JPH11171505A - オゾン発生装置及びこのオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置 - Google Patents

オゾン発生装置及びこのオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置

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JPH11171505A
JPH11171505A JP34826597A JP34826597A JPH11171505A JP H11171505 A JPH11171505 A JP H11171505A JP 34826597 A JP34826597 A JP 34826597A JP 34826597 A JP34826597 A JP 34826597A JP H11171505 A JPH11171505 A JP H11171505A
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ozone
ozone concentration
negative feedback
discharge power
feedback control
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JP34826597A
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Koji Oku
康二 奥
Keiichi Sugawara
慶一 菅原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生オゾン濃度の安定化を図ると共に省スペ
ース化を図った、改善したオゾン発生装置及びこのオゾ
ン発生装置を用いた化学反応処理装置を提供する。 【解決手段】 化学反応処理に供する発生オゾンの濃度
を紫外線吸収方式の簡易オゾン濃度計測器40Aにて計
測し、その計測信号を負帰還して放電電力を制御するオ
ゾン濃度負帰還制御部31に加えるに、それぞれ、放電
電力、電流、電圧の計測値を負帰還する放電電力負帰還
制御部32、放電電流負帰還制御部33、放電電圧負帰
還制御部34を備え、オゾン濃度制御の安定性、応答性
を改善すると共に、オゾン発生ユニット20及び簡易オ
ゾン濃度計測器40Aを化学反応処理用の反応器60A
と一体に構成し、システム全体の省スペース化、省コス
トを図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オゾン発生装置
及びこのオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置に関
し、特に、発生オゾンの濃度計測手段及びオゾン濃度制
御手段の構成、及びオゾン発生装置の収納配置等に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7はオゾン発生装置を用いた化学反応
処理装置としての従来の半導体装置製造用(薄膜形成
用)のCVD装置のブロック図である。図において、1
0は放電電力供給手段としてのインバータユニット、2
0はオゾン発生ユニット、30はオゾン濃度制御手段と
してのインバータ制御回路、40はオゾン濃度計測手段
としてのオゾン濃度計測器、52d、52eは気体マス
フローコントローラ(以下、MFCと記す)、54はオ
ゾン発生ユニット20の出口圧力を一定にするための自
動圧力コントローラ(以下、APCと記す)である。1
00はオゾン発生装置であり、インバータユニット10
〜インバータ制御回路30、オゾン濃度計測器及びMF
C52d〜APC54にて構成されている。
【0003】50はガス供給手段としてのガス供給ユニ
ット、51a〜51cは液体マスフローコントローラ
(以下、LMFCと記す)、52a〜52cはMFC、
53a〜53cは液体を気体化させるベイパーライザー
(以下、VSと記す)であり、ガス供給ユニット50
は、LMFC51a〜51c、 MFC52a〜52c
及びVS53a〜53cにて構成されている。
【0004】60は処理対象を化学反応処理する反応処
理手段としての反応器、61はガスを混合するガスヘッ
ド、62は反応室、63は処理対象としての半導体ウエ
ハー、64はウエハーステージ、65は昇温用ステージ
ヒータ部である。反応器60は、ガスヘッド61、反応
室62、ウエハーステージ64、ステージヒータ部65
を備え、反応室62に処理対象としての半導体ウエハー
63をセットできる構造をなす。
【0005】70は例えばCVD装置の全体を制御する
装置制御回路71を内臓する制御ユニットである。以上
のごとく、オゾン発生装置を用いた化学反応処理装置と
してのCVD装置は、薬液、キャリアガス等の配管、バ
ルブ等を収容したガス供給ユニット50、反応器60、
酸素ガスをオゾン化させるオゾン発生装置100、これ
らの全体を制御する制御ユニット70から構成されてい
る。尚、Aは制御ユニット70からガス供給ユニット5
0、反応器60及びオゾン発生装置100への制御信号
線を示す。
【0006】次に、従来のCVD装置の動作について説
明する。インバータユニット10はオゾン発生ユニット
20に放電電力を供給し、オゾン発生ユニット20はM
FC52dにより流量調整された所定流量の原料ガスと
しての酸素ガス、MFC52eにより流量調整された所
定流量の窒素ガスの供給、及び放電電力の入力によりオ
ゾンを発生し、 APC54により圧力調整された所定
流量、圧力のオゾンが反応器60に供給されるが、その
途中において、オゾン濃度計測器40により、発生オゾ
ン濃度が計測される。尚、インバータユニット10が出
力する放電電力はインバータ制御回路30から出力され
