JPH11188041A - 体のある部分を昇降するために開創器と共に使用される装置 - Google Patents

体のある部分を昇降するために開創器と共に使用される装置

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JPH11188041A
JPH11188041A JP10299048A JP29904898A JPH11188041A JP H11188041 A JPH11188041 A JP H11188041A JP 10299048 A JP10299048 A JP 10299048A JP 29904898 A JP29904898 A JP 29904898A JP H11188041 A JPH11188041 A JP H11188041A
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distal end
bridge
proximal end
end coupling
arm
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JP10299048A
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English (en)
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Ronald J Kolata
ロナルド・ジェイ・コラタ
William D Fox
ウィリアム・ディー・フォックス
Craig B Berky
クレイグ・ビー・バーキー
Gary W Knight
ゲリー・ダブリュ・ナイト
David L Hamann
デイビット・エル・ハマン
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Ethicon Endo Surgery Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/0206Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors with antagonistic arms as supports for retractor elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外科用開創器に取り付け可能で、この手技で
使用される他の外科装置の他の支持又は取り付け可能な
装置を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、患者に対し使用中の外
科用開創器を旋回するための装置が提供される。本装置
は、遠位端部と近位端部を有するブリッジを備え、遠位
端カップリングがそのブリッジの遠位端部に取り付けら
れ、近位端カップリングは近位端カップリングに近いブ
リッジに摺動可能に取り付けられる。遠位端カップリン
グと近位端カップリングはそれ自体を外科用開創器に取
り外し可能に取り付けるための手段を備える。本装置は
さらに、近位端カップリングに近いブリッジに取り付け
られた昇降アセンブリを有する。この昇降アセンブリ
は、上向き力を近位端カップリングにかけるための手段
を備え、それにより本装置を外科用開創器に取り付ける
と、昇降アセンブリはその開創器を遠位端カップリング
の周りに上向きに旋回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に外科手術に関
する。より詳細には、本発明は胸腔のような内部組織の
部分に一時的にアクセスするための外科用開創器(retr
actors)に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】冠動
脈バイパス外科手術を行なう通常の方法では、血管の一
部を体の他の部分から採取し、自原移植片として使用す
る。この移植片は、狭窄領域にバイパスを通しその閉塞
部から先にあるいは下流に十分な血液の流れを回復させ
るように冠動脈に縫合されるのが普通である。そのよう
な手技では、伏在静脈を外科手術患者の下肢(leg)から
採取し、続いて移植血管として使用することが多い。多
くの場合、下肢の傷は直りが遅く、患者はかなりの苦
痛、痛みに耐えることになる。さらに、外科医は、一般
に静脈より動脈の方がより良好で長持ちするバイパス移
植片として使えることを知っている。
【0003】多くの外科医はバイパス移植片として***
内動脈(IMA)のうちの1本を好んで使う。下行IM
Aは患者の胸腔内に肋骨ケ−ジの胸骨の各側面に沿って
配置されてる。IMAは心臓に非常に近く、従って、そ
のIMAを患者から完全に取り外す必要がない。IMA
を調整するには、先ずIMAの側枝を止血して切り、そ
の血管の主要部をクランプにより塞ぐ。次に、IMAが
動くように患者の横隔膜の真上になる位置でIMAを切
る。しかしながら、そのIMAはそれ自体にその元の血
液供給を断たせることはない。次に、IMAの自由端を
左前下行(LAD)冠動脈のような、狭窄部からは遠い
