JPH11187696A - モータの制御方法及び装置 - Google Patents

モータの制御方法及び装置

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JPH11187696A
JPH11187696A JP9355469A JP35546997A JPH11187696A JP H11187696 A JPH11187696 A JP H11187696A JP 9355469 A JP9355469 A JP 9355469A JP 35546997 A JP35546997 A JP 35546997A JP H11187696 A JPH11187696 A JP H11187696A
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JP
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motor
control
acceleration
constant speed
deceleration
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JP9355469A
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English (en)
Inventor
Shingo Kitamura
慎吾 北村
Kenji Hara
健二 原
Tsutomu Utagawa
勉 歌川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナのバック動作を高速化してSMPを
向上する。 【解決手段】 スキャナはステッピングモータで駆動さ
れて、g点からスタートして、加速期間a、定速期間の
振動吸収期間b、定速期間の画像読み取り期間c、減速
期間d、バック期間eを経てg点に戻る。その際、d、
e区間で加速トルクを増やして加速度を高くし、また、
減速時とバック時とでモータの電力量を同じにしてdの
区間の減速加速とeの区間の加速度と等しくなるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
を用いてスキャナを移動させる画像読み取り装置に用い
て好適なモータの制御方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー画像読み取り装置は、スキャン動
作によって原稿画像を読み取っている。画像をスキャン
するための光源や光学ミラー等を含む走査部を収納した
キャリッジを駆動する動力源としては、速度制御及び位
置決めの必要性から、ステッピングモータが用いられて
いる。また、カラー画像読み取り装置を取り巻く環境
は、接続されるプリンタやコンピュータの処理速度の向
上によって、単位時間当たりに原稿を読み取ることがで
きる枚数を示すシートパーミニッツ(以下SPM)のさ
らなる向上が求められている。SPMを向上するために
は、上記走査部をスキャン開始位置から画像読み取り走
査速度にするためにモータを加速させる加速時間、モー
タを停止させるために減速させる減速時間、モータ停止
位置からスキャン開始位置に戻すバック時間等の画像読
み取りに必要な部分以外のモータ制御時間を低減するこ
とが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来は、モータ
において、画像読み取りを行うための加速・定速・減速
動作に使用するモータトルク1と、モータ停止位置から
スキャン開始位置に戻すバック動作に使用するモータト
ルク2のように、スキャンシーケンスのトルク配分を行
っていたためスキャンの高速化に限界があった。
【0004】また、ステッピングモータの加速時間や減
速時間を低減するには、加速トルクを大きくして加速度
を上げるために、加える電力を大きくしなければならな
いが、従来は加速・減速時の電力と、画像読み取り時の
加速度ゼロの定速動作の電力とが同一であった。加速時
間を低減するためモータに加える電力を上げると、画像
読み取り時の定速動作時に不必要な加速トルクが増加し
てモータの振動が大きくなり、読み取ったカラー画像が
ブレてしまうという問題があった。
【0005】次に、このモータ振動の原因について図2
を用いて説明する。図2はモータによって負荷を駆動す
るための加速トルクと定速トルク(負荷トルク)の関係
を示す。図中x軸はモータ駆動周波数(pps)、y軸
はモータ出力トルク(T)を表わす。Toutはモータ
出力トルク(プルアウトトルク)、Taはモータを安全
に動作させるための安全領域、Tk2は加速トルク領
域、Tt2はモータに接続される負荷駆動に必要な負荷
トルクである。
【0006】例えば、駆動周波数P1まで加速させる時
間を低減するためには、加速トルク領域Tk2の面積を
大きくしなければならない。トルクはモータに加える電
力を大きくすることによって増加する。そのため駆動周
波数P1部分での加速トルクTk2も大きくなる。モー
タの加速が終了して、負荷駆動を駆動周波数P1で定速
駆動するために必要な負荷トルクはTt2である。その
ため不必要な加速トルクTk2は余分になってしまい、
これがモータ振動の原因になっており、定速駆動部で加
速トルクTk2の大きさに応じたモータ振動が発生する
ことになる。モータ振動が発生すると、原稿読み取り装
置が振動してしまい、読み取った画像がブレてしまった
り、カラー画像の場合は色がずれてしまうという問題が
あった。
【0007】また、ステッピングモータを用いてキャリ
ッジ等を位置制御しつつ往復動作する際に、往方向から
復方向に高速で戻すためには、往方向停止時にできるだ
け早く停止させ、復方向に動作させる必要がある。しか
し、モータに与える負荷とトルクとの関係で求められる
時間よりも短く往復運動を行わせようとすると、トルク
不足によりモータが脱調してしまうという問題があっ
た。
【0008】そこで本発明は、モータが脱調することな
く、画像読み取りに必要な部分以外のモータ制御時間を
低減してSPMを向上すると共に、モータの振動を防止
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるモ
ータの制御方法においては、モータの回転を駆動機構を
介して移動物体に伝えることにより、この移動物体を所
定経路に沿って往復移動させるために、上記モータの加
速、定速、減速及び逆転の各制御を順次に行うモータの
制御方法において、上記モータに供給する電力量を、上
記減速制御時と逆転制御時とで同じになるように制御す
るようにしている。
【0010】請求項2の発明によるモータの制御方法に
おいては、モータの回転を駆動機構を介して移動物体に
伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿って移
動させるために、上記モータの加速、定速、減速の各制
御を順次に行うモータの制御方法において、上記加速か
ら定速に移行してから所定のタイミングで上記モータに
供給する電力を減少させるようにしている。
【0011】請求項5の発明によるモータの制御装置に
おいては、モータの回転を駆動機構を介して移動物体に
伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿って往
復移動させるために、上記モータの加速、定速、減速及
び逆転の各制御を順次に行うモータの制御装置におい
て、上記各制御を行うと共に、上記モータに供給する電
力量を、上記減速制御時と逆転制御時とで同じになるよ
うに制御する制御手段を設けている。
【0012】請求項6の発明によるモータの制御装置に
おいては、モータの回転を駆動機構を介して移動物体に
伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿って移
動させるために、上記モータの加速、定速、減速の各制
御を順次に行うモータの制御装置において、上記各制御
を行うと共に、上記加速から定速に移行してから所定の
タイミングで上記モータに供給する電力を減少させる制
御手段を設けている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1〜第5の実施