る制御信号により制御される。
【0007】そして、オゾン発生装置100において、
酸素ガスに放電安定化のための窒素ガスを所定の割合で
混合した原料ガスを供給し、放電によりオゾンを発生さ
せ、発生したオゾンを反応器60へ送気する。
【0008】原料ガスはガス供給ユニット50から反応
器60へ供給される。即ち、TEOS、TEB、TMP
O等が液体であるので、例えば、TEOSの場合は、L
MFC51aにより調整された所定流量がVS53aに
連続して送られ、一方、キャリアガスとしての窒素ガス
がMFC52aにより調整され、所定流量がVS53a
に連続して送気され、VS53aにてTEOS液は気化
され、前記窒素ガスに混合されて反応器60へ送気され
る。同様に、TEB液、TMPO液もそれぞれ、LMF
C51b、51cにてその流量が調整され、MFC52
b、52cにて流量調整された窒素ガスをキャリアガス
としてVS53b、53cにて気化され、前記窒素ガス
に混合されて反応器60へ送気される。
【0009】従来のオゾン発生装置100の制御系は、
インバータ制御回路30による出力電圧制御、出力電流
制御、若しくは出力電圧、電流の計測値に基づく電力制
御等が実施されており、これらの何れかの制御ループを
構成して、放電を制御している。この際、前記CVD装
置においては、オゾン濃度計測器40の出力を制御のル
ープに取込む例はほとんどなかった。即ち、放電電圧若
しくは電力の変動がなければ、オゾンの濃度は不変であ
るとの前提条件にたった制御をしていた。
【0010】これは、オゾン濃度計測器40が、一般に
高価であると共に動作が不安定、メンテナンスが容易で
ない等の理由によるものと思われる。しかしながら、放
電電極の劣化、セルユニットの温度変化等によりオゾン
濃度の変動が起るという不安定要素を持ち合せており、
又、オゾンの配管路が長ければオゾンの配管での濃度が
減衰し、オゾン濃度の計測値と反応器60へ供給される
実際のオゾン濃度とが異なる恐れがあった。
【0011】又、従来のオゾン発生装置100は、イン
バータユニット10、オゾン発生用ユニット20、イン
バータ制御回路30、オゾン濃度計測器40及びMF
C、APC等、バルブ、配管等が同じ装置内に収容さ
れ、合体した構造となっている。このため、オゾン発生
装置100には、酸素ガス、窒素ガス等の原料ガス供給
側配管、バルブなどを含めたガスユニット、出力側バル
ブ等を含めたオゾン配管等を備え、ガス供給ユニット5
0、反応器60と共に、1つの大きな装置ブロックを構
成しており、プラント全体として、比較的広い面積を占
有していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のオゾン発生装置
100は、発生オゾン濃度をオゾン濃度計測器40で計
測するにもかかわらず、この計測値を用いた発生オゾン
の濃度制御に関して積極的でなく、インバータユニット
10の出力電圧、電力等を所定値に保持する制御がなさ
れていたので、オゾン発生ユニット20における放電電
極の劣化、温度変化等により発生オゾン濃度が変動する
などのなどの問題点があった。又、オゾン発生装置10
0が、1つの大きな装置ブロックを構成しており、この
オゾン発生装置100を用いた化学反応処理装置が、プ
ラント全体として比較的広い面積を占有するなどの問題
点があった。
【0013】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、発生オゾン濃度の安定化を
図ると共に省スペース化を図った、改善したオゾン発生
装置及びこのオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るオゾン
発生装置は、酸素の供給及び放電電力の入力によりオゾ
ンを発生するオゾン発生ユニットと、該オゾン発生ユニ
ットに放電電力を供給する放電電力供給手段と、前記オ
ゾン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測し、オ
ゾン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測手段
と、前記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力により、
前記オゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度をオゾ
ン濃度制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致させる
ように発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度制御
手段とを備え、該オゾン濃度制御手段は、前記オゾン濃
度制御入力信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅
して出力するオゾン濃度負帰還制御部と、該オゾン濃度
負帰還制御部の出力と前記放電電力供給手段が出力する
放電電力の計測値との差信号を増幅して出力する放電電
力負帰還制御部とを有し、該放電電力負帰還制御部の出
力で前記放電電力供給手段を制御するものである。
【0015】第2の発明に係るオゾン発生装置は、第1
の発明に係るオゾン発生装置において、オゾン濃度制御
手段が、オゾン濃度負帰還制御部及び放電電力負帰還制
御部に加えるに、該放電電力負帰還制御部の出力と放電
電力供給手段が出力する放電電流の計測値との差信号を
増幅して出力する放電電流負帰還制御部と、該放電電流
負帰還制御部の出力と前記放電電力供給手段が出力する
放電電圧の計測値との差信号を増幅して出力する放電電
圧負帰還制御部とを備え、該放電電圧負帰還制御部の出
力で前記放電電力供給手段を制御するものである。
