JPH11177376A - Ｓｃカットの水晶振動子 - Google Patents
Ｓｃカットの水晶振動子Info
- Publication number
- JPH11177376A JPH11177376A JP36284797A JP36284797A JPH11177376A JP H11177376 A JPH11177376 A JP H11177376A JP 36284797 A JP36284797 A JP 36284797A JP 36284797 A JP36284797 A JP 36284797A JP H11177376 A JPH11177376 A JP H11177376A
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- JP
- Japan
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- axis
- crystal
- longitudinal direction
- stress
- degrees
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- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
［目的］ 応力感度特性が良好で、発振器自体の姿勢、
外部からの応力の作用に係わらず高安定な発振周波数を
維持することができるＳＣカットの水晶振動子を提供す
る。 ［構成］ 水晶の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心
にして約３３゜回転し、この回転した位置からＺ軸を中
心にして約２２゜回転した面から切り出した短冊型のＳ
Ｃカットの水晶振動子において、水晶片１１の長手方向
をＸＸ’軸から±４５゜の方向とする。
外部からの応力の作用に係わらず高安定な発振周波数を
維持することができるＳＣカットの水晶振動子を提供す
る。 ［構成］ 水晶の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心
にして約３３゜回転し、この回転した位置からＺ軸を中
心にして約２２゜回転した面から切り出した短冊型のＳ
Ｃカットの水晶振動子において、水晶片１１の長手方向
をＸＸ’軸から±４５゜の方向とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＳＣカットの水晶
振動子に係わり、とくにＢモードの副振動の抑圧に関す
る。
振動子に係わり、とくにＢモードの副振動の抑圧に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近時、応力感度、熱衝撃特性、位相雑音
性能等について優れた性能を有するＳＣカットの水晶振
動子が注目されている。このようなＳＣカットの水晶振
動子は、図３に示すように水晶の結晶のＹ軸に直交する
面をＸ軸を中心にして約３３゜回転し、更にこの回転し
た位置からＺ軸を中心にして約２２゜回転した面から切
り出した水晶片１に電極を形成したものである。
性能等について優れた性能を有するＳＣカットの水晶振
動子が注目されている。このようなＳＣカットの水晶振
動子は、図３に示すように水晶の結晶のＹ軸に直交する
面をＸ軸を中心にして約３３゜回転し、更にこの回転し
た位置からＺ軸を中心にして約２２゜回転した面から切
り出した水晶片１に電極を形成したものである。
【０００３】このようなＳＣカットの水晶振動子の周波
数・温度特性は８０℃付近に変極点を有する概略３次曲
線状となる。一方、高安定度の水晶発振器として、８０
℃程度の一定温度に加熱して動作させる恒温槽型の水晶
発振器が知られている。このような発振器は、加熱用の
ヒータと、温度制御回路とを有し、ヒータの発熱量を制
御することによって一定の温度を維持するようにしてい
る。
数・温度特性は８０℃付近に変極点を有する概略３次曲
線状となる。一方、高安定度の水晶発振器として、８０
℃程度の一定温度に加熱して動作させる恒温槽型の水晶
発振器が知られている。このような発振器は、加熱用の
ヒータと、温度制御回路とを有し、ヒータの発熱量を制
御することによって一定の温度を維持するようにしてい
る。
【０００４】そして恒温槽型の水晶発振器では、水晶振
動子を８０℃程度の一定温度に維持して安定な発振周波
数を得るようにしている。しかして、ＳＣカットの水晶
振動子では８０℃付近に変極点を有するために恒温槽型
の水晶発振器として用いた場合、温度変化に対して発振
周波数の変化率のもっとも少ない温度域で使用すること
になり一層安定な発振周波数を得ることができる。
動子を８０℃程度の一定温度に維持して安定な発振周波
数を得るようにしている。しかして、ＳＣカットの水晶
振動子では８０℃付近に変極点を有するために恒温槽型
の水晶発振器として用いた場合、温度変化に対して発振
周波数の変化率のもっとも少ない温度域で使用すること
になり一層安定な発振周波数を得ることができる。
【０００５】しかしながら、このようなＳＣカットの水
晶振動子を用いた高安定水晶発振器は、１０ー１０〜１
０ー１１程度の安定度を有する周波数基準源として使用
される。このため、応力感度特性の良好なこと、すなわ
ち外部の応力に対する周波数の変化の極力少ないことを
要求される。
晶振動子を用いた高安定水晶発振器は、１０ー１０〜１
０ー１１程度の安定度を有する周波数基準源として使用
される。このため、応力感度特性の良好なこと、すなわ
ち外部の応力に対する周波数の変化の極力少ないことを
要求される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、応力感度特性が良好で、発振器
自体の姿勢、外部からの応力の作用に係わらず高安定な
