JPH11170414A - 高吸水性シート及びその製造方法 - Google Patents
高吸水性シート及びその製造方法Info
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Abstract
ルプレスの超薄型高吸水性シート及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 第1層がシート状支持体、第2層が高吸
水性樹脂、第3層がミクロフィブリル状極微細繊維を主
要成分とする被覆結合剤で構成されることを特徴とする
高吸水性シート並びにシート状支持体の上面に、高吸水
性樹脂を散布し、次いでミクロフィブリル状極微細繊維
を主要成分とする被覆結合剤の分散液をスプレー散布又
はカーテン塗装方法で塗布した後、乾燥させることを特
徴とする高吸水性シートの製造方法。
Description
用おむつ、女性用生理用品あるいはメディカル用の血液
吸収体製品に広く用いられる、いわゆる高吸水性樹脂を
利用したパルプレスの超薄型高吸水性シート及びその製
造方法に関する。
を吸収する吸収体の主成分としては、従来より高吸水性
樹脂(以下、SAPと略称する)粒子を分散含有するフ
ラッフ状木材パルプが用いられている。しかし、当該吸
収体は、非常に嵩が大きいため、物流コストがかかる、
小売店の棚効率が悪い、資源の無駄遣いが多い等の問題
があり、吸収体製品に対して、コンパクト化、薄物化へ
の社会的要請が大きい。
APとパルプの組み合わせにおいては、パルプに対して
2〜10倍ほど高い吸水能力を持つSAPの比率を上
げ、パルプの使用量を減らせば、吸収体は薄くコンパク
トになり、究極的には、SAP100%にすれば、最大
限に薄層化、コンパクト化を追求できるはずである。
水の吸収の際に、SAPの特性に基づくいわゆる「ゲル
ブロッキング現象」が起こり、吸収体製品が計算通りの
効率では機能しなくなるため、現状ではSAP/パルプ
=1/1前後の構成が限界とされており、SAP/パル
プ比が1以上でSAPが主成分となる吸収体構造を得る
ことは極めて難しい技術課題となっている。こうしたS
APを主成分とする吸収体構造を一般的に“パルプレ
ス”と称している。
は、従来から種々の挑戦がなされている。例えば、アク
リル繊維の部分加水分解等により、繊維状、ウェブ状の
SAPシートを作る方法、あるいはアクリル酸等のモノ
マーをウェブに含浸させて、それを紫外線あるいはエレ
クトロンビーム等で重合させてウェブ状の吸水性ポリマ
ーを作る等の試みがなされているが、これらの方法は、
素材のコストの問題や、多大な設備投資額等により、工
業的には成功していない。
号及び特願平9−192159号において、ミクロフィ
ブリル状セルロースまたは、セルロース誘導体を接合剤
(結合剤)とした高吸水性複合体とその製造法について
開示している。その骨子は複合体を構成するSAP粒子
の殆どがその個々粒子の表面のほぼ全域をミクロフィブ
リル状セルロースで被覆された構成である。そのため、
その製造法としてはミクロフィブリル状セルロースとS
APの共分散スラリーをウェブに塗布後、脱溶媒、乾燥
するプロセスを採用している。
は、工業的に実現可能な方法であるが、SAPスラリー
の溶媒に有機溶媒を使用せざるをえない(水はSAPを
膨潤させるため使用できない)ため、安全上の問題があ
り、かつ、製造設備が防爆仕様の上、有機溶媒の回収等
設備が複雑で多大な設備投資を必要とする問題がある。
また、当該法で上記パルプレスの吸収体シートを製造す
るには、高濃度のSAPのスラリー溶液を使用せざるを
得ないため、通常行われているナイフコーター、ダイコ
ーター、コンマコーターのような塗布方法では、均質な
吸収体シートを得ることが難しく、目的にかなった製品
を得るには、高度な技術を必要とする。
造の吸収体を効率的にうる方法を具現化することにあ
る。
つ、簡便、容易に製造できる吸収体シートについて、鋭
意検討した結果、吸収体シートの構成を、第1層が紙、
布はく、不織布等の透水性シート、第2層がSAP、第
