JPH11178379A - モータ速度制御装置 - Google Patents

モータ速度制御装置

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JPH11178379A
JPH11178379A JP9340448A JP34044897A JPH11178379A JP H11178379 A JPH11178379 A JP H11178379A JP 9340448 A JP9340448 A JP 9340448A JP 34044897 A JP34044897 A JP 34044897A JP H11178379 A JPH11178379 A JP H11178379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCモータ又はブラシレスDCモータを用い
て、ステッピングモータと同様の機能を実現できるモー
タ速度制御装置の提供。 【解決手段】 モータ3の回転速度を検出し、検出パル
ス列を出力する速度検出手段4を備え、検出パルス列及
び回転速度を設定する設定パルス列が同期すべく前記回
転速度を調節する為の信号を、モータ3の駆動手段2に
与えるモータ速度制御装置。前記両パルス列の各累積パ
ルス数の差を計数する計数手段23と、その計数したパ
ルス数に応じて回転速度を加減速する為の信号を駆動手
段2に与える加減速手段26,32,9,11,18
と、前記パルス数に基づいて信号を出力する判定回路2
4と、その信号により有効となり、前記両パルス列の位
相差を検出する位相差検出回路33と、その検出した位
相差に基づくパルス信号を出力するチャージポンプ回路
12と、その出力したパルス信号を平滑し駆動手段2に
与えるローパスフィルタ18とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転速度
を加減速制御するモータ速度制御装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のPLL(Phase Locked
Loop ;フェーズロックド回路)を使用したモータ速度
制御装置の構成例を示すブロック図である。このモータ
速度制御装置は、DCモータ又はブラシレスDCモータ
であるモータ3の駆動手段であり、トルク可変機能を有
するトルク可変手段2と、モータ3の回転速度を検出
し、検出結果を検出パルス列として出力する速度検出手
段4と、モータ3の回転速度を設定指令する為に外部か
ら与えられた設定パルス列及び検出パルス列の位相を比
較し、その位相差に応じたパルス信号を出力する位相比
較回路5と、位相比較回路5が出力したパルス信号を平
滑し、トルク可変手段2に与えるローパスフィルタ18
とを備えている。
【0003】ローパスフィルタ18は、位相比較回路5
が出力したパルス信号が反転入力端子に入力され、非反
転入力端子に2.5Vの直流定電圧が印加され、コンデ
ンサ17及び抵抗16の直列回路により負帰還がかけら
れたオペアンプ18aである。このようなモータ速度制
御装置では、位相比較回路5が、設定パルス列と及び検
出パルス列の位相を比較し、その位相差に応じたパルス
信号を出力し、ローパスフィルタ18がこのパルス信号
を平滑して、位相差に応じたアナログ信号としてトルク
可変手段2に与える。トルク可変手段2は、与えられた
アナログ信号が示す位相差が0になるように、モータ3
の回転速度を加速又は減速するトルクをモータ3に与え
る。これにより、モータ3は設定パルス列に応じた回転
速度で回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のPLL
を使用したモータ速度制御装置では、設定パルス列及び
検出パルス列の位相を同期させて、設定パルス列が指令
するモータの回転速度を得ることはできるが、設定パル
ス列が指令するモータの位相(モータの回転位置)を制
御することはできなかった。つまり、何れかの設定パル
スと検出パルスとが一旦同期すると、設定パルス列が指
令する位相であるか否かに関わらず、そのときの位相を
維持すべく制御を行う。
【0005】ところが、近年の応用技術では、DCモー
タ及びブラシレスDCモータ等にも、定速時にはPLL
を構成し、その位相のロック位置が、設定パルスが指令
する位置と一致するような、ステッピングモータと同様
の機能が要求されている。本発明は、上述したような事
情に鑑みてなされたものであり、DCモータ又はブラシ
レスDCモータを用いて、ステッピングモータと同様の
機能を実現できるモータ速度制御装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るモータ速
度制御装置は、モータの回転速度を検出し、検出結果を
検出パルス列として出力する速度検出手段を備え、該速
度検出手段が出力した検出パルス列及び前記回転速度を
設定指令する為に外部から与えられた設定パルス列が同
期すべく前記モータの回転速度を調節する為の信号を、
前記モータを回転駆動する駆動手段に与えるモータ速度
制御装置において、前記設定パルス列及び前記検出パル
ス列の各累積パルス数の差を計数する計数手段と、該計
数手段が計数したパルス数に応じて前記モータの回転速
度を加速又は減速する為の信号を前記駆動手段に与える
加減速手段と、前記計数手段が計数したパルス数を判定
し、判定したパルス数に基づいて信号を出力する判定回
