JPH11185463A - データ記録媒体ならびにメニュー制御方法および装置 - Google Patents

データ記録媒体ならびにメニュー制御方法および装置

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JPH11185463A
JPH11185463A JP9350625A JP35062597A JPH11185463A JP H11185463 A JPH11185463 A JP H11185463A JP 9350625 A JP9350625 A JP 9350625A JP 35062597 A JP35062597 A JP 35062597A JP H11185463 A JPH11185463 A JP H11185463A
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JP
Japan
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data
presentation content
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menu
selection menu
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JP9350625A
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English (en)
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Toshiaki Setogawa
俊明 瀬戸川
Akihito Nakagawa
彰人 中川
Takeshi Oda
剛 小田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な装置や操作を必要とすることなく、複
数種類の音声の中から任意の音声を選択して、選択され
た音声を含む提示内容を再生することを可能とする。 【解決手段】 カラオケ等の音楽作品用DVDには、複
数の曲が記録されている。各曲は、それぞれ複数種類の
音声を含んでいる。このDVDを用いて、各曲を選択す
る際には、選曲メニュー画面において曲を選択すると、
音声選択メニュー画面31が表示され、この音声選択メ
ニュー画面31において音声を選択すると、選曲メニュ
ー画面において選択され、且つ音声選択メニュー画面3
1において選択された音声を含む曲が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
・ビデオ・ディスクまたはディジタル・ヴァーサタイル
・ディスク(以下、DVDと記す。)等に記録された音
楽作品等の複数の提示内容を再生する際に提示内容を個
別に選択して再生可能とするためのデータを記録したデ
ータ記録媒体ならびにメニュー制御方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル化したビデオデータや
オーディオデータを記録可能な光ディスクであるDV
D、およびDVDからのデータの再生とDVDに対する
データの記録のうちの少なくとも再生を行う装置である
DVDプレイヤが実用化されている。
【0003】DVDの作品形式の1つにカラオケモード
と呼ばれるものがある。カラオケモードは、DVDのオ
ーディオ圧縮フォーマット(規格)であるAC−3やM
PEG(Moving Picture Experts Group)規格の多チャ
ンネルオーディオ圧縮を利用して実現される。AC−3
では、映画用のサラウンドオーディオとしては、左前方
(Left Front)チャンネル、右前方(Right Front )チ
ャンネル、中央(Center)チャンネル、左後方(Left R
ear )チャンネルおよび右後方(Right Rear)チャンネ
ルの5つのチャンネルを使用する。カラオケモードは、
このような多チャンネルの性質を流用している。すなわ
ち、DVDのカラオケモードでは、例えば、左前方チャ
ンネルおよび右前方チャンネルにカラオケそのもの(以
下、純粋カラオケと言う。)だけを記録し、中央チャン
ネルに歌の主旋律を演奏する楽曲(以下、ガイドメロデ
ィと言う。)を記録し、左後方チャンネルには男性の歌
声、右後方チャンネルには女性の歌声を記録しておく。
そして、再生時には、サラウンド再生ではなく、通常の
ステレオ再生とし、再生する音声は、左前方チャンネル
あるいは右前方チャンネルにおいて、純粋カラオケだけ
を再生したり、純粋カラオケと中央チャンネルに記録さ
れているガイドメロディとを混合して再生してガイドメ
ロディ付きカラオケとしたり、あるいは視聴者が1人で
もデュエットを楽しむことができるように、デュエット
曲の相方とするために、左後方チャンネルの男性の歌声
もしくは右後方チャンネルの女性の歌声のどちらかを純
粋カラオケに混合して再生するといった選択を可能とし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上述のようなカラオケモードを利用した再生を行う
には、カラオケデコード機能を有するAV(オーディオ
・ビデオ)アンプや、カラオケプレイヤと呼ばれる専用
のDVDプレイヤのような特殊な装置が必要であり、通
常のDVDプレイヤでは上述のようなカラオケモードの
作品を視聴することができないという問題点があった。
【0005】更に、従来は、上述のようなカラオケモー
ドを利用した再生を行う場合には、視聴者は、専用のD
VDプレイヤにおいて、一つ以上の音声を選択するため
の特殊な操作が必要になり、その操作が煩雑であると共
に、操作方法がDVDプレイヤによって異なるため、デ
ィスクに付随する解説書に操作方法を明記することもで
きないという問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、特殊な装置や操作を必要とすること
なく、複数種類の音声の中から任意の音声を選択して、
選択された音声を含む提示内容を再生することを可能と
したデータ記録媒体ならびにメニュー制御方法および装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ記録媒体
は、複数の提示内容を個別に選択して再生可能とするた
めのデータを記録したコンピュータ読み取り可能なデー
タ記録媒体であって、各提示内容毎に区分され、それぞ
れ各提示内容を表す複数の提示内容データと、各提示内
容データの再生を制御するための提示内容再生制御用デ
ータと、各提示内容を個別に選択して、提示内容再生制
御用データによる提示内容データの再生の指示を行うた
めの提示内容選択用メニュー画面を表示させるためのメ
ニュー制御用データとが記録され、各提示内容データ
は、それぞれ、選択的に提示可能な複数種類の音声デー
タを含み、メニュー制御用データは、提示内容選択用メ
ニュー画面において提示内容が選択された後に、音声デ
ータを選択するための音声選択用メニュー画面を表示さ
せ、この音声選択用メニュー画面において音声データが
選択された後に、提示内容選択用メニュー画面において
選択され、且つ音声選択用メニュー画面において選択さ
れた音声データを含む提示内容データの再生の指示を行
うデータ構造を有するものである。
【0008】本発明のメニュー制御方法は、メニュー画
面を用いて、それぞれ、選択的に提示可能な複数種類の
音声データを含む複数の提示内容データを個別に選択し
て再生可能とするためのメニュー制御方法であって、提
示内容データを個別に選択するための提示内容選択用メ
ニュー画面を表示し、この提示内容選択用メニュー画面
において提示内容データが選択された後に、音声データ
を選択するための音声選択用メニュー画面を表示し、こ
の音声選択用メニュー画面において音声データが選択さ
れた後に、提示内容選択用メニュー画面において選択さ
れ、且つ音声選択用メニュー画面において選択された音
声データを含む提示内容データの再生の指示を行うもの
である。
【0009】本発明のメニュー制御装置は、メニュー画
面を用いて、それぞれ、選択的に提示可能な複数種類の
音声データを含む複数の提示内容データを個別に選択し
て再生可能とするためのメニュー制御装置であって、提
示内容データを個別に選択するための提示内容選択用メ
ニュー画面を表示する提示内容選択用メニュー画面表示
手段と、この提示内容選択用メニュー画面表示手段によ
って表示される提示内容選択用メニュー画面において提
示内容データが選択された後に、音声データを選択する
ための音声選択用メニュー画面を表示する音声選択用メ
ニュー画面表示手段と、この音声選択用メニュー画面表
示手段によって表示される音声選択用メニュー画面にお
いて音声データが選択された後に、提示内容選択用メニ
ュー画面において選択され、且つ音声選択用メニュー画
面において選択された音声データを含む提示内容データ
の再生の指示を行う再生指示手段とを備えたものであ
る。
【0010】本発明のデータ記録媒体では、メニュー制
御用データによって、提示内容選択用メニュー画面が表
示され、この提示内容選択用メニュー画面において各提
示内容が個別に選択された後、音声選択用メニュー画面
が表示され、この音声選択用メニュー画面において音声
データが選択された後に、提示内容選択用メニュー画面
において選択され、且つ音声選択用メニュー画面におい
て選択された音声データを含む提示内容データの再生の
指示が行われる。
【0011】本発明のメニュー制御方法では、提示内容
選択用メニュー画面が表示され、この提示内容選択用メ
ニュー画面において提示内容が選択された後に、音声選
択用メニュー画面が表示され、この音声選択用メニュー
画面において音声データが選択された後に、提示内容選
択用メニュー画面において選択され、且つ音声選択用メ
ニュー画面において選択された音声データを含む提示内
容データの再生の指示が行われる。
【0012】本発明のメニュー制御装置では、提示内容
選択用メニュー画面表示手段によって、提示内容選択用
メニュー画面が表示される。この提示内容選択用メニュ
ー画面において提示内容が選択された後に、音声選択用
メニュー画面表示手段によって、音声選択用メニュー画
面が表示される。そして、この音声選択用メニュー画面
において音声データが選択された後に、再生指示手段に
よって、提示内容選択用メニュー画面において選択さ
れ、且つ音声選択用メニュー画面において選択された音
声データを含む提示内容データの再生の指示が行われ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本実施
の形態に係るデータ記録媒体、メニュー制御方法および
メニュー制御装置について、DVDおよびDVDプレイ
ヤに適用した場合の例を挙げて説明する。従って、DV
Dが本実施の形態に係るデータ記録媒体に対応し、DV
DプレイヤによってDVDに記録された提示内容データ
を再生する際に使用されるメニューを制御する方法が、
本実施の形態に係るメニュー制御方法に対応し、DVD
プレイヤが、本実施の形態に係るメニュー制御装置に対
応する。なお、本実施の形態は、カラオケのような1曲
毎の独立性が高い音楽作品で、複数の曲が含まれるが、
それらを連続再生しない方が好ましい音楽作品用のDV
Dに利用するのに適している。従って、以下、上述のよ
うな音楽作品用のDVDに適用した場合を例にとって説
明する。なお、本実施の形態において、「曲」とは、音
楽のみならず、それに付随する映像やテロップ等を含む
ものを言う。
【0014】始めに、図6を参照して、DVDにおける
データ構造について説明する。DVDにおいては、実際
に多重化されたビデオやオーディオ等のデータは、ビデ
オ・オブジェクト(Video Object;以下、VOBと記
す。)と呼ばれている。VOBは、意味のある一連の多
重化されたビデオやオーディオのデータで構成され、例
えば、映画のタイトル1本分や、オーディオメニュー
や、チャプタメニュー等、一度そこにアクセスして連続
的に再生することに大きな意味を持っている多重化デー
タとして定義されている。
【0015】従って、一枚のディスクにはVOBという
固まりは複数存在しているのが通常であり、図6に示し
たように、それぞれのVOB62には、VOB 識別番
号(以下、VOB ID番号と記す。)(図6では、I
D#1)という通し番号が与えられている。また、VO
B62の中は、更に、セル(以下、CELLと記す。)
63という単位に分かれており、各CELL63には、
1から昇順に、CELL 識別番号(以下、CELL
ID番号と記す。)(図6では、ID#1〜ID#6)
が与えられている。CELL63は、機械的に分けられ
ているのではなく、VOBの考えと同様に、意味のある
固まりとして定義される。例えば、映画タイトルであれ
