JPH11191861A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理システム

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JPH11191861A
JPH11191861A JP9358301A JP35830197A JPH11191861A JP H11191861 A JPH11191861 A JP H11191861A JP 9358301 A JP9358301 A JP 9358301A JP 35830197 A JP35830197 A JP 35830197A JP H11191861 A JPH11191861 A JP H11191861A
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image processing
gradient
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image signal
image
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JP9358301A
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Kosuke Nobuoka
幸助 信岡
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易的な構成で高品位な拡大画像を得る画像
処理装置を提供する。 【解決手段】 補間のための複数の平滑化手段105
は、水平、垂直、斜め等の各方向のナイキスト周波数ま
でに帯域制限するなかで、ある所定の方向に対しては急
峻なローパス特性を持たせ、該所定の方向と直交する方
向に対しては緩やかなローパス特性を持たせる等、各々
が異なる特性を有する。勾配情報取得手段103、10
4は、2次元の入力画像信号を複数のブロックに分割
し、各ブロック毎に、ブロックに含まれる画像の勾配ベ
クトルの方向又は角度がどのように分布しているかを求
める。複数の平滑化手段105は、その分布情報に応じ
て切り換えられて選択的に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラの電
子ズーム機能等に適用される画像処理装置及び画像処理
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、民生用のビデオカメラでは、電
子ズーム機能を搭載するのが一般的になってきている。
この電子ズーム機能とは、入力画像の一部(使用者が拡
大したい部分等)を切り出し、その切出画像を、ディジ
タルフィルタを用いた補間処理により、元の画像サイズ
(入力画像の画像サイズ)に拡大することで、ズーミン
グ効果を出すものである。
【0003】このような電子ズーム機能を実施するため
の典型的な画像処理手順としては、先ず、画像の切り出
しを行う前に、入力画像をローパスフィルタに通す(ス
テップS1)。これにより、入力画像信号の周波数帯域
が制限され、折り返しが抑制される。次に、ステップS
1の処理が行われた入力画像の一部を切り出し、その切
出画像のサイズが元の画像(入力画像)のサイズと等し
くなるように、切出画像の信号間に”0”を挿入する
(ステップS2)。そして、ステップS2の処理が行わ
れた切出画像を、再度ローパスフィルタに通す(ステッ
プS3)。
【0004】このようなステップS1〜ステップS3に
より、補間された拡大画像が得られる。
【0005】尚、上述の画像処理手順において、ステッ
プS1の処理が省略されることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像処理手順では、ステップS2での”
0”挿入により、垂直及び水平方向の折り返しが発生す
るため、ステップS3でのローパスフィルタを、垂直及
び水平方向の周波数帯域を抑制するものとしていた。そ
こで、例えば、この画像処理手順で2倍の拡大率を実現
する場合、ステップS3でのローパスフィルタの周波数
特性を、水平、垂直、及び斜めの各方向の周波数帯域を
1/2に制限するものとするのが理想的である。しかし
ながら、このような理想的な周波数特性を有するローパ
スフィルタを実現しようとすると、回路規模が非常に大
きくなることから、実際には、ステップS3で用いられ
るローパスフィルタの周波数特性を犠牲として設計して
いた。このため、特に、垂直ローパスフィルタと水平ロ
ーパスフィルタを縦続接続して構成された簡易的な2次
元フィルタを、ステップS3でのローパスフィルタとし
て用いた場合、斜め方向の周波数帯域が垂直及び水平方
向と比べて1/2近く抑制されることになる。したがっ
て、このような場合には、結果的に得られる拡大画像に
おいて、斜め方向のエッジ部の画質劣化が、特に顕著に
現れてしまうという問題があった。
【0007】そこで、この問題を解決するために、例え
ば、特開平07−123308号に記載の装置では、ブ
