JPH11185676A - 電子放出素子フラットパネルディスプレイ装置 - Google Patents

電子放出素子フラットパネルディスプレイ装置

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JPH11185676A
JPH11185676A JP35846597A JP35846597A JPH11185676A JP H11185676 A JPH11185676 A JP H11185676A JP 35846597 A JP35846597 A JP 35846597A JP 35846597 A JP35846597 A JP 35846597A JP H11185676 A JPH11185676 A JP H11185676A
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JP
Japan
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electron
electrode
substrate
vacuum space
display device
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Application number
JP35846597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Yanagisawa
秀一 柳沢
Takamasa Yoshikawa
高正 吉川
Kazuyuki Sakamura
一到 酒村
Atsushi Yoshizawa
淳志 吉澤
Takashi Chuma
隆 中馬
Nobuyasu Negishi
伸安 根岸
Takashi Yamada
高士 山田
Shingo Iwasaki
新吾 岩崎
Hiroshi Ito
寛 伊藤
Kiyohide Ogasawara
清秀 小笠原
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子放出素子を用いたフラットパネルディス
プレイ装置を提供する。 【解決手段】 真空空間を挾み互いに対向する一対の背
面基板及び透光性の前面基板と、各々が、背面基板の真
空空間側の表面に形成されたオーミック電極上に形成さ
れた金属又は半導体からなる電子供給層、電子供給層上
に形成された絶縁体層及び絶縁体層上に形成され真空空
間に面する金属薄膜電極からなる電子放出素子の複数
と、を備え、前面基板がその真空空間側の表面に形成さ
れたコレクタ電極及びコレクタ電極上に形成された蛍光
体層を有し、蛍光体層に対応する複数の発光部からなる
画像表示配列を有している電子放出素子フラットパネル
ディスプレイ装置であって、背面基板は、各々が電子放
出素子の間に配置されかつ背面基板から真空空間側の金
属薄膜電極の表面までの距離より大なる高さを有しかつ
真空空間へ突出する複数の絶縁性の隔壁を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子に関
し、特に電子放出素子の複数を例えばマトリクス状など
の画像表示配列にした電子放出素子フラットパネルディ
スプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電界電子放出素子フラットパネ
ルディスプレイ装置のFED(fieldemission displa
y)が、陰極の加熱を必要としない冷陰極の電子放出源
のアレイを備えた平面形発光ディスプレイとして知られ
ている。例えば、spindt形冷陰極を用いたFEDの発光
原理は、冷陰極アレイが異なるもののCRT(cathode
ray tube)と同様に、陰極から離間したゲート電極によ
り電子を真空中に引出し、透明陽極に塗布された蛍光体
に衝突させて、発光させるものである。
【0003】しかしながら、この電界放出源は、微細な
spindt型冷陰極の製造工程が複雑で、その工程数が多い
ので、製造歩留りが低いといった問題がある。また、面
電子源として金属−絶縁体−金属(MIM)構造の電子
放出素子がある。このMIM構造の電子放出素子は、基
板上に陰極としてのAl層、膜厚10nm程度のA12
3絶縁体層、膜厚10nm程度の陽極としてのAu層
を順に形成した構造を有するものがある。これを真空中
で対向電極の下に配置して下部Al層と上部Au層の間
に電圧を印加するとともに対向電極に加速電圧を印加す
ると、電子の一部が上部Au層を飛び出し対向電極に達
する。
【0004】しかしながら、MIM構造の電子放出素子
でも、放出電流は1×10-5A/cm 2程度で、放出電流
比は1×10-3程度にすぎず、画像表示に十分な放出電
子の量が得られておらず、該素子を複数用いたフラット
