JPH11201926A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

検査装置及び検査方法

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JPH11201926A
JPH11201926A JP802498A JP802498A JPH11201926A JP H11201926 A JPH11201926 A JP H11201926A JP 802498 A JP802498 A JP 802498A JP 802498 A JP802498 A JP 802498A JP H11201926 A JPH11201926 A JP H11201926A
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printed wiring
wiring board
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JP802498A
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Hideyuki Ito
秀幸 伊東
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Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検査装置及び検査方法において、実装の信頼性
を向上し得るようにする。 【解決手段】本発明は、加熱手段により電子部品を所定
状態に加熱し、次いでこの加熱した電子部品の温度分布
を測定手段を介して測定し、得られる測定結果に基づい
て検査手段において電子部品の各電極とプリント配線板
の対応する電極との接続状態を検査することにより、電
子部品の温度分布が対応する電極同士の接続状態によつ
て異なる分布を示すことからこの電子部品の各電極とプ
リント配線板の対応する電極との接続状態を容易に検査
することができ、かくして実装の信頼性を向上し得る検
査装置及び検査方法を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図9及び図10) 課題を解決するための手段(図1〜図8) 発明の実施の形態 (1)本実施の形態による検査装置の構成(図1〜図
8) (2)本実施の形態の動作及び効果(図1〜図8) (3)他の実施の形態(図1〜図8) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は検査装置及び検査方
法に関し、例えばプリント配線板の一面にフリツプチツ
プ実装された半導体チツプの複数の電極(以下、これを
パツドと呼ぶ)と、当該プリント配線板のそれぞれ対応
する複数の電極(以下、これをランドと呼ぶ)との接続
状態を検査する検査装置及び検査方法に適用して好適な
ものである。
【0004】
【従来の技術】近年、電子機器においては、軽薄短小化
傾向を強め、高機能集積化及び信号処理の高速化が進ん
できており、このような電子機器の軽薄短小化を実現す
るための半導体チツプの高密度実装技術の1つとしてフ
リツプチツプ実装がある。
【0005】このフリツプチツプ実装においては、半導
体チツプの回路面に設けられた複数のパツド上に導電性
金属でなる突起電極(以下、これをバンプと呼ぶ)を形
成した後、この半導体チツプの回路面とプリント配線板
の一面とを対向させ、各バンプとプリント配線板の一面
に設けられたそれぞれ対応する複数の電極とを接続する
と共に、当該半導体チツプを所定の絶縁性樹脂でなる封
止樹脂によつて各バンプを埋め込むようにプリント配線
板の一面に一体に封止することにより行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで図9に示すよ
うに、例えば対向する側面1Aから複数の入出力ピン2
が突出するように設けられてなる半導体パツケージ1を
各入出力ピン2をプリント配線板(図示せず)の対応す
る複数の電極に電気的及び物理的に接続するようにして
実装した場合には、これら各入出力ピン2に所定の検査
装置のプローブ3を接触させるようにして対応する電極
との接続状態を検査することができる。
【0007】ところが図10に示すように、フリツプチ
ツプ実装においては、半導体チツプ5のパツド6及びプ
リント配線板7のランド8並びにバンプ9がそれぞれ封
止樹脂10に埋め込まれていることからパツド6及びラ
ンド8並びにバンプ9に検査装置のプローブ11を接触
させ難い。従つてこのようなフリツプチツプ実装では、
半導体チツプ5とプリント配線板7との対応するパツド
6及びランド8同士の接続状態を検査し難く、このため
実装の信頼性が低い問題があつた。
【0008】このような問題を解決するため、最近で
は、半導体チツプや電子機器の各種検査の標準化を目的
として発足したJTAG(Joint Test Action Group )
