JPH11185126A - 自動販売機及び自動販売機システム - Google Patents

自動販売機及び自動販売機システム

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Publication number
JPH11185126A
JPH11185126A JP9366387A JP36638797A JPH11185126A JP H11185126 A JPH11185126 A JP H11185126A JP 9366387 A JP9366387 A JP 9366387A JP 36638797 A JP36638797 A JP 36638797A JP H11185126 A JPH11185126 A JP H11185126A
Authority
JP
Japan
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vending machine
alarm
prying
communication
alarm signal
Prior art date
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Application number
JP9366387A
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English (en)
Inventor
Hideaki Horibata
英彰 堀端
Yuji Noguchi
裕司 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機をこじあける不正行為を迅速に見
つけ出して通知することが可能な防犯機能を有するよう
にする。 【解決手段】 こじあけ検出センサ12は、自動販売機
10の扉がこじあけ等により不正に開けられたことを検
出すると、不正行為があったとして「1」を制御部14
に出力する。制御部14は、こじあけ検出センサ12か
ら「1」の信号が入力されると、通信部16に対して公
衆回線20等を介して外部に不正行為を通報する警報信
号を送信するように制御するとともに、アラーム部18
を駆動して警報音を鳴らすように制御する。これによ
り、自動販売機10は、こじあけ等の不正行為が行われ
ると、自動販売機10のアラーム部18から警報音を鳴
らして周囲に知らせるとともに、警報信号を外部に送信
するため、離れた場所でも自動販売機に対して不正行為
が行われたか否かを監視することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機及び自
動販売機システムに係り、さらに詳しくは、機械本体を
外部からこじあける不正行為を検出して外部に警報信号
を送ることにより防犯機能を果たす自動販売機及び自動
販売機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ジュース、たばこ、食券、あるい
は乗車券等を機械により自動販売を行う自動販売機が用
いられている。この種の自動販売機は、比較的人通りの
多い道路や店舗内に設置されており、重量も重いものが
ほとんどであるため、防犯対策としては厳重な施錠のみ
が施されていた。しかし、犯罪が多発化するとともに、
店舗の無人化が進展しつつある昨今においては、単に施
錠だけでは盗難に対処しきれなくなってきている。そこ
で、最近の自動販売機では、機械本体の錠が破壊された
り、無理矢理こじあけられると、これをセンサなどで検
出して警報を鳴らし、周囲の人に知らせる警報装置が組
み込まれたものが製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動販売機にあっては、各自動販売機毎に上
述した警報装置が組み込まれていたとしても、警報を鳴
らすアラーム部を破壊して無力化した後に、錠を破壊し
たり、機械本体をこじあければ警報が鳴らないため、防
犯機能が十分ではないという不都合があった。本発明
は、かかる従来技術の有する不都合に鑑みてなされたも
ので、本発明の目的は、自動販売機をこじあける不正行
為を迅速に見つけ出して通知することが可能な防犯機能
を有する自動販売機及び自動販売機システムを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動販
売機は、機械本体を外部からこじあける不正行為を検出
するこじあけ検出手段と、前記こじあけ検出手段で検出
されたこじあけ行為を所定の回線を通じて警報信号を送
信し外部に知らせる警報通信手段と、前記こじあけ検出
手段でこじあけ行為が検出されると前記警報通信手段に
対して警報信号を外部に送信するように制御する制御手
段と、を備えていることを特徴とする。これによれば、
こじあけ検出手段により機械本体をこじあける不正行為