【0016】第3の発明に係るオゾン発生装置は、第1
又は第2の発明に係るオゾン発生装置において、オゾン
濃度制御手段が、放電電力負帰還制御部、放電電流負帰
還制御部及び放電電圧負帰還制御部のうちの少なくとも
何れかが、その入力側に、その前段の負帰還制御部の出
力信号と外部制御入力信号との何れかを切換え選択する
制御切換手段を備えたものである。
【0017】第4の発明に係るオゾン発生装置は、第1
乃至第3のいずれかに記載の発明に係るオゾン発生装置
において、オゾン濃度制御手段が、放電電力供給手段が
出力する放電電流及び放電電圧の計測値を乗算する乗算
手段と、該乗算手段の出力を平均化する平均化フィルタ
とを備え、該平均化フィルタの出力を電力計測値として
放電電力負帰還制御部へ入力するものである。
【0018】第5の発明に係るオゾン発生装置は、第1
乃至第4のいずれかに記載の発明に係るオゾン発生装置
において、オゾン濃度計測手段が、水銀灯、該水銀灯が
発生する紫外線のうち、被測定オゾンに吸収され易い波
長の紫外線を選択的に透過させる光学フイルタ、該光学
フイルタを透過した紫外線を並行に伝達する一対の光フ
ァイバー、被測定オゾンを導入すると共に前記一対の光
ファイバーのうちの一方を伝達された紫外線を透過さ
せ、前記被測定オゾンに吸収させるチャンバー、該チャ
ンバーを透過した紫外線及び前記一対の光ファイバーの
うちの他方を伝達された紫外線をそれぞれ入射して電気
量に変換する一対のフォトセル、該一対のフォトセルの
出力を比較演算して前記被測定オゾンのオゾン濃度計測
信号を出力する比較演算手段とを備えたものである。
【0019】第6の発明に係るオゾン発生装置を用いた
化学反応処理装置は、酸素の供給及び放電電力の入力に
よりオゾンを発生するオゾン発生ユニット、該オゾン発
生ユニットに放電電力を供給する放電電力供給手段、前
記オゾン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測
し、オゾン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測
手段、前記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力によ
り、前記オゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度を
オゾン濃度制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致さ
せるように発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度
制御手段を有し、該オゾン濃度制御手段が前記オゾン濃
度制御入力信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅
して出力するオゾン濃度負帰還制御部、該オゾン濃度負
帰還制御部の出力と前記放電電力供給手段が出力する放
電電力の計測値との差信号を増幅して出力する放電電力
負帰還制御部を有し、該放電電力負帰還制御部の出力で
前記放電電力供給手段を制御するオゾン発生装置と、原
料ガスの供給及び前記オゾンの供給により処理対象を化
学反応処理する反応処理手段とを備え、前記オゾン発生
装置におけるオゾン発生ユニット及びオゾン濃度計測手
段が前記反応処理手段と一体に構成され、配設されてい
るものである。
【0020】第7の発明に係るオゾン発生装置を用いた
化学反応処理装置は、酸素の供給及び放電電力の入力に
よりオゾンを発生するオゾン発生ユニット、該オゾン発
生ユニットに放電電力を供給する放電電力供給手段、前
記オゾン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測
し、オゾン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測
手段、前記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力によ
り、前記オゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度を
オゾン濃度制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致さ
せるように発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度
制御手段を有し、該オゾン濃度制御手段が前記オゾン濃
度制御入力信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅
して出力するオゾン濃度負帰還制御部、該オゾン濃度負
帰還制御部の出力と前記放電電力供給手段が出力する放
電電力の計測値との差信号を増幅して出力する放電電力
負帰還制御部を有し、該放電電力負帰還制御部の出力で
前記放電電力供給手段を制御するオゾン発生装置と、原
料ガスの供給及び前記オゾンの供給により処理対象を化
学反応処理する反応処理手段と、前記オゾン発生装置に
酸素を供給すると共に前記反応処理手段に前記原料ガス
を供給するガス供給手段とを備え、前記オゾン発生装置
におけるオゾン発生ユニット及びオゾン濃度計測手段が
前記ガス供給手段と一体に構成され、配設されているも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を図1〜図3に基づき説明する。図1はオゾン発
生装置におけるオゾン濃度制御ループ系統図である。図
2は図1に示したオゾン濃度制御ループ系統図における
マイナーループ構成の制御ブロック図(図2a)及びボ
ード線図(図2b)である。図3は図1に示したオゾン
濃度制御ループ系統図におけるインバータユニット10
の概念を示す回路(図3a)、その点弧角制御の電圧波
