JPH11170557A - インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

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JPH11170557A
JPH11170557A JP34777297A JP34777297A JPH11170557A JP H11170557 A JPH11170557 A JP H11170557A JP 34777297 A JP34777297 A JP 34777297A JP 34777297 A JP34777297 A JP 34777297A JP H11170557 A JPH11170557 A JP H11170557A
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JP
Japan
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ink
cartridge
ink cartridge
recording apparatus
cartridges
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JP34777297A
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English (en)
Inventor
Masaichi Muranaka
政一 村中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの交換操作性が悪い。 【解決手段】 インクカートリッジ7の上蓋部材44上
には、指を引っ掛けるための上方に出っ張った形状をな
す突状部81を形成すると共に、この突状部81に対応
して凹み部82を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクカートリッジ
及びインクジェット記録装置に関し、特にインクジェッ
ト記録装置などに用いるインクカートリッジ及びインク
カートリッジを脱着自在に装填可能なインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写
装置等に用いられるインクジェット記録装置として、記
録ヘッドとこの記録ヘッドにインクを供給するインクカ
ートリッジ(インクタンクとも称する。)をキャリッジ
に搭載し、記録ヘッドを主走査方向に移動しながら記録
を行うシリアルスキャン型のものが知られている。そし
て、インクジェット記録装置としては、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色、あるい
はこれにブラック(Bk)を加えた4色、更に、これに
淡いマゼンタ(M)、淡いシアン(C)の2色を加えた
6色のインクを使用してカラー画像を記録するカラーイ
ンクジェット記録装置が多用されるようになっている。
【0003】従来のインクジェット記録装置及びインク
カートリッジとしては、例えば特開平7−76098号
公報に記載されているように、ヘッドに設けたジョイン
ト部にインクカートリッジの供給口を嵌着して、周囲が
下方された状態でインクカートリッジをヘッドに結合
し、このヘッドをキャリッジに搭載するようにしたも
の、或いは、特開平3−136861号公報に記載され
ているように、インクカートリッジとしてインクタンク
とヘッドを一体構成して、インクタンクの上面に指で撮
むことができる係合部を設け、このインクカートリッジ
の係合部を指で撮んで少なくとも後方側が開放されたキ
ャリッジに装着するようにしたものなどが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャリッジ
に複数のインクカートリッジを搭載する型のカラーイン
クジェット記録装置においては、インクカートリッジ自
体の主走査方向の幅が広くなり、或いは、複数のインク
カートリッジの間隔が広くなると、インクカートリッジ
を搭載するキャリッジが大型化してインクジェット記録
装置自体の小型化を図れなくなる。
【0005】他方、インクカートリッジのインク容量が
小さいと、頻繁にインクカートリッジを交換しなければ
ならず、使い勝手が悪くなる。そのため、大きな容量を
有する複数のインクカートリッジをできるだけ狭い間隔
でキャリッジに搭載でき、しかもインクカートリッジの
脱着操作性が良く、更にキャリッジの移動によってイン
クカートリッジが不安定にならないようにすることが要
求される。
【0006】しかしながら、上述した従来のインクカー