が検出されると、制御手段により警報通信手段が警報信
号を外部に送信するように制御され、警報信号が所定の
回線を通じて送信されて、こじあけ行為が外部に迅速に
通知されるため、不正行為者が気付かない間にこじあけ
行為が発見できるので、充分な防犯機能を有することが
できる。請求項2に記載の自動販売機は、請求項1に記
載の自動販売機において、前記こじあけ検出手段でこじ
あけ行為が検出されると前記制御手段から送出されるア
ラーム信号に基づいて警報を鳴らすアラーム部をさらに
備えていることを特徴とする。これによれば、アラーム
部をさらに備えているため、こじあけ行為を外部に迅速
に通知すると同時に、アラーム部から発せられる警報音
により機械本体の周辺の人達にもこじあけ行為を通知す
ることができるので、より一層の防犯機能を果たすこと
ができる。請求項3に記載の自動販売機システムは、請
求項1又は2に記載の自動販売機が前記所定の回線を介
して遠隔監視センタと接続され、遠隔地から自動販売機
のこじあけ行為の有無を監視することを特徴とする。こ
れによれば、所定の回線を介して請求項1又は2に記載
の自動販売機と遠隔監視センタとが接続されているた
め、遠隔監視センタに居ながら遠隔地の自動販売機のこ
じあけ行為の有無を集中監視することができる。請求項
4に記載の自動販売機システムは、通信ネットワークに
対して互いに隣接する複数の自動販売機がそれぞれ接続
された自動販売機システムであって、前記自動販売機
は、機械本体を外部からこじあける不正行為を検出する
こじあけ検出手段と、前記こじあけ検出手段で検出され
たこじあけ行為を前記通信ネットワークを介して他の自
動販売機に警報信号を送信し外部に知らせるとともに、
他の自動販売機から送られてきた警報信号を受信する警
報通信手段と、前記こじあけ検出手段で検出されたこじ
あけ行為に基づいて警報を鳴らすアラーム部と、前記こ
じあけ検出手段で検出された警報信号を他の自動販売機
との間で送受信するように前記警報通信手段を制御する
とともに、前記送受信された警報信号に基づいて前記ア
ラーム部を駆動して警報を鳴らすように制御する制御手
段と、を備えていることを特徴とする。これによれば、
隣接する複数の自動販売機が通信ネットワークに対して
それぞれ接続されていて、各自動販売機では、こじあけ
行為があるとこじあけ検出手段で検出して、警報通信手
段により通信ネットワークを介して他の自動販売機に警
報信号を送信するとともに、他の自動販売機から送られ
てきた警報信号を受信し、アラーム部ではこれらのこじ
あけ行為があると警報を鳴らすようにしている。このた
め、隣接する複数の自動販売機同士が機械本体へのこじ
あけ行為を相互監視することが可能となり、こじあけよ
うとする自動販売機のアラーム部を破壊して無力化して
も、隣接する他の自動販売機のアラーム部が連動して警
報を鳴らすため、防犯機能がより強化されるとともに、
通信ネットワークを介せば複数の自動販売機のこじあけ
行為の有無をいつでも確認することができる。
【0005】請求項5に記載の自動販売機システムは、
請求項4に記載の自動販売機システムにおいて、前記警
報通信手段は、前記通信ネットワークに対して有線通信
により接続する有線通信部と、無線通信により接続する
無線通信部とを備え、前記有線通信部と前記無線通信部
の少なくとも一方を用いて前記警報信号の送受信を行う
ことを特徴とする。これによれば、警報通信手段がそれ
ぞれ通信ネットワークに接続された有線通信部と無線通
信部とを備えているため、有線通信部と無線通信部の何
れか一方が故障したり、破壊されたとしても、他方の通
信部を用いて警報信号を送受信することが可能となり、
隣接する複数の自動販売機同士のこじあけ行為に対する
相互監視機能をより強化することができる。特に、有線
通信部は、通信ネットワークとの間が有線で接続されて
いるので、通信線が切断されると通信不能となるが、無
線通信部では通信線を使わないため有線通信部を補完す
ることができる。請求項6に記載の自動販売機システム
は、請求項5に記載の自動販売機システムにおいて、前
記複数の自動販売機における無線通信部は、前記通信ネ
ットワークを介さずに互いに前記警報信号を直接送受信
可能とすることを特徴とする。これによれば、複数の自
動販売機の無線通信部は、相互間で警報信号を送受信す
る場合に通信ネットワークを介さずに直接無線通信する
ことが可能なため、通信ネットワークがダウンした場合
でも、それに影響されずに警報信号を送受信して、隣接
する複数の自動販売機同士がこじあけ行為に対して相互
監視することができる。請求項7に記載の自動販売機シ
ステムは、請求項4〜6のいずれか一項に記載の自動販
売機システムにおいて、前記通信ネットワークに遠隔監
視センタが接続され、遠隔地から前記複数の自動販売機
に対するこじあけ行為を集中監視することを特徴とす
