JPH11198299A - 蓋 材 - Google Patents

蓋 材

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JPH11198299A
JPH11198299A JP1834598A JP1834598A JPH11198299A JP H11198299 A JPH11198299 A JP H11198299A JP 1834598 A JP1834598 A JP 1834598A JP 1834598 A JP1834598 A JP 1834598A JP H11198299 A JPH11198299 A JP H11198299A
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weight
layer
intermediate layer
styrene
copolymer
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JP1834598A
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English (en)
Inventor
Takuya Yamazaki
拓也 山崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂容器への安定した接着性とヒートシ
ール性と、良好な剥離性、安定した帯電防止効果とを兼
ね備えたキャリアテープを主とする成形容器用蓋材の提
供を課題とする。 【解決手段】 少なくともHS層3と、中間層2及び基
材シート1とからなる蓋材において、前記HS層が、ガ
ラス転移点Tg=−10〜100℃のアクリル系樹脂を
主成分とする熱可塑性樹脂と酸化錫を主とする導電性微
粉末とから構成される成形容器用の蓋材10を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易剥離性のヒート
シーラント層とこれを用いた積層体に係わり、特に半導
体、IC部品及びこれらの製品、並びに液晶表示用部品
及び液晶製品、注射器や医薬品などの医療関連物品、自
動車用部品などを収納する合成樹脂容器の密封に用いる
蓋材のヒートシーラント層(以下、HS層と記載す
る。)及びそれを用いた積層体に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固形あるいは液状の各種部
品、食品や工業部品を、合成樹脂の成形容器に収納して
開口部を蓋材で密封したり、袋体で密封し、流通、保管
することが行われている。例えば、キャリアテープなど
にみられる成形容器に設けた多数の凹部に電子部品を収
納し、蓋材(蓋材)で凹部を覆うようにしてヒートシー
ルするキャリアテープが使用されている。このようなキ
ャリアテープは、通常ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリカーボネート、ABS樹脂などのシ
ート成形が容易な材料を用いて形成されている。また、
蓋材は、基材シートと、この一方の面に少なくともHS
層が設けられた積層体よりなる構成されている。そし
て、電子部品のキャリアテープの凹部に収納し蓋材で密
封し、実装工程において、収納されている電子部品を取
出すときには、蓋材が容易に剥離できることが要求され
ている。
【0003】更に、収納されている電子部品がキャリア
テープの凹部あるいは蓋材と接触したり、また蓋材を剥
離したりするときに発生する静電気ににより、電子部品
の劣化、破壊が生ずる危険性があった。この静電気の発
生を防止する手段がキャリアテープや蓋材に要求され
た。キャリアテープの静電気の発生を防止する手段に
は、導電性カーボン微粒子、金属酸化物の導電粉、金属
微粒子をテープに練り混んだり、塗工したりすることが
行われている。また、蓋材における静電気の発生を防止
する手段には、電子部品と直接接触するHS層に界面活
性剤などの帯電防止剤、金属酸化物の導電粉、導電性カ
ーボン微粒子、金属微粒子をテープに練り混んだり、塗
工したりされている。特に、HS層に金属酸化物(酸化
錫、酸化亜鉛など)を導電化した微粉末を混入したもの
は、比較的透明性がよく、また安定した静電気拡散性を
もち有効に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内容物
を収納したキャリアテープをヒートシールした蓋材は、
該キャリアテープの輸送、保管中に蓋材が剥離して電子
部品が脱落したりすることがないように、所定の剥離強
度が要求される。この剥離強度の最大値と最小値との差
(以下、ジップアップと記載する)が、大きすぎると電
子部品の実装工程で蓋材を剥離するときに、キャリアテ
ープが振動して、電子部品がキャリアテープの凹部から
飛び出す事故を発生するという問題があった。したがっ
て、電子部品の実装時にジップアップが小さいことが要
求されるが、従来のHS層に導電性微粉末などを混入し
た蓋材は、低いジップアップが得られないという問題が
あった。
【0005】また、HS層に金属酸化物の導電性粉を混
入した蓋材は、比較的良好な透明性をもってはいたが、
HS層を成形するときの分散が困難であり、収納された
電子部品の目視検査ができる透明性を得るためには、熟
練した分散技術が必要で、製造コストの上昇を来すとい
う問題があった。
【0006】更に、液状の界面活性剤を含むヒートシー
ル性樹脂を塗工したHS層は、経日的にHS層の表面状
態を変化させ、ヒートシールが不安定となり、シール不
良の原因となったり、また、保管中の温度、湿度により
静電気の拡散効果が依存されやすく、安定した帯電防止
効果を得られないという問題があった。本発明は、この
ような事情に鑑みてなされたものであり、安定した帯電
防止特性をもつ積層体と、合成樹脂容器への安定した接
着性(ヒートシール性)と良好な剥離性及び優れた帯電
防止効果を兼ね備えた蓋材の提供を課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、少なくともHS層と、中間層及び基材シートとか
らなる蓋材において、前記HS層が、ガラス転移点Tg
が−10〜100℃のアクリル系樹脂を主成分とする熱
可塑性樹脂と、酸化錫を主とする導電性微粉末とから構
成される蓋材である。そして、第2の発明は、前記HS
層を構成する熱可塑性樹脂と導電性微粉末との重量比
が、10〜400/100からなる蓋材である。また、
第3の発明は、前記中間層は単層構造であり、密度0.
