JPH11185053A - サイバースペースシステムおよびユーザ端末にサイバースペースを提供するプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

サイバースペースシステムおよびユーザ端末にサイバースペースを提供するプログラムを格納した記録媒体

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JPH11185053A
JPH11185053A JP35703997A JP35703997A JPH11185053A JP H11185053 A JPH11185053 A JP H11185053A JP 35703997 A JP35703997 A JP 35703997A JP 35703997 A JP35703997 A JP 35703997A JP H11185053 A JPH11185053 A JP H11185053A
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user
cyberspace
avatar
metaphor
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JP35703997A
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Toru Yamakita
徹 山北
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイバースペース内で以前にコンタクトした
他の端末のユーザと確実にコンタクトできるようにす
る。 【解決手段】 ユーザ端末に構築されているサイバース
ペース上に、そのユーザ端末のユーザの分身であるアバ
ターAおよび他のユーザ端末のユーザの分身であるアバ
ターCが表示されている。アバターCが、その「自宅」
を開放すると、このユーザ端末のサイバースペース上
に、アバターCの自宅に対応するメタファ31が表示さ
れる。ユーザは、このメタファ31をドラッグアンドド
ロップによりサイバースペース上の所望の位置に配置で
きる。以降、アバターAは、このユーザ端末のサイバー
スペースにおいてアバターCの「自宅」にアクセスすれ
ば、いつでもアバターCにコンタクトできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】ユーザに仮想現実空間を提供
するサイバースペースシステムに係わる。
【従来の技術】仮想現実空間に関する技術の研究・開発
が盛んになってきている。仮想現実空間の一例として
は、現実の世界をコンピュータの画面上に仮想的に再現
し、ユーザがその画面上の世界に入っていけるようなも
のが知られている。仮想現実空間として、たとえば、道
路、商店、公園などを含む街を構築した場合、ユーザ
は、コンピュータ画面上でこの街の中を自由に歩くこと
ができる。中には、商店の中に入ってその商店で扱う商
品に関する情報を得たり、あるいは実際に商品を購入で
きるようなシステムも提案されている。このような仮想
現実空間およびシステムは、それぞれサイバースペース
およびサイバースペースシステムと呼ばれることがあ
る。ネットワーク上にサイバースペースを構築し、ネッ
トワークに収容される複数のユーザがそのサイバースペ
ースを共有できるシステムが知られている。たとえば、
特開平7−134695号公報、特開平8−77255
号公報によりこの種のシステムが開示されている。ま
た、本件出願人は、上記形態においてサイバースペース
の構成や配置をユーザが自由に設定できるシステムにつ
いて提案(特願平9−184108号)している。この
ようなサイバースペースシステムにおいては、ユーザど
うしの「出会い」が発生する。たとえば、ユーザAおよ
びユーザBがそれぞれのユーザ端末に表示されているサ
イバースペース内で同時に公園に入ると、ユーザAの端
末の画面にユーザBが登場し、同様に、ユーザBの端末
の画面にユーザAが登場する。このようにして出会った
ユーザ同士は、ネットワークを経由して会話等により情
報交換をすることができる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不特定
多数のユーザ(加入者)が接続されるサイバースペース
システムでは、上述のようなユーザ間の出会いは、偶然
により発生することが多い。このため、サイバースペー
ス内で以前に出会ったアバターと再度コンタクトするこ
とは、一般に難しい。本発明の課題は、サイバースペー
ス内で以前にコンタクトした他の端末のユーザと確実に
コンタクトできるようにすることである。
【課題を解決するための手段】本発明のサイバースペー
スシステムは、第1のユーザ端末に構築されているサイ
バースペースに第2のユーザ端末のユーザに対応するメ
タファを配置するメタファ配置手段と、上記第1のユー
ザ端末のユーザの分身であるアバターが上記メタファ配
置手段により配置されたメタファにアクセスしたとき
に、上記第1のユーザ端末に上記第2のユーザ端末のユ
ーザに係わるサイバースペースを表示する表示手段と、
を有する。上記構成によれば、第1のユーザ端末に構築
したサイバースペースにおいて、第1のユーザ端末のユ
ーザの分身であるアバターを第2のユーザ端末のユーザ
に対応するメタファにアクセスさせると、該アバター
は、第2のユーザ端末のユーザに係わるサイバースペー
スに入ることができ、そこで第2のユーザ端末のユーザ
の分身であるアバターに出会うことができる。本発明の
他の形態のサイバースペースシステムは、上記メタファ
配置手段に加え、そのメタファ配置手段により配置され
たメタファと上記第2のユーザ端末のデータ転送アドレ
スとを対応づけて登録する登録手段と、上記第1のユー
ザ端末のユーザの分身であるアバターが上記メタファ配
置手段により配置されたメタファにアクセスしたとき
