JPH11167160A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11167160A
JPH11167160A JP9341746A JP34174697A JPH11167160A JP H11167160 A JPH11167160 A JP H11167160A JP 9341746 A JP9341746 A JP 9341746A JP 34174697 A JP34174697 A JP 34174697A JP H11167160 A JPH11167160 A JP H11167160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
main body
determined
mode
cpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP9341746A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ishiguro
稔 石黒
Yasuhiko Tanaka
靖彦 田中
Fumio Iwai
文雄 岩井
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Kazuhisa Horikiri
和久 堀切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/162,756 priority patent/US6341201B1/en
Priority to DE69833532T priority patent/DE69833532T2/de
Priority to EP98307931A priority patent/EP0905554B1/en
Priority to TW087116316A priority patent/TW416022B/zh
Publication of JPH11167160A publication Critical patent/JPH11167160A/ja
Priority to KR1020050110890A priority patent/KR100574005B1/ko
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/38Releasing-devices separate from shutter
    • G03B17/40Releasing-devices separate from shutter with delayed or timed action
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/002Details of arrangement of components in or on camera body

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズカバーを本体に取り付けて操作手段と
して機能させることにより、遠隔操作しない通常の撮影
時にレンズカバーを有効に活用し、取扱い性に優れたカ
メラを提供すること。 【解決手段】 撮影レンズを有し撮影機能を備えた本体
10と、撮影レンズの前面を覆う位置に着脱可能とされ
撮影レンズの前面を覆う位置以外の位置に対しても着脱
可能とされる共に撮影レンズの前面を覆う位置以外の位
置に取り付けられたときに本体の操作手段として機能す
るカード60とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真などを撮影す
るカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラとして、特開平7−244
330号公報に記載されるものが知られている。このカ
メラは、写真撮影の機能を有するカメラ本体と、このカ
メラ本体に対し着脱自在に取り付けられるカメラカバー
(レンズカバー)とを備えて構成されており、カメラカ
バーには撮影時の各種の撮影操作を行うリモコン装置が
組み込まれている。このカメラは、リモコン装置をカメ
ラ本体に着脱可能なカメラカバーに組み込むことによ
り、カメラ本体にリモコン装置専用の収納部の設置を省
略してカメラ全体の小型化を図り、カメラカバーを介し
てリモコン装置をカメラ本体に取り付けて携帯性を向上
しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラにあっては、カメラの使用の際にカメラカバーが
紛失するおそれがあるという問題点がある。例えば、カ
メラ本体を遠隔操作せずにカメラ本体のレリーズボタン
の操作により撮影を行うときには、カメラカバーは使用
されない。すなわち、遠隔操作しない通常の写真撮影時
にはカメラカバーはカメラ本体の前面から取り外された
まま使用されず、本体と離れた状態となる。この場合、
カメラカバーが紛失するおそれがあり、取扱いが不便な
ものとなる。
【0004】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、遠隔操作しない通
常の撮影時にレンズカバーを有効に活用し、取扱い性に
優れたカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るカメラは、撮影レンズを有し撮
影機能を備えた本体と、撮影レンズの前面を覆う位置に
着脱可能とされ、撮影レンズの前面を覆う位置以外の位
置に対しても着脱可能とされる共に、撮影レンズの前面
を覆う位置以外の位置に取り付けられたときに本体の操
作手段として機能するレンズカバーとを備えて構成され
ている。
【0006】この発明によれば、カメラ不使用時に撮影
レンズを保護するためのレンズカバーがカメラ使用時に
本体に取り付けられて本体の操作手段として用いられ
る。このため、カメラ使用時にレンズカバーが本体と離
れた状態とならない。従って、カメラ使用時にレンズカ
バーが紛失するなどの不都合が生じず、取扱い易いもの
となる。また、レンズカバーが操作手段として機能する
ため、本体に操作手段を設ける必要がない。
【0007】また本発明に係るカメラは、前述の本体及
びレンズカバーが、レンズカバーが撮影レンズの前面を
覆う位置以外の位置に取り付けられたとき相互に光信号
を送受信する光通信手段をそれぞれ備えていることを特
徴とする。
【0008】この発明によれば、本体とレンズカバー間
の情報のやり取りが光通信を通じて行うことができる。
また、本体とレンズカバー間の双方向通信が可能であり
ながら、本体とレンズカバーとの間に電気的な接点部が
存在しない。このため、レンズカバーの着脱が頻繁に行
われても、電気的な接点部が接触不良を起こすなどの不
具合がなく、本体とレンズカバー間の確実な通信が可能
となる。
【0009】また本発明に係るカメラは、前述のレンズ
カバーが、撮影レンズの前面を覆う位置以外の位置に取
り付けられたときに撮影情報を表示する表示手段を備え
ていることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、レンズカバーが表示手
段として機能するため、本体に表示手段を設ける必要が
なく、また、設けたとしても小型のもので足りる。この
ため、本体の小型化が図れる。
【0011】更に、本発明に係るカメラは、前述の表示
手段が、レンズカバーが撮影レンズの前面を覆う位置に
取り付けられる際に本体に対面する位置に設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、レンズカバーが撮影レ
ンズの前面を覆う位置に取り付けられるカメラ不使用時
には、表示手段がカメラの外観に現われない。このた
め、カメラ不使用時に表示手段を確実に保護することが
できる。また、表示手段として大型のものを用いても破
損の心配がない。更に、カメラ不使用時にカメラ外観を
シンプルなものとすることができ、美観性の向上が図れ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施形態に係るカメラについて説明する。尚、本実施
形態においては、磁気記録領域を有する撮影フィルムを
用いて撮影を行うカメラについて説明するが、従来のD
Xコード対応のパトローネ入りフィルムを用いて撮影を
行うカメラに適用してもよい。また、各図において同一
要素には同一符号を付して説明を省略する。また、図面
の寸法比率は説明のものと必ずしも一致していない。
【0014】図1、図2は本実施形態に係るカメラの斜
視図である。図1において、カメラ1は、本体10とカ
ード60とを備えて構成されている。本体10は、フィ
ルムカートリッジ200を収納する収納室54(図4参
照)を有しカメラ本来の撮影機能を備えており、ほぼ直
方形を呈している。本体10の前面12から向かって左
側の端部には、握り部11が形成されている。握り部1
1は、通常の撮影(遠隔操作しない撮影)時などに撮影
者が右手で握ってカメラ1を保持するためのものであ
り、上方から見て断面半円状を呈している。また、握り
部11は、本体10の前面12及び背面13にそれらの
表面からほぼ垂直に***する***面11a、11bを有
し、他の本体10の部分より奥行寸法が大きく形成され
ている。握り部11が形成されることにより、撮影時な
どに右手の指先を前面12から***する***面11aに
掛けることができ、安定してカメラ1の保持が行える。
【0015】図1に示すように、本体10の前面12の
ほぼ中央には繰出口14が設けられている。この繰出口
14を通じてレンズ鏡胴15の繰り出し及び繰り込みが
行われる。また、本体10の前面12の上部には、その
前面12に向かって右側から、ストロボ窓16、AF
(Automatic Focusing:オートフォーカス)投光窓1
7、セルフタイマ発光窓18、ファインダの対物レンズ
19、AF受光窓20が順次設けられている。ストロボ
窓16の内側にはキセノン管などの発光体が設置され、
ストロボモードなどでの撮影時に発光体の発光が行われ
る。また、AF投光窓17の内側にはLEDなどの発光
体及び投光レンズなどが設置され、AF受光窓20の内
側にはフォトダイオードなどの受光体及び受光レンズな
どが設置されている。撮影の際、AF投光窓17を通じ
て光が投じられ、その光が被写体で反射されてAF受光
窓20を通じて受光される。その受光検出信号に基づい
て、被写体までの距離が計測される。セルフタイマ発光
窓18の内側には、LEDなどの発光体が設置されてお
り、その発光体が点滅することによりカメラ1がセルフ
モード(セルフタイマ撮影モード)であることを認識で
きるようになっている。
【0016】前面12のAF受光窓20の下方には、リ
モコン受光窓21、測光窓22が設けられている。リモ
コン受光窓21の内側にはフォトダイオードなどの受光
体が設置され、この受光体によりカード60から送信さ
れる赤外光が受光され電気的な信号に変換される。測光
窓22の内側にはCdSなどからなる光電変換素子が設
置され、この変換素子の出力により被写体の輝度が測定
される。この測定値に基づき、露出機構(絞り、シャッ
タ)が自動制御されて作動し、いわゆる自動露光(A
E:Automatic Exposure)が行われる。
【0017】前面12の右端部には、ピン23が突設さ
れている。ピン23は、前面12の前方へ向けて突出す
る突起体であり、頭部23aが大きく形成されキノコ状
を呈している。このピン23は、カード60の本体10
への取り付けに用いられる。また、本体10の上面24
のほぼ中央には、プリント設定の切替スイッチ25が設
けられている。切替スイッチ25は、標準タイプ、ハイ
ビジョンタイプ、パノラマタイプの三つのプリントタイ
プを任意に設定するためのスイッチである。
【0018】本体10の上面24の左側には、メインス
イッチ26、レリーズスイッチ27が設けられている。
メインスイッチ26はカメラ1を作動させ、また作動停
止させるためのスイッチである。このメインスイッチ2
6が押されることにより、本体10が撮影不可能状態か
ら撮影可能状態に変わり、また撮影可能状態から撮影不
可能状態に変わる。レリーズスイッチ27は、撮影する
ために押すスイッチであるが、二段押しスイッチとなっ
ている。すなわち、レリーズスイッチ27を半押し状態
とすることで測光、測距及び露光に係る演算が行われ、
全押しにすることにより露光が行われる。本体10の上
面24の左側には、LCD28が設けられている。この
LCD28により撮影済みコマ数又は撮影コマ残数、バ
ッテリ残量、カートリッジの装填有無などが表示され
る。
【0019】前面12の左端で***する***面11aに
は挿入穴29、30が設けられている。挿入穴29、3
0は、カード60の取り付け時にカード60を保持する
ためのものであり、カード60の位置決め手段としても
機能する。この挿入穴29、30は、上下方向に所定距
離を隔てて設けられている。
【0020】また、本体10の***面11aには挿入穴
31が設けられ、その挿入穴31の奥には着脱検出スイ
ッチ32が設置されている。本体10にカード60が取
り付けられると、カード60の突起体61が挿入穴31
に挿入され、その突起体61の挿入により着脱検出スイ
ッチ32が切り替わり、カード60の取り付けが検出さ
れる。一方、本体10からカード60を取り外すと、カ
ード60の突起体61が挿入穴31から抜き出され、そ
の抜出しにより着脱検出スイッチ32が切り替わり、カ
ード60の取り外しが検出される。
【0021】図1において、カード60は、レンズ鏡胴
15の撮影レンズを覆うレンズカバーとして機能し、カ
メラ1の操作手段として機能すると共に、本体10の遠
隔操作手段として機能するものである。このカード60
は、本体10の前面12及び背面13に対してそれぞれ
着脱可能となっている。例えば、前面12に取り付けら
れたときにレンズ鏡胴15の前面を覆ってレンズカバー
となり、また、レンズ鏡胴15の前面以外の位置である
背面13に取り付けられたときにカメラ1の操作手段と
なると共に、日付や撮影モードなどを表示する表示手段
として機能する。なお、カード60を本体10の側面な
ど背面13以外に位置に取り付けられる構造とする場合
もあるが、カード60を背面13に対し取り付け可能と
することにより、カメラ1を持ち変えることなく写真撮
影及び撮影モードなどの変更が行え、取扱いが容易なも
のとなる。
【0022】カード60には、一方の側面62から突出
する端子63、64が設けられており、それらの端子6
3、64がそれぞれ本体10の挿入穴29、30に挿入
されることにより、カード60の上下方向の動きが規制
される。端子63、64の基端部は挿入穴29、30に
嵌合する形状とされ、端子63、64の先端部は電極と
なっており背面13に取り付けられたときに給電を受け
られる構造となっている。
【0023】また、カード60の他方の側面65には、
プッシュボタン66が設けられている。プッシュボタン
66は、カード60を本体10から取り外すときに用い
られるものである。プッシュボタン66の近傍のカード
60の表面には、ピン挿入穴67が設けられている。ピ
ン挿入穴67は、カード60が背面13に取り付けられ
る際、本体10のピン51(図2参照)の挿入によりカ
ード60の動きを規制するものである。ピン挿入穴67
の内部には、掛止部材68が配設されている。掛止部材
68は、ピン挿入穴67に挿入されたピン23の抜け出
しを防止するためのものであり、ピン23の頭部23a
を掛け止めるV字状の掛止部68aが形成されている。
この掛止部材68は、プッシュボタン66と機械的に結
合されると共に、プッシュボタン66側へバネなどで付
勢されている。このため、通常時(プッシュボタン66
が押されていない時)には掛止部68aがピン挿入穴6
7の内部に位置しており、プッシュボタン66が押され
た時に掛止部68aがピン挿入穴67内からカード内部
へ移動することになる。
【0024】カード60の上部には、透光窓69が設け
られている。透光窓69はカード60の表裏を貫通して
形成されており、カード60を本体10の背面13に取
り付けたとき、カード60を取り付けたまま透光窓69
を通じてファインダを見ることが可能となる(図2参
照)。
【0025】図2に示すように、本体10の背面13の
上部には、ファインダの接眼レンズ41、測距完了表示
窓42が設けられている。測距完了表示窓42の内側に
はLEDなどの発光体が設置され、レリーズスイッチ2
7を半押し状態とすることにより発光体が点灯又は点滅
し、被写体に対しAF調節が行われたことが確認でき
る。本体10の側面の上部には、電池蓋43が設けられ
ている。電池蓋43の開閉により、バッテリ104の収
容、取出が行われる。
【0026】本体10の握り部11の背面13側には、
***面11bが形成されている。***面11bは、前述
の***面11aと同様に、背面13からほぼカード60
の厚み分だけ***している。この***面11bには、挿
入穴44、45が設けられている。挿入穴44、45
は、カード60の取り付け時にカード60を保持するた
めのものであり、カード60の位置決め手段としても機
能する。この挿入穴44、45は、上下方向に所定距離
を隔てて設けられ、それらの奥にはそれぞれ端子44
a、45a(図5参照)が設けられている。これらの端
子44a、45a間には所定の電圧が印加されており、
本体10に取り付けられたカード60に給電できるよう
になっている。
【0027】また、本体10の***面11bには挿入穴
46が設けられ、その挿入穴46の奥には着脱検出スイ
ッチ47が設置されている。本体10にカード60が取
り付けられると、カード60の突起体61が挿入穴46
に挿入され、その突起体61の挿入により着脱検出スイ
ッチ47が切り替わりカード60の取り付けが検出され
る。一方、本体10からカード60を取り外すと、カー
ド60の突起体61が挿入穴46から抜き出て、その抜
け出しにより着脱検出スイッチ47が切り替わりカード
60の取り外しが検出される。
【0028】本体10の***面11bには、送信窓4
8、受信窓49が設けられている。送信窓48の内側に
はLEDなどの発光体110a(図5参照)が設置さ
れ、受信窓49の内側にはフォトトランジスタなどの受
光体110b(図5参照)が設置され、これらの発光体
110a、受光体110bによりカード60と光通信が
行われる。
【0029】また、図2に示すように、握り部11の背
面側にはズームスイッチ50が設けられている。このズ
ームスイッチ50の操作により、レンズ鏡胴15の繰出
し及び繰込みが行われる。また、本体10の背面13の
左端部には、ピン51が突設されている。ピン51は、
背面13の後方へ向けて突出する突起体であり、前述の
ピン23と同様に頭部51aが大きく形成されキノコ状
を呈している。このピン51は、カード60の本体10
への取り付けに用いられる。
【0030】図2に示すように、カード60の裏面70
のほぼ中央には、LCD71が設けられている。LCD
71は、CPU131の出力信号に応じて作動し時刻、
日付、撮影モード、プリント枚数、タイトルなどのカメ
ラ1に関する撮影情報の表示を行う表示手段である。L
CD71の周囲には、デートスイッチ72、ST(Sele
ct Title)スイッチ73、PQ(Print Quantity)スイ
ッチ74、モードスイッチ75、クリアスイッチ76、
リモートスイッチ77がLCD71の右上方の位置から
右回りに順次配置されている。また、カード60の裏面
70の左下には、カーソルスイッチ80が設けられてい
る。カーソルスイッチ80は、アップスイッチ81、ダ
ウンスイッチ82、ライトスイッチ83、レフトスイッ
チ84の四つのスイッチにより構成されている。
【0031】カード60の裏面70の右端部には、ピン
挿入穴78が設けられている。ピン挿入穴78は、カー
ド60が前面12に取り付けられる際、本体10のピン
23の挿入によりカード60の動きを規制するものであ
る。ピン挿入穴78の内部には、前述した掛止部材68
が配設されている。掛止部材68には、ピン23の頭部
23aを掛け止めるV字状の掛止部68bが形成されて
いる。掛止部68bは、掛止部68aと同様に、通常時
(プッシュボタン66が押されていない時)にはピン挿
入穴78の内部に位置し、プッシュボタン66が押され
た時にピン挿入穴78内からカード内部へ移動する。
【0032】図3にカード60の端部の説明図を示す。
図3において、カード60の側面62には、前述した端
子63などのほか、送信窓91、受信窓92が設けられ
ている。送信窓91は、カード60が本体10の背面1
3に取り付けられたとき、本体10の受信窓49と向き
合う位置に設置されている。また、受信窓92は、カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられたとき、本
体10の送信窓48と向き合う位置に設置されている。
また、送信窓91の内側にはLEDなどの発光体137
a(図6参照)が設置され、受信窓92の内側にはフォ
トトランジスタなどの受光体137b(図6参照)が設
置され、これらの発光体137a、受光体137bによ
り本体10との光通信が行われる。
【0033】また、カード60の側面62には、投光L
ED93が設けられている。投光LED93は、カード
60を本体10から取り外して遠隔操作するときに本体
10に向けて光を投じるものである。カード60の側面
62には、給電切替スイッチ94、94が設けられてい
る。給電切替スイッチ94は、カード60が本体10の
前面12又は背面13に取り付けられたときに***面1
1a又は***面11bに当接して切り替わる。
【0034】図4に示すように、本体10の握り部11
の底部にはカートリッジ蓋52が設けられている。カー
トリッジ蓋52は本体10の側部に設けられる開閉スイ
ッチ53を操作することにより開く構造となっている。
このカートリッジ蓋52の開閉により、フィルムカート
リッジ200を本体10内のカートリッジ収納室54に
収納し、また、カートリッジ収納室54からフィルムカ
ートリッジ200を取り出すことができる。図4に示す
ように、本体10の底面部には、強制巻取りを行うため
のMR(Manual Rewind)スイッチ55が設けられてい
る。また、カートリッジ収納室54内には、室内にフィ
ルムカートリッジ200の存否を検出するためのカート
リッジ在否スイッチ56が設けられている。
【0035】次に、本実施形態に係るカメラ1の本体1
0を制御するCPUおよび関連する要素について説明す
る。
【0036】図5は、本体10の制御機構を示すブロッ
ク図である。この図に示すCPU101は、本体10全
体の制御を行うものである。CPU101には、RES
ET回路102、昇圧レギュレータ103、電源回路1
05、リモコン受信回路106、スイッチ群107、ス
トロボ回路108、EEPROM109、LCD28、
通信部110、LED群111、AF回路112、鏡胴
駆動部113、フィルム給送部114、DD読取部11
5、シャッタ駆動部116、測光部117および磁気デ
ータ読取・書込部118が接続されている。また、CP
U101は、制御・演算処理のためのプログラムを予め
記憶しているROM101a、および、制御・演算の際
に各種データを記憶するRAM101bを内蔵してい
る。CPU101は、これらの各要素を介して、撮影者
による指示を受け付け、カード60との間で通信を行
い、本体10の制御を行う。
【0037】RESET回路102は、本体10が電源
投入された旨を検知してリセット信号を発生し、CPU
101を含む本体10の初期化をCPU101に指示す
る。
【0038】昇圧レギュレータ103は、その2つの入
力端子の間にバッテリ104が接続されており、CPU
101による制御の下、バッテリ104より出力される
電源電圧を昇圧し、その昇圧された電源電圧を本体10
内の各要素に供給する。
【0039】電源回路105は、その2つの出力端子そ
れぞれが端子44a,45aそれぞれに接続されてお
り、また、その入力端子が昇圧レギュレータ103の出
力端子に接続されている。電源回路105は、昇圧レギ
ュレータ103により昇圧された電源電圧を入力し、C
PU101による制御の下、その電源電圧を端子44
a,45aに出力し、本体10の背面13にカード60
が取り付けられているときにカード60に電力供給す
る。
【0040】リモコン受信回路106は、リモコン受光
窓21内に受光体を有し、この受光体により、カード6
0からリモコン送信されて到達したデータを受信し、そ
の受信したデータをCPU101に送る。
【0041】スイッチ群107は、本体10に設けられ
た各種のスイッチを総称するものであり、撮影者による
操作指示を受け付け、その内容をCPU101に送る。
スイッチ群107には、本体10の撮影可能状態と撮影
不可能状態との切り替えを指示するメインスイッチ2
6、プリントサイズを選択するプリント設定切替スイッ
チ25、撮影動作を指示するレリーズスイッチ27、本
体10の前面12にカード60が取り付けられているこ
とを認識する着脱検出スイッチ32、本体10の背面1
3にカード60が取り付けられていることを認識する着
脱検出スイッチ47、レンズ鏡胴15の繰り出し又は繰
り込みを指示するズームスイッチ50、カートリッジ蓋
52の開閉を行う開閉スイッチ53、フィルムの途中巻
戻しを指示するMRスイッチ55、および、フィルムカ
ートリッジが装填されているか否かを確認するカートリ
ッジ在否スイッチ56が含まれる。
【0042】ストロボ回路108は、ストロボ窓16内
に設けられた発光体を有し、CPU101による指示の
下、選択された撮影モード(ストロボ発光態様等に関す
るモード)に従って発光体をストロボ発光させる。
【0043】EEPROM109は、装填されているフ
ィルムカートリッジの未露光の撮影コマ数、各時点にお
けるカメラ1の状態、各種の制御パラメータ等を記憶す
る。
【0044】通信部110は、送信窓48および受信窓
49それぞれの中に発光体110aおよび受光体110
bそれぞれを有し、本体10の背面13にカード60が
取り付けられているときに、カード60との間でデータ
の送受信を行うものである。すなわち、本体10がカー
ド60へデータを送信するときには、通信部110内の
発光体110aは、CPU101による指示の下、送信
すべきデータを光信号として出力する。逆に、本体10
がカード60からデータを受信するときには、通信部1
10内の受光体110bは、カード60から到達した光
信号を受光し、そのデータをCPU101に送る。
【0045】LED群111は、本体10に設けられて
いる各LEDを総称するものであり、CPU101によ
る指示の下に発光する。LED群111には、セルフタ
イマが作動中である旨を表示するセルフタイマ発光窓1
8内のLED、および、AF回路112により測距が終
了した旨を表示する測距完了表示窓42内のLEDが含
まれる。
【0046】AF回路112は、AF投光窓17および
AF受光窓それぞれの中に発光体および受光体それぞれ
を有し、これら発光体および受光体を用いた三角測距の
原理により、CPU101による指示により被写体まで
の距離を測定し、その測定結果をCPU101に送る。
【0047】鏡胴駆動部113は、CPU101による
指示に従いレンズ鏡胴15を駆動制御して、ズーム駆動
制御およびフォーカス駆動制御を行う。
【0048】フィルム給送部114は、CPU101に
よる指示に従い、装填されているフィルムカートリッジ
のフィルムを順方向または逆方向に給送する。
【0049】DD読取部115は、本体10にフィルム
カートリッジが装填された直後に、そのフィルムカート
リッジのデータディスクに記録されたフィルム情報(フ
ィルム種類、フィルム感度、撮影可能コマ数)およびフ
ィルム使用状態(未使用/撮影途中/撮影済み/現像済
み)に関するデータを、CPU101による指示により
読み取り、CPU101に送る。ここで、データディス
クは、フィルムカートリッジ200の側端201に設け
られている円盤状のもので、その表面に表示されたバー
コードによりフィルム情報を表し、また、その停止時に
おける回転方位によってフィルム使用状態を表す。
【0050】シャッタ駆動部116は、CPU101に
よる指示に従い、シャッタ(図示せず)の開閉を制御す
る。
【0051】測光部117は、測光窓22内のCdS等
の光電変換素子を含み、この光電変換素子により被写体
の照度を測定し、その結果をCPU101に送る。
【0052】磁気データ読取・書込部118は、CPU
101による指示に従い、装填されているフィルムカー
トリッジのフィルムの磁気記録領域に、撮影の日付、プ
リント枚数、言語およびタイトル等の情報の書き込み又
は読み出しを行う。
【0053】次に、本実施形態に係るカメラ1のカード
60を制御するCPUおよび関連する要素について説明
する。図6は、カード60の制御機構を示すブロック図
である。
【0054】この図に示すCPU131は、カード60
全体の制御を行うものである。CPU131には、RE
SET回路132、レギュレータ133、DRV回路1
35、スイッチ群136、通信部137、LCD駆動部
138、EEPROM139およびリモコン送信回路1
40が接続されている。また、CPU131は、制御・
演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM
131a、および、制御・演算の際に各種データを記憶
するRAM131bを内蔵している。CPU131は、
これらの各要素を介して、撮影者による指示を入力し、
本体10との間で通信を行い、カード60の制御を行
う。
【0055】RESET回路132は、本体10が電源
投入された旨を検知してリセット信号を発生し、CPU
131を含むカード60の初期化をCPU131に指示
する。
【0056】レギュレータ133は、その2つの入力端
子の間に給電切替スイッチ94およびカード内蔵電池1
34が直列接続されている。また、レギュレータ133
の2つの入力端子それぞれには、本体10の電源回路1
05から電源電圧を入力するための端子63,64それ
ぞれが接続されている。給電切替スイッチ94は、カー
ド60が本体10の前面12および背面13の何れかに
取り付けられているか否かに応じて、オン状態またはオ
フ状態となる。すなわち、カード60が本体10の前面
12および背面13の何れにも取り付けられていないと
きには、給電切替スイッチ94がオン状態となり、レギ
ュレータ133は、カード内蔵電池134より出力され
る電源電圧を入力し安定化してカード60内の各要素に
供給する。カード60が本体10の背面13に取り付け
られているときには、給電切替スイッチ94がオフ状態
となり、レギュレータ133は、本体10の電源回路1
05より出力される電源電圧を入力し安定化してカード
60内の各要素に供給する。また、カード60が本体1
0の前面12に取り付けられているときには、給電切替
スイッチ94がオフ状態となり、且つ、本体10の電源
回路105からの電源電圧の供給は無い。
【0057】DRV回路135は、その入力端子が端子
63に接続されており、その端子63の電位を検出し、
その検出された電位に基づいて、カード60が本体10
の背面13に取り付けられているか否かを識別し、その
識別結果をCPU131に送る。
【0058】スイッチ群136は、カード60に設けら
れた各種のスイッチを総称するものであり、撮影者によ
る操作指示を受け付け、その内容をCPU131に送
る。スイッチ群136には、デートモード(デート表示
態様に関するモード)の切替等を指示するデートスイッ
チ72、タイトルおよび言語の選択の開始等を指示する
STスイッチ73、プリント枚数設定の開始等を指示す
るPQスイッチ74、撮影モードを選択するモードスイ
ッチ75、プリント枚数設定やタイトル選択の破棄等を
指示するクリアスイッチ76、リモコンモード(カード
60を本体10から取り外してリモコン装置として使用
するモード)およびセルフモード(カード60を本体1
0の背面13に取り付けてセルフタイマを使用して撮影
するモード)のうちの一方の選択または本体10に対す
る撮影動作の指示の行うリモートスイッチ77、およ
び、プリント枚数設定やタイトル選択等を行うカーソル
スイッチ80が含まれる。
【0059】通信部137は、送信窓91および受信窓
92それぞれの中に発光体137aおよび受光体137
bそれぞれを有する共に、ドライブ回路(DRV回路)
137cを有しており、カード60が本体10の背面1
3に取り付けられているときに、本体10との間でデー
タの送受信を行うものである。すなわち、カード60が
本体10へデータを送信するときには、通信部137内
の発光体137aは、CPU131による指示の下、送
信すべきデータを光信号として出力する。逆に、カード
60が本体10からデータを受信するときには、通信部
137内の受光体137bは、本体10から到達した光
信号を受光し、そのデータをCPU131に送る。つま
り、本体10の通信部110の発光体110aから出力
された光信号は、カード60の通信部137の受光体1
37bにより受光され、また、カード60の通信部13
7の発光体137aから出力された光信号は、本体10
の通信部110の受光体110bにより受光され、これ
により、本体10とカード60との間で双方向通信が行
われる。ここで、カード60の通信部137と本体10
の通信部110との間で送受信されるデータは、カード
60を制御するためのデータ、撮影モード、言語、タイ
トルおよびプリント枚数に関するデータ等である。ま
た、DRV回路137cは、CPU131から信号を受
けて発光体137aおよび受光体137bを作動させ又
はその作動を停止させる回路である。
【0060】この本体10とカード60との間の光通信
は、一定の通信プロトコルにより行われる。例えば、本
体10とカード60との間で伝送される光信号は、ヘッ
ダ、コマンド、データ数、データnにより構成され、こ
の順で伝送される。このような通信プロトコルに従って
光通信が行われることにより、本体10とカード60の
間のデータ伝送が確実に行われ、光通信の信頼性の向上
が図られる。
【0061】LCD駆動部138は、CPU131によ
る指示の下、LCD71における表示を駆動する。その
際、CPU131が表示制御手段として機能する。この
LCD駆動部138は、表示データRAM、CGRO
M、CGRAM(キャラクタジェネレータRAM)を備
えている。表示データRAMとしては、例えば8ビット
の文字コードとして記憶するものが用いられ、この表示
データRAMに文字コードを書込むことによりLCD7
1のドット表示領域71g、71hに文字列などが表示
される。CGROMとしては、例えば8ビットの文字コ
ードに対応して5×8ドットの文字パターン(アルファ
ベット、カタカナなどのほか、有効スイッチマーク(上
下左右のいずれかに向けられた三角形のマーク)、数字
などを含む。)を記憶するROMが用いられる。CGR
AMは、CGROMに定義されていない文字パターンを
8文字分書込み可能なものが用いられる。CGRAMに
書込まれた文字パターンは8ビットの文字コードとして
CGROMの指定領域に割り付けられる。そして、CG
RAMに割り付けられた文字は、データ表示RAMに文
字コードとして書込まれることにより、LCD71のド
ット表示領域71g、71hに文字列などが表示され
る。
【0062】また、ドット表示領域71g、71hに表
示される文字などは、CPU131の指令によりLCD
駆動部138を介して、スクロール表示させることが可
能である。すなわち、ドット表示領域71g、71hに
アルファベット又はカタカナなどからなる文字列が表示
されているときに、スイッチ操作に応じてCPU131
からスクロール表示すべき信号がLCD駆動部138に
出力されると、ドット表示領域71g、71hに表示さ
れている文字が例えば左方向に送られて新たな文字がド
ット表示領域71g、71hに表示される。そして、表
示すべき文字数分のスクロール表示すべき信号がLCD
駆動部138に出力され、表示すべき全ての文字が順次
表示されることになる。
【0063】EEPROM139は、撮影者により入力
されたカートリッジの識別情報(以下、「CID」と言
う)、撮影モード、デートモード、言語、タイトル等を
記憶する。
【0064】リモコン送信回路140は、投光LED9
3を含み、CPU131による制御の下、本体10に送
信すべきデータを投光LED93によりリモコン送信す
る。ここで、リモコン送信回路140から本体10のリ
モコン受信回路106へ送信されるデータは、例えば、
本体10に対し撮影動作を指示するデータや、言語、タ
イトルおよびプリント枚数に関するデータ等である。
【0065】次に、以上説明した本体10およびカード
60から構成されるカメラ1の基本動作について説明す
る。
【0066】本体10にバッテリ104が装填される
と、昇圧レギュレータ103を介してCPU101に電
源供給され、RESET回路102からリセット信号が
出力される。そして、そのリセット信号を入力したCP
U101による指示により、本体10およびカード60
は初期化される。この初期化処理では、CPU101自
身のRAM101bやタイマ等の初期化、EEPROM
109に記憶されていたパラメータの読み出しとRAM
101bへの書き込み、各要素のテスト、シャッタおよ
びレンズ鏡胴15の初期化、LCD71の表示等が行わ
れる。なお、この時点では、本体10は撮影不可能状態
である。
【0067】メインスイッチ26が押されたとき、また
は、本体10の背面13にカード60が取り付けられた
旨が着脱検出スイッチ47により検知されたとき、CP
U101は、その旨を検知し、本体10を撮影可能状態
にする。
【0068】カード60が本体10の背面13に取り付
けられているときには、本体10のCPU101は、着
脱検出スイッチ47を介してその旨を認識し、また、カ
ード60のCPU131は、DRV回路135を介して
その旨を認識する。このとき、カード60のスイッチ群
136の操作により撮影者が指示した内容は、カード6
0のCPU131に入力された後、カード60の通信部
137から本体10の通信部110への光通信により、
本体10のCPU101へ送信される。逆に、本体10
のスイッチ群107の操作により撮影者が指示した内容
は、本体10のCPU101に入力された後、本体10
の通信部110からカード60の通信部137への光通
信により、カード60のCPU131へ送信される。
【0069】一方、カード60が本体10から取り外さ
れているときには、本体10のCPU101は、着脱検
出スイッチ32および着脱検出スイッチ47を介してそ
の旨を認識し、また、カード60のCPU131は、給
電切替スイッチ94を介してその旨を認識する。このと
き、カード60はリモコン装置として機能する。すなわ
ち、カード60のスイッチ群136の操作により撮影者
が指示した内容は、カード60のCPU131に入力さ
れた後、カード60のリモコン送信回路140から本体
10のリモコン受信回路106への光通信により、本体
10のCPU101へ送信される。
【0070】このカメラ1では、フィルムカートリッジ
が装填された旨がカートリッジ在否スイッチ56により
検出され、且つ、カートリッジ蓋52が閉じられた旨が
スイッチなどにより確認されると、そのフィルムカート
リッジのデータディスクに記録されているフィルム情報
およびフィルム使用状態に関するデータは、CPU10
1による制御の下、DD読取部115により読み取ら
れ、EEPROM109に記憶される。このデータは、
その後の撮影等に際して参照される。
【0071】また、カメラ1では、MRスイッチ55の
操作により、未露光の撮影コマが残っている撮影途中の
フィルムを途中巻戻しして、そのフィルムカートリッジ
を取り出すこともできる。また、このとき、撮影者は、
カード60のスイッチ群136の操作によりCIDを入
力することができ、そのCIDおよび未露光の撮影コマ
数のデータは、カード60のEEPROM139に記憶
される。
【0072】さらに、カメラ1では、このように途中巻
戻しされて取り出されたフィルムカートリッジを再装填
することもできる。この場合、DD読取部115によ
り、そのフィルムカートリッジのデータディスクの回転
方位が表すフィルム使用状態が撮影途中であると判定さ
れる。そして、フィルムは、磁気記録領域の記録内容が
磁気データ読取・書込部118により読み取られなが
ら、フィルム給送部114により給送され、次に露光さ
れるべき未露光の撮影コマの位置まで給送される。
【0073】カード60が本体10の背面13に取り付
けられている状態、および、カード60が本体10から
取り外されている状態の何れの場合にも、撮影は可能で
ある。撮影に際しては、撮影者の指示に従い、例えば、
モードスイッチ75の操作により撮影モードが選択さ
れ、PQスイッチ74等の操作によりプリント枚数が設
定され、STスイッチ73等の操作により言語およびタ
イトルが選択され、ズームスイッチ50の操作によりレ
ンズ鏡胴15の繰り出し又は繰り込みが制御され、プリ
ント設定切替スイッチ25の操作によりプリントサイズ
が選択され、また、その他の条件等が設定される。これ
らの設定・選択された内容は、RAM131bに記憶さ
れるとともに、LCD駆動部138を介してLCD71
に表示される。
【0074】そして、カード60が本体10の背面13
に取り付けられているときには、本体10のレリーズス
イッチ27の操作により、撮影動作が開始される。一
方、カード60が本体10から取り外されているときに
は、カード60のリモートスイッチ77の操作により、
その旨がカード60の通信部137から本体10の通信
部110へ通信され、撮影動作が開始される。
【0075】この撮影動作では、測光部117により被
写体の照度が測定され、AF回路112により被写体ま
での距離が測定される。また、これらの測定結果および
撮影者による設定条件に基づくCPU101による制御
の下、鏡胴駆動部113によりレンズ鏡胴15が駆動さ
れ、選択された撮影モードに従ってストロボ回路108
がストロボ発光し、シャッタ駆動部116により適切な
露光時間でシャッタが開き、フィルムの所定の撮影コマ
上に被写体の像が撮影される。さらに、フィルムは、フ
ィルム給送部114により次の撮影コマへ給送されると
ともに、フィルムの磁気記録領域には、設定または選択
されたプリント枚数、言語、タイトル、プリントサイズ
および日付等に関するデータが磁気データ読取・書込部
118により記録される。
【0076】カメラ1が撮影不可能状態となるのは、撮
影可能状態であるときにメインスイッチ26が押された
とき、本体10の前面12にカード60が取り付けられ
た旨が着脱検出スイッチ32により認識されたとき、本
体10およびカード60の何れもが無操作状態で一定時
間が経過したとCPU101が判断したとき、または、
リモコンモードに設定されていないときにカード60が
本体10から取り外された旨が着脱検出スイッチ47に
より認識されたときである。
【0077】次に、カメラ1の使用方法について説明す
る。
【0078】図1において、カメラ1の不使用時には、
カード60は、本体10の前面12に取り付けられ、レ
ンズ鏡胴15の撮影レンズを保護するレンズカバーとし
て機能する。カード60の本体10の前面12への取り
付けは、カード60の端子63、64を本体10の挿入
穴29、30に挿入し、カード60の裏面70を本体1
0の前面12に接近させ、本体10のピン23をカード
60のピン挿入穴78に挿通して行う。このようにカー
ド60を本体10の前面12に取り付けることにより、
カード60がレンズ鏡胴15の撮影レンズを覆うことに
なり、カード60が撮影レンズを保護するレンズカバー
として機能することになる。
【0079】また、カード60の前面12への取り付け
の際、カメラ1(本体10)が撮影不可能状態であると
きには、前面12へカード60を取り付けても撮影不可
能状態が維持される。一方、カメラ1が撮影可能状態で
あるときには、前面12へのカード60の取り付けによ
り、カメラ1が撮影不可能状態となる。すなわち、前面
12へのカード60の取り付けにより、着脱検出スイッ
チ32を通じてCPU101がカード60の取付を検出
し、その後にレリーズスイッチ27の操作があってCP
U101からシャッタ駆動部116へ駆動信号が出力さ
れない状態となる。このため、カード60の取り付け動
作と別にカメラ1を撮影可能状態から撮影不可能状態と
するためのメインスイッチ26の操作などが不要であ
り、使用終了時におけるカメラ1の取扱いが容易とな
る。
【0080】また、LCD71のある裏面70を内側に
してカード60が前面12に取り付けられるため、LC
D71がカメラ1の外観表面に現われない。このため、
カメラ1の不使用時にLCD71が確実に保護される。
また、LCD71が大型のものであっても、不使用時に
破損する心配がない。更に、各種スイッチが設置される
裏面70を内側にしてカード60が前面12に取り付け
られるため、カメラ1の不使用時にカメラ1の外観がシ
ンプルなものとなり美観性に優れたものとなる。また、
各種スイッチの破損なども防止できる。
【0081】図1において、カメラ1の使用時には、カ
ード60が本体10の前面12から取り外される。カー
ド60の前面12からの取り外しは、カード60のプッ
シュボタン66を押しながら、カード60を前面12か
ら離間して行う。このカード60の取り外しにより、カ
メラ1が撮影不可能状態から撮影可能状態に変わる。す
なわち、前面12からのカード60の取り外しにより、
着脱検出スイッチ32を通じてCPU101がカード6
0の取外しを検出し、その後にレリーズスイッチ27の
操作があった場合にはCPU101からシャッタ駆動部
116へ駆動信号が出力される状態となる。このため、
カード60の取り外し動作と別にカメラ1を撮影不可能
状態から撮影可能状態にするためのメインスイッチ26
の操作などが不要であり、使用開始時におけるカメラ1
の取扱いが容易となる。
【0082】図2において、本体10の前面12から取
り外されたカード60は、本体10の背面13に取り付
けられて、時刻合せ、撮影モードの設定変更などのカメ
ラ1の設定を変更又は確認するためのカメラ1の操作手
段として機能する。カード60の本体10の背面13へ
の取り付けは、カード60の端子63、64を挿入穴4
4、45に挿入し、カード60の正面側を本体10の背
面13に接近させ、本体10のピン51をカード60の
ピン挿入穴67に挿通して行う。このようにカード60
が本体10の背面13に取り付けられると、カード60
の裏面70がカメラ1の外側に向くため、カード60の
各種スイッチの操作が可能となる。
【0083】そして、カード60の各種スイッチの操作
に応じて、光通信により、カード60のデータなどが本
体10に伝達され、本体10のデータなどがカード60
に伝達される。このカード60の操作により、光通信を
通して、デートモード選択、デート修正、CID入力、
CID表示、CID修正、撮影モード選択、セルフモー
ド選択、リモコンモード選択、プリント枚数選択、タイ
トル選択、表示言語選択、タイトル登録、プリント枚数
の前駒書換え、タイトルの前駒書換え及び設定解除を行
うことができる。
【0084】デートモード選択は、デートスイッチ72
を押すことにより行える。すなわち、デートスイッチ7
2を押すと、CPU131からLCD駆動部138に駆
動信号が出力され、LCD駆動部138が作動してLC
D71のデート表示が変化し、所望のデート表示を選択
することができる。デート表示の種類は、「F、B、
年、月、日」(「F」はフロントプリント、「B」はバ
ックプリントを意味する)、「F、B、時、分」、
「B、年、月、日」、「B、時、分」、オフ(表示な
し)、「ID− 」(CIDの表示・設定:CID
入力条件が成立時又はCIDが既にEEPROMに登録
されている時に表示される。)があり、デートスイッチ
72を押すごとに順次LCD71に表示される。
【0085】デート修正は、デートスイッチ72を一定
時間押し続けた後、カーソルスイッチ80を操作するこ
とにより行える。例えば、デートスイッチ72を二秒間
以上押し続けたまま、アップスイッチ81又はダウンス
イッチ82を押すことにより、「年、月、日」を「月、
日、年」、「日、月、年」の表示に変えることができ
る。
【0086】CID入力及びCID修正は、デートスイ
ッチ72を押してLCD71にCIDを表示させ、カー
ソルスイッチ80を操作することにより行うことができ
る。
【0087】撮影モード選択は、モードスイッチ75を
押すことにより行える。すなわち、モードスイッチ75
を押すごとに、撮影モードが、撮影直前にストロボを複
数回発光させる赤目軽減モード、撮影時にストロボを発
光させるストロボ強制発光モード、撮影時にストロボを
発光させないストロボ発光禁止モード、風景撮影時に焦
点調節を無限大とする遠景モード、夜景撮影時に人物を
撮影する夜景モード、被写体の状態に応じて適宜ストロ
ボを発光させるオートモードに順次変わり、所望の撮影
モードが選択できる。
【0088】セルフモード選択及びリモコンモード選択
