JPH11201045A - ベローズポンプ - Google Patents

ベローズポンプ

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JPH11201045A
JPH11201045A JP182898A JP182898A JPH11201045A JP H11201045 A JPH11201045 A JP H11201045A JP 182898 A JP182898 A JP 182898A JP 182898 A JP182898 A JP 182898A JP H11201045 A JPH11201045 A JP H11201045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
valve
check
bellows pump
check valve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP182898A
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English (en)
Inventor
Makoto Fujita
信 藤田
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Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
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Publication of JPH11201045A publication Critical patent/JPH11201045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐薬品性と耐久性に優れる弁体を使用した逆
流防止弁を設け、頻繁に逆流防止弁を交換する必要のな
いベローズポンプの提供。 【解決手段】 容積を変化させるための駆動部を有した
ベローズ5と、ベローズ5に連通するとともに上流側と
下流側とに分岐した分岐管6の上流側と下流側において
逆流防止弁7を夫々配設し、容積が変化するときに逆流
防止弁7の開閉により流体を送り出すベローズポンプで
あって、逆流防止弁に使用される弁体8を、弾性体から
略円板形状に形成し、弾性変形に伴い開放状態にし、自
由状態において閉鎖状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベローズポンプに係
り、特に耐久性並びに耐薬品性に優れるベローズポンプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3のベローズポンプの動作説明図に基
づき、ベロースポンプの動作原理について簡単に説明す
る。
【0003】本図において、ベローズ5は容積を変化さ
せるために上端がベース1の天井部に固定され、ベロー
ズ5の下端部5aにはクランクピン4を介してコンロッ
ド3が連結されており、ベース1の底面上に固定された
モータ2の出力軸に固定された円板2aから偏心した位
置に設けられたクランクピン4によりコンロッド3を連
結している。上記構成により、モータ2の回転に伴いベ
ローズ5が実線と破線図示の上下方向に圧縮及び引っ張
り力を得るように変化して、その容積を変化させる。
【0004】このベローズには上流側と下流側とに分岐
した流路6と、この流路6の上流側と下流側において逆
流防止弁7が夫々配設されており、ベローズの容積が変
化するときに上流側と下流側の夫々の逆流防止弁7の弁
体が実線と破線図示のように開閉することで流体を下流
柄に送り出すものである。
【0005】図4は、逆流防止弁に用いられる弁体10
8の代表例の要部破断図であり、弁体108はゴム材料
から成形されており円錐形状部108aの頂点部位から
延設される棒状の延設部108bと、延設部108bの
端部に形成される形状部108cとを一体成形し、この
弁体108を弁座110を有する基部107に対してセ
ットするときに、形状部108cを工具で把持して矢印
方向に引っ張ることで、筒状部110bの端部に形状部
108cが突出して係止されるようにして組み立てるよ
うにしている。
【0006】弁座110と筒状部110bの間には、開
口部110aが形成されており、自由長Lの棒状の延設
部108bが伸びるようにして弁体108が実線図示の
位置から破線図示の位置に変位することで、開くことで
流体を矢印方向に流すように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る、弁体によれば、完成品を得るための組み立て作業は
簡単にすることができるが、弁体108の開閉のための
変位を棒状の延設部108bの延び縮みに依存してい
る。
【0008】一方、ベローズポンプは、流体が空気に晒
されることがないことから各種薬液の送液用に使用され
るので、耐薬品性が要求される。したがって、例えば上
記のようにゴム材料から形成される弁体108が、薬品
による化学的作用により膨潤が発生すると、特に棒状の
延設部108bの縮み量、即ち弁閉塞力に劣化が発生す
ることになり、著しく逆流防止弁の機能低下を招くこと
になってしまい、ベローズポンプの能力低下を来すこと
になる。
【0009】そこで、酸、アルカリ性の度合または薬液
の種類に応じて頻繁に逆流防止弁を交換するか、所定運