冠動脈に吻合する。この手技では上部胸腔内への外科医
にとって有意なアクセスと可視性が必要である。外科医
は内部胸腔の「天井」あるいは壁からIMAを解放し、
同時にIMAを刺したり傷付けないように十分注意しな
ければならない。IMAの側枝は、通常、血液損失が最
小となるように電気外科装置を使用して位置決めし切開
しなければならない。
【0004】IMAを動かしLAD冠動脈にそのIMA
を吻合するための最も一般的に使用された胸腔へのアク
セス方法は、胸骨中央切開法(術)である。
【0005】この手技の場合、患者の胸の中線にある胸
骨を通して縦切開を行なう。次に、外科用開創器を使用
して左右の肋骨ケ−ジを開き、維持し、約4インチ幅の
開口を作る。胸壁の筋肉と他の組織をこの手技によりか
なり傷付けられ、分離した胸骨を再接合させる手術後の
治癒プロセスは非常に遅い場合がある。その結果とし
て、患者はかなりの痛みに耐えることになり、回復時間
も長引く。場合によっては、重大な合併症を伴い、再度
の手術手技が必要な場合もある。
【0006】最近では胸腔内への新しいアクセス法が開
発されている。侵襲性が最小の方法の一つがミニ開胸術
と呼ばれ、左胸壁の肋間(2本の肋骨の間)に走る切り
口を通してアクセスする。伝統的な胸骨切開術に使用さ
れるような外科用開創器が使用されるが、この場合、左
胸の上下肋骨ケ−ジを約2インチ広げるだけであり、そ
のため、胸の骨と筋肉と他の組織に対する全体の傷が非
常に少なくなる。
【0007】それにより患者は手術後の苦痛、痛みに耐
えるのが少なくてすみ、回復時間がかなり縮小する。
【0008】しかしながら胸腔へアクセスするためのミ
ニ開胸法は、胸腔内への開口が胸骨切開の場合よりかな
り小さくなるために新しい外科器具と外科手術方法の必
要性を広めた。また、IMAが胸腔壁に取り付けられる
ので、外科医がその開口を通して使用しなければならな
いアプロ−チ角度は、下肋骨ケ−ジがこの手技に使用す
る外科装置の操作を邪魔する傾向があるために非常に困
難である。胸部手術で使用する新しい外科用開創器の多
くは、外科医が胸腔へより良好にアクセスできるような
角度でその開創器を傾斜させる肋骨エレベ−タを有す
る。しかしながら、胸部手術に対するこの開創器の変化
のために、病院では現在、新しい開創器と胸骨中央切開
法で使用される従来からの開創器の両方をストックして
おかなければならない。
【0009】従って、外科用開創器をある角度で持ち上
げることができるが、そのような開創器とは別個でその
開創器に容易に取り付けられる装置の必要性があった。
さらに、市販の外科用開創器の多くのものに対して適用
できるような装置の必要性があった。さらに、外科手術
手技の時間の長さを最小にするという重要性が付与さ
れ、組み立てが容易で迅速な装置の必要性がある。ま
た、手術手技のコストが今日高いことを考慮すれば、装
置が再利用のために清浄化と滅菌が容易であるか、ある
いはその装置が低コストで使いすて可能であることが重
要である。
【0010】最後に、今日使われている多数の外科用開
創器に取り付け可能で、この手技で使用される他の外科
装置の他の支持又は取り付け手段となれる装置の外科的
必要性がある。外科医は腔内の臓器あるいは組織を保持
あるいは安定化することを望み、またアシスタントがそ
の手技を通して補助保持器具の位置を維持する必要がな
いようにその保持器具を固定構造に取り付けたりあるい
は支持することを望むことが多い。その上、プラットフ
ォ−ムとして使用すべき関連臓器あるいは組織からその
外科用開創器ア−ムが非常に遠い。必要なものは、外科
用開創器のア−ムに取り付け可能で、関連する臓器ある
いは組織に近い開口に掛けることができる棒あるいはブ
リッジである。それでこのブリッジを、補助保持装置を
支持あるいは取り付けするためのプラットフォ−ムとし
て使用することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、患者に
対して外科用開創器を旋回させるための装置が提供され
る。本装置は、遠位端部と近位端部を有するブリッジを
備え、遠位端カップリングはそのブリッジの遠位端部に
取り付けられ、近位端カップリングは近位端カップリン
グに近いブリッジに摺動可能に取り付けられる。遠位端
カップリングと近位端カップリングはそれ自体を外科用
開創器に取り外し可能に取り付けるための手段を備え
る。本装置はさらに、近位端カップリングに近いブリッ
ジに取り付けられた昇降アセンブリを有する。この昇降
アセンブリは、上向き力を近位端カップリングにかける
ための手段を備え、それにより本装置を外科用開創器に
取り付けると、昇降アセンブリはその開創器を遠位端カ
ップリングの周りに上向きに旋回する。
【0012】本明細書は、本発明を構成する主題を特に
指摘し明確に請求する特許請求の範囲で結論付けている
が、本発明は添付図面に関連する以下の好ましい実施形
態の説明からさらに理解できることがわかる。
【0013】
【発明の実施の形態】本明細書で記載した本発明は、胸
腔内へのアクセスを改良するための多くの市販されてい
る再利用可能な外科用開創器と共に使用可能である。図
1には開創器10をある角度に傾斜させるためのレバ−