路と、該判定回路が信号を出力したときに有効となり、
前記計数手段が前記差を計数する対象である両パルス列
の位相差を検出する位相差検出回路と、該位相差検出回
路が検出した位相差に基づくパルス信号を出力する為の
チャージポンプ回路と、該チャージポンプ回路が出力し
たパルス信号を平滑し、前記駆動手段に与えるローパス
フィルタとを備え、前記位相差が減少すべく前記モータ
の回転速度を制御する為の信号を前記駆動手段に与える
べくなしてあることを特徴とする。
【0007】このモータ速度制御装置では、計数手段が
設定パルス列及び検出パルス列の各累積パルス数の差を
計数し、加減速手段がそのパルス数の差に応じてモータ
の回転速度を加速又は減速する為の信号を、モータの駆
動手段に与える。判定回路は、計数手段が計数したパル
ス数を判定し、判定したパルス数に基づいて信号を出力
する。位相差検出回路は、判定回路が信号を出力したと
きに有効となり、設定パルス列と検出パルス列との位相
差を検出し、チャージポンプ回路は、位相差検出回路が
検出した位相差に基づくパルス信号を出力する。ローパ
スフィルタは、そのパルス信号を平滑し、モータの駆動
手段に与える。
【0008】これにより、加減速手段がモータを加速又
は減速して、判定回路が、計数手段が計数したパルス数
を判定し、判定したパルス数に基づいて信号を出力す
る。位相差検出回路は、判定回路が信号を出力したとき
に有効となり、設定パルス列及び検出パルス列の位相差
と所定のパルス数分の位相差との差が減少し、PLL制
御による同期化が可能となる時点で、PLLを構成する
ので、DCモータ又はブラシレスDCモータを用いて、
ステッピングモータと同様の機能を実現することができ
る。
【0009】第2発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路は、前記計数手段が計数したパルス数が所定
値であると判定したときに信号を出力するデコード回路
であることを特徴とする。
【0010】このモータ速度制御装置では、判定回路
は、計数手段が計数したパルス数が所定値であると判定
したときに信号を出力するデコード回路であるので、設
定パルス列及び検出パルス列の位相差と所定のパルス数
分の位相差との差が減少し、PLL制御による同期化が
可能となる時点で、PLLを構成し、DCモータ又はブ
ラシレスDCモータを用いて、ステッピングモータと同
様の機能を実現することができる。
【0011】第3発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路は、前記計数手段が計数したパルス数が、前
記位相差検出回路、前記チャージポンプ回路、前記ロー
パスフィルタ、前記駆動手段、前記モータ及び前記速度
検出手段がフェーズロックド回路を形成すべき値である
ときに前記信号を出力し、前記パルス数がフェーズロッ
クド回路を形成すべき値でないときに前記信号を出力し
ないことを特徴とする。
【0012】このモータ速度制御装置では、判定回路
は、計数手段が計数したパルス数が、位相差検出回路、
チャージポンプ回路、ローパスフィルタ、駆動手段、モ
ータ及び速度検出手段がフェーズロックド回路を形成す
べき値であるときに信号を出力し、計数手段が計数した
パルス数がフェーズロックド回路を形成すべき値でない
ときに信号を出力しない。従って、計数手段が計数した
パルス数がフェーズロックド回路を形成すべき値でない
ときに、フェーズロックド回路を形成しようとして、動
作が不安定になることが無い。
【0013】第4発明に係るモータ速度制御装置は、前
記設定パルス列及び前記検出パルス列の何れかをm倍
(mは自然数)に分周又は逓倍し、前記差を計数する対
象である一方のパルス列として前記計数手段に与える分
周回路又は逓倍回路を更に備えることを特徴とする。
【0014】このモータ速度制御装置では、設定パルス
列及び検出パルス列の何れかを分周回路又は逓倍回路が
m倍に分周又は逓倍し、設定パルス列及び検出パルス列
の各累積パルス数の差を計数する対象である一方のパル
ス列として計数手段に与えるので、設定パルス列の使用
できる周波数の範囲が広くなる。
【0015】第5発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路が信号を出力したときにリセットされ、前記
計数手段が前記差を計数する対象である両パルス列をそ
れぞれn倍(nは自然数)に分周する2つの分周手段を
更に備え、前記位相差検出回路は、前記両パルス列に代
えて、前記2つの分周手段がそれぞれ分周したパルス列
の位相差を検出することを特徴とする。
【0016】このモータ速度制御装置では、2つの分周
手段が、判定回路が信号を出力したときにリセットさ
れ、計数手段が累積パルス数の差を計数する対象である
両パルス列をそれぞれn倍に分周し、位相差検出回路
は、その両パルス列に代えて、2つの分周手段がそれぞ
れ分周したパルス列の位相差を検出する。これにより、
検出パルス列のパルス毎の誤差の割合に比べて、分周手
段が分周したパルス列のパルス毎の誤差の割合が小さく
なり、PLLを構成し易くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、第1,2発明に係るモータ速度
制御装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
このモータ速度制御装置は、DCモータ又はブラシレス
