JPH11185092A - 有価証券自動交換機 - Google Patents

有価証券自動交換機

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JPH11185092A
JPH11185092A JP9355140A JP35514097A JPH11185092A JP H11185092 A JPH11185092 A JP H11185092A JP 9355140 A JP9355140 A JP 9355140A JP 35514097 A JP35514097 A JP 35514097A JP H11185092 A JPH11185092 A JP H11185092A
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JP
Japan
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exchange
exchange rate
transaction
rate
securities
Prior art date
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JP9355140A
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English (en)
Inventor
Fumio Yamaguchi
二美夫 山口
Yoshinobu Kobayashi
祥展 小林
Yoshifumi Kawabata
祥文 川端
Takashi Kobayashi
敬司 小林
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一顧客の取引中や同じグループの顧客の取引
中に交換レートが更新されてトラブルが発生する事態を
防止する。 【解決手段】貨幣を外貨、旅行小切手などの有価証券に
交換する有価証券自動交換機において、通信回線を介し
て有価証券の交換レートを受信する交換レート受信手段
と、交換金額算出のために現在使用中の交換レートと前
記交換レート受信手段で受信した新しい交換レートを記
憶する交換レート記憶手段と、前記交換レート受信手段
が新しい交換レートを受信した場合、現在使用中の交換
レートでの交換取引を可能状態にしたまま、所定の報知
動作指令を出力する制御手段と、前記制御手段から出力
された報知動作指令に応答して新しい交換レートが受信
されたことを報知する報知手段とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行や空港に備
えられて貨幣を外貨、旅行小切手(トラベラーズチェッ
ク)などの有価証券に交換する有価証券自動交換機に関
し、特に有価証券の交換レートを通信回線を介して受信
するようにした有価証券自動交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の有価証券自動交換機に関する従
来技術として、例えば特開平2−204890号公報に
示されるものでがある。
【0003】この従来技術には、外貨両替を管理するホ
ストコンピュータシステムと、内部に外貨の交換レート
を記憶した外貨両替機と、これら両者間を結ぶ通信回線
とを備えた外貨両替システムが示されている。
【0004】このシステムにおいては、ホストコンピュ
ータ側には、為替レート管理手段と両替取引管理手段が
設けられており、為替レート管理手段が他ホストコンピ
ュータシステムまたは端末から入力された外貨市場取引
為替レートを用いて所定のアルゴリズムに従って対顧客
売買為替レートを決定し、必要に応じて外貨両替機が記
憶している外貨交換レートを自動的に更新する。外貨両
替機は、内部に記憶している外貨交換レートを用いて両
替を行うとともに、両替取引結果をホストコンピュータ
システムの両替取引管理手段に報告する。両替取引管理
手段は、外貨両替機から報告された取引結果を集計して
管理する。
【0005】この従来技術において、外貨交換レートの
自動更新のタイミングとしては、予め設定された一定時
間毎、あるいはレート変動が生じたときの2手法が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、外貨為替レートを自動更新するタイミ
ングが、予め設定された一定時間毎かあるいはレート変
動が生じたときなっていたので、顧客が取引を行ってい
る最中に交換レートが更新されることがあり、同じ顧客
が同じ種類の両替を連続して行ったのに金額が変わって
しまったり、同じグループの顧客が両替を行ったときに
最初に両替をした人と後で両替をした人とで金額が異な
るなど、両替機管理者側と顧客との間でトラブルが生じ
る可能性が高いという問題があった。
【0007】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、同一顧客の取引中や同じグループの顧客の取
引中に交換レートが更新されてトラブルが発生する事態
を防止することができる有価証券自動交換機を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】請求項1に
対応する発明では、貨幣を外貨、旅行小切手などの有価
証券に交換する有価証券自動交換機において、通信回線
を介して有価証券の交換レートを受信する交換レート受
信手段と、交換金額算出のために現在使用中の交換レー
トと前記交換レート受信手段で受信した新しい交換レー
トを記憶する交換レート記憶手段と、前記交換レート受
信手段が新しい交換レートを受信した場合、現在使用中
の交換レートでの交換取引を可能状態にしたまま、所定
の報知動作指令を出力する制御手段と、前記制御手段か
ら出力された報知動作指令に応答して新しい交換レート
が受信されたことを報知する報知手段とを具えるように
している。
【0009】この発明によれば、有価証券自動交換機が
新しい交換レートを受信しても自動的に交換レートを更
新せずに、前の交換レートのままで取引を実行しつつ、
新しい交換レートを受信したことを報知するようにした
ので、有価証券自動交換機の管理者側で顧客の切れ目が
