JPH11189342A - シートカセット及び画像形成装置 - Google Patents

シートカセット及び画像形成装置

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JPH11189342A
JPH11189342A JP9367375A JP36737597A JPH11189342A JP H11189342 A JPH11189342 A JP H11189342A JP 9367375 A JP9367375 A JP 9367375A JP 36737597 A JP36737597 A JP 36737597A JP H11189342 A JPH11189342 A JP H11189342A
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JP
Japan
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sheet
rear end
size
regulating plate
regulating
Prior art date
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JP9367375A
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English (en)
Inventor
Hyoe Iwata
岩田  兵衛
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】最大サイズシートより一回り大きいサイズのシ
ートまで収容可能なシートカセットおよびこれを用いた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】後端規制板のシート搬送方向後方に、最大
サイズシートの後端部位置を規制する端部規制板25
1,252を移動可能に設け、この端部規制板251,
252を移動させることによって最大サイズシートより
も一回り大きい超過サイズシートの超過サイズ分を収納
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリンタ
等の画像形成装置のシートを収納するシートカセット及
びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置に使用され
るカセットは様々なシートサイズに対応できるように、
たとえば図11および図12に示すような構成となって
いる。
【0003】シートカセット1000はカセット枠10
01と、シートSを積載支持し、カセット枠1001よ
り内側に突出した軸1002を中心に回動自在な中板1
003と、シートSの左右の位置決めを行うサイド規制
板1004,1005と、シートSの後端の位置決めを
行う後端規制板1006とを備えている。
【0004】連続画像形成が可能なシートサイズは機種
により異なるが、最近の複写機、プリンタでは概ね国内
紙でA3サイズ(297×420[mm])、海外紙で
11′′×17′′サイズ(279×432[mm])
まで対応しているものが主流である。
【0005】よって、シートカセット1000に収納可
能な最大シートサイズは、最大幅がA3サイズ(297
[mm])の最大幅シートS1、最大長さが11´´×
17´´(432[mm])である最大長さシートS2
まで対応しているのが一般的である。
【0006】ユーザは各シートサイズに合わせて、サイ
ド規制板1004,1005および後端規制板1006
の位置を動かした後にシートをセットする。
【0007】ところが、後端規制板1006を動かすた
めのつまみ1007を操作するためには、人間の手が入
るだけのスペースが後端規制板1006の後ろ側に必要
となる。故に最大サイズシート、この場合には最大長さ
シートS2の長さ(432[mm])に加え、さらに人間
の手が入るスペースが必要となる。
【0008】しかしながら、近年では装置全体の省スペ
ース化が重要視されており、上述のように人間の手が入
るスペースを確保しようとするとカセット枠1001の
大型化が避けられなくなり、それにより装置全体の大型
化を引き起こすことになりかねない。
【0009】また、人間の手が入るようにカセット枠1
001の後端壁1001aを切り欠いたりしたとすれ
ば、カセット枠1001の強度を確保できなくなる。そ
のため、後端規制板1006を後端規制台1008に対
して折り畳み可能な構成とし、カセット枠1001の後
端の両角部に凸状の段差1001b,1001cを設け
ている。
【0010】つまり、後端規制板1006を使用するの
はシートサイズがB4(364[mm])以下の長さの
ときであり、それよりも長い最大サイズシート、すなわ
ち上記最大幅シートS1(A3サイズ(420[m
m]))と、最大長さシートS2(11′′×17′′
サイズ(432[mm])に関しては、後端規制板10
06を倒し、最大長さシートS2の後端はカセット枠1
001の後端壁1001aで規制し、最大幅シートS1
の後端は段差1001b,1001cで規制するという
ように、カセット枠1001の一部を用いて後端規制を
行っていた。
【0011】
【発明が解決しうとする課題】ところで近年では、複写
機のデジタル化やLBPの高画質化、印刷トータルコス
ト削減化に伴い、版下原稿を作成するニーズが増えてき
た。よって、A3サイズの版下原稿に対応するために
は、A3サイズシートの420×297[mm]の4辺
にトンボを含めた一回り大きい超過サイズの超過サイズ
シートまで入るようにする必要がある。
【0012】しかしながら、従来のカセットでは、仮り
にサイド規制板1004,1005を現状よりも広く移
動できるような構成としたとしても、カセット枠100
1の後端壁1001a両側の凸部1001b,1001
cが邪魔になり、上記したA3サイズの版下原稿のよう