の形態について図面と共に説明する。先ず、第1の実施
の形態について説明する。本実施の形態は、モータが画
像読み取りを行うための加速・定速動作に使用するトル
クをモータトルク1とし、画像読み取り定速駆動の終了
から行われる減速動作とモータ停止位置からスキャン開
始位置に戻すバック動作とに使用するトルクをモータト
ルク2とするようにスキャンシーケンスのトルク配分を
変更することにより、一連のスキャン動作時間を短縮
し、SPMを向上するものである。
【0014】図1は、カラー画像読み取り装置の画像読
み取り動作シーケンス図である。図中x軸方向は時間、
y軸方向は加速度を表わしている。カラー画像読み取り
装置は、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロ
ー)、Bk(ブラック)の画像読み取りのために、ステ
ッピングモータを駆動源として画像読み取り1シーケン
スを4回行う。原稿画像30を読み取るための1回の動
作は、動作開始位置gから立ち上げ部分a、振動吸収部
分b、画像読み取り部分c、立ち下げ部分d、バック部
分eの一連の動作を行い、動作開始位置gに復帰する。
振動吸収部分bは、立ち上げ部分aで発生した読み取り
系の振動と、電流及び電圧の切り替えで生じる振動を吸
収するために設けられている。
【0015】本実施の形態では、図1のdの区間とeの
区間において、前述した図2で示す加速トルクTkを増
やし、dの区間とeの区間でのモータ加速度を高くする
ことで、図1の一連のモータ動作シーケンスに要する時
間を短縮するようにしている。そしてその際、dの区間
の減速加速度がeの区間に使用される加速度と等しくな
るように、減速制御とバック制御とでモータに加える電
力量を同じにして一連のスキャン動作時間を短縮するよ
うにしている。そのために、図1のf〜gの区間で、電
圧・電流を高くして加速トルクTkを増やすようにして
いる。
【0016】図3はカラー画像読み取り装置をカラー複
写機に使用した場合の概略断面図を示す。このカラー複
写機は、上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部にデ
ジタルカラー画像プリンタ部を有する。リーダ部におい
て、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ
32により露光走査することにより、原稿30からの反
射光像をレンズ33によりフルカラーセンサ34に集光
し、カラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信
号は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット
(不図示)にて処理を施され、プリンタ部に送出され
る。
【0017】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラム
1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ
露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現像
器4y、4c、4m、4bk、ドラム上光量検知手段器
13、5a〜5iから成る転写装置5、クリーニング器
6を配置する。レーザ露光光学系3において、リーダ部
からの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号
に変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3a
で反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光
ドラム1の面に投影される。
【0018】ブリンタ部画像形成時には、感光ドラム1
を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後
の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させて、各
分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。次に、
所定の現像器を動作させて、感光ドラム1上の潜像を現
像し、感光ドラム1上に樹脂を基体としたトナー画像を
形成する。現像器は、偏心カム24y、24c、24
m、24bkの動作により、各分解色に応じて択一的に
感光ドラム1に接近するようにしている。
【0019】さらに、感光ドラム1上のトナー画像を、
記録材カセット7より搬送系及び転写装置5を介して感
光ドラム1と対向した位置に供給された記録材に転写す
る。転写装置5は、本例では転写ドラム5a、転写帯電
器5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯電器5c
と対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電
器5eとを有し、回転駆動されるように軸支された転写
ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる記録材担持
シート5fを円筒状に一体的に張設している。記録材担
持シート5fはポリカーボネートフィルム等の誘電体シ
ートを使用している。
【0020】転写ドラム5aを回転させるに従って、感
光ドラム1上のトナー像は転写帯電器5bにより記録材
担持シート5fに担持された記録材上に転写される。こ
のように記録材担持シート5fに吸着搬送される記録材
には所望数の色画像が転写され、フルカラー画像を形成
する。フルカラー画像形成の場合、このようにして4色
のトナー像の転写を終了すると、記録材を転写ドラム5
aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離帯電
器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を介し
てトレイ10に排紙する。他方、転写後感光ドラム1
は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃した
後、再度画像形成工程に供する。
【0021】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9から排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を
駆動し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aに一旦
導いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込まれ
た際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに
退出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上述
した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成す
る。
【0022】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介してこのブラシ14に対向するバックアップブ
ラシ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート
5fを介してこのローラ16に対向するバックアップブ
ラシ17の作用により清掃を行う。このような清掃は画
像形成前もしくは後に行い、またジャム(紙づまり)発
生時には随時行う。また、本例においては、所望のタイ
ミングで偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一
体化しているカムフォロワ5iを作動させることによ
り、記録材担持シート5fと感光ドラム1とのギャップ
を任意に設定可能な構成としている。例えば、スタンバ
イ中または電源オフ時には、転写ドラム5aと感光ドラ
ム1の間隔を離す。