に、上記第2のユーザ端末へのデータ送信処理または上
記第2のユーザ端末からのデータ受信処理を起動する起
動手段と、を設ける。上記構成によれば、第1のユーザ
端末に構築したサイバースペースから第2のユーザ端末
との間でデータの送受信を行うことができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のサ
イバースペースシステムの概念図である。本実施形態の
サイバースペースシステムでは、各ユーザは、自端末に
おいてそれぞれ独自のサイバースペースを構築できる。
ここでは、仮想的な「街」を構築するものとする。マッ
プサーバ1は、コンピュータであり、ネットワーク2を
介して複数のユーザにサイバースペースを提供する。サ
イバースペースを構成する各要素(以下、「メタファ」
と呼ぶ)は、マップサーバ1またはサービス提供者3に
より提供される。メタファとしては、この実施例では、
「道路」、「公園」、「商店:ショップ」などを含む。
なお、サービス提供者3は、ここでは、売買の注文の受
付やバンキングサービスなどを提供する企業だけでな
く、単に、情報を提供するものも含むものとする。情報
の提供は、たとえば、ホームページを閲覧させることも
含むものとする。ユーザ端末4〜6は、たとえば、パー
ソナルコンピュータであり、それぞれ異なるユーザ(ユ
ーザA〜C)によって操作される。ユーザ端末4〜6
は、それぞれネットワーク2を介してマップサーバ1に
接続されており、マップサーバ1により提供される情報
を利用してサイバースペースを構築し、それを画面に表
示する。ユーザA〜Cは、それぞれユーザ端末4〜6に
おいて独自のサイバースペース(それぞれ、サイバース
ペースA〜C)を構築し、ユーザ端末4〜6の画面に表
示できる。すなわち、各ユーザ端末4〜6にはマップサ
ーバ1からメタファが提供され、ユーザA〜Cは、それ
ぞれ提供されたメタファの中から所望のメタファを選択
してそれを任意の場所に配置できる。ユーザA〜Cがそ
れぞれサイバースペースA〜Cを構築する際、各ユーザ
端末4〜6からマップサーバ1へ配置情報が通知され
る。配置情報は、ユーザA〜Cがそれぞれどのメタファ
を選択したのか、およびその選択したメタファをサイバ
ースペース内のどの位置に配置したのかを示す情報であ
る。この通知により、マップサーバ1は、各ユーザ端末
4〜6において互いに独立に構築されるサイバースペー
スの構成を認識する。ユーザA〜Cは、自端末に構築
(実際には、自端末の画面上に表示)したサイバースペ
ースに自分の分身(以下、「アバター」と呼ぶ)を登場
させることにより、サイバースペースの中に入ることが
できる。図1に示す例では、アバターA〜Cがそれぞれ
ユーザA〜Cの分身であり、それぞれサイバースペース
A〜Cに存在する。ユーザA〜Cは、マウスやキーボー
ド等の入力装置を介して自分に対応するアバターを自端
末に構築したサイバースペース内で自由に移動させるこ
とができる。このとき、各ユーザ端末4〜6からマップ
サーバ1へ各サイバースペース内における各アバターの
位置を表すアバター位置情報が通知される。たとえば、
ユーザ端末4からマップサーバ1へは、サイバースペー
スAにおけるアバターAの位置を表すアバター位置情報
が通知される。この通知により、マップサーバ1は、各
サイバースペースにおいて各アバターがどこに存在する
のかを認識する。また、マップサーバ1は、上記配置情
報およびアバター位置情報により、各アバターがそれぞ
れどのメタファに近傍に位置しているのかを認識する。
なお、アバター位置情報は、各アバターの移動軌跡を逐
一通知するようなものであってもよいし、あるいは、各
ユーザ端末において各アバターが特定のメタファに近づ
いたときにその旨を通知するようなものであってもよ
い。本実施形態では、各ユーザ端末4〜6とマップサー
バ1との間で転送される情報量を抑えるために、後者の
方式を採るものとする。アバターは、サイバースペース
内に設けられたメタファにアクセスすることができる。
たとえば、サービス提供者3が提供する「商店」を自サ
イバースペースに設けた場合、アバターは、その「商
店」にアクセスすることによりそこから情報を入手した
り、あるいはそこで販売されている商品を購入したりで
きる。このようなメタファへのアクセスに関する情報
は、マップサーバ1に通知される。この場合、マップサ
ーバ1は、たとえば、このアクセス情報をサービス提供
者3のメールボックスに書き込み、サービス提供者3が
そのアクセスを検出できるようにする。あるいは、単に
情報を提供するメタファ(たとえば、ホームページなど
に対応するメタファ)にアクセスした場合には、アクセ
スのあったユーザ端末をその情報を提供するサイトにリ
ンクさせることもできる。マップサーバ1は、各ユーザ
端末4〜6において互いに独立に構築されているサイバ
ースペース間にリンクを確立することができる。例え
ば、サイバースペースAおよびBにおいてそれぞれ「公
園」が設けられており、アバターAがサイバースペース
A内の公園に行き、アバターBがサイバースペースB内
の公園に行った場合、マップサーバ1は、ユーザ端末4
および5から通知される配置情報およびアバター位置情
報により、アバターAおよびBが共に「公園」に位置す
ることを認識する。この場合、マップサーバ1は、アバ
ターAとアバターBとが公園で「出会った」ものとみな
し、サイバースペースAとサイバースペースBとをリン
ク付ける。具体的には、サイバースペースAにアバター
Bを登場させ、同様に、サイバースペースBにアバター
Aを登場させる。なお、上述のような出会いが発生しな
くても、あるユーザ端末のサイバースペースに他のユー
ザ端末のアバターを表示させることも可能である。たと
えば、公園および商店が配置されているサイバースペー
スAにおいてアバターAが商店の前にいたときに、アバ
ターBがサイバースペースB内の公園に行くと、マップ
