JPH11191098A - スピニング加工における成形不良発生予測方法 - Google Patents

スピニング加工における成形不良発生予測方法

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JPH11191098A
JPH11191098A JP35942297A JP35942297A JPH11191098A JP H11191098 A JPH11191098 A JP H11191098A JP 35942297 A JP35942297 A JP 35942297A JP 35942297 A JP35942297 A JP 35942297A JP H11191098 A JPH11191098 A JP H11191098A
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spinning
molding
shape
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analysis
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JP35942297A
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Kosuke Terada
耕輔 寺田
Naoto Taguchi
直人 田口
Susumu Takahashi
進 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピニング成形における成形不良の発生を計
算で予測して、スピニング加工製品を短い開発期間およ
び少ない開発費で開発可能とすることにある。 【解決手段】 基材形状および金型形状を表すFEM解
析用メッシュを作成し、それらのFEM解析用メッシュ
を用いるとともに成形条件を設定して動的陽解法でのF
EM解析によるスピニング加工の絞り成形シミュレーシ
ョンを行い、その解析結果から成形過程中の単位時間毎
の静水圧応力と相当応力と相当歪みとを求め、それら求
めた単位時間毎の静水圧応力と相当応力と相当歪みとか
ら大矢根の理論割れ判定式を用いて理論割れ判定パラメ
ータの値Iを求め、その求めた理論割れ判定パラメータ
値Iに基づいて成形不良の発生を予測するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スピニング加工
における成形不良の発生を予測する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スピニング加工とは、円盤状の素材をス
ピニング加工機の主軸先端部のマンドレルに装着してそ
の主軸により回転させながら、素材表面にその主軸と平
行な軸線周りに回転するローラ状の金型を押し付け、そ
の金型を主軸の軸線の延在方向に前進させてゆくこと
で、素材にマンドレル形状に沿った絞り成形およびしご
き成形を施して、例えば車両用自動変速機のクラッチハ
ウジング等のカップ状の製品を形成するものであり、か
かるスピニング加工においては、特にその絞り成形過程
において素材に割れや皺等の成形不良が発生する場合が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで上記成形不良対
策として、通常は、素材径、素材板厚、主軸回転数、金
型前進速度、金型断面形状等の成形条件を試行錯誤的に
変更して製品の開発を進めているが、このような試行錯
誤的な方法では、開発期間が長期間に亘り、また開発費
が増大するという問題があった。しかしながら、スピニ
ング加工における絞り成形過程での成形不良を精度良く
予測し得る手法は、従来は存在していなかった。
【0004】すなわち、解析によって素材の割れを予測
する方法としては従来、板成形の有限要素法(FEM)
での解析による予測方法が知られており、この方法では
板厚の減少率から割れを予測している。しかしながら、
スピニング成形品の割れ現象は、肉厚分布に応じて生ず
るという特徴がないので、上記のような板厚減少率から
判断する手法は適用できない。一方、スピニング加工以
外の塑性加工の分野である鍛造や深絞り加工において
は、FEMでの成形解析による素材割れ予測のために理
論割れ判定式として「大矢根の式」を用いた研究報告が
多数あり、予測精度も高いことが知られている。大矢根
の式は、次の〔数1〕の通りである。
【数1】
【0005】この大矢根の判定式の基本的な考え方は、
