JPH11194624A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JPH11194624A
JPH11194624A JP35997097A JP35997097A JPH11194624A JP H11194624 A JPH11194624 A JP H11194624A JP 35997097 A JP35997097 A JP 35997097A JP 35997097 A JP35997097 A JP 35997097A JP H11194624 A JPH11194624 A JP H11194624A
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JP
Japan
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developing
developer
developing solution
roller
reservoir
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Application number
JP35997097A
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English (en)
Inventor
Keiji Kamio
恵司 神尾
Mitsuo Suzuki
美津雄 鈴木
Kazumi Takahashi
和見 高橋
Junichi Matsuno
順一 松野
Shogo Matsumoto
章吾 松本
Akira Mori
章 森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で現像液の供給制御及び撹袢を実現
する。 【解決手段】回転台座102が回転して現像器ユニット
110の傾き(姿勢)が変化することにより、現像液1
104が自重により現像液タンク1102から現像器1
103に出入りするようにした。現像液タンクから現像
器に流下する現像液量は、現像液タンク内に侵入する空
気量を現像器の液面により制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像記録装
置に係り、特に、記録媒体に形成した静電潜像を複数の
現像器を選択的に使用して液体現像することによりカラ
ー画像を記録するカラー画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の表面に画像信号に従って形成
した静電潜像を現像液で現像してトナー像にする画像記
録装置がある。この画像記録装置は、カラー画像につい
ては、各原色(イエロー,マゼンタ,シアン及びブラッ
ク)毎に静電潜像の形成と現像を行って各原色の画像を
形成し、この各原色の画像の合成によってカラー画像と
するものである。
【0003】液体現像方式の現像装置は、休止(静止)
した状態が長時間継続すると、現像液中の着色材の沈殿
や堆積が発生して現像液の濃度が低下する。特開平7−
334004号公報に記載された現像装置は、補給パイ
プと回収パイプを用いて現像液を環流させることによ
り、現像作用により着色材が消費されることによる濃度
の変化を防止すると共に還流する現像液の撹拌作用によ
って着色材の沈殿や堆積を防止するようにしている。
【0004】また、特開平5−35117号公報に記載
された現像装置は、高濃度の現像液を撹拌するために、
現像液ボトルを左右に移動させる機構を備えている。
【0005】ところで、現像液を用いた湿式の現像装置
としては、例えば「電子写真技術の基礎と応用」(電子
写真学会編,コロナ社,1988)に記載されているよう
に、現像液を満たした現像液皿の中に潜像が形成された
画像担持体を浸して現像を行う皿現像方式、その周面上
に現像液の薄膜を形成する現像ローラを設け、この現像
ローラの周面に形成した現像液膜を潜像が形成された画
像担持体に近接させて現像を行うローラ現像方式、現像
部の両端の溝を負圧源に接続することにより記録紙を吸
引して現像部を負圧とすることにより現像液を電極中央
部のスリットから吸引し、この電極と記録紙との間に循
環させて現像を行うスリット現像方式等が存在してい
る。
【0006】これらの湿式の現像装置は、一般的には、
現像液を供給及び回収するために電動液体ポンプを使用
した現像液循環系が必要であり、特に、複数の現像器を
選択的に使用するカラー画像記録装置においては、大型
で複雑なものになるという問題がある。
【0007】一方、粉体現像剤を使用する乾式の現像装
置では、周方向に配列して設けた複数の現像器を周方向
に回転させ、その1つの現像器が像担持体と対面した現
像位置で周方向の回転を停止し、この現像位置に位置し