サーバ1は、サイバースペースA内の公園にアバターB
を表示させる。アバターは、上述のようにして出会った
他のアバターと「会話」をすることができる。ここで、
「会話」は、たとえば、ネットワーク2を介した情報の
送受信であり、通常、テキストデータや画像データ、音
声データの授受である。このとき、ユーザ端末間は、マ
ップサーバ1を介して接続するようにしてもよいし、あ
るいはマップサーバ1を介さないパスを確立するように
してもよい。このように、本実施形態のサイバースペー
スシステムでは、各ユーザがそれぞれ独立して自由にサ
イバースペースを構築できる構成でありながら、サービ
ス提供者が提供するサービスを受けることができ、ま
た、他のサイバースペースに存在する他のアバターとの
コンタクトを得ることができる。図2は、マップサーバ
1またはユーザ端末4〜6の構成図であり、基本的な構
成は同一である。記憶装置11は、半導体メモリ、磁気
的記録媒体、あるいは光学的記録媒体で構成され、プロ
グラムおよびデータ等を格納している。記憶装置11
は、マップサーバ1またはユーザ端末4〜6に固定的に
設けたものであってもよいし、着脱自在に装着するもの
であってもよい。記録媒体ドライバ12は、可搬性記録
媒体(半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁
気ディスク等を含む)13に格納されているデータを読
み出したり、あるいは可搬性記録媒体13にデータを書
き込む装置である。通信制御部14は、ネットワーク2
との間でのデータの授受を制御するユニットである。C
PU15は、記憶装置11または可搬性記録媒体13か
らプログラム等をメモリ16にロードして実行する。
尚、本実施例で図示した各フローチャートに記載のプロ
グラムおよび各種テーブルは、記憶装置11に記録され
ているが、可搬性記録媒体13に格納されていたものを
書き込んだものであってもよく、また、通信回線などを
介してネットワーク2上の他の機器から受信して記録す
る構成にしてもよい。さらに、CPU15は、ネットワ
ーク2上に設けられた他の記憶装置に格納されているプ
ログラムおよびデータ等を通信回線などを介して使用す
るようにしてもよい。図3は、ユーザ端末の画面に表示
されているサイバースペースの例を示す図である。サイ
バースペースを構築する際には、ユーザの指示(サイバ
ースペース構築要求)により、画面上にメニュー21を
呼び出す。メニュー21は、マップサーバ1が提供する
全メタファのリストである。図3では、4つのメタファ
に対応するボタンのみが表示されているが、実施には他
にも多数のメタファが提供されており、スクロールボタ
ンによって表示される。マップサーバ1により提供され
るメタファをサイバースペースに配置させる場合には、
たとえば、メニュー21において所望のメタファに対応
するボタンをマウス等を用いて指定し、ドラッグ・アン
ド・ドロップによりその指定したメタファを所望の位置
に配置する。図3に示す例では、「公園」、「ショッピ
ングモール」および「ホール」が選択されて配置されて
いる。サイバースペースには、そのサイバースペースを
構築したユーザの分身であるアバターが表示される。ユ
ーザは、マウスまたはキーボード等を用いた指示によ
り、サイバースペース内においてアバターを自由に移動
させことができる。なお、上記サイバースペースの構築
方法、動作については、本件出願人が先に出願(特願平
9−184108号)した明細書に詳しく記載してあ
る。本実施形態のサイバースペースシステムでは、以前
にコンタクトした他の端末のアバター(ユーザ)と確実
にコンタクトできるようにするために、アバター間の会
話において了解が得られた場合に、各アバターの「自
宅」のメタファを互いのサイバースペース上に配置でき
るようにした。以下では、このようにして配置される他
のユーザ端末のアバターの「自宅」を「友人宅」と呼ぶ
ことがある。そして、本実施形態では、アバターは、サ
イバースペースに設けられている「友人宅」に接近また
はアクセスすると、その「友人宅」に入ることができ、
そこでその「友人宅の住人」であるアバターと会話等を
楽しむことができる。あるいは、「友人宅」を訪問する
代わりに、メールを交換することもできる。以下、この
ようなサイバースペースシステムを実現するための構成
および動作について詳細に説明する。図4(a) は、各ユ
ーザ端末に設けられるメタファテーブルの例である。メ
タファテーブルは、サイバースペース内に設けることが
出来るメタファの中からユーザがどのメタファを選択し
たのか、および各選択されたメタファの配置位置を格納
する。図4(a) に示す例では、「公園」「ショッピング
モール」および「ホール」が選択されている状態を示し
ている。また、メタファの位置は、たとえば、ディスプ
レイのドットデータを用いて表してもよいし、あるい
は、各ユーザ端末が備えるディスプレイ毎に画面を構成
するドット数が異なる場合があることを考慮して、ドッ
トデータを他のパラメータに変換して表してもよい。図
4(a) に示す状態において、ユーザがサイバースペース
上に「本屋」を設ける指示を入力した場合には、「本
屋」のレコードに「1」が設定され、さらにその「本
屋」が配置された位置がメタファテーブルに設定され
る。また、メタファテーブルには、他のユーザ端末のア
バターの「自宅」を登録することができる。他のユーザ
端末のアバターの「自宅」に対応するレコードは、その
メタファを自端末のサイバースペースに配置する際に追
加される。各ユーザ端末に構築されるサイバースペース
は、このメタファテーブルに従って各メタファが配置さ
れる。そして、上記メタファテーブルは、例えば、自端
末のハードディスク(記憶装置11)に格納され、サイ
バースペースを起動したときに前回の終了時の状態を再
現できるようにしている。或いは、サイバースペースの
終了時にメタファテーブルの内容をマップサーバ1に転