形図(図3b)及び点弧角制御特性図(図3c)であ
る。図中、従来例と同じ符号で示されたものは従来例の
それと同一もしくは同等なものを示す。
【0022】図1に於いて、30Aはオゾン濃度制御手
段としてのインバータ制御回路である。31はオゾン濃
度負帰還制御部であり、オゾン濃度設定のため外部入力
される指令値としてのオゾン濃度制御入力信号1と後述
の簡易オゾン濃度計測器40Aが出力するオゾン濃度計
測信号とを入力し、その差信号を出力する減算器31a
と、減算器31aの出力信号を増幅して出力する増幅器
31bとから構成される。
【0023】32は放電電力負帰還制御部であり、オゾ
ン濃度負帰還制御部31の出力信号と外部入力される指
令値としての電力制御入力信号2との何れかを選択する
制御切換手段としての切換えスイッチ32cと、切換え
スイッチ32cにより選択された信号とインバータユニ
ット10が出力する放電電力の計測値としての電力信号
とを入力し、その差信号を出力する減算器32aと、減
算器32aの出力信号を増幅して出力する増幅器32b
とから構成される。
【0024】33は放電電流負帰還制御部、34は放電
電圧負帰還制御部であり、それぞれ、外部入力される指
令値としての電流制御入力信号3、電圧制御入力信号4
と前段の出力信号との何れかを選択する切換えスイッチ
33c、34cと、切換えスイッチ33c、34cによ
り選択された信号とインバータユニット10の出力電圧
信号、出力電流信号との入力によりその差信号を出力す
る減算器33a、34aと、減算器33a、34a、の
出力信号を増幅して出力する増幅器33b、34bとを
備える。
【0025】35、36はインバータユニット10の出
力電圧及び電流を測定するために挿入された抵抗器、3
7は抵抗器35、36の出力を整流し、負帰還制御に供
するための出力電圧信号及び出力電流信号を出力する整
流器、38は整流された出力電圧信号及び出力電流信号
を入力して乗算する乗算器、39は乗算器38出力のリ
ップルを除き、電力負帰還のための電力値としての電力
信号を出力する平均化フィルタである。
【0026】オゾン濃度制御手段としてのインバータ制
御回路30Aは、上記オゾン濃度負帰還制御部31〜平
均化フィルタ39により構成され、オゾン発生ユニット
20が発生するオゾンの濃度を外部入力される指令値と
してのオゾン濃度制御入力信号1に応じたオゾンの濃度
と一致させるようにインバータユニット10を負帰還制
御する。
【0027】次に、インバータ制御回路30Aの動作に
ついて説明する。簡易オゾン濃度計測器40Aの出力値
であるオゾン濃度計測信号が負帰還量となり、このオゾ
ン濃度計測信号とオゾン濃度設定のため外部入力される
指令値としてのオゾン濃度制御入力信号1とがオゾン濃
度負帰還制御部31における減算器31aに入力され、
減算器31aよりその差信号が出力され、この信号を増
幅器31bにて増幅して出力する。
【0028】一方、インバータユニット10の出力電圧
及び電流を、抵抗器35、36を介し、更に、整流器3
7により整流することにより負帰還制御に供する出力電
流信号及び出力電圧信号を得る。更に、整流された出力
電圧信号及び出力電流信号を乗算器38に入力して乗算
後、平均化フィルタ39によりリップルを除き、電力負
帰還のための電力値を得る。
【0029】次に、放電電力負帰還制御部32における
切換えスイッチ32cによりオゾン濃度負帰還制御部3
1の出力信号と外部入力される電力制御入力信号2との
うちの前者が選択され、減算器32aが前記選択した信
号とインバータユニット10の出力より得た前記電力信
号との入力によりその差信号を出力し、増幅器32bが
減算器32aからの入力信号を増幅して出力する。
【0030】以下、同様に、放電電流負帰還制御部33
における減算器33a及び増幅器33bが切換えスイッ
チ33cを介して入力された前段の出力信号とインバー
タユニット10の出力より得た前記電流信号との入力に
よりその差信号を増幅して出力し、放電電圧負帰還制御
部34における減算器34a及び増幅器34bが切換え
スイッチ34cを介して入力された前段の出力信号とイ
ンバータユニット10の出力より得た前記電圧信号との
入力によりその差信号を増幅して出力し、この出力信号
をインバータユニット10へ発生オゾン濃度の負帰還制
御信号として出力する。
【0031】実施の形態1においては、発生オゾン濃度
を直接制御するために、放電電力供給手段としてのイン
バータユニット10に簡易オゾン濃度計測器40Aの出
力を負帰還するオゾン濃度制御ループを構成した。更
に、このオゾン濃度制御ループの安定化、応答性改善の
ため、制御のマイナーループとして、電力制御ループ、
電流制御ループ、電圧制御ループからなる多重マイナー
ループを構成した。このように、オゾン濃度制御ループ
に多重のマイナーループを合せ持たせることにより、濃
度制御ループのみの制御に比べ応答性、安定性を大幅に
改善できる。
【0032】次に、オゾン濃度制御ループに採用したマ
イナーループを持つ制御ループの効果につき、図2
(a)、図2(b)を用いて説明する。図2(a)にお
いて、制御ブロックG1がゲインG1を持ち、負帰還量は
全部を帰還させる場合を想定すれば、この内側の閉ルー
プ(マイナーループ)のゲインは Gc1=G1/(1+
G1) となる。図2(b)にこの時のボード線図を示
す。図2(b)において、図2(a)で示されたマイナ
ー(内側)の開ゲインはサーボの帯域を広く設計し、応
答性を早めておく。それ故に、閉ループを構成すること
により帯域幅が広くなり、クロスオーバー周波数をωa
とすれば、この帯域までサーボバンドを広げることがで
きる。このため、マイナーループの応答を早くすること
ができる。
【0033】次に、これの外側のループ(メジャールー
