JPH11176372A - イオン照射装置 - Google Patents

イオン照射装置

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JPH11176372A
JPH11176372A JP9362084A JP36208497A JPH11176372A JP H11176372 A JPH11176372 A JP H11176372A JP 9362084 A JP9362084 A JP 9362084A JP 36208497 A JP36208497 A JP 36208497A JP H11176372 A JPH11176372 A JP H11176372A
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ion
ion beam
mass separator
focused
slit
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JP9362084A
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English (en)
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Yoshiaki Agawa
阿川  義昭
Yasuhiro Hara
原  泰博
Hisahiro Terasawa
寿浩 寺澤
Seiji Seki
整爾 関
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Ulvac Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオンビーム効率が高く、小型のイオン照射装
置を提供する。 【解決手段】イオン源12から引き出したイオンビーム
を質量分離器21で集束する際に、コンデンサレンズ3
1後方位置の分離用スリット171上で焦点を結ぶよう
にする。焦点位置が遠方になるので、イオン源12を質
量分離器21に近接配置できるようになり、また、焦点
を1回結ぶだけなので、イオンビーム効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン照射装置の技
術分野にかかり、特に、低エネルギーイオンビームを照
射するイオン照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン照射装置は、半導体基板への不純
物注入や基板表面のエッチングの他、ダイヤモンド薄膜
の製造や薄膜の膜質改善などに用いられており、所望元
素を含む化合物ガスをプラズマ化し、イオンビームとし
て引き出して処理対象物に照射する装置である。
【0003】イオン照射装置を、処理対象物に照射する
イオンビームのエネルギーで分類した場合、高エネルギ
ー型のイオン照射装置と低エネルギー型のイオン照射装
置とに分けることができる。低エネルギー型イオン照射
装置は、PDPパネル等の薄膜の膜質改善や薄膜の表面
分析に用いられることから、近年注目されている。
【0004】図3の符号101は従来技術の低エネルギ
ー型のイオン照射装置を示している。このイオン照射装
置101は、イオン室110、イオン分離室120、中
性粒子除去室130、ベローズ140、減速室150、
試料室160がこの順に配置されて構成されており、図
示しない真空ポンプを起動して真空排気すると、内部を
高真空状態にできるようにされている。
【0005】イオン室110内には、イオン源112
と、加速・減速電極115と、引出電極116とがこの
順に設けられており、イオン照射装置101を使用する
場合には、先ず、イオン源112内に所望種類のガスを
導入し、イオン源112内部のフィラメント113に通
電して発熱させ、導入されたガスをイオン化する。
【0006】イオン源112に正電圧、加速・減速電極
115と引出電極116に負電圧を印加しておくと、イ
オン源112内に生成されたイオンが引き出され、後方
に配置されたイオン分離室120内にイオンビームとな
って入射する。
【0007】イオン分離室120は湾曲形成されてお
り、その部分には質量分離器121が設けられている。
質量分離器121内には直交する磁界が形成されてお
り、質量分離器121内にイオンビームが入射すると、
そのイオンビーム中に含まれる種々のイオン粒子は、電
荷質量比と質量分離器121内の走行距離に応じた量だ
け進行方向が曲げられる。
【0008】その結果、入射したイオンビームは集束さ
れ、所定の電荷質量比を有するイオン種だけが後方に配
置された分析スリット123(10mmの孔)上で焦点を結
