JPH11199445A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH11199445A
JPH11199445A JP36890297A JP36890297A JPH11199445A JP H11199445 A JPH11199445 A JP H11199445A JP 36890297 A JP36890297 A JP 36890297A JP 36890297 A JP36890297 A JP 36890297A JP H11199445 A JPH11199445 A JP H11199445A
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JP
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hair
acid
dye
pigment
hair cosmetic
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JP36890297A
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Megumi Yoshimoto
恵 吉本
Yuichi Nishida
勇一 西田
Tomoko Koyagi
友子 小八木
Mutsumi Noguchi
睦 野口
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持続的な柔軟性、滑沢性を付与しうる新規毛
髪化粧料を提供する。また、該化粧料を用いた染毛性に
優れ、染毛時の洗液への色落ちを抑え、移染性のない新
規染毛料を提供する。 【解決手段】 脂肪族多価カルボン酸又はその塩を1〜
20重量%含有させたことを特徴とする毛髪化粧料。そ
れを用いた染毛料(更に芳香族アルコール類を含有させ
ることが好ましい)。 【化1】 (式中、R2は水素原子、アルキル基、又はアルコキシ
ル基を表す。Xは、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖
のアルキレン基若しくはアルケニル基を表し、エーテル
結合を含んでいてもよい。pは0又は1を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な毛髪化粧
料、更に詳細には持続的柔軟性、滑潤性に優れた染毛
料、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘ
アフォーム、ヘアジェル等、特に染毛料の場合移染性な
く、染毛性等に優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料には毛髪の感触を改善
するために、モノ又はジ直鎖状長鎖アルキル第四級アン
モニウム塩やモノ又はジ分岐状長鎖アルキル第四級アン
モニウム塩等のカチオン性界面活性剤が配合されてい
る。
【0003】しかしながら、これらの従来の毛髪化粧料
は、毛髪の感触、すなわちコンディショニング効果であ
る、しっとり感、平滑性等は優れているが、柔軟性に関
しては充分でないという欠点があった。すなわち、漏れ
ている状態では柔軟性があるが乾燥した状態では柔軟性
がほとんど失なわれてしまっていた。そこで、かかる欠
点を解決する目的で、高級アルコール、グリセライド、
流動パラフィン等の油脂類などを併用していた。これら
は、毛髪表面に疎水性分子を残留させて、表面張力を下
げて感触的に柔軟感を賦与するもので、これら毛髪表面
に残留した物質は、日常生活において経時的に接触、あ
るいは洗髪等により脱落してしまうため、柔軟性を持続
的に維持することは困難であった。また硬い髪は、毛髪
の弾性が大きいためにまとまりも悪いことが多いが、従
来の表面的な対応では、消費者の要求を満たすことは困
難であった。又、毛髪の柔軟性を向上させる手段とし
て、炭素数が6以上の2−ヒドロキシ脂肪酸とコンディ
ショニング成分とを併用する毛髪コンディショニング組
成物が提案されている(例えば特開平3−48607号
公報、特開平3−48609号公報)。しかし、これら
も、柔軟性の効果を持続的に維持する面では未だ十分で
はなかった。つまりは、柔軟性と滑沢性の両方の効果
を、持続的に維持するということは困難であった。
【0004】一方、酸性染料、天然色素を配合した染毛
剤は、他の染毛剤に比べて毛髪損傷性の少ないことから
家庭で、また美容院で広く使用されている。しかしなが
ら、当該酸性染料染毛剤は、毛髪に塗布した後にシャン
プーで洗い流す際、洗液が不快なほど濃い色素色をして
おり、シャンプー後タオルや枕カバーに色素液が付着し
たり、発汗や降雨で毛髪が濡れたときに衣類等に移染し
てしまうという欠点を有している。
【0005】このような欠点である染着性、耐色落ち性
等を改良するために、特定の酸性染料を用い、グリコー
ル酸及び/又はピロリドンカルボン酸及び/又はそれら
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アミン塩を併
用した染毛料組成物も提案されているが(特開平6−2
98630号)、移染性の点で未だ満足しうるものでは
ない。
【0006】また、ヘアリンスのような使用方法で多数
回使用することにより白髪を目立たなくする染毛剤組成
物として、酸性染料、有機溶剤を含有し、pHが2.0
〜4.5であり、有機酸の塩等を配合し、緩衝能を0.
