JPH11183786A - 撮像装置、撮像方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及び記憶媒体

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JPH11183786A
JPH11183786A JP9364758A JP36475897A JPH11183786A JP H11183786 A JPH11183786 A JP H11183786A JP 9364758 A JP9364758 A JP 9364758A JP 36475897 A JP36475897 A JP 36475897A JP H11183786 A JPH11183786 A JP H11183786A
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JP
Japan
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amplification
frequency component
unit
routine
lens system
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JP9364758A
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Seiya Ota
盛也 太田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動合焦機能の被写体によるばらつきを抑え
ると共に、ボケの検出性能を向上させる。 【解決手段】 合焦用のフォーカスレンズを含むレンズ
系と、該レンズ系から入射された光学像を光電変換する
光電変換手段と、光電変換手段から出力された映像信号
を利用して合焦制御を行う撮像装置において、映像信号
等の信号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の
増幅率で増幅する増幅手段と、増幅手段により増幅され
た信号を混合する混合手段と、混合手段により混合され
た信号に基づいて合焦制御を行う合焦制御手段とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、電
子スチルカメラ等の撮像装置における自動焦点調節技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩カメラにおける自動合焦制御
では、被写体距離を測距する方式が主に利用されている
が、ビデオカメラ、電子スチルカメラ等、光電変換素子
を用いるカメラでは、主に光電変換素子から得られる画
像信号を利用する方式が採用されている。
【0003】この画像信号を利用した自動合焦方式とし
ては、山登り方式など各種の方式が提案されている(特
開昭62−103616号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年及び将
来的にますます高画質化、高倍率化が進むにつれて、撮
影の幅を広げるために各種機能の高性能化がますます要
求されている。自動合焦機能においては、いかにスムー
ズにボケ止まることなく合焦できるかが重要な課題とな
っている。また、ボケの検出性能の向上も強く要望され
ている。
【0005】しかし、従来の自動合焦方式では、いずれ
の方式でも得意被写体、苦手被写体が存在し、苦手被写
体を克服しようとすると得意被写体が得意でなくなって
しまうなど、被写体による性能のばらつきが目立ってい
た。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、自動合焦機能の被写体によるばら
つきを抑えると共に、ボケの検出性能を向上させること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、合焦用のフォーカスレンズを含むレンズ
系と、該レンズ系から入射された光学像を光電変換する
光電変換手段と、該光電変換手段から出力された映像信
号を利用して合焦制御を行う撮像装置において、前記映
像信号等の信号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ
任意の増幅率で増幅する増幅手段と、前記増幅手段によ
り増幅された信号を混合する混合手段と、前記混合手段
により混合された信号に基づいて合焦制御を行う合焦制
御手段とを備えている。
【0008】また、本発明は、合焦用のフォーカスレン
ズを含むレンズ系と、該レンズ系から入射された光学像
を光電変換する光電変換手段と、該光電変換手段から出
力された映像信号を利用して合焦制御を行う撮像装置に
おいて、前記映像信号等の信号中の低周波成分と高周波
成分をそれぞれ任意の増幅率で増幅する増幅工程と、前
記増幅工程により増幅された信号を混合する混合工程
と、前記混合工程により混合された信号に基づいて合焦