送しておき、起動時にその情報をマップサーバ1からダ
ウンロードすることによって前回終了時の状態を再現す
るようにしてもよい。図4(b) は、ユーザ端末に設けら
れるアバター管理テーブルの例である。アバター管理テ
ーブルの各レコードは、自端末のサイバースペースに
「自宅」を設けたアバターに対応してそれぞれ設けられ
る。また、各レコードには、そのアバターの「自宅」と
してのサイバースペースを識別する為のサイバースペー
スID、およびそのアバター(ユーザ)のメールアドレ
スが登録される。なお、各アバターの「自宅」は、基本
的に、そのアバターに対応するユーザが作成するものと
する。図5は、マップサーバに設けられる統括メタファ
テーブルの例である。統括メタファテーブルは、各ユー
ザ端末の端末IDをキーとして各ユーザ端末毎のメタフ
ァテーブルを格納する。統括メタファテーブルにおける
各ユーザ端末毎のメタファテーブルの内容は、それぞれ
対応するユーザ端末からの通知に従ってリアルタイムで
更新され、常に各ユーザ端末毎のメタファテーブルの内
容と一致している。また、統括メタファテーブルは、接
近フラグを用い、ユーザ端末ごとに(すなわち、サイバ
ースペース毎に)アバターがどのメタファに接近してい
るのかを管理している。各アバターがどのメタファに接
近しているのかを表す情報は、各ユーザ端末からリアル
タイムで通知されるものとし、マップサーバ1は、その
通知に従って統括マップサーバを更新する。図5に示す
例では、ユーザ端末4に構築されているサイバースペー
スにおいて、アバターがショッピングモールの近くにい
ることを示している。図6(a) は、マップサーバに設け
られるユーザサイバースペース管理テーブルの例であ
る。このテーブルには、ユーザが「自宅」を表すサイバ
ースペースを作成してそれを他のユーザ端末のユーザに
開放する場合に、その作成したサイバースペースをシス
テム(サイバースペースを提供するプロバイダ)に登録
するためのものである。この登録の際、各ユーザが作成
したサイバースペースにはサイバースペースIDが与え
らる。そして、ユーザサイバースペース管理テーブル
は、各サイバースペースIDとそのサイバースペースの
作成者のユーザ端末の端末IDとを互いに対応づける。
図6(b) は、マップサーバに設けられるリンク管理テー
ブルの例である。このテーブルは、ユーザ端末間に確立
されているリンクの状態を管理する。ここで、リンク
は、たとえば、アバターどうしがサイバースペース上で
互いにコンタクトすることによって得られる。図6(b)
に示す例は、現在、端末IDとしてABC427が割り
当てられているユーザ端末と端末IDとしてBBC52
1が割り当てられているユーザ端末との間にリンクが確
立されている状態を表している。なお、ここで言う「リ
ンク」は、基本的にはマップサーバを介するものとする
が、各ユーザ端末にそれぞれ構築されているサイバース
ペース間でマップサーバを介することなくデータを送受
信する状態も含む。次に、自端末のサイバースペース上
に他のユーザ端末のアバターの「自宅」を配置する処理
を説明する。ここでは、アバター間の会話において了解
が得られた場合に、一方のアバターが他方のアバターに
その「自宅」を開放する方式を説明する。すなわち、こ
の方式によれば、例えば、アバターAがその「自宅」を
アバターCに開放すると、アバターCのユーザ端末に構
築されているサイバースペース上にアバターAの「自
宅」のメタファが表示される。図7は、「自宅」を開放
する側のユーザ端末の処理のフローチャートである。こ
の処理は、あるユーザ端末において、そのユーザによ
り、現在コンタクトしているアバターに対して「自宅」
を開放する旨の指示が入力されたことをトリガとしてそ
のユーザ端末により実行される。なお、この指示は、た
とえば、サイバースペース上に表示されるメニュー画面
における選択、あるいはコマンドの投入により入力され
る。ステップS1では、自宅を開放することを表すメッ
セージを作成する。ステップS2では、自端末がメール
アドレスを持っているか否かを調べる。ここで、メール
アドレスとは、たとえば、URL(インターネットのメ
ールアドレス、WWWページのアドレスを含む)あるい
はパソコン通信のユーザID等である。メールアドレス
を持っていれば、ステップS3において、そのアドレス
を取得して上記メッセージに付与する。一方、持ってい
なければ、ステップS3の処理をスキップする。そし
て、ステップS4において、そのメッセージをマップサ
ーバに送出する。このとき、送信元のユーザ端末を表す
端末IDも一緒に送出される。図8は、アバターの「自
宅」をサイバースペース上に配置する際のマップサーバ
の処理のフローチャートである。この処理は、マップサ
ーバがネットワークからパケットを受信したことをトリ
ガとして実行される。ステップS11では、受信したパ
ケットが、アバターの「自宅」を開放することを表すメ
ッセージを含んでいるか否か調べる。含んでいれば、ス
テップS12へ進み、含んでいなければ、ステップS1
9において、他の処理を実行する。ステップS12で
は、受信したパケットを送出したユーザ端末の端末ID
を検出する。ステップS13では、その送信元端末の端
末IDをキーとして図6(b)に示したリンク管理テーブ
ルをサーチし、上記メッセージを送信したユーザ端末の
リンク相手のユーザ端末を検出する。そして、ステップ
S14において、そのリンク相手のユーザ端末に対し
て、上記ユーザ端末のユーザがその「自宅」を開放する
ことを表すメッセージを送出する。なお、このメッセー
ジには、図7のフローチャートの処理において取得した
メールアドレスが付与されている。したがって、このメ
ッセージは、転送先のユーザ端末に対して、そのリンク
相手が「自宅」を開放している旨を通知すると共に、そ
のリンク相手のユーザ端末のメールアドレスを通知する
役割も果たす。また、このとき、ステップS11で受信