915〜0.940g/cm3 (以下、密度の単位であ
るg/cm3 は省略する。)のエチレン・αオレフィン
共重合体(以下、E・O共重合体と記載する。)が30
〜70重量%と、スチレン50〜90重量%とブタジエ
ン50〜10重量%とのスチレン・ブタジエンブロック
共重合体(以下、S・B共重合体と記載する。)が70
〜30重量%とからなる樹脂組成物より形成された蓋材
である。また、第4の発明は、前記中間層は単層構造で
あり、密度0.915〜0.940のE・O共重合体
と、スチレン50〜90重量%とブタジエン50〜10
重量%とのS・B共重合体と、スチレン10〜50重量
%とブタジエン90〜50重量%とのスチレン・ブタジ
エン共重合体の水素添加物(以下、S・B共重合体水添
物と記載する。)、及びハイインパクトポリスチレン
(以下、HIPSと記載する。)とからなる樹脂組成物
より形成された蓋材である。そして、第5の発明の中間
層は、基材シート側に設ける補強中間層と、必要に応じ
て設ける緩衝中間層、及びHS層側に位置する剥離中間
層との多層構造よりなり、補強中間層は密度0.915
〜0.940のE・O共重合体より形成され、緩衝中間
層は密度0.915〜0.940のE・O共重合を30
〜50重量%と、スチレン50〜90重量%とブタジエ
ン50〜10重量%とのS・B共重合体が70〜30重
量%とからなる樹脂組成物より形成され、剥離中間層は
密度0.915〜0.940のE・O共重合体を30〜
70重量%と、スチレン50〜90重量%とブタジエン
50〜10重量%とのS・B共重合体が70〜30重量
%とからなる樹脂組成物100重量部に対してスチレン
10〜50重量%とブタジエン90〜50重量%とのS
・B共重合体水添物5〜30重量部と、HIPS5〜5
0重量部とが添加されている樹脂組成物より形成された
蓋材である。また、第6の発明のHS層がもつ表面抵抗
率は、105 〜1012Ω/□の範囲内であり、かつ 電
荷減衰時間が2秒以下の蓋材である。また、第7の発明
のHS層は、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、アクリルニトリル・スチレン
・ブタジエン共重合体(ABS樹脂)製のキャリアテー
プとヒートシールが可能であり、前記中間層とHS層と
の間で層間剥離、あるいはHS層内で凝集剥離する蓋材
である。
【0008】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、図1に示すように、少なくともHS層3と、中間
層2及び基材シート1とからなる蓋材10において、前
記HS層3が、ガラス転移点Tgが−10〜100℃の
アクリル系樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂と、酸化錫
を主とする導電性微粉末とから構成される蓋材10であ
る。そして、前記HS層3を構成する熱可塑性樹脂と導
電性微粉末との重量比が、10〜400/100(導電
性微粉末)からなる蓋材10である。また、前記中間層
2が単層構造の場合、密度0.915〜0.940のE
・O共重合体が30〜70重量%と、スチレン50〜9
0重量%とブタジエン50〜10重量%とのS・B共重
合体が70〜30重量%とからなる樹脂組成物より形成
された蓋材10である。また、中間層2が単層構造の他
の構成は、密度0.915〜0.940のE・O共重合
体と、スチレン50〜90重量%とブタジエン50〜1
0重量%とのS・B共重合体と、更にスチレン10〜5
0重量%とブタジエン90〜50重量%とのS・B共重
合体水添物及びHIPSとからなる樹脂組成物より形成
された蓋材10である。
【0009】図2又は図3に示すキャリアテープ10の
ように、多層からなる中間層2は、基材シート側1に位
置する補強中間層21、図3に示すように必要に応じて
設ける緩衝中間層22及びHS層3側に位置する剥離中
間層20との3層構造より構成される。そして、補強中
間層21が密度0.915〜0.940のE・O共重合
体より形成され、緩衝中間層22は密度0.915〜
0.940のE・O共重合を30〜70重量%と、スチ
レン50〜90重量%とブタジエン50〜10重量%と
のS・B共重合体が70〜30重量%とからなる樹脂組
成物より形成される。また、剥離中間層20は密度0.
