JPH11192325A - 中空ゴルフボール - Google Patents

中空ゴルフボール

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JPH11192325A
JPH11192325A JP10204910A JP20491098A JPH11192325A JP H11192325 A JPH11192325 A JP H11192325A JP 10204910 A JP10204910 A JP 10204910A JP 20491098 A JP20491098 A JP 20491098A JP H11192325 A JPH11192325 A JP H11192325A
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JP
Japan
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golf ball
hollow
core
ball
natural frequency
Prior art date
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Application number
JP10204910A
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English (en)
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Kiyoto Maruoka
清人 丸岡
Akihiro Nakahara
章裕 中原
Kazuo Hochi
和郎 保地
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により、飛行性能を損なうことなく、
衝撃力が小さく打撃時のフィーリングが良好な中空ゴル
フボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、中空部(1)と、ゴム、樹脂ま
たはそれらの混合物を主体とするコア用組成物から成る
1層以上の中空コア外層部(2)とから成る中空コア(4)、
および該中空コア上に形成されたカバー(3)、から成る
中空ゴルフボールであって、該中空ゴルフボールの2次
の固有振動数をX(kHz)、該中空ゴルフボールに初期
荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷した
時までの変形量をY(mm)とした場合、(X−Y)が0.
1〜1.5の範囲であることを特徴とする中空ゴルフボール
に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行性能を損なう
ことなく、衝撃力が小さく打撃時のフィーリングが良好
な中空ゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】先行技術においては、主として2種類の
ゴルフボールがある。一方は、中実のツーピースボール
やスリーピースボール等のソリッドゴルフボールであ
り、また、他方は糸巻きゴルフボールである。ソリッド
ゴルフボールは、糸巻きゴルフボールと比較すると、耐
久性、および打撃時のボール速度が大きいことから飛距
離が大きく、飛行性能に優れ、特にアマチュアゴルファ
ーを中心に多くのゴルファーに使用されている。従っ
て、ゴルフボールの開発はその飛距離を増大させる点で
は、糸巻きゴルフボールからソリッドゴルフボールに移
行されている。その反面、ソリッドゴルフボールは、打
撃時のフィーリングが硬く、打撃時のフィーリングに欠
ける。しかしながら、最近は打撃時のフィーリングを重
視したソリッドゴルフボールもあるが、打撃時のフィー
リングを重視するあまり、ボールを軟らかくしなければ
ならないため、反発特性が低下して飛行性能が低下して
しまうという問題点があった。
【0003】ゴルフボールの飛距離を増大するために
は、反発特性を良好にすることが最も必要であるが、そ
のためには変形量を小さくすることが望ましい。しかし
ながら、ボールの変形量を小さくすると硬くなるため
に、打撃時のフィーリングが悪くなるという問題があっ
た。逆に、ゴルフボールを軟らかくして変形量を大きく
すれば、打撃時のフィーリングは向上するが、反発特性
は低下して飛行性能が低下する。従って、飛行性能と打
撃時のフィーリングを両立することは非常に困難であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、飛行性