3層がミクロフィブリル状極微細繊維を主要成分とする
被覆接合剤にすることにより、安全かつ、容易に吸収体
シートを製造できることを見いだし、本発明を完成し
た。
て、水、若しくは、安全対策上問題のない範囲内で、有
機溶媒と水の混合液を用いることによって、安全の問題
は解決する。また、SAPをスラリー溶液にして当該S
APスラリーを第1層に塗布するのではなく、SAPそ
のものを散布し、直ちに乾燥する方法をとることによっ
て、SAPの水による膨潤を防ぎ、均質の吸収性シート
を簡便かつ容易に製造することが可能となる。
ート状支持体としては、ティシュペーパー等のしなやか
さのある紙類、及びまたは編み地または目の粗い平織り
の布はく類、及びまたはコットン、レーヨン、木材パル
プ等のセルロース素材、或いはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維の不織布
が挙げられる。ミクロフィブリル状極微細繊維を主要成
分とする被覆接合剤の分散液を塗布する場合には、セル
ロースの水素結合と物理的な絡み合いが生じやすいセル
ロース系基材及びまたは親水化処理した合成繊維基材を
用いることが望ましい。
と嵩高く、コンパクト化、薄膜化の目的に反するので、
JIS L−1096記載の方法による厚さ1.0mm以
下、目付50g/m2 以下で加工性を損なわない程度の
強度があれば良く、またこれらシート状支持体を重ね合
わせ、多層にすることは何等差し支えない。
性樹脂といわれているカルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸及びその塩類、ポリエチレンオキサイド等
の部分架橋ポリマー、或いはイソブチレンとマレイン酸
とのコポリマーが挙げられ、微生物起源の高吸水性ポリ
マーも含まれる。本発明で用いるSAPの形態として
は、通常、乾式で均一に散布するため、粒状、フレーク
状、ペレット状、短針状、チップ状であることが望まし
いが、これに限定されるものではない。
ー付き滑り台、スクリュータイプフィダー、グリッドロ
ール等による散布、或いは静電塗装のよう静電気を利用
した方法等が挙げられる。
の一部は、シート状支持体生地の網目に絡んで固定され
るが、大半のSAPは固定されない状態にある。この状
態でも最終的には、第3層の被覆接合剤によって固定さ
れるため問題ない。しかし、製造時、SAPを固定した
方がSAPのこぼれによるロスや、ズレによるSAPの
片寄りも少なく、より望ましい。
は、例えば、第1層のシート状支持体と第2層の高吸水
性樹脂粉末の間に樹脂粉末の動きを固定する性質を有す
る固定剤を塗布することにより達成される。
に付着する程度の少量の水を、シート状支持体上に部分
的或いは全面に塗布またはスプレーした後、SAPを散
布すれば部分的或いは全面にSAPがシート状支持体に
一時的に固定できる。
SAPを膨潤させないエチレングリコール、プロピレン
グリコール等のアルコール類またはその水溶液を用いる
こともできる。また、SAPの固定強度を高めるために
ミクロフィブリル状極微細繊維の被覆接合剤の分散液を
用いることもできる。
ギーナン、ヒドロキシアルキルセルロース、アルギン酸
ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
サイド、ポリアクリル酸ナトリウム等の粘着性水溶液、
若しくはポリ酢酸ビニルエマルジョンのようなエマルジ
ョン型接着剤を塗布すれば、SAPをシート状支持体に
しっかりと固定することが出来る。但し、上記接着剤は
透水性を阻害する恐れがあるため、その使用量は自ずと
制限され、接着剤固形分換算で2.0g/m2以下である
ことが望ましい。または当該接着性水溶液にミクロフィ
ブリル化セルロース(以下、MFCと略す)、バクテリ
アセルロース(以下、BCと略す)等の極微細繊維を配
合して用いれば、透水性を損なうことなくSAPの固定
強度を更に高めることが出来る。
り、しかもシート状支持体を折り曲げたり、伸縮して