ロック化された基本画像(入力画像)と、基本画像を拡
大した拡大画像とから、予め補間すべき画素を学習し、
この学習のデータに基づいて、各ブロックの画像データ
に対して各々適切な補間処理を行うことで、拡大画像の
画質劣化を抑えるようになされている。
【0008】しかしながら、この装置では、基本画像の
学習を前提としているため、様々な画像に対応するため
には、非常に多数の学習及びそのデータを記憶すること
が必要となる。この結果、回路規模が非常に大きくな
り、性能向上を図ろうとすれば、さらに回路規模が大き
くなるという問題があった。また、この装置では、未学
習の画素に対しては、適切な補間処理が行われないとい
う問題もあった。
【0009】また、回路規模の増大を無視して、上述し
たような理想的な周波数特性を有するローパスフィルタ
を、ステップS3でのローパスフィルタとして用いた場
合、水平、垂直、及び斜めの各方向のナイキスト周波数
までは、広帯域に拡大画像を実現することができる。し
かしながら、高周波のノイズ成分も同時に強調してしま
うことになり、S/Nが低下する。したがって、補間さ
れた拡大画像の画質を総合的に見てみると、それぼど画
質向上は望めないという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、簡易的な構成で高品位な拡大画
像を得る画像処理装置及び画像処理システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、2次元の入力画像信号の一部を切り出し
て得た切出画像信号から、その拡大画像信号を生成する
画像処理装置であって、上記切出画像信号の画素間に所
定値を挿入する挿入手段と、上記入力画像信号に含まれ
る所定成分の空間的変化の勾配情報を求める勾配情報取
得手段と、上記挿入手段で所定値の画素が挿入された切
出画像信号を平滑化する複数の平滑化手段と、上記勾配
情報取得手段で求められた勾配情報に基づいて、上記複
数の平滑化手段を切り換える切換手段とを備えることを
特徴とする。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記勾配情報取得手段は、上記入力画像信号に含まれる
所定成分の空間的変化の勾配ベクトルの方向又は角度を
上記勾配情報として求めることを特徴とする。
【0013】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記勾配情報取得手段は、上記勾配情報の分布情報を求
めることを特徴とする。
【0014】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記勾配情報取得手段は、上記勾配情報に応じた値のヒ
ストグラムを上記分布情報として求めることを特徴とす
る。
【0015】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記勾配情報取得手段は、上記入力画像信号を複数のブ
ロックに分割する分割手段を含み、上記分割手段で得ら
れた複数のブロックの各々における勾配情報を求めるこ
とを特徴とする。
【0016】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記勾配情報取得手段は、上記所定成分を輝度成分とし
て、その空間的変化の勾配情報を求めることを特徴とす
る。
【0017】第7の発明は、上記第1の発明において、
上記複数の平滑化手段は、各々が異なる周波数特性を有
する複数のディジタルフィルタを含むことを特徴とす
る。
【0018】第8の発明は、請求項1〜7の何れかに記
載の画像処理装置を含む画像処理システムであることを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0020】本発明に係る画像処理装置は、例えば、図
1に示すような画像処理装置100に適用される。
【0021】この画像処理装置100は、例えば、ビデ
オカメラに電子ズーム機能として設けられたものであ
り、上記図1に示すように、入力端子101を介して画
像信号が供給される電子ズーム処理回路102及び勾配
ベクトル方向データ検出回路103と、勾配ベクトル方
向データ検出回路103の出力が供給される勾配ヒスト
グラム検出回路104と、電子ズーム処理回路102及
び勾配ヒストグラム検出回路104の各出力が供給され
る可変補間フィルタ処理回路105と、勾配ヒストグラ
ム検出回路104に対して出力するリセット信号生成回
路106とを備えており、可変補間フィルタ処理回路1
05の出力が出力端子107を介して出力されるように
なされている。
【0022】まず、画像処理装置100の一連の動作に
ついて説明する。
【0023】入力端子101には、2次元の画像信号が
入力される。電子ズーム処理回路102は、挿入手段に
相当するものであり、入力端子101からの画像信号
(入力画像信号)の一部を、水平及び垂直方向に1/2
サイズで切り出し、その切出画像信号の画像サイズが2
倍となるように、切出画像信号の各画素及び各ライン間
に”0”を挿入するゼロ補間処理を行って、拡大画像信
