JPH1120086A - シリコーン易接着性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

シリコーン易接着性フィルム及びその製造方法

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JPH1120086A
JPH1120086A JP9181098A JP18109897A JPH1120086A JP H1120086 A JPH1120086 A JP H1120086A JP 9181098 A JP9181098 A JP 9181098A JP 18109897 A JP18109897 A JP 18109897A JP H1120086 A JPH1120086 A JP H1120086A
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film
silicone
polyethylene
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adhesive film
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JP9181098A
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Toshifumi Ishikawa
俊史 石川
Masayuki Fukuda
雅之 福田
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱寸法安定性に優れ、かつシリコーンに対
して優れた接着性を有するポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフィルム及び該フィルムを高い生産性で製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの少なくとも片面に、単一粒子中に連続相をなす
重合体シードとポリシロキサンとが共存する複合重合体
粒子を含む塗布液を塗布し、次いで乾燥、熱架橋させて
得られる架橋プライマー層を設けたシリコーン易接着性
フィルムであって、該シリコーン易接着性フィルムを1
20℃にて30分間加熱処理した後の熱応力による寸法
変化率が縦方向で0〜0.10%、かつ横方向で0〜
0.05%であることを特徴とするシリコーン易接着性
フィルムおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーン易接着性
フィルム及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、離
形性、シリコーン易接着性に優れ、かつ加熱処理の際熱
収縮しない易接着性フィルム及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】離形フィルムは、粘着剤、接着剤、貼薬
剤等の粘着面保護フィルムとして、あるいはウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等硬化性樹
脂のシート、あるいは熱可塑性樹脂のシートを成形する
ためのキャリヤ−として用いられ、その量を拡大しつつ
ある。それに伴い、シートを生産する際の生産速度が年
々高速化され、シート成形時に使用される溶媒を速く乾
燥させるため、乾燥温度も従来より高温度で行うように
なってきた。また、成形により得られたシートの寸法精
度に対する要求も年々高度なものとなり、溶媒の乾燥を
従来よりも高温度で行っても離形フィルムの寸法変化や
変形が少ないことが必要となってきた。
【0003】離形フィルムとしては、従来からポリエチ
レンテレフタレートフィルムに代表されるポリエステル
フィルムの少なくとも片面にビニルシロキサン基を有す
るシリコン化合物の付加重合硬化物や、アルキルオキシ
シランもしくはオキシシラン化合物の縮重合硬化物等よ
りなる被膜を設けたものが用いられている。
【0004】しかし、溶媒の乾燥温度を従来より高くす
ると、例えばポリエチレンテレフタレートをベースフィ
ルムとした離形フィルムでは熱収縮率が大きく、寸法精
度を満足することができなくなる可能性があるため、そ
の改良が望まれている。
【0005】一方、前述の離形層を形成するシリコーン
硬化物は非粘着で離形効果や熱安定性に優れるという利
点を有するが、一方ベースフィルムであるポリエステル
フィルムとの密着性が不足するという問題を有する。
【0006】そこで、シリコーン硬化物層とポリエステ
ルフィルムの密着性を改善する方法として、シランカッ
プリング剤を用いて架橋プライマー層を設ける方法(特