と呼ばれるグループにより、プリント配線板にランドと
導通された検査用端子を設けると共に、半導体チツプの
回路に自己診断機能をもたせ、この半導体チツプをプリ
ント配線板の一面にフリツプチツプ実装した後、検査用
端子に検査装置のプローブを接触させて当該半導体チツ
プの各パツドとプリント配線板の対応する各ランドとの
接続状態を検査する方法が提案されている。しかしなが
らこの方法では半導体チツプの回路設計が煩雑になる問
題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、実装の信頼性を向上し得る検査装置及び検査方法を
提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、プリント配線板の一面に実装
された電子部品の各電極と、プリント配線板の対応する
電極との接続状態を検査する検査装置において、電子部
品を所定状態に加熱する加熱手段と、この加熱手段によ
つて加熱された電子部品の温度分布を測定する測定手段
と、当該測定手段から得られる測定結果に基づいて電子
部品の各電極と、プリント配線板の対応する電極との接
続状態を検査する検査手段とを設けるようにした。
【0011】この結果、プリント配線板の一面に実装さ
れた電子部品を加熱することにより得られるこの電子部
品の温度分布が対応する電極同士の接続状態によつて異
なる分布を示すことから、当該電子部品の各電極とプリ
ント配線板の対応する電極との接続状態を容易に検査す
ることができる。
【0012】また本発明においては、プリント配線板の
一面に実装された電子部品の各電極と、プリント配線板
の対応する電極との接続状態を検査する検査方法におい
て、電子部品を所定状態に加熱する第1のステツプと、
第1のステツプにおいて加熱した電子部品の温度分布を
測定し、得られる測定結果に基づいて電子部品の各電極
と、プリント配線板の対応する電極との接続状態を検査
する第2のステツプとを設けるようにした。
【0013】この結果、プリント配線板の一面に実装さ
れた電子部品を加熱することにより得られるこの電子部
品の温度分布が対応する電極同士の接続状態によつて異
なる分布を示すことから、当該電子部品の各電極とプリ
ント配線板の対応する電極との接続状態を容易に検査す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0015】(1)本実施の形態による検査装置の構成 図1において、20は全体として本発明による検査装置
を示し、プリント配線板21の一面21Aにフリツプチ
ツプ実装された半導体チツプ(以下、これを実装半導体
チツプと呼ぶ)22の回路面22Aと対向する面(以
下、これを裏面と呼ぶ)22Bを加熱部23により所定
温度で所定時間加熱した後、この実装半導体チツプ22
の裏面22Bの温度分布をサーモグラフイ24を介して
測定し、得られた測定結果に基づいて検査部25におい
て実装半導体チツプ22及びプリント配線板21の対応
する各パツド26及びランド27同士の接続状態を検査
するようになされている。
【0016】実際上この検査装置20において、加熱部
23は、レーザ光源を有し、検査対象の実装半導体チツ
プ22の裏面22Bの中央部に所定時間、所定パワーの
レーザ光を照射することによりこの実装半導体チツプ2
2を所定温度で所定時間加熱する。これによりこの実装
半導体チツプ22は、裏面22Bの中央部から与えられ
た熱が周辺部及び内部に放射状に伝わる。
【0017】従つて図2に示すように、実装半導体チツ
プ22の全てのパツド26がプリント配線板21のそれ
ぞれ対応するランド27とバンプ30を介して電気的及
び物理的に正常に接続されている場合には、実装半導体
チツプ22の裏面22Bの中央部から内部に伝つた熱が
当該実装半導体チツプ22の各パツド26からこれら各
パツド26上に設けられたバンプ30及びプリント配線
板21の対応するランド27を順次介してプリント配線
板21の内部に伝わる。
【0018】この結果この場合には、図3に示すよう
に、実装半導体チツプ22の裏面22Bにおいて、その
中央部から周辺部に亘つて表面温度が放射状に順次低下
し、かつ各パツド26とそれぞれ対向する裏面22Bの
所定領域(以下、これをパツド対向領域と呼ぶ)22C
の表面温度がこれら各パツド対向領域22Cの周辺部分
の表面温度よりもさらに温度が低下するような温度分布
を示す。
【0019】これに対して図4に示すように、実装半導
体チツプ22及びプリント配線板21の対応する各パツ
ド26及びランド27同士のうち、いずれかのパツド2
6及びランド27同士がバンプ30の欠落などによつて
正常に接続されていない場合には、このプリント配線板
21の対応するランド27と正常に接続されていないパ
ツド26から当該プリント配線板21側に熱を伝えるこ
とができないためにその分実装半導体チツプ22内部の
温度が高くなる。
【0020】この結果この場合には、図5に示すよう
に、実装半導体チツプ22の裏面22Bにおいて、その
中央部から周辺部に亘つて表面温度が放射状に順次低下
するものの、プリント配線板21側に熱を伝えるパツド
26及びランド27同士の数が減少していることから上
述した対応する各パツド26及びランド27同士が正常
に接続されたときに比べて表面温度が全体的に高くなる
と共に、正常に接続された各パツド26に対向する各パ
ツド対向領域22Cがその周辺部分よりも表面温度が低
下するのに対して、正常に接続されていないパツド26
と対向するパツド対向領域22Dの表面温度が当該パツ
ド対向領域22Dの周辺部分の表面温度とほぼ同じ温度
となるような温度分布を示す。
【0021】このように実装半導体チツプ22の各パツ
ド26と、プリント配線板21のそれぞれ対応するラン
ド27との接続状態が異なると、当該実装半導体チツプ
22の裏面22Bを加熱したときの温度分布が異なる分
布を示す。
【0022】かくしてこの検査部25は、サーモグラフ
イ24を介して測定して得られた実装半導体チツプ22
の裏面22Bの温度分布と、当該実装半導体チツプ22
及びプリント配線板21の対応する各パツド26及びラ
ンド27同士が全て正常に接続されたときの当該実装半
導体チツプ22の裏面22Bの温度分布とを比較するこ
とによりこれら各パツド26及びランド27同士がそれ
ぞれ正常に接続されているかどうかを検査する。
【0023】ここで実際上図6に示すように、この検査
装置20において検査部25は、パーソナルコンピユー
タ構成でなり、実装半導体チツプ22及びプリント配線
板21の対応する各パツド26及びランド27同士が正
常に接続されたかどうかを検査するために用いる検査用
データD1がオペレータにより例えばキーボードでなる
操作部31を介して予め入力され、この検査用データD
1を制御部(以下、これを主制御部と呼ぶ)32が記憶
部33にデータベースとして記憶する。
【0024】因みに検査用データD1は、実装半導体チ
ツプ22を示す識別情報と、当該実装半導体チツプ22
及びプリント配線板21の対応するパツド26及びラン
ド27同士が正常に接続されたときのこの実装半導体チ
ツプ22の裏面22Bにおける温度分布のデータ(以
下、これを基準温度分布データと呼ぶ)と、接続状態の
検査時(以下、これを単に接続状態検査時と呼ぶ)にお
ける実装半導体チツプ22の裏面22Bの加熱条件の情
報(以下、これを加熱条件情報と呼ぶ)等からなり、実
装半導体チツプ22の大きさ、形状及びパツドの数等の
種類毎に記憶部33にデータベースとして記憶される。
【0025】そしてこの検査装置20では、接続状態検
査時、実装半導体チツプ22がその裏面22Bを加熱部
23及びサーモグラフイ24に向け、かつこれら加熱部
23及びサーモグラフイ24から所定距離だけ離して配
置される。
【0026】この状態において検査部25では、オペレ
ータにより操作部31を介してこの実装半導体チツプ2
2を示す識別情報が入力され、これにより主制御部32
がこの識別情報に基づいて、記憶部33からこれに予め
記憶した対応する検査用データD1を読み出し、当該読
み出した検査用データD1をRAM(Random AccessMem
ory)34に一旦格納する。
【0027】そして主制御部32は、RAM34から検
査用データD1を読み出すと共に、当該読み出した検査
用データD1に基づいて得られる加熱条件情報に基づく
制御信号を加熱部23の制御部(以下、これを加熱制御
部と呼ぶ)35に与える。
【0028】加熱制御部35は、供給される制御信号に
基づいてレーザ光源でなる熱源36を駆動制御すること
により、この熱源36から加熱条件に応じたパワーのレ
ーザ光LA1を所定の射出継続時間射出させる。
【0029】これによりこの加熱部23は、図7に示す
ように、熱源36から射出させたレーザ光LA1を実装
半導体チツプ22の裏面22Bの中央部に照射し、かく
してこのレーザ光LA1によつてこの実装半導体チツプ
22の裏面22Bを加熱する。
【0030】これにより実装半導体チツプ22において
は、図8に示すように、その裏面22Bからレーザ光L
A1による加熱に伴い熱輻射エネルギーでなる赤外線L
A2を放射する。
【0031】この場合サーモグラフイ24(図6)で
は、実装半導体チツプ22の裏面22Bがレーザ光LA
1によつて(射出継続時間の間)加熱された後、この裏
面22Bから放射される赤外線LA2を赤外線撮像素子
(CCD:Charge Coupled Device)38を介して取り込む
と共に、この赤外線をその光強度に応じた電気信号に変
換して制御部(以下、これを測定制御部と呼ぶ)39に
与える。
【0032】測定制御部39は、主制御部32の制御の
もとに、赤外線撮像素子38から与えられる電気信号を
温度に換算することにより実装半導体チツプ22の裏面
22Bの温度分布を表す温度分布データ(以下、これを
測定温度分布データと呼ぶ)D3を生成し、この測定温
度分布データD3を主制御部32に与える。またこのと
き測定制御部39は、この測定温度分布データD3を表
示部40に与えることにより、当該表示部40に測定温
度分布データD3に基づく温度分布画像を表示させ、か
くしてオペレータに実装半導体チツプ22の裏面22B
の温度分布を視覚的に認識させることができるようにな
されている。
【0033】主制御部32は、測定制御部39から与え
られる測定温度分布データD3をRAM34に一旦格納
すると共に、当該RAM34からこの測定温度分布デー
タD3と共に対応する検査用データD1を読み出し、当
該読み出した測定温度分布データD3と、検査用データ
D1に基づいて得られる基準温度分布データとを比較
し、得られる比較結果に基づいて実装半導体チツプ22
及びプリント配線板21の対応する各パツド26及びラ
ンド27同士がそれぞれバンプ30を介して正常に接続
されているかどうかを判断し、このようにして接続状態
を検査し得るようになされている。
【0034】因みにこのとき主制御部32は、実装半導
体チツプ22及びプリント配線板21の対応する各パツ
ド26及びランド27同士が正常に接続されているかど
うかの検査結果を表示部41に表示させるようになされ
ており、これによりオペレータに実装半導体チツプ22
及びプリント配線板21の対応する各パツド26及びラ
ンド27同士の接続状態の検査結果を視覚的に認識させ
ることができるようになされている。
【0035】なおこの実施の形態の場合、検査部25の
記憶部33に記憶される基準温度分布データは、予め所
定の解析プログラムを用いて半導体チツプ22の裏面2
2Bを加熱したときにどのような温度分布を示すかを加
熱条件を代えながら解析することにより、加熱条件毎に
それぞれ得られる解析結果に基づいて許容誤差を設定し
ている。
【0036】(2)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この検査装置20では、実装半導
体チツプ22の裏面22Bを加熱部23によつて所定温
度で所定時間加熱した後、サーモグラフイ24によつて
この裏面22Bの温度分布を測定する。
【0037】そしてこの検査装置20では、検査部25
によりサーモグラフイ24によつて測定して得られた温
度分布データD3と対応する基準温度分布データとを比
較し、これにより得られる比較結果に基づいて実装半導
体チツプ22及びプリント配線板21の対応する各パツ
ド26及びランド27同士が正常に接続されているかど
うかを判断し、かくして接続状態を検査することができ
る。
【0038】従つてこの検査装置20では、実装半導体
チツプ22及びプリント配線板21の対応するパツド2
6及びランド27同士の接続状態を、予め半導体チツプ
22の回路を自己診断機能を持たせるように設計しなく
とも容易に検査することができる。
【0039】またこの検査装置20では、実装半導体チ
ツプ22の裏面22Bにレーザ光LA1を照射するよう
にして当該半導体チツプ22の裏面22Bを加熱するこ
とから、このレーザ光LA1の出力を制御することによ
り半導体チツプ22の裏面22Bに与える熱量を容易に
制御することができる。
【0040】以上の構成によれば、加熱部23により実
装半導体チツプ22の裏面22Bを加熱した後、サーモ
グラフイ24によつてこの半導体チツプ22の裏面22
Bの温度分布を測定し、検査部25によりこのサーモグ
ラフイ24から得られた測定温度分布データD3と基準
温度分布データとを比較するようにして実装半導体チツ
プ22及びプリント配線板21の対応する各パツド26
及びランド27同士の接続状態を検査するようにしたこ
とにより、当該プリント配線板21の一面21Aにフリ
ツプチツプ実装された半導体チツプ22の各パツド26
と、当該プリント配線板21の対応するランド27との
接続状態を容易に検査することができ、かくしてフリツ
プチツプ実装の信頼性を向上し得る検査装置及び検査方
法を実現することができる。
【0041】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明をプリント配
線板21の一面21Aにフリツプチツプ実装された半導
体チツプ22の各パツドと、当該プリント配線板21の
対応するランド27との接続状態を検査する検査装置及
び検査方法に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、本発明をプリント配線板の
一面に実装されたBGA(Ball Grid Array )や、QF
P(Quad Flat Package )型半導体パツケージ等のよう
なこの他種々の電子部品の各電極と、当該プリント配線
板の対応する電極との接続状態を検査する検査装置及び
検査方法に適用するようにしても良い。
【0042】また上述の実施の形態においては、検査部
25の記憶部33に予め基準温度分布データを記憶して
おくようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、電子部品及びプリント配線板のそれぞれ対応す
る電極同士の接続状態を検査する毎に、この検査結果と
共に測定温度分布データD3を記憶部33にデータベー
スとして記憶し、当該記憶した測定温度分布データD3
に基づいてこの基準温度分布データの許容誤差を例えば
小さくするように変更するようにしても良く、このよう
にすれば上述した実施の形態に比べて接続状態の検査基
準を上げてさらに実装の信頼性を向上させることができ
る。
【0043】さらに上述の実施の形態においては、検査
部25の記憶部33に予め実装半導体チツプ22及びプ
リント配線板21の対応するパツド26及びランド27
同士がそれぞれ正常に接続されたときの当該実装半導体
チツプ22の裏面22Bの温度分布を示す基準温度分布
データを記憶するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、実装半導体チツプ22及びプリン
ト配線板21の対応するパツド26及びランド27同士
のいずれかが正常に接続されていないときのこの実装半
導体チツプ22の裏面22Bの温度分布を示すデータ
や、接続状態の良否を判断するためのしきい値でなるデ
ータ等のように、この他種々の少なくとも1種類のデー
タを記憶しておき、これを接続状態の検査に用いるよう
にしても良い。
【0044】さらに上述の実施の形態においては、電子
部品を所定状態に加熱する加熱手段として、所定のレー
ザ光LA1を射出する熱源36を有する加熱部23を適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、電子部品を所定状態に加熱することができれ
ば、加熱炉等のようにこの他種々の加熱手段を適用する
ようにしても良い。
【0045】さらに上述の実施の形態においては、加熱
手段によつて加熱された電子部品の温度分布を測定する
測定手段として、サーモグラフイ24を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、加
熱された電子部品の温度分布を測定することができれ
ば、この他種々の測定手段を適用するようにしても良
い。
【0046】さらに上述の実施の形態においては、測定
手段から得られる測定結果に基づいて電子部品の各電極
と、プリント配線板の対応する電極との接続状態を検査
する検査手段として、検査部25を適用するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、測定手
段から得られる測定結果に基づいて電子部品の各電極
と、プリント配線板の対応する電極との接続状態を検査
することができれば、この他種々の検査手段を適用する
ようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子部品
を所定状態に加熱する加熱手段と、この加熱手段によつ
て加熱された電子部品の温度分布を測定する測定手段
と、当該測定手段から得られる測定結果に基づいて電子
部品の各電極と、プリント配線板の対応する電極との接
続状態を検査する検査手段とを設けるようにしたことに
より、プリント配線板の一面に実装された電子部品を加
熱することにより得られるこの電子部品の温度分布が対
応する電極同士の接続状態によつて異なる分布を示すこ
とから、当該電子部品の各電極とプリント配線板の対応
する電極との接続状態を容易に検査することができ、か
くして実装の信頼性を向上し得る検査装置を実現するこ
とができる。
【0048】また電子部品を所定状態に加熱する第1の
ステツプと、第1のステツプにおいて加熱した電子部品
の温度分布を測定し、得られる測定結果に基づいて電子
部品の各電極と、プリント配線板の対応する電極との接
続状態を検査する第2のステツプとを設けるようにした
ことにより、プリント配線板の一面に実装された電子部
品を加熱することにより得られるこの電子部品の温度分
布が対応する電極同士の接続状態によつて異なる分布を
示すことから、当該電子部品の各電極とプリント配線板
の対応する電極との接続状態を容易に検査することがで
き、かくして実装の信頼性を向上し得る検査方法を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査装置の構成の一実施の形態を
示す略線的ブロツク図である。
【図2】実装半導体チツプ及びプリント配線板の対応す
る各パツド及びランド同士がそれぞれ正常に接続されて
いるときのこの実装半導体チツプの裏面の加熱の説明に
供する略線的断面図である。
【図3】実装半導体チツプ及びプリント配線板の対応す
る各パツド及びランド同士がそれぞれ正常に接続されて
いるときのこの実装半導体チツプ22の裏面の温度分布
の説明に供する略線的上面図である。
【図4】実装半導体チツプ及びプリント配線板の対応す
る各パツド及びランド同士のうち、いずれかが正常に接
続されていないときのこの実装半導体チツプの裏面の加
熱の説明に供する略線的断面図である。
【図5】実装半導体チツプ及びプリント配線板の対応す
る各パツド及びランド同士のうち、いずれかが正常に接
続されていないときのこの実装半導体チツプの裏面の温
度分布の説明に供する略線的上面図である。
【図6】検査装置の回路構成を示すブロツク図である。
【図7】実装半導体チツプの裏面の加熱の説明に供する
略線的断面図である。
【図8】裏面が加熱された実装半導体チツプの説明に供
する略線的断面図である。
【図9】実装半導体パツケージの各入出力ピンの接続状
態の検査の説明に供する略線的斜視図である。
【図10】従来の実装半導体チツプの各電極の接続状態
の検査の説明に供する略線的断面図である。
【符号の説明】
20……検査装置、21……プリント配線板、21A…
…一面、22……半導体チツプ、22A……回路面、2
2B……裏面、22C、22D……パツド対向領域、2
3……加熱部、24……サーモグラフイ、25……検査
部、26……パツド、27……ランド、36……熱源、
D1……検査用データ、D3……測定温度分布データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/34 512 H05K 3/34 512A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板の一面に実装された電子部
    品の各電極と、上記プリント配線板の対応する電極との
    接続状態を検査する検査装置において、 上記電子部品を所定状態に加熱する加熱手段と、 上記加熱手段によつて加熱された上記電子部品の温度分
    布を測定する測定手段と、 上記測定手段から得られる測定結果に基づいて上記電子
    部品の各上記電極と、上記プリント配線板の対応する上
    記電極との接続状態を検査する検査手段とを具えること
    を特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】上記加熱手段は、 上記電子部品に所定時間、所定パワーの所定のレーザ光
    を照射することにより当該電子部品を加熱することを特
    徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】上記検査手段は、 上記測定手段から得られる上記測定結果と、上記加熱手
    段によつて加熱される上記電子部品の予め設定された基
    準となる温度分布とを比較し、得られる比較結果に基づ
    いて上記電子部品の各上記電極と、上記プリント配線板
    の対応する上記電極との接続状態を検査することを特徴
    とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】プリント配線板の一面に実装された電子部
    品の各電極と、上記プリント配線板の対応する電極との
    接続状態を検査する検査方法において、 上記電子部品を所定状態に加熱する第1のステツプと、 上記第1のステツプにおいて加熱した上記電子部品の温
    度分布を測定し、得られる測定結果に基づいて上記電子
    部品の各上記電極と、上記プリント配線板の対応する上
    記電極との接続状態を検査する第2のステツプとを具え
    ることを特徴とする検査方法。
  5. 【請求項5】上記第1のステツプでは、 上記電子部品に所定時間、所定パワーの所定のレーザ光
    を照射することにより当該電子部品を加熱することを特
    徴とする請求項4に記載の検査方法。
  6. 【請求項6】上記第2のステツプでは、 上記電子部品の上記温度分布を測定して得られた上記測
    定結果と、加熱される上記電子部品の予め設定された基
    準となる温度分布とを比較し、得られる比較結果に基づ
    いて上記電子部品の各上記電極と、上記プリント配線板
    の対応する上記電極との接続状態を検査することを特徴
    とする請求項4に記載の検査方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024542A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Matsushita Electric Works Ltd 検査方法及び検査装置
JP2007080881A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Matsushita Electric Works Ltd 発光ダイオードの検査装置
JP2014535175A (ja) * 2011-11-14 2014-12-25 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 高輝度発光ダイオードのための高スループット高温試験方法およびシステム
CN104698036A (zh) * 2015-04-01 2015-06-10 武汉理工大学 基于三维温度曲面相似性分析的涡流热成像缺陷识别方法
CN111434192A (zh) * 2017-09-08 2020-07-17 奥钢联钢铁公司 用于在覆有覆层的板材上建立电联接接触部的方法

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