パネルディスプレイ装置もまだ十分とはいえない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みてなされたものであり、低い電圧で安定して電子
放出することのできる電子放出効率の高い電子放出素子
を用いたフラットパネルディスプレイ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空空間を挾
み互いに対向する一対の背面基板及び透光性の前面基板
と、各々が、前記背面基板の前記真空空間側の表面に形
成されたオーミック電極上に形成された金属又は半導体
からなる電子供給層、前記電子供給層上に形成された絶
縁体層及び前記絶縁体層上に形成され前記真空空間に面
する金属薄膜電極からなる電子放出素子の複数と、を備
え、前記前面基板がその前記真空空間側の表面に形成さ
れたコレクタ電極及び前記コレクタ電極上に形成された
蛍光体層を有し、前記蛍光体層に対応する複数の発光部
からなる画像表示配列を有している電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置であって、前記背面基板は、
各々が前記電子放出素子の間に配置されかつ前記背面基
板から前記真空空間側の前記金属薄膜電極の表面までの
距離より大なる高さを有しかつ前記真空空間へ突出する
複数の絶縁性の隔壁を有することを特徴とする。これに
より、基板保持のためのスペーサなどの接触から前記バ
ス電極を守り、その断線を防止することができる。
【0007】上記電子放出素子フラットパネルディスプ
レイ装置において、前記背面基板上に形成されかつ隣接
する前記電子放出素子間に配置された絶縁性支持部を有
し、前記隔壁が前記絶縁性支持部上に形成されているこ
とを特徴とする。上記電子放出素子フラットパネルディ
スプレイ装置において、前記隔壁はその上部に前記背面
基板に略平行な方向に突出するオーバーハング部を有す
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による実施例の電
子放出素子フラットパネルディスプレイ装置を図面を参
照しつつ説明する。図1に示すように、電子放出素子フ
ラットパネルディスプレイ装置の1つの電子放出素子S
は、ガラスなどからなる背面基板10上に、アルミニウ
ム(Al)、タングステン(W)などからなるオーミッ
ク電極11を形成し、その上に例えばシリコン(Si)
などからなる電子供給層12を形成し、その上に例えば
SiOx(X=0.1から2.0)などからなる絶縁体
層13及び真空空間に面する例えば白金(Pt)、金
(Au)等などの金属薄膜電極15を積層して構成され
る。背面基板10の材質はガラスの他に、Al23,S
34、BN等のセラミックスでも良い。例えば、背面
基板内面には、金属オーミック電極を厚さ300nm程
度成膜し、その上に電子供給層を約5μm成膜し、更に
絶縁体層を400nm程度成膜する。その上に金属薄膜
電極を約10nm成膜し、電子放出素子単体が完成す
る。
【0009】前面基板1はその内面にインジウム錫酸化
物(いわゆるITO)、酸化錫(SnO)、酸化亜鉛
(ZnO)等からなるコレクタ電極2を有し、背面基板
10の電子放出素子Sから発した電子を受ける。透明コ
レクタ電極2の上に蛍光体3R,G,Bが塗布されている。
このように、本発明の電子放出素子フラットパネルディ
スプレイ装置の発光パネル部分は透光性の前面基板1
と、真空空間4を挾み対向し内面に複数の電子放出素子
Sを有する背面基板10の一対からなる。これら一対の
背面及び前面基板10,1は真空空間4を挾んでスペー
サなどで保持され、封止されている。
【0010】電子放出素子の発光原理は、図1に示すよ
うに、表面の金属薄膜電極15を正電位Vdとし裏面オ
ーミック電極11を接地電位としたダイオード構造から
説明できる。オーミック電極11と金属薄膜電極15と
の間に電圧Vdを印加し電子供給層12に電子を注入す
ると、ダイオード電流Idが流れ、絶縁体層13は高抵
抗であるので、印加電界の大部分は絶縁体層13にかか
る。電子は、金属薄膜電極15側に向けて絶縁体層13
内を移動する。金属薄膜電極15付近に達した電子は、
そこで強電界により一部は金属薄膜電極15をトンネル
し、外部の真空中に放出される。このトンネル効果によ
って金属薄膜電極15から放出された電子e(放出電流
Ie)は、対向したコレクタ電極(透明電極)2に印加
された高い加速電圧Vcによって加速され、コレクタ電
極2に集められる。コレクタ電極に蛍光体3が塗布され
ていれば対応する可視光を発光させる。
【0011】電子放出素子の電子供給層12の材料とし
てはアモルファスシリコン(a−Si)や、a−Siの
ダンリングボンドを水素(H)で終結させた水素化アモ
ルファスシリコン(a−Si:H)、さらにSiの一部
を炭素(C)で置換した水素化アモルファスシリコンカ
ーバイド(a−SiC:H)が有効であるが、Siの一
