JPH11171062A - クローラ及び車両 - Google Patents

クローラ及び車両

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JPH11171062A
JPH11171062A JP33917097A JP33917097A JPH11171062A JP H11171062 A JPH11171062 A JP H11171062A JP 33917097 A JP33917097 A JP 33917097A JP 33917097 A JP33917097 A JP 33917097A JP H11171062 A JPH11171062 A JP H11171062A
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wheel
crawler
wheels
protrusion
clearance
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Application number
JP33917097A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kaneko
正明 金子
Yoshimasa Kimura
嘉昌 木村
Shigeo Awazu
重男 粟津
Shunichi Shibazaki
俊一 柴崎
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回時や傾斜面走行時など横力を受けるとき
に、輪の履帯の突部への乗り上げを起き難くする。 【解決手段】 三角クローラは駆動輪の下方前後方向に
4対の転輪4,6,7等を備える。駆動輪および各転輪
4,6,7等に履帯8は略三角状に巻き掛けられ、各転
輪4,6,7等は履帯8の突部8aを挟むように配置さ
れている。前方転輪4および中間転輪6,7は、内側に
ガイドプレート27,28を有するゴムタイヤ9からな
る。三角クローラが車体に取付けられる側において、中
間転輪6,7と突部8aとのクリアランスC1が、前後
の転輪4等と突部8aとのクリアランスC2等より広く
設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不整地等での走破
性の向上を図るため車両に装着されるクローラ及び車両
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の駆動軸にタイヤの替
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードでの走破性
の向上を図る技術が従来より知られている。特に、自動
車用のクローラとして、履帯に駆動力を伝達する駆動輪
(スプロケット)と、主に荷重を受ける複数の転輪とに
略三角形状に履帯が巻き掛けられた構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報、特開平6−305456号公報等)。
【0003】このようなクローラに例えば図12に示す
構造を挙げることができる。三角クローラ71は、駆動
輪72と、その下方前後端に配置された前後の転輪7
3,74と、前後の転輪73,74の間で転輪73,7
4より下方に配置された2つの中間転輪75,75とを
フレーム76に回転可能に支持された状態に備え、各輪
72〜75に外接する略三角状に履帯77が巻き掛けら
れて構成される。図13に示すように、各転輪73〜7
5は、履帯77の内周面に一列をなして多数形成された
突部77aを挟むように、フレーム76に支持された回
転軸78の両端に支持されて幅方向(左右)に一対ずつ
設けられ、履帯77は各転輪73〜75が突部77aを
挟んで回転することにより外れないように案内される。
また、クローラ71の上下方向のクッション性を良くす
ることを目的とし、主に荷重を支える2つの中間転輪7
5にゴムタイヤを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クローラ7
1を装着した車両が急旋回するとき、フレーム76に一
体的に組付けられた転輪73〜75は遠心力による外向
きに働く横力Fにより、履帯77に対し相対的に外方向
へ変位する。
【0005】図14に示すように、主に車重を支える中
間転輪75の部分で接地摩擦力fが大きいので、中間転
輪75は突部77aに対して強い押圧力Fbで当たるこ
とになる。一方、接地摩擦力fが比較的小さい前後端部
では転輪73,74が突部77aに当たったときに履帯
77の変形により転輪73,74の変位に追従できるの
で、転輪73,74が突部77aに当たったときの押圧
力Faが小さくなる。この結果、2つの中間転輪75で