したパケットを送出したユーザ端末の端末IDをキーと
して図6(a) に示したユーザサイバースペース管理テー
ブルをサーチし、その送信元のユーザ端末のアバターの
「自宅」を識別するサイバースペースIDを検出する。
このサイバースペースIDは、ステップS14で送出さ
れるメッセージに付与されてそのリンク相手のユーザ端
末へ通知される。ステップS15及びS16は、ステッ
プS14で送出したメッセージに対する応答を一定時間
待つ処理である。この応答は、後述説明するが、リンク
相手のユーザ端末において、そのユーザが、上記「自
宅」をそのユーザ端末に構築されているサイバースペー
スに配置することを指示したときに返送され、その「自
宅」が配置された位置を表す情報を含む。そして、応答
があればステップS17へ進み、応答を受信する前にタ
イムアウトが発生すれば、処理を終了する。ステップS
17では、まず、図5に示した統括メタファテーブルに
おいて、ステップS13で検出したリンク相手のユーザ
端末に対して割り当てられている領域に、送信元端末に
対応するレコードを作成する。そして、そのレコード
に、応答メッセージに含まれていた位置情報を書き込
む。このように、マップサーバは、あるユーザ端末か
ら、そのユーザ端末のアバターの「自宅」を開放するこ
とを表すメッセージを受信すると、そのユーザ端末のリ
ンク相手にその旨を通知すると共に、その「自宅」を識
別するサイバースペースIDおよびそのユーザ端末のメ
ールアドレスをリンク相手に通知する。図9は、他のユ
ーザ端末のアバターの「自宅」、すなわち「友人宅」を
自端末のサイバースペースに配置する際のユーザ端末の
処理のフローチャートである。この処理は、ユーザ端末
がマップサーバからパケットを受信したことをトリガと
して実行される。ステップS21では、受信したパケッ
トが、アバターの「自宅」を開放することを表すメッセ
ージを含んでいるか否かを調べる。含んでいれば、ステ
ップS22へ進み、含んでいなければ、ステップS28
において他の処理を実行する。なお、このメッセージに
は、開放される「自宅」を識別するサイバースペースI
Dおよびその「自宅」を開放しているアバターに対応す
るユーザ端末のメールアドレスが付与されている。ステ
ップS22では、配置すべき「家」のメタファ、および
その「家」を自端末のサイバースペース上に配置するか
否かをユーザに指示させるためのメニューを表示する。
ステップS22の処理による表示例を図10に示す。図
10は、アバターAに対応するユーザ端末に構築されて
いるサイバースペースの表示例であり、現在、他のユー
ザ端末のユーザの分身であるアバターCとコンタクトし
ている状態を表している。この状態で、アバターCに対
応するユーザ端末においてそのユーザがアバターCの
「自宅」を開放する旨の指示を入力すると、メタファ3
1およびウィンドウ32が表示される。メタファ31
は、サイバースペース上に新たに配置することができる
「家」を表しており、この場合、アバターCの「自宅」
に対応する。また、ウィンドウ32は、メタファ31と
して表示されている「家」を自端末のサイバースペース
上に配置するか否かをユーザに指示させるためのメニュ
ー画面である。ステップS23では、このメニュー画面
に対するユーザの指示を判断する。ユーザが、メタファ
31として表示されている「家」、すなわち他のユーザ
端末のアバターの「自宅」を自端末のサイバースペース
上に配置する旨を指示した場合には、ステップS24へ
進み、そうでない場合には処理を終了する。なお、ユー
ザは、他のユーザ端末のアバターの「自宅」を自端末の
サイバースペース上に配置する際には、たとえば、マウ
ス等を用いてメタファ31をドラッグし、所望の位置に
ドロップする。ステップS24では、まず、図4(a) に
示すメタファテーブルにおいて新たにレコードを確保
し、サイバースペース上に新たに「自宅」が配置される
アバターにそのレコードを割り当てる。そして、上述し
たユーザの操作によってそのアバターの「自宅」が配置
された位置を検出し、上記新たに確保したレコードにそ
の位置情報を書き込む。ステップS25では、まず、図
4(b) 示すアバター管理テーブルにおいて新たにレコー
ドを確保し、サイバースペース上に新たに「自宅」が配
置されるアバターにそのレコードを割り当てる。そし
て、ステップS21で受信したメッセージと共に通知さ
れたサイバースペースIDおよびメールアドレスをその
レコードに書き込む。ステップS26では、ユーザによ
って指定された位置に他のユーザ端末のアバターの「自
宅」のメタファを表示する。そして、ステップS27に
おいて、その他のアバターの「自宅」を配置した位置を
表す位置情報をマップサーバに通知する。なお、この通
知は、図8に示したフローチャートのステップS15お
よびS16において監視される応答に相当する。このよ
うに、あるユーザ端末において、他のユーザ端末のアバ
ターの「自宅」を自端末のサイバースペース上に配置す
ると、その「自宅」のメタファに対応づけられて、その
「自宅」を識別するサイバースペースID、およびその
「自宅」に対応するユーザ端末のメールアドレスが設定
される。なお、上述の実施例では、互いにコンタクトを
しているアバターの一方がその「自宅」を開放すること
に伴って、他方のアバターに対応するユーザ端末にその
「自宅」のサイバースペースIDおよびメールアドレス
が自動的に設定される方式を示したが、他の方式であっ
てもよい。例えば、各ユーザ端末のメールアドレスや各
ユーザが作成した「自宅」のサイバースペースIDをす
べてマップサーバに登録しておく構成とし、互いにコン
タクトしているアバターの一方が、相手の「自宅」を自
端末のサイバースペース上に配置したい旨を通知するこ
とにより、マップサーバがそれらの情報を各ユーザ端末
に通知する方式としてもよい。あるいは、アバター間の
会話においてそれらの情報を互いに教え合い、各ユーザ