た現像器により像担持体上の静電潜像を現像する回転式
現像装置が知られている。例えば、特開平8−3051
19号公報に記載された回転式現像装置は、特に現像器
の現像剤担持体を現像位置以外の位置において回転させ
る手段を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現像液を使用して静電
潜像を現像する液体現像装置において、現像液をポンプ
を用いて環流させることにより着色材の沈殿や堆積を防
止し、沈殿した着色材の再分散を実現する現像装置は、
現像液中の着色材濃度が高くなると、この現像液を強く
環流させることが困難になり、沈殿した着色材を浮上さ
せるような還流(撹拌力)を発生させることは不可能で
ある。
【0009】また、現像液ボトルを左右に移動させるこ
とにより着色材を浮上させる現像装置は、ボトルの下部
に沈殿して堆積した着色材を浮上させて再分散するため
には大きな加減速度でボトルを機械的に駆動することが
必要であり、装置の振動や騒音発生を伴う欠点がある。
特に、着色材濃度が高い現像液を使用する現像装置にお
いては、大きな駆動力でボトルを移動させることが必要
となることから、振動及び騒音の発生を避けることが困
難となり、採用することが困難である。
【0010】また、乾式現像装置において提案されてい
る回転式現像装置は、これを現像液方式の現像装置で実
施するためには、回転の途中で液漏れが発生しないよう
にしたり、現像液面のレベルを安定した状態に制御する
ための工夫が必要であり、液体ポンプや制御弁や液面レ
ベルセンサが必要になる。
【0011】本発明の1つの目的は、カラー画像記録装
置における液体現像方式の現像装置において、現像液タ
ンクから現像ローラに供給する現像液の量を好ましい状
態に制御することができる簡単な構成の現像液制御手段
を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、カラー画像記録装置
における回転式の液体現像装置において、現像器の回転
によって現像液が漏れるのを防止することができる簡単
な構成の現像液制御手段を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、カラー画像記録装置
における回転式の液体現像装置において、現像液供給量
の適正化と液漏れ防止を簡単な構成で実現しようとする
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、複数の現像器を選択
的に使用して静電潜像を現像するカラー画像記録装置に
おける回転式の液体現像装置において、現像液中の着色
材の沈殿及び堆積の問題の解消を簡単な構成で実現する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、回転台座に現像液の入った現像液タンク
と現像ローラを備えた複数の現像器を配置し、回転台座
を回転することにより現像器を選択的に現像位置に位置
決めして現像を行うと共に現像液の自重により該現像液
の出し入れを行わせる。
【0016】現像位置に位置する現像器は、前記現像液
タンク内への空気の侵入を現像液溜めの現像液により規
制することにより該現像液タンクから現像液溜めに自重
で流下する現像液の量を制御し、現像位置を過ぎて傾い
た現像器は、現像液溜めの現像液をその自重により現像
液タンク内に逆流させて回収するようにする。そして、
このような現像液の流れは、この現像液を撹拌するよう
に作用するので、着色材の沈殿防止と堆積した着色材の
再浮上に有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図7に示したカラー画像記録装置を参照して説明す
る。
【0018】この一実施形態におけるカラー画像記録装
置は、図1に示すように、用紙ホッパ1に収容した記録
紙2の1枚を給紙ローラ3によって抽出して送り出す。
紙送りローラ4は、給紙ローラ3によって送り込まれて
きた記録紙2の両側端縁部のみを挟持して記録ヘッド5
に対向させるように高精度の紙送りを実行する。紙送り
ローラ4によって搬送される記録紙2が所定の記録開始
位置に到達すると、記録ヘッド5によりこの記録紙2の
表面に静電潜像の記録を開始する。
【0019】記録開始位置は、例えば、紙送りローラ4
に挟持された記録紙2の先端が記録ヘッド5の位置を通
過した直後とする。このような記録紙2の位置検出は、
光学式反射型センサによる検出が好適であり、記録ヘッ
ド5の手前に位置させて設置したセンサ(図示省略)に
よって記録紙2の先端を検出してからの紙送り量を監視
し、または記録ヘッド5の位置に設置したセンサ(図示
省略)により記録紙2の先端が到達するのを監視するこ
とにより行うことができる。
【0020】給紙ローラ3は、記録紙2の先端部が紙送