突部77aに強く当たることになって、突部77aを押
す力は中間転輪75に集中する。よって、ゴム同士の接
触による摩耗と、中間転輪75が突部77aを乗り上げ
易くなるという問題があった。
【0006】特開平3−246177号公報には、図1
5に示すように、ゴムタイヤ80に履帯の突部と接触す
る部分に摩擦低減部材81を被覆し、ゴム同士の接触を
防止することにより、突部と接触することによるゴムタ
イヤの摩耗を抑えるようにしたクローラ構造が開示され
ている。しかし、旋回時に横力を受けたときには、ゴム
タイヤ80が摩擦低減部材81にて突部との接触面と滑
り易く、ゴムタイヤ80が突部に乗り上がり易い問題は
避けられなかった。なお、旋回時ばかりでなく、左右に
傾いた路面を走行するときにも同じように横力は発生す
る。この場合でも、転輪が突部に乗り上がる問題は同様
に引き起こされる。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、旋回時や傾斜面走行時な
ど横力を受けるときに、輪の履帯の突部への乗り上げを
起き難くすることができるクローラ及び車両を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明では、前後方向に3つ以上配置さ
れた輪と、該輪を巻き掛ける履帯よりなり、しかも前後
輪の間に位置する中間輪がゴムタイヤを有するクローラ
において、前記履帯を前記輪により案内するために該履
帯の内周面に形成された突部と、前記輪との間に幅方向
にできる2つのクリアランスのうち少なくとも一方側に
おいて、前記中間輪のと前記突部とのクリアランスが前
記前後輪と前記突部とのクリアランスより広く設定され
ている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記前後輪と前記中間輪の前記突部
に対する各クリアランスが不均衡に設定されているの
は、前記輪と前記突部との間に幅方向にできる2つのク
リアランスのうち、旋回時に外輪側となって外向きの遠
心力を受けたときに前記クリアランスが狭くなる側であ
ることをその要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記輪は前記突部を挟んで幅方向に
一対ずつ設けられた前後転輪と中間転輪とからなり、前
記前後転輪と前記中間転輪の前記突部に対する各クリア
ランスが不均衡に設定されているのは、前記転輪と前記
突部との間に幅方向にできる2つのクリアランスのうち
車両に取付けられる側であることをその要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記輪の
うちゴムタイヤを有するものは前記突部を案内するため
のガイドを有し、前記中間輪に属するガイドの前記突部
に対するクリアランスが、前記前後輪もしくはガイドを
有する前後輪についてはそのガイドの前記突部に対する
クリアランスより広く設定されている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記履帯
がゴム製であると共に、前記前後輪の下端に対し、前記
中間輪の下端が下方に配置されている。
【0013】請求項6に記載の発明では、車両には、請
求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の前記クローラ
が装着されている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、履帯
の路面と接地する部分により巻き掛けられて前後方向に
配置された3つ以上の輪は、履帯の幅方向左右の少なく
ともいずれかにおいて、中間輪と突部とのクリアランス
が、前後輪と突部とのクリアランスより広い。このた
め、車両に横力が働いたとき、前後輪が突部に当たって
履帯をある程度変形させてから、中間輪が突部に当たる
ことになる。つまり、前後輪が履帯を変形させた反力を
より強く受けることによって、前後輪にも横力が分散さ
れ、突部を押す方向への力が中間輪に集中することがな
くなる。従って、各輪が突部に乗り上がる不具合が起き
難くなる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、旋回時に
外輪側になったときにクローラの外向きに働く遠心力に
より、輪と突部とのクリアランスが狭くなる側におい
て、突部との間のクリアランスが前後輪のものより中間
輪のものの方が広くなる不均衡に設定される。このた
め、旋回時に車重のかなりを支える外輪側のクローラに
おいて、遠心力による横力は各輪が突部を押す力として
各輪に偏りなく分散される。従って、旋回時に外輪側の
クローラの輪が突部に乗り上がる不具合が起き難くな
る。なお、旋回時に内輪側となるクローラにおいては、
履帯に働く接地面との摩擦抵抗が相対的に小さく中間輪