915〜0.940のE・O共重合体を30〜70重量
%と、スチレン50〜90重量%とブタジエン50〜1
0重量%とのS・B共重合体が70〜30重量%とから
なる樹脂組成物100重量部に対して、更にスチレン1
0〜50重量%とブタジエン90〜50重量%とのS・
B共重合体水添物5〜30重量部と、HIPSを5〜5
0重量部とが添加されている樹脂組成物より形成された
蓋材10である。
【0010】本発明のHS層3がもつ表面抵抗率は、1
5 〜1012Ω/□の範囲内であり、かつ 電荷減衰時
間が2秒以下の蓋材である。そして、HS層3は、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化
ビニル、ABS樹脂製のキャリアテープ5とヒートシー
ルが可能であり、前記中間層2とHS層3との間で図5
(A)に示すとおりのヒートシール部35が、図5
(B)に示すように剥離開封されるとき、中間層2とH
S層3との間で剥離部31を形成して層間剥離するもの
である。図示はしないがHS層3内で凝集剥離するよう
に構成するものである。したがって、HS層どうしのヒ
ートシール強度には関係なく蓋材10とキャリアテープ
5との剥離強度が安定、かつ確実に行うことができるも
のである。
【0011】本発明を構成する基材シートは、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの
ポリエステル、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、
ナイロン6、又はナイロン66などのポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリイミドなどの一軸あるいは二軸延伸
フィルムで形成することができる。このような基材シー
トを設けることにより積層体に耐熱性をもたせることが
できる。基材シートの厚みは、蓋材の大きさ、使用目的
と材質によって適宜設定することができ、通常は6〜1
00μmである。そして、必要に応じて帯電防止処理を
施すことができる。また、基材シートのHS層を設ける
側に、必要に応じてコロナ放電処理、プラズマ処理、サ
ンドブラスト処理などの表面処理を施して、中間層との
接着を強固にして、かつ安定することができる。
【0012】基材シート1と、中間層2との積層は、図
1に示すように接着剤層4を設けてドライラミネーショ
ンしたり、図4に示すように基材シート及び/又は中間
層にプライマー層41、42を設けて熱可塑性樹脂を接
着性樹脂層40としてサンドイッチラミネーションした
りして行う。ドライラミネーションの接着剤層は通常の
ポリエステル・ポリイソシアネート、ポリエーテル・ポ
リイソシアネートやポリエステル、エポキシ系接着剤な
どを溶剤に溶解したラッカー型の接着剤や、溶剤を含ま
ないいわゆるノンソル型接着剤を2〜10μm(乾燥し
た厚み)のものを用いて行われる。また、サンドイッチ
ラミネーションに使用する例えば基材シートのプライマ
ー層は、ポリエチレンイミン、ポリブタジエン、有機チ
タン化合物、イソシアネート、ポリウレタンなどの溶液
を0.1〜2μmの厚みで設けてプライマー処理を行
う。また、積層に使用するシートをコロナ放電処理、オ
ゾン処理をして接着性樹脂40を押出しコートする基材
シート及び中間層との接着を強固なものにできる。
【0013】サンドイッチラミネーションの接着性樹脂
に使用する熱可塑性樹脂は、基材シートと中間層との接
着を行うものであり、溶融押出し加工ができる低密度ポ
リエチレン、密度が0.915〜0.940のE・O共
重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重
合体、アイオノマー、ポリプロピレンなどの溶融押出し
コートができる熱可塑性樹脂から選択できる。接着性樹
脂層の厚みは10〜60μmであり、またこの樹脂層で
蓋材のクッション機能をもたせることができる。10μ
m未満であると溶融押出しコートを行うとき樹脂の流れ
に乱れを生じやすく厚みムラ原因となったり、クッショ
ン効果を期待するときは、その機能を発揮できなかった
りする。また、60μmを超えるとヒートシール性が低
下する。
【0014】図示はしないが、基材シートに接着剤層を
設けずに直接、又はプライマー層を介して中間層を溶融
押出しコート、共押出し多層コート、熱可塑性樹脂を含
む溶液を塗工するホットラッカーコートで単層や多層の
中間層を構成することもできる。
【0015】単層の中間層は、密度が0.915〜0.