も、散布したSAPの移動や脱落が起きないようにしっ
かり固定する目的で用いられる。
ル状極微細繊維を主要成分とする被覆接合剤は極微細繊
維同志の物理的な交絡に加え、極めて強い水素結合で結
着するため、ミクロフィブリルのネットワーク構造が形
成される。つまり、このネットワーク構造により個々の
SAP粒子表面のほぼ全域を当該極微細繊維で被覆する
のではなく、図1に示すように当該極微細繊維が第2層
のSAP層の上表面を覆いかくすように塗布することに
より、当該極微細繊維層が形成され、SAP粒子群を傘
で覆うようなかたちでSAP粒子群をシート状支持体に
固定化することができる。また乾燥時には極めて薄いネ
ットワーク構造が更に強く安定に結合し、湿潤時にはそ
のネットワーク構造が弱まり、SAPの膨潤を阻害せず
に極めて良好な透水性を有する。
としは、MFC、BC等のミクロフィブリル状極微細繊
維が挙げられる。MFCは木材を高度に叩解して得られ
たセルロースであり、詳細については特公昭48−66
41号公報、特公昭50−38720号公報、特開平8
−284090号公報に開示されている。また、BCは
微生物が産生するセルロースであり、その製法は特公昭
58−36958号公報、特公平5−1718号公報、
特公平5−68236号公報等に開示されている。本発
明に供するBCは、前記公報等に記載の製法で得られた
ものであれば何でも良いが、好ましくは特公昭4−64
521号公報、特開平5−51885号公報等に記載の
ホモジナイザー等の機械的せんだんで離解したBCがよ
く、更に好ましくは、酸加水分解処理等を施し機械的せ
んだんしたBC(特公平5−80484号公報)が良
い。
く、繊維径に比較して繊維長が長いほど、水素結合によ
る繊維同志の結着力が強くなるため、繊維の平均直径は
2μ以下、平均繊維長/平均繊維直径比が10以上の極
微細繊維であることが望ましい。また、当該極微細繊維
の使用量はシート状支持体へのSAPの固定化を強固に
保つには固形分換算で3.0g/m2〜0.05g/
m2、好ましくは2.0g/m2〜0.1g/m2である
ことが望ましい。上記範囲を超えるとシートが硬くな
り、範囲未満ではSAPの脱落が生じるようになる。
的で、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、ヒ
ドロキシアルキルセルロース、アルギン酸ナトリウム、
ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、ポリ
アクリル酸ナトリウム等の粘着性水溶液、若しくはポリ
酢酸ビニルエマルジョンのようなエマルジョン型接着剤
等の水への親和性の良い接着剤を併用しても何等差し支
えない。しかし、当該接着剤は水との親和性が良いとは
いうものの緻密な皮膜層を形成するため、透水性を阻害
する可能性がある。従って、その使用量は接着剤固形分
換算で2.0g/m2以下であることが望ましい。
水を用いるのが最も経済的であるが、その使用量が多い
とSAPが吸水膨潤し、乾燥に膨大なエネルギーと時間
を必要とするため、水の使用量はSAP重量に対して3
倍以下であることが望ましい。また、SAPの膨潤を抑
える目的で、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等
の有機溶媒と水との混合溶媒を用いることができ、有機
溶媒の割合は30重量%以上が望ましい。
ミクロフィブリル状極微細繊維の分散液をSAPの上面
にスプレー散布、またはカーテン塗装する等の方法が挙
げられる。同時に減圧装置を用い、SAP散布面と異な
るシート状支持体面を吸引しながら分散液を散布または
塗装すると分散液はSAP表面に止まらずSAP粒子間
及びシート状支持体へも分散され、SAPのシート状支
持体への固定化が強固になる。
した後、仮固定に用いた溶媒、極微細繊維の分散液とし
て用いた水または有機溶媒を乾燥等の方法で除去する事
により、シート中にSAPが70重量%以上含有するよ
うな典型的なパルプレスの高吸水性シートを得ることが