開平1−5838号公報)が提案されている。しかし、
この方法はシランカップリング剤の反応性が遅く、生産
性が低いという問題を有する。この反応性を向上させる
ために、溶剤系では白金系触媒等の添加が行われている
が、この触媒は水に難溶であったり、溶解しても触媒活
性を失う欠点があり、水系塗布液には不適である。
【0007】別の方法として、シリコーン変性ウレタン
あるいはアクリル樹脂を離形層として用いる方法もある
が、この方法では離形層の離形性が劣るという本質的な
欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題を解消し、シリコーン硬化物層に対し優れた接着
性と加熱処理(シリコーンを塗設する際の乾燥のための
加熱処理)時の寸法安定性(耐熱寸法安定性)を有する
シリコーン易接着性フィルムを提供することにある。本
発明の他の目的は、上記のシリコーン易接着性フィルム
を高い生産性で製造する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するため、次の構成からなる。 ア.ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの少
なくとも片面に、単一粒子中に連続相をなす重合体シー
ドとポリシロキサンとが共存する複合重合体粒子を含む
塗布液を塗布し、次いで乾燥、熱架橋させて得られる架
橋プライマー層を設けたシリコーン易接着性フィルムで
あって、該シリコーン易接着フィルムを120℃にて3
0分間加熱処理した後の熱応力による寸法変化率が縦方
向で0〜0.10%、かつ横方向で0〜0.05%であ
ることを特徴とするシリコーン易接着性フィルム。 イ.ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの少
なくとも片面に、単一粒子中に連続相をなす重合体シー
ドとポリシロキサンとが共存する複合重合体粒子を含む
塗布液を塗布し、次いで乾燥、熱架橋させて架橋プライ
マー層を設けることを特徴とするシリコーン易接着性フ
ィルムの製造方法であり、該シリコーン易接着性フィル
ムは120℃にて30分間加熱処理した後の熱応力によ
る寸法変化率が縦方向で0〜0.10%、かつ横方向で
0〜0.05%であることを特徴とするシリコーン易接
着性フィルムの製造方法。 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0010】[ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルム]本発明においてポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフィルムを構成するポリエチレン−2,6−ナフ
タレート(以下PENと略することがある)は、ナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸又はそのエステル形成性誘
導体とエチレングリコール又はそのエステル形成性誘導
体とを重縮合させて得られる結晶性の線状飽和ポリエス
テルである。かかるPENポリマーはホモポリマーの
他、共重合成分を少割合(例えば10モル%以下、特に
5モル%以下)共重合したコポリマー、あるいは他のポ
リマーを少割合(例えば20重量%以下、特に10重量
%以下)混合したブレンドポリマーであってもよい。
【0011】好ましい共重合成分としては、2価のエス
テル形成性官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、ア
ジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナ
フタレン−2,7−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニ
ルエーテルジカルボン酸等のようなジカルボン酸又はそ
れらの低級アルコールエステル、p−オキシ安息香酸、
p−オキシエトキシ安息香酸等のようなオキシカルボン
酸又はそれらのエステル形成性誘導体、あるいは1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−テトラメチレングリコール、1,6−ヘキ
サメチレングリコール、ネオペンチルグリコール等のよ
うな2価アルコール類等を挙げることができる。
【0012】また、PENポリマーは、例えば安息香
酸、モノメトキシポリアルキレングリコール等の一官能
性化合物によって末端の水酸基及び/又はカルボキシル
基の一部又は全部を封鎖したものであってもよく、ある
いは、例えばごく少量のグリセリン、ペンタエリスリト
ール等のような3官能以上のエステル形成性化合物を実
質的に線状のポリマーが得られる範囲内で共重合したも