【0023】図4はカラー画像読み取り装置の構成図で
ある。なお、このカラー画像読み取り装置は、図3のリ
ーダ部の構成と対応している。カラー画像読み取り装置
の内部構成は、原稿台カバー109、原稿台ガラス11
1、原稿照明用ランプ105、反射傘106、第1のミ
ラー台113、第2のミラー台103、結像レンズ10
8、CCD110、画像処理装置112を有し、上記ラ
ンプ105と第1のミラー台113は、第2のミラー台
103に対して2倍の速度で原稿台ガラス111上の原
稿104を走査する。
【0024】原稿台ガラス111上に置かれたカラー画
像原稿104は、ランプ105により照射され、その反
射光はミラー台113内のミラー107に導かれる。ミ
ラー107に導かれた原稿画像反射光は、ミラー10
1、ミラー102へとさらに導かれ、結像レンズ108
を介してCCD110に原稿画像が投射される。CCD
110は、投射された原稿画像を電気信号に変換して画
像処理装置112に送る。画像処理装置112からの画
像データはカラー電子写真画像形成装置に送られる。
【0025】図5はカラー画像読み取り装置の画像処理
装置112のブロック図である。110は原稿の反射光
を色分解して電気信号に変換する3ラインCCDであ
る。A/D変換部202は、CCD110からのアナロ
グRGB信号をデジタル信号に変換する。シェーディン
グ補正部203は、CCD110の各画素の感度を補正
し、光源の光量の傾きを補正するものである。図におけ
るR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の信号
は、A/D変換部202から出力された8ビットデジタ
ル画像信号である。
【0026】本実施の形態で用いているCCD110
は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)用に
それぞれ3つのCCDラインセンサが、所定の一定距離
をもって配置されている。このため、このデジタル画像
信号は、空間的ズレによって発生した時間的ズレをもっ
た信号となっている。3ラインつなぎ部204において
この時間的ズレが補正される。
【0027】入力マスキング部205は、CCD110
のRGBの分光特性を標準RGB空間に補正するための
演算を行う。LOG変換部206は、RAMによって構
成されたルックアップテーブルであり、R(レッド)、
G(グリーン)、B(ブルー)の輝度信号がそれぞれC
(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の濃度信
号に変換される。
【0028】マスキング/UCR部207は、入力され
たC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の濃
度信号からプリント記録用に使用されるトナーの色にご
りを除去する演算と、Bk(ブラック)信号の生成を行
う。F値補正部208は、プリントする濃度の指定に合
わせて濃度値(F値)を各色毎に補正するための補正テ
ーブルである。上記のようにして一連の画像処理が行わ
れたカラー画像信号209はカラー電子写真画像形成装
置に送られ、カラー画像が形成される。
【0029】図6はモータ制御部及び電力可変部の回路
図である。まず、モータ制御部について説明する。図6
において、ステッピングモータ520の回転制御はMP
U524によってモータドライブ回路527を介して制
御される。モータ加速制御、モータ定速制御、モータ減
速制御、バック制御に使用される制御情報はROM52
5中に保存されている。MPU524はROM525に
保存された制御情報に従ってステッピングモータ520
を制御する。
【0030】次に、電力可変部について説明する。電力
可変部は電圧切り替え回路と電流切り替え回路とにより
構成されている。電圧切り替え回路においては、高い電
圧V−HIGHと、低い電圧V−LOWとの2種類の電
圧に切り替え可能になっている。V−SWは電圧切り替
えの制御信号である。V−SWの電圧が“L”の時は、
トランジスタ532、515がOFF状態になり、ステ
ッピングモータ520にはダイオード519を通してV
−LOWの電圧が供給される。V−SWの電圧が“H”
の時は、トランジスタ532、515がON状態にな
り、ステッピングモータ520にはトランジスタ515
を通してV−HIGHの電圧が供給される。V−SW制
御信号はMPU524の内蔵出力ポートPO5から出力
される。
【0031】電流切り替え回路においては、MPU52
4で、ステッピングモータ520に流れる電流値を任意
に設定可能になっている。OSC507は、所定の周波
数で三角波を出力する。ステッピングモータ520に流
れる電流値は、電流検出抵抗518によって電圧に変換
される。電流検出抵抗518によって生成されたモータ
電流に応じた電圧は、抵抗510とコンデンサ511に
よって構成されたフィルタ回路によってノイズ成分が除
去され、OPアンプ505の非反転入力端子に入力され
る。OPアンプ505の反転入力端子には、ステッピン
グモータ520に流す電流量に応じた基準電圧が入力さ
れる。
【0032】OPアンプ505は、非反転入力端子のモ
ータ電流に応じた電圧と反転入力端子の基準電圧とを比
較して比較電圧を出力する。コンパレータ501は、比
較電圧と上記三角波とによりパルス幅変調を行い、スイ
ッチングトランジスタ517をON/OFF制御する。
以上の一連の動作により、ステッピングモータ520に
流れる電流値は、基準電圧に対応した一定電流に制御さ
れる。
【0033】ステッピングモータ520に流れる電流切
り替えは、OPアンプ505の反転入力端子に加える基
準電圧を可変させることにより行う。基準電圧は、MP
U524によってD/Aコンバータ523に設定され
る。D/Aコンバータ523はCH1、CH2の2チャ
ンネルの出力を有しており、2つの基準電圧を設定可能
である。2つの基準電圧はマルチプレクサ530によっ
てどちらか1つが選択され、OPアンプ505の反転入
力端子に供給される。マルチプレクサ530のチャンネ
ル切り替え信号(SEL信号)は、MPU524の内蔵
出力ポートPO1から出力される。
【0034】図7は電流・電圧値を設定するためのMP
U524の動作フロー図である。加速・定速、減速・バ
ック動作を開始する場合は、必ずMPU524内で図7
に示す動作が行われる。電流・電圧値の設定動作が開始
されると、加速・定速動作を開始するかどうか判断され
る(ステップS101)。
【0035】加速・定速動作を開始する場合は、モータ
に加える電圧を加速・定速電圧にするためにV−SW信
号を“H”に設定する(ステップS102)。加速・定
速時の基準電圧をD/Aコンバータ523のCH1に設
定する(ステップS103)。また、次に行う減速・バ
ック動作のために、減速・バック時の基準電圧をD/A
コンバータ523のCH2に設定する(ステップS10
4)。モータ定電流回路に供給する基準電圧を加速・定
速の基準電圧にするように、SEL信号を“L”にして
マルチプレクサ530のAchを選択する(ステップS
105)。その後、ステップS106に動作を移す。ま
た、ステップS101で現在、加速・定速動作を開始し
ない場合はステップS106に動作を移す。
【0036】ステップS106では、減速・バック動作
を開始するかどうか判断される。減速・バック動作を開
始する場合は、モータに加える電圧を減速・バック電圧
にするためにV−SW信号を“L”に設定する(ステッ
プS107)。モータ定電流回路に供給する基準電圧を
減速・バック時の基準電圧にするように、SEL信号を
“H”にしてマルチプレクサ530のBchを選択する
(ステップS108)。その後、主動作に復帰する。ま
た、ステップS106で現在、減速・バック動作を開始
しない場合はバック主動作に復帰する。
【0037】このような動作によって、モータが画像読
み取りを行うための加速・定速動作に使用するモータト
ルク1の電流・電圧をモータに供給する。また、画像読
み取り定速駆動の終了から行われる減速動作及びモータ
停止位置からスキャン開始位置に戻すバック動作に使用
するモータトルク2の電流・電圧をモータに供給する。
これによって、一連のスキャン動作時間を短縮してSP