トリッジ及びインクジェット記録装置にあっては、この
ような視点が欠如しているために、インクカートリッジ
の脱着操作性が低く、安定してインクカートリッジをキ
ャリッジに搭載することができない。また、上記インク
カートリッジのようにインクタンクの上部に指で撮むこ
とができる係合部を設けただけでは幅狭のインクカート
リッジに適用した場合に操作性が十分でない。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、請求項1乃至6の発明はインクカートリッジの脱
着操作性を向上してインクジェット記録装置の小型化を
可能にし、請求項7の発明はインクカートリッジの脱着
操作が容易で安定してキャリッジに保持できるインクジ
ェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクカートリッジは、カートリッジ本
体の上面に指を掛けることができる突状部を設けた構成
とした。
【0009】請求項2のインクカートリッジは、上記請
求項1のインクカートリッジにおいて、カートリッジ本
体の前記突状部には滑り止め部を形成した構成とした。
【0010】請求項3のインクカートリッジは、上記請
求項1又は2のインクカートリッジにおいて、カートリ
ッジ本体の上面には前記突状部に隣接して凹み部を設け
た構成とした。
【0011】請求項4のインクカートリッジは、上記請
求項1乃至3のいずれかのインクカートリッジにおい
て、カートリッジ本体の上面に前記突状部と間隔を置い
て他の突状部を設けた構成とした。
【0012】請求項5のインクカートリッジは、上記請
求項1乃至3のいずれかのインクカートリッジにおい
て、カートリッジ本体の上側端部に凹み部又は突起部を
形成した構成とした。
【0013】請求項6のインクカートリッジは、上記請
求項1乃至5のいずれかのインクカートリッジにおい
て、前記カートリッジ本体のインク供給口を塞ぐと共に
側壁面に対応する補強用立上がり部を有するキャップ部
材を備えている構成とした。
【0014】請求項7のインクカートリッジは、複数の
インクカートリッジを脱着自在に搭載可能なインクジェ
ット記録装置において、前記複数のインクカートリッジ
を主走査方向に隙間を置いて装着するカートリッジホル
ダを備え、前記複数のインクカートリッジとして前記請
求項1乃至5のいずれかのインクカートリッジを前記カ
ートリッジホルダ内に装着可能な構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クカートリッジを搭載するシリアル型インクジェット記
録装置の機構部の要部概略正面図、図2は同記録装置の
要部概略分解斜視図である。
【0016】このインクジェット記録装置の機構部は、
両側の側板1,2間に主支持ガイドロッド3及び従支持
ガイドロッド4を略水平な位置関係で横架し、これらの
主支持ガイドロッド3及び従支持ガイドロッド4でキャ
リッジユニット5を主走査方向に摺動自在に支持してい
る。キャリッジユニット5には、それぞれイエロー
(Y)インク、マゼンタ(M)インク、シアン(C)イ
ンク、ブラック(Bk)インクをそれぞれ吐出する4個
のヘッド6を、その吐出面(ノズル面)6aを下方に向
けて搭載し、またキャリッジユニット5のヘッド6の上
側には4個のヘッド6に各々インクを供給するための各
色のインク供給体である4個のインクカートリッジ7
y,7m,7c,7kを交換可能に搭載している。
【0017】そして、キャリッジユニット5は主走査モ
ータ8で回転される駆動プーリ(駆動タイミングプー
リ)9と従動プーリ(アイドラプーリ)10との間に張
装したタイミングベルト11に連結して、主走査モータ
8を駆動制御することによってキャリッジ5、即ち4個
のヘッド6を主走査方向に移動するようにしている。
【0018】また、側板1,2をつなぐ底板12上にサ
ブフレーム13,14を立設し、このサブフレーム1
3,14間に用紙16を主走査方向と直交する副走査方
向に送るための搬送ローラ15を回転自在に保持してい
る。そして、サブフレーム14側方に副走査モータ17
を配設し、この副走査モータ17の回転を搬送ローラ1
5に伝達するために、副走査モータ17の回転軸に固定
したギヤ18と搬送ローラ15の軸に固定したギヤ19
とを備えている。
【0019】さらに、側板1とサブフレーム12との間
には、ヘッド6の信頼性維持回復機構(以下、「サブシ
ステム」という。)21を配置している。サブシステム
21は、各ヘッド6の吐出面をキャッピングする4個の
キャップ手段22をホルダ23で保持し、このホルダ2
3をリンク部材24で揺動可能に保持して、キャリッジ
ユニット5の主走査方向の移動でホルダ23に設けた係