DCモータであるモータ3を回転駆動するモータ駆動手
段であり、トルク可変機能を有するトルク可変手段2
と、モータ3の回転速度を検出し、検出結果を検出パル
ス列として出力する速度検出手段4と、数MHz以上の
充分高い周波数で発振する水晶発振子19と、モータ3
の回転速度を設定指令する為に外部から与えられた設定
パルス列を反転するインバータ22と、インバータ22
が反転したパルス列がUP端子に、検出パルスがDWN
端子にそれぞれ与えられ、クロックCLKに同期して作
動するシンクロナスタイプのバイナリアップダウンカウ
ンタ23とを備えている。
【0018】このモータ速度制御装置は、また、設定パ
ルス列を逓倍し計数用クロックを作成する計数クロック
回路34と、設定パルス列及び検出パルス列がそれぞれ
与えられ、計数クロック回路34から計数用クロックが
与えられる周期差検出回路26と、周期差検出回路26
が出力する周期差の正負を示すH/Lレベル信号が入力
端子に与えられ、出力端子に抵抗10が接続され、周期
差検出回路26からイネーブル信号がE端子に与えられ
たトライステートバッファであるチャージポンプ回路9
とを備えている。
【0019】このモータ速度制御装置は、また、アップ
ダウンカウンタ23の出力端子Q0〜Qn の全出力信号
がLレベル(計数値=0)のとき、Hレベル信号を出力
する判定回路であるデコード回路24と、設定パルス列
及び検出パルス列がそれぞれ与えられる位相差検出回路
33と、位相差検出回路33が出力する位相差の正負を
示すH/Lレベル信号が入力端子に与えられ、出力端子
に抵抗15が接続されたトライステートバッファである
チャージポンプ回路12と、デコード回路24の出力及
び検出した位相差の時間を示す位相差検出回路33の出
力がそれぞれ入力端子に与えられ、出力がチャージポン
プ回路12のE端子に与えられるANDゲート12aと
を備えている。
【0020】このモータ速度制御装置は、また、アップ
ダウンカウンタ23の出力端子Q0〜Qn のMSB(Q
n )の出力が与えられ、設定パルス列及び検出パルス列
の各累積パルス数の差の正負に応じたH/Lレベル信号
を出力する加減速回路32と、加減速回路32が出力し
たH/Lレベル信号が入力端子に与えられ、出力端子に
抵抗14が接続され、デコード回路24の出力の反転信
号がE端子に与えられたトライステートバッファである
チャージポンプ回路11とを備えている。デコード回路
24の出力はインバータ13により反転されてE端子に
与えられている。
【0021】このモータ速度制御装置は、また、チャー
ジポンプ回路9,11,12がそれぞれ抵抗10,1
4,15を介して出力した回転速度を調節する為の信号
が反転入力端子に入力され、非反転入力端子に2.5V
の直流定電圧が印加され、コンデンサ17及び抵抗16
の直列回路により負帰還がかけられ、出力をトルク可変
手段2に与えるオペアンプ18aであるローパスフィル
タ(積分回路)18を備えている。抵抗10,14,1
5は、ループゲインを決定する為の抵抗値を有してい
る。
【0022】尚、上述した構成では、アップダウンカウ
ンタ23の計数値が0のとき、Hレベル信号を出力する
デコード回路24を判定回路として備えているが、デコ
ード回路24に代えて、図2に示すように、アップダウ
ンカウンタ23の出力端子Q 0 〜Qn が、入力端子A0
〜An にそれぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設
定手段24bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続され
たマグニチュードコンパレータであるデコード回路24
aを備えても良い。
【0023】この場合、設定手段24bが設定した設定
値Bと、アップダウンカウンタ23が出力した計数値A
の大小が比較され、A=B,A>B,A<Bに応じた信
号が位相差検出回路33とインバータ13と加減速回路
32とに与えられる。A=Bのときに位相差検出回路3
3が有効となれば、設定パルス列と所定の設定値Bのパ
ルス数に応じた位相差で速度制御を行うことができる。
設定値B=0のときは、上述したデコード回路24を判
定回路として使用した場合と同様、略位相差0で速度制
御を行うことができる。
【0024】また、図3に示すように、アップダウンカ
ウンタ23に代えて、初期値設定端子D0 〜Dn を備え
たアップダウンカウンタ23aを備え、アップダウンカ
ウンタ23aの出力端子Q0 〜Qn の全出力信号がLレ
ベル(計数値=0)のときに、デコード回路24がHレ
ベル信号を位相差検出回路33と加減速回路32とイン
バータ13とに与えるようにし、アップダウンカウンタ
23aの出力端子Q0〜Qn のMSB(Qn )の出力を
位相差検出回路33に与える構成にしても良い。
【0025】この場合、アップダウンカウンタ23a
は、初期値設定端子D0 〜Dn に設定された設定値Dだ
け、設定パルス列のパルス数が加算され、検出パルス列
が設定パルス列より設定値Dのパルス数だけ進んだ位相
差で速度制御を行うことができる。設定値D=0のとき
は、上述したアップダウンカウンタ23及びデコード回
路24の構成と同様、略位相差0で速度制御を行うこと
ができる。
【0026】このような構成のモータ速度制御装置は、
加減速回路32、周期差検出回路26及び位相差検出回
路33の動作により、アップダウンカウンタ23が計数