る。これによれば、隣接する複数の自動販売機同士が相
互に監視し、それらの相互監視状態をさらに遠隔監視セ
ンタで監視するため、非常に多数の広範囲にわたる自動
販売機郡におけるこじあけ行為の発生を集中的に管理す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1)図1には、本実施の形態1に係る自動
販売機10の概略構成を説明するブロック図が示され、
図1において、自動販売機10の防犯機能に関する構成
部は、こじあけ検出センサ12、制御部14、通信部1
6、アラーム部18などで構成されている。こじあけ検
出センサ12は、自動販売機10の扉がこじあけ等によ
り不正に開けられたことを検出するもので、ここでは、
扉の開閉状態を検出するセンサと、その扉のカギの状態
を検出するセンサとで構成されている。すなわち、カギ
を閉めた状態で扉が開くと、こじあけのような不正行為
があったとして「1」を出力し、カギが開いた状態で扉
を開けたり、カギを閉めた状態で扉が閉まっている場合
は、不正行為が無いとして「0」を出力する。勿論、こ
じあけ検出センサ12は、上記構成例に限定されるもの
ではなく、自動販売機の種類や使用状況に応じて不正行
為の有無が検出できるものであれば良い。制御部14
は、こじあけ検出センサ12から出力される不正行為の
有無を表わす「1」又は「0」の信号に基づいて後述す
る通信部16やアラーム部18を制御するものである。
すなわち、不正行為を検出した「1」の信号が制御部1
4に入力された場合は、通信部16に公衆回線20等を
介して外部に不正行為を通報する警報信号を送信するよ
うに制御し、また、アラーム部18に対してはこれを駆
動して警報音を鳴らすように制御する。逆に、不正行為
の無い「0」の信号が制御部14に入力された場合は、
通信部16から警報信号を送信しないようにし、また、
アラーム部18から警報音を鳴らさないように制御す
る。通信部16は、ここでは公衆回線20に接続され、
回線制御を行うことにより信号を送受信することができ
る。上記の制御部14により警報信号を送信するように
制御された場合は、公衆回線20を介して外部に警報信
号を送信する。アラーム部18は、これを駆動して警報
音を鳴らすものである。不正行為が検出されて、制御部
14がアラーム部18を駆動すると、自動販売機10の
周辺に大きな警報音が鳴り響き、不正行為があったこと
を知らせることができる。このように、図1に示される
自動販売機10は、こじあけ等の不正行為が行われる
と、自動販売機10のアラーム部18から警報音を鳴ら
して、周辺の人達に不正行為が行われていることを知ら
せると同時に、警報信号を外部に送信することができる
ため、離れた所からでもこじあけ等の不正行為の有無を
監視することができる。
【0007】図2には、図1の自動販売機10を公衆回
線20を介して遠隔監視センタ32と接続された自動販
売機システム30の構成例が示されている。図2に示し
た自動販売機システム30は、自動販売機10を公衆回
線20を介して離れた場所にある遠隔監視センタ32の
コンピュータに接続したもので、遠隔監視センタ32か
ら常に自動販売機10の不正行為の有無を監視し、警報
信号が送られてくると、送信元の自動販売機10の場所
を特定して迅速に対処することができる。特に、不正行
為者が自動販売機10のアラーム部18を先に破壊し
て、警報音が鳴らないようにしてから扉をこじあけて
も、遠隔監視センタ32では不正行為が把握できるの
で、防犯機能を維持することができる。なお、図2で
は、1台の自動販売機10しか描かれていないが、複数
の自動販売機と遠隔監視センタ32とをそれぞれ専用回
線で1対1で接続したり、公衆回線を介して接続するこ
とにより、各自動販売機を遠隔監視センタ32で集中管
理するようにしても良い。
【0008】(実施の形態2)図3には、本実施の形態
2に係る自動販売機システム40の構成例が示されてい
る。この自動販売機システム40は、互いに隣接する複
数の自動販売機50A、50B、50Cがネットワーク
42に対してそれぞれ接続され、ネットワーク42を介
して警報信号を送受信することにより不正行為を相互監
視するようにしたものである。図3において、各自動販
売機50A、50B、50Cを構成しているこじあけ検
出センサ52A、52B、52C、制御部54A、54
B、54C、アラーム部56A、56B、56C、通信
部58A、58B、58Cは、上記図1で説明した自動
販売機10の各部に相当するため、ここでは構成説明を
省略する。次に、動作について説明する。例えば、図3
に示される自動販売機50Aの扉をこじあけようとする
と、こじあけ検出センサ52Aがこれを検出し、制御部
54Aに対して「1」信号を送り、アラーム部56Aを
駆動して警報音を鳴らす。また、制御部54Aは、通信
部58Aからネットワーク42を介して自動販売機50