として機能する肋骨持ち上げ装置20が示されている。
装置20は、この実施形態ではフック30として図示さ
れた遠位端カップリングと、ブリッジ40と、この実施
形態ではフック50として図示された摺動可能な近位端
カップリングと、昇降用サブアセンブリ60とから成
る。この遠位端フック30は外科用開創器10の先端ア
−ム12に取り付けられ、レバ−装置の支点(fulcrum)
として作用する。ブリッジ40は外科用開創器10の近
位端ア−ム11に取り付けられ、それにより上下の肋骨
ケ−ジ5と6をそれぞれ収縮させる。全体の装置が遠位
端フック30の周りに上向きに旋回するように、昇降用
サブアセンブリ60により上向き力を近位端フック50
にかけ、それにより上肋骨ケ−ジ5を下肋骨ケ−ジ6の
坊に上げる。外科医の選択により下肋骨ケ−ジ6を上肋
骨ケ−ジ5の周りに上げるのとは逆の方法でも本発明は
使用可能であることがわかるはずである。また、開胸と
同様に胸骨中央切開に対しても本発明が使用できること
もわかるはずである。図1では、ア−ム延長部90は外
科用開創器10の近位端ア−ム11に摺動可能に取り付
けられ、それによりブレ−ド92(図5参照)が下方か
ら上肋骨ケ−ジ5を信頼性よく支持している。
【0014】さらに図1を参照する。図1では、図示の
外科用開創器は、このタイプの市販の外科用開創器に関
するかぎり、近位端ア−ム12と遠位端ア−ム11との
間の距離を機械的に調節する手段を有することがわか
る。従って、外科用開創器10に取り付けられる肋骨昇
降装置20も遠位端フック30と近位端フック50との
間の距離調節手段を有することが必要である。また下肋
骨ケ−ジ6に対する上肋骨ケ−ジ5の高さを調節するた
めの手段を設けて、外科医が胸腔への開口の寸法を調節
して手術患者に対する傷を最小にすることができること
もわかる。フット66を手術患者の胸に当てながら、ノ
ブ62を外科医あるいはアシスタントが回してねじ64
を前進させる。フット66をア−ム延長部90のブレ−
ド(図5参照)92に対し幾分上に離して、昇降用アセ
ンブリ60により効果的な持ち上げ力を基端フック50
にかけることができる。
【0015】本発明はまた、その使用法と機能を変えな
いで図1に示した様式と逆の様式で外科用開創器に組み
立ててもよい。手術患者の体の組織構造と外科手術手技
の条件によりどの方向にその開創器を組み立てるかを指
図する。
【0016】ここで図2を参照する。図2には分かり易
くするため、延長部90と外科用開創器10が無い肋骨
昇降装置20を示す。この肋骨昇降装置20は外科用開
創器10への着脱用の3台の作動装置と、遠位端フック
30と近位端フック50との間の距離を調節するために
ブリッジ40に近位端フック50をロックし、そのブリ
ッジ40からそのフック50をアンロックするためのス
ライドロックレバ−58と、ブリッジ40の近位端部4
8から昇降用サブアセンブリ60を外すための解除ボタ
ン82と、近位端フック50を上下させるためのねじ6
4を回転させるためのねじノブ62を有する。
【0017】図3及び図4は、図2に示した肋骨昇降装
置のそれぞれ正面図と上面図である。ファスナ−の使用
により、あるいは当業者に周知の他の多くの手段によっ
て遠位端フック30をブリッジ40の遠位端部46に圧
入取り付けすることができる。外科用開創器ア−ム12
の挿入用V溝32は、遠位端フック30に一体配置さ
れ、ブリッジ40の下に最適な距離で垂直に離間してい
る。遠位端フック30のV溝32に正に対峙するV溝5
2を同様に有する近位端フック50がブリッジ40に摺
動可能に設けられている。レバ−58を上方位置に上げ
て近位端フック50をブリッジ40に沿って動かす。く
ぼみ54(近位端フックの前面と後面)は近位端フック
50を掴んで外科用開創器にそのフックを配置する際に
外科医を助ける。外科用開創器の開創器ア−ム11と1
2(図1参照)を対峙するV溝32と52内に捕捉した
ら、レバ−58を押し下げ近位端フック50の位置をブ
リッジ40にロックする。レバ−58はレバ−ピボット
56の周りに旋回し、ブリッジ40の後面42にカム留
めし、それにより近位端フックをブリッジにロックす
る。
【0018】さらに図3と図4を参照する。図のように
ブリッジ40の近位端部48が昇降フレ−ム80内に挿
入されている。ブリッジ40の近位端部48の底面44
のくぼみ(見えない)は、ラッチ位置でばね付勢された
ボタン82の突起(見えない)とラッチ留めする。この
取り付けは、ボタン82を押しフレ−ム80からブリッ
ジ40を引き抜くことによって解除できる。このように
肋骨昇降装置の分解機能は、輸送、取り扱い、装置の洗
浄に対し、そしてまた本発明の別の実施形態について後
で説明するようにブリッジとフックの個別の使用に対し
ても有利である。スイベル(swivel)ブロック70を保
持する昇降用フレ−ムフォ−ク84は昇降用フレ−ム8
0と一体である。そのスイベルブロック70はスイベル
ピン72,73(ピン72のみが見える)の周りに旋回
し、ねじ64を受けるための内部ねじ山が付いている。
【0019】前に説明したように、ノブ62がねじ64
に取り付けられている。フット66と一体のカップ69
