカード130に補充すること
が可能である。また、個人間で電子マネーをやり取りし
た時、予め設定してある「個人限度額」をオーバする場
合は、オーバした金額をホストコンピュータ100に送
信して自動預金することも可能である。
【0029】例えば、不定収入があり電子マネーカード
130に電子マネーを補充する際、電子マネーカード1
30から「個人限度額」と「保有残金額」を読み出し、
今回補充する金額を「保有残金額」に加算する。その金
額が「個人限度額」をオーバしている場合は、電子マネ
ー取扱装置110のディスプレイ装置115にオーバし
た金額を表示し、ホストコンピュータ100に自動預金
してよいかどうかをオペレータに判断させる。自動預金
する場合は、「個人限度額」をオーバしている金額分の
電子マネーをホストコンピュータ100に送信し、その
差額分の電子マネーで電子マネーカード130の「保有
残金額」を加算更新する。自動預金しない場合は、補充
処理を中止してもよいし、全額を電子マネーカード13
0に補充してもよい。また、上述したように「保有残金
額」が「個人限度額」をオーバしている場合、オペレー
タに対話形式で判断させるようにしてもよいが、電子マ
ネー取扱装置に特別のボタンを設けておき、このボタン
が押下された場合に、保有残金額が個人限度額を越えた
らその越えた分を口座に自動預金するようにすることも
可能である。尚、電子マネーカード130ヘの個人限度
額の設定は、図2に示す手順により何度でも設定可能で
ある。
【0030】また、前記記載の個人限度額とは関係な
く、従来通り、補充金額を入力して電子マネーカード1
30ヘ電子マネーを補充できることは当然である。ま
た、従来通り、各取引の履歴は電子マネーカード130
に記録され、必要に応じて参照することが可能である。
以上説明したように、各個人が電子マネーカードに常に
保有させておきたい金額、例えば「これだけあれば大丈
夫だという金額」または「これ以上は持ちたくないとい
う金額」を予め「個人限度額」として設定しておくこと
で、補充操作の操作性向上が期待できる。また、その都
度、補充金額を入力する必要がないため、補充金額の入
力間違えによる電子マネーの払出し過ぎを防止できる。
【0031】(実施形態2)上述した実施形態1は、電
子マネーカードに個人限度額を保持するようにしたもの
であるが、以下に説明する実施形態2は、ホストコンピ
ュータに個人限度額を保持するようにしたものである。
【0032】図5は、本実施形態における電子マネーシ
ステムの概略構成を示す図である。図5に示すように、
本実施形態における電子マネーシステムは、設定された
個人限度額の保持および、ユーザからの入出金依頼を受
け付けて電子マネー取扱装置520に格納指示/払出し
指示等を送信するホストコンピュータ500と、ホスト
コンピュータ500に個人限度額を設定したり、電子マ
ネーの払出しオペレーションを行なったりする電子マネ
ー取扱装置520と、現在の電子マネー残金額を保有す
る電子マネーカード540を備えている。
【0033】(ホストコンピュータ500)ホストコン
ピュータ500は、ホストコンピュータ500全体を制
御するCPU501と、電子マネー取扱装置520と交
信し、電子マネーカード540に指示を送信するプログ
ラムをロードするメモリ502と、前記プログラムを格
納する磁気ディスク装置503と、異常発生時の回復手
順等を入力する必要がある場合、操作指示を入力するキ
ーボード504と、電子マネー取扱装置520からの処
理依頼や前記プログラムの処理結果等を表示するディス
プレイ装置505と、ユーザや電子マネー取扱装置52
0との間で通信を行なう通信装置506とを備えてい
る。
【0034】メモリ502は、勘定業務処理プログラム
507,公定限度額記憶部508,および個人情報記憶
部509を備えている。勘定業務処理プログラム507
は、ユーザからの入出金依頼を入力し、ホスト元帳デー
タの更新、電子マネー取扱装置520に格納指示/払出
し指示等を指示するプログラムである。公定限度額記憶
部508は、各国で定められた一定の公定限度額を記憶
しており、個人情報記憶部509は個人情報の記憶部
で、口座番号を記憶する口座番号記憶部510、電子マ
ネーカード毎に付与されたカードIDを記憶するカード
ID記憶部511、口座残高を記憶する口座残高記憶部
512、設定された個人限度額を記憶する個人限度額記
憶部513を有している。
【0035】(電子マネー取扱装置520)電子マネー
取扱装置520は、電子マネー取扱装置520全体の動