は、リモートスイッチ77を押すことにより行える。
【0089】プリント枚数選択は、PQスイッチ74及
びアップスイッチ81又はダウンスイッチ82の操作に
より行える。すなわち、PQスイッチ74を押してLC
D71に「P01」などを表示させ、アップスイッチ8
1又はダウンスイッチ82を操作して撮影駒におけるプ
リントする枚数を選択することができる。そして、デー
トスイッチ72を押すことによりプリント枚数を決定で
きる。プリント枚数の決定後、PQスイッチ74の操作
によりプリント枚数の選択中にクリアスイッチ76を押
すことで、LCD71の表示がデート表示となり、プリ
ント枚数の決定が解除できる。
【0090】タイトル選択は、STスイッチ73及びア
ップスイッチ81又はダウンスイッチ82の操作により
行える。すなわち、STスイッチ73を押した後、アッ
プスイッチ81又はダウンスイッチ82を操作すること
によりLCD71に各種タイトルが表示され、撮影駒に
プリントされるタイトルを選択できる。
【0091】表示言語選択は、STスイッチ73及びア
ップスイッチ81又はダウンスイッチ82の操作により
行える。例えば、STスイッチ73を二秒間以上押し続
けた後、アップスイッチ81又はダウンスイッチ82を
操作することによりLCD71に各種の言語によりタイ
トルなどが順次表示され、LCD71に表示され、撮影
駒にプリントされる言語を任意に選択できる。
【0092】タイトル登録とは、ROM131aに記憶
されたタイトルのうち使用頻度の高いタイトルをEEP
ROM139に記憶させて登録することをいう。このタ
イトル登録は、STスイッチ73及びアップスイッチ8
1又はダウンスイッチ82の操作により行える。例え
ば、STスイッチ73を二秒間以上押し続けた後、ST
スイッチ73を離しアップスイッチ81又はダウンスイ
ッチ82を操作することにより未登録のタイトルが順次
表示される。所望のタイトルが表示されたところでST
スイッチ73を押すことによりタイトル登録が行える。
タイトルの登録数は例えば十程度とされ、頻度の高いタ
イトルを登録することにより、タイトル選択が迅速に行
えることになる。
【0093】プリント枚数の前駒書換えは、PQスイッ
チ74及びレフトスイッチ84の操作などにより行え
る。例えば、PQスイッチ74を押した後、レフトスイ
ッチ84を押すと、現状の撮影駒の一つ前の撮影駒にお
けるプリント枚数を書き換えることが可能となる。この
状態において、アップスイッチ81又はダウンスイッチ
82を押してプリント枚数を選択し、レフトスイッチ8
4を押して前の撮影駒のプリント枚数を書き換えでき
る。
【0094】タイトルの前駒書換えは、STスイッチ7
3及びレフトスイッチ84の操作などにより行える。例
えば、STスイッチ74を押した後、レフトスイッチ8
4を押すと、現状の撮影駒の一つ前の撮影駒におけるタ
イトルを書き換えることが可能となる。この状態におい
て、アップスイッチ81又はダウンスイッチ82を押し
てタイトルを選択し、レフトスイッチ84を押して前の
撮影駒のタイトルを書き換えできる。
【0095】設定解除は、クリアスイッチ76を押すこ
とにより行え、プリント枚数選択モード、タイトル選択
モードを解除することができる。
【0096】本体10とカード60との間の信号伝達が
光通信により非接触で行われているため、本体10とカ
ード60との間に電気的な接点が存在しない。このた
め、カード60の着脱を頻繁に行っても、接点の接触不
良を起こすなどの不具合がなく、本体10とカード60
間の確実な通信が可能となる。
【0097】カード60の背面13への取り付けの際、
カメラ1が撮影可能状態であるときには、背面13へカ
ード60を取り付けても撮影可能状態が維持される。一
方、カメラ1が撮影不可能状態であるときには、背面1
3へのカード60の取り付けにより、カメラ1が撮影可
能状態となる。すなわち、背面13へのカード60の取
り付けにより、着脱検出スイッチ47を通じてCPU1
01がカード60の取付を検出し、その後にレリーズス
イッチ27の操作があればCPU101からシャッタ駆
動部116へ駆動信号が出力される状態となる。このた
め、カード60の取り付け動作と別にカメラ1を撮影不
可能状態から撮影可能状態とするためのメインスイッチ
26の操作などが不要であり、使用開始時におけるカメ
ラ1の取扱いが容易となる。
【0098】そして、図2において、カメラ1の使用を
終了するときには、カード60が本体10の背面13か
ら取り外される。カード60の背面13からの取り外し
は、カード60のプッシュボタン66を押しながら、カ
ード60を背面13から離間して行う。このカード60
の取り外しにより、カメラ1が撮影可能状態から撮影不
可能状態に変わる。すなわち、背面13からのカード6
0の取り外しにより、着脱検出スイッチ47を通じてC
PU101がカード60の取外しを検出し、その後にレ
リーズスイッチ27の操作があってもCPU101から
シャッタ駆動部116へ駆動信号が出力されない状態と
なる。このため、カード60の取り外し動作と別にカメ
ラ1を撮影可能状態から撮影不可能状態にするためのメ
インスイッチ26の操作などが不要であり、使用終了時
におけるカメラ1の取扱いが容易となる。
【0099】一方、カード60は、カメラ1の遠隔操作
により撮影を行うとき、本体10から取り外され、その
本体10に対して赤外光など投じることにより遠隔操作
手段、即ちリモコン装置として機能する。例えば、カー
ド60が背面13に取り付けられた状態において、リモ
ートスイッチ77を押した後、本体10からカード60
を取り外すと、本体10はリモコン受光窓21へ入射さ
れる光信号を受け付ける状態となる。この状態におい
て、カード60を操作して投光LED93から赤外光を
本体10へ向けて投光することにより、写真撮影、プリ
ント枚数の選択、タイトル及び言語の選択、プリント枚
数の前駒書換え、タイトル及び言語の前駒書換えが遠隔
操作により行える。
【0100】遠隔操作による写真撮影は、リモートスイ
ッチ77を押すことにより、投光LED93から赤外光
が投光され、この赤外光がリモコン受光窓21内の受光
体に受光されて電気的な信号に変換されて、CPU10
1に伝達される。この伝達された信号に従って、本体1
0のCPU101がシャッタ駆動部116に信号を出力
する。これにより、シャッタが切られ写真撮影が行われ
る。
【0101】また、プリント枚数の選択、タイトル及び
言語の選択、プリント枚数の前駒書換え、タイトル及び
言語の前駒書換えは、予めカード60の所定のスイッチ
操作によりプリント枚数の選択などを行った後、リモー
トスイッチ77を押すことにより、赤外光が本体10に
投光され、リモコン受光窓21内の受光体を介してCP
U101に所定の指令が伝達される。この指令信号に従
って、CPU101がフィルム給送部114などへ信号
を出力し、プリント枚数の前駒書換えなどが行われる。
【0102】なお、カメラ1において、本体10とカー
ド60との間の通信は、双方向通信が可能で可能なもの
であれば、光学式のものに限られるものではなく、電波
式などその他の方式のものであってもよい。
【0103】次に、カード60のLCD71について、
図7を用いて更に詳細に説明する。
【0104】図7に示すように、LCD71は、表示領
域が3段構成になっており、その上段はマーク表示領域
とされ、モードスイッチ75およびリモートスイッチ7
7により設定された撮影モードに応じた表示がなされ、
6つのマーク表示71a〜71fが選択的に点灯または
消灯される。上段の左から順に、マーク表示71aの点
灯はカメラ1が赤目軽減モードに設定されていることを
表し、マーク表示71bの点灯はストロボ強制発光モー
ドまたはストロボ発光禁止モードの何れかに設定されて
いることを表し、マーク表示71cの点灯は遠景撮影モ
ードに設定されていることを表し、マーク表示71dの
点灯は、夜景撮影モードに設定されていることを表し、
また、マーク表示71a〜71dの全ての消灯はオート
モード(ストロボ発光に関してCPU101が自動的に
設定するモード)に設定されていることを表している。
これらストロボ発光に関するモードはモードスイッチ7
5により設定される。マーク表示71eの点灯はセルフ
モードに設定されていることを表し、マーク表示71f
の点灯はリモコンモードに設定されていることを表して
おり、これらはリモートスイッチ77により設定され
る。
【0105】LCD71の中段にはドット表示領域71
gが設けられ、その下段にはドット表示領域71hが設
けられている。ドット表示領域71g,71hそれぞれ
には、デート表示の他、STスイッチ73による言語お
よびタイトルの選択等に関する文字列からなる表示がな
される。これらの文字列は、文字列を構成する一文字ご
とにキャラクタジェネレータROM(以下、「CGRO
M」という)を備えたLCD駆動部138に文字パター
ン(例えば、5×8ドット)として記憶されている。そ
して、スイッチ操作に応じてCPU131から制御信号
が出力されLCD駆動部138を介してLCD71のド
ット表示領域71gなどに表示される。
【0106】また、撮影者によるカートリッジの識別情
報(CID)の入力の際には、各時点において使用可能
なカーソルスイッチ80が中段のドット表示領域71g
に表示され、入力途中あるいは確定済みのCIDおよび
未撮影の残りコマ数が下段のドット表示領域71hに表
示される。
【0107】次にカメラ1の本体10で行われる各処理
について詳述する。
【0108】まず、本体10の初期処理について説明す
る。
【0109】図8、図9に本体10における初期処理の
フローチャートを示す。本体10の初期処理は、電源投
入後(バッテリ104の装填後)に行う処理である。図
8のステップS10に示すように、CPU101の初期
設定が行われる。この初期設定では、時刻、タイマ、レ
ジスタ等の初期値設定やクロック安定時間待ちなどが行
われる。そして、ステップS12に移行し、EEPRO
M109の初期値書込み条件を満たしているか否かが判
定される。ここで、EEPROM109の初期値書込み
条件を満たしているとは、スイッチ群107の複数のス
イッチが操作されて、オン状態となっていることをい
う。ステップS12にてEEPROM109の初期値書
込み条件が満たされているときには、ステップS14に
移行し外部装置との通信が行える状態か否かが判定され
る。外部装置とは、カメラ1の製造時に用いられる装置
であって、本体10のEEPROM109に書込むべき
データを収納するものである。また、ここでいう外部装
置との通信が行える状態とは、外部装置が本体10に対
しデータを送信できる状態であることをいい、例えば電
気信号により送信が行われる。ステップS14にて、外
部装置との通信が行える状態であると判定されたときに
は、ステップS16に移行する。ステップS16では、
外部装置からデータが送信され、EEPROM109の
初期値の書込みが行われる。そして、ステップS18に
移行し、EEPROM109の初期値の書込みが終了し
たか否かが判定され、終了していないと判定されたとき
にはステップS16に戻る。一方、ステップS18に
て、EEPROM109の初期値の書込みが終了したと
判定されてときには初期処理を終了し、分岐処理に移行
する。
【0110】一方、ステップS12にてEEPROM1
09の初期値書込み条件が満たされていないと判定され
たとき及びステップS14にて外部装置との通信が行え
る状態でないと判定されたときには、ステップS20に
移行する。ステップS20では、EEPROM109の
記憶されたデータの読出しが行われる。そして、ステッ
プS22に移行し、EEPROM109のフィルムカウ
ントデータが表示される。そして、ステップS24に移
行し、シャッタ閉処理が行われる。すなわち、CPU1
01からシャッタ駆動部116に信号が出力され、シャ
ッタが閉じられる。
【0111】次いでステップS26に移行し、レンズ鏡
胴15の繰込み処理が行われる。すなわち、CPU10
1から鏡胴駆動部113へ信号が出力され、レンズ鏡胴
15が沈胴位置まで繰込まれる。そして、ステップS2
8に移行し、本体10のスプールキーが撮影済み位置へ
移動済みであるか否かが判定される。ステップS28に
て、本体10のスプールキーが撮影済み位置へ移動済み
であると判定されたときには、ステップS32に移行す
る。一方、ステップS28にて、本体10のスプールキ
ーが撮影済み位置へ移動済みでないと判定されたときに
は、ステップS30に移行する。ステップS30では、
本体10のスプールキーが撮影済み位置への移動が行わ
れ、その後、ステップS32に移行する。
【0112】ステップS32では、カード60が本体1
0の背面13に取り付けられているか否かが判定され
る。この判定は、着脱検出スイッチ47の状態を検知す
ることにより行われる。ステップS32にて、カード6
0が本体10の背面13に取り付けられていないと判定
されたときには、ステップS38に移行する。一方、ス
テップS32にて、カード60が本体10の背面13に
取り付けられていると判定されたときには、ステップS
34に移行する。ステップS34では、カード60への
電源供給が行われる。この電源供給は、CPU101か
らの信号を受けて電源回路105が作動し端子44a、
端子45a間に所定の電圧を印加して行われる。そし
て、ステップS36に移行し、カード装着処理が行われ
る(図10、図11参照)。カード装着処理の終了後、
ステップS38へ移行する。
【0113】ステップS38では給送継続処理が行わ
れ、その後ステップS40に移行する。給送継続処理と
しては、デートモードをバックプリントの年月日の表示
にセットした後、カード60へ通信機能(「本体10の
通信部110及びカード60の通信部137を介して本
体10のCPU101とカード60のCPU131との
間のデータの送受信又は送信する機能」を意味する。以
下、同じ。)を用いて、デート指定表示、全モードリセ
ットなどのデータを送信し、ストロボモードなどのデー
タを送受信する。
【0114】ステップS40にて、LCD表示処理が行
われる。すなわち、LCD28に全表示が一定時間行わ
れ、その後、カートリッジの在否、撮影枚数、バッテリ
残量が表示される。そして、ステップS40のLCD表
示処理後、初期処理を終了し、分岐処理に移行する。
【0115】以上のような本体10の初期処理によれ
ば、カメラ1の本体10の初期状態の設定が可能とな
る。また、カード60との通信により、デート指定表
示、全モードリセットなどのデータを初期設定できる。
【0116】次に、本体10のカード装着処理について
説明する。
【0117】図10、図11に本体10におけるカード
装着処理のフローチャートを示す。本体10のカード装
着処理は、カード60が本体10の背面13に取り付け
られたときに、カード60の起動を確認するための処理
である。本体10の背面13にカード60が取り付けら
れると、図10のステップS50に示すように、カード
60に電源が供給される。カード60への電源供給は、
本体10の端子44a、45aに当接するカード60の
端子63、64を通じて行われる。そして、ステップS
52に移行し、通信データの入力ポートが設定され、通
信部110を通じてカード60と通信可能な状態とされ
る。そして、ステップS54に移行し、CPU101に
内蔵される250mSタイマが起動したか否かが判定さ
れる。この250mSタイマとは、カード60の操作入
力状態又は動作状態などを通信により確認するときの基
準時間(250mS)を計測するものである。
【0118】ステップS54にて、250mSタイマが
起動していないと判定されたときには、再びステップS
54に戻る。一方、ステップS54にて、250mSタ
イマが起動していると判定されたときには、ステップS
56に移行する。ステップS56では、カード背面取付
開始タイマ(5秒)が起動する。そして、ステップS5
8に移行し、カード60に操作状態などに変化がないか
確認すべきコマンド送信が行われる。すなわち、本体1
0のCPU101から通信部110へ信号が出力され、
この通信部110及びカード60の通信部137を介し
て、信号がカード60のCPU131に入力される。
【0119】そして、ステップS60に移行し、カード
60からその状態に変化無い旨の信号を受信したか否か
が判定される。このステップS60にて、カード60か
らその状態に変化無い旨の信号を受信していないと判定
されたときには、ステップS62に移行し、250mS
タイマと同期しているか否かが判定される。一方、ステ
ップS60にて、カード60からその状態に変化無い旨
の信号を受信したと判定されたときには、ステップS6
6に移行する。ステップS62にて、250mSタイマ
と同期していないと判定されたときには再びステップS
62に戻る。一方、ステップS62にて、250mSタ
イマと同期していると判定されたときにはステップS6
4に移行する。
【0120】ステップS64では、ステップS56のカ
ード背面取付開始タイマにより所定時間(5秒)が経過
したか否かが判定される。このステップS64にて、所
定時間(5秒)が経過していないと判定されたときに
は、ステップS58に戻る。一方、ステップS64に
て、所定時間(5秒)が経過していると判定されたとき
には、ステップS66に移行する。ステップS66で
は、本体10に装填されているのがクリーニングカート
リッジ(本体10に設置される磁気ヘッドをクリーニン
グするためのカートリッジ)であるか否かが判定され
る。このステップS66にて、本体10にクリーニング
カートリッジが装填されていると判定されたときには、
ステップS68に移行する。
【0121】ステップS68では、通信部110、13
7を通じてカード60にISO及びフィルムタイプの表
示をさせるべき信号が送信される。この信号を受けてカ
ード60のLCD71には「CLEANING」と表示
される。ステップS68にて信号が送信されると本処理
は終了する。
【0122】一方、ステップS66にて、本体10に装
填されているのがクリーニングカートリッジでないと判
定されたときには、ステップS70に移行し、通信部1
10、137を通じてカード60にデート表示をさせる
べき信号が送信される。この信号を受けてカード60の
LCD71には、フィルムカートリッジのタイプに応じ
て、例えば、「b ISO 1600」と表示され、白
黒タイプのフィルムであって(「b」は白黒フィルムを
意味する。)、ISO感度1600のものであることが
認識可能となる。そして、ステップS72に移行し、リ
ライト給送が許可がセットされているか否かが判定され
る。この判定は、フィルム給送に異常があった場合に前
駒の磁気情報を書き換えるフィルム給送を禁止させるた
めのものであり、カード60のリライト給送可否を送信
することにより、カード60のスイッチ操作でリライト
給送の可否を可能にする。
【0123】ステップS72にて、リライト給送が許可
がセットされていると判定されたときには、ステップS
74に移行し、カード60へ通信部110、137を介
してリライト給送が可能である旨の信号が送信される。
一方、ステップS72にて、リライト給送が許可がセッ
トされていないと判定されたときには、ステップS76
に移行し、カード60へ通信部110、137を介して
リライト給送を禁止する旨の信号が送信される。ステッ
プS74及び76にて信号が送信されると、本処理は終
了する。
【0124】以上のような本体10のカード装着処理に
よれば、カード60を本体10の背面13に取り付けた
ときに本体10からカード60へ電源供給が可能とな
る。このため、カード60に内蔵される電池134の消
耗が低減できる。また、通信部110、137による通
信により、デート表示をカード60のLCD21に表示
することができる。
【0125】次に、本体10の分岐処理について説明す
る。
【0126】図12〜14に本体10における分岐処理
のフローチャートを示す。本体10の分岐処理は、カメ
ラ1のスイッチ入力又はタイマによる待機状態からの起
動を判断し各処理への移行を行う処理である。本処理
は、まず、図12のステップS80に示すように、時計
処理が行われる。時計処理は、250mSタイマの起動
により、秒データのカウントアップを行い、その秒デー
タが60秒以上となったら分、時、日、月、年の順にデ
ータセットを行い、その時計データをカード60へ通信
部110、137を介して送信する処理である。そし
て、ステップS82に移行し、撮影モードがリモコンモ
ードであるか否かが判定される。このステップS82に
て、撮影モードがリモコンモードでないと判定されるた
ときには、ステップS84に移行し、CPU101から
リモコン受信回路106へ信号が出力され、リモコン受
信回路106の電源がオフとされる。一方、ステップS
82にて、撮影モードがリモコンモードであると判定さ
れるたときには、ステップS86に移行し、ストロボが
充電完了しているか否かが判定される。このステップS
86にて、ストロボが充電完了していると判定されたと
きには、ステップS88に移行する。
【0127】そして、ステップS88では、CPU10
1からリモコン受信回路106に信号が出力され、リモ
コン受信回路106の電源がオンとされ、リモコン受信
回路106が作動する。ステップS88及びステップS
84からステップS90に移行し、本体10の背面13
にカード60の取り付け又は取り外しがあったか否かが
判定される。このカード60の取り付け又は取り外しは
着脱検出スイッチ47の切り替わりを検出することによ
り行われる。ステップS90にて、本体10の背面13
にカード60の取り付け又は取り外しがあったと判定さ
れたときには、カード背面着脱処理に移行する。
【0128】一方、ステップS90にて、本体10の背
面13にカード60の取り付け又は取り外しが行われて
いないと判定されたときには、ステップS92に移行す
る。ステップS92では、本体10の前面12にカード
60の取り付け又は取り外しがあったか否かが判定され
る。このカード60の取り付け又は取り外しは着脱検出
スイッチ32の切り替わりを検出することにより行われ
る。ステップS92にて、本体10の前面12にカード
60の取り付け又は取り外しがあったと判定されたとき
には、カード前面着脱処理に移行する。一方、ステップ
S92にて、本体10の前面12にカード60の取り付
け又は取り外しが行われていないと判定されたときに
は、ステップS94に移行する。
【0129】ステップS94では、カートリッジ蓋52
の開閉が行われたか否かが判定される。カートリッジ蓋
52の開閉は、本体10に設置される開閉検出スイッチ
(図示なし)の切替えを検出することにより行われる。
ステップS94にて、カートリッジ蓋52の開閉が行わ
れたと判定されたときには、カートリッジ蓋処理に移行
する。一方、ステップS94にて、カートリッジ蓋52
の開閉が行われていないと判定されたときには、ステッ
プS96に移行する。
【0130】ステップS96では、カートリッジ蓋52
が開いているか否かが判定される。カートリッジ蓋52
が開いていると判定されたときにはステップS98に移
行し、カートリッジ蓋52が閉じていると判定されたと
きにはステップS102に移行する。ステップS98で
は、カメラ1のスプールキーが撮影済み位置へ移動済み
であるか否かが判定される。ステップS98にて、カメ
ラ1のスプールキーが撮影済み位置へ移動済みであると
判定されたときには、ステップS102に移行する。一
方、ステップS98にて、カメラ1のスプールキーが撮
影済み位置へ移動済みでないと判定されたときには、ス
テップS100に移行する。ステップS100では、カ
メラ1のスプールキーが撮影済み位置への移動が行わ
れ、その後、ステップS102に移行する。
【0131】ステップS102では、メインスイッチ2
6が操作されたか否かが判定される。このステップS1
02にて、メインスイッチ26が操作されたと判定され
たときには、メインスイッチ処理に移行する。一方、ス
テップS102にてメインスイッチ26が操作されてい
ないと判定されたときには、ステップS104に移行す
る。ステップS104では、フィルムの強制巻き戻しの
ためのMRスイッチ55が操作されたか否かが判定され
る。このステップS104にて、MRスイッチ55が操
作されたと判定されたときには、マニュアルリワインド
処理に移行する。一方、ステップS104にて、MRス
イッチ55が操作されていないと判定されたときには、
ステップS106に移行する。
【0132】ステップS106では、フィルムカウント
表示が「E」の点灯状態であるか否かが判定される。フ
ィルムカウント表示が「E」の点灯状態であるときは、
本体10に装填されるフィルムカートリッジ200の撮
影が終了したことを意味する。ステップS106にてフ
ィルムカウント表示が「E」の点灯状態であると判定さ
れたときには、ステップS114に移行する。一方、ス
テップS106にてフィルムカウント表示が「E」の点
灯状態でないと判定されたときには、ステップS108
に移行する。ステップS108では、フィルムカウント
表示が「E」の点滅状態であるか否かが判定される。フ
ィルムカウント表示が「E」の点滅状態であるときは、
本体10に装填されたカートリッジが撮影不可能状態で
あることを意味する。
【0133】このステップS108にてフィルムカウン
ト表示が「E」の点滅状態であると判定されたときに
は、ステップS114に移行する。一方、ステップS1
08にてフィルムカウント表示が「E」の点滅状態でな
いと判定されたときには、ステップS110に移行す
る。ステップS110では、フィルムカウント表示が数
字(残り駒数)の点滅状態であるか否かが判定される。
フィルムカウント表示が数字の点滅状態であるときは、
シャッタレリーズを行い、1駒分のフィルム給送で異常
が発生した状態であることを意味する。このステップS
110にてフィルムカウント表示が数字の点滅状態であ
ると判定されたときには、ステップS114に移行す
る。一方、ステップS110にてフィルムカウント表示
が数字の点滅状態でないと判定されたときには、ステッ
プS112に移行する。ステップS112では、カメラ
1が撮影可能状態であるか否かが判定される。このステ
ップS112にてカメラ1が撮影可能状態でないと判定
されたときには、ステップS114に移行する。ステッ
プS114では、リモコン受信回路106の電源がオフ
とされ、その後、再びステップS80に移行され分岐処
理が繰り返される。
【0134】一方、ステップS112にて、カメラ1が
撮影可能状態であると判定されたときには、ステップS
116に移行する。ステップS116では、レリーズス
イッチ27の操作が行われたか否かが判定される。この
ステップS116にてレリーズスイッチ27の操作が行
われたと判定されたときには、シャッタ制御処理に移行
する。一方、ステップS116にてレリーズスイッチ2
7の操作が行われていないと判定されたときには、ステ
ップS118に移行する。ステップS118では、カメ
ラ1の撮影モードがリモコンモードであるか否かが判定
される。このステップS118にて、カメラ1の撮影モ
ードがリモコンモードであると判定されたときには、ス
テップS120に移行する。一方、ステップS118に
て、カメラ1の撮影モードがリモコンモードでないと判
定されたときには、ステップS122に移行する。
【0135】ステップS120では、リモコンコードを
受信したか否かが判定される。すなわち、カード60か
らリモコン送信された信号をリモコン受信回路106が
受信したか否かが判定される。このステップS120に
てリモコンコードを受信したと判定されたときには、リ
モコン信号受信処理に移行する。一方、ステップS12
0にてリモコンコードを受信していないと判定されたと
きには、ステップS122に移行する。
【0136】ステップS122では、ズームスイッチ5
0がTELE操作(レンズ鏡胴15を繰り出させる操
作)されたか否かが判定される。このステップS122
にて、ズームスイッチ50がTELE操作されたと判定
されたときには、ズームTELE処理に移行する。一
方、ステップS122にて、ズームスイッチ50がTE
LE操作されていないと判定されたときには、ステップ
S124に移行する、ステップS124では、ズームス
イッチ50がWIDE操作(レンズ鏡胴15を繰り込ま
せる操作)されたか否かが判定される。このステップS
124にて、ズームスイッチ50がWIDE操作された
と判定されたときには、ズームWIDE処理に移行す
る。一方、ステップS124にて、ズームスイッチ50
がWIDE操作されていないと判定されたときには、再
びステップS80に戻り、分岐処理が繰り返される。
【0137】以上のような本体10の分岐処理によれ
ば、スイッチ操作等に応じて各処理に移行することがで
きる。また、本体10がリモコンモードでない場合、撮
影可能状態でない場合などはリモコン受信回路の電源が
オフされるため、本体10に内蔵されるバッテリ104
の消耗の低減が図れる。
【0138】次に、本体10におけるカード60の背面
着脱処理について説明する。
【0139】図15〜18に本体10の背面着脱処理の
フローチャートを示す。本体10の背面着脱処理は、本
体10の背面13に対しカード60が取り付け又は取り
外されたときに行われる処理である。この背面着脱処理
は、まず、図15のステップS130に示すように、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられたか否か
が判定される。本体10の背面13に対しカード60の
取り付けが行われたか否かは、着脱検出スイッチ47の
切替えを検出することにより行われる。ステップS13
0にて、カード60が本体10の背面13に取り付けら
れたと判定されたときには、ステップS132に移行す
る。ステップS132では、カード装着処理が行われ
る。カード装着処理は、前述した処理と同様にして行わ
れる(ステップS50〜76参照)。
【0140】そして、ステップS134に移行し、カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられているか否
かが判定される。本体10の背面13にカード60が取
り付けられているか否かは、着脱検出スイッチ47の状
態を検出することにより行われる。ステップS134に
て、カード60が本体10の背面13に取り付けられて
いないと判定されたときには、背面着脱処理を終了す
る。一方、ステップS134にて、カード60が本体1
0の背面13に取り付けられていると判定されたときに
は、ステップS136に移行する。ステップS136で
は、通信部110、137を通じて、本体10のCPU
101とカード60のCPU131との間でストロボモ
ードに関する信号の送受信が行われる。
【0141】そして、ステップS138に移行し、通信
の結果、本体10とカード60に設定されるストロボモ
ードが一致しているか否かが判定される。ステップS1
38にて、本体10とカード60に設定されるストロボ
モードが一致していると判定されたときには、ステップ
S144に移行する。一方、ステップS138にて、本
体10とカード60に設定されるストロボモードが一致
していないと判定されたときには、ステップS140に
移行する。
【0142】ステップS140では、CPU101から
ストロボモードをリセットさせる信号が出力され、通信
部110、137を介してカード60のCPU131に
入力される。このため、カード60のストロボモードが
リセットされオートとなる。そして、ステップS142
に移行し、本体10のストロボモードがオートにセット
され、本体10とカード60のストロボモードが一致す
ることとなる。そして、ステップS144に移行する。
【0143】ステップS144では、カメラ1が操作
(スイッチ操作、カード着脱操作、カートリッジ蓋開閉
操作など)されない時間が5分を経過したか否かが判定
される。カメラ1の無操作時間が5分後であるか否か
は、CPU101に内蔵された250mSタイマを積算
カウントした数値が5分を超えたか否かを判定して行わ
れる。ステップS144にて、カメラ1の無操作時間が
5分を超えていないと判定されたときには、ステップS
146に移行する。ステップS146では、レンズ鏡胴
15の繰出し動作又は繰込み動作に異常があったか否か
が判定される。このステップS146にて、レンズ鏡胴
15の繰出し動作又は繰込み動作に異常がなかったと判
定されたときには、ステップS148に移行する。
【0144】ステップS148では、レンズ鏡胴15が
沈胴位置であるか否かが判定される。このステップS1
48にて、レンズ鏡胴15が沈胴位置であると判定され
たときには、ステップS160に移行する。一方、ステ
ップS148にて、レンズ鏡胴15が沈胴位置でないと
判定されたときには、ステップS150に移行する。ス
テップS150では、カード60のリモコン操作でプリ
ント枚数(PQ)コードを含む信号を受信しているか否
かが判定される。このステップS150にて、リモコン
操作でプリント枚数コードを含む信号を受信していると
判定されたときには、ステップS154に移行する。一
方、ステップS150にて、リモコン操作でプリント枚
数コードを含む信号を受信していないと判定されたとき
には、ステップS152に移行する。
【0145】ステップS152では、カード60のリモ
コン操作でタイトル選択(ST)コードを含む信号を受
信しているか否かが判定される。このステップS152
にて、リモコン操作でプリント枚数コードを含む信号を
受信していないと判定されたときには、ステップS16
8に移行する。一方、ステップS152にて、リモコン
操作でタイトル選択コードを含む信号を受信していると
判定されたときには、ステップS154に移行する。
【0146】ステップS154では、カード60へプリ
ント枚数又はタイトル選択のコマンドを含む信号の送信
が行われる。この信号に基づいてカード60ではプリン
ト枚数又はタイトル選択の表示が行われる。そして、ス
テップS154にてコマンド送信が行われた後、ステッ
プS168に移行する。
【0147】ところで、ステップS144にてカメラ1
の無操作時間が5分を超えていると判定され、また、ス
テップS146にてレンズ鏡胴15の繰出し動作又は繰
込み動作に異常があったと判定されたときには、ステッ
プS156に移行する。
【0148】ステップS156では、レンズ鏡胴15が
沈胴位置に繰込まれる。すなわち、CPU101から鏡
胴駆動部113に信号が出力され、その信号に基づき鏡
胴駆動部113が駆動してレンズ鏡胴15の沈胴位置ま
での繰込みが行われる。そして、ステップS158に移
行し、レンズ鏡胴15が沈胴位置であるか否かが判定さ
れる。このステップS158にて、レンズ鏡胴15が沈
胴位置でないと判定されたときには、ステップS168
に移行する。一方、レンズ鏡胴15が沈胴位置であると
判定されたときには、ステップS160に移行する。
【0149】ステップS160では、レンズ鏡胴15が
WIDE位置まで繰り出される。そして、ステップS1
62に移行し、カード装着処理が行われる。このカード
装着処理は、前述した処理と同様にして行われる(ステ
ップS50〜76参照)。そして、ステップS164に
移行し、カード60に全モードをリセットされ、撮影モ
ードなどが初期設定のものとなる。そして、ステップS
166に移行し、通信部110、137を通じて、本体
10のCPU101とカード60のCPU131との間
でストロボモードに関する信号の送受信が行われる。そ
して、ステップS168に移行する。
【0150】ステップS168では、カメラ1が撮影可
能状態か否かが判定される。このステップS168に
て、カメラ1が撮影可能状態でないと判定されたときに
は、背面着脱処理を終了し、分岐処理に戻る。一方、ス
テップS168にて、カメラ1が撮影可能状態であると
判定されたときには、ステップS170に移行する。ス
テップS170では、フィルムカウント表示が「E」の
点灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅
状態のいずれかであるか否かが判定される。このステッ
プS170にて、フィルムカウント表示が「E」の点灯
状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状態
のいずれかであると判定されたときには、背面着脱処理
を終了し、分岐処理に戻る。一方、ステップS170に
て、フィルムカウント表示が「E」の点灯状態、「E」
の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状態のいずれでも
ないと判定されたときには、ステップS172に移行す
る。
【0151】ステップS172では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS172にて信号送信が行
われたら、背面着脱処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0152】ところで、ステップS130にて、カード
60が本体10の背面13から取り外されたと判定され
たときには、ステップS174に移行する。ステップS
174では、CPU101から電源回路105へ信号が
出力され、その信号に基づいて電源回路105による端
子44a、45aへの電源供給が停止される。そして、
ステップS176に移行し、通信部110への入力終了
がセットされ、通信部110を通じてCPU101へ入
力される信号は受け付けられなくなる。
【0153】そして、ステップS178に移行し、カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられているか否
かが判定される。このステップS178にて、カード6
0が本体10の背面13に取り付けられていないと判定
されたときには、ステップS180に移行する。ステッ
プS180では、本体10の収納室54にクリーニング
カートリッジが装填されているか否かが判定される。こ
のステップS180にて、収納室54にクリーニングカ
ートリッジが装填されていると判定されたときには、背
面着脱処理を終了し、分岐処理に戻る。一方、ステップ
S180にて、収納室54にクリーニングカートリッジ
が装填されていないと判定されたときには、ステップS
182に移行する。ステップS182では、リモコンモ
ードがセットされているか否かが判定される。このステ
ップS182にて、リモコンモードがセットされている
と判定されたときには、背面着脱処理を終了し、分岐処
理に戻る。一方、ステップS182にて、リモコンモー
ドがセットされていないと判定されたときには、ステッ
プS184に移行する。ステップS184では、レンズ
鏡胴15が沈胴位置に繰込まれる。すなわち、CPU1
01から鏡胴駆動部113に信号が出力され、その信号
に基づき鏡胴駆動部113が駆動してレンズ鏡胴15の
沈胴位置までの繰込みが行われる。そして、ステップS
184にて、レンズ鏡胴15が繰込まれると、背面着脱
処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0154】一方、ステップS178にて、カード60
が本体10の背面13に取り付けられていると判定され
たときには、ステップS186に移行する。ステップS
186では、カード装着処理が行われる。カード装着処
理は、前述した処理と同様にして行われる(ステップS
50〜76参照)。そして、ステップS188に移行
し、通信部110、137を通じて、本体10のCPU
101とカード60のCPU131との間でストロボモ
ードに関する信号の送受信が行われる。そして、このス
テップS188にて、信号の送受信が完了したら、背面
着脱処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0155】以上のような本体10におけるカード60
の背面着脱処理によれば、カード60を本体10に取り
付けたとき、本体10とカード60に設定されるストロ
ボモードが確実に一致され、適正な写真撮影が可能とな
る。
【0156】また、カード60を本体10に取り付けた
時に、レンズ鏡胴15が撮影可能な位置まで繰り出され
る。このため、別途にメインスイッチ26の操作する必
要がなく、カメラ1が素速く使用でき、シャッタチャン
スを逃すことを防止できる。
【0157】また、カード60を本体10の背面13か
ら取り外したときに、カード60を前面12に取り付け
るときのようにレンズ鏡胴15が沈胴位置へ繰り込まれ
るため、カード60を本体10の前面12に容易に取り
付けることができる。
【0158】更に、カメラ1がリモコンモードが設定さ
れている場合に、カード60を本体10の背面13から
取り外したときには、カード60のリモコン操作による
撮影を可能にするため本体10の撮影可能状態が継続さ
れる。従って、撮影者にとって使い易いカメラが提供で
きる。
【0159】次に、本体10におけるカード60の前面
着脱処理について説明する。
【0160】図19に本体10の前面着脱処理のフロー
チャートを示す。本体10の前面着脱処理は、本体10
の前面12に対しカード60が取り付け又は取り外され
たときに行われる処理である。この前面着脱処理は、ま
ず、図19のステップS200に示すように、カード6
0が本体10の前面12に取り付けられたか否かが判定
される。本体10の前面12に対しカード60の取り付
けが行われたか否かは、着脱検出スイッチ32の切替え
を検出することにより行われる。ステップS200に
て、カード60が本体10の前面12に取り付けられて
いないと判定されたときには、前面着脱処理を終了し、
分岐処理に戻る。一方、ステップS200にて、カード
60が本体10の前面12に取り付けられたと判定され
たときには、ステップS202に移行する。ステップS
202では、本体10の収納室54にクリーニングカー
トリッジが装填されているか否かが判定される。このス
テップS202にて、収納室54にクリーニングカート
リッジが装填されていると判定されたときには、前面着
脱処理を終了し、分岐処理に戻る。一方、ステップS2
02にて、収納室54にクリーニングカートリッジが装
填されていないと判定されたときには、ステップS20
4に移行する。ステップS204では、レンズ鏡胴15
が沈胴位置に繰込まれる。すなわち、CPU101から
鏡胴駆動部113に信号が出力され、その信号に基づき
鏡胴駆動部113が駆動してレンズ鏡胴15の沈胴位置
までの繰込みが行われる。そして、ステップS204に
て、レンズ鏡胴15が繰込まれると、前面着脱処理を終
了し、分岐処理に戻る。
【0161】以上のような本体10におけるカード60
の前面着脱処理によれば、カード60が本体10の前面
12に取り付けられるとき、レンズ鏡胴15が沈胴位置
に繰込まれる。このため、別途にメインスイッチ26の
操作が不要であり、カメラ1の使用を終了するときにの
取扱いが容易なものとなる。
【0162】次に、本体10のカートリッジ蓋処理につ
いて説明する。
【0163】図20に本体10のカートリッジ蓋処理の
フローチャートを示す。本体10のカートリッジ蓋処理
は、本体10のカートリッジ蓋52が開閉されたときに
行われる処理である。このカートリッジ蓋処理は、ま
ず、図20のステップS210に示すように、カートリ
ッジ蓋52が開閉されたか否かが判定される。カートリ
ッジ蓋52の開閉は、本体10に設置される開閉検出ス
イッチ(図示なし)の切替えを検出することにより行わ
れる。ステップS210にて、カートリッジ蓋52が閉
じられたと判定されたときには、ステップS220に移
行し、カートリッジ蓋52の閉蓋処理が行われる。一
方、ステップS210にて、カートリッジ蓋52が開け
られたと判定されたときには、ステップS290に移行
し、カートリッジ蓋52の開蓋処理が行われる。カート
リッジ蓋52の開蓋処理又は閉蓋処理を終了したら、カ
ートリッジ蓋処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0164】図21にカートリッジ蓋52の閉蓋処理の
フローチャートを示す。カートリッジ蓋52の閉蓋処理
は、図21のステップS222に示すように、通信によ
り、本体10のCPU101の指令によりカード60に
おけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタイト
ル選択(ST)の設定がリセットされる。すなわち、本
体10のCPU101からセルフモード、プリント枚
数、タイトル選択の設定を解除すべきコマンドを含む信
号が出力され、その信号が通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に入力され、カード60に
おけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタイト
ル選択(ST)の設定が解除される。そして、ステップ
S224に移行し、本体10のCPU101の指令によ
りカード60における撮影モードなどの全てのモードの
変更が禁止される。すなわち、本体10のCPU101
から全モード変更禁止のコマンドを含む信号が出力さ
れ、その信号が通信部110、137を通じてカード6
0のCPU131に入力され、カード60における撮影
モードなどの全モードの変更が禁止される。
【0165】そして、ステップS226に移行し、本体
10のCPU101から時計データを要求するコマンド
を含む信号が出力され、通信部110、137を通じて
カード60のCPU131に送信される。この信号を受
けたカード60は、デート修正後の時計データを未送信
であるときには修正後の時計データを本体10に送信す
る。また、カード60は、デート修正後の時計データを
送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本体
10に送信する。
【0166】そして、ステップS228に移行し、本体
10のCPU101のRAM101bにセットされるセ
ルフモードが解除される。そして、ステップS230に
移行し、CPU101のRAM101bにセットされる
プリント枚数(PQ)、タイトル選択(ST)の設定が
解除される。
【0167】そして、ステップS232に移行し、バッ
テリ104の蓄電状態が確認される。そして、ステップ
S234に移行し、本体10の収納室54にフィルムカ
ートリッジ200が装填されているか否かが検出され
る。この検出は、カートリッジ在否スイッチ56の状態
を検知することにより行われる。この検出により、収納
室54にフィルムカートリッジ200が装填されている
と検知されたときには、RAM101bにカートリッジ
がある旨がセットされる。一方、この検出により、収納
室54にフィルムカートリッジ200が装填されていな
いと検知されたときには、RAM101bにカートリッ
ジがない旨がセットされる。
【0168】そして、ステップS236に移行し、本体
10の収納室54にフィルムカートリッジ200が装填
されているか否かが判定される。この判定は、前述のR
AM101bの記憶データに基づいて行われる。ステッ
プS236にて、本体10の収納室54にフィルムカー
トリッジ200が装填されていると判定されたときに
は、ステップS238に移行する。ステップS238で
は、CPU101のRAM101bにCID残り駒数が
無しのデータが格納される。そして、ステップS240
に移行し、RAM101bに格納されるスプールキーの
移動済みのデータがリセットされる。そして、ステップ
S242に移行し、CID入力データを破棄する旨のコ
マンドを有する信号がCPU101から出力され、通信
部110、137を介して、カード60のCPU131
に入力される。
【0169】そして、ステップS244に移行し、カメ
ラ1がVEI処理中か否かが判定される。ここで、VE
I(Visual Exposure Index)とは、フィルムカートリ
ッジ200の端面に設けられ、そのフィルムカートリッ
ジ200の使用状況を表す表示である。このVEIによ
れば、未使用のものは丸形、撮影途中のものは半月形、
撮影済み(未現像)のものはバツ形、現像済みのものは
四角形の表示がなされる。また、VEI処理とは、フィ
ルムカートリッジ200の使用状況に合せてVEIの表
示を設定する処理である。
【0170】ステップS244にて、VEI処理中であ
ると判定されたときには、ステップS280に移行す
る。一方、ステップS244にて、VEI処理中でない
と判定されたときには、ステップS246に移行する。
ステップS246では、RAM101bに格納されるフ
ィルムカウントのデータが残り駒数ゼロ(「E」)であ
るか否かが判定される。このステップS246にて、R
AM101bに格納されるフィルムカウントのデータが
残り駒数ゼロ(「E」)であると判定されたときには、
ステップS258に移行する。一方、ステップS246
にて、RAM101bに格納されるフィルムカウントの
データが残り駒数ゼロ(「E」)でないと判定されたと
きには、ステップS248に移行する。
【0171】ステップS248では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが無しであるか否