940のE・O共重合体30〜70重量%と、スチレン
50〜90重量%とブタジエン50〜10重量%とのS
・B共重合体70〜30重量%とからなる樹脂組成物に
より形成される。中間層の形成に使用するE・O共重合
体は、エチレンと、例えば、ブテン、ペンテン、ヘキセ
ン、ヘプテン、オクテン、4−メチルペンテン1などと
の共重合体である。このようなE・O共重合体の密度
が、0.915未満、あるいは0.940を超える場
合、S・B共重合体との組合せによる中間層の製膜性が
低下することとなり好ましくない。S・B共重合体を形
成するスチレンの量が50重量%未満であると、フィル
ムの粘着性が増して取扱い難くなり、90重量%を超え
るとHS層との剥離強度が弱く、蓋材としての剥離強度
も弱くなり好ましくない。
【0016】そして、前記中間層のE・O共重合体とS
・B共重合体との混合比は、合成樹脂容器(キャリアテ
ープ)と本発明の蓋材とをヒートシール後の剥離強度
と、蓋材の透明性とに大きく影響する。E・O共重合体
とS・B共重合体との混合比が、E・O共重合体が30
重量%未満、S・B共重合体70重量%を超える場合、
中間層の成膜性が悪化し、透明性も低下する。また、中
間層とHS層との剥離強度も大きくなり、蓋材の剥離強
度も実用強度よりを超えることになり好ましくない。一
方、E・O共重合体が70重量%を超え、S・B共重合
体が30重量%未満であると、中間層25とHS層1と
の接着が弱く、蓋材の剥離強度が適正値を下回ることと
なり好ましくない。中間層の厚みは10〜60μmが好
ましく、中間層の厚みが10μm未満のときは成膜性が
悪く、厚みのムラを生じやすく、また60μmを超える
と、蓋材の熱伝達性が低下するばかりでなくコシが強く
なり、ヒートシールや生産性が低下する原因となる。
【0017】中間層は、図2あるいは図3に示す構成の
ように多層共押出しで好ましく成膜することができる。
多層で成膜することにより、成膜適性が劣る剥離中間層
を緩衝中間層や、成膜性が優れる補強中間層と共押出し
成膜によるラミナーフローで、安定した膜厚みをもつ中
間層を形成できる。この場合、HS層と接する剥離中間
層20は、密度が0.915〜0.940のE・O共重
合体30〜70重量%と、スチレン50〜90重量%と
ブタジエン50〜10重量%とのS・B共重合体50〜
90重量%からなるS・B共重合体とが70〜30重量
%からなる樹脂組成物から形成する。
【0018】図2は、2層構成の中間層を設けた蓋材1
0の断面概略図であり、中間層2は補強中間層21と剥
離中間層20とから構成されている。この場合、補強中
間層21は、密度が0.915〜0.940のE・O共
重合体で形成される。そしてHS層3と接触する剥離中
間層20は、密度が0.915〜0.940のE・O共
重合体30〜70重量%と、スチレン50〜90重量%
とブタジエン50〜10重量%とのS・B共重合体70
〜30重量%からなる樹脂組成物により形成される。そ
して、この2層の中間層の総厚みは、30μm以上に、
それぞれの厚みは最低5μm程度に構成できる。好まし
い構成は、成膜し難く、価格的に高い剥離中間層20を
5〜10μmとうすくし、安価で成膜が容易な補強中間
層21を厚くした構成が、生産性、価格の点からも有利
な方法である。
【0019】図3は、3層構成の中間層を設けた蓋材1
0の断面概略図であり、中間層2は補強中間層21、緩
衝樹脂層22と剥離中間層20とから構成されている。
この場合、補強樹脂層21は、密度が0.915〜0.