部を窒素(N)で置換した水素化アモルファスシリコン
ナイトライド(a−SiN:H)などの化合物半導体も
用いられ得、ホウ素、アンチモンをドープしたシリコン
も用いられ得る。
【0012】絶縁体層13は誘電体からなり50nm以
上の極めて厚い膜厚を有するものである。絶縁体層13
の誘電体材料としては、酸化珪素SiOx(xは原子比
を示す)が特に有効であるが、LiOx,LiNx,Na
x,KOx,RbOx,CsOx,BeOx,MgOx,M
gNx,CaOx,CaNx,SrOx,BaOx,Sc
x,YOx,YNx,LaOx,LaNx,CeOx,Pr
x,NdOx,SmOx,EuOx,GdOx,TbOx
DyOx,HoOx,ErOx,TmOx,YbOx,Lu
x,TbOx,DyOx,HoOx,ErOx,TmOx
YbOx,LuOx,TiOx,TiNx,ZrOx,Zr
x,HfOx,HfNx,ThOx,VOx,VNx,Nb
x,NbNx,TaOx,TaNx,CrOx,CrNx
MoOx,MoNx,WOx,WNx,MnOx,ReOx
FeOx,FeNx,RuOx,OsOx,CoOx,Rh
x,IrOx,NiOx,PdOx,PtOx,CuOx
CuNx,AgOx,AuOx,ZnOx,CdOx,Hg
x,BOx,BNx,AlOx,AlNx,GaOx,Ga
x,InOx,TiOx,TiNx,SiNx,GeOx
SnOx,PbOx,POx,PNx,AsOx,SbOx
SeOx,TeOxなどの金属酸化物又は金属窒化物でも
よい。
【0013】また、LiAlO2,Li2SiO3,Li2
TiO3,Na2Al2234,NaFeO2,Na4SiO
4,K2SiO3,K2TiO3,K2WO4,Rb2Cr
4,CS2CrO4,MgAl24,MgFe24,M
gTiO3,CaTiO3,CaWO4,CaZrO3,S
rFe1219,SrTiO3,SrZrO3,BaAl2
4,BaFe1219,BaTiO3,Y3Al512,Y
3Fe512,LaFeO3,La3Fe512,La2Ti
27,CeSnO4,CeTiO4,Sm3Fe512,E
uFeO3,Eu3Fe512,GdFeO3,Gd3Fe5
12,DyFeO3,Dy3Fe512,HoFeO3,H
3Fe512,ErFeO3,Er3Fe5 12,Tm3
512,LuFeO3,Lu3Fe512,NiTi
3,Al2TiO3,FeTiO3,BaZrO3,Li
ZrO3,MgZrO3,HfTiO4,NH4VO3,A
gVO3,LiVO3,BaNb26,NaNbO3,S
rNb26,KTaO3,NaTaO3,SrTa26
CuCr24,Ag2CrO4,BaCrO4,K2MoO
4,Na2MoO4,NiMoO4,BaWO4,Na2WO
4,SrWO4,MnCr24,MnFe24,MnTi
3,MnWO4,CoFe24,NnFe24,FeW
4,CoMoO4,CoTiO3,CoWO4,NiFe
24,NiWO4,CuFe24,CuMoO4,CuT
iO3,CuWO4,Ag2MoO4,Ag2WO4,ZnA
24,ZnMoO4,ZnWO4,CdSnO3,Cd
TiO3,CdMoO4,CdWO4,NaAlO2,Mg
Al24,SrAl24,Gd3Ga512,InFeO
3,MgIn24,Al2TiO5,FeTiO3,MgT
iO3,Na2SiO3,CaSiO3,ZrSiO4,K2
GeO3,Li2GeO3,Na2GeO3,Bi2Sn
39,MgSnO3,SrSnO3,PbSiO3,Pb
MoO4,PbTiO3,SnO2−Sb23,CuSe
4,Na2SeO3,ZnSeO3,K2TeO3,K2
eO4,Na2TeO3,Na2TeO4などの金属複合酸
化物、FeS,Al23,MgS,ZnSなどの硫化
物、LiF,MgF2,SmF3などのフッ化物、HgC
l,FeCl2,CrCl3などの塩化物、AgBr,C
uBr,MnBr2などの臭化物、PbI2,CuI,F
eI2などのヨウ化物、又は、SiAlONなどの金属
酸化窒化物でも絶縁体層13の誘電体材料として有効で
ある。
【0014】さらに、絶縁体層13の誘電体材料として
ダイヤモンド,フラーレン(C2n)などの炭素、或いは、A
l4C3,B4C,CaC2,Cr3C2,Mo2C,MoC,NbC,SiC,TaC,
TiC,VC,W2C,WC,ZrCなどの金属炭化物も有効であ
る。なお、フラーレン(C2n)は炭素原子だけからなりC
60に代表される球面篭状分子でC32〜C960などがあ
り、また、上式中、Ox,Nxのxは原子比を表す。以下、
同じ。
【0015】絶縁体層の厚さは、50nm以上、好まし
くは 100〜1000nm程度である。電子放出側の金属薄膜
電極15の材料としてはPt,Au,W,Ru,Irな
どの金属が有効であるが、Al,Sc,Ti,V,C
r,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,Y,
