JPH11169594A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JPH11169594A
JPH11169594A JP9342335A JP34233597A JPH11169594A JP H11169594 A JPH11169594 A JP H11169594A JP 9342335 A JP9342335 A JP 9342335A JP 34233597 A JP34233597 A JP 34233597A JP H11169594 A JPH11169594 A JP H11169594A
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JP
Japan
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water
filter
inner basket
filter mechanism
washing
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JP9342335A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishimura
孝 西村
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 槽内の水位に関係なく洗濯・脱水槽内の槽内
水中のリントの捕集率を向上させ、すすぎ性能をより良
好なものとした全自動洗濯機を提供する。 【解決手段】 撹拌体14が内底部に回転可能に設けら
れた洗濯・脱水槽12と、洗濯・脱水槽12の内部に所
定間隙17を間に設けられるようにして取着され側壁に
多数の通水孔19が形成された内バスケット18と、こ
の内バスケット18の側壁内面中間部に取り付けられた
フィルタ機構20と、このフィルタ機構20に設けられ
た内バスケット18内部の水流に応じて槽内水中のリン
トを捕集するフィルタ部24とを備えたもので、間隙1
7に仕切りリブ28を設け、さらに内バスケット18の
フィルタ機構取り付け部分に通水孔19の第1の孔19
aを形成し、撹拌体14の裏面部分からフィルタ機構2
0のフィルタ部24にかけ槽内水が流通する水路29を
設けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水受け槽内に回転
可能に洗濯・脱水槽を備えてなる全自動洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、全自動洗濯機は外箱内に水
受け槽を弾性吊持すると共に、水受け槽内に洗濯・脱水
槽を回転可能に設けている。また洗濯・脱水槽は、その
内部に所定の間隙を間に設けるようにして内バスケット
が取着されており、この内バスケットには側壁に多数の
通水孔が形成されており、さらに側壁内面中間部には槽
内水中のリントを捕集するフィルタ機構が取り付けられ
ている。フィルタ機構は、リントを捕集するフィルタを
備えたフィルタ部を内バスケットに固定されたフィルタ
取付台に回動自在に支持し、洗濯・脱水槽の内底部に設
けられた撹拌体が回転することによって内バスケット内
に生じた槽内水の水流に応じフィルタ部が揺動し、フィ
ルタ部のフィルタにより槽内水中のリントを捕集する。
【0003】しかしながら上記の従来技術においては、
フィルタ機構が内バスケット内に生じた槽内水の水流に
応じて揺動するフィルタ部によって槽内水中のリントを
捕集するものであるため、捕集するリントは内バスケッ
トの側壁内面に沿って流れる槽内水中のリントであっ
て、フィルタ機構が設けられている側壁近傍のリントし
か捕集することができない。このように、フィルタ機構
が内バスケットの側壁内面に沿って流れる槽内水中のリ
ントを主として捕集するものであるからリントの捕集率
が低く、また槽内の水位が低い場合にはフィルタ機構の
フィルタ部を通過する槽内水の量が少なくてリントの捕
集率がさらに低いものとなってしまう状況にあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
槽内の水位に関係なく洗濯・脱水槽内の槽内水中のリン
トの捕集率を向上させるようにし、洗濯時のすすぎ性能
をより良好なものとした全自動洗濯機を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の全自動洗濯機
は、撹拌体が内底部に回転可能に設けられた洗濯・脱水
槽と、この洗濯・脱水槽の内部に該洗濯・脱水槽との間
に所定の間隙が設けられるようにして取着され側壁に多
数の通水孔が形成された内バスケットと、この内バスケ
ットの側壁内面中間部に取り付けられたフィルタ機構
と、このフィルタ機構に設けられた内バスケット内部の
水流に応じて槽内水中のリントを捕集するフィルタ部と
を備えた全自動洗濯機において、洗濯・脱水槽と内バス
ケットとの間の間隙および内バスケットのフィルタ機構
取り付け部分に、撹拌体の裏面部分からフィルタ機構の