プ)は、図2(b)に示すように、マイナーループの帯
域の1/3程度に設定する。制御ブロックG2のゲイン
をG2とすることにより、開ゲインはゲインG2とマイ
ナーの閉ループゲインGc1の乗算となるが、マイナーの
閉ループ時のゲインは1とみなせるため、メジャールー
プの開ゲインはG2となり、これを閉ループに閉じると
Gc2=G2/(1+G2)≒1 となり、クロスオーバ
周波がωbとなり、マイナーループを気にせずに制御ル
ープが構成でき、メジャーループのみよりも、マイナー
を合せ持つことで応答性、安定性の改善を図れる。
【0034】それゆえに、図1に示したオゾン濃度制御
ループ系において、指令値としてのオゾン濃度制御入力
信号1と負帰還量としてのオゾン濃度計測信号との差信
号、即ち、増幅器31bの入力信号が、殆ど“零”とな
るように増幅器31bにて増幅し、インバータユニット
10を介してオゾン発生ユニット20の発生オゾン濃度
を制御することにより、指令値と負帰還がほぼ完全に一
致し、オゾン濃度が安定する。
【0035】上記、実施の形態1においては、メジャー
ループとしてのオゾン濃度負帰還制御部31のほかに、
多重マイナーループとして放電電力負帰還制御部32、
放電電流負帰還制御部33及び放電電圧負帰還制御部3
4を備えたが、マイナーループとして放電電力負帰還制
御部32だけでも応答性及び安定性の優れた負帰還制御
が得られ、又、マイナーループとして放電電力負帰還制
御部32のかわりに放電電流負帰還制御部33若しくは
放電電圧負帰還制御部34を選んでも実用上満足すべき
負帰還制御が得られる。
【0036】又、放電電力負帰還制御部32、放電電流
負帰還制御部33及び放電電圧負帰還制御部34の入力
側に備える制御切換手段としての切換スイッチ32c〜
34cにより、前段の出力信号の代わりに外部入力され
る電力制御入力信号2、電流制御入力信号3若しくは電
圧制御入力信号4の何れかを選択入力すれば、この入力
信号を指令値とした負帰還制御ができ、又、放電電力供
給手段の単体調整が容易にできる。
【0037】即ち、制御の切換スイッチ32c〜34c
を設けることにより、その目的に合った放電制御のモー
ドに容易に切換えられると共に、放電電力供給手段の単
体調整時はオゾン等発生させずにダミー負荷で、電源の
調整ができ、オゾン発生ユニットの放電状態チェックや
放電電力供給手段の単体調整を容易に実施できる。
【0038】又、図3(a)に於いて、10は放電電力
供給手段としてのインバータユニットであり、主なる構
成要素はダイオード、サイリスタからなる整流部11及
び前記サイリスタの流通角を制御して出力電圧を制御す
る整流部ゲートパルスジェネレータ12、平滑部13、
インバータ部14、及びインバータ部ゲートパルスジェ
ネレータ15、出力トランス16にて構成される。
【0039】図3aに示したインバータユニット10の
出力を制御する手法として、インバータ部14のインバ
ータ部ゲートパルスジェネレータ15を固定した状態で
整流部ゲートパルスジェネレータ12を作動させ、整流
部11のサイリスタの導通角制御を行って整流出力を制
御する手法があるが、整流部ゲートパルスジェネレータ
12を固定、若しくはサイリスタをダイオードに置換え
て整流部11の整流出力を一定に保持し、インバータ部
14のスイッチング部におけるゲートを導通角制御する
手法によっても、放電電力供給手段の出力を制御するこ
とができる。
【0040】即ち、図3(b)に示すごとく点弧角制御
により入力正弦波を導通角制御する場合において、制御
入力と点弧角との関係は、制御入力を、アークサイン特
性の変換手段を通すことにより、図3(c)に示すごと
く、正弦波を点弧する制御入力に対して出力直流分は直
線的になり、安定な制御特性が得られる。
【0041】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図4に基づき説明する。図4はオゾン発生装置における
簡易オゾン濃度計測器の構成を示すブロック図(図4
(a))、及び簡易オゾン濃度計測器の出力特性説明図
(図4(b))である。
【0042】図4(a)において、40Aはオゾン濃度
計測手段としての簡易オゾン濃度計測器である。41は
紫外線を発光さす小型低圧水銀灯、42は2547nm
及びその近傍の紫外線を透過させる光学フィルター、4
3a、43bは光ファイバー、44は被測定物のオゾン
を導入すると共に光ファイバー43aを伝達された紫外
線を透過させるチャンバーとしての石英容器である。4
5a、45bは光電変換増幅器としてのフォトセルとし
てのフォトダイオードアンプ、46a、46bは対数型
増幅器、47は比較演算手段としての差動増幅器を示
す。オゾン濃度計測手段としての簡易オゾン濃度計測器
40Aは、前記小型低圧水銀灯41〜差動増幅器47に
より構成され、オゾン発生ユニット20が発生したオゾ
ンの濃度を計測し、オゾン濃度に応じた信号を出力す
る。
【0043】次に、簡易オゾン濃度計測器40Aの動作
について説明する。小型低圧水銀灯41により発生した
紫外線のうち、光学フィルター42によりオゾンに吸収
されやすい2547nm及びその近傍の波長のみを選択
通過させ、この紫外線を光ファイバー43a、43bの
2本に別けて伝達し、光ファイバー43aを伝達された
紫外線を被測定オゾンを導入した石英容器44に透過さ
せ、容器44内のオゾンにより吸収されて減衰した透過
光をフォトダイオードアンプ45aで受ける。もう一方
の光ファイバー43bを伝達された紫外線はオゾンを通
さずフォトダイオードアンプ45bで直接受ける。フォ
トダイオードアンプ45a、45bで受けた紫外線はそ
れぞれ電気量に変換され、対数型増幅器46a、46b
で増幅され、差動増幅器47で比較演算され、前記被測
定オゾンのオゾン濃度を示すオゾン濃度計測信号を出力
する。
【0044】上記のごとく、簡易オゾン濃度計測器40