び、分析スリット123を通過して後方の中性粒子除去
室130に入射するため、イオンビーム中から所望種類
のイオン種を分離することができるようになっている。
【0009】中性粒子除去室130内には、円筒電極か
ら成るコンデンサーレンズ131と、2枚の電極板13
1、1322から成る偏向電極132がこの順に設けら
れており、分析スリット123上で焦点を結んだイオン
ビームは発散状態となってコンデンサレンズ131に入
射する。
【0010】コンデンサレンズ131には負電圧が印加
されており、イオンビームはコンデンサレンズ131に
よって集束された後、偏向電極132に入射する。
【0011】偏向電極132の電極板1321、1322
間には電界が形成されており、イオンビーム中の荷電粒
子は偏向電極132内を通過する際に進行方向が曲げら
れる。
【0012】イオンビームは、コンデンサレンズ131
によって集束された際に、後方に配置されたベローズ1
40内の分離用スリット143(5mm〜10mmの孔)で焦
点を結ぶようにされており、進行方向が曲げられた荷電
粒子は分離用スリット143上で焦点を結んだ後、発散
状態となって減速室150内に入射する。他方、イオン
ビームに含まれる中性粒子は偏向電極132内を直進す
るため、分離用スリット143を通過できず、減速室1
50内に進入できない。
【0013】このように、分析スリット123によって
不要なイオン種が除去され、分離用スリット143によ
って中性粒子が除去されている。
【0014】減速室150内には、減速電極151とグ
ラウンド電極152が設けられており、入射したイオン
ビームは減速電極151を通過する際に減速され、低エ
ネルギー化されると共に集束された後、グラウンド電極
152を通過し、試料室160内に入射する。
【0015】試料室160内には、ファラデーカップ1
62と試料台161とが設けられており、予め試料台1
61上に処理対象物を配置し、ビーム軌道上からファラ
デーカップ162を退避させておくと、試料室160に
入射したイオンビームを処理対象物に照射することがで
きる。他方、ファラデーカップ162をイオンビーム軌
道上に位置させておくと、イオンビームはファラデーカ
ップ162に照射され、試料室160外に配置された電
流計163によってイオンビーム強度を電流値として測
定することができる。
【0016】試料室160内に入射するイオンビームか
らは、不要なイオンや中性粒子が除去されているため、
希望するイオン種だけを試料に照射できるようになって
いる。
【0017】図4は、上記経路で試料に照射されるイオ
ンビームの形状変化と電位変化を説明するための図であ
り、符号102はイオンビームの広がり方を示してい
る。
【0018】質量分離器121とコンデンサレンズ13
1が凸レンズの機能を有しているため、イオン源112
から引き出され、発散状態にあるイオンビーム102
は、先ず、質量分離器121内で集束され、分析スリッ
ト123上で一旦焦点を結んだ後、再度発散状態にな
り、コンデンサレンズ131によって集束され、分離用
スリット143上で再度焦点を結んでいる。
【0019】このように、従来技術のイオン照射装置1
01では、イオンビーム102が発散と集束を繰り返
し、焦点を二回結んでいるため、イオンビーム損失が大
きく、またイオンビーム経路が長くなるため装置が大型
化するという問題があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決するために創作されたものであり、その
目的は、イオンビーム効率が高く、小型のイオン照射装
置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、イオン源と質量分離器とス
リットとを有し、前記イオン源に設けられた引出孔から
引き出されたイオンは、前記質量分離器内を通過する際
に、イオンの有する電荷と質量の比と、前記質量分離器
中の走行距離に応じて軌道が曲げられ、所定のイオン種
が前記スリット上で焦点を結び、後方に配置された試料
表面に照射されるように構成されたイオン照射装置であ
って、前記イオンは、前記焦点より前では、焦点を結ば
ないように構成されたことを特徴とする。
【0022】この場合、請求項2記載の発明のように、
前記質量分離器と前記スリットの間の位置にコンデンサ
レンズを配置し、該コンデンサレンズに印加する電圧値
を変化させると、前記イオンの焦点位置が移動するよう
に構成するとよい。
【0023】また、請求項3記載の発明のように、前記
引出孔から前記質量分離器の中心までのイオンの経路
が、前記質量分離器の焦点距離の1倍以上2倍以下にす
ることができる。
