JPH11192198A

JPH11192198A - ハンドワイパー

Info

Publication number: JPH11192198A
Application number: JP9370385A
Authority: JP
Inventors: Toru Atsuji; 徹厚地
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-12-27
Filing date: 1997-12-27
Publication date: 1999-07-21

Abstract

(57)【要約】【課題】二輪車で走行する際に、取り扱いに便利で、
かつ確実に雨滴の除去ができる手段を提供する。【解決手段】ワイパーブレード１１を用いることによ
り雨滴を拭うようにし、かつ、磁石部１３により燃料タ
ンク等に取付けておくことができるようにする。さら
に、磁石部を湾曲変形可能として、通常曲面である燃料
タンク等に確実に取付けられるようにする。磁石部表面
にゴム等の保護部材を設けて燃料タンク等にを付けるこ
とを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車で降雨、降
雪時に走行する際、ヘルメットのシールド、バックミラ
ー等に付着した雨滴、雪を拭うために使用されるハンド
ワイパーに関する

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】従来は、二輪車で走行
する際に、ヘルメットのシールド等に付着した雨滴は、
あらかじめ用意した布片で拭いていた。布片は、走行中
にカバン等から出入することが面倒であり、また、大雨
の時には、使用により水を含み、役に立たなくなり、む
しろ水を付着させる逆効果を生じることになる。

【０００３】本発明は、このような不都合を解消し、取
り扱いに便利で、かつ確実に雨滴の除去ができるように
することを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、ワイパーブレ
ードを用いることにより雨滴を拭うようにし、かつ、磁
石部により燃料タンク等に取付けておくことができるよ
うにしたハンドワイパーである。さらに、磁石部を湾曲
変形可能として、通常曲面である燃料タンク等に確実に
取付けられるようにし、また、磁石部表面にゴム等の保
護部材を設けて燃料タンク等に傷を付けることを防止し
たものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】すなわち本発明は、ヘルメットの
シールドに付着した雨滴等を手動操作により拭うことの
できるワイパーブレードと、このワイパーブレードと結
合して設けられ、細長形状であって、かつ、湾曲変形可
能となり、二輪車の燃料タンク等に磁力により取付けら
れる磁石部と、ゴム等の柔軟材よりなり、この磁石部の
表面に設けられ、燃料タンク等の傷付きを防止し、かつ
滑り止めとなる保護部材とを有するハンドワイパーであ
る。

【０００６】磁石部の構成は、任意であり、ゴム磁石を
使用して構成することが最も簡易である。より強力な磁
力を得る構成として、磁石部が、複数の小磁石をゴム片
等の可変形部材を介して連結して形成され、前記磁石部
の両端部がゴム片等の可変形部材を介してワイパーブレ
ードに取付けられ、前記磁石部の中央部背面に変形する
ための空間を有するものが適当である。

【０００７】さらに、磁性体板に吸盤を取付けてなるア
ダプタを用意しておくと、アルミニウム等の非磁性体で
形成された個所にも、このアダプタを介して、このハン
ドワイパーを取付けることが可能となる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明を図示する実施例について、具
体的に説明する。

【０００９】このハンドワイパー１０において、ワイパ
ーブレード１１は、通常の窓拭き用のものと同様であ
り、ゴム製で、先端がエッジ状となり、根元に幅狭部を
有して使用時に傾斜するようになっている。

【００１０】支持部材１２は、プラスチック製で、下方
が開放された箱体よりなり、ワイパーブレード１１の下
面に取付けられてこれを支持する。

【００１１】磁石部１３は、２の小磁石１４，１４を、
ゴム片１５を介して、連結してなり、全体は細長形状と
なっている。この磁石部１３の両端部は、他のゴム片１
６，１６を介して支持部材１２両端の下部に接着され、
中央部背面には空間１７が形成されている。さらに、こ
の磁石部１３及び支持部材１２の周囲は、空間１７部分
をの除いて、ゴムシート１８で覆われ、この部分を手で
持ったとき、滑りにくく、持ちやすくなっている。以上
の構造により、この磁石部１３は凹凸状に湾曲変形可能
となっている。