あるときなどトラブルが生じないタイミングで交換レー
トを更新することができるようになり、同一の顧客の取
引中や同じグループの顧客の取引中に交換レートが更新
されてトラブルが生じるといった事態を未然に防止する
ことができるようになる。
【0010】請求項2に対応する発明では、請求項1の
構成に対し、現在使用中の交換レートを受信した新しい
交換レートに自動的に変更する自動更新モードと、新し
い交換レートを受信した際係員の確認後に手動操作によ
って現在使用中の交換レートを受信した新しい交換レー
トに変更する確認更新モードとを選択設定するモード設
定手段を更に具え、前記制御手段は、前記モード設定手
段により自動更新モードが設定されている場合は、前記
交換レート受信手段が新しい交換レートを受信した際、
当該有価証券自動交換機が現在取引中であるか否かを判
定し、取引中でなければ直ちに、取引中であればその取
引終了後に、前記交換レート記憶手段に記憶されている
現在使用中の交換レートを新しい交換レートで更新する
とともに、前記モード設定手段により確認更新モードが
設定されている場合は、前記交換レート受信手段が新し
い交換レートを受信した際、前記報知手段に報知動作指
令を出力するようにしたことを特徴とする。
【0011】この請求項2に対応する発明では、取引中
に交換レートが交換されるのだけは避けられるととも
に、係員の操作無しに自動的に交換レートの更新が行わ
れる自動更新モードと係員の確認後に手動操作によって
交換レートを更新する確認更新モードとの選択が可能に
なり、このため顧客とのトラブル防止を重要視するか、
交換レートの更新の自動化による人手工数の低減を重要
視するかの選択を管理者側が自由に設定する事ができる
ようになる。また自動更新モードにおいては、取引中で
あれば取引終了後に交換レートを更新するようにしたの
で、顧客とのトラブルをより少なくする事が可能にな
る。
【0012】請求項3に対応する発明では、貨幣を外
貨、旅行小切手などの複数種類の有価証券に交換可能な
有価証券自動交換機において、通信回線を介して有価証
券の交換レートを受信する交換レート受信手段と、交換
金額算出のために現在使用中の交換レートと前記交換レ
ート受信手段で受信した新しい交換レートを記憶する交
換レート記憶手段と、前記交換レート受信手段が新しい
交換レートを受信した場合、当該有価証券自動交換機が
現在取引中であるか否かを判定し、取引中でなければ直
ちに、取引中であればその取引終了後に、当該有価証券
自動交換機の取引を中止させるとともに取引中止表示指
令を出力する制御手段と、前記制御手段から出力された
取引中止表示指令に応答して取引中止の旨を表示する取
引中止表示手段とを具えるようにしている。
【0013】この請求項3に対応する発明では、有価証
券自動交換機が新しい交換レートを受信しても自動的に
交換レートを更新せずに、取引中でなければ直ちに、取
引中であればその取引が終了した後に取引中止状態にし
て、新しい交換レートに更新するかあるいは前の交換レ
ートのまま取引を続行させるかを管理者側の判断によっ
て自由に選択できるようにしたので、交換レートが自動
的に更新されてトラブルが生じたり、交換レートの更新
を忘れて旧交換レートのまま取引が続行されるといった
事態を防止することができる。
【0014】請求項4に対応する発明では、請求項3の
構成に対し、現在使用中の交換レートを受信した新しい
交換レートに自動的に変更する自動更新モードと、新し
い交換レートを受信した際係員の確認後に手動操作によ
って現在使用中の交換レートを受信した新しい交換レー
トに変更する確認更新モードとを選択設定するモード設
定手段を更に具え、前記制御手段は、前記モード設定手
段により自動更新モードが設定されている場合は、前記
交換レート受信手段が新しい交換レートを受信した際、
当該有価証券自動交換機が現在取引中であるか否かを判
定し、取引中でなければ直ちに、取引中であればその取
引終了後に、前記交換レート記憶手段に記憶されている
現在使用中の交換レートを新しい交換レートで更新する
とともに、前記モード設定手段により確認更新モードが
設定されている場合は、前記交換レート受信手段が新し
い交換レートを受信した際、当該有価証券自動交換機が
現在取引中であるか否かを判定し、取引中でなければ直
ちに、取引中であればその取引終了後に、当該有価証券
自動交換機の取引を中止させるとともに取引中止表示指
令を出力するようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明では、取引中に交換レート
が交換されるのだけは避けて、係員の操作無しに自動的
に交換レートの更新が行われる自動更新モードと係員の
確認後に手動操作によって交換レートを更新する確認更
新モードとの選択が可能になり、このため顧客とのトラ
ブル防止を重要視するか、交換レートの更新の自動化に
よる人手工数の低減を重要視するかの選択を管理者側が
自由に設定する事ができるようになる。また自動更新モ
ードにおいては、取引中であれば取引終了後に交換レー
トを更新するようにしたので、顧客とのトラブルをより
少なくする事が可能になる。
【0016】請求項5に対応する発明では、請求項3又
は請求項4において、前記取引中止表示手段は、取引中
止であることを有価証券の種類毎に表示可能な複数の表
示領域を有し、前記制御手段は、前記交換レート受信手
段が受信した新しい交換レートが関係する種類の有価証
券のみを選択的に取引中止するとともに、前記取引中止
表示手段の新しい交換レートが関係する種類の有価証券
に対応する表示領域にのみに取引中止であることを表示
させる取引中止指令を前記取引中止表示手段に出力する
ようにしたことを特徴とする。
【0017】この請求項5の発明では、新しい交換レー
トが関係する種類の有価証券のみを取引中止するように
したので、新しい交換レートが関係しない有価証券につ
いては引き続き取引を続行することができるので、例え
ば日本国内で使用する日本円トラベラーズチェックに交
換する顧客は、交換レートに関係なく取引を行うことが
できる。また、受信した新しい交換レートが所定の国の
レートのみである場合は、それ以外の国の有価証券に関