ば各チャプタの区切りに相当し、あるメニューが複数ペ
ージで構成される場合であれば各表示ページに相当して
いる。
【0016】ここで、DVDフォーマットでは、メニュ
ーやタイトルの再生の単位は、プログラムチェイン(Pr
ogram Chain ;以下、PGCと記す。)と呼ばれる再生
制御データによって表される。図7に示したように、P
GC70は、プリコマンド(以下、PRE CMDと記
す。)64、VOB識別部(以下、VOB IDと記
す。)65およびポストコマンド(以下、POST C
MDと記す。)66から構成されている。このうち、V
OB ID65は、上述のVOB ID番号と該当する
VOBが記録されているディスク上の先頭番地の組みで
構成されている。VOB ID65は、複数個連ねるこ
とも可能である。
【0017】VOB ID65は、CELL情報部67
(図7では、CELLと記す。)の連なりを含んでい
る。CELL情報部67は、VOB ID65と同様
に、VOBの中の各CELL ID番号(図7では、C
ELL番号CN#1〜CN#6分)とそのCELLが記
録されているディスク上の先頭番地の組みで構成されて
いるCELL識別部(以下、CELL IDと記す。)
68と、そのCELLの再生の終了時点で実行されるセ
ルコマンド(以下、CELL CMDと記す。)69の
組み合わせで構成されている。なお、CELL CMD
69は省略することも可能であり、本発明のような特殊
な用途でのみ使用され、通常の映画や静止画のメニュー
では存在しない場合が多い。
【0018】DVDプレイヤは、このVOB ID65
とCELL ID68の情報を前から順番にたどってい
くことで、再生すべき多重化データの実体の記録されて
いるアドレスを知り、実際に再生していくのである。各
CELLの再生の終了時にCELL CMDが存在して
いる場合は、それを実行する。なお、便宜上、この動作
を、PGCの再生と呼ぶことにする。なお、PRE C
MD64は、PGCの再生の前に実行されるナビゲーシ
ョンコマンド(Navigation Command)のことであり、P
OST CMD66は、PGCの再生の後に実行される
ナビゲーションコマンドである。ナビゲーションコマン
ドについては、後で説明する。
【0019】このように見ていくと、DVDの再生の仕
組みというものは、あるPGC70とそれに対応する実
際の多重化データ(VOB62)と、それに付けられた
VOB ID65とCELL ID68との組みで構成
され、PRE CMD64、POST CMD66およ
びCELL CMD69というナビゲーション・コマン
ドで再生の制御がされていると考えることができる。D
VDの再生には、実際は、もっと多くのデータが用いら
れるが、本発明とは関係がないので説明を省略する。
【0020】上述したように、DVDの再生の仕組みと
いうものは、PGCのデータ構造により制御されてい
る。逆に言えば、PGCが存在していれば、プレイヤは
ある一連の意味のある再生をすることができるのであ
る。これにより、DVDフォーマットでは、単数または
複数のPGCを「タイトル」として定義している。後述
するが、DVDのメニューを構成するのもPGCである
が、PGCは固有のものを示す名称ではなく、データ構
造を示す名称であり、それに含まれる表示内容を示すも
のではない。なお、DVDでは、記録されている多重化
オーディオ・ビデオデータストリームをいくつかの論理
空間に分割して管理している。論理空間の種類は、次の
ように4種類あり、これらの組み合わせによりDVDは
構成されている。
【0021】ファースト・プレイ・ドメイン(First Pl
ay Domain;FP DOM) ディスクがローディングされたときに、最初にアクセス
される空間であり、1つだけ存在することが可能であ
る。
【0022】ビデオ・マネージャ・メニュー・ドメイン
(Video Manager Menu Domain;VMGM DOM) 主に、タイトルメニューが記述される空間であり、複数
存在することが可能である。なお、タイトルメニューに
ついては、後述する。
【0023】ビデオ・タイトル・セット・メニュー・ド
メイン(Video Title Set Menu Domain;VTSM D
OM) DVDメニューのうち、タイトルメニューを除いたルー
トメニュー、オーディオメニュー、サブピクチャメニュ
ー、チャプタメニューおよびアングルメニューの各メニ
ューが置かれる空間であり、複数存在することが可能で
ある。なお、DVDメニューについては、後述する。
【0024】タイトル・ドメイン(Title Domain;TT
DOM) DVDの本編が置かれる空間であり、ビデオデータ、オ
ーディオデータおよびサブピクチャ(字幕)データ等が
多重化されたもので、映画やビデオクリップそのもので
あり、複数存在することが可能である。
【0025】ここで述べた各論理空間(Domain)には、
それぞれPGCが存在する。すなわち、PGCが置かれ
た論理空間により、例えばタイトル・ドメインに置かれ
たPGCは「タイトルのPGC」と呼ばれ、ビデオ・タ
イトル・セット・メニュー・ドメインに置かれたPGC
は「メニューのPGC」と呼ばれる。なお、各論理空間
については、本発明とは直接の関係はないので詳しい説
明は省略する。
【0026】次に、DVDにおけるメニュー画面を表示
させるために必要となるサブピクチャについて説明す
る。DVDのフォーマットでは、MPEG2規格で符号
化された通常の動画部分とは別に、動画に重ねて表示す
ることができるサブピクチャと呼ばれる静止画のフォー
マットが定義されている。ここで、DVDのフォーマッ
トにおけるサブピクチャのフォーマットのうち、本実施
の形態に関係のある部分を抜き出して簡単に説明する。
【0027】DVDにおけるサブピクチャは、図8に示
したように、1枚の画面を縦478×横720(NTS
Cビデオ方式の場合)に分割した画素(ピクセル(pi
xel))201のそれぞれに割り当てられた固有の2
ビットの画素データ202の集合体として定義される。
2ビットの画素データの各値には、それぞれ固有の色が
割り当てられており、画素データによって合計4色の色
が表現できるようになっている。なお、実際には、16
色のカラーパレットの中から任意の4色の組み合わせが
選択され、サブピクチャの各画素に付される4種類の色
として用いられる。
【0028】また、サブピクチャでは、背景となる動画
部分と重ねる際の比率も設定可能となっている。例え
ば、サブピクチャ0%、動画を100%の比率にすると
サブピクチャは透明となり見えず、また50%:50%
とすれば半透明のサブピクチャとなり、100%:0%
とすれば背景の動画部分は完全に隠れる。
【0029】選ばれた4色が2ビットの画素データの値
のどれに対応するか、またサブピクチャと背景となる動
画部分とをどのような比率で重ねるのかは、それを指定
するために各画素データ毎に別途用意されたテーブルに
よって決定される。
【0030】ここで、一例として、図9を参照して、
「縁取りのついた十文字」を、DVDにおけるサブピク
チャで表わす場合について考える。まず、この「縁取り
のついた十文字」を表わすのに必要な色の数は、図9
(a)に示したように、バックグラウンド211の色、
十文字212の色、縁取り213の色の合計3色であ
る。次に、「縁取りのついた十文字」の大きさを、ここ
では、9×9画素であると仮定する。いま、バックグラ
ウンド211の色には画素データ”00”を割り当て、
十文字212の色には画素データ”11”を割り当て、
縁取り213の色には画素データ”10”を割り当てる
とすれば、図9(b)に示したような9×9の画素デー
タの集合体が決定される。このような作業を720×4
78の全ての画素について行うことにより、1枚分のD
VDにおけるサブピクチャを得ることができる。
【0031】このようなサブピクチャを用いて、例え
ば、720×478画素の全ての領域のうち、下辺に近
いところだけに文字の画素データを置き、それより上の
部分は、全てバックグラウンド211と定義し、且つバ
ックグラウンド211の画素の動画に対する混合比率を
0%とすれば、下辺の部分だけ文字が見え、その他は透
明なサブピクチャができ上がる。DVDでは、このよう
な仕掛けを使って、映画用の字幕等を表現している。
【0032】次に、ナビゲーションコマンドについて説
明する。DVDフォーマットにおいては、既に説明した
ように、DVDプレイヤでの再生方法を制御するため
に、ナビゲーションコマンドと呼ばれる独特のプログラ
ミング言語が用意されている。このナビゲーションコマ
ンドで記述されたプログラムは、ビデオデータやオーデ
ィオデータと共にDVDに記録され、DVDプレイヤ
は、そのナビゲーションコマンドで記述されたプログラ
ムに従ってビデオデータやオーディオデータを再生す
る。
【0033】DVDでは、複数の音声チャンネルを多重
化して記録することができるが、ナビゲーションコマン
ドによるプログラムは、例えば、複数ある音声チャンネ
ルのうちのどれを選ぶかを指定したり、チャプタ(Ch
apter)へ直接ジャンプして再生を開始する際等に
使用される。なお、この例は、ナビゲーションコマンド
によるプログラムの最も単純なものであるが、もっと複
雑な動作も考えられる。
【0034】また、例えば、あるチャプタの再生の終了
点で、視聴者に質問をするような静止画(サブピクチ
ャ)が現れ、その質問に対する視聴者の回答に応じて、
次にジャンプして再生を開始するチャプタを決定するよ
うなインタラクティブな作品も、ナビゲーションコマン
ドによるプログラムにより可能となる。この例は、マル
チストーリ/マルチエンディングと呼ばれる作品(シー
ンの切れ目毎に、A、B等の選択肢があり、その選択の
結果によって次のシーンが決まるような、ゲーム的要素
の高い作品)で使われる手法である。また、ナビゲーシ
ョンコマンドを用いることにより、あるCELLを繰り
返し再生したり、DVDメニューを用いた視聴者自身の
選択に従って、再生されるCELLを切り換えるといっ
た高度なインタラクティブ性の実現も可能である。
【0035】上述したように、マルチストーリ/マルチ
エンディングのようなインタラクティブな作品の場合、
視聴者自身が操作可能なインタラクティブな質問と応答
を行う画面が必要となる。そこで、DVDにおけるメニ
ュー画面について説明する。DVDプレイヤでは、通
常、視聴者は、DVDプレイヤ自身の操作ボタンやリモ
ートコントロール装置の操作ボタンで、直接にインタラ
クティブな操作をすることはない。視聴者が、画面に表
わされるメニューボタンを、リモートコントロール装置
に必ず付随されるカーソルキーで選択することにより、
インタラクティブな操作を行う。
【0036】DVDにおけるメニュー画面に表示された
メニューボタンは、その性質から考えて静止画で構成さ
れる。そのときに用いられるのが、上述したサブピクチ
ャの画面である。メニュー画面は、このサブピクチャの
画面と背景の動画が、DVDプレイヤにおける再生時に
1枚の画像に合成されて作成される。
【0037】さて、DVDのフォーマットでは、このよ
うなインタラクティブな操作をするためのメニューのう
ち、DVDに共通な要素で、且つ基本的なものがDVD
システムメニューとして定義されている。このDVDシ
ステムメニューは、DVDプレイヤでDVDを再生する
際に、DVDプレイヤのリモートコントロール装置に必
ず付随していなければならないとフォーマットで規定さ
れているメニューボタンを視聴者自身が操作することで
呼び出される画面であり、視聴者が、画面に表わされる
メニューボタンを、DVDプレイヤのリモートコントロ
ール装置に必ず付随されるカーソルキーで選択すること
で、種々の再生パターンを指定することを可能とするも
のである。DVDのフォーマットでは、DVDシステム
メニューとして、以下のものが規定されている。
【0038】1.タイトルメニュー(Title Me
nu) タイトルメニューは、DVDに、複数のタイトル(映画
やアニメーションの一話分)のオーディオ・ビデオデー
タが記録されている場合に、視聴者がいずれのタイトル
のオーディオ・ビデオデータを再生するかを指定するた
めに用いられるメニュー画面である。
【0039】2.チャプタメニュー(Chapter
Menu) 1本のタイトル(映画なら映画1本分、ミュージックビ
デオ(ビデオクリップ)なら1アルバム分等、通常、作
品と呼ばれるもの)のオーディオ・ビデオデータには、
内部に固有の区切り(映画ならシーンの変わり目、ビデ
オクリップなら曲の切れ目等、レコード会社の制作者が
作品上、頭出しをすることを希望するような区切り)が
設けられており、この区切りはチャプタと呼ばれる。チ
ャプタメニューは、各チャプタから直接、再生を開始す
るためのメニューボタンを画面に配置したメニュー画面
である。
【0040】3.オーディオメニュー(Audio M