作を制御するCPU521と、「個人限度額」を設定し
たり、電子マネーカード540との間で電子マネーをや
り取りし、ホストコンピュータ500と通信を行なうプ
ログラムをロードするメモリ522と、前記プログラム
や処理データを格納する磁気ディスク装置523と、操
作指示を入力するキーボード524と、「個人限度額」
を設定した際などの処理結果を表示するディスプレイ装
置525と、ホストコンピュータ500や電子マネーカ
ード540との間で通信を行なう通信装置526とを備
えている。
【0036】また、キーボード524は、金額を入力す
る数字ボタン527、個人限度額を設定する限度額設定
ボタン528、設定された「個人限度額」に達するまで
自動的に電子マネーを補充する際に使用する限度額補充
ボタン529、電子マネーを補充する際に、行った操作
を確認するための確認ボタン530を備えている。電子
マネー処理プログラム531は、電子マネーカード54
0との間で電子マネー処理を行なったり、ホストコンピ
ュータ500や電子マネーカード540の処理結果を判
断して、ディスプレイ装置525にエラーメッセージを
表示したりする処理プログラムである。
【0037】(電子マネーカード540)電子マネーカ
ード540は、電子マネーカード540全体の動作を制
御する制御部541と、保有残金額の加減算を行なった
り、電子マネー取扱装置520との間で電子マネーをや
り取りするプログラムをロードするメモリ542と、電
子マネー取扱装置520との間で通信を行なう通信機能
部543とを備えている。
【0038】メモリ542は、口座番号/カードID記
憶部545,保有残金額記憶部546,および電子マネ
ー処理プログラム544を有している。電子マネー処理
プログラム544は、前述した電子マネー取扱装置52
0との間で電子マネー処理を行なったり、カード対応の
口座番号や、電子マネーカード540を特定するために
付与されたカード毎のカードIDを記憶する口座番号/
カードID記憶部545、現在の電子マネーの残高デー
タである保有残金額記憶部546をアクセスし、各デー
タの読み出し、書き込みを行なう処理プログラムであ
る。
【0039】図6は、本実施形態のホストコンピュータ
500に個人限度額を設定する際の電子マネー取扱装置
520の処理手順を示すフローチャートである。同図に
示すように、本実施形態の電子マネー取扱装置520
は、ステップ600で、数字ボタン527と限度額設定
ボタン528が押下されたことを判断すると、次のステ
ップ601に進む。ステップ601では、電子マネーカ
ード540を特定するために、電子マネーカード540
の口座番号/カードID記憶部545から口座番号およ
びカードIDを読み出し、次のステップ602では、ス
テップ600において数字ボタン527から入力された
「入力金額」と共に、ステップ601で読み出した口座
番号およびカードIDをホストコンピュータ500に送
信し、ステップ603でその処理結果の受信を待つ。
【0040】ホストコンピュータ500からの回答を受
信すると、次のステップ604において、「入力金額」
のチェック結果がOKかNGかをチェックする。「入力
金額」のチェック結果がOKならば(後述する図7のス
テップ712参照)、次のステップ605で電子マネー
取扱装置520のディスプレイ装置525に、例えば
「個人限度額登録OK」等のメッセージを表示し、一連
の処理を終了する。また、ステップ604で、ホストコ
ンピュータ500におけるチェック結果がNGならば、
ステップ606で電子マネー取扱装置520のディスプ
レイ装置525にホストコンピュータ500から指示さ
れたエラーメッセージ(後述する図7の例では「口座番
号不一致」「カードID不一致」「入力金額オーバ
ー」)を表示する。
【0041】図7は、本実施形態のホストコンピュータ
500に「個人限度額」を設定する際のホストコンピュ
ータ500の処理手順を示すフローチャートである。同
図に示すように、本実施形態のホストコンピュータ50
0は、ステップ700で、電子マネー取扱装置520か
らの「個人限度額設定」の処理要求を受信したことを判
断すると、次のステップ701に進む。ステップ701
でチェック結果にチェックNGをセットし、次のステッ
プ702で電子マネー取扱装置520から受信した口座
番号を元に個人情報記憶部509の口座番号記憶部51
0をサーチし、ステップ703で一致する口座番号が存
在するか判断する。ステップ703における判断の結
果、一致する口座番号が存在する場合はステップ704
