JPH11199359A - 肥料含浸コルク粒 - Google Patents
肥料含浸コルク粒Info
- Publication number
- JPH11199359A JPH11199359A JP10013201A JP1320198A JPH11199359A JP H11199359 A JPH11199359 A JP H11199359A JP 10013201 A JP10013201 A JP 10013201A JP 1320198 A JP1320198 A JP 1320198A JP H11199359 A JPH11199359 A JP H11199359A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- cork
- impregnated
- effect
- grains
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05F—ORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
- C05F11/00—Other organic fertilisers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05G—MIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
- C05G5/00—Fertilisers characterised by their form
- C05G5/40—Fertilisers incorporated into a matrix
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Fertilizing (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 植物栽培用の肥料に関しており、継続的で無
駄のない供給を可能とする土壌改良作用のある肥料材を
提供する目的を持つ。 【解決手段】 植物の成長を促す肥料であって、適当粒
度のコルク粒を形成し、該コルク粒へ水性肥料を含浸せ
しめる。これにより、安定的に長期間肥料供給をなさし
め、保温効果、根はり効果などの効果もなす。
駄のない供給を可能とする土壌改良作用のある肥料材を
提供する目的を持つ。 【解決手段】 植物の成長を促す肥料であって、適当粒
度のコルク粒を形成し、該コルク粒へ水性肥料を含浸せ
しめる。これにより、安定的に長期間肥料供給をなさし
め、保温効果、根はり効果などの効果もなす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、畑とか各種農地で
植物を栽培するために施肥する肥料材に関しており、具
体的には肥料の供給効果を長期に亘って維持せしめ、土
壌改良をも果たすことのできるコルク粒に関する。
植物を栽培するために施肥する肥料材に関しており、具
体的には肥料の供給効果を長期に亘って維持せしめ、土
壌改良をも果たすことのできるコルク粒に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、植物栽培用の肥料としては無機質
系の窒素、燐酸、加里系等の肥料を適量直接散布する
か、あるいは床土とする場合などでは土壌を主体として
これに前記肥料を適量混入せしめ粒状の床土として用い
ている。
系の窒素、燐酸、加里系等の肥料を適量直接散布する
か、あるいは床土とする場合などでは土壌を主体として
これに前記肥料を適量混入せしめ粒状の床土として用い
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の粒状の無機質肥料は雨水等水分の多・少によって植物
の根部への肥料供給効果が大きく左右されるものであ
り、施肥直後に水分が多いとその供給量は多量となり過
剰施用となってしまい短期間に養分を失う。これとは逆
に水分が少ない場合は生育に必要な量を供給できず成育
不良を起こすなどの欠点があり、このような場合やむを
得ず供給量を調整してたびたび肥料散扮する面倒な施肥
作業を行なわざるを得ない。また、コルク粒にあって
は、天然コルク樹皮からさまざまな形状物に抜き造形あ
るいは切削・研磨などされた後に残る残材コルクを粉砕
して形成されるが、通常では使用されない微小粒や著し
く質の劣る表皮部分などは焼却処分されるものであり破
棄処理にある程度の経費の必要なものであった。本発明
はこのような解決されなければならない欠点に鑑み、天
然材料を農業分野で有効に利用せしめるもので、継続的
で無駄のない供給を可能とし、土地改良に貢献する肥料
材を提供することを目的としている。
の粒状の無機質肥料は雨水等水分の多・少によって植物
の根部への肥料供給効果が大きく左右されるものであ
り、施肥直後に水分が多いとその供給量は多量となり過