【0024】上述した本発明の構成によれば、質量分離
器内の磁界強度を調節することにより、イオン源の引出
孔から引き出したイオンが質量分離器を通過する際に、
イオンの有する電荷質量比と、質量分離器中の走行距離
に応じて軌道を曲げ、所定のイオン種だけをスリット上
で焦点を結ばせ、後方に配置された試料表面にイオンビ
ームとして照射させることができるようになっている。
【0025】そのイオンビームは、(分離用)スリット上
でだけ焦点を結ぶように構成されているので、イオンビ
ーム強度が低下せず、効率の高いイオン照射装置を得る
ことができる。また、質量分離器から焦点までの距離が
長くなるので、イオン源を質量分離器に近接させられる
ようになり、装置を小型化できる。
【0026】上述した質量分離器では、イオンビーム中
から所望のイオン種を分離させるため、イオンビームの
焦点位置を移動させることができない。従って、質量分
離器とスリットの間の位置にコンデンサレンズを設け、
コンデンサレンズによってイオンビームの集束度を調節
し、焦点位置を移動させるようにすると、イオン源の状
態が変わった場合等でも、正確にスリット上に焦点を結
ばせることができる。
【0027】質量分離器と焦点との間に中性粒子除去器
を設けた場合、焦点位置は質量分離器から離れるため、
イオン源を質量分離器に近接させることができるように
なる。イオン源と質量分離器の距離は、具体的には、イ
オン源の引出孔から質量分離器の中心までのイオンの経
路として表せるが、その経路は、質量分離器の焦点距離
の2倍以下であって1倍以上まで近接させることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1を参照し、符号1は本発明の
一実施形態のイオン照射装置であり、イオン室10、イ
オン分離室20、中性粒子除去室30、ベローズ40、
減速室50、試料室60を有している。
【0029】各室10、20、30、40、50、60
は、先頭のイオン室10から最後方の試料室60に向け
てこの順に配置されており、図示しない真空ポンプを起
動すると、各室内部を高真空状態にできるように構成さ
れている。
【0030】イオン室10内にはイオン源12が配置さ
れており、イオン源12の後方位置には、加速・減速電
極15と引出電極16とが設けられている。
【0031】イオン源12内にはフィラメント13が設
けられており、このイオン照射装置1を用いて試料にイ
オンビームを照射する場合には、先ず、イオン源12内
に所望種類のガスを導入し、フィラメント13に通電し
て発熱させ、図中に示されていないがアーク電源によっ
て導入ガスをイオン化する。
【0032】イオン源12、加速・減速電極15、引出
電極16には、引出孔171〜173がそれぞれ設けられ
ており、予め約200Vの電圧をイオン源12に印加
し、グラウンド電位に対して−22000Vの電圧を引
出電極16に印加し、引出電極16に対して−2000
Vの電圧を加速・減速電極15に印加しておくと、イオ
ン源12内で生成された正電荷のイオンが、引出孔17
1〜173からイオンビームとなって引き出される。
【0033】このとき、一部のイオンビームが引出電極
16に衝突し、二次電子が発生するが、引出電極16の
電位よりも前方の加速・減速電極15の電位の方が低い
ので、二次電子はイオン源12の方向には飛行しないよ
うになっている。
【0034】引出孔171〜173から引き出されたイオ
ンビームは、発散状態となって後方に配置されたイオン
分離室20に入射する。イオン分離室20は、イオンビ
ームの進行方向に対して湾曲形成されており、その湾曲
部分に質量分離器21が配置されている。
【0035】質量分離器21には電磁石とコンデンサと
が設けられており、質量分離器21内のイオンビームの
通過経路上には、互いに直交する電界と磁界が形成され
ている。イオン分離室20に入射したイオンビームは、
その磁界強度と、イオンが有する加速電圧、電荷・質量
比に応じた量だけ軌道が曲げられる。
【0036】従って、磁界強度を調節すると、所望の電
荷・質量比を持ったイオン種だけを通過させ、他のイオ
ン種をイオン分離室20の壁面や、後述する円盤電極4
1に衝突させ、質量分離器21内に入射したイオンビー
ム中から所望のイオン種だけを分離することができる。
【0037】また、質量分離器21に入射したイオン
は、質量分離器21内の走行距離が長いもの程大きく曲
げられるので、発散状態にあるイオンビームは、質量分
離器21内の走行中に集束され、イオン種に応じた位置
に焦点を結ぶようになる。
【0038】質量分離器21の後方位置の中性粒子除去
室30内には、円筒形形状のコンデンサレンズ31が配
置されており、そのコンデンサレンズ31の後方には、