合部25にキャリッジユニット5が当接することで、キ
ャリッジユニット5の移動に従ってホルダ23がリフト
アップしてキャップ手段22でインクジェットヘッド6
の吐出面6aをキャッピングし、キャリッジユニット5
が印写領域側へ移動することで、キャリッジユニット5
の移動に従ってホルダ23がリフトダウンしてキャップ
手段22がインクジェットヘッド6の吐出面6aから離
れるようにしている。
【0020】なお、キャップ手段22は、それぞれ吸引
チューブ26を介して吸引ポンプ27に接続すると共
に、大気開放口を形成して、大気開放チューブ及び大気
開放バルブを介して大気に連通している。また、吸引ポ
ンプ27は吸引した廃液をドレインチューブ等を介して
図示しない廃液貯留槽に排出する。
【0021】さらに、ホルダ23の側方には、インクジ
ェットヘッド6の吐出面6aをワイピングする繊維部
材、発泡部材或いはゴム等の弾性部材からなるワイピン
グ手段であるワイパブレード28をブレードアーム29
に取付け、このブレードアーム29は揺動可能に軸支
し、図示しない駆動手段で回動されるカムの回転によっ
て揺動させるようにしている。
【0022】次に、このインクジェット記録装置におけ
るキャリッジユニット5の詳細について図2を参照して
説明する。キャリッジユニット5は、上述したように4
個のヘッド6及びインクカートリッジ7(符号「7」
は、符号「7y,7m,7c,7k」にいずれか又は総
称)を搭載するためのキャリッジ本体31を有し、この
キャリッジ本体31は、上述したように平行に配設した
主支持ガイドロッド3と従支持ガイドロッド4に摺動及
び揺動可能に支持している。そして、このキャリッジ本
体31の主支持ガイドロッド3を挿通する側には主走査
方向両側に円筒形の軸受部材32,32を装着し、この
軸受部材32,32によって精密な位置決めを行ってい
る。
【0023】そして、キャリッジ本体31上には4個の
ヘッド(ヘッドユニット)6をそれぞれ中間部材である
L字形のブラケット33を前後に2個ずつ用いて接着剤
を介して固定している。そして、各ヘッド6を駆動する
ための回路を構成したドライバボード34と、このドラ
イバボード34のカバーを形成すると共に複数のインク
カートリッジ7y,7m,7c,7kを間隔を置いて保
持するためのカートリッジホルダ35と、インクカート
リッジ7y,7m,7c,7kを押さえるための4個の
カートリッジレバー36等とを搭載している。なお、ド
ライバボード34には装置本体の制御基板に接続したフ
ラットケーブル37が接続される。
【0024】次に、インクカートリッジ7について図3
以降をも参照して説明する。ここで、図3は記録装置に
装填する前のインクカートリッジの外観斜視図、図4は
図3の状態でキャップ部材を外したインクカートリッジ
の外観斜視図、図5はインクカートリッジの正面図、図
6はインクカートリッジの正断面図、図7はインクカー
トリッジの平面図、図8はインクカートリッジの側面図
である。
【0025】インクカートリッジ7は、図6に示すよう
に、カートリッジ本体41内に所要の色のインクを吸収
させたインク吸収体42を収容してなる。カートリッジ
本体41は、上部に広い開口を有するケース43の上部
開口に上蓋部材44を接着又は溶着して形成したもので
あり、例えば樹脂成型品からなる。また、インク吸収体
42は、ウレタンフォーム体等の多孔質体からなり、カ
ートリッジ本体41内に圧縮して挿入した後、インクを
吸収させている。
【0026】カートリッジ本体41のケース43底部に
は記録ヘッド6へインクを供給するためのインク供給口
45を形成し、このインク供給口45内周面にはシール
リング46を嵌着している。また、上蓋部材44には大
気開放口47を形成し、この大気開放口47の周囲に
は、図3及び図7に示すように環状に複数本の溝48を
形成して、これらの複数本の溝48はそれぞれ相互に連
通させると共に大気開放口47に連通させている。
【0027】そして、カートリッジ本体41には、装填
前の状態で、インク供給口45を塞ぐとと共に装填時や
輸送時などのカートリッジ取扱い時、或いは真空包装時
による幅広側壁に係る圧力でケース43が圧縮変形され
て内部のインクが漏洩することを防止するため、キャッ
プ部材50を装着している。このキャップ部材50はイ
ンク供給口45を塞ぐキャップ部51と、ケース43の
側壁面と略同じ高さの幅広の補強用立ち上がり部52
と、ケース43に係止するためにケース43の係合部5
4に係合する係止部53とを一体的に樹脂成型で形成し
たものである。このキャップ部材50の立ち上がり部5
2によってケース43の幅広の側壁面が二重構造的にな