発振周波数を維持することができるＳＣカットの水晶振
動子を提供することを目的とするものである。
鑑みてなされたもので、応力感度特性が良好で、発振器
自体の姿勢、外部からの応力の作用に係わらず高安定な
発振周波数を維持することができるＳＣカットの水晶振
動子を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１は、水
晶の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心にして約３３
゜回転し、この回転した位置からＺ軸を中心にして約２
２゜回転した面から切り出した短冊型のＳＣカットの水
晶振動子において、水晶片の長手方向をＸＸ’軸から±
４５゜の方向としたことを特徴とし、請求項２は請求項
１に記載のものにおいて、水晶片の表裏板面に相対面し
て形成した励振電極を水晶片の長手方向の一端部へ導出
し、この励振電極の導出端部で水晶片を保持したことを
特徴とするものである。
晶の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心にして約３３
゜回転し、この回転した位置からＺ軸を中心にして約２
２゜回転した面から切り出した短冊型のＳＣカットの水
晶振動子において、水晶片の長手方向をＸＸ’軸から±
４５゜の方向としたことを特徴とし、請求項２は請求項
１に記載のものにおいて、水晶片の表裏板面に相対面し
て形成した励振電極を水晶片の長手方向の一端部へ導出
し、この励振電極の導出端部で水晶片を保持したことを
特徴とするものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１に示す電極を
形成した水晶片の平面図を参照して詳細に説明する。図
中１１は水晶片で、たとえば図３に示すように人工水晶
の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心にして約３３゜
回転し、さらにこの回転した位置からＺ軸を中心にして
約２２゜回転したＳＣ板から短冊状に切り出したもので
ある。
形成した水晶片の平面図を参照して詳細に説明する。図
中１１は水晶片で、たとえば図３に示すように人工水晶
の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中心にして約３３゜
回転し、さらにこの回転した位置からＺ軸を中心にして
約２２゜回転したＳＣ板から短冊状に切り出したもので
ある。
【０００９】ここで、短冊型の水晶片の長手方向をＸ
Ｘ’軸の方向から１０゜づつ面内回転させた１８種類の
サンプルを製作して、それぞれのサンプルについて応力
感度特性を測定した。サンプルの水晶片の共振周波数は
１１ＭＨｚで、水晶片の表裏板面に相対面して形成した
励振電極を長手方向の一端部へ導出し、この導出端部で
片持ち支持を行うようにした。そして水晶片の長手方向
の他端部を加圧した際の共振周波数の変化を測定した。
Ｘ’軸の方向から１０゜づつ面内回転させた１８種類の
サンプルを製作して、それぞれのサンプルについて応力
感度特性を測定した。サンプルの水晶片の共振周波数は
１１ＭＨｚで、水晶片の表裏板面に相対面して形成した
励振電極を長手方向の一端部へ導出し、この導出端部で
片持ち支持を行うようにした。そして水晶片の長手方向
の他端部を加圧した際の共振周波数の変化を測定した。
【００１０】図２は応力感度特性の測定結果を示すグラ
フである。このグラフから明らかなように短冊型の水晶
片の応力感度特性は面内回転角度に応じて略連続的に変
化し、短冊の長手方向がＸＸ’軸から０゜で＋側に最
大、９０゜でー側に最大となり、その周波数偏差は、そ
れぞれ約３ｐｐｂ／Ｎである。また、長手方向がＸＸ’
軸から４５゜及び１３５゜で応力感度特性は原点を横切
るために最小０となる。
フである。このグラフから明らかなように短冊型の水晶
片の応力感度特性は面内回転角度に応じて略連続的に変
化し、短冊の長手方向がＸＸ’軸から０゜で＋側に最
大、９０゜でー側に最大となり、その周波数偏差は、そ
れぞれ約３ｐｐｂ／Ｎである。また、長手方向がＸＸ’
軸から４５゜及び１３５゜で応力感度特性は原点を横切
るために最小０となる。
【００１１】したがって外部からの応力、あるいは姿勢
差による周波数変化を最小にするためには短冊型のＳＣ
カットの水晶片の場合、長手方向をＸＸ’軸から４５゜
叉は１３５゜、すなわち長手方向をＸＸ’軸から±４５
゜の方向とすることが望ましい。
差による周波数変化を最小にするためには短冊型のＳＣ
カットの水晶片の場合、長手方向をＸＸ’軸から４５゜
叉は１３５゜、すなわち長手方向をＸＸ’軸から±４５
゜の方向とすることが望ましい。
【００１２】このようにすれば、外部からの応力、姿勢
差等による周波数の変化を最小にすることができ、たと
えば恒温槽型の発振器の場合１０ー１０程度の高安定で
外部からの応力、姿勢差による発振周波数の変化の極め
て少ない発振出力を得ることができる。
差等による周波数の変化を最小にすることができ、たと
えば恒温槽型の発振器の場合１０ー１０程度の高安定で
外部からの応力、姿勢差による発振周波数の変化の極め
て少ない発振出力を得ることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
応力感度特性が良好で外部からの応力、姿勢差による周
波数変化を最小にすることができ共振周波数を高安定度
に維持することができるＳＣカットの水晶振動子を提供
することができる。
応力感度特性が良好で外部からの応力、姿勢差による周
波数変化を最小にすることができ共振周波数を高安定度
に維持することができるＳＣカットの水晶振動子を提供
することができる。
【図１】本発明の一実施例の水晶片の切り出し角度を説
明する図である
明する図である