かが判定される。このステップS248にて、RAM1
01bに格納されるフィルムカウントのデータが無しで
ないと判定されたときには、ステップS250に移行す
る。一方、ステップS248にて、RAM101bに格
納されるフィルムカウントのデータが無しであると判定
されたときには、ステップS268に移行する。
【0172】そして、ステップS250では、EEPR
OM109の書込みが行われる。すなわち、EEPRO
M109にVEIのデータとして「撮影済み」が書き込
まれる。そして、ステップS252に移行し、リワイン
ド処理が行われる。すなわち、CPU101からフィル
ム給送部114に信号が出力され、その信号に基づいて
フィルム給送部114が駆動し、フィルムカートリッジ
200のフィルムが全てカートリッジ内に巻き戻され、
ステップS250でEEPROM109に書き込んだデ
ータを基づいてリワインド処理内でVEI処理も行われ
る。
【0173】ところで、ステップS236にて、本体1
0の収納室54にフィルムカートリッジ200が装填さ
れていないと判定されたときには、ステップS254に
移行する。ステップS254では、カートリッジマーク
を消灯する旨のデータがRAM101bに格納され、L
CD28のカートリッジマークが消灯される。そして、
ステップS256に移行し、フィルムカウントのデータ
が無しとしてRAM101bに格納される。そして、ス
テップS258に移行し、EEPROM109の書込み
が行われる。すなわち、フィルムカウントのデータが無
しとして書込まれ、ISO感度やフィルムタイプなどの
データとして初期値(例えば、ISO感度が200、フ
ィルムタイプがネガ、40枚)が書込まれる。
【0174】そして、ステップS260に移行し、プリ
ント枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換えの禁止
がRAM101bにセットされる。そして、ステップS
262に移行し、本体10のCPU101からプリント
枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換えのためのリ
ライト給送を禁止する旨のコマンドを含む信号が出力さ
れ、その信号が通信部110、137を通じてカード6
0のCPU131に入力される。そして、カード60に
おいて、リライト給送を行うためのスイッチ入力が受け
付けられなくなる。
【0175】そして、ステップS264に移行し、本体
10のCPU101からデート表示及びそのデータの信
号が出力され、その信号が通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に入力される。そして、ス
テップS266に移行し、LCD28のフィルムカウン
トの表示が消灯される。
【0176】ところで、ステップS248にて、フィル
ムカウントのデータが無しであると判定されたときに
は、ステップS268に移行し、LCD28のフィルム
カウント表示が消灯される。そして、ステップS270
に移行し、本体10のCPU101からデート表示及び
そのデータの信号が出力され、その信号が通信部11
0、137を通じてカード60のCPU131に入力さ
れる。
【0177】そして、ステップS272に移行し、カメ
ラ1がDEP−DD処理中であるか否かが判定される。
ここで、DEP−DD処理とは、装填されたフィルムカ
ートリッジ200に設けられているデータディスクの情
報をDD読取部115によって読み取る処理をいい、こ
のDEP−DD処理により、フィルム感度(ISO感
度)やフィルムの種類、撮影可能な駒数などの情報を検
出できる共に、VEIの表示を検出することによって装
填されたフィルムカートリッジ60の使用状況を検出す
ることができる。なお、データディスクのバーコードは
製品出荷時に予め記載されるものであり、DEP−DD
処理ではフィルムカートリッジ本来のフィルム感度やフ
ィルムの種類、撮影可能コマ数等の情報を読み取ること
ができる。
【0178】ステップS272にて、カメラ1がDEP
−DD処理中でないと判定されたときには、ステップS
274に移行する。ステップS274では、バッテリ1
04の電圧値が一定値以上であるか否かが判定される。
このステップS274にて、バッテリ104の電圧値が
一定値以上であると判定されたときには、ステップS2
76に移行する。一方、ステップS274にて、バッテ
リ104の電圧値が一定値以上でないと判定されたとき
には、ステップS282に移行する。ステップS276
では、ファースト・フレーム・セット(以下、「FF
S」という。)処理が行われる。すなわち、フィルムカ
ートリッジ200のフィルムが給送され、最初の撮影駒
が撮影位置にセットされる。そして、ステップS282
に移行する。
【0179】一方、ステップS272にて、カメラ1が
DEP−DD処理中であると判定されたときには、ステ
ップS278に移行する。ステップS278では、IS
O感度やフィルムタイプなどのデータとして初期値(例
えば、ISO感度が200、フィルムタイプがネガ、4
0枚)がEEPROM109に書込まれる。
【0180】そして、ステップS280に移行し、VE
I処理が行われ、その後、ステップS282に移行す
る。
【0181】ステップS282では、カメラ1が撮影可
能状態であるか否かが判定される。このステップS28
2にて、カメラ1が撮影可能状態であると判定されたと
きには、ステップS284に移行する。一方、ステップ
S282にて、カメラ1が撮影可能状態でないと判定さ
れたときには、閉蓋処理を終了し、カートリッジ蓋処理
に戻る。
【0182】ステップS284では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」の点
灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状
態のいずれかであるか否かが判定される。このステップ
S284にて、フィルムカウント表示のデータが「E」
の点灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点
滅状態のいずれかであると判定されたときには、閉蓋処
理を終了し、カートリッジ蓋処理に戻る。一方、ステッ
プS284にて、フィルムカウント表示が「E」の点灯
状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状態
のいずれでもないと判定されたときには、ステップS2
86に移行する。
【0183】ステップS286では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS286にて信号送信が行
われたら、閉蓋処理を終了し、カートリッジ蓋処理に戻
る。
【0184】図22にカートリッジ蓋52の開蓋処理の
フローチャートを示す。カートリッジ蓋52の開蓋処理
は、図22のステップS292に示すように、通信によ
り、本体10のCPU101の指令によりカード60に
おけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタイト
ル選択(ST)の設定がリセットされる。すなわち、本
体10のCPU101からセルフモード、プリント枚
数、タイトル選択の設定を解除すべきコマンドを含む信
号が出力され、その信号が通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に入力され、カード60に
おけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタイト
ル選択(ST)の設定が解除される。そして、ステップ
S294に移行し、本体10のCPU101の指令によ
りカード60における撮影モードなどの全てのモードの
変更が禁止される。すなわち、本体10のCPU101
から全モード変更禁止のコマンドを含む信号が出力さ
れ、その信号が通信部110、137を通じてカード6
0のCPU131に入力され、カード60における撮影
モードなどの全モードの変更が禁止される。
【0185】そして、ステップS296に移行し、通信
により、本体10のCPU101の指令によりカード6
0における時計データが要求される。そして、ステップ
S300に移行し、バッテリ104の蓄電状態が確認さ
れる。
【0186】そして、ステップS302に移行し、本体
10のRAM101bにセットされるセルフモードが解
除される。そして、ステップS304に移行し、本体1
0のRAM101bにセットされるプリント枚数(P
Q)、タイトル選択(ST)の設定が解除される。そし
て、ステップS306に移行し、本体10の収納室54
にフィルムカートリッジ200が装填されているか否か
が検出される。この検出は、カートリッジ在否スイッチ
56の状態を検知することにより行われる。この検出に
より、収納室54にフィルムカートリッジ200が装填
されていると検知されたときには、RAM101bにカ
ートリッジがある旨がセットされる。一方、この検出に
より、収納室54にフィルムカートリッジ200が装填
されていないと検知されたときには、RAM101bに
カートリッジがない旨がセットされる。
【0187】そして、ステップS308に移行し、本体
10の収納室54にフィルムカートリッジ200が装填
されているか否かが判定される。この判定は、前述のR
AM101bの記憶データに基づいて行われる。ステッ
プS308にて、本体10の収納室54にフィルムカー
トリッジ200が装填されていると判定されたときに
は、ステップS334に移行する。一方、ステップS3
08にて、本体10の収納室54にフィルムカートリッ
ジ200が装填されていないと判定されたときには、ス
テップS310に移行する。ステップS310では、R
AM101bに格納されるフィルムカウントのデータが
無しであるか否かが判定される。このステップS310
にて、RAM101bに格納されるフィルムカウントの
データが無しであると判定されたときには、ステップS
314に移行する。一方、ステップS310にて、RA
M101bに格納されるフィルムカウントのデータが無
しであると判定されたときには、ステップS312に移
行する。
【0188】ステップS312では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが残り駒数の数値
(「n」)ありのデータであるか否かが判定される。こ
のステップS312にて、RAM101bに格納される
フィルムカウントのデータが残り駒数の数値(「n」)
ありのデータであると判定されたときには、ステップS
334に移行する。一方、ステップS312にて、RA
M101bに格納されるフィルムカウントのデータが残
り駒数の数値(「n」)ありのデータでないと判定され
たときには、ステップS314に移行する。
【0189】ステップS314では、カートリッジマー
クを消灯する旨のデータがRAM101bに格納され、
それに従いLCD28のカートリッジマークが消灯され
る。そして、ステップS316に移行し、フィルムカウ
ントのデータが無しとしてRAM101bに格納され
る。そして、ステップS318に移行し、EEPROM
109の書込みが行われる。すなわち、フィルムカウン
トのデータが無しとして書き込まれ、ISO感度やフィ
ルムタイプなどのデータとして初期値(例えば、ISO
感度が200、フィルムタイプがネガ、40枚)が書き
込まれる。
【0190】そして、ステップS320に移行し、プリ
ント枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換えの禁止
がRAM101bにセットされる。そして、ステップS
322に移行し、本体10のCPU101からプリント
枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換えのためのリ
ライト給送を禁止する旨のコマンドを含む信号が出力さ
れ、その信号が通信部110、137を通じてカード6
0のCPU131に入力される。そして、カード60に
おいて、リライト給送を行うためのスイッチ入力が受け
付けられなくなる。
【0191】そして、ステップS324に移行し、本体
10のスプールキーが所定位置に移動される。そしてス
テップS326に移行し、本体10のRAM101bに
格納されるフィルムの残り駒数のデータが所定の数値
(「n」)であるか否かが判定される。このステップS
326にて、本体10のRAM101bに格納されるフ
ィルムの残り駒数のデータが所定の数値でないと判定さ
れたときには、ステップS334に移行する。一方、ス
テップS326にて、本体10のRAM101bに格納
されるフィルムの残り駒数のデータが所定の数値である
と判定されたときには、ステップS328に移行する。
【0192】ステップS328では、CPU101より
出力される信号に基づきLCD28にフィルムの残り駒
数が表示される。そして、ステップS330に移行し、
フィルムカートリッジ200の残り駒数のデータを含む
CID入力データの信号が、本体10のCPU101か
ら出力され、通信部110、137を通じてカード60
のCPU131に入力される。そして、ステップS33
2に移行し、フィルムカートリッジ200の残り駒数を
表示すべきコマンドを含む信号が、本体10のCPU1
01から出力され、通信部110、137を通じてカー
ド60のCPU131に入力される。そして、ステップ
S334に移行する。
【0193】ステップS334では、カメラ1が撮影可
能状態であるか否かが判定される。このステップS33
4にて、カメラ1が撮影可能状態であると判定されたと
きには、ステップS336に移行する。一方、ステップ
S334にて、カメラ1が撮影可能状態でないと判定さ
れたときには、開蓋処理を終了し、カートリッジ蓋処理
に戻る。
【0194】ステップS336では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」の点
灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状
態のいずれかであるか否かが判定される。このステップ
S336にて、フィルムカウント表示のデータが「E」
の点灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点
滅状態のいずれかであると判定されたときには、開蓋処
理を終了し、カートリッジ蓋処理に戻る。一方、ステッ
プS336にて、フィルムカウント表示が「E」の点灯
状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状態
のいずれでもないと判定されたときには、ステップS3
38に移行する。
【0195】ステップS338では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS338にて信号送信が行
われたら、開蓋処理を終了し、カートリッジ蓋処理に戻
る。
【0196】以上のような本体10におけるカートリッ
ジ蓋処理によれば、カートリッジ蓋52が閉められカー
トリッジ200が本体10に装填されているときにはカ
ートリッジ200からフィルムを送り出し撮影可能な状
態とする動作を行う。また、カートリッジ蓋52が開け
られカートリッジ200が本体10に装填されていない
ときには次のカートリッジ200を本体10に装填可能
とする動作を行う。従って、カメラ1の取扱いが容易な
ものとなる。
【0197】次に、本体10のメインスイッチ操作処理
について説明する。
【0198】図23に本体10のメインスイッチ操作処
理のフローチャートを示す。本体10のメインスイッチ
操作処理は、本体10のメインスイッチ26が操作され
たときに行われる処理である。このメインスイッチ操作
処理は、まず、図23のステップS350に示すよう
に、カード60が本体10の前面12に取り付けられて
いるか否かが判定される。この判定は、本体10の着脱
検出スイッチ32の状態を検出することにより行われ
る。ステップS350にて、カード60が本体10の前
面12に取り付けられていると判定されたときには、ス
テップS352に移行する。ステップS352では、カ
メラ1の無操作状態が5分経過しているか否かが判定さ
れる。例えば、カメラ1のスイッチ操作などをしていな
い時間が5分以上経過しているか否かが判定される。こ
のステップS352にて、カード60がカメラ1の無操
作状態が5分経過したと判定されたときには、ステップ
S354に移行する。一方、ステップS352にて、カ
メラ1の無操作状態が5分経過していないと判定された
ときには、ステップS442に移行する。
【0199】ステップS354では、本体10のLCD
28にフィルムカウントの表示が点灯される。すなわ
ち、本体10に装填されるフィルムカートリッジ200
の露光状態に応じてCPU101から信号が出力され、
その信号に基づてLCD28にそのフィルムカートリッ
ジ200で撮影可能なフィルムの枚数が点灯表示され
る。そして、ステップS356に移行し、本体10のL
CD28にカートリッジが装填状態が表示される。すな
わち、カートリッジ在否スイッチ56の状態を検出する
ことにより本体10にフィルムカートリッジ200が装
填されているか否かが判定され、その判定の結果、本体
10にフィルムカートリッジ200が装填されていれば
LCD28のカートリッジのマークが点灯表示される。
一方、判定の結果、本体10にフィルムカートリッジ2
00が装填されていなけばLCD28のカートリッジの
マークが消灯状態となる。
【0200】そして、ステップS358に移行し、LC
D28にバッテリ104の蓄電状態を示すバッテリマー
クが表示される。すなわち、本体10に内蔵されるバッ
テリ104の蓄電状態に応じてLCD28のバッテリマ
ークが点灯表示される。そして、ステップS360に移
行し、時計処理が行われる。すなわち、CPU101に
内蔵される250mSタイマの起動により、秒データの
カウントアップを行い、その秒データが60秒以上とな
ったら分、時、日、月、年の順にデータセットが行わ
れ、その時計データが通信部110、137を通じてカ
ード60へ送信される。
【0201】そして、ステップS362に移行し、メイ
ンスイッチ26が押され続けているか否かが判定され
る。このステップS362にて、メインスイッチ26が
押され続けていると判定されたときには、ステップS3
60に戻る。一方、ステップS362にて、メインスイ
ッチ26が押され続けていないと判定されたときには、
ステップS364に移行する。そして、ステップS36
4に移行し、LCD28のフィルムカウント表示が消灯
される。そして、ステップS366に移行し、LCD2
8のカートリッジマークが消灯される。そして、ステッ
プS368に移行し、バッテリマークが消灯され、その
後、メインスイッチ操作処理を終了し分岐処理に戻る。
【0202】ところで、ステップS350にて、カード
60が本体10の前面12に取り付けられていないと判
定されたときには、ステップS370に移行する。ステ
ップS370では、エンコーダチェック処理が行われ
る。すなわち、本体10に内蔵されるエンコーダによ
り、レンズ鏡胴15の繰出位置の読み込みが行われる。
そして、ステップS372に移行し、レンズ鏡胴15が
沈胴位置にあるか否かが判定される。このステップS3
72にて、レンズ鏡胴15が沈胴位置にあると判定され
たときには、ステップS380に移行し、後述するメイ
ンスイッチ開処理(以下、「SM開処理」と称する。)
が行われる。一方、ステップS372にて、レンズ鏡胴
15が沈胴位置にないと判定されたときには、ステップ
S410に移行し、後述するSM閉処理が行われる。
【0203】ステップS380にてSM開処理及びステ
ップS410にてSM閉処理を終えると、ステップS4
42に移行し、着脱検出スイッチ32の切替えを検出す
ることにより、カード60が本体10の前面12に取り
付けられたか否かが判定される。このステップS442
にて、カード60が本体10の前面12に取り付けられ
たと判定されたときには、ステップS444に移行し、
前面着脱処理(ステップS200〜204参照)が行わ
れる。一方、ステップS442にて、カード60が本体
10の前面12に取り付けられていないと判定されたと
きには、ステップS446に移行する。
【0204】ステップS446では、ステップS360
と同様にして、時計処理が行われる。そしてステップS
448に移行し、メインスイッチ26が押され続けてい
るか否かが判定される。このステップS448にて、メ
インスイッチ26が押され続けていると判定されたとき
には、ステップS442に戻る。一方、ステップS44
8にて、メインスイッチ26が押され続けていないと判
定されたときには、メインスイッチ操作処理を終了し、
分岐処理に戻る。
【0205】次に、SM開処理について詳述する。
【0206】図24にSM開処理のフローチャートを示
す。SM開処理は、図24のステップS382に示すよ
うに、本体10のCPU101の指令によりカード60
における撮影モードなどの全てのモードの変更が禁止さ
れる。すなわち、本体10のCPU101から全モード
変更禁止のコマンドを含む信号が出力され、その信号が
通信部110、137を通じてカード60のCPU13
1に入力され、カード60における撮影モードなどの全
モードの変更が禁止される。そして、ステップS384
に移行し、通信により、本体10のCPU101の指令
によりカード60における時計データが要求される。
【0207】そして、ステップS386に移行し、バッ
テリ104の蓄電状態が確認される。そして、ステップ
S388に移行し、バッテリ104の蓄電状態が所定の
電圧値以上であるか否かが判定される。このステップS
388にて、バッテリ104の蓄電状態が所定の電圧値
以上でないと判定されたときには、ステップS392に
移行する。一方、ステップS388にて、バッテリ10
4の蓄電状態が所定の電圧値以上であると判定されたと
きには、ステップS390に移行する。
【0208】ステップS390では、オープン(OPE
N)処理が行われる。すなわち、CPU101から鏡胴
駆動部113へ信号が出力され、その信号に基づき鏡胴
駆動部113が駆動し、鏡胴駆動部113の駆動により
レンズ鏡胴15が本体10の繰出口14から撮影可能位
置まで繰り出される。
【0209】そして、ステップS392に移行し、エン
コーダチェック処理が行われる。すなわち、本体10に
内蔵されるエンコーダにより、レンズ鏡胴15の繰出位
置の読み込みが行われる。そして、ステップS394に
移行し、レンズ鏡胴15が沈胴位置にあるか否かが判定
される。このステップS394にてレンズ鏡胴15が沈
胴位置にあると判定されたときには、ステップS396
に移行し、本体10のRAM101bに撮影不可能状態
(SM状態の閉コード)がセットされる。そして、SM
開処理を終了する。
【0210】一方、ステップS394にてレンズ鏡胴1
5が沈胴位置にないと判定されたときには、ステップS
398に移行し、本体10のRAM101bに撮影可能
状態(SM状態の開コード)がセットされる。そして、
ステップS400に移行し、SM状態の開コードがセッ
トされているか否かが判定される。このステップS40
0にて、SM状態の開コードがセットされていないと判
定されたときには、SM開処理を終了する。一方、ステ
ップS400にてSM状態の開コードがセットされてい
ると判定されたときには、ステップS402に移行す
る。
【0211】ステップS402では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」の点
灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状
態のいずれかであるか否かが判定される。このステップ
S402にて、フィルムカウント表示のデータが「E」
の点灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点
滅状態のいずれかであると判定されたときには、SM開
処理を終了する。一方、ステップS402にて、フィル
ムカウント表示が「E」の点灯状態、「E」の点滅状
態、数字(残り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判
定されたときには、ステップS404に移行する。
【0212】ステップS404では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS404にて信号送信が行
われたら、SM開処理を終了する。
【0213】次に、SM閉処理について詳述する。
【0214】図25にSM閉処理のフローチャートを示
す。SM閉処理は、図25のステップS412に示すよ
うに、本体10のCPU101の指令によりカード60
における撮影モードなどの全てのモードのリセットが行
われる。すなわち、本体10のCPU101から全モー
ドリセットのコマンドを含む信号が出力され、その信号
が通信部110、137を通じてカード60のCPU1
31に入力される。その結果、カード60に設定されて
いる撮影モードなどの全モードが解除される。
【0215】そして、ステップS414に移行し、本体
10のCPU101の指令によりカード60における撮
影モードなどの全てのモードの変更が禁止される。すな
わち、本体10のCPU101から全モード変更禁止の
コマンドを含む信号が出力され、その信号が通信部11
0、137を通じてカード60のCPU131に入力さ
れ、カード60における撮影モードなどの全モードの変
更が禁止される。そして、ステップS416に移行し、
通信により、本体10のCPU101の指令によりカー
ド60における時計データが要求される。
【0216】そして、ステップS418に移行し、本体
10に設定されているストロボモードが赤目軽減モード
であるか否かが判定される。このステップS418にて
本体10に設定されているストロボモードが赤目軽減モ
ードでないと判定されたときには、ステップS420に
移行し、本体10のストロボモードがオートモードにセ
ットされる。一方、ステップS418にて、本体10に
設定されているストロボモードが赤目軽減モードである
と判定されたときには、ステップS422に移行する。
【0217】ステップS422では、本体10のRAM
101bにセットされるプリント枚数(PQ)、タイト
ル選択(ST)の設定が解除される。そして、ステップ
S424に移行し、本体10のRAM101bにセット
されるセルフモードが解除される。
【0218】そして、ステップS426に移行し、クロ
ーズ(CLOSE)処理が行われる。すなわち、CPU
101から鏡胴駆動部113へ信号が出力され、その信
号に基づき鏡胴駆動部113が駆動し、鏡胴駆動部11
3の駆動によりレンズ鏡胴15が沈胴位置まで繰り込ま
れる。
【0219】そして、ステップS428に移行し、エン
コーダチェック処理が行われる。すなわち、本体10に
内蔵されるエンコーダにより、レンズ鏡胴15の繰出位
置の読み込みが行われる。そして、ステップS430に
移行し、レンズ鏡胴15が沈胴位置にあるか否かが判定
される。このステップS430にてレンズ鏡胴15が沈
胴位置にあると判定されたときには、ステップS432
に移行し、本体10のRAM101bに撮影不可能状態
(SM状態の閉コード)がセットされる。そして、SM
閉処理を終了する。
【0220】一方、ステップS430にてレンズ鏡胴1
5が沈胴位置にないと判定されたときには、ステップS
434に移行し、本体10のRAM101bに撮影可能
状態(SM状態の開コード)がセットされる。そして、
ステップS436に移行し、SM状態の開コードがセッ
トされているか否かが判定される。このステップS43
6にて、SM状態の開コードがセットされていないと判
定されたときには、SM閉処理を終了する。一方、ステ
ップS436にてSM状態の開コードがセットされてい
ると判定されたときには、ステップS438に移行す
る。
【0221】ステップS438では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」の点
灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点滅状
態のいずれかであるか否かが判定される。このステップ
S438にて、フィルムカウント表示のデータが「E」
の点灯状態、「E」の点滅状態、数字(残り駒数)の点
滅状態のいずれかであると判定されたときには、SM閉
処理を終了する。一方、ステップS438にて、フィル
ムカウント表示が「E」の点灯状態、「E」の点滅状
態、数字(残り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判
定されたときには、ステップS440に移行する。
【0222】ステップS440では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS404にて信号送信が行
われたら、SM閉処理を終了する。
【0223】以上のように、SM開処理及びSM閉処理
を含む本体10におけるメインスイッチ操作処理によれ
ば、本体10の前面12にカード60が取り付けられて
いるときでもメインスイッチ26を押すことにより、フ
ィルムカートリッジ200の装填の有無、装填されるフ
ィルムカートリッジ200の残り駒数(フィルムの撮影
可能な枚数)、本体10に内蔵されるバッテリ104の
蓄電状態を確認することができる。また、カメラ1の使
用を終了するときにでも赤目軽減モードが保持されるた
め、次に使用する際に赤目軽減モードを設定する作業が
不要である。従って、カメラ1が取扱い易いものとな
る。
【0224】次に、本体10のマニュアルリワインド処
理について説明する。
【0225】図26、27に本体10のマニュアルリワ
インド処理のフローチャートを示す。本体10のマニュ
アルリワインド処理は、本体10のMR(Manual Rewin
d)スイッチ55が押されたときに行われる処理であ
る。このマニュアルリワインド処理は、まず、図26の
ステップS450に示すように、本体10のCPU10
1の指令により通信部110、137を通じてカード6
0におけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタ
イトル選択(ST)の設定がリセットされる。すなわ
ち、本体10のCPU101からセルフモード、プリン
ト枚数、タイトル選択の設定を解除すべきコマンドを含
む信号が出力され、その信号が通信部110、137を
通じてカード60のCPU131に入力され、カード6
0におけるセルフモード、プリント枚数(PQ)及びタ
イトル選択(ST)の設定が解除される。
【0226】そして、ステップS452に移行し、本体
10のCPU101の指令によりカード60における撮
影モードなどの全てのモードの変更が禁止される。すな
わち、本体10のCPU101から全モード変更禁止の
コマンドを含む信号が出力され、その信号が通信部11
0、137を通じてカード60のCPU131に入力さ
れ、カード60における撮影モードなどの全モードの変
更が禁止される。
【0227】そして、ステップS454に移行し、通信
により、本体10のCPU101の指令によりカード6
0における時計データが要求される。そして、ステップ
S456に移行し、本体10のRAM101bにセット
されるセルフモードが解除される。そして、ステップS
458に移行し、本体10のRAM101bにセットさ
れるプリント枚数(PQ)、タイトル選択(ST)の設
定が解除される。そして、ステップS460に移行し、
バッテリ104の蓄電状態が検出される。
【0228】そして、ステップS462に移行し、カー
トリッジ蓋52が開いているか否かが判定される。この
ステップS462にて、カートリッジ蓋52が開いてい
ると判定されたときには、ステップS466に移行す
る。一方、ステップS462にてカートリッジ蓋52が
開いていないと判定されたときには、ステップS464
に移行する。ステップS464では、本体10の収納室
54にフィルムカートリッジ200が装填されているか
否かが検出される。この検出は、カートリッジ在否スイ
ッチ56の状態を検知することにより行われる。この検
出により、収納室54にフィルムカートリッジ200が
装填されていると検知されたときには、RAM101b
にカートリッジがある旨がセットされる。一方、この検
出により、収納室54にフィルムカートリッジ200が
装填されていないと検知されたときには、RAM101
bにカートリッジがない旨がセットされる。
【0229】そして、ステップS466に移行し、フィ
ルムの残駒があるか否かが判定される。この判定は、R
AM101bに格納されるフィルムカウントデータが確
認することにより行われる。ステップS466にてフィ
ルムの残駒があると判定されたときには、ステップS4
78に移行する。一方、ステップS466にてフィルム
の残駒がないと判定されたときには、ステップS468
に移行する。
【0230】ステップS468では、本体10の収納室
54にフィルムカートリッジ200が装填されているか
否かが判定される。この判定は、前述のRAM101b
の記憶データに基づいて行われる。ステップS468に
て、本体10の収納室54にフィルムカートリッジ20
0が装填されていないと判定されたときには、ステップ
S470に移行する。
【0231】ステップS470では、EEPROM10
9の書込みが行われる。すなわち、RAM101bにフ
ィルムカウントのデータが無しとして書込まれ、ISO
感度やフィルムタイプなどのデータとして初期値(例え
ば、ISO感度が200、フィルムタイプがネガ、40
枚)が書込まれる。そして、ステップS472に移行
し、プリント枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換
えの禁止がRAM101bにセットされる。そして、ス
テップS474に移行し、本体10のCPU101から
プリント枚数の前駒書換え及びタイトルの前駒書換えの
ためのリライト給送を禁止する旨のコマンドを含む信号
が出力され、その信号が通信部110、137を通じて
カード60のCPU131に入力される。そして、カー
ド60において、リライト給送を行うためのスイッチ入
力が受け付けられなくなる。
【0232】そして、ステップS476に移行し、本体
10のCPU101からデート表示及びそのデータの信
号が出力され、その信号が通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に入力される。ステップS
476にて信号が送信されたら、ステップS500に移
行する。
【0233】ところで、ステップS468にて、本体1
0の収納室54にフィルムカートリッジ200が装填さ
れていると判定されたときには、ステップS478に移
行する。ステップS478では、カートリッジ蓋52が
開いているか否かが判定される。このステップS478
にて、カートリッジ蓋52が開いていると判定されたと
きには、ステップS500に移行する。一方、ステップ
S478にてカートリッジ蓋52が開いていないと判定
されたときには、ステップS480に移行する。ステッ
プS480では、フィルムカートリッジ200の使用状
況を示すVEIが撮影途中であるか否かが判定される。
VEIが撮影途中でないと判定されたときにはステップ
S488に移行する。一方、ステップS480にてフィ
ルムカートリッジ200の使用状況を示すVEIが撮影
途中であると判定されたときには、ステップS482に
移行し、RAM101bに格納されるフィルムカウント
のデータが残り駒数ゼロ(「E」)であるか否かが判定
される。このステップS482にて、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが残り駒数ゼロ
(「E」)であると判定されたときには、ステップS4
92に移行する。一方、ステップS482にて、RAM
101bに格納されるフィルムカウントのデータが残り
駒数ゼロ(「E」)でないと判定されたときには、ステ
ップS484に移行する。ステップS484では、RA
M101bに格納されるフィルムカウントのデータが無
しであるか否かが判定される。このステップS484に
て、RAM101bに格納されるフィルムカウントのデ
ータが無しであると判定されたときには、ステップS4
88に移行する。一方、ステップS484にて、RAM
101bに格納されるフィルムカウントのデータが無し
でないと判定されたときには、ステップS486に移行
する。
【0234】ステップS486では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが所定の数値
「n」の点滅であるか否かが判定される。このステップ
S486にて、RAM101bに格納されるフィルムカ
ウントのデータが所定の数値「n」の点滅である判定さ
れたときには、ステップS488に移行する。一方、ス
テップS486にて、RAM101bに格納されるフィ
ルムカウントのデータが所定の数値「n」の点滅でない
と判定されたときには、ステップS490に移行する。
【0235】ステップS490では、フィルムカウント
の数値のデータがCID残駒数のデータとして記憶され
る。一方、ステップS488では、CID残駒数のデー
タは無しとして記憶される。
【0236】そして、ステップS492に移行して、リ
ワインド処理が行われる。このリワインド処理により、
CPU101からフィルム給送部114へ信号が出力さ
れ、その信号に基づきフィルム給送部114が駆動し、
本体10に装填されるフィルムカートリッジ200へフ
ィルムが全て巻き取られる。そして、フィルムカートリ
ッジ200の使用状況に応じてVEIがセットされる。
そして、ステップS494に移行し、本体10のCPU
101からプリント枚数の前駒書換え及びタイトルの前
駒書換えのためのリライト給送を禁止する旨のコマンド
を含む信号が出力され、その信号が通信部110、13
7を通じてカード60のCPU131に入力される。そ
して、カード60において、リライト給送を行うための
スイッチ入力が受け付けられなくなる。
【0237】そして、ステップS496に移行し、RA
M101bに格納されるフィルムカウントのデータが所
定の数値「n」の点滅であるか否かが判定される。この
ステップS496にて、RAM101bに格納されるフ
ィルムカウントのデータが所定の数値「n」の点滅でな
いと判定されたときには、ステップS500に移行す
る。一方、ステップS496にて、RAM101bに格
納されるフィルムカウントのデータが所定の数値「n」
の点滅である判定されたときには、ステップS498に
移行する。ステップS498では、CID残駒数のデー
タは無しとして記憶され、その後、ステップS500に
移行する。
【0238】ステップS500では、着脱検出スイッチ
32の切替えを検出することにより、カード60が本体
10の前面12に取り付けられたか否かが判定される。
このステップS500にて、カード60が本体10の前
面12に取り付けられたと判定されたときには、前面着
脱処理(ステップS200〜204参照)に移行する。
一方、ステップS500にて、カード60が本体10の
前面12に取り付けられていないと判定されたときに
は、ステップS504に移行する。
【0239】ステップS504では、ステップS360
と同様にして、時計処理が行われる。そしてステップS
506に移行し、MRスイッチ55が押され続けている
か否かが判定される。このステップS506にて、MR
スイッチ55が押され続けていると判定されたときに
は、ステップS500に戻る。一方、ステップS506
にて、MRスイッチ55が押され続けていないと判定さ
れたときには、ステップS508に移行する。
【0240】ステップS508では、SM状態の開コー
ドがセットされているか否かが判定される。このステッ
プS508にて、SM状態の開コードがセットされてい
ないと判定されたときには、マニュアルリワインド処理
を終了する。一方、ステップS508にてSM状態の開
コードがセットされていると判定されたときには、ステ
ップS510に移行する。
【0241】ステップS510では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」(残
り駒数ゼロ)の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数
値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであるか否かが判
定される。このステップS510にて、フィルムカウン
ト表示のデータが「E」の点灯状態、「E」の点滅状
態、所定の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであ
ると判定されたときには、マニュアルリワインド処理を
終了する。一方、ステップS510にて、フィルムカウ
ント表示が「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、所定
の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判定
されたときには、ステップS512に移行する。
【0242】ステップS512では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS512にて信号送信が行
われたら、マニュアルリワインド処理を終了し、分岐処
理に戻る。
【0243】以上のように、本体10におけるマニュア
ルリワインド処理によれば、MRスイッチ55が押され
たときにカートリッジ200の使用状況が撮影途中であ
ってもフィルムをカートリッジ200内に全て巻戻すこ
とができる。
【0244】次に、本体10のシャッタ制御処理につい
て説明する。
【0245】図28〜31に本体10のシャッタ制御処
理のフローチャートを示す。本体10のシャッタ制御処
理は、レリーズスイッチ27が押されたときに行われる
処理である。レリーズスイッチ27は、前述したように
二段押しスイッチとなっている。ここで、説明の便宜
上、レリーズスイッチ27を一段押した状態(半押し状
態)を「SP1」、レリーズスイッチ27を二段目まで
押した状態(全押し状態)を「SP2」と称する。
【0246】シャッタ制御処理は、まず、図28のステ
ップS530に示すように、本体10のCPU101か
ら全モード変更禁止のコマンドを含む信号が出力され、
その信号が通信部110、137を通じてカード60の
CPU131に入力され、カード60における撮影モー
ドなどの全モードの変更が禁止される。そして、ステッ
プS532に移行し、レンズ鏡胴15が沈胴位置にある
か否かが判定される。このステップS532にて、レン
ズ鏡胴15が沈胴位置にあると判定されたときにはステ
ップS538に移行する。一方、ステップS532にて
レンズ鏡胴15が沈胴位置にないと判定されたときに
は、ステップS534に移行する。
【0247】ステップS534では、バッテリ104の
蓄電状態が検出される。そして、ステップS536に移
行し、バッテリ104の蓄電状態が所定の電圧値以上で
あるか否かが判定される。このステップS536にて、
バッテリ104の蓄電状態が所定の電圧値以上でないと
判定されたときには、ステップS538に移行する。ス
テップS538では、本体10のCPU101から時計
データを要求するコマンドを含む信号が出力され、通信
部110、137を通じてカード60のCPU131に
送信される。この信号を受けて、カード60はデート修
正後の時計データを未送信であるときには修正後の時計
データを本体10に送信する。また、カード60は、デ
ート修正後の時計データを送信済みであるときには送信
済みである旨の信号を本体10に送信する。
【0248】そして、ステップS540に移行し、本体
10のCPU101からカード60で設定されているス
トロボモードの情報を送信させるコマンドを含む信号が
出力され、その信号が通信部110、137を通じてカ
ード60のCPU131に入力される。この信号を受け
てカード60のCPU131は通信部110、137を
通じて設定されているストロボモードの情報を本体10
側へ送信する。そして、ステップS542に移行し、本
体10のCPU101からセルフモードの情報を送信さ
せるコマンドを含む信号が出力され、通信部110、1
37を通じてカード60のCPU131へ送信される。
この信号を受けたカード60は、セルフモードに関する
信号を本体10へ送信する。そして、ステップS644
に移行する。
【0249】一方、ステップS536にてバッテリ10
4の蓄電状態が所定の電圧値以上であると判定されたと
きには、ステップS544に移行する。ステップS54
4では、測温処理が行われる。すなわち、本体10に内
蔵される測温手段(図示なし)の出力を検出して温度状
態が確認される。そして、ステップS546に移行し、
測光処理が行われる。すなわち、測光部117に設置さ
れる光電変換素子から被写体の輝度に応じて信号が出力
され、この光電変換素子の出力信号に基づき測光状態の
検出が行われる。そして、ステップS548に移行し、
測距(AF:Automatic Focusing)処理が行われ、被写
体までの距離が計測される。
【0250】そして、ステップS550に移行し、露光
演算が行われる。露光演算は、AF処理により得られた
距離情報などに基づき、適正な撮影を行うべく鏡胴駆動
部113に出力する繰り出しパルスなどの演算を行う処
理である。
【0251】そして、ステップS552に移行し、スト
ロボモードがストロボ発光を行うモードであるか否かが
判定される。ストロボ発光を行うモードでないと判定さ
れたときにはステップS556に移行する。一方、スト
ロボ発光を行うモードであると判定されたときにはステ
ップS554に移行し、ストロボ未充電であるか否かが
判定される。このステップS554にてストロボ未充電
であると判定されたときには、ステップS628に移行
する。一方、ステップS554にてストロボ未充電でな
いと判定されたときには、ステップS556に移行す
る。
【0252】ステップS556では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが無しであるか否
かが判定される。このステップS556にて、RAM1
01bに格納されるフィルムカウントのデータが無しで
あると判定されたときには、ステップS560に移行す
る。一方、ステップS556にて、RAM101bに格
納されるフィルムカウントのデータが無しでないと判定
されたときには、ステップS558に移行する。
【0253】ステップS558では、本体10のCPU
101から本体10に装填されているカートリッジのフ
ィルムのISO感度とフィルムタイプを表示すべきコマ
ンドを含む信号が出力され、通信部110、137を通
じてカード60のCPU131に送信される。この信号
を受けて、カード60のCPU131は受信信号のデー
タに基づきISO感度とフィルムタイプをLCD71に
表示させる。
【0254】そして、図29のステップS560、56
2に移行し、SP2WAIT処理、セルフタイマ処理が
行われる。このSP2WAIT処理及びセルフタイマ処
理の内容については後述する。
【0255】そして、ステップS564に移行し、プリ
ント設定の切替スイッチ25の切替え状態が検出され、
CPU101に読み込まれる。切替スイッチ25は、標
準タイプ、ハイビジョンタイプ、パノラマタイプの三つ
のプリントタイプを任意に設定するためのスイッチであ
る。そして、ステップS566に移行し、露光処理が行
われる。露光処理の処理内容については、後述する。そ
して、ステップS568に移行し、露光処理にエラーが
ないか否かが判定される。露光処理にエラーがあると判
定されたときにはステップS628に移行する。一方、
ステップS568にて露光処理にエラーがないと判定さ
れたときにはステップS570に移行する。
【0256】ステップS570では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが残り駒数の数値
(「n」)のデータであるか否かが判定される。RAM
101bに格納されるフィルムカウントのデータが残り
駒数の数値(「n」)のデータでないと判定されたとき
には、ステップS576に移行する。一方、ステップS
570にてRAM101bに格納されるフィルムカウン
トのデータが残り駒数の数値(「n」)のデータである
と判定されたときには、ステップS572に移行する。
【0257】ステップS572では、フィルムカートリ
ッジ200の使用状況が撮影済み(未現像)であるか否
かが判定される。フィルムカートリッジ200の使用状
況が撮影済み(未現像)であると判定されたときには、
ステップS576に移行する。一方、ステップS572
にてフィルムカートリッジ200の使用状況が撮影済み
(未現像)でないと判定されたときには、ステップS5
74に移行し、フィルムの使用状況(撮影途中)及びフ
ィルムの残り駒数のデータがEEPROM109に書き
込まれる。
