JPH11167349A - 感熱接着性ラベル - Google Patents

感熱接着性ラベル

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JPH11167349A
JPH11167349A JP33168197A JP33168197A JPH11167349A JP H11167349 A JPH11167349 A JP H11167349A JP 33168197 A JP33168197 A JP 33168197A JP 33168197 A JP33168197 A JP 33168197A JP H11167349 A JPH11167349 A JP H11167349A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
label
blocking
resin
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP33168197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takagi
高志 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常温を超える温度の環境条件において、ラベル
の感熱接着剤層がラベル基材シート表面のオーバーコー
トニス層に対してブロッキングを生じないようにするこ
とにあり、重ね合わせたラベル同士が互いに張り付いて
ラベルに破損を生じたり、ラベル貼着機上でのラベル供
給にトラブルが生じないようにする。 【解決手段】少なくとも基材シート1と、該基材シート
1の表面に施された絵柄インキ層2と、該基材シート1
の表面に絵柄インキ層2上より塗布されたウレタン系の
二液硬化型樹脂によるブロッキング耐性のあるオーバー
プリントニス層3と、該基材シート1の裏面に施された
感熱接着剤層4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビンやプラ
スチックボトルなどの容器に貼着して使用する感熱接着
性ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の感熱接着性ラベルは、図2に示す
ように紙やプラスチック製の基材シート11の表面に印
刷により絵柄インキ層12が施され、その基材シート1
1の表面には、該絵柄インキ層12上より表面光沢を得
るためと表面保護のために透明なオーバーコートニスを
コーティングしてオーバーコートニス層13が形成され
て、該基材シート11の裏面には熱溶融性樹脂による感
熱接着剤層14が施されているものである。
【0003】上記感熱接着ラベルは加熱することにより
感熱接着剤層14を溶融して、ガラスビンやプラスチッ
クボトルなどの容器、あるいはその他の物品の所定面に
該ラベルを押圧することにより貼着して使用される。
【0004】ところで、上記感熱接着性ラベルの感熱接
着剤層14は、その成分としてエチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA樹脂)、あるいはゴムをはじめとするエ
ラストマー系樹脂、又はアクリル系樹脂など熱可塑性樹
脂が使用されており、しかもラベルとしての粘着性(タ
ック性)を付与するために、多価アルコールやポリオー
ルなど比較的揮発し難い溶剤を粘着付与剤として添加し
ている。
【0005】そのため、上記のような感熱接着性ラベル
を複数枚重ね合わせて保管したり放置したりした場合
に、常温以上の温度、例えば35℃〜40℃の環境条件
では、前記接着剤層14が基材シート11の表面のオー
バーコートニス層13に対してブロッキングを生じ易
く、上下に重ね合わせたラベル同士が互いに張り付いて
分離し難くなったり、ラベルの破損を生じ易いものであ
った。
【0006】特に基材シート11表面に使用されている
オーバーコートニス層13としては経時的な黄変の少な
いニトロセルロース系のオーバーコートニス(OPニ
ス、成分;ニトロセルロース、マレイン酸など熱可塑性
樹脂、溶剤など)が使用されるためにブロッキングはさ
らに助長される傾向があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、常温
を超える温度の環境条件において、ラベルの感熱接着剤
層がラベル基材シート表面のオーバーコートニス層に対
してブロッキングを生じないようにすることにあり、重
ね合わせたラベル同士が互いに張り付いてラベルに破損
を生じたり、ラベル貼着機上でのラベル供給にトラブル
が生じないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
少なくとも基材シート1と、該基材シート1の表面に施
された絵柄インキ層2と、該基材シート1の表面に絵柄
インキ層2上より塗布されたウレタン系の二液硬化型樹
脂によるブロッキング耐性のあるオーバープリントニス
層3と、該基材シート1の裏面に施された感熱接着剤層
4とを備えたことを特徴とする感熱接着性ラベルであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の感熱接着性ラベルの実施
の形態を、図1に示す側断面図に従って以下に詳細に説
明する。
【0010】図1は、基材シート1の表面に印刷により
絵柄インキ層2が施され、該基材シート1の表面には絵
柄インキ層2上よりウレタン系の二液硬化型樹脂による
オーバープリントニス層3が全面に塗布されて、表面光
沢性が付与され、また表面が保護されていて、該基材シ
ート1の裏面にはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A樹脂)、あるいはゴムをはじめとするエラストマー系
樹脂、又はアクリル系樹脂など熱可塑性樹脂による感熱
接着剤層4が塗布されている。
【0011】基材シート1は、紙シート、又は塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、アク
リルなどのプラスチックシートである。
【0012】絵柄インキ層2上より基材シート1の表面
に全面的に施されたオーバープリントニス層3は、ブロ
ッキング防止用としてウレタン系の二液硬化型樹脂によ
るオーバープリントニス(OPニス)を塗布して形成さ
れており、塗布後に硬化反応により速やかに固化乾燥し
たものである。
【0013】前記オーバープリントニス層3は、架橋硬
化反応による固化膜であるため、耐熱性があり、架橋硬
化後は焼付乾燥塗料などと同様に、耐薬品性、耐汚染
性、耐磨耗性などに優れた特性を備え、また、常温以上
の温度、例えば40℃程度の環境条件でも、オーバープ
リントニス層3の塗膜はブロッキングを生じない。
【0014】上記オーバープリントニス層3のオーバー