940のE・O共重合体で形成される。そしてHS層3
と接触する剥離中間層20は、密度が0.915〜0.
940のE・O共重合体30〜70重量%と、スチレン
50〜90重量%とブタジエン50〜10重量%とのS
・B共重合体70〜30重量%からなる樹脂組成物によ
り形成される。そして、緩衝中間層22は、剥離中間層
20よりもE・O共重合体の混合比率が大きい層であ
る。また、中間層を成膜したときに副生するフィルム端
部のスクラップを適宜に混入することもできる。この3
層の中間層の総厚みは、30μm以上に、そしてそれぞ
れの厚みは最低3μm程度に構成できる。好ましい構成
は、成膜し難く、価格的に高い剥離中間層20を3〜1
0μmの範囲でうすくし、安価で成膜が容易なE・O共
重合体を多く含む層を厚くした構成が、生産性、価格の
点からも有利な方法である。
【0020】中間層2は、インフレーション法、Tダイ
ス法などの単層又は多層の共押出し成膜法で得たフィル
ムを、ドライラミネーションやサンドイッチラミネーシ
ョンなどの通常の方法で積層したり、これらの材料を共
押出しコートで基材シートに直接設けることもできる。
別工程でフィルム化する中間層は、共押出しコートで得
られる中間層と比較して、作業工程上厚くなるが、小ロ
ットの生産方法に適したものである。
【0021】単層の中間層が、S・B共重合体水添物、
及びHIPSを用いた樹脂により形成する場合、上記の
E・O共重合体を30〜70重量部とスチレン50〜9
0重量%とブタジエン50〜10重量%よりなるS・B
共重合体70〜30重量部との樹脂組成物100重量部
に対して、スチレン10〜50重量部とブタジエン90
〜50重量部とのS・B共重合体水添物を5〜30重量
部を添加し、更にHIPSを5〜50重量部を添加する
ことが好ましい。S・B共重合体水添物の量が5重量部
未満の場合、ブタジエン成分が高く、酸化され易く、中
間層のフィルムを形成するときにゲル状物を発生し易く
なる。また、S・B共重合体水添物が30重量部を超え
ると、得られるフィルムの耐ブロッキング性が不十分で
あり好ましくはない。S・B共重合体水添物の水素添加
率が不十分の場合は、ブタジエン成分が高く成膜時の温
度で酸化されやすく、ゲルを発生しやすくなる。S・B
共重合体の非水素添加物を使用した場合製膜性が悪く、
フィルムを形成できないこともある。
【0022】上記のE・O共重合体とS・B共重合体と
の樹脂組成物100重量部に対して、HIPSの添加量
が50重量部を超えると積層体やこれを用いた蓋材の透
明性が低下し好ましくない。また、HIPSが5重量部
に満たない場合は、HS層との接着強度が不足し、また
50重量部を超えるとHS層との剥離強度が大きすぎ
て、蓋材の剥離強度が適性値を上回り好ましいものでは
ない。
【0023】中間層が3層構成で形成される剥離中間層
20は、密度が0.915〜0.940のE・O共重合
体30〜70重量%と、スチレン50〜90重量%とブ
タジエン50〜10重量%とのS・B共重合体70〜3
0重量%部からなる樹脂組成物100重量部に対して、
スチレン10〜50重量%とブタジエン50〜90重量
%とのS・B共重合体水添物を0〜30重量部と、HI
PS5〜50重量部とが添加されている樹脂組成物によ
り形成することもできる。この3層の中間層の総厚み
は、30μm以上とし、それぞれの厚みは最低5μm程
度に構成できる。好ましい構成は、成膜し難く、価格的
に高い剥離中間層20を3〜10μmとうすくし、安価
で成膜が容易なE・O共重合体を多く含む層を厚くした
構成が、生産性、価格の点からも有利な方法である。
【0024】本発明のHS層は、ガラス転移温度Tgが
−10℃〜100℃のアクリル系樹脂を主成分とする熱
可塑性樹脂と酸化錫を主剤とする導電性微粉末とから構
