JPH11195100A - Icカード及びプラグインカード - Google Patents

Icカード及びプラグインカード

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JPH11195100A
JPH11195100A JP39298A JP39298A JPH11195100A JP H11195100 A JPH11195100 A JP H11195100A JP 39298 A JP39298 A JP 39298A JP 39298 A JP39298 A JP 39298A JP H11195100 A JPH11195100 A JP H11195100A
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JP
Japan
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card
plug
base material
plate
shaped base
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JP39298A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Tsunoda
圭一郎 角田
Mikiro Yamaguchi
幹郎 山口
Yukio Hasegawa
幸雄 長谷川
Hiromichi Kono
弘道 河野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICチップカードを保持しICカードとして使
用することができ、ICチップカードとしても使用でき
るICカードであり、ICチップカードをICカード或
いはICチップカード用ソケットから出し入れし易くし
てなるICチップカードを提供する。 【解決手段】ICチップカード基材にICモジュール
と、ICチップカード取り出し手段とを有するICチッ
プカードとし、さらにICチップカードを取り外し可能
に嵌合する凹部を有する板状基材にICチップカードを
保持してなるICカードであり、ICチップカード取り
出し手段によりICチップカードの取り出しが容易であ
り、また突起部の場合は、その引っ掛かり又は摩擦によ
りICチップカード用ソケットに差し込んだICチップ
カードが無抜け落ちにくい効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICモジュールを
搭載したプラグインカード及びそれを開口部を有する板
状基材に取り外し可能に保持することが可能なICカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】演算機能又はメモリ機能等を有するIC
チップ(半導体素子)を内蔵してなるICカードは、広
く知られ、IDカードや電話カード、クレジットカード
などの用途に利用されてきており、ICカードの構造、
大きさ、通信方式などは規格化がなされており、例えば
外部端子付きのICカードの外形寸法および端子の位置
は、ISO/IEC−7816シリーズにおいて国際標
準規格が制定されている。
【0003】しかし、近年、携帯電話機に代表される小
型化が進んだ電子端末機器においては、上記の規格にあ
るカード形状では、大きすぎるため、一層の小型化が必
要になっている。例えば、携帯電話の加入者識別票(S
IM:SUBSCRIBERIDENTITY MOD
ULE)などには、国際標準規格のカードよりも外形寸
法を小さくしたプラグインカードが使用されている。こ
のようなプラグインカードの製造には、例えば、特開平
6−24188号公報に開示されているように、国際標
準規格のフォーマットのICカードに対してカード発行
装置で発行処理を行った後に、必要な大きさのプラグイ
ンカードを、このICカードから切り抜くといった方法
で行われている。
【0004】また、特開平6−199082号公報で
は、特開平6−24188号公報に開示されるカード本
体とブリッジで固定されているプラグインカードとカー
ド本体の一部に粘着フィルムを貼り付け、プラグインカ
ードとカード本体を接続する接続ブリッジを打ち抜き、
粘着フィルムのみでプラグインカードを固定したICカ
ードが開示されており、さらに特開平7−276870
号公報にもプラグインカードを板状枠体の開口部に裏貼
りフィルムと粘着剤層により固定し、国際標準規格のフ
ォーマットに相当するICカードとすることが開示され
ている。これらによれば、製造及び取り外しが容易で、
しかも既存設備によるカードの製造、検査、さらにはカ