Zr,Nb,Mo,Tc,Rh,Pd,Ag,Cd,L
n,Sn,Ta,Re,Os,Tl,Pb,La,C
e,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,D
y,Ho,Er,Tm,Yb,Luなども用いられ得
る。
【0016】またこれら薄膜の成膜法としては、スパッ
タリング法が特に有効であるが、真空蒸着法、CVD
(chemical vapor deposition)法、レーザアブレーシ
ョン法、MBE(molecular beam epitaxy)法、イオ
ンビームスパッタリング法でも有効である。このよう
に、各々の電子放出素子において、背面基板の金属オー
ミック電極と金属薄膜電極の間に、金属薄膜電極が正に
なるように直流電圧を印加すると、金属薄膜電極を通過
して電子が放出される間に、金属薄膜電極と前面基板の
透明コレクタ電極との間に例えば5kV程度の高電圧を
印加することにより、放出された電子が加速され、前面
基板に塗布された蛍光体に衝突し、そのエネルギーによ
り蛍光体が発光するのである。
【0017】実際にこの電子放出と蛍光体発光を利用し
て平面ディスプレイを構成するには以下1.〜3.のよ
うな制限が生じてくるので、これら課題を解決する必要
がある。 1.前面基板の蛍光体を光の3原色に相当するR,G,
Bに塗り分けなければならない。前面基板にR,G,B
3色の蛍光体を塗布する必要があるが、一画素に3色を
入れる為、背面基板と張り合わせた時にオーミック電極
方向と同一になるラインに沿ってR,G,Bそれぞれを
交互に塗り分けなければならない。
【0018】2.画像を表示する場合には例えばマトリ
クス配列された複数画素に対応する電子放出素子を作ら
なければならない。単純マトリクス駆動で画像表示を行
う場合、背面基板においては電子放出素子を構成する金
属オーミック電極とバス電極を含む電極薄膜をそれぞれ
ストライプ状に形成し、しかもそれぞれの電極を直交さ
せる必要がある。オーミック電極とバス電極との交点が
1画素となるが、その大きさは画面サイズと表示精細度
の関係により決まってくる。画素ピッチはR,G,B発
光部を含んだ大きさとなるが、基本単位となるのはセル
ピッチである。
【0019】3.蛍光体をカラーCRT用のものを利用
した場合、発光輝度をある程度得る為には、電子の加速
電圧を5kV以上としなければならない。実際のCRT
は加速電圧として20kV程度を印加している。ここで
問題となるのは、金属薄膜電極と前面基板の透明コレク
タ電極との間の距離である。前面基板と背面基板を対向
させ封止した後、内部を真空排気するが、この基板間距
離が短い状態で高電圧を印加すると金属薄膜電極と透明
コレクタ電極との間で放電現象が生じ電子放出素子が破
壊する。そこで、金属薄膜電極及び透明コレクタ電極間
の距離は1mm以上離れている必要がある。画面サイズ
が小さい場合は、パネル周縁にギャップ形成用のスペー
サを設置して前面基板と背面基板を保持しておけば問題
がないが、5インチ程度以上からはパネル周縁部分のみ
のスペーサ保持だけでは両基板の強度が十分とれずに、
基板が破壊する、もしくは両基板が中央で接触するほど
たわんでしまう、という不具合が生じる。そこで、我々
は画面内部にもスペーサの効果を持たせる隔壁を形成す
る。どの程度の頻度で隔壁を設置するか、どの程度の大
きさにするのか問題である。いずれにしろ開口率を減少
させてしまうし、高さ1mmの隔壁を作製することは容
易ではない。
【0020】そこで、内部にも隔壁を有する実施例の電
子放出素子フラットパネルディスプレイ装置を案出した
ので、これを図2に示す。実施例のフラットパネルディ
スプレイ装置は、ガラスなどの一対の透光性の前面基板
1及び背面基板10からなり、背面基板10側の隔壁R
Rと前面基板1側の第2隔壁FRとが当接して、両基板
は真空空間4を挾み互いに対向している。
【0021】背面基板10の真空空間4側内面には、そ
れぞれ平行に伸長する複数のオーミック電極11が形成
されている。オーミック電極11は、カラーディスプレ
イパネルとするために赤、緑、青のR,G,B色信号に
応じて3本1組となっており、それぞれに所定信号が印
加される。オーミック電極11の上に電子放出素子Sの
複数が形成され、電子放出素子Sがマトリクス状に配置
されている。隣接する素子の金属薄膜電極の一部上に、
これらを電気的に接続し、オーミック電極に垂直に伸長
して架設され、それぞれが平行に伸長する複数のバス電
極16が設けられている。オーミック電極11及びバス
電極16の交点が電子放出素子Sに対応する。よって、
本発明の表示装置の駆動方式としては単純マトリクス方
式またはアクティブマトリクス方式が適用できる。
【0022】図3に示すように、電子放出素子Sはオー
ミック電極11上に順に形成された電子供給層12、絶
縁体層13及び金属薄膜電極15からなる。金属薄膜電