した、設定パルス列及び検出パルス列の始動時又は所定
の時点からの各累積パルス数の差を無くすように、ま
た、設定パルス列及び検出パルス列の位相を一致させる
ように、それぞれの偏差レベルに対応するチャージポン
プ回路11,9,12がパルス信号を出力する。チャー
ジポンプ回路11,9,12の各出力は、それぞれの効
果を発揮するときに、ローパスフィルタ18に入力され
るように切り換えられ、平滑されてトルク可変手段2に
与えられる。ローパスフィルタ18の出力は、モータ3
の回転速度を加速する加速信号の最大側が例えば0V、
減速する減速信号の最大側が例えば5Vとなる。
【0027】アップダウンカウンタ23は、設定パルス
の立ち下がり/検出パルス立ち上がりのそれぞれのエッ
ジでクロックCLKに同期してカウント/カウントダウ
ンし、始動時又は所定の時点からの各累積パルス数の差
を計数して、設定パルス数の方が多いときは、正側に積
算されて行き、検出パルス数の方が多いときは、減算さ
れて行き、計数値が負になることもある。
【0028】アップダウンカウンタ23の計数値が正で
あるときは、設定パルスが示すモータ3の回転量に対し
て、実際の回転量が少なく、検出パルス列が遅れている
ときである。アップダウンカウンタ23の計数値が負で
あるときは、設定パルスが示すモータ3の回転量に対し
て、実際の回転量が多く、検出パルス列が進んでいると
きである。
【0029】加減速回路32は、アップダウンカウンタ
23の出力端子Q0 〜Qn のMSB(Qn )の出力が与
えられ、設定パルス列及び検出パルス列の各累積パルス
数の差の正負に応じたH/Lレベル信号を出力する。チ
ャージポンプ回路11は、アップダウンカウンタ23の
計数値が0でなく、デコード回路24の出力がLレベル
のときに、加減速回路32の出力信号を出力する。チャ
ージポンプ回路11は、デコード回路24の出力がLレ
ベルであれば、与えられたLレベル信号又はHレベルを
出力する。尚、本実施の形態では、加速又は減速する為
の信号のみを出力する構成であるが、アップダウンカウ
ンタ23が計数した累積パルス数の差に関連した時間だ
け、パルス幅を発生するような構成として、ゲイン抵抗
14を適切に変更すれば、累積パルス数の差が0から離
れる程速やかに、0に近づく程緩やかに加速又は減速さ
れるようにすることもできる。
【0030】図4は、チャージポンプ回路9,11,1
2に使用したトライステートバッファの真理値表であ
り、イネーブル信号がHレベルのときに、入力端子のレ
ベルを出力し、イネーブル信号がLレベルのときに、出
力端子がハイインピーダンス状態となる。
【0031】図5は、位相差検出回路33の動作を示す
タイミングチャートである。位相差検出回路33は、ア
ップダウンカウンタ23の計数値が0であり、デコード
回路24からHレベル信号を与えられているとき、設定
パルス(a)の立ち上がり時点及び立ち下がり時点と、
検出パルス(b)の立ち上がり時点及び立ち下がり時点
とを比較する。そして、設定パルス(a)より検出パル
ス(b)が、立ち上がり時点又は立ち下がり時点で進み
があるときは、チャージポンプ回路12にモータ3の回
転速度を減速させるためのLレベル信号を与える。
【0032】位相差検出回路33は、設定パルス(a)
より検出パルス(b)が、立ち上がり時点又は立ち下が
り時点で遅れがあるときは、チャージポンプ回路12に
モータ3の回転速度を増速させるためのHレベル信号を
与える。チャージポンプ回路12は、位相差の時間だけ
イネーブルとすることにより、与えられたLレベル信号
又はHレベル信号を出力するように構成されている。
【0033】図6は、周期差検出回路26の構成例を示
すブロック図である。この周期差検出回路26は、計数
クロック回路34からの計数クロックがカウンタ45、
ダウンカウンタ50及びフリップフロップ回路52に与
えられている。カウンタ45のリセット端子には、立ち
上がり回路47により検出された検出パルスの立ち上が
り信号が、遅延回路48を介して与えられている。
【0034】計数クロック回路34は、例えば図7に示
すようなPLLであり、例えば1kHzの設定パルス列
が位相比較器60に与えられれば、位相比較器60は、
この設定パルス列の位相と例えば4096分周する分周
器63から与えられた4096分周パルス列の位相とを
比較し、その差に応じたパルス信号を出力する。このパ
ルス信号は、ローパスフィルタ61で平滑され、アナロ
グ信号として電圧制御発振器62に与えられる。電圧制
御発振器62は与えられたアナログ信号に応じた周波数
信号を出力し、その一部を分周器63に与える。分周器
63は、与えられた周波数信号を4096分周し、位相
比較器60に与える。以上のループにより、電圧制御発
振器62は、設定パルス列の4096倍周波数(ここで
は4.096MHz)の計数クロックを作成し出力す
る。
【0035】カウンタ45のクロック計数値は、レジス
タ46に与えられ、レジスタ46のラッチ信号として、
立ち上がり回路47から立ち上がり信号が与えられてい
る。レジスタ46がラッチした計数値は演算器49に与
えられる。演算器49は、設定パルス1周期分のクロッ
ク数4096(=計数クロック回路34の逓倍比)か
ら、レジスタ46がラッチした計数値を差し引く演算を
行う。
【0036】一方、設定パルスが、2分周器43により
2分周され、立ち上がり回路44と立ち下がり回路44
aとに与えられている。立ち上がり回路44が出力する
