JPH11184415A - 掲示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】積極的に外部に働きかけることによって、周囲
を通過する人々の注目を集めることができる、掲示装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】中央の照明器具の周囲を透光板２で包囲
し、透光板２の下部は脚部３を設け、脚部３の下端には
車輪４を取り付けて構成した、掲示装置を特徴としたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、掲示装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】多数の従業員に例えば安全教育を行うよ
うな場合に、従来は食堂の壁にポスターを張り付けると
いうような方法が採用されている。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】前記したような従来
の掲示方法にあっては、せいぜい記載事項に着色した
り、周囲に模様を描くぐらいで、特に従業員の視覚に訴
えるような工夫がなされていない。そのために、せっか
くの安全教育用の教材も、従業員に与える印象が薄く十
分な効果を上げていない。

【０００４】本発明は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、積極的に外部に働きかける
ことによって、周囲を通過する人々の注目を集めること
ができる、掲示装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の掲示装置は、中央の照明器具の周
囲を透光板で包囲し、透光板の下部は脚部を設け、脚部
の下端には車輪を取り付けて構成した、掲示装置を特徴
としたものである。

【０００６】

【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の掲示装置の実施例について説明する。

【０００７】＜イ＞透光板。 本装置の枠体１の中央にはランプなどの照明器具を設置
する。そしてこの照明器具の周囲の枠体１には透光板２
を取り付けて照明器具を包囲する。透光板２とは光を通
す程度の板状体であり、プラスチック板などを使用でき
る。この透光板２は無模様であり、その上に例えば工事
の進行とともに、発生の可能性のある事故例を描いて紙
を取り付けて展示する。展示した紙の上に、強調した部
分を蛍光ペンや揮発性インクなどで着色すればより明確
に内容を印象付けることができる。透光板２の内部から
発光させることによって、展示内容に対する注目率も高
くなるが、さらに周囲に展示した内容を明確に視覚に訴
えることが可能となる。

【０００８】＜ロ＞脚部。 中央の照明器具を包囲した透光板２の枠組みの下部には
脚部３を設ける。したがって透光板２の高さを目の位置
に合わせて設置させることができる。この脚部３の下端
には車輪４を取り付ける。その結果、自由に設置場所を
移動することができる。

【０００９】＜ハ＞音声発生装置。 透光板２の内部にテープレコーダーなどの音声発生装置
を設けることもできる。 音声を発生させることによっ
て、展示内容に気付かずに通過する人々の注意を引き付
け、より注目率を向上させることができる。

【００１０】＜ニ＞音声反応センサー。 内部に音声反応センサーを設けることも可能である。こ
の音声反応センサーの信号によって照明装置の点灯を行
う。あるいは音声発生装置の作動を開始させる。あるい
は、照明装置と音声発生装置の両方を同時に作動させる
ように構成することもできる。

【００１１】＜ホ＞利用方法。 本発明の掲示装置を、例えば工事の進行状態に応じて、
その工程で発生する可能性の高い災害事例を作業員に訴
えるために使用する場合について説明する。すでにポス
ターなどとして使用されている災害事例集を拡大し、文
字や図形などの要部を蛍光ペンで強調する。これを透光
板２の周囲に取り付ける。そして照明装置を点灯すれ
ば、図形、文字、模様が鮮やかに浮かび上がって周囲を
通過する作業員の注意を強く引き付け、印象深く訴える
ことができる。さらに音声発生装置を使用すれば、音楽
や各種の擬音を発生させて周囲の注目を集めることがで
き、事故の発生を予防することができる。また、センサ
ーを設置しておけば、周囲が無人の場合には消灯してお
き、付近に接近する者があればその足音などを検知して
点灯し、あるいは同時に音声を発生させることができ
る。

【００１２】

【本発明の効果】本発明の掲示装置は以上説明したよう
になるから次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞例えば工事現場における安全教育はきわめて重要
であるが、マンネリに陥り易く、せっかくの情報の提供
も注目されないという結果になりかねない。こうした状
況は工事現場での安全教育に限らない。しかし本発明の
装置を使用すれば、例えば本日の作業において発生しや
すい事故の例を具体的に描いた図や注意事項が内部から
の発光によって鮮やかに浮かび上がる。したがって周囲
を通過する作業員の注意を強く引き付けるから、展示し
た内容を印象深く訴えることができ、事故の防止に貢献
することができる。 ＜ロ＞装置には車輪４を設けてあるから、壁面に図面を
張り付けたり、図板を吊り下げる場合と違って、毎回取
り外したり、取り付けたりする手間を要せず、一度に展
示内容を簡単に他の教室や部屋に移動して訴えることが
できる。 ＜ハ＞音声発生装置を使用すれば、音楽や各種の擬音を
発生させることができる。すると掲示装置が視覚に入ら
ないような位置を通過する人々に対してもその注目を集
めることもでき、より広く展示情報を訴えることができ
る。 ＜ニ＞さらに、音声に関知するようなセンサーを設置し
ておけば、周囲が無人の場合には消灯しておくことがで
き、きわめて経済的である。 そして付近に接近する者があればその足音などを検知し
て急に点灯し、あるいは、いきなり音声を発生させて印
象強く訴えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の掲示装置の実施例の説明図。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 拓哉 東京都新宿区西新宿一丁目25番１号 大成 建設株式会社内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】中央の照明器具の周囲を透光板で包囲し、 透光板の下部は脚部を設け、 脚部の下端には車輪を取り付け、 内部に音声発生装置を設け、 内部に音声反応センサーを設け、 音声反応センサーの信号によって照明装置を作動させる
   ように構成した、 掲示装置