号を得る。この結果、電子ズーム処理回路102では、
入力画像信号と同じ画素数の拡大画像信号が得られるこ
とになり、この拡大画像信号は可変補間フィルタ処理回
路105に供給される。
【0024】一方、勾配ベクトル方向データ検出回路1
03は、入力端子101からの入力画像信号から、その
輝度成分の空間的変化の勾配ベクトルの方向を求める。
勾配ヒストグラム検出回路104は、リセット信号生成
回路106からのリセット信号に従って、勾配ベクトル
方向データ検出回路103で求められた勾配ベクトルの
方向に応じた勾配ヒストグラムを生成する。この勾配ヒ
ストグラム検出回路104で生成された勾配ヒストグラ
ムの情報は、可変補間フィルタ処理回路105に供給さ
れる。これらの勾配ベクトル方向データ検出回路103
及び勾配ヒストグラム検出回路104は、勾配情報取得
手段に相当するものである。
【0025】可変補間フィルタ処理回路105は、複数
の平滑化手段に相当し、勾配ヒストグラム検出回路10
4からの勾配ヒストグラムの情報に基づいて、電子ズー
ム処理回路102からの拡大画像信号に、複数の2次元
ローパスフィルタによる補間処理を行う。この可変補間
フィルタ処理回路105で補間処理が行われた拡大画像
信号は、出力端子107を介して出力される。
【0026】つぎに、画像処理装置100の各回路、特
に、勾配ベクトル方向データ検出回路103、勾配ヒス
トグラム検出回路104、及び可変補間フィルタ処理回
路105について具体的に説明する。
【0027】(勾配ベクトル方向データ検出回路10
3)
【0028】勾配ベクトル方向データ検出回路103
は、例えば、図2に示すように、入力端子101(上記
図1)からの入力画像信号が入力端子201を介して供
給されるローパスフィルタ(LPF )202と、ローパス
フィルタ202の出力が供給される水平ローパスフィル
タ(H _LPF )203及び垂直ローパスフィルタ(V _
LPF )205と、水平ローパスフィルタ203の出力が
供給される垂直ローパスフィルタ(V _LPF )204
と、垂直ローパスフィルタ205の出力が供給される水
平ローパスフィルタ(H _LPF )206と、垂直ローパ
スフィルタ204及び水平ローパスフィルタ206の各
出力が供給されるルックアップテーブル(Look-Up-Tabl
e )207とを備えており、ルックアップテーブル20
7の出力が出力端子208を介して勾配ヒストグラム検
出回路104(上記図1)に供給されるようになされて
いる。
【0029】このような勾配ベクトル方向データ検出回
路103において、先ず、入力端子201からの入力画
像信号は、ローパスフィルタ202により、その不要な
ノイズが除去されて、水平ローパスフィルタ203及び
垂直ローパスフィルタ205に対して各々出力される。
【0030】ここで、例えば、入力画像信号、すなわち
2次元の画像信号の輝度成分を”I(x,y)”とする
と、その輝度成分I(x,y)の勾配ベクトルv(x,
y)は、 v(x,y) = (dI(x,y)/dx,dI(x,y)/dy) ・・・ (1) なる式(1)で表され、勾配ベクトルv(x,y)の方
向θ(x,y)は、 θ(x,y) = arctan((dI(x,y)/dy)/(dI(x,y)/dx)) ・・・ (2) なる式(2)で表される。
【0031】したがって、水平ローパスフィルタ203
及び垂直ローパスフィルタ204により、ローパスフィ
ルタ202からの入力画像信号の輝度成分I(x,y)
を基に、式(2)の”dI(x,y)/dy”が求めら
れ、この”dI(x,y)/dy”がルックアップテー
ブル207に供給される。また、垂直ローパスフィルタ
205及び水平ローパスフィルタ206により、ローパ
スフィルタ202からの入力画像信号の輝度成分I
(x,y)を基に、式(2)の”dI(x,y)/d
x”が求められ、この”dI(x,y)/dx”がルッ
クアップテーブル207に供給される。
【0032】そして、ルックアップテーブル207によ
り、垂直ローパスフィルタ204からの”dI(x,
y)/dy”と、水平ローパスフィルタ206からの”
dI(x,y)/dx”とを用いて、式(2)の除算及
びarctan()の関数変換が行われ、その結果であ
る勾配ベクトルの方向θ(x,y)が求められる。
【0033】このルックアップテーブル207で求めら
れた勾配ベクトルの方向θ(x,y)が、出力端子20
8を介して勾配ヒストグラム検出回路104(上記図
1)に供給されることになるが、このとき、8方向に量
子化される。すなわち、ルックアップテーブル207の
出力である勾配ベクトルの方向θ(x,y)、具体的に
は入力画像信号の各画素における輝度成分の勾配の角度
θ(x,y)は、0度、45度、90度、135度、1
80度、−45度、−90度、−135度のうちの何れ
かに分類されて、3ビットのデータ(勾配ベクトル方向
データ)として、勾配ヒストグラム検出回路104に供
給される。
【0034】(勾配ヒストグラム検出回路104)
【0035】勾配ヒストグラム検出回路104は、例え
ば、図3に示すように、勾配ベクトル方向データ検出回