出来る(SAP/(SAP+被覆接合剤)では、90%
以上となる)。特に水を用いた場合には水量が少ないと
はいえ、SAPが吸水膨潤するので出来るだけ素早く水
を除去する必要があり、その時間は5分以内で乾燥する
ことが望ましい。
した後、シート状支持体を被覆接合層面に重ねて積層
し、乾燥しても何等差し支えない。
位置の近傍でスプレー散布した場合、第2層のSAPと
第3層の被覆接合剤との層形成が明瞭に峻別できず、そ
れぞれが濃度勾配を持った層となるが、そのような層形
成であっても何等差し支えない。
接合層が全面に形成された物でも良いし、ストライプ
状、或いは島状にパターン形成された形状でも良く、そ
の使用目的や使用形態に応じて形状を選択すればよい。
特に本発明の方法によれば、特願平9−192159号
に記載の図3のような製法に比較してパターン状に成形
するのは極めて容易である。
水性シートは、例えば、図2のように移動するシート状
支持体の上面に、SAPの仮固定用の溶液をストライプ
状に塗布した後、多数の散布口をシートの移動方向に対
して直角に配列してあるSAP散布装置より散布する事
によって製造できる。島状の高吸水性シートは、SAP
の仮固定用の溶液を島状に塗布した後、上記の散布装置
によりSAP、次いで被覆接合剤を間欠的に散布する事
によって製造することができる。
れた高吸水性シートは、厚さが薄いことと、多少揉まれ
てもSAPの脱落等がないので、長尺のシートでもロー
ル状に巻きとることが出来る。そのことによって高吸水
性シートの保管に大きなスペースを必要とせず、高吸水
性シートの製造所の製品倉庫や、紙おむつ製造所の原料
倉庫が小さく、物流コストも安価である等の経済的なメ
リットが生じる。
トを用いると、紙おむつや生理用ナプキン等の吸収体製
品が技術的に容易に製造できる点にある。例えば、図3
のように、高吸水性シートと液体不透過性のシート材料
を張り合わせるだけでも吸収体製品が出来る。また図4
のように、高吸水性シートの両面に透水性の良いトップ
シートと液体不透過性のバックシートを張り合わせる
等、技術的に簡単な方法で吸収体製品が製造できる。
トを用いると、いろいろと機能を持った吸収体製品を作
ることが出来る点が挙げられる。例えば、シートが薄い
ので、ボディラインにフィットした吸収体製品を作るこ
とが出来るし、或いはSAPをストライプ状に形成され
た高吸水性シートを図5のように、バックシートにジグ
ザグ状に張り合わせた吸収体製品を作れば、SAPが吸
水して容易に膨潤できる自由空間が確保できるため、吸
水効率の高い吸収体製品を作ることが可能である。
たMFCやBCを主要成分とする分散液をSAP層にス
プレーしてSAPを固定する方法は、現行のいわゆる薄
型オムツの製造プロセスにも応用することが可能であ
る。即ち、現行プロセスでは粉砕パルプにSAP粒子を
空気流にのせて添加する方法をとっているが、問題点と
してはこの添加されたSAP粒子が安定的に固定され
ず、SAPの吸収体内移動やオムツ表面へのリークを生
ずるところにある。そこで、SAPの添加に合わせて本
発明の方法のようにMFCやBCを主要成分とする分散
液を少量スプレーすることによって、SAPをMFCや
BCの薄い被膜形成により固定することができ、この方
法の応用によって現行プロセスに於いても、オムツやナ
プキンをより薄型化の方向に進めることができる。
り、勿論エアレイド不織布法によるSAP/パルプ複合
体の製造にも応用可能である。
製)31.3gとイオン交換水468.7gをビーカー
に入れ、ホモジナイザー(セントラル科学貿易社製)を
用いて約30分間撹拌分散させ、固形分濃度0.5%の
分散液を調製した。
水性 厚紙に15×15cmのポリプロピレン不織布(旭化成
(株)製 P3020、目付20g/m2)を固定し、そ
の不織布上にイオン交換水約2.5gをスプレーし、そ
の上にSAP(三菱化学(株)製 アクアパールAP21
1D)を散布(実験No1:3.17g、実験No2:
3.25g、実験No3:3.04g、比較例1:3.