2枚の電極板321、322から成る偏向電極32が配置
されている。
【0039】コンデンサレンズ31には、所望値の電圧
を印加できるように構成されており、その電圧値を調整
することで、通過するイオンビームの集束度を変更する
ことができる。
【0040】コンデンサレンズ31後方の偏向電極32
では、一方の電極板321に、他方の電極板322よりも
高い電圧が印加されており、偏向電極32内に入射した
イオンビーム中のイオンは、電極板321、322間の電
界の影響を受け、軌道が曲げられる。
【0041】中性粒子除去室30の後方には、偏向電極
32に入射する前のイオンビームの進行方向からはやや
外れた位置にベローズ室143が配置されており、偏向
電極32を通過したイオンビームはベローズ室143内
に入射する。
【0042】ベローズ室143内には、分離用スリット
43(5mm〜10mmの孔)が設けられた円盤電極41が配
置されており、偏向電極32で軌道が曲げられたイオン
は分離用スリット43方向に進行する。
【0043】そのイオンビームは、質量分離器21とコ
ンデンサレンズ31によって分離用スリット43上で焦
点を結ぶようにされており、分離用スリット43上で焦
点を結んで円盤電極41を通過したイオンビームは、後
方の減速室50内に入射する。
【0044】ところで、偏向電極32内に入射したイオ
ンビーム中には、試料に照射したいイオン種とは異なる
イオン粒子が含まれているが、そのようなイオン粒子
は、質量分離器21での集束度や軌道の曲げ量が分離対
象のイオン種とは異なるため、ベローズ室143内に入
射すると円盤電極41に衝突し、分離用スリット43を
通過できない。
【0045】また、イオンビーム中には、飛行中に電荷
を失った中性粒子が含まれているが、その中性粒子は、
偏向電極32内を走行する際に電界の影響を受けないた
め、偏向電極32内で直進し、その結果、円盤電極41
に衝突し、分離用スリット41を通過できない。
【0046】このように、分離用スリット41によって
不要なイオンや中性粒子が除去された状態で、減速室5
0内にイオンビームが入射する。減速室50内には減速
電極51とグラウンド電極52が設けられており、分離
用スリット43上で焦点を結んだイオンビームは、発散
状態となって減速電極51内に入射する。
【0047】減速電極51内では、イオンビームは減速
されることで低エネルギー化されると共に集束され、グ
ラウンド電極51に向けて照射される。グラウンド電極
51の中央には孔53が設けられており、その孔53を
通過したイオンビームが試料室60内に入射する。
【0048】試料室60内には、ファラデーカップ62
と試料台61とが設けられており、予め試料台61上に
試料を配置し、ファラデーカップ62をイオンビームの
軌道上から退避させておくと、試料室60内に入射した
イオンビームは試料表面に照射される。
【0049】他方、ファラデーカップ62をイオンビー
ムの軌道上に位置させておくと、ファラデーカップ62
にイオンビームが照射されるので、試料室60内に入射
したイオンビーム量を、試料室60外に配置され、ファ
ラデーカップ62に接続された電流計63によって電流
値として測定する。
【0050】図2は、このイオン照射装置1のイオンビ
ームの形状変化と電位変化を説明するための図であり、
符号2はイオンビームの発散と集束の状態を模式的に示
している。
【0051】この図2から分かるように、イオン源12
から引き出されたイオンビームは発散状態となって質量
分離器21に入射するが、質量分離器21内の走行中に
集束される。
【0052】質量分離器21を通過したイオンビーム2
は集束状態になっているが、焦点を結ぶ前にコンデンサ
レンズ31に入射し、コンデンサレンズ31によって更
に集束され(又はそのまま通過し)、偏向電極32後方位
置の分離用スリット41上で焦点を結んでいる。
【0053】従来技術のイオン照射装置101では、図
4から分かるように、イオンビーム102はコンデンサ
レンズ131の前方で一旦焦点を結んでおり、そのた
め、コンデンサレンズ131には、発散状態となったイ
オンビーム102が入射している。
【0054】それに対し本発明のイオン照射装置1で
は、上述したように、イオンビーム2はコンデンサレン
ズ31の前方では焦点を結んでおらず、焦点位置が、従
来技術のイオン照射装置101よりも遠方にある。従っ
て、質量分離器21には、発散状態の強いイオンビーム
を入射させることができるため、イオン源12を質量分
離器21に近接して配置することが可能となっている。
【0055】イオン源12の引出孔171の中心位置を
符号Aで示し、質量分離器21の中央位置を符号Bで示