に進み、一致する口座番号が存在しない場合はステップ
705に進んで例えば「口座番号不一致」等のエラーメ
ッセージをセットする。
【0042】ステップ704では、受信したカードID
を元に個人情報記憶部509のカードID記憶部511
をサーチし、ステップ706で一致するカードIDが存
在するか判断する。ステップ706における判断の結
果、一致するカードIDが存在する場合はステップ70
7に進み、一致するカードIDが存在しない場合はステ
ップ708に進んで例えば「カードID不一致」等のエ
ラーメッセージをセットする。
【0043】ステップ707において、公定限度額記憶
部508から各国で定められた「公定限度額」の読み出
しを行い、ステップ709で電子マネー取扱装置520
から受信した「受信入力金額」が前記「公定限度額」の
範囲内かどうかの判断を行なう。ステップ709におけ
る判断の結果、「公定限度額」より受信した「受信入力
金額」の方が高額な場合はステップ713に進んで例え
ば「入力金額オーバー」等のエラーメッセージをセット
する。
【0044】また、受信した「入力金額」が「公定限度
額」の範囲内であれば、ステップ710において、受信
した「入力金額」を「個人限度額」として、ステップ7
11により個人情報記憶部509の個人限度額記憶部5
13に設定する。次に、ステップ712において、チェ
ックが正常終了したことを示す「チェックOK」をセッ
トする。ステップ714では、以上までの処理でセット
されたチェック結果(上記の例では「チェックOK」/
「チェックNG」)やメッセージの内容(上記の例では
「口座番号不一致」/「カードID不一致」/「入力金
額オーバー」)を電子マネー取扱装置520に送信して
一連の処理を終了する。
【0045】図8は、本実施形態のホストコンピュータ
500に設定された「個人限度額」を自動補充する電子
マネー取扱装置520の処理手順を示すフローチャート
である。同図に示すように、本実施形態の電子マネー取
扱装置520は、ステップ800で、限度額補充ボタン
529と確認ボタン530が押下されたことを判断する
と、ステップ801に進む。ステップ801で、電子マ
ネーカード540を特定するために電子マネーカード5
40の口座番号/カードID記憶部545から「口座番
号」および「カードID」を読み出し、ステップ802
で、保有残金額記憶部546から「保有残金額」の読み
出しを行なう。次のステップ803において、前記ステ
ップ801で読み出した「口座番号」と「カードI
D」、およびステップ802で読み出した「保有残金
額」をホストコンピュータ500に送信し、ステップ8
04でそのホストコンピュータ500からの処理結果の
回答の受信を待つ。
【0046】ホストコンピュータ500からの処理結果
の回答を受信すると、ステップ805に進み、処理結果
がOKかNGかを判断する。処理結果がOKならば、ス
テップ806でホストコンピュータ500からの指示金
額(後述する図10のステップ918の「払出し金額」
参照)により、「保有残金額」に該指示金額を加算更新
して、ステップ807で電子マネーカード540の保有
残金額記憶部546に書込みを行う。以上までの処理が
終了すると、ステップ808で、電子マネー取扱装置5
20のディスプレイ装置525に「電子マネー補充完
了」等のメッセージを表示し、一連の処理を終了する。
【0047】また、ステップ805における判断の結
果、ホストコンピュータ500からの処理結果がNGな
らば、ステップ809で電子マネー取扱装置520のデ
ィスプレイ装置525にホストコンピュータ500から
指示されたエラーメッセージ(後述する図9および図1
0の例では「口座番号不一致」/「カードID不一致」
/「保有残金額超過」/「口座残高不足」)を表示し、
電子マネーの自動補充を行なわないで処理を終了する。
【0048】図9(ステップ900〜912)および図
10(ステップ913〜918)は、本実施形態のホス
トコンピュータ500に設定された個人限度額まで自動
補充する際のホストコンピュータ500の処理手順を示
すフローチャートである。図9に示すように、本実施形
態のホストコンピュータ500は、ステップ900で、
電子マネー取扱装置520からの個人限度額の電子マネ
ー補充の処理要求を受信したことを判断すると、ステッ
プ901に進む。ステップ901では、処理結果に処理
NGをセットし、次にステップ902で電子マネー取扱
装置520から受信した口座番号(図8のステップ80
3参照)を元に個人情報記憶部509の口座番号記憶部