しては取引を続行することができる。
【0018】請求項6に対応する発明では、請求項3又
は請求項4において、前記交換レート記憶手段に記憶さ
れた現在使用中の交換レートと新しい交換レートとを有
価証券の種類毎に比較し、不一致の有価証券を判定する
交換レート比較手段を更に有し、前記取引中止表示手段
は、取引中止であることを有価証券の種類毎に表示可能
な複数の表示領域を有し、前記制御手段は、前記交換レ
ート比較手段の比較の結果、不一致と判定された有価証
券に対応する表示領域にのみに取引中止であることを表
示させる取引中止指令を前記取引中止表示手段に出力す
るようにしたことを特徴とする。
【0019】この請求項6の発明では、新しい交換レー
トが旧交換レートと異なるときのみに取引中止にするよ
うにしたので、新しい交換レートを受信しても交換レー
トの変動がない種類の有価証券については引き続き取引
を続行することができるようになり、取引中止の発生頻
度を減らす事ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0021】図2はこの発明にかかる有価証券自動交換
機の外観構成例を示すもので、この有価証券自動交換機
1は、日本円を各国の通貨またはトラベラーズチェック
に交換する機能を有している。
【0022】この有価証券自動交換機1の前面上部には
取引用操作表示パネル2を有し、この操作表示パネル2
には各種有価証券の交換サンプル、交換金額などが表示
されると共に所望の有価証券を選択するための操作スイ
ッチなどが配置されている。また、この有価証券自動交
換機1には、硬貨投入口3、硬貨返却レバー4、硬貨取
出口5、開閉自在のシャッタ6を有する有価証券投出口
7、取引明細放出口8、紙幣投入口9、紙幣放出口1
0、確認ボタン11、取消ボタン12が配置されてい
る。
【0023】図1は、取引用操作表示パネル2の詳細を
示すもので、当該有価証券自動交換機1で交換可能な有
価証券のサンプルがサンプル表示部20に表示されてい
る。サンプル表示部20には、現金、トラベラーズチェ
ック(以下TCという)の区別、外貨およびTCの種
類、その単位交換内容(1回の取引で交換される有価証
券の内訳)が表示されている。この場合は、交換される
外貨およびTCは1枚を単位とするばら売りではなく、
1パックを単位とするパック売りされている。
【0024】例えば、100USドル分の現金が内蔵さ
れる1パック内には、20USドル2枚、10USドル
5枚、5USドル1枚、1USドル5枚が含まれてい
る。また、100USドル分のTCが内蔵される1パッ
ク内には、20USドルのTCが5枚含まれている。
【0025】サンプル表示部20の右側には、当該交換
パックを交換するのに必要な金額を日本円で表示する交
換金額表示部21が配されており、この交換金額には各
種手数料も含まれている。また、この場合、交換金額表
示部21に表示される金額の10円未満は切り捨てられ
て表示される。
【0026】交換金額表示部21の右側には、当該パッ
クを選択するための選択スイッチ22と、当該パックが
選択されたときに点灯表示される選択ランプ23が配置
されている。これら選択スイッチ22は、その投入回数
が当該パックを何個所望するかに対応しており、1回投
入すれば1パック分の入力指定が行われ、2回投入すれ
ば2パック分の入力指定が行われる。なお、これら選択
スイッチ22上には、適宜の案内を表示することができ
る表示エリアを有している。
【0027】また、取引用操作表示パネル2の上部領域
には、入金された金額を表示する投入金額表示エリア2
4、選択スイッチ22によって選択指定された有価証券
の総額(購入総額)または釣り銭金額を表示する表示エ
リア25、係員呼出しボタン26が設けられている。表
示エリア25に購入総額が表示される際には、購入金額
ランプ27が点灯され、釣り銭金額が表示される際に
は、返却金ランプ28が点灯される。
【0028】図3は、上記有価証券自動交換機1の制御
系の構成を示すものである。破線で囲まれた部分は、有
価証券自動交換機1に内蔵されている。
【0029】図3において、金額表示制御部30は、取
引用操作表示パネル2の交換金額表示部21、投入金額
表示エリア24、表示エリア25に表示すべき金額の表
示制御を行うものである。
【0030】中止表示手段33は、取引を中止する際、
図4に示すように、選択スイッチ22上の表示エリアに
「中止」などの案内を表示する制御を行う。
【0031】硬貨処理部34は、硬貨投入口3から投入
された硬貨の計数、搬入処理を行うと共に、釣り銭また
は返却硬貨を硬貨取出口5に出金する処理を行う。紙幣
処理部35は、紙幣投入口9から投入された紙幣の計
数、搬入処理を行うと共に、釣り紙幣または返却紙幣を
紙幣放出口10に出金する処理を行う。パック処理部3
6は、選択スイッチ22によて選択された外貨パックま
たはTCパックをパック放出口7に放出する処理を行
う。明細書処理部37は、取引内容を示す明細を印字
し、これを明細書放出口に放出する処理を行う。
【0032】レート受信部38は、通信回線を介して定
期的に(例えば1日に1回)センタ39から送られてき
た外国為替データを受信する処理を行う。受信された外
国為替データはRAM52内に設けられた外国為替デー
タ記憶領域に記憶される。
【0033】リモートモニタ40は、有価証券自動交換
機1とは離れた部所に設置されたモニタ装置であり、有
価証券自動交換機1の状態をモニタ表示するものであ
る。リモートモニタ40では、有価証券自動交換機で各
種異常、新為替レートの受信などが発生した場合、これ
を報知手段41を介して当該部所に配置されている係員
に報知する。リモートコントローラ42は、交換レート
の更新などの有価証券自動販売機1に対する各種設定を
遠隔操作するためのものである。
【0034】CPU50はROM51に記憶されたプロ
グラムに従って上記各構成要素を制御する。RAM52
には、外国為替データ記憶領域を有し、この外国為替デ
ータ記憶領域には、日本円を外貨またはTCに交換する
ための交換レートが国別および外貨/TC別に記憶され
ている。また、この記憶領域には所要の交換手数料も記