剰施用となってしまい短期間に養分を失う。これとは逆
に水分が少ない場合は生育に必要な量を供給できず成育
不良を起こすなどの欠点があり、このような場合やむを
得ず供給量を調整してたびたび肥料散扮する面倒な施肥
作業を行なわざるを得ない。また、コルク粒にあって
は、天然コルク樹皮からさまざまな形状物に抜き造形あ
るいは切削・研磨などされた後に残る残材コルクを粉砕
して形成されるが、通常では使用されない微小粒や著し
く質の劣る表皮部分などは焼却処分されるものであり破
棄処理にある程度の経費の必要なものであった。本発明
はこのような解決されなければならない欠点に鑑み、天
然材料を農業分野で有効に利用せしめるもので、継続的
で無駄のない供給を可能とし、土地改良に貢献する肥料
材を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決しようとする手段】本発明では、天然コル
ク樹皮を適当な粒度に粉砕してコルク粒を形成せしめ、
窒素、燐酸、加里、微量要素、石灰分、フミン質、殺菌
剤、生長促進材等の植物栽培用の肥料を水溶した水性肥
料を浸漬または加温下真空あるいは加圧状態にてコルク
粒へ含浸せしめたことを特徴としている。
ク樹皮を適当な粒度に粉砕してコルク粒を形成せしめ、
窒素、燐酸、加里、微量要素、石灰分、フミン質、殺菌
剤、生長促進材等の植物栽培用の肥料を水溶した水性肥
料を浸漬または加温下真空あるいは加圧状態にてコルク
粒へ含浸せしめたことを特徴としている。
【０００５】また、前記コルク粒を加熱して分解蒸留し
炭化せしめて用いたことを特徴としている。あるいは、
前記コルク粒を嫌気的な分解により腐敗せしめて用いる
ことを特徴としている。
炭化せしめて用いたことを特徴としている。あるいは、
前記コルク粒を嫌気的な分解により腐敗せしめて用いる
ことを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明で用いるコルク粒は天然素
材であるが故に地球環境に全く影響を及ぼさないもので
あり、かつ上記したように軟質な気胞の集合体であるの
で適度な弾性、断熱性、保温性、保吸性に優れた特性を
有する素材となっている。本発明ではこの天然樹皮のコ
ルク粒に水性肥料を含浸せしめることを特徴としている
が、その含浸方法においては、前記の水性肥料の溜る容
器にコルク粒を一定時間漬して自然含浸せしめるか、あ
るいは前記水性肥料とコルク粒とを容器内にて真空下で
加熱するかあるいは加圧などして強制的に含浸せしめる
等の方法が選択できる。この肥料含浸によって図１に示
すようにコルク粒（１）の独立した細胞の気胞内まで肥
料（２）が入り込み、その容積に対して多量の肥料を含
有する有機肥料材となる。
材であるが故に地球環境に全く影響を及ぼさないもので
あり、かつ上記したように軟質な気胞の集合体であるの
で適度な弾性、断熱性、保温性、保吸性に優れた特性を
有する素材となっている。本発明ではこの天然樹皮のコ
ルク粒に水性肥料を含浸せしめることを特徴としている
が、その含浸方法においては、前記の水性肥料の溜る容
器にコルク粒を一定時間漬して自然含浸せしめるか、あ
るいは前記水性肥料とコルク粒とを容器内にて真空下で
加熱するかあるいは加圧などして強制的に含浸せしめる
等の方法が選択できる。この肥料含浸によって図１に示
すようにコルク粒（１）の独立した細胞の気胞内まで肥
料（２）が入り込み、その容積に対して多量の肥料を含
有する有機肥料材となる。
【０００７】
【実施例】本発明を実施するに、ここで用いるコルク粒
は、粉末状態でも特に差し支えないが、実質的には１０
〜８０メッシュの粒度を有しており、通常ではこのコル
ク粒をそのまま用いるが、断熱性、保温性、保吸性など
の特性をさらに高めるために該コルク粒を釜内にて加熱
して分解蒸留せしめ炭化させて用いることができ、また
土地へ早期に同化させるために前記コルク粒を予め腐敗
せしめて用いることなどを選択できる。
は、粉末状態でも特に差し支えないが、実質的には１０
〜８０メッシュの粒度を有しており、通常ではこのコル
ク粒をそのまま用いるが、断熱性、保温性、保吸性など
の特性をさらに高めるために該コルク粒を釜内にて加熱
して分解蒸留せしめ炭化させて用いることができ、また
土地へ早期に同化させるために前記コルク粒を予め腐敗
せしめて用いることなどを選択できる。
【０００８】このようにして肥料を含浸されたコルク粒
を散布せしめると、経時と共に土中の水分によってコル
ク気胞内の含浸肥料は徐々に外部へ漏出せしめその保持
量を減じていくが、該気胞の外殻構造によって急激な漏
洩が防がれ長期に亘っての安定した肥料供給効果を示
す。また、一般的には腐葉土、石灰等の肥料は土壌を堅
く塊状にし易いが、コルクの独立した細胞に肥料を含浸
させたコルク粒を土に混ぜて使用することにより、土を
堅くせずかつ肥料の分散保持がなされ、したがって植物
の根が張り易く、保温効果も得られ、その生育を大いに