に、幅297[mm]+α、長さ420[mm]+αの
超過サイズのシートが入らない構成であった。これば、
11´´×17′´サイズの最大長さシートS2につい
ても同様である。
【0013】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、最
大サイズシートより一回り大きい超過サイズシートまで
収容可能なシートカセットおよびこれを用いた画像形成
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、カセット枠に対してシート搬送
方向と直交方向に移動可能でシートの側端面に当接して
シートの幅方向位置を規制するサイド規制板と、前記カ
セット枠に対してシート搬送方向に移動可能でシートの
後端面に当接してシートの長さ方向位置を規制する後端
規制板と、を有するシートカセットにおいて、前記後端
規制板のシート搬送方向後方に、最大サイズシートの後
端部位置を規制する補助規制板を移動可能に設け、該補
助規制板を移動させることによって前記最大サイズシー
トよりも一回り大きい超過サイズシートの超過サイズ分
を収納可能としたことを特徴とする。
【0015】本発明にあっては、後端規制板の移動範囲
の長さのシートについては、サイド規制板によってシー
トの幅方向位置を規制すると共に、後端規制板によって
長さ方向位置を規制する。
【0016】後端規制板の移動範囲よりも長い最大サイ
ズシートについては、後端規制板を折り畳んだり、取り
外したりして収納スペースから除き、サイド規制板によ
って幅方向位置を規制すると共に、補助規制板によって
最大サイズシートの後端部位置を規制する。
【0017】最大サイズシートより一回り大きいサイズ
のシートについては、補助規制板を移動させてシート後
端部の超過サイズ分を収納可能な空間を形成し、シート
後端部の超過サイズ分を収納する。
【0018】ここで、補助規制板の移動とは、補助規制
板をシート搬送方向と直交する方向あるいはシート搬送
方向に水平にずらす移動、シートカセットに対して上下
方向に逃がす移動、さらにシートカセットから取り外し
て別の場所に移動する場合を含むものとする。要するに
超過サイズ分の収納空間を確保できる方向への移動であ
ればよい。
【0019】移動範囲は最大サイズシートより一回り大
きいサイズのシートを収納可能とする程度でよいので、
カセット枠自体の大型化は避けられる。特に、シート搬
送方向と直交する方向への移動、シートカセットに対し
て上下方向への移動、さらにシートカセットからの取り
外しといった移動方向を選択すれば、シート搬送方向の
カセット枠の長さサイズに影響を与えない。
【0020】このように補助規制板を移動することによ
って、カセット自体を大型化することなく、最大サイズ
シートよりも一回り大きい超過サイズのシートについて
も収納することができる。
【0021】最大サイズシートよりも一回り大きいサイ
ズのシートとは、たとえばA3サイズや11′′×1
7′′サイズ等の規格サイズシートの4辺にトンボを含
む余白を備えた版下原稿用のシート等が該当する。
【0022】補助規制板による最大サイズシートの後端
部位置の規制は、最大サイズシートの幅方向位置と長さ
方向位置のうちの少なくともいずれか一方を規制するも
のである。
【0023】たとえば、最大サイズシートの長さ方向位
置がカセット枠の後端壁によって規制される場合には、
最大サイズシート後端部の幅方向位置のみが補助規制板
によって規制される。この場合には、最大サイズシート
よりも一回り長いサイズのシートの収納はできないが、
最大サイズシートよりも幅の広い超過最大サイズシート
の超過サイズ分を収納する空間を形成できる。
【0024】上記した最大サイズシートとは、最大長さ
シートと最大幅シートの2つのサイズを有する場合と、
最大長かつ最大幅の一つのサイズの場合とを含むものと
する。
【0025】前記補助規制板を前記後端規制板と連動し
て別位置へ移動させる連動機構を設けたことを特徴とす
る。
【0026】最大サイズシートを収納する際には、後端
規制板をカセット枠内の収納スペースから除くように移
動させる必要があるので、後端規制板と補助規制板を別
々に操作するとなると操作が面倒なものとなるが、この
ように補助規制板を後端規制板と連動させておけば、後
端規制板を操作するだけで補助規制板を移動させること
ができ操作性が向上する。
【0027】後端規制板は折り畳み可能で、連動機構は
後端規制板を折り畳んだ後の別操作と連動させて補助規
制板を別位置へ移動させることを特徴とする。
【0028】このように折り畳んだ後の操作によって別
位置へ移動させるように構成すれば、後端規制板の折り
畳み忘れを防止できる。
【0029】最大サイズシートの後端部角部を当接する
シート規制部を備えていることを特徴とする。
【0030】シート長さ方向端部角部で位置規制をすれ
ば、シートとの当接位置が小さくて済み、補助規制板の
小形化を図れる。
【0031】シート規制部はシート後端面に当接する後
端規制面とシート側端面に当接する側端規制面とを有す
る構成で、かつシート搬送方向と直交する方向に移動可
能となっていることを特徴とする。
【0032】このようにシート後端部の後端面と側端面
を規制することによって、シート後端部の位置規制が確
実となる。
【0033】複数種類の最大サイズシートが段階的に当
接する複数段のシート規制部が設けられていることを特
徴とする。
【0034】このように複数段のシート規制部を設ける
ことにより、複数種類の最大サイズシートの後端部の位
置規制がより最適な位置で行えるようになる。
【0035】また、本発明の画像形成装置は、上記した
シートカセットと、該シートカセットから給送されるシ
ート上に画像を形成する画像形成手段を備えた装置本体
と、を有することを特徴とする。
【0036】最大サイズシートより一回り大きいサイズ
のシートであっても、最大画像形成範囲は規格サイズ範
囲なので画像形成に影響はない。また、最大サイズシー