って補強されるので、ケース43に体して横方向からの
力が加わっても変形を防止することができる。
【0028】また、カートリッジ本体41の上蓋部材4
4に形成した大気開放口47は、図3及び図4等に示す
ように、酸素透過率が100ml/m2以上のフィルム
状シール部材55を上蓋部材44に貼着してシールして
いる。このシール部材55は大気開放口47と共にその
周囲に形成した複数本の溝48をもシールする大きさに
している。
【0029】なお、このように大気開放口47を酸素透
過率が100ml/m2以上のシール部材55でシール
することで、インクカートリッジ7を透気性のないアル
ミラミネートフィルム等の包装部材を用いて減圧状態で
包装することにより、インク充填時やインク吸収体42
とカートリッジ本体41との間に生じる空間A(図6参
照)にある大気のためにインク中に気体が溶存したとき
でも、シール部材55を介してインク中の空気が真空度
の高いカートリッジ本体41外の包装部材との間の空間
に排出され、インクの脱気度が向上する。
【0030】この場合、シール部材55の酸素透過率が
100ml/m2未満であると、インク中の空気の排出
に時間がかかり過ぎるので酸素透過率は100ml/m
2以上であることが好ましく、また、酸素透過率が高す
ぎるとインクから気泡が発生することがあるので酸素透
過率は20000ml/m2以下であることが好まし
く、より好ましくは500ml/m2〜10000ml
/m2である。
【0031】次に、インクカートリッジ7とキャリッジ
5側の保持部材との関係について図9乃至図11をも参
照して説明する。なお、図9は4個のインクカートリッ
ジ7をキャリッジユニット5に装填するときに配置を説
明する斜視説明図、図10はキャリッジユニット5のカ
ートリッジホルダ35の概略断面図、図11は同カート
リッジホルダの略平面図である。
【0032】このインクジェット記録装置においては、
図9にも示すように4色のインクカートリッジ7y,7
m,7c,7kを並べてキャリッジユニット5のカート
リッジホルダ35に装填する。なお、各インクカートリ
ッジ7の上述したキャップ部材50及びシール部材55
は取り外した状態でカートリッジホルダ35に装着され
る。
【0033】カートリッジホルダ35は、図2及び図1
1に示すように各インクカートリッジ7y,7m,7
c,7kを各々装着する箱状の装填部35y,35m,
35c,35kを外壁部及び仕切り壁35dによって形
成したものである。各仕切り壁35dはキャリッジ本体
31をできるかぎり小さくするために薄く形成してい
る。また、ブラックインク用のインクカートリッジ7k
とカラーインク用のインクカートリッジ7y,7m,7
cとでは幅(主走査方向幅)を異ならせている。すなわ
ち、インクの内のブラックインクの使用量が相対的に多
くなるので、インクカートリッジ7kをインクカートリ
ッジ7y,7m,7cよりも大きな容量にしているの
で、各装填部35y,35m,35c,35kの主走査
方向の幅もカートリッジの幅に合わせている。
【0034】そして、各インクカートリッジ7y,7
m,7c,7kのカートリッジ本体41の幅狭の一方の
外側壁面には収納しているインクの色に応じた本数及び
位置に凸部であるリブ71を高さ方向に形成している。
すなわち、ブラックインク用のインクカートリッジ7k
には1本のリブ71を形成し、カラーインク用のインク
カートリッジ7y,7m,7cには2本のリブ71を形
成して、リブ71の本数によってブラックインクとカラ
ーインクとを区別している。また、カラーインク用のイ
ンクカートリッジ7y,7m,7c相互については、2
本のリブ71の形成位置を各色毎に異ならせることで、
イエロー、マゼンタ、シアンを区別している。さらに、
リブ71の有無によってインクカートリッジ7y,7
m,7c,7kの前面側と後面側とを区別している。
【0035】この場合、図10に示すように、インクカ
ートリッジ7y,7m,7c,7kの各リブ71の高さ
方向の長さL2は、リブ71の先端からインク供給口4
5までの高さ方向の長さL1よりも長く(L2>L1)
形成している。
【0036】一方、インクカートリッジ7y,7m,7
c,7kを装填するキャリッジユニット5のカートリッ
ジホルダ35には、各色のインクカートリッジの装填部
35y,35m,35c,35Kの各側壁面に、対応す
るインクカートリッジ7y,7m,7c,7kのリブ7
1を挿入可能な凹部72を所定の本数及び位置に形成し
ている。このホルダ35の凹部72は、インクカートリ
ッジ7を正しく装着したときにインクカートリッジ7の
リブ71がはまり込む高さ位置までとしている。
【0037】したがって、インクカートリッジ7y,7