内に嵌められたボ−ル68がねじ64の反対側端部に固
定されている。ねじ64は、そのねじの縦軸とブリッジ
40で構成された平面内で変えた最適な角度にスイベル
ブロック70によって拘束される。フット66に対する
ねじ64の運動範囲は、上記ボ−ルとカップ取り付けの
ために一般には円錐状である。図3と図4で説明した肋
骨昇降装置20の全構成部品は、ステンレス鋼のような
種々の金属から、あるいは種々の硬い医療用プラスチッ
クから、あるいは金属とプラスチックの組み合わせから
作ることができる。この装置20は再利用可能、あるい
は一人の患者に使用するのみの使い捨て可能なように製
造可能である。
【0020】ここで図5と図6を参照する。図からア−
ム延長部90が、金属、好ましくはステンレス鋼から、
あるいは硬い医療用プラスチックから作られる1個の部
品から成るのがわかる。ア−ム延長部90は、ブレ−ド
92と、垂直スパン98と、L字形スロット94を形成
するア−ムラップ100と、フィン96とから成る。
【0021】ブレ−ド92は、肋骨ケ−ジ(図1参照)
下方に延在するように設計され、それによってア−ム延
長部が胸壁の手術切開端部から滑って外れない状態で肋
骨昇降装置が上向き力をかけることができる。またブレ
−ド92は、内胸腔を覆う繊細な組織に傷が最小になる
ように持ち上げ力を組織および/又は骨の広い領域に分
配する。垂直スパン98の長さ、ブレ−ド92の長さお
よびその間の角度が可変であることは、手術患者の各種
態様に適合させるために外科医にとって有利である。従
って、これらの態様において各々異なった寸法を有する
1組のア−ム延長部を用意してそれから外科医が選択す
ることができる。
【0022】Lスロット94は、多くの異なった寸法と
種類の市販の外科用開創器にスライド可能に嵌まる寸法
になっている。Lスロット94は、上向き力を胸壁に伝
えるようにフィン96と共にア−ム延長部が外科用開創
器のア−ムの周りを回転するのを防止する。
【0023】ここで図7を参照する。図には手術患者に
対し外科用開創器と共に使用中の本発明の別の実施形態
が示されている。この実施形態は内部へのアクセス、可
視性を向上するように体腔への組織開口面を傾ける点で
は他の実施形態とよく似ている。この別の実施形態の主
な違いは、少数の部品で前と同じ機能が達成される点で
ある。明らかになるように、その実施形態は外科手術手
技時に組み立て方法も違う。本発明のこの別の実施形態
は、図7に示した肋骨昇降装置110であり、ブリッジ
170と、タワ−120と、エレベ−タ140と、ア−
ム延長部90とを備えている。
【0024】ブリッジ170の先端フック172は外科
用開創器10の開創器ア−ム12をフック留めし、その
下を通る。この接合は本発明のレバ−装置のてこ台とし
て働く。
【0025】ブリッジ170も外科用開創器10のア−
ム11の下を通り、それによりア−ム11とそのア−ム
11に下肋骨ケ−ジ5の上で取り付けられた上肋骨ケ−
ジ6を上げるように配置されている。ブリッジ170の
近位端部174は、順番にタワ−120内で調節可能に
取り付けられたエレベ−タ140内で支持される。ブリ
ッジ170はその縦軸の周りで軸方向に回転し、昇降ア
センブリに対しあるいはそれに無関係に遠位端部と近位
端部の間で延在することができることが好ましい。タワ
−120のベ−ス122は手術患者の胸を押し付ける。
【0026】エレベ−タ140は、図7に示したよう
に、垂線から約30度の角度でタワ−120がブリッジ
170に対し上に傾斜した時にのみブリッジ170の爪
車装置(ratchet)の歯176と係合する、後に説明され
るロック形態を有する。
【0027】タワ−120が垂直で、その縦軸がブリッ
ジ170の縦軸に基本的に垂直であれば、手術患者の胸
にタワ−のベ−ス123を配置するか、あるいは、ブリ
ッジ170からタワ−を外すようにブリッジの長さ方向
にタワ−を移動させることが可能である。
【0028】この調整は、開創器ア−ム11に対するブ
リッジ170の力が最小であるために、エレベ−タ14
0がタワ−120内の下方位置にある場合に容易に達成
される。
【0029】タワ−120のベ−ス123を手術患者の
胸に適切に配置すれば、外科医あるいは手術アシスタン
トはブリッジ170の近位端部174を上げることによ
ってエレベ−タを手動であげることができる。後で説明
するエレベ−タのロック機構は、外科手術手技時に、エ
レベ−タ140の垂直位置を維持するためにタワ−12
0のラチェット歯128,129と噛合する。このロッ
クを解除するには解除ボタン150を下向きに押せばよ
く、外科用開創器10のア−ム11による下向き力によ
りエレベ−タはただちに下方位置に落下する。この時点
でタワ−120を再配置することができ、次にエレベ−
タ140を再度上げるか、あるいは、この装置を外科用
開創器から外すことができる。図7に示したア−ム延長
部90は図1に示すア−ム延長部と形態と機能が同じで
ある。
【0030】図8と図9は、スライド180(図7に図
示せず)を組み付けた図7のブリッジ170を示してい
る。なおこの組み立て品を以後ブリッジアセンブリ16
