JPH11193929A - ガス器具用ダンパノズル - Google Patents

ガス器具用ダンパノズル

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JPH11193929A
JPH11193929A JP36962497A JP36962497A JPH11193929A JP H11193929 A JPH11193929 A JP H11193929A JP 36962497 A JP36962497 A JP 36962497A JP 36962497 A JP36962497 A JP 36962497A JP H11193929 A JPH11193929 A JP H11193929A
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Japan
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gas
fuel gas
air
fuel
nozzle
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JP36962497A
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Yoshihiko Tsuda
良彦 津田
Masanaga Nishiura
正長 西浦
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Harman Co Ltd
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Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ガスの種類に応じて、燃焼用の空気を所
定量(必要量)だけ確実に供給することが可能で、信頼
性の高い複数燃料ガス対応型のガス器具を構成すること
が可能なガス器具用ダンパノズルを提供する。 【解決手段】 複数種類の燃料ガスに対応した複数の燃
料ガス噴射ノズル36,37を、それぞれ空気混合管6
に対する位置をずらせて配設する。複数の燃料ガス噴射
ノズル36,37を、空気混合管6の径方向における位
置をずらせて配設する。複数の燃料ガス噴射ノズル3
6,37を、空気混合管6の軸方向に位置をずらせて配
設する。燃料ガス噴射ノズル36,37の開口面積を、
各燃料ガスの供給量に応じて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス器具に用いら
れる、空気吸引量調整用のダンパノズルに関し、詳しく
は、複数の燃料ガスに対応して、適正量の空気を吸引す
るためのダンパノズルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、従来のガス器具には、ガス会社からガス配管を経て
供給されるガス(以下「都市ガス」という)を燃料ガス
とするガス器具や、LPガスボンベからガス配管を経て
供給されるLPガス(プロパンガスなど)を燃料ガスと
するガス器具などがある。
【0003】ところで、都市ガス(近年は一般に天然ガ
スであることが多い)と、LPガスとでは、発熱量が異
なるため、両者を同一のガス器具の燃料ガスとして用い
ることができないのが実情である。
【0004】そのため、都市ガス配管が整備されている
地域(都市ガス使用地域)から、都市ガス配管が整備さ
れていない地域(LPガス使用地域)に転居したり、逆
に、都市ガス配管が整備されていないLPガス使用地域
から、都市ガス配管が整備されている都市ガス使用地域
に転居したりしたような場合に、都市ガス用のガス器具
又はLPガス用のガス器具が使用できなくなるという問
題点がある。
【0005】そこで、複数のガス回路を設けて、一台で
複数の燃料ガスに対応できるようにすることが考えられ
るが、種類の異なる燃料ガスを用いた場合に、同一発熱
量となるようにするためには、各燃料ガスの供給量を調
整するとともに、燃焼用の空気を所定量(必要量)だけ
供給することが必要になる。そして、これらの要件を過
不足なく満たそうとすると、構造が複雑になったり、コ
ストの増大を招いたするという問題点がある。