路103(上記図1、図2)からの勾配ベクトル方向デ
ータが入力端子301を介して供給される第1〜第8の
ヒストグラム回路305〜312と、第1〜第8のヒス
トグラム回路305〜312の各出力が対応して供給さ
れる第1〜第8のデータバッファ313〜320と、第
1〜第8のデータバッファ313〜320の各出力が供
給されるセレクタ321とを備えており、セレクタ32
1の出力が出力端子322を介して可変補間フィルタ処
理回路105(上記図1)に供給されるようになされて
いる。また、第1〜第8のヒストグラム回路305〜3
12には、リセット信号生成回路106(上記図1)か
らのリセット信号が入力端子302を介して供給される
ようになされている。また、第1〜第8のデータバッフ
ァ313〜320には、図示していない制御回路からの
ブロックロード信号が入力端子303を介して供給され
るようになされている。また、第1〜第8のヒストグラ
ム回路305〜312及びセレクタ321には、図示し
ていない制御回路からのブロック選択制御信号が入力端
子304を介して供給されるようになされている。
【0036】第1〜第8のヒストグラム回路305〜3
12は、各々同様の構成としており、例えば、第1のヒ
ストグラム回路305は、図4に示すように、入力端子
301(上記図3)からの勾配ベクトル方向データが入
力端子401を介して供給される第1〜第4のカウンタ
404〜407と、第1〜第4のカウンタ404〜40
7の各出力が供給されるコンパレータ408とを備えて
おり、コンパレータ408の出力が出力端子409を介
して第1のデータバッファ313(上記図3)に供給さ
れるようになされている。また、第1〜第4のカウンタ
404〜407には、入力端子302及び304(上記
図3)からのリセット信号及びブロック選択制御信号が
入力端子402及び403を介して供給されるようにな
されている。
【0037】尚、第2〜第8のヒストグラム回路306
〜312の各構成については、上記図4の第1のヒスト
グラム回路305の構成と各々同様であるため、その詳
細な説明は省略する。
【0038】このような勾配ヒストグラム検出回路10
4において、先ず、第1〜第8のヒストグラム回路30
5〜312は各々、入力端子304からのブロック選択
制御信号に従って、イネーブル(Enable)状態又はディ
ザーブル(Disable )状態に制御される。このブロック
選択制御信号は、入力画像信号を水平方向に8ブロック
に分割した各ブロックの勾配ベクトルデータが対応して
第1〜第8のヒストグラム回路305〜312で各々処
理されるように、第1〜第8のヒストグラム回路305
〜312に各々供給されるようになされている。
【0039】尚、上述のブロック選択制御信号は、後述
するセレクタ321にも供給されるものである。
【0040】そこで、第1〜第8のヒストグラム回路3
05〜312は各々、入力端子304からのブロック選
択制御信号により、Enable状態に制御されたときにの
み、入力端子301からの上述のようにして得られた勾
配ベクトル方向データ(勾配の角度θ)の度数の計数を
行う。
【0041】このとき、第1〜第8のヒストグラム回路
305〜312での計数値は、入力端子302からのリ
セット信号によりリセットされる。このリセット信号
は、リセット信号生成回路106(上記図1)により、
第1〜第8のヒストグラム回路305〜312での各リ
セット動作が、1画面内で繰り返し行われるように生成
される。このようなリセット信号により、入力画像信号
を垂直方向にn(n:所定数)ブロックに分割すること
が実現できる。
【0042】したがって、第1〜第8のヒストグラム回
路305〜312が、ブロック選択制御信号及びリセッ
ト信号に従って、勾配ベクトル方向データ(勾配の角度
θ)の度数の計数を行うことで、入力画像信号の1画面
内を水平方向8×垂直方向nにブロック分割した各ブロ
ックにおける勾配ヒストグラムを得ることができる。
【0043】上述のような第1〜第8のヒストグラム回
路305〜312の各構成は、上記図4に示した通りで
あり、例えば、第1ヒストグラム回路305内部の具体
的な動作について説明すると、先ず、入力端子301か
らの勾配ベクトル方向データは、入力端子401を介し
て第1〜第4のカウンタ404〜407に各々供給され
る。
【0044】第1のカウンタ404は、入力端子401
からの勾配ベクトル方向データが0度又は180度の場
合にカウントする。第2のカウンタ405は、入力端子
401からの勾配ベクトル方向データが45度又は−1
35度の場合にカウントする。第3のカウンタ406
は、入力端子401からの勾配ベクトル方向データが9
0度又は−90度の場合にカウントする。第4のカウン
タ607は、入力端子401からの勾配ベクトル方向デ
ータが135度又は−45度の場合にカウントする。
【0045】したがって、第1のカウンタ404では垂
直エッジ、第2のカウンタ405では左上がりの斜めエ
ッジ、第3のカウンタ406では水平エッジ、第4のカ
ウンタ407では右上がりの斜めエッジが各々検出され