成できる。ガラス転移温度Tgが−10℃未満であると
耐ブロッキング性が劣り、100℃を超えると耐ブロッ
キング性は向上するがヒートシール温度が高くなる。ア
クリル系樹脂は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどから
選ばれた1種又は2種以上のエステルのポリマー又はコ
ポリマーから選択する(本明細書において、(メタ)ア
ク・・・・は、メタアクリル・・・及びアクリル・・を
意味するものである。)。その他、ウレタン(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポ
キシアクリレートなどのポリマーや、その他の熱可塑性
樹脂である線状飽和ポリエステルや、ウレタン系樹脂、
塩化ビニル・酢酸ビニル系共重合体などを適宜に混合し
て使用することもできる。HS層には、必要に応じて、
分散安定剤、ブロッキング防止剤などを添加して構成す
る。
【0025】導電性微粉末は、酸化錫を主成分とし、他
に酸化亜鉛、酸化チタンなどの金属酸化物に導電性をも
たせた導電性微粒子、硫化亜鉛、硫化銅、硫化カドミウ
ム、硫化ニッケル、硫化パラジウムなどの硫化物に導電
性をもたせた導電性微粒子を上記、前記アクリル系樹脂
に添加したHS層の組成物を構成できる。このとき、ア
クリル系樹脂と導電性微粉末との比率は、10〜400
/100の範囲に構成することが好ましい。HS層の塗
工厚みは1〜10μm好ましくは1〜5μmである。ア
クリル系樹脂が、10/100未満であると、所望のヒ
ートシール性、剥離強度が得られず、また400/10
0を超えると必要な導電性が得られず、表面抵抗率が1
12Ω/□を超え、電荷減衰時間も2秒を超えるばかり
でなく、キャリアテープとヒートシールしたのちの剥離
強度も強く実用には供し得ないものである。
【0026】本発明の成形容器の蓋材10は、次のよう
な剥離形態を示すことガ好ましい。すなわち、図5
(A)に示すように、例えばキャリアテープ5にヒート
シールされた蓋材10をキャリアテープから剥離すると
き、図5(B)に示すとおりに中間層2とHS層3との
層間における剥離(層間剥離、界面剥離)、又は図示は
しないが比較的薄膜で形成されたときは、HS層3の層
内における凝集破壊による剥離を生じる剥離形態が好ま
しいものである。この場合、HS層3と中間層2との剥
離強度は、HS層3とキャリアテープ5とのヒートシー
ル強度(剥離強度)、中間層の各層間の剥離強度、基材
シートと中間層との接着強度(剥離強度)のいずれより
弱く構成されるものである。そして、キャリアテープと
蓋材との剥離強度は、10〜100g/1mm巾が好ま
しい。剥離強度が10g/1mm巾未満になると、蓋材
をヒートシールしたのちの容器を移送するときに、中間
層2とHS層3との層間において剥離が生じ、内容物が
脱落する危険性がある。また、剥離強度が100g/1
mm巾を超えると、蓋材を剥離するとき、キャリアテー
プが振動して内容物が飛び出す恐れがあり好ましくな
い。また、ジップアップは、40g/1mm巾以下が好
ましく、40g/1mm巾を超えると合成樹脂容器が振
動して内容物が飛び出す恐れがあり好ましくない。
【0027】本発明のHS層の塗工は、塗工液粘度、流
動性、乾燥性などの塗工液の特性と、(中間層を積層し
た)基材シートの耐熱性などの性質によって決められ
る。そして、塗工量を安定するためにはグラビア凹版を
使用して、グラビア版のスクリーン線が塗工面に具現さ
れることを嫌うときはロールコート法が採用される。そ
して、塗工面のスムージングを必要とするときはリバー
スコートやエアナイフコートが採用される。HS層の塗
工量は、0.5〜10μmの乾燥厚みが好ましく、0.