フィルタ部にかけ槽内水が流通する水路を設けたことを
特徴とするものであり、さらに、内バスケットのフィル
タ機構取り付け部分の水路が該部分に形成された通水孔
によって構成されると共に、該通水孔の孔抜き加工方向
が他部分に形成された通水孔と逆方向となっていること
を特徴とするものであり、さらに、内バスケットのフィ
ルタ機構取り付け部分の水路が該部分に形成された通水
孔によって構成されると共に、該通水孔の孔形状が他部
分に形成された通水孔と異なる形状であることを特徴と
するものであり、さらに、フィルタ機構のフィルタ部が
内バスケットの側壁に取り付けられたフィルタ取付台に
支持されていると共に、フィルタ取付台にはフィルタ部
に水路を流通する槽内水を吐出する吐出孔が形成されて
いることを特徴とするものであり、さらに、吐出孔がフ
ィルタ取付台に複数形成されていると共に、吐出孔の開
口寸法が上方側に配置されるものほど小さいものである
ことを特徴とするものであり、さらに、水路の断面寸法
は、撹拌体の裏面部分に対し開口する部分で最大寸法と
なっていると共に下流方向に行くにしたがい漸次小寸法
となっていることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図12を参照して説明する。図1は縦断面図であ
り、図2は要部の縦断面図であり、図3は要部の斜視図
であり、図4は内バスケットの要部を示す図で、図4
(a)は斜視図、図4(b)はフィルタ機構取り付け部
分の断面図、図4(c)はフィルタ機構が取り付けられ
ない他部分の断面図であり、図5はフィルタ取付台の正
面図であり、図6は洗濯・脱水槽の要部の斜視図であ
り、図7は第1の変形形態の内バスケットの要部を示す
斜視図であり、図8は第2の変形形態の内バスケットの
要部を示す斜視図であり、図9は第2の変形形態のフィ
ルタ取付台の正面図であり、図10は第3の変形形態の
内バスケットの要部を示す斜視図であり、図11は第3
の変形形態のフィルタ取付台の正面図であり、図12は
第4の変形形態のフィルタ取付台の正面図である。
【0007】図1乃至図12において、1は全自動洗濯
機であり、これは外箱2の上端部に図示しない洗濯物出
入口を有するトップカバー3を設け、下端部に略角皿形
状の台板4を設けて構成され、台板4には底部隅部に脚
部5が設けられている。そしてトップカバー3には、前
方側に図示しないが洗濯行程を制御するコントロール部
が設けられていると共に、洗濯物出入口を開閉する外蓋
6が設けられている。また外箱2の内部には、外箱2の
4か所の上部隅角部に上端部が取り付けられた吊り棒7
と、この吊り棒7の下端部にスプリング8を装着してな
る弾性吊持機構9が設けられている。そして、この弾性
吊持機構9によって水受け槽10が、槽下部外壁に延設
された支持腕11で支持されるようにして外箱2内に弾
性吊持されている。
【0008】さらに水受け槽10内にはポリプロピレン
製の洗濯・脱水槽12が回転可能に収納されており、こ
の収納された洗濯・脱水槽12の上部にはバランスリン
グ13が装着されている。このように水受け槽10が弾
性吊持機構9により弾性吊持され、バランスリング13
が洗濯・脱水槽12に装着されていることで、脱水運転
時や脱水すすぎ運転時等における振動の外箱2への直接
伝達や振幅の増加が抑制されるようになっている。
【0009】一方、洗濯・脱水槽12の内底部には撹拌
体14が配設されており、水受け槽10の下方外側には
洗濯機モータ15を主体とする駆動機構16が配設され
ている。そして駆動機構16により、洗いやすすぎ時等
に洗濯・脱水槽12を静止状態にして撹拌体14を正逆
回転させて槽内部に入れられた洗濯物を洗剤が加えられ
た槽内水と共に回転させ水流によって洗いを行ったり、
また入れ替えた槽内水あるいは排水しながら注水した槽
内水と共に回転させ水流によってすすぎなどを行うよう
にしている。さらに脱水時等には洗濯・脱水槽12を撹
拌体14と共に高速回転させるようにしている。
【0010】また洗濯・脱水槽12は、その内部に所定
の間隙17を側壁部分から内底部の撹拌体14の最外縁
近傍までの間に設けるようにしてステンレス製の内バス
ケット18を取着した二重構造となっている。内バスケ
ット18は、その側壁に多数の通水孔19が形成されて
おり、また側壁内面中間部には洗いやすすぎ時等に槽内
水が流通する位置にフィルタ機構20が取り付けられて
いる。なお、内バスケット18に形成された通水孔19
のうち、フィルタ機構20取り付け部分に形成された同
一孔径の4つの第1の孔19aは、内バスケット18の
外方側である間隙17側から内方側に向けて孔抜き加工
するようにして形成されており、またフィルタ機構20
取り付け部分以外の他部分に形成された第2の孔19b
は、逆に内バスケット18の内方側から外方側の間隙1
7側に向けて孔抜き加工するようにして形成されてい
る。
【0011】そして上記のフィルタ機構20は、略方形
状で内方部分に形成された4つの吐出孔21を第1の孔
19aに連通させるようにして覆いながら内バスケット
18の内方側から取り付けられたフィルタ取付台22