立ち上がり信号は、ダウンカウンタ50のPRE(プリ
セット)端子とフリップフロップ回路52のS(セッ
ト)端子と、ラッチ信号としてラッチ回路51とに与え
られている。
【0037】演算器49の演算結果は、ダウンカウンタ
50に与えられ、ダウンカウンタ50が0を計数した時
の0信号が、フリップフロップ回路52のR(リセッ
ト)端子に与えられている。フリップフロップ回路52
のQ端子からの出力信号は、ダウンカウンタ50のCE
端子に与えられると共に、チャージポンプ回路11のイ
ネーブル信号として与えられる。演算器49の演算結果
の正/負を示す信号がラッチ回路51に与えられてお
り、ラッチ回路51の出力は、チャージポンプ回路11
の入力端子に与えられている。
【0038】以下に、このような構成の周期差検出回路
26の動作を、その動作を示す図8のタイミングチャー
トに基づき説明する。カウンタ45は、検出パルス
(c)の立ち上がりにより、リセットされ計数クロック
の計数を開始する(d)。この計数値は、次の検出パル
スの立ち上がりにより、レジスタ46にラッチされ、演
算器49に与えられる。演算器49は、設定パルス1周
期分のクロック数4096から、レジスタ46がラッチ
した計数値を差し引き、その演算結果の正/負を示す信
号をラッチ回路51に与え、演算結果の絶対値をダウン
カウンタ50に与える。
【0039】一方、設定パルス(b)が2分周器43に
より2分周された2分周パルス(a)の立ち上がりによ
り、ダウンカウンタ50がプリセットされ、フリップフ
ロップ回路52がセットされ、ラッチ回路51がラッチ
する。ラッチ回路51は、ラッチすると、その時点で入
力されていた正/負を示す信号を出力し続ける。つま
り、ラッチ回路51は、検出パルス1周期が設定パルス
1周期より短いとき(設定回転速度より速いとき)は、
正を示す信号(例えばLレベル信号)を出力し続け、検
出パルス1周期が基準パルス1周期より長いとき(設定
回転速度より遅いとき)は、負を示す信号(例えばHレ
ベル信号)を出力し続ける。
【0040】フリップフロップ回路52は、セットされ
ると、ダウンカウンタ50にカウントイネーブル信号を
与え続ける。ダウンカウンタ50は、上述した演算結果
の絶対値をプリセットし、カウントイネーブル信号を与
えられている間、プリセットした値からカウントダウン
する。カウントダウン値が0に達すると、フリップフロ
ップ回路52がリセットされ、カウントイネーブル信号
が出力されなくなる。つまり、ダウンカウンタ50が、
カウントダウンしている間、カウントイネーブル信号は
出力される。
【0041】ラッチ回路51は、ラッチした正/負を示
す信号が正のときは、チャージポンプ回路11にモータ
3の回転速度を減速させるためのLレベル信号を与え
る。ラッチした正/負を示す信号が負のときは、チャー
ジポンプ回路11にモータ3の回転速度を増速させるた
めのHレベル信号を与える。この周期差検出回路26
は、立ち下がり回路44aが出力する立ち下がり信号に
よりリセットされ、上述した動作は、設定パルスが2分
周されたパルスの1周期毎に行われる。
【0042】ここで、アップダウンカウンタ23は、検
出パルスの立ち上がりのエッジでクロックCLKに同期
してカウントダウンする一方、設定パルスは、インバー
タ22により反転されるので、立ち下がりのエッジでカ
ウントする。従って、アップダウンカウンタ23の計数
値が0であり、設定パルス列及び検出パルス列の各累積
パルスの差が無いとき、対応する設定パルス及び検出パ
ルスの関係は、図9に示すように、設定パルスの立ち下
がりの間に検出パルスの立ち上がりが挟まれた状態とな
る。
【0043】従って、図10に示すように、アップダウ
ンカウンタ23の出力端子Q0 〜Q n の出力状態及びデ
コード回路24の出力により、加減速回路32、周期差
検出回路26及び位相差検出回路33の出力を制御し、
略同期状態のときのみ位相差検出回路33を作動させる
ことによりPLLを構成し、対応する設定パルス及び検
出パルスの各立ち上がりで位相同期を行うことができ
る。
【0044】実施の形態2.図11は、第3〜5発明に
係るモータ速度制御装置の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。このモータ速度制御装置は、モータ3の
回転速度を設定指令する為に外部から与えられた設定パ
ルス列を、例えば立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッ
ジにより2逓倍(m=2)の周波数に逓倍する逓倍回路
70を備え、逓倍回路70が逓倍したパルス列はアップ
ダウンカウンタ23のUP端子に、速度検出手段4が出
力した検出パルス列はアップダウンカウンタ23のDW
N端子にそれぞれ与えられる。
【0045】このモータ速度制御装置では、計数クロッ
ク回路34は、逓倍回路70が逓倍したパルス列を更に
逓倍して、計数用クロックを作成する。このモータ速度
制御装置は、逓倍回路70が逓倍したパルス列を例えば
100倍(n=100)に分周する為のダウンカウンタ
72(分周手段)と、ダウンカウンタ72が分周したパ
ルス列を反転するインバータ73と、検出パルス列を、
ダウンカウンタ72と同じ分周比で分周する為のダウン
カウンタ74(分周手段)と、ダウンカウンタ74が分
周したパルス列を反転するインバータ75とを備え、周
期差検出回路26及び位相差検出回路33には、インバ