制御を行う合焦制御工程とを備えている。
【0009】また、本発明は、合焦用のフォーカスレン
ズを含むレンズ系と、該レンズ系から入射された光学像
を光電変換する光電変換手段と、該光電変換手段から出
力された映像信号を利用して合焦制御を行うためのプロ
グラムを記憶する記憶媒体を有する撮像装置において、
前記記憶媒体に記憶されるプログラムは、前記映像信号
等の信号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の
増幅率で増幅する増幅ルーチンと、前記増幅ルーチンに
より増幅された信号を混合する混合ルーチンと、前記混
合ルーチンにより混合された信号に基づいて合焦制御を
行う合焦制御ルーチンとを含んでいる。
【0010】また、本発明では、前記増幅手段,工程,
ルーチン、混合手段,工程,ルーチンは、ソフトウェア
により構成され、該増幅手段,工程,ルーチンにおける
増幅率を書き換え可能に記憶する記憶手段,工程,ルー
チンを含んでいる。
【0011】また、本発明では、前記増幅手段,工程,
ルーチン、混合手段,工程,ルーチンは、ソフトウェア
により構成され、該増幅手段,工程,ルーチンにおける
増幅率を被写体の種類、撮像条件等に応じて複数記憶す
る記憶手段,工程,ルーチンと、被写体の種類、撮像条
件等を設定する設定手段,工程,ルーチンと、該設定手
段,工程,ルーチンによる設定内容に対応する増幅率を
該記憶手段,工程,ルーチンから読出す読出手段,工
程,ルーチンとを含んでいる。
【0012】また、本発明では、前記増幅手段,工程、
混合手段,工程は、ハードウェアにより構成され、該増
幅手段,工程における増幅率を可変する可変手段,工程
を含んでいる。
【0013】また、本発明では、前記増幅手段,工程,
ルーチンは、前記光電変換手段から出力された映像信号
に基づいて生成された映像信号中の低周波成分と高周波
成分をそれぞれ任意の増幅率で増幅している。
【0014】また、本発明では、前記レンズ系は、交換
可能なレンズ系により構成されている。
【0015】また、本発明では、前記レンズ系は、交換
可能なレンズ系により構成され、前記増幅手段,工程,
ルーチン、混合手段,工程,ルーチンは、撮像装置本体
に搭載されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0017】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図1において、1は光学系であり、4つのレンズ
群よりなる4群構成のリアフォーカスズームレンズ(以
下、RFZレンズと称する)により構成されている。す
なわち、RFZレンズ1は、固定レンズ群である第1レ
ンズ群(以下、前玉と称する)101、移動レンズ群で
あり変倍機能を有する第2のレンズ(以下、バリエータ
と称する)102、固定レンズ群である第3のレンズ群
(以下、アフォーカルと称する)103、および移動レ
ンズ群でありフォーカス機能と、変倍動作に伴う結像面
位置の変動を補正するコンペンセータとしての機能を有
する第4のレンズ群(以下、フォーカスコンペレンズと
称する)により構成されている。
【0018】2はCCD等の光電変換素子、3は光電変
換素子2への入射光量を調節するための絞り、4は絞り
3の開口度を変化させるための絞り駆動部、5は絞り3
の位置を検出する絞り位置検出部、6は絞り位置検出部
5の出力信号に基づいて絞り3の開口度(絞り量)を検
出する検出回路、7は本撮像装置による撮像動作を統括
的に制御する制御部である。
【0019】なお、制御部7は、マイクロコンピュータ
により構成され、図示省略したCPU、ROM、RAM
を有している。ROMには、図5,8に示したフローチ
ャートに対応する制御プログラム等が記憶されている。
また、RAMには、後述する増幅率が記憶されている。
そして、CPUは、ROMに記憶された制御プログラム
に従って、RAMをワークエリア等として利用しなが
ら、AF処理のためのバリエータ102、フォーカスコ
ンペレンズ104の移動制御等の各種動作を制御する。
【0020】8、9は、それぞれバリエータ102、フ
ォーカスコンペレンズ104を移動させるためのステッ
ピングモータ等のモータであり、これらモータ8、9
は、それぞれモータドライバ10、11により駆動され
る。12は光電変換素子2の出力信号を増幅させるアン
プ、13は増幅された信号をNTSC映像信号等の映像
信号に変換するプロセス回路である。
【0021】15はプロセス回路13から出力された映
像信号を自動合焦(以下AFと称する)を行うための信
号(以下、AF信号と称する)として使用すべく増幅す
る増幅部である。この増幅部15は、AF信号をソフト
ウェアにより演算処理することにより増幅するものであ
り、その増幅率は任意に書換え可能な上記RAMに記憶
されている。なお、増幅部15は、映像信号の中から低
周波成分、高周波成分を抽出するフィルタを有してい
る。
【0022】14は、増幅部15により増幅されたAF