m,7c,7kはリブ71の有無によって前後方向を識
別することができる。そして、ブラックインク用のイン
クカートリッジ7kはカラーインク用のインクカートリ
ッジ7y,7m,7cよりも幅が広いので、誤ってカラ
ーインク用インクカートリッジ7y,7m,7cを装着
する部分に装填することが防止される。
【0038】また、カラーインク用インクカートリッジ
7y,7m,7cはそれぞれブラックインク用インクカ
ートリッジ7kとはリブ71の本数及び形成位置が異な
るので、ブラックインク用インクカートリッジ装填部3
5kに誤って装填されることが防止される。更に、カラ
ーインク用インクカートリッジ7y,7m,7c相互間
でも2本のリブ71の形成位置が異なり、これに対応し
てホルダ35側の凹部72の形成位置も異なるので、カ
ラーインク用インクカートリッジ装填部35y,35
m,35cに誤って他の色のインクカートリッジを装填
することを防止できる。
【0039】さらに、インクカートリッジ7y,7m,
7c,7kのリブ71の長さをリブ71の先端からイン
ク供給口45までの高さ方向の長さL1よりも長く(L
2>L1)形成しているので、強制的に間違った場所に
インクカートリッジが装着されたときでも、インクカー
トリッジ7のインク供給口45がホルダ35側のインク
供給口73に接触することが防止されて、混色を防止で
きる。
【0040】次に、インクカートリッジ7のキャリッジ
5への脱着操作性を向上する構成について説明する。4
色のインクカートリッジ7k,7y,7m,7cの上蓋
部材44上には、指を引っ掛けるための上方に出っ張っ
た形状をなす突状部81を形成すると共に、この突状部
81に対応して凹み部82を形成している。また、突状
部81には凹み部82側の傾斜面に階段状のすべり止め
部81aを形成している。
【0041】このように構成したので、インクカートリ
ッジ7をキャリッジユニット5のカートリッジホルダ3
5に装着するとき、カートリッジホルダ35からインク
カートリッジ7を取り外すときには、図12に示すよう
に、突状部81とカートリッジ本体41の端部Bとの間
に指Fを掛けて挟み持つことができるので、インクカー
トリッジ7の脱着を容易に行うことができる。
【0042】特に、このインクジェット記録装置のよう
に複数のインクカートリッジ7を主走査方向に並べて箱
状のカートリッジホルダに狭い間隔で装着することで、
インクカートリッジを安定して装着保持できるようにし
た場合には、従来のように上蓋部材に指で撮む係合部を
設けても非常に操作性が悪いが、このように指で挟み持
てるようにすることで操作性が向上する。
【0043】この場合、突状部81に対応して凹み部8
2を形成しているので、指を引っ掛けやすくなり、ま
た、突状部81の傾斜面に階段状の滑り止め部81aを
形成しているので、一層、インクカートリッジ7の脱着
操作の操作性が向上する。
【0044】なお、この実施例の他、図13に示すよう
に上蓋部材44上に突状部81と共に間隔を置いて他の
突状部である突状部84をも形成して、これらの突状部
81と突状部84に指を掛けて挟めるようにすることも
できる。また、図14に示すように上蓋部材44の上側
端部にR状の凹み部85からなる引っ掛け部を形成した
り、図15に示すように上蓋部材44の端部に突起部で
ある滑り止め部86からなる引っ掛け部を形成したりす
れば、一層指がかかり易くなり、操作性が向上する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
カートリッジによれば、カートリッジ本体の上面に指を
掛けることができる突状部を設けたので、インクカート
リッジ交換時の脱着操作が容易になり、小型のインクジ
ェット記録装置を実現することができる。
【0046】請求項2のインクカートリッジによれば、
上記請求項1のインクカートリッジにおいて、カートリ
ッジ本体の突状部には滑り止め部を形成したので、イン
クカートリッジ交換時の脱着操作が更に容易になる。
【0047】請求項3のインクカートリッジによれば、
上記請求項1又は2のインクカートリッジにおいて、カ
ートリッジ本体の上面には突状部に隣接して凹み部を設
けたので、インクカートリッジ交換時の脱着操作が更に
容易になる。
【0048】請求項4のインクカートリッジによれば、
上記請求項1乃至3のいずれかのインクカートリッジに
おいて、カートリッジ本体の上面に突状部と間隔を置い
て他の突状部を設けたので、インクカートリッジ交換時
の脱着操作が更に容易になる。
【0049】請求項5のインクカートリッジによれば、
上記請求項1乃至3のいずれかのインクカートリッジに
おいて、カートリッジ本体の上側端部に凹み部又は突起