が突部を押す力が弱くため、乗り上がりの心配はあまり
ない。
【0015】また、左右に傾斜した傾斜面走行時におい
ても、傾斜下方側に位置して車重のかなりを支えるクロ
ーラにおいて、横力が各輪に極端な偏りなく分散される
ので、各輪が突部に乗り上がる不具合が防止される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、一対の転
輪と突部との間に幅方向にできる2つのクリアランスの
うち、クローラが車両に取付けられる側のクリアランス
が、前後転輪のものより中間転輪のものの方が広くなる
不均衡に設定される。このため、旋回時に外輪側となる
クローラにおいて、遠心力(外側への横力)がそのクロ
ーラの各輪に偏りなく分散され、旋回時に輪が突部に乗
り上がる不具合が起き難くなる。また、左右に傾斜した
傾斜面走行時においても、傾斜下方側に位置して車重の
かなりを支えるクローラにおいて、横力が各輪に極端な
偏りなく分散されるので、各輪が突部に乗り上がる不具
合が防止される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、輪のうち
少なくともゴムタイヤを有する輪は突部を案内するため
のガイドを有し、中間輪が有するガイドと突部とのクリ
アランスが、前後輪と突部、あるいはガイドを有する前
後輪についてはそのガイドと突部とのクリアランスより
広い。従って、クローラ(各輪)に横力が働くときに、
横力が各輪または各ガイドに突部を押す力として分散さ
れるため、中間輪に属するガイドが突部に乗り上げ難く
なる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、履帯がゴ
ム製であると共に、前後輪の下端に対し、中間輪の下端
が下方に配置されているので、履帯の前後方向において
路面との接地摩擦力に分布ができ易いが、クローラ(各
輪)に働く横力は各輪に極端に偏ることなく分散され
る。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、車両に
は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のクロー
ラが装着されているので、請求項1〜請求項5のいずれ
か一項に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に基づいて説明する。図7に示すよう
に、車両としての自動車1には、4本のタイヤの替わり
にクローラとしての三角クローラ2が装着されている。
自動車1は四輪駆動車である。4つの三角クローラ2の
構造は、車両の左右両側で対称をなしているが、それを
除けば同じ構造を有している。
【0021】図1に示すように、三角クローラ(以下、
単にクローラという)2は、駆動輪(スプロケット)3
と、前方転輪4と、後方転輪5と、各転輪4,5間に配
置された2つの中間転輪6,7と、駆動輪3及び各転輪
4〜7に外接するように略三角形状に巻き掛けられたゴ
ム製の履帯8とを備える。なお、前方転輪4および後方
転輪5により前後輪及び前後転輪が構成され、中間転輪
6,7により中間輪が構成される。
【0022】図1〜図3に示すように、各転輪4〜7
は、履帯8の内周面中央に沿って一定ピッチで形成され
た突部8aを挟むように左右一対ずつ設けられている。
前後の転輪4,5は中間転輪6,7よりも若干高く配置
され、中間転輪6,7が主に荷重を支えることになる。
【0023】前側3つの転輪4,6,7は、径の同じ中
空(空気入り)のゴムタイヤ9で構成されている。ま
た、後方転輪5は他の転輪4,6,7より若干小径の金
属製(スチール製またはアルミ製)のガイドローラ10
からなる。なお、図1では、後側の2つの転輪5,7に
ついては一対のうち外側に配置されるものを省略してい
る。
【0024】図1に示すように、駆動輪3は突部8aと
噛合可能に全周に亘って一定ピッチで形成された多数の
歯部3aを有している。駆動輪3には、図2に示すよう
に自動車1に設けられたハブ11に一体回転可能に固定
されるアダプタ12が、複数個(この実施形態では6
個)のボルト13及びナット14を介して固定可能とな
っている。
【0025】図1,図2に示すように、駆動輪3はその
中心部において外方(図2では右方)に突出する円筒状
の支持部15に外嵌された軸受16を介してフレーム1
7に対して相対回転可能に支持されている。フレーム1
7は、各転輪4〜7を支持している四角長筒状のサブフ
レーム部17aと、サブフレーム部17aの上面に溶接
された前後一対の支持部17b,17cと、駆動輪3を
支持するセンタボス部17dから前後両側に延びて各支
持部17b,17cに固定された一対の腕部17eとを
備え、これら各部17a〜17eが一体に固定されて構