能を損なうことなく、衝撃力が小さく打撃時のフィーリ
ングを向上させた中空ゴルフボールを提供することを目
的とする。
【0005】そのような問題点を解決するために、本発
明者等はソリッドゴルフボールのコアの内部を中空にす
ることで、ボールの慣性モーメントを大きくし、飛行性
能を損なうことなく、打撃時のフィーリングを向上する
方法を新たに提案した。
【0006】ここで、ゴルフボールのスピン量の保持率
は、ディンプルの形状によっても影響を受けるが、ボー
ルの慣性モーメントに大きく影響を受ける。一般に慣性
モーメントが大きいほど、スピンがかかりにくく、保持
され易い。即ち、慣性モーメントの大きいボールほどド
ライバーショットでは打出時のスピンがかかりにくく、
ボールが吹き上がらず飛距離が伸びる。詳しく説明する
と、ボールは飛行中に揚力を受けるが、この揚力の水平
成分は最高点を過ぎた後はプラスに作用する。即ち、ド
ライバーショット直後からボールが最高点に達するまで
は、スピンがかかりにくく、スピン量が少ないほど揚力
が小さくなるため、ボールを引き戻そうとする成分の力
が小さくなり飛距離が伸び、最高点を過ぎた後はスピン
が大きいほど(スピン保持率が大きいほど)揚力が大き
く、飛行方向の力成分が大きくなるため飛距離が伸び
る。また、慣性モーメントが大きいほど落下角も小さく
なり、落下点から停止点までの距離も長くなり、打撃位
置からゴルフボールの停止位置までの距離がこれによっ
ても伸びる。従って、慣性モーメントが大きいボールほ
ど、空力的に飛距離が伸びることになる。また、アプロ
ーチショット時には、慣性モーメントが大きいほど、一
度かかったバックスピンが保持され易くよく止まる。
【0007】本発明者等は、このような中空ゴルフボー
ルに関して、圧縮変形量と、打撃時のフィーリングおよ
び反発特性との関係を更に詳細に調査した結果、従来の
中実であるソリッドゴルフボールとは異なる解析結果が
得られた。即ち、中空ゴルフボールの場合、同等の圧縮
変形量を有するゴルフボールでも、反発特性(飛距離)
と衝撃力(打撃時のフィーリング)が大きく異なる場合
があることが解析された。中空ゴルフボールは中空部を
有するために、中空コアは曲げ方向にも変形する。従っ
て、中空ゴルフボールの圧縮変形量は、コア配合物の圧
縮弾性、コア配合物の曲げ弾性および中空部の直径が関
連して決まり、圧縮変形量がコア配合物の圧縮弾性のみ
に左右される中実であるソリッドゴルフボールとは異な
る挙動を示すことによるものと考えられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような中空ゴルフ
ボールの特性を利用して、中実であるソリッドゴルフボ
ールでは困難であった反発特性と打撃時のフィーリング
の両立を達成すべく、前述のように従来から反発特性と
打撃時のフィーリングに影響を及ぼすと考えられていた
圧縮変形量と、ゴルフボール打撃時にゴルフクラブに与
える衝撃力に影響を及ぼすのではないかという観点から
ゴルフボールの固有振動数に着目し、中空ゴルフボール
の2次の固有振動数をX(kHz)、該中空ゴルフボール
に初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負
荷した時までの圧縮変形量をY(mm)とした場合の(X
−Y)の値を特定範囲に規定することにより反発特性と
打撃時のフィーリングを両立させた中空ゴルフボールが
得られることを見い出し、それに基づいて本発明を完成
させるに至った。
【0009】即ち、本発明は、中空部(1)と、ゴム、樹
脂またはそれらの混合物を主体とするコア用組成物から
成る1層以上の中空コア外層部(2)とから成る中空コア
(4)、および該中空コア上に形成されたカバー(3)、から
成る中空ゴルフボールであって、該中空ゴルフボールの
2次の固有振動数をX(kHz)、該中空ゴルフボールに
初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷
した時までの変形量をY(mm)とした場合、(X−Y)
が0.1〜1.5の範囲であることを特徴とする中空ゴルフボ
ールに関する。
【0010】本発明の中空ゴルフボールは、2次の固有
振動数をX(kHz)、該中空ゴルフボールに初期荷重10
kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷した時まで
の変形量をY(mm)とした場合、(X−Y)が0.1〜1.