【0258】そして、ステップS576に移行し、カー
トリッジ蓋52が開いているか否かが判定される。カー
トリッジ蓋52が開いていると判定されたときには、ス
テップS580に移行する。一方、ステップS576に
てカートリッジ蓋52が開いていないと判定されたとき
には、ステップS578に移行し、カメラ1が1駒送り
中である旨のデータがEEPROM109に書き込まれ
る。
【0259】そして、図30のステップS580では、
本体10のCPU101のRAM101bにセルフモー
ドがセットされているか否かが判定される。セルフモー
ドがセットされていないと判定されたときにはステップ
S586に移行する。一方、ステップS580にて、セ
ルフモードがセットされていると判定されたときには、
ステップS582に移行し、本体10のCPU101か
らセルフモードをリセットさせるコマンドを含む信号が
出力され、通信部110、137を通じてカード60の
CPU131へ送信される。この信号を受けたカード6
0のCPU131は、セルフモードをリセットし、LC
D71のセルフマーク、リモコンマークの表示(マーク
表示71e、71f)を消灯させる。そして、ステップ
S584に移行し、本体10のCPU101のRAM1
01bの格納されるセルフモードのデータがリセットさ
れ、セルフモードが解除される。
【0260】そして、ステップS586に移行し、本体
10のストロボモードが遠景モード(INF)に設定さ
れているか否かが判定される。本体10のストロボモー
ドが遠景モードに設定されていると判定されたときに
は、ステップS590に移行する。一方、ステップS5
86にて本体10のストロボモードが遠景モードに設定
されていないと判定されたときには、ステップS588
に移行し、本体10のストロボモードが夜景モード(N
VP)に設定されているか否かが判定される。本体10
のストロボモードが夜景モードに設定されていると判定
されたときには、ステップS590に移行する。
【0261】ステップS590では、本体10のCPU
101からストロボモードをリセットさせるコマンドを
含む信号が出力され、通信部110、137を通じてカ
ード60のCPU131へ送信される。この信号を受け
たカード60のCPU131は、ストロボモードをリセ
ットし、ストロボモードがオートモードにセットされ
る。
【0262】そして、ステップS592に移行し、撮影
完了表示が行われる。すなわち、セルフタイマ発光窓1
8内の発光体及び測距完了表示窓42内の発光体が10
0msec.間だけ点灯される。そして、ステップS5
94に移行し、本体10のCPU101から時計データ
を要求するコマンドを含む信号が出力され、通信部11
0、137を通じてカード60のCPU131に送信さ
れる。この信号を受けたカード60は、デート修正後の
時計データを未送信であるときには修正後の時計データ
を本体10に送信する。また、カード60は、デート修
正後の時計データを送信済みであるときには送信済みで
ある旨の信号を本体10に送信する。
【0263】そして、ステップS596に移行し、カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられているか否
かが判定される。カード60が本体10の背面13に取
り付けられていないと判定されたときには、ステップS
598に移行し、デートモードがバックプリント(B)
の年月日にセットされ、その後、ステップS608に移
行する。一方、ステップS596にてカード60が本体
10の背面13に取り付けられていると判定されたとき
には、ステップS600に移行し、RAM101bに格
納されるフィルムカウントのデータが無しであるか否か
が判定される。このステップS600にてRAM101
bに格納されるフィルムカウントのデータが無しである
と判定されたときには、ステップS608に移行する。
一方、ステップS600にてRAM101bに格納され
るフィルムカウントのデータが無しでないと判定された
ときには、ステップS602に移行する。
【0264】ステップS602では、本体10のCPU
101からデートモードの情報を要求するコマンドを含
む信号が出力され、通信部110、137を通じてカー
ド60のCPU131へ送信される。この信号を受けた
カード60のCPU131は、カード60で設定されて
いるデートモードの情報を本体10へ送信する。
【0265】そして、ステップS604に移行し、本体
10のCPU101からPQ(Print Quantity:プリン
ト枚数)データ及びST(Select Title:タイトル選
択)データの情報を要求するコマンドを含む信号が出力
され、通信部110、137を通じてカード60のCP
U131へ送信される。この信号を受けたカード60の
CPU131は、カード60で設定されているPQデー
タ及びSTデータの情報を本体10へ送信する。
【0266】そして、ステップS606に移行し、本体
10のCPU101からLCD71をデート表示とする
コマンドと時計データとを含む信号が出力され、通信部
110、137を通じてカード60のCPU131へ送
信される。この信号を受けたカード60のCPU131
は、LCD駆動部138に信号を出力しLCD71をデ
ート表示とすると共に、受信した時計データを時計カウ
ントデータとする。
【0267】そして、ステップS608に移行し、CP
U101からフィルム給送部114に信号が出力され、
その信号に基づきフィルム給送部114が駆動して本体
10内のフィルムが1駒分だけ給送される。
【0268】そして、ステップS610に移行し、CP
U101のRAM101bにリライト給送許可がセット
されているか否かが判定される。このステップS610
にて1駒給送にエラーが生じてリライト給送許可がセッ
トされていないと判定されたときには、ステップS61
2に移行する。ステップS612では、本体10のCP
U101からリライト給送を禁止するコマンドを含む信
号が出力され、通信部110、137を通じてカード6
0のCPU131へ送信される。この信号を受けたカー
ド60のCPU131は、リライト給送すべきスイッチ
操作を無効とする。そして、ステップS616に移行す
る。
【0269】一方、ステップS610にて1駒給送が正
常に行われ、リライト給送許可がセットされていると判
定されたときには、ステップS614に移行する。ステ
ップS614では、本体10のCPU101からリライ
ト給送を許可するコマンドを含む信号が出力され、通信
部110、137を通じてカード60のCPU131へ
送信される。この信号を受けたカード60のCPU13
1は、リライト給送すべきスイッチ操作を有効とする。
【0270】そして、ステップS616に移行し、本体
10のCPU101からストロボモードの情報を要求す
るコマンドを含む信号が出力され、通信部110、13
7を通じてカード60のCPU131へ送信される。こ
の信号を受けたカード60のCPU131は、設定され
ているストロボモードの情報を本体10へ送信する。
【0271】そして、ステップS618に移行し、本体
10のCPU101からセルフモードの情報を要求する
コマンドを含む信号が出力され、通信部110、137
を通じてカード60のCPU131へ送信される。この
信号を受けたカード60は、セルフモードに関する信号
を本体10へ送信する。
【0272】そして、ステップS620に移行し、本体
10にクリーニングカートリッジが装填されているか否
かが判定される。クリーニングカートリッジが装填され
ていると判定されたときには、ステップS626に移行
する。一方、本体10にクリーニングカートリッジが装
填されていないと判定されたときには、ステップS62
2に移行する。
【0273】ステップS622では、RAM101bに
格納されるフィルムカウントのデータが残り駒数の数値
(「n」)のデータであるか否かが判定される。RAM
101bに格納されるフィルムカウントのデータが残り
駒数の数値(「n」)のデータでないと判定されたとき
には、ステップS626に移行する。一方、ステップS
622にてRAM101bに格納されるフィルムカウン
トのデータが残り駒数の数値(「n」)のデータである
と判定されたときには、ステップS624に移行する。
【0274】ステップS624では、本体10のCPU
101からフィルムカウントを表示させるコマンドを含
む信号が出力され、通信部110、137を通じてカー
ド60のCPU131へ送信される。この信号を受けた
カード60のCPU131は、LCD駆動部138に信
号を出力し、LCD71に一定時間のみフィルムの残り
駒数(フィルムカウント)を表示させる。この場合、例
えばLCD71には「20マイ」と表示され、カメラ使
用者が残り駒数を確認できる。
【0275】そして、図31のステップS626に移行
し、充電処理が行われる。この充電処理の内容について
は後述する。
【0276】ところで、ステップS628では、本体1
0のCPU101から時計データを要求するコマンドを
含む信号が出力され、通信部110、137を通じてカ
ード60のCPU131に送信される。この信号を受け
たカード60は、デート修正後の時計データを未送信で
あるときには修正後の時計データを本体10に送信す
る。また、カード60は、デート修正後の時計データを
送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本体
10に送信する。
【0277】そして、ステップS630に移行し、本体
10のCPU101からストロボモードの情報を要求す
るコマンドを含む信号が出力され、通信部110、13
7を通じてカード60のCPU131へ送信される。こ
の信号を受けたカード60のCPU131は、設定され
ているストロボモードの情報を本体10へ送信する。
【0278】そして、ステップS632に移行し、本体
10のCPU101からセルフモードの情報を要求する
コマンドを含む信号が出力され、通信部110、137
を通じてカード60のCPU131へ送信される。この
信号を受けたカード60は、セルフモードに関する信号
を本体10へ送信する。そして、ステップS634に移
行し、本体10のCPU101からLCD71をデート
表示とするコマンドと時計データとを含む信号が出力さ
れ、通信部110、137を通じてカード60のCPU
131へ送信される。この信号を受けたカード60のC
PU131は、LCD駆動部138に信号を出力しLC
D71をデート表示とすると共に、受信した時計データ
を時計カウントデータとする。
【0279】そして、ステップS636に移行し、セル
フモードが途中で解除されたか否かが判定される。セル
フモードが途中で解除されていないと判定されたときに
は、ステップS642に移行する。セルフモードが途中
で解除されていると判定されたときには、ステップS6
38に移行する。ステップS638では、メインスイッ
チ26の操作によりセルフモードが途中解除されたか否
かが判定される。セルフモードの途中解除がメインスイ
ッチ26の操作によるものであると判定されたときに
は、ステップS640に移行し、SM閉処理(ステップ
S412〜440参照)が行われ、レンズ鏡胴15が沈
胴位置に繰り込まれる。そして、SM閉処理後、ステッ
プS652に移行する。一方、ステップS638にて、
セルフモードの途中解除がメインスイッチ26の操作に
よるものではないと判定されたときには、ステップS6
42に移行する。
【0280】ステップS642では、充電処理が行われ
る。そして、ステップS644に移行し、着脱検出スイ
ッチ32の切替え検出に基づいて、カード60が本体1
0の前面12に取り付けられたか否かが判定される。こ
のステップS644にて、カード60が本体10の前面
12に取り付けられたと判定されたときには、前面着脱
処理(ステップS200〜204参照)に移行する。一
方、ステップS644にて、カード60が本体10の前
面12に取り付けられていないと判定されたときには、
ステップS648に移行する。
【0281】ステップS648では、ステップS360
などと同様にして、時計処理が行われる。そして、ステ
ップS650に移行し、レリーズスイッチ27が離され
たか否かが判定される。このステップS650にて、レ
リーズスイッチ27が離されておらず半押し状態である
と判定されたときには、ステップS644に戻る。一
方、レリーズスイッチ27が離されたと判定されたとき
には、ステップS652に移行する。
【0282】ステップS652では、SM状態の開コー
ドがセットされカメラ2が撮影可能状態であるか否かが
判定される。SM状態の開コードがセットされていない
と判定されたときには、シャッタ制御処理を終了する。
一方、SM状態の開コードがセットされていると判定さ
れたときには、ステップS654に移行する。
【0283】ステップS654では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」(残
り駒数ゼロ)の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数
値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであるか否かが判
定される。このステップS654にてフィルムカウント
表示のデータが「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、
所定の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであると
判定されたときには、シャッタ制御処理を終了する。一
方、ステップS654にて、フィルムカウント表示が
「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数値(残
り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判定されたとき
には、ステップS656に移行する。
【0284】ステップS656では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号の送信が行
われる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可
能となる。そして、ステップS656にて信号送信が行
われたら、シャッタ制御処理を終了し、分岐処理に戻
る。
【0285】次に、SP2WAIT処理について詳述す
る。
【0286】図32にSP2WAIT処理のフローチャ
ートを示す。SP2WAIT処理は、レリーズスイッチ
27の一段目が押されたとき(半押し状態のとき)、二
段目が押されるまでの処理である。図32のステップS
660に示すように、測距完了表示の点灯が行われる。
すなわち、CPU101から測距完了表示窓42の内側
の発光体を発光させるべき信号が出力され、その信号に
基づき発光体が発光する。この測距完了表示の点灯によ
り、被写体に対しAF調節が行われたことが確認でき
る。
【0287】そして、ステップS662に移行し、カー
ド60の遠隔操作を通じてレリーズすべきコマンドを含
む信号が受信されたか否かが判定される。レリーズすべ
きコマンドを含む信号が受信されたと判定されたときに
は、ステップS664、666に移行する。ステップS
664では測距完了表示が消灯され、ステップS666
に移行してセルフタイマ2秒がCPU101のRAM1
01bにセットされ、後述のセルフタイマ処理にて本体
10のセルフタイマ発光窓18の内側に設置されるLE
Dなどの発光体が2秒間点滅する。そして、セルフタイ
マ処理のステップS696に移行する。
【0288】一方、ステップS662にてカード60の
遠隔操作を通じてレリーズすべきコマンドを含む信号が
受信されていないと判定されたときには、ステップS6
68に移行する。ステップS668では、カード60が
本体10の前面12に取り付けられたか否かが判定され
る。カード60が本体10の前面12に取り付けられた
と判定されたときには、ステップS676に移行する。
一方、ステップS668にてカード60が本体10の前
面12に取り付けられていないと判定されたときには、
ステップS670に移行し時計処理が行われる。時計処
理は、250mSタイマの起動により、秒データのカウ
ントアップを行い、その秒データが60秒以上となった
ら分、時、日、月、年の順にデータセットを行い、その
時計データを通信部110、137を通じてカード60
へ送信する処理である。
【0289】そして、ステップS672に移行し、レリ
ーズスイッチ27が一段押した状態(半押し状態:SP
1)であるか否かが判定される。レリーズスイッチ27
が一段押した状態でないと判定されたときには、ステッ
プS676に移行し、測距完了表示が消灯される。そし
て、SP2WAIT処理を終了し、シャッタ制御処理に
戻る(S628)。
【0290】一方、ステップS672にて、レリーズス
イッチ27が一段押した状態であると判定されたときに
は、ステップS674に移行する。ステップS674で
は、レリーズスイッチ27が二段押した状態(全押し状
態:SP2)であるか否かが判定される。レリーズスイ
ッチ27が二段押した状態でないと判定されたときに
は、ステップS668に戻る。一方、ステップS674
にて、レリーズスイッチ27が二段押した状態であると
判定されたときには、ステップS678に移行し、測距
完了表示が消灯される。このステップS678にて測距
完了表示が消灯されたら、SP2WAIT処理を終了
し、シャッタ制御処理に戻る(S560)。
【0291】次に、セルフタイマ処理について詳述す
る。
【0292】図33にセルフタイマ処理のフローチャー
トを示す。セルフタイマ処理は、セルフモードが設定さ
れてから所定時間内における処理である。このセルフタ
イマ処理は、まず、図33のステップS690に示すよ
うに、本体10のCPU101のRAM101bにセル
フモードがセットされているか否かが判定される。セル
フモードがセットされていないときにはセルフタイマ処
理を終了し、シャッタ制御処理に戻る(S562)。一
方、ステップS690にて、セルフモードがセットされ
ていると判定されたときには、ステップS692に移行
する。ステップS692では、CPU101によりセル
フタイマが10秒にセットされる。そして、ステップS
694に移行してセルフタイマ発光窓18の内側に設置
されるLEDなどの発光体(以下、「セルフLED」と
いう。)が点灯された後、ステップS698に移行す
る。
【0293】ところで、SP2WAIT処理のステップ
S666からステップS696に移行すると、セルフL
EDの点滅がRAM101bにセットされ、その後ステ
ップS698に移行する。
【0294】ステップS698では、セルフタイマがス
タートする。そして、ステップS700に移行し、セル
フタイマにセットされた時間が経過したか否かが判定さ
れる。セルフタイマにセットされた時間が経過したと判
定されたときには、ステップS702に移行しセルフL
EDが消灯される。セルフLEDの消灯後、セルフタイ
マ処理を終了し、シャッタ制御処理に戻る(S56
2)。
【0295】一方、ステップS700にてセルフタイマ
にセットされた時間が経過していないと判定されたとき
には、ステップS704に移行し、セルフタイマの残り
時間が3秒以下であるか否かが判定される。セルフタイ
マの残り時間が3秒以下でないと判定されたときには、
ステップS708に移行する。一方、ステップS704
にてセルフタイマの残り時間が3秒以下であると判定さ
れたときには、ステップS706に移行し、セルフLE
Dが点滅される。このため、セルフLEDの点滅によ
り、カメラ使用者はもうじきシャッタが切られることを
認識できる。そして、ステップS708に移行する。
【0296】ステップS708では、メインスイッチ2
6が押されたか否かが判定される。メインスイッチ26
が押されたと判定されときには、ステップS718に移
行する。一方、ステップS708にてメインスイッチ2
6が押されていないと判定されたときには、ステップS
710に移行する。ステップS710ではカード60が
本体10の前面12に取り付けられているか否かが判定
される。カード60が本体10の前面12に取り付けら
れていると判定されたときには、ステップS718に移
行する。一方、ステップS710にてカード60が本体
10の前面12に取り付けられていないと判定されたと
きには、ステップS712に移行する。ステップS71
2では、カード60が本体10の背面13に取り付けら
れていないかどうかが判定される。カード60が本体1
0の背面13に取り付けられていないと判定されたとき
には、ステップS718に移行する。一方、ステップS
712にてカード60が本体10の背面13に取り付け
られていると判定されたときには、ステップS714に
移行する。
【0297】ステップS714では、本体10のCPU
101からセルフモードの情報を送信させるコマンドを
含む信号が出力され、通信部110、137を通じてカ
ード60のCPU131へ送信される。この信号を受け
たカード60は、セルフモードに関する信号を本体10
へ送信する。
【0298】そして、ステップS716に移行し、カー
ド60との通信によりセルフモードをリセットする信号
を受信したか否かが判定される。カード60との通信に
よりセルフモードをリセットする信号を受信していない
と判定されたときには、ステップS700に戻る。一
方、ステップS716にて、カード60との通信により
セルフモードをリセットする信号を受信したと判定され
たときには、ステップS718に移行する。
【0299】ステップS718では、セルフ途中解除の
データがCPU101のRAM101bに格納される。
そして、ステップS720に移行し、セルフLEDが消
灯される。ステップS720にてセルフLEDの消灯
後、セルフタイマ処理を終了し、シャッタ制御処理に戻
る(S628)。
【0300】次に、露光処理について詳述する。
【0301】図34に露光処理のフローチャートを示
す。露光処理は、鏡胴繰出制御、赤目軽減モード設定時
のストロボ発光制御、各演算処理に基づくシャッタ露光
制御を行うものである。この露光処理は、図34のステ
ップS740に示すように、まず、レンズドライブ処理
(LD処理)が行われる。レンズドライブ処理は、露光
演算の結果に基づいてレンズ鏡胴15を繰り出す処理で
ある。そして、ステップS742に移行し、レンズ鏡胴
15の繰り出しにエラーがないか否かが判定される。レ
ンズ鏡胴15の繰り出しにエラーがあると判定されたと
きには、ステップS744に移行し、レンズリターン処
理(LR処理)が行われる。レンズリターン処理は、ス
テップS740で繰り出したレンズ鏡胴15を繰り戻す
処理である。このレンズリターン処理後、露光処理を終
了し、シャッタ制御処理に戻る(S628)。
【0302】一方、ステップS742にてレンズ鏡胴1
5の繰り出しにエラーがないと判定されたときには、ス
テップS746に移行する。ステップS746では、本
体10のストロボモードが赤目軽減モード(PREモー
ド)に設定されているか否かが判定される。本体10の
ストロボモードが赤目軽減モードに設定されていると判
定されたときには、ステップS752に移行する。一
方、ステップS746にて本体10のストロボモードが
赤目軽減モードに設定されていないと判定されたときに
は、ステップS748に移行する。
【0303】ステップS748では、本体10のストロ
ボモードが夜景モードに設定されているか否かが判定さ
れる。本体10のストロボモードが夜景モードに設定さ
れていると判定されたときには、ステップS752に移
行する。一方、ステップS746にて本体10のストロ
ボモードが夜景モードに設定されていないと判定された
ときには、ステップS750に移行する。
【0304】ステップS750では、本体10のストロ
ボモードが夜景ラッチモード(撮影ごとに夜景モードを
設定することなく夜景モードが継続されるモード)に設
定されているか否かが判定される。本体10のストロボ
モードが夜景ラッチモードに設定されていると判定され
たときには、ステップS752に移行する。一方、ステ
ップS750にて本体10のストロボモードが夜景ラッ
チモードに設定されていないと判定されたときには、ス
テップS754に移行する。
【0305】ステップS752では、赤目軽減処理(P
RE処理)が行われる。すなわち、CPU101からス
トロボ回路108に信号が出力され、その信号に基づき
ストロボ回路108が作動しストロボが点滅する。そし
て、ステップS754に移行し、露出処理(EXP処
理)が行われる。すなわち、一定時間、シャッタが開き
フィルム露光が行われる。そして、ステップS756に
移行し、レンズリターン処理が行われ、繰り出しレンズ
鏡胴15がもとの位置まで戻される。そして、レンズリ
ターン処理後、露光処理を終了し、シャッタ制御処理に
戻る(ステップS566)。
【0306】以上のように、シャッタ制御処理によれ
ば、レリーズスイッチの操作により、1駒分の撮影を全
自動にて行うことができる。
【0307】次に、本体10のリモコン信号受信処理に
ついて説明する。
【0308】図35に本体10のリモコン信号受信処理
のフローチャートを示す。本体10のリモコン信号受信
処理は、本体10がリモコン信号を受信したときの処理
である。リモコン信号受信処理は、まず、図35のステ
ップS800に示すように、カード60などから投光さ
れる送信コードが受信される。そして、ステップS80
2に移行し、受信した信号の受信コードが正常であるか
否かが判定される。受信した信号の受信コードが正常で
ないと判定されたときにはリモコン信号受信処理を終了
する。一方、受信した信号の受信コードが正常であると
判定されたときにはステップS804に移行し、受信コ
ードが判定される。
【0309】そして、ステップS806に移行し、受信
コードがレリーズコードであるか否かが判定される。受
信コードがレリーズコードであると判定されたときに
は、ステップS808に移行し、CPU101から信号
が出力されリモコン受信回路106の電源がオフされ
る。このため、不要な電力の消費が回避され、バッテリ
104の消耗が低減される。そして、ステップS810
に移行し、RAM101bにリモコンレリーズのデータ
が格納される。次いで、ステップS812に移行し、本
体10のCPU101から全モード変更禁止のコマンド
を含む信号が出力され、その信号が通信部110、13
7を通じてカード60のCPU131に送信される。こ
の信号を受けて、カード60のCPU131は、撮影モ
ードなどの全モードの変更を禁止する。そして、ステッ
プS812にて通信が行われるた後、シャッタ制御処理
に移行する。
【0310】一方、ステップS806にて、受信コード
がレリーズコードでないと判定されたときには、ステッ
プS814に移行し、STコードの受信であるか否かが
判定される。STコードの受信でないと判定されたとき
にはステップS816に移行する。ステップS816で
は、PQコードの受信であるか否かが判定される。この
ステップS816にて、PQコードの受信でないと判定
されたときには、ステップS822に移行する。一方、
ステップS814にてSTコードの受信であると判定さ
れ又はステップS816にてPQコードの受信であると
判定されたときには、ステップS818に移行する。
【0311】ステップS818では、本体10のCPU
101からPQとSTの双方又は一方の情報を含む信号
が出力され、通信部110、137を通じてカード60
のCPU131へ送信される。この信号を受けたカード
60は、PQ及びSTの双方又は一方の情報をEEPR
OM139に記憶させ、LCD71に「ST」と枚数表
示(例えば、「P05」など)の双方又は一方を表示さ
せる。
【0312】そして、ステップS820に移行し、本体
10のCPU101から時計データを要求するコマンド
を含む信号が出力され、通信部110、137を通じて
カード60のCPU131に送信される。この信号を受
けたカード60は、デート修正後の時計データを未送信
であるときには修正後の時計データを本体10に送信す
る。また、カード60は、デート修正後の時計データを
送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本体
10に送信する。
【0313】そして、ステップS822に移行し、受信
コードがリライト給送コードであるか否かが判定され
る。受信コードがリライト給送コードでないと判定され
たときには、リモコン信号受信処理を終了する。一方、
受信コードがリライト給送コードであると判定されたと
きには、ステップS824に移行する。ステップS82
4では、PQコードの受信済みであるか否かが判定され
る。PQコードの受信済みでないと判定されたときには
ステップS826に移行する。ステップS826では、
STコードの受信済みであるか否かが判定される。この
ステップS826にて、STコードの受信済みでないと
判定されたときには、リモコン信号受信処理を終了す
る。一方、ステップS824にてPQコードの受信済み
であると判定され、ステップS826にてSTコードの
受信済みであると判定されたときには、ステップS82
8に移行する。
【0314】ステップS828では、CPU101のR
AM101bにリライト給送許可がセットされているか
否かが判定される。給送エラーが生じてリライト給送許
可がセットされていないと判定されたときには、リモコ
ン信号受信処理を終了する。一方、給送にエラーがなく
リライト給送許可がセットされていると判定されたとき
には、ステップS830に移行する。
【0315】ステップS830では、CPU101から
信号が出力されリモコン受信回路106の電源がオフさ
れる。このため、不要な電力の消費が回避され、バッテ
リ104の消耗が低減される。そして、ステップS83
2に移行し、本体10のCPU101から全モード変更
を禁止するコマンドを含む信号が出力され、その信号が
通信部110、137を通じてカード60のCPU13
1に送信される。この信号を受けて、カード60のCP
U131は、撮影モードなどの全モードの変更を禁止す
る。
【0316】そして、ステップS834に移行し、本体
10のCPU101から時計データを要求するコマンド
を含む信号が出力され、通信部110、137を通じて
カード60のCPU131に送信される。この信号を受
けたカード60は、デート修正後の時計データを未送信
であるときには修正後の時計データを本体10に送信す
る。また、カード60は、デート修正後の時計データを
送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本体
10に送信する。
【0317】そして、ステップS836に移行し、リラ
イト給送処理が行われる。すなわち、CPU101から
フィルム給送部114に信号が出力され、その信号に基
づきフィルム給送部114が駆動して本体10内のフィ
ルムが1駒分だけ戻され、磁気データ読取・書込部11
8の作動によりフィルムの磁気記録領域のプリント枚
数、タイトル又は言語などが書き換えられる。そして、
ステップS838に移行し、CPU101のRAM10
1bにリライト給送許可がセットされているか否かが判
定される。給送エラーが生じてリライト給送許可がセッ
トされていないと判定されたときには、ステップS84
0に移行する。一方、給送にエラーがなくリライト給送
許可がセットされていると判定されたときには、ステッ
プS842に移行する。
【0318】ステップS840では、本体10のCPU
101からリライト給送を禁止するコマンドを含む信号
が出力され、通信部110、137を通じてカード60
のCPU131へ送信される。この信号を受けたカード
60のCPU131は、リライト給送すべきスイッチ操
作を無効とする。そして、ステップS844に移行す
る。
【0319】一方、ステップS842では、本体10の
CPU101からリライト給送を許可するコマンドを含
む信号が出力され、通信部110、137を通じてカー
ド60のCPU131へ送信される。この信号を受けた
カード60のCPU131は、リライト給送すべきスイ
ッチ操作を有効とする。
【0320】そして、ステップS844に移行し、カー
ド60に全モードの変更を許可するコマンドを有する信
号が送信される。すなわち、通信部110、137を通
じて、本体10のCPU101からカード60のCPU
131へ全モードの変更を許可するコマンドを有する信
号の送信が行われる。その結果、カード60のスイッチ
操作などが可能となる。そして、ステップS844にて
信号送信が行われたら、リモコン信号受信処理を終了
し、分岐処理に戻る。
【0321】以上のように、リモコン信号受信処理によ
れば、プリント枚数の前駒書換え、タイトル及び言語の
前駒書換えが遠隔操作により行える。
【0322】次に、本体10のズームTELE処理につ
いて説明する。
【0323】図36、37に本体10のズームTELE
処理のフローチャートを示す。本体10のズームTEL
E処理は、本体10のズームスイッチ50がTELE操
作(レンズ鏡胴15を繰り出させる操作)されたときに
行われる処理である。ズームTELE処理は、まず、図
36のステップS900に示すように、本体10のCP
U101から全モード変更を禁止するコマンドを含む信
号が出力され、その信号が通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に送信される。この信号を
受けて、カード60のCPU131は、撮影モードなど
の全モードの変更を禁止する。
【0324】そして、ステップS902に移行し、本体
10のCPU101から時計データを要求するコマンド
を含む信号が出力され、通信部110、137を通じて
カード60のCPU131に送信される。この信号を受
けたカード60は、デート修正後の時計データを未送信
であるときには修正後の時計データを本体10に送信す
る。また、カード60は、デート修正後の時計データを
送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本体
10に送信する。
【0325】そして、ステップS904に移行し、バッ
テリ104の蓄電状態が検出される。そして、ステップ
S906に移行し、バッテリ104の蓄電状態が所定の
電圧値以上であるか否かが判定される。このステップS
906にてバッテリ104の蓄電状態が所定の電圧値以
上でないと判定されたときには、ステップS952に移
行する。一方、ステップS906にてバッテリ104の
蓄電状態が所定の電圧値以上であると判定されたときに
は、ステップS908に移行する。
【0326】ステップS908では、レンズ鏡胴15の
繰出又は繰込に異常があるか否かが判定される。異常が
あると判定されたときにはステップS910に移行す
る。一方、異常がないと判定されたときにはステップS
912に移行し、エンコーダチェック処理が行われる。
すなわち、本体10に内蔵されるエンコーダにより、レ
ンズ鏡胴15の繰出位置の読み込みが行われる。そし
て、ステップS914に移行し、レンズ鏡胴15が沈胴
位置にあるか否かが判定される。このステップS914
にて、レンズ鏡胴15が沈胴位置にあると判定されたと
きには、ステップS910に移行し、SM閉処理(メイ
ンスイッチ閉処理:ステップS412〜440参照)が
行われる。このSM閉処理後、ステップS962に移行
する。
【0327】一方、ステップS914にてレンズ鏡胴1
5が沈胴位置にないと判定されたときには、ステップS
916に移行し、レンズ鏡胴15がTELE端の位置
(最大に繰り出した位置)にあるか否かが判定される。
このステップS916にて、レンズ鏡胴15がTELE
端の位置にあると判定されたときには、ステップS94
2に移行する。一方、ステップS916にてレンズ鏡胴
15がTELE端の位置にないと判定されたときには、
ステップS918に移行する。
【0328】ステップS918では、エンコーダタイマ
が始動される。そして、ステップS920に移行し、C
PU101から鏡胴駆動部113に信号が出力され、そ
の信号に基づき鏡胴駆動部113が駆動し、レンズ鏡胴
15が繰り出される。そして、ステップS922に移行
し、レンズ鏡胴15の繰出位置がズームコードの位置に
あるか否かが判定される。すなわち、レンズ鏡胴15の
繰出範囲にはWIDE端の位置(撮影可能である最小繰
出位置)からTELE端の位置までの間に所定の間隔で
複数のズームコードが設けられており、レンズ鏡胴15
がそのズームコード上に位置しているか否かが判定され
る。このステップS922にてレンズ鏡胴15がズーム
コード上に位置すると判定されたときには、ステップS
932に移行する。一方、ステップS922にてレンズ
鏡胴15がズームコード上に位置していないと判定され
たときには、ステップS924に移行する。
【0329】ステップS924では、エンコーダのチェ
ック処理が行われる。そして、ステップS926に移行
し、レンズ鏡胴15の繰出位置がズームコードの位置に
あるか否かが判定される。レンズ鏡胴15の繰出位置が
ズームコードの位置にないと判定されたときには、ステ
ップS928、930に移行し、エンコーダタイマの経
過が検出され、そのタイマがオーバータイムとなったか
否かが判定される。エンコーダタイマがオーバータイム
となっていないと判定されたときには、ステップS92
4に戻る。一方、エンコーダタイマがオーバータイムと
なったと判定されたときには、ステップS936に移行
する。
【0330】ところで、ステップS926にてレンズ鏡
胴15の繰出位置がズームコードの位置にあると判定さ
れたときには、ステップS932に移行し、ズームスイ
ッチ50がTELE操作されているか否かが判定され
る。TELE操作されていないと判定されたときには、
ステップS936に移行する。一方、TELE操作され
ていると判定されたときには、ステップS933に移行
し、エンコーダのチェック処理が行われる。そして、ス
テップS934に移行し、レンズ鏡胴15の繰出位置が
TELE端であるか否かが判定される。レンズ鏡胴15
の繰出位置がTELE端でないと判定されたときにはス
テップS932に戻る。一方、レンズ鏡胴15の繰出位
置がTELE端であると判定されたときにはステップS
936に移行する。
【0331】図37のステップS936では、CPU1
01から鏡胴駆動部113に信号が出力され、その信号
に基づき鏡胴駆動部113の駆動が停止され、それに伴
いレンズ鏡胴15の繰り出しが停止される。そして、ス
テップS938に移行し、レンズ鏡胴15の繰出又は繰
込に異常があるか否かが判定される。異常があると判定
されたときにはステップS952に移行する。一方、異
常がないと判定されたときにはステップS940に移行
し、レンズ鏡胴15がTELE端の位置(最大に繰り出
した位置)にあるか否かが判定される。このステップS
940にてレンズ鏡胴15がTELE端の位置にないと
判定されたときには、ステップS952に移行する。一
方、ステップS940にてレンズ鏡胴15がTELE端
の位置にあると判定されたときには、ステップS942
に移行する。
【0332】ステップS942では、充電処理が行われ
る。この充電処理の内容については後述する。そして、
ステップS944に移行し、カード60が本体10の前
面12に取り付けられたか否かが判定される。カード6
0が本体10の前面12に取り付けられたと判定された
ときには、ステップS946に移行し前面着脱処理が行
われる(ステップS200〜204)。そして、前面着
脱処理後、ステップS948に移行する。一方、ステッ
プS944にてカード60が本体10の前面12に取り
付けられていないと判定されたときには、ステップS9
48に移行し、時計処理が行われる。すなわち、250
mSタイマの起動により、秒データのカウントアップが
行われ、その秒データが60秒以上となったら分、時、
日、月、年の順にデータセットが行われ、その時計デー
タが通信部110、137を通じてカード60へ送信さ
れる。
【0333】そして、ステップS950に移行し、ズー
ムスイッチ50がTELE操作され続けているか否かが
判定される。ズームスイッチ50がTELE操作され続
けていると判定されたときには、ステップS944に戻
る。一方、ズームスイッチ50のTELE操作が止めら
れたと判定されたときには、ステップS962に移行す
る。
【0334】ところで、ステップS952では、カード
60が本体10の前面12に取り付けられたか否かが判
定される。カード60が本体10の前面12に取り付け
られたと判定されたときには、ステップS954に移行
し前面着脱処理が行われる(ステップS200〜20
4)。そして、前面着脱処理後、ステップS956に移
行する。一方、ステップS952にてカード60が本体
10の前面12に取り付けられていないと判定されたと
きには、ステップS956に移行する。ステップS95
6では時計処理が行われる。そして、ステップS958
に移行し、ズームスイッチ50がTELE操作され続け
ているか否かが判定される。ズームスイッチ50がTE
LE操作され続けていると判定されたときには、ステッ
プS952に戻る。一方、ズームスイッチ50のTEL
E操作が止められたと判定されたときには、ステップS
962に移行する。
【0335】ステップS962では、SM状態の開コー
ドがセットされカメラ2が撮影可能状態であるか否かが
判定される。このステップS962にて、SM状態の開
コードがセットされていないと判定されたときには、ズ
ームTELE処理を終了する。一方、ステップS962
にてSM状態の開コードがセットされていると判定され
たときには、ステップS964に移行する。
【0336】ステップS964では、RAM101bに
格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」(残
り駒数ゼロ)の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数
値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであるか否かが判
定される。このステップS964にてフィルムカウント
表示のデータが「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、
所定の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであると
判定されたときには、ズームTELE処理を終了する。
一方、ステップS964にてフィルムカウント表示が
「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数値(残
り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判定されたとき
には、ステップS966に移行する。
【0337】ステップS966では、カード60に全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。すなわち、通信部110、137を通じて、本体1
0のCPU101からカード60のCPU131へ全モ
ードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信され
る。その結果、カード60のスイッチ操作などが可能と
なる。そして、ステップS966にて信号送信が行われ
たら、ズームTELE処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0338】以上のように、本体10のズームTELE
処理によれば、ズームスイッチ50のTELE操作によ
り、レンズ鏡胴15を広角(WIDE)から望遠(TE
LE)側へ繰り出すことができ、撮影者が容易にフレー
ム合せをすることができる。
【0339】次に、本体10のズームWIDE処理につ
いて説明する。
【0340】図38、39に本体10のズームWIDE
処理のフローチャートを示す。本体10のズームWID
E処理は、本体10のズームスイッチ50がWIDE操
作(レンズ鏡胴15を繰り込ませる操作)されたときに
行われる処理である。ズームWIDE処理は、まず、図
38のステップS1000に示すように、本体10のC
PU101から全モード変更を禁止するコマンドを含む
信号が出力され、その信号が通信部110、137を通
じてカード60のCPU131に送信される。この信号
を受けて、カード60のCPU131は、撮影モードな
どの全モードの変更を禁止する。
【0341】そして、ステップS1002に移行し、本
体10のCPU101から時計データを要求するコマン
ドを含む信号が出力され、通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に送信される。この信号を
受けたカード60は、デート修正後の時計データを未送
信であるときには修正後の時計データを本体10に送信
する。また、カード60は、デート修正後の時計データ
を送信済みであるときには送信済みである旨の信号を本
体10に送信する。
【0342】そして、ステップS1004に移行し、バ
ッテリ104の蓄電状態が検出される。そして、ステッ
プS1006に移行し、バッテリ104の蓄電状態が所
定の電圧値以上であるか否かが判定される。このステッ
プS1006にてバッテリ104の蓄電状態が所定の電
圧値以上でないと判定されたときには、ステップS10
62に移行する。一方、ステップS1006にてバッテ
リ104の蓄電状態が所定の電圧値以上であると判定さ
れたときには、ステップS1008に移行する。
【0343】ステップS1008では、レンズ鏡胴15
の繰出又は繰込に異常があるか否かが判定される。異常
があると判定されたときにはステップS1046に移行
する。一方、異常がないと判定されたときにはステップ
S1010に移行し、エンコーダチェック処理が行われ
る。すなわち、本体10に内蔵されるエンコーダによ
り、レンズ鏡胴15の繰出位置の読み込みが行われる。
そして、ステップS1012に移行し、レンズ鏡胴15
が沈胴位置にあるか否かが判定される。このステップS
1012にてレンズ鏡胴15が沈胴位置にあると判定さ
れたときには、ステップS1046に移行する。
【0344】一方、ステップS1012にてレンズ鏡胴
15が沈胴位置にないと判定されたときには、ステップ
S1014に移行し、レンズ鏡胴15がWIDE端の位
置(撮影可能な最小繰り出し位置)にあるか否かが判定
される。このステップS1014にて、レンズ鏡胴15
がWIDE端の位置にあると判定されたときには、ステ
ップS1052に移行する。一方、ステップS1014
にてレンズ鏡胴15がWIDE端の位置にないと判定さ
れたときには、ステップS1016に移行する。
【0345】ステップS1016では、エンコーダタイ
マが始動される。そして、ステップS1018に移行
し、CPU101から鏡胴駆動部113に信号が出力さ
れ、その信号に基づき鏡胴駆動部113が駆動し、レン
ズ鏡胴15が繰り込まれる。そして、ステップS102
0に移行し、レンズ鏡胴15の繰出位置がズームコード
の位置にあるか否かが判定される。すなわち、レンズ鏡
胴15の繰出範囲にはWIDE端の位置からTELE端
の位置までの間に所定の間隔で複数のズームコードが設
けられており、レンズ鏡胴15がそのズームコード上に
位置しているか否かが判定される。このステップS10
20にてレンズ鏡胴15がズームコード上に位置すると
判定されたときには、ステップS1036に移行する。
一方、ステップS1020にてレンズ鏡胴15がズーム
コード上に位置していないと判定されたときには、ステ
ップS1022に移行する。
【0346】ステップS1022では、レンズ鏡胴15
の繰出位置が中間コードの位置にあるか否かが判定され
る。すなわち、レンズ鏡胴15の繰出位置がズームコー
ドとズームコードの間の中間位置であるか否かが判定さ
れる。このステップS1022にてレンズ鏡胴15が中
間コードの位置すると判定されたときには、ステップS
1024に移行する。
【0347】ステップS1024では、レンズ鏡胴15
の繰出位置がズームコードの位置にあるか否かが判定さ
れる。レンズ鏡胴15がズームコード上に位置すると判
定されたときには、ステップS1036に移行する。一
方、レンズ鏡胴15がズームコード上に位置していない
と判定されたときには、ステップS1026に移行す
る。ステップS1026では、エンコーダチェック処理
が行われレンズ鏡胴15の繰出位置が読み込まれる。そ
して、ステップS1028に移行し、エンコーダタイマ
がオーバータイムとなったか否かが判定される。エンコ
ーダタイマがオーバータイムとなっていないと判定され
たときには、ステップS1022に戻る。一方、エンコ
ーダタイマがオーバータイムとなったと判定されたとき
には、ステップS1042に移行する。
【0348】ところで、ステップS1022にてレンズ
鏡胴15が中間コードの位置にないと判定されたときに
は、ステップS1030に移行する。ステップS103
0では、エンコーダのチェック処理が行われレンズ鏡胴
15の繰出位置が読み込まれる。そして、ステップS1