トよりも一回り大きいサイズのシートは一回り大きい程
度なので、画像形成装置自体のシート搬送系への影響は
ない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0038】説明の順序として、まず、本発明のシート
カセットが適用される画像形成装置について説明し、次
にシートカセットの実施の形態を説明するものとする。
【0039】図10は本発明のシートカセットが装着さ
れる画像形成装置の全体を示す断面図である。
【0040】この画像形成装置100は、原稿の画像を
読み取るための読取部Xと、読取部Xで読み取られた画
像を転写材としてのシートに形成するための画像形成部
Yと、画像形成部Yにシートを供給するためのシート給
送装置Zとを備えている。
【0041】まず、読取部X及び画像形成部Yと説明す
ると、原稿載置ガラス51上に載置された原稿52はラ
ンプ53により照明され、その構造が反射ミラー54,
55,56,57,58,59およびズームレンズ60
から構成される光学系により像担持体としての感光ドラ
ム111へ導かれる。ランプ53およびミラー54,ミ
ラー55,56はそれぞれ矢印方向へ所定速度で移動し
て原稿52を走査する。
【0042】一方、感光ドラム111も一次帯電器11
2によりその表面に均一な帯電を施された後矢印方向へ
回転しているので、感光ドラム111の表面には順次原
稿像と対応する静電潜像が形成される。感光ドラム11
1の周囲には色トナー(たとえば赤や青等)を収容した
色現像器113と、黒トナーを収容した黒現像器114
が配設されている。これらの現像器113,114はそ
れぞれ矢印方向に移動可能となっており、所望の色画像
に応じて感光ドラム111へ近接して感光ドラム111
上の静電潜像を顕像化する。
【0043】図10の場合には、色現像器113が離
れ、黒現像器114が近接しているので、感光ドラム1
11上には黒画像が形成される。この像は転写帯電器1
15により転写材としてのシートSへ転写される。その
後、感光ドラム111上の画像はクリーナ116へ至
り、感光ドラム111の表面の残留トナーが除去され、
再び次の複写行程へ移る。
【0044】シートSは次のように給送され、原稿像が
複写される。
【0045】すなわち、シートSの複写装置内部への給
送には以下の3つの方式がある。
【0046】第1の方式は、シートSがシートカセット
1aに積載されてピックアップローラ5により後述する
分離ローラ対6,7へ送り込まれる。この分離ローラ対
6,7はシートSが重なって複数枚送り込まれた時、一
番上のシートだけを分離して装置内へ給送するようにな
っており、この分離ローラ対6,7を通過後にシートS
はガイド板121,122を介してレジストローラ12
3に至る。
【0047】第2の方式は、シートカセット1bに規制
されてピックアップローラ5により分離ローラ対6,7
へ送り込まれる。この分離ローラ対6,7は先の分離ロ
ーラ対6,7と同じ機能を持っており、シートSは分離
ローラ対6,7を通過後にガイド板127,128を介
してレジストローラ123に至る。
【0048】第3の方式は、いわゆる手差し給紙といわ
れる方式であり、この場合、手差しトレイ129を矢印
の方向に回転させることにより、前記第2の方式と同様
にしてレジストローラ123に送り込まれる。
【0049】レジストローラ123は感光ドラム111
上の顕画像とシートSが一致するようにタイミングをと
って回転を始め、転写上ガイド131、転写下ガイド1
32を介してシートSを感光ドラム111の表面へ送り
込む。前述したように、シートSは転写帯電器115に
より感光ドラム111の表面上の像を転写され、分離帯
電器133により感光ドラム111の表面から分離さ
れ、搬送部134を介して加熱ローラ102と加圧ロー
ラ103とを有する定着器135へ送り込まれる。
【0050】そして、定着器135で加熱および加圧さ
れ、シートS上の像は永久画像として定着され、シート
Sは第1排出ローラ136へ送られ、その後にフラッパ
137,138を介して第2排出ローラ139へ到達
し、その後、複写装置外へ排出される。
【0051】図10ではフラッパ138が転写紙通路を
遮った状態で描かれているが、このフラッパ138は軽
い材料で作られており、矢印方向に回動自在になってい
るので、シートSが通過する時には、シートSの先端に
より押し上げられ、シートSに対して退避した位置をと
るために、シートSの通過には何等支障は生じない。
【0052】さらに、この複写装置では両面および多重
複写が可能となっている。
【0053】複写装置に両面複写動作が指示されると、
シートSは前述の基本動作と同様にして片面に原稿画像
が転写定着されて第2排出ローラ139へ送られ、図示
されていないトレイ上へ排出されていく。そして、シー
トSの後端が検知レバー140および光センサ141か
らなる紙検知機構により検知され、その後、一定時間、
すなわち、シートS後端がフラッパ138を通過するま
での時間を経過すると第2排出ローラ139は逆転を始
め、シートSを再び転写装置内へ送り込んでいく。
【0054】そして、シートSは、今後は後端を先にし
てフラッパ138およびフラッパ137の左側斜面、お
よびガイド板142を介して、さらにはガイド板14
3,144を介してローラ145へ送られる。その後、
シートSはローラ146を経て横レジストローラ147
に至る。この時点で、横レジストローラ147は停止し
ており、シートSがこの横レジストローラ147に完全
に突き当たった後、一対のローラ145,146も停止
する。
【0055】そして、シートSはもう片面への複写動作
に対して待機する。もう片面への複写信号が発せられる
と、横レジストローラ147は回転を始め、ガイド板1
48,149を介してレジストローラ123へシートS
を送り込む。レジストローラ123へシートSが到着す
る前に、シートSの側端は図示されていない光センサに
より検知され、側端が1回目の時と同位置になるように