8と称する。この装置により図16に示したような本発
明の一部分を使用するオプションが外科医に与えられ
る。特に、ブリッジアセンブリ168は、他の外科装置
を取り付けるため、あるいは、単に外科医又はアシスタ
ントの手の支持台として都合よく配置されたプラットフ
ォ−ムとなる。この場合、ブリッジアセンブリ168の
フック172と182は手術患者の方に下向きに面して
おり、外科用開創器10のア−ム12と11をそれぞれ
捕捉している。図8を参照すると、ブリッジ170がス
ライダ−フレ−ム183の方形の縦孔に挿入してある。
この孔は、スライダ180内でブリッジ170が垂直縦
面で角運動ができる程度に十分大きい。開創器ア−ム1
1がフック182をしっかり押すようにスライダ180
をそのア−ム11に押し付けると、スライドロック爪1
84はラチェット歯と噛み合いスライダを所定位置でロ
ックする。スライダを所定位置に保持し同時に開創器ア
−ム11と12を僅かに広げると、同じ結果が生じる。
このロックは、開創器ア−ムを前より小さな幅に調節す
るか、あるいはスライダ180の上面に押し下げてラチ
ェット歯176との噛み合わせで爪184をロックする
ことによって簡単に解除することができる。ブリッジ1
70とスライダ180はステンレス鋼のような金属で作
られるか、ガラス繊維入りのポリエ−テルイミドのよう
な医療用の硬いプラスチックから作られる。スライダ1
80はタワ−120を取り付けた状態でブリッジ170
で使用するものではない。
【0031】次に、ブリッジ170の近位端部174に
上向き保持力を供給するために協調して作用するタワ−
120とエレベ−タ140の特徴部を説明する。これら
の形態は図10ないし図15で最もよくわかる。図10
はコ−ニス(cornice)130と上部でまたベ−ス122
と底部でつながれた左カラム(column)124と、右カ
ラム126とを備えるタワ−120の正面図である。カ
ラム124と125は実質的に方形の開口125を形成
する。コ−ニス130周囲を走り右カラム126の垂直
右レ−ル136に接続する垂直左レ−ル134は左カラ
ム124の前面にある。またラチェット歯128の垂直
アレ−(列)が左カラム124にあり、同様にラチェッ
ト歯129は右カラム126にある。図11の縦断面図
11‐11でわかるように、これらの歯は、上向きに移
動する場合は爪を自由にスライドさせるが、下向きでは
ロックするように設計してある。図10と図11では、
ベ−ス122が、ガラス繊維入りポリエ−テルイミドの
ような医療用プラスチックでできたタワ−120の射出
成形を容易にする複数のフィン123から成るように示
されている。タワ−はステンレス鋼のような金属からも
作ることができる。
【0032】図12は図10に示した横断面図12‐1
2である。この図にはエレベ−タ140を捕捉する左第
2レ−ル135と右第2レ−ル137が示されている。
レ−ル134と136はこの断面図の上部としてタワ−
120の前面を示すように再度図示してある。
【0033】エレベ−タ140は図13,14,15に
示してあり、フレ−ム141(図13)と、そのフレ−
ム141から延在するT‐ビ−ム160と、左ウイング
162と、右ウイング163と、左レバ−ストッパ15
2と、右レバ−ストッパ153と、上突起143と、下
突起146と、左下ラッチ154と、左上ラッチ156
と、右下ラッチ155と、右上ラッチ157とから構成
される。蝶ネクタイ状スロット142がフレ−ム141
の中央に配置されている。解除レバ−150はTビ−ム
160の前面から延在しており、爪リブ151はTビ−
ム160の後面から延在している。
【0034】柔軟な片持ばり(cantilever)である4個
のラッチ154〜157によってエレベ−タ140をタ
ワ−120に摺動可能に取り付ける。これらのラッチを
揃えた後、タワ−120の開口125の正面に挿入す
る。それらのラッチはタワ−(図12)のレ−ル135
と137の縁でスナップし、それによりエレベ−タ14
0のガイド端部158と159がタワ−のレ−ル134
と136との間にしっかり介在する。左右ウイング面1
86,187はタワ−120の左右のスライド面13
8,139でそれぞれスライドする。
【0035】タワ−120に組み付けたら、爪リブ15
1はタワ−の左右のラチェット歯128,129のと係
合してエレベ−タ140の垂直位置を維持することがで
きる。蝶ネクタイ状スロット142から挿入されるブリ
ッジ170にエレベ−タを引き上げることによりタワ−
でエレベ−タを最も簡単に上げることができる。爪リブ
151がラチェット歯128,129に掛かると、Tビ
−ム部分161が曲がる。ラチェット歯から爪リブ15
1を外すには外科医あるいは手術アシスタントが解除ボ
タンを押し下げればよく、直ちにエレベ−タはタワ−の
最下位置まで落下する。左右のレバ−ストッパ152,
153のそれぞれ左右のストッパ−面166,167
は、解除ボタン150を押し下げられた時にTビ−ム部
分161が曲がり過ぎないように機能する。
【0036】ブリッジ170の縦軸がエレベ−タフレ−
ム141の面に垂直の時、ブリッジ170(図8参照)