正の静水圧応力下において、変形中の素材内のボイドが
成長して一定以上の大きさになると、クラック(割れ)
が発生するというものであり、理論割れ判定パラメータ
Iの値が1を超えた場合が、そのクラックが発生する状
態に相当する。
【0006】しかしながら、これまでこの判定式は、素
材が大きく変形しない領域で加工が行われる場合や、加
工過程において相当応力および相当歪みが時間毎に大き
く変動しない場合等の、静的な仮定が成り立つ場合にの
み適用されており(日本機械学会誌 75-639(1972),596
の大矢根守哉著の論文および、「塑性と加工」36-416(1
995),985の宅田裕彦著の論文参照)、それゆえその場合
においては、静的陰解法(有限要素法における運動方程
式の解法の一種で、時刻t+Δtでの平衡を満足するよ
う時刻t+Δtにおける運動方程式の大規模な連立一次
方程式の求解操作を行う手法)によるFEM解析手法が
適用されていた。この一方、スピニング加工は、素材が
例えば300rpm程度の回転数で高速回転し、金型と
素材とが短時間の間に接触と分離とを激しく繰り返す上
に、素材が大変形する加工方法であり、このような全く
変形挙動の異なる加工法における上記判定式での割れの
予測は、これまでは行われていなかった。
【0007】また同様に静的な仮定が成り立つ場合にの
み適用されてきた理論割れ判定式として、以下の〔数
2〕に示すコッククロフト(Cockcroft )らの式や〔数
3〕に示すブロッツオ(Brozzo)らの式、そして〔数
4〕に示すクリフト(Clift )らの式も知られている
が、これらの式でのスピニング加工における割れ予測
も、これまでは行われていなかった。コッククロフトら
の式は、
【数2】 であり、ここに、Iは理論割れ判定パラメータ、σmax
は最大垂直応力、εは相当歪み、Cは定数である。ブロ
ッツオらの式は、
【数3】 であり、ここに、Iは理論割れ判定パラメータ、σh は
静水圧応力、σmax は最大垂直応力、εは相当歪み、C
は定数である。クリフトらの式は、
【数4】 であり、ここに、Iは理論割れ判定パラメータ、σは相
当応力、εは相当歪み、Cは定数である。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、前記理論割れ判定式に鑑みて、スピニング加
工における前記従来技術の課題を解決した成形不良予測
方法を提供せんとするものであり、この発明のスピニン
グ加工における成形不良発生予測方法は、基材形状およ
び金型形状を表すFEM解析用メッシュを作成し、それ
らのFEM解析用メッシュを用いるとともに成形条件を
設定して動的陽解法でのFEM解析によるスピニング加
工の絞り成形シミュレーションを行い、その解析結果か
ら成形過程中の単位時間毎の応力と歪みとを求め、それ
ら求めた単位時間毎の応力と歪みとから理論割れ判定式
を用いて理論割れ判定パラメータの値を求め、その求め
た理論割れ判定パラメータの値に基づいて成形不良の発
生を予測することを特徴とするものである。
【0009】すなわち、本願発明者は、静的な仮定が成
り立つ場合にのみ適用されてきた前記理論割れ判定式に
着目し、その一方でスピニング加工の解析が動的陽解法
(有限要素法における運動方程式の解法の一種で、連立
方程式の求解操作は行わず、運動方程式をそのまま解い
て、時刻tにおける運動方程式を基に時刻t+Δtにお
ける運動方程式の解を近似的に求める手法)を用いたF
EM解析による成形シミュレーションで行い得ることに
想到し、素材がその要素毎に金型から受ける衝撃や負荷
による素材のダメージを、前記理論割れ判定式で求まる
理論割れ判定パラメータ値で定量的に評価することとし
て、基材形状および金型形状を表すFEM解析用メッシ
ュを作成し、それらのFEM解析用メッシュを用いると
ともに成形条件を設定して動的陽解法でのFEM解析に
よるスピニング加工の絞り成形シミュレーションを行
い、その解析結果から成形過程中の単位時間毎の応力と
歪みとを求め、それら求めた単位時間毎の応力と歪みと
から前記理論割れ判定式を用いて理論割れ判定パラメー
タの値を求め、その求めた理論割れ判定パラメータの値
に基づいて成形不良の発生の予測を行った。そして、そ
の予測精度が実際に高いことを、検証によって確認し
た。
【0010】従ってこの発明の成形不良発生予測方法に
よれば、机上の検討において短時間で、成形不良(割れ
および皺)の発生を高精度に予測することができるの
で、成形可能条件(素材径、素材板厚、主軸回転数、金
型形状、金型個数等)を試行錯誤的な成形性試験なしで
あらかじめ割り出すことができ、それゆえ無駄な成形性