た場合に、カウントが行われることになる。
【0046】このようなカウント動作は、リセット信号
が入力端子302から入力端子402を介して第1〜第
4のカウンタ404〜407に各々供給されるまで継続
して行われる。そして、第1〜第4のカウンタ404〜
407の各カウント結果は、コンパレータ408に供給
される。
【0047】コンパレータ408は、第1〜第4のカウ
ンタ404〜407の各カウント結果を比較すること
で、常に最大のカウント値であるエッジ方向を示す信号
をフィルタ選択制御信号として、出力端子409から出
力する。このフィルタ選択制御信号は、切換手段に相当
するものである。
【0048】したがって、出力端子409から出力され
るフィルタ選択制御信号は、4種類存在することにな
る。ここでは、これを第1〜第4のフィルタ選択制御信
号とし、第1のフィルタ選択制御信号は垂直エッジが最
も多く分布する状態を示し、第2のフィルタ選択制御信
号は左上がりの斜めエッジが最も多く分布する状態を示
し、第3のフィルタ選択制御信号は水平エッジが最も多
く分布する状態を示し、第4のフィルタ選択制御信号は
右上がりの斜めエッジが最も多く分布する状態を示すも
のとする。このようなフィルタ選択制御信号が、第1の
データバッファ313(上記図3)に供給される。
【0049】尚、他の第2〜第8のヒストグラム回路3
06〜312内の具体的な動作については、上述の第1
のヒストグラム回路505の動作と各々同様であるた
め、その詳細な説明は省略する。
【0050】上述のようにして、第1〜第8のヒストグ
ラム回路305〜312で得られた水平方向8ブロック
の各フィルタ選択制御信号は、第1〜第8のデータバッ
ファ313〜320に対応して供給される。
【0051】このとき、第1〜第8のデータバッファ3
13は、入力端子303からのロード信号により、フィ
ルタ選択制御信号のロードが制御される。このロード信
号は、入力端子302から第1〜第8のヒストグラム回
路305〜312に対して、リセット信号が出力される
直前に、第1〜第8のデータバッファ313に供給され
るようになされている。
【0052】このようなロード信号により、第1〜第8
のデータバッファ313〜320には、第1〜第8のヒ
ストグラム回路305〜312がリセットされる直前の
状態のフィルタ選択制御信号がロードされる。したがっ
て、第1〜第8のデータバッファ313〜320には、
垂直方向に次の水平方向8ブロックの勾配ベクトル方向
データの計数の間、その前の水平方向8ブロックの各フ
ィルタ選択制御信号が保持されることになる。
【0053】上述のようにして、第1〜第8のデータバ
ッファ313〜320に保持された水平方向8ブロック
の各フィルタ選択制御信号は、セレクタ321に供給さ
れる。
【0054】セレクタ321は、入力端子304からの
上述したブロック選択制御信号に従って、第1〜第8の
データバッファ313〜320からの各フィルタ選択制
御信号のうちの何れか1つを選択して、出力端子322
から出力する。この出力端子322から出力されたフィ
ルタ選択制御信号が、可変補間フィルタ処理回路105
(上記図1)に供給される。
【0055】(可変補間フィルタ処理回路105)
【0056】可変補間フィルタ処理回路105は、例え
ば、図5に示すように、電子ズーム処理回路102(上
記図1)からの拡大画像信号が入力端子501を介して
供給される第1のラインメモリ502と、第1のライン
メモリ502の出力が供給される第2のラインメモリ5
03と、第2のラインメモリ503の出力が供給される
第3のラインメモリ504と、第3のラインメモリ50
4の出力が供給される第4のラインメモリ505と、電
子ズーム処理回路102(上記図1)からの拡大画像信
号が入力端子501を介して供給されると共に第1〜第
4のラインメモリ502〜505の各出力が供給される
DFF回路群506と、DFF回路群506の各出力が
供給される第1〜第5の水平加算処理回路507〜51
1と、第1及び第5の水平加算処理回路507及び51
1の各出力が供給される第1の加算器512と、第2及
び第4の水平加算処理回路508及び510の各出力が
供給される第2の加算器513と、第3の水平加算処理
回路506及び第2の加算器513の各出力が供給され
る第3の加算器514と、第1及び第3の加算器512
及び514の各出力が供給される第4の加算器515と
を備えており、第4の加算器515の出力が出力端子5
16を介して出力端子107(上記図1)に供給される
ようになされている。また、第1〜第5の水平加算処理
回路507〜511には、勾配ヒストグラム検出回路1
04(上記図1、図3)からのフィルタ選択制御信号が
入力端子517を介して供給されるようになされてい
る。
【0057】第1〜第5の水平加算処理回路507〜5
11は、各々同様の構成としており、例えば、第1の水
平加算処理回路507は、図6に示すように、DFF回
路群506(上記図5)の各出力が入力端子601〜6
05を介して供給されると共に入力端子517(上記図
5)からのフィルタ選択制御信号が入力端子615を介