の近位端部174は蝶ネクタイ状スロット142に対し
緩めに まる。
【0037】ブリッジ170をエレベ−タ140に組み
付けた時に、ラチェット歯176は上を向くようになっ
ている(前に説明したように、図8のスライド180は
エレベ−タおよびタワ−と共に使用されない)。蝶ネク
タイ状スロットの形のおかげで、ブリッジ170はその
縦軸の周りで両方向に僅かに回転可能である。これによ
り外科医は、外科用開創器に対する本発明のアセンブリ
てを広い範囲で変えることができ、またこのことは手術
患者の胸が湾曲しているためにも必要である。前に説明
したように、ブリッジ170の縦軸で作られた垂線を3
0度越えてタワ−とそのタワ−内のエレベ−タを傾斜さ
せると、エレベ−タはブリッジの歯176にロックす
る。ブリッジ爪148は図13とず15に示してあり、
上記角度でブリッジの歯176と噛み合うだけである。
上突起143のストッパ面144と下突起146のスト
ッパ面147は、エレベ−タ140とタワ−120の最
大傾斜量を制限する機能をはたす。エレベ−タ140は
ステンレス鋼のような金属から作ってもよいが、その好
ましい材料はポリエーテルイミドのような医療用の硬い
プラスチックである。
【0038】タワ−をその垂直位置から30度ブリッジ
に対し傾けてブリッジ爪148をブリッジの歯176に
噛み合わせることによって、ブリッジをタワ−にロック
する前述の方法は、当業者であればわかるように、様々
なロック方法のうちの一つに過ぎない。例えば、他の方
法は、タワ−をブリッジに組み付けた時に、ブリッジの
歯146に自動的に係合するエレベ−タのばね付勢解除
機構を形成する方法である。タワ−がブリッジと作る角
度は重要ではないが、実際には最適で固定組み付け角度
になっている。エレベ−タのこの解除機構の爪は、タワ
−をブリッジの先端部の方へ移動するとブリッジの歯に
対しラチェット噛合できるが、解除機構の作動時には手
前にだけ移動できる。
【0039】本発明の他の実施形態は再利用可能であ
り、あるいは一人の患者に使用する使い捨てとして作る
こともできる。
【0040】前述の説明から、本発明の新規概念の真の
趣旨と範囲から逸脱することなく改良と改造を行なうこ
とができることがわかるだろう。本明細書で例示した実
施形態に関し限定は意図されずまた意味するものではな
い。本開示は、特許請求の範囲内に入る全てのそのよう
な改良を添付されたクレームによりカバ−するものであ
る。
【0041】なお本発明の具体的な実施態様は、以下の
通りである。 (1)前記遠位端カップリングおよび前記近位端カップ
リングは、開創器のア−ムを受容するフックを備える請
求項1に記載の装置。 (2)前記近位端カップリングは、さらに前記遠位端カ
ップリングを前記開創器に固定する解除可能なロックを
有する請求項1に記載の装置。 (3)前記昇降アセンブリは、前記ブリッジから取り外
し可能である請求項1に記載の装置。 (4)前記近位端カップリングは、前記昇降アセンブリ
に取り付けられる実施態様(3)に記載の装置。 (5)前記昇降アセンブリは、 a)実質的に固定した物体に押し付けるための足部と、 b)前記足部から上向きに延在するねじと、 c)前記ねじから放射状に延在する昇降フレ−ムであっ
て、前記フレ−ムがねじの噛み合いで前記ねじを受ける
ねじ山を有し、さらに前記ブリッジは前記フレ−ムを前
記ブリッジに取り付けるための手段を有する昇降フレ−
ムとを具備する請求項1に記載の装置。
【0042】(6)前記ねじは、前記足部にボ−ルとソ
ケットコネクタで取り付けられる実施態様(5)に記載
の装置。 (7)前記ねじに対する前記フレ−ムの位置を調節する
ための、前記ねじの最上部分のノブをさらに有する実施
態様(5)に記載の装置。 (8)前記ねじに対して前記フレ−ムを旋回するための
手段をさらに有する実施態様(5)に記載の装置。 (9)前記昇降アセンブリは人間である請求項1に記載
の装置。 (10)前記昇降アセンブリは前記遠位端カップリング
に対しその近位端位置を変えることが可能である請求項
1に記載の装置。
【0043】(11)前記開創器の前記ア−ムの一つに
それ自体を取り外し可能に取り付けるための手段と、取
り付けた時に前記ア−ムから外側に延在するブレ−ドと
を有する延長部をさらに有する請求項2に記載の機器。 (12)前記ア−ム延長部は前記ア−ムに摺動可能に取
り付けられる実施態様(11)に記載の機器。 (13)前記前記遠位端カップリングおよび前記基端カ
ップリングは、開創器のア−ムを受けるフックを備える
請求項2に記載の機器。 (14)前記近位端カップリングは、さらに前記遠位端
カップリングを前記開創器に固定する解除可能なロック
を有する請求項2に記載の機器。 (15)前記昇降アセンブリは、前記ブリッジから取り
外し可能である請求項2に記載の機器。
【0044】(16)前記近位端カップリングは、前記
昇降アセンブリに取り付けられる実施態様(15)に記
載の機器。 (17)前記昇降アセンブリは、 a)実質的に固定した物体に押し付けるための足部と、 b)前記足部から上向きに延在するねじと、 c)前記ねじから放射状に延在する昇降フレ−ムであっ
て、前記フレ−ムがねじの噛み合いで前記ねじを受ける