促進する。
を散布せしめると、経時と共に土中の水分によってコル
ク気胞内の含浸肥料は徐々に外部へ漏出せしめその保持
量を減じていくが、該気胞の外殻構造によって急激な漏
洩が防がれ長期に亘っての安定した肥料供給効果を示
す。また、一般的には腐葉土、石灰等の肥料は土壌を堅
く塊状にし易いが、コルクの独立した細胞に肥料を含浸
させたコルク粒を土に混ぜて使用することにより、土を
堅くせずかつ肥料の分散保持がなされ、したがって植物
の根が張り易く、保温効果も得られ、その生育を大いに
促進する。
【０００９】
【発明の効果】上記のような構成により、以下に示す優
れた効果が得られる。本発明の肥料含浸コルク粒は、気
胞内の空気と肥料とを置換せしめており、含浸した肥料
は気胞の外殻にて安定的に長期間肥料供給をなさしめ、
またコルク材の特性をもって土を堅くせずかつ肥料の分
散保持がなされ、その生育を大いに促進する。特に保温
効果及び根張り効果などで寒冷地における植物栽培に大
きな効果が期待でき、植物の成育促進以外に栽培期間の
長期化など植物栽培の収益改善にも大きな効果が期待さ
れるものである。
れた効果が得られる。本発明の肥料含浸コルク粒は、気
胞内の空気と肥料とを置換せしめており、含浸した肥料
は気胞の外殻にて安定的に長期間肥料供給をなさしめ、
またコルク材の特性をもって土を堅くせずかつ肥料の分
散保持がなされ、その生育を大いに促進する。特に保温
効果及び根張り効果などで寒冷地における植物栽培に大
きな効果が期待でき、植物の成育促進以外に栽培期間の
長期化など植物栽培の収益改善にも大きな効果が期待さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のコルク粒の細胞を示す拡大断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ コルク粒 ２ 肥料
Claims (3)
- 【請求項１】 窒素、燐酸、加里等の肥料を植物へ施肥
する植物栽培用の肥料材であって、 天然コルク樹皮を粉砕してコルク粒を形成し、 前記コルク粒に液状の水性肥料を浸漬または加温下真空
あるいは加圧状態にて含浸せしめたことを特徴とする肥
料含浸コルク粒。 - 【請求項２】 前記コルク粒を炭化せしめたことを特徴
とする請求項１の肥料含浸コルク粒。 - 【請求項３】 前記コルク粒を腐敗せしめたことを特徴
とする請求項１の肥料含浸コルク粒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10013201A JPH11199359A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 肥料含浸コルク粒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10013201A JPH11199359A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 肥料含浸コルク粒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11199359A true JPH11199359A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11826556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10013201A Pending JPH11199359A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 肥料含浸コルク粒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11199359A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015052367A1 (es) * | 2013-10-11 | 2015-04-16 | Avicola De Tarragona, S.A. | Composición de corcho y aplicaciones de la misma |
-
1998
- 1998-01-07 JP JP10013201A patent/JPH11199359A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015052367A1 (es) * | 2013-10-11 | 2015-04-16 | Avicola De Tarragona, S.A. | Composición de corcho y aplicaciones de la misma |
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