成される。
【0026】図1,図2に示すように、2本のガイド軸
18は、駆動輪3の上方幅方向両側に駆動輪3の円弧に
沿って延びるように配置され、その両端部は各支持部1
7b,17cの上面に固定された支持板19に取付けら
れている。2本のガイド軸18は、突部8aの幅方向へ
の移動を規制して履帯8の外れを防止する機能を有す
る。
【0027】図1,図3に示すように、サブフレーム部
17aの長手方向3箇所に溶接された3個のボス部17
fには軸受20,21,22が嵌着され、各軸受20,
21,22によって3本の回転軸23,24,25が回
転可能に支持されている。3本の回転軸23,24,2
5の両端部には金属製のリム26が左右一対ずつ取付け
られている。三対(計6個)の転輪4,6,7を構成す
る前記ゴムタイヤ9は各リム26にそれぞれ装着されて
いる。
【0028】図2,図3に示すように、リム26には、
前方転輪4と中間転輪6,7とで外径の異なるガイドと
しての円盤状のガイドプレート27,28が、ゴムタイ
ヤ9の内側面を覆うように形成されている。ガイドプレ
ート27,28はゴムタイヤ9と突部8aとのゴム同士
の接触を避けるために設けられたものであり、突部8a
は三対のガイドプレート27,28によって幅方向の移
動が規制されるように案内される。ガイドプレート2
7,28はゴムタイヤ9より外径が小さく、前方転輪4
のガイドプレート27は、中間転輪6,7のガイドプレ
ート28より大径に形成されている。
【0029】前方転輪4のガイドプレート27を大径に
したのは、前方転輪4のゴムタイヤ9の撓みしろを少な
くして履帯8の張力の安定を図るためである。ガイドプ
レート27、28は履帯8の内周面を傷つけないように
その外周面が曲面に形成されている。
【0030】一方、後方転輪5は次のような支持構造を
有する。サブフレーム部17aの後端部に固定された支
軸(本実施形態ではボルト)29に遊貫されたカラ30
にはアーム31が基端部にて固定されている。アーム3
1の先端部にはボス部31aがその軸心をアーム31の
揺動角によらず水平に保持可能な姿勢で固着されてい
る。ボス部31aには軸受32が嵌着されており、軸受
32によって回転軸33が回転可能に支持されている。
前記ガイドローラ10は回転軸33の両端部に一対取付
けられている。
【0031】ボス部31aから斜め上方に延びた腕部3
4の先端部には、支持部材35が当接されている。支持
部材35のネジ穴部分にはロッド36の一端が螺入され
ており、ロッド36の他端は、丸棒状をなし、支持部1
7cの後面に設けられた丸穴に回転可能に挿入されてい
る。ロッド36の六角部にスパナを係合させて回転させ
ることで、支持部材35およびガイドローラ10を前後
方向に位置調整できるようになっている。ガイドローラ
10の位置調整によって、履帯8の張力調整が行われ
る。
【0032】図2,図3に示すように、クローラ2を車
両に組付けたときに車両に面する内側寄り(同図に示す
右輪となるクローラ2においては進行方向左側)の列に
配置される各転輪4〜7について、突部8aとの間にで
きるクリアランスが、中間転輪6,7のものが前後の転
輪4,5のものより大きくなるように設定されている。
【0033】本実施形態では、中間転輪6,7を支持す
る各回転軸24,25のサブフレーム17aに対する組
付位置を、車両への取付側方向(図2,図3においては
左方)が長くなるかたちで不均等に配置している。この
組付構造を採用したことにより、図4に示すように、ガ
イドプレート28と突部8aの側面とのクリアランスC
1は、ガイドプレート27と突部8aの側面とのクリア
ランスC2よりも大きくなっている。なお、ガイドロー
ラ10と突部8aの側面とのクリアランスC3はクリア
ランスC2にほぼ等しい(C2≒C3)。
【0034】本実施形態では、C1を12.5mm、C
2(≒C3)を1.5mmとし、ガイドプレート28と
突部8aとのクリアランスC1を、クリアランスC2
(≒C3)より約10mm余分に広く確保している。な
お、クリアランスC1,C2(C3)の量は、前記値に
限定されるものではなく、履帯8の剛性、操縦安定性
(操安性)への影響度を考慮して最適値を見出す。
【0035】次に、クローラ2の作用を説明する。図6
に示すように、自動車1が急旋回するとき、旋回接線方
向に直交する外側へ向かう遠心力Fが車体1aに働く。
このとき、遠心力Fは4つのクローラ2に荷重分担され
る。同図において矢印の長さが各クローラ2が分担する
荷重に比例している。すなわち、旋回時には、車体1a
が内輪側でやや浮き気味となるとともに、外輪側で沈み
込み気味となるため、外輪側の2つのクローラ2が主に
荷重を受け持つことになる。ここでいう荷重とは、履帯
8が路面から受ける反力に相当する。
【0036】旋回時に外輪となるクローラ2には、車体