信号によりAF動作させるAF制御部である。なお、A
F法としては、山登り式などが提案されているが、その
基本原理は、例えば、特開昭62−103616号公報
等によって周知となっているため、ここでは詳細な説明
は省略する。
【0023】AF制御のための信号としては、まず、大
ボケ時に合焦の方向を見出しやすいAF信号中の低周波
成分を使用する。また、ある程度ボケが少なくなってき
たときに真の合焦位置をつけるだめに、AF信号中の高
周波成分を使用する。本実施形態では、低周波成分と高
周波成分をそれぞれ任意の増幅率で増幅して混合するこ
とにより、大ボケ時でも合焦近傍においても真の合焦位
置を見出すようにしている。すなわち、被写体やカメラ
及びレンズの特性によってAF信号の周波数特性が変化
しても充分に対処できるようにしている。
【0024】図2は、低周波信号の増幅が必要な例を示
したものである。図2(a)は、低周波成分と高周波成
分の比率が50%:50%の場合のAF信号の特性を示
している。図2(a)に示したように、低周波成分が不
足しているため、図2(a)中の○で囲った部分は大ボ
ケ状態となっており、図2(b)の拡大図に示したよう
に信号出力がフラットである。このため、フォーカスコ
ンペレンズ104を至近、無限側のいずれの方向に駆動
しても信号レベルが変化しないため、合焦の方向がどち
らなのか判定できない状熊となっている。
【0025】そこで、低周波成分と高周波成分の比率を
70%:30%に変更する。すると、図2(c)のよう
になり、図2(c)の○で囲った大ボケ状態の部分で
も、図2(d)の拡大図に示すように、信号レベルが変
化するようになる。
【0026】図3は、高周波信号の増幅が必要な例を示
したものである。図3(a)は、低周波成分と高周波成
分の比率が50%:50%の場合のAF信号の特性を示
している。図3(a)に示したように、高周波成分が不
足しているため、図3(a)中の○で囲った合焦位置近
傍は、図3(b)の拡大図に示したように信号出力がフ
ラットであり、フォーカスコンペレンズ104を至近、
無限側のいずれの方向に駆動しても信号レベルが変化し
ないため、真の合焦位置がどこなのかを判定できない状
熊である。
【0027】そこで、低周波成分と高周波成分の比率を
30%:70%に変更する。すると、図3(c)のよう
になり、図3(c)の○で囲った合焦位置近傍でも、図
3(d)の拡大図に示すように、信号レベルが変化する
ようになる。
【0028】以上のことを考慮して、本実施形態では、
図4に示したように、例えば低周波成分に6dBを乗算
し、高周波成分に4dBを乗算して、これら乗算結果を
混合するようにしている。
【0029】すなわち、図4(a)、(b)は、それぞ
れプロセス回路13から出力されたAF信号として利用
される映像信号の低周波成分、高周波成分を示し、図4
(c)は、これらを混合した信号を示している。図4
(d)は、図4(a)の低周波成分に増幅率「6dB」
を乗算した信号を示し、図4(e)は、図4(b)の高
周波成分に増幅率「4dB」を乗算した信号を示し、図
4(f)は、これらを混合した信号を示している。図4
(f)に示したように、低周波成分に増幅率「6dB」
を乗算した信号と、高周波成分に増幅率「4dB」を乗
算した信号とを混合した信号は、合焦度の高い領域、低
い領域のいずれの領域でも信号レベルが変化している。
従って、合焦度の低いボケ領域でも合焦方向を容易に判
別でき、また、合焦近傍では真の合焦位置を容易に判別
できる状態となっている。
【0030】そこで、図4のような乗算処理(増幅処
理)と混合処理を増幅部15により行い、その増幅・混
合処理された信号をAF制御部14に出力して、AF制
御を行うようにしている。なお、増幅率は予め所定の値
を固定的に設定しても、或いは被写体の種類、撮影条件
を考慮して任意に書き換えることも可能である。また、
増幅率は、増幅だけでなく低減させる値も含んでいる。
また、増幅率の割合を適宜切り換えられるようにしてお
き、合焦検出ができない場合に、他の割合に切り換え、
最も合焦検出が明確に行われた(“山”が明確に検出可
能)割合でAFを行うようなアルゴリズムでもよい。
【0031】次に、合焦動作を図5のフローチャートに
従って説明する。
【0032】増幅部15は、まず、プロセス回路13か
ら出力された映像信号をAF信号として読み込み(ステ
ップS1)、RAMに記憶された低周波成分、高周波成
分の増幅率を読み込む(ステップS2)。そして、増幅
部15は、映像信号の中から低周波成分、高周波成分を
抽出して、低周波成分、高周波成分の増幅率をそれぞれ
乗算し、この乗算結果を混合し(ステップS3)、増幅
・混合したAF信号をAF制御部14に出力する(ステ
ップS4)。
【0033】AF制御部14は、AFスイッチ(図示省
略)により、AFモードが設定されているか否かを判別
する(ステップS5)。その結果、AFモードが設定さ
れていなければ、終了する。一方、AFモードが設定さ