【図２】水晶片の切り出し角度と応力感度との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図３】ＳＣカットの水晶片の切り出し角度を説明する
図である。
図である。
１１ ・・ 水晶片
Claims (2)
- 【請求項１】水晶の結晶のＹ軸に直交する面をＸ軸を中
心にして約３３゜回転し、この回転した位置からＺ軸を
中心にして約２２゜回転した面から切り出した短冊型の
ＳＣカットの水晶振動子において、 水晶片の長手方向をＸＸ’軸から±４５゜の方向とした
ことを特徴とするＳＣカットの水晶振動子。 - 【請求項２】請求項１に記載のものにおいて、水晶片の
表裏板面に相対面して形成した励振電極を水晶片の長手
方向の一端部へ導出し、この励振電極の導出端部で水晶
片を保持したことを特徴とするＳＣカットの水晶振動
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36284797A JPH11177376A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | Ｓｃカットの水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36284797A JPH11177376A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | Ｓｃカットの水晶振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11177376A true JPH11177376A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18477884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36284797A Pending JPH11177376A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | Ｓｃカットの水晶振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11177376A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003060473A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 表面実装型の水晶振動子 |
| US7011887B2 (en) | 2002-09-02 | 2006-03-14 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | IT-cut quartz crystal unit |
| JPWO2005008887A1 (ja) * | 2003-07-18 | 2006-09-07 | 日本電波工業株式会社 | Ｓｃカット水晶振動子 |
| JP2010251959A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶振動子 |
| EP4032185A4 (en) * | 2019-09-16 | 2023-11-08 | Rakon Limited | DOUBLE ROTATION QUARTZ RESONATORS WITH REDUCED SENSITIVITY TO ACCELERATION |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP36284797A patent/JPH11177376A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003060473A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 表面実装型の水晶振動子 |
| US7011887B2 (en) | 2002-09-02 | 2006-03-14 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | IT-cut quartz crystal unit |
| JPWO2005008887A1 (ja) * | 2003-07-18 | 2006-09-07 | 日本電波工業株式会社 | Ｓｃカット水晶振動子 |
| US7705524B2 (en) | 2003-07-18 | 2010-04-27 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | SC cut crystal resonator |
| JP4516021B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2010-08-04 | 日本電波工業株式会社 | Ｓｃカット水晶振動子 |
| JP2010251959A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶振動子 |
| US7973457B2 (en) | 2009-04-14 | 2011-07-05 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | Crystal Unit |
| EP4032185A4 (en) * | 2019-09-16 | 2023-11-08 | Rakon Limited | DOUBLE ROTATION QUARTZ RESONATORS WITH REDUCED SENSITIVITY TO ACCELERATION |
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