1aに連結されているフレーム17に遠心力に基づく横
力が働く。このフレーム17が外側へ変位しようとする
横力を履帯8に働く接地摩擦力によって受け止めること
で、クローラ2の横滑りが抑えられる。
【0037】このとき、横力は各転輪4〜7と突部8a
との当たり面を介して履帯8側に伝えられる。このた
め、横力はサブフレーム17aと一体的に外側へ変位し
ようとする各転輪4〜7が突部8aの側面を押圧すると
きの押圧力として各転輪4〜7に荷重分担され、履帯8
に伝達される。
【0038】履帯8に働く接地摩擦力は、主に荷重を支
える中間転輪6,7が当接する部分において相対的に大
きく、中間転輪6,7よりやや上方に位置する前後の転
輪4,5が当接する部分において相対的に小さい。
【0039】このため、サブフレーム17aが横力に基
づいて横変位をしたとき、前後の転輪4,5は履帯8の
接地摩擦力の小さな部分において突部8aの側面を押す
ことになるため、前後の転輪4,5の変位に追従するか
たちで履帯8が若干外側に変形する。このとき履帯8の
前後端部において弾性変形した部分の復元力に均衡する
力でもって、転輪4,5は突部8aの側面を押圧するこ
とになる。
【0040】中間転輪6,7の突部8aに対するクリア
ランスC1が、前後の転輪4,5の突部8aに対するク
リアランスC2(≒C3)より広いことから、中間転輪
6,7のガイドプレート28が突部8aに当たるまで
に、ガイドプレート27およびガイドローラ10は、ク
リアランスが全て等しい従来構造のときの変形量に比
べ、履帯8の前後端部をより一層大きく変形させる。こ
のため、ガイドプレート27およびガイドローラ10が
突部8aの側面に当たったときの押圧力が増え、前後の
転輪4,5の荷重分担の割合が相対的に増えることにな
る(図5における力F2)。
【0041】このため、ガイドプレート28が突部8a
を押す押圧力は、その変位(≒C1)までに前後の転輪
4,5が履帯8の前後端部を押す力の分だけ相対的に弱
まることになり(図5における力F1)、図5に示すよ
うに、横力が4つの転輪4〜7にほぼ均等に分散される
(F1≒F2)。この結果、中間転輪6,7だけに横力
の荷重分担が集中することがなくなる。 また、旋回方
向が図6と反対側(右旋回)であれば、進行方向に対し
て左側のクローラ2において、前述した作用と同様に外
輪側のクローラ2において、横力が各転輪4〜7にほぼ
均等に分散する。
【0042】よって、自動車1を急旋回させたときに、
ガイドプレート27,28やガイドローラ10が突部8
aに乗り上がることはまず起こらなくなる。従って、急
旋回時にクローラ2における突部8aの損傷、および操
縦安定性(操安性)の悪化が防止される。また、履帯8
の転輪4〜7からの脱輪も防止される。
【0043】また、左右に傾く路面を走行するときに
は、傾斜下降側のクローラ2が主に荷重を支えることに
なる。この場合も、一対の転輪4〜7と突部8aとの間
に幅方向にできる2つのクリアランスのうち、車両への
取付側のクリアランスについて、中間転輪6,7のクリ
アランスC1を、前後の転輪4,5のクリアランスC
2,C3より広く確保したことにより、車体1aの傾斜
による横力が各転輪4〜7にほぼ均等に分散される。よ
って、左右に傾く路面を走行するときにも、突部8aの
損傷、および操縦安定性(操安性)の悪化が防止され
る。
【0044】以上詳述したように本実施形態では、以下
に列記する効果が得られる。 (1)クローラ2に一対ずつ設けられた各転輪4〜7と
突部8aとの間にできる左右2つのクリアランスのう
ち、車体1aの取付側のものについて、中間転輪6,7
と突部8aとのクリアランスC1が、前後の転輪4,5
の突部8aに対する各クリアランスC2,C3より大き
く設定した。従って、旋回時および傾斜路面走行時にク
ローラ2に発生する横力を各転輪4〜7にほぼ均等に分
散させて、各転輪4〜7に属するガイドプレート27,
28やガイドローラ10の突部8aへの乗り上げを防ぐ
ことができる。よって、旋回時および傾斜路面走行時に
おける突部8aの損傷、操縦安定性(操安性)の悪化を
防止することができる。
【0045】(2)ガイドプレート27,28の突部8
aへの乗り上がりを防止できることから、ゴムタイヤ9
を突部8a上にずり上げる摩擦力の大きなゴム同士の接
触を防止し、ゴムタイヤ9からの履帯8の脱輪を防ぐこ
とができる。
【0046】(3)4つの転輪4〜7に横力がほぼ均等
に分散される適正値に各クリアランスC1,C2,C3
の量を設定したので、旋回時および傾斜路面走行時にお
ける突部8aの損傷、操縦安定性(操安性)の悪化、お
よび履帯8の脱輪を効果的に防止することができる。
【0047】(4)クローラ2に一対ずつ設けられた各
転輪4〜7と突部8aとの間にできる左右2つのクリア