極15は真空空間4に面している。特に、電子放出素子
Sの各々を取り囲み複数の電子放出領域に区画する絶縁
性支持部17が形成されている。この絶縁性支持部17
はバス電極16を支え、断線を防止する。すなわち、図
3に示すように、電子放出素子以外の周縁部にあらかじ
め絶縁性支持部、或いは電気抵抗の大きい物質を、その
後の工程で電子放出素子を形成した場合の最終的な厚さ
と同程度に成膜しておくのである。
【0023】さらに、本実施例では、背面基板10から
真空空間4へ突出するように絶縁性支持部17上に背面
基板側の隔壁RRが形成されている。隔壁RRは所定間
隔で間隔を隔てて配置されている。図2では、隔壁RR
は電子放出素子S毎にそれらの間に形成されているが、
隔壁RRを、電子放出素子Sの例えば2,3個毎の間に
間隔をあけて形成してもよい。また、図2では、隔壁R
Rはオーミック電極11にほぼ垂直な方向に連続して形
成されているが、図17に示すように、前面基板1側の
第2隔壁FRに当接する部分を含む上部面積を残して間
欠的に形成してもよい。これにより、バス電極16の延
在せしめる方向を蛍光体層3R、3G、3Bに一致させ
ることができる。いずれにしても隔壁RRは電子放出素
子S間に形成されている。
【0024】更に、この隔壁RRはその上底面積が、背
面基板と接する下底面積よりも大きく形成されることが
好ましい。すなわち、隔壁RRはその上部に背面基板に
略平行な方向に突出するオーバーハング部を有するよう
に、形成されることが好ましい。更に、図2では、背面
基板10の金属薄膜電極15上に設けられたバス電極1
6の形状が単純な直線状で形成されているが、バス電極
16を直線状でなく、電子放出素子の金属薄膜電極15
の間において、金属薄膜電極上における幅よりも大なる
幅を有するように、すなわち電子放出素子の間では素子
上よりも太くなるように形成することが好ましい。これ
によって、バス電極の抵抗値を低減できる。
【0025】オーミック電極11は、その材料として
は、Au,Pt,Al,W等の一般にICの配線に用い
られる材料やクロム、ニッケル、クロムの3層構造、A
lとNdの合金、AlとMoの合金、TiとNの合金も
用いられ得、その厚さは各素子にほぼ同電流を供給する
均一な厚さである。なお、図2では図示しないが背面基
板10及びオーミック電極11間には、SiOx,Si
x,Al23,AlNなどの絶縁体からなインシュレ
ータ層を形成してもよい。インシュレータ層はガラスの
背面基板10から素子への悪影響(アルカリ成分などに
不純物の溶出や、基板面の凹凸など)を防ぐ働きをな
す。
【0026】金属薄膜電極15の材質は、電子放出の原
理から仕事関数φが小さい材料で、薄い程良い。電子放
出効率を高くするために、金属薄膜電極15の材質は周
期律表のI族、II族の金属が良く、たとえばCs,R
b,Li,Sr,Mg,Ba,Ca等が有効で、更に、
それらの合金であっても良い。また、金属薄膜電極15
の材質は極薄化の面では、導電性が高く化学的に安定な
金属が良く、たとえばAu,Pt,Lu,Ag,Cuの
単体又はこれらの合金等が望ましい。また、これらの金
属に、上記仕事関数の小さい金属をコート、あるいはド
ープしても有効である。
【0027】バス電極16の材料としては、Au,P
t,Al,Cu等の一般にICの配線に用いられる物で
良く、各素子にほぼ同電位を供給可能ならしめるに足る
厚さで、 0.1〜50μmが適当である。但し、抵抗値が
許容出来るのであれば、バス電極を使用しないで、金属
薄膜電極に使用する材料を使用することもできる。一
方、表示面である透明ガラスなどの透光性の前面基板1
の内面(背面基板10と対向する面)には、ITOから
なる透明なコレクタ電極2が一体的に形成され、これに
高い電圧が印加される。なお、ブラックストライプやバ
ックメタルを使用する場合は、ITOを設けずにこれら
をコレクタ電極とすることが可能である。
【0028】コレクタ電極2上には、フロントリブ(第
2隔壁)FRがオーミック電極11に平行となるように
複数形成されている。延在しているフロントリブ間のコ
レクタ電極2の上には、R,G,Bに対応する蛍光体か
らなる蛍光体層3R,3G,3Bが真空空間4に面する
ように、それぞれ形成されている。このように、各蛍光
体の境には背面基板と前面基板の距離を一定(例えば1
mm)に保つ為のフロントリブ(第2隔壁)FRが設け
られている。背面基板10上に設けられたリアリブ(隔
壁)RRと直交する方向にフロントリブ(第2隔壁)F
Rとが前面基板1に設けられているので、前面基板の蛍
光体を光の3原色に相当するR,G,Bに塗り分けが確
実になる。
【0029】このように、実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置はマトリクス状に配置されか
つ各々が赤R、緑G及び青Bの発光部からなる発光画素
の複数からなる画像表示配列を有している。もちろん、