転時間の経過後に交換するようにしていた。
【0010】また、ベローズポンプはベロース駆動手段
を所定時間運転することで、所定時間分に応じた所定量
を送液することができる。そこで、例えば、写真現像処
理装置に使用される処理液の送液に好適に使用すること
ができるが、上記のような弁体を使用した場合には、高
い頻度の逆流防止弁の交換作業を余儀なくされることに
なり、実使用上で問題となる。
【0011】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、耐薬品性と耐久性に優れる弁
体を使用した逆流防止弁を設けることで、頻繁に逆流防
止弁を交換する必要のないベローズポンプの提供を目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、容積を変化さ
せるための駆動手段を有したベローズと、該ベローズに
連通するとともに上流側と下流側とに分岐した流路と、
前記上流側と前記下流側において逆流防止弁を夫々配設
し、前記容積が変化するときに前記逆流防止弁の開閉に
より所定の方向へ流体を送り出すベローズポンプであっ
て、前記逆流防止弁に使用される弁体を、弾性体よりな
る略円板形状とし、大きな弾性変形に伴い前記逆流防止
弁を開放状態にし、その他の弾性変形において閉鎖状態
にすることを特徴としている。
【0013】また、前記弁体の一方の面の第1円板面の
中心部位から凸部を延設し、前記凸部を嵌挿するための
穴部と、前記穴部の周囲に配された開口部を有する第1
基部と、前記弁体の他方の面の第2円板面の弾性変形に
伴い開放状態にされる当接面を有するとともに、前記第
1基部を内包する第2基部とから前記逆流防止弁を構成
し、前記上流側と前記下流側において交換可能にしたこ
とを特徴としている。
【0014】そして、前記流体は、写真現像処理装置に
使用される処理液であり、前記駆動手段を所定時間運転
することにより、前記所定時間分に応じた所定量を送液
することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な各実施形態
について図面を参照して述べる。
【0016】先ず、図1はベローズポンプの要部破断図
であって、容積を変化させるベローズ駆動部については
省略してある。この駆動部は、例えば図3に基づき説明
したクランク機構のものが採用できるが、これに限定さ
れず種々の構成が可能であることは言うまでもない。
【0017】図1において、ベローズ5にはこのベロー
ズ5に連通するとともに、図示のように上流側と下流側
に分岐した流路を形成した樹脂成形品の分岐管6が設け
られており、Oリングによる気密状態にされてベース1
に対して図示のように固定されている。
【0018】この分岐管6の上流側と下流側には、図示
のようにOリング12を介してL字管13をキャップl
4により固定することで気密状態にした逆流防止弁7が
夫々配設されており、夫々の逆流防止弁7が分岐管6の
流路に連通することで、ベローズ5の容積が変化すると
きに逆流防止弁7が流体の正圧と不圧作用により開閉す
ることで流体を図中の矢印方向に送り出すように構成さ
れている。また、分岐管6は図示のように内部に流路が
形成されており、出口側の逆流防止弁7の筒部の逆挿入
を防止できるように構成されている。
【0019】この逆流防止弁7に使用される弁体8は、
ゴム材料乃至シリコーンエラストマ系の弾性体から略円
板形状に形成されており、その弾性変形によって逆流防
止弁7を開放し、また元に戻る自由状態において閉塞状
態にするようにしている。
【0020】弁体8をこのような円板形状にすることに
より、薬品による化学的作用により膨潤が発生した場合
であっても、全体的に膨潤するので弁閉塞力に劣化が発
生することがなくなる。この結果、著しく逆流防止弁7
の機能低下を招くことがなくなり、ベローズポンプの能
力低下を来すことがなくなる。
【0021】図2は、図1に示した逆流防止弁7の立体
分解図である。
【0022】図1に図2をさらに参照して、逆流防止弁
7の構成について説明すると、弁体8はベロースポンプ
の容積及び使用する弾性材料の物性に応じて直径が5ミ
リから20ミリ、またはそれ以上に設定されており、ま
た円板部分の厚さも0.3ミリから3ミリ、またはそれ
以上に適宜設定される。尚、図1に示したものが実寸法
に近いものである。
【0023】図2において、弁体8の一方の面の第1円
板面8bの中心部位からは高さが約5ミリ前後でその直
径が2ミリ前後の凸部8aが延設されている。また、こ
の凸部8aを嵌挿するための穴部10bと弁体8の円板
分の弾性変形に伴い第1円板面8bにより閉塞される閉
塞状態にされる開口部10aを上記の穴部10bの廻り
に放射状に設けるためにスポーク部10cを複数一体形
成した第1基部10が図示のような形状になるように耐
薬品性の所定の樹脂材料(ポリプロピレン等)から射出
成形されている。
【0024】また、この第1基部10は図1に図示のよ
うに帽子状体として形成されており、その外周面10d
の対向する部位において先端に凸部10hを一体形成し
た弾性変形する片部を設けており、後述の第2基部11
の孔部11aに、この凸部10hが挿入後に嵌合するこ
とで完成できるようにしている。また、上記の外周面1
0dの縁部にはフランジ部10fが一体形成されてお
り、このフランジ部10fが当接することでそれい所の
移動を規制して、所定位置に固定できるように構成され
ている。
【0025】一方、弁体8の他方の面の第2円板面8c