れていれば、AF制御部14は、増幅・混合したAF信
号に基づいてAF制御のためのフォーカスコンペレンズ
104の移動量を算出し(ステッブS6)、その移動量
分だけフォーカスコンペレンズ104を移動するようレ
ンズユニット制御部16に指示して(ステップS7)、
終了する。
【0034】[第2の実施形態]図6は、第2の実施形
態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る撮像装置は、交換レンズタイプの
撮像装置であり、カメラユニット40のカメラユニット
制御部17は、プロセス回路13にて生成された映像信
号中、絞り動作のための信号などを、カメラ接点19及
びレンズ接点18を介して、レンズユニット30のレン
ズユニット制御部16に送信する。レンズユニット制御
部16は、カメラユニット制御部17から送信された信
号に基づいて、AF制御や絞り制御を行い、ズーム位
置、フォーカス位置、絞り位置等をカメラユニット制御
部17に送信する。
【0035】レンズユニット制御部16の増幅部15
は、第1の実施形態の増幅部15と同様に、受信した映
像信号の中から低周波成分、高周波成分を抽出して、低
周波成分、高周波成分の増幅率をそれぞれ乗算し、この
乗算結果を混合し、混合したAF信号をAF制御部14
に出力してAF制御を行わせる。従って、第1の実施形
態と全く同様の効果が得られる。
【0036】なお、第2の実施形態のような交換レンズ
の場合には、増幅率を書き換え可能なRAM等に記憶す
ることは、多種類の交換レンズの光学系とカメラとのマ
ッチング等によって増幅率を容易に変更できるという効
果をもたらす(第3の実施形態も同様)。
【0037】[第3の実施形態]図7は、第3の実施形
態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【0038】第3の実施形態に係る撮像装置も、第2の
実施形態と同様に交換レンズタイプの撮像装置である。
第2の実施形態との相違点は、第3の実施形態では、増
幅部15がカメラユニット40に設けることにより、交
換レンズであるレンズ系1の低価格化を図った点にあ
る。また、増幅率は、カメラユニット制御部17に内蔵
された書き換え可能な記憶素子であるRAM(図示省
略)に記憶されている点でも相違する。
【0039】次に、第3の実施形態における合焦動作を
図8のフローチャートに従って説明する。
【0040】カメラユニット制御部17内の増幅部15
は、まず、プロセス回路13から出力された映像信号を
AF信号として読み込み(ステップS21)、上記RA
Mに記憶された低周波成分、高周波成分の増幅率を読み
込む(ステップS22)。そして、増幅部15は、映像
信号の中から低周波成分、高周波成分を抽出して、低周
波成分、高周波成分の増幅率をそれぞれ乗算し、この乗
算結果を混合し(ステップS23)、増幅・混合したA
F信号をレンズユニット制御部16に送信する(ステッ
プS24)。
【0041】レンズユニット制御部16は、受信した増
幅・混合に係るAF信号をAF制御部14に入力する
(ステップS25)。そして、AF制御部14は、AF
スイッチ(図示省略)により、AFモードが設定されて
いるか否かを判別する(ステップS26)。その結果、
AFモードが設定されていなければ、終了する。一方、
AFモードが設定されていれば、AF制御部14は、増
幅・混合されたAF信号に基づいて、AF制御のための
フォーカスコンペレンズ104の移動量を算出し(ステ
ッブS27)、その移動量分だけフォーカスコンペレン
ズ104を移動するようレンズユニット制御部16に指
示して(ステップS28)、終了する。
【0042】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく、例えば、増幅・混合処理をソフトウェアに
行うことなく、オペアンプ等のハードウェアで行うこと
も可能である。この場合には、ボリューム等により増幅
率を任意に可変するように構成することが望ましい。ま
た、AF信号としては、テレビジョン用に変換された映
像信号を用いることなく、CCD等の光電変換素子から
出力された映像信号を直接使用するようにしてもよい。
【0043】さらに、被写体のパターン、エッジ成分の
量、周波数分布等に応じた被写体の種類、撮像条件等に
応じた増幅率を複数記憶しておき、これら被写体の種
類、撮像条件等を設定する設定部を設け、この設定部に
より設定された内容に対応する増幅率を読み出し、この
増幅率に基づいて増幅させることも可能である。また、
光学系の特性、例えば焦点距離に応じて、低周波成分、
または高周波成分のいずれか一方を増幅することも可能
である。この場合、いずれの周波数成分も増幅可能に構
成し、増幅対象の周波数成分を切り換え可能にするのが
望ましい。さらに、撮像レンズとしては、フォーカスレ
ンズを有してさえいればよく、変倍レンズを持たない撮
像装置に適用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合焦用のフォーカスレンズを含むレンズ系と、該レンズ