端末のユーザがその情報をそれぞれキー入力する方式で
あってもよい。この方式のフローチャートを図11に示
す。この方式では、まず、ステップS31において、相
手アバターに対応するユーザ端末のメールアドレス等を
ユーザに入力させる画面を表示する。そして、ユーザに
よる入力を検出すると、ステップS32において、その
入力内容を登録する。そして、ユーザが他のユーザ端末
のアバターの「自宅」を配置すべき位置を指定すると、
ステップS33においてそのユーザ指定に従ってメタフ
ァテーブルを更新し、ステップS34において、その
「自宅」を表示する。次に、上述のようにして自端末の
サイバースペース上に配置された他のユーザ端末のアバ
ターの「自宅」にアクセスする際の処理を説明する。図
12は、他のユーザ端末のアバターの「自宅」にアクセ
スする際のユーザ端末における処理のフローチャートで
ある。この処理は、あるユーザ端末に構築されているサ
イバースペースにおいて、アバターがアクセスしたい友
人の「自宅」の前に位置したとき或いはアクセスしたと
きに実行される。ステップS41では、まず、自端末の
アバターが他のユーザ端末のアバターの「自宅」に接近
したことをマップサーバに通知する。ステップS42で
は、その友人の「自宅」を訪問したいのか、或いはその
友人とメールのやり取りをしたいのかをユーザに選択さ
せるための画面を表示する。この画面表示に対して、ユ
ーザは、「訪問」または「メール」のうちの一方を選択
するものとし、ステップS43においてどちらが選択さ
れたのかを判断する。「訪問」が選択された場合には、
ステップS44において、訪問処理を実行する。「メー
ル」が選択された場合には、ステップS45において、
ユーザがメール送信またはメール受信のうちのどちらを
指示したのかを判断し、その判断結果に従ってメール送
信処理(ステップS46)、またはメール受信処理(ス
テップS47)を実行する。なお、メールを送信するの
か受信するのかは、ユーザによって指定されるものとす
る。図13は、他のユーザ端末のアバターの「自宅」を
訪問する際の訪問者側のユーザ端末の処理のフローチャ
ートである。この処理は、図12に示したフローチャー
トのステップS44に対応し、ユーザが「訪問」を選択
した場合に実行される。ステップS51では、まず、ア
バターが接近またはアクセスした他のユーザ端末のアバ
ターの「自宅」を検出すると、図4(b) に示すアバター
管理テーブルを参照し、そのアバターの「自宅」に対応
するサイバースペースIDを抽出する。そして、その抽
出したサイバースペースIDをマップサーバに通知す
る。なお、後述説明するが、マップサーバは、ステップ
S51による通知を受けると、そのサイバースペースI
Dに対応するユーザ端末を検出し、その検出したユーザ
端末のサイバースペースが起動されているか否かを調べ
る。そして、起動されていれば、そのユーザ端末のアバ
ターが「在宅」である旨の通知と共に、上記サイバース
ペースIDによって指定されるサイバースペース(この
場合、他のユーザ端末の「自宅」を表すサイバースペー
ス)に係わるデータ等をダウンロードする。一方、起動
されていなければ、そのユーザ端末のアバターが「不
在」である旨の通知を返送する。ステップS52では、
マップサーバからの通知に基づいて、訪問先のアバター
が「在宅」であるのか「不在」であるのかを認識する。
訪問先のアバターが「在宅」であれば、ステップS53
において、マップサーバから受け取ったサイバースペー
スに係わるデータに従って、その訪問先の「自宅」を表
示する。「自宅」の表示例を図14に示す。そして、ス
テップS54において、そのサイバースペース上に、す
なわち、他のユーザ端末のアバターの「自宅」の中に、
自端末に対応するアバターを表示すると共に、訪問先の
アバターを表示する。以降、このサイバースペース上に
表示された2人のアバターは、2つのユーザ端末間での
データの送受信により会話をすることができるようにな
る。一方、訪問先のアバターが「不在」である旨の通知
をマップサーバから受信した場合には、ステップS55
において、訪問先のアバターが「不在」である旨を表示
して処理を終了する。このように、あるユーザ端末に構
築されているサイバースペースにおいて、そのユーザ端
末のアバターが他のユーザ端末のアバターの「自宅」に
接近またはアクセスして「訪問」を指示すると、その相
手端末が当該サイバースペースシステムに接続されてい
れば、このユーザ端末のアバターは、上記他のユーザ端
末のアバターの「自宅」の中に入ることができる。そし
て、その「自宅」の中にいる他のユーザ端末のアバター
と会話等をすることができる。図15は、訪問処理にお
けるマップサーバの処理のフローチャートである。この
処理は、あるユーザ端末からサイバースペースIDを受
信したときに実行される。ステップS61では、サイバ
ースペースIDを検出する。なお、このサイバースペー
スIDは、図13に示すフローチャートのステップS5
1により送出されたものである。ステップS62では、
検出したサイバースペースIDをキーとして図6(a) に
示したユーザサイバースペース管理テーブルをサーチ
し、対応するユーザ端末を検出する。ここで検出される
ユーザ端末は、図13に示したフローチャートを実行す
るユーザ端末のアバターから見ると、訪問先の「自宅」
を提供するユーザ端末に相当する。ステップS63で
は、ステップS62で検出したユーザ端末が、現在、こ
のサイバースペースシステムに接続されているか否か、
すなわち、そのユーザ端末においてサイバースペースを
起動しているか否かを調べる。ステップS62で検出し
たユーザ端末においてサイバースペースが起動されてい
れば、マップサーバはそのユーザ端末にアクセス可能な
ので、他のユーザ端末のアバターがそのユーザ端末のア
バターの「自宅」を訪問できるものとみなし、ステップ
S64へ進む。ステップS64では、ステップS61で