Aにおけるオゾンの紫外線吸収方式として透過率の低
い、即ち、吸収率の高い2547nmの波長を用いる。
尚、フォトダイオードアンプ45bで直接受けた透過光
を基準値Ioとし、フォトダイオードアンプ45aで受
けた透過光、即ち、容器44内のオゾンにより吸収され
て減衰した透過光を測定値Ixとすると、対数型増幅器
46a、46bの出力として、log(Ix)とlog
(Io)が得られ、差動アンプの出力として、 K・l
og(Io/Ix) が得られる。濃度Aは A=K・l
og(Io/Ix)で表わされる。ここで、Kは定数であ
り、差動増幅器47の閉ループゲインで任意に設定でき
る。
【0045】図4(b)に簡易オゾン濃度計測器の出力
特性を示す。簡易オゾン濃度計測器40Aは、演算増幅
器(IC)を用いることにより、小型、かつ、比較的安
価に製作することができる。又、紫外線を光ファイバー
43a、43bの2本に別けて伝達し、フォトダイオー
ドアンプ45a、45bで、測定値Ix、基準値Ioとし
て別々に受けた紫外線をそれぞれ電気量に変換してオゾ
ン濃度を計測したので、連続した安定な出力信号が得ら
れる。
【0046】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図5に基づき説明する。図5はオゾン発生装置を用いた
化学反応処理装置としてのTEOS−CVD装置につい
て図示したブロック図である。図において、70AはC
VD装置における全体制御装置としての制御ユニットで
あり、ガス供給ユニット50A及び反応器60A等の装
置制御回路71と、インバータユニット10及びインバ
ータ制御回路30Aとが一体に構成されている。そし
て、オゾン発生ユニット20及び簡易オゾン濃度計測器
40Aは反応器60Aに組込まれ、一体に構成されてい
る。尚、Aは制御ユニット70Aからガス供給ユニット
50A及び反応器60Aへの制御信号線、Bはインバー
タユニット10からオゾン発生ユニット20へ至る放電
電力供給ケーブル、Cは簡易オゾン濃度計測器40Aか
らインバータ制御回路30Aへ至るオゾン濃度負帰還ケ
ーブルを示す。
【0047】図7に示した従来のTEOS−CVD装置
の場合には、放電電力供給手段としてのインバータユニ
ット10とオゾン発生ユニット20とは同一ユニットに
収容されてオゾン発生装置100を構成していたが、こ
れ等を切離してインバータユニット10及びインバータ
制御回路30Aを制御ユニット70Aに収納し、オゾン
発生ユニット20及び簡易オゾン濃度計測器40Aを反
応器60Aに付属させ、一体としたので、又、原料ガス
系をガス供給ユニット50Aに組込んだので、オゾン配
管を極力短くして発生オゾンの再結合を防止すると共
に、前記オゾン発生装置を省くことができ、CVD装置
における構成ユニット全体の小型化、省スペース化、低
コスト化を図れる。
【0048】実施の形態4.この発明の実施の形態4を
図6に基づき説明する。図6はオゾン発生装置を用いた
化学反応処理装置としてのTEOS−CVD装置につい
て図示したブロック図である。図において、オゾン発生
ユニット20及び簡易オゾン濃度計測器40Aはガス供
給ユニット50Bに組込まれ、一体に構成されている。
【0049】上記のごとく、オゾン発生ユニット20を
ガス供給ユニット50Bに付属させ、一体としたので、
即ち、セルユニット部は入力ガス、出力ガス等の配管が
必要となるため、できるだけガス系の集中するところへ
配置したので、ガス系をすべてガス供給ユニット50B
に収納でき、ガス系の取りまわしの簡素化が図れ、又、
インバータユニット10を全体制御装置としての制御ユ
ニット70Aに収納したので、即ち、電源部、制御部の
ように電気系で構成される所は制御ユニット70Aに一
括配置したので、 TEOS−CVD装置全体の省スペ
ース化、小型化、低コスト化が図れると共に、運転操作
性及びメンテナンス性を大幅に向上できる。
【0050】
【発明の効果】第1の発明によれば、オゾン処理に供す
る発生オゾンの濃度を計測し、このオゾン濃度の計測信
号を負帰還してオゾン発生ユニットに供給する放電電力
を制御するオゾン濃度負帰還制御部に加えるに、放電電
力供給手段が出力する放電電力の計測値を負帰還する放
電電力負帰還制御部を備えたので、即ち、メジャールー
プとしてのオゾン濃度ループの内側に、マイナーループ
としての電力制御ループを設けたので、オゾン濃度制御
の安定性、応答性を大幅に改善できるものが得られる効
果がある。
【0051】又、第2の発明によれば、オゾン濃度負帰
還制御部及び放電電力負帰還制御部に加えるに、放電電
力供給手段が出力する放電電流及び放電電圧の計測値を
負帰還する放電電流負帰還制御部及び放電電圧負帰還制
御部とを備えたので、即ち、メジャーループとしてのオ
ゾン濃度ループの内側に、電力制御ループ、電流制御ル
ープ、電圧制御ループからなる多重マイナーループを設
けたので、オゾン濃度制御の安定性、応答性を、更に大
幅に改善できるものが得られる効果がある。
【0052】又、第3の発明によれば、オゾン濃度制御
手段において、マイナーループの制御部に、その前段の
負帰還制御部の出力信号と外部制御入力信号とを切換え
選択する制御切換手段を備えたので、放電制御のモード
を容易に切換えられ、オゾン発生ユニットの放電状態チ
ェックや放電電力供給手段の単体調整を容易に実施でき
るものが得られる効果がある。
【0053】又、第4の発明によれば、放電電力負帰還
制御部における放電電力の計測値として、放電電力供給
手段が出力する放電電流及び放電電流の計測値を乗算
し、平均化フィルタにより平均化した値を用いたので、
前記放電電力負帰還制御部による制御が更に安定し、オ
ゾン濃度制御の安定性、応答性を、更に大幅に改善でき
るものが得られる効果がある。
【0054】又、第5の発明によれば、オゾン濃度計測