りローラ4に挟持されて駆動される状態になると該記録
紙2を解放する構成とすることにより、搬送負荷の低減
をはかるようにすると良い。
【0021】記録ヘッド5は、例えば、固体放電電極に
高いAC電圧を印加してプラスとマイナスのイオンを発
生させ、貫通孔を設けた第1及び第2の制御電極により
マイナスイオンのみを選択的に流出させて記録紙2の表
面に付着させることにより、静電潜像を記録するイオン
フローヘッドを使用する。
【0022】カラー画像の記録は、イエロー,マゼン
タ,シアンのトナー像を重ねるように記録して合成する
ことによって実現し、ブラックの画像記録は、ブラック
トナーの単色で実現するようにする。
【0023】案内ローラ7は、静電潜像が記録された記
録紙2を液体現像装置100の現像位置にある現像ロー
ラ1101(1201〜1401)が保持した現像液で
現像してトナー像を形成するように案内する。
【0024】液体現像装置100は、回転軸101に固
着した現像器ユニット回転台座102に着脱自在に取り
付けた4つ(4色分)の現像器ユニット110〜140
を備える。各現像器ユニット110〜140は、溶液に
トナーを分散させた現像液を付着させて薄膜を保持させ
る現像ローラ1101〜1401を最外周に露出させる
ように備える。そして、その1つの現像器ユニット11
0(〜140)を選択的に前記案内ローラ7に対向させ
た現像位置に停止させ、この案内ローラ7によって案内
される記録紙2の表面に現像ローラ1101(〜140
1)の表面に保持した現像液膜を作用させることによ
り、記録紙2の表面の静電潜像の現像を行う。
【0025】現像器ユニット110〜140の現像ロー
ラ1101〜1401と記録紙2は、現像位置におい
て、所定の対向状態を形成することが必要であり、この
対向状態は、案内ローラ7を微小移動させることにより
実現する。案内ローラ7は、記録紙2が未到達の状態で
は後退しているが、記録紙2が到達すると前進して該記
録紙2の背面を押圧することにより静電潜像記録面を現
像ローラ1101(〜1401)の表面の現像液膜に軽
く押し当てるようにする。記録紙2が現像ローラ110
1(〜1401)の現像液膜に接触する圧力が過大にな
らないように、前記案内ローラ7の表面は柔らかな弾性
体層で形成し、回転自在に支持することが望ましい。
【0026】現像ローラ1101(〜1401)の表面
に保持した現像液膜による液体現像によってトナー像を
形成した記録紙2は、シートヒータ8によって加熱乾燥
することにより該トナー像の定着を行う。記録紙2は、
その先端が該記録紙2の両側端縁部のみを挟持して搬送
する紙送りローラ9に挟持される状態まで進行すると、
この記録紙2の後端は紙送りローラ4から離れるように
構成する。
【0027】1つの原色のトナー像の記録が終了して次
の原色のトナー像を形成するときには、液体現像装置1
00は、現像器ユニット回転台座102を回転させて現
像ローラ1101を現像位置から引き離し、記録紙2を
逆送りして次の原色に対応する静電潜像の記録を開始す
る位置まで引き戻す。そして、次の現像器ユニット12
0を案内ローラ7に対向させて停止する。この原色のト
ナー像ための静電潜像の記録と現像を前述した原色のト
ナー像の場合と同様に行う。その次の原色のトナー像に
ついても同様である。
【0028】このカラー画像記録装置におけるカラー画
像の記録は、第1のトナー像としてイエローのトナー像
を記録し、次いでマゼンタ,シアン,ブラックのトナー
像の順で重ねるように記録する。
【0029】このような繰り返し記録のための記録紙2
の正逆搬送のための給紙ローラ3と紙送りローラ4,9
の制御や記録ヘッド5による各原色に対応する静電潜像
記録制御や液体現像装置100の回転制御などは、マイ
クロコンピュータを主体にして構成する主制御回路23
によって行う。
【0030】クリーナ18は、現像を終えて待機状態に
入る現像器ユニット140(〜110)の現像ローラ1
401(〜1101)の表面に付着している現像液膜を
拭き取って待機中に該現像液膜が固化してしまうのを防
止する。
【0031】各現像器ユニット110〜140は、それ
ぞれ、現像液カートリッジ1102〜1402と現像器
1103〜1403の組み合わせによって構成する。そ
して、図2に示すように、現像位置に位置する現像器ユ
ニット110は、現像液カートリッジ1102の現像液
1104を現像器1103に適量だけ流下させて供給す
る姿勢となり、現像位置を過ぎた現像器ユニット140
は、現像器1403に供給されていた現像液1404を
一部を現像液カートリッジ1402に逆流させて回収す
る途中の姿勢となり、現像位置の反対側に位置する現像
器ユニット130は、現像器1303内の現像液130
4の総てを現像液カートリッジ1302に逆流させて回
収する姿勢となり、現像位置の手前に位置する現像器ユ