系から入射された光学像を光電変換する光電変換手段
と、該光電変換手段から出力された映像信号を利用して
合焦制御を行う撮像装置において、前記映像信号等の信
号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の増幅率
で増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅された
信号を混合する混合手段と、前記混合手段により混合さ
れた信号に基づいて合焦制御を行う合焦制御手段とを備
えたので、自動合焦機能の被写体によるばらつきを抑え
ると共に、ボケの検出性能を向上させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】低周波成分を増幅する必要性を説明するための
説明図である。
【図3】高周波成分を増幅する必要性を説明するための
説明図である。
【図4】低周波成分と高周波成分の増幅・混合処理例を
示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態における合焦動作を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における合焦動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1:リアフォーカスズームレンズ 2:CCD 7:制御部 8,9:モータ 10,11:モータドライバ 13:プロセス回路 14:AF制御部 15:増幅部 16:レンズユニット制御部 17:カメラユニット制御部 30:レンズユニット 40:カメラユニット 102:バリエータ 104:フォーカスコンペレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 3/00 A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合焦用のフォーカスレンズを含むレンズ
    系と、該レンズ系から入射された光学像を光電変換する
    光電変換手段と、該光電変換手段から出力された映像信
    号を利用して合焦制御を行う撮像装置において、 前記映像信号等の信号中の低周波成分と高周波成分をそ
    れぞれ任意の増幅率で増幅する増幅手段と、 前記増幅手段により増幅された信号を混合する混合手段
    と、 前記混合手段により混合された信号に基づいて合焦制御
    を行う合焦制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段、混合手段は、ソフトウェ
    アにより構成され、該増幅手段における増幅率を書き換
    え可能に記憶する記憶手段を含むことを特徴とする請求
    項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅手段、混合手段は、ソフトウェ
    アにより構成され、該増幅手段における増幅率を被写体
    の種類、撮像条件等に応じて複数記憶する記憶手段と、
    被写体の種類、撮像条件等を設定する設定手段と、該設
    定手段による設定内容に対応する増幅率を該記憶手段か
    ら読出す読出手段とを含むことを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記増幅手段、混合手段は、ハードウェ
    アにより構成され、該増幅手段における増幅率を可変す
    る可変手段を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記増幅手段は、前記光電変換手段から
    出力された映像信号に基づいて生成された映像信号中の
    低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の増幅率で増幅
    することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系に
    より構成されていることを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  7. 【請求項7】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系に
    より構成され、前記増幅手段、混合手段は、撮像装置本
    体に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 合焦用のフォーカスレンズを含むレンズ
    系と、該レンズ系から入射された光学像を光電変換する
    光電変換手段と、該光電変換手段から出力された映像信
    号を利用して合焦制御を行う撮像装置において、 前記映像信号等の信号中の低周波成分と高周波成分をそ
    れぞれ任意の増幅率で増幅する増幅工程と、 前記増幅工程により増幅された信号を混合する混合工程