【0006】なお、このような問題点は、例えば、都市
ガスとLPガスの両方に対応することが可能な、ガスコ
ンロ、ガスストーブ、ガス風呂釜などのあらゆるガス器
具に当てはまるものであり、燃料ガスや、燃焼用の空気
を必要量だけ確実に供給して、各種のガス器具を、効率
よく複数の燃料ガスに対応できるようにすることは、き
わめて有意義なことであり、有用性の高いものである。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、燃料ガスの種類に応じて、燃料ガスや、燃焼用空気
を所定量(必要量)だけ確実に供給することが可能で、
信頼性の高い複数燃料ガス対応型のガス器具を構成する
ことが可能なガス器具用ダンパノズルを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明(請求項1)のガス器具用ダンパノズルは、
複数種類の燃料ガスに対応したガス器具の、空気混合管
の手前に配設されて、空気混合管に燃料ガスを噴射する
とともに、所定量の空気を吸引させるためのガス器具用
ダンパノズルであって、所定の位置に、吸引される空気
を通過させる空気通過孔を配設するとともに、ガス器具
に使用される複数種類の燃料ガスに対応した複数の燃料
ガス噴射ノズルを、対応する燃料ガスの燃焼に必要な量
の空気が吸引されるように、必要空気量に応じ、それぞ
れ前記空気混合管に対する位置をずらせて配設したこと
を特徴としている。
【0009】複数種類の燃料ガスに対応した複数の燃料
ガス噴射ノズルを、それぞれ空気混合管に対する位置を
ずらせて配設することにより、燃料ガスの噴射によるエ
ゼクター効果の大きさを調整して、対応する燃料ガスの
燃焼に必要な量の空気を空気通過孔から確実に吸引させ
ることが可能になる。したがって、本発明のガス器具用
ダンパノズルを用いることにより、一台で、複数のガス
回路から供給される複数種類の燃料ガスに対応すること
が可能なガス器具を容易に構成することが可能になる。
【0010】なお、本発明において、燃料ガス噴射ノズ
ルは、ダンパノズル本体と一体に形成されていてもよ
く、また、ダンパノズル本体と燃料ガス噴射ノズルを別
体として構成し、使用時に所定の位置関係となるように
組み合わせることも可能である。
【0011】また、請求項2のガス器具用ダンパノズル
は、前記複数の燃料ガス噴射ノズルを、前記空気混合管
の径方向における位置をずらせて配設したことを特徴と
している。
【0012】複数の燃料ガス噴射ノズルを、空気混合管
の径方向における位置をずらせて配設することにより、
効率よく空気吸引量を制御することが可能になる。すな
わち、燃料噴射ノズルから燃料ガスを空気混合管に噴射
するとエゼクター効果が生じて、空気通過孔から空気混
合管内に空気が吸引されるが、空気混合管のセンター軸
位置近傍に燃料ガスが噴射される場合と、センター軸位
置から離れた位置に噴射される場合とでは、このエゼク
ター効果の大きさが異なる。したがって、燃料噴射ノズ
ルの位置を変化させることにより、空気吸引量を効率よ
く制御することが可能になる。
【0013】また、請求項3のガス器具用ダンパノズル
は、前記複数の燃料ガス噴射ノズルを、前記空気混合管
の軸方向に位置をずらせて配設したことを特徴としてい
る。
【0014】複数の燃料ガス噴射ノズルを、空気混合管
の軸方向に位置をずらせて配設した場合にも、燃料ガス
噴射ノズルの軸方向の位置関係により空気を吸引するエ
ゼクター効果の大きさが異なるため、その位置を変化さ
せることにより、空気吸引量を効率よく制御することが
可能になる。
【0015】また、請求項4のガス器具用ダンパノズル
は、前記複数の燃料ガス噴射ノズルの開口面積を、各燃
料ガスの供給量に応じて変化させたことを特徴としてい
る。
【0016】燃料ガス噴射ノズルの開口面積を、各燃料
ガスの供給量に応じて変化させることにより、燃料ガス
の噴射量を制御して、複数種類の燃料ガスのいずれを使
用する場合にも同じ発熱量とすることが可能になる。も
ちろん、使用する燃料ガスの種類により、任意の異なる
発熱量となるようにすることも可能である。
【0017】なお、燃料ガス噴射ノズルからの燃料ガス
の噴射量により空気吸引量が変化するため、個々のガス
器具について、燃料ガス噴射ノズルの位置、燃料ガ