ータ73及びインバータ75が出力したパルス列がそれ
ぞれ与えられ、周期差検出回路26には、更に計数クロ
ック回路34から計数用クロックが与えられる。
【0046】ダウンカウンタ72,74は、リセットさ
れてから入力されたパルスを100からカウントダウン
し、50をカウントした時点でHレベル信号を出力し始
め、更に次の50パルスをカウントした時点でLレベル
信号を出力し始め、以下、同様の動作により、入力され
たパルスを100分周する。
【0047】このモータ速度制御装置は、また、アップ
ダウンカウンタ23の出力端子Q0〜Qn の全出力信号
が与えられる判定回路71を備えている。判定回路71
は、アップダウンカウンタ23が計数したパルス数が、
一旦、所定値となり、位相差検出回路33、チャージポ
ンプ回路12、抵抗15、ローパスフィルタ18、トル
ク可変手段(駆動手段)2、モータ3及び速度検出手段
4がPLLを形成すべき値となったときに、Hレベル信
号を出力し始め、その後、アップダウンカウンタ23が
計数したパルス数が、その所定値からの所定範囲に収ま
らなくなったときに、Hレベル信号の出力を停止する。
このHレベル信号は、立ち上がり回路76でその立ち上
がりが検出され、ダウンカウンタ72,74のリセット
信号として使用される。
【0048】図12は、判定回路71の構成例を示すブ
ロック図である。判定回路71は、アップダウンカウン
タ23の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
それぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段8
0bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグニ
チュードコンパレータ80aと、インバータ22が反転
したパルス列がUP端子に、検出パルス列がDWN端子
にそれぞれ与えられ、マグニチュードコンパレータ80
aの、A=BのときにHレベル信号を出力するA=B端
子がRST(リセット)端子に接続され、クロックCL
Kに同期して作動するシンクロナスタイプのバイナリア
ップダウンカウンタ81とを備えている。マグニチュー
ドコンパレータ80aは、出力端子Qから、A<Bのと
きの信号及びA>Bのときの信号を、加減速回路32に
与える。
【0049】また、判定回路71は、アップダウンカウ
ンタ81の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
にそれぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段
82bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグ
ニチュードコンパレータ82aと、アップダウンカウン
タ81の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
それぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段8
3bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグニ
チュードコンパレータ83aとを備えている。ダウンカ
ウンタ72,74(分周手段)の分周比が100のと
き、設定手段82bは、0≦D<100の範囲で設定す
ることができ、設定手段83bは、−100<D≦0の
範囲で設定することができる。
【0050】また、判定回路71は、マグニチュードコ
ンパレータ82aの、A≧BのときにHレベル信号を出
力するA≧B端子からのHレベル信号の立ち上がりを検
出する立ち上がり回路84と、マグニチュードコンパレ
ータ83aの、A≦BのときにHレベル信号を出力する
A≦B端子からのHレベル信号の立ち上がりを検出する
立ち上がり回路85と、マグニチュードコンパレータ8
0aの、A=BのときにHレベル信号を出力するA=B
端子からのHレベル信号の立ち上がりを検出する立ち上
がり回路86と、立ち上がり回路84,85の各出力が
入力される2入力のORゲート87と、立ち上がり回路
86の出力がS(セット)端子に入力され、ORゲート
87の出力がR(リセット)端子に入力され、出力端子
QからHレベルのイネーブル信号Eを、インバータ1
3、チャージポンプ回路12及び立ち上がり回路76に
与えるR−Sフリップフロップ回路89とを備えてい
る。
【0051】以上の構成により、判定回路71は、マグ
ニチュードコンパレータ80aの比較結果が、A<B及
びA>Bのときは、マグニチュードコンパレータ80a
の出力端子Qからそれに応じた加速信号又は減速信号を
加減速回路32に与える。マグニチュードコンパレータ
80aの比較結果が、A=Bになったときは、アップダ
ウンカウンタ81はリセットされて計数し始め、R−S
フリップフロップ回路89は、出力端子QからHレベル
のイネーブル信号Eを出力し始める。
【0052】アップダウンカウンタ81の計数値が、設
定手段82b,83bが設定した計数値の範囲内である
ときは、R−Sフリップフロップ回路89は、Hレベル
のイネーブル信号Eを出力し続けるが、アップダウンカ
ウンタ81の計数値が、設定手段82b,83bが設定
した計数値の範囲から外れたときは、R−Sフリップフ
ロップ回路89は、イネーブル信号EをLレベルにす
る。第3〜5発明に係るモータ速度制御装置のその他の