01〜0.2グラム当量/lとした染毛剤組成物が提案
されているが(特開平5−78228号)、染毛には多
数回使用することが必要であり、具体的に使用している
クエン酸ナトリウム塩、乳酸ナトリウム塩を配合したも
のは、移染性、風合いの点で未だ満足しうるものではな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、毛髪に対し
て、優れた柔軟性と共に、滑沢性を与え、毛髪のまとま
りをよくする毛髪化粧料を提供することを目的とする。
また、本発明は、該毛髪化粧料が染毛料である場合、染
毛の際のシャンプー洗液の色が著しく抑えられ、また、
衣類、肌等への移染性がなく、鮮やかな色調に染毛する
ことができ、しかも染色性に優れ、染毛後の毛髪のしな
やかさ、くし通り性に優れた染毛料を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、脂肪族多価カルボ
ン酸又はその塩を配合することにより、柔軟性を持続的
に維持し、毛髪に滑沢性を付与することができること、
また、染毛料とした場合は、染毛時の洗液への色落ちを
抑え、移染性を改良できることを見出し、本発明を完成
した。
【0009】すなわち、本発明によれば、脂肪族多価カ
ルボン酸又はその塩を1〜20重量%含有することを特
徴とする毛髪化粧料が提供される。また、本発明によれ
ば、毛髪化粧料が染毛料であることを特徴とする前記毛
髪化粧料が提供され、さらに、本発明によれば、更に下
記一般式(1)
【化1】 (式中、R2は水素原子、アルキル基、又はアルコキシ
ル基を表す。Xは、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖
のアルキレン基若しくはアルケニル基を表し、エーテル
結合を含んでいてもよい。pは0又は1を表す。)で表
される芳香族アルコール類を含有させたことを特徴とす
る前記毛髪化粧料(染毛料)が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる脂肪族多価カルボ
ン酸としては、少なくともその分子中に2個以上のカル
ボキシル基を含有する脂肪族カルボンであればよく、置
換基として水酸基を含有していてもかまわない。このよ
うな多価カルボン酸の具体例としては、マロン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、コハク酸、1,2,3−トリプロ
ピオン酸、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。また、こ
れらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩、カルシウム塩、トリエタノールアミン塩、有
機第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0011】これらの脂肪酸多価カルボン酸又はその塩
は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることがで
き、その配合量は、毛髪化粧料中に対して1〜20重量
%(以下、重量%は単に%と表す)とすることが好まし
い。この配合量が1%未満の場合には効果を充分に発揮
することができず、また、20%を超えると皮膚刺激が
ある場合があり、或いは、塩析等により他の成分を安定
に配合することが困難になる。
【0012】本発明の毛髪化粧料は、特に染毛料に用い
るのに好適である。染毛料として用いる場合、色素浸透
性を向上させるために、下記一般式(1)で表される芳
香族アルコール類を併用することが好ましい。
【化1】 (式中、R2、X、pは、前記定義と同じ)
【0013】上記一般式(1)中、R2としては、例え
ば、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシル基、エ
トキシル基等が挙げられる。また、−(O)p−X−OH
基としては、−CH2OH、−CH2CH2OH、−CH
(CH3)OH、−CH2CH2CH2OH、−C(CH3)2
H、−CH2CH(CH3)OH、−CH(CH3)CH2
H、−CH2−C(CH3)2OH、−CH=CHCH2
H、−OCH2CH2OH、−CH2OCH2CH2OH等
が挙げられる。
【0014】これらの芳香族アルコールの具体例として
は、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、γ−
フェニルプロピルアルコール、桂皮アルコール、アニス
メトキシアルコール、p−メチルベンジルアルコール、
γ−ジメチルフェネチルアルコール、γ−フェニルエタ
ノール、フェノキシエタノール、ベンジルオキシエタノ
ール等が挙げられる。このうち、色素浸透性向上効果の
発現性からみて、ベンジルアルコールが好ましい。
【0015】これらの芳香族アルコール類は、単独で又
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は、染毛料中の0.5〜20%が好ましく、5〜12
%がさらに好ましい。該配合量が0.5%未満では、毛
髪を着色するのに十分な効果が発揮できず、また、20
%を超えるとベタつきや芳香族アルコール類特有の臭い
が生じ、好ましくない。
【0016】本発明の染毛料には、酸性染料、天然色素
等の色素成分を配合する。酸性染料としては、ニトロ染
料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染