試験を省き得て、良好な品質のスピニング加工製品を従
来よりも短い開発期間および少ない開発費で開発するこ
とができる。
【0011】なお、この発明においては、前記動的陽解
法でのFEM解析によるスピニング加工の絞り成形シミ
ュレーションを行うに際し、速度境界条件を実際の成形
速度域の20〜30倍程度の速い速度域にスライドさせ
てその絞り成形シミュレーションを行っても良く、この
ように成形速度域を高速化すれば、解析計算に要する時
間を実際の速度域で解く場合よりも1/20〜1/30
程度に短縮することができるので、(商品名)CRAY
−T90等のいわゆるスーパーコンピュータを用いるこ
とにより、1時間以内で成形シミュレーションを行うこ
とができる。ちなみに、かかる成形速度域を高速化を行
わない場合には、上記の如きスーパーコンピュータをも
ってしても、成形シミュレーションのための計算が数時
間から数十時間に及ぶものとなる。
【0012】しかも、本願発明者が検証した結果、速度
境界条件を実際の成形速度の40倍まで速めると、判定
結果の良不良が混在する判定不能領域が広くなり過ぎて
予測精度が低下し過ぎることになるが、実際の成形速度
の30倍程度までであれば、速度境界条件を速い速度域
にスライドさせて成形シミュレーションを行っても、判
定不能領域がさほど広くならないため予測精度が低下し
過ぎることがないということが判明した。
【0013】また、この発明においては、前記理論割れ
判定パラメータ値を求めるに際し、先に求めた前記理論
割れ判定パラメータの値に基づく予測結果を実験結果と
比較し、その結果に基づき、前記理論割れ判定式中の応
力に関する時間関数を求める単位時間を複数に細分化し
て、前記細分化した時間毎に前記時間関数を求め、それ
ら求めた時間関数の最大値、最小値もしくは平均値を前
記単位時間毎の時間関数として前記理論割れ判定式に適
用することとしても良く、このようにすれば、理論割れ
判定パラメータ値を素材の相違等に応じて微調整し得
て、計算精度をより高めることができる。
【0014】さらに、この発明においては、前記基材形
状を表すFEM解析用メッシュを作成するに際し、前記
素材形状を板厚方向に2層もしくは3層、より好ましく
は2層構造のソリッド要素で表すことととしても良く、
また、前記素材形状を半径方向に7〜9分割、より好ま
しくは9分割し、最内周の要素をマンドレルで拘束され
る範囲に設定してソリッドの剛体要素で表すこととして
も良く、そして、前記素材形状を周方向に概略60分割
することとしても良い。
【0015】本願発明者による検証の結果、素材形状を
1層のソリッド要素で表すとFEM解析において計算結
果が発散し易く、4層以上とすると計算時間がかかり過
ぎ、また素材形状を半径方向に6以下に分割すると計算
結果が発散し易く、10以上に分割すると要素の指定に
2桁の数字が必要となって計算時間がかかり過ぎ、そし
て素材形状を周方向に60±10程度に分割すると計算
時間が長くなり過ぎることなく高精度の解析を行うこと
ができるということが判明した。従って、上記のように
素材形状を要素分割すれば、解析精度を高く維持しつ
つ、計算時間を短縮することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明のスピニング加工における成形不
良発生予測方法の一実施例を示す工程図であり、この実
施例の方法では、先ずステップ11で、有限要素法(FE
M)での解析に用いるメッシュ(MESH)、すなわち
多数の四角形要素に分割した網目状の基本形状モデル
(素材形状と金型形状とマンドレル形状とをそれぞれ表
す)のユニバーサルファイルを作成する。
【0017】図2は、上記実施例における基本形状モデ
ルの要素分割の方法を示す説明図であり、この実施例の
方法では図示のように、中心部に孔が空いた円板状のス
ピニング加工素材1をソリッド要素で表し、素材1の板
厚方向を2層構造とし、素材1の半径方向を9分割し、
素材1の円周方向を約6°ピッチで概略60分割し、ス
ピニング加工機のマンドレル2で拘束される素材1の最
内周の要素を、変形に関係しない部分であることからソ
リッドの剛体要素で表現し、そしてスピニング加工に用
いるローラ状の金型3をシェルの剛体要素で表してい
る。
【0018】次にここでは、図1のステップ12で、成形
条件(スピニング加工機の主軸回転数、主軸の軸線延在
方向への金型3の前進速度、素材1の材料データ等)を
入力して、動的陽解法を実行するためのFEMデータを
作成する。なお、上記入力する素材1の材料データを求