ランスのうち、車体1aの取付側のものについてのみ中
間転輪6,7と前後の転輪4,5とにおいてクリアラン
スを不均衡にしたので、ガイドプレート28による突部
8aの案内機能の低下を抑えることができる。
【0048】(5)前後の転輪4,5のクリアランスC
2,C3については、そのクリアランス量を1.5mm
というタイトな値にしているので、操安性が確保され、
中間転輪6,7付近の進行方向に直交する履帯8の変位
が許容される。
【0049】(6)前側三対の転輪4,6,7にゴムタ
イヤ9を装着したので、主に荷重を支える中間転輪6,
7のゴムタイヤ9の撓みによって上下方向の振動を吸収
できるとともに、段差を乗り越える時のショックを前方
転輪4のゴムタイヤ9の撓みによって緩和できる。よっ
て、自動車1の走行時の乗り心地をよくすることができ
る。
【0050】(7)後方転輪5を剛性のある金属製のガ
イドローラ10としたので、自動車1の走行開始時に、
履帯8の後側部分に強いテンションを付与させて力の伝
達のロスを十分小さく抑えてクローラ2の走り出しの駆
動力を強くすることができる。
【0051】なお、実施形態は上記に限定されるもので
はなく、次のような形態で実施してもよい。 ○ 上記の実施形態において、クリアランスC1を前後
の転輪4,5のクリアランスC2,C3より広く設定す
るための構成として、ゴムタイヤ9の左右における配置
を不均等にするのではなく、中間転輪6,7の車体1a
の取付け側のゴムタイヤのみ横幅の小さなタイヤを用い
てもよい。この構成によっても、前記実施形態と同様に
効果が得られる。
【0052】○ 図8に示すように、各転輪4〜7にお
いてゴムタイヤ9と突部8aとのクリアランスは同じに
して、ガイドプレート27,28と突部8aとの各クリ
アランスだけを不均衡にした構成で実施してもよい。こ
の構成によっても、ガイドプレート27,28の突部8
aへの乗り上げを防ぐことができる。よって、前記実施
形態と同様の効果が得られる。
【0053】○ 図9に示すように、クローラ2に左右
一対ずつ設けられた各転輪4〜7との間にできる突部8
aの両側のクリアランスについて、中間転輪6,7のク
リアランスC1を、前後の転輪4,5のクリアランスC
2より大きく設定した構造を採用してもよい。この構成
によれば、旋回時における内輪側のクローラ2、および
傾斜面走行時における傾斜上方側のクローラ2において
も、横力自体は比較的小さいものの、クローラ2の内側
(車体1a側)方向に働く横力を各転輪4〜7にほぼ均
等に分散して、ガイドプレート27,28の突部8aへ
の乗り上げ防止を図ることができる。
【0054】○ 左右一対の転輪により履帯の突部を挟
み込んで案内する構造に限定されない。例えば3つ以上
の転輪が前後方向に一列に配置された構造において、図
10に示すように、外周面上に凹溝43aが形成された
ゴムタイヤ43を用いて各転輪を構成し、凹溝43aに
履帯44の突部44aを案内させる構造であってもよ
い。また、図11に示すように、履帯46の幅方向両端
に設けた一対の突部46a間にゴムタイヤ47を挟むこ
とで履帯46を案内する構造であってもよい。なお、図
11に示す構造において、中間転輪のクリアランスC1
だけを変更する手段としては、例えば前後の転輪に対し
中間転輪のゴムタイヤのみ横幅の小さなタイヤを採用す
る、などが挙げられる。図10及び図11では、中間転
輪のゴムタイヤ43,47をそれぞれ示しており、突部
44a,46aとゴムタイヤ43,47との間に幅方向
に2つできるクリアランスのうち、旋回時に外輪となっ
たクローラに外向きの横力が働いたときに狭くなる側の
クリアランスについて、中間転輪のクリアランスC1だ
けを前後の転輪のクリアランスより広く設定している。
これらの構造であっても、前記実施形態と同様の効果が
得られる。なお、図10,図11においては、ゴムタイ
ヤ43,47に対して左側が車体側である。
【0055】○ 前後に3つ(3対)の転輪を配置する
クローラであってもよい。前後に3つの転輪を有する略
三角状のクローラでは、前後いずれからの転輪と、中間
転輪との2つの間の部分で履帯が路面に接地することに
なる。この場合でも中間転輪が主に荷重を受けるため
に、履帯の路面に対する摩擦抵抗は中間転輪寄りで大き
いので、摩擦抵抗の大きい部分にある転輪の突部に対す
るクリアランスを、摩擦抵抗の小さい部分にある前後の
転輪の突部に対するクリアランスより大きくすることに
より、横力が働いたときに横力を各転輪に分散すること
はできる。
【0056】○ 駆動輪の下方に前後に複数の転輪が配
置される略三角状のクローラに限定されない。履帯が路
面と接地する部分において前後に3つ(又は3対)以上
の輪が配置されるクローラであればよい。例えばクロー
ラの形状は、長円状や台形状であってもよい。また、前
後に配置される3つ以上の輪の中に駆動輪が含まれてい