510をサーチし、ステップ903で一致する口座番号
が存在するか判断する。
【0049】ステップ903における判断の結果、一致
する口座番号が存在する場合は、ステップ904に進
み、一致する口座番号が存在しない場合は、ステップ9
05に進んで例えば「口座番号不一致」等のエラーメッ
セージをセットする。ステップ904では、電子マネー
取扱装置520から受信したカードID(図8のステッ
プ803参照)を元に個人情報記憶部509のカードI
D記憶部511をサーチし、ステップ906で一致する
カードIDが存在するか判断する。ステップ906にお
ける判断の結果、一致するカードIDが存在する場合
は、ステップ907に進み、一致するカードIDが存在
しない場合は、ステップ908に進んで例えば「カード
ID不一致」等のエラーメッセージをセットする。
【0050】次に、ステップ907では、個人情報記憶
部509の個人限度額記憶部513から「個人限度額」
の読み出しを行い、ステップ909で、該個人限度額と
電子マネー取扱装置520から受信した保有残金額(図
8のステップ803参照)を用いて、「払出し金額」を
算出する(「払出し金額」=「個人限度額」−「保有残
金額」)。次のステップ910では、ステップ909で
算出された「払出し金額」を元に次のチェックを行な
う。算出された「払出し金額」が0円以上の場合、すな
わち「個人限度額」が「保有残金額」以上の場合は、ス
テップ911に進む。また、算出された「払出し金額」
が0円未満の場合、すなわち「個人限度額」が「保有残
金額」未満の場合は、ステップ912で例えば「保有残
金額超過」等のエラーメッセージをセットする。
【0051】ステップ911では、個人情報記憶部50
9の口座残高記憶部512から「口座残高」の読み出し
を行い、次のステップ913(図10)で、読み出した
「口座残高」とステップ909で算出された「払出し金
額」の大小比較を行う。「口座残高」が「払出し金額」
以上の場合は、ステップ914で「口座残高」から「払
出し金額」を減算し、この減算して得られた「口座残
高」をステップ915で口座残高記憶部512に書き込
みを行う。次にステップ916で、処理が正常終了した
ことを示す「処理OK」をセットする。
【0052】また、ステップ913の大小比較の結果、
「払出し金額」の方が「口座残高」より高額な場合は、
ステップ917で例えば「口座残高不足」等のエラーメ
ッセージをセットする。その後、ステップ918におい
て、以上までの処理でセットされた処理結果(上記の例
では「処理OK」/「処理NG」)やメッセージの内容
(上記の例では「口座番号不一致」/「カードID不一
致」/「保有残金額超過」/「口座残高不足」)、およ
び、算出された払出し金額を電子マネー取扱装置520
に送信して一連の処理を終了する。
【0053】図11は、本実施形態のホストコンピュー
タ500に設定された「個人限度額」まで自動補充する
機能に、追加で電子マネーを補充する機能を付加した場
合の電子マネー取扱装置520の処理手順を示すフロー
チャートである。本処理は、限度額補充ボタン529の
押下と、数字ボタン527による任意額の入力、および
確認ボタン530の押下によって実行される。
【0054】同図に示すように、本実施形態の電子マネ
ー取扱装置520は、ステップ1000で、限度額補充
ボタン529が押下され、数字ボタン527による任意
額の追加金額の入力が行われ、さらに確認ボタン530
が押下されたことを判断すると、ステップ1001に進
む。ステップ1001では、電子マネーカード540を
特定するために電子マネーカード540の口座番号/カ
ードID記憶部545から「口座番号」および「カード
ID」を読み出し、次のステップ1002で、保有残金
額記憶部546から「保有残金額」の読み出しを行な
う。次に、ステップ1003では、ステップ1001で
読み出した「口座番号」および「カードID」と、ステ
ップ1002で読み出した「保有残金額」と共に、数字
ボタン527から入力された追加金額(「入力金額」)
をホストコンピュータ500に送信した後、ステップ1
004でホストコンピュータ500からの処理結果の回
答を待つ。
【0055】ホストコンピュータ500からの処理結果
の回答を受信すると、ステップ1005に進み、処理結
果の回答がOKであるかNGであるかを判断する。処理
結果の回答がOKであれば(後述する図13のステップ
1120,1122参照)、ステップ1006で、ホス
トコンピュータ500からの指示金額(ステップ112
2で送信される「払出し金額」に相当)により、保有残
金額を加算更新して(「保有残金額」=「保有残金額」
−ホストからの「指示金額」)、この加算更新した保有
残金額をステップ1007で電子マネーカード540の
保有残金額記憶部546に書込みを行う。以上までの処
理が終了すると、ステップ1008で、電子マネー取扱
装置520のディスプレイ装置525に例えば「電子マ
ネー補充完了」等のメッセージを表示し、一連の処理を
終了する。
【0056】また、ステップ1005で、ホストコンピ
ュータ500の処理結果がNGならば、ステップ100
9で、電子マネー取扱装置520のディスプレイ装置5
25にホストコンピュータ500から指示されたエラー
メッセージ(後述する図12および図13の例では「口
座番号不一致」/「カードID不一致」/「入力金額オ
ーバー」/「口座残高不足」)を表示し、電子マネーの
補充を行なわないで処理を終了する。
【0057】図12(ステップ1100〜1113)お
よび図13(ステップ1114〜1122)は、本実施
形態のホストコンピュータ500に設定された個人限度
額まで自動補充する機能に、追加で電子マネーを補充す
る機能のホストコンピュータ500の処理手順を示すフ
ローチャートである。図12に示すように、本実施形態
のホストコンピュータ500は、ステップ1100で、
電子マネー取扱装置520からの「個人限度額」と追加
金額の電子マネー補充の処理要求を受信したことを判断
すると、ステップ1101に進む。ステップ1101で
は、処理結果に「処理NG」をセットし、次にステップ
1102で電子マネー取扱装置520から受信した「口
座番号」を元に個人情報記憶部509の口座番号記憶部
510をサーチし、ステップ1103で一致する口座番
号が口座番号記憶部510に存在するか否かを判断す
る。
【0058】ステップ1103における判断の結果、一
致する口座番号が存在する場合はステップ1104に進
み、一致する口座番号が存在しない場合はステップ11
05に進んで「口座番号不一致」等のエラーメッセージ
をセットする。ステップ1104では、受信した「カー
ドID」を元に個人情報記憶部509のカードID記憶
部511をサーチし、ステップ1106で一致するカー
ドIDがカードID記憶部511に存在するか判断す
る。ステップ1106における判断の結果、一致するカ
ードIDが存在する場合はステップ1107に進み、一
致するカードIDが存在しない場合はステップ1108
に進んで例えば「カードID不一致」等のエラーメッセ
ージをセットする。
【0059】次に、ステップ1107では、個人情報記
憶部509の個人限度額記憶部513から「個人限度
額」の読み出しを行い、ステップ1109では、公定限
度額記憶部508から「公定限度額」の読み出しを行
う。ステップ1110では、「個人限度額」と受信した
「保有残金額」を用いて、「払出し金額」を算出する。
ステップ1111では、算出された「払出し金額」を元
に次のチェックを行なう。
【0060】算出された「払出し金額」が0円以上の場
合、すなわち「個人限度額」が受信した「保有残金額」
以上の場合は、ステップ1112に進む。また、算出さ
れた「払出し金額」が0円未満の場合、すなわち「個人
限度額」が「保有残金額」未満の場合は、ステップ11
13で、電子マネーカード540内には、既に個人限度
額以上の電子マネーが存在するため、「払出し金額」を
電子マネー取扱装置520から受信した追加分の任意額
のみとする。ステップ1112では、「払出し金額」に
電子マネー取扱装置520から受信した追加分の任意額
を加算更新し、最終的な「払出し金額」とする(「払出
し金額」=「払出し金額」+「受信入力金額」)。
【0061】ステップ1114(図13)では、以上ま
でで算出された「払出し金額」が各国で定められた「公
定限度額」の範囲内かどうかの判断を行い、「公定限度
額」の範囲内であればステップ1115に進み、「払出
し金額」が「公定限度額」の範囲より高額な場合はステ
ップ1116に進んで例えば「入力金額オーバー」等の
エラーメッセージをセットする。ステップ1115で
は、個人情報記憶部509の口座残高記憶部512から
「口座残高」の読み出しを行い、ステップ1117で、
読み出した「口座残高」とステップ1112またはステ
ップ1113で算出された「払出し金額」の大小比較を
行う。
【0062】ステップ1117の大小比較の結果、「口
座残高」が「払出し金額」以上の場合は、ステップ11
18で口座残高から払出し金額を減算し(「口座残高」