enu) オーディオメニューは、DVDに記録されている各タイ
トルのビデオデータに、複数の音声チャンネルが付され
ている場合(例えば、映画のビデオデータに、元の言語
の音声(オリジナル音声)と、複数の言語の吹き替え音
声が付されている場合)に、いずれの音声を聞くかを選
択するために用いられるメニュー画面である。このオー
ディオメニューでは、選択可能な音声の名称等が付され
たメニューボタンが、音声チャンネル毎に独立して画面
上に配置される。
【0041】4.サブタイトルメニュー(Sub Ti
tle Menu;字幕メニュー) サブタイトルは、映画やテレビ放送の用語であって、い
わゆる「字幕スーパー」を意味する。サブタイトルメニ
ューは、DVDに記録されているタイトルに、単数もし
くは複数種類の字幕スーパーが付されている場合に、複
数種類の字幕スーパーのいずれを表示するのか、また
は、字幕スーパーを表示するか否かを選択するために用
いられるメニュー画面である。このサブタイトルメニュ
ーでは、選択可能な字幕スーパーを示す名称が付された
メニューボタンが、字幕スーパーの種類毎に独立して画
面上に配置される。
【0042】5.アングルメニュー(Angle Me
nu) アングルとは、DVDのフォーマット固有の機能であ
る。例えば、サッカーの試合を収録する場合には、通
常、複数のカメラが用いられ、これらのカメラによっ
て、試合を同時に、それぞれ異なったカメラアングルか
ら並行して撮影する。つまり、例えば、サッカーの試合
のビデオデータには、試合全体をロングで引いて映して
いるカメラから得られたもの、攻撃側の選手をアップで
追っているカメラから得られたもの、あるいは、守備側
の選手をアップにしているカメラから得られたもの等が
含まれる。このように、対象物を複数のカメラアングル
で同時に並行して撮影して得られた複数のビデオデータ
を多重化してDVDに記録し、DVDプレイヤで再生す
る際に、視聴者がいずれのカメラアングルで撮影して得
られたビデオデータを再生するかを選択できるようにし
たのが、DVDにおいてアングルと呼ばれる機能であ
る。アングルメニューには、選択可能なアングルの名称
等が記されたメニューボタンが、アングル毎に独立して
画面上に配置される。
【0043】6.ルートメニュー(Root Men
u) ここまでに、DVDのフォーマットで規定された合計5
種類のメニューについて説明したが、DVDプレイヤの
リモートコントロール装置には、5種類のメニューそれ
ぞれを表示させるための5個のボタンが設けられるとは
限らない。DVDのフォーマットでは、リモートコント
ロール装置に、タイトルメニューを呼び出すボタンとそ
の他のメニューを呼び出すボタンの2個のボタンを義務
づけているだけである。従って、再生するタイトルが、
チャプタメニュー、オーディオメニュー、サブタイトル
メニューおよびアングルメニューのうちのいずれか一つ
以上を要する場合には、それらのメニューを呼び出すた
めに用いられる特別なメニュー画面が必要になる。ルー
トメニューは、チャプタメニュー、オーディオメニュ
ー、サブタイトルメニューおよびアングルメニューのう
ちのいずれか一つ以上、または、これら全てのメニュー
が存在する場合に、これらのメニューの名称が付された
メニューボタンが個別に配置されたメニュー画面であ
る。
【0044】DVDのフォーマットでは、種々のDVD
システムメニューが規定されているが、ここで、図10
に、そのうちの1つであるチャプタメニューの画面の一
例を示す。チャプタメニューとは、各チャプタに直接飛
ぶことを可能とするメニューボタンが画面に配置された
メニューである。
【0045】図10に示したチャプタメニュー画面に
は、6個のチャプタ指定用ボタン301、2個のメニュ
ー切り換え用ボタン302および2個のメニューページ
切り換え用ボタン303の3種類のメニューボタンが配
置されている。6個のチャプタ指定用ボタン301は、
画面中の左側の位置に縦に3個、画面中の右側の位置に
縦に3個並べられている。2個のメニュー切り換え用ボ
タン302は、チャプタ指定用ボタン301の下側の位
置に、横に並べられている。
【0046】なお、このようなメニューを作成(オーサ
リング)する場合には、各メニューボタンに対応したD
VDにおけるサブピクチャのフォーマットに従った画素
データを作ることはもちろん、それぞれのメニューボタ
ンに付随すべきナビゲーションコマンドによるプログラ
ミングを各メニューボタン毎に行う必要がある。
【0047】次に、図11を参照して、例えば図10に
示したようなメニュー画面を用いた操作について説明す
る。図11は、DVDプレイヤとその周辺機器を示す説
明図である。図11には、DVDプレイヤ91と、この
DVDプレイヤ91によって再生される画像を表示する
ためのモニタ90と、DVDプレイヤ91を操作するた
めのリモートコントロール装置92とが示されている。
リモートコントロール装置92、標準のシステムコント
ロールを行うシステムコントロール用のキーと、特殊再
生用のキーと、メニューの制御を行うメニュー制御用の
キーとを含んでいる。システムコントロール用のキーと
しては、DVDの再生を行うための再生キー93、再生
を一時停止させるための一時停止キー94、再生を停止
させるための停止キー95、早戻しを行うための早戻し
キー96、早送りを行うための早送りキー97、前のパ
ート・オブ・タイトル(Part of Title;PTT)へス
キップするための前スキップキー98および次のパート
・オブ・タイトル(PTT)へスキップするための次ス
キップキー99がある。
【0048】特殊再生用キーとしては、再生したいチャ
プタを指定する際に使用されるチャプタ指定キー14
0、再生の開始時間を指定する時間指定モードへ切り換
えるための時間指定キー141、再生したいチャプタの
番号や再生の開始時間等を入力するためのテンキー14
2および入力を決定するための決定キー143がある。
【0049】メニュー制御用キーとしては、選択するメ
ニューボタンを上下左右に移動させるための上カーソル
キー144、下カーソルキー145、右カーソルキー1
46および左カーソルキー147と、選択したメニュー
ボタンの動作を実行させるためのメニュー決定キー14
8がある。
【0050】このリモートコントロール装置92によっ
て、例えば図10に示したようなメニュー画面を用いて
DVDを再生する場合、視聴者は、モニタ90に表示さ
れたメニュー画面上の各種のメニューボタンを、例えば
上カーソルキー144、下カーソルキー145、右カー
ソルキー146および左カーソルキー147を押して、
選択するメニューボタンを上下左右に移動させて暫定的
に選択し、更にメニュー決定キー148を押して、選択
したメニューボタンの動作を実行させる。
【0051】このとき、どのボタンが選択されているか
を画面上で示す手段として、DVDフォーマットでは、
選択されたボタンの色を変えたり、縁取りをしたりして
表現することになっているが、このような表現を、以
下、ハイライトと呼ぶ。図12は、あるメニューボタン
がハイライトされた状態のメニュー画面の一例を示す。
この図では、6個のチャプタ指定用ボタン301のうち
の左上のボタン301aがハイライトされた状態となっ
ている。
【0052】ハイライトには、メニュー画面上のメニュ
ーボタンが暫定的に選択されていることだけを表す選択
ハイライト状態と、実際に、メニュー決定キー148が
押されて動作を実行する直前までの1秒間ほど、メニュ
ー決定キー148が有効に押されたことを表すためのア
クションハイライト状態との2種類がある。図12に示
した例では、左上のボタン301aが選択ハイライト状
態のときに、メニュー決定キー148を押すと、約1秒
間ほどハイライト色がアクションハイライト状態とな
り、その後、「シーン1:はじまりへ」のチャプタに直
接飛び、そこから再生が開始される。
【0053】図13は、このようなDVDのメニューを
実現するための多重化されたVOB62の中のCELL
63内のデータ構造を表したものである。なお、メニュ
ーを実現するためのデータ構造は、PGC全体で決定さ
れるが、ここでは、メニューボタン部分を構成するため
の説明に限定する。
【0054】まず、例えば、あるメニューが複数ページ
存在しているとすると、各メニューページは、それぞれ
一つのCELL63により構成されている。これらCE
LL63が、ページ数分集まり、図6に示したようなV
OB62となる。CELL63は、図13に示したよう
に、以下のような各構成要素により構成されている。
【0055】1.セル(CELL) 一つのCELL63は、メニューの1ページ分に相当す
る全ての表示データとメニューボタンの制御データを含
んでいる。CELL63には、表示データとしてメニュ
ーボタンの表示イメージであるサブピクチャ(図では、
SUB PICTUREと記す。)71と、メニューボ
タンの制御データとしてハイライト情報データ(図で
は、HLI(Highlight Informati
on)と記す。)72とが含まれていると共に、メニュ
ー画面のバックグラウンド用のビデオデータ(図では、
VIDEOと記す。)73が多重化され、更に、メニュ
ーが音声付き画像(動画または静止画)メニューである
場合には、オーディオデータ(図では、AUDIOと記
す。)74が多重化されている。なお、ビデオデータが
静止画イメージデータであれば、静止画メニューとな
り、ビデオデータが動画イメージデータであれば、動画
メニューとなる。
【0056】2.サブピクチャ(SUB PICTUR
E) サブピクチャ71は、メニュー画面を表示するための画
素(ピクセル)データと色情報が格納される領域であ
り、後述するサブピクチャピクセルデータ(図では、S
ub Pictureピクセルデータと記す。)75と
ボタン色データ(図では、BTN COLORと記
す。)76とを含む。
【0057】3.ハイライト情報データ(HLI) ハイライト情報データ72は、メニュー画面中のメニュ
ーボタンの選択に関する情報が格納される領域であり、
ハイライト色データ(図では、Highlight C
OLORと記す。)77と、ボタン情報データ(図で
は、BTN INFOと記す。)78とを含む。ハイラ
イト色データ77は、メニュー画面中のある一つのメニ
ューボタンが選択されたときに、選択されたことを示す
ために、選択されたメニューボタンの色を変更する(ハ
イライトする)ための色情報と、選択されたメニューボ
タンに割り当てられた機能が実行されたときにメニュー
ボタンの色を変更するための色情報とを含んでいる。ボ
タン情報データ78は、各メニューボタンのメニュー画
面内での相対的位置関係と、DVDプレーヤのリモート
コントロール装置のカーソルキーによってメニュー画面
中で選択対象となるメニューボタンを上下左右に移動さ
せるための操作が行われた際に次に選択対象とするメニ
ューボタンを指示するために必要なメニューボタン間の
隣接情報と、メニューボタンに付随する操作決定時のナ
ビゲーションコマンドとを含んでいる。
【0058】4.サブピクチャピクセルデータ サブピクチャピクセルデータ75には、メニューボタン
の表示用の画素データが格納されている。なお、メニュ
ーが複数ページからなる場合は、この画素データもペー
ジ分存在する。
【0059】5.ボタン色データ(Button Co
lor) ボタン色データ76には、メニュー画面を表示するため
のサブピクチャの画素データの非選択時(ハイライト処
理されていないとき)の色情報、およびメニューボタン
がハイライト処理されたときの色情報の参照先でありカ
ラーパレットを示すデータが格納されている。
【0060】6.ハイライト色データ(Highlig
ht COLOR) ハイライト色データ77には、メニュー画面中の各メニ
ューボタンのハイライトのための色情報が格納され、こ
の色情報は、メニューボタンの選択時のハイライト色を
示す選択色データ(図では、SELECT COLOR
と記す。)79と、選択されたメニューボタンに割り当
てられた機能が実行されたときのメニューボタンのハイ
ライト色を示すアクション色データ(図では、ACTI
ON COLORと記す。)80とを含んでいる。な
お、各色データ79,80は、ボタン色データ76中の
カラーパレットを示すデータへのポインタであり、実際
の色のデータがここに格納されるわけではない。
【0061】7.ボタン情報データ(Button I
nformation) ボタン情報データ78は、各メニューボタンのメニュー
画面内での相対的位置関係を表すボタン位置データ(図
では、BTN POSITIONと記す。)81と、D
VDプレーヤのリモートコントロール装置のカーソルキ
ーによってメニュー画面中で選択対象となるメニューボ
タンを上下左右に移動させるための操作が行われた際
に、次に選択対象とするメニューボタンを指示するため
に必要なメニューボタン間の隣接情報である隣接ボタン
データ(図では、ADJ BTNと記す。)82と、メ
