JPH11179680A - 衝撃装置 - Google Patents
衝撃装置Info
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- JPH11179680A JPH11179680A JP35114897A JP35114897A JPH11179680A JP H11179680 A JPH11179680 A JP H11179680A JP 35114897 A JP35114897 A JP 35114897A JP 35114897 A JP35114897 A JP 35114897A JP H11179680 A JPH11179680 A JP H11179680A
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
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- Earth Drilling (AREA)
Abstract
衝撃振動を軽減する。 【解決手段】 パルス電圧が印加される励磁コイル4の
中央に超磁歪材1を配置し、この超磁歪材1の先端1a
に密接してロッド12を配置し、超磁歪材1の後端1b
に密接して反力受板3を設けた衝撃装置において、反力
受板3を前後移動可能なピストン構造とし、反力受板3
の後に圧力調整回路8を介して圧油が供給されるアキュ
ムレータ9と連通する油室10を設ける。
Description
作用を利用した衝撃装置に関するものである。
にさく孔を行うブレーカやさく岩機のような衝撃機械に
おいて、油圧や空圧により作動する打撃ピストンでチゼ
ルやロッド等の衝撃伝達工具に衝撃波を発生させる油圧
式や空圧式の衝撃装置に代わるものとして、超磁歪材に
磁場の変化を与えたときの高速歪によって衝撃伝達工具
に衝撃波を発生させる衝撃装置が考えられている。
達工具に衝撃波を発生させる衝撃装置をさく岩機に用い
る場合には、図5に示すように、さく岩機Dのケーシン
グ5内に設けた励磁コイル4の中央に超磁歪材1が配置
され、この超磁歪材1の前端1aに密接して衝撃伝達工
具としてロッド2が配置され、超磁歪材1の後端1bに
密接して反力受板3が設けられる。ロッド2の先端に
は、ビット13が取付けられている。このさく岩機D
は、回転装置11とフラッシング装置12とを備えてお
り、ロッド2には、回転装置11で回転が与えられ、フ
ラッシング装置12からは繰粉排出用の流体が供給され
るようになっている。
(図示略)によって前方への推力が与えられてビット1
3の先端がさく孔の対象物7に押しつけられ、励磁コイ
ル4には電源装置6からパルス電圧が印加される。
と、励磁コイル4に流れる励磁電流によって超磁歪材1
に磁場の変化が与えられて磁歪が発生し、超磁歪材1の
前端1aに密接したロッド2、ビット13を通じて対象
物7に衝撃波が伝達され、さく孔が行われる。
の変位が発生する。この後端1bの変位を抑え、ロッド
2、ビット13に有効に衝撃を伝えるため、反力受板3
が超磁歪材1の反力を受ける。この反力受板3に発生す
る衝撃波をなるべく小さく抑えるため、反力受板3はロ
ッド2に比し、比較的大断面で、比重量、ヤング率の大
きな材質のものが選ばれる。
板3の選択を行ったとしても、反力受板3で直接反力を
受けるようにした場合、ケーシング5等への振動の伝達
が避けられないという問題がある。
した衝撃装置におけるかかる問題を解決するものであっ
て、衝撃機械のケーシング等の衝撃振動を大幅に軽減す
ることのできる衝撃装置を提供することを目的とする。
ルス電圧が印加される励磁コイルの中央に超磁歪材を配
置し、この超磁歪材の前端に密接して衝撃伝達工具を配
置し、超磁歪材の後端に密接して反力受板を設けた衝撃
装置において、反力受板を前後移動可能なピストン構造
とし、反力受板の後に緩衝手段を設けることにより上記
課題を解決している。
の外形寸法が変化する現象であり、超磁歪材は磁歪によ
り10-3オーダーの歪みを発生する。この衝撃装置で
は、励磁コイルにパルス電圧を印加し励磁コイルに流れ
る励磁電流によって超磁歪材に磁場の変化を与えて所望
の衝撃波形を生ずる磁歪を発生させ、前端に密接した衝
撃伝達工具を通じて破砕の対象物に衝撃波を伝達し対象
物を破砕する。
が発生し、反力受板が超磁歪材の反力を受けるが、反力
受板の後に設けられた緩衝手段が超磁歪材からの衝撃波
を緩衝するので、衝撃機械のケーシング等、衝撃伝達工
具以外に伝えられる衝撃振動を大幅に軽減する。
給されるアキュムレータと連通する油室とすれば、圧力
調整回路に所望の圧力を設定し、アキュムレータの油圧
の変動に対応する圧力調整を行って、ケーシング等の衝
撃振動を最小に抑えることができる。
易に得られるような場合には、緩衝手段を逆止弁を介し
て加圧空気が供給される空気室とすることで緩衝効果を
得ることができる。加圧空気は予め圧力調整しておくこ
とが望ましい。
手段を逆止機能を有する充填バルブを介して加圧気体が
充填される気室とすることで緩衝効果を得ることができ
る。これは、作業現場において圧油も、加圧空気も不要
となるので、ブレーカなどに好適である。
よい。弾性体は予め圧縮した状態で反力受板とケーシン
グの間に装着する。
る衝撃装置を用いたさく岩機の構成図、図2乃至図4は
本発明の他の実施の形態である衝撃装置の緩衝手段の構
成図である。
に示すものと同様であり、ケーシング5内に設けた励磁
コイル4の中央に超磁歪材1が配置され、この超磁歪材