と、このフィルタ取付台22に上部と下部に設けた突起
23が軸支され回動自在に取り付けられたフィルタ部2
4とを有している。またフィルタ部24は略方形枠状の
フィルタ枠25に袋状のフィルタ26が取着された構成
となっている。さらにフィルタ取付台22には、上下方
向に配置された4つの吐出孔21のうちの中間部の2つ
の孔と最上部および最下部の孔との間に、これらをそれ
ぞれ分離するように所定高さの略部分円弧形状の凸部2
7が突出している。
【0012】またさらに、洗濯・脱水槽12の側壁内面
には、内バスケット18と間に設けられた間隙17を上
下方向に仕切る2本の仕切りリブ28が、下部のリブ間
隔aが上部のリブ間隔bよりも広く、また下部から上部
に行くにしたがって漸次狭くなるように立設されてい
る。そして、この2本の仕切りリブ28によって、撹拌
体14の裏面に臨む位置から内バスケット18のフィル
タ機構20取り付け部分に形成された第1の孔19aに
至る水路29が形成される。なお、水路29の断面積は
撹拌体14の裏面に臨む下部のほうが上部の第1の孔1
9a形成部分よりも大きくなっている。
【0013】このように構成されたものでは、例えば洗
濯・脱水槽12の内バスケット18内に洗濯物と洗剤を
投入して注水し、洗濯・脱水槽12を静止させた状態で
駆動機構16により撹拌体14を正逆回転させて洗いを
実行する。内バスケット18内部に入れられた洗濯物は
槽内水と共に回転して洗いが進行するが、その過程で槽
内水が正逆回転しながら内バスケット18内を流れ、同
時に内バスケット18の側壁内面に沿って流れる槽内水
がフィルタ機構20を通過し、槽内水の流れに応じて回
動するフィルタ部24のフィルタ26により槽内水中の
リントが捕集される。
【0014】また、撹拌体14の正逆回転によって撹拌
体14の裏面側にも槽内水の流れが生じる。そして流れ
が生じた裏面側の槽内水は、撹拌体14の裏面に臨むよ
う設けられた開口部分から水路29内に流れ込む。その
後、槽内水は水路29を下部から上部に向かって流れ、
内バスケット18のフィルタ機構20取り付け部分に形
成された第1の孔19aおよびフィルタ取付台22の吐
出孔21を通過してフィルタ部24のフィルタ26に流
入し、撹拌体14の近傍から水路29を介して流れ込ん
だ槽内水中のリントが捕集される。この時、第1の孔1
9aが、槽内水の流れる方向と同じ方向に孔抜き加工さ
れているので、孔抜き加工による孔周囲のばりが槽内水
の流れを阻害するものではなく、槽内水は円滑に水路2
9からフィルタ機構20に流入することになる。
【0015】さらに、洗いが終了し内バスケット18内
に残された洗濯物のすすぎを、再び内バスケット18内
に注水して、あるいは注水しながら実行する場合も、同
様に撹拌体14の正逆回転によって表面側と裏面側に槽
内水の流れが生じ、内バスケット18の側壁内面に沿っ
て流れる槽内水と、水路29を下部から上部に向かって
流れる槽内水とがそれぞれフィルタ機構20を通過して
槽内水中のリントが捕集される。またさらに洗濯物の量
が少なくて槽内水の水位が低い状態で洗いやすすぎを行
う場合にも、上記した水位が低くない場合と同じ様に撹
拌体14の正逆回転によって表面側と裏面側に槽内水の
流れが生じ、内バスケット18の側壁内面に沿って流れ
る槽内水と、水路29を断面積が大きい開口部分から流
入して下部から上部に向かって流れる槽内水とが、それ
ぞれフィルタ機構20を通過して槽内水中のリントが捕
集される。
【0016】このため、内バスケット18の側壁内面に
沿って流れる槽内水のみがフィルタ機構20を通過し、
フィルタ部24のフィルタ26によって槽内水中のリン
トを捕集する場合に比べ、槽内水が撹拌体14の裏面部
分から水路29を流れてフィルタ機構20に流入し、フ
ィルタ26により槽内水中のリントを捕集する分だけリ
ントの捕集量が増加することになってリントの捕集率が
向上する。これは槽内水の水位が低い場合も同様で、こ
の場合には、内バスケット18の側壁内面に沿って流れ
フィルタ機構20を通過する槽内水の量が、水位が低く
なった分だけ減少してリントの捕集率が低下するが、撹
拌体14の裏面部分から断面積が大きい開口部分から流
入し、水路29を流れフィルタ機構20に流入する槽内
水中のリントを捕集する分だけリントの捕集量が増加
し、捕集率が向上する。さらに、リントの捕集率が向上
することにより洗濯物へのリントの付着が少なくなり、
すすぎ性能がより良好なものとなる。
【0017】なお、上記の実施形態においては、内バス
ケット18に形成した通水孔19を孔抜き加工方向が逆
方向で同一直径の第1の孔19aと第2の孔19bと
し、また、これらに対応したフィルタ取付台22によっ
てフィルタ機構20構成したが、これに限定されるもの
ではなく、次に示す各変形形態のように要部を構成する
と共に他の部分については上記の実施形態のように構成
してもよい。
【0018】先ず、第1の変形形態を図7により説明す
る。内バスケット31には多数の通水孔32が形成され
ている。そして、この内バスケット31の図示しないフ