ニューボタンに割り当てられた機能を実行させるための
ナビゲーションコマンドからなるボタンコマンド(図で
は、BTN CMDと記す。)83とを含んでいる。ボ
タン情報データ78は、メニュー画面の各メニューボタ
ンの機能ロジックを記述する部分として中心的な役割を
果たす。
【0062】8.選択色データ(SELECT COL
OR) 選択色データ79には、メニューボタンの選択時のハイ
ライト色のカラーパレットへのポインタが格納される。
【0063】9.アクション色データ(ACTION
COLOR) アクション色データ80には、選択されたメニューボタ
ンに割り当てられた機能が実行されたときのメニューボ
タンのハイライト色のカラーパレットへのポインタが格
納される。
【0064】10.ボタン位置データ(Button
Position) ボタン位置データ81は、各メニューボタンのメニュー
画面内での相対的位置を、画素の座標で表現している。
具体的には、各メニューボタンの論理的表示領域は長方
形と定められているので、ボタン位置データ81は、そ
の領域の左と右下の座標のデータを含んでいる。ボタン
位置データ81は、更に、各メニューボタンの非選択時
の色情報のカラーパレットへのポインタも含んでいる。
なお、一つのメニュー画面内においては、メニューボタ
ンの数にかかわらず、非選択時の色は1種類と定められ
ている。ボタン位置データ81は、更に、各メニューボ
タンが選択されたときに、各メニューボタンに割り当て
られた機能を自動的に実行するか否かを示す自動実行情
報としての自動実行フラグ(AUTO ACTION
FLAG)を含んでいる。
【0065】11.隣接ボタンデータ(Adjacen
t Button) 隣接ボタンデータ82には、DVDプレーヤのリモート
コントロール装置のカーソルキーによってメニュー画面
中で選択対象となるメニューボタンを上下左右に移動さ
せるための操作が行われた際に、次に選択対象とするメ
ニューボタンを指示するために必要なメニューボタン間
の隣接情報が格納されている。
【0066】12.ボタンコマンド(Button C
ommand) ボタンコマンド83は、メニューボタンに割り当てられ
た機能を実行させるためのナビゲーションコマンドから
なり、各メニューボタンに割り当てられた機能を直接的
に定義するものである。
【0067】さて、図14は、上述したVOB、PGC
およびメニューのデータ構造をまとめて表したものであ
る。この図に示したように、本発明におけるメニュー制
御用データに対応するPGC70には、CELL番号C
N#1,#2,#3,…のCELL情報部67が含まれ
ている。なお、図14では、CELL番号CN#1,C
N#2,CN#3,…のCELL ID68をそれぞれ
#1,#2,#3,…としている。CELL情報部67
によって示されるVOB62のCELL63内には、メ
ニューの表示データ(メニューのバックグラウンドとな
るビデオデータ、オーディオデータ、サブピクチャデー
タ)とメニューボタンの制御データとしてのハイライト
情報データ(HLI)が含まれている。図14では、C
ELLID#1のCELL63に含まれるメニュー画面
表示用データを示している。一つのメニュー画面を表示
するためには、このように複雑な階層的データ構造が必
要である。しかし、メニューやタイトルの再生の仕組み
を制御するナビゲーションコマンドに注目してみると、
メニュー画面の表示に関連する項目は、PRECMD6
4,CELL CMD69,POST CMD66,B
TN CMD83である。従って、ここで、図15に示
したように、PGC70の構造を、便宜的に、これらの
ナビゲーションコマンドに加えてCELL63への対応
を示すCELL ID68のみで簡略化して表す。な
お、図15におけるBTN CMD#1,#2等の表現
は、該当するメニューページにおいてメニューボタンの
数だけBTN CMDが存在することを意味している。
なお、BTN CMD83は、厳密には、CELL63
に含まれるが、図15では、便宜上、PGC70に含め
ている。
【0068】次に、本実施の形態におけるDVDのデー
タ構造について説明する前に、比較のために、従来にお
けるDVDのデータ構造について説明する。図4は、従
来の音楽作品用のDVDのデータ構造を簡略化して表し
たものである。図4におけるPGC400は、VOB
ID401と、ナビゲーションコマンドであるPREC
MD404およびPOST CMD405からなる。V
OB ID401は、CELL ID402と、CEL
L CMD403とを含んでいる。CELLID402
により、多重化されたビデオやオーディオのデータが格
納されているVOB内のCELLが識別される。従来の
カラオケ等の音楽作品用のDVDでは、このPGC1つ
で1タイトル、すなわち1曲分を表している。そして、
図5に示したように、ディスク全体(図5では、VOL
UMEと記す。)410は、全曲分(全タイトル分)の
PGCを順番に並べて構成されている。また、各PGC
400のPOST CMD405には、メニューへ飛ぶ
ように命令が書かれている。
【0069】このような構成とすることで、曲数(タイ
トル数)に関係なくPGCの構造は1種類でよいため、
DVDのオーサリングは容易であった。しかし、このよ
うなデータ構造では、DVDプレイヤで再生する際に、
次のような3つの問題点があった。 (1)DVDフォーマットでは、PGCを越えるような
直接のアクセス、すなわち任意のPGCの再生中に他の
PGCへ移行することが禁止されているので、曲を越え
て、早送りや早戻しを行うことができない。
【0070】(2)DVDプレイヤで再生中のPGCに
は、再生中の曲に相当するCELLしか含まれていな
い。仮に、その1つだけのCELLがPTTとして定義
されたとしても、その曲の前後の曲は別のPGCに含ま
れるPTTである。従って、次スキップキーや前スキッ
プキーを操作して、曲を越えてスキップ動作を行うこと
ができない。
【0071】(3)DVDフォーマットでは、再生時間
の表示は、各CELLの個々の再生時間がPGC内で順
番に積算することによって定義される。従って、各PG
Cの開始時点では再生時間の表示はゼロにリセットされ
て、ディスク全体を通しての経過時間表示が存在しない
ので、再生開始時間を入力して任意の曲の任意の場所へ
飛ぶランダムアクセスを行うことができない。
【0072】これらの問題点のうち、(2)の問題点の
改善策として、例えば、音楽作品用DVDでは、1タイ
トルを1PGCとせず、各曲を1つのPGCで表し、全
曲分のPGCをまとめて1タイトルとするマルチPGC
という手法も存在している。マルチPGCでは、各PG
CのPOST CMDに次のPGCへ移行するような命
令を記述することで、曲を越えて、早戻しおよび次スキ
ップ動作を行うことはできる。しかし、マルチPGCを
用いた場合には、再生中のPGCよりも前のPGCへ移
行しようとしても、再生中のPGCの先頭にしか移行で
きないので、早戻しおよび前スキップ動作を行うことが
できない。
【0073】また、マルチPGCでは、DVDのフォー
マットの定義により、再生時間の表示そのものが存在し
ないので、1曲分の時間表示もできなくなり、(3)の
欠点がより拡大されてしまう。
【0074】上述の欠点を解決するため、本実施の形態
では、ディスク全体を1つのPGCとし、各提示内容は
CELLによって区切ることを基本としている。図3
は、例えば音楽作品用のDVDのデータ構造を表したも
のである。このデータ構造では、各提示内容としての各
曲は1CELLとして表され、各CELLがPTTとし
て定義されている。ディスク全体10は、PGC11を
1つだけ含む。このPGC11は、曲を表すCELLを
含むVOBに対応したVOB ID16とPRECMD
14およびPOST CMD15とを含む。VOB I
D16は、各曲毎のCELL ID12とCELL C
MD13とを含む。また、CELL CMD13には、
それぞれ選曲メニューへ飛ぶようなコマンド(本実施の
形態では選曲メニューは、チャプタメニューで実現され
るので、チャプタメニューを呼び出すコマンド)が記述
されている。これにより、1曲の通常再生が終了した時
点で、CELL CMD13が実行されて、各曲の終了
毎に選曲メニューへ飛ぶことができるようになってい
る。
【0075】本実施の形態では、このようなデータ構造
にすることにより、各曲がPGCで区切られていないの
で、早送りや戻しや早戻しに対して制約がないので、再
生中でも任意の時点で早送りや戻しや早戻しを行うこと
が可能である。また、DVDフォーマットの規定によ
り、通常再生時のみCELL CMDは実行可能で、早
送りや戻しや早戻しの最中にはCELL CMDを実行
してはならないことになっているので、曲を越えて早送
りや戻しや早戻しを実行することができる。例えば早送
りの途中に曲の終わりに差しかかったとしても、CEL
L CMDは実行されずに、次のCELLの早送り再生
を続行することが可能となる。
【0076】また、本実施の形態では、各曲はPTTと
して定義されているので、次スキップキーや前スキップ
キーによるスキップ動作も行うことができる。しかも、
DVDフォーマットの規定により、スキップ動作時もC
ELL CMDは実行してはならないことになっている
ので、スキップ動作中に選曲メニューへ飛ぶようなこと
もない。
【0077】更に、本実施の形態では、ディスク全体が
1つのPGCで表現されているので、先頭の曲の始まり
をゼロ時間として、CELLが再生される順番に経過時
間の積算値が定義されることがDVDフォーマットで保
証される。従って、使用者が再生開始時間を入力して、
任意の曲の任意の場所へ飛ぶランダムアクセスが可能と
なる。
【0078】次に、本実施の形態におけるメニューにつ
いて説明する。ここでは、DVDに記録されている作品
として、例えば全曲数が8曲で、各曲毎に、選択可能な
音声データとして、ステレオ音声で、カラオケのみの音
声(以下、純粋カラオケと言う。)、純粋カラオケに女
性の歌声を混合したもの(以下、男性用デュエットミッ
クスと言う。)、純粋カラオケに男性の歌声を混合した
もの(以下、女性用デュエットミックスと言う。)、純
粋カラオケに歌唱の主旋律を演奏する楽曲を混合したも
の(以下、ガイドメロディ付きカラオケと言う。)およ
びカラオケではなく、通常の歌唱のが入っている楽曲
(以下、歌入りミックスと言う。)の合計5種類の音声
データが記録されているとする。
【0079】本実施の形態において、各曲を選択して再
生を指示するためのメニューは、提示内容選択用メニュ
ー画面としての選曲メニューと、音声選択用メニュー画
面としての音声選択メニューとを含んでいる。ここで、
選曲メニューとは、各曲へ飛ぶことを可能としたメニュ
ーボタンを備えたメニュー画面であり、チャプタメニュ
ーによって実現される。一方、音声選択メニューは、音
声データを選択するためのメニューボタンを備えたメニ
ュー画面であり、オーディオメニューによって実現され
る。
【0080】本実施の形態における選曲メニューは、そ
れぞれ、1つ以上の曲を選択するためのメニューボタン
を含む複数ページの選曲メニュー画面を有している。そ
して、本実施の形態における選曲メニューは、各曲の通
常再生終了時に、直前に再生されていた曲を選択するた
めのメニューボタンが配置されている選曲メニュー画面
を自動的に選択して表示し、且つ、直前に再生されてい
た曲を示すメニューボタンをハイライトさせる機能を有
している。上述の各曲の最後に実行されるCELL C
MDでは移行命令を記述するが、移行命令には、移行に
付随した情報を付加できない。そのため、CELL C
MDには、選曲メニュー(本実施の形態ではチャプタメ
ニュー)の最初の選曲メニュー画面を表示するためのナ
ビゲーションコマンドしか記述できない。従って、選曲
メニューには、どの曲からチャプタメニューに戻ってき
たのかを判定し、該当する選曲メニュー画面へ飛び、該
当するメニューボタンをハイライトさせるためのナビゲ
ーションコマンドを持たせる必要がある。
【0081】図16は、全曲数が8曲であるDVDディ
スクの2ページで構成されている選曲メニュー画面を表
している。この選曲メニュー画面は、それぞれのページ
には4曲ずつのメニューボタン、すなわち、図16
(a)に示したように、1ページ目の選曲メニュー画面
20aには1〜4曲目を指定する選曲ボタン211 〜2
4 と、図16(b)に示したように、2ページ目の選
曲メニュー画面20bには5〜8曲目を指定する選曲ボ
タン215 〜218 が配置されている。また、1ページ
目の選曲メニュー画面20aには、2ページ目の選曲メ
ニュー画面20bへ移行するための次ページボタン22
1 が配置され、2ページ目の選曲メニュー画面20bに
は、1ページ目の選曲メニュー画面20aへ移行するた
めの前ページボタン222 が配置されている。選曲メニ