のであってもよい。
【0013】PENポリマーは公知の方法で製造するこ
とができる。例えば、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸又はそのエステル形成性誘導体とエチレングリコール
又はそのエステル形成性誘導体とを、触媒の存在下で縮
重合させることによって製造できる。コポリマーを製造
する場合には、上記成分と共に共重合成分を加えるとよ
い。
【0014】本発明におけるPENフィルムの厚み好ま
しくは5〜200μm、さらに好ましくは25〜100
μmである。
【0015】本発明におけるPENフィルムは、下記式
(2)で求まる面配向度0.10〜0.30の二軸配向
PENフィルムであることが離形フィルムの機械的特性
がより良好なものとなるため好ましい。
【0016】
【数3】ns=(nx+ny)/2−nz [但し、式中のnsは面配向度、nxは横方向の屈折
率、nyは縦方向の屈折率、nzは厚み方向の屈折率を
示す。]
【0017】本発明におけるPENフィルムは、好まし
くは密度1.340g/cm以上、さらに好ましくは
1.350g/cm3以上、特に好ましくは1.360
g/cm3以上である。このとき離形フィルムの熱応力
による寸法変化が良好となる。
【0018】本発明におけるPENフィルムは、120
℃にて30分間加熱処理した際の縦方向(長手方向)の
熱応力による寸法変化率が0〜0.10%、横方向(幅
方向)の熱応力による寸法変化率が0〜0.05%であ
ることが必要である。
【0019】さらに、離形層の密着性を高める観点か
ら、本発明におけるPENフィルムは表面にコロナ処理
がなされているフィルムであること好ましい。
【0020】本発明におけるPENフィルムとしては滑
剤を含まないフィルムが表面平滑性の点で好ましいが、
表面粗さを制御するための滑剤、例えば炭酸カルシウ
ム、カオリン、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の如き
無機微粒子等を含有させたフィルムであってもよい。ま
た、他の添加剤、例えば安定剤、紫外線吸収剤、難燃
剤、帯電防止剤等を含有させたフィルムであってもよ
い。
【0021】本発明におけるPENフィルムは、従来か
ら知られている方法に準じて製造することができる。例
えば、上記PENポリマーを乾燥後溶融し、ダイ(例え
ばTダイ、Iダイ等)から冷却ドラム上に押出し冷却し
て未延伸フィルムとし、該未延伸フィルムを縦方向に1
30〜150℃の温度で3.0〜4.5倍の倍率で延伸
し、次いで横方向に120〜150℃の温度で3.2〜
4.8倍の倍率で延伸する方法(逐次二軸延伸)、ある
いは縦方向と横方向とを同時に延伸する方法(同時二軸
延伸)により得ることができる。なお、縦方向と横方向
の延伸倍率をほぼ同じとすることにより、フィルムの等
方性を良好なものとすることができる。
【0022】本発明におけるPENフィルムは、二軸延
伸したフィルムを熱固定、好ましくは220〜255℃
で5秒〜1分間熱固定した後、さらに120〜150℃
の温度で弛緩状態で熱処理(熱弛緩)することにより得
ることができる。熱固定は収縮を制限しながら行うこと
が好ましい。
【0023】[プライマー層]本発明においてプライマ
ー層は単一粒子中に連続相をなす重合体シードとポリシ
ロキサンとが共存する複合重合体粒子を含む塗布液を熱
硬化させて設ける。
【0024】本発明における単一粒子は、水系分散媒中
に分散された有機系重合体粒子にアルコキシシランを吸
収させた後、該アルコキシシランの複合反応を進行させ
ることにより、有機系重合体とポリシロキサンとを複合
化させて得たものであり、単一粒子中に連続相をなす有
機系重合体とポリシロキサンとが共存する粒子である。
【0025】本発明においてはこのような単一粒子を用
いるゆえに、アルコキシシランモノマーを含む塗液を用
いこれを架橋反応させてポリシロキサンを構成成分とす
るプライマー層を設ける方法に比較して、少ないエネル
ギーで反応を完結させてプライマー層を設けることが出
来る。これは生産性の向上を意味する。アルコキシシラ
ンは下記の一般式(1)で表される化合物である。
【0026】
【化1】R1 nSi(OR24ーn (1)
【0027】式(1)中のnは0〜4の数、R1は炭素
数1〜8の有機基であり、例えばメチル基、エチル基、
nープロピル基、i−プロピル基等のアルキル基、その
他のγ−クロロプロピル基、ビニル基。3,3,3−ト
リフロロプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ
−メタクリルオキシプロピル基、γ−メルカプトプロピ
ル基、フェニル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエ
チル基、γ−アミノプロピル基等を挙げることが出来
る。
【0028】また、式(1)中のR2は、炭素数1〜5
のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基であり、例
えばメチル基、エチル基、nープロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、アセチル
基等を挙げることが出来る。
【0029】式(1)中のR1またはR2の炭素数が大き
すぎると、水溶性が低くなり、シードとしての有機系重
合体粒子(以下、「重合体シード」ということがある。)
に対するアルコキシシランの吸収率が低下し、好ましく
ない。
【0030】これらのアルコキシシランの具体例として
は、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ
トラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチ
ルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n
−プロピルトリメトキシシラン、nープロピルトリエト
キシシラン、i−プロピルトリメトキシシラン、i−プ
ロピルトリエトキシシラン、 γ−クロロプロピルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピルト
リメトキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、βー(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、ジエチルジメトキシシラン等を挙げることができ
る。好ましくは、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシランである。
【0031】これらのアルコキシシランは一種単独また
は二種以上を使用することができ、他の例えばチタン、
アルミニウム等の金属アルコキシドと併用することもで
きる。
【0032】本発明で用いられる重合体シードの水系分
散体は特に制限されるものではなく、例えば乳化重合に
よって得られる平均粒子径0.05〜10μmの分散粒
子よりなるポリスチレンラテックス、ポリブタジェンラ
テックス、スチレン−ブタジェン共重合体ラテックス、
アクリル酸エステル共重合体ラテックス、メタアクリル
酸エステル共重合体ラテックス、その他あらゆる公知の
ラテックスを用いることができる。また、溶液重合など
によって得られた重合体を乳化剤によって水中に再分散
して形成される公知の再乳化ラテックス、天然ゴムラテ
ックスもしくはその濃縮物等を用いることもできる。
【0033】重合体シードの使用量は、アルコキシシラ
ン1重量部に対して、0.001〜1000重量部、好
ましくは0.01〜100重量部である。
【0034】本発明において、重合体シード中にアルコ
キシシランを吸収させる方法としては、重合体シードが
分散された水系分散体中にアルコキシシランを添加し、
良く撹袢することにより容易に達成される。
【0035】本発明におけるポリシロキサン複合重合体
粒子は、重合体シードを構成する有機系重合体と、重合
体シードに吸収されたアルコキシシランの縮合によって
形成されるポリシロキサンとの複合粒子である。そし
て、この複合粒子の特徴的な点は、重合体シードを構成
する有機系高分子の連続相中にポリシロキサンが島状あ
るいは相互進入網目(IPN)化した状態などで共存す
る構造を有することである。尚、重合体シードに吸収さ
れたアルコキシシランの縮合は、例えば水分散体を40
〜70℃に加熱して行うことが粒子径の制御が容易とな
るため好ましい。
【0036】本発明におけるポリシロキサン複合重合体
粒子中のポリシロキサンの形態は、用いるアルコキシシ
ランと重合体シードとの親和性、縮合して得られるポリ
シロキサンと重合体シードとの親和性、ならびに重合体
シードとポリシロキサンの量比に依存する。
【0037】重合体シードを構成する重合体が連続相を
なしその重合体中にポリシロキサンが島状に共存したポ
リシロキサン複合重合体粒子を得るには、ポリシロキサ
ンと重合体シードとの重合割合が、重合体シード100
重量部に対し、ポリシロキサンが100重量部以下、好
ましくは70重量部以下、更に好ましくは40重量部以
下、特に好ましくは10重量部以下である。
【0038】また、最終的に得られるポリシロキサン複
合重合体粒子(以下「複合重合体粒子」ということがあ
る)の平均粒子径は10〜5000nm、更に10〜2
000nm、特に10〜1000nmであることが好ま