ード発行・発送が可能となるような特徴を有するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常より小さ
いプラグインカードは、搬送したり保持したりする場合
には不便であり、今後、銀行や信販会社などの有する一
つのシステムでプラグインカードを、国際標準規格のフ
ォーマットのカード(例えばクレジットカードや銀行で
使用するカード)と併用する場合が考えられる。そのよ
うな場合には、規格サイズのカードのみとデータの書き
込み・読み取りを行なうカード書き込み・読み取り装置
(リーダライタ装置)によっても、小さいプラグインカ
ードの読み取りが行えるようにする必要がある。このた
め、プラグインカードを規格サイズのカードと同じ大き
さにする必要があるだけでなく、それぞれの役割を規定
された複数の外部端子の位置を、規格サイズのカードに
おける外部端子の位置に正確に合わせる必要もある。
【0006】また、プラグインカードを板状基材から取
り出すとき、又はこのプラグインカードを携帯電話の加
入者識別票など外部機器で利用する場合は、専用のプラ
グインカード用ソケットに差し込んで使用し、このプラ
グインカード用ソケットでプラグインカードを頻繁に出
し入れするには、プラグインカードが小さく、またプラ
グインカード用ソケットも小さいため、プラグインカー
ドが扱いにくい、とくにプラグインカード用ソケットか
らプラグインカードを取り出しにくいという欠点があっ
た。
【0007】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、プラグインカードを保持しICカードとして
使用することができ、プラグインカードとしても使用で
きるICカードであり、またプラグインカードを基材、
或いはプラグインカード用ソケットから出し入れし易く
してなるプラグインカードを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るICカードは、プラグインカード基材
にICモジュールと、プラグインカード取り出し手段と
を有するプラグインカードと、これを取り外し可能に嵌
合する凹部を有する板状基材とからなり、かつプラグイ
ンカードを凹部に保持してなることを特徴とする。
【0009】この構造によれば、プラグインカードは、
そのプラグインカード基材にプラグインカード取り出し
手段を設けることで、ICカードの板状基材の凹部から
の取り出し、またはプラグインカード用ソケットからの
取り出しがし易くなり、さらに、プラグインカードを上
記凹部に嵌合すれば、プラグインカードが所定の位置に
固定されたICカードとなる。このようにプラグインカ
ードを固定しICカードを搬送したり保持したりするこ
とができ、小さいプラグインカード紛失する恐れが少な
くなり、その上、プラグインカードをクレジットカード
サイズとして取り扱いできるので、他のカードとともに
保管することができ、また取り出し容易である。また、
ICカードの開口部にプラグインカードを嵌合したもの
は規格サイズのカードと同じ大きさであり、プラグイン
カードの外部端子が規格サイズのICカードにおける外
部端子の位置に合うようにすることもできため、規格サ
イズのICカードの書き込み・読み取りを行なうリーダ
ライタ装置によっても、プラグインカードの書き込み・
読み取りを行うことができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、プラグイ
ンカード取り出し手段は、プラグインカード基材の少な
くとも一部に設けられた小凹部、貫通孔、突起部の何れ
かからなることを特徴とする。この構造によれば、プラ
グインカードを板状基材の凹部からのの着脱を容易にす
ることができる。またプラグインカードの突起部の引っ
掛かり又は摩擦によりプラグインカード用ソケットに差
し込んだプラグインカードがプラグインカード用ソケッ
トから無抜け落ちにくくなる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、板状基材
の凹部の側壁面にはプラグインカードを固定するための
突起が設けられていることを特徴とする。これによりプ
ラグインカードが板状基材の凹部に固定されるととも
に、板状基材からの取り外し又は嵌合が容易にできる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、板状基材
の凹部が開口部であることを特徴とする。これによれば
ICカードの板状基材の開口部の上下いずれからも、プ
ラグインカードの取り外し又は嵌合ができる。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、開口部の
側壁面にはプラグインカードを固定するための係止手段