ニット120は、現像液カートリッジ1202を横倒し
にした状態で現像液1204を該現像液カートリッジ1
202内に保持するような姿勢となる。
【0032】ここで、4つの現像器ユニット110〜1
40について、図3〜図5を参照して詳細に説明する。
この4つの現像器ユニット110〜140は、現像液1
104〜1404が異なるだけで構造は同一であるの
で、現像器ユニット110を例示する。
【0033】現像器ユニット110において、現像液カ
ートリッジ1102は、その内部に現像液1104を収
容する箱型の容器であり、現像位置に位置した状態で底
面となる壁面に突出した筒型の現像液出入り口1105
を備える。
【0034】現像器1103は、現像液出し入れ流路1
106と供給流路1107と液面レベル規制壁1108
と現像液溜り1109と現像ローラ露出窓1110を形
成した現像器筐体1111と、前記現像ローラ露出窓1
110から露出するように位置させた前記現像ローラ1
101と、回転することにより前記現像液溜り1109
から現像液を汲み上げて前記現像ローラ1101に供給
する汲み上げローラ(ゴムローラ)1112と、この汲
み上げローラ1112による現像液の汲み上げ量を規制
して均す掻き落としブレード1113と、前記現像液出
し入れ流路1106に前記現像液カートリッジ1102
の現像液出入り口1105を差し込んで結合したときに
該結合部を気密にするパッキン1114と、前記現像液
溜り1109内の現像液1104の有無を検出する現像
液センサ1114を備える。
【0035】このような現像器ユニット110は、現像
位置に位置して図3に示すような姿勢にあるとき、現像
液カートリッジ1102内の現像液1104は、現像液
出入り口1105から現像液出し入れ流路1106を介
して供給流路1107に流下し、更に、液面レベル規制
壁1108を潜って現像液溜り1109に流れ込む。
【0036】現像液カートリッジ1102から現像液1
104が流れ出るためには該現像液カートリッジ110
2内に空気が流れ込むことが必要であり、この空気の流
れは、現像液溜り1109内の現像液1104の液面レ
ベルが液面レベル規制壁1108よりも低いときに大気
が該液面レベル規制壁1108を潜って供給流路110
7,現像液出し入れ流路1106,現像液出入り口11
05を逆流して現像液カートリッジ1102内に入り込
むように発生する。この空気の逆流による現像液カート
リッジ1102内の現像液1104の流出は、現像液溜
り1109内の現像液1104の液面レベルが液面レベ
ル規制壁1108まで上昇して空気の逆流を止めたとき
に停止する。従って、現像液溜り1109内の現像液面
レベルは、液面レベル規制壁1108の下端位置に略等
しくなる。
【0037】現像器1103の現像ローラ1101及び
汲み上げローラ1112は、現像器ユニット110が現
像位置にあるときには駆動機構(図示省略)によって駆
動されて回転状態となる。汲み上げローラ1112の下
部領域は現像液溜め1109内の現像液1104に浸っ
ているために、この汲み上げローラ1112の外周面に
は現像液1104が付着する。汲み上げローラ1112
の表面に付着した現像液1104は掻き落としブレード
1113によって均されて所定の膜厚にされ、その後、
現像ローラ1101に接触して該現像ローラ1101に
転写(供給)され、記録紙2に形成された静電潜像を現
像した後に掻き落としブレード1113によって掻き落
とされて現像液溜り1109に戻る。
【0038】現像液溜り1109内の現像液1104が
消費されて液面レベルが低下すると、再び、大気が液面
レベル規制壁1108を潜って現像液カートリッジ11
02内に流れ込み、この現像液カートリッジ1102内
の現像液1104を流出させて現像液溜り1109に補
給することにより現像液面レベルを上昇させる。従っ
て、現像液カートリッジ1102内に現像液1104が
ある限りは、現像液溜り1109内の液面レベルが一定
値になる。
【0039】現像液カートリッジ1102内の現像液1
104が尽きると、この現像液カートリッジ1102か
ら現像液溜り1109への現像液1104の補給がなく
なるので、その後の現像液1104の消費によってこの
現像液溜り1109内の現像液面レベルは低下する。現
像液センサ1114は、このような現像液面レベルの低
下に応動して現像液カートリッジ1102内の現像液1
104が尽きたことを検出する。
【0040】現像ローラ露出窓1110は、このような
現像液溜り1109内の現像液1104が器外に漏れ出
さないように、この現像液溜り1109内の現像液面レ
ベルよりも十分に高い位置に開口させる。汲み上げロー
ラ1112は、この現像ローラ露出窓1110に対向す
る高い位置にある現像ローラ1101に適量の現像液1
104を供給するように機能する。
