JPH11168334A - 可変抵抗器、利得制御増幅回路、ミクサ回路および受信回路 - Google Patents

可変抵抗器、利得制御増幅回路、ミクサ回路および受信回路

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JPH11168334A
JPH11168334A JP33185197A JP33185197A JPH11168334A JP H11168334 A JPH11168334 A JP H11168334A JP 33185197 A JP33185197 A JP 33185197A JP 33185197 A JP33185197 A JP 33185197A JP H11168334 A JPH11168334 A JP H11168334A
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gain control
resistance
variable resistor
current
variable
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JP33185197A
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Katsuhide Ichikawa
勝英 市川
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit

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Abstract

(57)【要約】 【課題】歪特性の劣化の少ない可変抵抗器を差動増幅回
路、ミクサ回路の利得制御手段に用いたことで利得制御
時の歪特性の劣化を少なくする。 【解決手段】 利得制御用トランジスタ111、112
のソース共通接続点と、電流源トランジスタ118のド
レイン間に抵抗を挿入して利得制御用トランジスタ11
1、112に直流電流を流すことで、利得制御量の劣化
を招かずに利得制御時の歪特性の劣化を小さくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TV、CATV、
衛星放送、衛星通信、セルラ電話などの受信機に用いら
れる高周波信号処理のための利得制御増幅回路、ミキサ
回路および受信回路とこれらに使用する可変抵抗器とに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるミクサ回路を図5に示
す。図5おいて、ミクサ回路は、利得制御手段を有し、
電界効果トランジスタ504のゲートに印加する電圧に
よりドレインとソース間のチャネル抵抗を可変すること
で利得制御を行っている。
【0003】図5に示すミクサ回路は、電源端子101
と、RF信号(無線周波信号)入力端子102および10
3と、中間周波出力端子301と、局部発振信号入力端
子302および303と、出力トランス304とを有し
ている。さらに、ミクサ回路は、周波数変換用トランジ
スタ305、306、307および308と、増幅用ト
ランジスタ109および110と、可変抵抗器509
と、電流源トランジスタ505および506と、バラツ
キ吸収抵抗507と、ブリーダ抵抗120、121、3
09および310と、バイアス印加抵抗122、12
3、311および312と、高周波接地容量313とを
有している。
【0004】可変抵抗器509は、利得制御用トランジ
スタ504と、歪改善抵抗502および503と、利得
制御量調整用抵抗501と、ゲート保護抵抗508と、
利得制御電圧端子106とにより構成される。
【0005】トランス304の出力側巻線には中間周波
出力端子301が接続され、電源側巻線は接地容量31
3で高周波接地された中間タップを有しており、電源側
巻線の一方の入力には周波数変換用トランジスタ305
のドレインと周波数変換用トランジスタ307のドレイ
ンとが接続され、第1の中間周波信号を出力し、電源側
巻線の他方の入力には周波数変換用トランジスタ306
のドレインと周波数変換用トランジスタ308のドレイ
ンとが接続され、第2の中間周波信号を出力し、出力巻
線からは第1と第2との中間周波信号が合成されて出力
される。また、電源電圧は、電源側巻線の中間タップを
介し電源端子101より供給される。そして、周波数変