プリントニスには、ポリオール硬化型若しくは触媒硬化
型のウレタン系二液硬化型樹脂が使用できるが、本発明
においてはポリオール硬化型が適当である。
【0015】ポリオール硬化型のウレタン系二液硬化型
樹脂としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテル
ポリオール、アクリルポリオールなどのOH基を持つ化
合物(主剤液)と、NCO基を持つイソシアネート(架
橋剤液)との二液反応によりウレタン結合して硬化する
ものが使用され、例えばOH基とNCO基とを等モルに
設定して二液混合して使用される。
【0016】また、使用する上記イソシアネートがモノ
マータイプの場合には、好ましくは無黄変型のものを使
用するのが適当である。
【0017】使用するウレタン系二液硬化型樹脂は、基
材シート1の素材によって適宜に選択できるが、好まし
くはアクリルポリオールとイソシアネートとの二液硬化
型樹脂がブロッキング防止効果の点でより適当である。
【0018】また、この他に水性のウレタン系二液硬化
型樹脂としてポリビニルアルコールとイソシアネートと
の二液硬化型樹脂が使用できる。
【0019】
【実施例】以下に本発明感熱接着性ラベルの具体的実施
例を説明する。
【0020】<実施例1>基材シート1として片アート
紙(84.9g/m2 )のコート面に、印刷機(グラビ
ア印刷機、オフセット印刷機、スクリーン印刷機など)
にてラベル用の図柄を印刷して、絵柄インキ層2(ニト
ロセルロース系印刷インキ;UPPS;東洋インキ製造
(株)製)を設けた。
【0021】続いて、前記絵柄インキ層2上より前記片
アート紙(84.9g/m2 )のコート面の全面に、グ
ラビアコーター(又はロールコーター)にてウレタン系
二液硬化型樹脂によるOPニス(PB484、URPS
ワニス;東洋インキ製造(株)製)を0.5g〜2.0
g/m2 の塗布量にて塗布して、ブロッキング耐性のあ
るオーバーコートニス層3を形成した。
【0022】その後、片アート紙のコート逆面に、感熱
接着剤(EVA系感熱接着剤、AW1040;東洋イン
キ製造(株)製)を5〜20g/m2 の塗布量にて塗布
して感熱接着剤層4を形成して本発明ラベルを製造し
た。
【0023】<実施例2>上記絵柄インキ層2とオーバ
ーコートニス層3とを、同一グラビア印刷機にて連続工
程として印刷及び塗布した以外は、上記実施例1と同様
にして本発明ラベルを製造した。
【0024】<比較例>上記実施例1又は実施例2にお
けるオーバーコートニスとして、ニトロセルロース系の
OPニスを使用した以外は、上記実施例1又は実施例2
と同様にしてラベルを製造して比較例のラベルとした。
【0025】<比較結果>上記実施例1と実施例2と比
較例とにより製造されたそれぞれラベルを50枚ずつ積
み重ね、積み重ねラベル上に荷重1kg/cm2 を掛け
て、温度40℃、湿度80%RHの環境条件下で24時
間放置し、それぞれ積み重ねたラベルの感熱接着剤層と
オーバーコート層との間のブロッキング発生の有無を観
察した。その結果を下記に示す。
【0026】 ラベル ブロッキング発生の有無 実施例1 無し 実施例2 無し 比較例 有り
【0027】
【発明の効果】本発明の感熱接着性ラベルは、そのラベ
ル表面にブロッキング耐性のあるオーバーコート層を設
けたもので、40℃程度の常温以上の温度の環境条件下
でもラベルのオーバーコート層と感熱接着剤層との間で
のブロッキングの発生を防止することができ、複数枚の
シート状のラベルを積み重ねて保管したり放置したりす
る際には、従来は冷暗所に保管する必要があったが、本
発明によれば、40℃程度の常温以上の温度の環境条件
下でも、ラベル裏面の感熱接着剤層との重ね合わせ間で
のブロッキングの発生を回避でき、また、このようにブ
ロッキングの心配がないために、ラベル製造工程におい
てロール状(ウエブ状)にラベルを巻き取る際に従来よ
りも硬めに巻き取ることが可能となるなどの優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の耐腐食性軟包装用積層フィルムの
側断面図。
【図2】第2の発明の耐腐食性軟包装体の側断面図。
【符号の説明】
A…耐腐食性軟包装用積層フィルム B…耐腐食性軟包
装体 C…内容物 D…金属腐食性の物質 1…基材フィルム 2…ガスバリア性金属薄膜層 3…
ヒートシール層 4…耐腐食性薄膜層 5、6…接着剤層 7…印刷イン
キ層 8…フィルム端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材シート1と、該基材シート
    1の表面に施された絵柄インキ層2と、該基材シート1
    の表面に絵柄インキ層2上より塗布されたウレタン系の
    二液硬化型樹脂によるブロッキング耐性のあるオーバー
    プリントニス層3と、該基材シート1の裏面に施された
    感熱接着剤層4とを備えたことを特徴とする感熱接着性
    ラベル。
JP33168197A 1997-12-02 1997-12-02 感熱接着性ラベル Pending JPH11167349A (ja)

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JP33168197A JPH11167349A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 感熱接着性ラベル

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JP33168197A JPH11167349A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 感熱接着性ラベル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015163286A1 (ja) * 2014-04-23 2015-10-29 東洋インキScホールディングス株式会社 レトルト包装材用コーティング剤およびその利用
JP2021165023A (ja) * 2020-04-08 2021-10-14 東洋インキScホールディングス株式会社 包装袋用積層体およびその製造方法

Cited By (3)

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WO2015163286A1 (ja) * 2014-04-23 2015-10-29 東洋インキScホールディングス株式会社 レトルト包装材用コーティング剤およびその利用
JP2015214673A (ja) * 2014-04-23 2015-12-03 東洋インキScホールディングス株式会社 コーテイング剤およびその利用
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