Mを向上することができる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本実施の形態で用いられるカラー複写機、カラー画
像読み取り装置、画像処理装置の構成は図3〜5に示し
たものと同一である。
【0039】図8はモータ制御部及びモータ電力可変部
の回路図である。図8においては、MPU524にアン
ド回路531が接続されている点が図6と異る点であ
り、他の部分は図6と同一に構成されている。アンド回
路531には、後述するように、MPU524のポート
PO3、PO4から信号PULSE2、TRG1が加え
られ、出力SCはMPU524のポートPI2に送られ
る。
【0040】本実施の形態では、ステッピングモータの
加速終了後の定速駆動時に、必要な負荷トルクTt2
(図2)のみにしている。そのためには不必要な加速ト
ルクTk2をなくすように、モータの励磁状態が十分に
安定した定速回転中に、モータに加える電力を所定量減
少させることにより、定速駆動期間でのモータ振動を極
力低減させるようにしている。
【0041】図9にステッピングモータ520に流れる
電力切り替えのタイミング図を示す。図9において、5
00はモータの回転加速度を表わしたものである。x軸
は時間、y軸は加速度を示す。範囲pはステッピングモ
ータ動作の1ステップを示す。kの期間は加速制御が行
われている。eの部分以降は定速制御が行われている。
c部分はステッピングモータの1ステップ動作による振
動が十分に減衰し、励磁が安定している部分である。こ
の部分cで、電流及び電圧の切り替えが行われる。
【0042】PULSE1は、ステッピングモータの1
ステップ動作を行うための基準パルス信号であり、この
PULSE1の1周期でステッピングモータが1ステッ
プ回転する。PULSE2は、PULSE1の1/4周
期だけ位相を送らせたパルス信号である。TRG1信号
は、ステッピングモータの上記加速制御が終了し、定速
制御の開始時にPULSE1の1周期分のパルスが出力
される。このTRG1信号はMPU524に内蔵された
出力ポートPO4から出力される。SC信号はモータ電
力切り替え信号であり、TRG1信号とPULSE2と
をアンド回路531でANDしたもので、TRG1信号
が“H”の時、PULSE2信号が出力される。SC信
号はMPU524に内蔵された入力ポートPI2に入力
される。
【0043】REF−SWは電流切り替え信号であり、
REF−SW信号に応じて、マルチプレクサ530のチ
ャンネル切り替えが行われる。PWMは、比較電圧と前
記三角波とによるパルス幅変調を行うことを示す。OU
Tは、スイッチングトランジスタのON/OFF制御す
るためのPWMされたパルスである。CURはステッピ
ングモータに流れる電流値を表わしている。VOLはス
テッピングモータに加えられる電圧値を表わしている。
【0044】このように、加速制御が終了し、定速制御
が開始されるeの部分において、ステッピングモータの
1ステップ動作による振動が十分に減衰し、励磁が安定
している部分cで、モータ電力切り替え信号SCを発生
する。そして、モータ電力切り替え信号SCの立ち下が
りエッジで電流及び電圧の切り替えが行われる。以上は
加速制御から定速制御におけるモータ電力切り替え動作
の説明であるが、同様に定速制御から減速制御に切り替
わるときは、減速の加速度に応じた電流・電圧値に戻っ
て、高速にバック動作が行われる。
【0045】図10は電流・電圧値を設定するためのM
PU524の動作フロー図である。加速、定速、減速、
バック動作を開始する場合は、必ずMPU524内で図
10に示す動作が行われる。電流・電圧値の設定動作が
開始されると、加速動作を開始するかどうか判断される
(ステップS901)。
【0046】加速動作を開始する場合は、モータに加え
る電圧を加速電圧にするためにV−SW信号を“L”に
設定する(ステップS902)。加速時の基準電圧をD
/AのCH1に設定する(ステップS903)。また、
次に行う定速動作のために、定速時の基準電圧をD/A
のCH2に設定する(ステップS904)。モータ定電
流回路に供給する基準電圧を加速時の基準電圧にするよ
うに、SEL信号を“L”にしてマルチプレクサ530
のAchを選択する(ステップS905)。その後、ス
テップS906に動作を移す。また、ステップS901
で現在、加速動作を開始しない場合はステップS906
に動作を移す。
【0047】ステップS906では、定速動作を開始す
るかどうか判断される。定速動作を開始する場合は、定
速動作の開始時にTRG1信号をPULSE1の1周期
分出力する(ステップS907)。また、次に行う減速
動作のために、減速時の基準電圧をD/Aの1chに設
定する(ステップS908)。その後、ステップS90
9に動作を移す。ステップS906で現在、加速動作を
開始しない場合はステップS909に動作を移す。
【0048】ステップS909では、減速動作を開始す
るかどうか判断される。減速動作を開始する場合は、モ
ータに加える電圧を減速電圧にするためにV−SW信号
を“L”に設定する(ステップS910)。モータ定電
流回路に供給する基準電圧を減速時の基準電圧にするよ
うに、SEL信号を“L”にしてマルチプレクサ530
のAchを選択する(ステップS911)。また、次に
行うバック動作のために、バック時の基準電圧をD/A
のCH2に設定する(ステップS912)。その後、ス
テップS913に動作を移す。ステップS909で現
在、減速動作を開始しない場合はステップS913に動
作を移す。
【0049】ステップS913では、バック動作を開始
するかどうか判断される。バック動作を開始する場合
は、モータに加える電圧をバック電圧にするためにV−
SW信号を“L”に設定する(ステップS914)。モ
ータ定電流回路に供給する基準電圧をバック時の基準電
圧にするように、SEL信号を“H”にしてマルチプレ
クサ530のBchを選択する(ステップS915)。
その後、主動作に復帰する。ステップS913で現在、
バック動作を開始しない場合はバック主動作に復帰す
る。
【0050】図11はMPU524の割り込み動作のフ
ロー図である。MPU524の割り込み端子(INT
1)PI2にモータ電力切り替え信号SCの立ち下がり
エッジが入力されると、図11に示す割り込み動作が行
われ、モータの電流・電圧が切り替えられる。この割り
込み動作開始で、モータ定電流回路に供給する基準電圧
を加速電流から定速電流時の基準電圧にするように、S
EL信号を“H”にしてマルチプレクサ530のBch
を選択する(ステップS1001)。次に、モータに加
える電圧を定速電圧にするためにV−SW信号を“H”
に設定する(ステップS1002)。以上の動作を終了
すると、主動作に復帰する。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本実施の形態は4つの感光ドラムを用いてカ
ラー画像を形成するカラー複写機に適用した場合であ
る。図12はカラー画像形成装置、図13はその画像処
理部、図14はプリンタ部をそれぞれ示す図である。
【0052】図12において、300はカラースキャナ
部、110はCCD、311はCCD101の実装され
た基板である。312は画像処理部であり、図13のC
CD110を除いた部分及び図14の211、212〜
215の部分を含む。301は原稿台ガラス(プラテ
ン)、302は原稿カバー板、303及び304は原稿
を照明する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、305
及び306は光源303、304の光を原稿に集光する
反射傘、307〜309はミラー、310は原稿からの
反射光又は投影光をCCD101上に集光するレンズ、
314はハロゲンランプ303、304と反射傘30
5、306とミラー307を収容するキャリッジ、31
5はミラー308、309を収容するキャリッジ、31
6はステッピングモータであり、キャリッジ314、キ
ャリッジ315を駆動する。
【0053】記録紙上への画像形成部分について説明す
る。317はM画像形成部、318はC画像形成部、3
19はY画像形成部、320はK画像形成部で、それぞ
れの構成は同一なので、ここではM画像形成部317を