RGBの発光部に代えてすべてを単色の発光部としてモ
ノクロムディスプレイパネルも形成できる。次に、電子
放出素子フラットパネルディスプレイ装置製造工程を説
明する。 <背面基板作製>図4に示すように、パターニング工程
により、ガラス等の絶縁性基板上に互いに平行な複数の
ストライプ状にオーミック電極11の複数を形成する。
オーミック電極材質としては電気抵抗が小さく、膜とし
て形成可能な物質ならなんでもよいが特にアルミニニウ
ム、タングステンが好適である。ストライプの寸法とし
て1例をあげると、幅160μm、厚さ0.3μm、線
間隔300μmである。
【0030】ストライプ状オーミック電極11を形成す
る方法は例えばマスクを用いてオーミック電極部分のみ
に成膜する方法もあるし、基板全面に電極膜を成膜して
おいてから各種エッチングによりオーミック電極部分の
みを残すという方法でも良い。また、スクリーン印刷法
や感光性ペースト法でも良い。絶縁性支持部工程では、
図5に示すように、作製したオーミック電極面上に、後
工程で電子放出素子となるべき部分を開口17aとして
除いた電気絶縁性の絶縁性支持部17を形成する。絶縁
性支持部17材料は例えば、ポリイミドである。開口1
7aはオーミック電極11を露出させる。絶縁性支持部
17の厚さは最終的に電子放出素子の厚さと同程度にな
るようになし、実施例としては例えば5μmとしてい
る。
【0031】電子放出素子となるべき部分の開口は幅が
電極より大きく200μmで、長手方向の長さが440
μmとしている。開口の幅は、マスクの重ね合わせ時の
位置ずれを考慮に入れ、オーミック電極11と、後工程
で成膜されるSiOx(X=0.1から2.0)とが直
接接触することがないように配慮したものである。この
絶縁性支持部工程では、後工程で電子放出素子毎に電子
供給層材料のシリコンを5μmの厚さに成膜し、最後に
金属オーミック電極方向と直交する方向に電気的に連続
に金属薄膜電極を成膜、或いは島状の金属薄膜電極を電
気的に接続するバス電極を成膜する必要があるが、もし
この電子放出素子以外の絶縁性支持部17を設けなけれ
ば、電子供給層材料のシリコン層の5μm膜厚の段差に
より、最上部の連続的金属薄膜電極又はバス電極が断線
する確率が非常に高くなる。1個所でも断線した場合
は、ディスプレイパネルにおいてそのライン全てが欠陥
となるが、これが解消される。
【0032】この絶縁性支持部17の形成には例えばス
クリーン印刷法を用いれば良い。また、この絶縁性支持
部の形成をこの工程に入れるのは、熱の影響を次工程に
かけないためである。素子作製前に熱をかけることによ
り素子には余計な熱の影響がなくなる。次に、隔壁形成
工程では、図6に示すように、さらに背面基板10上か
ら突出する複数の電気絶縁性のリアリブRRが、オーミ
ック電極11延在方向に直交するように絶縁性支持部1
7上にわたって形成される。すなわち、リアリブRR間
に少なくともオーミック電極11の一部分を露出せしめ
ている。金属オーミック電極と直交する方向において、
電子放出素子間の絶縁性支持部17上に形成されたリア
リブRRの寸法は、例えば幅100μm、高さ(厚さ)
10μmとする。このリアリブRRの形成にも例えばス
クリーン印刷法を用いれば良い。
【0033】このリアリブRRの効果として以下のよう
なことが達成できる。オーミック電極11と同じ向きに
連続して延在する隔壁を背面基板の方に作製すること
は、金属薄膜電極の断線が起こる為、不可能である。フ
ロントリブFRのみで背面基板と前面基板を張り合わせ
た場合、配置的には問題ないが、高さ1mmのフロント
リブFRが直接金属薄膜電極と接するため、やはり背面
基板の金属薄膜電極が断線する確率が非常に高くなる。
しかし、オーミック電極11に直交するような絶縁性の
リアリブRRが設けられていれば、前面基板のフロント
リブFRは背面基板のリアリブRRと当接する為、バス
電極の断線は起こり得ない。また、背面基板と前面基板
両方から隔壁を作製する為、それぞれの隔壁の高さが低
くて済む為、作製が容易になると同時に張り合わせ後の
強度が上がるという効果が有る。更に、張り合わせ後に
内部を真空排気し、真空空間4を形成し、しかる後に封
止するというCRT同等の工程が入るが、フロントリブ
FR及びリアリブRRが直交していることにより全ての
空間が連続しているので、この真空排気が容易に行える
という効果もある。
【0034】このリアリブRRの横断面は直方体でも良
いが、絶縁性支持部17と接触する部分(下底)の電極
方向の長さが上面(上底)のそれより短く、電極方向の
断面が台形となっている方が更に好ましい。すなわち、
リアリブRRの上部に基板に平行な方向に突出するオー
バーハング部18が、リアリブRRの伸長方向に沿って
形成されている。スクリーン印刷のほかに、オーバーハ
ング部18はフォトリソグラフィ法等の手法を用いてリ