換用トランジスタ305および306のソースと周波数
変換用トランジスタ307および308のソースとはそ
れぞれ共通接続され、それぞれ増幅用トランジスタ10
9および110のドレインに接続される。また、増幅用
トランジスタ109および110のソース間には利得制
御のための可変抵抗器として、利得制御用トランジスタ
504と歪特性改善抵抗502および503の直列接続
体と利得制御量調整用抵抗501とが接続されるととも
に、利得制御用トランジスタ504のゲートにはゲート
保護抵抗508を介し利得制御電圧端子106に接続さ
れる。さらに、増幅用トランジスタ109および110
のソースにはそれぞれ電流源トランジスタ505および
506のドレインが接続されるとともに、それらのトラ
ンジスタのゲートは直接接地され、ソースは共通のバラ
ツキ吸収抵抗507により接地される。また、周波数変
換用トランジスタ305および308のゲートと周波数
変換用トランジスタ306および307のゲートとはそ
れぞれ共通接続され、それらの共通接続点がそれぞれ局
部発振信号入力端子302および303に接続されると
ともに、ブリーダ抵抗309および310により分圧さ
れた電圧をバイアス印加抵抗311および312を介し
それぞれ局部発振信号入力端子302および303に印
加される。また、増幅用トランジスタ109および11
0のゲートは、それぞれRF信号入力端子102および
103に接続されるとともに、ブリーダ抵抗120およ
び121により分圧された電圧がそれぞれバイアス印加
抵抗122および123を介し印加される。
【0006】従来技術におけるミクサ回路は、RF信号
入力端子102―103間に入力されたRF信号を増幅
用トランジスタ109および110で増幅した後、周波
数変換用トランジスタ305、306、307および3
08において、局部発振信号入力端子302―303間
に入力された局部発振信号により中間周波信号に周波数
変換し、その中間周波信号を中間周波出力端子301に
出力する。また、利得制御は、利得制御電圧入力端子1
06に印加する電圧により利得制御用トランジスタ50
4のドレインとソース間のチャネル抵抗を可変すること
で制御し、利得制御量は利得制御量調整用抵抗501に
より調整する。
【0007】また、ミクサ回路では、利得制御用トラン
ジスタのドレインとソース間のチャネル抵抗を可変する
ことで利得制御を行っているが、このチャネル抵抗値が
ゲート電圧に対して非線形的に変化するために、抵抗値
が急激に変化する点で歪特性が劣化するという問題があ
る。さらに、利得制御用トランジスタのドレインとゲー
トあるいはゲートとソース間の接合容量の非線形性によ
っても歪特性が劣化する。これらの劣化は、どちらも利
得制御時に発生し、図5に示す従来例では、利得制御用
トランジスタ504の両端に直列に歪改善抵抗502、
503を挿入するとともに、利得制御量調整を兼ねた利
得制御量調整用抵抗501を利得制御用トランジスタ5
04と並列に接続することにより、利得制御用トランジ
スタのチャネル抵抗の非線形性や接合容量の非線形性に
よる利得制御時の歪特性劣化を抑えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で示すミ
クサ回路では、利得制御用トランジスタに直列に抵抗を
挿入するとともに、利得制御量の調整を兼ねた利得制御
量調整用抵抗を利得制御用トランジスタに並列に接続さ
せることで利得制御時の歪特性改善を図っている。しか
し、この手段では、利得制御時の歪特性の劣化を小さく
する場合には、利得制御用トランジスタに直列に挿入す
る抵抗の値を大きくするとともに、利得制御用トランジ
スタと並列に接続した抵抗の値を小さくすれば良いが、
利得制御量が不足するという問題がある。
【0009】ここで、利得制御用トランジスタに挿入す
る抵抗と利得制御量の関係について説明する。利得制御
量は利得最大時と利得最小時との増幅用トランジスタの
ソース間の抵抗比によりほぼ決まる。図5に示す利得制
御用トランジスタ504のオン抵抗をRonとし、挿入
する抵抗501、502および503の抵抗値をそれぞ
れR501、R502およびR503とし、利得制御用
トランジスタ504のオフ時の抵抗がR501、R50
2およびR503に比べ十分大きいとすると、抵抗比
は、並列接続される(Ron+R502+R503)と
R501の合成抵抗とR501との比になる。このため
利得制御量を大きくするにはR502とR503を小さ
くするとともにR501を大きくすればよいが、この場
合、利得制御用トランジスタのチャネル抵抗の非線形性
や接合容量の非線形性の影響が大きくなり歪特性が劣化
するため、利得制御時の歪特性改善と利得制御量の確保
の両立が困難である。
【0010】また、利得制御用トランジスタと直列に抵
抗を挿入することでRFバッファ109と110のソー
ス間の抵抗が増えることで帰還量が増え、利得の低下や
NFが劣化するという問題がある。
【0011】本発明の目的は、上記問題を解消し、利得
制御時の歪特性改善効果を十分発揮しながら、利得制御
量の不足や利得の低下およびNFの劣化を抑えることがで
きるようにした可変抵抗器と、それを用いた利得制御増
幅回路、ミクサ回路および受信回路とを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、制御電圧により抵抗が変化する可変抵抗
器において、前記制御電圧にしたがって抵抗が変化し、
電流によって抵抗値の変化領域が変わる可変抵抗手段
と、前記可変抵抗手段の変化領域を電流により特定領域
に遷移させる遷移手段とを備える。本発明によれば、特
定領域を線形的な領域とすることにより、従来技術のよ
うに、歪み調整用の抵抗を設ける必要がない。
【0013】前記可変抵抗手段は、前記制御電圧を入力
する制御電圧入力端子と、前記遷移手段からの電流を入
力する入力端子と、抵抗性分を出力するための第1およ
び第2の出力端子とを備える。前記可変抵抗手段は、2
つのトランジスタを備え、前記制御電圧入力端子から当
該トランジスタのチャネル抵抗を変化させるための制御
電圧を入力し、前記入力端子より当該2つのトランジス
タに直流電流を入力し、当該2つのトランジスタのチャ
ネル抵抗を前記2つの出力端子に接続させるように構成
する。前記遷移手段は、電流を出力する電流源を備え
る。前記可変抵抗手段は、接合容量における歪を抑える
ための容量をさらに備えることができる。これにより、
接合容量における歪を抑えることができる。
【0014】また、この可変抵抗器は、利得制御増幅回
路、ミクサ回路、受信回路に適用することができる。
【0015】より具体的な構成としては、可変抵抗器に
おいて、利得制御用トランジスタとして第1と第2の電
界効果トランジスタのソースを共通接続するとともに、
それぞれのゲートに抵抗を介し制御端子を設け、その端
子に制御電圧を印加することで第1の電界効果トランジ
スタのドレインと第2の電界効果トランジスタのドレイ
ン間の抵抗値を変える構成にすることができる。さら
に、第1の電界効果トランジスタのドレインと第2の電
界効果トランジスタのドレインをそれぞれ抵抗を介し共
通の電流源に接続するとともに、第1の電界効果トラン
ジスタのソースと第2の電界効果トランジスタのソース
の共通接続点とその電流源との間に抵抗を付加した。さ
らに、第1と第2の電界効果トランジスタのゲートとソ
ース間にそれぞれ容量を付加した。
【0016】図5に示す従来例の可変抵抗器に用いる利
得制御用トランジスタには直流電流が流れないのに対
し、本発明では、利得制御を目的とした第1と第2の電
界効果トランジスタに直流電流を流すことで、利得制御
用トランジスタのドレインとソース間のチャネル抵抗の
値が急激に変化する点を避けて、線形的な領域である特
定領域に変化領域を遷移させることで、利得制御用トラ
ンジスタのチャネル抵抗の非線形性による利得制御時の
歪特性の劣化を抑えることができる。また、第1および
第2の電界効果トランジスタのゲートとソース間にそれ
ぞれ容量を付加することにより、利得制御トランジスタ
の接合容量の非線形性による影響が小さくできるので、
利得制御トランジスタの接合容量の非線形性のよる、利
得制御時の歪特性の劣化も抑えることができる。
【0017】また、本発明では、従来例のように、利得
制御時の歪特性改善を目的として利得制御用トランジス
タと直列に抵抗を挿入する必要がないため、増幅用トラ
ンジスタのソース間の抵抗値増加による利得の低下やNF
の劣化を抑えることができる。
【0018】以上は可変抵抗器をミクサ回路に用いた例
を示したが、可変抵抗器を利得制御増幅回路に用いた場
合も同様の効果がある。この場合、ドレインに負荷抵抗
が接続された第3の電界効果トランジスタのソースに、
本発明における可変抵抗器の第1の電界効果トランジス
タのドレインを、ドレインに負荷抵抗が接続された第4
の電界効果トランジスタのソースに、本発明における可
変抵抗器の第2の電界効果トランジスタのドレインをそ
れぞれ接続した構成とすればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。
【0020】図1に、本発明の第1の実施形態における
可変抵抗器とそれを用いた利得制御増幅回路との回路図
を示す。図1において、利得制御増幅回路は、電源端子
101、RF信号入力端子102および103、出力端
子104および105、負荷抵抗107および108、
増幅用トランジスタ109および110、可変抵抗器1
24、ブリーダ抵抗120および121、バイアス抵抗
122および123を有している。
【0021】可変抵抗器124は、利得制御用トランジ
スタ111および112、抵抗113、利得制御量調整
用抵抗114および115、利得制御電圧端子106、
電流源トランジスタ118、および、バラツキ吸収抵抗
119を有している。
【0022】図1において、増幅用トランジスタ109
および110のドレインにはそれぞれ負荷抵抗107お
よび108が接続され、それらのゲートには、RF信号
入力端子102および103が接続され、それらのソー
スには、可変抵抗器124に接続されている。また、こ
れら増幅用トランジスタ109および110のゲートに
はそれぞれ、電源端子101から印加される電源電圧を
ブリーダ抵抗120および121で分圧して得られる電
圧がバイアス印加抵抗122および123を介して印加
されている。さらに、これら増幅用トランジスタ109
および110のドレインは、それぞれ出力端子104お
よび105に接続されている。
【0023】可変抵抗器124では、利得制御用トラン
ジスタ111および112のソースは共通接続され、そ
れらのトランジスタのゲートはそれぞれ抵抗116およ
び117を介し、利得制御電圧端子106に接続され
る。また、利得制御用トランジスタ111および112
のドレインは、それぞれ増幅用トランジスタ109およ
び110のソースに接続されるとともに、それぞれ利得
制御量調整用抵抗114および115を介し共通の電流
源トランジスタ118のドレインに接続される。さら
に、利得制御用トランジスタ111および112のソー
スの共通接続点と電流源トランジスタ118のドレイン
に抵抗113が接続される。また、電流源トランジスタ
118のゲートは直接接地され、ソースはバラツキ吸収
抵抗119を介し接地される。
【0024】図1に示す利得制御増幅回路では、RF信
号入力端子102―103間に入力されたRF信号を増
幅用トランジスタ109および110により増幅した
後、出力端子104、105に出力する。また、このと
きの利得は、制御端子106に印加される利得制御電圧
により、利得制御トランジスタ111おびよ112のチ
ャネル抵抗を変えることで制御され、その制御量は利得
制御量調整用抵抗114および115により調整可能で
ある。
【0025】このように、利得制御時の歪特性改善手段
として、利得制御用トランジスタに直流電流が流れる構
成とすることで、利得制御用トランジスタのドレインと
ソース間のチャネル抵抗の値が急激に変化する点を避け
て、線形的な動作領域に移動させることで、利得制御を
行う場合に、利得制御用トランジスタのチャネル抵抗の
非線形性による歪特性の劣化を抑えることができる。こ
のため、図5に示した従来のミクサ回路のように利得制
御用トランジスタに直列あるいは並列に抵抗を挿入する
ことで歪特性の劣化を抑える場合に比べ、十分な利得制
御量を確保することができる。さらに、本実施の形態で
は、利得制御用トランジスタに直列に抵抗を挿入せずに
利得制御時の歪特性の劣化を抑えることができるため、
抵抗挿入による利得の低下やNFの劣化もない。また、第
1の実施の形態においては、増幅用トランジスタ10
9、110および電流源トランジスタ118は、電界効
果トランジスタに限らずバイポーラトランジスタ等の他
の能動素子であっても、同様の効果が得られる。
【0026】図2に、本発明の第2の実施形態における
可変抵抗器とそれを用いた利得制御増幅回路の回路図を
示す。図2において、図1に対応する部分には同一符号
を付けている。
【0027】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
における構成に、可変抵抗器124の利得制御トランジ
スタ111および112のゲートとソース間にそれぞれ
利得制御時の歪改善容量201および202を付加して
いる。これにより、利得制御用トランジスタ111、1
12のドレインとゲート間とゲートとソース間の接合容
量の非線形性による歪特性劣化のうち、特に劣化の大き
いゲートとソース間の接合容量の非線形性による影響
を、これと並列に容量を付加することで小さくすること
ができる。このため、利得制御を行う場合に、利得制御
用トランジスタの接合容量の非線形性による歪特性の劣
化を抑えることができる。
【0028】つぎに、上述した第1の実施の形態におけ
る可変抵抗器をミクサ回路に用いた場合の構成を、図3
を参照して説明する。図3に、本発明の第1の実施形態
における可変抵抗器とそれを用いたミクサ回路の回路図
を示す。図1および図5に対応する部分には同一符号を
付けている。
【0029】図3に示すミクサ回路は、RF信号入力端
子102―103間に入力されたRF信号を増幅用トラ
ンジスタ109および110により増幅した後、周波数
変換用トランジスタ305、306、307および30
8において、局部発振信号入力端子302―303間に
入力された局部発振信号により中間周波信号に周波数変
換し、中間周波出力端子301に中間周波信号を出力す
る。また、利得制御は、第1の実施の形態における、図
1で示した可変抵抗器とそれを用いた利得制御増幅回路
と同様に、可変抵抗器124の利得制御電圧端子106
に制御電圧を印加することで制御し、利得制御量は利得
制御量調整用抵抗114および115により調整する。
【0030】図9に、図3に示すミクサ回路と、図5に示
す従来技術におけるミクサ回路との利得制御用FETの
動作領域を示す。図9に示すように、従来技術における
ミクサ回路の利得制御用FETのドレイン−ソース間は
同電位のためVds=0Vを中心にした高周波信号が加
わり、この時の利得制御用FETのチャネル抵抗は、d
Vds/dIdとなる。また、従来技術においては、利
得制御用FETのゲートに加わる制御電圧が大きいとき
(Vg=Vg2の曲線)の利得制御量が小さい場合に比
べて、制御電圧が小さいとき(Vg=Vg1の曲線)の
利得制御量が大きい場合に、利得制御用FETのチャネ
ル抵抗が非線形に大きくなるため、歪特性が劣化する。
【0031】これに対し、本実施の形態におけるミクサ
回路では、利得制御用FETに、直流電流を流すこと
で、利得制御用FETのドレイン−ソース間電圧がVd
s>0Vとして、利得制御用FETのチャンネル抵抗が
線形的に変化する領域を動作領域とすることができ、非
線形な領域における動作を避けることができる。
【0032】このように、第1の実施の形態における可
変抵抗器とそれを用いた利得制御増幅回路およびミクサ
回路によれば、利得制御時の歪特性改善手段として、利
得制御用トランジスタに直流電流が流れる構成とするた
め、利得制御用トランジスタのドレインとソース間のチ
ャネル抵抗の値が急激に変化する点を避けて、線形的な
領域を動作領域にすることで、利得制御時の利得制御用
トランジスタのチャネル抵抗の非線形性による歪特性の
劣化を抑えることができる。図5に示した従来のミクサ
回路のように利得制御用トランジスタに直列あるいは並
列に抵抗を挿入することで歪特性の劣化を抑える場合に
比べ、十分な利得制御量を確保することができる。さら
に、この実施の形態では、利得制御用トランジスタと直
列に抵抗を挿入せずに利得制御時の歪特性の劣化を抑え
ることができるため、抵抗挿入による利得の低下やNFの
劣化もない。また、増幅用トランジスタ109および1
10、周波数変換用トランジスタ305、306、30
7、308および電流源トランジスタ118は、電界効
果トランジスタに限らずバイポーラトランジスタ等の他
の能動素子であっても、同様の効果が得られる。
【0033】つぎに、上述した第2の実施の形態におけ
る可変抵抗器をミクサ回路に用いた場合の構成を、図4
を参照して説明する。図4に、本発明の第2の実施形態
における可変抵抗器とそれを用いたミクサ回路の回路図
を示す。図1および図5に対応する部分には同一符号を
付けている。
【0034】図4に示すミクサ回路は、第2の実施の形
態と同様に、可変抵抗器124の利得制御トランジスタ
111および112のゲートとソース間にそれぞれ利得
制御時の歪改善容量201および202を付加したこと
により、利得制御用トランジスタ111、112のドレ
インとゲート間とゲートとソース間の接合容量の非線形
性による歪特性劣化のうち、特に、劣化の大きいゲート
とソース間の接合容量の非線形性による影響をこれと並
列に容量を付加することで小さくできる。このため、利
得制御用トランジスタの接合容量の非線形性による、利
得制御時の歪みの劣化を抑えることができる。
【0035】以上、説明したように、本発明における各
実施の形態によれば、利得制御用トランジスタ111お
よび112のドレインとソース間のチャネル抵抗を利用
した利得制御回路およびミクサ回路において、利得制御
用トランジスタ111および112のソース共通接続点
と電流源トランジスタ118のドレインに抵抗113を
挿入して利得制御用トランジスタ111および112に
直流電流を流すことにより利得制御用トランジスタ11
1、112のドレインとソース間のチャネル抵抗の抵抗
値が急激に変化する点を避けた動作領域にすることで利
得制御時の歪特性の劣化を抑えることができる。さら
に、利得制御トランジスタ111、112のゲートとソ
ース間にそれぞれ利得制御時の歪改善容量201、20
2を付加したことにより、接合容量の非線形性の影響を
小さくすることにより、利得制御用トランジスタの接合
容量の非線形性による利得制御時の歪特性の劣化を抑え
ることができる。
【0036】本発明の各実子の形態における効果を、図
6〜図8を参照して説明する。図6に、図3、図4およ
び図5に示すミクサ回路の利得制御量に対する3次歪特
性を示す。図7に、図3、図4および図5に示すミクサ
回路の利得制御量に対する2次歪特性の実験結果を示
す。
【0037】図6および図7において、実験は、電源電圧
を9V、入力RF信号周波数を500MHz、入力信号
レベル−10dBm、局部発振信号周波数を1800M
Hz、出力中間周波信号周波数1300MHzとして測
定した結果をそれぞれ示す。
【0038】図6において、横軸に利得制御量を示し、
縦軸に3次歪抑圧比を示す。図6に示したように、図3お
よび図4に示したようなミクサ回路の構成とすること
で、従来技術におけるミクサ回路より、利得制御時の3
次歪特性の劣化を抑えることができる。
【0039】また、図7において、横軸に利得制御量を
示し、縦軸に2次歪抑圧比を示す。図7に示したよう
に、図4に示したようなミクサ回路において、利得制御
トランジスタ111および112のゲートとソース間に
それぞれ容量を付加することにより、従来技術のミクサ
回路より、利得制御時の2次歪特性の劣化を抑えること
ができる。
【0040】また、図8に、図3および図5に示すミクサ
回路の、利得制御電圧に対する利得制御特性を示す。図
8に示すように、実施の形態による利得制御回路におい
ては、利得制御量を十分に確保することができる。
【0041】つぎに、上述した実施の形態における利得
制御増幅回路およびミクサ回路を用いた受信回路を、図
10を参照して説明する。図10に、ケーブルテレビジ
ョン(CATV)の受信回路のブロック図を示す。図1
0において、受信回路は、RF信号入力端子1、バンド
パスフィルタ2、8および14、利得制御増幅回路3、
アップコンバート用ミクサ4、アップコンバート用局部
発振回路7、中間周波信号増幅回路9およびダウンコン
バート用ミクサ10、ダウンコンバート用局部発振回路
13、ローパスフィルタ16、中間波信号出力端子17
とを備える。
【0042】図10に示すアップコンバート用ミクサ4
は、利得制御手段を備えるRFバッファ回路11とミク
サ回路12とを有している。また、利得制御増幅回路3
には、図1もしくは図2に示した利得制御増幅回路を用
いる。また、アップコンバート用ミクサ4には、図3も
しくは図4に示したミクサ回路を用いる。
【0043】図10において、受信回路では、RF信号
入力端子1に入力された約55MHz〜860MHzの
RF信号は、バンドパスフィルタ2によりRF信号帯域
以外の不要帯域が減衰された後、利得制御増幅回路3に
より増幅され、アップコンバート用ミクサ4に入力され
る。このRF信号は、利得手段を有したRFバッファ回
路5により増幅された後、ミクサ回路6において、アッ
プコンバート用局部発振回路7からの局部発振信号によ
り、RF信号帯より高い1GHz帯の第1中間周波信号
にアップコンバートされる。このアップコンバートされ
た第1中間波信号は、バンドパスフィルタ8により、指
示されている受信チャネルを帯域選択した後、中間周波
信号増幅回路9により増幅され、ダウンコンバート用ミ
クサ10に入力される。ダウンコンバート用ミクサ10
に入力された第1中間周波信号は、RFバッファ回路1
1により増幅された後、ミクサ回路12において、ダウ
ンコンバート用局部発振回路13からの局部発振信号に
より40〜50MHz帯の第2中間周波信号にダウンコ
ンバートされる。第2中寒中は信号は、バンドパスフィ
ルタ14により不要帯域が減衰された後、中間周波信号
増幅回路15により増幅され、ローパスフィルタ16に
より第2中間周波信号より高い周波数が減衰された後、
第2中間周波信号出力端子17より出力される。また、
受信回路では、RF信号入力端子1に入力されるRF信
号レベルに対して第2中間周波信号出力端子17より出
力されるレベルが一定となるように利得制御増幅回路3
とアップコンバート用ミクサ4とで利得制御を行う。
【0044】図10に示すCATV受信回路では、RF
信号レベルに対し、利得制御量としては、30dB程度
が必要となる。このため、従来技術による利得制御回路
を利得制御回路3とアップコンバート用ミクサ4とに適
用した場合には、利得制御時の歪特性が劣化するため、
ピンダイオードを用いた利得制御回路を利得制御増幅回
路3の前段に更に設ける必要がある。本実施の形態によ
る利得制御増幅回路およびミクサ回路を用いれば、歪特
性が劣化しないため、利得制御回路を余分に設ける必要
がない。
【0045】上記実施の形態によれば、電界効果トラン
ジスタのドレインとソース間のチャネル抵抗を利用した
可変抵抗器において、電界効果トランジスタのチャネル
抵抗の非線形性や接合容量の非線形性による歪特性の劣
化の少ない可変抵抗器を差動構成の利得制御増幅回路や
ミクサ回路の利得制御回路に用いることにより、利得制
御時の歪特性の劣化を抑えることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、利得制御時の歪特性改
善効果を十分発揮しながら、利得制御量の不足や利得の
低下およびNFの劣化を抑えることができるようにした可
変抵抗器と、それを用いた利得制御増幅回路、ミクサ回
路および受信回路とを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における可変抵抗器とそれを
用いた利得制御増幅回路の回路図である。
【図2】第2の実施の形態における可変抵抗器とそれを
用いた利得制御増幅回路の回路図である。
【図3】第1の実施の形態における可変抵抗器とそれを
用いたミクサ回路の回路図である。
【図4】第2の実施の形態における可変抵抗器とそれを
用いたミクサ回路の回路図である。
【図5】従来のミクサ回路の一例を示す回路図である。
【図6】従来のミクサ回路と本発明の実施の形態におけ
るミクサ回路の3次歪特性の違いを示す特性図である。
【図7】従来のミクサ回路と本発明の実施の形態におけ
るミクサ回路の2次歪特性の違いを示す特性図である。
【図8】図3および図5に示すミクサ回路の、利得制御電
圧に対する利得制御特性図である。
【図9】図3に示すミクサ回路と、図5に示す従来技術に
おけるミクサ回路との利得制御用FETの動作領域を示
す説明図である。
【図10】受信回路のブロック図である。
【符号の説明】
101…電源端子 107、108…負荷抵抗 109、110…増幅用トランジスタ 124、509…可変抵抗器 111、112、504…利得制御用トランジスタ 201、202、401、402…利得制御時の歪特性
改善容量 305、306、307、308…周波数変換用トラン
ジスタ 102、103…RF信号入力端子 104、105…RF信号出力端子 301…中間周波出力端子 106…利得制御電圧端子。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御電圧により抵抗が変化する可変抵抗器
    において、前記制御電圧にしたがって抵抗が変化し、電
    流によって抵抗値の変化領域が変わる可変抵抗手段と、
    前記可変抵抗手段の変化領域を電流により特定領域に遷
    移させる遷移手段とを備えることを特徴とする可変抵抗
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の可変抵抗器において、前
    記可変抵抗手段は、前記制御電圧を入力する制御電圧入
    力端子と、前記遷移手段からの電流を入力する入力端子
    と、抵抗性分を出力するための第1および第2の出力端
    子とを備えることを特徴とする可変抵抗器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の可変抵抗器において、前
    記可変抵抗手段は、2つのトランジスタを備え、前記制
    御電圧入力端子から当該トランジスタのチャネル抵抗を
    変化させるための制御電圧を入力し、前記入力端子より
    当該2つのトランジスタに電流を入力し、当該2つのト
    ランジスタのチャネル抵抗を前記2つの出力端子に接続
    させることを特徴とする可変抵抗器。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の可変抵抗器において、前
    記遷移手段は、電流を出力する電流源を備えることを特
    徴とする可変抵抗器。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の可変抵抗器において、前
    記可変抵抗手段は、接合容量における歪を抑える容量を
    さらに備えることを特徴とする可変抵抗器。
  6. 【請求項6】入力信号を制御電圧にしたがって増幅する
    利得制御増幅回路において、制御電圧にしたがって抵抗
    が変化し、電流によって抵抗値の変化領域が変わる可変
    抵抗手段と、前記可変抵抗手段の変化領域を電流により
    特定領域に移動させるための遷移手段とを備える可変抵
    抗器と、前記可変抵抗器の抵抗値にしたがって入力信号
    を増幅させる増幅手段とを備えることを特徴とする利得
    制御増幅回路。
  7. 【請求項7】無線周波信号を局部発振信号により周波数
    変換して得られる中間波信号を出力するミクサ回路にお
    いて、制御電圧にしたがって抵抗が変化し、電流によっ
    て抵抗値の変化領域が変わる可変抵抗手段と、前記可変
    抵抗手段の変化領域を電流により特定領域に遷移させる
    遷移手段とを備える可変抵抗器と、前記可変抵抗器の抵
    抗値にしたがって無線周波信号を増幅させる増幅手段
    と、前記増幅手段により増幅された無線周波信号を前記
    局部発振信号により周波数変換して得られる中間波信号
    を出力する変換手段とを備えることを特徴とするミクサ
    回路。
  8. 【請求項8】受信信号を、当該受信信号の受信レベルに
    したがって増幅する増幅回路と、前記増幅回路により増
    幅された受信信号を、局部発振信号により周波数変換し
    て得られる中間波信号を出力するミクサ回路とを有する
    受信回路において、前記増幅回路は、前記受信レベルに
    応じた制御電圧にしたがって抵抗が変化し、電流によっ
    て抵抗値の変化領域が変わる可変抵抗手段と、前記可変
    抵抗手段の変化領域を電流により遷移させる遷移手段と
    を備える可変抵抗器と、前記可変抵抗器の抵抗値にした
    がって受信信号を増幅させる増幅手段とを備えることを
    特徴とする受信回路。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の受信回路において、前記
    ミクサ回路は、前記制御電圧にしたがって抵抗が変化
    し、電流によって抵抗値の変化領域が変わる可変抵抗手
    段と、前記可変抵抗手段の変化領域を電流により特定領
    域に遷移させる遷移手段とを備える可変抵抗器と、前記
    可変抵抗器の抵抗値にしたがって無線周波信号を増幅さ
    せる増幅手段と、前記増幅手段により増幅された受信信
    号を局部発振信号により周波数変換して得られる中間波
    信号を出力する変換手段とを備えることを特徴とする受
    信回路。
  10. 【請求項10】極性が異なる2系統の電流路を備える増
    幅回路に接続される可変抵抗器であって、制御電圧に従
    って抵抗が変化する2つの抵抗素子と、電流源とを有
    し、前記2つの抵抗素子の1端は、共通に接続させて前
    記電流源に接続され、前記2つの抵抗素子の他端を前記
    電流路に接続させることを特徴とする可変抵抗器。
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