憶されている。上記外国為替データ記憶領域には、交換
金額算出のための現在使用中の交換レートを国別および
外貨/TC別に記憶する取引レート記憶領域と、レート
受信部38で受信した新しい交換レートを国別および外
貨/TC別に記憶する新レート記憶領域とを少なくとも
有している。すなわち、レート受信部38で受信した新
しい交換レートは即座に前記新レート記憶領域に記憶さ
れるが、この新レート記憶領域の新レートは、受信後即
座に取引用の交換金額の算出に用いられるのではなく、
取引レート記憶領域に移された段階で初めて取引用の交
換金額の算出に用いられる。
【0035】ここで、銀行で扱う外国為替データには、
仲値、TTS、CASH.S、TTB等がある。
【0036】仲値は、変動する為替レートの午前10時
ごろの値であり、TTS(telegraphic transfer sellin
g)は仲値に1円の事務費および利益を加えた電信売り相
場であり、CASH.S(cash selling)はTTSに通常
2円の保険料および輸送費を加えた外国通貨売り相場で
あり、TTB(telegraphic transfer buying)は仲値か
ら1円を減じた電信買い相場である。
【0037】すなわち、上記の為替レートのうち外貨
(現金)の計算に用いられるのは、外貨通貨売り相場
(CASH.S)であり、また、TCの計算に用いられ
るのは電信売り相場TTSであり、上記外国為替データ
記憶領域には、上記各種為替レートうち少なくともこれ
らCASH.SおよびTTSが国別の通貨毎に記憶され
ている。
【0038】CPU50では、上記CASH.Sおよび
TTSを用いて交換金額を計算するのであるが、それは
次のようにして行われる。
【0039】(1)現金の場合、 外貨(現金)の計算用に用いられるCASH.Sには、
前述したように各種手数料が既に含まれているので、こ
のCASH.Sのみを用いて手数料を含む交換金額を計
算する。
【0040】例えば、USドルのCASH.S=12
4.75円とした場合に500USドルの交換金額を計
算する場合は、124.75×500=62375円と
なるが、この場合10円未満は切り捨てるようにしてい
るので、62370円が交換金額として表示され、この
金額で交換が行われる。
【0041】また、選択スイッチ22が2回投入されて
500USドルを2パック購買することが指定された場
合は、124.75×1000=124750円とな
り、この場合は切り捨て金額はないために、500US
ドルを1パックずつ2回買う(62370×2)より1
0円高くなる。
【0042】(2)TCの場合、 TCの計算用に用いられるTTSには、銀行手数料は含
まれていないので、TTSに交換外貨を乗じた額に手数
料を加えた額を交換金額とする。このTC交換の際の手
数料は銀行毎に異なるので、前記RAM52の外国為替
データ記憶領域に記憶する交換手数料としては、当該銀
行で使用している手数料(例えば1%)を記憶しておく
ようにする。
【0043】例えば、USドルのTTS=122.95
円で手数料を1%とした場合にTC500USドルの交
換金額を計算する場合は、122.95×500×1.
01=62089.75円となるが、10円未満は切り
捨てるようにしているので、62080円が交換金額と
して表示され、この金額で交換が行われる。
【0044】また、選択スイッチ22が2回投入されて
TC500USドルを2パック購買することが指定され
た場合は、122.95×1000×1.01=124
179.5円となり、切り捨ての結果交換金額は124
170円となり、この場合も、TC500USドルを1
パックずつ2回買う(62080×2)より10円高く
なる。
【0045】以下、当該有価証券自動交換機で行われる
通貨証券販売処理に関するCPU50の一連の処理手順
に関して図5のフローチャートにしたがって説明する。
【0046】まず、取引用操作表示パネル2上のいずれ
の選択スイッチ22も投入されていない待機状態のとき
には、図1または図4に示したように、取引用操作表示
パネル2の交換金額表示部21には、前述した態様で計
算した手数料を含みかつ10円未満が切り捨て処理され
た1パック分の交換金額を表示している(ステップ10
0)。この待機状態のときには、選択スイッチ22に設
けられた選択ランプ23も全て消灯しており、また投入
金額表示エリア24、表示エリア25には何も表示され
てはいないかあるいは0円が表示されている)。
【0047】この状態で何れかの選択スイッチ22の投
入を検知すると(ステップ110)、CPU50はRA
M52の外国為替データ記憶領域の取引レート記憶領域
に記憶されたCASH.S及びTTSと、選択スイッチ
の22の投入内容に基づき、選択スイッチ22により指
定された選択個数分の交換金額を前述した態様で計算
し、該計算した手数料を含みかつ10円未満が切り捨て
処理された1〜複数パック分の交換金額を金額表示制御
部30を介して交換金額表示部21の投入選択スイッチ
に対応する表示エリアに表示させる(ステップ12
0)。
【0048】この際の交換金額表示部21の表示は図6
又は図7に示すようになる。
【0049】例えば、US100ドルの現金パックに対
応する選択スイッチ22が1回投入された場合は、図6
に示すように、その選択ランプ23が点灯されて1パッ
ク分の交換金額が表示される状態と、選択ランプ23が
消灯されて選択個数(この場合1パック)が表示される
状態が交互に繰り返される。
【0050】また、前記US100ドルの現金パックに
対応する選択スイッチ22が図6に示した状態から更に
もう一度(合計2回)投入された場合は、図7に示すよ
うに、その選択ランプ23が点灯されて2パック分の交
換金額が表示される状態と、選択ランプ23が消灯され
て選択個数(この場合2パック)が表示される状態が交
互に繰り返される。
【0051】また、選択スイッチ22が投入されると、
表示エリア25の購入金額ランプ27が点灯され、また
選択スイッチ22の投入状態に応じて表示エリア25に
合計購入金額が表示される。勿論、US100ドルの現
金パック1個とUS300ドルの現金パック2個など、
複数の異なるサンプルが選択スイッチ22によって同時