=「口座残高」−「払出し金額」)、ステップ1119
で口座残高記憶部512に書き込みを行う。次にステッ
プ1120で、処理結果として処理が正常終了したこと
を示す「処理OK」をセットする。また、ステップ11
13の大小比較の結果、「払出し金額」の方が「口座残
高」より高額な場合は、ステップ1121で例えば「口
座残高不足」等のエラーメッセージをセットする。ステ
ップ1122では、以上まででセットされた処理結果、
メッセージおよび、算出された「払出し金額」を電子マ
ネー取扱装置520に送信して一連の処理を終了する。
【0063】前記のように、本実施形態の電子マネーシ
ステムのホストコンピュータ500には、電子財布等の
電子マネー取扱装置520を用いて、個人限度額を設定
することができ、補充金額を入力せずに、予め設定して
ある限度額分の電子マネーを簡単な操作で電子マネーカ
ード540に補充することが可能となる。
【0064】また、電子マネーカード540毎に「カー
ドID」を持たせ、ホストコンピュータ500には口座
番号単位でカードIDを記憶させているため、電子マネ
ーカード540毎に異なる個人限度額の設定を行うこと
ができる。従って、複数の電子マネーカードで同一口座
番号にアクセスすることが可能になり、例えば、夫と妻
で別々に電子マネーカードを持つようにすれば、夫が所
持する電子マネーカードの個人限度額はいくら、妻が所
持する電子マネーカードの個人限度額はいくら、という
ような別々に設定を行える。以上説明したように、各個
人が電子マネーカードに常に保有させておきたい金額、
例えば「これだけあれば大丈夫だという金額」または
「これ以上は持ちたくないという金額」を予め「個人限
度額」として設定しておくことで、補充操作の操作性向
上が期待できる。また、その都度、補充金額を入力する
必要がないため、補充金額の入力間違えによる電子マネ
ーの払出し過ぎを防止できる。
【0065】なお、上記実施形態では「個人限度額」を
設定し、設定した「個人限度額」まで電子マネーを自動
補充する例であるが、「公定限度額」だけ設定されてい
て「個人限度額」が設定されていない場合には、「個人
限度額」の代わりに「公定限度額」まで電子マネーを自
動的に補充する変形例も可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、各個人が限度と考える
金額、または、頻繁に利用する金額を設定しておくこと
により、電子マネー補充操作時の操作性を向上させるこ
とが可能となる。また、予め設定してある金額であれ
ば、電子マネー補充操作時、補充金額を入力する必要が
ないため、入力間違いによる電子マネーの払出しすぎを
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の電子マネーシステムの概
略構成を示す図である。
【図2】実施形態1の電子マネーカードヘ個人限度額を
設定する処理手順を示すフローチャートである。
【図3】実施形態1の電子マネーカードヘ個人限度額に
達するまで電子マネーを自動補充する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】実施形態1の電子マネーカードヘ個人限度額に
追加で任意額の電子マネーを補充する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施形態2の電子マネーシステムの概略構成を
示す図である。
【図6】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額を
設定する電子マネー取扱装置の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額を
設定するホストコンピュータの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額に
達するまで電子マネーを自動補充する電子マネー取扱装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額に
達するまで電子マネーを自動補充するホストコンピュー
タの処理手順を示すフローチャートである(その1)。
【図10】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額
に達するまで電子マネーを自動補充するホストコンピュ
ータの処理手順を示すフローチャートである(その
2)。