める際、この実施例では、前記理論割れ判定式(1)中
の材料定数a,bの計算にも用いるため、素材の応力−
歪み関係を塑性変形の式σ=Fεn に定式化すべく、J
IS規格に基づき素材1の材料の引っ張り試験を行って
F値、n値(加工硬化指数)およびr値(ランクフォー
ド値)をそれぞれ測定し、また一軸引っ張り試験と平面
歪み試験との二種類の材料試験を行って各場合の破断歪
みε1 を測定する。〔表1〕は、SP221とSCR4
20とS35Cとの三種類の材料についての上記の値の
測定例を示す。
【0019】
【表1】
【0020】しかしてこの実施例では、先に述べた大矢
根の理論割れ判定式(1)に上記各引っ張り試験法での
測定結果を代入するとともに、I≧1で破断が生ずるこ
とからそのI値を代入して連立方程式を解くことによ
り、上記材料定数a,bを求める。〔表2〕は、SP2
21とSCR420とS35Cとの三種類の材料につい
ての〔表1〕の測定結果に基づく上記材料定数a,bの
値の計算結果を示す。
【0021】
【表2】
【0022】次にここでは、図1のステップ13で、前述
した如きスーパーコンピュータを用いて、上記FEM解
析用メッシュおよび上記成形条件に基づき、動的陽解法
でのFEM解析によるスピニング加工の絞り成形シミュ
レーションを行う。図3および図4は、素材材質SP2
21、素材直径240mm、素材板厚6.0mm、絞り率7
0%、主軸回転数366rpm、金型前進速度300mm
/minでの絞り成形シミュレーションの結果をそれぞれ示
し、ここで、図3は、金型3を3個使用した場合、また
図4は、金型3を1個使用した場合の絞り成形シミュレ
ーションの結果を示している。なお、各図中、左側が成
形前、右側が成形後の状態であり、符号4は成形品を示
す。
【0023】次にここでは、図1のステップ14で、上記
動的陽解法でのFEM解析の結果のうち、成形過程中の
時間増分(単位時間)Δt毎の〔表3〕に示す三種類の
データをそれぞれ求めてファイルに出力する。
【0024】
【表3】
【0025】次にここでは、図1のステップ15で、上記
〔表3〕に示す三種類のデータをそれぞれファイルから
読み込んで、これらのデータから以下の〔数5〕の
(2)〜(4)式により時間関数y1 ,y2 ,Δy2
求めるとともに(5)式により累積時間tn を求め、そ
してそれらおよび先に求めた材料定数a,bの値から、
大矢根の理論割れ判定式(1)の変形である(6)式に
よりI値(理論割れ判定パラメータ値)を数値計算す
る。但し、y1 <0の場合はI値計算に含めない。
【数5】
【0026】上記の式(2),(3)により求めた時間
関数y1 ,y2 の変化状態の例を、図5および図6の関
係線図にそれぞれ示す。ここで、相当歪みに関する時間
関数y2 は図6に示すように比較的安定して増加する
が、静水圧応力と相当応力とに関する時間関数y1 は図
5に示すように大きく変動する傾向がある。この傾向を
用いて、この実施例の方法では、後述の如き予測精度向
上のためのチューニング策を行っている。
【0027】最後にここでは、図1のステップ16で、上
記の式(6)によって求めたI値に基づき成形性の評価
を行う。すなわち、I≧1の場合には理論的に割れまた
は皺が発生することになる。図7は、上述した計算によ
って求めた、成形品における半径方向のI値の分布状態
を示す関係線図およびその解析結果を説明する表であ
り、この解析結果では、金型3を3個使用する場合には
I≧1(割れ)となる領域が成形品の外側に存在する
が、金型3を1個使用する場合にはI≧1(割れ)とな
る領域が存在しないということが判明した。
【0028】図8(a)は、図7に結果を示す成形不良
発生予測計算と同一条件で、3個の金型により実際にス
ピニング成形を行った結果の絞り成形品全体を示す斜視
図、図8(b)は、その図8(a)に示す絞り成形品の
外周部を拡大して示す斜視図であり、また図9(a)
は、図7に結果を示す成形不良発生予測計算と同一条件
で、1個の金型により実際にスピニング成形を行った結
果の絞り成形品全体を示す斜視図、図9(b)は、その
図9(a)に示す絞り成形品の外周部を拡大して示す斜
視図である。
【0029】これら図8および図9と、それら実際の成
形結果をまとめた図7の右側の表とに示すように、金型
3を3個使用する場合には図8(b)に示す如く成形品
の外周部に割れが発生したが、金型3を1個使用する場
合には図9(b)に示す如く成形品には割れが発生せ
ず、これによって上記判定結果が正しいことが裏付けら
れた。
【0030】また、スピニング成形での絞り成形の過程