検出したサイバースペースIDの送出元のユーザ端末に
対して、訪問先のアバターが在宅であることを通知し、
また、その訪問先のアバターの「自宅」に係わるデータ
を転送する。尚、各ユーザは、自分の分身のアバターの
「自宅」を作成し、それをマップサーバに登録しておく
ことができる。そして、この登録に際して各アバターの
「自宅」に対して付与される識別情報がサイバースペー
スIDであり、その対応関係は、上述したように、図6
(a) のユーザサイバースペース管理テーブルに設定され
る。また、ユーザが作成したサイバースペースに係わる
データ等(プログラムを含む)は、図16に示すよう
に、そのサイバースペースIDを用いてサーチできるよ
うにしてマップサーバの記憶装置に格納される。ステッ
プS65では、ステップS62で検出したユーザ端末に
対して、ステップS61で検出したサイバースペースI
Dを送出したユーザ端末を通知する。すなわち、「訪問
先」のユーザ端末に対して、「訪問者」を通知する。そ
して、これら2つのユーザ端末の間にリンクを確立し、
図6(b) に示したリンク管理テーブルを更新する。一
方、ステップS62で検出したユーザ端末においてサイ
バースペースが起動されていなければ(ステップS6
3:No)、マップサーバはそのユーザ端末にアクセス
できないので、他のユーザ端末のアバターがそのユーザ
端末のアバターの「自宅」を訪問できないものとみな
し、ステップS67において、不在である旨を通知す
る。このように、マップサーバは、あるユーザ端末のア
バターが他のユーザ端末のアバターの「自宅」を訪問し
たい旨の要求を受けると、それらのユーザ端末の間にリ
ンクを確立すると共に、要求元のユーザ端末に対して
は、訪問先の「自宅」を表示するためのデータ等を転送
し、また、訪問先のユーザ端末には、訪問要求があった
ことを通知する。図17は、他のユーザ端末のアバター
が「自宅」を訪問してきたときにユーザ端末の処理のフ
ローチャートである。この処理は、当該ユーザ端末のア
バターの「自宅」への訪問要求があった旨の通知をマッ
プサーバから受けたときに実行される。ステップS71
で当該ユーザ端末のアバターの「自宅」への訪問要求が
あった旨の通知を検出すると、ステップS72におい
て、当該ユーザ端末のアバターの「自宅」を表示する。
この「自宅」を表示するためのデータ等は、マップサー
バに格納してあるものと同じであり、そこからダウンロ
ードしてもよいし、或いは自端末に格納してある場合に
はそれを読み出して使用してもよい。そして、ステップ
S73において、表示した「自宅」のサイバースペース
に自分の分身であるアバターを表示すると共に、「訪問
者」に対応する他のユーザ端末のアバターを表示する。
上記処理により表示されるサイバースペースは、基本的
には、図13に示した他のユーザ端末において表示され
るものと同じであり、たとえば、図14に示したように
なる。このように、他のユーザ端末のサイバースペース
においてそのユーザ端末のアバターが自端末のアバター
の「自宅」を訪問した場合には、自端末においても当該
端末のアバターの「自宅」が表示され、自分の分身であ
るアバターおよび訪問者としてのアバターがその「自
宅」の中で出会うことになる。次に、あるユーザ端末の
サイバースペースに配置されている他のユーザ端末のア
バターの「自宅」にアクセスすることによってメールを
送受信する処理を説明する。図18は、メール送信処理
のフローチャートである。この処理は、図12に示した
ステップS46に対応する。ステップS81では、メー
ル作成用の画面を表示する。ステップS82およびS8
3は、ユーザの入力を受け付ける処理であり、作成終了
の指示が入力されるまで継続する。続いて、ステップS
84では、まず、図4(a) に示すメタファテーブルを参
照することにより、当該ユーザ端末のアバターが接近ま
たはアクセスした「自宅」に対応するアバターを認識
し、続いて、図4(b) に示すアバター管理テーブルを参
照し、そのアバターに対応するメールアドレスを取得す
る。そして、ステップS85において、作成されたメー
ル文にその取得したメールアドレスを付与してネットワ
ークに送出する。このように、サイバースペース上に配
置されている他のユーザ端末のアバターの「自宅」にア
クセスすれば、そのユーザ端末のユーザのメールアドレ
スを入力する操作を行うことなく、そのユーザにメール
を送信することができる。図19は、メール受信処理の
フローチャートである。この処理は、図12に示したス
テップS47に対応する。ステップS91では、不図示
のメールサーバにアクセスする。ステップS92では、
図18に示した処理と同様に、当該ユーザ端末のアバタ
ーが接近またはアクセスした「自宅」に対応するメール
アドレスを取得し、メールサーバに到着している自分宛
のメールの中で、その取得したメールアドレスを発信元
とするメールのみをダウンロードする。そして、ステッ
プS93において、そのダウンロードしたメール、或い
はダウンロードしたメールのリストを表示する。このよ
うに、サイバースペース上に配置されている他のユーザ
端末の「自宅」にアクセスすることにより、そのユーザ
端末のユーザからのメールを簡単に取得することができ
る。なお、上記図18および図19に示した各処理を、
メール送受信用のアプリケーションソフトに実行させる
ようにしてもよい。この場合、自端末のアバターが他の
ユーザ端末のアバターの「自宅」に接近またはアクセス
したときに、メール送受信用のアプリケーションソフト
を起動し、そのアプリケーションソフトウェアにメール
アドレスを渡すようにする。また、図12〜図19に示
した実施例では、他のユーザ端末にメールを送信する構
成を示したが、他のデータ転送であってもよく、たとえ
ば、他のユーザ端末へFAXを送るようにしてもよい。
【発明の効果】ユーザ端末に構築されるサイバースペー
ス上に他のユーザ端末のユーザにアクセスするためのメ