横レジストローラ147がシート進行方向と直角の方
向、すなわち、図面に対して垂直の方向に移動してシー
トSの横方向位置を修正する。
【0056】シートSがレジストローラ123へ到達し
た後の動作は前述の基本動作の場合と同様であり、もう
片面への画像が複写されたシートSは最終的には第2排
出ローラ139により装置外のトレイ上へ排出される。
【0057】一方、複写装置に多重複写動作が指示され
た場合の1回目の複写動作は、基本動作と同様にシート
Sに現像画像が転写定着される。多重複写の場合には、
フラッパ137は破線で示される状態に位置する。した
がって、シートSは前端を先にして第1排出ローラ13
6により送り出され、フラッパ137の右側斜面に沿っ
てガイド板142,143に送られ、さらにガイド板1
43,144を介してローラ145へ送られる。
【0058】その後、シートSはローラ146を経て横
レジストローラ147に至る。シートSの後端が検知レ
バー140、光センサ141により検知され、所定時間
経過した後、フラッパ137は実線の位置へ復帰する。
【0059】そして、2回目の複写信号が発せられる
と、横レジストローラ147は回転を始めるが、このと
きのシートSの動きは両面複写の場合と同様である。そ
して、同一面側に2回目の画像複写を施されたシートS
は最終的に第2排出ローラ139によりトレイ上に排出
される。
【0060】なお、この説明では、2回の多重複写につ
いての説明をしたが、さらに回数の多い多重複写の場合
も、シートSの動きは基本的に同じである。ただ、フラ
ッパ137の破線位置から実線位置への復帰が最終複写
の前に行われることだけが異なる。
【0061】また、この実施の形態では、1枚ずつ両面
あるいは多重複写を行う装置について説明したが、この
装置にいわゆる中間トレイを設けて複数枚の両面、多重
複写を行えるようにしてもよい。
【0062】なお、この複写装置はズームレンズ60の
位置および焦点距離を変化させることにより光路長を変
えることなく無段階変倍が可能となっている。
【0063】また、上記シートカセット1a,1bは画
像形成部Yの下方空間に装着され、像形成装置全体の省
スペース化が図られている。
【0064】[第1の実施の形態]次に本発明のシート
カセットの第1の実施の形態を図1乃至図5を用いて説
明する。
【0065】シートカセット200はカセット枠201
と、シートSを積載支持しカセット枠201より内側に
突出した軸202を中心に回動自在な中板203と、シ
ートSの搬送方向と直交方向に移動可能でシートの側端
面に当接してシートの幅方向位置を規制するサイド規制
板204,205と、シートSの搬送方向に移動可能で
シートの後端面に当接してシートSの長さ方向位置を規
制する後端規制板206と、この後端規制板206より
後方に位置し最大サイズシートの後端部位置を規制する
補助規制板としての端部規制板251,252と、を備
えている。
【0066】サイド規制板204,205は、図1およ
び図2に示すように、各々カセット底面に設けられたス
リット207,208を貫通してカセット枠201裏面
にラック板209,210が取り付けられている。これ
により、サイド規制板204,205は各スリット20
7,208の長手方向に対して移動可能となっており、
かつサイド規制板204,205の各々のラック板20
9,210はピニオンギヤ213により連結されている
ので連動して動く構成となっている。
【0067】また、サイド規制板204には、第4図に
示すように、つまみ214,215がサイド規制板20
4の側面から突出した軸216を中心に回動可能に取り
付けられており、また、ねじりコイルバネ217により
各々は外側に回動するように付勢されている。そして、
各つまみ214,215の下部に突出した爪部214
a,215aのどちらか一方が、カセット枠201の底
面に設けられた各サイズのシートの幅に対応した孔21
8に嵌合することによりサイド規制板204,205は
適正な位置に固定される。
【0068】後端規制板206は、図5に示すように、
後端規制台219と、軸219aにより回転可能に支持
されている。後端規制台219はカセット枠201の底
面に設けられたスリット211を貫通してスライダ21
2が取り付けられている。これにより、後端規制板20
6は後端規制台219を介してスリット211の長手方
向に対して移動可能となっている。また、後端規制板2
06には、つまみ220が後端規制板206より突出し
た軸206aを中心に回動自在に取り付けられており、
つまみ220の下部220aにはくさび部材221が取
り付けられている。このくさび部材221はカセット枠
201の底面に設けられたくさび状帯222と係合する
ようになっている。
【0069】また、つまみ220にはバネ掛け部220
bが設けられており、このバネ掛け部220bと後端規
制板206の図示しない一片との間に引張りバネ223
が掛けられている。この引張りバネ222によりつまみ
220は常に反時計まわりに付勢されるので、つまみ2
20に取り付けられたくさび部材221はカセット枠2
01の底面のくさび状帯222にしっかり固定される。
よってこの後端規制板206を移動させる時はつまみ2
20をつまんで時計まわりに回動させてくさび同士の嵌
合を外してから各サイズのシート材の後端まで移動させ
た後につまみ220を解除してやれば固定可能となる。
【0070】シートサイズは、従来例と同様に、国内用
ではA3サイズ(297×420[mm])、海外紙で
11′′×17′′(279×432[mm])まで対
応させており、シートカセットに収容されるシートSの
最大幅はA3サイズの297[mm]、最大長さは1
1′′×17′′の432[mm]まで対応している。
【0071】本実施の形態では、最大サイズシートは1
1′′×17′′サイズシートの最大長さシートS2
と、A3サイズシートの最大幅シートS1の2つのサイ
ズを有する。
【0072】端部規制板251,252は、最大サイズ