で素材に皺が発生する場合もあり、かかる場合にも上記
I値は1以上となるが、上述したステップ3における成
形シミュレーションの結果でも、図10に示すように、皺
の発生が明確に予測できる。なお、図10中、上側が成形
前、下側が成形後の状態であり、符号4は成形品を示
す。図11は、図10に示す成形シミュレーションと同一条
件で実際にスピニング成形を行った結果の絞り成形品全
体を示す斜視図であり、この図11から明らかなように、
上記成形シミュレーションおよびそれに基づく成形不良
発生予測結果は、実際の皺発生現象と良く一致してい
る。
【0031】ところで、上述した解析を実際の金型前進
速度域で行うと、計算所要時間が前出したようにスーパ
ーコンピュータをもってしても数時間から数十時間に及
ぶものとなり、このような莫大な計算時間を要するよう
では、予測手法として使用するのは実際上不都合であ
る。そこで、本願出願人は、上述した動的陽解法でのF
EM解析によるスピニング加工の絞り成形シミュレーシ
ョンを行うに際し、表4に示すように、実際の速度域が
300mm/min程度である金型前進速度Vz の速度境界条
件を、その実際の成形速度域の20倍(速度境界条件
A)、30倍(速度境界条件B)および40倍(速度境
界条件C)の三種類の速い速度域にスライドさせてそれ
ぞれ絞り成形シミュレーションを行った。
【0032】
【表4】
【0033】このように成形速度域を高速化すれば、2
0倍〜30倍程度の高速化でも、解析計算に要する時間
を実際の速度域で解く場合よりも1/20〜1/30程
度に短縮することができるので、スーパーコンピュータ
を用いることにより、1時間以内で成形シミュレーショ
ンを行うことができる。
【0034】図12,図13および図14は、〔表5〕
に示す15種類の成形条件について上記速度境界条件A
(20倍)、速度境界条件B(30倍)および速度境界
条件C(40倍)の三種類の速度境界条件でそれぞれ絞
り成形シミュレーションに基づくI値の計算と実際の成
形とを行った結果を示しており、ここでの成形条件の設
定範囲は、素材材質SP221、素材直径220〜27
0mm、素材板厚3.2〜6.0mm、絞り率70〜80
%、主軸回転数Vθ264〜486rpm、金型前進速
度Vz 240〜360mm/minとしてある。なお、図中の
各成形結果の下に付した数字は、表5中の条件No. を示
す。
【0035】
【表5】
【0036】これら図12〜図14に記したAの値は、
成形不良の予測精度を定量的に評価するためのものであ
り、成形OKの判定結果と成形NG(不良)の判定結果
とが混在する判定不能領域の幅を示している。すなわち
A=IMax.−IMin.であり、図12〜図14中右側の記
号表に記したように、IMax.はOKとなったIの最大
値、IMin.はNGとなったIの最小値である。
【0037】図12に示す速度境界条件A(20倍)で
は、A=0.10であり、I値誤差は±5%以内という
ことになる。従ってこの場合は、予測精度が充分高いと
いえる。また、図13に示す速度境界条件B(30倍)
では、A=0.13であり、I値誤差は+0%〜−13
%ということになる。従ってこの場合も、予測精度が高
いといえる。しかしながら、図14に示す速度境界条件
C(40倍)では、A=0.32であり、I値誤差は−
4%〜−36%ということになる。従ってこの場合に
は、計算時間は非常に短縮化できるものの、予測精度は
一般には高いとはいえなくなる。それゆえ、上記実施例
の方法においては、実際の速度域の20倍〜30倍程度
の速度域で解析を行うものとする。
【0038】また、動的陽解法の特徴として、上記静水
圧応力と相当応力とに関する時間関数y1 は、図5およ
び、その傾向を拡大した図15に示すように、微細な時
間範囲Δtにおいて比較的大きく変動する傾向がある。
この傾向を用いて上記実施例の方法では、素材の材質の
相違等により予測に誤差が生じた場合の予測精度向上の
ため、I値の計算において次のようなチューニング策を
行っている。
【0039】すなわちここでは、I値の計算におけるΔ
tをさらに細分化して、それら細分化したΔt1 の各々
につき上記時間関数y1 の値を計算し、実験結果と比較
してI値が低めの場合には、上記Δt1 をK回前進させ
る(Δt1 がK回経過する)間の上記時間関数y1 の値
のうちの最大値を(1)式の計算に用いるようにする一
方、実験結果と比較してI値が高めの場合には、前記Δ
1 をK回前進させた(Δt1 がK回経過した)間の上
記時間関数y1 の値のうちの最小値または平均値を
(1)式の計算に用いるようにする。ここで、Kは任意