料、キサンチン染料、キノリン染料、アントラキノン染
料、インジゴ染料等が挙げられ、具体的には、赤色2
号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色10
5号、赤色106号、黄色4号、黄色6号、緑色3号、
青色1号、青色2号、赤色201号、赤色227号、赤
色220号、赤色230号、赤色231号、赤色232
号、橙色205号、橙色207号、黄色202号、黄色
203号、緑色201号、緑色204号、緑色206
号、青色202号、青色203号、青色205号、かっ
色201号、赤色401号、赤色602号、赤色503
号、赤色504号、赤色506号、橙色402号、黄色
402号、黄色403号、黄色406号、黄色407
号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、黒色
401号等が用いられる。このうち、染毛力の観点より
好ましい酸性染料は、黄色4号、緑色204号、赤色2
号、赤色102号、緑色3号、青色1号、青色205
号、黄色403号、赤色106号、赤色201号、橙色
205号、黒色401号、緑色201号又は紫色401
号であり、就中黒色401号、紫色401号、橙色20
5号、黄色403号又は赤色106号が特に好ましい。
なお、これら酸性染料は1種又は2種以上を混合して用
いることができる。
【0017】また、天然色素としては、カロチノイド
系、アントラキノン系、フラボノイド系(アントシアニ
ン系、カルコン系、フラボン系)、ポルフィリン系、ジ
ケトン系、ベタシアニン系、アゾフィロン系等が挙げら
れ、具体的にはアカネ色素、アナトー色素、パブリカ色
素、クチナシ黄色色素、抽出カロチン、コチニール色
素、ラック色素、赤キャベツ色素、シソ色素、紫コーン
色素、エルダーベリー色素、ボイセンベリー色素、ブド
ウ果皮色素、ブドウ果汁色素、ムラサキイモ色素、ベニ
バナ黄色素、ベニバナ赤色素、コウリャン色素、タマネ
ギ色素、カカオ色素、サンダルウッド色素、スピルリナ
青色素、クロロフィル、ウコン色素、ビーレッド、紅麹
赤色素、紅麹黄色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素
等が用いられる。このうち、染料力の観点より、アカネ
色素、パブリカ色素、コチニール色素、ラック色素、コ
ウリャン色素、タマネギ色素、カカオ色素、サンダルウ
ッド色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素等が好まし
い。なお、これらの天然色素は1種又は2種以上を混合
して用いることができる。
【0018】上記色素成分の配合量は、染毛料全重量に
対し0.01〜2%であるが、染毛力とコスト面から
0.02〜1.0%が好ましい。色素成分の配合量が
0.01%未満であると、染毛効果が十分に発揮され
ず、また2%を越えると染毛度は良好であるが、皮膚や
衣類に誤って付着したときに、除去しにくいので好まし
くない。
【0019】また、本発明の毛髪化粧料、染毛料には、
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、界面
活性剤、ヒドロキシエチルセルロースやキサンタンガム
等の増粘剤、油性成分、香料、パール化剤、色素、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤等を配合しても
よい。また、毛髪の感触を向上させるためにカチオン化
セルロースなどのカチオン性ポリマーや、ジメチルポリ
シロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性
シリコーンなどのシリコーン誘導体等を配合することも
できる。
【0020】このような界面活性剤としてはオレフィン
スルホン酸、アルカンスルホン酸、脂肪酸アルキルエー
テルカルボン酸、N−アシルアミノ酸等のアニオン界面
活性剤;アミドベタイン、カルボベタイン、ヒドロキシ
スルホベタイン等の両性界面活性剤;モノもしくはジア
ルキル第4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤;
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等の非イオン界
面活性剤のいずれも用いることができる。また、カチオ
ン性重合体としてはカチオン化セルロース、カチオン化
澱粉、カチオン化グァガム、ジアリル4級アンモニウム
塩重合体、ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミ
ド共重合物、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジア
リル4級アンモニウム共重合物等が挙げられる。また、
油性成分としては脂肪酸エステル類、直鎖又は分岐鎖の
アルキルグリセリルエーテル、分岐の高級アルコール等
が挙げられる。
【0021】また、本発明の毛髪化粧料は、必要に応じ
て有機酸、無機酸、無機アルカリ、有機アルカリにより
所望のpH調整を行うことができる。本発明の染毛料
は、そのpHが2.0〜4.5である。pHが2.0よ
り小さいと、頭皮等に付着したときに刺激がある場合が
あり、またpHが4.5より大きいと、染毛効果が損な
われ、いずれも好ましくない。
【0022】有機酸としては、例えばクエン酸、コハク
酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、
酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マン
デル酸等を挙げることができ、無機酸としては、例えば
リン酸、硫酸、硝酸等を挙げることができる。また、ア
ルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノジヒ
ドロキシメチルプロパンジオール、2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−
1,3−プロパンジオール等を挙げることができる。更
にこの他にもアルギニン等の塩基性アミノ酸を用いるこ
とも好ましい。更にまた、これら酸及びアルカリを共存
させて、例えば前記酸のナトリウム塩、カリウム塩、ア
ンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等として用いる
こともできる。
【0023】本発明の毛髪化粧料は常法に従って、調整
することができる。また、その剤型は特に限定されず、
用途に応じて、エマルジョン、サスペンジョン、ゲル、
透明溶液、エアゾール等各種剤型とすることができ、更
に、用途としては毛髪化粧料一般、すなわち染毛料、プ
レシャンプー剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリー
トメント、ヘアコンディショナー、コンディショニング
ブロー剤等に使用することができる。本発明の毛髪化粧
料を染毛料に使用した場合、その染毛料の使用方法は、
毛髪に塗布した後、5分から30分程度放置した後、シ
ャンプーで洗い流せばよい。
【0024】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
本実施例中で用いた性能試験方法、官能試験方法及び評
価基準は次の通りである。
【0025】〈他試験方法及び評価〉 (1)染毛料の場合〔柔軟性、滑沢性、染毛性、移染
性〕 女性の白髪混じり毛20g(長さ15cm、白髪率30
%)を束ね、この毛髪束に染毛料15gを塗布して15
分間放置した後、シャンプーで洗い流した。その後、タ
オルドライしたときに、ドライヤーで乾燥させ、柔軟
性、滑沢性、染色性、移染性について、下記基準に従っ
て評価した。 柔軟性; ○:柔らかい。 △:やや柔らかい。 ×:柔らかくない。 滑沢性; ○:滑らか。 △:やや滑らか。 ×:滑らかでない。 染毛性; ○:よく染まった。 △:染まった。 ×:ほとんど染まらなかった。 移染性; ○:タオルに色がほとんどつかない。 △:タオルに色が少しつく。 ×:タオルに色がつく。
【0026】(2)シャンプーの場合:女性の毛髪20
g(太さ約90μm、長さ15cm)を束ね、この毛髪
束にシャンプー1gを塗布して1分間泡立てた時の泡立
ちと、その後、30秒間流水ですすいだ時の柔軟性、滑
沢性、その後ドライヤーにて乾燥した後の柔軟性につい
て評価し、更に、その毛髪束を恒温恒湿室(25℃、5
0%RH)に24時間放置した後の柔軟性、滑沢性につ
いて評価を行った。評価は下記の基準に従って行った。
尚、柔軟性、滑沢性の評価基準については(1)染毛料
の場合と同様である。 泡立ち; ○:泡立ちが良い。 △:泡立ちが不充分。 ×:泡立ちが不良。
【0027】(3)ヘアリンス等のアフターシャンプー
剤の場合:パーマ等美容処理を施したことのない女性の
毛髪25g(長さ15cm)を束ね、シャンプーで洗浄
した後、すすぐタイプの毛髪化粧料についてはこの毛髪
束に2.5gの剤を均一に塗布し、次いで30秒流水で
すすぎ、タオルドライを行った後ドライヤーにて乾燥し
た。また、すすがないタイプの毛髪化粧料についてはこ
の毛髪束に所定量の剤を塗布した後、風乾した。この毛
髪束についてその柔軟性、滑沢性、油性感の少なさにつ
いて、下記の基準に従って評価した。尚、柔軟性、滑沢
性の評価基準については(1)染毛料の場合と同様であ
る。 油性感の少なさ; ○:少ない。 △:やや多い。 ×:多い。
【0028】(4)ヘアフォームの場合:女性の毛髪2
0g(長さ15cm)を束ね、この毛髪束にヘアフォー
ム0.6gを塗布して、自然乾燥した。その後、毛束の
柔軟性、滑沢性を未処理の毛束と比較し、評価した。
尚、評価基準については(1)染毛料の場合と同様であ
る。
【0029】実施例1 下記表1、2に示すシャンプーを製造し、表3に示す各
評価項目について評価した。この結果を表3に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】実施例2 下記表4に示すヘアコンディショナーを製造し、毛髪処
理24時間後の柔軟性、滑沢性を評価した。この結果を
表4に示す。
【0034】
【表4】
【0035】実施例3 以下に示す組成のシャンプーを常法により製造した。 本発明品6 (%) (1)N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′− (2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリエ タノールアミン塩 15 (2)ポリオキシエチレン(5)ラウリルスルホコハク酸 ジナトリウム 15 (3)アジピン酸 5 (4)グリコール酸カリウム塩 1 (5)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1 (6)モノデカン酸グリセリド 1 (7)香料 0.5 (8)色素 適量 (9)精製水 バランス このものは、洗髪時の泡立ちがよく、すすぎ時及び乾燥