構成は、上述した第1,2発明に係るモータ速度制御装
置の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0053】以下に、このような構成のモータ速度制御
装置の動作を説明する。アップダウンカウンタ23は、
逓倍回路70が2逓倍した設定パルスの立ち下がり/検
出パルスの立ち上がりのそれぞれのエッジでクロックC
LKに同期してカウント/カウントダウンし、始動時又
は所定の時点からの各累積パルス数の差を計数して、設
定パルス数の方が多いときは、正側に積算されて行き、
検出パルス数の方が多いときは、減算されて行き、計数
値が負になることもある。
【0054】加減速回路32は、判定回路71から加速
信号又は減速信号を与えられ、それらに応じたH/Lレ
ベル信号を出力する。判定回路71からのイネーブル信
号EがHレベルになったとき、ダウンカウンタ72,7
4(分周手段)はリセットされて、100分周を開始
し、分周した各パルス列を周期差検出回路26及び位相
差検出回路33に与える。周期差検出回路26は与えら
れた各パルス列の周期差を検出し、位相差検出回路33
は与えられた各パルス列の位相差を検出する。
【0055】位相差検出回路33は、検出パルス列を1
00分周したパルス列で位相差を検出するので、検出パ
ルス列のパルス毎の誤差が例えば10%であれば、位相
差を検出するパルス列のパルス毎の誤差の割合は0.1
%となり、PLLを構成し易くなる。
【0056】また、位相差検出回路33は、判定回路7
1からのイネーブル信号EがHレベルの間、チャージポ
ンプ回路12から出力する。従って、判定回路71の設
定手段82b,83bが設定した計数値の範囲が例えば
−99<D<99であれば、設定パルス列(の2逓倍パ
ルス列)と検出パルス列の累積パルス数の差が例えば0
となり、回転位置と設定とのズレが略0になった時点で
PLLを構成し、その累積パルス数の差が−99<D<
99であり、回転位置と設定とのズレがそのパルス数に
対応する範囲である間は、PLLを維持する。これは、
判断回路71が累積パルスの誤差を0と判断したパルス
関係でPLLを維持することであり、モータ3を同期さ
せたい回転位置の精度を上げることができる。
【0057】尚、本実施の形態の設定パルス列でHレベ
ル/Lレベルにデューティ差がある場合は、m分周を設
定するに当たって、mに2の倍数を選択すれば、位相差
検出時にデューティ差の影響を受けることがない。第3
〜5発明に係るモータ速度制御装置のその他の動作は、
上述した第1,2発明に係るモータ速度制御装置の動作
と同様であるので、説明を省略する。
【0058】
【発明の効果】第1発明に係るモータ速度制御装置によ
れば、加減速手段がモータを加速又は減速して、判定回
路が、計数手段が計数したパルス数を判定し、判定した
パルス数に基づいて信号を出力する。位相差検出回路
は、判定回路が信号を出力したときに有効となり、設定
パルス列及び検出パルス列の位相差と所定のパルス数分
の位相差との差が減少し、PLL制御による同期化が可
能となる時点で、PLLを構成するので、DCモータ又
はブラシレスDCモータを用いて、ステッピングモータ
と同様の機能を実現することができる。
【0059】第2発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、設定パルス列及び検出パルス列の位相差と所定のパ
ルス数分の位相差との差が減少し、PLL制御による同
期化が可能となる時点で、PLLを構成し、DCモータ
又はブラシレスDCモータを用いて、ステッピングモー
タと同様の機能を実現することができる。
【0060】第3発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、計数手段が計数したパルス数がフェーズロックド回
路を形成すべき値でないときに、フェーズロックド回路
を形成しようとして、動作が不安定になることが無い。
【0061】第4発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、設定パルス列及び検出パルス列の何れかを分周回路
又は逓倍回路がm倍に分周又は逓倍し、設定パルス列及
び検出パルス列の各累積パルス数の差を計数する対象で
ある一方のパルス列として計数手段に与えるので、設定
パルス列の使用できる周波数の範囲が広くなる。
【0062】第5発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、検出パルス列のパルス毎の誤差の割合に比べて、分
周手段が分周したパルス列のパルス毎の誤差の割合が小
さくなり、PLLを構成し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ速度制御装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】デコード回路の他の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】アップダウンカウンタ及びデコード回路の他の
構成例を示すブロック図である。
【図4】トライステートバッファの真理値を示す図表で
ある。