5、好ましくは0.6〜1.1の範囲にある。(X−Y)が1.5
を越えると衝撃力(打撃時のフィーリング)が大きく低
下し、(X−Y)が0.1より小さくなると、反発特性
(飛距離)が大きく低下する。
【0011】固有振動数は、その部材が本来持ってい
る、外部から影響を受けずに自由振動するときの振動数
であり、固有振動数の数は系の自由度の数だけ存在し、
小さいほうから1次、2次の固有振動数というように次
数を定めて呼ばれ、固有振動数は、その部材の材料特性
および形状等によって決まるものである。上記固有振動
数の中でも2次の固有振動数は、ゴルフボールの打撃時
のフィーリングと特に密接な関係を有している。上記の
ゴルフボールの固有振動数の測定は、ゴルフボールを加
振機に取付けて0〜10kHzまで連続に加振していき、上
方からゴルフボールの振動をレーザー光線を用いたレー
ダーでキャッチする。上記加振機の振動に関する加速度
を入力とし、レーダーから得られるゴルフボールの振動
に関する速度を出力とし、この入力と出力とを周波数分
析機で演算することによって固有振動数を求め、周波数
の小さい方から2番目の周波数値を2次の固有振動数と
する。本発明のゴルフボールは、2次の固有振動数2〜
5kHz、好ましくは3.3〜4kHzを有する。2次の固有
振動数が5kHzより大きいとボールが硬過ぎてフィーリ
ングが悪くなり、2kHzより小さいとボールが軟らかく
なり過ぎて反発が悪くなる。
【0012】本発明のゴルフボールは、初期荷重10kgf
を負荷した状態から終荷重130kgfを負荷した時までの圧
縮変形量2.0〜4.0mm、好ましくは2.5〜3.2mmを有する。
上記圧縮変形量が4.0mmより大きいと軟らかくなり過ぎ
て反発が悪くなり、2.0mmより小さいと硬くなり過ぎて
フィーリングが悪くなる。
【0013】以下、本発明について更に詳述すると、本
発明のゴルフボールは、中空部(1)と1層以上の中空コ
ア外層部(2)とから成る中空コア(4)と、上記コア上に形
成されたカバー(3)とから成る。この中空部(1)の直径を
大きくすると圧縮変形量が大きくなって、2次の固有振
動数が小さくなり、打撃時のフィーリングは向上するも
のの、反発特性が低下する。また、中空部直径を小さく
すると圧縮変形量が小さくなって、2次の固有振動数は
大きくなり、打撃時のフィーリングは悪くなるが、反発
特性は向上する。このため、中空部の直径は5〜25mmに
することが、反発特性と打撃時のフィーリングを最適化
するのに好ましく、特に8〜22mm、更に10〜20mmが好ま
しい。
【0014】中空コア外層部(2)は、ゴム、樹脂または
それらの混合物を主体とするコア用組成物から形成さ
れ、複数の層から成っていてもよい。また、複数層から
成る場合、中空コア外層部間で、コア用組成物は同じで
あっても、異なっていてもよい。更に、反発特性および
打撃時のフィーリングを両立させるために、中空コア外
層部(2)はゴムを主体とするコア用組成物から成ること
が好ましい。
【0015】本発明の中空コア外層部(2)がゴムを主体
とするコア用組成物から成る場合は、ゴルフボールのコ
アに用いられるゴム組成物を加硫することにより得られ
る。ゴム組成物は通常、基材ゴム、不飽和カルボン酸の
金属塩、有機過酸化物、充填材等を含有する。基材ゴム
としては、従来からソリッドゴルフボールに用いられて
いる天然ゴムおよび/または合成ゴムが用いられ、特に
シス-1,4-構造少なくとも40%以上、好ましくは80%以
上を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが好ま
しく、所望により、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ス
チレンポリブタジエンゴム、エチレン-プロピレン-ジエ
ンゴム(EPDM)等を配合してもよい。
【0016】不飽和カルボン酸の金属塩は共架橋剤とし
て作用し、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のよう
な炭素数3〜8のα,β-不飽和カルボン酸の、亜鉛、マ
グネシウム塩等の一価または二価の金属塩が挙げられる
が、高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛が好適であ
る。配合量は基材ゴム100重量部に対して、25〜55重量
部が好ましい。55重量部より多いと硬くなり過ぎ、フィ
ーリングが悪くなり、25重量部より少ないと反発が悪く
なり飛距離が低下する。
【0017】有機過酸化物は架橋剤または硬化剤として
作用し、例えばジクミルパーオキサイドまたはt-ブチル
パーオキサイドが挙げられ、ジクミルパーオキサイドが
好適である。配合量は、基材ゴム100重量部に対して0.1
〜2重量部であることが好ましい。0.1重量部未満では
軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下する。
2重量部を越えると硬くなり過ぎ、フィーリングが悪く
なる。
【0018】充填材は、ゴルフボールのコアに通常配合
されるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比重金
属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末