して供給される第1〜第5の係数乗算器606〜610
と、第1及び第5の係数乗算器606及び610の各出
力が供給される第1の加算器611と、第2及び第4の
係数乗算器607及び609の各出力が供給される第2
の加算器612と、第3の係数乗算器608及び第2の
加算器612の各出力が供給される第3の加算器613
と、第1及び第3の加算器611及び613の各出力が
供給される第4の加算器614とを備えており、第4の
加算器614の出力が出力端子616を介して第1の加
算器512(上記図5)に供給されるようになされてい
る。
【0058】尚、第2〜第5の水平加算処理回路508
〜511の各構成については、上記図6の第1の水平加
算処理回路507の構成と各々同様であるため、その詳
細な説明は省略する。
【0059】このような可変補間フィルタ処理回路10
5において、先ず、電子ズーム処理回路102からの拡
大画像信号、すなわち”0”が挿入された画像信号(拡
大ゼロ挿入画像信号)は、入力端子501を介して、D
FF回路群506に供給されると共に、第1のラインメ
モリ502に供給される。
【0060】第1のラインメモリ502、及びそれに続
く第2〜第4のラインメモリ503〜505は各々、1
Hラインメモリであり、これらの4つのラインメモリに
より、DFF回路群506に供給された拡大ゼロ挿入画
像信号の1ライン分のデータに続く4ライン分のデータ
が生成される。したがって、DFF回路群506には、
5ライン分のデータが供給されることになる。
【0061】DFF回路群506は、入力端子501及
び第1〜第4のラインメモリ502〜505からの5ラ
イン分のデータ各々に対して、5画素分のデータを生成
し、第1〜第5の水平加算処理回路507〜511に供
給する。このとき、第1〜第5の水平加算処理回路50
7〜511には、勾配ヒストグラム検出回路104(上
記図1、図3)からのフィルタ選択制御信号も入力端子
517を介して供給される。
【0062】第1〜第5の水平加算処理回路507〜5
11の各構成は、上記図6に示した通りであり、例え
ば、第1の水平加算処理回路507において、上述の5
画素分のデータは、入力端子601〜605を介して第
1〜第5の係数乗算器606〜610に供給される。
【0063】第1〜第5の係数乗算器606〜610は
各々、後述するディジタルフィルタ(補間フィルタ)の
係数を4種類有しており、入力端子615からのフィル
タ選択制御信号に従って、入力端子601〜605から
の5画素分のデータに対して、その4種類の係数のうち
の何れかを乗算する。
【0064】すなわち、第1〜第5の係数乗算器606
〜610に供給されるフィルタ選択制御信号は、上述し
たように、垂直エッジが最も多く分布する状態、左上が
りの斜めエッジが最も多く分布する状態、水平エッジが
最も多く分布する状態、及び右上がりの斜めエッジが最
も多く分布する状態を示す第1〜第4のフィルタ選択制
御信号の何れかである。そこで、例えば、第1の係数乗
算器606は、入力端子615からのフィルタ選択制御
信号に従って、4種類の係数を切り換えて(補間フィル
タの係数を可変して)、入力端子601からの画素デー
タへの乗算を行う。他の第2〜第5の係数乗算器607
〜610も同様にして、フィルタ選択制御信号に従っ
て、4種類の係数を切り換えて、画素データへの乗算を
行う。
【0065】上述のようにして、第1〜第5の係数乗算
器606〜610により、各々係数が乗算された5画素
分のデータは、第1〜第4の加算器611〜614によ
り加算され、この加算結果が出力端子616を介して第
1の加算器512(上記図5)に供給されることにな
る。
【0066】尚、他の第2〜第5の水平加算処理回路5
08〜511の動作については、上述の第1の水平加算
処理回路507の動作と同様であるため、その詳細な説
明は省略する。
【0067】上述のような第1〜第5の水平加算処理回
路507〜511の各出力は、第1〜第4の加算器51
2〜515により垂直方向に加算され、この加算結果
が、補間された拡大画像信号として、出力端子516を
介して出力端子107(上記図1)から出力されること
になる。
【0068】ここで、上述した第1〜第5の水平加算処
理回路507〜511に各々設けられた第1〜第5の係
数乗算器606〜610により実現される可変補間フィ
ルタの係数について具体的に説明する。
【0069】まず、ここで実現される可変補間フィルタ
の係数は、第1〜第4のフィルタ選択制御信号に対応し
た4種類が存在し、垂直、左上がり斜め、水平、右上が
り斜めの各方向のナイキスト周波数までに帯域制限する
なかで、所定方向に対しては急峻なローパス特性を持た
せ、その所定方向と直交する方向に対しては緩やかなロ
ーパス特性を持たせるようになされている。
【0070】そこで、例えば、フィルタ選択制御信号が
第1のフィルタ選択制御信号であった場合、すなわち垂
直エッジが最も多く分布する状態の示す信号であった場
合、第1〜第5の係数乗算器606〜610での補間フ
ィルタの係数は、図7に示すような周波数特性を有する
係数となる。この図7に示すように、このときの係数の