すと、AB間を結ぶイオンの飛行経路Lは、質量分離器
21の焦点距離fの1倍から2倍(f≦L≦f×2)の大
きさにすることができる。
【0056】また、従来技術のイオン照射装置101の
コンデンサレンズ131は、図4に示したように、発散
状態にあるイオンビーム102を集束させるため、−3
0kV程度の大きな負電圧が印加されているが、本発明
のイオン照射装置1のコンデンサレンズ31は、イオン
ビームの集束度を調節するだけなので、図2に示したよ
うに、印加する負電圧も−25kV程度と小さくなって
いる。
【0057】以上説明したように、本発明のイオン照射
装置1によれば、イオン源12をイオン分離器21に近
接配置でき、コンデンサレンズ31の印加電圧が小さく
て済む。
【0058】また、試料への照射対象とは異なるイオン
種や中性粒子を1個の分離用スリット41によってイオ
ンビーム中から除去しているので、従来技術のような分
析スリット123は不要であり、イオンビームの効率を
高くすることができる。
【0059】
【発明の効果】イオンの照射効率が高い。イオン装置を
小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオン照射装置の一例の概略構成図
【図2】そのイオン照射装置のイオンビーム形状と電位
を説明するための図
【図3】従来技術のイオン照射装置の一例の概略構成図
【図4】そのイオン照射装置のイオンビーム形状と電位
を説明するための図
【符号の説明】
1……イオン照射装置 12……イオン源 171
‥‥引出孔 43……(分離用)スリット 21……
質量分離器 31……コンデンサレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 整爾 茨城県つくば市松代1−13−12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源と質量分離器とスリットとを有
    し、 前記イオン源に設けられた引出孔から引き出されたイオ
    ンは、前記質量分離器内を通過する際に、イオンの有す
    る電荷と質量の比と、前記質量分離器中の走行距離に応
    じて軌道が曲げられ、所定のイオン種が前記スリット上
    で焦点を結び、後方に配置された試料表面に照射される
    ように構成されたイオン照射装置であって、 前記イオンは、前記焦点より前では、焦点を結ばないよ
    うに構成されたことを特徴とするイオン照射装置。
  2. 【請求項2】 前記質量分離器と前記スリットの間の位
    置にコンデンサレンズが配置され、該コンデンサレンズ
    に印加する電圧値を変化させると、前記イオンの焦点位
    置を移動させられるように構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のイオン照射装置。
  3. 【請求項3】前記引出孔から前記質量分離器の中心まで
    のイオンの経路が、前記質量分離器の焦点距離の1倍以
    上2倍以下にされていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2のいずれか1項記載のイオン照射装置。
JP9362084A 1997-12-11 1997-12-11 イオン照射装置 Pending JPH11176372A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517358A (ja) * 2003-06-13 2007-06-28 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド イオン注入システムのための磁気/静電式ハイブリッド偏向器
JP2008027846A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Nissin Ion Equipment Co Ltd イオン注入装置およびその調整方法
JP2011520221A (ja) * 2008-04-24 2011-07-14 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド 高電流イオン注入のための低汚染、低エネルギーのビームラインアーキテクチャ
JP2018507506A (ja) * 2014-12-26 2018-03-15 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド イオン注入用の複合静電レンズシステム

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