が設けられていることを特徴とする。この係止手段によ
り板状基材の開口部にプラグインカードを保持すること
ができえる。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、係止手段
は、プラグインカード基材の側縁部を凸形状とし、板状
基材の開口部の側縁部をプラグインカード基材の側縁部
の凸形状に対応する凹形状としてなることを特徴とす
る。これによりプラグインカードを所定の位置に固定さ
れたICカードとすることができる。このプラグインカ
ードが固定されたICカードは搬送又は保管の際に小さ
いプラグインカードが紛失する恐れが少なくなり、また
板状基材をホルダーのように利用することで、プラグイ
ンカードとICカード(規格サイズ)の2通りの構造を
使い分けるようにすることができる。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、プラグイ
ンカード基材にICモジュールと、プラグインカード取
り出し手段とを有することを特徴とする。この構造によ
れば、プラグインカードは、そのプラグインカード基材
にプラグインカード取り出し手段を設けることで、IC
カードの板状基材の凹部からの取り出し、またはプラグ
インカード用ソケットからの取り出しがし易くなり、さ
らに、プラグインカードを上記凹部に嵌合すれば、プラ
グインカードが所定の位置に固定されたICカードとす
ることができる。
【0016】このようにプラグインカードを固定してI
Cカードを搬送したり保持したりすることができ、小さ
いプラグインカードを紛失する恐れが少なくその上、プ
ラグインカードをクレジットカードサイズとして取り扱
いできるので、他のカードとともに保管することがで
き、また取り出しも容易である。また、ICカードの開
口部にプラグインカードを嵌合したものは規格サイズの
カードと同じ大きさであり、プラグインカードの外部端
子が規格サイズのICカードにおける外部端子の位置に
合うようにすることもできため、規格サイズのICカー
ドの書き込み・読み取りを行なうリーダライタ装置によ
っても、プラグインカードの書き込み・読み取りを行う
ことができる。
【0017】さらに、請求項8に記載の発明は、プラグ
インカード取り出し手段は、プラグインカード基材の少
なくとも一部に設けられた小凹部、貫通孔、突起部の何
れかからなることを特徴とする。この構造によれば、プ
ラグインカードを板状基材の凹部からのの着脱を容易に
することができる。またプラグインカードの突起部の引
っ掛かり又は摩擦によりプラグインカード用ソケットに
差し込んだプラグインカードがプラグインカード用ソケ
ットから無抜け落ちにくくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 (1) 実施形態の構成 まず、図1は本発明の実施形態に係るICカード1にプ
ラグインカード2が嵌合された状態を示す斜視図であ
り、図2(a)及び(b)はプラグインカード2の斜視
図及び平面図であり、図3(a)は図2のA−A´線に
よる断面図であり、図3(b),(c)は他の構成を示
す断面図であり、図4(a)〜(f)はプラグインカー
ド2のプラグインカード取り出し手段9の他の構造を示
す断面図であり、図5はプラグインカードを出し入れす
るプラグインカード用ソケット11の概略図であり、図
6(a)は板状基材3の凹部の形状を示す平面図であ
り、図6(b)は図6(a)のB−B´線による断面図
であり、図6(c)は図6(b)の板状基材3の凹部に
プラグインカード2を嵌合したときの断面図であり、図
7、図8はプラグインカード2を板状基材3に嵌合した
ときの他の実施形態を示す断面図である。
【0019】図2、図3及び図4に示すプラグインカー
ド2は、プラグインカード基材4にICモジュール5が
埋設されることによって形成されている。ICモジュー
ル5は、図3に示すように、マイクロコンピュータの機
能を持つICチップ6を内蔵してなり、ICモジュール
5の表面上には、ICチップ6と電気的に接続されて、
それぞれの役割が規定された複数の外部端子7が設けら
れている。プラグインカード2を図5に示すようなプラ
グインカード用ソケット11に差し込み(矢印の方
向)、この外部端子7とプラグインカード用ソケット1
1の接続端子11cを介してICチップに端末装置(図
示しない)からコマンド、データなどを送り、またIC
チップからのレスポンス、データなどを端末装置(図示
しない)に送るものである。図5のプラグインカード用
ソケット11は、プラグインカード2を装着する上蓋部
11aと、プラグインカード2の外部端子7と電気的に
接続される接続端子11cが設けられたソケット本体部