指定された際には、これら指定されたサンプルの合計金
額が表示エリア25に表示される。
【0052】なお、図6および図7の場合は、交換金額
表示部21に交換金額と選択個数を交互表示するように
したが、図8に示すように、選択個数を表示エリアを別
に確保し、選択個数および交換金額を同時に表示するよ
うにしてもよい。
【0053】このようにして、取引用操作表示パネル2
での表示制御が行われる。
【0054】CPU50は、この後取消ボタン12の投
入を検知すると(ステップ130)、取引用操作表示パ
ネル2上の表示エリア25の購入金額の表示をクリアす
ると共に、交換金額表示部21の表示状態を選択スイッ
チが22が投入される前の図1に示すような待機状態に
する(ステップ140)。
【0055】また、取消ボタン12が投入されずに確認
ボタン11が投入された場合(ステップ150)、CP
U50は当該装置を貨幣受付可能状態にする(ステップ
160)。そして、CPU50は、貨幣投入があるか否
かを判定し(ステップ170)、貨幣投入がある場合、
硬貨処理部34および紙幣処理部35を制御して貨幣取
り込むと共に(ステップ180)、計数された投入金額
を取引用操作表示パネル2の投入金額表示エリア24に
表示する(ステップ190)。
【0056】その後、CPU50は取消ボタン12の投
入を検知すると(ステップ200)、表示エリア25の
返却金ランプ27を点灯し、表示エリア25に返却金額
を表示した後(ステップ210)、硬貨取出口5および
紙幣投入口9を介して入金貨幣を返却し(ステップ22
0)、さらに取引用操作表示パネル2上の表示エリア2
4および25の表示をクリアすると共に、交換金額表示
部21の表示状態を選択スイッチが22が投入される前
の待機状態にするような制御を行う(ステップ23
0)。
【0057】また、ステップ200において、取消ボタ
ン12が投入されずに確認ボタン11が投入された場合
(ステップ240)、CPU50は投入金額と購入金額
を比較し、投入金額≧購入金額である場合は、選択スイ
ッチ2によって選択指定されたパックを有価証券投出口
7まで投出する。なお、この段階ではシャッタ6は閉じ
られており、投出されたパックは有価証券投出口7に一
時保留されていることになる(ステップ260)。更
に、CPU50は、今回の取引の詳細を示す明細書を印
刷し、この明細書を取引明細放出口8に放出する(ステ
ップ270)。
【0058】また、釣り銭がある場合は、表示エリア2
5の返却金ランプ27を点灯し、表示エリア25に釣り
銭額を表示した後、硬貨取出口5および紙幣投入口9を
介して釣り銭を返却する(ステップ280〜300)。
そして、有価証券投出口7のシャッタ6を開にし、利用
者がパックを外から取れるように投出する(ステップ3
10)。
【0059】その後、CPU50は有価証券投出口7に
設けた適宜のセンサによってパックが利用者によって抜
き取られた事を検出すると、シャッタ6を閉にし、さら
に取引用操作表示パネル2上の全ての表示を選択スイッ
チが22が投入される前の待機状態にする(ステップ3
20〜330)。
【0060】次に、図9〜図14に示すフローチャート
にしたがって交換レートの更新処理について説明する。
【0061】当該有価証券自動交換機1は、交換レート
更新処理用に、自動更新モードと確認更新モードとの2
つのモードを持っており、管理者が図示しないモード設
定手段を適宜操作することで、いずれのモードが選択さ
れるかが決定される。
【0062】自動更新モードにおいては、現在使用中の
交換レートを受信した新しい交換レートに自動的に変更
する処理が行われ、確認更新モードにおいては新しい交
換レートを受信した際、係員の確認後に手動操作によっ
て現在使用中の交換レートを受信した新しい交換レート
に変更する処理が行われる。
【0063】まず、図9および図10を用いてレート更
新処理に関する第1の実施形態について説明する。
【0064】レート受信部38に新しい交換レートが受
信されると、CPU50はこの受信した新レートをRA
M52内の外国為替データ記憶領域の新レート記憶領域
に記憶する(ステップ400)。
【0065】次に、CPU50は、現在当該有価証券自
動交換機1が取引中でであるか否かを判定し、取引中で
ない場合は即座に、また取引中である場合は、取引終了
まで待機し取引終了後に、次のステップ430以降の処
理手順を実行する(ステップ410、420)。
【0066】ステップ430では、当該有価証券自動交
換機1が自動更新モードで動作しているかあるいは確認
更新モードで動作しているかを判別し(ステップ43
0)、自動更新モードで動作していると判別された場合
は、旧レートから新レートへの更新処理が行われる(ス
テップ440)。すなわち、CPU50は前記RAM5
2内の新レート記憶領域に記憶している新レートで、R
AM52内の取引レート記憶領域の記憶レートを更新す
るとともに、この取引レート記憶領域に記憶された新レ
ートを用いて取引用操作表示パネル2の各交換金額表示
部21に表示すべき手数料を含む1パック分の交換金額
を計算し、該計算した交換金額を金額表示制御部30を
介して交換金額表示部21に表示する。そして、これ以
降の交換処理は、取引レート記憶領域に記憶された新レ
ートを用いて行われる。
【0067】ステップ430で、当該有価証券自動交換
機1が確認更新モードで動作していると判別された場
合、CPU50はリモートモニタ40に対し、新レート
を受信した旨を報知するための報知動作指令を出力す
る。リモートモニタ40では、警報ブザー、モニタ出力
等の報知手段を動作させ、新レートを受信した旨を管理
者側の係員に報知する(ステップ450)。
【0068】この報知を受けた係員は、図10に示すレ
ート更新処理を実行する。
【0069】すなわち、係員は、リモコン42を用いた
遠隔操作、または当該有価証券自動交換機に対する直接
操作によってレート更新処理を行うのであるが、この
際、係員は交換レートを更新するかあるいは旧レートを
継続使用するかを判断し(ステップ500)、多くの顧
客が交換機の前に並んでいるなどして今交換レートを変
えるのはまずいと判断した場合はそのまま何もせず、旧
レートで計算した交換金額をそのまま交換金額表示部2