シートである、最大幅シートS1(A3サイズ)および
最大長さシートS2(11′′×17′′サイズ)の後
端部位置を規制するためのもので、カセット枠201の
後端両側部に設けられている。
【0073】この実施の形態では、最大長さシートS1
である11´′×17´′サイズシートの長さ方向位置
はカセット枠201の後端壁201aによって規制さ
れ、シート後端部の幅方向位置のみが端部規制板25
1,252によって規制されている。
【0074】一方、最大幅シートS1であるA3サイズ
シートは、長さ方向位置および幅方向位置の両方の位置
が共に端部規制板251,252によって規制されてい
る。
【0075】すなわち、この端部規制板251,252
には、最大幅シートS1の後端部角部が当接するシート
規制部251A,252Aと、最大長さシートS2の後
端部角部の側端のみが当接するシート規制部251B,
252Bが設けられている。
【0076】このシート規制部251A,252Aは最
大幅シートS1のシート後端面に当接するシート搬送方
向と直交する平面によって構成される後端規制面251
A1,252A1とシート側端面に当接するシート搬送
方向に沿った平面によって構成される側端規制面251
A2,252A2とを有する構成である。
【0077】また、シート規制部251B,252B
は、上記シート規制部251Aの後端規制面251A
1,252A1の内側端からカセット枠後端壁201a
に向けて直角に延びて最大長さシートS2(11´´×
17´´サイズ)の後端部側端を規制する側端規制面2
51B2,252B2とを備えている。
【0078】この最大長さシートS2(11´´×17
´´サイズ)の側端規制面251B2,252B2につ
いては、特に設ける必要はないが、この側端規制面25
1B2,252B2に設けることによって最大長さシー
トS2(11´´×17′´サイズ)を安定して収納す
ることができる。
【0079】このように、シート規制部251A,25
2Aに最大幅シートS1(A3サイズ)の後端部角部を
当接させて位置規制するようにすれば、最大幅シートS
1の当接範囲が小さくて済み、端部規制板251,25
2の小形化を図れる。また、最大幅シートS1の後端面
と側端面を規制することによって、シート後端部の位置
規制が確実となる。
【0080】端部規制板251,252はシート搬送方
向と直交方向に移動可能で、端部規制板251,252
を移動させることによって最大サイズシートS1,S2
よりも一回り大きい超過サイズシートの超過サイズ分を
収納可能としている。
【0081】最大サイズシートよりも一回り大きいサイ
ズのシートとは、たとえば最大幅シートS1(A3サイ
ズ)や最大長さシートS2(11′′×17′′サイ
ズ)等の規格サイズシートの4辺にトンボを含む余白を
備えた版下原稿用のシート等が該当する。
【0082】一対の端部規制板251,252は連動機
構250を介して互いに連動して移動するように連結さ
れている。すなわち、各々カセット底面に設けられたス
リット253,254を貫通してカセット枠201の裏
面にラック板255,256が取り付けられており。各
々のラック板255,256にはピニオンギア257,
258がそれぞれ噛み合っており、これらのピニオンギ
ア257,258同士がベルト259で連結されてい
る。この連動機構250によって、端部規制板251,
252は各スリット253,254の長手方向に対して
連動して動く構成となっている。
【0083】また、一方の端部規制板251には、図3
に示すように、つまみ260が端部規制板251より突
出した軸251aを中心に回動自在に取り付けられてい
る。このくさび部材261はカセット枠201の底面に
設けられたくさび状帯262と係合するようになってい
る。
【0084】また、つまみ260にはバネ掛け部260
bが設けられており、バネ掛け部260bと端部規制板
251の一部251bとの間に引張りバネ263が掛け
られている。この引張りバネ263によりつまみ260
は常に時計回りに付勢されるので、つまみ260に取り
付けられたくさび部材261はカセット枠201の底面
のくさび状帯262にしっかりと固定されている。
【0085】本発明にあっては、後端規制板206の移
動範囲の長さのシートについては(本実施の形態ではB
4サイズまで)、サイド規制板204,205によって
シートの幅方向位置を規制すると共に、後端規制板20
6によって長さ方向位置を規制する。
【0086】後端規制板206の移動範囲よりも長い最
大サイズシート、本実施の形態では最大幅シートS1
(A3サイズ)と最大長さシートS2(11´´×17
´´サイズ)については、後端規制板206を折り畳ん
で収納スペースから除き、サイド規制板204,205
によって幅方向位置を規制すると共に、補助規制板25
1,252によって最大幅サイズシートS1と最大長さ
シートS2の後端部位置を規制する。
【0087】よって、ユーザが最大幅シートS1(A3
サイズ)より大きな用紙を使用する場合は、サイド規制
板205,206を調整し、後端規制板206を倒した
後に、つまみ260をつまんで端部規制板251,25
2を操作してやれば用紙幅が297[mm]以上で最大
432[mm]の長さの用紙まで使用可能となる。
【0088】すなわち、端部規制板251,252をシ
ート搬送方向と直交方向、シート規制部251A,25
2Aの側端規制面251A2,252A2間の規制幅を
広げる方向に移動させることにより、カセット枠201
の後端壁201aとの間に後端規制面251A1,25
2A1が無くなって後端壁201aまで長さ方向の収納
空間の余裕が生まれ、一方、幅方向にも側端規制面25
1A2,252A2が外側に逃げて超過サイズ分の収納
空間の余裕が生まれる。
【0089】一方、この端部規制板251,252の移
動によって、最大長さシートS2(11´´×17´´
サイズ)については長さ方向の余裕空間が生じないが、
幅方向に超過サイズ分を収納する空間を生まれるので、