ューでの動作は、例えば2曲目の再生が終了した時点で
は、1ページ目の選曲メニュー画面20aの2曲目の選
曲ボタン212 がハイライトし、6曲目の再生が終了し
た時点では、2ページ目の選曲メニュー画面20bの6
曲目の選曲ボタン216 がハイライトするようになって
いる。
【0082】次に、音声選択メニューについて説明す
る。本実施の形態における音声選択メニューは、1つ以
上の音声を選択するためのメニューボタンを含む音声選
択メニュー画面を有している。音声選択メニュー画面
は、選曲メニューにおいて再生したい曲が指定された
後、自動的に表示され、この音声選択メニュー画面上
で、どの音声を聴くのか選択できるようになっている。
図17は、ステレオ音声として、5種類の音声が記録さ
れているDVDディスクにおける音声選択メニュー画面
を表している。この音声選択メニュー画面31には、図
17に示したように、再生する音声として純粋カラオケ
を指定するための音声選択ボタン321 、男性用デュエ
ットミックスを指定するための音声選択ボタン322
女性用デュエットミックスを指定するための音声選択ボ
タン323 、ガイドメロディ付きカラオケを指定するた
めの音声選択ボタン324 および歌入りミックスを指定
するための音声選択ボタン325 が配置されている。こ
の音声選択メニューにおいて、音声選択ボタン321
325 のいずれかが選択されると、選曲メニューで指定
された曲が、指定された音声で再生されるようになって
いる。
【0083】次に、上述のような動作を行わせるため
の、選曲メニューおよび音声選択メニューのPGC構造
とナビゲーションコマンドの記述について説明する。な
お、これらのメニューを構成するためには、サブピクチ
ャピクセルデータ、ボタン色データ、選択色データ、ア
クション色データ、ボタン位置情報および隣接ボタン情
報等の各情報も必要となるが、本実施の形態とは直接に
関係ないので詳細な説明は省略する。ここでは、本実施
の形態の説明に矛盾しないような、ナビゲーションコマ
ンドによるプログラミングがされているものと仮定す
る。例えば各色は透明ではない色が指定してあり、初期
のハイライトボタンは選曲ボタン211 ないし選曲ボタ
ン214 あるいは次ページボタン221 のいずれかであ
り、隣接ボタンデータには上下の関係のみが記述されて
いる等のプログラミングがされているものとする。
【0084】まず、図16に示したような選曲メニュー
をDVDシステムメニューのうちのチャプタメニューと
して実現する場合について、データ構造であるVOBの
構造とPGCの構造について説明する。
【0085】前述したように、DVDシステムメニュー
では、チャプタメニュー,オーディオメニュー,サブタ
イトルメニュー,アングルメニューのうちの一つでも存
在する場合は、それらのメニューを呼び出すための特別
なメニューであるルートメニューが必須である。従っ
て、ルートメニューの論理構造であるルートメニュー用
のPGCが必要である。図18は、ルートメニュー用P
GC(PGC#1)50の構造を表したものである。ル
ートメニュー用PGC50は、ルートメニューとして表
示すべきメニューページがないので、これに対応するV
OBないしCELLが存在せず、ナビゲーションコマン
ドのなかでもPRE CMD51だけからなる特殊な形
のPGCとなる。DVDフォーマットでは、このような
PGCをダミーPGCと呼ぶ。
【0086】図2は、図16に示したような選曲メニュ
ーのVOBの構造およびPGCの構造を表したものであ
る。チャプタメニューとして実際に再生されるバックグ
ラウンドのビデオ信号、オーディオ信号、あるいはメニ
ューボタン用のサブピクチャ信号は、チャプタメニュー
用のVOB(VOB ID#1)52に一連のデータと
して多重化される。VOB52は、CELL番号CN#
1,#2の2つのCELL58,59を含んでいる。図
2では、CELL番号CN#1,CN#2の各CELL
58,59のCELL ID番号をそれぞれ#1,#2
としている。図16における1ページ目の選曲メニュー
画面20aの1曲目から4曲目までの選曲ボタン(BT
N#1〜#4)531 〜534 のイメージデータは、C
ELLIDが#1であるCELL58に記録される。選
曲メニュー画面20aと同様に、2ページ目の選曲メニ
ュー画面20bの5曲目から8曲目までの選曲ボタン
(BTN#1〜#4)541 〜544 のイメージデータ
は、CELL IDが#2であるCELL59に記録さ
れる。また、選曲メニュー画面20aの次ページボタン
221 に対応するページ送り用の矢印ボタン55のイメ
ージデータもCELL58に記録され、選曲メニュー画
面20bの前ページボタン222 に対応するページ送り
用の矢印ボタン56のイメージデータもCELL59に
記録される。
【0087】また、一連のチャプタメニュー用VOB5
2に対しては、チャプタメニュー用PGC57が割り当
てられる。このチャプタメニュー用PGC57には、2
個のCELL58,59に対応する2個のCELLに関
する情報が含まれている。これらの情報は、上述のチャ
プタメニュー用VOB52の各CELL58,59に対
応付けるために、次のように設定される。すなわち、C
ELL58のCELLIDは#1に、CELL59のC
ELL IDは#2に設定される。CELL58に対応
する1ページ目の選曲メニュー画面20aには、選曲ボ
タンが5個存在するので、5個のBTN CMD(#1
〜#5)40〜44の領域が用意される。BTN CM
D(#1〜#5)40〜44は、それぞれ、選曲ボタン
531〜534 および矢印ボタン55に対応する。CE
LL59に対応する2ページ目の選曲メニュー画面20
bにも、選曲ボタンが5個存在するので、5個のBTN
CMD(#6〜#10)45〜49の領域が用意され
る。BTN CMD(#6〜#10)45〜49は、そ
れぞれ、選曲ボタン541 〜544 および矢印ボタン5
6に対応する。また、各CELL58,59に対応する
情報には、再生の動きを制御するためのCELL CM
D84,85の領域も存在するが、本実施の形態ではこ
の領域は使用しない。更に、チャプタメニュー用PGC
57には、PRE CMD86の領域およびPOST
CMD87の領域も存在する。なお、メニューボタンの
参照番号は、BTN CMDの総数に関わらず、各CE
LL毎に1番から振り直されることがDVDフォーマッ
トにより規定されている。
【0088】次に、図1は、図17に示したような音声
選択メニューのVOBの構造およびPGCの構造を表し
たものである。前述のように、音声選択メニューは、オ
ーディオメニューによって実現される。オーディオメニ
ューとして実際に再生される5本のステレオ音声、すな
わち純粋カラオケ、男性用デュエットミックス、女性用
デュエットミックス、ガイドメロディー付きカラオケお
よび歌入りミックスの各メニューボタンのイメージデー
タは、オーディオメニュー用VOB(VOBID#1)
1に一連のデータとして多重化される。VOB1は、C
ELL番号CN#1のCELL2を含んでいる。図1で
は、CELL番号CN#1のCELL2のCELL I
D番号を#1としている。図17における音声選択メニ
ュー画面の音声選択ボタン(BTN#1〜#5)21
5 のイメージデータは、CELL IDが#1である
CELL2に記録される。
【0089】また、オーディオメニュー用VOB1に対
しては、オーディオメニュー用PGC3が割り当てられ
る。このオーディオメニュー用PGC3には、CELL
2に関する情報が含まれている。これらの情報のうち、
上述のオーディオメニュー用VOB1のCELL2に対
応付けるために、CELL IDは#1に設定される。
CELL2に対応する音声選択メニュー画面には、音声
選択ボタンが5個存在するので、5個のBTN CMD
(#1〜#5)41 〜45 の領域が用意される。BTN
CMD(#1〜#5)41 〜45 は、それぞれ、音声
選択ボタン21〜25 に対応する。また、CELL2に
対応する情報には、再生の動きを制御するためのCEL
L CMD5の領域も存在するが、本実施の形態ではこ
の領域は使用しない。更に、オーディオメニュー用PG
C3には、PRE CMD6の領域およびPOST C
MD7の領域も存在する。
【0090】次に、図16および図17に示したような
メニューをDVDシステムメニューのうちのチャプタメ
ニューおよびオーディオメニューとして実現する場合に
ついての、ナビゲーションコマンドの内容について説明
する。なお、DVDのフォーマットでは、ナビゲーショ
ンコマンドの記述の際には、CELL CMDおよびB
TN CMDは1行で記述されなければならないと制約
されている。また、CELLをいくつか集めたものをプ
ログラム(PROGRAM;以下、PGと記す。)と称
するが、本実施の形態では、1つのCELLに対して1
つのPGとしても問題なく実現可能であり、本質的に影
響はない。従って、本実施の形態では、単純化のために
1つのCELLに対して1つのPGとする。更に、ナビ
ゲーションコマンドでは、CELL番号(CN)ではな
く、PG番号で記述しなければならないものもあり、厳
密には区別すべきだが、本実施の形態では1CELLで
1PGとしたので、CELL番号で記述されるものとP
G番号で記述されるものは同一のものを表すものとす
る。
【0091】また、CELLに対しては、PGC情報テ
ーブルにシームレスフラグ(SEAMLESS FLA
G)、セルタイプ(CELL TYPE)、ブロックタ
イプ(BLOCK TYPE)、スティルタイム(ST
ILL TIME)等の情報も書き込む必要はあるが、
本実施の形態と直接に関係ないため、それらの説明は省
略する。ここでは、本実施の形態におけるPGCおよび
CELLの構造に矛盾しない設定がされているものとす
る。また、スティルタイムは、本発明では静止画メニュ
ーを想定しているので、無限大とする。
【0092】まず、表示すべきメニューページがないル
ートメニュー用のPGC50には、図18に示したよう
に、PRE CMD51のみが記述されている。このP
RECMD51の内容は、チャプタメニューへ移行する
という命令になっている。
【0093】次に、チャプタメニュー用PGC57は、
図2に示したように、PRE CMD86、各メニュー
ボタンごとのBTN CMD40〜49、POST C
MD87を含んでいる。
【0094】ここで、DVDプレイヤには、システムパ
ラメータと呼ばれるレジスタ領域が、どのDVDプレイ
ヤにも共通して、同一の参照番号で確保されることがD
VDフォーマットで定められている。このシステムパラ
メータの7番(以下、SP7と記す。)には、タイトル
の再生中あるいは選曲メニュー画面20a,20bに来
る直前に再生されていたPTT番号(本実施の形態では
CELLとPTTは1対1で対応しているので、CEL
L番号とも言える。)、すなわち各曲の番号が格納され
ている。本実施の形態では、このことを用いて、どの選
曲メニュー画面のどの選曲ボタンをハイライトさせるか
を決定している。なお、選曲ボタンの参照番号は、ボタ
ンコマンドの総数に関わらず、各CELL毎に1番から
振り直されることがDVDフォーマットで規定されてい
る。従って、5曲目を示す選曲ボタンの参照番号はCE
LL59のBTN#1となる。
【0095】DVDプレイヤには、更に、ジェネラルパ
ラメータと呼ばれるレジスタ領域も確保される。本実施
の形態では、このジェネラルパラメータの2番(以下、
GP2と記す。)に、選曲メニュー画面20a,20b
で選択された曲の番号を格納する。
【0096】チャプタメニュー用PGC57のPRE
CMD86は、直前に再生されていた曲を選択するため
の選曲ボタンをハイライトさせる機能、例えば、2曲目
の再生が終了した時点で、1ページ目の選曲メニュー画
面20aの2曲目の選曲ボタン212 をハイライトさせ
る機能を実現するものである。PRE CMD86の内
容は、次のようになっている。まず、GP2の値を初期
化し、SP7に書かれている数字を確認して、選曲メニ
ュー画面20a,20bへ来る直前に再生されていたP
TT番号を知る。そして、SP7が4以下のときは、ハ
イライトの対象となるボタンの参照番号をSP7と同じ
値にして、CELL58に移行する。SP7が5以上の
ときは、ハイライトの対象となるボタンの参照番号の値
をSP7の値から4を引いた数にして、CELL59に
移行する。
【0097】CELL IDが#1のCELL58にお
けるBTN CMD(#1〜#5)40〜49の内容
は、以下のようになっている。BTN CMD(#1)
40の内容は、チャプタ1が選択されたことをGP2に
記憶し、POST CMD87へ移行するという命令に
なっている。BTN CMD(#2)41の内容は、チ
ャプタ2が選択されたことをGP2に記憶し、POST
CMD87へ移行するという命令になっている。BT
N CMD(#3)42の内容は、チャプタ3が選択さ