【図5】位相差検出回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図6】周期差検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】計数クロック回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】周期差検出回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図9】アップダウンカウンタ及び位相差検出回路の動
作を説明する為の説明図である。
【図10】アップダウンカウンタ、位相差検出回路及び
加減速回路の動作を説明する為の説明図である。
【図11】本発明に係るモータ速度制御装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図12】判定回路の構成例を示すブロック図である。
【図13】従来のモータ速度制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2 トルク可変手段(駆動手段) 3 モータ 4 速度検出手段 11 チャージポンプ回路 9,12 チャージポンプ回路(加減速手段) 10,14 抵抗(加減速手段) 15 抵抗 18 ローパスフィルタ(加減速手段) 23,23a アップダウンカウンタ(計数手段) 24,24a デコード回路(判定回路) 24b 設定手段 26 周期差検出回路(加減速手段) 32 加減速回路(加減速手段) 33 位相差検出回路 70 逓倍回路 71 判定回路 72,74 ダウンカウンタ(分周手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度を検出し、検出結果を
    検出パルス列として出力する速度検出手段を備え、該速
    度検出手段が出力した検出パルス列及び前記回転速度を
    設定指令する為に外部から与えられた設定パルス列が同
    期すべく前記モータの回転速度を調節する為の信号を、
    前記モータを回転駆動する駆動手段に与えるモータ速度
    制御装置において、 前記設定パルス列及び前記検出パルス列の各累積パルス
    数の差を計数する計数手段と、該計数手段が計数したパ
    ルス数に応じて前記モータの回転速度を加速又は減速す
    る為の信号を前記駆動手段に与える加減速手段と、前記
    計数手段が計数したパルス数を判定し、判定したパルス
    数に基づいて信号を出力する判定回路と、該判定回路が
    信号を出力したときに有効となり、前記計数手段が前記
    差を計数する対象である両パルス列の位相差を検出する
    位相差検出回路と、該位相差検出回路が検出した位相差
    に基づくパルス信号を出力する為のチャージポンプ回路
    と、該チャージポンプ回路が出力したパルス信号を平滑
    し、前記駆動手段に与えるローパスフィルタとを備え、
    前記位相差が減少すべく前記モータの回転速度を制御す
    る為の信号を前記駆動手段に与えるべくなしてあること
    を特徴とするモータ速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判定回路は、前記計数手段が計数し
    たパルス数が所定値であると判定したときに信号を出力
    するデコード回路である請求項1記載のモータ速度制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判定回路は、前記計数手段が計数し
    たパルス数が、前記位相差検出回路、前記チャージポン
    プ回路、前記ローパスフィルタ、前記駆動手段、前記モ
    ータ及び前記速度検出手段がフェーズロックド回路を形
    成すべき値であるときに前記信号を出力し、前記パルス
    数がフェーズロックド回路を形成すべき値でないときに
    前記信号を出力しない請求項1記載のモータ速度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記設定パルス列及び前記検出パルス列
    の何れかをm倍(mは自然数)に分周又は逓倍し、前記
    差を計数する対象である一方のパルス列として前記計数
    手段に与える分周回路又は逓倍回路を更に備える請求項
    1〜3の何れかに記載のモータ速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判定回路が信号を出力したときにリ
    セットされ、前記計数手段が前記差を計数する対象であ
    る両パルス列をそれぞれn倍(nは自然数)に分周する
    2つの分周手段を更に備え、前記位相差検出回路は、前
    記両パルス列に代えて、前記2つの分周手段がそれぞれ
    分周したパルス列の位相差を検出する請求項1〜4の何
    れかに記載のモータ速度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030090234A (ko) * 2002-05-21 2003-11-28 삼성전기주식회사 직류모터용 콘트롤러를 이용한 픽업 구동용 스텝핑 모터의제어 방법 및 그 장치
WO2004016402A1 (en) * 2002-08-19 2004-02-26 Nidec-Shimpo Corporation Electrically driven potter's wheel

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