幅方向に一回り大きいサイズのシートを収納可能とな
る。
【0090】移動範囲は最大サイズシートより一回り大
きいサイズのシートを収納可能とする程度でよいので、
カセット枠201自体の大型化は避けられる。特に、シ
ート搬送方向と直交する方向への移動、シートカセット
200に対して上下方向への移動、さらにシートカセッ
ト200からの取り外しといった移動方向を選択すれ
ば、シート搬送方向のカセット枠201の長さサイズに
影響を与えない。
【0091】このように端部規制板251,252を移
動することによって、カセット自体を大型化することな
く、最大サイズシートである最大幅シートS1,最大長
さシートS2よりも一回り大きい超過サイズのシートに
ついても収納することができる。
【0092】次に本発明のシートカセットの他の実施の
形態を説明する。以下の説明では第1の実施の形態と相
違する部分のみを説明するものとし、上記第1の実施の
形態と同一の構成部分については同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0093】[第2の実施の形態]次に本発明のシート
カセットの第2の実施の形態を図6乃至図8を用いて説
明する。
【0094】この第2の実施の形態は、端部規制板を後
端規制板と連動させて動作させるようにしている点で上
記第1の実施の形態と相違している。
【0095】すなわち、カセット枠201の後端部両側
部には、第1の実施の形態と同様に、最大幅シートS1
(A3サイズ)と最大長さシートS2(11´´×17
´´サイズ)の後端部位置を規制する端部規制板30
1,302が設けられている。この端部規制板301,
302はシート搬送方向と直交方向に移動可能で、端部
規制板301,302を移動させることによって最大サ
イズシートとしての最大幅シートS1と最大長さシート
S2よりも一回り大きい超過サイズシートの超過サイズ
分を収納可能としている。
【0096】この実施の形態では、最大長さシートS1
の後端部の長さ位置はカセット枠201の後端壁201
aによって規制され、幅向位置のみが端部規制板30
1,302によって規制されている。
【0097】一方、最大幅シートS1であるA3サイズ
シートは、長さ方向位置および幅方向位置の両方の位置
が共に端部規制板301,302によって規制されてい
る。
【0098】すなわち、この端部規制板301,302
には、最大幅シートS1の後端部角部が当接するシート
規制部301A,302Aと、最大長さシートS2の後
端部角部の側端のみが当接するシート規制部301B,
302Bが設けられている。
【0099】このシート規制部301A,302Aは最
大幅シートS1のシート後端面に当接するシート搬送方
向と直交する平面によって構成される後端規制面301
A1,302A1とシート側端面に当接するシート搬送
方向に沿った平面によって構成される側端規制面301
A2,302A2とを有する構成である。
【0100】また、シート規制部301B,302B
は、上記シート規制部301Aの後端規制面301A
1,302A1の内側端からカセット枠後端壁201a
に向けて直角に延びて最大長さシートS2(11´´×
17´´サイズ)の後端部側端を規制する側端規制面3
01B2,302B2とを備えている。
【0101】この最大長さシートS2(11´´×17
´´サイズ)の側端規制面301B2,302B2につ
いては、特に設ける必要はないが、この側端規制面30
1B2,302B2に設けることによって最大長さシー
トS2(11´´×17′´サイズ)を安定して収納す
ることができる。
【0102】一対の端部規制板301,302は、連動
機構330を介して、後端規制板206の動作と連動し
それぞれ移動するようになっている。
【0103】連動機構330について説明すると、各々
カセット底面に設けられたシート搬送方向と直交方向に
延びるスリット303,304を貫通して、カセット枠
201の裏面にアーム305,306が取り付けられて
いる。アーム305,306の先端には各々ピン305
a,306aが突出しており、そのピン305a,30
6aに係合するように略L字形状のレバー307,30
8がカセット枠201の裏面より突出した軸309,3
10を回動中心として取り付けられている。
【0104】また、レバー307,308の一片にはバ
ネ掛け部307a,308aが設けられており、引張り
バネ311,312が取り付けられている。バネ31
1,312の他方はカセット枠201の裏面のバネ掛け
部313,314に掛けられている。
【0105】故に、レバー307,308はバネ31
1,312の付勢力により、図中A方向に回動すること
になり、カセット枠201の裏面の突当て部315,3
16に突き当たって止まっている。
【0106】317は後端規制台219にカセット枠2
01の底面に設けられたスリット319(シート搬送方
向に沿って形成)を貫通して取り付けられているスライ
ダであり、レバー307,308の他方の腕部307
b,308bと当接できるように、凸部317a,31
7bが形成されている。また、後端規制台219にはス
トッパレバー320が支軸318bを中心に取り付けら
れており、圧縮バネ321により反時計方向に付勢され
ている。さらに、ストッパレバー320にはラチェット
部320aが設けられており、カセット枠201より突
出している爪部322と係止するようになっている。
【0107】したがって、ストッパレバー320による
後端規制台219のシート搬送方向後方への直線運動
が、後端規制台219に固定したスライダ317および
カセット枠201底面に回転自在に取り付けたレバー3
07,308を介して端部規制板301,302が固定
されるアーム305,306をシート搬送方向と直交方
向へ互いに離れる方向の直線運動に変換されるもので、
これらストッパレバー320,スライダ317,レバー
307,308,アーム305,306が連動機構33