詳細に説明し、他の画像形成部の説明は省略する。M画
像形成部317において、342は感光ドラムで、図1
4のLEDアレー210からの光によって、その表面に
潜像が形成される。321は一次帯電器で、感光ドラム
342の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備
をする。322は現像器で、感光ドラム342上の潜像
を現像して、トナー画像を形成する。なお、現像器32
2には、現像バイアスを印加して現像するためのスリー
ブ345が含まれている。323は転写帯電器で、転写
ベルト333の背面から放電を行い、感光ドラム342
上のトナー画像を、転写ベルト333上の記録紙などへ
転写する。なお、本実施の形態では、転写効率がよいた
め、クリーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装
着しても問題はない。
【0054】次に、記録紙などの上へ画像を形成する部
分の構成及び手順を説明する。カセット340、341
に格納された記録紙はピックアップローラ339、33
8により1枚毎に給紙ローラ336、337で転写ベル
ト333上に供給される。給紙された記録紙は、吸着帯
電器346で帯電させられる。348は転写ベルトロー
ラで、転写ベルト333を駆動し、かつ吸着帯電器34
6と対になって記録紙を帯電させ、転写ベルト333に
記録紙を吸着させる。347は従来型の反射型フォトセ
ンサの紙先端センサで、転写ベルト333上の記録紙の
先端を検知する。なお、紙先端センサの検出信号はプリ
ンタ部からカラースキャナ部300へ送られて、カラー
スキャナ部300からプリンタ部にビデオ信号を送る際
の副走査同期信号として用いられる。
【0055】転写ベルト333によって搬送された記録
紙は、画像形成部317〜320においてMCYKの順
にその表面にトナー画像が形成される。遅延量T1、T
2、T3、T4によって各ドラムの画像は、正確に位置
合わせが行われる。最終段のK画像形成部320を通過
した記録紙は、転写ベルト333からの分離を容易にす
るため、除電帯電器349で除電された後、転写ベルト
333から分離される。350は剥離帯電器で、記録紙
が転写ベルト333から分離する際の剥離放電による画
像乱れを防止するものである。分離された記録紙は、ト
ナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着
前帯電器351、352で帯電された後、定着器334
でトナー画像が熱定着された後、排紙トレー335に排
紙される。
【0056】次に、図13を用いて画像処理部312に
ついて説明する。図12の原稿台ガラス301上の原稿
は光源303、304からの光を反射し、その反射光は
CCD101に導かれて電気信号に変換される。なお、
CCD101はカラーセンサの場合、RGBのカラーフ
ィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗
ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィル
タ、Gフィルタ、BフィルタをそれぞれのCCDごとに
並べたものでもよいし、フィルタがオンチップ化又はフ
ィルタがCCDと別構成になったものでもよい。
【0057】上記電気信号(アナログ画像信号)はクラ
ンプ&Amp&S/H&A/D部122でサンプルホー
ルド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベル
を基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理
順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例え
ばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。そし
て、RGB信号はシェーディング部123で、シェーデ
ィング補正及び黒補正が施される。
【0058】その後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部
124で、CCD110が3ラインCCDの場合、つな
ぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に
応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置
が同じになるように信号タイミングを補正する。また、
MTF補正は読取速度や変倍率によって読取のMTFが
変わるため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラ
ス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識す
る。
【0059】読取位置タイミングが補正されたデジタル
信号は入力マスキング部125によって、CCD110
の分光特性及び光源303、304及び反射傘305、
306の分光特性を補正する。入力マスキング部125
の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ1
26に入力される。セレクタ126から出力された信号
は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部127と下地除
去部135に入力される。
【0060】下地除去部135に入力された信号は下地
除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定
する黒文字判定部136に入力され、原稿から黒文字信
号を生成する。また、もう一つのセレクタ126の出力
が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部12
7では、色空間圧縮するため読み取った画像信号がプリ
ンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入
っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号
をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そ
して、下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号か
らCMY信号に変換する。
【0061】そして、黒文字判定部136で生成された
信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去
&LOG変換部127の出力信号は遅延部128でタイ
ミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部
129でモワレが除去され、変倍処理部130で主走査
方向に変倍処理される。次に、UCR&マスキング&黒
文字反映部131において、変倍処理部130で処理さ
れたCMY信号はUCR処理されCMYK信号が生成さ
れ、マスキング処理でプリンタの出力にあった信号に補
正されると共に、UCR&マスキング&黒文字判定部1
31で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバ
ックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部131
で処理された信号はγ補正部132で濃度調整された
後、フィルタ部133でスムージング又はエッジ処理さ
れる。
【0062】以上処理された信号は、図14の2値変換
部211で8ビットの多値信号から2値信号に変換され
る。この変換方法としては、ディザ法、誤差拡散法、誤
差拡散の改良したもののいずれでもよい。
【0063】次に、図14のプリンタ部について説明す
る。LED画像記録について説明する。図12及び図1
3の画像処理部312で生成され2値変換部211から
得られる2値のCMYKの画像信号は、バッファ212
〜215を介しそれぞれ遅延部216〜219によって
紙先端位置とそれぞれの画像形成部との距離の違いを調