ねじ山を有し、さらに前記ブリッジ前記フレ−ムを前記
ブリッジに取り付けるための手段を有する持ち上げフレ
−ムとを具備する請求項2に記載の機器。 (18)前記ねじは前記足部にボ−ルとソケットコネク
タ−で取り付けられる実施態様(17)に記載の機器。 (19)前記ねじに対する前記フレ−ムの位置を調節す
るための、前記ねじの最上部分のノブをさらに有する実
施態様(17)に記載の機器。 (20)前記ねじに対して前記フレ−ムを旋回するため
の手段をさらに有する実施態様(17)に記載の機器。
【0045】(21)前記昇降アセンブリは人間である
請求項2に記載の機器。 (22)前記昇降アセンブリは前記遠位端カップリング
に対しその近位端位置を変えることが可能である請求項
2に記載の機器。 (23)前記遠位端カップリングおよび前記近位端カッ
プリングは、開創器のア−ムを受けるフックを備える請
求項3に記載の装置。 (24)前記近位端カップリングは、さらに前記遠位端
カップリングを前記開創器に固定する解除可能なロック
を有する請求項3に記載の装置。 (25)前記昇降アセンブリは、前記ブリッジから取り
外し可能である請求項3に記載の装置。
【0046】(26)前記近位端カップリングは、前記
昇降アセンブリに取り付けられる実施態様(25)に記
載の装置。 (27)前記昇降アセンブリは、 a)実質的に固定した物体に押し付けるための足部と、 b)前記足部から上向きに延在するねじと、 c)前記ねじから放射状に延在する昇降フレ−ムであっ
て、前記フレ−ムがねじの噛み合いで前記ねじを受ける
ねじ山を有し、さらに前記ブリッジは前記フレ−ムを前
記ブリッジに取り付けるための手段を有する昇降フレ−
ムとを具備する請求項3に記載の装置。 (28)前記ねじは前記足部にボ−ルとソケットコネク
タで取り付けられる実施態様(27)に記載の装置。 (29)前記ねじに対する前記フレ−ムの位置を調節す
るための、前記ねじの最上部分のノブをさらに有する実
施態様(27)に記載の装置。
【0047】(30)前記ねじに対して前記フレ−ムを
旋回するための手段をさらに有する実施態様(27)に
記載の装置。 (31)前記昇降アセンブリは人間である請求項3に記
載の装置。 (32)前記昇降アセンブリは前記遠位端カップリング
に対しその基端位置を変えることが可能である請求項3
に記載の装置。 (33)前記開創器の前記ア−ムの一つにそれ自体を取
り外し可能に取り付けるための手段と、取り付けた時に
前記ア−ムから外側に延在するブレ−ドとを有する延長
部をさらに有する請求項4に記載の機器。 (34)前記ア−ム延長部は前記ア−ムにスライド可能
に取り付けられる実施態様(33)に記載の機器。
【0048】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、外科用開創器に取り付け可能で、この手技で使用さ
れる他の外科装置の他の支持又は取り付けることができ
る。また本発明によれば、外科医は腔内の臓器あるいは
組織を保持あるいは安定化でき、またアシスタントがそ
の手技を通して補助保持器具の位置を維持する必要がな
いようにその保持器具を固定構造に取り付けたり、ある
いは支持することなどができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術患者の胸壁切開時に外科用開創器と共に使
用する時の本発明の斜視図である。
【図2】図1に示した本発明の肋骨昇降装置(機器)2
0の斜視図である。
【図3】図2に示した肋骨昇降装置20の正面図であ
る。
【図4】図2に示した肋骨昇降装置20の上面図であ
る。
【図5】図1に示した本発明のア−ム延長部90の斜視
図である。
【図6】図1に示した本発明のア−ム延長部90の正面
図である。
【図7】手術患者に外科用開創器と共に使用中の本発明
の他の実施形態の斜視図である。
【図8】図7に示した本発明の他の実施形態のブリッジ
アセンブリ168の正面図である。
【図9】図7に示した本発明の他の実施形態のブリッジ
アセンブリ168の底面図である。
【図10】図7に示した本発明の他の実施形態のタワ−
の正面図である。
【図11】図10に示したタワ−の縦断面図11‐11
である。
【図12】図10に示したタワ−の横断面図12‐12
である。
【図13】図7に示した本発明の他の実施形態のエレベ
−タの正面図である。
【図14】図7に示した本発明の他の実施形態のエレベ
−タの上面図である。
【図15】図13に示したエレベ−タの縦断面図15‐
15である。
【図16】手術患者に外科用開創器と共に使用中の本発
明の他の実施形態のブリッジアセンブリとア−ム延長部
の斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ディー・フォックス アメリカ合衆国、45157 オハイオ州、ニ ュー・リッチモンド、ジェット・ヒル・ロ ード 2606 (72)発明者 クレイグ・ビー・バーキー アメリカ合衆国、45150 オハイオ州、ミ ルフォード、ウィルニアン・ドライブ 5700 (72)発明者 ゲリー・ダブリュ・ナイト アメリカ合衆国、45069 オハイオ州、ウ ェスト・チェスター、メドウラーク・ドラ イブ 8264 (72)発明者 デイビット・エル・ハマン アメリカ合衆国、45223 オハイオ州、シ ンシナティ、キルビー・アベニュー 4248