16g)した。このシートを丁寧に吸引できる目皿付き
ロート上に移し、ロートの下方よりアスピレーターで吸
引しながら前記(1)で調製したBC分散液のスプレー量
を変えてスプレー(実験No1:0.91g、実験No
2:1.85g、実験No3:4.64g、比較例1:
なし)した後、素早く加熱乾燥させて高吸水性シートと
した。
重量は高吸水性シート重量から使用不織布重量を差し引
いて算出し、その値をm2当たりの重量に換算した。ま
たBC重量はスプレー量×濃度より、m2当たりの重量
に換算し、それぞれを表1に表示した。
験片とし、その試験片の短時間(30秒、5分)におけ
る吸水性については、JIS K−7223に準じて試
験片、または参考例としてSAP粒子を目開き57μm
のナイロンバックに入れ、生理食塩水に浸漬して測定し
た。次式から、SAP1g当たりの吸水量Wで換算し
て、表1の結果を得た。
の重量(g) c:ナイロンバック及び試験片と同寸法の不織布を浸漬
し、水切り後の重量(g)
段はm2 当たりの重量を示す。 吸水量:上段は30秒後の吸水量、下段は5分後の吸水
量を示す。
にBC分散液をスプレーしても吸水量はSAP粒子と殆
ど変わらなかった。尚、比較例1の試験片は不織布への
SAP固定化が弱く、ナイロンバックに入れる場合にS
AP粒子の脱落が見られた。
するために、得られた高吸水性シートを3×12cmの
試験片とし、温度25℃、湿度65%の条件下に24時
間以上放置した後、同条件下でJIS L−1096の
スコット屈曲試験法に準じて往復摩擦試験を5分間行っ
た。次いで、2cm間隔に開いたつかみ間の試験片を切
り取って重量を測定し、その重量から同寸法の不織布重
量を差し引き、不織布上のSAP+BCの付着量を求
め、m2当たりのSAP+BC重量に換算した。この値
から次式を用いて不織布へのSAP固定強度を算出し、
表2に示した。
量/試験前SAP+BCの坪量×100
た高吸水性シートは試験後も不織布にSAPが85%以
上固定されており、比較例1より大幅にSAP固定強度
が向上した。
の調製 固形分濃度2.15%のMFC465.1g(特種製紙
(株)製)、イオン交換水34.9g及びエタノール50
0gをビーカーに入れ、ホモジナイザー(セントラル科
学貿易社製)を用いて約30分間撹拌分散させ、固形分
濃度1.0%の50%エタノール分散液を調製した。こ
れを母液として固形分濃度0.5%、0.2%の50%
エタノール分散液を調製した。
吸水性 厚紙に15×15cmのセルロース不織布(二村化学
(株)製 TCF403、目付40g/m2 )を固定し、
その不織布上にイオン交換水で固形分濃度3%に希釈し
たアクリル共重合体エマルジョン粘着剤(サイデン化学
(株)製 サイビノールAT−22C 蒸発固形分51.
7%)約1.3gをスプレーし、その粘着剤上にSAP
(三菱化学(株)製 アクアパールAP211D)を散布
(実験No4:2.96g、実験No5:2.86g、実
験No6:3.07g、比較例2:2.86g)した。
このシートを丁寧に吸引できる目皿付きロート上に移
し、ロートの下方よりアスピレーターで吸引しながら、
前記(1)で調製したMFC分散液の3.3gをスプレー
した後、素早く加熱乾燥させて高吸水性シートとした。
得られた高吸水性シートのSAP+MFC重量等は実施
例1と同様の方法により求めた。
験片とし、不織布面の中心に定量ポンプチューブ(口径
2mm)より食用赤色104号を添加して着色した生理
食塩水を毎分3mL/minの速度で滴下し、吸水量が
飽和状態になるまでの滴下量を測定した。次式より、S
AP1gあたりの飽和吸水量Wで換算して、表3の結果
を得た。
験片当たりの重量、下段はm2当たりの重量を示す。
にMFC分散液をスプレーしても飽和吸水性は殆ど変化
しなかった。
散性を肉眼観察したところ、広がり具合いは均一であ
り、SAPの特性に基づくいわゆる「ゲルブッロキング
現象」は見られなかった。
たSAPの固定強度を測定したところ、表4の結果を得
た。
液をスプレーした高吸水性シートは試験後も不織布にS
APが85%以上固定されおり、比較例2より大幅にS
AP固定強度が向上した。 実施例3 連続スプレー及び散布実験 図6に示した装置を用いて高吸水性シートを試作した。
使用材料は下記の通りである。 (1) 極細繊維:0.5%BC/ イオン交換水(味の素
社製) (2) SAP:三洋化成(株)製 IM−6700 60
〜100メッシュ (3) 不織布:二村化学(株)製 TCF403、目付4
0g/m2
の速度で走行させながら、その上面に上記(1)の分散液
を50mL/minでスプレーし、その上面にバイブレ
ーターより供給したSAPを散布した。次にSAP面と
異なる不織布面を吸引しながら、上記(1)の分散液を1
25mL/minでSAP上面にスプレーした後、熱ロ
ールにより乾燥して高吸水性シートを得た。
性であった。 高吸収性シート重量:189g/m2 SAP量 :147g/m2 SAP固定強度 :91%
ける吸水性及び飽和吸水量は実施例1及び実施例2と同
様にして測定した結果、SAP1g当たりの吸水性は1