れたことをGP2に記憶し、POST CMD87へ移
行するという命令になっている。BTN CMD(#
4)43の内容は、チャプタ4が選択されたことをGP
2に記憶し、POST CMD87へ移行するという命
令になっている。BTN CMD(#5)44の内容
は、次ページの選曲メニュー画面、すなわち2ページ目
の選曲メニュー画面20bに対応するCELL番号CN
#2のCELL59へ移行するという命令になってい
る。
【0098】CELL IDが#2のCELL59にお
けるBTN CMD(#6〜#10)45〜49の内容
は、以下のようになっている。BTN CMD(#6)
45の内容は、チャプタ5が選択されたことをGP2に
記憶し、POST CMD87へ移行するという命令に
なっている。BTN CMD(#7)46の内容は、チ
ャプタ6が選択されたことをGP2に記憶し、POST
CMD87へ移行するという命令になっている。BT
N CMD(#8)47の内容は、チャプタ7が選択さ
れたことをGP2に記憶し、POST CMD87へ移
行するという命令になっている。BTN CMD(#
9)48の内容は、チャプタ8が選択されたことをGP
2に記憶し、POST CMD87へ移行するという命
令になっている。BTN CMD(#10)49の内容
は、前ページの選曲メニュー画面、すなわち1ページ目
の選曲メニュー画面20aに対応するCELL番号CN
#1のCELL58へ移行するという命令になってい
る。
【0099】POST CMD87の内容は、音声選択
メニュー画面31に対応するオーディオメニューへ移行
するという命令になっている。
【0100】次に、図17に示したような音声選択メニ
ューをオーディオメニューとして実現する場合について
の、ナビゲーションコマンドの内容について説明する。
オーディオメニュー用PGC3は、図1に示したよう
に、PRE CMD6、各音声選択ボタンごとのBTN
CMD41 〜45 、およびPOST CMD7を含ん
でいる。
【0101】まず、PRE CMD6の内容は、音声選
択メニュー画面31で選択されるステレオ音声の番号
(以下、音声ストリーム番号と記す。)を格納するため
のジェネラルパラメータの3番(以下、GP3と記
す。)の値を初期化するという命令になっている。
【0102】BTN CMD(#1〜#5)41 〜45
の内容は、以下のようになっている。BTN CMD
(#1)41 の内容は、音声ストリーム1番の純粋カラ
オケが選択されたことをGP3に記憶し、POST C
MD7へ移行するという命令になっている。BTN C
MD(#2)42 の内容は、音声ストリーム2番の男性
用デュエットミックスが選択されたことをGP3に記憶
し、POST CMD7へ移行するという命令になって
いる。BTN CMD(#3)43 の内容は、音声スト
リーム3番の女性用デュエットミックスが選択されたこ
とをGP3に記憶し、POST CMD7へ移行すると
いう命令になっている。BTN CMD(#4)44
内容は、音声ストリーム4番のガイドメロディ付きカラ
オケが選択されたことをGP3に記憶し、POST C
MD7へ移行するという命令になっている。BTN C
MD(#5)45 の内容は 音声ストリーム5番の歌入
りミックスが選択されたことをGP3に記憶し、POS
T CMD7へ移行するという命令になっている。
【0103】POST CMD7の内容は、GP3に記
憶された音声ストリーム番号を設定し、その後、GP2
に記憶された曲の番号のチャプタへ移行するという命令
になっている。
【0104】このようなナビゲーションコマンドによ
り、上述の再生動作の制御が可能となる。
【0105】次に、図19を参照して、本実施の形態に
係るデータ再生装置としてのDVDプレイヤの構成の一
例について説明する。この図に示したDVDプレイヤ
は、DVD130を回転させるためのモータ102と、
このモータ102によって回転されるDVD130に対
向するように配置され、DVD130に記録された情報
を検出するピックアップ103と、このピックアップ1
03の出力信号を復調して出力する復調器104と、2
つの固定接点105a,105bと可動接点105cと
を有し、可動接点105cが復調器104の出力端に接
続されたスイッチ105とを備えている。なお、ピック
アップ103は、DVD130に対して光を照射すると
共に戻り光を検出して、DVD130に記録された情報
を光学的に読み出すものである。また、ピックアップ1
03は、DVD130に対する光の照射位置をDVD1
30の半径方向に移動させて、DVD130における情
報の読み出し位置を制御するための駆動装置を含んでい
る。
【0106】DVDプレイヤは、更に、入力端がスイッ
チ105の固定接点105aに接続され、スイッチ10
5を介して入力される復調器104の出力信号を、DV
Dプレイヤの再生方法を制御するためナビゲーションパ
ック(NavigationPack)(図では、NA
VIと記す。)106と視聴者に提供する情報であるプ
レゼンテーションデータ(Presentation
Data)107とに分離するデマルチプレクサ(1)
108と、スイッチ105の固定接点105bからの信
号およびデマルチプレクサ(1)108からのナビゲー
ションパック106を入力すると共に、モータ102、
ピックアップ103およびスイッチ105を制御する本
発明におけるコンピュータとしてのCPU(中央処理装
置)109とを備えている。なお、CPU109は、プ
ログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)
および作業領域となるRAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)を含み、RAMを作業領域として、ROMに格納
されたプログラムを実行することにより、後述する動作
を行うようになっている。
【0107】DVDプレイヤは、更に、デマルチプレク
サ(1)108からのプレゼンテーションデータ107
を、符号化されたサブピクチャ信号(図では、SPと記
す。)110と符号化されたビデオ信号(図では、Vと
記す。)111と符号化されたオーディオ信号(図で
は、Aと記す。)112に分離するデマルチプレクサ
(2)113と、デマルチプレクサ(2)113からの
サブピクチャ信号110をデコード(復号化)するサブ
ピクチャデコーダ114と、デマルチプレクサ(2)1
13からのビデオ信号111をデコードするビデオデコ
ーダ115と、デマルチプレクサ(2)113からのオ
ーディオ信号112をデコードして、オーディオ出力信
号117として出力するオーディオデコーダ116と、
サブピクチャデコーダ114からのデコード後のサブピ
クチャ信号を一旦記憶してサブピクチャを形成するディ
スプレイメモリ118と、ビデオデコーダ115からの
デコード後のビデオ信号を一旦記憶して動画部分を形成
するディスプレイメモリ119と、ディスプレイメモリ
118,119の各出力信号を加算して、ビデオ出力信
号120として出力する加算器121とを備えている。
【0108】CPU109は、RAM内に、インフォメ
ーションデータ(Information Data)
を記憶するためのインフォメーションデータ記憶領域1
22と、ナビゲーションパック106に含まれるナビゲ
ーションコントロールデータ(Navigation
Control Data)を記憶するナビゲーション
コントロールデータ記憶領域123とを有している。イ
ンフォメーションデータ記憶領域122は、ジェネラル
コントロールデータ(General Control
Data)を記憶するジェネラルコントロールデータ
記憶領域124と、エントリサーチインフォメーション
(Entry Serch Information)
を記憶するエントリサーチインフォメーション記憶領域
125とを含んでいる。インフォメーションデータは、
スイッチ105を介して入力されるようになっている。
また、CPU109は、ナビゲーションコントロールデ
ータ記憶領域123に記憶されたサブピクチャにおける
ハイライトを制御するためのハイライトディスプレイコ
ントロール(Highlight DisplayCo
ntrol)信号126をディスプレイメモリ118に
送るようになっている。
【0109】DVDプレイヤは、更に、リモートコント
ロール装置92からの信号を受信し、信号処理して、リ
モートコントロール装置92のキー操作に応じた信号に
変換してCPU109に与える受信装置129を有して
いる。
【0110】次に、図19に示したDVDプレイヤの動
作について説明する。始めに、DVDプレイヤによるイ
ンフォーメーションデータの読み込みの動作について説
明する。この場合、CPU109は、スイッチ105を
固定接点105b側に切り換えておき、サーボ制御によ
って、ピックアップ103とモータ102とを動かし
て、DVD130より、ジェネラルコントロールデータ
とエントリサーチインフォメーションとを読み込み、そ
れぞれ、ジェネラルコントロールデータ記憶領域124
とエントリサーチインフォメーション記憶領域125に
記憶させる。ジェネラルコントロールデータには、ビデ
オのアスペクト比やオーディオのコーディングの種類や
本数等、再生に必要な静的な情報が書かれている。ま
た、エントリサーチインフォメーションは、メニューの
各ページの多重化データや各タイトルの多重化データが
DVD130上の何番地に書いてあるのかというアドレ
ス情報をテーブルにまとめたものである。DVDプレイ
ヤは、このエントリサーチインフォメーションを使っ
て、任意のメニューやタイトルの指示されたアドレスま
でピックアップ103を移動して再生を開始することが
できる。
【0111】次に、DVDプレイヤによるメニューの再
生の動作について説明する。この場合、CPU109
は、スイッチ105を固定接点105a側に切り換えて
おき、エントリサーチインフォメーションからメニュー
の先頭番地を知り、そのメニューの情報を読み込めるよ
うに、ピックアップ103とモータ102とを動かし
て、ピックアップ103より再生信号を得る。再生信号
は、復調器104により、通常のディジタル信号に戻
り、再生ストリーム127となる。この、再生ストリー
ム127を模式的に拡大すると、ナビゲーションパック
(NAVI)、ビデオ信号(V)、オーディオ信号
(A)およびサブピクチャ信号(SP)が順番に多重化
されて並んでいるように見える。
【0112】次に、復調器104より出力される再生ス
トリーム127は、デマルチプレクサ(1)108によ
って、ナビゲーションパック106とプレゼンテーショ
ンデータ107とに分離される。分離された一方のデー
タであるナビゲーションパック106は、CPU109
のナビゲーションコントロールデータ記憶領域123に
記憶される。ナビゲーションパック106には、図13
に示したハイライト情報データ72が含まれているの
で、メニューを再生するための命令(図13における隣
接ボタンデータ82やボタンコマンド83等)も、この
段階でCPU109に記憶されることになる。
【0113】デマルチプレクサ(1)108によって分
離された他方のデータであるプレゼンテーションデータ
107は、デマルチプレクサ(2)113によって、更
にサブピクチャ信号110、ビデオ信号111およびオ
ーディオ信号112に分離され、それぞれに対応したデ
コーダ114〜116によって、復号化されたサブピク
チャ信号、ビデオ信号およびオーディオ信号に戻され
る。なお、サブピクチャデコーダ114より出力される
サブピクチャ信号とビデオデコーダ115より出力され
るビデオ信号は、それぞれディスプレイメモリ118,
119に一旦記憶され、その後、加算器121で加算さ
れて、ビデオ出力信号120として出力される。ディス
プレイメモリ118には、CPU109からのハイライ
トディスプレイコントロール信号126が与えられてい
る。例えば、メニュー画面において、リモートコントロ
ール装置92のカーソルキーの操作に応じてハイライト
を移動させるとき等には、CPU109は、このハイラ
イトディスプレイコントロール信号126を使って、直
接、ディスプレイメモリ118におけるハイライトに対
応する場所のデータを書き換えることで、ハイライト色
の移動という視覚的効果を得る。
【0114】前述のように、各メニューのPGCは、P
GC情報テーブルとして、ジェネラルコントロールデー
タと呼ばれるエリアの一部としてディスクに記録されて
いる。ディスク上のジェネラルコントロールデータは、
CPU109に取り込まれ、ジェネラルコントロールデ
ータ記憶領域124に格納される。なお、より詳細に説
明すると、ジェネラルコントロールデータ記憶領域12
4に格納されたPGC情報テーブルには、PGCとVO
B ID番号とCELL ID番号の対応関係が示され
ており、エントリサーチインフォメーション記憶領域1
25には、PGC情報テーブルにおける各PGC、VO