032に移行し、レンズ鏡胴15の繰出位置が沈胴位置
であるか否かが判定される。レンズ鏡胴15の繰出位置
が沈胴位置でないと判定されたときには、ステップS1
036に移行する。一方、レンズ鏡胴15の繰出位置が
沈胴位置であると判定されたときにはステップS103
4に移行し、鏡胴位置のデータが沈胴としてRAM10
1bに格納される。その後、ステップS1042に移行
する。
【0349】図39のステップS1036では、エンコ
ーダオーバータイムの2秒がセットされる。そして、ス
テップS1038に移行し、ズームスイッチ50がWI
DE操作し続けられているか否かが判定される。ズーム
スイッチ50がWIDE操作し続けられていないと判定
されたときには、ステップS1042に移行する。ズー
ムスイッチ50がWIDE操作し続けられていると判定
されたときには、ステップS1039に移行し、エンコ
ーダのチェック処理が行われる。そして、ステップS1
040に移行し、レンズ鏡胴15の繰出位置がWIDE
端であるか否かが判定される。レンズ鏡胴15の繰出位
置がWIDE端でないと判定されたときには、ステップ
S1038に戻る。レンズ鏡胴15の繰出位置がWID
E端であると判定されたときには、ステップS1042
に移行する。
【0350】ステップS1042では、CPU101か
ら鏡胴駆動部113に信号が出力され、その信号に基づ
き鏡胴駆動部113の駆動が停止され、それに伴いレン
ズ鏡胴15の繰り込みが停止される。そして、ステップ
S1044に移行し、レンズ鏡胴15の繰込位置が沈胴
位置にあるか否かが判定される。レンズ鏡胴15が沈胴
位置にある判定されたときには、ステップS1046に
移行する。ステップS1046では、SM閉処理が行わ
れる。SM閉処理の内容は前述したものと同様なもので
ある(ステップS412〜440参照)。そして、SM
閉処理後、ステップS1068に移行する。一方、ステ
ップS1044にてレンズ鏡胴15が沈胴位置にないと
判定されたときには、ステップS1048に移行する。
【0351】ステップS1048では、レンズ鏡胴15
の繰出又は繰込に異常があるか否かが判定される。異常
があると判定されたときにはステップS1062に移行
する。一方、異常がないと判定されたときにはステップ
S1050に移行し、レンズ鏡胴15がWIDE端の位
置(撮影可能な最小繰出位置)にあるか否かが判定され
る。レンズ鏡胴15がWIDE端の位置にないと判定さ
れたときには、ステップS1062に移行する。一方、
レンズ鏡胴15がWIDE端の位置にあると判定された
ときには、ステップS1052に移行する。
【0352】ステップS1052では、充電処理が行わ
れる。この充電処理の内容については後述する。そし
て、ステップS1054に移行し、カード60が本体1
0の前面12に取り付けられたか否かが判定される。カ
ード60が本体10の前面12に取り付けられたと判定
されたときには、ステップS1056に移行し、前面着
脱処理が行われる(ステップS200〜204)。そし
て、前面着脱処理後、ステップS1058に移行する。
【0353】一方、ステップS1054にてカード60
が本体10の前面12に取り付けられていないと判定さ
れたときには、ステップS1058に移行する。ステッ
プS1058では、時計処理が行われる。すなわち、2
50mSタイマの起動により、秒データのカウントアッ
プが行われ、その秒データが60秒以上となったら分、
時、日、月、年の順にデータセットが行われ、その時計
データが通信部110、137を通じてカード60に送
信される。
【0354】そして、ステップS1060に移行し、ズ
ームスイッチ50がWIDE操作され続けているか否か
が判定される。ズームスイッチ50がWIDE操作され
続けていると判定されたときには、ステップS1054
に戻る。一方、ズームスイッチ50のWIDE操作が止
められたと判定されたときには、ステップS1068に
移行する。
【0355】ところで、ステップS1062では、カー
ド60が本体10の前面12に取り付けられたか否かが
判定される。カード60が本体10の前面12に取り付
けられたと判定されたときには、ステップS1064に
移行し、前面着脱処理が行われる(ステップS200〜
204)。そして、前面着脱処理後、ステップS106
6に移行する。一方、ステップS1062にてカード6
0が本体10の前面12に取り付けられていないと判定
されたときには、ステップS1066に移行する。ステ
ップS1066では時計処理が行われる。
【0356】そして、ステップS1067に移行し、ズ
ームスイッチ50がWIDE操作され続けているか否か
が判定される。ズームスイッチ50がWIDE操作され
続けていると判定されたときには、ステップS1062
に戻る。一方、ズームスイッチ50のWIDE操作が止
められたと判定されたときには、ステップS1068に
移行する。
【0357】ステップS1068では、RAM101b
にSM状態の開コードがセットされ、カメラ1が撮影可
能状態であるか否かが判定される。このステップS10
68にて、SM状態の開コードがセットされていないと
判定されたときには、ズームWIDE処理を終了する。
一方、ステップS1068にてSM状態の開コードがセ
ットされていると判定されたときには、ステップS10
70に移行する。
【0358】ステップS1070では、RAM101b
に格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」
(残り駒数ゼロ)の点灯状態、「E」の点滅状態、所定
の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれかであるか否か
が判定される。このステップS1070にてフィルムカ
ウント表示のデータが「E」の点灯状態、「E」の点滅
状態、所定の数値(残り駒数)の点滅状態のいずれかで
あると判定されたときには、ズームWIDE処理を終了
する。一方、ステップS1070にてフィルムカウント
表示が「E」の点灯状態、「E」の点滅状態、所定の数
値(残り駒数)の点滅状態のいずれでもないと判定され
たときには、ステップS1072に移行する。
【0359】ステップS1072では、カード60に全
モードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信さ
れる。すなわち、通信部110、137を通じて、本体
10のCPU101からカード60のCPU131へ全
モードの変更を許可するコマンドを有する信号が送信さ
れる。その結果、カード60のスイッチ操作などが可能
となる。そして、ステップS1072にて信号送信が行
われたら、ズームWIDE処理を終了し、分岐処理に戻
る。
【0360】以上のように、本体10のズームWIDE
処理によれば、ズームスイッチ50のWIDE操作によ
り、レンズ鏡胴15を望遠(TELE)から広角(WI
DE)側へ繰り込まれ、撮影者が容易にフレーム合せを
することができる。
【0361】次に、本体10の充電処理について説明す
る。
【0362】図40、41に本体10の充電処理のフロ
ーチャートを示す。本体10の充電処理は、本体10に
おける各処理後又は各処理中にストロボ充電を行う処理
である。充電処理は、まず、図40のステップS110
0に示すように、RAM101bにSM状態の閉コード
がセットされ、カメラ1が撮影不可能状態であるか否か
が判定される。このステップS1100にて、SM状態
の閉コードがセットされていると判定されたときには、
充電処理を終了する。一方、ステップS1100にてS
M状態の閉コードがセットされていないと判定されたと
きには、ステップS1102に移行する。
【0363】ステップS1102では、RAM101b
に格納されるフィルムカウント表示のデータが「E」
(残り駒数ゼロ)であるか否かが判定される。このステ
ップS1102にてフィルムカウント表示のデータが
「E」であると判定されたときには、充電処理を終了す
る。一方、ステップS1102にてフィルムカウント表
示のデータが「E」でないと判定されたときには、ステ
ップS1104に移行する。
【0364】ステップS1104では、本体10のCP
U101から充電表示を行うコマンドを含む信号が出力
され、通信部110、137を通じてカード60のCP
U131に送信される。この信号を受けてカード60の
CPU131は、LCD駆動部138に信号を出力して
LCD71に充電中を表すマークを表示させ、例えば、
稲妻印のマークを点滅表示させる。なお、この場合、充
電中を表すマークが表示されるのは、ストロボモードが
オートモード、赤目軽減モード、夜景モード、強制発光
モードに設定されている場合のみであり、オフモード、
遠景モードに設定されている場合には充電中を表すマー
クの表示は行われない。
【0365】そして、ステップS1106に移行し、C
PU101に内蔵される充電異常タイマが30秒にセッ
トされ起動される。そして、ステップS1108に移行
し、CPU101からストロボ回路108に信号が出力
され、その信号に基づきストロボ回路108が作動して
ストロボ充電が行われる。そして、ステップS1110
に移行し、時計処理が行われる。すなわち、250mS
タイマの起動により秒データのカウントアップが行わ
れ、その秒データが60秒以上となったら分、時、日、
月、年の順にデータセットが行われ、その時計データが
通信部110、137を通じてカード60に送信され
る。
【0366】そして、ステップS1112に移行し、充
電完了したか否かが判定される。充電が完了したか否か
はストロボ回路108から充電完了信号の入力有無を検
出して判定される。このステップS1112にて充電完
了したと判定されたときには、ステップS1124に移
行し、RAM101bの充電完了フラグがセットされ
る。そして、ステップS1126に移行する。
【0367】一方、ステップS1112にて、充電完了
していないと判定されたときには、ステップS1114
に移行し、充電異常タイマがオーバータイムとなったか
否かが判定される。このステップS1114にて充電異
常タイマがオーバータイムとなっていないと判定された
ときには、図41のステップS1116に移行し、25
0mSタイマが起動しているか否かが判定される。25
0mSタイマが起動していないと判定されたときには、
ステップS1120に移行する。一方、250mSタイ
マが起動していると判定されたときには、ステップS1
118に移行し、本体10のCPU101からカード6
0の状態変化の有無を確認する信号が出力され、通信部
110、137を通じてカード60のCPU131に送
信される。この信号を受けてカード60のCPU131
は、カード60の状態に応じた信号を本体10のCPU
101に送信する。そして、ステップS1120に移行
する。
【0368】ステップS1120では、スイッチ等の変
化があるか否かが判定される。例えば、カートリッジ蓋
52が開閉され、カード60が本体10の前面12又は
背面13に取り付けられ、メインスイッチ26、MRス
イッチ55、レリーズスイッチ27又はズームスイッチ
50が操作されたか否かが判定される。このステップS
1120にてスイッチ等の変化があると判定されたとき
には、図40のステップS1126に移行する。一方、
ステップS1120にてスイッチ等の変化がないと判定
されたときには、ステップS1110に戻る。
【0369】ところで、ステップS1114にて充電異
常タイマがオーバータイムとなったと判定されたときに
は、ステップS1122に移行する。ステップS112
2では、RAM101bの充電完了フラグがリセットさ
れる。そして、ステップS1126に移行する。
【0370】ステップS1126では、充電終了処理が
行われる。すなわち、CPU101からストロボ回路1
08へ充電を終了させるストロボ充電制御信号が出力さ
れる。その信号を受けてストロボ回路108は充電を終
了する。そして、ステップS1128に移行し、本体1
0のCPU101から充電中の表示を終了させるコマン
ドを含む信号が出力され、通信部110、137を通じ
てカード60のCPU131に送信される。この信号を
受けてカード60のCPU131は、LCD駆動部13
8に信号を出力してLCD71に充電中を表すマークを
消灯又は点灯させる。すなわち、ストロボモードがオー
トモード、赤目軽減モード、夜景モードに設定されてい
る場合には充電中を示すマークが点滅状態から消灯状態
とされる。ストロボモードが強制発光モードに設定され
ている場合には充電中を示すマークが点滅状態から点灯
状態とされる。
【0371】このステップS1128にて信号送信が行
われたら、充電処理を終了する。
【0372】以上のように、本体10の充電処理によれ
ば、充電処理が本体10にて行われる際に、その情報が
通信部110、137を通じてカード60に送信され、
カード60のLCD71に充電中を示す表示が行える。
また、充電処理が終了される際に、その情報が通信部1
10、137を通じてカード60に送信され、カード6
0のLCD71に充電を終了したことが示される。
【0373】次に、本体10の通信処理について説明す
る。
【0374】図42に本体10の通信処理のフローチャ
ートを示す。また、図45に通信処理に用いられる信号
を示す。本体10の通信処理は、カード60と通信部1
10、137を介して通信を行い、カード60の状態制
御、各種データの送受信を行う処理である。通信処理
は、まず、図42のステップS1200に示すように、
カード60が本体10の背面13に取り付けられている
か否かが判定される。カード60が本体10の背面13
に取り付けられていないと判定されたときには、通信処
理を終了する。一方、カード60が本体10の背面13
に取り付けられていると判定されたときには、ステップ
S1202に移行する。ステップS1202では、送信
処理が行われる。すなわち、本体10のCPU101か
ら制御内容などに応じた所定の信号が出力され、通信部
110、137を通じてカード60のCPU131に送
信される。なお、送信処理の内容については後述する。
【0375】そして、ステップS1204に移行し、カ
ード60へ送信した信号が受信データを要求するもので
あったか否かが判定される。すなわち、カード60へ送
信した信号がカード60に関する情報を要求するものな
どである場合には、その情報を含む信号がカード60か
ら送信される。このステップS1204にてカード60
に送信した信号が受信データを要求するものでなかった
と判定されたときには、通信処理を終了する。一方、カ
ード60に送信した信号が受信データを要求するもので
あったと判定されたときには、ステップS1206に移
行する。
【0376】ステップS1206では、CPU101に
内蔵される30mSタイマが起動される。そして、ステ
ップS1208に移行し、タイマ起動から30mSの時
間が経過したか否かが判定される。タイマ起動から30
mSの時間が経過したと判定されたときには、通信処理
を終了する。一方、タイマ起動から30mS経過してい
ないと判定されたときには、ステップS1210に移行
し、通信部110の入力がL(「ロー」、即ち低電位状
態を意味する。以下同じ。)であるか否かが判定され
る。カード60から送信される信号は、図45に示すよ
うに一定時間だけLとなるヘッダーを先頭にして構成さ
れるため、そのヘッダーの入力の検出が行われる。この
ステップS1210にて通信部110の入力がLでない
と判定されたときにはステップS1208に戻る。一
方、通信部110の入力がLであると判定されたときに
はステップS1212、ステップS1214に移行す
る。
【0377】ステップS1212、1214では、1m
S待機後、再び通信部110の入力がLであるか否かが
判定される。この判定を行うことにより、ノイズなどに
より通信部110の入力がLとなったときでもカメラ1
の誤動作を防止できる。このステップS1214にて通
信部110の入力がLでないと判定されたときには、ヘ
ッダーの入力はないとして再びステップS1208に戻
る。一方、通信部110の入力がLであると判定された
ときにはステップS1216に移行する。
【0378】ステップS1216では、タイマ起動から
30mSの時間が経過したか否かが判定される。タイマ
起動から30mSの時間が経過したと判定されたときに
は、通信処理を終了する。一方、タイマ起動から30m
S経過していないと判定されたときには、ステップS1
218に移行し、通信部110の入力がH(「ハイ」、
即ち高電位状態を意味する。以下同じ。)であるか否か
が判定される。このステップS1218にて通信部11
0の入力がHでないと判定されたときにはステップS1
216に戻る。一方、通信部110の入力がHであると
判定されたときにはステップS1220、ステップS1
222に移行する。
【0379】ステップS1220、1222では、24
μS待機後、再び通信部110の入力がHであるか否か
が判定される。この判定を行うことにより、ノイズなど
により通信部110の入力がHとなったときでもカメラ
1の誤動作を防止できる。このステップS1222にて
通信部110の入力がHでないと判定されたときには、
再びステップS1216に戻る。一方、通信部110の
入力がHであると判定されたときにはステップS122
4に移行する。
【0380】ステップS1224では、受信処理が行わ
れる。受信処理の内容については後述する。そして、ス
テップS1226に移行し、フレームタイマがオーバー
タイムとなったか否かが判定される。オーバータイムと
なったと判定されたときには、通信処理を終了する。一
方、オーバータイムになっていないと判定されたときに
は、ステップS1228に移行し、受信コマンド処理が
行われる。すなわち、受信した信号のコマンドに従いデ
ータの記憶、データの書き込み、データの読み込み又は
モードのリセットなどが行われる。例えば、ステップS
1202にてカード60の変化状態の情報を要求する信
号がカード60へ送信され、カード60からPQ及びS
T設定データを含む信号を受信したときには、PQ値の
データ及びST値のデータはRAM101bに格納され
る。また、カード60からストロボモードのコマンドを
含む信号が送信された場合、そのコマンドのストロボモ
ードに従って本体10にストロボモードが設定される。
また、カード60からセルフモードセット状態のコマン
ドを含む信号が送信された場合、本体10もセルフモー
ドにセットされる。このため、レリーズスイッチ27が
押されると10秒後にシャッタが切られ写真撮影が行わ
れる。更に、カード60から変化無しのコマンドを含む
信号が送信された場合、本体10では何も行われない。
そして、ステップS1228にて、受信コマンド処理を
終えたら、通信処理を終了する。
【0381】次に、送信処理について詳述する。
【0382】図43に送信処理のフローチャートを示
す。送信処理は、まず、図43のステップS1300に
示すように、送信すべき信号のコマンドがRAM101
bに格納される。そして、ステップS1302、130
4に移行し、送信すべき信号のデータ数、データがRA
M101bにそれぞれ格納される。そして、ステップS
1306に移行し、CPU101から通信部110への
出力がHとされる。そして、ステップS1308に移行
し10mSタイマが起動される。そして、ステップS1
310に移行し、10mSタイマがオーバータイムとな
ったか否かが判定される。オーバータイムとなっていな
いと判定されたときにはステップS1310に戻る。一
方、オーバータイムとなったと判定されたときにはステ
ップS1312に移行する。
【0383】ステップS1312では、CPU101か
ら通信部110への出力がLとされ、送信すべきヘッダ
ーの出力が完了する。そして、ステップS1314に移
行し3mSタイマが起動され、ステップS1316に移
行し3mSタイマがオーバータイムとなったか否かが判
定される。オーバータイムとなっていないと判定された
ときには再びステップS1316に戻る。一方、オーバ
ータイムとなったと判定されたときにはステップS13
18に移行する。
【0384】ステップS1318では、CPU101か
ら通信部110への出力がHとされる。そして、ステッ
プS1320、1322に移行し、200μS待機後、
CPU101から通信部110への出力がLとされる。
そして、ステップS1324に移行し、出力データが
「0」であるか否かが判定される。出力データが「0」
であると判定されたときにはステップS1326に移行
し、200μS待機後、ステップS1330に移行す
る。一方、ステップS1324にて出力データが「0」
でなく「1」であると判定されたときにはステップS1
328に移行し、600μS待機後、ステップS133
0に移行する。
【0385】ステップS1330では、8ビット分の信
号成分の送信が終了したか否かが判定される。8ビット
分の信号成分の送信が終了していないと判定されたとき
にはステップS1318に戻る。8ビット分の信号成分
の送信が終了したと判定されたときにはステップS13
32に移行する。ステップS1332では、CPU10
1から通信部110への出力がHとされる。ステップS
1334、1336に移行し、200μS待機後、CP
U101から通信部110への出力がLとされる。
【0386】そして、ステップS1338に移行し、送
信信号を構成するコマンド、データ数、データの全てが
送信されたか否かが判定される。コマンド、データ数、
データの全てについては送信が終了していないと判定さ
れたときには、ステップS1340、1342に移行
し、次の送信データ(コマンド、データ数、データ)が
セットされ、2mS待機後、ステップS1318に戻
る。
【0387】一方、ステップS1338にて、送信信号
を構成するコマンド、データ数、データの全てが送信さ
れたと判定されたときには、送信処理を終了する。
【0388】このような送信処理によれば、所定時間出
力がHとなるヘッダー、Lレベルの異なる時間を有する
論理値「0」、「1」を8ビット組み合わせてなるコマ
ンド及びデータにより構成される送信信号が得られ、カ
ード60への出力が可能となる。
【0389】次に、受信処理について詳述する。
【0390】図44に受信処理のフローチャートを示
す。受信処理は、まず、図44のステップS1400に
示すように、フレームタイマが20mSに設定され起動
される。そして、ステップS1402に移行し、信号が
Lである区間の時間計測が開始される。そして、ステッ
プS1404に移行し、フレームタイマがオーバータイ
ムとなったか否かが判定される。オーバータイムとなっ
たと判定されたときには受信処理を終了する。一方、オ
ーバータイムとなっていないと判定されたときにはステ
ップS1406に移行し、通信部110からCPU10
1への入力がLか否かが判定される。通信部110から
CPU101への入力がLであると判定されたときに
は、ステップS1404に戻る。一方、通信部110か
らCPU101への入力がLでないと判定されたときに
は、ステップS1408、1410に移行する。ステッ
プS1408、1410では、24μS待機後、通信部
110からCPU101への入力がLか否かが判定され
る。通信部110からCPU101への入力がLである
と判定されたときには、ステップS1404に戻る。一
方、通信部110からCPU101への入力がLでない
と判定されたときには、ステップS1412に移行す
る。
【0391】ステップS1412では、信号がLである
区間の時間計測が終了される。そして、ステップS14
14に移行し、信号がHである区間の時間計測が開始さ
れる。そして、ステップS1416に移行し、フレーム
タイマがオーバータイムとなったか否かが判定される。
オーバータイムとなったと判定されたときには受信処理
を終了する。一方、オーバータイムとなっていないと判
定されたときにはステップS1418に移行し、通信部
110からCPU101への入力がLか否かが判定され
る。通信部110からCPU101への入力がLでない
と判定されたときには、ステップS1416に戻る。一
方、通信部110からCPU101への入力がLである
と判定されたときには、ステップS1420、1422
に移行する。
【0392】ステップS1420、1422では、24
μS待機後、通信部110からCPU101への入力が
Lか否かが判定される。通信部110からCPU101
への入力がLでないと判定されたときには、ステップS
1416に戻る。一方、通信部110からCPU101
への入力がLであると判定されたときには、ステップS
1424に移行する。
【0393】ステップS1424では、信号がHである
区間の時間計測が終了される。そして、ステップS14
26に移行し、論理値の判定が行われる。すなわち、L
区間の時間及びH区間の時間を検出することにより、論
理値が「0」であるか「1」であるかが判定される。そ
して、ステップS1428に移行し、8ビット分の信号
成分の受信が終了したか否かが判定される。8ビット分
の信号成分の受信が終了していないと判定されたときに
はステップS1402に戻る。8ビット分の信号成分の
送信が終了したと判定されたときにはステップS143
0に移行する。ステップS1430では、通信部110
からCPU101へ入力される信号のコマンドの受信が
完了したか否かが判定される。コマンドの受信が完了し
ていないと判定されたときには、ステップS1432に
移行し、受信したデータがコマンドのデータとしてRA
M101bに格納される。そして、ステップS1434
に移行し、RAM101bにコマンド受信完了がセット
される。その後、ステップS1400に戻る。
【0394】一方、ステップS1430にて通信部11
0からCPU101へ入力される信号のコマンドの受信
が完了していると判定されたときには、ステップS14
36に移行し、通信部110からCPU101へ入力さ
れる信号のデータ数の受信が完了しているか否かが判定
される。データ数の受信が完了していないと判定された
ときには、ステップS1438に移行し、受信したデー
タがデータ数のデータとしてRAM101bに格納され
る。そして、ステップS1440に移行し、RAM10
1bにデータ数受信完了がセットされる。その後、ステ
ップS1446に移行する。
【0395】一方、ステップS1436にて通信部11
0からCPU101へ入力される信号のデータ数の受信
が完了していると判定されたときには、ステップS14
42に移行し、受信したデータがデータnの一つのデー
タとしてRAM101bに格納される。そして、ステッ
プS1444に移行し、RAM101bに格納されるデ
ータ数の数値が一つ減じられる。そして、ステップS1
446に移行する。
【0396】ステップS1446では、RAM101b
に格納されるデータ数の数値がゼロであるか否かが判定
される。データ数の数値がゼロでないと判定されたとき
には、ステップS1400に戻る。一方、データ数の数
値がゼロであると判定されたときには、受信処理を終了
する。
【0397】このような受信処理によれば、カード60
から送信される信号を本体10にてコマンド、データ
数、データ別に認識することができる。
【0398】以上のように、本体10の通信処理によれ
ば、本体10からカード60へ確実に信号を送信するこ
とができる。また、カード60からの信号を確実に受信
することができる。
【0399】次にカメラ1のカード60で行われる各処
理について詳述する。
【0400】まず、カード60の初期処理について説明
する。
【0401】図46に本体10における初期処理のフロ
ーチャートを示す。本体10の初期処理は、電源投入後
(バッテリ134の装填後)に行われる処理である。図
46のステップS2000に示すように、CPU131
の初期設定が行われる。この初期設定では、時刻、タイ
マ、レジスタ等の初期値設定やクロック安定時間待ち処
理などが行われる。そして、ステップS2002に移行
し、EEPROM139の展開処理が行われる。すなわ
ち、定義されているEEPROM139のデータが全て
読み出されCPU131のRAM131bに格納され
る。そして、ステップS2004に移行し、EEPRO
M139のデータ判定が行われる。すなわち、EEPR
OM139のデータに基づきストロボモード、デートモ
ードなどが設定される。
【0402】そして、ステップS2006に移行し、L
CD駆動部(LCDドライバ)138の初期設定が行わ
れる。そして、ステップS2008に移行し、DRV
(ドライブ)回路135からの信号入力に基づいて、本
体10の背面13の取付検出が行われる。そして、ステ
ップS2010に移行し、本体10の背面13にカード
60が取り付けられているか否かが判定される。カード
60が本体10の背面13に取り付けられていると判定
されたときには、ステップS2012に移行し、CPU
131からDRV回路137cへ信号が出力されDRV
回路137cが作動し、通信部137で受信した信号が
CPU131へ入力される。一方、カード60が本体1
0の背面13に取り付けられていないと判定されたとき
には、ステップS2014に移行し、CPU131から
DRV回路137cへ信号が出力されDRV回路137
cが作動停止し、通信部137で信号が受信されずCP
U131へ信号が入力されない状態となる。そして、ス
テップS2012、2014の処理後、初期処理を終了
し分岐処理に移行する。
【0403】以上のように、カード60の初期処理によ
れば、カメラ1のカード60の初期状態の設定が可能と
なる。
【0404】次に、カード60の分岐処理について説明
する。
【0405】図47にカード60の分岐処理のフローチ
ャートを示す。カード60の分岐処理は、カード60の
各種スイッチの入力、通信入力などがあったときに行わ
れる処理である。図47のステップS2100に示すよ
うに、カード60が本体10の背面13に着脱されたか
否かが判定される。着脱の検出は、着脱検出スイッチ4
7の切替え状態の変化を検出することにより行われる。
このステップS2100にてカード60が本体10の背
面13に着脱されたと判定されたときには、背面着脱処
理に移行する。一方、ステップS2100にて、カード
60が本体10の背面13に着脱されていないと判定さ
れたときには、ステップS2102に移行し、リモート
スイッチ77が操作されたか否かが判定される。リモー
トスイッチ77が操作されたと判定されたときにはステ
ップS2104に移行し、カード60が本体10の背面
13に取り付けられているか否かが判定される。このス
テップS2104にてカード60が本体10の背面13
に取り付けられていると判定されたときには、セルフモ
ード処理に移行する。一方、ステップS2104にてカ
ード60が本体10の背面13に取り付けられていない
と判定されたときには、リモコン信号送信処理に移行す
る。
【0406】一方、ステップS2102にてリモートス
イッチ77が操作されていないと判定されたときには、
ステップS2106に移行し、カード60が本体10の
背面13に取り付けられているか否かが判定される。こ
のステップS2106にてカード60が本体10の背面
13に取り付けられていないと判定されたときには、ス
テップS2116に移行する。一方、ステップS210
6にてカード60が本体10の背面13に取り付けられ
ていると判定されたときには、ステップS2108に移
行する。
【0407】ステップS2108では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力があると判定されたとき
には、通信処理に移行する。通信入力がないと判定され
たときにはステップS2110に移行する。ステップS
2110では、モードスイッチ75の操作が行われたか
否かが判定される。モードスイッチ75の操作が行われ
たと判定されたときには、ストロボモード処理に移行す
る。モードスイッチ75の操作が行われていないと判定
されたときには、ステップS2112に移行する。
【0408】ステップS2112では、デートスイッチ
72の操作が行われたか否かが判定される。デートスイ
ッチ72の操作が行われたと判定されたときには、ステ
ップS2114に移行し、CID設定モードであるか否
かが判定される。ステップS2114にてCID設定モ
ードであると判定されたときには、CID設定処理に移
行する。一方、ステップS2114にてCID設定モー
ドでないと判定されたときには、デート設定処理に移行
する。
【0409】ステップS2112にて、デートスイッチ
72の操作が行われていないと判定されたときには、ス
テップS2116に移行し、PQスイッチ74の操作が
行われたか否かが判定される。PQスイッチ74の操作
が行われたと判定されたときにはプリント枚数設定処理
(PQ設定処理)に移行する。一方、PQスイッチ74
の操作が行われていないと判定されたときには、ステッ
プS2118に移行する。ステップS2118では、S
Tスイッチ73の操作が行われたか否かが判定される。
STスイッチ73の操作が行われたと判定されたときに
はタイトル設定処理(ST設定処理)に移行する。一
方、STスイッチ73の操作が行われていないと判定さ
れたときには、ステップS2120に移行する。
【0410】ステップS2120では、コメント表示タ
イマがオーバータイムとなったか否かが判定される。オ
ーバータイムとなっていないと判定されたときにはステ
ップS2100に戻る。一方、オーバータイムとなった
と判定されたときにはステップS2122に移行し、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定される。このステップS2122にてカード
60が本体10の背面13に取り付けられていないと判
定されたときには、ステップS2100に戻る。一方、
ステップS2122にてカード60が本体10の背面1
3に取り付けられていると判定されたときには、ステッ
プS2124に移行する。ステップS2124ではLC
D71がプリント指定表示とされ、その後、ステップS
2100に戻る。
【0411】以上のように、カード60の分岐処理によ
れば、スイッチ操作等に応じて各処理に移行することが
できる。
【0412】次に、カード60の背面着脱処理について
説明する。
【0413】図48にカード60の背面着脱処理のフロ
ーチャートを示す。カード60の背面着脱処理は、カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられ又は取り外
されたときに行われる処理である。図48のステップS
2200に示すように、カード60の背面着脱処理は、
まず、カード60が本体10の背面13に取り付けられ
ているか否かが判定される。カード60が本体10の背
面13に取り付けられていると判定されたときには、ス
テップS2202に移行し、CPU131のRAM13
1bに全モードの変更禁止がセットされ、カード60の
スイッチ操作等が受け付けられない状態となる。このた
め、誤ってスイッチを押しながらカード60が本体10
に取り付けられてもカメラ使用者が意図しない設定や動
作などが行われない。
【0414】そして、ステップS2204に移行し、C
PU131からDRV回路137cへ信号が出力され、
DRV回路137cが作動し通信が可能となる。そし
て、ステップS2206に移行し電源安定のために40
mS待機した後、ステップS2208に移行する。ステ
ップS2208では、RAM131bのリモコンマーク
(マーク表示71f)消灯のデータがリセットされ、L
CD71のリモコンマークが消灯される。そして、リモ
コンマークの消灯後、背面着脱処理を終了する。
【0415】ところで、ステップS2200にてカード
60が本体10の背面13に取り付けられていないと判
定されたときには、ステップS2210に移行し、CP
U131のRAM131bに全モードの変更許可がセッ
トされ、カード60のスイッチ操作等が受け付けれる状
態となる。そして、ステップS2212に移行し、RA
M131bにリライト給送の禁止がリセットされ、タイ
トルやプリント枚数の前駒書換えが可能な状態となる。
そして、ステップS2214に移行し、CPU131か
らDRV回路137cへ信号が出力されDRV回路13
7cがオフされ、通信部137からCPU131への信
号入力が行われない状態となる。このため、ノイズなど
により通信部137を介してCPU131に不要な信号
が入力されることがない。
【0416】そして、ステップS2216に移行し、カ
メラ1がセルフモードにセットされているか否かが判定
される。すなわち、RAM131bにセルフモードのデ
ータが格納されているか否かが判定される。セルフモー
ドにセットされていると判定されたときには、ステップ
S2218に移行しLCD71のセルフマーク(マーク
表示71e)が消灯されセルフモードがリセットされ
る。そして、ステップS2220に移行する。
【0417】一方、セルフモードにセットされていない
と判定されたときには、ステップS2220に移行す
る。ステップS2220では、ストロボモードのマーク
が消灯される。そして、ステップS2222に移行し、
LCD71のドット表示領域71g、71hが消灯され
る。そして、ステップS2224に移行し、リモコンマ
ークが一定時間点灯させた後、消灯させる。リモコンマ
ークを消灯させたら、背面着脱処理を終了する。
【0418】以上のように、背面着脱処理によれば、本
体10の背面13に対しカード60を取り外したとき
に、通信部137がオフ状態とされ、不要な電力消費が
削減され、カード内蔵電池134の消耗が低減される。
また、本体10の背面13に対しカード60を取り付け
たときに、通信部137がオン状態とされ、本体10と
の通信が可能となる。
【0419】次に、カード60のストロボモード処理に
ついて説明する。
【0420】図49、50にカード60のストロボモー
ド処理のフローチャートを示す。カード60のストロボ
モード処理は、カード60が本体10の背面13に取り
付けられモードスイッチ75が操作されたときに、スト
ロボモードのローテーションを行い、ストロボモードに
応じたマーク表示を行う処理である。図49のステップ
S2300に示すように、カード60のストロボモード
処理は、まず、本体10の通信部110及びカード60
の通信部137を通じて全モードの変更を許可するコマ
ンドを含む信号が受信されているか否かが判定される。
全モードの変更を許可するコマンドを含む信号が受信さ
れていないと判定されたときには、ステップS2302
に移行し、本体10からの信号を通信部137が受信し
その通信部137からCPU131に信号入力があるか
否かが判定される。通信入力があると判定されたときに
は、通信処理に移行する(S2304)。通信入力がな
いと判定されたときにはステップS2306に移行す
る。
【0421】ステップS2306では、モードスイッチ
75が押され続けているか否かの判定が行われる。モー
ドスイッチ75が押され続けていると判定されたときに
は、ステップS2302に戻り、モードスイッチ75が
離されるまでステップS2302〜2306の処理が繰
り返される。一方、ステップS2306にてモードスイ
ッチ75が押されておらず離されたと判定されたときに
は、ストロボモード処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0422】一方、ステップS2300にて全モードの
変更を許可するコマンドを含む信号が受信されていると
判定されたときには、ステップS2308に移行し、ス
トロボモードがオートモードに設定されているか否かが
判定される。この判定は、RAM131bに格納される
ストロボモードのデータがオートモードであるか否かに
基づいて行われる。ストロボモードがオートモードに設
定されていると判定されたときには、ステップS231
0に移行し、ストロボモードが赤目軽減モード(PRE
モード)に設定される。この設定は、RAM131bに
ストロボモードとして赤目軽減モードのデータを格納す
ることにより行われる。赤目軽減モードの設定を終えた
らステップS2332に移行する。一方、ステップS2
308にてストロボモードがオートモードに設定されて
いないと判定されたときには、ステップS2312に移
行する。
【0423】ステップS2312では、ストロボモード
が赤目軽減モードに設定されているか否かが判定され
る。この判定は、RAM131bに格納されるストロボ
モードのデータが赤目軽減モードであるか否かに基づい
て行われる。ストロボモードが赤目軽減モードに設定さ
れていると判定されたときには、ステップS2314に
移行し、ストロボモードが強制発光モード(ONモー
ド)に設定される。この設定は、RAM131bにスト
ロボモードとして強制発光モードのデータを格納するこ
とにより行われる。強制発光モードの設定を終えたらス
テップS2332に移行する。一方、ステップS231
2にてストロボモードが赤目軽減モードに設定されてい
ないと判定されたときには、ステップS2316に移行
する。
【0424】ステップS2316では、ストロボモード
が強制発光モードに設定されているか否かが判定され
る。この判定は、RAM131bに格納されるストロボ
モードのデータが強制発光モードであるか否かに基づい
て行われる。ストロボモードが強制発光モードに設定さ
れていると判定されたときには、ステップS2318に
移行し、ストロボモードが発光禁止モード(OFFモー
ド)に設定される。この設定は、RAM131bにスト
ロボモードとして発光禁止モードのデータを格納するこ
とにより行われる。発光禁止モードの設定を終えたらス
テップS2332に移行する。一方、ステップS231
6にてストロボモードが強制発光モードに設定されてい
ないと判定されたときには、ステップS2320に移行
する。
【0425】ステップS2320では、ストロボモード
が発光禁止モードに設定されているか否かが判定され
る。この判定は、RAM131bに格納されるストロボ
モードのデータが発光禁止モードであるか否かに基づい
て行われる。ストロボモードが発光禁止モードに設定さ
れていると判定されたときには、ステップS2322に
移行し、ストロボモードが遠景モード(INFモード)
に設定される。この設定は、RAM131bにストロボ
モードとして遠景モードのデータを格納することにより
行われる。遠景モードの設定を終えたらステップS23
32に移行する。一方、ステップS2320にてストロ
ボモードが発光禁止モードに設定されていないと判定さ
れたときには、ステップS2324に移行する。
【0426】ステップS2324では、ストロボモード
が遠景モードに設定されているか否かが判定される。こ
の判定は、RAM131bに格納されるストロボモード
のデータが遠景モードであるか否かに基づいて行われ
る。ストロボモードが遠景モードに設定されていると判
定されたときには、ステップS2328に移行する。一
方、ステップS2324にてストロボモードが遠景モー
ドに設定されていないと判定されたときには、ステップ
S2326に移行し、ストロボモードが遠景ラッチモー
ド(INFラッチモード:撮影ごとに遠景モードを設定
することなく遠景モードが継続されるモード)に設定さ
れているか否かが判定される。この判定は、RAM13
1bに格納されるストロボモードのデータが遠景ラッチ
モードであるか否かに基づいて行われる。ストロボモー
ドが遠景ラッチモードに設定されていると判定されたと
きには、ステップS2328に移行する。ステップS2
328ではストロボモードが夜景モードに設定され、そ
の後、ステップS2332に移行する。
【0427】一方、ステップS2326にてストロボモ
ードが遠景ラッチモードに設定されていないと判定され
たときには、ステップS2330に移行し、ストロボモ
ードがオートモードに設定され、その後、ステップS2
332に移行する。ステップS2332では、RAM1
31bに格納されたストロボモードのデータがEEPR
OM139に書き込まれる。そして、ステップS233
4に移行し、EEPROM139に書き込まれたストロ
ボモードのデータに従い、ストロボモードのマーク表示
71a〜71fがLCD71に表示される。
【0428】例えば、ストロボモードがオートモードの
場合はLCD71の上段部分にはいずれのマーク表示も
点灯されず、ストロボモードが赤目軽減モードの場合は
LCD71の上段部分にマーク表示71aが点灯され、
ストロボモードが強制発光モードの場合はマーク表示7
1bの稲妻部分のみが点灯され、ストロボモードが発光
禁止モードの場合はマーク表示71b全体が点灯され、
ストロボモードが遠景モードの場合はマーク表示71c
が点灯され、ストロボモードが夜景モードの場合はマー
ク表示71dが点灯される。
【0429】そして、ステップS2336に移行し、設
定されている言語に応じたストロボモードのコメントが
LCD71のドット表示領域71gに表示される。
【0430】例えば、言語として日本語が設定されてい
るときに、ストロボモードがオートモードの場合はドッ
ト表示領域71gにストロボモードのコメントとして
「オート」と表示され、ストロボモードが赤目軽減モー
ドの場合は「アカメケイゲン」と表示され、ストロボモ
ードが強制発光モードの場合は「ストロボON」と表示
され、ストロボモードが発光禁止モードの場合は「スト
ロボOFF」と表示され、ストロボモードが遠景モード
の場合は「エンケイ」と表示され、ストロボモードが夜
景モードの場合は「ヤケイ」と表示される。
【0431】また、言語としてドイツ語が設定されてい
るときに、ストロボモードがオートモードの場合はドッ
ト表示領域71gにストロボモードのコメントとして
「Auto」と表示され、ストロボモードが赤目軽減モ
ードの場合は「Rote Augen Reduzie
rung」と表示され、ストロボモードが強制発光モー
ドの場合は「Blitz ein」と表示され、ストロ
ボモードが発光禁止モードの場合は「Blitz au
s」と表示され、ストロボモードが遠景モードの場合は
「Landschafts−Funktion」と表示
され、ストロボモードが夜景モードの場合は「Nach
t−Portrait」と表示される。
【0432】また、言語としてイタリア語が設定されて
いるときに、ストロボモードがオートモードの場合はド
ット表示領域71gにストロボモードのコメントとして
「Automatica」と表示され、ストロボモード
が赤目軽減モードの場合は「Riduzione Oc
chi Rossi」と表示され、ストロボモードが強
制発光モードの場合は「Flash attivat
o」と表示され、ストロボモードが発光禁止モードの場
合は「Flash disattivato」と表示さ
れ、ストロボモードが遠景モードの場合は「Paesa
ggio」と表示され、ストロボモードが夜景モードの
場合は「Riprese Notturne」と表示さ
れる。
【0433】また、言語としてスペイン語が設定されて
いるときに、ストロボモードがオートモードの場合はド
ット表示領域71gにストロボモードのコメントとして
「Auto」と表示され、ストロボモードが赤目軽減モ
ードの場合は「Reduccion del Efec
to Ojos Rojos」と表示され、ストロボモ
ードが強制発光モードの場合は「Flash acti
vado」と表示され、ストロボモードが発光禁止モー
ドの場合は「Flash desacivado」と表
示され、ストロボモードが遠景モードの場合は「Pai
saje」と表示され、ストロボモードが夜景モードの
場合は「Escena Nocturna」と表示され
る。
【0434】また、言語として米語が設定されていると
きに、ストロボモードがオートモードの場合はドット表
示領域71gにストロボモードのコメントとして「Fu
llAuto」と表示され、ストロボモードが赤目軽減
モードの場合は「RedEye Reduction」
と表示され、ストロボモードが強制発光モードの場合は
「Fill−in Flash」と表示され、ストロボ
モードが発光禁止モードの場合は「Flash of
f」と表示され、ストロボモードが遠景モードの場合は
「Landscape」と表示され、ストロボモードが
夜景モードの場合は「Night Portrait
Mode」と表示される。
【0435】更に、言語として、デンマーク語、フィン
ランド語、フランス語、ノルウェー語、ポルトガル語、
スウェーデン語、英語又はオランダ語が設定されている
ときには、その設定言語に従ってストロボモードの各モ
ードが表示される。
【0436】そして、ステップS2338に移行し、ス
トロボモードを示すコメントの文字数が11文字以上で
あるか否かが判定され、11文字以上でないと判定され
たときにはステップS2352に移行する。一方、11
文字以上であると判定されたときにはステップS234
0に移行し、LCD71の表示状態を維持したまま一定
時間待機する。なお、この場合、ストロボモードのコメ
ントの先頭部分の10文字のみが表示される。
【0437】そして、ステップS2342に移行し、ス
トロボモードのコメントがドットスクロールされる。す
なわち、LCD駆動部138からLCD71に信号が出
力され、その信号に基づきLCD71に表示されるスト
ロボモードのコメント表示部分がドット単位で切り替え
られる。そして、ステップS2344に移行し切り替え
られたコメントの表示が一定時間維持される。そして、