0を構成するものである。後端規制台219をシート搬
送方向前方に移動させるとレバー307,308がバネ
311,312によって図中A方向に戻されて、各端部
規制板301,302は規制位置に位置する。
【0108】本実施の形態の場合には、ユーザが最大サ
イズである最大幅シートS1(A3サイズ)より大きな
シートを使用する場合は、サイド規制板204,205
をシートサイズに合うように調整し、後端規制板206
を倒した後に、ストッパレバー320を指で押しやり、
後端規制台219を図6中左側へ押し込み、ラチェット
部320aを爪部322と係止させて位置決め固定す
る。
【0109】このストッパレバー320と後端規制第2
19の操作によって、後端規制台219の裏側に取り付
けられたスライダ317がレバー307,308に当接
し、さらにスライダ317によってレバー307,30
8が矢印方向へ回動させられるので、アーム304,3
05は各々外側へ向けて所定量移動する。
【0110】したがって、第1の実施の形態同様に、カ
セット枠201の後端壁201aとの間に後端規制面3
01A1,302A1が無くなって後端壁201aまで
長さ方向の収納空間の余裕が生まれ、一方、幅方向にも
側端規制面301A2,302A2が外側に逃げて超過
サイズ分の収納空間の余裕が生まれる。
【0111】一方、この端部規制板301,302の移
動によって、最大長さシートS2(11´´×17´´
サイズ)については長さ方向の余裕空間が生じないが、
幅方向に超過サイズ分を収納する空間を生まれるので、
幅方向に一回り大きいサイズのシートを収納可能とな
る。
【0112】移動範囲は最大サイズシートより一回り大
きいサイズのシートを収納可能とする程度でよいので、
カセット枠201自体の大型化は避けられる。特に、シ
ート搬送方向と直交する方向への移動、シートカセット
200に対して上下方向への移動、さらにシートカセッ
ト200からの取り外しといった移動方向を選択すれ
ば、シート搬送方向のカセット枠201の長さサイズに
影響を与えない。
【0113】また、端部規制板301,302の動作を
上記連動機構330を介して後端規制板206と連動さ
せたことにより、ユーザの操作性も向上される。
【0114】すなわち、最大サイズシートである最大幅
シートS1(A3サイズ)や最大長さシートS2(11
´´×17´´サイズ)を収納する際には後端規制板2
06をカセット枠201内の収納スペースから除くよう
に移動させる必要があるので、後端規制板206と端部
規制板301,302を別々に操作するとなると操作が
面倒なものとなるが、このように端部規制板301,3
02を後端規制板206と連動させておけば、後端規制
板206を操作するだけで端部規制板301,302を
移動させることができ操作性が向上する。
【0115】特に、この実施の形態では後端規制板20
6を折り畳んだ後の操作によって別位置へ移動させてい
るので、後端規制板206の折り畳み忘れ等を防止する
ことができる。
【0116】[第3の実施の形態]図9には、本発明の
シートカセットの第3の実施の形態が示されている。
【0117】上記第1の実施の形態では、最大長さシー
トS2の長さを超過するサイズのシートの収納はできな
かったが、この実施の形態では、最大幅シートS1だけ
でなく、最大長さシートS2の幅および長さが超過する
超過サイズシートについても収納可能としたものであ
る。
【0118】すなわち、端部規制板351,352は、
最大サイズシートである、最大幅シートS1(A3サイ
ズ)および最大長さシートS2(11′′×17′′サ
イズ)の後端部位置を規制するためのもので、カセット
枠201の後端両側部に設けられている。
【0119】この端部規制板351,352には、最大
幅シートS1の後端部角部が当接する第1シート規制部
351A,352Aと、最大長さシートS2の後端部角
部の側端のみが当接する第2シート規制部351B,3
52Bが設けられている。
【0120】この第1シート規制部351A,352A
は、最大幅シートS1のシート後端面に当接するシート
搬送方向と直交する平面によって構成される後端規制面
351A1,352A1とシート側端面に当接するシー
ト搬送方向に沿った平面によって構成される側端規制面
351A2,352A2とを有する構成である。
【0121】また、第2シート規制部351B,352
Bは、最大長さートS1のシート後端面に当接するシー
ト搬送方向と直交する平面によって構成される後端規制
面351B1,352B1とシート側端面に当接するシ
ート搬送方向に沿った平面によって構成される側端規制
面351B2,352B2とを有する構成である。
【0122】上記第2シート規制部351Bの後端規制
面351B1,352B1の内側端からカセット枠後端
壁201aに向けてさらに第3シート規制部351C,
352Cが設けられている。
【0123】端部規制板351,352はシート搬送方
向と直交方向に移動可能で、端部規制板351,352
を移動させることによって最大サイズシートS1,S2
よりも一回り大きい超過サイズシートの超過サイズ分を
収納可能としている。この端部規制板351,352の
移動機構は上記第1の実施の形態と全く同様であるので
その説明は省略する。
【0124】この構成により、最大幅シートS1(A3
サイズ)より長さ方向および幅方向に一回り大きいサイ
ズのみならず、最大長さシートS2(11 ′′×1
7′′サイズ)より長さ方向および幅方向に一回り大き
いサイズの用紙も収納可能となる。
【0125】さらに、カセット枠201の後端壁面を4
40[mm]長さの用紙が入る位置まで広げておけば、
A列本版4つ切り(312×440[mm])まで対応
可能となる。
【0126】また、上記したように第3シート規制部3
51C,352C等を設けることにより、シート後端規
制の位置を小刻みに変えることができ、超過サイズのシ
ート後端位置等を最適な位置で規制でき、より安定した
用紙の給送が達成される。