    と、 前記混合工程により混合された信号に基づいて合焦制御
    を行う合焦制御工程と、 を備えたことを特徴とする撮
    像方法。
  9. 【請求項9】 前記増幅工程、混合工程は、ソフトウェ
    アにより構成され、該増幅工程における増幅率を書き換
    え可能に記憶する記憶工程を含むことを特徴とする請求
    項8記載の撮像方法。
  10. 【請求項10】 前記増幅工程、混合工程は、ソフトウ
    ェアにより構成され、該増幅工程における増幅率を被写
    体の種類、撮像条件等に応じて複数記憶する記憶工程
    と、被写体の種類、撮像条件等を設定する設定工程と、
    該記憶工程により複数記憶された増幅率の中から該設定
    工程による設定内容に対応する増幅率を選択して読出す
    読出工程とを含むことを特徴とする請求項8記載の撮像
    方法。
  11. 【請求項11】 前記増幅工程、混合工程は、ハードウ
    ェアにより構成され、該増幅工程における増幅率を可変
    する可変工程を含むことを特徴とする請求項8記載の撮
    像方法。
  12. 【請求項12】 前記増幅工程は、前記光電変換手段に
    より変換処理された映像信号に基づいて生成された映像
    信号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の増幅
    率で増幅することを特徴とする請求項8記載の撮像方
    法。
  13. 【請求項13】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系
    により構成されていることを特徴とする請求項8記載の
    撮像方法。
  14. 【請求項14】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系
    により構成され、前記増幅工程、混合工程は、撮像装置
    本体に搭載されていることを特徴とする請求項8記載の
    撮像方法。
  15. 【請求項15】 合焦用のフォーカスレンズを含むレン
    ズ系と、該レンズ系から入射された光学像を光電変換す
    る光電変換手段と、該光電変換手段から出力された映像
    信号を利用して合焦制御を行うためのプログラムを記憶
    する記憶媒体を有する撮像装置において、前記記憶媒体
    に記憶されるプログラムは、 前記映像信号等の信号中の低周波成分と高周波成分をそ
    れぞれ任意の増幅率で増幅する増幅ルーチンと、 前記増幅ルーチンにより増幅された信号を混合する混合
    ルーチンと、 前記混合ルーチンにより混合された信号に基づいて合焦
    制御を行う合焦制御ルーチンとを含むことを特徴とする
    記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記増幅ルーチンは、該増幅ルーチン
    における増幅率を書き換え可能に記憶する記憶ルーチン
    を含むことを特徴とする請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記増幅ルーチンは、該増幅ルーチン
    における増幅率を被写体の種類、撮像条件等に応じて複
    数記憶する記憶ルーチンと、被写体の種類、撮像条件等
    を設定する設定ルーチンと、該記憶ルーチンにより複数
    記憶された増幅率の中から該設定ルーチンによる設定内
    容に対応する増幅率を選択して読出す読出ルーチンとを
    含むことを特徴とする請求項15記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記増幅ルーチンは、前記光電変換手
    段により変換処理された映像信号に基づいて生成された
    映像信号中の低周波成分と高周波成分をそれぞれ任意の
    増幅率で増幅することを特徴とする請求項15記載の記
    憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系
    により構成されていることを特徴とする請求項15記載
    の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記レンズ系は、交換可能なレンズ系
    により構成され、前記増幅ルーチン、混合ルーチンは、
    撮像装置本体に搭載されていることを特徴とする請求項
    15記載の記憶媒体。
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JP2001075005A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Canon Inc 光学機器及びその制御方法並びにメモリ媒体
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