ステップS2346に移行し、ドットスクロールが終了
したか否かが判定される。すなわち、ドットスクロール
によりストロボモードのコメントが末尾部分まで表示し
終えたか否かが判定される。ドットスクロールが終了し
ていないと判定されたときには、ステップS2342に
戻り、更にドットスクロールが行われる。
【0438】一方、ステップS2346にてドットスク
ロールが終了したと判定されたときにはステップS23
48に移行し、ストロボモードのコメントの末尾部分の
表示が一定時間維持される。そして、ステップS235
0に移行し、LCD71にストロボモードのコメントの
先頭部分が表示され、その後、ステップS2352に移
行する。
【0439】ステップS2352では、CPU131に
内蔵されるコメント表示タイマが起動される。そして、
ステップS2354に移行し、ストロボモードが遠景モ
ードに設定されているか否かが判定される。この判定
は、RAM131bに格納されるストロボモードのデー
タが遠景モード(INFモード)であるか否かに基づい
て行われる。ストロボモードが遠景モードに設定されて
いると判定されたときには、ステップS2358に移行
する。一方、ステップS2354にてストロボモードが
遠景モードに設定されていないと判定されたときには、
ステップS2356に移行し、ストロボモードが夜景モ
ード(NVPモード)に設定されているか否かが判定さ
れる。この判定は、RAM131bに格納されるストロ
ボモードのデータが夜景モードであるか否かに基づいて
行われる。ストロボモードが夜景モードに設定されてい
ないと判定されたときには、ステップS2360に移行
する。一方、ステップS2356にてストロボモードが
夜景モードに設定されていると判定されたときには、ス
テップS2358に移行する。ステップS2356で
は、ラッチタイマが3sec.に設定されて起動され
る。そして、ステップS2360に移行する。
【0440】ステップS2360では、設定されたスト
ロボモードがRAM131bにセットされる。そして、
ステップS2362に移行し、通信入力があるか否かが
判定される。すなわち、本体10からの信号を受信し通
信部137からCPU131に信号入力があるか否かが
判定される。通信入力がないと判定されたときには、ス
テップS2366に移行する。一方、通信入力があると
判定されたときにはステップS2364に移行する。こ
のステップS2364では通信処理が行われる(S50
00〜5242参照)。この通信処理にて、通信部11
0、137を通じて本体10から変化無しのコマンドを
含む信号が受信されたときには、RAM131bにセッ
トされたストロボモードのデータが本体10へ送信され
る。そして、ステップS2366に移行する。
【0441】ステップS2366では、コメント表示タ
イマがタイムオーバーとなったか否かが判定される。コ
メント表示タイマがタイムオーバーとなっていないと判
定されたときにはステップS2370に移行する。コメ
ント表示タイマがタイムオーバーとなったと判定された
ときにはステップS2368に移行し、CPU131か
らLCD駆動部138へ信号が出力され、その信号に基
づきLCD71がプリント指定の表示とされる。すなわ
ち、LCD71のドット表示領域71gがストロボモー
ドのコメント表示からプリント指定の表示(例えば、プ
リント指定がフロントプリント及びバックプリントの場
合には「FB」と表示される)とされる。そして、ステ
ップS2370に移行する。
【0442】ステップS2370では、ストロボモード
が遠景モードに設定されているか否かが判定される。こ
の判定は、RAM131bに格納されるストロボモード
のデータが遠景モード(INFモード)であるか否かに
基づいて行われる。ストロボモードが遠景モードに設定
されていると判定されたときには、ステップS2374
に移行する。一方、ステップS2370にてストロボモ
ードが遠景モードに設定されていないと判定されたとき
には、ステップS2372に移行し、ストロボモードが
夜景モード(NVPモード)に設定されているか否かが
判定される。この判定は、RAM131bに格納される
ストロボモードのデータが夜景モードであるか否かに基
づいて行われる。ストロボモードが夜景モードに設定さ
れていないと判定されたときには、ステップS2390
に移行する。一方、ステップS2372にてストロボモ
ードが夜景モードに設定されていると判定されたときに
は、ステップS2374に移行する。
【0443】ステップS2374では、ラッチタイマ3
sec.がタイムオーバーとなったか否かが判定され
る。タイムオーバーとなっていないと判定されたときに
はステップS2390に移行する。一方、タイムオーバ
ーとなっていると判定されたときにはステップS237
6に移行し、ストロボモードが遠景モードに設定されて
いるか否かが判定される。ストロボモードが遠景モード
に設定されていると判定されたときにはステップS23
82に移行し、ストロボモードが遠景ラッチモード(撮
影ごとに遠景モードを設定することなく遠景モードが継
続されるモード)に設定される。この設定は、RAM1
31bにストロボモードとして遠景ラッチモードのデー
タを格納することにより行われる。そして、ステップS
2384に移行し、LCD71にて遠景マーク(マーク
表示71c)が点滅表示される。その後、ステップS2
386に移行する。
【0444】一方、ステップS2376にてストロボモ
ードが遠景モードに設定されていないと判定されたとき
にはステップS2378に移行し、ストロボモードが夜
景ラッチモード(撮影ごとに夜景モードを設定すること
なく夜景モードが継続されるモード)に設定される。こ
の設定は、RAM131bにストロボモードとして夜景
ラッチモードのデータを格納することにより行われる。
そして、ステップS2380に移行し、LCD71にて
夜景マーク(マーク表示71d)が点滅表示される。そ
の後、ステップS2386に移行する。
【0445】ステップS2386では、RAM131b
に格納されたストロボモードのデータがEEPROM1
39に書き込まれる。そして、ステップS2388に移
行し、設定されたストロボモードがRAM131bにセ
ットされる。このため、通信部110、137を通じて
本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信した
ときには、RAM131bにセットされたストロボモー
ドのデータが本体10へ送信される。そして、ステップ
S2390に移行する。
【0446】ステップS2390では、モードスイッチ
75が押され続けているか否かが判定される。モードス
イッチ75が押され続けていると判定されたときには、
ステップS2362に戻る。一方、モードスイッチ75
が押されておらず離されたと判定されたときには、スト
ロボモード処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0447】以上のように、ストロボモード処理によれ
ば、カード60のモードスイッチ75の操作によりスト
ロボモードの設定変更が行える。また、そのストロボモ
ードの情報が通信部110、137により本体10へ送
信され、ストロボモードに応じた適正な写真撮影が可能
である。
【0448】次に、カード60のセルフモード処理につ
いて説明する。
【0449】図51にカード60のセルフモード処理の
フローチャートを示す。カード60のセルフモード処理
は、カード60が本体10の背面13に取り付けられて
いるときにリモートスイッチ77が操作された場合に、
セルフモードのセット、リセット及びその表示を行う処
理である。このカード60のセルフモード処理は、図5
1のステップS2400に示すように、まず、本体10
の通信部110及びカード60の通信部137を通じて
全モードの変更を許可するコマンドを含む信号が受信さ
れているか否かが判定される。全モードの変更を許可す
るコマンドを含む信号が受信されていると判定されたと
きには、ステップS2404に移行する。
【0450】一方、全モードの変更を許可するコマンド
を含む信号が受信されていないと判定されたときには、
ステップS2402に移行し、カメラ1がセルフモード
にセットされているか否かが判定される。この判定は、
RAM131bにセルフモードのデータが格納されてい
るか否かに基づいて行われる。ステップS2402にて
セルフモードにセットされていないと判定されたときに
は、ステップS2432に移行する。一方、ステップS
2402にてセルフモードにセットされていると判定さ
れたときには、ステップS2404に移行する。
【0451】ステップS2404では、カメラ1がセル
フモードにセットされているか否かが判定される。セル
フモードにセットされていると判定されたときにはステ
ップS2406に移行し、セルフモードがリセットされ
る。このため、通信部110、137を通じて本体10
から変化無しのコマンドを含む信号、即ちカード60の
状態変化を確認するための信号を受信したときに、セル
フモードがリセットされた旨の信号がカード60から本
体10へ送信される。そして、ステップS2408に移
行し、LCD71に表示されるリモコンマーク(マーク
表示71f)、セルフマーク(マーク表示71e)が消
灯される(図7参照)。そして、ステップS2432に
移行する。
【0452】一方、ステップS2404にてセルフモー
ドにセットされていないと判定されたときにはステップ
S2410に移行し、セルフモードがセットされる。こ
のため、通信部110、137を通じて本体10から変
化無しのコマンドを含む信号、即ちカード60の状態変
化を確認するための信号を受信したときに、セルフモー
ドがセットされた旨の信号がカード60から本体10へ
送信される。
【0453】そして、ステップS2412に移行し、C
PU131のRAM131bにセルフモード表示のデー
タが格納される。そして、ステップS2414に移行
し、CPU131からLCD駆動部138に信号が出力
され、LCD駆動部138の作動によりLCD71に設
定言語に応じたセルフモードのコメントが表示される。
例えば、言語として日本語が設定されているときにはL
CD71のドット表示領域71gに「セルフタイマー」
と表示される。
【0454】そして、ステップS2416に移行し、L
CD71に表示されるセルフモードのコメントの文字数
が11文字以上であるか否かが判定される。コメントの
文字数が11文字以上でないと判定されたとき、例えば
言語として日本語が設定されるとき(セルフモードのコ
メントは「セルフタイマー」であり、7文字)、言語と
してイタリア語が設定されるとき(セルフモードのコメ
ントは「Autoscatto」であり、10文字)、
言語として米語が設定されるとき(セルフモードのコメ
ントは「Self Timer」であり、10文字)な
どには、ステップS2430に移行する。一方、コメン
トの文字数が11文字以上であると判定されたとき、例
えば言語としてドイツ語が設定されているとき(セルフ
モードのコメントは「Selbstausloser」
であり、14文字)、言語としてスペイン語が設定され
ているとき(セルフモードのコメントは「Autodi
sparador」であり、14文字)などにはステッ
プS2418に移行する。
【0455】ステップS2418では、LCD71の表
示状態を維持したまま一定時間待機する。なお、この場
合、セルフモードのコメントの先頭部分の10文字のみ
が表示される。そして、ステップS2420に移行し、
セルフモードのコメントがドットスクロールされる。す
なわち、LCD駆動部138からLCD71に信号が出
力され、その信号に基づきLCD71に表示されるセル
フモードのコメント表示部分がドット単位で切り替えら
れる。そして、ステップS2422に移行し切り替えら
れたコメントの表示が一定時間維持される。そして、ス
テップS2424に移行し、ドットスクロールが終了し
たか否かが判定される。すなわち、ドットスクロールに
よりセルフモードのコメントが末尾部分まで表示し終え
たか否かが判定される。ドットスクロールが終了してい
ないと判定されたときには、ステップS2420に戻
り、更にドットスクロールが行われる。
【0456】一方、ステップS2424にてドットスク
ロールが終了したと判定されたときにはステップS24
26に移行し、セルフモードのコメントの末尾部分の表
示が一定時間維持される。そして、ステップS2428
に移行しLCD71にセルフモードのコメントの先頭部
分が表示され、ステップS2430に移行しコメント表
示タイマが起動され、その後、ステップS2432に移
行する。
【0457】ステップS2432では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS2436に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS2434に移行
する。このステップS2434では通信処理が行われる
(S5000〜5242参照)。この通信処理にて、通
信部110、137を通じて本体10から変化無しのコ
マンドを含む信号が受信されたときには、RAM131
bにセットされたセルフモードセットのデータが本体1
0へ送信される。そして、ステップS2436に移行す
る。
【0458】ステップS2436では、コメント表示タ
イマがタイムオーバーとなったか否かが判定される。コ
メント表示タイマがタイムオーバーとなっていないと判
定されたときにはステップS2440に移行する。コメ
ント表示タイマがタイムオーバーとなったと判定された
ときにはステップS2438に移行し、CPU131か
らLCD駆動部138へ信号が出力され、その信号に基
づきLCD71がプリント指定の表示とされる。すなわ
ち、LCD71のドット表示領域71gがセルフモード
のコメント表示からプリント指定の表示(例えば、プリ
ント指定がフロントプリント及びバックプリントの場合
には「FB」と表示される)とされる。そして、ステッ
プS2440に移行する。
【0459】ステップS2440では、リモートスイッ
チ77が押され続けているか否かが判定される。リモー
トスイッチ77が押され続けていると判定されたときに
は、ステップS2432に戻る。一方、リモートスイッ
チ77が押されておらず離されたと判定されたときに
は、セルフモード処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0460】以上のように、セルフモード処理によれ
ば、カード60のリモートスイッチ77が操作されるこ
とにより、通信部110、137を通じて本体10へセ
ルフモードのセット又はリセットの情報を確実に送信す
ることができる。このため、リモートスイッチ77の操
作に応じてセルフタイマを用いた写真撮影が確実に行え
又セルフタイマの設定解除が確実に行える。また、セル
フモードのコメントがLCD71にドットスクロールさ
れるため、言語によりコメントの文字数が多い場合でも
確実にコメントをLCD71に表示することができる。
【0461】次に、カード60のリモコン信号送信処理
について説明する。
【0462】図52、53にカード60のリモコン信号
送信処理のフローチャートを示す。図54に送信すべき
リモコン信号の説明図を示す。カード60のリモコン信
号送信処理は、カード60が本体10から取り外されて
いるときにカード60のリモートスイッチ77が操作さ
れることにより行われる処理である。このカード60の
リモコン信号送信処理は、図52のステップS2500
に示すように、まず、送信すべきリモコン信号にPQコ
ード(プリント枚数コード)が含まれているか否かが判
定される。PQコードが含まれていると判定されたとき
にはステップS2508に移行する。PQコードが含ま
れていないと判定されたときにはステップS2502に
移行し、リモコン信号にSTコード(タイトル選択コー
ド)が含まれているか否かが判定される。
【0463】STコードが含まれていると判定されたと
きにはステップS2508に移行する。STコードが含
まれていないと判定されたときにはステップS2504
に移行し、リモコン信号にリライト給送コードが含まれ
ているか否かが判定される。リライト給送コードが含ま
れていると判定されたときにはステップS2508に移
行する。リライト給送コードが含まれていないと判定さ
れたときにはステップS2506に移行し、RAM13
1bにレリーズコード有りのデータが格納される。そし
て、ステップS2508に移行する。
【0464】ステップS2508では、リモコン信号に
PQコードが含まれているか否かが判定される。PQコ
ードが含まれていないと判定されたときにはステップS
2516に移行する。一方、PQコードが含まれている
と判定されたときにはステップS2510に移行し、R
AM131bにコード1としてPQコードのデータが格
納される。そして、ステップS2512に移行し、RA
M131bにコード2として枚数データが格納される。
そして、ステップS2514に移行し、コマンド出力処
理が行われる。すなわち、図54に示すように、CPU
131からリモコン送信回路140にリモコン信号が出
力され、投光LED93を通じて光信号として本体10
へ向けて投光される。その後、ステップS2516に移
行する。
【0465】ステップS2516では、リモコン信号に
STコードが含まれているか否かが判定される。STコ
ードが含まれていないと判定されたときにはステップS
2524に移行する。一方、STコードが含まれている
と判定されたときにはステップS2518に移行し、R
AM131bにコード1として言語値が格納される。そ
して、ステップS2520に移行し、RAM131bに
コード2としてタイトル値が格納される。そして、ステ
ップS2522に移行し、コマンド出力処理が行われ
る。すなわち、CPU131からリモコン送信回路14
0にリモコン信号が出力され、投光LED93を通じて
光信号として本体10へ向けて投光される。その後、ス
テップS2524に移行する。
【0466】ステップS2524では、リモコン信号に
リライト給送コードが含まれているか否かが判定され
る。リライト給送コードが含まれていないと判定された
ときにはステップS2532に移行する。一方、リライ
ト給送コードが含まれていると判定されたときにはステ
ップS2526に移行し、RAM131bにコード1と
してリライト給送コードのデータが格納される。そし
て、ステップS2528に移行し、RAM131bにコ
ード2としてリライト給送コードのデータが格納され
る。そして、ステップS2530に移行し、コマンド出
力処理が行われる。すなわち、CPU131からリモコ
ン送信回路140にリモコン信号が出力され、投光LE
D93を通じて光信号として本体10へ向けて投光され
る。その後、ステップS2540に移行する。
【0467】ところで、ステップS2532では、リモ
コン信号にレリーズコードが含まれているか否かが判定
される。レリーズコードが含まれていないと判定された
ときにはステップS2540に移行する。一方、レリー
ズコードが含まれていると判定されたときにはステップ
S2534に移行し、RAM131bにコード1として
レリーズコードのデータが格納される。そして、ステッ
プS2536に移行し、RAM131bにコード2とし
てレリーズコードのデータが格納される。そして、ステ
ップS2538に移行し、コマンド出力処理が行われ
る。すなわち、CPU131からリモコン送信回路14
0にリモコン信号が出力され、投光LED93を通じて
光信号として本体10へ向けて投光される。その後、ス
テップS2540に移行する。
【0468】ステップS2540では、RAM131b
にセットされるレリーズコード有りのデータがリセット
される。そして、ステップS2542、2544、25
46に移行し、RAM131bにセットされるリライト
給送コード有りのデータ、PQコード有りのデータ、S
Tコード有りのデータがそれぞれリセットされる。
【0469】そして、図53のステップS2550に移
行し、CPU131からLCD駆動部138へ信号が出
力され、そのLCD駆動部138からLCD71へ信号
が出力され、LCD71にリモコンマーク(マーク表示
71f)が点滅表示される。このため、カメラ使用者
は、リモコンマークの点滅表示を見てリモコン信号が送
信されたことを確認できる。そして、ステップS255
2に移行しリモコンマークが消灯され、ステップS25
54に移行しリモートスイッチ77が押され続けている
か否かが判定される。
【0470】ステップS2554にてリモートスイッチ
77が押され続けていると判定されたときには、再びス
テップS2554に戻り、リモートスイッチ77が押さ
れ続けているか否かの判定が行われる。そして、リモー
トスイッチ77が離されたと判定されたときには、リモ
コン送信処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0471】以上のように、リモコン送信処理によれ
ば、カード60の遠隔操作により、本体10のレリー
ズ、PQ設定、ST設定及び前駒書換えが可能である。
【0472】次に、カード60におけるデート設定処理
について説明する。
【0473】図55にカード60におけるデート設定処
理のフローチャートを示す。このデート設定処理は、撮
影者によるカード60のスイッチ群136の操作があっ
た旨をCPU131が検知して、その操作内容に応じて
CPU131が行う処理である。本処理は、まず、ステ
ップS3000で、本体10の通信部110およびカー
ド60の通信部137を介して本体10のCPU101
から全モード変更許可コマンドが受信されたか否かが判
定され、もし、全モード変更許可コマンドが受信されて
いなければステップS3002に移行し、全モード変更
許可コマンドが受信されていればステップS3008に
移行する。
【0474】ステップS3002では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3004の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3006に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3006に移行する。ステッ
プS3006では、デートスイッチ72が押されている
か否かが判定され、デートスイッチ72が押されていれ
ばステップS3002に戻り、そうでなければ分岐処理
(既述した)を行う。
【0475】ステップS3008では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。ステップS3010で
は、プリント枚数設定表示状態であるか否かが判定さ
れ、もし、プリント枚数設定表示状態であれば、ステッ
プS3020でPQ表示をLCD71上に行った後にス
テップS3018に移行し、プリント枚数設定表示状態
でなければ、ステップS3012に移行する。ステップ
S3012では、タイトル設定表示状態であるか否かが
判定され、もし、タイトル設定表示状態であれば、ステ
ップS3022でST表示をLCD71上に行った後に
ステップS3018に移行し、タイトル設定表示状態で
なければ、ステップS3014に移行する。ステップS
3014では、デート修正モードであるか否かが判定さ
れ、もし、デート修正モードであれば、ステップS30
24でデート値を確定しデート表示をLCD71上に行
った後にステップS3018に移行し、デート修正モー
ドでなければ、ステップS3016でデートモード変更
(後述する)を行った後にステップS3018に移行す
る。ステップS3018では、デート表示を行う。
【0476】続くステップS3026では、CPU13
1に内蔵されているタイマがスタートする。ステップS
3028では、通信入力の有無が判定され、もし、通信
入力があった場合にはステップS3030で通信処理
(後述する)を行った後にステップS3032に移行
し、通信入力がない場合には直ちにステップS3032
に移行する。ステップS3032では、タイマに依る計
時が所定時間(例えば2秒)以上であるか否かが判定さ
れ、もし、そうであれば、デート修正処理(後述する)
を行い、そうでなければ、ステップS3034に移行す
る。ステップS3034では、デートスイッチ72が押
されているか否かが判定され、もし、デートスイッチ7
2が押されていなければ分岐処理(既述した)に移行
し、デートスイッチ72が押されていればステップS3
028に戻る。
【0477】図56にデートモード変更処理のフローチ
ャートを示す。このデートモード変更処理は、図55に
示したフローチャートの中のステップS3016の処理
である。本処理は、まず、ステップS3050で、現デ
ートモードがFB年月日表示モードであるか否かが判定
され、もし、そうであればステップS3052でFB時
分表示モードに変更した後にステップS3084に移行
し、そうでなければステップS3054に移行する。ス
テップS3054では、現デートモードがFB時分表示
モードであるか否かが判定され、もし、そうであればス
テップS3056に移行し、そうでなければステップS
3066に移行する。
【0478】ステップS3056では、現デートモード
がB年月日の順に表示するモードであるか否かが判定さ
れ、もし、そうであればステップS3058でB年月日
に設定した後にステップS3084に移行し、そうでな
ければステップS3060に移行する。ステップS30
60では、現デートモードがB月日年の順に表示するモ
ードであるか否かが判定され、もし、そうであればステ
ップS3062でB月日年に設定した後にステップS3
084に移行し、そうでなければステップS3064で
B日月年に設定した後にステップS3084に移行す
る。
【0479】ステップS3066では、現デートモード
がB年月日表示モードであるか否かが判定され、もし、
そうであればステップS3068でB時分表示モードに
変更した後にステップS3084に移行し、そうでなけ
ればステップS3070に移行する。ステップS307
0では、現デートモードがB時分表示モードであるか否
かが判定され、もし、そうであればステップS3072
でデート表示しないOFFモードに設定した後にステッ
プS3084に移行し、そうでなければステップS30
74に移行する。
【0480】ステップS3074では、現デートモード
がFB年月日の順に表示するモードであるか否かが判定
され、もし、そうであればステップS3076でFB年
月日に設定した後にステップS3084に移行し、そう
でなければステップS3078に移行する。ステップS
3078では、現デートモードがFB月日年の順に表示
するモードであるか否かが判定され、もし、そうであれ
ばステップS3080でFB月日年に設定した後にステ
ップS3084に移行し、そうでなければステップS3
082でFB日月年に設定した後にステップS3084
に移行する。
【0481】ステップS3084では、これまでに設定
されたデートモードをEEPROM139に記憶すると
ともに、そのデートモードに従ってデート情報をRAM
131bに記憶する。続くステップS3086では、デ
ートモードがFBであるか否かが判定され、もし、デー
トモードがFBである場合にはステップS3088に移
行する。
【0482】ステップS3088では、本体10との通
信に依りCID入力データが受信済みであるか否かが判
定され、もし、そうであればCID入力処理を行う。こ
こで、CID入力処理とは、装填されているフィルムが
途中巻き戻しされてカートリッジ蓋52が開けられたと
きに、当該カートリッジの識別情報であるCIDの入力
を、撮影者によるカード60上のスイッチ群136の操
作とLCD71上の表示とにより行い、その入力された
CIDと残り駒数とをEEPROM139に記憶する処
理である。
【0483】また、ステップS3090では、登録され
たCIDの有無が判定され、もし、登録CIDが存在す
ればCID表示処理を行う。ここで、CID表示処理と
は、EEPROM139に登録されているCIDと残り
駒数とを表示する処理であり、登録されているCIDが
複数ある場合にはスイッチ群136の操作により順次に
表示するものである。以上でデートモード変更処理は終
了する。
【0484】図57〜図59にデート修正処理のフロー
チャートを示す。このデート修正処理は、図55に示し
たフローチャートの中の1処理である。本処理は、ま
ず、ステップS3100で、LCD71上でFBを点灯
表示させ、年月日を点滅表示させて、デート修正が可能
である旨を撮影者に知らしめる。続くステップS310
2では、アップスイッチ81が押されているか否かが判
定され、もし、アップスイッチ81が押されていたらス
テップS3104に移行し、そうでなければステップS
3114に移行する。ステップS3114では、ダウン
スイッチ82が押されているか否かが判定され、もし、
ダウンスイッチ82が押されていたらステップS311
6に移行し、そうでなければステップS3126に移行
する。
【0485】ところで、ステップS3104では、本体
10に通信すべきデータとして変化有りのデータがRA
M131bに格納される。このため、通信部110、1
37を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信
号を受信したときには、RAM131bに格納された変
化有りのデータが本体10へ送信される。
【0486】そして、ステップS3106では、年月日
の表示の順序が変更される。ステップS3108では、
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3110で通信処理(後述する)を行
った後にステップS3112に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3112に移行する。ステッ
プS3112では、アップスイッチ81が押されている
否かが判定され、もし、アップスイッチ81が押されて
いればステップS3108に戻り、そうでなければステ
ップS3126に移行する。
【0487】ステップS3116では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。
【0488】そして、ステップS3118に移行し、年
月日の表示の順序が変更される。ステップS3120で
は、通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があっ
た場合にはステップS3122で通信処理(後述する)
を行った後にステップS3124に移行し、通信入力が
ない場合には直ちにステップS3124に移行する。ス
テップS3124では、ダウンスイッチ82が押されて
いる否かが判定され、もし、ダウンスイッチ82が押さ
れていればステップS3120に戻り、そうでなければ
ステップS3126に移行する。
【0489】ステップS3126では、通信入力の有無
が判定され、もし、通信入力があった場合にはステップ
S3128で通信処理(後述する)を行った後にステッ
プS3130に移行し、通信入力がない場合には直ちに
ステップS3130に移行する。ステップS3130で
は、デートスイッチ72が押されている否かが判定さ
れ、もし、デートスイッチ72が押されていればステッ
プS3102に戻り、そうでなければ図58のステップ
S3132に移行する。
【0490】ステップS3132では、デートモードが
年月日の順に表示するモードであるか否かが判定され、
もし、そうであればステップS3134でLCD71上
に表示された年月日のうち年の桁が点滅表示された後に
ステップS3142に移行し、そうでなければステップ
S3136に移行する。ステップS3136では、デー
トモードが月日年の順に表示するモードであるか否かが
判定され、もし、そうであればステップS3138でL
CD71上に表示された月日年のうち月の桁が点滅表示
された後にステップS3142に移行し、そうでなけれ
ばステップS3140でLCD71上に表示された日月
年のうち日の桁が点滅表示された後にステップS314
2に移行する。
【0491】ステップS3142では、ライトスイッチ
83が押されているか否かが判定され、もし、ライトス
イッチ83が押されている場合にはステップS3146
に移行し、そうでない場合にはステップS3144に移
行する。ステップS3144では、レフトスイッチ84
が押されているか否かが判定され、もし、レフトスイッ
チ84が押されている場合にはステップS3158に移
行し、そうでない場合にはステップS3170に移行す
る。
【0492】ステップS3146では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS31
48に移行し修正桁が変更されて新たな修正桁がLCD
71上で点滅表示され、ステップS3150に移行し現
時点において有効なスイッチがLCD71上に表示され
る。ステップS3152では、通信入力の有無が判定さ
れ、もし、通信入力があった場合にはステップS315
4で通信処理(後述する)を行った後にステップS31
56に移行し、通信入力がない場合には直ちにステップ
S3156に移行する。ステップS3156では、ライ
トスイッチ83が押されている否かが判定され、もし、
ライトスイッチ83が押されていればステップS315
2に戻り、そうでなければステップS3170に移行す
る。
【0493】一方、ステップS3158では、本体10
に通信すべきデータとして変化有りのデータがRAM1
31bに格納される。このため、通信部110、137
を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号を
受信したときには、RAM131bに格納された変化有
りのデータが本体10へ送信される。そして、ステップ
S3160に移行し修正桁が変更されて新たな修正桁が
LCD71上で点滅表示され、ステップS3162に移
行し現時点において有効なスイッチがLCD71上に表
示される。ステップS3164では、通信入力の有無が
判定され、もし、通信入力があった場合にはステップS
3166で通信処理(後述する)を行った後にステップ
S3168に移行し、通信入力がない場合には直ちにス
テップS3168に移行する。ステップS3168で
は、レフトスイッチ84が押されている否かが判定さ
れ、もし、レフトスイッチ84が押されていればステッ
プS3164に戻り、そうでなければステップS317
0に移行する。
【0494】ステップS3170では、アップスイッチ
81が押されているか否かが判定され、もし、アップス
イッチ81が押されている場合にはステップS3174
に移行し、そうでない場合にはステップS3172に移
行する。ステップS3172では、ダウンスイッチ82
が押されているか否かが判定され、もし、ダウンスイッ
チ82が押されている場合にはステップS3200に移
行し、そうでない場合には図59のステップS3226
に移行する。
【0495】ステップS3174では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS31
76に移行し修正桁の値が1増され、ステップS317
8ではその1増された新たな値がLCD71上で点滅表
示され、ステップS3180ではCPU131に内蔵さ
れているタイマがスタートする。ステップS3182で
は、タイマにより計時された時間が所定時間(例えば1
秒)以上であるか否かが判定され、計時された時間が所
定時間以上であればステップS3184に移行し、そう
でなければステップS3194に移行する。
【0496】ステップS3184では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS31
86では、修正桁の値が1増され、ステップS3188
では、その1増された値が上限処理される。ここで、上
限処理とは、例えば月を表す桁の数が1増された結果が
13であれば、その結果を1月とするものである。ステ
ップS3190では、その新たな値がLCD71上で点
滅表示され、ステップS3192では、所定時間(例え
ば125m秒)だけ待機し、そして、ステップS319
4に移行する。
【0497】ステップS3194では、通信入力の有無
が判定され、もし、通信入力があった場合にはステップ
S3196で通信処理(後述する)を行った後にステッ
プS3198に移行し、通信入力がない場合には直ちに
ステップS3198に移行する。ステップS3198で
は、アップスイッチ81が押されている否かが判定さ
れ、もし、アップスイッチ81が押されていればステッ
プS3182に戻り、そうでなければステップS322
6に移行する。
【0498】一方、ステップS3200では、本体10
に通信すべきデータとして変化有りのデータがRAM1
31bに格納される。このため、通信部110、137
を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号を
受信したときには、RAM131bに格納された変化有
りのデータが本体10へ送信される。そして、ステップ
S3202では、修正桁の値が1減され、ステップS3
204では、その1減された新たな値がLCD71上で
点滅表示され、ステップS3206では、CPU131
に内蔵されているタイマがスタートする。ステップS3
208では、タイマにより計時された時間が所定時間
(例えば1秒)以上であるか否かが判定され、計時され
た時間が所定時間以上であればステップS3210に移
行し、そうでなければステップS3220に移行する。
【0499】ステップS3210では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS32
12では、修正桁の値が1減され、ステップS3214
では、その1減された値が下限処理される。ここで、下
限処理とは、例えば月を表す桁の数が1減された結果が
0であれば、その結果を12月とするものである。ステ
ップS3216では、その新たな値がLCD71上で点
滅表示され、ステップS3218では、所定時間(例え
ば125m秒)だけ待機し、そして、ステップS322
0に移行する。
【0500】ステップS3220では、通信入力の有無
が判定され、もし、通信入力があった場合にはステップ
S3222で通信処理(後述する)を行った後にステッ
プS3224に移行し、通信入力がない場合には直ちに
ステップS3224に移行する。ステップS3224で
は、ダウンスイッチ82が押されている否かが判定さ
れ、もし、ダウンスイッチ82が押されていればステッ
プS3208に戻り、そうでなければステップS322
6に移行する。
【0501】図59に示すステップS3226では、通
信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場合
にはステップS3228で通信処理(後述する)を行っ
た後にステップS3230に移行し、そうでない場合に
は直ちにステップS3230に移行する。ステップS3
230では、デートスイッチ72が押されているか否か
が判定され、もし、デートスイッチ72が押されている
場合にはステップS3232に移行し、デートスイッチ
72が押されていない場合にはステップS3132に戻
る。
【0502】ステップS3232では、デート丸め込み
が行われる。このデート丸め込みとは、例えば、これま
で設定されていた日付データが98年2月29日であれ
ば、この日付データを98年2月1日に変更する処理を
いう。続くステップS3234では、本体10に通信す
べきデータとして修正された時計データ(日付も含む)
がRAM131bに格納される。このため、通信部11
0、137を通じて本体10から変化無しのコマンドを
含む信号を受信したときには、RAM131bに格納さ
れた時計データ(日付も含む)が本体10へ送信され
る。
【0503】ステップS3236では、LCD71上に
修正された日付データが表示されるとともに、これまで
LCD71上に表示されていた有効スイッチ表示が消灯
し、ステップS3238では、デートモードがEEPR
OM139に記憶される。
【0504】ステップS3240では、通信入力の有無
が判定され、もし、通信入力があった場合にはステップ
S3242で通信処理(後述する)を行った後にステッ
プS3244に移行し、通信入力がない場合には直ちに
ステップS3244に移行する。ステップS3244で
は、デートスイッチ72が押されている否かが判定さ
れ、もし、デートスイッチ72が押されていればステッ
プS3240に戻り、そうでなければ分岐処理(既述し
た)を行う。
【0505】以上、図55〜図59で説明したカード6
0のデート設定処理によれば、デートスイッチ72が押
されるとデートモード変更処理が行われる。このデート
モード変更処理では、デートモードは、FB年月日表示
モード→FB時分表示モード→B年月日表示モード→B
時分表示モード→OFFモード→FB年月日表示モード
→……の順に遷移する。ここで、FB年月日表示モード
およびB年月日表示モードそれぞれにおいて、年、月お
よび日の表示の順序はデート修正処理において選択され
たものに従う。
【0506】また、デートスイッチ72が2秒間以上押
され続けるとデート修正処理が行われる。図60は、デ
ートモード変更処理の際のLCD71上の表示例の変遷
を説明する図である。このデート修正処理では、デート
スイッチ72が押されている間にアップスイッチ81が
押される度に、例えばデートモードは、年月日の順に表
示(図60(a))→月日年の順に表示(図60
(b))→日月年の順に表示(図60(c))の如く遷
移する。また、デートスイッチ72が押されている間に
ダウンスイッチ82が押される度に、例えばデートモー
ドは、年月日の順に表示(図60(d))→日月年の順
に表示(図60(e))→月日年の順に表示(図60
(f))の如く遷移する。そして、デートスイッチ72
が開放されると、その後は、ライトスイッチ83および
レフトスイッチ84により修正桁の位置が選択され、ア
ップスイッチ81およびダウンスイッチ82により修正
桁の値が増減される。そして、デートスイッチ72が押
されると、日付データが確定される。
【0507】さらに、本体10のCPU101に内蔵さ
れたタイマから日付データが取得され得るのに対して、
カード60上のスイッチ群136を用いて撮影者に依り
デート修正の操作が行われて、タイマ機能と操作機能と
は互いに別体のものそれぞれが有するが、図55〜図5
9に示したフローチャートで説明した如く、本体10の
通信部110およびカード60の通信部137を介し
て、本体10のCPU101とカード60のCPU13
1との間で通信が行われることにより、従来の一体型の
カメラの場合と同様の操作で撮影者はデート修正を行う
ことができる。
【0508】次に、カード60におけるプリント枚数
(PQ)設定処理について説明する。
【0509】図61〜図65にカード60におけるPQ
設定処理のフローチャートを示す。このPQ設定処理
は、撮影者によるカード60のスイッチ群136の操作
があった旨をCPU131が検知して、その操作内容に
応じてCPU131が行う処理である。本処理は、ま
ず、図61に示すステップS3300で、本体10の通
信部110およびカード60の通信部137を介して本
体10のCPU101から全モード変更許可コマンドが
受信されたか否かが判定され、もし、全モード変更許可
コマンドが受信されていなければステップS3302に
移行し、全モード変更許可コマンドが受信されていれば
ステップS3308に移行する。
【0510】ステップS3302では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3304の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3306に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3306に移行する。ステッ
プS3306では、PQスイッチ74が押されているか
否かが判定され、PQスイッチ74が押されていればス
テップS3302に戻り、そうでなければ分岐処理(既
述した)を行う。
【0511】ステップS3308では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS33
10では、PQ値が確定済みであるか否かが判定され、
もし、PQ値が確定済みであれば、ステップS3312
で確定PQ値がセットされた後にステップS3316に
移行し、PQ値が未確定であれば、ステップS3314
で初期値である1がPQ値としてセットされた後にステ
ップS3316に移行する。
【0512】ステップS3316では、そのセットされ
たPQ値および言語に対応したコメントデータがセット
される。ここで、コメントデータとは、PQ値の設定が
可能である状態にある旨を撮影者に知らしめる為に表示
される文字列であり、選択されている言語に対応して表
示される。例えば、ドイツ語であれば、「Anzahl
Bilder」であり、イタリア語であれば、「Nu
mero di stampe」であり、日本語であれ
ば、「プリントマイスウ」であり、スペイン語であれ
ば、「Cantidad de Copias」であ
り、英語であれば、「Print Quantity」
である。そして、ステップS3318では、セットされ
たPQ値、セットされたコメントデータおよびその時点
で有効なスイッチがLCD71上に表示される。このと
き、コメントデータがLCD71上に1度に表示できる
文字数を越えるものである場合には、コメントデータは
先頭から所定の文字数(例えば10)のみが表示され
る。
【0513】ステップS3320では、コメントデータ
文字数が11以上であるか否かが判定され、もし、コメ
ントデータ文字数が10文字以下であればステップS3
334に移行し、コメントデータ文字数が11文字以上
であればステップS3322に移行する。ステップS3
322では、所定時間だけ待機し、ステップS3324
では、LCD71上に表示されているコメントデータが
左方向に1ドット分だけスクロールされ、ステップS3
326では、所定時間だけ待機する。ステップS332
8では、スクロールが終了したか否か、すなわち、コメ
ントデータの最後の文字がLCD71上に表示されたか
否かが判定され、もし、そうであればステップS333
0に移行し、そうでなければステップS3324に戻
る。ステップS3330では、所定時間だけ待機し、ス
テップS3332では、コメントデータの表示が初期化
され、先頭文字から所定数の文字がLCD71上に表示
される。つまり、ステップS3320〜S3332にお
いて、コメントデータは、LCD71上で1ドットづつ
左方向にスクロールされ、その文字列の最後の文字まで
表示され、その後、初期表示となる。
【0514】ステップS3334では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3336の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3338に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3338に移行する。ステッ
プS3338では、PQスイッチ74が押されているか
否かが判定され、PQスイッチ74が押されていればス
テップS3334に戻り、そうでなければ、ステップS
3340でCPU131に内蔵されているタイマをスタ
ートさせた後にステップS3342に移行する。
【0515】図62に示すステップS3342では、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定され、もし、背面13に取り付けられていれ
ばステップS3346に移行し、そうでなければステッ
プS3344に移行する。ステップS3344では、前
駒書替が確定したか否かが判定され、もし確定していれ
ばステップS3422に移行し、そうでなければステッ
プS3346に移行する。なお、前駒書替とは、既に露
光した撮影コマに対応する磁気記録領域に書き込まれた
磁気データを書き替えることをいう。
【0516】ステップS3346では、アップスイッチ
81が押されているか否かが判定され、もし、押されて
いればステップS3350に移行し、そうでなければス
テップS3348に移行する。ステップS3348で
は、ダウンスイッチ82が押されているか否かが判定さ
れ、もし、押されていればステップS3386に移行
し、そうでなければステップS3422に移行する。
【0517】ステップS3350では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS33
52に移行し、CPU131に内蔵されているタイマを
再スタートさせる。ステップS3354では、PQ値が
10であるか否かが判定され、もし、PQ値が10であ
ればステップS3356でPQ値を0にした後にステッ
プS3360に移行し、そうでなければステップS33
58でPQ値を1増した後にステップS3360に移行
する。ステップS3360では、LCD71上に、その