ィルタ機構の取り付け部分には、フィルタ機構を取り付
けない他部分に形成されている第2の孔19bよりも孔
径が大きい3つの第1の孔32aが形成されている。ま
た、これら3つの第1の孔32aは、同一孔径を有する
と共に内バスケット32の外方側である図示しない洗濯
・脱水槽との間の間隙側から内方側に向けて孔抜き加工
するようにして形成されている。このように構成されて
いるので、本変形形態においても上記の実施形態と同様
の作用、効果を有する。
【0019】次に、第2の変形形態を図8及び図9によ
り説明する。内バスケット33には多数の通水孔34が
形成されている。そして、この内バスケット33の図示
しないフィルタ機構の取り付け部分には、フィルタ機構
を取り付けない他部分に形成されている第2の孔19b
と孔形状の異なる上下方向の長孔によりなる1つの第1
の孔34aが形成されている。また、第1の孔34aは
内バスケット33の外方側である図示しない洗濯・脱水
槽との間の間隙側から内方側に向けて孔抜き加工するよ
うにして形成されている。さらに内バスケット33のフ
ィルタ機構取り付け部分に取り付けられるフィルタ取付
台35は、略方形状に形成されたもので、その内方部分
には長孔状の吐出孔36が上下方向に形成されており、
吐出孔36の上下の端部近傍には凸部27が突出するよ
うに形成されている。そしてフィルタ取付台35は、吐
出孔36を第1の孔34aに連通させるように覆いなが
ら内バスケット33に内方側から取り付けられ、図示し
ないフィルタ部が回動自在に取り付けられる。このよう
に構成されているので、本変形形態においても上記の実
施形態と同様の作用、効果を有する。
【0020】次に、第3の変形形態を図10及び図11
により説明する。内バスケット37には多数の通水孔3
8が形成されている。そして、この内バスケット37の
図示しないフィルタ機構の取り付け部分には、フィルタ
機構を取り付けない他部分に形成されている第2の孔1
9bと孔形状の異なる上下方向の長孔によりなる平行配
列された2つの第1の孔38aが形成されている。ま
た、第1の孔38aは内バスケット37の外方側である
図示しない洗濯・脱水槽との間の間隙側から内方側に向
けて孔抜き加工するようにして形成されている。さらに
内バスケット37のフィルタ機構取り付け部分に取り付
けられるフィルタ取付台39は、略方形状に形成された
もので、その内方部分には平行配列された上下方向の長
孔状の吐出孔40が形成されており、吐出孔40の上下
の端部近傍には凸部27が突出するように形成されてい
る。そしてフィルタ取付台39には、吐出孔40を第1
の孔38aに連通させるように覆いながら内バスケット
37に内方側から取り付けられ、図示しないフィルタ部
が回動自在に取り付けられる。このように構成されてい
るので、本変形形態においても上記の実施形態と同様の
作用、効果を有する。
【0021】次に、第4の変形形態を図12により説明
する。41は図示しない内バスケットの所定の取り付け
部分に取り付けられるフィルタ機構のフィルタ取付台
で、これは略方形状に形成されており、その内方部分に
は孔径の異なる4つの吐出孔42が上下方向に、上部の
孔から下部の孔にかけて順次孔直径が、例えば4mm、
5mm、6mm、7mmと大きくなるように形成されて
いる。さらに、フィルタ取付台41には、上下方向に配
置された4つの吐出孔42のうちの中間部の2つの孔と
最上部および最下部の孔との間に、これらをそれぞれ分
離するように所定高さの略部分円弧形状の凸部27が突
出している。そして、フィルタ取付台41が取り付けら
れる内バスケットのフィルタ機構取り付け部分には、図
示しないがフィルタ取付台41の4つの吐出孔42に対
応して通水孔の孔径の異なる4つの第1の孔が上下方向
に形成されている。なお、第1の孔は吐出孔42と同様
に上部の孔から下部の孔にかけて順次孔直径が大きくな
るものとなっている。また内バスケットのフィルタ機構
を取り付けない他部分には通水孔の第2の孔が多数形成
されている。このように構成されているので、本変形形
態においても上記の実施形態と同様の作用、効果を有す
ると共に、フィルタ取付台41の吐出孔42と内バスケ
ットの第1の孔が、それぞれ上部の孔から下部の孔にか
けて順次孔直径が大きなものとなっているので、槽内水
の水位が低い状態で洗いやすすぎを行う場合でも、より
向上したリントの捕集率を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば槽内の水位に関係なく洗濯・脱水槽内の槽内水
中のリントの捕集率が向上し、すすぎ性能がより良好な
ものとなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態における要部の縦断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態における要部の斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態の内バスケットの要部を示
す図で、図4(a)は斜視図、図4(b)はフィルタ機