ても構わない。
【0057】○ 前後の転輪はゴムタイヤでなくてもよ
い。前後の転輪間に配置された中間転輪がゴムタイヤで
あれば足りる。前後輪(前後転輪)を共に金属製のガイ
ドロ−ラとした構造の場合、中間転輪のガイド(ガイド
プレート)と突部とのクリアランスを、ガイドロ−ラと
突部とのクリアランスより広く設定すればよい。また、
ゴムタイヤは中空タイプに限定されず、例えば中実タイ
プのゴムタイヤであっても構わない。
【0058】○ 車両は自動車に限定されず、フォーク
リフト等の産業車両や、建機などに装着するクローラに
実施してもよい。前記実施の形態から把握され、特許請
求の範囲に記載されていない発明を、その効果とともに
以下に記載する。
【0059】(イ)請求項1〜請求項6のいずれか一項
において、前記中間輪は前後方向に二つ以上設けられて
いる。この構成によれば、履帯は中間転輪の部分で常に
大きな荷重を支え、前後輪の部分における荷重は常に小
さくなるので、前後輪と中間輪との部分における履帯の
接地摩擦力に大きな分布ができ易いので、本発明を適用
することで横力の荷重分担が中間転輪に集中する不具合
を効果的に防ぐことができる。
【0060】(ロ)請求項1〜請求項6のいずれか一項
において、前記複数の輪は駆動輪の下方に前後方向に配
列された転輪である。この構成によれば、請求項1〜請
求項6のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得ら
れる。
【0061】(ハ)請求項1〜請求項6及び前記
(イ),(ロ)のいずれか一つにおいて、前記中間輪の
前記突部に対する前記クリアランスと、前記前後の輪の
前記突部に対するクリアランスとの差は、横力を各輪に
ほぼ均等に分散され得る適正値に設定されている。この
構成によれば、横力を各輪にほぼ均等に分散でき、輪の
履帯からの脱輪を防ぐことができる。
【0062】(ニ)請求項1〜請求項6及び前記(イ)
〜(ハ)のいずれか一つにおいて、前記前後輪の突部に
対するクリアランスは、突部を各輪により案内するのに
適切な値に設定されている。この構成によれば、各輪と
突部との間のクリアランスを不均衡に設定しても、前後
輪のクリアランスが適当に狭いので、各輪による履帯の
案内性能を損なわせない。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
6に記載の発明によれば、輪と突部との間にできる履帯
の幅方向の少なくとも一方側のクリアランスを、前後輪
のものより中間輪のものの方を広く設定したので、車両
に横力が働いたときに横力を各輪に偏りなく分散でき、
各輪が突部に乗り上がる不具合を起き難くすることがで
きる。
【0064】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、旋回時に外輪側になったときに遠心力により輪と突
部とのクリアランスが狭くなる側において、中間輪と突
部とのクリアランスを不均衡に設定したので、旋回時の
遠心力を各輪に偏りなく分散でき、旋回時にクローラの
輪が突部に乗り上がる不具合を起き難くすることができ
る。
【0065】請求項3及び請求項6に記載の発明によれ
ば、幅方向に一対ずつ設けられた各転輪と突部との間に
できる幅方向2つのクリアランスのうち、クローラが車
両に取付けられる側のクリアランスを、前後転輪のもの
より中間転輪のものの方が広くなるように設定したの
で、旋回時にクローラの輪が突部に乗り上がる不具合を
起き難くすることができる。
【0066】請求項4及び請求項6に記載の発明によれ
ば、中間輪が有するガイドと突部とのクリアランスを、
前後輪と突部とのクリアランスより広く設定したので、
クローラに横力が働いたときに、横力を各輪に偏りなく
分散して中間輪のガイドを突部に乗り上げ難くすること
ができる。
【0067】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、履帯がゴム製であると共に、後輪の下端に対し、中
間輪の下端が下方に配置され、履帯の前後方向において
路面との接地摩擦力に分布ができ易くいクローラ構造で
あっても、クローラ(各輪)に働く横力は各輪に極端に
偏ることなく分散される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における三角クローラの側面図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】三角クローラの平断面図。
【図4】クローラの部分正断面図。
【図5】クローラの摸式平断面図。
【図6】車両の旋回時における摸式平面図。
【図7】三角クローラを装着した自動車の側面図。
【図8】別例のクローラを示す部分平断面図。
【図9】図8と異なる別例のクローラを示す平断面図。