スの噴射量(噴射ノズル面積の大きさ)、空気吸引
量、空気混合管の形状などの相互の関係をあらかじめ
調べておき、燃料ガス量と空気吸引量が所定の適正な関
係となるように、各条件を設定することが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
て、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。な
お、この実施形態では、都市ガス及びLPガスの2種類
の燃料ガスに対応可能な調理用のガスコンロ用のダンパ
ノズルを例にとって説明する。
【0019】[実施形態1]図3は、ガスコンロの2つ
のガス回路のうちの一方(都市ガス回路)に都市ガス
(家庭用ガス、例えば13A)の供給ライン(ガスホー
ス)を接続した状態を示す図であり、図4は、2つのガ
ス回路のうちの他方(LPガス回路)にLPガスボンベ
から供給されるLPガスの供給ライン(ガスホース)を
接続した状態を示す図である。
【0020】このガスコンロは、燃料ガスである都市ガ
ス又はLPガスを燃焼させるバーナ1と、外部からバー
ナ1に燃料ガスである都市ガスを供給するための都市ガ
ス回路2と、LPガスをバーナ1に供給するためのLP
ガス回路4と、バーナ1に供給される都市ガス又はLP
ガスに点火するための点火手段5とを備えている。
【0021】なお、この実施形態では、一つの点火手段
5により、都市ガスの点火と、LPガスの点火の両方を
行うことができるように構成されている。また、点火手
段5としては、圧電点火装置、点火用スイッチなどを用
いることが可能である。
【0022】また、都市ガス回路2の後端部には、外部
のガスホース39に取り付けられたソケット32が接続
されるプラグ31が配設されており、LPガス回路4の
後端部には、外部のガスホース40に取り付けられたソ
ケット42が接続されるプラグ41が配設されている。
なお、プラグ31,41とソケット32,42とは、ソ
ケット32,42の外周に軸方向に移動可能に配設され
たスリーブ32a,42aが後方(プラグ31,41か
ら離れる方向)に移動すると、両者の接続が解除され、
スリーブ32a,42aが前方(プラグ31,41に近
づく方向)に移動すると両者の接続が固定されるように
構成されており、そのさらに詳しい構成や動作は、実公
平1−12064号公報などに開示されているところで
ある。
【0023】また、都市ガス回路2とLPガス回路4に
は、単一の器具せん9が配設されている。この器具せん
9は、器具せん本体10と、器具せん本体10内に配設
された、2つの平行なガス回路(都市ガス用の回路11
及びLPガス用の回路12)が設けられた閉子13と、
閉子13を回転させてガス回路11,12を開閉するた
めのつまみ14とを備えており、つまみ14の回転によ
り点火手段5が作動するように構成されている。
【0024】また、このガスコンロにおいては、回転軸
25により回転可能に保持されたシーソ板23が配設さ
れている。このシーソ板23は、都市ガスとLPガスが
同時使用されることを防止するための同時使用防止手段
24を構成するものであり、一端側23aがLPガス回
路4の後端部に配設されたプラグ41の近傍に位置し、
他端側23bが都市ガス回路2の後端部に配設されたプ
ラグ31の近傍に位置するように配設されている。
【0025】そして、都市ガス用のソケット32が、図
3に示すように、プラグ31に接続されると、ソケット
32によりシーソ板23の他端側23bがプラグ31側
(図3の右側)に押されて、シーソ板23が回転し、一
端側23aが左側に移動するため、LPガス回路4に接
続されるべきソケット42を、LPガス回路4のプラグ
41に接続できなくなり、また、図4に示すように、L
Pガス用のソケット42が、プラグ41に接続される
と、ソケット42によりシーソ板23の一端側23aが
右側に押されて、シーソ板23が回転し、他端側23b
が左側に移動するため、都市ガス回路2に接続されるべ
きソケット32を、都市ガス回路2のプラグ31に接続
することができなくなり、都市ガスとLPガスの同時使
用が確実に防止されるように構成されている。
【0026】そして、この実施形態1のガスコンロにお
いては、燃料ガスと燃焼用の空気とを混合するための空