5μm未満のときは、剥離強度にむらがあり、また10
μmを超えるときは、ヒートシールするときの必要熱量
が大きくなり、ヒートシール温度が高くなって生産性が
落ちるばかりでなく、材料の浪費となる。
【0028】本発明のHS層は、22℃、相対湿度40
%の条件下で測定した表面抵抗率が105 〜1012Ω/
□の範囲であり、また23±5℃、相対湿度12±3%
以下の条件において、5000Vから99%減衰するま
での電荷減衰時間が2秒以下の優れた静電気特性をも
つ。上記の表面抵抗率が1012Ω/□を超えると、静電
気拡散の効果が極端に悪くなり、電子部品を静電気破壊
から保護することが困難となる。また、105 Ω/□未
満になると、外部から蓋材を介して電子部品に通電する
可能性があり、電子部品が電気的に破壊される危険性を
含む。一方、静電気により発生する電荷の拡散速度の目
安である電荷減衰時間が2秒を超える場合、電気拡散効
果が極端に悪くなり、電子部品を静電気破壊から保護す
ることが困難になる。なお、上記の電荷減衰時間は、米
国の軍規格であるMIL−B−81705Cに準拠して
測定することができる。
【0029】本発明の蓋材は、ポリカーボネート、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ABS製の
シートから形成されたキャリアテープ、又はこれらに静
電気対策として、導電性カーボン、金属微粒子、金属酸
化物に導電性をもたせた導電性微粒子、Si系有機化合
物、導電性高分子、界面活性剤を練り混んだり、塗工し
たものに対し、ヒートシールできるものであり、そして
剥離をする時は、HS層と中間層との間で層間剥離、あ
るいはHS層で凝集破壊をするヒートシール条件に関係
なく安定した剥離性能をもつものである。
【0030】以下、実施例及び比較例の実験例に基づい
て本発明を更に詳細に説明する。
【実験例】(実施例及び比較例)図1〜図3に示すよう
に帯電防止処理を施した厚み9μmの二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートシート(基材シート1)の一方の側
と、表1に示すとおりに総厚み35μmでインフレーシ
ョン成膜した中間層2とを、硬化型のウレタン系接着剤
(接着剤層4)を介してドライラミネーションで積層し
た。次いで、中間層2の側に表1及び表2に示す組成の
HS層3をグラビアリバース法で3μmの厚みで塗工し
て実施例1〜8及び比較例1〜11の蓋材10を作成し
た。 E・O共重合体:ウルトゼックス3550A 三井石油化学工業(株)製 商品名 密度0.925 略号 LL S・B共重合体:アサフレックス810 旭化成工業(株)製 商品名 S・B共重合体水添物:タフテックスH1041 旭化成工業(株)製 商品名 略号 SBC HIPS:スタイロン475D 旭化成工業(株)製 商品名 略号 PS
【0031】実施例及び比較例の蓋材について次の項目
について評価した。 ・中間層の成膜性:中間層を成膜するとき成膜の状態を
目視で評価した。 ・ヘーズ値:JIS K7105 6.4に基づいて、
積分球式光線透過率測定装置を用いて全光線透過率及び
ヘーズ値を算出した。 ・剥離強度:ポリスチレン製キャリアテープに、(ヒー
トシール温度120℃及び160℃、ヒートシール圧を
3kg/cm2 、ヒートシール時間を0.4秒×2度打
ち、ヒートシール巾0.5mm×2列)の条件でヒート
シールし、165〜180度の剥離角度で剥離強度を測
定した。 ・剥離強度の最高値と最小値との差をジップアップとし
た。 ・剥離部の位置を目視で評価し、HS層が他の層との間
で剥離した場合を○とした。 ・表面抵抗値:表面抵抗率(JIS K69911)及
び電荷減衰時間(米軍規格であるMIL−B−8170
5C)に準拠して測定した。 ・耐ブロッキング性(耐BL性):キャリアテープの2
00m巻きを、40℃、相対湿度90%の 条件で2ケ
月間保存した後、巻きほぐし、全く密着しないものを
○、一部剥離抵抗を感ずるものを×と密着の状態を評価
した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【発明の効果】酸化錫を主剤とする導電性微粉末に対し
て、ガラス転移点Tg=−10〜100℃のアクリル系
樹脂樹脂を主成分とするHS層は、優れた静電気発生防
止効果をもつものである。そして、E・O共重合体とS
・B共重合体とS・B共重合体水添物及びHIPSのう
ち少なくともE・O共重合体及びS・B共重合体を含む
2種以上の樹脂により形成された中間層に前記HS層を
設けた蓋材は、キャリアテープから剥離するとき、中間
層とHS層との間で安定して剥離する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋材の断面を表す概念図である。
【図2】本発明の他の構成を示す断面を表す概念図であ
る。
【図3】本発明の他の構成を示す断面を表す概念図であ
る。
【図4】本発明の他の積層構成を示す断面を表す概念図
である。
【図5】キャリアテープの剥離状況を説明するための断