【0041】このように構成された4つの現像器ユニッ
ト110(〜140)は、図6に示すように、90度の
等間隔で現像器ユニット回転台座102に外向きに形成
した嵌合部1021に嵌着して着脱自在に取り付けるこ
とにより図2に示すような液体現像装置100を構成す
る。4つの現像器ユニット110〜140を現像器ユニ
ット回転台座102に嵌着して構成した液体現像装置1
00において、回転軸101の回転中心からの距離が最
大となる部材は、各現像器ユニット110〜140にお
ける現像ローラ1101〜1401となるようにする。
【0042】この実施形態では、各現像器ユニット11
0〜140は、現像液カートリッジ1102〜1402
と現像器1103〜1403とを分離可能な構造とした
が、分離不能な一体構成としても良い。
【0043】図7は、前述したカラー画像記録装置にお
ける機能手段のブロック図である。給紙ローラ3を駆動
する給紙ローラ駆動手段33a、紙送りローラ4を駆動
する紙送りローラ駆動手段4a、案内ローラ7を駆動す
る案内ローラ駆動手段7a、紙送りローラ9を駆動する
紙送りローラ駆動手段9aは、それぞれ主制御回路23
によって制御するように接続する。この各駆動手段は、
例えば、個別モータあるいは共通モータから供給する駆
動力の断続機構によって構成する。
【0044】液体現像装置100における現像器ユニッ
ト回転台座102を回転駆動する回転台座駆動手段10
2a、現像ローラ1101及び汲み上げローラ1112
を回転させる現像ローラ駆動手段1101a、現像液セ
ンサ1115は、主制御回路23に接続する。
【0045】そして、記録ヘッド5及びシートヒータ8
も主制御回路23に接続する。
【0046】次に、このカラー画像記録装置によるカラ
ー画像記録について説明する。
【0047】主制御回路23は、ホッパ2に記録紙2を
入れた状態で記録指令が与えられると、給紙ローラ駆動
手段3aを駆動して給紙ローラ3を回転させて1枚の記
録紙1を抽出して送り出す。そして、この記録紙1の先
端が紙送りローラ4の位置まで送り出されると、紙送り
ローラ駆動手段4aを駆動して紙送りローラ4を回転さ
せることにより、この紙送りローラ4による正確な紙送
りを実行する。このときは、給紙ローラ3は記録紙1を
解放するように給紙ローラ駆動手段3aを制御する。記
録紙1の記録位置が記録ヘッド5に対向する位置に到達
すると、主制御回路23は、記録ヘッド5を制御するこ
とにより記録紙1の表面に静電潜像を記録する。この静
電潜像は、イエローのトナー像を形成するための潜像で
ある。
【0048】次に、主制御回路23は、液体現像装置1
00のイエローの現像器ユニット110を現像位置に位
置させるように回転台座駆動手段102aを制御し、ま
た、現像ローラ駆動手段1101aを駆動して現像ロー
ラ1101と汲み上げローラ1112を回転状態にす
る。液体現像装置100のこの状態は、図示の状態であ
り、前述したように、イエロー現像器ユニット110
は、現像液カートリッジ1102の現像液1104を現
像器1103に適量だけ流下させて供給する姿勢とな
り、現像位置を過ぎたブラック現像器ユニット140
は、現像器1403に供給されていた現像液1404を
一部を現像液カートリッジ1402に逆流させて回収す
る途中の姿勢となり、現像位置の反対側に位置するシア
ン現像器ユニット130は、現像器1303内の現像液
1304の総てを現像液カートリッジ1302に逆流さ
せて回収する姿勢となり、現像位置の手前に位置するマ
ゼンタ現像器ユニット120は、現像液カートリッジ1
202を横倒しにした状態で現像液1204を該現像液
カートリッジ1202内に保持するような姿勢となる。
また、案内ローラ7は、後退した位置で回転するよう
に、案内ローラ駆動手段7aを制御する。
【0049】そして、記録紙1が現像位置に到達する
と、主制御回路23は、案内ローラ7が前進して記録紙
1を現像器ユニット110における現像ローラ1101
に軽く押接して好ましい液体現像状態が得られるように
案内ローラ駆動手段7aを制御する。
【0050】主制御回路23は、更に、現像してトナー
像が形成された記録紙1を加熱乾燥させてイエロートナ
ー像を定着するようにシートヒータ8を制御し、定着済
みの記録紙1を紙送りローラ9により順送りまたは逆送
りするために紙送りローラ駆動手段9aを制御する。
【0051】イエローのトナー像の記録が完了すると、
主制御回路23は、回転台座駆動手段102aを制御し
て現像器ユニット回転台座102を反時計方向に回転さ
せることにより、現像ローラ1101が現像位置から離
れるようにすると共に案内ローラ7を後退させて定着済
みの記録紙1の逆送を妨げないようにする。そして、紙
送りローラ4,9を逆回転するように紙送りローラ駆動
手段9a,4aを制御して記録紙1を記録開始位置まで