11b,プラグインカード用ソケット11を外部機器
(図示しない)と電気的に接続する端子11dとからな
り、上蓋部11aを開閉可能に動作できるような接続部
11eによって上蓋部11aとソケット本体部11bが
組み合わされている。上蓋部11aにプラグインカード
2を装着し閉じた状態で、プラグインカード2の外部端
子7とソケット本体部11の接続端子11cとが電気的
に接続される。なお、接触方式によらないでデータ及び
エネルギーの伝送をアンテナ又はコイルなどの非接触型
伝送機構により行う構成(図示しない)の場合では、プ
ラグインカード用ソケット11の構成もアンテナ又はコ
イルなどの非接触型伝送機構を備えるか、或いはソケッ
トとは別に非接触型伝送機構を備えた構成(図示しな
い)としたものとなる。ただし、これらに限定されるも
のではない。また、詳述しないが、図1のプラグインカ
ード2を板状基材3に嵌合したICカード1も同じよう
に専用の端末装置(図示しない)との間で通信を行うこ
とができる。
【0020】このプラグインカード基材4は、従来プラ
スチックカードとして用いられているポリ塩化ビニル樹
脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(ABS)樹脂、ポリエステル樹脂などの樹脂や他には
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリプロピレン、ポリオレフィン樹脂な
どの樹脂を用いてなり、縦Xを約15mm×横Yを約2
5mm、厚さZは約0.30〜0.84mmである。そ
してこのプラグインカード基材4には図2、図3に示す
ように、プラグインカード取り出し手段9として、小凹
部が設けられており、ICカードからプラグインカード
2を取り出し易いように、指や爪などを引っかけ易い形
状としており、例えば半円状(r=約3mm)である
が、他に円、矩形、楕円などがあるが、とくに限定され
るものではない。さらに図3(b)に示すように、この
小凹部の側壁面に指などをより引っ掛かりやすくするた
めの突起部分10を設けてもよい。
【0021】また、図3(c)に示すようにICモジュ
ール5の外部端子7のある側とは反対側にプラグインカ
ード取り出し手段9を設けてもよく、図5に示すプラグ
インカード用ソケット11の上蓋部11aに装着したと
きに、上蓋部11aがプラグインカード基材の一部がは
み出す構造であるときに、上蓋部11aからはみ出した
プラグインカードの背面のプラグインカード取り出し手
段9に指等を引っかけて取り出すことができる。本発明
ではプラグインカード取り出し手段9はプラグインカー
ド2をICカード又はリーダライタ装置(コネクタな
ど)から取り出し易い位置に配置すれば、いずれの場所
でもよい。このプラグインカード取り出し手段9は前述
の小凹部の他に、図4(a)〜(f)に示すような小凹
部9a〜9c、貫通孔9d、突起部9e、9fとしても
よい。プラグインカード取り出し手段9として、機能す
る構成であれば、とくに限定されない。さらに上記の凹
部9a〜9c、貫通孔9c突起部9e、9fの側壁面に
指などをより引っ掛かりやすくするための図3(b)の
ような突起部分(図示しない)を同様に設けてもよい。
【0022】図6(a)はICカード1の板状基材3を
示す斜視図である。板状基材3には、プラグインカード
2を嵌合する凹部8が設けられており、その凹部8の周
縁部には、図6(b)に示すようにプラグインカード2
を固定するための突起12が凹部8の内側に向けて設け
られており、この突起12により、図6(c)に示すよ
うにプラグインカード2は板状基材3の凹部8に嵌合さ
れたときにプラグインカード2を板状基材3に密着、固
定できる。なお、この突起12は図では周縁部の全周に
設けているが、プラグインカード2を板状基材3に密
着、固定できる範囲で、凹部8の周縁部に部分的に設け
ることもできる。
【0023】また、図7に示すように本発明のICカー
ド1の板状基材3には、プラグインカード2を嵌合する
開口部8aの側縁部13にプラグインカード2の凸形状
の側縁部と対応する凹形状とし、プラグインカード2の
側縁部16は凸形状であり、その形状は例えば山型に形
成されている。この形状は任意であり、プラグインカー
ド2の固定状態などの要求により選択決定できる。この
ように開口部8aの側縁部13には、プラグインカード
2の凸形状の側縁部16と対応する凹形状としている。
その形状は山型とかみ合うような谷型の凹部となってお
り、プラグインカード2の凸形状の側縁部16とほぼ一
致する形状でよい。プラグインカード2のICカード1
からの取り外しやはめ込みがやりやすいように、ICカ
ード1の板状基材3の開口部8aをプラグインカード基