1に表示させる。また、交換機の前に顧客がいなく交換
レートを今変えるべきであると係員が判断した場合は、
係員はリモコン42を用いた遠隔操作、または当該有価
証券自動交換機に対する直接操作による所定のレート交
換操作を実行する。このレート交換操作の結果、CPU
50は前記と同様にして、RAM52内の新レート記憶
領域に記憶している新レートで、RAM52内の取引レ
ート記憶領域の記憶レートを更新するとともに、この取
引レート記憶領域に記憶された新レートを用いて取引用
操作表示パネル2の各交換金額表示部21に表示すべき
手数料を含む1パック分の交換金額を計算し、該計算し
た交換金額を金額表示制御部30を介して交換金額表示
部21に表示する。そして、これ以降の交換処理は、取
引レート記憶領域に記憶された新レートを用いて行われ
る。
【0070】このようにして新レートへの更新処理が終
了すると、係員は、新レートを受信したことを報知する
ブザーやモニタ表示を解除する(ステップ530)。
【0071】このように図9及び図10に示す実施形態
では、自動更新モード及び確認更新モードの何れの場合
も、新しい交換レートを受信した場合交換レートを即座
に更新せずに前の交換レートのままで取引を実行させる
ようにしたので、取引中に交換レートが交換されるのを
避けることができる。また、確認更新モードの場合は、
新しい交換レートを受信しても前の交換レートのままで
取引を実行しつつ、新しい交換レートを受信したことを
報知するようにしたので、有価証券自動交換機の管理者
側で顧客の切れ目があるときなどトラブルが生じないタ
イミングで交換レートを更新することができるようにな
り、同一の顧客の取引中や同じグループの顧客の取引中
に交換レートが更新されてトラブルが生じるといった事
態を未然に防止することができるようになる。また、係
員の操作無しに自動的に交換レートの更新が行われる自
動更新モードと係員の確認後に手動操作によって交換レ
ートを更新する確認更新モードとの選択が可能になり、
このため顧客とのトラブル防止を重要視するか、交換レ
ートの更新の自動化による人手工数の低減を重要視する
かの選択を管理者側が自由に設定する事ができるように
なる。
【0072】次に、図11を用いてレート更新処理に関
する第2の実施形態について説明する。
【0073】この第2の実施形態において、ステップ4
00〜ステップ440までの処理は先の図10の更新処
理と同じである。
【0074】この実施形態において、確認更新モードの
場合は、新レートが受信された場合、現在当該有価証券
自動交換機1が取引中でであるか否かを判定し(ステッ
プ410)、取引中でない場合は即座に、また取引中で
ある場合は、取引終了まで待機し(ステップ420)、
取引終了後に、当該有価証券自動交換機1の取引を中止
状態にして(ステップ540)、係員処理待ち状態にす
る(ステップ550)。すなわち、例えば、全ての選択
スイッチ22上の表示エリアに中止の案内を表示するな
ど(図4参照、図4の場合は一部の選択スイッチ22上
にしか中止の案内は表示されていない)、取引中止の案
内を取引用操作表示パネル2上の適宜の表示領域に表示
すると共に、交換機1を貨幣の入出金および交換パック
の投手が不可能な取引中止状態とする。
【0075】上記取引中止状態を認知した係員は次のよ
うなレート更新処理を実行する。
【0076】すなわち、係員は、交換レートを更新する
かあるいは旧レートを継続使用するかを判断し(ステッ
プ560)、今交換レートを変えるのはまずいと判断し
た場合はそのまま何もせず、旧レートで計算した交換金
額をそのまま交換金額表示部21に表示させ、この後交
換機1を取引可能状態にする(ステップ590)。
【0077】また、交換レートを変えても大丈夫である
と判断した場合、係員はリモコン42を用いた遠隔操
作、または当該有価証券自動交換機に対する直接操作に
よる所定のレート交換操作を実行する(ステップ58
0)。このレート交換操作の結果、CPU50は前記と
同様にしてレート交換処理を行う。
【0078】このようにして新レートへの更新処理が終
了すると、係員は、交換機1を取引可能状態に復帰させ
る(ステップ590)。
【0079】このようにこの図11の実施形態では、有
価証券自動交換機が新しい交換レートを受信しても即座
に交換レートを更新せずに、取引中でなければ直ちに、
取引中であればその取引が終了した後に取引中止状態に
して、新しい交換レートに更新するかあるいは前の交換
レートのまま取引を続行させるかを管理者側の判断によ
って自由に選択できるようにしたので、交換レートが自
動的に更新されてトラブルが生じたり、交換レートの更
新を忘れて旧交換レートのまま取引が続行されるといっ
た事態を防止することができる。
【0080】次に、図12を用いてレート更新処理に関
する第3の実施形態について説明する。
【0081】この実施形態は図11の実施形態の変形で
あり、この実施形態では、確認更新モードの場合は、新
レートが受信された場合、現在当該有価証券自動交換機
1が取引中でであるか否かを判定し(ステップ41
0)、取引中でない場合は即座に、また取引中である場
合は、取引終了まで待機し(ステップ420)、取引終
了後に、当該有価証券自動交換機1の取引を中止状態に
するのであるが、この取引中止状態にする交換サンプル
を、図4に示すように、受信した新レートに関連するも
ののみとし、受信した新レートに関係ない交換サンプル
に関してそのまま取引を可能にする(ステップ60
0)。
【0082】例えば、図4に示した操作表示パネル2に
おいて、下側部に配置された日本円5万円分または10
万円分のTCパックは外国為替レートに関係ないので、
新交換レートの受信に関係なく常に取引可能にする。ま
た、新交換レートして、USドルの為替レートのみが受
信された場合は、この場合それ以外のカナダドルに関す
る交換パックの取引は可能にする。
【0083】上記取引中止状態を認知した係員は図13
に示すようなレート更新処理を実行する。
【0084】すなわち、係員は、交換サンプル毎に交換
レートを更新するかあるいは旧レートを継続使用するか
を判断し(ステップ610)、新交換レートが受信され