アリブRRのアンダカットとして形成できる。
【0035】隔壁材料の一例として非感光性のポリイミ
ドを、例えばスピンコート法で所定膜厚に背面基板のオ
ーミック電極11上に形成し、その上にフォトレジスト
のフォトレジストマスクを形成して、リアクティブイオ
ンエッチング等の手法を用いてリアリブRRのパターン
形状にエッチングする。ポリイミド膜をエッチャントで
あるアルカリ溶液でエッチングを行うことで、リアリブ
RRがアンダーカット状態となる。
【0036】尚、これまでポリイミドと称していたの
は、イミド化する前の前駆体状態の物質を含むものであ
り、ポストベークで300℃程度で硬化せしめると本当
のポリイミドとなる。しかし、ポリイミドの代わりの材
質としては、下部の支持材料がそれぞれエッチングされ
ない絶縁物であれば何でもよく、電子供給層材料の成膜
前に強度を保持できる電気絶縁性物質を用いることがで
きる。
【0037】その後、図7に示すように、電子供給層形
成工程にて、露出したオーミック電極11の部分の各々
上にマスク31を介して電子供給層材料のシリコンを堆
積させ、少くとも1層の電子供給層12を形成する。絶
縁性支持部17を形成した際に電子放出素子となるべき
部分を開口として残しておいたが、マスク31にも同様
な開口があり、絶縁性支持部17の開口内部に、幅24
0μm、長手方向は480μmでシリコンを成膜する。
厚さは5μmである。シリコン層12部分の高さは絶縁
性支持部17の高さとほぼ一致し、段差はなくなる。た
だ、境界で多少の盛り上がりがみられるが、マスク31
が高さ10μmのリアリブRRの上にある為、シリコン
が拡散し、明確な段差が出来ず、なめらかな曲線とな
る。シリコンは蒸着法でもスパッタ法でもどちらで成膜
してもよい。
【0038】その後、絶縁体層形成工程にて、図8に示
すように、シリコン層12上の全面にSiOx(X=
0.1から2.0)を厚さ約0.4μmの絶縁体層13
を、蒸着法、スパッタ法などで形成する。SiOxは絶
縁性の為、ベタで一様に成膜しても問題は生じない。そ
れどころか、各電子放出素子同士を電気的に分離する役
目も果たす。また各物質の成膜で生じた段差を緩和する
効果も有る。このことは,最終的に表面に形成する金属
薄膜電極や、その上に形成するバス電極が段差により断
線しないという効果となって表れる。
【0039】次に、図9に示すように、金属薄膜電極1
5を絶縁体層13上に電子放出素子毎に成膜する。オー
ミック電極に直交する方向であれば、電子放出素子毎で
なく、連続でも構わないが、実際に成膜する場合、蒸着
またはスパッタリングを用いることが多い為、マスクを
前記のような連続ストライプ状に加工しなくてはなら
ず、多数のストライプ状スリットのあるマスクは取り扱
い上、マスク強度の面でその使用が難しい。そこで、シ
リコン電子供給層12を成膜したと同様に、マスク32
を用いて電子放出素子に個別に金属薄膜電極15を形成
する。よって、図10に示すように、金属薄膜電極15
はバス電極により連結されるべき個別の島状電極として
形成される。多数のストライプ状スリットのあるマスク
よりも電子放出素子各々に対応する開口を有するマスク
32の方がその強度が確保される。また、連続ストライ
プ状が形成可能である場合、またはエッチング等の他の
成膜方法等によりストライプ状が可能である場合は、上
記のようにマスクを用いた電子放出素子毎の個別の金属
薄膜電極成膜にこだわる必要はない。
【0040】金属薄膜電極の材質は、仕事関数の低いも
のであれば構わないが、白金または金が好ましい。成膜
時の厚さは10nm程度であり、成膜の方法は蒸着、ス
パッタが好適であるが上記のようにエッチング方法でも
構わない。つぎのバス電極形成工程にて、図11に示す
ように、金属薄膜電極15の一部分上にバス電極16
を、蒸着法、スパッタ法などでマスク33を用いて形成
する。金属薄膜電極間の導通を確実にする為にバス電極
16を設ける。バス電極16の材質は電気抵抗が小さい
ものであればなんでもよいが、Al,Cu,Auなど抵
抗率の低い金属が望ましいのはもちろんである。
【0041】バス電極16はオーミック電極11に直交
する方向に導通をとるものであるので、図12に示すよ
うに、その方向に線状に設ければよいが、更に導通を確
実にし抵抗を下げる為に、金属薄膜電極15上は細い線
幅にし、金属薄膜電極15の間は太くするような形状と
し、金属薄膜電極15上の開口率を確保する。なお、露
出する金属薄膜電極15の表面を除き、バス電極16及
び絶縁体層13上に格子状に第2絶縁層(図示せず)を
形成すれば、バス電極を覆うので不要な短絡を防止でき
る。 <前面基板作製>まず、図13に示すように、ガラスな
どの透光性の前面基板1上に透明コレクタ電極2を成膜
する。この透明コレクタ電極2は、可視光の透過率が高
いもので、電気抵抗の低いものであれば良いが、特にI
TOなどは最適である。この透明コレクタ電極2を0.