の整数であり、例えば図15ではK=4としている。こ
のように時間関数y1 を実験結果に応じて変更すること
により、割れが発生する場合のI値を1.0付近に位置
させて、予測精度を向上させることができる。なお、K
やΔt1 を適宜設定することによっても、I値の計算を
適正ならしめることができる。
【0040】予測精度向上のために、上記実施例の方法
ではまた、素材内の円周方向および半径方向のI値の分
布の処理法として、図16に示すように、素材の同一半
径の円周上でその円周方向のI値の分布にばらつきがあ
る場合に、円周方向に平均値を求め、そのI値の平均値
を評価しても良い。すなわち例えば、ここでは円周方向
に60°ピッチで6箇所のI値を求め、その平均値を求
めて評価する。また半径方向については、要素分割を9
分割として最内周は剛体要素としているので、8つの要
素グループのI値を求め、それらのうちの最大のI値で
成形性を評価しても良い。
【0041】かくして上記実施例の方法によれば、机上
の検討において短時間で、成形不良(割れおよび皺)の
発生を高精度に予測することができるので、成形可能条
件を試行錯誤的な成形性試験なしであらかじめ割り出す
ことができ、それゆえ無駄な成形性試験を省き得て、良
好な品質のスピニング加工製品を従来よりも短い開発期
間および少ない開発費で開発することができる。
【0042】しかも上記実施例の方法によれば、動的陽
解法でのFEM解析によるスピニング加工の絞り成形シ
ミュレーションを行うに際し、速度境界条件を実際の成
形速度域の20倍〜30倍の速い速度域にスライドさせ
てその絞り成形シミュレーションを行うので、解析計算
に要する時間を、実際の速度域で解く場合よりも1/2
0〜1/30程度に短縮し得て、通常のスーパーコンピ
ュータをもってすれば充分実用に足る1時間以内で成形
シミュレーションを行うことができ、しかも、上記の範
囲内であれば判定不能領域がさほど広くならないので、
予測精度を高く維持することができる。
【0043】さらに上記実施例の方法によれば、先に求
めた理論割れ判定パラメータ値Iに基づく予測結果を実
験結果と比較して、その結果に基づき、理論割れ判定式
中の静水圧応力と相当応力とに関する時間関数y1 を求
める単位時間を複数に細分化して、前記細分化した時間
Δt1 毎にその時間関数y1 を求め、それら求めた時間
関数y1 の最大値、最小値あるいは平均値を単位時間Δ
t毎の時間関数として理論割れ判定式(6)に適用する
ので、理論割れ判定パラメータ値Iを素材の相違等に応
じて微調整し得て、計算精度をより高めることができ
る。
【0044】さらに上記実施例の方法によれば、基材形
状を表すFEM解析用メッシュを作成するに際し、素材
1の形状を、板厚方向に2層構造のソリッド要素で表す
とともに、半径方向に9分割し、最内周の要素をマンド
レルで拘束される範囲に設定してソリッドの剛体要素で
表し、そして周方向には概略60分割して表しているの
で、解析精度を高く維持しつつ、計算時間を短縮するこ
とができる。
【0045】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発
明における理論割れ判定式には、上記大矢根の式(1)
の代わりに、先に述べたコッククロフトらの式や、ブロ
ッツオらの式、そしてクリフトらの式等の、他の理論割
れ判定式を用いることもでき、それらの場合にも、上記
実施例と同様にして成形不良発生の予測を行うことがで
きる。また、素材形状の要素分割の方法を、解析上の必
要性等に応じて上記実施例の分割方法以外に適宜変更す
ることができ、さらに成形形状も、上記実施例のカップ
状に限られず適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスピニング加工における成形不良発
生予測方法の一実施例を示す工程図である。
【図2】上記実施例における基本形状モデルの要素分割
の方法を示す説明図である。
【図3】上記実施例における、金型を3個使用した場合
の絞り成形シミュレーションの結果を示す説明図であ
る。
【図4】上記実施例における、金型を1個使用した場合
の絞り成形シミュレーションの結果を示す説明図であ
る。
【図5】上記実施例において絞り成形シミュレーション
の結果から求めた静水圧応力と相当応力とに関する時間
関数の変化状態を示す関係線図である。
【図6】上記実施例において絞り成形シミュレーション
の結果から求めた相当歪みに関する時間関数の変化状態
を示す関係線図である。
【図7】上記実施例において計算によって求めた、成形