しい。複合重合体粒子の分散安定性は、複合重合体粒子
の密度、水分散媒体の粘度、固形分の濃度等により影響
を受けるが、複合重合体粒子の平均粒子径を粒子が熱運
動によって運動可能な範囲とほぼ対応する5000nm
以下、好ましくは2000nm以下、更に好ましくは1
000nm以下とすることにより、かかる分散安定性を
良好なものとすることができる。
【0039】このようにして得られるポリシロキサン複
合重合体は、無機有機複合材料としてそのまま使用する
こともでき、場合によっては熱分解などにより有機質部
分を除去して無機質粒子として用いることもできる。
【0040】[塗布液]上記の単一粒子中に連続相をなす
重合体シードとポリシロキサンとが共存する複合重合体
粒子は塗布液としてフィルム上に塗設されるが、この塗
布液は水を主たる溶媒とする溶液、すなわち水性液であ
ることが好ましい。
【0041】塗布液は、水性液である場合、アニオン系
界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活
性剤等の界面活性剤を必要量添加して用いることができ
る。かかる界面活性剤としては、塗布液の表面張力を5
0dyne/cm以下、好ましくは40dyne/cm
以下に降下でき、PENフィルムへの濡れを促進するも
のが好ましく、例えばポリエチレンオキサイド−ポリプ
ロピレンオキサイドブロック共重合体、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノアルキレー
ト、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等を好ましく
挙げることができる。
【0042】塗布液には、本発明の効果を消失させない
範囲において、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔
料、無機フィラ−、有機フィラ−、潤滑剤、ブロッキン
グ防止剤等の他の添加剤を混合することができる。
【0043】上記塗布液中の固形分濃度は、1〜30重
量%が好ましく、特に2〜10重量%以下が好ましい。
固形分濃度が30重量%を超えると塗液の安定性或は固
形分の溶解性が劣ることがあり、塗液を均一に塗布する
ことが困難となることがある。固形分濃度が1重量%未
満であるとハジキ斑等の塗布欠点が出易くなり好ましく
ない。また、塗布液の塗布量は、走行しているフィルム
1m2当り0.5〜20g、特に1〜10gが好まし
い。塗布量が0.5g/ m2未満であるとシリコーン層
との接着性が不足することがあり、また20g/ m2
超えると塗膜の凝集破壊を生じやすくなるといった問題
が生じることがある。
【0044】本発明のシリコーン易接着性フィルムはか
かる塗布液をPENフィルムの少なくとも片面に塗布
し、次いで乾燥、熱架橋させ、架橋プライマ−層を設け
ることに得る。
【0045】塗布は、PENフィルム製造工程中に行な
うのが好ましい。また、この工程中で結晶配向が完了す
る前のPENフィルムの片面又は両面に水性塗布液とし
て塗布することがさらに好ましい。通常のプライマー塗
布工程、すなわち二軸延伸熱固定したPENフィルム
に、該フィルムの製造工程と切り離して行なってもよい
が、この場合、塵埃等を巻き込みやすいのでクリーンな
雰囲気での塗工が望ましい。
【0046】ここで、結晶配向が完了する前のPENフ
ィルムとしては、PENを熱溶融してそのままフィルム
状とした未延伸フィルム、未延伸フィルムを縦方向(長
手方向)または横方向(幅方向)の何れか一方に延伸し
た一軸延伸フィルム、さらには縦方向及び横方向の二方
向に低倍率延伸させた二軸延伸フィルム(最終的に、縦
方向または横方向に再延伸せしめて配向結晶化を完了せ
しめる前の二軸延伸フィルム)等を挙げることができ
る。
【0047】PENフィルムへの塗布液の塗布方法とし
ては、公知の任意の塗工法が適用できる。例えばロール
コート法、グラビアコート法、マイクログラビアコート
法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレー
コート法、エアーナイフコート法、含浸法及びカーテン
コート法等を単独または組み合わせて適用すると良い。
なお、水性塗剤には、塗剤の安定性または塗工性を助け
る目的で若干量の有機溶剤を含ませてもよい。
【0048】PENフィルムに塗布された塗布液は、乾
燥され、熱架橋される。例えば水性液を塗布した縦一軸
延伸PENフィルムする場合、PENフィルムがステン
ターに導かれて加熱された後横延伸及び熱固定される
間、塗布液は乾燥され熱架橋される。
【0049】PENフィルムの配向結晶化条件、例えば
延伸、熱固定等の条件は、従来から当業界に蓄積された
条件に準じて行うことができる。