【００１２】保護部材１９，…は、ゴム小片よりなり、
磁石部１３の表面に、間隔を隔てて数個所に設けられ、
磁石部１３を二輪車の燃料タンク等に磁気接合したと
き、燃料タンク等接合との間に介在して、傷付けること
を防止し、同時に滑りを防止する。

【００１３】さらに別に、アダプタ２０が用意される。
このアダプタ２０は、鉄板等の磁性体板２１に２の吸盤
２２，２２を設けてなる。

【００１４】このハンドワイパー１０は、以上の構成で
あり、次のように使用される。二輪車の燃料タンク２３
等に、磁石部１３を用いて磁気接合させて取付ける。こ
のとき、燃料タンク２３等は、通常曲面であるが、磁石
部１３は湾曲変形するので、確実に接合する。なお、燃
料タンク２３等は、凸面であることが多いが、凹面であ
ることもあり、磁石部１３はこれらいずれにも対応する
ことができる。走行中にヘルメットのシールド、バック
ミラーに雨滴等が付着すると、信号待ち等の際に、この
ハンドワイパー１０を手で持ち、雨滴等を拭い、再び燃
料タンク等に取付けておく。

【００１５】燃料タンクがアルミニウム製等の磁性体で
ない場合等には、アダプタ２０を、吸盤２２により取付
けておき、このアダプタの磁性体板２１に磁石部１３を
接合して、上記と同様にして使用する。この場合も、吸
盤２２の変形により、凹凸面に対応することができる。

【００１６】

【発明の効果】本発明のハンドワイパーは、上述のよう
に、通常は、燃料タンク等に磁力により取付けておき、
適宜取外して、ワイパーブレードにより、ヘルメットの
シールド、バックミラーを拭うものであるので、取り扱
いがきわめて簡易であり、しかも、大雨、大雪の際にも
確実に雨滴等を除去することができる。さらに、磁石部
が湾曲変形可能となっているので、曲面となっている二
輪車の燃料タンクにも確実に取付けることができる。ま
た、保護部材が設けられているので、燃料タンク等をの
表面を傷つけることがなく、しかも、小面積で接合し、
かつそれ自身滑りにくい性質を有するので、振動等によ
り、位置ずれ、落下を生じにくい。なおアダプタを用い
れば非磁性体部分にも取付けが可能となる。したがっ
て、本発明は、二輪車用としてはなはだ便利であり、さ
らに、ブルドーザ、フォークリフト等の屋外作業にも応
用できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の斜視図である。

【図２】同例の中央縦断面図である。

【図３】アダプタの斜視図である。

【符号の説明】

１０…ハンドワイパー、１１…ワイパーブレード、１２
…支持部材、１３…磁石部、１４…小磁石、１５…ゴム
片、１６…ゴム片、１７…空間、１８…ゴムシート、１
９…保護部材、２０…アダプタ、２１…磁性体板、２２
…吸盤。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ヘルメットのシールドに付着した雨滴等
を手動操作により拭うことのできるワイパーブレード
と、このワイパーブレードと結合して設けられ、細長形
状であって、かつ、湾曲変形可能となり、二輪車の燃料
タンク等に磁力により取付けられる磁石部と、ゴム等の
柔軟材よりなり、この磁石部の表面に設けられ、燃料タ
ンク等の傷付きを防止し、かつ滑り止めとなる保護部材
とを有するハンドワイパー。
【請求項２】請求項１において、磁石部が、複数の小
磁石をゴム片等の可変形部材を介して連結して形成さ
れ、前記磁石部の両端部がゴム片等の可変形部材を介し
てワイパーブレードに取付けられ、前記磁石部の中央部
背面に変形するための空間を有することを特徴とするハ
ンドワイパー。