気混合管6の手前側開口部に、空気混合管に燃料ガスを
噴射するとともに、吸引される空気量を調整するための
ダンパノズル38が配設されている。
【0027】このダンパノズル38には、図1(a),
(b)に示すように、都市ガス回路2とLPガス回路を構
成する配管を取り付けるための取付孔33,34と、吸
引される空気を通過させるための空気通過孔35と、複
数種類の燃料ガス(この実施形態では都市ガスとLPガ
ス)に対応した2つの燃料ガス噴射ノズル36,37と
が形成されており、都市ガス回路2とLPガス回路4を
構成する配管を、図1(b)に示すように、ダンパノズル
38の取付孔33及び34に挿入して溶接することによ
り、都市ガス回路2とLPガス回路4がダンパノズル3
8に接続されている。
【0028】都市ガス回路2又はLPガス回路4から供
給される燃料ガスは、ダンパノズル38の燃料ガス噴射
ノズル36,37から空気混合管6内に噴射され、エゼ
クター効果により、空気をダンパノズル38の空気通過
孔35から吸引される空気と、空気混合管6において混
合されつつバーナ1に供給されることになる。
【0029】なお、一般的なコンロでは、ガス種に応じ
て、空気吸引量を調節するため、ダンパが所定の開度と
なるように調整されており、この実施形態のように、2
種類の燃料ガスに対応するためには、使用するガスに応
じてその都度ダンパ開度を調整することが必要になる
が、この実施形態においては、ノズル36,37の配置
を調整することにより、ダンパノズル38の空気通過孔
35の開度調整を不要としている。
【0030】すなわち、この実施形態においては、高カ
ロリーで必要供給量の少ないLPガス用の燃料ガス噴射
ノズル37の開口面積(口径)を小さくする一方、ノズ
ル37を、空気混合管6の略センター軸位置に配置して
空気を吸引しやすい条件とし、また、通常であれば、低
カロリーで必要供給量の多い都市ガス用の燃料ガス噴射
ノズル36の開口面積(口径)を大きくする一方、LP
ガスに比べてダンパ開度を狭めなければならない13A
などの都市ガス回路2のノズル36を、空気混合管6の
センター軸位置からずらして配置することにより、空気
吸引性能を低下させ、空気通過孔35の大きさを変える
ことなく適量の空気を吸引することができるようにして
いる。
【0031】なお、上記のように構成されたダンパノズ
ルにおいては、LPガスを用いる場合には、供給量は少
ないが、空気混合管6の略センター軸位置に設けられた
燃料ガス噴射ノズル37から燃料ガスが噴射されるた
め、噴射量が少なくても十分なエゼクター効果が得ら
れ、必要な量の空気が空気通過孔35から空気混合管6
に吸引される。また、都市ガスを用いる場合には、供給
量は多いが、空気混合管6のセンター軸位置から離れた
位置に燃料ガス噴射ノズル36が設けられていてエゼク
ター効果が低下するため、適量の空気を吸引することが
できる。したがって、都市ガスとLPガスのいずれを使
用した場合にも、発熱量を同じにすることが可能になる
とともに、所定の空気が吸引されるようにして、適正な
燃焼を行わせることが可能になる。
【0032】[実施形態2]図2(a),(b)は、本発明
の他の実施形態にかかるガス器具用ダンパノズルを示す
図である。このダンパノズル48は、上記実施形態1の
ガスコンロと同じ構成のガスコンロに用いられるもので
あって、上記実施形態1の場合と同様に、空気混合管6
の手前側に配設されて用いられている。
【0033】このダンパノズル48には、都市ガス回路
2及びLPガス回路4を構成する配管を取り付けるため
の取付孔33,34と、吸引される空気を通過させるた
めの空気通過孔35と、複数種類の燃料ガス(この実施
形態では都市ガスとLPガス)に対応した2つの燃料ガ
ス噴射ノズル36,37とが配設されており、都市ガス
回路2とLPガス回路4を構成する配管を、図2(b)に
示すように、ダンパノズル38の取付孔33及び34に
挿入して溶接することにより、都市ガス回路2とLPガ
ス回路4がダンパノズル38に接続されている。
【0034】そして、この実施形態のダンパノズル48
においては、図2(a),(b)に示すように、複数の燃料
ガス噴射ノズル36,37が、それぞれ、空気混合管6
の軸方向に位置をずらせて配設されており、高カロリー