等)およびそれらの混合物が挙げられる。本発明に用い
る中空コアは通常の中実コアに比べて重量が不足する傾
向があるので、無機塩と高比重金属粉末の混合物を用い
るのが好ましい。配合量は、基材ゴム100重量部に対し
て10〜120重量部であることが好ましい。10重量部未満
では充填材の効果が見られなくなり、120重量部を越え
ると反発性能が低下し過ぎる。
【0019】更に、本発明の中空コア外層部(2)が複数
層から成る場合、上記ゴム組成物から成る層を少なくと
も1層有することが好ましく、反発特性および打撃時の
フィーリングの両立のため、上記ゴム組成物から成る層
を中空コア(4)の最外層に配することが好ましい。ま
た、中空コア外層部(2)は、反発特性および打撃時のフ
ィーリングの両立のため、厚さ5mm以上、好ましくは7
mm以上を有することが好ましい。
【0020】本発明の中空コア外層部(2)は、上記コア
用ゴム組成物で凹みを有する半加硫ゴムハーフシェルを
形成し、その半加硫ゴムハーフシェル2個を接合して、
完全加硫を行う。半加硫とは、ゴム組成物を完全に加硫
するのではなく、架橋反応が完了する前に加硫を一旦中
止した状態をいう。半加硫したものは、再度加熱すると
架橋が更に進行して、架橋反応を完結することができ
る。半加硫の条件は、完全加硫の条件の加硫時間の1/4
〜1/2とするのが好ましく、約1/3とするのが最も好まし
い。例えば、完全加硫が150℃で30分間の場合、150℃で
約10分間加硫することになる。本発明の中空コア(4)の
場合、通常完全加硫が150〜170℃で10〜30分間行われる
ので、その加硫時間の約1/3で中止すれば、半加硫状態
になる。
【0021】中空コア外層(2)が樹脂を主体とするコア
用組成物から成る場合、通常の成形方法(例えば、射出
成形等)でハーフシェルを形成し、これを2個接着剤で
接合してもよい。樹脂の例としては、射出成形が可能で
ある一般的な熱可塑性樹脂のみならず、軟質相(ソフト
セグメント)と硬質相(ハードセグメント)とから構成
される熱可塑性エラストマー、またはそれらの混合物を
使用できる。融点は150℃以上、好ましくは160℃以上、
更に好ましくは170℃以上のものがよい。融点が高い樹
脂を用いることにより、中空センターの上にコアゴム層
を加硫成形する際に中空コアが変形しにくくなる。熱可
塑性樹脂の例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメタク
リル酸メチル、ポリアセタール、ポリアミド、ポリオキ
シメチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリイミド等または
それらの混合物を使用することができ、また、熱可塑性
エラストマーとしては、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、スチレン系
熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラスト
マー等や、それらの混合物を使用することができ、ゴル
フボールとしての高反発性を達成し得るポリエステル系
熱可塑性エラストマーやウレタン系熱可塑性エラストマ
ーが好ましい。更に、樹脂中に、比重調整のための充填
材、柔軟性を付与するためのゴム微粒子、ゴム微粒子用
の架橋剤などを配合することもできる。また、熱可塑性
樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)はショアD硬度30
〜80を有することが好ましく、30未満では反発性が低下
しやすくなり、80を越えると打撃時フィーリングが低下
しやすくなる。
【0022】また、中空コア(4)の内圧が大気圧より低
圧または高圧にすると、製造が困難であったり、または
製造コストが高くなり好ましくなく、特に大気圧より低
圧にすると、中空コアにカバーを被覆成形する工程等に
おいて、中空コアが変形しやすくなるという大きな問題
がある。また、大気圧より非常に高圧にすると、中空部
による打撃時のフィーリングの向上効果が小さくなる。
上記の理由により、得られるゴルフボールにおける内圧
は、略大気圧〜1kgf/cm2以下、好ましくは略大気圧〜
0.5kgf/cm2以下、より好ましくは略大気圧とするのが好
ましい。大気圧の気体をコアに封入して作製する方法
が、最も生産性が優れ好ましい。後述の実施例および比
較例の中空部には、大気圧の空気を封入して中空ゴルフ
ボールを作製したため、完成した中空ゴルフボールの中
空部内圧は略大気圧である。略大気圧とは、気体の封入
温度と、完成後のゴルフボール(常温)との間の温度差
によって発生する内圧変化に相当するものとし、具体的
には、上記温度差は気体温度や、成形場所の周辺温度
や、成形用部材の温度管理によってコントロールするこ
とができ、これらの温度の管理可能範囲を考慮すれば、
上記温度差は100℃以下、好ましくは50℃以下とするこ
とにより、生産性の向上またはコストダウンにつなが
る。温度が100℃変化すれば、内圧は40%変化し、50℃
変化すれば、内圧は20%変化する。大きな温度差を与え
るには、非常に高温の空気や非常に低温の空気を封入す
る必要があり、生産性低下またはコスト上昇につなが
る。これらの理由により、得られるゴルフボールにおけ