更新されたPQ値が表示されるとともに、有効スイッチ
が表示され、ステップS3362では、CPU131に
内蔵されているタイマがスタートする。
【0518】ステップS3364では、タイマにより計
時された時間が所定時間(例えば1秒)以上であるか否
かが判定され、もし、そうであればステップS3366
に移行し、そうでなければステップS3378に移行す
る。ステップS3366では、PQ値が10であるか否
かが判定され、もし、そうであればステップS3368
でPQ値が0とされた後にステップS3372に移行
し、そうでなければステップS3370でPQ値が1増
された後にステップS3372に移行する。ステップS
3372では、LCD71上に、その更新されたPQ値
が表示されるとともに、有効スイッチが表示され、ステ
ップS3374では、所定時間(例えば125m秒)だ
け待機し、ステップS3376では、本体10に通信す
べきデータとして変化有りのデータがRAM131bに
格納される。このため、通信部110、137を通じて
本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信した
ときには、RAM131bに格納された変化有りのデー
タが本体10へ送信される。
【0519】ステップS3378では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3380の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3382に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3382に移行する。ステッ
プS3382では、CPU131に内蔵されているタイ
マが再スタートし、ステップS3384では、アップス
イッチ81が押されているか否かが判定され、アップス
イッチ81が押されていればステップS3364に戻
り、そうでなければステップS3422に移行する。
【0520】すなわち、ステップS3364〜S338
4のループでは、アップスイッチ81が押されて続けて
いる限り、PQ値を所定時間間隔で1増し続けるもので
ある。ただし、PQ値は0以上10以下で設定可能であ
るとした。
【0521】一方、ステップS3386では、本体10
に通信すべきデータとして変化有りのデータがRAM1
31bに格納される。このため、通信部110、137
を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号を
受信したときには、RAM131bに格納された変化有
りのデータが本体10へ送信される。そして、ステップ
S3388に移行し、CPU131に内蔵されているタ
イマを再スタートさせる。ステップS3390では、P
Q値が0であるか否かが判定され、もし、PQ値が0で
あればステップS3392でPQ値を10にした後にス
テップS3396に移行し、そうでなければステップS
3394でPQ値を1減した後にステップS3396に
移行する。ステップS3396では、LCD71上に、
その更新されたPQ値が表示されるとともに、有効スイ
ッチが表示され、ステップS3398では、CPU13
1に内蔵されているタイマがスタートする。
【0522】ステップS3400では、タイマにより計
時された時間が所定時間(例えば1秒)以上であるか否
かが判定され、もし、そうであればステップS3402
に移行し、そうでなければステップS3414に移行す
る。ステップS3402では、PQ値が0であるか否か
が判定され、もし、そうであればステップS3404で
PQ値が10とされた後にステップS3408に移行
し、そうでなければステップS3406でPQ値が1減
された後にステップS3408に移行する。ステップS
3408では、LCD71上に、その更新されたPQ値
が表示されるとともに、有効スイッチが表示され、ステ
ップS3410では、所定時間(例えば125m秒)だ
け待機し、ステップS3412では、本体10に通信す
べきデータとして変化有りのデータがRAM131bに
格納される。このため、通信部110、137を通じて
本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信した
ときには、RAM131bに格納された変化有りのデー
タが本体10へ送信される。
【0523】ステップS3414では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3416の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3418に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3418に移行する。
【0524】ステップS3418では、CPU131に
内蔵されているタイマが再スタートし、ステップS34
20では、ダウンスイッチ82が押されているか否かが
判定され、ダウンスイッチ82が押されていればステッ
プS3400に戻り、そうでなければステップS342
2に移行する。
【0525】すなわち、ステップS3400〜S342
0のループでは、ダウンスイッチ82が押されて続けて
いる限り、PQ値を所定時間間隔で1減し続けるもので
ある。ただし、PQ値は0以上10以下で設定可能であ
るとした。
【0526】図63に示すステップS3422では、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定され、もし、背面13に取り付けられていれ
ばステップS3424に移行し、そうでなければステッ
プS3426に移行する。ステップS3424では、カ
ード60の通信部137および本体10の通信部110
を介した通信によりリライト給送禁止状態であるか否か
が判定され、もし、リライト給送禁止状態であればステ
ップS3482に移行し、そうでなければステップS3
428に移行する。ステップS3426では、前駒書き
替えが確定したか否かが判定され、もし確定していれば
ステップS3482に移行し、そうでなければステップ
S3428に移行する。ステップS3428では、レフ
トスイッチ84が押されているか否かが判定され、もし
押されていればステップS3430に移行し、そうでな
ければステップS3482に移行する。
【0527】ステップS3430では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS34
32に移行し、CPU131に内蔵されているタイマを
スタートさせる。ステップS3434では、前駒書替の
設定が可能である状態にある旨を示す前駒書替コメント
が、設定されている言語でLCD71上に表示される。
前駒書替コメントは、例えば、ドイツ語であれば、「U
berschreiben」であり、イタリア語であれ
ば、「Riscrittura Dati」であり、日
本語であれば、「マエコマ カキカエ」であり、スペイ
ン語であれば、「Reescribir」であり、英語
であれば、「Data Change」である。
【0528】ステップS3436では、前駒書替コメン
トの文字数が11以上であるか否かが判定され、もし、
11以上であればステップS3438に移行し、そうで
なければステップS3450に移行する。ステップS3
438では、所定時間だけ待機し、ステップS3440
では、LCD71上に表示されている前駒書替コメント
が左方向に1ドット分だけスクロールされ、ステップS
3442では、所定時間だけ待機する。ステップS34
44では、スクロールが終了したか否か、すなわち、前
駒書替コメントの最後の文字がLCD71上に表示され
たか否かが判定され、もし、そうであればステップS3
446に移行し、そうでなければステップS3440に
戻る。ステップS3446では、所定時間だけ待機し、
ステップS3448では、前駒書替コメントの表示が初
期化され、先頭文字から所定数の文字と有効スイッチマ
ークがLCD71上に表示される。つまり、ステップS
3436〜S3448において、前駒書替コメントは、
LCD71上で1ドットづつ左方向にスクロールされ、
その文字列の最後の文字まで表示され、その後、初期表
示となる。
【0529】ステップS3450では、CPU131に
内蔵されているタイマがスタートし、ステップS345
2では、レフトスイッチ84が押されているか否かが判
定され、もし、レフトスイッチ84が押されていればス
テップS3454に移行し、そうでなければステップS
3316に戻る。ステップS3454では、本体10か
らの通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があっ
た場合にはステップS3456の通信処理(後述する)
を行った後にステップS3458に移行し、通信入力が
ない場合には直ちにステップS3458に移行する。ス
テップS3458では、タイマにより計時された時間が
所定時間(例えば2秒)以上であるか否かが判定され、
所定時間以上であればステップS3460に移行し、そ
うでなければステップ3452に戻る。すなわち、ステ
ップS3450〜S3458では、レフトスイッチ84
が継続して所定時間以上押され続けた場合にステップS
3460に移行する。
【0530】ステップS3460では、前駒書替確定状
態にセットされ、ステップS3462では、カード60
が本体10の背面13に取り付けられているか否かが判
定され、もし、背面13に取り付けられていればステッ
プS3464に移行し、そうでなければステップS34
74に移行する。
【0531】ステップS3464では、PQ値および日
付がLCD71上に表示され、ステップS3466で
は、本体10に通信すべきデータとしてPQ値の前駒書
換えデータがRAM131bに格納される。このため、
通信部110、137を通じて本体10から変化無しの
コマンドを含む信号を受信したときには、RAM131
bに格納されたPQ値のデータと前駒の磁気書込みデー
タを書き替えるデータが本体10へ送信される。ステッ
プS3468では、本体10からの通信入力の有無が判
定され、もし、通信入力があった場合にはステップS3
470の通信処理(後述する)を行った後にステップS
3472に移行し、通信入力がない場合には直ちにステ
ップS3472に移行する。ステップS3472では、
レフトスイッチ84が押されているか否かが判定され、
レフトスイッチ84が押されていればステップS346
8に戻り、そうでなければ分岐処理(既述した)を行
う。
【0532】ステップS3474では、前駒書替コメン
トがLCD71上に表示され、ステップS3476で
は、PQ送信有りのデータがCPU131のRAM13
1bにセットされる。ステップS3478では、リライ
ト給送送信有りのデータがCPU131のRAM131
bにセットされる。PQ送信有り及びリライト給送送信
有りのデータは、リモートスイッチ77が操作されたと
きのリモコン信号送信処理にてリモコン信号として送信
されるものである。そして、ステップS3480に移行
し、CPU131に内蔵されているタイマが再スタート
する。そして、その後、ステップS3342に戻る。
【0533】図64に示すステップS3482では、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定され、もし、背面13に取り付けられていれ
ばステップS3510に移行し、そうでなければステッ
プS3484に移行する。ステップS3484では、前
駒書替が確定したか否かが判定され、もし、確定してい
ればステップS3486に移行し、そうでなければステ
ップS3510に移行する、ステップS3486では、
ライトスイッチ83が押されているか否かが判定され、
もし、押されていればステップS3488に移行し、そ
うでなければステップS3510に移行する。すなわ
ち、カード60が本体10の背面13に取り付けられて
いない状態で前駒書替が確定しており且つライトスイッ
チ83が押されていれば、ステップS3488に移行す
る。
【0534】ステップS3488では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS34
90に移行し、CPU131に内蔵されているタイマを
再スタートさせる。ステップS3492では、前駒書替
コメント文字数が11以上であるか否かが判定され、も
し、前駒書替コメント文字数が10文字以下であればス
テップS3506に移行し、前駒書替コメント文字数が
11文字以上であればステップS3494に移行する。
ステップS3494では、所定時間だけ待機し、ステッ
プS3496では、LCD71上に表示されている前駒
書替コメントが左方向に1ドット分だけスクロールさ
れ、ステップS3498では、所定時間だけ待機する。
ステップS3500では、スクロールが終了したか否
か、すなわち、前駒書替コメントの最後の文字がLCD
71上に表示されたか否かが判定され、もし、そうであ
ればステップS3502に移行し、そうでなければステ
ップS3496に戻る。ステップS3502では、所定
時間だけ待機し、ステップS3504では、前駒書替コ
メントの表示が初期化され、先頭文字から所定数の文字
がLCD71上に表示される。つまり、ステップS34
94〜S3504において、前駒書替コメントは、LC
D71上で1ドットづつ左方向にスクロールされ、その
文字列の最後の文字まで表示され、その後、初期表示と
なり、ステップS3506に移行する。
【0535】ステップS3506では、CPU131に
内蔵されているタイマを再スタートさせる。ステップS
3508では、ライトスイッチ83が押されているか否
かが判定され、もし、ライトスイッチ83が押されてい
ればステップS3506に戻り、そうでなければステッ
プS3510に移行する。
【0536】ステップS3510では、カード60が本
体10の背面13に取り付けられているか否かが判定さ
れ、もし、背面13に取り付けられていればステップS
3516に移行し、そうでなければステップS3512
に移行する。ステップS3512では、リモートスイッ
チ77が押されているか否かが判定され、もし、リモー
トスイッチ77が押されていればステップS3514に
移行し、そうでなければステップS3516に移行す
る。ステップS3514では、リモコン信号送信処理
(既述した)を行い、その後に分岐処理(既述した)を
行う。
【0537】ステップS3516では、前駒書替が確定
したか否かが判定され、もし、確定していればステップ
S3520に移行し、そうでなければステップS351
8に移行する。ステップS3518では、STスイッチ
73が押されているか否かが判定され、もし、STスイ
ッチ73が押されていればステップS3524に移行
し、そうでなければステップS3520に移行する。ス
テップS3520では、前駒書替が確定したか否かが判
定され、もし、確定していればステップS3542に移
行し、そうでなければステップS3522に移行する。
ステップS3522では、PQスイッチ74が押されて
いるか否かが判定され、もし、PQスイッチ74が押さ
れていればステップS3538に移行し、そうでなけれ
ばステップS3542に移行する。
【0538】ステップS3524では、本体10に通信
すべきデータとPQデータとSTデータがRAM131
bに格納される。このため、通信部110、137を通
じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信
したときには、RAM131bに格納されたPQデータ
とSTデータが本体10へ送信される。
【0539】そして、ステップS3526に移行し、C
PU131に内蔵されているタイマが再スタートし、ス
テップS3528では、タイトル選択の表示がLCD7
1上に行われる。ステップS3530では、本体10か
らの通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があっ
た場合にはステップS3532の通信処理(後述する)
を行った後にステップS3534に移行し、通信入力が
ない場合には直ちにステップS3534に移行する。ス
テップS3534では、CPU131に内蔵されている
タイマが再スタートする。ステップS3536では、S
Tスイッチ73が押されているか否かが判定され、も
し、STスイッチ73が押されている場合にはステップ
S3530に戻り、そうでなければST設定処置(後述
する)を行う。
【0540】ステップS3538では、カード60の通
信部137および本体10の通信部110を介して本体
10のCPU101に変化有り信号を送信し、ステップ
S3540では、CPU131に内蔵されているタイマ
が再スタートし、その後、ステップS3310に戻る。
【0541】図65に示すステップS3542では、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定され、もし、背面13に取り付けられていれ
ばステップS3544に移行し、そうでなければステッ
プS3546に移行する。
【0542】ステップS3544では、デートスイッチ
72が押されているか否かが判定され、もし、デートス
イッチ72が押されていればステップS3554に移行
し、そうでなければステップS3546に移行する。ス
テップS3546では、タイマにより計時された時間が
所定時間以上であるか否かが判定され、所定時間以上で
あればステップS3564に移行し、そうでなければス
テップS3548に移行する。ステップS3548で
は、本体10からの通信入力の有無が判定され、もし、
通信入力があった場合にはステップS3550の通信処
理(後述する)を行った後にステップS3552に移行
し、通信入力がない場合には直ちにステップS3552
に移行する。ステップS3552では、クリアスイッチ
76が押されているか否かが判定され、クリアスイッチ
76が押されていればステップS3568に移行し、そ
うでなければステップS3342に戻る。
【0543】ステップS3554では、本体10に通信
すべきデータとPQデータとSTデータがRAM131
bに格納される。このため、通信部110、137を通
じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信
したときには、RAM131bに格納されたPQデータ
とSTデータが本体10へ送信される。
【0544】そして、ステップS3556に移行し、P
Q値および日付がLCD71上に表示される。ステップ
S3558では、本体10からの通信入力の有無が判定
され、もし、通信入力があった場合にはステップS35
60の通信処理(後述する)を行った後にステップS3
562に移行し、通信入力がない場合には直ちにステッ
プS3562に移行する。ステップS3562では、デ
ートスイッチ72が押されているか否かが判定され、デ
ートスイッチ72が押されていればステップS3558
に戻り、そうでなければ分岐処理(既述した)を行う。
【0545】ステップS3564では、カード60が本
体10の背面13に取り付けられているか否かが判定さ
れ、もし、背面13に取り付けられていればステップS
3548に移行し、そうでなければステップS3566
に移行する。ステップS3566では、LCD71上の
表示が全て消灯してバッテリ消耗を防止し、その後に分
岐処理(既述した)を行う。
【0546】ステップS3568では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS35
70に移行し、CPU131に内蔵されているタイマが
再スタートする。ステップS3572では、前駒書替が
確定したか否かが判定され、もし確定していればステッ
プS3574に移行し、そうでなければステップS35
86に移行する。
【0547】ステップS3574では、前駒書替の確定
状態がリセットされて未確定状態とされ、ステップS3
576では、PQ設定値がLCD71上に表示されると
ともに有効スイッチ表示がLCD71上に行われる。ス
テップS3578では、本体10からの通信入力の有無
が判定され、もし、通信入力があった場合にはステップ
S3580の通信処理(後述する)を行った後にステッ
プS3582に移行し、通信入力がない場合には直ちに
ステップS3582に移行する。ステップS3582で
は、CPU131に内蔵されているタイマが再スタート
し、ステップS3584では、クリアスイッチ76が押
されているか否かが判定され、もし、クリアスイッチ7
6が押されていればステップS3578に戻り、そうで
なければステップS3342に戻る。
【0548】ステップS3586では、PQ設定値が破
棄され、ステップS3588では、カード60が本体1
0の背面13に取り付けられているか否かが判定され、
もし、背面13に取り付けられていればステップS35
90に移行し、そうでなければステップS3592でL
CD71の表示を全て消灯した後にステップS3598
に移行する。ステップS3590では、タイトル設定が
確定しているか否かが判定され、もし、タイトル設定が
確定していれば、ステップS3594でLCD71上に
日付表示およびST表示が行われた後にステップS35
98に移行し、そうでなければ、ステップS3596で
LCD71上に日付表示が行われた後にステップS35
98に移行する。ここで、ST表示とは、タイトル設定
が確定した旨を表示するものであり、LCD71上に文
字列「ST」で表記される。
【0549】ステップS3598では、本体10からの
通信入力の有無が判定され、もし、通信入力があった場
合にはステップS3600の通信処理(後述する)を行
った後にステップS3602に移行し、通信入力がない
場合には直ちにステップS3602に移行する。ステッ
プS3602では、クリアスイッチ76が押されている
か否かが判定され、クリアスイッチ76が押されていれ
ばステップS3598に戻り、そうでなければ分岐処理
(既述した)を行う。
【0550】以下に、PQ設定処理フロー中におけるL
CD71の表示の例について説明する。
【0551】図66は、図61のステップS3318の
PQ設定等表示処理の前後それぞれにおけるカード60
のLCD71の表示例を説明する図である。図66
(a)に示すように、ステップS3318処理前には、
LCD71の中段のドット表示領域には、プリント時に
日付を表面および裏面の双方に印字する旨を表す文字列
「FB」が表示され、下段のドット表示領域には、日付
を表す文字列「’97 12 31」が表示されてい
る。図66(b)に示すように、ステップS3318処
理後には、LCD71の中段のドット表示領域には、P
Q値の設定が可能である状態にある旨を撮影者に知らし
める為のコメントデータとして、英語が選択されていれ
ば文字列「Print Quantity」が表示さ
れ、下段のドット表示領域には、アップスイッチ81お
よびダウンスイッチ82が有効である旨を示す上向き黒
三角印および下向き黒三角印、並びに、PQ設定値が1
枚である旨を表す文字列「P01」が表示されている。
なお、この場合は、コメントデータの文字数が表示可能
な文字数(ここでは10)を越えているので、コメント
データの先頭から10文字分のみが表示されている。
【0552】図67は、図64のステップS3528の
ST設定表示処理の前後それぞれにおけるカード60の
LCD71の表示例を説明する図である。図67(a)
に示すように、ステップS3528処理前には、LCD
71の中段のドット表示領域には、言語として英語が選
択されていれば、PQ値設定が可能である旨を表すコメ
ントの文字列「Print Quantity」が表示
され、下段のドット表示領域には、アップスイッチ81
およびダウンスイッチ82が有効である旨を示す上向き
黒三角印および下向き黒三角印、並びに、PQ設定値が
2枚である旨を表す文字列「P02」が表示されてい
る。図67(b)に示すように、ステップS3528処
理後には、LCD71の中段のドット表示領域には、言
語として英語が選択されていれば、タイトル選択が可能
である旨を表すコメントの文字列「Title Sel
ect」が表示され、下段のドット表示領域には、選択
可能なタイトルの1つである文字列「Happy Bi
rthday」が表示されている。なお、この場合も、
コメントやタイトルの文字数が表示可能な文字数(ここ
では10)を越えているので、その先頭から10文字分
のみが表示されている。
【0553】以上、図61〜図67で説明したカード6
0のPQ設定処理は、PQスイッチ74が押されること
により開始され、その後は、アップスイッチ81および
ダウンスイッチ82によりPQ値が増減され、レフトス
イッチ84およびデートスイッチ72によりPQ値が確
定され、クリアスイッチ76によりPQ選択が解除さ
れ、PQスイッチ74によりPQ値が初期化される。
【0554】また、本体10のCPU101に依る制御
の下に磁気データ読取・書込部118によりPQ値がフ
ィルムの磁気記録領域に書き込まれるのに対して、カー
ド60上のスイッチ群136を用いて撮影者に依りPQ
設定の操作が行われて、PQ磁気記録機能と操作機能と
は互いに別体のものそれぞれが有するが、図61〜図6
5に示したフローチャートで説明した如く、本体10の
通信部110およびカード60の通信部137を介し
て、本体10のCPU101とカード60のCPU13
1との間で通信が行われることにより、従来の一体型の
カメラの場合と同様の操作で撮影者はPQ設定を行うこ
とができる。
【0555】次に、カード60のタイトル設定処理につ
いて説明する。
【0556】図68〜73にカード60のタイトル設定
処理のフローチャートを示す。カード60のタイトル設
定処理は、STスイッチ73が操作されたときに、言語
及びタイトルの選択、表示並びにそのデータのEEPR
OM139への書き込みなどを行う処理である。このカ
ード60のタイトル設定処理は、図68のステップS4
000に示すように、まず、本体10の通信部110及
びカード60の通信部137を通じて全モードの変更を
許可するコマンドを含む信号を受信しているか否かが判
定される。全モードの変更を許可するコマンドを含む信
号を受信していないと判定されたときには、ステップS
4002に移行する。
【0557】ステップS4002では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4006に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4004に移行
する。このステップS4004では通信処理が行われる
(S5000〜5242参照)。
【0558】そして、ステップS4006に移行し、S
Tスイッチ73が押され続けているか否かが判定され
る。STスイッチ73が押され続けていると判定された
ときには、ステップS4002に戻る。一方、STスイ
ッチ73が離されて押されていないと判定されたときに
は、タイトル設定処理を終了し、分岐処理に戻る(S2
100〜2124参照)。
【0559】ところで、ステップS4000にて全モー
ドの変更を許可するコマンドを含む信号を受信している
と判定されたときには、ステップS4008に移行し、
本体10に通信すべきデータとして変化有りのデータが
RAM131bに格納される。このため、通信部11
0、137を通じて本体10から変化無しのコマンドを
含む信号を受信したときには、RAM131bに格納さ
れた変化有りのデータが本体10へ送信される。
【0560】そして、ステップS4010、S4012
に移行し、EEPROM139に書き込まれているタイ
トル及び言語のデータがRAM131bに読み出され、
そのタイトル及び言語のデータに基づきCPU131か
らLCD駆動部138へ信号が出力されそのLCD駆動
部138からLCD71へ信号が出力されて、LCD7
1にコメント、タイトル及び有効スイッチマークが表示
される。例えば、LCD71のドット表示領域71gに
は、上向き三角形と下向き三角形の有効スイッチマーク
が表示され、また、言語が日本語の場合には「センタ
ク」、ドイツ語の場合には「Auswahl」、イタリ
ア語の場合には「Selezione」、スペイン語の
場合には「Seleccionar」のうち先頭の10
文字、米語の場合には「Title Select」の
うち先頭の10文字がそれぞれコメントとして表示され
る。この有効スイッチマークの表示により、アップスイ
ッチ81、ダウンスイッチ82が有効に機能することが
認識できる。また、例えば、LCD71のドット表示領
域71hには、例えば、言語が米語の場合には「Hap
py Barthday」などの文字列のうち先頭の1
0文字がタイトルとして表示される。
【0561】そして、ステップS4014に移行し、ラ
イトスイッチ83のスイッチ入力を無効とするデータが
RAM131bに格納される。そして、ステップS40
16に移行し、LCD71に表示されるコメントの文字
数が11文字以上であるか否かが判定される。コメント
の文字数が11文字以上でないと判定されたときには、
ステップS4030に移行する。一方、コメントの文字
数が11文字以上であると判定されたときには、ステッ
プS4018に移行する。
【0562】ステップS4018では、LCD71の表
示状態を維持したまま一定時間待機する。なお、この場
合、タイトルのコメントの先頭部分の10文字のみがL
CD71に表示され、例えばタイトルのコメントが「T
itle Select」の場合には先頭の10文字で
ある「Title Sele」が表示される。そして、
ステップS4020に移行し、タイトルのコメントがド
ットスクロールされる。すなわち、LCD駆動部138
からLCD71に信号が出力され、その信号に基づきL
CD71に表示されるタイトルのコメント表示部分がド
ット単位で切り替えられる。そして、ステップS402
2に移行し表示切替されたコメントの表示が一定時間維
持される。
【0563】そして、ステップS4024に移行し、ド
ットスクロールが終了したか否かが判定される。すなわ
ち、ドットスクロールによりタイトルのコメントが末尾
部分まで表示し終えたか否かが判定される。ドットスク
ロールが終了していないと判定されたときには、ステッ
プS4020に戻り、更にドットスクロールが行われ
る。一方、ステップS4024にてドットスクロールが
終了したと判定されたときにはステップS4026に移
行し、タイトルのコメントの末尾部分の表示が一定時間
維持される。そして、ステップS4028に移行し、L
CD71のドット表示領域71gに上向き三角形と下向
き三角形の有効スイッチマーク、タイトルのコメントの
先頭部分がそれぞれ表示されると共に、LCD71のド
ット表示領域71hにタイトルの先頭9文字と右向き三
角形の有効スイッチマークが表示される。この右向き三
角形の有効スイッチマークの表示により、タイトルに未
表示部分があることが認識できると共に、ライトスイッ
チ83が有効スイッチであることが認識できる。その
後、ステップS4030に移行する。
【0564】ステップS4030では、2sec.タイ
マが起動される。そして、ステップS4032に移行
し、STスイッチ73が押し続けられているか否かが判
定される。STスイッチ73が押し続けられていると判
定されたときには、ステップS4034に移行し、通信
入力があるか否かが判定される。すなわち、本体10か
らの信号を受信し通信部137からCPU131に信号
入力があるか否かが判定される。通信入力がないと判定
されたときには、ステップS4038に移行する。一
方、通信入力があると判定されたときにはステップS4
036に移行し、通信処理が行われ(S5000〜52
42参照)、その後、ステップS4038に移行する。
ステップS4038では、2sec.タイマがオーバー
タイムとなったか否かが判定され、オーバータイムとな
ったと判定されたときにはステップS4040に移行
し、オーバータイムとなっていないと判定されたときに
はステップS4032に戻る。
【0565】図69のステップS4040では30se
c.の設定表示タイマが起動され、その後、後述する言
語選択処理に移行する。
【0566】ところで、ステップS4032にてSTス
イッチ73が押し続けられていないと判定されたときに
は、ステップS4042に移行し、30sec.の設定
表示タイマが起動される。そして、ステップS4044
に移行し、カード60が本体10の背面13に取り付け
られているか否かが判定される。カード60が本体10
の背面13に取り付けられていると判定されたときには
ステップS4048に移行する。一方、カード60が本
体10の背面13に取り付けられていないと判定された
ときにはステップS4046に移行し、前駒書換えが確
定しているか否かが判定される。前駒書換えが確定して
いると判定されたときにはステップS4102に移行
し、前駒書換えが確定していないと判定されたときには
ステップS4048に移行する。
【0567】ステップS4048では、アップスイッチ
81が押されたか否かが判定される。アップスイッチ8
1が押されたと判定されたときには、ステップS405
0に移行し、本体10に通信すべきデータとして変化有
りのデータがRAM131bに格納される。このため、
通信部110、137を通じて本体10から変化無しの
コマンドを含む信号を受信したときには、RAM131
bに格納された変化有りのデータが本体10へ送信され
る。そして、ステップS4052、S4054に移行
し、30sec.の設定表示タイマがリセットされ再起
動され、次に登録されるタイトルがLCD71のドット
表示領域71hに表示される。
【0568】そして、ステップS4056に移行し、1
秒タイマが起動される。そして、ステップS4058に
移行し、その1秒タイマがオーバータイムとなったか否
かが判定される。1秒タイマがオーバータイムとなって
いないと判定されたときには、ステップS4066に移
行する。一方、1秒タイマがオーバータイムとなったと
判定されたときには、ステップS4060、S406
2、S4064に移行し、次に登録されるタイトルがL
CD71のドット表示領域71hに表示され、500m
S待機後、本体10に通信すべきデータとして変化有り
のデータがRAM131bに格納される。そして、ステ
ップS4066に移行する。
【0569】ステップS4066では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4070に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4068に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その後、ステップS4070に移行する。
【0570】ステップS4070では、30sec.の
設定表示タイマがリセットされ再起動される。そして、
ステップS4072に移行し、アップスイッチ81が押
し続けられているか否かが判定される。アップスイッチ
81が押し続けられていると判定されたときにはステッ
プS4058に戻る。一方、アップスイッチ81が押し
続けられていないと判定されたときにはステップS40
74に移行し、スクロールタイマが起動される。このス
クロールタイマは、ドットスクロールを行う前に一定時
間タイトルを表示させておくためのタイマである。そし
て、スクロールタイマ起動後、ステップS4102に移
行する。
【0571】ところで、ステップS4048にてアップ
スイッチ81が押されていないと判定されたときには、
ステップS4076に移行し、ダウンスイッチ82が押
されたか否かが判定される。ダウンスイッチ82が押さ
れていないと判定されたときには、ステップS4102
に移行する。一方、ダウンスイッチ82が押されたと判
定されたときには、ステップS4078に移行し、本体
10に通信すべきデータとして変化有りのデータがRA
M131bに格納される。このため、通信部110、1
37を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信
号を受信したときには、RAM131bに格納された変
化有りのデータが本体10へ送信される。そして、ステ
ップS4080、S4082に移行し、30sec.の
設定表示タイマがリセットされ再起動され、前に登録さ
れるタイトルがLCD71のドット表示領域71hに表
示される。
【0572】そして、ステップS4084に移行し、1
秒タイマが起動される。そして、ステップS4086に
移行し、その1秒タイマがオーバータイムとなったか否
かが判定される。1秒タイマがオーバータイムとなって
いないと判定されたときには、ステップS4094に移
行する。一方、1秒タイマがオーバータイムとなったと
判定されたときには、ステップS4088、S409
0、S4092に移行し、前に登録されるタイトルがL
CD71のドット表示領域71hに表示され、500m
S待機後、本体10に通信すべきデータとして変化有り
のデータがRAM131bに格納される。その後、ステ
ップS4094に移行する。
【0573】ステップS4094では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4098に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4096に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その後、ステップS4098に移行する。
【0574】ステップS4098では、30sec.の
設定表示タイマがリセットされ再起動される。そして、
ステップS4100に移行し、ダウンスイッチ82が押
し続けられているか否かが判定される。ダウンスイッチ
82が押し続けられていると判定されたときにはステッ
プS4086に戻る。一方、ダウンスイッチ82が押し
続けられていないと判定されたときにはステップS41
01に移行し、スクロールタイマが起動される。このス
クロールタイマは、ドットスクロールを行う前に一定時
間タイトルを表示させておくためのタイマである。そし
て、スクロールタイマ起動後、ステップS4102に移
行する。
【0575】図70のステップS4102では、RAM
131bにライトスイッチ83のスイッチ入力を有効と
するデータが格納されているか否かが判定され、格納さ
れていないと判定されたときにはステップS4148に
移行する。一方、格納されていると判定されたときには
ステップS4104に移行し、ライトスイッチ83が押
されたか否かが判定される。ライトスイッチ83が押さ
れていないと判定されたときには、ステップS4148
に移行する。一方、ライトスイッチ83が押されたと判
定されたときにはステップS4106に移行し、本体1
0に通信すべきデータとして変化有りのデータがRAM
131bに格納される。このため、通信部110、13
7を通じて本体10から変化無しのコマンドを含む信号
を受信したときには、RAM131bに格納された変化
有りのデータが本体10へ送信される。
【0576】そして、ステップS4108、4110に
移行し、30sec.の設定表示タイマがリセットされ
再起動され、前駒書換えが確定しているか否かが判定さ
れる。前駒書換えが確定していると判定されたときには
ステップS4126に移行し、前駒書換えが確定してい
ないと判定されたときにはステップS4112に移行す
る。
【0577】ステップS4112では、LCD駆動部1
38からLCD71に信号が出力され、その信号に従い
LCD71のドット表示領域71hに表示される右向き
三角形の有効スイッチマークがタイトルの表示とされ
る。たとえば、ドット表示領域71hに「Happy
Bar」と右向きの有効スイッチマークが表示されてい
た場合には、右向きの有効スイッチマークが「t」とさ
れ、ドット表示領域71hが「Happy Bart」
が表示される。
【0578】そして、ステップS4114に移行し、L
CD71の表示状態を維持したまま一定時間待機する。
なお、この場合、タイトルの先頭部分の10文字のみが
LCD71に表示される。そして、ステップS4116
に移行し、タイトルがドットスクロールされる。すなわ
ち、LCD駆動部138からLCD71に信号が出力さ
れ、その信号に基づきLCD71に表示されるタイトル
の表示部分がドット単位で切り替えられる。そして、ス
テップS4118に移行し表示切替されたコメントの表
示が一定時間維持される。
【0579】そして、ステップS4120に移行し、ド
ットスクロールが終了したか否かが判定される。すなわ
ち、ドットスクロールによりタイトルが末尾部分まで表
示し終えたか否かが判定される。ドットスクロールが終
了していないと判定されたときには、ステップS411
6に戻り、更にドットスクロールが行われる。一方、ス
テップS4120にてドットスクロールが終了したと判
定されたときにはステップS4122に移行し、タイト
ルのコメントの末尾部分の表示が一定時間維持される。
そして、ステップS4124に移行し、LCD71のド
ット表示領域71gに上向き三角形と下向き三角形の有
効スイッチマーク、タイトルのコメントの先頭部分がそ
れぞれ表示されると共に、LCD71のドット表示領域
71hにタイトルの先頭9文字と右向き三角形の有効ス
イッチマークとが表示される。この有効スイッチマーク
の表示により、タイトルに未表示部分があることが認識
できると共に、ライトスイッチ83が有効スイッチであ
ることが認識できる。その後、ステップS4140に移
行する。
【0580】ところで、ステップS4110にて前駒書
換えが確定していると判定されたときにはステップS4
126に移行し、前駒書換えのコメントの文字数が11
文字以上であるか否かが判定される。コメントの文字数
が11文字以上でないと判定されたときには、ステップ
S4140に移行する。一方、コメントの文字数が11
文字以上であると判定されたときには、ステップS41
28に移行する。
【0581】ステップS4128では、LCD71の表
示状態を維持したまま一定時間待機する。なお、この場
合、前駒書換えのコメントの先頭部分の10文字のみが
LCD71に表示され、例えばタイトルのコメントが
「Data Change」の場合には先頭の10文字
である「Data Chang」が表示される。そし
て、ステップS4130に移行し、前駒書換えのコメン
トがドットスクロールされる。すなわち、LCD駆動部
138からLCD71に信号が出力され、その信号に基
づきLCD71に表示される前駒書換えのコメント表示
部分がドット単位で切り替えられる。そして、ステップ
S4132に移行し表示切替されたコメントの表示状態
が一定時間維持される。
【0582】そして、ステップS4134に移行し、ド
ットスクロールが終了したか否かが判定される。すなわ
ち、ドットスクロールにより前駒書換えのコメントが末
尾部分まで表示し終えたか否かが判定される。ドットス
クロールが終了していないと判定されたときには、ステ
ップS4130に戻り、更にドットスクロールが行われ
る。一方、ステップS4134にてドットスクロールが
終了したと判定されたときにはステップS4136に移
行し、前駒書換えのコメントの末尾部分の表示状態が一
定時間維持される。そして、ステップS4138に移行
し、LCD71に前駒書換えのコメントの先頭部分が表
示される。その後、ステップS4140に移行する。
【0583】ステップS4140では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4144に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4142に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その後、ステップS4144に移行する。
【0584】ステップS4144では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS41
46に移行し、ライトスイッチ83が押し続けられてい
るか否かが判定され、押し続けられていると判定された
ときにはステップS4140に戻り、押し続けられてい
ないと判定されたときにはステップS4148に移行す
る。
【0585】図71のステップS4148では、カード
60が本体10の背面13に取り付けられているか否か
が判定される。カード60が本体10の背面13に取り
付けられていると判定されたときにはステップS415
0に移行する。ステップS4150では、本体10の通
信部110及びカード60の通信部137を通じてリラ
イト給送を禁止するコマンドを含む信号を受信している
か否かが判定される。リライト給送を禁止するコマンド
を含む信号を受信していないと判定されたときには、ス
テップS4154に移行する。一方、リライト給送を禁
止するコマンドを含む信号を受信していると判定された
ときには、ステップS4212に移行する。
【0586】一方、ステップS4148にてカード60
が本体10の背面13に取り付けられていないと判定さ
れたときにはステップS4152に移行し、前駒書換え
が確定しているか否かが判定される。前駒書換えが確定
していると判定されたときにはステップS4212に移
行し、前駒書換えが確定していないと判定されたときに
はステップS4154に移行する。
【0587】ステップS4154では、レフトスイッチ
84が押されたか否かが判定される。レフトスイッチ8
4が押されていないと判定されたときには、ステップS
4212に移行する。一方、レフトスイッチ84が押さ
れたと判定されたときには、ステップS4156に移行
し、本体10に通信すべきデータとして変化有りのデー
タがRAM131bに格納される。このため、通信部1
10、137を通じて本体10から変化無しのコマンド
を含む信号を受信したときには、RAM131bに格納
された変化有りのデータが本体10へ送信される。そし
て、ステップS4158に移行し30sec.の設定表
示タイマが再起動され、S4160に移行してLCD7
1に前駒書換えのコメントが表示される。たとえば、言
語が米語の場合、LCD71のドット表示領域71gに
は「Data Change」のうち先頭10文字の
「Data Chang」が表示され、LCD71のド
ット表示領域71hには「Happy Barthda
y」のうち先頭10文字の「Happy Bart」が
表示される。
【0588】そして、ステップS4162に移行し、前
駒書換えのコメントの文字数が11文字以上であるか否
かが判定される。コメントの文字数が11文字以上でな
いと判定されたときには、ステップS4176に移行す
る。一方、コメントの文字数が11文字以上であると判
定されたときには、ステップS4164に移行する。ス
テップS4164では、LCD71の表示状態を維持し
たまま一定時間待機する。なお、この場合、前駒書換え
のコメントの先頭部分の10文字のみがLCD71に表
示され、例えばタイトルのコメントが「Data Ch
ange」の場合には先頭の10文字である「Data
Chang」が表示される。そして、ステップS41
66に移行し、前駒書換えのコメントがドットスクロー
ルされる。すなわち、LCD駆動部138からLCD7
1に信号が出力され、その信号に基づきLCD71に表
示される前駒書換えのコメント表示部分がドット単位で
切り替えられる。そして、ステップS4168に移行し
表示切替されたコメントの表示状態が一定時間維持され
る。
【0589】そして、ステップS4170に移行し、ド
ットスクロールが終了したか否かが判定される。すなわ
ち、ドットスクロールにより前駒書換えのコメントが末
尾部分まで表示し終えたか否かが判定される。ドットス
クロールが終了していないと判定されたときには、ステ
ップS4166に戻り、更にドットスクロールが行われ
る。一方、ステップS4170にてドットスクロールが
終了したと判定されたときにはステップS4172に移
行し、前駒書換えのコメントの末尾部分の表示状態が一
定時間維持される。そして、ステップS4174に移行
し、LCD71のドット表示領域71gに左向き三角形
の有効スイッチマークと前駒書換えのコメントの先頭部
分が表示される。その後、ステップS4176に移行す
る。
【0590】ステップS4176では2sec.タイマ
が起動され、ステップS4178に移行しレフトスイッ
チ84が押され続けているか否かが判定される。押され
続けていないと判定されたときにはステップS4012
に戻り、押され続けていると判定されたときにはステッ
プS4180に移行する。ステップS4180では、通
信入力があるか否かが判定される。すなわち、本体10
からの信号を受信し通信部137からCPU131に信
号入力があるか否かが判定される。通信入力がないと判
定されたときには、ステップS4184に移行する。一
方、通信入力があると判定されたときにはステップS4
182に移行し、通信処理が行われ(S5000〜52
42参照)、その後、ステップS4184に移行する。
【0591】ステップS4184では2sec.タイマ
がオーバータイムとなったか否かが判定され、オーバー
タイムとなっていないと判定されたときはステップS4
178に戻り、オーバータイムとなったと判定されたと
きにはステップS4186に移行する。ステップS41