材4よりも多少大きく、かつ開口部8aの側縁部13の
凹形状の高さ(深さ)をプラグインカード2の凸形状の
側縁部16の山型の大きさより小さくすることもでき
る。また、図7ではプラグインカード2の凸形状の側縁
部16と、ICカード1の板状基材3の開口部8aの側
縁部13とは、それぞれ全周に設けても、側縁部13に
部分的に設けてもよく、またその形状も、プラグインカ
ード2が板状基材3の開口部8aに嵌合されたときに、
プラグインカード2とICカード1の板状基材3の開口
部8aとが密着して固定できれば、どのような形状であ
ってもよい。
【0024】さらに、図8に示すようにICカード1の
板状基材3の開口部8aにプラグインカード2を密着固
定する手段として、開口部8aを含む板状基材3の裏面
に粘着層15を有するフィルム14を積層することが可
能であり、開口部8a全体またはその一部を含む大き
さ、或いは板状基材3の大きさの何れの構成でもよい。
この場合の粘着層15は、プラグインカード2を粘着・
剥離を繰り返し可能な継続性を有する粘着剤からなるこ
とが好ましく、またプラグインカード2の粘着・剥離が
1回又は数回のみの場合は弱い粘着力の粘着剤を使用し
てもよい。
【0025】ICカード1の板状基材3はプラグインカ
ード基材4と同様に、従来プラスチックカードとして用
いられているポリ塩化ビニル樹脂、アクリルニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリエ
ステル樹脂などの樹脂や他にはポリエチレンテレフタレ
ート(PET)樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロ
ピレン、ポリオレフィン樹脂などの樹脂を用いることが
できる。プラグインカード基材4と異なる樹脂を用いて
もよく、プラグインカード2やICカード1の用途、目
的、仕様等に応じて任意に選択することができる。
【0026】また、ICカード1の外形寸法は、ISO
/IEC−7816シリーズにおいて制定されている国
際標準規格に基づくカードサイズと同じ大きさで、縦8
5.47〜85.90mm×横53.92〜54.18
mm、厚さ0.76±0.08mmである。また、凹部
8はプラグインカード2がICカード1に嵌合されたと
きに、プラグインカード2のICモジュール5の表面上
の外部端子7の位置を上記の国際標準規格に基づく外部
端子の位置に合わせることができるように形成されてい
る。
【0027】本発明のICカード1は、その板状基材3
とプラグインカード2とを別工程で製造し、プラグイン
カード2を板状基材3に形成された開口部8にはめ込み
完成する。板状基材3の製造工程は、従来のプラスチッ
クカードと同じであり、(1)樹脂シートを積層し熱ラ
ミネートにより一体化させる熱ラミネート法、(2)カ
ードの形状の金型内に溶融樹脂を射出し成型する射出成
型法などがあり、プラグインカード2をはめ込む開口部
8aとその側縁部13の形成には、ザクリ加工を行な
う。とくに射出成型法では金型に開口部8aとその側縁
部13の抜き型を形成させておくことにより、板状基材
3の射出成型工程で開口部8aとその側縁部13の同時
形成が可能である。
【0028】また、本発明のプラグインカード2の製造
工程は、プラグインカードの形状の金型内に溶融樹脂を
射出し成型する射出成型法によりプラグインカード基材
4を製造した。これにICモジュール5を実装する。こ
のICモジュール5を実装する小凹部は、予め金型にこ
の凹部に相当する抜き型を形成させておき、成型時に形
成するか、又はプラグインカード基材4をザグリ加工し
て形成することができる。
【0029】(2) 実施形態による効果 上記の実施形態の構造によれば、図1に示すように、板
状基材3の凹部8に嵌合されたプラグインカード2は、
例えば携帯電話の加入者識別票などとして使用する際
は、ICカード1からプラグインカード取り出し手段に
指等を引っかけて容易に取り外すことができ、携帯電話
のソケットにプラグインカード2を差し込み、接続して
使用することができる。またプラグインカード2をIC
カード1の凹部8に嵌合して国際標準規格に基づくカー
ドサイズで使用やカードホルダーなどでクレジットカー
ドなどとともに保管の場合は従来の国際標準規格に基づ
くカードサイズのリーダライタ装置に適合するサイズと
同じであり、また外部端子の位置も上記規格に基づく位
置に配置されているため互換性を有する。プラグインカ
ードとICカード(規格サイズ)の2通りの構造を使い
分けるようにすることができ、またカード形状の相違か
ら紛失や破損といった事故が防止できる。
【0030】上記のように形成されたICカード1は、
国際標準規格のフォーマットのICカードに対してカー