【0127】なお、上記各実施の形態では一対の端部規
制板によってシート後端部左右角部の位置を規制してい
るが、一つの端部規制板によって左右片側のシート後端
部角部の位置のみを規制するようにしてもよい。
【0128】また、上記各実施の形態では、シート後端
部の角部を一対のサイド規制板および一対の端部規制板
によってシートの左右両側面の位置決めをするいわゆる
センタ基準の場合を例示しているが、片側を固定面に突
き当てるいわゆる片側基準の場合にも適用できることは
もちろんでであり、その場合にも端部規制板は片側だけ
としてもよいし、両側に設けてもよい。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
後端規制板とは別個にA3サイズまたや11′′×
7′′サイズといった所定の最大サイズシートの後端部
を規制する補助規制板を移動可能に設けたことにより、
最大サイズシートより一回り大きなサイズのシートをカ
セット枠を大型化することなく収納することができる。
【0130】また、連動機構を介して補助規制板の動作
を後端規制板と連動させるようにすれば、後端規制板を
操作するだけで補助規制板を移動させることができるの
でユーザの操作性が向上する。
【0131】また、後端規制板を折り畳んだ後の別操作
と連動させて補助規制板を別位置へ移動させるるように
すれば、必ず後端規制板を折り畳んだ後に補助規制板を
操作することになるので、後端規制板の折り畳み忘れ等
の操作不良が防止できる。
【0132】また、シート長さ方向端部角部で位置規制
をすれば、シートとの当接位置が小さくて済み、補助規
制板の小形化を図れる。
【0133】さらに、シート規制部をシートの後端規制
面と側端規制面とを有する構成とすれは、シート後端部
の位置規制が確実となる。
【0134】また、複数段のシート規制部を設けること
により、複数種類の最大サイズシートの後端部の位置規
制がより最適な位置で行え、安定したシートの給送が達
成される。
【0135】一方、本発明の画像形成装置によれば、最
大サイズシートより一回り大きいサイズのシートであっ
ても、安定した画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
カセットの平面図である。
【図2】図2は図1のシートカセットの裏面図である。
【図3】図3は図1の補助規制板としての端部規制板の
斜視図である。
【図4】図4は図1のサイド規制板の斜視図である。
【図5】図5は図1の後端規制板の斜視図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態に係るシート
カセットの平面図である。
【図7】図7は図6のシートカセットの裏面図である。
【図8】図8は図6の端部規制板の斜視図である。
【図9】図9は本発明の第3の実施の形態に係るシート
カセットの平面図である。
【図10】図10は本発明のシートカセットが適用され
る画像形成装置の一例を示す図である。
【図11】図11は従来のシートカセットを示す斜視図
である。
【図12】図12は図11のシートカセットの平面図で
ある。
【符号の説明】
200 シートカセット 201 カセット枠 204,205 サイド規制板 206 後端規制板 251,252 端部規制板(補助規制板) 301,302 端部規制板(補助規制板) S1 最大幅シート(A3)(最大サイズシート) S2 最大長さシート(11´´×17´´)(最大サ
イズシート)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット枠に対してシート搬送方向と直交
    方向に移動可能でシートの側端面に当接してシートの幅
    方向位置を規制するサイド規制板と、 前記カセット枠に対してシート搬送方向に移動可能でシ
    ートの後端面に当接してシートの長さ方向位置を規制す
    る後端規制板と、を有するシートカセットにおいて、 前記後端規制板のシート搬送方向後方に、最大サイズシ
    ートの後端部位置を規制する補助規制板を移動可能に設
    け、該補助規制板を移動させることによって前記最大サ
    イズシートよりも一回り大きい超過サイズシートの超過
    サイズ分を収納可能としたことを特徴とするシートカセ
    ット。
  2. 【請求項2】前記補助規制板を前記後端規制板と連動し
    て別位置へ移動させる連動機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のシートカセット。
  3. 【請求項3】後端規制板は折り畳み可能で、連動機構は
    後端規制板を折り畳んだ後の別操作と連動させて補助規
    制板を別位置へ移動させることを特徴とする請求項2記
    載のシートカセット。
  4. 【請求項4】最大サイズシートの後端部角部を当接する
    シート規制部を備えていることを特徴とする請求項1,
    2または3に記載のシートカセット。
  5. 【請求項5】シート規制部はシート後端面に当接する後
    端規制面とシート側端面に当接する側端規制面とを有す
    る構成で、かつシート搬送方向と直交する方向に移動可
    能となっていることを特徴とする請求項4に記載のシー
    トカセット。
  6. 【請求項6】複数種類の最大サイズシートが段階的に当
    接する複数段のシート規制部が設けられていることを特
    徴とする請求項5に記載のシートカセット。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかの項に記載のシ
    ートカセットと、該シートカセットから給送されるシー
    ト上に画像を形成する画像形成手段を備えた装置本体
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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