面を表す概念図である。 (A)蓋材とキャリアテープとをヒートシールした状態
を示す断面概略図である。 (B)ヒートシールした蓋材をキャリアテープより剥離
した状態の断面を示す概念図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 中間層 3 HS層 4 接着剤層 5 キャリアテープ(成形容器) 10 蓋材 20 剥離中間層 21 補強中間層 22 緩衝中間層 31 剥離部 35 ヒートシール部 40 接着性樹脂層 41、42 プライマー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/32 103 B32B 27/32 103 B65D 73/02 B65D 73/02 M

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともヒートシーラント層と、中間
    層及び基材シートとからなる成形容器用の蓋材におい
    て、前記ヒートシーラント層が、ガラス転移点Tgが−
    10〜100℃のアクリル系樹脂を主成分とする熱可塑
    性樹脂と、酸化錫を主とする導電性微粉末とから構成さ
    れることを特徴とする蓋材。
  2. 【請求項2】 前記ヒートシーラント層を構成する熱可
    塑性樹脂と導電性微粉末との重量比が、10〜400/
    100であることを特徴とする蓋材。
  3. 【請求項3】 前記中間層は単層構造であり、密度0.
    915〜0.940g/cm3 のエチレン・αオレフィ
    ン共重合体が30〜70重量%と、スチレン50〜90
    重量%とブタジエン50〜10重量%とのスチレン・ブ
    タジエンブロック共重合体が70〜30重量%とからな
    る樹脂組成物より形成されたことを特徴とする請求項1
    乃至2に記載の蓋材。
  4. 【請求項4】 前記中間層は単層構造であり、密度0.
    915〜0.940g/cm3 のエチレン・αオレフィ
    ン共重合体と、スチレン50〜90重量%とブタジエン
    50〜10重量%とのスチレン・ブタジエンブロック共
    重合体と、スチレン10〜50重量%とブタジエン90
    〜50重量%とのスチレン・ブタジエン共重合体の水素
    添加物、及びハイインパクトポリスチレンとからなる樹
    脂組成物より形成されたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の蓋材。
  5. 【請求項5】 前記中間層は、基材シート側に設ける補
    強中間層と、必要に応じて設ける緩衝中間層、及びヒー
    トシーラント層側に位置する剥離中間層との多層構造よ
    りなり、補強中間層は密度0.915〜0.940g/
    cm3 のエチレン・αオレフィン共重合体より形成さ
    れ、緩衝中間層は密度0.915〜0.940g/cm
    3 のエチレン・αオレフィン共重合体を30〜70重量
    %と、スチレン50〜90重量%とブタジエン50〜1
    0重量%とのスチレン・ブタジエンブロック共重合体が
    70〜30重量%とからなる樹脂組成物より形成され、
    剥離中間層は密度0.915〜0.940g/cm3
    エチレン・αオレフィン共重合体を30〜70重量%
    と、スチレン50〜90重量%とブタジエン50〜10
    重量%とのスチレン・ブタジエンブロック共重合体が7
    0〜30重量%とからなる樹脂組成物100重量部に対
    してスチレン10〜50重量%とブタジエン90〜50
    重量%とのスチレン・ブタジエン共重合体の水素添加物
    5〜30重量部と、ハイインパクトポリスチレン5〜5
    0重量部とが添加されている樹脂組成物より形成された
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の蓋
    材。
  6. 【請求項6】 前記ヒートシーラント層の表面抵抗率が
    105 〜1012Ω/□の範囲内であり、かつ 電荷減衰
    時間が2秒以下であることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の蓋材。
  7. 【請求項7】 前記蓋材のヒートシーラント層は、ポリ
    カーボネート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化
    ビニル、アクリルニトリル・スチレン・ブタジエン共重
    合体(ABS樹脂)製などの成形容器とヒートシールが
    可能であり、成形容器とヒートシール後、成形容器から
    蓋材を取り去るとき前記中間層との間で層間剥離あるい
    はヒートシーラント層内で凝集剥離することを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の蓋材。
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