4μmの厚さに前面基板全面成膜する。
【0042】次に、図14に示すように、透明コレクタ
電極上にブラックストライプBMを形成する。このブラ
ックストライプBMは、背面基板と張り合わせた時に、
背面基板の電子放出素子に対応する部分が開口19とな
っており、それ以外の部分に光吸収性の物質を格子状に
設ける。例えば、縦横の幅が100μmずつとし、厚さ
は1μmとする。これは、CdTeをスクリーン印刷に
より成膜すればよい。
【0043】次に、図15に示すように、前面及び背面
基板を張り合わせた時に、オーミック電極と並行になる
ように、前面基板1上にフロントリブ(第2隔壁)FR
を形成する。幅は100μm程度で高さは1mmとす
る。材質は絶縁性のものが用いられる。絶縁性材料をブ
ラックストライプBM上に一様に1mm膜厚で成膜して
微細な固体粒子を吹き付けるサンドブラスト法やスクリ
ーン印刷等の厚さを稼げる方法で形成すればよい。この
フロントリブ(第2隔壁)FRは、背面基板と前面基板
との間の距離を作り出す効果と、この後工程の蛍光体塗
布時の分離隔壁の効果がある。
【0044】最後に、図16に示すように、各フロント
リブFR間毎に3R,3G,3Bの蛍光体を交互に塗布
する。蛍光体としては例えばCRTに用いられているも
のを厚さ約20μmに成膜する。 <張り合わせ工程>上記のように作製した背面基板と前
面基板を、背面基板10側の隔壁RRと前面基板1側の
第2隔壁FRとが当接して、両基板は真空空間4を挾み
互いに対向するように、張り合わせ、基板周囲を封止
し、2枚の基板の間を真空に排気した後、内部に設置し
たゲッターを誘導加熱により飛散させ、最終的に排気口
を封止する。封止後に発生する不純物ガスを吸着するた
めである。
【0045】背面基板のオーミック電極及びバス電極
を、それぞれアース及び正電圧に接続し、かつ前面基板
の透明電極を数kVの正電圧に接続して、図2に示すよ
うな、一対の透光性の前面基板1及び背面基板10から
なるフラットパネルディスプレイ装置が完成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例の電子放出素子の概略断
面図である。
【図2】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置を示す概略部分斜視図である。
【図3】 本発明による電子放出素子フラットパネルデ
ィスプレイ装置の図2のAAの線に沿った概略部分拡大断
面図。
【図4】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略部
分斜視図。
【図5】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略部
分斜視図。
【図6】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略部
分斜視図。
【図7】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置における隔壁の概略部分拡大断
面図。
【図8】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略部
分断面図。
【図9】 本発明による実施例の電子放出素子フラット
パネルディスプレイ装置における隔壁の概略部分拡大断
面図。
【図10】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図11】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分断面図。
【図12】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図13】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図14】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図15】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図16】 本発明による実施例の電子放出素子フラッ
トパネルディスプレイ装置製造工程における基板の概略
部分斜視図。
【図17】 本発明による他の実施例の電子放出素子フ
ラットパネルディスプレイ装置の概略部分斜視図。
【符号の説明】
1 透光性の前面基板 2 コレクタ電極 3R,3G,3B 蛍光体層 4 真空空間 10 背面基板 11 オーミック電極 12 電子供給層 13 絶縁体層 15 金属薄膜電極 16 バス電極 17 絶縁性支持部 18 オーバーハング部 RR 隔壁 FR 第2隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉澤 淳志 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 中馬 隆 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 根岸 伸安 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 山田 高士 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 岩崎 新吾 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 伊藤 寛 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 小笠原 清秀 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号パイ オニア株式会社総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空空間を挾み互いに対向する一対の背
    面基板及び透光性の前面基板と、 各々が、前記背面基板の前記真空空間側の表面に形成さ
    れたオーミック電極上に形成された金属又は半導体から
    なる電子供給層、前記電子供給層上に形成された絶縁体
    層及び前記絶縁体層上に形成され前記真空空間に面する
    金属薄膜電極からなる電子放出素子の複数と、を備え、 前記前面基板がその前記真空空間側の表面に形成された
    コレクタ電極及び前記コレクタ電極上に形成された蛍光
    体層を有し、前記蛍光体層に対応する複数の発光部から
    なる画像表示配列を有している電子放出素子フラットパ
    ネルディスプレイ装置であって、 前記背面基板は、各々が前記電子放出素子の間に配置さ
    れかつ前記背面基板から前記真空空間側の前記金属薄膜
    電極の表面までの距離より大なる高さを有しかつ前記真
    空空間へ突出する複数の絶縁性の隔壁を有することを特
    徴とする電子放出素子フラットパネルディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記背面基板上に形成されかつ隣接する
    前記電子放出素子間に配置された絶縁性支持部を有し、
    前記隔壁が前記絶縁性支持部上に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の電子放出素子フラットパネル
    ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁はその上部に前記背面基板に略
    平行な方向に突出するオーバーハング部を有することを
    特徴とする請求項1記載の電子放出素子フラットパネル
    ディスプレイ装置。
JP35846597A 1997-12-25 1997-12-25 電子放出素子フラットパネルディスプレイ装置 Pending JPH11185676A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35846597A JPH11185676A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 電子放出素子フラットパネルディスプレイ装置
EP98124545A EP0926698A3 (en) 1997-12-25 1998-12-22 Electron emitting device based flat panel display apparatus
US09/219,779 US6259198B1 (en) 1997-12-25 1998-12-23 Flat panel display apparatus with an array of electron emitting devices

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108070A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Samsung Sdi Co Ltd 電子放出表示装置およびこの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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