の弾性変形に伴い開放状態にされる当接面11cを有す
るとともに、第1基部10を内蔵する筒状の第2基部1
1には、上記の第1基部10へ弁体8を取付けた後に、
凸部10hが潜入してパチン嵌合するようにした孔部1
1aが一対分対向面に穿設されており、組み立て作業を
工具等を使用することなく実施できるように構成されて
いる。
【0026】また、第2基部11の外周面には図1にお
いてOリング12を圧接状態で保持するためのフランジ
部11fと、上記の当接面11cに連通する筒部11b
が所定の樹脂材料を使用して一体形成されている。
【0027】以上のようにして完成された逆流防止弁7
を2個準備しておき、図1に図示のようにしてベローズ
ポンプに組付ける。その後、所定時間経過後に酸、アル
カリ性の度合の影響により弁体8の弾性力に劣化が発生
した場合であっても、上記のように流体の正圧、負圧作
用により弁体8の円板状の部分が変位できるので、劣化
が進行してもそのまま使用できる。この結果、従来のよ
うに頻繁に逆流防止弁を交換する必要がなくなり、特
に、写真現像処理装置に使用される処理液の送液に好適
に使用することができる。
【0028】また、ベローズポンプはベロース駆動部を
所定時間運転するために通電時間のみ制御することで、
所定時間分に応じた所定量を送液でき、制御を簡単にす
ることができる。
【0029】尚、上記の実施形態によれば、同じ逆流防
止弁7を2個準備した場合について述べたが、一方のみ
設けても良く、また安価の機種の場合には交換可能にす
るキャップを設けずに組み込むようにすることもでき
る。
【0030】また、逆流防止弁7の具体的な構成につい
ては上述した構成に限定されず、弁体8を円板状に形成
してこの部分を開閉する構成であれば種々の構成が可能
であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐薬品性と耐久性に優れる弁体を使用した逆流防止弁を
設けることで、頻繁に逆流防止弁を交換する必要のない
ベローズポンプを提供することができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】ベローズポンプの要部破断図であある。
【図2】逆流防止弁の立体分解図である。
【図3】従来のベローズポンプの概略構成図である。
【図4】従来の逆流防止弁の弁体の要部破断図である。
【符号の説明】
1 ベース 6 分岐管 7 逆流防止弁 8 弁体 10 第1基部 11 第2基部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容積を変化させるための駆動手段を有し
    たベローズと、該ベローズに連通するとともに上流側と
    下流側とに分岐した流路と、前記上流側と前記下流側に
    おいて逆流防止弁を夫々配設し、前記容積が変化すると
    きに前記逆流防止弁の開閉により所定の方向へ流体を送
    り出すベローズポンプであって、 前記逆流防止弁に使用される弁体を、弾性体よりなる略
    円板形状とし、大きな弾性変形に伴い前記逆流防止弁を
    開放状態にし、その他の弾性変形において閉鎖状態にす
    ることを特徴とするベローズポンプ。
  2. 【請求項2】 前記弁体の一方の面の第1円板面の中心
    部位から凸部を延設し、 前記凸部を嵌挿するための穴部と、前記穴部の周囲に配
    された開口部を有する第1基部と、 前記弁体の他方の面の第2円板面の弾性変形に伴い開放
    状態にされる当接面を有するとともに、前記第1基部を
    内包する第2基部とから前記逆流防止弁を構成し、 前記上流側と前記下流側において交換可能にしたことを
    特徴とする請求項1に記載のベローズポンプ。
  3. 【請求項3】 前記流体は、写真現像処理装置に使用さ
    れる処理液であり、前記駆動手段を所定時間運転するこ
    とで、前記所定時間分に応じた所定量を送液することを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の
    ベローズポンプ。
JP182898A 1998-01-07 1998-01-07 ベローズポンプ Withdrawn JPH11201045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001207951A (ja) * 1999-11-16 2001-08-03 Reika Kogyo Kk 定量ポンプ装置
JP6046856B1 (ja) * 2015-03-10 2016-12-21 株式会社イワキ 容積ポンプ

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US10704547B2 (en) 2015-03-10 2020-07-07 Iwaki Co., Ltd. Volume pump including a bellows and a suction valve and a discharge valve wherein the valves comprise a valve seat and a valve body and wherein a fixed section of the valve body includes a communicating flow path

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405