タファを配置し、そのメタファと上記ユーザのサイバー
スペースまたは上記ユーザのメールアドレスとを対応付
けるようにしたので、サイバースペース内で以前にコン
タクトした他の端末のユーザと確実にコンタクトできる
ようなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のサイバースペースシステムの概念
図である。
【図2】マップサーバまたはユーザ端末の構成図であ
る。
【図3】ユーザ端末の画面に表示されているサイバース
ペースの例を示す図である。
【図4】(a) は、ユーザ端末に設けられるメタファテー
ブルの例、(b) は、アバター管理テーブルの例である。
【図5】マップサーバに設けられる統括メタファテーブ
ルの例である。
【図6】(a) は、ユーザサイバースペース管理テーブル
の例、(b) は、リンク管理テーブルの例である。
【図7】自宅を開放する側のユーザ端末の処理のフロー
チャートである。
【図8】アバターの自宅をサイバースペース上に配置す
る際のマップサーバの処理のフローチャートである。
【図9】他のユーザ端末のアバターの「自宅」を自端末
のサイバースペースに配置する際のユーザ端末の処理の
フローチャートである。
【図10】他のユーザ端末のアバターの「自宅」を自端
末のサイバースペース上に配置する際の表示例である。
【図11】他のユーザ端末のアバターの「自宅」に係わ
る情報をキー入力する処理のフローチャートである。
【図12】他のユーザ端末のアバターにアクセスする際
のユーザ端末における処理のフローチャートである。
【図13】他のユーザ端末のアバターの「自宅」を訪問
する際の訪問者側のユーザ端末の処理のフローチャート
である。
【図14】自端末に表示される他のユーザ端末の「自
宅」の例である。
【図15】訪問処理におけるマップサーバの処理のフロ
ーチャートである。
【図16】サイバースペースの格納の模式的に示した図
である。
【図17】他のユーザ端末のアバターが「自宅」を訪問
してきたときのユーザ端末の処理のフローチャートであ
る。
【図18】メール送信処理のフローチャートである。
【図19】メール受信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 マップサーバ 2 ネットワーク 3 サービス提供者 4〜6 ユーザ端末 11 記憶装置 12 記録媒体ドライバ 13 可搬型記録媒体 14 通信制御部 15 CPU 16 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のユーザ端末に構築されているサイ
    バースペースに第2のユーザ端末のユーザに対応するメ
    タファを配置するメタファ配置手段と、 上記第1のユーザ端末のユーザの分身であるアバターが
    上記メタファ配置手段により配置されたメタファにアク
    セスしたときに、上記第1のユーザ端末に上記第2のユ
    ーザ端末のユーザに係わるサイバースペースを表示する
    表示手段と、 を有するサイバースペースシステム。
  2. 【請求項2】 上記表示手段により上記第1のユーザ端
    末に表示されているサイバースペースに、上記第1およ
    び第2のユーザ端末の各ユーザの分身であるアバターを
    配置する配置手段、をさらに有する請求項1に記載のサ
    イバースペースシステム。
  3. 【請求項3】 第1のユーザ端末に構築されているサイ
    バースペースに第2のユーザ端末のユーザに対応するメ
    タファを配置するメタファ配置手段と、 上記メタファ配置手段により配置されたメタファと上記
    第2のユーザ端末のデータ転送アドレスとを対応づけて
    登録する登録手段と、 上記第1のユーザ端末のユーザの分身であるアバターが
    上記メタファ配置手段により配置されたメタファにアク
    セスしたときに、上記第2のユーザ端末へのデータ送信
    処理または上記第2のユーザ端末からのデータ受信処理
    を起動する起動手段と、 を有するサイバースペースシステム。
  4. 【請求項4】 第1および第2のユーザ端末にサイバー
    スペースを提供するプログラムを格納し、そのプログラ
    ムをコンピュータに実行させたときに、 (a) 第1のユーザ端末に構築されているサイバースペー
    スに第2のユーザ端末のユーザに対応するメタファを配
    置する機能、 (b) 上記第1のユーザ端末のユーザの分身であるアバタ
    ーが上記機能により配置されたメタファにアクセスした
    ときに、上記第1のユーザ端末に上記第2のユーザ端末
    のユーザに係わるサイバースペースを表示する機能、 が実現される記録媒体。
  5. 【請求項5】 第1および第2のユーザ端末にサイバー
    スペースを提供するプログラムを格納し、そのプログラ
    ムをコンピュータに実行させたときに、 (a) 第1のユーザ端末に構築されているサイバースペー
    スに第2のユーザ端末のユーザに対応するメタファを配
    置する機能、 (b) 上記機能により配置されたメタファと上記第2のユ
    ーザ端末のデータ転送アドレスとを対応づけて登録する
    機能、 (c) 上記第1のユーザ端末のユーザの分身であるアバタ
    ーが上記機能により配置されたメタファにアクセスした
    ときに、上記第2のユーザ端末へのデータ送信処理また
    は上記第2のユーザ端末からのデータ受信処理を起動す
    る機能、 が実現される記録媒体。
JP35703997A 1997-12-25 1997-12-25 サイバースペースシステムおよびユーザ端末にサイバースペースを提供するプログラムを格納した記録媒体 Abandoned JPH11185053A (ja)

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