構取り付け部分の断面図、図4(c)はフィルタ機構が
取り付けられない他部分の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態のフィルタ取付台の正面図
である。
【図6】本発明の一実施形態の洗濯・脱水槽の要部の斜
視図である。
【図7】本発明の一実施形態における第1の変形形態の
内バスケットの要部を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態における第2の変形形態の
内バスケットの要部を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態における第2の変形形態の
フィルタ取付台の正面図である。
【図10】本発明の一実施形態における第3の変形形態
の内バスケットの要部を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態における第3の変形形態
のフィルタ取付台の正面図である。
【図12】本発明の一実施形態における第4の変形形態
のフィルタ取付台の正面図である。
【符号の説明】
12…洗濯・脱水槽 14…撹拌体 17…間隙 18…内バスケット 19,32,34,38…通水孔 19a,32a,34a,38a…第1の孔 19b…第2の孔 20…フィルタ機構 21,36,40,42…吐出孔 22,35,39,41…フィルタ取付台 24…フィルタ部 26…フィルタ 28…仕切りリブ 29…水路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撹拌体が内底部に回転可能に設けられた
    洗濯・脱水槽と、この洗濯・脱水槽の内部に該洗濯・脱
    水槽との間に所定の間隙が設けられるようにして取着さ
    れ側壁に多数の通水孔が形成された内バスケットと、こ
    の内バスケットの前記側壁内面中間部に取り付けられた
    フィルタ機構と、このフィルタ機構に設けられた前記内
    バスケット内部の水流に応じて槽内水中のリントを捕集
    するフィルタ部とを備えた全自動洗濯機において、前記
    洗濯・脱水槽と内バスケットとの間の前記間隙および前
    記内バスケットの前記フィルタ機構取り付け部分に、前
    記撹拌体の裏面部分から前記フィルタ機構の前記フィル
    タ部にかけ前記槽内水が流通する水路を設けたことを特
    徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 内バスケットのフィルタ機構取り付け部
    分の水路が該部分に形成された通水孔によって構成され
    ると共に、該通水孔の孔抜き加工方向が他部分に形成さ
    れた通水孔と逆方向となっていることを特徴とする請求
    項1記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 内バスケットのフィルタ機構取り付け部
    分の水路が該部分に形成された通水孔によって構成され
    ると共に、該通水孔の孔形状が他部分に形成された通水
    孔と異なる形状であることを特徴とする請求項1記載の
    全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 フィルタ機構のフィルタ部が内バスケッ
    トの側壁に取り付けられたフィルタ取付台に支持されて
    いると共に、前記フィルタ取付台には前記フィルタ部に
    水路を流通する槽内水を吐出する吐出孔が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
  5. 【請求項5】 吐出孔がフィルタ取付台に複数形成され
    ていると共に、前記吐出孔の開口寸法が上方側に配置さ
    れるものほど小さいものであることを特徴とする請求項
    4記載の全自動洗濯機。
  6. 【請求項6】 水路の断面寸法は、撹拌体の裏面部分に
    対し開口する部分で最大寸法となっていると共に下流方
    向に行くにしたがい漸次小寸法となっていることを特徴
    とする請求項1記載の全自動洗濯機。
JP9342335A 1997-12-12 1997-12-12 全自動洗濯機 Pending JPH11169594A (ja)

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EP3276070A4 (en) * 2015-03-23 2018-12-05 Qingdao Haier Washing Machine Co., Ltd. Washing machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492573B1 (ko) * 1998-11-07 2005-09-07 엘지전자 주식회사 전자동세탁기의실밥채집장치
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