ド発行処理装置で発行処理を行った後に、ユーザーに配
付され、ユーザーはその用途に応じて、ICカード1か
らプラグインカード2を取り外し使用するか、又はIC
カード1の状態で使用することができる。なお、発行は
プラグインカード2の形状のみでも行うことは可能であ
る。
【0031】(3)実施形態の変更例 上記の各実施形態では、プラグインカード2は、外部端
子7を介して内蔵するICチップと電気的に接続してな
るICモジュール5をを用いているが、ICモジュール
5に代えて、データ及びエネルギーの伝送をアンテナ又
はコイルなどの非接触型伝送機構により行う構成(図示
しない)としてもよく、さらに前者の外部端子を介して
内蔵するICチップと電気的に接続しデータ及びエネル
ギーの伝送を行う接触型伝送機構と後者の非接触型伝送
機構の両機構を備えたハイブリット型としてもよい。こ
れらはICカード、プラグインカードの用途、目的に応
じて適宜選択することができる。
【0032】
【実施例】以下、具体的な実施例について説明する。 <実施例1>図2に示すような、プラグインカード2の
形状である、縦が約15mm、横が約25mm、厚さが
約0.76mmで、かつその外周側面が凸形状(山型)
で、さらにICモジュール5が嵌合される凹部及びプラ
グインカード取り出し手段9である小凹部が形成可能な
金型(図示しない)に、約240℃に溶融したABS樹
脂を注入し、プラグインカード基材4を作成し、小凹部
にはICモジュール5の外部端子7を表に配置しプラグ
インカード2を作成した。
【0033】次にコアシートとして厚さ0.6mmの白
色塩化ビニル樹脂シートの両側にオーバーシート厚さ
0.1mmの透明塩化ビニル樹脂シートを積層し、14
0℃・20kg/cm2 で加熱加圧する熱ラミネート方
式により、図6に示すICカードの板状基材3となるカ
ードシートを作成し、これを国際標準規格であるカード
サイズ(縦53.98mm×横85.60mm)の小ぎ
れに断裁し、さらにプラグインカード2をはめ込む凹部
8をザグリ加工により、凹部8の側縁部13の周囲にプ
ラグインカード2を密着・固定する突起12を形成し
た。このときプラグインカード2の外部端子7が国際標
準規格で規定される端子位置になるようにすることが必
要である。この板状基材3の凹部8にプラグインカード
2をはめ込み、ICカード1が得られた。
【0034】このICカード1は、国際標準規格で作成
されたICカードの書き込み・読み取りに利用されるI
Cカードリーダライタにそのまま利用することができ、
また板状基材3からプラグインカード2を取り出す際
に、プラグインカード取り出し手段9に指又は爪を引っ
かけると容易に取り出すことができ、携帯電話の加入者
識別票として携帯電話装置のコネクタに挿入し、接続端
子に接続できた。また携帯電話装置のコネクタから取り
出す際にもプラグインカード取り出し手段9に指又は爪
を引っかけると容易に取り出すことができた。このよう
に複数の用途、例えばクレジット機能、電子財布機能、
電話加入者識別票機能をそれぞれ複合して有する場合や
機能は同一でもカード形状が異なる場合に、それぞれ利
用することができ、利便性が高く、また小さなプラグイ
ンカードの取り出し易くなるという効果を有する。しか
もプラグインカード2が板状基材3から脱落することも
ないため、安定性の高い優れたICカードとしても利用
できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラグインカードは、そのプラグインカード基材にプラ
グインカード取り出し手段を設けることで、ICカード
の板状基材の凹部からの取り出し、またはプラグインカ
ード用ソケットからの取り出しがし易くなり、さらに、
プラグインカードを上記凹部に嵌合すれば、プラグイン
カードが所定の位置に固定されたICカードとなる。こ
のように小さいプラグインカードをICカードに固定す
ることができるので、搬送や保持が容易であり、また他
のフォーマットのカードサイズと端子位置にプラグイン
カードのカードサイズや端子の位置を合わせることがで
きため、プラグインカードを専用に利用するシステム以
外の他のフォーマットのカードのICカードの書き込み
・読み取りに利用されるICカードリーダライタを有す
るシステムにおいてもICカードを使用することができ
る。またプラグインカード取り出し手段の突起部は、そ
の引っ掛かり又は摩擦によりプラグインカード用ソケッ
トに差し込んだプラグインカードがプラグインカード用
ソケットから無抜け落ちにくい効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るICカード1にプラグ
インカード2が嵌合された状態を示す斜視図である。