る常温での内圧は、大気圧±40%、好ましくは大気圧±
20%の範囲である。
【0023】次いで、上記中空コア(4)上にはカバー(3)
を被覆する。カバーはソリッドゴルフボールのカバー材
として通常使用されるアイオノマー樹脂やバラタ等を使
用し得るが、アイオノマー樹脂が最適である。更に、少
量の他の樹脂、例えばポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂等を加えてもよい。また、上記カバー用組成物には、
硫酸バリウム等の充填材や着色のために二酸化チタン等
の添加物や、その他の添加剤、例えば紫外線吸収剤、光
安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴルフボ
ールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有
していてもよいが、通常、着色剤の配合量はカバー樹脂
100重量部に対して0.1〜0.5重量部が好ましい。
【0024】本発明のカバー層は、ゴルフボールのカバ
ーの形成に使用されている一般に公知の方法、例えば射
出成形、プレス成形等により形成される。カバー層厚さ
は1〜5mm、好ましくは2〜3.5mmである。カバー層を
被覆する際に通常、ディンプルと呼ばれるくぼみを多数
表面上に形成する。本発明のゴルフボールは美観を高
め、商品価値を上げるために、通常ペイントで被覆さ
れ、市場に投入される。
【0025】本発明により、飛行性能を損なうことな
く、衝撃力が小さく打撃時のフィーリングを向上した中
空ゴルフボールを提供する。
【0026】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する。
但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0027】(実施例1〜5および比較例1〜2および
5)中空コアの作製 以下の表1および2に示すゴム組成物を、図2に示すよ
うな半球金型(5)と半球凸型の中子金型(6)を用いて165
℃で20分間プレス加硫して、ハーフシェル(7)を作製し
た。同一配合のゴム組成物を厚さ0.5mmに切断し、上記
ハーフシェル2個の接着面に挟み、2つの半球金型の中
に入れて、165℃で20分間プレス加硫して、直径38.4mm
の中空コアを得た。
【0028】
【表1】 (重量部) 実施例 1 2 3 4 5 6 7 BR−11(注1) 100 100 100 100 100 100 100 アクリル酸亜鉛 36 36 36 36 36 36 36 亜鉛華3号(注2) 35 35 35 24 72 35 35 ジクミルパーオキサイド 0.4 0.8 1.3 0.3 1.6 1.3 1.3
【0029】
【表2】 (重量部) 比較例 1 2 3 4 5 BR−11(注1) 100 100 100 100 100 アクリル酸亜鉛 36 36 36 36 36 亜鉛華3号(注2) 35 35 23 23 72 ジクミルパーオキサイド 0.2 1.7 0.8 1.5 0.2 (注1)日本合成ゴム社製ハイシス-1,4-ポリブタジエン (シス-1,4構造含有量96%) (注2)東邦亜鉛製の酸化亜鉛
【0030】中空ゴルフボールの作製 上記のように得られた中空コア上に、以下の表3に示す
配合のカバー組成物を射出成形により被覆して厚さ2.3m
mを有するカバー層を形成し、二液硬化型のクリアーの
ウレタンペイントを塗装して、中空ソリッドゴルフボー
ルを得た。得られたゴルフボールの中空部直径、圧縮変
形量、固有振動数、圧縮変形量と固有振動数との差、反
発係数、衝撃力、飛行性能(キャリー、打出角、打出ス
ピン量およびスピン量保持率)、および打撃時のフィー
リングを測定または評価し、その結果を表4および5に
示す。試験方法は後記の通り行った。
【0031】
【表3】 種類 重量部 ハイミラン#1605(注3) 100 二酸化チタン 2 (注3)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン-メ タクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
【0032】(実施例6および7)中空センターの作製 以下の使用樹脂を射出成形することにより、椀状半球体
を作製し、それら2個を以下に示すような溶着方法によ
り溶着して、厚さ2mm、外径19mmの中空センターを得
た。 (使用樹脂) 実施例6:熱可塑性ポリエステルエラストマー(大日本
インキ(株)製のグリラックスEH700、融点202℃) 実施例7:熱可塑性ポリアミド樹脂(ウベ興産(株)製の
3035U、融点180℃) (溶着方法) 超音波溶着:ブラザー工業(株)製の超音波プラスチック
・ウェルダーW-3161を用いて、超音波振動周波数20kHz
および接合圧力1.5kg/cm2にて溶着した。
【0033】中空コアの作製 上記の表1に示すゴム組成物を用い、図2に示すような
コア金型と中子金型を予め160℃で予熱しておき、各ゴ
ム組成物を挿入して1分間成形後、中子金型を取り外し
てハーフシェルとし、上記ハーフシェル2個の中に上記
のように得られた中空センターを挿入後、図3のコア成
形用金型に挿入し、160℃で15分間加硫成形し、直径38.