ておらず、旧交換レートでの取引をそのまま続行させる
交換サンプルに関しては、旧レートで計算した交換金額
をそのまま交換金額表示部21に表示させ(ステップ6
20)、この後交換機1を取引可能状態にする(ステッ
プ640)。
【0085】また、新交換レートが受信された交換サン
プルに関しては、係員はリモコン42を用いた遠隔操
作、または当該有価証券自動交換機に対する直接操作に
よる所定のレート交換操作を実行する(ステップ63
0)。このレート交換操作の結果、CPU50は前記と
同様にしてレート交換処理を行う。このようにして新レ
ートへの更新処理が終了すると、係員は、交換機1を取
引可能状態に復帰させる(ステップ640)。
【0086】このようにこの実施形態では、新しい交換
レートが関係する種類の有価証券のみを取引中止するよ
うにしたので、新しい交換レートが関係しない有価証券
については引き続き取引を続行することができるので、
全面取引中止の場合に比べ、取引中止ののべ発生頻度を
減らすことができ、当該有価証券交換機での取引額を増
加することができる。
【0087】次に、図14を用いてレート更新処理に関
する第4の実施形態について説明する。
【0088】この実施形態は図13の実施形態の変形で
あり、この実施形態では、確認更新モードの場合は、新
レートが受信された場合、現在当該有価証券自動交換機
1が取引中でであるか否かを判定し(ステップ41
0)、取引中でない場合は即座に、また取引中である場
合は、取引終了まで待機し(ステップ420)、取引終
了後に、当該有価証券自動交換機1の取引を中止状態に
するのであるが、この取引中止状態にする交換サンプル
を、図4に示すように、レート変動が発生した一部サン
プルのみとし、レート変動が発生していない交換サンプ
ルに関してそのまま取引を可能にする(ステップ70
0、710)。
【0089】すなわち、CPU50は、受信した新レー
トと旧レートとを各国別のCASH.S毎およびTTS
毎に比較し、レート変動があった国のCASH.S毎お
よびTTSを用いて交換金額が計算されるサンプルのみ
を取引中止にする。
【0090】例えば、図4に示した操作表示パネル2に
おいて、USドルの為替レートのみが変動し、カナダド
ルの為替レートが変動していない場合は、USドルに関
係する交換パックのみを取引中止にし、カナダドルに関
する交換パックはそのまま取引可能状態にする。
【0091】上記取引中止状態を認知した係員は先の図
13に示したフローチャートと同様のレート更新処理を
実行する。
【0092】すなわち、係員は、交換サンプル毎に交換
レートを更新するかあるいは旧レートを継続使用するか
を判断し(ステップ610)、交換レートが変動してお
らず、旧交換レートでの取引をそのまま続行させる交換
サンプルに関しては、旧レートで計算した交換金額をそ
のまま交換金額表示部21に表示させ(ステップ62
0)、この後交換機1を取引可能状態にする(ステップ
640)。
【0093】また、交換レートが変動している交換サン
プルに関しては、係員はリモコン42を用いた遠隔操
作、または当該有価証券自動交換機に対する直接操作に
よる所定のレート交換操作を実行する(ステップ63
0)。このレート交換操作の結果、CPU50は前記と
同様にしてレート交換処理を行う。このようにして新レ
ートへの更新処理が終了すると、係員は、交換機1を取
引可能状態に復帰させる(ステップ640)。
【0094】この図14の実施例では、新しい交換レー
トが旧交換レートと異なるときのみに取引中止にするよ
うにしたので、新しい交換レートを受信しても交換レー
トの変動がない種類の有価証券については引き続き取引
を続行することができるようになり、取引中止の発生頻
度を減らす事ができ、当該有価証券交換機での取引額を
増加することができる。
【0095】なお、図11〜図14に示す実施形態にお
いて、取引を中止状態にするに伴って新レートが受信さ
れた事を係員に報知するようにしてもよい。
【0096】また、上記実施形態では、選択スイッチ2
2はその投入回数によって交換サンプルの選択個数を設
定できるようにしたが、選択スイッチ22は単に選択の
有無を指定できる機能しかもたず、選択個数を指定でき
ないようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態について取引用操作表示パ
ネルを示す図。
【図2】有価証券自動交換機の外観構成を示す図。
【図3】この発明の実施形態について制御系の構成例を
示すブロック図。
【図4】取引用操作表示パネルの或る状態を示す図。
【図5】貨幣を有価証券に交換する際の一連の制御手順
を示すフローチャート図。
【図6】選択スイッチが1回投入された際の交換金額表
示部の表示態様を示す図。
【図7】選択スイッチが2回投入された際の交換金額表
示部の表示態様を示す図。
【図8】選択スイッチが1回投入された際の交換金額表
示部の表示態様の他の例を示す図。
【図9】交換レート更新処理の第1の実施形態を示すフ
ローチャート。
【図10】第1の実施形態の係員のレート設定処理を示
すフローチャート。
【図11】交換レート更新処理の第2の実施形態を示す
フローチャート。
【図12】交換レート更新処理の第3の実施形態を示す
フローチャート。
【図13】第3または第4の実施形態の係員のレート設
定処理を示すフローチャート。
【図14】交換レート更新処理の第4の実施形態を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…有価証券自動交換機 2…取引用操作表示パネル
3…硬貨投入口 4…硬貨返却レバー 5…硬貨取出口 6…シャッ
タ 7…有価証券投出口 8…取引明細放出口 9…紙
幣投入口 10…紙幣放出口 11…確認ボタン 12…取消
ボタン 20…サンプル表示部 21…交換金額表示部 2
2…選択スイッチ 23…選択ランプ 24…投入金額表示エリア 2
5…表示エリア 26…係員呼出しボタン 27…購入金額ランプ 2
8…返却金ランプ 30…金額表示制御部 33…中止表示手段 34
…硬貨処理部 35…紙幣処理部 36…パック処理部 37…明
細書処理部 38…レート受信部 39…センタ 40…リモー