周波数特性は、水平方向は帯域が広く、垂直方向は帯域
が狭い。このように、垂直エッジが最も多く分布する状
態であった場合には、画像の補間に用いられる係数を上
記図7の周波数特性を有する係数に切り換えて、垂直方
向に対しては急峻なローパス特性を持たせ、その方向と
直交する水平方向に対しては緩やかなローパス特性を持
たせることで、垂直方向に対しては信号が高周波まで再
現され、水平方向に対してはノイズ成分が強く抑圧され
ることになる。したがって、この場合には、ブロック内
で最も多く分布している垂直エッジがより鮮明に再現さ
れる。
【0071】また、フィルタ選択制御信号が第2のフィ
ルタ選択制御信号であった場合も同様に、第1〜第5の
係数乗算器606〜610での補間フィルタの係数は、
図8に示すような周波数特性を有する係数となる。これ
により、左上がり斜めエッジが最も多く分布する状態で
あった場合には、画像の補間に用いられる係数を上記図
8の周波数特性を有する係数に切り換えて、左上がり斜
め方向に対しては急峻なローパス特性を持たせ、その方
向と直交する右上がり斜め方向に対しては緩やかなロー
パス特性を持たせることで、左上がり斜め方向に対して
は信号が高周波まで再現され、右上がり斜め方向に対し
てはノイズ成分が強く抑圧されることになる。したがっ
て、この場合には、ブロック内で最も多く分布している
左上がり斜めエッジがより鮮明に再現される。
【0072】また、フィルタ選択制御信号が第3のフィ
ルタ選択制御信号であった場合も同様に、第1〜第5の
係数乗算器606〜610での補間フィルタの係数は、
図9に示すような周波数特性を有する係数となり、ブロ
ック内で最も多く分布している水平エッジがより鮮明に
再現される。
【0073】また、フィルタ選択制御信号が第4のフィ
ルタ選択制御信号であった場合も同様に、第1〜第5の
係数乗算器606〜610での補間フィルタの係数は、
図10に示すような周波数特性を有する係数となり、ブ
ロック内で最も多く分布している右上がり斜めエッジが
より鮮明に再現される。
【0074】上述のように、本実施の形態では、入力画
像信号を複数のブロックに分割し、各ブロック毎に、ブ
ロック内に含まれるエッジの方向がどのように分布して
いるかを検出し、拡大したい画像の各ブロックに対し
て、その分布結果に基づいて可変補間フィルタの係数を
切り換えることで、最も多く分布しているエッジの方向
に対しては急峻なローパス特性で信号を高周波まで再現
し、その方向と直交する方向に対しては緩やかなローパ
ス特性を持たせるようにして、最も多く分布しているエ
ッジの方向に対しては信号を高周波まで再現し、その方
向と直交する方向に対してはノイズ成分を抑圧する。こ
のように構成することで、拡大したい画像の各ブロック
において、その各ブロックで最も多く分布するエッジを
鮮明に再現できるため、全体的に解像度の劣化が極めて
少ない高品位な拡大画像を得ることができる。また、拡
大画像のS/Nも高く保つことができる。さらに、特開
平07−123308等のように、画像の学習を必要と
しないため、学習、非学習による補間の格差が生じるこ
とがないため、安定した高品位な拡大画像を得ることが
でき、様々な画像にも回路規模を大きくすることなく対
応することができる。
【0075】尚、上述した実施の形態では、勾配の方向
を8方向で量子化して、勾配ヒストグラムを生成するよ
うにしたが、これに限らず、量子化をさらに細かくする
ことで、勾配の方向の分布をさらに詳細に分類するよう
にしてもよい。これにより、さらに高品位な拡大画像を
得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、補間の
ための複数の平滑化手段(2次元ローパスフィルタ等)
を設ける。この複数の平滑手段は、水平、垂直、斜め等
の各方向のナイキスト周波数までに帯域制限するなか
で、ある所定の方向に対しては急峻なローパス特性を持
たせ、該所定の方向と直交する方向に対しては緩やかな
ローパス特性を持たせる等、各々が異なる特性を有する
ように設計する。また、入力画像信号を複数のブロック
に分割し、各ブロック毎に、ブロックに含まれる画像の
勾配ベクトル(エッジ)の方向又は角度がどのように分
布しているかを求める。さらに、その分布情報に応じ
て、複数の平滑化手段を切り換えて選択的に用いる。
【0077】このように構成することで、拡大したい画
像(切出画像)において、あるブロックには左上がり斜
めのエッジ(左上がり斜め方向の急峻な信号変化)が多
く分布する等のブロック毎の分布情報を得ることができ
る。また、各々が異なる周波数特性を有する複数の2次
元ローパスフィルタを切り換えて使用することができる
と共に、この切り換えを上述の分布情報に応じて行うこ
ともできるため、例えば、左上がり斜めエッジが多く分
布してるブロックに対しては、右上がり斜め方向の周波
数帯域は強く抑圧し、左上がり斜め方向の周波数帯域は
高域まで残すような周波数特性の2次元ローパスフィル
タを選択してこれを用いることで、このブロックにおい
ては、左上がり斜めエッジをより高い解像度で再現する