4mmの中空コアを得た。
【0034】中空ゴルフボールの作製 実施例1〜5および比較例1〜2および5と同様の方法
で、上記のように得られた中空コア上に、上記の表3に
示す配合のカバー組成物を射出成形により被覆して厚さ
2.3mmを有するカバー層を形成し、二液硬化型のクリア
ーのウレタンペイントを塗装して、中空ソリッドゴルフ
ボールを得た。得られたゴルフボールの中空部直径、圧
縮変形量、固有振動数、圧縮変形量と固有振動数との
差、反発係数、衝撃力、飛行性能(キャリー、打出角、
打出スピン量およびスピン量保持率)、および打撃時の
フィーリングを測定または評価し、その結果を表4に示
す。試験方法は後記の通り行った。
【0035】(比較例3および4)中実コアの作製 上記の表2に示すゴム組成物を図3のコア成形用金型を
用いて、165℃で20分間プレス加硫して、直径38.4mmの
中実コアを得た。
【0036】ゴルフボールの作製 上記のようにして得られた中実コアを用いる以外は、実
施例1〜5および比較例1〜2および5と同様にして、
カバー層を形成し、ペイント塗装をして、中実ソリッド
ゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの中空部直
径、圧縮変形量、固有振動数、圧縮変形量と固有振動数
との差、反発係数、衝撃力、飛行性能(キャリー、打出
角、打出スピン量およびスピン量保持率)、および打撃
時のフィーリングを測定または評価し、その結果を5に
示す。試験方法は以下の通り行った。
【0037】(試験方法) 固有振動数 図5に示すように、ゴルフボール(10)を加振機(9)(新
日本計器製の加振機513-A)の面積1cm2の取付部(11)に
取り付けて0〜1OkHzまで連続的に加振していき、垂直
上方からゴルフボールの振動を、レーザー光線を用いた
レーダー、即ちレーザードップラー振動計(8)(Dantec
製のレーザードップラー振動計55L66/X66型)を用いて
非接触で測定する。図6に示すように、加振機(9)の振
動については、加振機(9)に取り付けた加速度ピックア
ップ(12)(PCB製の加速度ピックアップ303A03)によっ
て「加振機の加速度」を測定してこれを出力し、この出
力をパワーユニット(13)(PCB製のパワーユニット480D0
6)を介して周波数分析機(14)(横河ヒューレッドパッ
カー製のFTTアナライザー(ダイナミックシグナルアナラ
イザー)5420A型)に「加振機(9)の加速度a」として入
力する。また、ゴルフボール(10)の振動については、レ
ーザードップラー振動計(8)によって「ゴルフボール(1
0)の応答速度V」を測定してこれを出力し、この出力を
周波数分析機(14)に入力する。周波数分析機を用いると
周波数領域での演算ができる。まず、「加振機の加速度
a」を「力F」に変換する。次に、求められた「力F」
つまり[加振機による入力F」と、「ゴルフボールの応
答速度V」より、Z=F/Vの演算を行ってメカニカル
インピーダンスZを演算し、このメカニカルインピーダ
ンスZをディスプレイ(15)に表示したものが図7に示し
たグラフであり、縦軸がメカニカルインピーダンスの絶
対値、横軸が周波数となっており、このグラフ中には
「周波数-メカニカルインピーダンス曲線(16)」が表示
されている。この「周波数-メカニカルインピーダンス
曲線(16)」のメカニカルインピーダンスの極小値Pの内
で、周波数の小さいほうから2番目の極小値の周波数値
Hが、メカニカルインピーダンスの2次の極小値の周波
数であり、ここではこの周波数値Hを、2次の固有振動
数としている。つまり、ゴルフボールの一端を固定して
ゴルフボールを加振機によって加振した際のメカニカル
インピーダンスの2次の極小値を2次の固有振動数とす
る。なお、メカニカルインピーダンスは、ある点に力が
作用した時の他の点の応答との比であり、入力をF、応
答速度をVとすると、メカニカルインピーダンスZは Z=F/V で表され、測定される部材の材料特性や形状等によって
決まるものである。 圧縮変形量 ゴルフボールに初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷
重130kgfを負荷した時までの変形量を測定した。 反発係数 ゴルフボールに200gのアルミニウム製の円筒物を速度40
m/秒で衝突させ、衝突前後の上記円筒物およびゴルフボ
ールの速度を測定し、それぞれの速度および重量からゴ
ルフボールの反発係数を算出した。 衝撃力 ツルーテンパー社製スイングロボットを用い、ドライバ
ー(ダンロップDP10)にてヘッドスピード40m/秒で打撃
する際に、ドライバーのボール打点(フェース中心)の
真裏のサイドメタル部にフェース面と平行になるように
加速度ピックアップを取り付けて、インパクト時のヘッ
ドの戻りを加速度として測定し、 F(力)=m(ヘッド重量)×a(加速度) の式に従ってヘッドが戻される力、この加速度にヘッド
重量(210g)を積算して衝撃力をの最大値を力に変換す
ることにより求め、中空部なしボールを100とした時の
値で示した。 飛距離および打出角 ツルーテンパー社製スイングロボットにドライバーを取
付け、ゴルフボールをヘッドスピード45m/秒で打撃し、
飛距離としてキャリー(落下点までの距離)、および打
出角を測定した。 打出スピン量およびスピン保持率 ツルーテンパー社製スイングロボットにドライバーを取
付け、ゴルフボールをヘッドスピード45m/秒で打撃し、
打出されたゴルフボールのスピン量、および150ヤード
地点にて、飛行中のスピン量の計測を行った。測定方法
は、ボールの表面を図4のように4分割して白黒に塗り
分ける。150ヤード地点にて、ライトを下から照らし、
白黒を色別するセンサーを下にセットしてライトを通過
した際の白黒の時間軸波形をオシロスコープでとらえ、
その波形より1分間当たりの回転数を求める。打出時お
よび150ヤード地点でのスピン量からスピン保持率を求
めた。 打撃時のフィーリング プロゴルファー10人によりドライバーで実打して評価す
る。評価基準は下記の通りである。評価基準 ◎ … 8人以上が良いと回答 ○ … 5〜7人が良いと回答 △ … 2〜4人が良いと回答 × … 1人以下が良いと回答
【0038】(試験結果)
【表4】 試験項目 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 中空部径(mm) 15 15 15 8 22 15 15 固有振動数X(kHz) 3.4 3.5 4.0 3.9 3.3 3.6 3.7 圧縮変形量Y(mm) 3.3 2.9 2.5 3.2 2.4 2.7 2.6 X−Y 0.1 0.6 1.5 0.7 0.9 0.9 1.1 反発係数 0.769 0.775 0.782 0.780 0.781 0.780 0.780 衝撃力(kgf) 1070 1080 1170 1110 1110 1120 1160 キャリー(ヤード) 202 204 207 204 203 203 204 打出角(°) 10.9 10.3 10.1 10.2 11.0 10.0 10.0 打出スピン量(rpm) 2480 2520 2650 2660 2490 2680 2690 スピン保持率(%) 94.2 94.3 94.0 90.3 96.6 94.7 94.8 打撃時フィーリング ◎ ◎ 〇 ◎ ◎ ◎ 〇
【0039】
【表5】 試験項目 比 較 例 1 2 3 4 5 中空部径(mm) 15 15 0 0 22 固有振動数X(kHz) 3.4 3.9 3.7 4.2 3.1 圧縮変形量Y(mm) 3.5 2.2 2.9 2.6 3.2 X−Y -0.1 1.7 0.8 1.6 -0.1 反発係数 0.740 0.784 0.771 0.785 0.756 衝撃力(kgf) 1060 1290 1320 1390 1070 キャリー(ヤード) 189 207 198 199 194 打出角(°) 11.1 10.0 9.7 9.5 10.5 打出スピン量(rpm) 2390 2710 2850 2880 2410 スピン保持率(%) 93.9 94.1 88.0 88.3 94.2 打撃時フィーリング ◎ △ × × ◎
【0040】以上の結果を、横軸を固有振動数と圧縮変
形量の差(X−Y)とし、縦軸を衝撃力、反発係数およ
び飛距離としてグラフ化したものが図8である。以上の
結果より、固有振動数と圧縮変形量の差(X−Y)が0.