部を形成したので、インクカートリッジ交換時の脱着操
作が更に容易になる。
【0050】請求項6のインクカートリッジによれば、
上記請求項1乃至5のいずれかのインクカートリッジに
おいて、カートリッジ本体のインク供給口を塞ぐと共に
側壁面に対応する補強用立上がり部を有するキャップ部
材を備えているので、インクカートリッジ交換時等にお
けるカートリッジの変形を防止できる。
【0051】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、複数のインクカートリッジを主走査方向に隙間を置
いて装着するカートリッジホルダを備え、複数のインク
カートリッジとして上記請求項1乃至5のいずれかのイ
ンクカートリッジをカートリッジホルダ内に装着可能な
構成としたので、インクカートリッジを安定して装着保
持しながら記録装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクカートリッジを搭載す
るシリアル型インクジェット記録装置の機構部の要部概
略正面図
【図2】同記録装置の要部概略分解斜視図
【図3】記録装置に装填する前のインクカートリッジの
外観斜視図
【図4】図3の状態でキャップ部材を外したインクカー
トリッジの外観斜視図
【図5】インクカートリッジの正面図
【図6】インクカートリッジの正断面図
【図7】インクカートリッジの平面図
【図8】インクカートリッジの側面図
【図9】キャリッジユニットへの装填状態を説明する斜
視説明図
【図10】キャリッジユニットのホルダへの装填状態を
説明する断面説明図
【図11】同ホルダの平面説明図
【図12】インクカートリッジの脱着操作の説明に供す
る説明図
【図13】インクカートリッジの他の例を説明する斜視
説明図
【図14】インクカートリッジの更に他の例を説明する
斜視説明図
【図15】インクカートリッジの更にまた他の例を説明
する斜視説明図
【符号の説明】
5…キャリッジ、6…ヘッド、7,7y,7m,7c,
7k…インクカートリッジ、35…カートリッジホル
ダ、41…カートリッジ本体、42…インク吸収体、4
3…ケース、44…上蓋部材、45…インク供給口、4
7…大気開放口、48…溝、50…キャップ部材、55
…シール部材、71…リブ、72…凹部、81…突状
部、82…凹み部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に装着するイン
    クカートリッジにおいて、カートリッジ本体の上面に指
    を掛けることができる突状部を設けたことを特徴とする
    インクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクカートリッジに
    おいて、カートリッジ本体の前記突状部には滑り止め部
    を形成したことを特徴とするインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクカートリ
    ッジにおいて、カートリッジ本体の上面には前記突状部
    に隣接して凹み部を設けたことを特徴とするインクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クカートリッジにおいて、カートリッジ本体の上面に前
    記突状部と間隔を置いて他の突状部を設けたことを特徴
    とするインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クカートリッジにおいて、カートリッジ本体の上側端部
    に凹み部又は突出部を形成したことを特徴とするインク
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    クカートリッジにおいて、前記カートリッジ本体のイン
    ク供給口を塞ぐと共に側壁面に対応する補強用立上がり
    部を有するキャップ部材を備えていることを特徴とする
    インクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 複数のインクカートリッジを脱着自在に
    搭載可能なインクジェット記録装置において、前記複数
    のインクカートリッジを主走査方向に隙間を置いて装着
    するカートリッジホルダを備え、前記複数のインクカー
    トリッジとして前記請求項1乃至5のいずれかに記載の
    インクカートリッジを前記カートリッジホルダ内に装着
    可能なことを特徴とするインクジェット記録装置。
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