1の前端1aに密接して衝撃伝達工具としてロッド2が
配置され、超磁歪材1の後端1bに密接して反力受板3
が設けられる。ロッド2の先端には、ビット13(図5
参照)が取付けられている。このさく岩機Dは、回転装
置11とフラッシング装置12とを備えており、ロッド
2には、回転装置11で回転が与えられ、フラッシング
装置12からは繰粉排出用の流体が供給されるようにな
っている。
後移動可能なピストン構造となっており、この反力受板
3の後に、圧力調整回路8を介して圧油が供給されるア
キュムレータ9と連通する油室10が設けられている。
アキュムレータ9は、ダイアフラム11によって液圧空
間12とガス空間13とが隔成されていて、液圧空間1
2は油室10と連通しており、且つこの液圧空間12に
は圧力調整回路8の供給管路14から圧油が供給される
ようになっている。ガス空間13には高圧ガスが充填さ
れている。
装置15aとを備えた圧力調整弁15が設けられてい
る。弁体15bは、アキュムレータ9と連通している供
給管路14から分岐したパイロット管路16の油圧によ
って切換えられるようになっており、この油圧が弁調整
装置15aで設定した圧力より低くなると移動して供給
管路14を高圧管路17と連通させ、アキュムレータ9
の液圧空間12の圧力を上昇させる。また、アキュムレ
ータ9の液圧空間12の圧力が上昇しすぎると供給管路
14を低圧管路18と連通させ、アキュムレータ9の液
圧空間12の圧力を低下させる。
力装置(図示略)の動力として油圧が用いられているの
で、高圧管路17から圧油を供給するための油圧源は容
易に得られる。
によって前方への推力が与えられてビット13の先端が
さく孔の対象物に押しつけられ、励磁コイル4には電源
装置6からパルス電圧が印加される。
と、励磁コイル4に流れる励磁電流によって超磁歪材1
に磁場の変化が与えられて磁歪が発生し、超磁歪材1の
前端1aに密接したロッド2、ビット13を通じて対象
物に衝撃波が伝達され、さく孔が行われる。
の変位が発生し、反力受板3は衝撃を受けて後方へ移動
しようとする。ロッド2、ビット13に有効に衝撃を伝
えるためには、反力受板3は、後方へ移動したとして
も、速やかに復帰させて超磁歪材1に密着させておきロ
ッド2を押さえ込むことが必要である。また、油室10
内の作動油は、反力受板3の摺動により少しづつではあ
るが漏れを生ずる。
つ超磁歪材1の保護のため過大とならない一定の力で反
力受板3が超磁歪材1を押さえ、もし超磁歪材1から離
れても速やかに密着状態へ復帰するように、油室10は
アキュムレータ9により一定の圧力に保てるようにする
ことが望ましい。
圧力を適切に設定すれば、アキュムレータ9の油圧が弁
調整装置15aで設定した圧力より低くなると弁体15
bが移動して供給管路14を高圧管路17と連通させ、
アキュムレータ9の液圧空間12の圧力を上昇させ、反
力受板3の後退でアキュムレータ9の液圧空間12の圧
力が上昇しすぎると供給管路14を低圧管路18と連通
させ、アキュムレータ9の液圧空間12の圧力を低下さ
せる。
対応して圧力が調整され、適切な圧力のもとで油室10
が反力受板3の衝撃波を緩衝するので、ケーシング5等
の衝撃振動は最小に抑えることができる。
を介して加圧空気が供給される空気室22とすること
で、空気の圧力により反力受板3の緩衝効果を得ること
ができる。これは、圧油の供給が面倒で、加圧空気が容
易に得られるような場合に好都合である。加圧空気は予
め圧力調整しておくことが望ましい。
有する充填バルブ31を介して加圧気体が充填される気
室32とすることで反力受板3の緩衝効果を得ることが
できる。これは、予め加圧気体を充填しておけば、作業
現場において圧油も、加圧空気も得難い場合に好都合で
あり、ブレーカなどに好適である。加圧気体としては、
空気や窒素ガス等が用いられる。
弾性体41としてもよい。弾性体41は予め適切な圧力
で圧縮した状態で反力受板3とケーシング5の間に装着
される。弾性体41を用いると、流体が漏れることがな
いのでメンテナンスが容易となる。
は、超磁歪材による高速歪みが発生するとき確実に衝撃
伝達工具へ衝撃波が伝達できると共に、超磁歪材の遊び
による破壊を防ぎ且つケーシングなどの衝撃伝達工具以
外の衝撃振動を大幅に軽減することができる。
供給されるアキュムレータと連通する油室とすることに
より、衝撃振動は最小に抑えることができる。また、緩
衝手段を逆止弁を介して加圧空気が供給される空気室と
すれば、圧油の供給が面倒で、加圧空気が容易に得られ
るような場合に好都合であり、緩衝手段を逆止機能を有
する充填バルブを介して加圧気体が充填される気室とす
れば、圧油も、加圧空気も得難い場合に好都合である。
緩衝手段を弾性体とすればメンテナンスが容易である。
さく岩機の構成図である。
手段の構成図である。
手段の構成図である。
手段の構成図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 パルス電圧が印加される励磁コイルの中
央に超磁歪材を配置し、該超磁歪材の前端に密接して衝
撃伝達工具を配置し、超磁歪材の後端に密接して反力受
板を設けた衝撃装置であって、反力受板を前後移動可能
なピストン構造とし、反力受板の後に緩衝手段を設けた
ことを特徴とする衝撃装置。 - 【請求項2】 緩衝手段が、圧力調整回路を介して圧油
が供給されるアキュムレータと連通する油室であること
を特徴とする請求項1記載の衝撃装置。 - 【請求項3】 緩衝手段が、逆止弁を介して加圧空気が