Bや50Cに警報信号を送信する。この警報信号を受信
した自動販売機50B、50Cの制御部54B、54C
は、自動販売機50Aがこじあけられたことを認識する
と、それぞれのアラーム部56B、56Cを駆動して警
報音を鳴らす。このため、自動販売機50Aの扉をこじ
あけた者は、当該自動販売機50Aだけではなく、隣接
する自動販売機50B、50Cのアラーム部からも警報
音が一斉に鳴り出すので、全てのアラーム部を破壊する
ことをあきらめて逃げざるを得なくなる状況となる。ま
た、自動販売機50Aの扉をこじあけようとする者が通
信部58Aとネットワーク42とを接続する回線を切断
すると、警報信号が他の自動販売機に送信できなくなる
と相互監視が不可能になる。このため、本実施の形態2
では、各自動販売機の制御部は、相互に監視を行う他の
自動販売機に対して通信回線が切断されていないかを定
期的に確認し、通信回線が切断されて通信不能となった
自動販売機があると、そこで不正行為が行われているも
のと看做して、警報信号が送信された場合と同様に処理
が行われ、他の自動販売機のアラーム部から警報音が鳴
る。上述した通信回線の切断検出方法としては、種々の
ものが考えられるが、ここでは、各自動販売機はネット
ワークに登録されている他の自動販売機のアドレスを定
期的に順に呼び出し、この呼び出しに応じない自動販売
機は通信回線が切断されたものと看做すアルゴリズムが
用いられている。
【0009】以上述べたように、本実施の形態2の自動
販売機システム40によれば、隣接した自動販売機にお
ける相互監視システムは、1台の自動販売機に対する不
正行為が他の自動販売機全てに知れ渡って警報が鳴り出
すため、これを前もって無力化して犯罪を遂行するのは
非常に難しく、仮に無力化できたとしてもコストがかか
ることから、犯罪を予防することができ、犯罪が行われ
てもこれを迅速に検出して対処できるという利点を有し
ている。なお、上記実施の形態2では、図3に示される
ように、ネットワーク42上に上記自動販売機を遠隔監
視する遠隔監視センタのホストコンピュータ32を接続
しても良い。このように構成することにより、複数の自
動販売機50A、50B、50C同士が相互に不正行為
を監視するとともに、遠隔監視センタのホストコンピュ
ータ32によっても不正行為を監視することができるた
め、ある自動販売機で発生した不正行為に対してそれぞ
れの方法で迅速に対処することが可能となり、一層防犯
機能を高めることができる。また、上述したように、相
互監視とホストコンピュータによる2重の監視体制を採
用すれば、一方がダウンしても他方の監視機能が働くた
め、有効なバックアップシステムとして機能するという
利点がある。さらに、上記実施の形態2では、図3に示
されるように、ネットワーク42上にホストコンピュー
タ32を接続した場合、各自動販売機にアラーム部を設
けずに、警報信号による相互監視と、ホストコンピュー
タ32による集中監視を行うように構成しても勿論良
い。
【0010】(実施の形態3)図4には、本実施の形態
3に係る自動販売機システム80の構成例が示されてい
る。この自動販売機システム80は、互いに隣接する複
数の自動販売機60A、60B、60Cがネットワーク
42に対して有線、無線でそれぞれ接続され、ネットワ
ーク42を介して警報信号を送受信することにより不正
行為を相互監視するようにしたものである。図4におい
て、各自動販売機60A、60B、60Cを構成してい
るこじあけ検出センサ62A、62B、62C、制御部
64A、64B、64C、アラーム部66A、66B、
66C、通信部68A、68B、68Cは、上記図1で
説明した自動販売機10の各部に相当するため、ここで
は構成説明を省略する。また、本実施の形態3における
特徴的な構成は、警報信号を送受信する通信部68A、
68B、68Cに対して、アンテナを介して無線で警報
信号を送受信する無線機70A、70B、70Cが接続
されている点にある。この無線機70A、70B、70
Cは、ネットワーク42に接続された無線機72A、7
2B、72Cとの間、あるいは、無線機70A、70
B、70Cの相互間で警報信号を送受信できるものであ
る。
【0011】次に、動作について説明する。図4に示さ
れる自動販売機60Aの扉をこじあけようとすると、こ
じあけ検出センサ62Aがこれを検出して「1」信号を
送ると、制御部64Aは、アラーム部66Aを駆動して
警報音を鳴らすとともに、通信部68Aからネットワー
ク42を介して自動販売機60Bや60Cに警報信号を
送信する。また、警報信号は、通信部68Aから無線機
70Aを介して、ネットワーク42に接続された無線機
72A、72B、72C、あるいは他の自動販売機の無
線機70B、70Cに対して電波で無線送信することも
できる。このように、自動販売機60Aから送信され他
の自動販売機60B、60Cで受信された警報信号は、
制御部64B、64Cで自動販売機60Aがこじあけら
れたことを認識するとともに、各アラーム部66B、6
6Cを駆動して警報音を鳴らす。このため、自動販売機
60Aの扉をこじあけた者は、当該自動販売機60Aだ
けではなく、隣接する自動販売機60B、60Cのアラ
ーム部からも警報音が一斉に鳴り出すので、犯罪行為の
遂行を妨げて、防犯機能を果たすことができる。この点
についての効果は、実施の形態2の場合と同様である。
【0012】この実施の形態3における特徴的な効果と
しては、自動販売機60Aの扉をこじあけようとする者
が通信部68Aとネットワーク42とを接続する回線を
事前に切断した場合でも、無線機70Aを用いることで
警報信号を自動販売機60B、60Cに送信することが
できるため、自動販売機同士の相互監視が支障なく継続
して行える点にある。実施の形態2の場合は、ある自動
販売機が通信不能になると、そこで不正行為が行われて
いるものと看做して対処していたため、通信不能が不正
行為によるものか、故障等によるものかの区別がつかな
かったが、実施の形態3の場合は、有線通信によるルー
トが使えなくなっても、無線通信により状況を正確に把
握して対処できるという利点がある。また、逆に、電波
障害等により無線通信のルートが使えなくなった時で
も、有線通信を使って状況を把握することができる。さ
らに、無線機70Aは、ネットワーク42に接続された
無線機72A、72B、72Cに対して無線通信できる
とともに、他の自動販売機60B、60Cの無線機70
B、70Cに対しても直接無線通信することができるた
め、ネットワーク42がダウンした場合でも、自動販売
機同士の相互監視を支障なく行うことができる。
【0013】本実施の形態3では、有線通信や無線通信
により送受信されるデータ(警報信号)は、基本的には
同じものであるため、通常は有線通信によって送信され
たデータを使用し、有線通信が何等かの理由で通信不能
になった場合は、無線通信により送受信されるデータを
使用して不正行為の有無を判断するようにする。この有
線通信が通信不能になったか否かを検出する方法として
は、上記実施の形態2で説明したように、各自動販売機
がネットワークに登録されている他の自動販売機のアド
レスを有線を通じて定期的に順に呼び出し、この呼び出
しに応じない自動販売機は通信不能になったものとする
アルゴリズムを用いて実施することができる。以上述べ
たように、本実施の形態3の自動販売機システム80に
よれば、隣接した自動販売機における相互監視システム
は、1台の自動販売機に対する不正行為が他の自動販売
機全てに知れ渡って警報が鳴り出すため、これを前もっ
て無力化して犯罪を遂行するのは非常に難しく、仮に無
力化できたとしてもコストがかかることから、犯罪を予
防することができ、犯罪が行われてもこれを迅速に検出
して対処できるという利点がある。また、通信ルートが
無線通信と有線通信の2通りが利用できるため、有線回
線が切断されたり、故障により通信不能になっても、無
線通信を使って警報信号を送受信することができるた
め、状況を正確に把握して適切に対処することができ
る。
【0014】なお、上記実施の形態3の場合も、図4に
示されるように、ネットワーク42上に複数の自動販売
機を遠隔監視する遠隔監視センタのホストコンピュータ
32を接続するようにしても良い。このように構成する
ことにより、複数の自動販売機60A、60B、60C
同士が相互に不正行為を監視するとともに、遠隔監視セ
ンタのホストコンピュータ32によっても不正行為を監
視することができるため、ある自動販売機で発生した不
正行為に対してそれぞれの方法で迅速に対処することが
可能となり、一層防犯機能を高めることができる。ま
た、相互監視とホストコンピュータによる2重の監視体
制を採用するため、一方がダウンしても他方の監視機能
が働くことから、有効なバックアップシステムとして機
能する利点がある。さらに、上記実施の形態3では、図
4に示されるように、ネットワーク42上にホストコン
ピュータ32を接続した場合、各自動販売機にアラーム
部を設けずに、警報信号による相互監視と、ホストコン
ピュータ32による集中監視を行うように構成しても勿
論良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、発明の自動販売機
及び自動販売機システムによれば、自動販売機をこじあ
ける不正行為を迅速に見つけ出して通知することが可能
な防犯機能を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る自動販売機の概略構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1の自動販売機を公衆回線を介して遠隔監視
センタと接続した自動販売機システムの構成例を示す図
である。
【図3】本実施の形態2に係る自動販売機システムの構
成例を示す図である。
【図4】本実施の形態3に係る自動販売機システムの構
成例を示す図である。
【符号の説明】
10 自動販売機 12 こじあけ検出センサ 14 制御部 16 通信部 18 アラーム部 20 公衆回線 30 自動販売機システム 32 遠隔監視センタ(ホストコンピュータ) 42 ネットワーク 50A、50B、50C、60A、60B、60C
自動販売機 52A、52B、52C、62A、62B、62C
こじあけ検出センサ 54A、54B、54C、64A、64B、64C
制御部 56A、56B、56C、66A、66B、66C
アラーム部 58A、58B、58C、68A、68B、68C
通信部 70A、70B、70C、72A、72B、72C
無線機 80 自動販売機システム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械本体を外部からこじあける不正行為
    を検出するこじあけ検出手段と、 前記こじあけ検出手段で検出されたこじあけ行為を所定
    の回線を通じて警報信号を送信し外部に知らせる警報通
    信手段と、 前記こじあけ検出手段でこじあけ行為が検出されると前
    記警報通信手段に対して警報信号を外部に送信するよう
    に制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記こじあけ検出手段でこじあけ行為が
    検出されると前記制御手段から送出されるアラーム信号
    に基づいて警報を鳴らすアラーム部をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自動販売機が前
    記所定の回線を介して遠隔監視センタと接続され、遠隔
    地から自動販売機のこじあけ行為の有無を監視すること
    を特徴とする自動販売機システム。
  4. 【請求項4】 通信ネットワークに対して互いに隣接す
    る複数の自動販売機がそれぞれ接続された自動販売機シ
    ステムであって、 前記自動販売機は、 機械本体を外部からこじあける不正行為を検出するこじ
    あけ検出手段と、 前記こじあけ検出手段で検出されたこじあけ行為を前記
    通信ネットワークを介して他の自動販売機に警報信号を
    送信し外部に知らせるとともに、他の自動販売機から送
    られてきた警報信号を受信する警報通信手段と、 前記こじあけ検出手段で検出されたこじあけ行為に基づ
    いて警報を鳴らすアラーム部と、 前記こじあけ検出手段で検出された警報信号を他の自動
    販売機との間で送受信するように前記警報通信手段を制
    御するとともに、前記送受信された警報信号に基づいて
    前記アラーム部を駆動して警報を鳴らすように制御する
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機システム。
  5. 【請求項5】 前記警報通信手段は、前記通信ネットワ
    ークに対して有線通信により接続する有線通信部と、無
    線通信により接続する無線通信部とを備え、 前記有線通信部と前記無線通信部の少なくとも一方を用
    いて前記警報信号の送受信を行うことを特徴とする請求
    項4に記載の自動販売機システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の自動販売機における無線通信
    部は、前記通信ネットワークを介さずに互いに前記警報
    信号を直接送受信可能とすることを特徴とする請求項5
    に記載の自動販売機システム。
  7. 【請求項7】 前記通信ネットワークに遠隔監視センタ
    が接続され、遠隔地から前記複数の自動販売機に対する
    こじあけ行為を集中監視することを特徴とする請求項4
    〜6のいずれか一項に記載の自動販売機システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001273547A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Toshiba Corp 自動販売機用icカードリーダライタ及び自動販売機
JP2003022408A (ja) * 2001-06-27 2003-01-24 Myung-Gi Lee 認証機能が強化された電子決済装置及び電子決済方法、該電子決済装置を備える自動販売装置
JP2003187356A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Daikin Ind Ltd 遠隔監視システム及びそれに用いられる遠隔監視用装置

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