5g/30秒、飽和吸水量は47gであり、実施例1及
び実施例2の値を再現した。
水性シートは、大量生産により安価に入手できるSAP
をミクロフィブリルのネットワーク構造による極めて薄
い層形成にて覆い、シート状支持体にSAPが安定に保
持された高吸水性シートである。得られた高吸水性シー
トは、極めて大きい吸水容量を有し、その厚さが極めて
薄くできるため、幼児用及び成人用オムツ、生理用ナプ
キン等の吸収体製品全体の厚さを極限まで減少させるこ
とができる。またSAPを水と有機溶媒の混合分散スラ
リー溶液で塗布するのではなく、粉末で散布するために
安全対策上の問題が解決され、更に高吸水性シートが薄
いことによって製造設備の少スペース化、物流コストの
減少等による経済的なメリットに加え、加工性が容易で
あることにより任意の形態及び機能をもつ吸収体製品が
広範囲な用途に利用可能である。
料の概略的縦断面図。
する装置の概略的縦断面図。
の概略的縦断面図。
の概略的縦断面図。
の概略的縦断面図。
する装置の概略的縦断面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 第1層がシート状支持体、第2層が高吸
水性樹脂、第3層がミクロフィブリル状極微細繊維を主
要成分とする被覆接合剤で構成されることを特徴とする
高吸水性シート - 【請求項2】 第1層のシート状支持体と第2層の高吸
水性樹脂との間に固定剤を塗布することを特徴とする請
求項1記載の高吸水性シート - 【請求項3】 固定剤がミクロフィブリル状極微細繊
維、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、若し
くはポリアクリル酸ナトリウム等の粘着性水溶液、又は
ポリ酢酸ビニルエマルジョン等のエマルジョン型接着剤
である請求項1〜2記載の高吸水性シート - 【請求項4】 シート状支持体が紙、布はく、不織布等
の透水性シート、又はこれらを複合した透水性シートで
ある請求項1〜3記載の高吸水性シート - 【請求項5】 高吸水性樹脂がポリアクリル酸又はその
塩、カルボキシメチルセルロース又はその塩、若しくは
ポリエチレンオキサイドの部分架橋型ポリマーから選択
される請求項1〜4記載の高吸水性シート - 【請求項6】 ミクロフィブリル状極微細繊維がミクロ
フィブリル化セルロース、及び/又はバクテリアセルロ
ースである請求項1〜5記載の高吸水性シート - 【請求項7】 シート状支持体の上面に、高吸水性樹脂
を散布し、次いでミクロフィブリル状極微細繊維を主要
成分とする被覆接合剤の分散液をスプレー散布又はカー
テン塗装方法で塗布した後、乾燥させることを特徴とす
る高吸水性シートの製造方法 - 【請求項8】 シート状支持体の上面に、固定剤をスプ
レー散布又はカーテン塗装方法で塗布した後、第2層の
高吸水性樹脂を散布し、次いでミクロフィブリル状極微
細繊維を主要成分とする被覆接合剤の分散液をスプレー
散布又はカーテン塗装方法で塗布した後、乾燥させるこ
とを特徴とする高吸水性シートの製造方法 - 【請求項9】 ミクロフィブリル状極微細繊維を主要成
分とする被覆接合剤の分散液を塗布する場合に、塗布面
とは逆のシート状支持体面を吸引しながらミクロフィブ
リル状極微細繊維を主要成分とする被覆接合剤の分散液
を塗布し、乾燥させることを特徴とする請求項7〜8記
載の高吸水性シートの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34329197A JP3692486B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 高吸水性シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP34329197A JP3692486B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 高吸水性シート及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170414A true JPH11170414A (ja) | 1999-06-29 |
JP3692486B2 JP3692486B2 (ja) | 2005-09-07 |
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ID=18360386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34329197A Expired - Lifetime JP3692486B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 高吸水性シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
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