【0050】本発明における架橋プライマー層は、PE
Nフィルムに対して優れた密着性を有し、かつシリコー
ンに対して優れた密着性を有する。従って、本発明のシ
リコーン易接着性フィルムを用い、例えば架橋プライマ
ー層の上にシリコーン離形層を設けると、耐久性、耐熱
寸法安定性の優れた離形フィルムが得られる。
【0051】[シリコーン離形層]本発明のシリコーン易
接着性フィルムは、通常シリコーン離形層を易接着面に
設けて用いるが、シリコーン離形層としては、例えばビ
ニル基のような不飽和炭化水素基を持つポリオルガノシ
ロキサンとケイ素原子に直接結合した水素原子を持つポ
リオルガノシロキサンとを白金化合物を触媒として付加
反応させた硬化被膜、あるいはケイ素原子に結合した水
酸基を持つポリオルガノシロキサンと加水分解可能な官
能基(例えば、アルコキシ基、オキシム基、アセトキシ
基等)を持つオルガノシラン、又はポリシロキサンを有
機スズや有機チタン化合物を触媒として縮合反応させた
硬化被膜等を好ましく挙げることができる。
【0052】かかる硬化被膜は、該被膜を形成形成させ
る成分を含む塗布液をプライマー層上に塗布し、該プラ
イマー層上で硬化させることによって形成される。被膜
を形成させる成分は、例えばトルエン、酢酸エチル、n
−ヘキサン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等
の溶媒に溶解して塗布液を調製するが、この塗布液には
重合反応促進のための有機白金化合物の如き触媒を微量
加えるのが好ましい。この塗布液の塗布方法としては、
例えば、グラビアコート法、マイクログラビアコート
法、リバースコート法、スプレーコート法、バーコート
法等を用いることができる。
【0053】シリコーン離形層の厚さは、乾燥状態で、
0.01〜10μm、さらには0.02〜5μmである
ことが好ましい。この厚さが0.01μmより薄くなる
と離形性が不足し、10μmより厚くなると、重合不足
によるシリコーンの粘着剤への転写が多く、好ましくな
い。
【0054】このようにして得られる離形層は、プライ
マー層を介してPENフィルムとの密着性に優れ、粘着
剤等への離形層成分の転写の少ない、耐久性に優れるも
のである。
【0055】なお、本発明のシリコーン易接着性フィル
ムは、架橋プライマー層の上に設けたシリコーンの特性
によって制約を受けるものでなく、該シリコーンの特性
によって種々の用途に用いることができる。
【0056】さらに、本発明のPENフィルムをベース
フィルムとした易接着性フィルムから製造された離形フ
ィルムはその物性において以下に掲げる利点を有する。
【0057】未延伸フィルムで比較すると、PENフィ
ルムはガラス転移温度が約120℃で、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムのガラス転移温度(78℃)より
も著しく高い。二軸延伸フィルムで比較すると、配向に
よる結晶化度の上昇により、ガラス転移温度は、PEN
フィルムでは160℃近くまで、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムでは120℃近くまで高温側にシフトす
る。一方、シート成形時には、樹脂溶液等の塗工後の乾
燥工程温度は、一般的には60〜140℃位の温度域が
多い。特に高温域では、二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムのガラス転移温度を上回ることになり、
長時間温度がかかるとフィルムに収縮等の熱変形が起こ
りやすく、また張力下では伸長がおこりやすくなる。一
方、二軸延伸PENフィルムは、乾燥工程温度よりもは
るかに高いガラス転移温度を有するため、長時間の熱履
歴に対してもこのような収縮や伸長等の熱変形が起こり
にくい利点を有する。
【0058】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。なお、フィルムの各特性値は下記の方法で測定、評
価した。ただし、シリコーン易接着フィルムの易接着面
に離形層を設けたフィルムを離形フィルムと称する場合
がある。
【0059】(1)背面非転写性 離形フィルムの離形層塗設面と離形層非塗設面とを重ね
あわせ、6kg/cm2の荷重を加えて18時間保持し
た後、離形層非塗設面に油性サインペン(マジックイン
ク)でラインを引き、“ハジキ”の程度を観察し下記の
基準で背面非転写性を評価した。 ◎:ハジキなし ………… 背面非転写性極めて良好 △:ハジキやや有り …… 背面非転写性やや不良 ×:ハジキ有り ………… 背面非転写性不良
【0060】(2)離形性 離形フィルムの離形層塗設面に24mm巾セロハンテー
プをゴムロールにて圧着し、離形層塗設面とセロハンテ