1〜1.5の範囲内である本発明の中空ゴルフボール(実施
例1〜7)は、飛距離が大きく、かつ衝撃力が小さく、
打撃時のフィーリングが良好であることが認められた。
(X−Y)が小さい比較例1および5の中空ゴルフボー
ルは打撃時のフィーリングは優れているが、飛距離が小
さかった。(X−Y)が大きい比較例2の中空ゴルフボ
ールは飛距離は大きいが、打撃時のフィーリングが劣っ
た。中実ゴルフボールである比較例3および4は、本発
明の中空ゴルフボールに比べて、中空部を有さないため
打撃時のフィーリングが劣り、特に比較例3は(X−
Y)が0.1〜1.5の範囲内にあるにもかかわらず打撃時の
フィーリングが劣った。更に、中空ゴルフボール(実施
例1、実施例4および比較例5)においては、圧縮変形
量がほぼ同程度(3.2〜3.3)であっても飛距離と反発係
数はかなり異なっていることが認められた。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、飛行性能を損なうこと
なく、衝撃力が小さく打撃時のフィーリングが良好な中
空ゴルフボールおよびその製造方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中空ゴルフボールの断面概略図であ
る。
【図2】 本発明の中空ゴルフボールの中空コア外層成
形用金型の断面概略図である。
【図3】 本発明の中空ゴルフボールのコア成形用金型
の断面概略図である。
【図4】 スピン量測定用の白黒に塗り分けたゴルフボ
ールのの概略図である。
【図5】 固有振動数測定方法を説明する概略図であ
る。
【図6】 固有振動数測定方法を説明する概略経路図で
ある。
【図7】 固有振動数測定方法により得られる周波数-
メカニカルインピーダンス曲線である。
【図8】 固有振動数と圧縮変形量の差(X−Y)と、
衝撃力、反発係数および飛距離の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 … 中空部 2 … 中空コア外層部 3 … カバー 4 … 中空コア 5 … 半球金型 6 … 中子金型 7 … ハーフシェル 8 … レーザードップラー振動計 9 … 加振機 10 … ゴルフボール 11 … 取付部 12 … 加振機に取り付けられた加速度ピックアップ 13 … パワーユニット 14 … 周波数分析機 15 … ディスプレイ 16 … 周波数-メカニカルインピーダンス曲線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部(1)と、ゴム、樹脂またはそれら
    の混合物を主体とするコア用組成物から成る1層以上の
    中空コア外層部(2)とから成る中空コア(4)、および該中
    空コア上に形成されたカバー(3)、から成る中空ゴルフ
    ボールであって、該中空ゴルフボールの2次の固有振動
    数をX(kHz)、該中空ゴルフボールに初期荷重10kgf
    を負荷した状態から終荷重130kgfを負荷した時までの変
    形量をY(mm)とした場合、(X−Y)が0.1〜1.5の範
    囲であることを特徴とする中空ゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記中空部が直径5〜25mmを有する請求
    項1記載の中空ゴルフボール。
  3. 【請求項3】 前記2次の固有振動数Xが2〜5kHzで
    あり、かつ前記変形量Yが2.0〜4.0mmである請求項1ま
    たは2のいずれか記載の中空ゴルフボール。
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