で必要供給量の少ないLPガスが噴射される方の燃料ガ
ス噴射ノズル37は、空気混合管6の奥側にまで達する
ように、突出部分37aの先端部に形成されており、ま
た、低カロリーで必要供給量の多い都市ガスが噴射され
る方の燃料ガス噴射ノズル36は、空気混合管6の手前
側に位置するように形成されている。
【0035】なお、高カロリーで必要供給量の少ないL
Pガス用の燃料ガス噴射ノズル37は、すなわち空気混
合管6の略センター軸位置に設けられており、開口面積
(口径)は小さくされている。一方、低カロリーで必要
供給量の多い都市ガス用の燃料ガス噴射ノズル36は、
空気混合管6のセンター軸位置から少し離れた位置に設
けられており、燃料ガス噴射ノズル36の口径は大きく
されている。
【0036】この実施形態2のダンパノズルのように、
燃料ガス噴射ノズル36,37の配設位置を、空気混合
管6の径方向にずらせるとともに、軸方向にもずらせ、
かつ、燃料ガス噴射ノズル36,37の開口面積を燃料
ガスの必要供給量に応じて変えることにより、都市ガス
とLPガスのいずれを使用した場合にも、さらに効率よ
く発熱量を同じにすることが可能になるとともに、所定
の空気が吸引されるようにして、適正な燃焼を行わせる
ことが可能になる。なお、燃料ガス噴射ノズル36,3
7の位置関係は、個々の器具により、空気混合管6の形
状、燃料ガスの種類やその供給量などを考慮して定める
ことが望ましい。
【0037】上記実施形態1,2では、ガスコンロのダ
ンパノズルを例にとって説明したが、本発明は、ガスコ
ンロに限らず、ガスストーブ、ガス風呂釜、その他のあ
らゆるガス器具に適用することが可能であり、その場
合、種々のガス器具を容易に複数種類の燃料ガスに対応
させることが可能になる。
【0038】また、上記実施形態1,2では、都市ガス
とLPガスのいずれか一方を任意に選択して使用するこ
とができるようにした場合について説明したが、本発明
は、都市ガスとLPガスを切り替えて使用する場合のみ
ではなく、他の複数種類の燃料ガスを切り替えて使用す
る場合にも広く適用することが可能である。
【0039】また、上記実施形態1,2においては、2
種類の燃料ガスの切替を行う場合を例にとって説明した
が、本発明は、3種類以上の燃料ガスの切替を行う場合
にも適用することが可能である。
【0040】本発明は、さらにその他の点においても、
上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の
範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能
である。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明のガス器具用ダ
ンパノズルは、複数種類の燃料ガスに対応した複数の燃
料ガス噴射ノズルを、それぞれ空気混合管に対する位置
をずらせて配設するようにしているので、燃料ガスの噴
射によるエゼクター効果の大きさを調整して、対応する
燃料ガスの燃焼に必要な量の空気を空気通過孔から確実
に吸引させることが可能になる。したがって、本発明の
ガス器具用ダンパノズルを用いることにより、一台で、
複数のガス回路から供給される複数種類の燃料ガスに対
応することが可能なガス器具を容易に構成することがで
きて、きわめて有意義である。
【0042】また、請求項2のガス器具用ダンパノズル
のように、複数の燃料ガス噴射ノズルを、空気混合管の
径方向における位置をずらせて配設するようにした場
合、効率よく空気吸引量を制御することが可能になる。
すなわち、燃料噴射ノズルから燃料ガスを空気混合管に
噴射するとエゼクター効果が生じて、空気通過孔を経て
空気混合管内に空気が吸引されるが、空気混合管のセン
ター軸位置近傍に燃料ガスが噴射される場合と、センタ
ー軸位置から離れた位置に噴射される場合とでは、この
エゼクター効果の大きさが異なるため、燃料噴射ノズル
の位置を変化させることにより、空気吸引量を効率よく
制御することができる。
【0043】また、請求項3のガス器具用ダンパノズル
のように、複数の燃料ガス噴射ノズルを、空気混合管の
軸方向に位置をずらせて配設した場合にも、燃料ガス噴
射ノズルの軸方向の位置関係により空気を吸引するエゼ
クター効果の大きさが異なるため、その位置を変化させ