逆送する。
【0052】その後、マゼンタ現像器ユニット120が
現像位置に位置するように現像器ユニット回転台座10
2を回転させる。これにより、現像器ユニット120
は、現像器ユニット110に代わって、現像液カートリ
ッジ1202内の現像液1204を現像液溜めに流出さ
せ、現像ローラ1201の表面に現像液1204を付着
させて回転するようになる。そして、イエロー現像器ユ
ニット110は、ブラック現像器ユニット140に代わ
って、現像液を現像液カートリッジ1102に逆流する
回収する途中の姿勢になり、ブラック現像器ユニット1
40は、シアン現像器ユニット130に代わって、総て
の現像液を現像液カートリッジ1402に逆流させて回
収する姿勢になり、シアン現像器ユニット130は、マ
ゼンタ現像器ユニット120に代わって、現像液カート
リッジ1302を横倒しにした状態で現像液1304を
該現像液カートリッジ1302内に保持するような姿勢
となるようにする。
【0053】マゼンタトナー像の記録は、この状態か
ら、前述したイエロートナー像の記録と同様に行う。
【0054】シアントナー像の記録及びブラックトナー
像の記録も同様であるが、ブラックトナー像が記録され
た記録紙1は順送りのままにして排出する。
【0055】現像位置にある現像器ユニット110(〜
140)の現像液カートリッジ1102(〜1402)
内の現像液1104(〜1404)が尽きて現像液溜り
1109に補給できなくなると、現像液センサ1115
が応動して検出信号を変化させる。主制御回路23は、
この検出信号の変化を監視して当該現像器ユニット11
0(〜140)の動作を停止し、現像液切れであること
を報知する。
【0056】液体現像装置100は、現像器ユニット回
転台座102を1回転させると、これに嵌着された4つ
の現像器ユニット110〜140は、各現像液カートリ
ッジ1102〜1402に収容した現像液1404を自
重で流下させて現像液溜り1109に供給し、この現像
液溜り1109の現像液を現像液カートリッジ1102
〜1402に自重で逆流させて回収する現像液出し入れ
動作を行う。従って、カラー記録を繰り返している状態
では、現像器ユニット110〜140の姿勢が変化して
現像液は現像液カートリッジ1102と現像液溜り11
09の間を往復移動し、また、現像液カートリッジ11
09内で天地反転して撹拌されることになるから、着色
材の沈殿及び堆積の問題を解消することができる。しか
し、長期間にわたって休止状態にあったり、単色の記録
を継続していると現像器ユニット110〜140は一定
の姿勢を継続するので、現像液の撹拌不足が低下して着
色材の沈殿や堆積が発生することになる。
【0057】このような撹拌不足を解消するために、主
制御回路23は、装置の起動時または記録の合間に回転
台座駆動手段102aを駆動して現像器ユニット回転台
座102を1回転または複数回転させることにより、各
現像器ユニット110〜140の姿勢を変えて現像液を
出し入れして撹拌作用を追加するようにする。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、カラー画像記録装置に
おける液体現像方式の現像装置において、現像ローラに
供給するために現像液タンクから現像液溜り供給する現
像液の流出量は、現像液タンクに侵入する空気の量を該
現像液タンクから現像液溜りに流出した現像液の液面に
よって制御するようにしたので、開閉弁は不要であり、
簡単な構成で現像液制御を行うことができる。
【0059】現像位置において、現像液溜りに流出させ
た現像液は、現像装置の回転によって現像位置を離れる
ときに現像器の姿勢が傾くと、現像液タンクに逆流して
回収して漏れないようにするので、現像液漏れ防止の構
成が簡単になる。
【0060】また、現像装置を回転させることにより現
像器の姿勢を変えて現像液タンク内の現像液を出し入れ
するときに該現像液が撹拌されることになり、この現像
液中の着色材の沈殿防止及び堆積した着色材の再浮上を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すカラー画像記録装置
の縦断側面図である。
【図2】図1に示したカラー画像記録装置おける液体現
像装置を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図1及び図2に示したカラー画像記録装置おけ
る現像器ユニットを拡大して示す縦断側面図である。
【図4】図3に示した現像器ユニットにおける現像液カ
ートリッジと現像器の分離状態を示す縦断側面図であ
る。
【図5】図3に示した現像器ユニットにおける現像液カ
ートリッジと現像器の分離状態を示す縦断斜視図であ
る。
【図6】図1に示したカラー画像記録装置における液体
現像装置の現像器ユニット回転台座の縦断側面図であ