【図11】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額
に追加で任意額の電子マネーを補充する電子マネー取扱
装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額
に追加で任意額の電子マネーを補充するホストコンピュ
ータの処理手順を示すフローチャートである(その
1)。
【図13】実施形態2の電子マネーカードヘ個人限度額
に追加で任意額の電子マネーを補充するホストコンピュ
ータの処理手順を示すフローチャートである(その
2)。
【符号の説明】
100:ホストコンピュータ、101:CPU、10
2:メモリ、103:磁気ディスク装置、104:キー
ボード、105:ディスプレイ装置、106:通信装
置、107:勘定業務処理プログラム、110:電子マ
ネー取扱装置、111:CPU、112:メモリ、11
3:磁気ディスク装置、114:キーボード、115:
ディスプレイ装置、116:通信装置、117:数字ボ
タン、118:限度額設定ボタン、119:限度額補充
ボタン、120:確認ボタン、121:電子マネー処理
プログラム、130:電子マネーカード、131:制御
部、132:メモリ、133:通信機能部、134:電
子マネー処理プログラム、135:個人限度額記憶部、
136:保有残金額記憶部、137:公定限度額記憶
部、500:ホストコンピュータ、501:CPU、5
02:メモリ、503:磁気ディスク装置、504:キ
ーボード、505:ディスプレイ装置、506:通信装
置、507:勘定業務処理プログラム、508:公定限
度額記憶部、509:個人情報記憶部、510:口座番
号記憶部、511:カードID記憶部、512:口座残
高記憶部、513:個人限度額記憶部、520:電子マ
ネー取扱装置、521:CPU、522:メモリ、52
3:磁気ディスク装置、524:キーボード、525:
ディスプレイ装置、526:通信装置、527:数字ボ
タン、528:限度額設定ボタン、529:限度額補充
ボタン、530:確認ボタン、531:電子マネー処理
プログラム、540:電子マネーカード、541:制御
部、542:メモリ、543:通信機能部、544:電
子マネー処理プログラム、545:口座番号/カードI
D記憶部、546:保有残金額記憶部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子マネーを取り扱う電子マネー取扱装
    置であって、 電子マネー記録媒体を挿入する挿入口と、 該挿入口に挿入された電子マネー記録媒体にその所有者
    によって指定された個人限度額を設定する手段と、 電子マネーの補充を指示する補充指示手段と、 該補充指示手段による補充指示に基づき、金融機関に設
    けられた口座から電子マネー記録媒体に前記個人限度額
    に達するまで電子マネーを補充する手段と、 を有することを特徴とする電子マネー取扱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子マネー取扱装置にお
    いて、前記個人限度額を越えた額を追加補充する手段を
    さらに有することを特徴とする電子マネー取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子マネー取
    扱装置において、前記電子マネー記録媒体に前記個人限
    度額を越えた額の電子マネーが格納されている場合に、
    その越えた額を前記口座に預金する手段をさらに有する
    ことを特徴とする電子マネー取扱装置。
  4. 【請求項4】 所有者によって指定される電子マネーの
    個人限度額を記憶する個人限度額記憶部と、保有残金額
    記憶部と、前記個人限度額記憶部または前記保有残金額
    記憶部に対して電子マネー情報を書き込んだり読み出し
    たりする書き込み読み出し手段と、該書き込み読み出し
    手段で読み出した電子マネー情報を電子マネー取扱装置
    に送出するとともに、電子マネー取扱装置からの電子マ
    ネー情報を受信して前記書き込み読み出し手段に通知す
    る通信手段とを有することを特徴とする電子マネー記録
    媒体。
JP439598A 1998-01-13 1998-01-13 電子マネー取扱装置およびそれに用いられる電子マネー記録媒体 Pending JPH11203374A (ja)

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