B ID番号、CELL ID番号に対応するディスク
上の物理的なアドレスを示すVOB情報テーブルが格納
されている。従って、本実施の形態におけるメニューを
再生するとき、CPU109は、ジェネラルコントロー
ルデータ記憶領域124から、PGC情報テーブルを読
み、その結果、PGCのVOB ID番号およびCEL
L ID番号を知り、エントリサーチインフォメーショ
ン記憶領域125のVOB情報テーブルの中から、VO
B ID番号およびCELL ID番号に対応するディ
スク上の物理的なアドレスを知ることができる。
【0115】次に、図20〜図22に示す流れ図を参照
して、本実施の形態におけるDVDプレイヤによる提示
内容(曲)の選択の動作について説明する。なお、以下
の動作は、図20〜図22に示した例では、主にCPU
109の動作となる。
【0116】この動作は、視聴者がリモートコントロー
ル装置によってDVDプレイヤに対してメニューの再生
を指示することから始まる(ステップS100)。DV
DプレイヤのCPU109は、ルートメニュー用のPG
Cを実行し(ステップS101)、チャプタメニューへ
移行してチャプタメニューの再生を開始する(ステップ
S102)。そして、CPU109は、チャプタメニュ
ー用のPGCのPRECMDを実行し(ステップS10
3)、SP7の値が4以下か否かを判断する(ステップ
S104)。SP7の値が4以下の場合(Y)、ハイラ
イトにするボタン番号をSP7の値と同値として、チャ
プタメニュー用PGCのCELL#1、すなわち図16
における1ページ目の選曲メニュー画面20aを再生す
る(ステップS105)。
【0117】この場合、CPU109は、選曲メニュー
画面20aにおいて何かボタンが選択および実行された
か否かを判断する(ステップS106)。いずれのボタ
ンも選択および実行されていない場合(N)、ステップ
S106に戻り、ボタンの選択および実行があるまで待
つ。何かボタンが選択および実行された場合は(Y)、
CPU109は、選択および実行されたボタンが選曲ボ
タンか次ページボタンであるかを判断する(ステップS
107)。選択および実行されたボタンが次ページボタ
ンである場合、CPU109は、チャプタメニュー用P
GCのCELL#2を再生し、すなわち図16における
2ページ目の選曲メニュー画面20bへ移行し(ステッ
プS108)、後述するステップS111に飛び、何か
ボタンが選択および実行されるのを待つ。選択および実
行されたボタンが選曲ボタンである場合、選曲されたチ
ャプタ番号をGP2に記憶して、チャプタメニュー用の
PGCのPOST CMDへ移行する(ステップS10
9)。
【0118】一方、SP7の値が4以下ではない場合は
(ステップS104;N)、ハイライトにするボタン番
号をSP7の値から4を減じた値とし、チャプタメニュ
ー用PGCのCELL#2、すなわち図16における2
ページ目の選曲メニュー画面20bを再生する(ステッ
プS110)。
【0119】この場合、CPU109は、選曲メニュー
画面20bにおいて、何かボタンが選択および実行され
たか否かを判断する(ステップS111)。いずれのボ
タンも選択および実行されていない場合(N)、ステッ
プS111に戻り、ボタンの選択および実行があるまで
待つ。何かボタンが選択および実行された場合は
(Y)、CPU109は、選択および実行されたボタン
が選曲ボタンか前ページボタンであるかを判断する(ス
テップS112)。選択および実行されたボタンが前ペ
ージボタンである場合、CPU109は、チャプタメニ
ュー用PGCのCELL#1を再生し、すなわち図16
における1ページ目の選曲メニュー画面20aへ移行し
(ステップS113)、ステップS106に飛び、何か
ボタンが選択および実行されるのを待つ。選択および実
行されたボタンが選曲ボタンである場合、選曲されたチ
ャプタ番号をGP2に記憶して、チャプタメニュー用P
GCのPOST CMDへ移行する(ステップS10
9)。
【0120】CPU109は、チャプタメニュー用PG
CのPOST CMDへ移行したら、チャプタメニュー
用PGCのPOST CMDを実行して、オーディオメ
ニュー用PGCへ移行し(ステップS113)、オーデ
ィオメニューのPRE CMDを実行してGP3を初期
化し、CELL#1、すなわち図17における音声選択
メニュー画面31を再生する(ステップS114)。
【0121】CPU109は、音声選択メニュー画面3
1において、視聴者が音声選択ボタンを選択および実行
したか否かを判断する(ステップS115)。音声選択
ボタンが選択および実行されていない場合(N)、ステ
ップS115に戻り、音声選択ボタンが選択および実行
されるまで待つ。音声選択ボタンが選択および実行され
た場合は(Y)、CPU109は、選択された音声番号
(音声選択ボタンの番号)をGP3に記憶して、オーデ
ィオメニュー用PGCのPOST CMDへ移行する
(ステップS116)。CPU109は、オーディオメ
ニュー用PGCのPOST CMDを実行して、GP3
に記憶されている値を音声ストリーム番号として設定す
る。その後、CPU109は、GP2に記憶されている
値に基づいて、選択されたチャプタへ移行し(ステップ
S117)、音声ストリーム番号に基づいた音声を含む
提示内容(曲)を再生することを指示して、提示内容
(曲)の選択の動作を終了する。
【0122】次に、図23に示す流れ図を参照して、本
実施の形態におけるDVDプレイヤによる提示内容
(曲)の再生の動作について説明する。なお、以下の動
作は、図23に示した例では、主にCPU109の動作
となる。
【0123】DVDプレイヤは、再生の指示を受けると
選択された曲の再生を開始する(ステップS200)。
DVDプレイヤのCPU109は、視聴者がリモートコ
ントロール装置によって、早送りキー(図ではFFと記
す。)、早戻しキー(図ではREWと記す。)、次スキ
ップキー(図ではNEXTと記す。)および前スキップ
キー(図ではPREVと記す。)のいずれかが押された
か否かを判断する(ステップS201)。これらのキー
のいずれかが押されている場合は(Y)、CPU109
はCELL CMDを実行せずに、押されているキーの
動作に従い(ステップS202)、ステップS201に
戻って、再生を続ける。これらのキーのいずれも押され
ていない場合は(ステップS201;N)、CPU10
9はそのままCELLを再生して、CELLの最後まで
来たか否かを判断する(ステップS203)。CEEL
の最後まで来ていない場合は(N)、ステップS201
に戻って、再生を続ける。一方、CELLの最後まで来
た場合は(ステップS203;Y)、再生していたCE
LLのCELL CMDを実行して、チャプタメニュー
へ移行する(ステップS204)。
【0124】次に、CPU109は、チャプタメニュー
用のPGCのPRE CMDを実行し(ステップS20
5)、SP7の値が4以下か否かを判断する(ステップ
S206)。SP7の値が4以下の場合(Y)、ハイラ
イトにするボタン番号をSP7の値と同値として、CE
LL#1、すなわち図16における1ページ目のメニュ
ー画面20aを再生して(ステップS207)、曲の再
生動作を終了する。一方、SP7の値が4以下ではない
場合は(ステップS206;N)、ハイライトにするボ
タン番号をSP7の値から4を減じた値とし、CELL
#2、すなわち図16における2ページ目のメニュー画
面20bを再生して(ステップS208)、曲の再生動
作を終了する。
【0125】次に、図24に示す流れ図を参照して、再
生開始時間を入力して、任意の曲の任意の場所へ飛ぶラ
ンダムアクセスの動作を説明する。この動作は、リモー
トコントロール装置92の時間指定キー141が押され
て、時間指定モードが選択されたときに開始される。こ
の動作では、まず、視聴者は、リモートコントロール装
置92によって、任意の再生開始時間を指定時間として
入力する(ステップS301)。具体的には、テンキー
142を用いて指定時間を決めた後、決定ー143を押
して指定時間を確定する。CPU109は、タイムマッ
プテーブルを参照して、入力された指定時間に対応する
絶対番地または指定時間に近い時間に対応する絶対番地
を得る(ステップS302)。なお、タイムマップテー
ブルとは、VOB毎に、一定時間間隔で本編における再
生時間とその再生時間に対応する本編のデータのディス
ク上の絶対番地との対応関係を表したものである。この
タイムマップテーブルは、エントリサーチインフォメー
ション中にオプションとして格納可能となっている。C
PU109は、得た絶対番地へアクセスし、指定時間に
対応する絶対番地、または指定時間に近い時間に対応す
る絶対番地から再生を開始して(ステップS303)、
再生開始時間入力によるランダムアクセスの動作を終了
する。
【0126】以上説明したように本実施の形態に係るデ
ータ記録媒体ならびにメニュー制御方法およびメニュー
制御装置によれば、チャプタメニューで、再生する提示
内容(曲)を指定した後、オーディオメニューへ自動的
に移行して音声を選択し、選択された音声で提示内容
(曲)を再生するようにしたので、カラオケモードに対
応していないようなDVDプレイヤでも、カラオケモー
ドに対応した専用のプレイヤと同等に、複数種類の音声
の中から任意の音声を選択して提示内容(曲)を再生す
ることができる。
【0127】また、カラオケモードに対応した専用のプ
レイヤでは、マルチトラックを用いた作品における音声
の選択を行う操作方法がプレイヤ毎に異なり、DVDデ
ィスクの解説書に、操作方法を記述することはできない
が、本実施の形態によれば、複数種類の音声の中から任
意の音声を選択する方法は、DVDディスク上にプログ
ラムされるので、どのプレイヤにおいても音声選択の操
作方法が同一であることが保証されると共に、DVDデ
ィスクの解説書に操作方法を明示することができる。
【0128】更に、提示内容(曲)および音声の選択の
方法をDVDディスク上にプログラムし、提示内容
(曲)および音声の選択をインタラクティブな形式でメ
ニュー画面上のメニューボタンの操作により行えるよう
にしたので、機器操作を苦手とする視聴者でも容易に、
複数種類の音声の中から任意の音声を選択して提示内容
(曲)を視聴することが可能となる。
【0129】ところで、視聴者が任意に各チャンネルに
記録されている音声を選択して混合して再生できるよう
にすると、複数の音声が混合されて再生される音声が、
そのカラオケの元になっている作品の印象を保つことが
できなくなる場合も生じるという問題点があった。本実
施の形態では、視聴時に複数の音声を選択して混合する
のではなく、予め用意された複数種類の音声の中から任
意の音声を選択するようにしたので、提示内容(曲)の
元になる作品の印象を保つことが可能となる。
【0130】また、本実施の形態では、DVD全体を1
つのPGCとして、各提示内容(曲)はCELLによっ
て区切るようなデータ構造とすると共に、各CELL
CMDに、チャプタメニューへ戻る命令を記述したの
で、1つの提示内容(曲)の再生の終了時点で、自動的
にチャプタメニューへ戻ることができると共に、1つの
提示内容(曲)の再生中でも曲を越えて、早送り、早戻
しおよび前後の提示内容(曲)へのスキップ動作を行う
ことができる。
【0131】更に、本実施の形態では、DVD全体を1
つのPGCとして、各提示内容(曲)はCELLによっ
て区切るようなデータ構造としたので、DVDのフォー
マットにより、PGCの先頭をゼロ時間として順番に経
過時間の積算値が定義される。そのため、DVDディス
ク全体を通しての経過時間を表示することができる。従
って、再生開始時間を指定して、任意の提示内容(曲)
の任意の場所へ飛ぶランダムアクセスが可能となる。
【0132】また、本実施の形態では、各提示内容
(曲)の通常再生終了時には、各提示内容(曲)の最後
に実行されるCELL CMDによって、チャプタメニ
ューに戻り、チャプタメニューのPGCのPRE CM
Dによって、システムパラメータに記録されている、直
前に再生されていたPTTの番号を用いて、各提示内容
(曲)の通常再生終了時に再生を終了した提示内容
(曲)を選択するための選曲ボタンが配置されている選
曲メニュー画面を自動的に選択して表示し、且つ、その
提示内容(曲)を示す選曲ボタンをハイライトさせるよ
うにしたので、直前に再生されていた提示内容(曲)の
把握や次の提示内容(曲)の選択が容易になり、視聴者
の使い勝手が向上する。
【0133】更に、本実施の形態では、DVD全体を1
つのPGCとして、各提示内容(曲)はCELLによっ
て区切るようなデータ構造としたので、DVDのフォー
マットにより、PGCの先頭をゼロ時間として順番に経
過時間の積算値が定義される。そのため、DVDディス
ク全体を通しての経過時間を表示することができる。従
って、再生開始時間を指定して、任意の提示内容(曲)