86では、前駒書換え確定のデータがRAM131bに
格納される。
【0592】そして、ステップS4188に移行し、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定される。カード60が本体10の背面13に
取り付けられていると判定されたときにはステップS4
190に移行する。ステップS4190では、LCD7
1のドット表示領域71gに「ST」とプリント指定の
表示が行われる。この「ST」の表示により、タイトル
の前駒書換えがセットされていることを認識することが
できる。そして、ステップS4192に移行し、本体1
0に通信すべきデータとしてタイトルの前駒書換えのデ
ータがRAM131bに格納される。このため、通信部
110、137を通じて本体10から変化無しのコマン
ドを含む信号を受信したときには、RAM131bに格
納されたタイトルの前駒書換えのデータが本体10へ送
信される。
【0593】そして、ステップS4194に移行し、通
信入力があるか否かが判定される。すなわち、本体10
からの信号を受信し通信部137からCPU131に信
号入力があるか否かが判定される。通信入力がないと判
定されたときには、ステップS4198に移行する。一
方、通信入力があると判定されたときにはステップS4
196に移行し、通信処理が行われ(S5000〜52
42参照)、その後、ステップS4198に移行する。
【0594】ステップS4198では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS42
00に移行し、レフトスイッチ84が押し続けられてい
るか否かが判定される。レフトスイッチ84が押し続け
られていると判定されたときにはステップS4194に
戻る。レフトスイッチ84が押し続けられていないと判
定されたときにはタイトル設定処理を終了し、分岐処理
に戻る。
【0595】ところで、ステップS4188にてカード
60が本体10の背面13に取り付けられていないと判
定されたときにはステップS4202に移行し、LCD
71に前駒書換えのコメントが表示される。たとえば、
言語が米語の場合、LCD71のドット表示領域71g
には「Data Change」のうち先頭10文字の
「Data Chang」が表示され、LCD71のド
ット表示領域71hには「Happy Barthda
y」のうち先頭10文字の「Happy Bart」が
表示される。
【0596】そして、ステップS4204、S4204
に移行し、本体10にリモコン信号として送信すべきデ
ータとしてタイトル送信のデータ、リライト給送送信の
データがRAM131bに格納される。そして、ステッ
プS4208に移行し、30sec.の設定表示タイマ
が再起動される。そして、ステップS4210に移行
し、ライトスイッチ83の入力有効のデータがRAM1
31bに格納され、その後、ステップS4044に戻
る。
【0597】ところで、ステップS4154にてレフト
スイッチ84が押されていないと判定されたときには図
72のステップS4212に移行し、スクロールタイマ
がオーバータイムとなったか否かが判定される。スクロ
ールタイマがオーバータイムとなっていないと判定され
たときには、ステップS4214に移行し、カード60
が本体10の背面13に取り付けられているか否かが判
定される。カード60が本体10の背面13に取り付け
られていると判定されたときには、ステップS4238
に移行する。一方、カード60が本体10の背面13に
取り付けられていないと判定されたときには、ステップ
S4216に移行する。ステップS4216では、リモ
ートスイッチ77が押されたか否かが判定され、押され
ていると判定されたときにはリモコン信号送信処理に移
行し(S4218)、そのリモコン信号送信処理の終了
後、分岐処理に戻る。
【0598】一方、ステップS4212にてスクロール
タイマがオーバータイムとなっていると判定されたとき
には、ステップS4220に移行し、LCD71に表示
されるタイトルの文字数が11文字以上であるか否かが
判定される。タイトルの文字数が11文字以上でないと
判定されたときには、ステップS4222に移行し、ラ
イトスイッチ83のスイッチ入力を無効とするデータが
RAM131bに格納され、その後、ステップS423
8に移行する。一方、タイトルの文字数が11文字以上
であると判定されたときには、ステップS4224に移
行する。
【0599】ステップS4224では、タイトルがドッ
トスクロールされる。すなわち、LCD駆動部138か
らLCD71に信号が出力され、その信号に基づきLC
D71に表示されるタイトルのコメント表示部分がドッ
ト単位で切り替えられる。そして、ステップS4226
に移行し表示切替されたコメントの表示が一定時間維持
される。
【0600】そして、ステップS4228に移行し、ド
ットスクロールが終了したか否かが判定される。すなわ
ち、ドットスクロールによりタイトルのコメントが末尾
部分まで表示し終えたか否かが判定される。ドットスク
ロールが終了していないと判定されたときには、ステッ
プS4224に戻り、更にドットスクロールが行われ
る。一方、ステップS4228にてドットスクロールが
終了したと判定されたときにはステップS4230に移
行し、タイトルのコメントの末尾部分の表示が一定時間
維持される。
【0601】そして、ステップS4232に移行し、L
CD71のドット表示領域71gに上向き三角形と下向
き三角形の有効スイッチマーク、タイトルのコメントの
先頭部分がそれぞれ表示されると共に、LCD71のド
ット表示領域71hにタイトルの先頭9文字と右向き三
角形の有効スイッチマークとが表示される。この右向き
三角形の有効スイッチマークの表示により、タイトルに
未表示部分があることが認識できると共に、ライトスイ
ッチ83が有効スイッチであることが認識できる。その
後、ステップS4234に移行し、ライトスイッチ83
のスイッチ入力を有効とするデータがRAM131bに
格納され、ライトスイッチ83が有効スイッチとなる。
そして、ステップS4236に移行し、30sec.の
設定表示タイマが再起動され、その後、ステップS42
38に移行する。
【0602】ステップS4238では、前駒書換えが確
定しているか否かが判定される。前駒書換えが確定して
いると判定されたときにはステップS4256に移行
し、前駒書換えが確定していないと判定されたときには
ステップS4240に移行する。ステップS4240で
はPQスイッチ74が押されたか否かが判定される。P
Qスイッチ74が押されたと判定されたときには、ステ
ップS4242に移行し、本体10に通信すべきデータ
としてPQのデータとSTのデータがRAM131bに
格納される。このため、通信部110、137を通じて
本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信した
ときには、RAM131bに格納されたPQ及びSTの
データが本体10へ送信される。
【0603】そして、ステップS4244に移行し30
sec.の設定表示タイマが再起動される。そして、ス
テップS4246に移行し、LCD71がプリント枚数
設定表示(PQ設定表示)とされる。例えば、言語が日
本語の場合にはLCD71のドット表示領域71gに
「プリントマイスウ」と表示され、ドット表示領域71
hには「P01」と表示される。
【0604】そして、図73のステップS4248に移
行し、通信入力があるか否かが判定される。すなわち、
本体10からの信号を受信し通信部137からCPU1
31に信号入力があるか否かが判定される。通信入力が
ないと判定されたときには、ステップS4252に移行
する。一方、通信入力があると判定されたときにはステ
ップS4250に移行し、通信処理が行われ(S500
0〜5242参照)、その後、ステップS4252に移
行する。
【0605】ステップS4252では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS42
54に移行し、PQスイッチ74が押し続けられている
か否かが判定される。PQスイッチ74が押し続けられ
ていると判定されたときにはステップS4248に戻
る。PQスイッチ74が押し続けられていないと判定さ
れたときにはPQ設定処理に移行する。
【0606】一方、ステップS4240にてPQスイッ
チ74が押されていないと判定されたときには、ステッ
プS4256に移行し、前駒書換えが確定しているか否
かが判定される。前駒書換えが確定していると判定され
たときにはステップS4260に移行し、前駒書換えが
確定していないと判定されたときにはステップS425
8に移行する。ステップS4258ではSTスイッチ7
3が押されたか否かが判定される。STスイッチ73が
押されたと判定されたときには、ステップS4012に
戻る。一方、STスイッチ73が押されていないと判定
されたときには、ステップS4260に移行する。
【0607】ステップS4260では、カード60が本
体10の背面13に取り付けられているか否かが判定さ
れる。カード60が本体10の背面13に取り付けられ
ていると判定されたときには、ステップS4262に移
行し、デートスイッチ72が押されたか否かが判定さ
れ、押されていないと判定されたときにはステップS4
274に移行し、押されていると判定されたときにはス
テップS4264に移行する。ステップS4264で
は、本体10に通信すべきデータとしてPQのデータと
STのデータがRAM131bに格納される。このた
め、通信部110、137を通じて本体10から変化無
しのコマンドを含む信号を受信したときには、RAM1
31bに格納されたPQ及びSTのデータが本体10へ
送信される。そして、ステップS4266に移行し、L
CD71のドット表示領域71gに「ST」とプリント
指定の表示が行われる。この「ST」の表示により、タ
イトルがセットされていることを認識することができ
る。
【0608】そして、ステップS4268に移行し、通
信入力があるか否かが判定される。すなわち、本体10
からの信号を受信し通信部137からCPU131に信
号入力があるか否かが判定される。通信入力がないと判
定されたときには、ステップS4272に移行する。一
方、通信入力があると判定されたときにはステップS4
270に移行し、通信処理が行われ(S5000〜52
42参照)、その後、ステップS4272に移行する。
【0609】ステップS4272では、デートスイッチ
72が押し続けられているか否かが判定される。デート
スイッチ72が押し続けられていると判定されたときに
はステップS4268に戻る。デートスイッチ72が押
し続けられていないと判定されたときにはタイトル設定
処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0610】ところで、ステップS4260にてカード
60が本体10の背面13に取り付けられていないと判
定されたときには、ステップS4274に移行し、設定
表示タイマがオーバータイムとなったか否かが判定され
る。オーバータイムとなったと判定されたときには、ス
テップS4276に移行し、カード60が本体10の背
面13に取り付けられているか否かが判定される。カー
ド60が本体10の背面13に取り付けられていると判
定されたときには、ステップS4280に移行する。一
方、カード60が本体10の背面13に取り付けられて
いないと判定されたときには、ステップS4278に移
行し、LCD71のドット表示領域71g、71hの表
示が消灯される。このため、カード60のカード内蔵電
池134の消耗を軽減することができる。その後、タイ
トル設定処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0611】一方、ステップS4274にて設定表示タ
イマがオーバータイムとなっていないと判定されたとき
にはステップS4280に移行する。ステップS428
0では、通信入力があるか否かが判定される。すなわ
ち、本体10からの信号を受信し通信部137からCP
U131に信号入力があるか否かが判定される。通信入
力がないと判定されたときには、ステップS4284に
移行する。一方、通信入力があると判定されたときには
ステップS4282に移行し、通信処理が行われ(S5
000〜5242参照)、その後、ステップS4284
に移行する。
【0612】ステップS4284では、クリアスイッチ
76が押されたか否かが判定される。クリアスイッチ7
6が押されていないと判定されたときには、ステップS
4044に戻る。一方、クリアスイッチ76が押された
と判定されたときには、ステップS4286に移行す
る。
【0613】ステップS4286では、本体10に通信
すべきデータとして変化有りのデータがRAM131b
に格納される。このため、通信部110、137を通じ
て本体10から変化無しのコマンドを含む信号を受信し
たときには、RAM131bに格納された変化有りのデ
ータが本体10へ送信される。そして、ステップS42
88に移行し、30sec.の設定表示タイマが再起動
される。そして、ステップS4292に移行し、前駒書
換えが確定しているか否かが判定される。前駒書換えが
確定していないと判定されたときにはステップS430
6に移行し、設定したタイトルが破棄される。
【0614】そして、ステップS4308に移行し、カ
ード60が本体10の背面13に取り付けられているか
否かが判定される。カード60が本体10の背面13に
取り付けられていないと判定されたときには、ステップ
S4310に移行し、LCD71の表示が全て消灯され
る。その後、ステップS4318に移行する。一方、ス
テップS4308にてカード60が本体10の背面13
に取り付けられていると判定されたときには、ステップ
S4312に移行し、PQ設定が確定しているか否かが
判定される。確定していると判定されたときには、ステ
ップS4314に移行し、LCD71のドット表示領域
71gにはプリント枚数(「PQ」)とプリント指定
(例えば、「FB」)が表示され、ドット表示領域71
hには年月日が表示される。一方、PQ設定が確定して
いないと判定されたときには、ステップS4316に移
行し、LCD71のドット表示領域71gにはプリント
指定が表示され、ドット表示領域71hには年月日が表
示される。そして、ステップS4318に移行する。
【0615】ステップS4318では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4322に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4320に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その後、ステップS4322に移行する。
【0616】ステップS4322では、クリアスイッチ
76が押し続けられているか否かが判定される。クリア
スイッチ76が押し続けられていると判定されたときに
はステップS4318に戻る。クリアスイッチ76が押
し続けられていないと判定されたときにはタイトル設定
処理を終了し、分岐処理に戻る。
【0617】ところで、ステップS4292にて前駒書
換えが確定していると判定されたときにはステップS4
294に移行し、確定された前駒書換えのデータがリセ
ットされる。そして、ステップS4296に移行し、L
CD71のドット表示領域71gにタイトルのコメント
が表示され、LCD71のドット表示領域71hにタイ
トルが表示され、タイトルの選択が可能な状態となる。
【0618】そして、ステップS4298に移行し、通
信入力があるか否かが判定される。すなわち、本体10
からの信号を受信し通信部137からCPU131に信
号入力があるか否かが判定される。通信入力がないと判
定されたときには、ステップS4302に移行する。一
方、通信入力があると判定されたときにはステップS4
300に移行し、通信処理が行われ(S5000〜52
42参照)、その処理後、ステップS4302に移行す
る。
【0619】ステップS4302では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS43
04に移行し、クリアスイッチ76が押し続けられてい
るか否かが判定される。クリアスイッチ76が押し続け
られていると判定されたときにはステップS4298に
戻る。クリアスイッチ76が押し続けられていないと判
定されたときにはステップS4012に戻る。
【0620】次に、言語選択処理について詳述する。
【0621】図74、75に言語選択処理のフローチャ
ートを示す。言語選択処理は、図74のステップS44
00に示すように、CPU131からの信号に基づきL
CD駆動部138からLCD71へ信号が出力され、L
CD71のドット表示領域71gに設定されている言語
が点滅表示され上向き三角形と下向き三角形の有効スイ
ッチマークが点灯表示され、LCD71のドット表示領
域71hにタイトルが点灯表示される。
【0622】そして、ステップS4402に移行し、ア
ップスイッチ81が押されたか否かが判定される。アッ
プスイッチ81が押されたと判定されたときには、ステ
ップS4404に移行し、本体10に通信すべきデータ
として変化有りのデータがRAM131bに格納され
る。このため、通信部110、137を通じて本体10
から変化無しのコマンドを含む信号を受信したときに
は、RAM131bに格納された変化有りのデータが本
体10へ送信される。
【0623】そして、ステップS4406、4408に
移行し、30sec.の設定表示タイマがリセットされ
再起動された後、LCD71のドット表示領域71gに
次の言語と有効スイッチマークが表示され、LCD71
のドット表示領域71hに次の言語によるタイトルが表
示される。言語の表示としては、日本語の場合は「JP
N」、ドイツ語の場合は「GER」、イタリア語の場合
は「ITA」、スペイン語の場合は「ESP」、米語の
場合は「USA」がそれぞれ表示される。
【0624】そして、ステップS4410、S4412
に移行し、EEPROM139に言語とタイトルのデー
タが書き込まれ、1秒タイマが起動される。そして、ス
テップS4414に移行し、その1秒タイマがオーバー
タイムとなったか否かが判定される。1秒タイマがオー
バータイムとなっていないと判定されたときには、ステ
ップS4424に移行する。一方、1秒タイマがオーバ
ータイムとなったと判定されたときには、ステップS4
416に移行し、本体10に通信すべきデータとして変
化有りのデータがRAM131bに格納される。このた
め、通信部110、137を通じて本体10から変化無
しのコマンドを含む信号を受信したときには、RAM1
31bに格納された変化有りのデータが本体10へ送信
される。
【0625】そして、ステップS4418に移行し、L
CD71のドット表示領域71gに次の言語と有効スイ
ッチマークが表示され、LCD71のドット表示領域7
1hに次の言語によるタイトルが表示される。そして、
ステップS4420、S4422に移行し、EEPRO
M139に言語とタイトルのデータが書き込まれ、50
0mS待機後、ステップS4424に移行する。
【0626】ステップS4424では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4428に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4426に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その処理後、ステップS4428に移行する。
【0627】ステップS4428では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS44
30に移行し、アップスイッチ81が押し続けられてい
るか否かが判定される。アップスイッチ81が押し続け
られていると判定されたときにはステップS4414に
戻る。アップスイッチ81が押し続けられていないと判
定されたときにはステップS4432に移行する。
【0628】ところで、ステップS4402にてアップ
スイッチ81が押されていないと判定されたときには、
ステップS4432に移行する。
【0629】図75のステップS4432では、ダウン
スイッチ82が押されたか否かが判定される。ダウンス
イッチ82が押されたと判定されたときには、ステップ
S4434に移行し、本体10に通信すべきデータとし
て変化有りのデータがRAM131bに格納される。こ
のため、通信部110、137を通じて本体10から変
化無しのコマンドを含む信号を受信したときには、RA
M131bに格納された変化有りのデータが本体10へ
送信される。
【0630】そして、ステップS4436、4438に
移行し、30sec.の設定表示タイマがリセットされ
再起動された後、LCD71のドット表示領域71gに
前の言語と有効スイッチマークが表示され、LCD71
のドット表示領域71hに前の言語によるタイトルが表
示される。そして、ステップS4440、S4442に
移行し、EEPROM139に言語とタイトルのデータ
が書き込まれ、1秒タイマが起動される。そして、ステ
ップS4444に移行し、その1秒タイマがオーバータ
イムとなったか否かが判定される。1秒タイマがオーバ
ータイムとなっていないと判定されたときには、ステッ
プS4454に移行する。一方、1秒タイマがオーバー
タイムとなったと判定されたときには、ステップS44
46に移行し、本体10に通信すべきデータとして変化
有りのデータがRAM131bに格納される。このた
め、通信部110、137を通じて本体10から変化無
しのコマンドを含む信号を受信したときには、RAM1
31bに格納された変化有りのデータが本体10へ送信
される。
【0631】そして、ステップS4448に移行し、L
CD71のドット表示領域71gに前の言語と有効スイ
ッチマークが表示され、LCD71のドット表示領域7
1hに前の言語によるタイトルが表示される。そして、
ステップS4450、S4452に移行し、EEPRO
M139に言語とタイトルのデータが書き込まれ、50
0mS待機後、ステップS4454に移行する。
【0632】ステップS4454では、通信入力がある
か否かが判定される。すなわち、本体10からの信号を
受信し通信部137からCPU131に信号入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4458に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4456に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その処理後、ステップS4458に移行する。
【0633】ステップS4458では30sec.の設
定表示タイマが再起動される。そして、ステップS44
60に移行し、ダウンスイッチ82が押し続けられてい
るか否かが判定される。ダウンスイッチ82が押し続け
られていると判定されたときにはステップS4444に
戻る。ダウンスイッチ82が押し続けられていないと判
定されたときにはステップS4462に移行する。
【0634】ところで、ステップS4432にてダウン
スイッチ82が押されていないと判定されたときには、
ステップS4462に移行する。
【0635】ステップS4462では、通信入力がある
か否かが判定される。通信入力がないと判定されたとき
には、ステップS4466に移行する。一方、通信入力
があると判定されたときにはステップS4464に移行
し、通信処理が行われ(S5000〜5242参照)、
その処理後、ステップS4466に移行する。
【0636】ステップS4466では、STスイッチ7
3が押し続けられているか否かが判定される。STスイ
ッチ73が押し続けられていると判定されたときにはス
テップS4402に戻る。一方、STスイッチ73が押
し続けられていないと判定されたときにはタイトル登録
処理に移行する。
【0637】タイトル登録処理は、ROM131aに記
憶されたタイトルのうち使用頻度の高いタイトルをEE
PROM139に記憶させて登録する処理である。この
タイトル登録処理は、前述したようにSTスイッチ73
が二秒間以上押し続けられた後、STスイッチ73が離
されることにより行われる。この場合、アップスイッチ
81又はダウンスイッチ82を操作することにより未登
録のタイトルがLCD71のドット表示領域71hに順
次表示される。所望のタイトルが表示されたところでS
Tスイッチ73を押すことによりタイトルが登録され
る。タイトルの登録数は例えば十程度とされ、頻度の高
いタイトルを登録することにより、タイトル選択が迅速
に行えることになる。そして、タイトル登録処理を終了
したら、タイトル設定処理のステップS4012に戻
る。
【0638】以上のように、タイトル設定処理によれ
ば、タイトルのコメント及びタイトルがLCD71にて
ドットスクロール表示されるため、タイトルのコメント
及びそのタイトルの文字数が多い場合でも確実にLCD
71に表示することができる。また、カード60のスイ
ッチ操作により通信部110、137を通じて本体10
へタイトル及び言語のデータを送信することが可能であ
る。このため、所望の言語によりタイトルを確実にプリ
ントすることができる。
【0639】次に、カード60の通信処理について説明
する。
【0640】図76にカード60の通信処理のフローチ
ャートを示す。また、図79に通信処理に用いられる信
号を示す。カード60の通信処理は、本体10と通信部
110、137を介して通信を行い、カード60の状態
制御、各種データの送受信を行う処理である。通信処理
は、まず、図76のステップS5000に示すように、
カード60が本体10の背面13に取り付けられている
か否かが判定される。カード60が本体10の背面13
に取り付けられていないと判定されたときには、通信処
理を終了する。一方、カード60が本体10の背面13
に取り付けられていると判定されたときには、ステップ
S5002に移行する。
【0641】ステップS5002では、CPU131に
内蔵される30mSタイマが起動される。そして、ステ
ップS5004に移行し、タイマ起動から30mSの時
間が経過したか否かが判定される。タイマ起動から30
mSの時間が経過したと判定されたときには、通信処理
を終了する。一方、タイマ起動から30mS経過してい
ないと判定されたときには、ステップS5006に移行
し、通信部137の入力がL(「ロー」、即ち低電位状
態を意味する。以下同じ。)であるか否かが判定され
る。本体10から送信される信号は一定時間だけLとな
るヘッダーを先頭にして構成されるため、そのヘッダー
の入力の検出が行われる。このステップS5006にて
通信部137の入力がLでないと判定されたときにはス
テップS5004に戻る。一方、通信部137の入力が
Lであると判定されたときにはステップS5008、S
5010に移行する。
【0642】ステップS5008、S5010では、1
mS待機後、再び通信部137の入力がLであるか否か
が判定される。この判定を行うことにより、ノイズなど
により通信部137の入力がLとなったときでもカード
60の誤動作を防止できる。このステップS5010に
て通信部137の入力がLでないと判定されたときに
は、ヘッダーの入力はないとして再びステップS500
4に戻る。一方、通信部137の入力がLであると判定
されたときにはステップS5012に移行する。
【0643】ステップS5012では、タイマ起動から
30mSの時間が経過したか否かが判定される。タイマ
起動から30mSの時間が経過したと判定されたときに
は、通信処理を終了する。一方、タイマ起動から30m
S経過していないと判定されたときには、ステップS5
014に移行し、通信部137の入力がH(「ハイ」、
即ち高電位状態を意味する。以下同じ。)であるか否か
が判定される。このステップS5014にて通信部13
7の入力がHでないと判定されたときにはステップS5
012に戻る。一方、通信部137の入力がHであると
判定されたときにはステップS5016、S5018に
移行する。
【0644】ステップS5016、S5018では、2
4μS待機後、再び通信部137の入力がHであるか否
かが判定される。この判定を行うことにより、ノイズな
どにより通信部137の入力がHとなったときでもカー
ド60の誤動作を防止できる。このステップS5018
にて通信部137の入力がHでないと判定されたときに
は、再びステップS5012に戻る。一方、通信部13
7の入力がHであると判定されたときにはステップS5
020に移行する。
【0645】ステップS5020では、受信処理が行わ
れる。受信処理の内容については後述する。そして、受
信処理の後、ステップS5022に移行し、30mSタ
イマがオーバータイムとなったか否かが判定される。オ
ーバータイムとなったと判定されたときには、通信処理
を終了する。一方、オーバータイムになっていないと判
定されたときには、ステップS5024に移行し、フレ
ームタイマがオーバータイムとなったか否かが判定され
る。オーバータイムとなったと判定されたときには、通
信処理を終了する。
【0646】一方、オーバータイムになっていないと判
定されたときには、ステップS5026に移行し、受信
コマンド処理が行われる。すなわち、受信した信号のコ
マンドに従いデータの記憶、データの書き込み、データ
の読み込み又はモードのリセットなどが行われる。
【0647】そして、ステップS5028に移行し、本
体10から受信した信号が送信データを要求するもので
あったか否かが判定される。受信した信号が送信データ
を要求するものでなかったと判定されたときには、通信
処理を終了する。一方、本体10から受信した信号が送
信データを要求するものであったと判定されたときに
は、ステップS5030に移行する。
【0648】ステップS5030では、送信処理が行わ
れる。すなわち、カード60のCPU131から制御内
容などに応じた所定の信号が出力され、通信部110、
137を通じて本体10のCPU101に送信される。
なお、送信処理の内容については後述する。そして、ス
テップS5030にて、送信処理を終えたら、通信処理
を終了する。
【0649】次に、受信処理について詳述する。
【0650】図77に受信処理のフローチャートを示
す。受信処理は、まず、図77のステップS5100に
示すように、フレームタイマが20mSに設定され起動
される。そして、ステップS5102に移行し、信号が
Lである区間の時間計測が開始される。そして、ステッ
プS5104に移行し、フレームタイマがオーバータイ
ムとなったか否かが判定される。オーバータイムとなっ
たと判定されたときには受信処理を終了する。一方、オ
ーバータイムとなっていないと判定されたときにはステ
ップS5106に移行し、通信部137からCPU13
1への入力がLか否かが判定される。通信部137から
CPU131への入力がLであると判定されたときに
は、ステップS5104に戻る。一方、通信部137か
らCPU131への入力がLでないと判定されたときに
は、ステップS5108、5110に移行する。ステッ
プS5108、5110では、24μS待機後、通信部
137からCPU131への入力がLか否かが判定され
る。通信部137からCPU131への入力がLである
と判定されたときには、ステップS5104に戻る。一
方、通信部137からCPU131への入力がLでない
と判定されたときには、ステップS5112に移行す
る。
【0651】ステップS5112では、信号がLである
区間の時間計測が終了される。そして、ステップS51
14に移行し、信号がHである区間の時間計測が開始さ
れる。そして、ステップS5116に移行し、フレーム
タイマがオーバータイムとなったか否かが判定される。
オーバータイムとなったと判定されたときには受信処理
を終了する。一方、オーバータイムとなっていないと判
定されたときにはステップS5118に移行し、通信部
137からCPU131への入力がLか否かが判定され
る。通信部137からCPU131への入力がLでない
と判定されたときには、ステップS5116に戻る。一
方、通信部137からCPU131への入力がLである
と判定されたときには、ステップS5120、5122
に移行する。
【0652】ステップS5120、5122では、24
μS待機後、通信部137からCPU131への入力が
Lか否かが判定される。通信部137からCPU131
への入力がLでないと判定されたときには、ステップS
5116に戻る。一方、通信部137からCPU131
への入力がLであると判定されたときには、ステップS
5124に移行する。
【0653】ステップS5124では、信号がHである
区間の時間計測が終了される。そして、ステップS51
26に移行し、論理値の判定が行われる。すなわち、検
出したL区間の時間及びH区間の時間に基づき論理値が
「0」であるか「1」であるかが判定される。そして、
ステップS5128に移行し、8ビット分の信号成分の
受信が終了したか否かが判定される。8ビット分の信号
成分の受信が終了していないと判定されたときにはステ
ップS5102に戻る。一方、8ビット分の信号成分の
送信が終了したと判定されたときにはステップS513
0に移行する。
【0654】ステップS5130では、通信部137か
らCPU131へ入力される信号のコマンドの受信が完
了したか否かが判定される。コマンドの受信が完了して
いないと判定されたときには、ステップS5132に移
行し、受信したデータがコマンドのデータとしてRAM
131bに格納される。そして、ステップS5134に
移行し、RAM131bにコマンド受信完了がセットさ
れる。その後、ステップS5100に戻る。
【0655】一方、ステップS5130にて通信部13
7からCPU131へ入力される信号のコマンドの受信
が完了していると判定されたときには、ステップS51
36に移行し、通信部137からCPU131へ入力さ
れる信号のデータ数の受信が完了しているか否かが判定
される。データ数の受信が完了していないと判定された
ときには、ステップS5138に移行し、受信したデー
タがデータ数のデータとしてRAM131bに格納され
る。そして、ステップS5140に移行し、RAM13
1bにデータ数受信完了がセットされる。その後、ステ
ップS5146に移行する。
【0656】一方、ステップS5136にて通信部13
7からCPU131へ入力される信号のデータ数の受信
が完了していると判定されたときには、ステップS51
42に移行し、受信したデータがデータnの一つのデー
タとしてRAM131bに格納される。そして、ステッ
プS5144に移行し、RAM131bに格納されるデ
ータ数の数値が一つ減じられる。そして、ステップS5
146に移行する。
【0657】ステップS5146では、RAM131b
に格納されるデータ数の数値がゼロであるか否かが判定
される。データ数の数値がゼロでないと判定されたとき
には、ステップS5100に戻る。一方、データ数の数
値がゼロであると判定されたときには、受信処理を終了
する。
【0658】このような受信処理によれば、本体10か
ら送信される信号をカード60にてコマンド、データ
数、データ別に認識することができる。
【0659】次に、送信処理について詳述する。
【0660】図78に送信処理のフローチャートを示
す。送信処理は、まず、図78のステップS5200に
示すように、送信すべき信号のコマンドがRAM131
bに格納される。そして、ステップS5202、520
4に移行し、送信すべき信号のデータ数、データがRA
M131bにそれぞれ格納される。そして、ステップS
5206に移行し、CPU131から通信部137への
出力がLとされる。そして、ステップS5208に移行
し10mSタイマが起動される。そして、ステップS5
210に移行し、10mSタイマがオーバータイムとな
ったか否かが判定される。オーバータイムとなっていな
いと判定されたときにはステップS5210に戻る。一
方、オーバータイムとなったと判定されたときにはステ
ップS5212に移行する。
【0661】ステップS5212では、CPU131か
ら通信部137への出力がHとされ、送信すべきヘッダ
ーの出力が完了する。そして、ステップS5214に移
行し3mSタイマが起動され、ステップS5216に移
行し3mSタイマがオーバータイムとなったか否かが判
定される。オーバータイムとなっていないと判定された
ときには再びステップS5216に戻る。一方、オーバ
ータイムとなったと判定されたときにはステップS52
18に移行する。
【0662】ステップS5218では、CPU131か
ら通信部137への出力がLとされる。そして、ステッ
プS5220、5222に移行し、200μS待機後、
CPU131から通信部137への出力がHとされる。
そして、ステップS5224に移行し、CPU131か
ら通信部137への出力がLとされる。ステップS52
26、5228に移行し、200μS待機後、CPU1
31から通信部137への出力がHとされる。そして、
ステップS5230に移行し、出力データが「0」であ
るか否かが判定される。出力データが「0」であると判
定されたときにはステップS5232に移行し、200
μS待機後、ステップS5236に移行する。一方、ス
テップS5230にて出力データが「0」でなく「1」
であると判定されたときにはステップS5234に移行
し、600μS待機後、ステップS5236に移行す
る。
【0663】ステップS5236では、8ビット分の信
号成分の送信が終了したか否かが判定される。8ビット
分の信号成分の送信が終了していないと判定されたとき
にはステップS5224に戻る。8ビット分の信号成分
の送信が終了したと判定されたときにはステップS52
38に移行する。ステップS5238では、送信信号を
構成するコマンド、データ数、データの全てが送信され
たか否かが判定される。コマンド、データ数、データの
全てについては送信が終了していないと判定されたとき
には、ステップS5240、5242に移行し、次の送
信データ(コマンド、データ数、データ)がセットさ
れ、2mS待機後、ステップS5218に戻る。
【0664】一方、ステップS5238にて、送信信号
を構成するコマンド、データ数、データの全てが送信さ
れたと判定されたときには、送信処理を終了する。
【0665】このような送信処理によれば、所定時間H
となるヘッダー、Lレベルの異なる時間を有する論理値
「0」、「1」を8ビット組み合わせてなるコマンド及
びデータにより構成される送信信号が得られ、本体10
への出力が可能となる。
【0666】以上のように、カード60の通信処理によ
れば、本体10からの信号を確実に受信することができ
る。また、本体10へ確実に信号を送信することができ
る。
【0667】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0668】カメラ不使用時に撮影レンズを保護するレ
ンズカバーがカメラ使用時に本体に取り付けられて本体
の操作手段として用いられる。このため、カメラ使用時
にレンズカバーが有効に利用されると共に、本体と離れ
た状態とならない。従って、カメラ使用時にレンズカバ
ーが紛失するなどの不都合が生じず、取扱い易いものと
なる。
【0669】また、本体とレンズカバーには光通信手段
が設けられており、双方向の通信が可能である。その
際、本体とレンズカバー間の信号のやり取りが可能であ
りながら、本体とレンズカバーとの間に電気的な接点部
が存在しない。このため、レンズカバーの着脱が頻繁に
行われても、電気的な接点部が接触不良を起こすなどの
不具合がなく、本体とレンズカバー間の確実な通信が可
能となる。
【0670】また、レンズカバーが撮影レンズの前面を
覆う位置以外の位置に取り付けられたときに表示手段と
して機能する。このため、本体に表示手段の設置を省略
でき、又は、本体の表示手段の小型化が図れる。
【0671】更に、レンズカバーが撮影レンズの前面を
覆う位置に取り付けられるときに表示手段が本体側に向
くため、カメラ不使用時に表示手段が確実に保護でき
る。このため、表示手段として大型のものを用いても、
破損の心配がない。また、カメラ外観をシンプルなもの
とすることができ、美観性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの斜視図である。
【図2】カメラの斜視図である。
【図3】カードの説明図である。
【図4】カメラの説明図である。
【図5】本体の電気的構成を示す図である。
【図6】カードの電気的構成を示す図である。
【図7】カードのLCDの表示領域の説明図である。
【図8】本体の初期処理を示すフローチャートである。
【図9】本体の初期処理を示すフローチャートである。
【図10】本体のカード装着処理を示すフローチャート
である。
【図11】本体のカード装着処理を示すフローチャート
である。
【図12】本体の分岐処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】本体の分岐処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】本体の分岐処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】本体の背面着脱処理を示すフローチャートで
ある。
【図16】本体の背面着脱処理を示すフローチャートで
ある。
【図17】本体の背面着脱処理を示すフローチャートで
ある。
【図18】本体の背面着脱処理を示すフローチャートで
ある。
【図19】本体の前面着脱処理を示すフローチャートで
ある。
【図20】本体のカートリッジ蓋処理を示すフローチャ
ートである。
【図21】本体のカートリッジ蓋処理における閉蓋処理
を示すフローチャートである。
【図22】本体のカートリッジ蓋処理における開蓋処理
を示すフローチャートである。
【図23】本体のメインスイッチ操作処理を示すフロー
チャートである。
【図24】本体のメインスイッチ操作処理におけるSM
開処理を示すフローチャートである。
【図25】本体のメインスイッチ操作処理におけるSM
閉処理を示すフローチャートである。
【図26】本体のマニュアルリワインド処理を示すフロ
ーチャートである。
【図27】本体のマニュアルリワインド処理を示すフロ
ーチャートである。
【図28】本体のシャッタ制御処理を示すフローチャー
トである。
【図29】本体のシャッタ制御処理を示すフローチャー
トである。
【図30】本体のシャッタ制御処理を示すフローチャー
トである。
【図31】本体のシャッタ制御処理を示すフローチャー
トである。
【図32】本体のシャッタ制御処理におけるSP2WA
IT処理を示すフローチャートである。
【図33】本体のシャッタ制御処理におけるセルフタイ
マ処理を示すフローチャートである。
【図34】本体のシャッタ制御処理における露光処理を
示すフローチャートである。
【図35】本体のリモコン信号送信処理を示すフローチ
ャートである。
【図36】本体のズームTELE処理を示すフローチャ
ートである。
【図37】本体のズームTELE処理を示すフローチャ
ートである。
【図38】本体のズームWIDE処理を示すフローチャ
ートである。
【図39】本体のズームWIDE処理を示すフローチャ
ートである。
【図40】本体の充電処理を示すフローチャートであ
る。
【図41】本体の充電処理を示すフローチャートであ
る。
【図42】本体の通信処理を示すフローチャートであ
る。
【図43】本体の通信処理における送信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図44】本体の通信処理における受信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図45】本体の通信処理に用いられる信号の説明図で
ある。
【図46】カードの初期処理を示すフローチャートであ
る。
【図47】カードの分岐処理を示すフローチャートであ
る。
【図48】カードの背面着脱処理を示すフローチャート
である。
【図49】カードのストロボモード処理を示すフローチ
ャートである。
【図50】カードのストロボモード処理を示すフローチ
ャートである。
【図51】カードのセルフモード処理を示すフローチャ
ートである。
【図52】カードのリモコン信号送信処理を示すフロー
チャートである。
【図53】カードのリモコン信号送信処理を示すフロー
チャートである。
【図54】カードのリモコン信号送信処理で送信される
信号の説明図である。
【図55】カードのデート設定処理を示すフローチャー
トである。
【図56】カードのデート設定処理におけるデートモー
ド変更処理を示すフローチャートである。
【図57】カードのデート設定処理におけるデート修正
処理を示すフローチャートである。
【図58】カードのデート設定処理におけるデート修正
処理を示すフローチャートである。
【図59】カードのデート設定処理におけるデート修正
処理を示すフローチャートである。
【図60】カードのデートモード変更処理におけるLC
Dの表示状態の説明図である。
【図61】カードのPQ設定処理を示すフローチャート
である。
【図62】カードのPQ設定処理を示すフローチャート
である。
【図63】カードのPQ設定処理を示すフローチャート
である。
【図64】カードのPQ設定処理を示すフローチャート
である。
【図65】カードのPQ設定処理を示すフローチャート
である。
【図66】カードのPQ設定処理におけるLCDの表示
状態の説明図である。
【図67】カードのPQ設定処理におけるLCDの表示
状態の説明図である。
【図68】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図69】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図70】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図71】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図72】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図73】カードのタイトル設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図74】カードのタイトル設定処理における言語選択
処理を示すフローチャートである。
【図75】カードのタイトル設定処理における言語選択
処理を示すフローチャートである。
【図76】カードの通信処理を示すフローチャートであ
る。
【図77】カードの通信処理における受信処理を示すフ
ローチャートである。
【図78】カードの通信処理における送信処理を示すフ
ローチャートである。
【図79】カードの通信処理に用いられる信号の説明図
である。
【符号の説明】
1…カメラ、10…本体、60…カード(レンズカバ
ー)
フロントページの続き (72)発明者 岩井 文雄 埼玉県大宮市植竹町一丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水三丁目13番45号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 堀切 和久 埼玉県朝霞市泉水三丁目13番45号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを有し撮影機能を備えた本体
    と、 前記撮影レンズの前面を覆う位置に着脱可能とされ、前
    記撮影レンズの前面を覆う位置以外の位置に対しても着
    脱可能とされる共に、前記撮影レンズの前面を覆う位置
    以外の位置に取り付けられたときに前記本体の操作手段
    として機能するレンズカバーと、を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 前記本体及び前記レンズカバーは、前記
    レンズカバーが前記撮影レンズの前面を覆う位置以外の
    位置に取り付けられたとき、相互に光信号を送受信する
    光通信手段をそれぞれ備えていることを特徴とする請求
    項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記レンズカバーは、前記撮影レンズの
    前面を覆う位置以外の位置に取り付けられたときに撮影
    情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記レンズカバーが前
    記撮影レンズの前面を覆う位置に取り付けられる際に前
    記本体に対面する位置に設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載のカメラ。
JP9341746A 1997-09-30 1997-12-11 カメラ Pending JPH11167160A (ja)

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