ことができる。さらに、このような2次元ローパスフィ
ルタの選択を、対象画像の各ブロック各々に対して行う
ことができる。
【0078】したがって、本発明によれば、拡大したい
画像の各ブロック毎に、最も多く分布するエッジをより
高い解像度で再現することができるため、拡大画像の劣
化を従来よりも極めて少なくすることができる。また、
特開平07−123308号等のように、補間すべき画
素の学習を必要としないため、学習、非学習による補間
の格差が生じることがない。このため、安定した高品位
な拡大画像を得ることができ、様々な画像にも回路規模
を大きくすることなく対応することができる。さらに、
信号成分が多く含まれる方向に対しては急峻なローパス
特性で信号を高周波まで再現し、信号成分を多く含まな
い方向に対しては緩やかなローパス特性でノイズ成分を
強く抑圧することができるため、拡大画像のS/Nを高
く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置を適用した画像処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置の勾配ベクトル方向データ検
出回路の内部構成を示すブロック図である。
【図3】上記画像処理装置の勾配ヒストグラム検出回路
の内部構成を示すブロック図である。
【図4】上記勾配ヒストグラム検出回路のヒストグラム
回路の内部構成を示すブロック図である。
【図5】上記画像処理装置の可変補間フィルタ処理回路
の内部構成を示すブロック図である。
【図6】上記可変補間フィルタ処理回路の水平加算処理
回路の内部構成を示すブロック図である。
【図7】上記水平加算処理回路の係数乗算器により実現
される補間フィルタの係数(垂直エッジが多く分布した
状態の場合の係数)の周波数特性を説明するための図で
ある。
【図8】上記水平加算処理回路の係数乗算器により実現
される補間フィルタの係数(左上がり斜めエッジが多く
分布した状態の場合の係数)の周波数特性を説明するた
めの図である。
【図9】上記水平加算処理回路の係数乗算器により実現
される補間フィルタの係数(水平エッジが多く分布した
状態の場合の係数)の周波数特性を説明するための図で
ある。
【図10】上記水平加算処理回路の係数乗算器により実
現される補間フィルタの係数(右上がりエッジが多く分
布した状態の場合の係数)の周波数特性を説明するため
の図である。
【符号の説明】
100 画像処理装置 101 入力端子 102 電子ズーム処理回路 103 勾配ベクトル方向データ検出回路 104 勾配ヒストグラム検出回路 105 可変補間フィルタ処理回路 106 リセット信号生成回路 107 出力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の入力画像信号の一部を切り出し
    て得た切出画像信号から、その拡大画像信号を生成する
    画像処理装置であって、 上記切出画像信号の画素間に所定値を挿入する挿入手段
    と、 上記入力画像信号に含まれる所定成分の空間的変化の勾
    配情報を求める勾配情報取得手段と、 上記挿入手段で所定値の画素が挿入された切出画像信号
    を平滑化する複数の平滑化手段と、 上記勾配情報取得手段で求められた勾配情報に基づい
    て、上記複数の平滑化手段を切り換える切換手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記勾配情報取得手段は、上記入力画像
    信号に含まれる所定成分の空間的変化の勾配ベクトルの
    方向又は角度を上記勾配情報として求めることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記勾配情報取得手段は、上記勾配情報
    の分布情報を求めることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記勾配情報取得手段は、上記勾配情報
    に応じた値のヒストグラムを上記分布情報として求める
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記勾配情報取得手段は、上記入力画像
    信号を複数のブロックに分割する分割手段を含み、上記
    分割手段で得られた複数のブロックの各々における勾配
    情報を求めることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 上記勾配情報取得手段は、上記所定成分
    を輝度成分として、その空間的変化の勾配情報を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の平滑化手段は、各々が異なる
    周波数特性を有する複数のディジタルフィルタを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の画像処理
    装置を含むことを特徴とする画像処理システム。
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