トモニタ 41…報知手段 42…リモコン 50…CPU 51…ROM 42…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 敬司 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨幣を外貨、旅行小切手などの有価証券に
    交換する有価証券自動交換機において、 通信回線を介して有価証券の交換レートを受信する交換
    レート受信手段と、 交換金額算出のために現在使用中の交換レートと前記交
    換レート受信手段で受信した新しい交換レートを記憶す
    る交換レート記憶手段と、 前記交換レート受信手段が新しい交換レートを受信した
    場合、現在使用中の交換レートでの交換取引を可能状態
    にしたまま、所定の報知動作指令を出力する制御手段
    と、 前記制御手段から出力された報知動作指令に応答して新
    しい交換レートが受信されたことを報知する報知手段
    と、 を具えるようにしたことを特徴とする有価証券自動交換
    機。
  2. 【請求項2】現在使用中の交換レートを受信した新しい
    交換レートに自動的に変更する自動更新モードと、新し
    い交換レートを受信した際係員の確認後に手動操作によ
    って現在使用中の交換レートを受信した新しい交換レー
    トに変更する確認更新モードとを選択設定するモード設
    定手段を更に有し、 前記制御手段は、 前記モード設定手段により自動更新モードが設定されて
    いる場合は、前記交換レート受信手段が新しい交換レー
    トを受信した際、当該有価証券自動交換機が現在取引中
    であるか否かを判定し、取引中でなければ直ちに、取引
    中であればその取引終了後に、前記交換レート記憶手段
    に記憶されている現在使用中の交換レートを新しい交換
    レートで更新するとともに、 前記モード設定手段により確認更新モードが設定されて
    いる場合は、前記交換レート受信手段が新しい交換レー
    トを受信した際、前記報知手段に報知動作指令を出力す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の有価証券
    自動交換機。
  3. 【請求項3】貨幣を外貨、旅行小切手などの複数種類の
    有価証券に交換可能な有価証券自動交換機において、 通信回線を介して有価証券の交換レートを受信する交換
    レート受信手段と、 交換金額算出のために現在使用中の交換レートと前記交
    換レート受信手段で受信した新しい交換レートを記憶す
    る交換レート記憶手段と、 前記交換レート受信手段が新しい交換レートを受信した
    場合、当該有価証券自動交換機が現在取引中であるか否
    かを判定し、取引中でなければ直ちに、取引中であれば
    その取引終了後に、当該有価証券自動交換機の取引を中
    止させるとともに取引中止表示指令を出力する制御手段
    と、 前記制御手段から出力された取引中止表示指令に応答し
    て取引中止の旨を表示する取引中止表示手段と、 を具えるようにしたことを特徴とする有価証券自動交換
    機。
  4. 【請求項4】現在使用中の交換レートを受信した新しい
    交換レートに自動的に変更する自動更新モードと、新し
    い交換レートを受信した際係員の確認後に手動操作によ
    って現在使用中の交換レートを受信した新しい交換レー
    トに変更する確認更新モードとを選択設定するモード設
    定手段を更に有し、 前記制御手段は、 前記モード設定手段により自動更新モードが設定されて
    いる場合は、前記交換レート受信手段が新しい交換レー
    トを受信した際、当該有価証券自動交換機が現在取引中
    であるか否かを判定し、取引中でなければ直ちに、取引
    中であればその取引終了後に、前記交換レート記憶手段
    に記憶されている現在使用中の交換レートを新しい交換
    レートで更新するとともに、 前記モード設定手段により確認更新モードが設定されて
    いる場合は、前記交換レート受信手段が新しい交換レー
    トを受信した際、当該有価証券自動交換機が現在取引中
    であるか否かを判定し、取引中でなければ直ちに、取引
    中であればその取引終了後に、当該有価証券自動交換機
    の取引を中止させるとともに取引中止表示指令を出力す
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の有価証券
    自動交換機。
  5. 【請求項5】前記取引中止表示手段は、取引中止である
    ことを有価証券の種類毎に表示可能な複数の表示領域を
    有し、 前記制御手段は、前記交換レート受信手段が受信した新
    しい交換レートが関係する種類の有価証券のみを選択的
    に取引中止するとともに、前記取引中止表示手段の新し
    い交換レートが関係する種類の有価証券に対応する表示
    領域にのみに取引中止であることを表示させる取引中止
    指令を前記取引中止表示手段に出力するようにしたこと
    を特徴とする請求項3または4記載の有価証券自動交換
    機。
  6. 【請求項6】前記交換レート記憶手段に記憶された現在
    使用中の交換レートと新しい交換レートとを有価証券の
    種類毎に比較し、不一致の有価証券を判定する交換レー
    ト比較手段を更に有し、 前記取引中止表示手段は、取引中止であることを有価証
    券の種類毎に表示可能な複数の表示領域を有し、 前記制御手段は、前記交換レート比較手段の比較の結
    果、不一致と判定された有価証券に対応する表示領域に
    のみに取引中止であることを表示させる取引中止指令を
    前記取引中止表示手段に出力するようにしたことを特徴
    とする請求項3または4記載の有価証券自動交換機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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