の任意の場所へ飛ぶランダムアクセスが可能となる。
【0134】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、例えば、実施の形態では、データ記録媒体は、DV
Dとしたが、他の種類の記録媒体でも良い。同様に、本
発明に係るメニュー制御装置も、DVDプレイヤに限ら
ず、他の種類の記録媒体に記録された情報を再生する際
等に使用される装置でもよい。
【0135】また、1枚のディスクに、それぞれ1PG
Cで構成されるタイトル(One Sequential PGC Title)
を複数格納し、各タイトル内に、複数の提示内容に対応
する複数のCELLを格納してもよい。この場合、各タ
イトル内において、上記実施の形態と同様に、提示内容
の指定後に、音声選択メニュー画面を表示して、選択さ
れた音声で提示内容を再生することができると共に、各
提示内容の通常再生終了時に、直前に再生していた提示
内容を選択するための選曲メニュー画面を自動的に選択
して表示し、且つ、その提示内容を示す選曲ボタンをハ
イライトすることができる。
【0136】更に、本実施の形態では、音楽作品が収録
されたディスクを用いて説明したが、本発明は、音楽作
品以外でも、教育用教材等のチャプタ毎の独立性の高い
作品、例えば語学用教材や楽器練習用教材にも適用可能
である。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし3の
いずれかに記載のデータ記録媒体、請求項4ないし6の
いずれかに記載のメニュー制御方法あるいは請求項7な
いし9のいずれかに記載のメニュー制御装置によれば、
提示内容選択用メニュー画面において提示内容データが
選択された後に、自動的に音声選択用メニュー画面が表
示され、音声選択用メニュー画面において音声データが
選択された後、提示内容選択用メニュー画面において選
択され、且つ音声選択用メニュー画面において選択され
た音声データを含む提示内容データを再生するようにし
たので、特殊な装置や操作を必要とすることなく、複数
種類の音声の中から任意の音声を選択して、選択された
音声を含む提示内容を再生することが可能になるという
効果を奏する。
【0138】また、請求項2記載のデータ記録媒体によ
れば、提示内容再生制御用データが、任意の提示内容の
再生状態から他の提示内容の再生状態への移行を許容す
るデータ構造を有すると共に、通常の再生時にのみ実行
され、各提示内容データの再生終了後にメニュー制御用
データによるメニュー画面の表示を指示するための指示
データを含むデータ構造を有するようにしたので、更
に、任意の提示内容の再生の終了時点で、自動的にメニ
ュー画面へ戻ることができると共に、任意の提示内容の
再生状態から他の提示内容の再生状態へ移行することが
可能になり、視聴者にとってより扱いやすくなるという
効果を奏する。
【0139】また、請求項3記載のデータ記録媒体、請
求項6記載のメニュー制御方法あるいは請求項9記載の
メニュー制御装置によれば、提示内容データの再生終了
後に、直前に再生されていた提示内容データに対応する
選択項目を含むページの提示内容選択用メニュー画面を
選択的に表示させるようにしたので、更に、直前に再生
されていた提示内容データの把握や次の提示内容データ
の選択が容易になり、視聴者の使い勝手がより向上する
という効果を奏する。
【0140】また、請求項5記載のメニュー制御方法ま
たは請求項8記載のメニュー制御装置によれば、提示内
容データの再生終了後に、提示内容選択用メニュー画面
を表示するようにしたので、更に、任意の提示内容デー
タの再生の終了時点で、自動的に提示内容選択用メニュ
ー画面へ戻ることができ、視聴者にとってより扱いやす
くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるDVDのオーデ
ィオメニュー用のデータ構造を説明するための説明図で
ある。
【図2】本発明の一実施の形態におけるDVDのチャプ
タメニュー用のデータ構造を説明するための説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態におけるDVDのデータ
構造を説明するための説明図である。
【図4】従来の音楽作品用のDVDのデータ構造を説明
するための説明図である。
【図5】図4に示したPGCを順に並べたディスク全体
のデータ構造を示す説明図である。
【図6】DVDにおけるVOBのデータ構造を示す説明
図である。
【図7】DVDにおけるPGCのデータ構造を示す説明
図である。
【図8】DVDにおけるサブピクチャについて説明する
ための説明図である。
【図9】DVDにおけるサブピクチャについて説明する
ための説明図である。
【図10】DVDプレイヤにおけるチャプタメニューの
画面の一例を示す説明図である。
【図11】DVDプレイヤとその周辺機器を示す説明図
である。
【図12】メニューボタンがハイライトされた状態のD
VDにおけるメニュー画面の一例を示す説明図である。
【図13】DVDにおけるCELLのデータ構造を示す
説明図である。
【図14】DVDにおけるVOB、PGCおよびメニュ
ーのデータ構造をまとめて示す説明図である。
【図15】図14におけるPGCの構造を簡略化して示
す説明図である。
【図16】本発明の一実施の形態における選曲メニュー
画面を示す説明図である。
【図17】本発明の一実施の形態における音声選択メニ
ュー画面を示す説明図である。
【図18】本発明の一実施の形態におけるルートメニュ
ー用のPGCの構造を示す説明図である。
【図19】本発明の一実施の形態におけるDVDプレイ
ヤの構成の一例を示すブロック図である。
【図20】本発明の一実施の形態における提示内容の選
択の動作を示す流れ図である。
【図21】図20に続く選択の動作を示す流れ図であ
る。
【図22】図21に続く選択の動作を示す流れ図であ
る。
【図23】本発明の一実施の形態における再生動作を示
す流れ図である。
【図24】本発明の一実施の形態における再生開始時間
指定によるランダムアクセスの動作を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1…オーディオメニュー用VOB、2,58,59…C
ELL、21 〜25 ,321 〜325 ……音声選択ボタ
ン、3…オーディオメニュー用PGC、41 〜45 …B
TN CMD(#1〜#5)、5,84,85…CEL
L CMD、6,86…PRE CMD、7,87…P
OST CMD、20a,20b…選曲メニュー画面、
211 〜218 ,531 〜534 ,541 〜544 ……
選曲ボタン、221 …次ページボタン、222 …前ペー
ジボタン、31…音声選択メニュー画面、52…チャプ
タメニュー用VOB、57…チャプタメニュー用PG
C。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の提示内容を個別に選択して再生可
    能とするためのデータを記録したコンピュータ読み取り
    可能なデータ記録媒体であって、 各提示内容毎に区分され、それぞれ各提示内容を表す複
    数の提示内容データと、 各提示内容データの再生を制御するための提示内容再生
    制御用データと、 各提示内容を個別に選択して、前記提示内容再生制御用
    データによる提示内容データの再生の指示を行うための
    提示内容選択用メニュー画面を表示させるためのメニュ
    ー制御用データとが記録され、 各提示内容データは、それぞれ、選択的に提示可能な複
    数種類の音声データを含み、 前記メニュー制御用データは、前記提示内容選択用メニ
    ュー画面において提示内容が選択された後に、音声デー
    タを選択するための音声選択用メニュー画面を表示さ
    せ、この音声選択用メニュー画面において音声データが
    選択された後に、提示内容選択用メニュー画面において
    選択され、且つ音声選択用メニュー画面において選択さ
    れた音声データを含む提示内容データの再生の指示を行
    うデータ構造を有することを特徴とするデータ記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記提示内容再生制御用データは、任意
    の提示内容の再生状態から他の提示内容の再生状態への
    移行を許容するデータ構造を有すると共に、通常の再生
    時にのみ実行され、各提示内容データの再生終了後に前
    記メニュー制御用データによる提示内容選択用メニュー
    画面の表示を指示するための指示データを含むデータ構
    造を有することを特徴とする請求項1記載のデータ記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 前記メニュー制御用データは、提示内容
    に対応する選択項目を一つ以上含む複数ページの提示内
    容選択用メニュー画面を表示させるためのデータ構造を
    有すると共に、前記指示データによって提示内容選択用
    メニュー画面の表示が指示されたときに、直前に再生さ
    れていた提示内容に対応する選択項目を含むページの提
    示内容選択用メニュー画面を選択的に表示させるデータ
    構造を有することを特徴とする請求項2記載のデータ記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 メニュー画面を用いて、それぞれ、選択
    的に提示可能な複数種類の音声データを含む複数の提示
    内容データを個別に選択して再生可能とするためのメニ
    ュー制御方法であって、 提示内容データを個別に選択するための提示内容選択用
    メニュー画面を表示し、 この提示内容選択用メニュー画面において提示内容デー
    タが選択された後に、音声データを選択するための音声
    選択用メニュー画面を表示し、 この音声選択用メニュー画面において音声データが選択
    された後に、提示内容選択用メニュー画面において選択
    され、且つ音声選択用メニュー画面において選択された
    音声データを含む提示内容データの再生の指示を行うこ
    とを特徴とするメニュー制御方法。
  5. 【請求項5】 提示内容データの再生終了後に、前記提
    示内容選択用メニュー画面を表示することを特徴とする
    請求項4記載のメニュー制御方法。
  6. 【請求項6】 提示内容データに対応する選択項目を一
    つ以上含む複数ページの提示内容選択用メニュー画面を
    表示可能とすると共に、提示内容データの再生終了後
    に、直前に再生されていた提示内容データに対応する選
    択項目を含むページの提示内容選択用メニュー画面を選
    択的に表示することを特徴とする請求項5記載のメニュ
    ー制御方法。
  7. 【請求項7】 メニュー画面を用いて、それぞれ、選択
    的に提示可能な複数種類の音声データを含む複数の提示
    内容データを個別に選択して再生可能とするためのメニ
    ュー制御装置であって、 提示内容データを個別に選択するための提示内容選択用
    メニュー画面を表示する提示内容選択用メニュー画面表
    示手段と、 この提示内容選択用メニュー画面表示手段によって表示
    される提示内容選択用メニュー画面において提示内容デ
    ータが選択された後に、音声データを選択するための音
    声選択用メニュー画面を表示する音声選択用メニュー画
    面表示手段と、 この音声選択用メニュー画面表示手段によって表示され
    る音声選択用メニュー画面において音声データが選択さ
    れた後に、提示内容選択用メニュー画面において選択さ
    れ、且つ音声選択用メニュー画面において選択された音
    声データを含む提示内容データの再生の指示を行う再生
    指示手段とを備えたことを特徴とするメニュー制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記提示内容選択用メニュー画面表示手
    段は、提示内容データの再生終了後に、提示内容選択用
    メニュー画面を表示することを特徴とする請求項7記載
    のメニュー制御装置。
  9. 【請求項9】 前記提示内容選択用メニュー画面表示手
    段は、提示内容データに対応する選択項目を一つ以上含
    む複数ページの提示内容選択用メニュー画面を表示可能
    であると共に、提示内容データの再生終了後に、直前に
    再生されていた提示内容データに対応する選択項目を含
    むページの提示内容選択用メニュー画面を選択的に表示
    させることを特徴とする請求項8記載のメニュー制御装
    置。
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