ープとの剥離強度(剥離抵抗値:g/24mm)をイン
ストロン型引張試験機にて180°方向の剥離条件にて
測定した。なお、剥離強度が10g/24mm未満であ
ると、離形性が良好となるため好ましい。
【0061】(3)シリコーン易接着性 (ア)初期易接着性 離形層塗設直後(塗布乾燥直後)の離形フィルムの離形
層表面を指先で数回摩擦し、離形層の脱落や密着状態を
観察し下記の基準で初期易接着性を評価した。 (イ)耐久易接着性 離形フィルムを60℃×80%RHの雰囲気に一週間保
持した後、離形層表面を指先で数回摩擦し、離形層の脱
落や密着状態を観察し、下記の基準で耐久易接着性を評
価した。 [評価基準] ◎:離形層の変化が全く認められない …………………易接着性良好 ○:離形層剥離による白化が若干認められる …………易接着性やや良好 △:離形層剥離による白化が殆どの部分に認められる…易接着性やや不良 ×:離形層が完全に剥離して失われる …………………易接着性不良
【0062】(4)熱応力による寸法変化率 測定方向に長さ30mm以上、幅4mmで切り出した短
冊状のフィルム(離形層塗設前)をTMA(熱応力歪測
定装置、セイコー電子工業株式会社製TMA/SS12
0C)の治具にチャック間が10mmになるように装着
し、フィルムに150gf/mm2の応力を加え、室温
から5℃/分の昇温速度で加熱し、120℃に到達した
ときの150gf/mm2の応力下での寸法変化率を応
力方向(長手方向)、垂直方向(幅方向)別に測定し、
下記式にて計算して求めた。
【0063】
【数4】寸法変化率(%)=(寸法変化/チャック間距
離)×100
【0064】(5)密度 密度勾配液として四塩化炭素、n−ヘプタンを用いた密
度勾配管を用い、30℃にて測定した。
【0065】[実施例1〜3及び比較例1〜2]35℃
のo−クロロフェノール中で測定した固有粘度が0.6
0のPEN(平均粒径0.1μmのシリカ微粒子を0.
2重量%含有)を押出機にて溶融し、フィルム状の溶融
ポリマ−をダイスから約40℃に維持してある回転冷却
ドラム上に押出し、静電密着法を用いて該フィルム状の
溶融ポリマ−を冷却ドラムに密着させながら急冷して未
延伸フィルムを得た。次いで該未延伸フィルムを140
℃にて縦方向に3.7倍延伸して一軸延伸フィルムを得
た。この一軸延伸フィルムの片面に、表1に示す固形分
濃度4重量%の水性塗布液をキスコート法にて塗布し
た。続いて130℃にて横方向に3.8倍に延伸し、さ
らに240℃で熱固定を行ない、厚さ50μmの架橋プ
ライマー層を持つ二軸延伸PENフィルムを得た。この
二軸配向フィルムの密度は1.360g/cm3、面配
向度が0.20であった。
【0066】次に、ポリジメチルシロキサンとメチルハ
イドロゲンポリシロキサンの混合液に白金触媒を加えて
付加反応させ硬化させるタイプの硬化型シリコーン樹脂
(信越化学株式会社製、KS−772)を、トルエンに
溶解させて固形分濃度5%の溶液を調製した。この溶液
を、前述の二軸延伸PENフィルムのプライマー層の上
に、塗布量1g/m2で塗布し、140℃、1分間で乾
燥及び硬化反応を行い離形フィルムを得た。これらの離
形フィルムの評価結果を表2に示す。
【0067】[実施例4〜5及び比較例3]熱固定の後
に、さらに140℃にて熱弛緩処理を行う以外は実施例
1と同じ方法で架橋プライマー層を持つ二軸延伸PEN
フィルムを得た。この架橋プライマー層を持つ二軸延伸
PENフィルムの密度は1.362g/cm3、面配向
度が0.19であった。次に、実施例1と同じ方法で離
形フィルムを作成した。これらの離形フィルムの評価結
果を表2に示す。
【0068】[実施例6〜7及び比較例4]PENフィ
ルムの縦方向の延伸倍率を3.6倍、横方向の延伸倍率
を3.9倍、熱固定の温度を210℃に変更する以外は
実施例1と同じ方法で架橋プライマー層を持つ二軸延伸
PENフィルムを得た。この二軸配向フィルムの密度は
1.355g/cm3、面配向度が0.25であった。
なお、実施例7のみ、フィルム表面にコロナ処理を実施
した。次に、実施例1と同様にして離形フィルムを作成
した。これらの離形フィルムの評価結果を表2に示す。
【0069】[比較例5]プライマー層を塗設しない以
外は実施例1と同様にフィルムを得た。評価結果を表2
に示す。
【0070】[比較例6]35℃のo−クロロフェノー
ル中で測定した固有粘度が0.65のポリエチレンテレ
フタレートを押出機にて溶融し、フィルム状の溶融ポリ
マ−をダイスから約20℃に維持してある回転冷却ドラ
ム上に押出し、静電密着法を用いて該フィルム状の溶融
ポリマ−を冷却ドラムに密着させながら急冷して未延伸
フィルムを得た。次いで該未延伸フィルムを80℃にて
縦方向に3.6倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。こ