時の感触に優れ、乾燥後、及び洗髪24時間後にも充分
な柔軟性を示した。また、乾燥後の滑沢性も非常に良好
であった。
【0036】実施例4 以下に示す組成の抗フケシャンプーを常法により製造し
た。 本発明品7 (%) (1)ラウリル硫酸トリエタノールアミン塩 10 (2)ポリオキシエチレン(5)ラウリルスルホコハク酸 ジナトリウム 4 (3)セバシン酸 5 (4)乳酸ナトリウム 5 (5)ラウリルヒドロキシスルホベタイン 1 (6)ペンタエリスリトールグリセリル・イソステアリル エーテル(モノエーテル体)1付加体 2 (7)カチオン性ポリマー(ガフコート755N,GAF社製) 0.2 (8)ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモ ニウムエトサルフェート 0.2 (9)オクトピロックス 0.5 (10)香料、色素 適量 (11)精製水 バランス このものは、洗髪時の泡立ちがよく、すすぎ時及び乾燥
時の感触に優れ、乾燥後、及び洗髪24時間後にも充分
な柔軟性を示した。また、抗フケ効果も良好であった。
また、乾燥後、良好な滑沢性を示した。
【0037】実施例5 表5に示す組成のヘアリンスを常法により調製し、同表
に示す評価項目について評価した。この結果を表5に示
す。
【0038】
【表5】
【0039】実施例6 下記組成のヘアートリートメントを常法により製造し
た。 本発明品9 (%) (1)N−2−ヘキシル−1−デシル−N−ドデシル− N,N−ジメチルアンモニウムクロライド 1.0 (2)セトステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.5 (3)ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド*1 0.5 (4)セバシン酸 15.0 (5)セチルアルコール 6.0 (6)プロピレングリコール 3.0 (7)トリエタノールアミン 5.0 (8)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (9)香料 0.4 (10)水 バランス (注)*1 炭素数12〜15のオキソ法市販アルコール(三菱油化(株)製 ドバノール23と45の等量混合物)に由来する分岐第四級アンモニウム塩でそ の分岐率は20%である。 このものは、洗髪の翌日も充分に柔軟性を保持するもの
であった。
【0040】実施例7 下記表6のヘアトリートメント組成物を常法により調整
した。
【0041】
【表6】 (注)*2 信越化学工業(株)シリコーンKF-96(500cs) *3 (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]nSi(CH3)3 n=9000 *4 信越化学工業(株)シリコーンKF-6005 *5 日清製油(株)コスモール168AR 乾燥直後の柔軟性、滑沢性が良好であった。
【0042】実施例8 以下の組成のコンディショニングブロー剤を常法により
製造した。 本発明品13 (%) (1)ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.5 (2)α−モノステアリルグリセリルエーテル 0.1 (3)メチルフェニルポリシロキサン 0.5 (4)アジピン酸 3.0 (5)グリコール酸トリエタノールアミン塩 2.0 (6)ポリオキシエチレンステアレート 0.2 (7)エタノール 20.0 (8)香料 0.4 (9)水 バランス 乾燥後の柔軟性、滑沢性が良好であった。
【0043】実施例9 下記表7のヘアマニキュアを常法により調整し、女性の
毛髪に対して同表に示す評価項目について評価した。こ
の結果を表7に示す。
【0044】
【表7】
【0045】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、使用感に優れ、
毛髪に対して持続的な柔軟性、滑沢性を付与し、かつ毛
髪のまとまり性にも優れている。また、本発明の染毛料
は、上記効果を有すると共に、染色性に優れ、しかも染
毛の際のシャンプー洗液の色が抑えられ、タオルや枕カ
バー等の衣類や肌への移染性がなく、鮮やかな色調に染
毛することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 睦 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族多価カルボン酸又はその塩を1〜
    20重量%含有させたことを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 毛髪化粧料が染毛料であることを特徴と
    する請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 更に下記一般式(1) 【化1】 (式中、R2は水素原子、アルキル基、又はアルコキシ
    ル基を表す。Xは、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖
    のアルキレン基若しくはアルケニル基を表し、エーテル
    結合を含んでいてもよい。pは0又は1を表す。)で表
    される芳香族アルコール類を含有させたことを特徴とす
    る請求項2記載の毛髪化粧料。
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