手段を、紫外線吸収式の比較的簡易な構成ながら、被測
定オゾンの測定値と基準値とを連続して比較演算する構
成としたので、小型、簡易化を図ることができると共
に、被測定オゾンの濃度を連続して計測でき、オゾン濃
度の負帰還制御に好適なものが得られる効果がある。
【0055】又、第6の発明によれば、反応処理手段と
オゾン発生ユニット及びオゾン濃度計測手段とを一体に
構成したので、発生オゾンの濃度計測と反応処理手段へ
の供給路が短縮され、発生オゾンの分解による無駄が減
少すると共に、システム全体の省スペース化、省コスト
を図れるものが得られる効果がある。
【0056】又、第7の発明によれば、原料ガス供給手
段とオゾン発生ユニットとを一体に構成したので、オゾ
ン発生ユニットへの原料供給配管が簡略化されると共
に、原料ガス系ユニット全体の省スペース化、省コスト
を図れ、運転操作性及びメンテナンス容易なものが得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1としてのオゾン発生
装置におけるオゾン濃度制御ループ系統図である。
【図2】 図1に示したオゾン濃度制御ループ系統図に
おけるマイナーループ構成の制御ブロック図及びボード
線図である。
【図3】 図1に示したオゾン濃度制御ループ系統図に
おけるインバータユニット10の概念を示す回路及び動
作説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2としてのオゾン発生
装置における簡易オゾン濃度計測器の構成を示すブロッ
ク図及び簡易オゾン濃度計測器出力特性説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3としてのオゾン発生
装置のブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4としてのオゾン発生
装置のブロック図である。
【図7】 従来のオゾン発生装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 インバータユニット、11 整流部、12 整流
部ゲートパルスジェネレータ、13 平滑部、14 イ
ンバータ部、15 インバータ部ゲートパルスジェネレ
ータ、16 出力トランス、20 オゾン発生ユニッ
ト、30A インバータ制御回路、31 オゾン濃度負
帰還制御部、32 放電電力負帰還制御部、32a 減
算器、32b 増幅器、32c 切換スイッチ、33
放電電流負帰還制御部、33a 減算器、33b 増幅
器、33c 切換スイッチ、34 放電電圧負帰還制御
部、34a 減算器、34b 増幅器、34c 切換ス
イッチ、35、36 抵抗器、37 整流器、38 乗
算器、39 平均化フィルタ、40A 簡易オゾン濃度
計測器、41 小型低圧水銀灯、42 光学フィルタ、
43a、43b 光ファイバー、44 石英容器、45
a、45b フォトダイオードアンプ、46a、46b
対数型増幅器、47 差動増幅器、50A、50B
ガス供給ユニット、51a〜51c 液体マスフローコ
ントローラ(LMFC)、52a〜52e 気体マスフ
ローコントローラ(MFC)、53a〜53c ベイパ
ーライザ(VS)、54 自動圧力コントローラ(AP
C)、60、60A 反応器、61 ガスヘッド、62
反応室、63 半導体ウエハー、64 ウエハーステ
ージ、65 ステージヒータ部、70A 制御ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素の供給及び放電電力の入力によりオ
    ゾンを発生するオゾン発生ユニットと、該オゾン発生ユ
    ニットに放電電力を供給する放電電力供給手段と、前記
    オゾン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測し、
    オゾン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測手段
    と、前記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力により、
    前記オゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度をオゾ
    ン濃度制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致させる
    ように発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度制御
    手段とを備え、該オゾン濃度制御手段は、前記オゾン濃
    度制御入力信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅
    して出力するオゾン濃度負帰還制御部と、該オゾン濃度
    負帰還制御部の出力と前記放電電力供給手段が出力する
    放電電力の計測値との差信号を増幅して出力する放電電
    力負帰還制御部とを有し、該放電電力負帰還制御部の出
    力で前記放電電力供給手段を制御することを特徴とする
    オゾン発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオゾン発生装置におい
    て、オゾン濃度制御手段は、オゾン濃度負帰還制御部及
    び放電電力負帰還制御部に加えるに、該放電電力負帰還
    制御部の出力と放電電力供給手段が出力する放電電流の
    計測値との差信号を増幅して出力する放電電流負帰還制
    御部と、該放電電流負帰還制御部の出力と前記放電電力
    供給手段が出力する放電電圧の計測値との差信号を増幅
    して出力する放電電圧負帰還制御部とを備え、該放電電