る。
【図7】図1に示したカラー画像記録装置における機能
手段のブロック図である。
【符号の説明】
1…記録紙、2…ホッパ、3…給紙ローラ、4…紙送り
ローラ、5…記録ヘッド、7…案内ローラ、8…シート
ヒータ、9…紙送りローラ、100…液体現像装置、1
02…現像器ユニット回転台座、110〜140…現像
器ユニット、1101〜1401…現像ローラ、110
2〜1402…現像液カートリッジ、1103〜140
3…現像器、1104〜1404…現像液、1109…
現像液溜り、1110…現像ローラ露出窓、1112…
汲み上げローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 順一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 松本 章吾 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 森 章 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
    この記録媒体搬送手段によって搬送される記録媒体に画
    像信号に対応した潜像を形成する手段と、前記記録媒体
    上の潜像を現像する複数の現像器を有する液体現像手段
    とを備えたカラー画像記録装置において、 前記液体現像手段は、各色毎に現像液を貯蔵する現像液
    タンクと該現像液タンクから流出させた現像液を溜める
    現像液溜めとこの現像液溜めの現像液を付着させて前記
    記録媒体に作用させる現像ローラを有する複数の現像器
    を回転台座の外周部に設けて構成し、前記回転台座を回
    転させることによりそのうちの1つの現像器の現像ロー
    ラの現像液を記録媒体に作用させて該記録媒体の潜像を
    現像する現像位置に位置させたときには、この現像位置
    に位置する現像器は、前記現像液タンク内への空気の侵
    入を前記現像液溜めの現像液により規制することにより
    該現像液タンクから現像液溜めに自重で流下する現像液
    の量を制御し、現像位置を過ぎて傾いた現像器は、現像
    液溜めの現像液をその自重により現像液タンク内に逆流
    させて回収するようにしたことを特徴とするカラー画像
    記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各現像器は、現像
    位置において、現像ローラが現像液溜め内の現像液面よ
    りも高く位置するように設け、現像液溜めの現像液を汲
    み上げローラに付着させて前記現像ローラに接触させる
    ことにより該現像ローラに供給するようにしたことを特
    徴とするカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記現像ロー
    ラを露出させる現像ローラ露出窓は、現像位置におい
    て、前記現像液溜めにおける現像液面と接触して現像液
    タンクへの空気侵入を規制する空気侵入規制面よりも高
    い位置に開口するように設けたことを特徴とするカラー
    画像記録装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記汲み上げローラに
    は現像液掻き落としブレードを押接することにより該汲
    み上げローラに付着した現像液を均した状態にしてから
    現像ローラに接触させて供給するようにしたことを特徴
    とするカラー画像記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記現像液タンクは、
    現像器筐体に気密状態に着脱自在に結合した現像液カー
    トリッジタンクによって構成したことを特徴とするカラ
    ー画像記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、前記液体現
    像手段は、装置起動時または記録の合間に前記回転台座
    を回転させることによって現像液タンクの現像液を自重
    により現像液溜りに出し入れする制御手段を備えたこと
    を特徴とするカラー画像記録装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記現像器と現像液タ
    ンクは、ユニット化した状態で前記回転台座に着脱可能
    にしたことを特徴とするカラー画像記録装置。
JP35997097A 1997-12-26 1997-12-26 カラー画像記録装置 Pending JPH11194624A (ja)

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