の一軸延伸フィルムの片面に、表1に固形分濃度4重量
%の水性塗布液をキスコート法にて塗布した。続いて1
20℃にて横方向に3.8倍に延伸し、さらに220℃
で熱固定を行ない、厚さ50μmの架橋プライマー層を
持つ二軸延伸ポリエチレンテレフテレートフィルムを得
た。この二軸配向フィルムの密度は1.365g/cm
3、面配向度が0.28であった。次に、実施例1と同
じ方法で離形フィルムを得た。この離形フィルムの評価
結果を表2に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】表2に示す結果から明らかなように、本発
明のシリコーン易接着性フィルムを用いた離形フィルム
は、背面非転写性、離形性、初期シリコーン易接着性、
耐久シリコーン易接着性及び耐熱寸法安定性に優れたも
のである。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱寸法安定性に優
れ、かつシリコーンに対して優れた易接着性を有する易
接着性PENフィルム、及び該フィルムを高い生産性で
製造する方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 5/00 C09D 5/00 D C09J 7/00 C09J 7/00 7/02 7/02 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
    ィルムの少なくとも片面に、単一粒子中に連続相をなす
    重合体シードとポリシロキサンとが共存する複合重合体
    粒子を含む塗布液を塗布し、次いで乾燥、熱架橋させて
    得られる架橋プライマー層を設けたシリコーン易接着性
    フィルムであって、該シリコーン易接着性フィルムを1
    20℃にて30分間加熱処理した後の熱応力による寸法
    変化率が縦方向で0〜0.10%、かつ横方向で0〜
    0.05%であることを特徴とするシリコーン易接着性
    フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
    ィルムが、下記式から求められる面配向度が0.10〜
    0.30の二軸配向ポリエチレン−2,6−ナフタレー
    トフィルムである請求項1記載のシリコーン易接着性フ
    ィルム。 【数1】ns=(nx+ny)/2−nz [但し、式中のnsは面配向度、nxは横方向の屈折
    率、nyは縦方向の屈折率、nzは厚み方向の屈折率を
    示す。]
  3. 【請求項3】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
    ィルムの少なくとも片面に、単一粒子中に連続相をなす
    重合体シードとポリシロキサンとが共存する複合重合体
    粒子を含む塗布液を塗布し、次いで乾燥、熱架橋させて
    架橋プライマー層を設けることを特徴とするシリコーン
    易接着性フィルムの製造方法であり、該シリコーン易接
    着性フィルムは120℃にて30分間加熱処理した後の
    熱応力による寸法変化率が縦方向で0〜0.10%、か
    つ横方向で0〜0.05%であることを特徴とするシリ
    コーン易接着性フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
    ィルムが、下記式から求められる面配向度が0.10〜
    0.30の二軸配向ポリエチレン−2,6−ナフタレー
    トフィルムである請求項3記載のシリコーン易接着性フ
    ィルムの製造方法。 【数2】ns=(nx+ny)/2−nz [但し、式中のnsは面配向度、nxは横方向の屈折
    率、nyは縦方向の屈折率、nzは厚み方向の屈折率を
    示す。]
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023355A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Toyobo Co Ltd 表皮材用積層ポリエステルフィルムおよびこれを用いた触感が改善された複合成型体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010023355A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Toyobo Co Ltd 表皮材用積層ポリエステルフィルムおよびこれを用いた触感が改善された複合成型体

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