【図10】別例のクローラを示す部分正断面図。
【図11】図10と異なる別例のクローラを示す部分正
断面図。
【図12】従来技術におけるクローラを示す側面図。
【図13】同じく部分正断面図。
【図14】同じく摸式平断面図。
【図15】従来技術におけるクローラの輪の正断面図。
【符号の説明】
1…車両としての自動車、2…クローラとしての三角ク
ローラ、3…駆動輪、4…前後輪及び前後転輪を構成す
るとともに転輪としての前方転輪、5…前後輪及び前後
転輪を構成するとともに転輪としての後方転輪、6,7
…中間輪としての中間転輪、8…履帯、8a…突部、9
…ゴムタイヤ、27,28…ガイドとしてのガイドプレ
ート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟津 重男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 柴崎 俊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に3つ以上配置された輪と、該
    輪を巻き掛ける履帯よりなり、しかも前後輪の間に位置
    する中間輪がゴムタイヤを有するクローラにおいて、 前記履帯を前記輪により案内するために該履帯の内周面
    に形成された突部と、前記輪との間に幅方向にできる2
    つのクリアランスのうち少なくとも一方側において、前
    記中間輪のと前記突部とのクリアランスが前記前後輪と
    前記突部とのクリアランスより広く設定されているクロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 前記前後輪と前記中間輪の前記突部に対
    する各クリアランスが不均衡に設定されているのは、前
    記輪と前記突部との間に幅方向にできる2つのクリアラ
    ンスのうち、旋回時に外輪側となって外向きの遠心力を
    受けたときに前記クリアランスが狭くなる側である請求
    項1に記載のクローラ。
  3. 【請求項3】 前記輪は前記突部を挟んで幅方向に一対
    ずつ設けられた前後転輪と中間転輪とからなり、前記前
    後転輪と前記中間転輪の前記突部に対する各クリアラン
    スが不均衡に設定されているのは、前記転輪と前記突部
    との間に幅方向にできる2つのクリアランスのうち車両
    に取付けられる側である請求項2に記載のクローラ。
  4. 【請求項4】 前記輪のうちゴムタイヤを有するものは
    前記突部を案内するためのガイドを有し、前記中間輪に
    属するガイドの前記突部に対するクリアランスが、前記
    前後輪もしくはガイドを有する前後輪についてはそのガ
    イドの前記突部に対するクリアランスより広く設定され
    ている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のクロ
    ーラ。
  5. 【請求項5】 前記履帯がゴム製であると共に、前記前
    後輪の下端に対し、前記中間輪の下端が下方に配置され
    ている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のクロ
    ーラ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載の前記クローラを装着した車両。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003078239A1 (fr) * 2002-03-15 2003-09-25 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Chenille en caoutchouc et engin a chenilles en caoutchouc

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003078239A1 (fr) * 2002-03-15 2003-09-25 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Chenille en caoutchouc et engin a chenilles en caoutchouc
US7201457B2 (en) 2002-03-15 2007-04-10 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Rubber crawler and crawler traveling equipment

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