ることにより、空気吸引量を効率よく制御することがで
きる。
【0044】また、請求項4のガス器具用ダンパノズル
のように、燃料ガス噴射ノズルの開口面積を、各燃料ガ
スの供給量に応じた大きさとした場合、燃料ガスの噴射
量を制御して、各燃料ガスのいずれを使用する場合にも
同じ発熱量とすることができる。もちろん、使用する燃
料ガスの種類により、任意の異なる発熱量となるように
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるガス器具用ダンパ
ノズルを示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図で
ある。
【図2】本発明の他の実施形態にかかるガス器具用ダン
パノズルを示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図
である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるガス器具用ダンパ
ノズルが用いられているガス器具(ガスコンロ)を示す
図であって、2つのガス回路のうちの一方(都市ガス回
路)に都市ガスの供給ラインを接続した状態を示す図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態にかかるガス器具用ダンパ
ノズルが用いられているガス器具(ガスコンロ)を示す
図であって、2つのガス回路のうちの他方(LPガス回
路)にLPガスの供給ラインを接続した状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 バーナ 2 都市ガス回路 4 LPガス回路 5 点火手段 6 空気混合管 9 器具せん 10 器具せん本体 11 都市ガス用の回路 12 LPガス用の回路 13 閉子 14 つまみ 23 シーソ板 23a シーソ板の一端側 23b シーソ板の他端側 24 同時使用防止手段 25 回転軸 31 都市ガス用のプラグ 32 都市ガス用のソケット 32a 都市ガス用のソケットのスリーブ 33,34 取付孔 35 空気通過孔 36,37 燃料ガス噴射ノズル 37a 突出部 38,48 ダンパノズル(空気量調節器) 39 都市ガス用のガスホース 40 LPガス用のガスホース 41 LPガス用のプラグ 42 LPガス用のソケット 42a LPガス用のソケットのスリーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の燃料ガスに対応したガス器具
    の、空気混合管の手前に配設されて、空気混合管に燃料
    ガスを噴射するとともに、所定量の空気を吸引させるた
    めのガス器具用ダンパノズルであって、 所定の位置に、吸引される空気を通過させる空気通過孔
    を配設するとともに、ガス器具に使用される複数種類の
    燃料ガスに対応した複数の燃料ガス噴射ノズルを、対応
    する燃料ガスの燃焼に必要な量の空気が吸引されるよう
    に、必要空気量に応じ、それぞれ前記空気混合管に対す
    る位置をずらせて配設したことを特徴とするガス器具用
    ダンパノズル。
  2. 【請求項2】前記複数の燃料ガス噴射ノズルを、前記空
    気混合管の径方向における位置をずらせて配設したこと
    を特徴とする請求項1記載のガス器具用ダンパノズル。
  3. 【請求項3】前記複数の燃料ガス噴射ノズルを、前記空
    気混合管の軸方向に位置をずらせて配設したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のガス器具用ダンパノズル。
  4. 【請求項4】前記複数の燃料ガス噴射ノズルの開口面積
    を、各燃料ガスの供給量に応じて変化させたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のガス器具用ダン
    パノズル。
JP36962497A 1997-12-26 1997-12-26 ガス器具用ダンパノズル Withdrawn JPH11193929A (ja)

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