【図2】(a)及び(b)はプラグインカード2の斜視
図及び平面図である。
【図3】(a)は図2のA−A´線による断面図であ
り、(b)及び(c)は他の構成を示す断面図である。
【図4】(a)〜(f)はプラグインカード2のプラグ
インカード取り出し手段9の他の構造を示す断面図であ
る。
【図5】プラグインカード2を出し入れするプラグイン
カード用ソケット11の概略図である。
【図6】(a)は板状基材3の凹部の形状を示す平面図
であり、(b)は(a)のB−B´線による断面図であ
り、(c)は(b)の板状基材3の凹部にプラグインカ
ード2を嵌合したときの断面図であ。
【図7】プラグインカード2を板状基材3に嵌合したと
きの他の実施形態を示す断面図である。
【図8】プラグインカード2を板状基材3に嵌合したと
きの他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ICカード 2…プラグインカード 3…板状基板 4…プラグインカード基材 5…ICモジュール 6…ICチップ 7…外部端子 8…凹部 8a…開口部 9…プラグインカード取り出し手段 9a、9b、9c…小凹部 9d…貫通孔 9e、9f…突起部 10…突起部分 11…プラグインカード用ソケット 11a…上蓋部 11b…ソケット本体部 11c…接続端子 11d…端子 11e…接続部 12…突起 13…側縁部 14…フィルム 15…粘着層 16…側縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 弘道 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグインカード基材にICモジュール
    と、プラグインカード取り出し手段とを有するプラグイ
    ンカードと、これを取り外し可能に嵌合する凹部を有す
    る板状基材とからなり、かつ前記プラグインカードを前
    記凹部に保持してなることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記プラグインカード取り出し手段は、
    プラグインカード基材の少なくとも一部に設けられた小
    凹部、貫通孔、突起部の何れかからなることを特徴とす
    る請求項1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】 前記板状基材の前記凹部の側壁面には前
    記プラグインカードを固定するための突起が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  4. 【請求項4】 前記板状基材の前記凹部が開口部である
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のICカード。
  5. 【請求項5】 前記板状基材の前記開口部の側壁面には
    前記プラグインカードを固定するための係止手段が設け
    られていることを特徴とする請求項4に記載のICカー
    ド。
  6. 【請求項6】 前記係止手段は、前記プラグインカード
    基材の側縁部を凸形状とし、前記板状基材の開口部の側
    縁部を前記プラグインカード基材の側縁部の凸形状に対
    応する凹形状としてなることを特徴とする請求項5に記
    載のICカード。
  7. 【請求項7】 プラグインカード基材にICモジュール
    と、プラグインカード取り出し手段とを有することを特
    徴とするプラグインカード。
  8. 【請求項8】 前記プラグインカード取り出し手段は、
    プラグインカード基材の少なくとも一部に設けられた小
    凹部、貫通孔、突起部の何れかからなることを特徴とす
    る請求項7に記載のICカード。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140677A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Dainippon Printing Co Ltd Icキャリアとその製造方法
JP2007034612A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Sony Corp カードトレイ
WO2008136156A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-13 Orient Instrument Computer Co., Ltd. 記憶媒体ホルダおよびシート部材加工方法

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