整する。これにより、4色を所定の位置に印字すること
が可能となる。LED駆動部220〜223はLED部
224〜227を駆動するための信号を生成する。
【0064】図15は図12のカラースキャナ部300
におけるキャリッジ314をモータ316で動かすため
の駆動系を示す。図12のキャリッジ314はキャリッ
ジ315の2分の1の移動量で常に制御されるようにな
っているものとする。360はワイヤであり、キャリッ
ジ314にモータ316の動力を伝えるものである。3
61はワイヤ360にテンションを掛けて剛性を持たせ
るためのプーリである。362、363はキャリッジ3
14の往復動作を安定させるガイドである。
【0065】上記構成によりモータ316の回転・停止
位置を制御することにより、画像を取り込むためのユニ
ットが含まれるキャリッジ314を任意の位置に移動す
ることができる。また、一定速度に動作するように制御
しつつ、CCD110から画像を取り込むことにより、
2次元的に原稿を画像データとして取り込むことが可能
となる。
【0066】次に、ステッピングモータ316を制御す
る方法について述べる。図16はモータ316の外観図
である。このステッピングモータ316は、与えるパル
スパターンにより回転量を制御することのできるモータ
である。401はA相の入力端子、402はB相の入力
端子、403はAbarの入力端子、404はBbar
の入力端子、405はモータに電力を供給するcom入
力端子である。
【0067】図17はこのステッピングモータを駆動す
るのに必要なパルスの例を示す。このパルスをモータの
相パターンと記す。また、図18はモータの動作状態を
示す。ここでは、図17の例に示す2相励磁方式による
駆動について説明する。図17において、410は図1
8のstate0にあたる。411は図18のstat
e1にあたり、412はstate2に、413はst
ate3にあたる。
【0068】実動作時にはこれらのstateの0と3
を同方向に繰り返す必要がある。あるstateからと
なりのstateに切り替える度にモータ固有の一定量
だけモータの軸が回転することになる。また、図17で
はstate0からstate3を3回繰り返してお
り、4つのstate3を3回繰り返すため、3×4で
12パルスをモータに与えている。従って、このパルス
で12ステップ移動することができる。
【0069】また、回転方向はstateの移行方向で
決まるため、state0からstate3を順に繰り
返す移動法を正転とすると、state3からstat
e0の順に移行する移動法は逆転となる。
【0070】上記の駆動方法より回転スピードはパルス
を出す間隔で決まる。ここではモータの回転スピードの
単位としてpps(Palse par Sec.)を
用いる。これは1秒間にモータが何パルス移動するかを
示す。つまり、1秒間に2000回stateの変移を
行うのを2000ppsと呼び、同様に4000回パル
スを入力するのを4000ppsとする。4000pp
sは2000ppsの倍のスピードで回転軸が回ってい
ることを示す。
【0071】図19は停止しているモータを500pp
sで駆動し始め、4000ppsまで加速し、4000
ppsで等速回転をした後に500ppsまで減速して
停止する場合をグラフとしたものである。y軸はモータ
の回転スピードを示し、x軸は0地点をモータの駆動開
始時刻としてそこから経過する総時間を示している。
【0072】図19において、420から429までが
1発目のパルスから10発目のパルスを出力する0地点
からの総時間とその時のスピードを示す。なお、図19
では記述上、420〜429のパルスを出すタイミング
を示す○印の間を線で結んでいるが、むろん理想的には
電気信号的にはこれらの中間の値は存在しない。また、
現実には、図19のような少ないパルス数で4000p
psまで加速できるモータは存在しないものと考えられ
るが、本実施の形態では説明の簡略化のためにパルス数
を10にしている。
【0073】 pps=1/x ………(1) 式(1)のxは前回パルスを出力してから次のパルスを
出すまでの時間を示しており、x=2msecの時に同
式より500ppsとなる。またx=1msecの時に
1000pps、x=0.5msecの時に2000p
ps、x=0.25msecの時に4000ppsとな
る。
【0074】420のパルスはモータを動作させ始めて
(0地点)から1発目のパルスを示しており、前のパル
ス出力から2msec後に出力していて、同様に421
は1msec、422は0.5msec、423〜42
6までは0.25msec、以後図17に示されている
通りの間隔でパルスを出力するものであり、そのときの
回転スピードはy軸に示されるスピードとなっている。
【0075】次に、CPUによりモータ駆動パルスを出
力させる動作について説明する。図20は上記説明を行
うためのモータ制御システムのハードブロック図であ
る。440はメモリ441の中にあるプログラムを解読
し、全体のシーケンスを制御するCPUである。441
はメモリであり、本実施の形態では読み込み専用メモリ
であるROMと読み書き兼用メモリRAMとを一体化し
ている。
【0076】442はCPU440の介在なしにメモリ
441とI/O間のデータ転送を行うことのできるDM
Aで、タイマ443に対してメモリ441からデータ転
送を行う役目を持つ。443はタイマで、モータ316
を動作させる周期を決定する。444はバスラインであ
る。445はモータドライバであり、図17のMPLS
のようなパルスを与えることにより、立ち上がりエッジ
を検出してA〜Bbarのようなパルスを自動的に生成
するICである。316はモータ、447はパルスカウ
ンタ、448はモータ316にパワーを与える電源部で
ある。
【0077】次に、図20の上記各ブロックについて更
に詳しく説明する。CPU440及びメモリ441に関
しては通常の使用法であるため説明を省く。図21はタ
イマ443のブロック図である。444は図20のバス
ライン、460は発振器461により内部レジスタをカ
ウントアップするカウンタ、461はカウンタ460の
カウントアップを行うために必要なクロック源を供給す
る発振器、462、463はカウンタ460と数値比較
を行うための比較レジスタである。464はカウンタ4
60の出力と比較レジスタ462、463の出力とを比
較する比較器で、上記両出力が一致したとき端子465
の状態を変化させる。
【0078】図22に端子465から出力されるタイマ
出力の信号を示す。Y軸がカウンタ460の値を示し、
X軸が経過時間を示す。602が示すノコギリ波はカウ
ンタ460の値である。601が示す点線は比較レジス
タB463が示すカウント値である。606は比較レジ
スタA462のカウンタが示す点線である。
【0079】比較器464はカウンタ460と比較レジ
スタB463の各出力を比較し、同一になった時つま
り、図22における604の地点で端子465のタイマ
出力をLに切り替える。また、比較レジスタA462の
出力と比較し、同一になった時つまり、図21の605
の地点で、上記タイマ出力をHに切り替えて、カウンタ
460のカウント値を0にする。この仕組みにより端子
465からパルスを出力することが可能となる。
【0080】端子465のタイマ出力は図20の信号線
446を介してDMA442とモータドライバ445に
入力される。DMA442は信号線446上の信号の立
ち上がりエッジにより転送を行う。この転送はメモリ4
41上にある次のパルスを出すまでの時間、つまりモー
タテーブルを比較レジスタA462に転送する。この動
作は図22の603にあたる。
【0081】このように比較レジスタA462に新しい
値を入れる動作(603)を605のタイミングで行
い、606の点線を変化させることで、前回のタイマ出
力の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの
時間を規定することができる。これを利用することによ
り、モータドライバ445に与えるステッピングモータ
316の切り替えタイミングを任意に制御することが可
能となる。
【0082】図23はDMA442がタイマ443に対
して送信するデータの中身を示す。発振器461が8M