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に対し使用中の外科用開創器を旋回
    させるための装置であって、前記装置が、 a)遠位端部および近位端部と、前記遠位端部に取り付
    けた遠位端カップリングと、前記遠位端カップリングに
    近い前記ブリッジに摺動可能に取り付けた近位端カップ
    リングとを有するブリッジであって、前記近位端カップ
    リングと遠位端カップリングの各々がそれ自体を外科用
    開創器に取り外し可能に取り付けるための手段を備える
    ブリッジと、 b)前記近位端カップリングに近接して、前記ブリッジ
    に取り付けられたアセンブリであって、前記昇降アセン
    ブリが上向きの力を前記近位端カップリングに加えるた
    めの手段を備え、それにより前記装置を外科用開創器に
    取り付ければ前記昇降アセンブリが前記開創器を前記遠
    位端カップリングの周りに上向きに旋回できる昇降アセ
    ンブリとを具備する装置。
  2. 【請求項2】 人体組織のある部分にアクセスするため
    の機器であって、前記機器が、 a)近位端ア−ムおよび遠位端ア−ムと、前記近位端ア
    −ムと遠位端ア−ムとの間の距離を調節するための手段
    とを有する開創器と、 b)患者に対し使用中の外科用開創器を旋回させるため
    の装置であって、前記装置が、 i)遠位端部および近位端部と、前記遠位端部に取り付
    けた遠位端カップリングと、前記遠位端カップリングに
    近い前記ブリッジに摺動可能に取り付けた近位端カップ
    リングとを有するブリッジであって、前記近位端カップ
    リングと遠位端カップリングがそれ自体を前記外科用開
    創器の前記遠位端ア−ムと前記近位端ア−ムに取り外し
    可能に取り付けるための手段を備えるブリッジと、 ii)前記近位端カップリングに近い前記ブリッジに取
    り付けられた昇降アセンブリであって、前記昇降アセン
    ブリが上向き力を前記近位端カップリングに加えるため
    の手段を備え、それにより前記装置を外科用開創器に取
    り付ければ前記昇降アセンブリが前記開創器を前記遠位
    端カップリングの周りに上向きに旋回できる昇降アセン
    ブリとを備える装置とを具備する機器。
  3. 【請求項3】 患者に対し使用中の外科用開創器を旋回
    させるための装置であって、前記装置が、 a)遠位端部および近位端部と、前記遠位端部に取り付
    けた遠位端カップリングと、前記遠位端カップリングに
    近い前記ブリッジに摺動可能に取り付けた近位端カップ
    リングとを有するブリッジであって、前記近位端カップ
    リングと遠位端カップリングの各々がそれ自体を外科用
    開創器に取り外し可能に取り付けるための機構を有する
    ブリッジと、 b)前記近位端カップリングに近い前記ブリッジに取り
    付けられた昇降アセンブリであって、前記昇降アセンブ
    リが上向き力を前記近位端カップリングにかけるための
    機構を備え、それにより前記装置を外科用開創器に取り
    付ければ前記昇降アセンブリが前記開創器を前記遠位端
    カップリングの周りに上向きに旋回できる昇降アセンブ
    リとを具備する装置。
  4. 【請求項4】 人体組織のある部分にアクセスするため
    の機器であって、前記機器が、 a)近位端ア−ムおよび遠位端ア−ムと、前記近位端ア
    −ムと遠位端ア−ムとの間の距離を調節するための手段
    とを有する開創器と、 b)患者に対し使用中の外科用開創器を旋回させるため
    の装置であって、前記装置が、 i)遠位端部および近位端部と、前記遠位端部に取り付
    けた遠位端カップリングと、前記遠位端カップリングに
    近い前記ブリッジに摺動可能に取り付けた近位端カップ
    リングとを有するブリッジであって、前記近位端カップ
    リングと遠位端カップリングの各々がそれ自体を前記外
    科用開創器の前記遠位端ア−ムと前記近位端ア−ムに取
    り外し可能に取り付けるための機構を備えるブリッジ
    と、 ii)前記近位端カップリングに近い前記ブリッジに取
    り付けられた昇降アセンブリであって、前記昇降アセン
    ブリが上向き力を前記近位端カップリングに加えるため
    の機構を備え、それにより前記装置を外科用開創器に取
    り付ければ前記昇降アセンブリが前記開創器を前記遠位
    端カップリングの周りに上向きに旋回できる昇降アセン
    ブリとを備える装置とを具備する機器。
JP10299048A 1997-10-08 1998-10-07 体のある部分を昇降するために開創器と共に使用される装置 Pending JPH11188041A (ja)

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