品における半径方向のI値の分布状態を示す関係線図お
よび、その解析結果を説明する表である。
【図8】(a)は、図7に結果を示す成形不良発生予測
計算と同一条件で3個の金型により実際にスピニング成
形を行った結果の絞り成形品全体を示す斜視図であり、
(b)は、(a)に示す絞り成形品の外周部を拡大して
示す斜視図である。
【図9】(a)は、図7に結果を示す成形不良発生予測
計算と同一条件で1個の金型により実際にスピニング成
形を行った結果の絞り成形品全体を示す斜視図であり、
(b)は、(a)に示す絞り成形品の外周部を拡大して
示す斜視図である。
【図10】スピニング成形での絞り成形の過程で素材に
皺が発生する場合の成形シミュレーションの結果を示す
説明図である。
【図11】図10に示す成形シミュレーションと同一条件
で実際にスピニング成形を行った結果の、皺が発生した
絞り成形品全体を示す斜視図である。
【図12】速度境界条件A(20倍)での絞り成形シミ
ュレーションに基づくI値の計算と実際の成形とを行っ
た結果を示す説明図である。
【図13】速度境界条件B(30倍)での絞り成形シミ
ュレーションに基づくI値の計算と実際の成形とを行っ
た結果を示す説明図である。
【図14】速度境界条件C(40倍)での絞り成形シミ
ュレーションに基づくI値の計算と実際の成形とを行っ
た結果を示す説明図である。
【図15】予測精度向上のためのチューニング策の一つ
を例示する説明図である。
【図16】予測精度向上のためのチューニング策の他の
一つを例示する説明図である。
【符号の説明】
1 素材 2 マンドレル 3 金型 4 成形品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材形状および金型形状を表すFEM解
    析用メッシュを作成し、 それらのFEM解析用メッシュを用いるとともに成形条
    件を設定して動的陽解法でのFEM解析によるスピニン
    グ加工の絞り成形シミュレーションを行い、 その解析結果から成形過程中の単位時間毎の応力と歪み
    とを求め、 それら求めた単位時間毎の応力と歪みとから理論割れ判
    定式を用いて理論割れ判定パラメータの値を求め、 その求めた理論割れ判定パラメータの値に基づいて成形
    不良の発生を予測することを特徴とする、スピニング加
    工における成形不良発生予測方法。
  2. 【請求項2】 前記動的陽解法でのFEM解析によるス
    ピニング加工の絞り成形シミュレーションを行うに際
    し、 速度境界条件を実際の成形速度域の概略30倍以下の速
    い速度域にスライドさせてその絞り成形シミュレーショ
    ンを行うことを特徴とする、請求項1記載のスピニング
    加工における成形不良発生予測方法。
  3. 【請求項3】 前記理論割れ判定パラメータ値を求める
    に際し、 先に求めた前記理論割れ判定パラメータの値に基づく予
    測結果を実験結果と比較し、 その結果に基づき、前記理論割れ判定式中の応力に関す
    る時間関数を求める単位時間を複数に細分化して、前記
    細分化した時間毎に前記時間関数を求め、 それら求めた時間関数の最大値、最小値もしくは平均値
    を前記単位時間毎の時間関数として前記理論割れ判定式
    に適用することを特徴とする、請求項1または2記載の
    スピニング加工における成形不良発生予測方法。
  4. 【請求項4】 前記基材形状および金型形状を表すFE
    M解析用メッシュを作成するに際し、 前記素材形状を板厚方向に2層もしくは3層構造のソリ
    ッド要素で表すことを特徴とする、請求項1から3まで
    の何れか記載のスピニング加工における成形不良発生予
    測方法。
  5. 【請求項5】 前記基材形状および金型形状を表すFE
    M解析用メッシュを作成するに際し、 前記素材形状を半径方向に7〜9分割し、最内周の要素
    をマンドレルで拘束される範囲に設定してソリッドの剛
    体要素で表すことを特徴とする、請求項1から4までの
    何れか記載のスピニング加工における成形不良発生予測
    方法。
  6. 【請求項6】 前記基材形状および金型形状を表すFE
    M解析用メッシュを作成するに際し、 前記素材形状を周方向に概略60分割することを特徴と
    する、請求項1から5までの何れか記載のスピニング加
    工における成形不良発生予測方法。
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