Hzだった場合に式(1)を使用してppsを計算して
みると、481〜490のメモリの値は図19の420
〜429のppsとなる。491はDMAが使用する転
送元のインデックスである。1回の転送が終了すると、
次に転送するデータが示すアドレスにインデックスを動
かす設定を用いる。
【0083】図20のモータドライバ445は端子46
5から出力されるタイマ出力を信号線446を介して入
力する。その入力は図17のMPLSとなり、このパル
スの立ち上がりにより図16の各端子401〜404に
与える信号A、Abar、B、Bbarを図18のステ
ートに従って切り替えることができる。各ステートのL
の信号線に電源部448から電流が流れ込みモータが回
転する。
【0084】従って、本システムはCPU440がモー
タ316に与える相パターンを意識することなく、ステ
ッピングモータ316を駆動することが可能となる。ま
た、このモータドライバ445には相を切り替える順
番、つまりモータの回転方向に関係するstateを
0、1、2、3方向に切り替えるか、あるいは3、2、
1、0方向に切り替えるかを選択するディレクション制
御線や、モータに電力を与えるかどうかを制御するホー
ルド線が存在するが、これらは一般的であるため説明は
省略する。
【0085】図24はパルスカウンタ447のブロック
図である。620はカウンタで、信号線446の立ち上
がりエッジをカウントする。446はモータドライバ4
45やDMA442等に接続されているモータの駆動パ
ルス(MPLS)の信号線である。621は比較レジス
タC、622は比較レジスタD、623はカウンタ62
0と比較レジスタC621の各出力を比較する比較器で
ある。624はカウンタ620と比較レジスタC、D6
21、622の各出力を比較する比較器である。
【0086】このパルスカウンタ447の出力である6
25と626の出力波形を図25に示す。X軸が時間、
Y軸がカウント値である。点線642が比較レジスタC
621の値、点線643が比較レジスタD622の値、
640が示す曲線がカウンタ620の値となる。この値
は信号線446のモータの相切り替え信号をカウントす
るため、図15におけるキャリッジ314が任意の位置
に来たときに比較レジスタC、D621、622の設定
値により任意の出力625、626を出すことが可能で
ある。
【0087】比較器623はカウンタ620と比較レジ
スタC621の各出力の比較を行い、一致した時(64
4)に625の出力をHに切り替えるもので、比較器6
24はカウンタ620と比較レジスタC、D621、6
22の出力を比較しており、比較レジスタD622と一
致したとき(645)に626の出力をHとし、比較レ
ジスタCと一致したとき(644)に出力をLとする。
【0088】図26はモータドライバ445と電源部4
48からなる電源供給部を示す図である。660は40
Vの電源、661は24Vの電源である。662はパル
スカウンタ447の出力である625の信号に連動して
開閉するスイッチである。663、664は電流の逆流
防止用のダイオードである。
【0089】上記625の出力がLの場合は、スイッチ
662が解放になり、端子405には電源661の電圧
である24Vが現われる。また、625の出力がHの場
合には電源660の電圧である40Vが端子405に現
れる。この時、電源661は端子405の電圧よりも低
いため、ダイオード664は閉じて使用されない。これ
により625の出力波形によりモータ316に与える電
圧を制御することが可能となる。
【0090】図27に上述した制御方式を示す。X軸に
経過時間を示し、Y軸にモータの動作・停止・回転方向
・回転速度を示す。また、y=0のラインがモータが停
止している状態を示し、y=0から上方向に離れるほど
往方向に高速で回転していることを示し、下方向に離れ
るほど復方向に高速で回転していることを示す。
【0091】つまり、この図27のモータ動作は、1の
時間だけかけて往方向に速度10まで加速し、2と3を
加算した時間だけ往方向速度10で等速運動をし、4の
時間で停止し、5の時間だけ停止状態を保持し、6の時
間で復方向に速度11まで加速し、7の時間だけ一定速
度運動を行い、8の時間で停止を行う動作を示す。モー
タ316の動きとキャリッジ314の動きとは連動して
いるため、キャリッジ314はモータの動作と同じよう
に往復動作を行うことになる。
【0092】図のモータパルスカウント値はパルスカウ
ンタ447のカウント値である。前記比較レジスタC、
D621、622の値により645、644で画像読み
取り信号とモータパワー切り替え信号を出力する。この
モータパワー切り替え信号によりモータの駆動電圧を変
えることができる。
【0093】モータパワー切り替え信号は、画像の読み
取り信号が終了してからモータが停止するまでの間に生
成できれば、本方式と同様な効果を得ることができる
が、本実施の形態のように、画像の読み取り信号が終了
した時点で切り替えるのが最も効果がある。しかし、C
PU440がこれらの動作を認識している場合には、C
PU440が任意のタイミングでモータのパワー切り替
え信号を出力させてもよい。
【0094】モータを動作させるためのCPU440の
フローを図28に示す。ステップS560では図27の
点線643の設定を行う。1の往方向のモータの加速時
間から、2の助走時間だけ遅れた場所に設定する。2の
助走時間はキャリッジ314の速度変動が収まる間だけ
画像読み取り信号を出さないために設定する。ステップ
S561では画像読み取り領域の最後にくるように図2
7の644を設定する。本実施の形態では、画像読み取
り領域が終了した時点で直ちにモータを停止させようと
する制御を行わせているが、これらは特に一緒でなくて
もよい。ステップS562ではモータパルスカウント値
を0にする。ステップS563ではモータを往方向に動
作させるために必要な設定を行う。ステップS564で
は往方向にモータを動作させ、ステップS565でモー
タが停止するのを待つ。
【0095】モータはモータパワー切り替え信号がLの
ため24Vで動作し、図27の645の地点で画像読み
取り信号がHになる。所定のスピードで定速運動を行い
ながら画像が読み取られ、644の地点で画像読み取り
信号はLになる。同時にモータパワー切り替え信号はH
となり、前述したようにモータに与えられる電圧は40
Vに切り替えられる。この時のモータを停止させるため
のモータテーブルは、モータが40Vに対応するトルク
で制御できるようになるため、短い時間4で停止でき
る。
【0096】モータが停止し、ステップS566に処理
が移る。ステップS566では、短い時間5だけウエイ
トをかけ、ステップS567で復方向にモータが動くた
めの設定を行う。モータパワー切り替え信号はHのまま
なので、40VのままステップS568で復方向にモー
タが動作し、ステップS569でモータが停止するのを
待つ。モータが停止すると、ステップS570に実行が
移り、モータパワー切り替え信号をLにして終了する。
【0097】上述のように制御することにより、画像の
読み取り時は低い電圧で駆動することでキャリッジ31
4のブレをできるだけ少なくなるように制御し、画像の
読み取り範囲を過ぎた時点で高電圧に切り替えそのまま
高速に停止・復方向に制御することで、できるだけ速く
往復動作を行わせることが可能となる。
【0098】次に、第4の実施の形態を説明する。本実
施の形態は、第3の実施の形態で生成したモータパワー
切り替え信号を用いて電流を切り替えることを特徴とす
る。本実施の形態による画像形成装置、画像処理部及び
プリンタ部等の構成、動作及び制御方式等は、第3の実
施の形態で説明したことと同様なため、これらに関する
説明は省略する。
【0099】図29に本実施の形態で用いる電流切り替
え部の図を示す。モータ316は第3の実施の形態と同
様のモータである。電源部448の電圧は40V固定の
ものが用いられる。モータドライバ445は第3の実施
の形態のものに電流のリミッタの端子683が付いてい
るタイプのものが用いられ、これに接続する抵抗により
モータ316に流れる電流を制限することができる。
【0100】第3の実施の形態では電圧を可変すること
でパワーの切り替えを行っていたが、本実施の形態で