供給される空気室であることを特徴とする請求項1記載
の衝撃装置。 - 【請求項4】 緩衝手段が、逆止機能を有する充填バル
ブを介して加圧気体が充填される気室であることを特徴
とする請求項1記載の衝撃装置。 - 【請求項5】 緩衝手段が、弾性体であることを特徴と
する請求項1記載の衝撃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35114897A JPH11179680A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 衝撃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35114897A JPH11179680A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 衝撃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179680A true JPH11179680A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18415378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35114897A Pending JPH11179680A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 衝撃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179680A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009147698A1 (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-10 | 株式会社東亜利根ボーリング | 起振装置の緩衝装置 |
JP2010510413A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | パルス発生装置、機械的パルスの発生方法、並びにこのようなパルス発生装置を備えた削岩機及び削岩リグ |
WO2018153226A1 (en) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | The Hongkong Polytechnic University | Improved passive vibration reducing apparatus |
CN115849794A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-03-28 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种低成本粗骨料uhpc及其生产设备 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35114897A patent/JPH11179680A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010510413A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ | パルス発生装置、機械的パルスの発生方法、並びにこのようなパルス発生装置を備えた削岩機及び削岩リグ |
WO2009147698A1 (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-10 | 株式会社東亜利根ボーリング | 起振装置の緩衝装置 |
JP4886068B2 (ja) * | 2008-06-04 | 2012-02-29 | 株式会社東亜利根ボーリング | 起振装置の緩衝装置 |
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US10675743B2 (en) | 2017-02-23 | 2020-06-09 | The Hong Kong Polytechnic University | Passive vibration reducing apparatus |
CN115849794A (zh) * | 2022-12-01 | 2023-03-28 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种低成本粗骨料uhpc及其生产设备 |
CN115849794B (zh) * | 2022-12-01 | 2024-01-26 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种低成本粗骨料uhpc及其生产设备 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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Effective date: 20070410 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070608 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |