JPH11167679A - エリア可変型の人体検知センサ - Google Patents

エリア可変型の人体検知センサ

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JPH11167679A
JPH11167679A JP33276397A JP33276397A JPH11167679A JP H11167679 A JPH11167679 A JP H11167679A JP 33276397 A JP33276397 A JP 33276397A JP 33276397 A JP33276397 A JP 33276397A JP H11167679 A JPH11167679 A JP H11167679A
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正仁 岩沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成としながらも、単純な操作で所望の
レンズを間違うおそれなく選択して設定することのでき
るエリア可変型の人体検知センサを提供する。 【構成】赤外線検知素子4a,4bの相異なる複数の検
知領域を設定する光学要素8,9を光学体7に設ける。
マスク24を光学体7に相対的に移動させることによ
り、選択されたレンズ8,9のみをマスク24から露出
させる。マスクに設けられた表示体35は、選択された
光学要素8,9を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズのような光
学要素により設定される赤外線検知素子による人体の検
知が可能な検知領域のパターンや方向を可変できるエリ
ア可変型の人体検知センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】受動型赤外線検知素子を備えた人体検知
センサは、一般に、レンズまたは反射ミラーのような光
学要素によって、赤外線検知素子に入射させる赤外線の
エリア(検知領域)を設定し、その検知領域内に進入す
る人体から放射される赤外線を赤外線検知素子に集光す
るとともに、その赤外線検知素子の出力に基づく検知領
域内からの赤外線エネルギの変動量が所定のレベルを超
えたときに、検知領域内への人体の進入を検知するよう
に構成されている。このような人体検知センサは、自動
ドアの開閉や防犯警報装置の作動のための起動スイッチ
として広く使用されている。
【0003】この種の人体検知センサでは、例えば建造
物の出入口などの比較的間口の広いエリア内の人体を検
知する場合、スポット状の複数の検知領域を人体の移動
方向に対し直交方向に配列して設定できるワイド型レン
ズが用いられる。一方、家屋の裏の壁面に近接する方向
に移動または壁面伝いに移動する人体を検知するような
場合には、比較的狭い所要の場所にのみ単一の検知領域
を設定できるナロー型レンズが用いられる。これに対
し、従来では、用途に応じてワイド型レンズとナロー型
レンズとを選択的に赤外線検知素子に対向させることの
できる、いわゆるチェンジャブルレンズを備えた人体検
知センサが存在する。この人体検知センサは、複種類の
レンズを所定の配置で備えたレンズホルダを、本体部か
ら一旦取り外したのちに、その位置を逆転させたのちに
本体部に取り付けることにより、所望のレンズを選択し
て赤外線検知素子に対向配置できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チェンジャブルレンズを備えた人体検知センサでは、レ
ンズホルダを本体部に対し一旦取り外したのちに本体部
との相対位置を変えて再度合体させるようになっている
から、レンズを選択するに際してレンズホルダの取り外
しと取り付けの煩雑な作業を行わなければならない。
【0005】また、一般のユーザはレンズの種類を目視
により判別するが難しい。そこで、従来では、本体部の
各角部などの複数箇所に互いに異なるレンズの種類をそ
れぞれ表記した表示部と、レンズホルダにおける本体部
の各表示部に対向する単一の箇所に設けた表示用切欠き
とからなるレンズ表示体を設けている。このレンズ表示
体は、レンズホルダを本体部に合体させたときに、それ
により選択されたレンズの種類を表記した表示部のみが
レンズホルダの切欠きを介して外部に露呈表示されるよ
うになっている。しかしながら、このようなレンズの表
示では、レンズホルダを本体部に合体させない限り選択
したレンズの種類を確認することができず、また、レン
ズの表示部は、センサ自体の角部に設けられることか
ら、センサの表面側から見にくい。そのため、一般のユ
ーザーが設置する場合にはレンズの選択を間違うおそれ
がある。
【0006】そこで本発明は、簡単な構成としながら
も、単純な操作で所望のレンズを正確に選択して設定す
ることのできるエリア可変型の人体検知センサを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエリア可変型の人体検知センサは、赤外線
検知素子の相異なる複数の検知領域を設定する光学要素
を有する光学体と、この光学体に相対的に移動して選択
された前記光学要素のみを露出させるマスクと、このマ
スクに設けられて選択された前記光学要素を表示する表
示体とを備えている。
【0008】このエリア可変型の人体検知センサでは、
所望の光学要素の選択に際して、マスクと光学体の何れ
か一方を操作してマスクと光学体の相対位置を変えるこ
とにより、光学体における所望の光学要素のみを択一的
にマスクから露出させる。このとき、マスクは光学体の
選択されなかった他の光学要素を覆い、マスクに設けら
れた表示体には選択された光学要素の種類が表示され
る。したがって、この人体検知センサでは、所望の光学
要素の選択に際して、光学体の各光学要素と赤外線検知
素子との相対位置は不変であるとともに、マスクと光学
体とは相互に取り外しすることなく相対体に移動させる
よう操作するだけでよい。そのため、簡単な構成としな
がら、単純な操作で所望の光学要素を選択することがで
きるとともに、表示体の表示を見ながらマスクまたは光
学体を操作することにより、光学要素の選択を間違うお
それもなくなる。
【0009】本発明における表示体は、前記赤外線検知
素子による人体検知を示す表示灯と、前記各光学要素に
対応して前記マスクに設けられ前記表示灯を露出させる
表示孔とを有している構成とすることが好ましい。これ
により、選択した光学要素の種類を表示灯の発光による
電気的表示によって表示するので、選択したレンズの種
類を確実に確認することができ、一般のユーザーが設置
する場合においても光学要素の選択を間違うおそれがな
くなる。さらに、マスクに表示孔を設けることで、人体
検知を示す既存の表示灯を、選択した光学要素の種類の
表示に兼用して構成を簡素化できる。
【0010】また、本発明において、前記赤外線検知素
子はセンサケースに収納されており、このセンサケース
に光学体が固定され、前記マスクは、前記センサケース
または前記光学体に相対的に回転可能に設定されている
構成とすることができる。これにより、赤外線検知素子
と光学体とを所定の位置決め状態に固定するとともに、
マスクと光学体の相対位置を変える手段を簡単で確実な
構成で実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
一実施形態に係るエリア可変型の人体検知センサを示す
切断右側面図、図2はその要部の分解斜視図をそれぞれ
示し、これらの図において、先ず、全体構成の概略につ
いて説明する。この人体検知センサは、構成を大別する
と、壁、天井または机のような支持体Sに支持される平
坦な支持面2を有するベース1と、中空の半球体形状を
有して内部に一対の赤外線検知素子4a,4bからなる
検知素子対4を収納したセンサケース3と、中空の半球
体形状を有してその外面に各赤外線検知素子4a,4b
の相異なる複数の検知領域を設定するための2つのレン
ズ(光学要素の一種)8,9(図2)が形成されたレン
ズ体(光学体の一種)7と、回転支持機構10とを備え
ている。回転支持機構10は、レンズ体7が固定された
前記センサケース3を、ベース1に対して、支持面2に
平行な第1の軸心(図1)11とこの第1の軸心11に
直交する第2の軸心(図1)12回りに回転自在に支持
するもので、つぎにその構造を説明する。
【0012】前記センサケース3を回転自在に支持する
ための回転支持機構10は、ベース1の開口1aに開閉
自在に取り付けられたメインケース14、このメインケ
ース17の円弧状に湾曲した長孔状の嵌合孔18にその
長手方向Xにスライド自在に挿入されるホルダケース嵌
合部19を有し、スライドによって第1の軸心11回り
に回転可能なホルダケース17と、このホルダケース嵌
合部19を嵌合孔18にスライド自在に支持するととも
に、ホルダケース嵌合部19に嵌合してこの嵌合部19
を第2の軸心12回りに回転可能に支持するスライド支
持部材(図1)20と、このスライド支持部材20に取
り付けられてホルダケース嵌合部19の第2の軸心12
回りの回転を阻止するロック部材(図1)21とにより
構成されている。なお、図2には、スライド支持部材2
0とロック部材21の図示を省略してある。
【0013】つぎに、上述の各構成部材の詳細について
説明する。図3は拡大して示した図1のA矢視図、図4
は図1の要部の水平断面図である。図1のメインケース
14は、ベース1に対し、支軸13を支点として実線位
置と2点鎖線位置との範囲で回転可能に連結され、その
後端開口部がベース1の開口1aの周端に周知の凹凸嵌
合構造により着脱自在に嵌合して開口1aを開閉する。
このメインケース4には、図4に示すように、半球体形
状のホルダケース17をその外面全体が摺接しながら回
転するよう嵌まり込ませることのできる半球体形状を有
する保持受部22が形成されている。この保持受部22
には、その中心部を通って周方向に延びる長孔形状の嵌
合孔18が形成されており、この嵌合孔18の長手方向
Xに延びる両側孔縁に沿って、ガイドレール部23が後
方へ突設されている。
【0014】前記メインケース14には下記の各構成部
材が以下のような構造で取り付けられている。すなわ
ち、前記半球体形状のホルダケース17には、これとほ
ぼ同一の半球体形状を有するマスク24が各々の突き合
わせ周面を互いに嵌合および接着されてほぼ球体形状に
一体化され、この球体の後部、つまりホルダケース17
の後部から前記ホルダケース嵌合部19が突出してい
る。このホルダケース17とマスク24とからなる球体
は、メインケース14に対し、ホルダケース嵌合部を嵌
合孔18に挿通させて保持受部22の内面に摺接しなが
ら回動可能な状態に嵌め込まれるとともに、後述するホ
ルダケース嵌合部19への抜け止め構造により保持受部
22に保持されている。
【0015】ホルダケース嵌合部19は、図3に明示す
るように、断面外形が正方形の四隅に丸味を付けた形状
を有し、かつ内部に断面円形の保持孔33を有する筒体
になっている。このホルダケース嵌合部における後端部
外周面には、図4に示す断面形状が爪形の抜け止め用鍔
部31が膨出形成されているとともに、その鍔部31を
含むホルダケース嵌合部の後端部の90°間隔の4箇所
には係止用切欠き32が設けられている。
【0016】一方、前記の中空状の半球体であるセンサ
ケース3には、これとほぼ同じ中空の半球体形状を有す
るレンズ体7が各々の開口周端部を周知の凹凸嵌合構造
により互いに連結されてほぼ球体形状に一体化され、こ
のセンサケース3とレンズ体7との球体が前記のホルダ
ケース17とマスク24との球体の内部に収納されてい
る。また、センサケース3の後部からは、ホルダケース
17におけるホルダケース嵌合部の保持孔33の内径よ
りも僅かに小さな外径を有する円筒状の支持筒部34が
突設されている。センサケース3とレンズ体7からなる
球体は、ホルダケース嵌合部の保持孔33に挿通されて
回転自在に保持された支持筒部34を回転支軸として、
第2の軸心12回りに回転可能にホルダケース17に保
持されている。
【0017】また、図3に明示するように、前記支持筒
部34の先端部には径方向で対向する2箇所の外面に爪
部37が形成されており、図4に明示するように、支持
筒部34は、前記両爪部37がホルダケース17のホル
ダケース嵌合部の先端面に摺動自在に係合していること
により、ホルダケース嵌合部に対し抜け止めされた状態
で回転可能に保持されている。さらに、支持筒部34の
先端部における両爪部37の配列方向と直交する径方向
で対向する2箇所には、回転操作用切欠き38がそれぞ
れ形成されており、この両切欠き38にドライバまたは
コインを挿入して回転操作することにより、センサケー
ス3とレンズ体7との球体を、図4の第2の軸心12回
りに回転させて、レンズ体7とマスク24の相対位置を
変更できるようになっている。
【0018】つぎに、上記のように相対位置が変更され
るレンズ体7とマスク24について説明する。図2に示
すように、レンズ体7には、スポット状の複数の検知領
域を列状に設定するためのワイド型レンズ8と、比較的
狭い単一の検知領域を設定するためのナロー型レンズ9
とが十字形状の配置で形成されている。この実施形態で
は、ワイド型レンズ8は各赤外線検知素子4a,4bに
対して各々5つのスポット状検知領域を設定できる形状
を有している。両レンズ8,9の交差する中央箇所は両
レンズ8,9に共用できる形状になっている。
【0019】また、センサケース3の内部には、一対の
赤外線検知素子4a,4bおよび表示灯44などが取り
付けられたプリント回路基板43が、センサケース3に
一体形成された支持突片47と固定爪48とにより、図
1に示すように挟持固定されている。したがって、レン
ズ体7と両赤外線検知素子4a,4bおよび表示灯44
とは予め設定された相対位置を常に保持して一体的に動
く。
【0020】前記検知素子対4は一対の赤外線検知素子
4a,4aが互いに逆極性に差動接続された構成になっ
ており、この赤外線検知素子4a,4aおよび表示灯4
4などには、ベース1に取り付けられた電池55から駆
動用電源が供給される。また、表示灯44は、赤外線検
知素子4a,4bによる人体検知を表示するために設け
られた既存のものであるが、この実施形態では選択した
レンズ8または9の表示にも兼用する構成になってい
る。これの詳細については後述する。なお、表示灯44
は、レンズ体7における両レンズ8,9の形成されてい
ない箇所に対向して配置されている。
【0021】一方、図2のマスク24には、レンズ体7
のレンズ8,9の外形とほぼ同じ孔形状の単一の光通過
孔27が穿孔されており、上述のようにレンズ体7とマ
スク24との相対位置を90°の回転間隔で変えること
によって、何れか一方のレンズ8または9のみが光通過
孔27を通じて外部に露出させるようなっている。ま
た、マスク24には、ワイド用表示孔29およびナロー
用表示孔30が、センサケース3の回転による表示灯4
4の回動軌跡上であって中心に対して90°の角度の箇
所に配設されており、各表示孔29,30と表示灯44
とは、選択されたレンズ8,9を表示する表示体(図
2)35を構成している。すなわち、レンズ体7をマス
ク24に対し90°の角度に回転させて所望のレンズ8
または9を選択したときに、その選択したレンズ8また
は9に対応する表示孔29または30に表示灯44が対
向して、選択したレンズ8または9を表示灯44の発光
により表示するようになっている。
【0022】また、マスク24における表示孔29,3
0の近傍箇所には、ワイドとナローを示す文字WとNが
表記されており、表示灯44の発光が見える表示孔2
9,30の近傍のWまたはNの文字を見て、レンズ8,
9の選択による設定がワイド状態かナロー状態かを容易
に識別できるようになっている。
【0023】図5は前記のスライド支持部材20の斜視
図を示す。このスライド支持部材20は、本体部39が
長方形の枠状になっており、この本体部39の長手方向
の両側位置に、ガイド溝49を有する断面コ字形状のガ
イド部40が設けられており、このガイド溝49が、図
4のメインケース14の両ガイドレール23にそれぞれ
スライド自在に係合する。また、図5の本体部39の対
向する2つの長辺部分の外面には、その後端縁に沿って
係止条部41が突設されている。本体部39の長手方向
で相対向する内面にはストッパ部42が突設されてい
る。なお、本体部39およびガイド部40は、図4のメ
インケース14の外面およびガイドレール部23にそれ
ぞれ摺接できる曲率に湾曲されている。
【0024】図3に示すように、前記本体部39は、長
方形の短い方の内寸Dが、ホルダケース17における断
面外形がほぼ正方形のホルダケース嵌合部19の外寸d
よりも僅かに大きく設定されている。前記スライド支持
部材20は、本体部39にホルダケース17のホルダケ
ース嵌合部19を挿通させて、抜け止め用鍔部31を本
体部39における係止条部41が設けられている後面に
係合させることにより、ホルダケース嵌合部19に取り
付けられているとともに、両側のガイド部40のガイド
溝49にそれぞれガイドレール部23を嵌め込ませるこ
とにより、両ガイドレール部23にスライド自在に取り
付けられている。
【0025】したがって、スライド支持部材20とホル
ダケース17とは、図4から明らかなように、本体部3
9と抜け止め用鍔部31との係合によって相互に連結さ
れて、メインケース14におけるガイドレール部23お
よび保持受部22からの抜脱をそれぞれ防止されてい
る。また、ホルダケース嵌合部19は、図3の本体部3
9の内寸Dよりも小さい外寸dを有し、かつ4つの角部
がアール形状に形成されたほぼ正方形の断面外形になっ
ているから、本体部39に対し90°の回転角度毎に節
動するようになっいる。すなわち、図4に示すマスク2
4と共に球体を構成するホルダケース17は、ホルダケ
ース嵌合部19を回転支軸として第2の軸心12回りに
90°の角度で節動できるようになっている。
【0026】さらに、ホルダケース17は、ガイドレー
ル部23にスライドするスライド支持部材20を介し
て、メインケース14に対し第1の軸心11回りに回転
できるようになっている。なお、嵌合孔18はホルダケ
ース17を90°の角度範囲で回転させる長さに設定さ
れている。また、ホルダケース嵌合部19は、スライド
支持部材20の両側のストッパ部42に当接するまでの
範囲で、嵌合孔18の幅方向にスライド自在となってい
る。それにより、ホルダケース17は、第1および第2
の軸心11,12に共に直交する軸心回りにも僅かであ
るが回転可能になっている。
【0027】図6はロック部材21を示し、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は(a)のC−C線断面
図、(d)は右側面図をそれぞれ示す。このロック部材
21は、本体部50がホルダケース嵌合部19を僅かな
間隙を存して挿通させることのできる正方形の枠形状を
有し、この本体部50の上下2辺からは、スライド支持
部材20の係止条部41に嵌合する固定溝51を内面に
備えた2つの係止片52が前方側に突設されているとと
もに、これら係止片52に対し後方側に操作片53がそ
れぞれ突設されている。さらに、本体部50の内面にお
ける上下辺の各中央部には、ホルダケース嵌合部19の
係止用切欠き32に嵌まり込む係止突部54が後方寄り
に突設されている。
【0028】前記ロック部材21はつぎのように操作し
てスライド支持部材20に取り付けられている。すなわ
ち、図4の本体部50にホルダケース17のホルダケー
ス嵌合部19を挿通させながら両操作片53を互いに近
接させる方向に加圧操作すると、各操作片53とこれに
連続する2つの係止片52との間の箇所が変形され、両
係止片52が互いに離間する方向に変位する。この状態
を保持しながら各係止突部54をこれに対向する2つの
係止用切欠き32に挿入させ、かつ、図6の係止片52
の固定溝51をスライド支持部材20の係止条部41に
対向させ、そののちに両操作片53への操作力を解除す
ると、固定溝51内に係止条部41が嵌まり込んでロッ
ク部材21がスライド支持部材20に固着する。このロ
ック部材21を取り付けた状態では、ロック部材21の
2つの係止突部54が係止用切欠き32に嵌合している
ことによってホルダケース17の第2の軸心12回りの
回転が阻止される。但し、ロック部材21を取り付けた
状態においても、ホルダケース17の第1の軸心11回
りの回転は可能である。
【0029】つぎに、前記人体検知センサを設置する手
順について説明する。先ず、1番目に、用途に応じてレ
ンズ体7のワイド型レンズ8およびナロー型レンズ9の
何れかの選択を行う。この1番目の調整は、メインケー
ス14をベース1に対し図1の2点鎖線で示す開いた状
態として、メインケース14の後方からコインまたはド
ライバを支持筒部34の2つの回転操作用切欠き38に
挿入して何れかの方向に回転操作する。それにより、支
持筒部34が保持孔33内で回転して、センサケース3
とレンズ体7からなる球体は、ホルダケース17とマス
ク24からなる球体の内部において第2の軸心12回り
に第2の回転方向(図1)R2に回転する。このとき、
支持筒部34は、その2つの爪部37がホルダケース嵌
合部19の切欠き32に対向するよう90°の角度毎に
節動回転する。その際、マスク24は回転しない。これ
により、ワイド型レンズ8またはナロー型レンズ9のい
ずれか一方が選択される。選択されたレンズのみが光通
過孔27を通して外部に露出する。
【0030】この選択状態を図7(a),(b)に示
す。図7(a)では、図の左右方向に複数のスポット状
の検知領域を並べて設定するワイド型レンズ8が光通過
孔27に合致したワイド状態が選択されており、図7
(b)では、単一の検知領域を設定するナロー型レンズ
9が光通過孔27に合致したナロー状態が選択されてい
る。選択されたレンズ8または9は、対応する表示孔2
9または30を通じて表示灯44の光が投光されること
により表示される。
【0031】2番目に、一対の赤外線検知素子4a,4
bによる検知領域の配列方向を検知すべき人体の移動方
向に合致するよう調整する。すなわち、一対の赤外線検
知素子4a,4bを逆接続した人体検知センサでは、2
つの各検知領域に同時に発生する外乱光等の背景雑音を
両検知領域間で相殺して誤検知を防止し、2つの検知領
域を或る時間差で横切る人体のみを検知できるようにな
っているから、両赤外線検知素子4a,4bの配列方向
を検知すべき人体の移動方向に合致させる必要があり、
これを人体検知センサの指向性という。したがって、2
番目の調整は指向性を設定する。
【0032】これには、ロック部材21をスライド支持
部材20から取り外してホルダケース嵌合部19をスラ
イド支持部材20に対し回転可能状態としたのちに、マ
スク24を外側から把持して第2の回転方向R2に回転
操作する。このとき、マスク24と一体回転するホルダ
ケース嵌合部19は、ほぼ正方形の外形を有してスライ
ド支持部材20の本体部39内で90°の回転角度で節
動回転する。センサケース3とレンズ体7とからなる球
体は、センサケース3の支持筒部34の爪部37がホル
ダケース嵌合部19の切欠き32に係合しているため
に、マスク24およびホルダケース17と一体回転す
る。これにより、指向性が90°ずつ変更される。
【0033】図8は表示灯44の点灯回路のブロック構
成図を示す。センサの設置時には、ベース1の外面に取
りつけた図示しない表示指示入力部72をオン操作する
と、点灯制御部73により表示灯44が連続点灯するよ
う制御される。したがって、上述のように選択されたレ
ンズ8または9は、表示灯44の発光が対応する表示孔
29または30を通じて外部に投射されることにより、
正面側から確実に視認できる位置において表示される。
それにより、レンズ8,9を種別を目視で判別できない
一般のユーザーが設置する場合においても、所望のレン
ズ8,9を間違うことなく確実に選択して設定できる。
【0034】なお、表示灯44の発光によるレンズ8,
9の表示は、設置時のレンズ8,9の選択時にのみ必要
であるから、設置後は表示指示入力部72をオフ操作し
ておけばよい。但し、表示灯44を点灯させて選択した
レンズ8,9を常時表示しても、赤外線検知素子4a,
4bが人体を検知した場合には、後述するように表示灯
44が点滅点灯されるので、特に支障は生じない。
【0035】一対の赤外線検知素子4a,4bは互いに
逆極性に直列接続されており、この一対の赤外線検知素
子4a,4bにそれぞれ入射した赤外線光束IRにより
発生する電荷が、高抵抗の入力抵抗r1を介して放電さ
れるとともに、電界効果トランジスタFによりインピー
ダンス変換され、ソースフォロワ構成のもとに、この電
界効果トランジスタFを介して電池55に直列接続され
た2個の増幅用抵抗r2,r3を通じて増幅された信号
として取り出される。すなわち、両赤外線検知素子4
a,4bに発生した電荷が互いに逆極性のもとに合計さ
れて出力された信号は、増幅回路57で増幅されたのち
に、比較回路からなるレベル検出回路59に入力され
る。
【0036】レベル検出回路59は入力信号の信号強
度、すなわち赤外線検知素子4a,4bに入射した赤外
線光束IRの変動量に対応した信号レベルを、検出レベ
ル設定部58に設定された検出レベルと常時比較してお
り、入力信号レベルが検出レベルを超えたときに、人体
検知信号を点灯制御部73に対し出力する。点灯制御部
73は、人体検知信号が入力されたときに、内蔵してい
る点滅駆動回路73aを駆動して表示灯44を点滅点灯
させる。
【0037】ここで、点灯制御部73は、表示指示入力
部72がオン状態において人体検知信号を受けた場合、
連続点灯を中断して点滅駆動回路73aを駆動する。な
お、外乱光などによる背景雑音は各赤外線検知素子4
a,4bによる検知領域に同時に発生するので、両赤外
線検知素子4a,4b間で相殺されて人体検知信号が出
力されない。
【0038】前記の1,2番目の調整が終了したなら
ば、ロック部材21を上述の操作によりスライド支持部
材21に取り付ける。それにより、前記2番目の調整状
態を保持する。つぎに、メインケース14を図1の実線
で示すように閉じてベース1に合体させると、外部から
はロック部材231の取り外しが不能となる。この状態
において、ベース1の支持面2を天井、壁、机の上など
の所要の支持箇所に固定または載置する。
【0039】前記取り付け後に、検知領域を正確に設定
するための調整を行う。すなわち、マスク24を外側か
ら把持して第1の回転方向(図1)R1に首振り状態に
回転させるよう操作する。このとき、ホルダケース17
のホルダケース嵌合部19は、メインケース14のガイ
ドレール部23にスライド自在のスライド支持部材20
を介して、第1の軸心1回りに90°の角度範囲内で任
意に回転するので、1,2番目の調整により選択した赤
外線検知素子4a,4bの指向性、およびレンズ8(ワ
イド),9(ナロー)による検知領域を所定箇所に正確
に設定できる。なお、この検知領域の設定に際しては、
検知領域を設定すべき箇所に作業員を立たせて、他の作
業員がマスク24の首振り操作を行いながら、赤外線検
知素子4a,4bが作業員を検知して表示灯44が点滅
された時点でマスク24の回転操作を停止するようにす
ればよい。
【0040】さらに、4番目の調整として、図3に矢印
Yで示すように、ロック部材21を取り外すことなく、
外側からマスク24を、ホルダケース嵌合部19がスラ
イド支持部材20の両側のストッパ部42(図5参照)
に当接するまでの僅かな範囲内において、嵌合孔18の
幅方向に移動させる。これにより、センサケース3、レ
ンズ体7、ホルダケース17およびマスク24の全体
を、第1および第2の軸心11,12にそれぞれ直交す
る軸心回りに回転させて、検知領域を微調整できる。
【0041】図9は本発明の第2実施形態に係るエリア
可変型の人体検知センサを示す切断右側面図を示し、図
1と同一若しくは実質的に同等のものには同一の符号を
付してあり、つぎに、第1実施形態と相違する構成につ
いてのみ説明する。この人体検知センサでは、ホルダケ
ースを備えておらず、検知素子対4および表示灯44を
内部に備えた中空の半球体形状のセンサケース61に、
レンズ体7が固着され、かつマスク27が第1の軸心1
1回りに回転自在に取り付けられている。
【0042】また、センサケース61を第1および第2
の軸心11,12A回りに回転自在に支持する回転支持
機構60は、ベースの開口1aに第2の軸心12回りに
回転自在に取り付けられたメインケース63と、センサ
ケース61に設けられて、このセンサケース61をメイ
ンケース63の長孔状の嵌合孔18にその長手方向Xに
スライド自在に挿入させるとともに、スライドによって
センサケース63を第1の軸心11回りに回転させるセ
ンサケース嵌合部64と、センサケース嵌合部64に嵌
合してこの嵌合部64を嵌合孔18にスライド自在に支
持するスライド支持部材62とにより構成されている。
【0043】センサケース61の開口端には環状のガイ
ド溝67が形成され、このガイド溝67にマスク24の
開口端の環状の突条部68がスライド自在に係合してい
る。これにより、マスク24は、手動でセンサケース6
1に対し90°の角度内で、前記環状のガイド溝67の
軸心に合致した第3の軸心12B回りに回転可能になっ
ている。また、メインケース63の後部開口端には、9
0°の円弧状のガイド溝69が形成され、このガイド溝
69にベース1の開口端の突条部70が周方向にスライ
ド自在に係合している。これにより、メインケース63
はベース1に対し90°の角度内で第2の軸心12A回
りに回転可能になっている。
【0044】また、この実施形態では、ロック部材を設
けておらず、スライド支持部材62は、第1実施形態の
ものに対し係止条部を有しない形状になっており、セン
サケース61の嵌合部64の先端の係合爪部71が後端
部に係合されることにより、嵌合部64から抜け止めさ
れて嵌合部64をメインケース63のガイドレール部2
3にスライド自在に支持している。
【0045】したがって、この実施形態の人体検知セン
サでは、メインケース63をベース1に対し第2の軸心
12A回りに回転させることにより、一対の赤外線検知
素子4a,4bによる検知領域の配列方向(指向性)を
検知すべき人体の移動方向に合致させる調整を行い、マ
スク24をセンサケース61に対し第3の軸心12B回
りに回転させることにより、レンズ体のレンズ8,9の
選択を行い、マスク24を把持して第1の軸心11回り
に回転させることにより、検知領域を正確に設定するた
めの調整を行うようになっており、第1実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の人体検知センサ
によれば、マスクとレンズ体の相対位置を変えてレンズ
体における所望のレンズのみを択一的にマスクから露出
させることにより、マスクの選択を行えるとともに、マ
スクに設けた表示体に選択したレンズの種類を表示する
構成としたので、所望の光学要素の選択に際して、光学
体の各光学要素と赤外線検知素子との相対位置は不変で
あるとともに、マスクと光学体とは相互に取り外しする
ことなく相対体に移動させるよう操作するだけでよい。
したがって、簡単な構成としながらも、単純な操作で所
望の光学要素を選択することができるとともに、表示体
の表示を見ながらマスクまたは光学体を操作することに
より、光学要素の選択を間違うおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエリア可変型の人
体検知センサを示す切断右側面図である。
【図2】同上センサの分解斜視図である。
【図3】拡大して示した図1のA矢視図である。
【図4】同上センサの要部を示す水平断面図である。
【図5】同上センサにおけるスライド支持部材を示す斜
視図である。
【図6】同上センサにおけるロック部材を示し、(a)
は正面図、(b)は平面図、(c)は(a)のC−C線
断面図、(d)は右側面図である。
【図7】同上センサの正面図を示し、(a)はワイド型
レンズを選択した状態、(b)はナロー型レンズを選択
した状態をそれぞれ示す。
【図8】同上センサの電気系のブロック構成図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るエリア可変型の人
体検知センサを示す切断右側面図である。
【符号の説明】
1…ベース、3,61…センサケース、4a,4b…赤
外線検知素子、7…レンズ体(光学体)、8,9…レン
ズ(光学要素)、10,60…回転支持機構、11…第
1の軸心、12,12A…第2の軸心、12B…第3の
軸心、14,63…メインケース、24…マスク、2
9,30…表示孔、35…表示体、44…表示灯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線検知素子4a,4bの相異なる複
    数の検知領域を設定する光学要素8,9を有する光学体
    7と、 この光学体7に相対的に移動して選択された前記光学要
    素8,9のみを露出させるマスク24と、 このマスク24に設けられて選択された前記光学要素
    8,9を表示する表示体35とを備えたエリア可変型の
    人体検知センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示体35は、
    前記赤外線検知素子4a,4bによる人体検知を示す表
    示灯44と、前記各光学要素8,9に対応して前記マス
    ク24に設けられ前記表示灯44を露出させる表示孔2
    9,30とを有しているエリア可変型の人体検知セン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記赤外線
    検知素子4a,4bはセンサケース3に収納されてお
    り、このセンサケース3に光学体7が固定され、前記マ
    スク24は、前記センサケース3または前記光学体7に
    相対的に回転可能に設定されているエリア可変型の人体
    検知センサ。
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