は、モータパワー切り替え信号625でスイッチ682
を切り替えて抵抗680か抵抗681かを選択すること
により、モータのパワーを切り替えている。これにより
第3の実施の形態と同様の効果を得ることができ。しか
も一つの電源でパワーを制御することが可能となる。
【0101】次に、第5の実施の形態を説明する。本実
施の形態は、第3、第4の実施の形態の複合系を提供す
るものである。即ち、図26の方式と図29の方式とを
用いて、モータパワー切り替え信号625により電流と
電圧とを同時に切り替えるようにしたものである。
【0102】以上説明した各実施の形態はで、本発明を
画像読み取り装置におけるキャリッジを往復移動させる
場合について説明したが、本発明はこれに限らず他の移
動物体をモータにより往復移動させる場合に適用するこ
とができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば減
速時と逆転時とでモータの電力量を同じにすることによ
り、移動物体を高速に元の位置に戻すことができ、画像
読み取り装置の場合は、SPMを向上することができ
る。
【0104】また、本発明によれば、加速から定速に移
行した後、モータの電力を減じることにより、モータの
振動を抑えることができ、画像読み取り装置の場合は、
画像のブレや色ずれをなくすことができる。
【0105】また、定速から減速に移行した後、電力を
増やすことにより、逆転制御を行う場合に、モータの脱
調をなくすと共に、移動物体を高速に戻すことができ、
画像読み取り装置の場合は、SPMを向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態を説明するた
めの画像読み取り動作のシーケンスチャートである。
【図2】モータの加速トルクと定速トルク(負荷トル
ク)の関係を示す特性図である。
【図3】第1、第2の実施の形態が適用されるカラー複
写機の構成図である。
【図4】第1、第2の実施の形態が適用される画像読み
取り装置の構成図である。
【図5】第1、第2の実施の形態が適用される画像処理
装置のブロック図である。
【図6】第1の実施の形態によるモータ制御部及び電力
可変部の回路図である。
【図7】第1の実施の形態による制御動作のフローチャ
ートである。
【図8】第2の実施の形態によるモータ制御部及び電力
可変部の回路図である。
【図9】第2の実施の形態の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】第2の実施の形態による制御動作のフローチ
ャートである。
【図11】第2の実施の形態によるコンピュータの割り
込み動作のフローチャートである。
【図12】第3、4、5の実施の形態が適用される画像
形成装置の構成図である。
【図13】画像処理部のブロック図である。
【図14】プリンタ部のブロック図である。
【図15】カラースキャナ部の構成図である。
【図16】モータの外観図である。
【図17】モータの駆動パルスを示すタイミングチャー
トである。
【図18】モータの動作状態を示す特性図である。
【図19】モータの動作を示す特性図である。
【図20】モータ制御システムのブロック図である。
【図21】タイマのブロック図である。
【図22】タイマ出力を示す特性図である。
【図23】モータテーブルの構成図である。
【図24】パルスカウンタのブロック図である。
【図25】パルスカウンタの出力を示す特性図である。
【図26】第3の実施の形態による電源供給部の構成図
である。
【図27】モータ制御方式を示す特性図である。
【図28】モータの制御動作のフローチャートである。
【図29】第4の実施の形態による電流切り替え部の構
成図である。
【符号の説明】
30 原稿画像 a 加速区間 b 振動吸収期間 c 定速期間(画像読み取り期間) d 減速期間 e バック期間 g スキャン開始位置 110 CCD 520 ステッピングモータ 532、515、517 スイッチングトランジスタ 527 モータドライブ回路 524 MPU 531 AND回路 314 キャリッジ 316 ステッピングモータ 440 CPU 445 モータドライバ 448 電源部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転を駆動機構を介して移動物
    体に伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿っ
    て往復移動させるために、上記モータの加速、定速、減
    速及び逆転の各制御を順次に行うモータの制御方法にお
    いて、 上記モータに供給する電力量を、上記減速制御時と逆転
    制御時とで同じになるように制御することを特徴とする
    モータの制御方法。
  2. 【請求項2】 モータの回転を駆動機構を介して移動物
    体に伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿っ
    て移動させるために、上記モータの加速、定速及び減速
    の各制御を順次に行うモータの制御方法において、 上記加速から定速に移行してから所定のタイミングで上
    記モータに供給する電力を減少させることを特徴とする
    モータの制御方法。
  3. 【請求項3】 上記モータは上記移動物体を往復移動さ
    せるために逆転制御が行われ、上記定速から減速に移行
    したとき、上記減少した電力を増加させることを特徴と
    する請求項2記載のモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 上記電力の制御は、上記モータに供給す
    る電圧及び/又は電流を制御することにより行うことを
    特徴とする請求項1又は2記載のモータの制御方法。
  5. 【請求項5】 モータの回転を駆動機構を介して移動物
    体に伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿っ
    て往復移動させるために、上記モータの加速、定速、減
    速及び逆転の各制御を順次に行うモータの制御装置にお
    いて、 上記各制御を行うと共に、上記モータに供給する電力量
    を、上記減速制御時と逆転制御時とで同じになるように
    制御する制御手段を設けたことを特徴とするモータの制
    御装置。
  6. 【請求項6】 モータの回転を駆動機構を介して移動物
    体に伝えることにより、この移動物体を所定経路に沿っ
    て移動させるために、上記モータの加速、定速及び減速
    の各制御を順次に行うモータの制御装置において、 上記各制御を行うと共に、上記加速から定速に移行して
    から所定のタイミングで上記モータに供給する電力を減
    少させる制御手段を設けたことを特徴とするモータの制
    御装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、上記移動物体を往復移
    動させるために上記モータの逆転制御を行うと共に、上
    記定速から減速に移行したとき、上記減少した電力を増
    加させることを特徴とする請求項6記載のモータの制御
    装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段による上記電力の制御は、
    上記モータに供給する電圧及び/又は電流を制御するこ
    とにより行うことを特徴とする請求項5又は6記載のモ
    ータの制御装置。
  9. 【請求項9】 上記移動物体が、上記定速制御時に原稿
    画像を光学的に読み取る画像読み取り手段であることを
    特徴とする請求項5又は6記載のモータの制御装置。
  10. 【請求項10】 上記モータがステッピングモータであ
    り、上記所定のタイミングは、上記加速から定速に移行
    してからの上記ステッピングモータの1ステップ回転後
    における振動が充分に減衰し励磁の安定した期間である
    ことを特徴とする請求項6記載のモータの制御装置。
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