    圧負帰還制御部の出力で前記放電電力供給手段を制御す
    ることを特徴とするオゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のオゾン発生
    装置において、オゾン濃度制御手段は、放電電力負帰還
    制御部、放電電流負帰還制御部及び放電電圧負帰還制御
    部のうちの少なくとも何れかが、その入力側に、その前
    段の負帰還制御部の出力信号と外部制御入力信号との何
    れかを切換え選択する制御切換手段を備えたことを特徴
    とするオゾン発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のオゾン発生装置において、オゾン濃度制御手段は、放
    電電力供給手段が出力する放電電流及び放電電圧の計測
    値を乗算する乗算手段と、該乗算手段の出力を平均化す
    る平均化フィルタとを備え、該平均化フィルタの出力を
    電力計測値として放電電力負帰還制御部へ入力すること
    を特徴とするオゾン発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のオゾン発生装置において、オゾン濃度計測手段は、水
    銀灯、該水銀灯が発生する紫外線のうち、被測定オゾン
    に吸収され易い波長の紫外線を選択的に透過させる光学
    フイルタ、該光学フイルタを透過した紫外線を並行に伝
    達する一対の光ファイバー、被測定オゾンを導入すると
    共に前記一対の光ファイバーのうちの一方を伝達された
    紫外線を透過させ、前記被測定オゾンに吸収させるチャ
    ンバー、該チャンバーを透過した紫外線及び前記一対の
    光ファイバーのうちの他方を伝達された紫外線をそれぞ
    れ入射して電気量に変換する一対のフォトセル、該一対
    のフォトセルの出力を比較演算して前記被測定オゾンの
    オゾン濃度計測信号を出力する比較演算手段とを備えた
    ことを特徴とするオゾン発生装置。
  6. 【請求項6】 酸素の供給及び放電電力の入力によりオ
    ゾンを発生するオゾン発生ユニット、該オゾン発生ユニ
    ットに放電電力を供給する放電電力供給手段、前記オゾ
    ン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測し、オゾ
    ン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測手段、前
    記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力により、前記オ
    ゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度をオゾン濃度
    制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致させるように
    発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度制御手段を
    有し、該オゾン濃度制御手段が前記オゾン濃度制御入力
    信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅して出力す
    るオゾン濃度負帰還制御部、該オゾン濃度負帰還制御部
    の出力と前記放電電力供給手段が出力する放電電力の計
    測値との差信号を増幅して出力する放電電力負帰還制御
    部を有し、該放電電力負帰還制御部の出力で前記放電電
    力供給手段を制御するオゾン発生装置と、原料ガスの供
    給及び前記オゾンの供給により処理対象を化学反応処理
    する反応処理手段とを備え、前記オゾン発生装置におけ
    るオゾン発生ユニット及びオゾン濃度計測手段は前記反
    応処理手段と一体に構成され、配設されていることを特
    徴とするオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置。
  7. 【請求項7】 酸素の供給及び放電電力の入力によりオ
    ゾンを発生するオゾン発生ユニット、該オゾン発生ユニ
    ットに放電電力を供給する放電電力供給手段、前記オゾ
    ン発生ユニットが発生したオゾンの濃度を計測し、オゾ
    ン濃度に応じた信号を出力するオゾン濃度計測手段、前
    記オゾン濃度計測手段の出力信号の入力により、前記オ
    ゾン発生ユニットが発生するオゾンの濃度をオゾン濃度
    制御入力信号に応じたオゾンの濃度と一致させるように
    発生オゾン濃度を負帰還制御するオゾン濃度制御手段を
    有し、該オゾン濃度制御手段が前記オゾン濃度制御入力
    信号とオゾン濃度計測信号との差信号を増幅して出力す
    るオゾン濃度負帰還制御部、該オゾン濃度負帰還制御部
    の出力と前記放電電力供給手段が出力する放電電力の計
    測値との差信号を増幅して出力する放電電力負帰還制御
    部を有し、該放電電力負帰還制御部の出力で前記放電電
    力供給手段を制御するオゾン発生装置と、原料ガスの供
    給及び前記オゾンの供給により処理対象を化学反応処理
    する反応処理手段と、前記オゾン発生装置に酸素を供給
    すると共に前記反応処理手段に前記原料ガスを供給する
    ガス供給手段とを備え、前記オゾン発生装置におけるオ
    ゾン発生ユニット及びオゾン濃度計測手段は前記ガス供
    給手段と一体に構成され、配設されていることを特徴と
    するオゾン発生装置を用いた化学反応処理装置。
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